JP2001287271A - 基板にフィルムをラミネートする方法およびラミネータ - Google Patents

基板にフィルムをラミネートする方法およびラミネータ

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JP2001287271A
JP2001287271A JP2000107445A JP2000107445A JP2001287271A JP 2001287271 A JP2001287271 A JP 2001287271A JP 2000107445 A JP2000107445 A JP 2000107445A JP 2000107445 A JP2000107445 A JP 2000107445A JP 2001287271 A JP2001287271 A JP 2001287271A
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film
laminator
cutter
substrate
continuous
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JP2000107445A
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English (en)
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Eiichi Miyake
栄一 三宅
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San Ei Giken Inc
Original Assignee
San Ei Giken Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラミネート完了の直前までフィルムに十分な
張力が維持されるようにして、基板へのラミネート時の
シワや気泡の発生を防ぐ。 【解決手段】 ロール10の状態から繰り出された連続
フィルム6の先端を基板7に仮付けする。基板7をフィ
ルム6とともに一対の圧着ローラ2間に送り込んで基板
7上にフィルム6をラミネートする。ラミネートが完了
する前にフィルム6を所定長さに切断するため、カッタ
ー15により、フィルム6の横方向に沿って該フィルム
に断続的な複数の切れ目を形成する。ラミネート中に、
切れ目線が一対の圧着ローラ2間に進入する直前にフィ
ルム6の張力を増大させ、切れ目線にてフィルム6を切
断させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板にフィルムを
ラミネートする方法およびラミネータに関する。さらに
詳細に言えば、本発明は特に、ロール状態から繰り出さ
れた連続フィルムの先端を基板に仮付けし、一対の圧着
ローラ間に基板をフィルムとともに送り込んで基板上に
フィルムをラミネートするのに際し、ラミネートが完了
する前にフィルムを所定長さに切断するようになされて
いるラミネート方法およびそれに用いられるオートカッ
トラミネータに関する。
【0002】
【従来の技術】上述したようなオートカットラミネータ
は、例えば感光性材料を片面に有するフィルムをプリン
ト回路用基板にラミネートするためのものとして、特開
昭60−85927号公報に開示されている。その構成
および作用の概略を図7および図8に基づいて説明す
る。なお、特開昭60−85927号公報は、基板の両
面にフィルムをラミネートすることのできるラミネータ
について開示しているが、ここでは基板の片面(上面)
にのみフィルムをラミネートするものについて説明す
る。
【0003】オートカットラミネータは、一対の仮付け
部材1、1’、一対の圧着ローラ2、フィルムカッター
3、カッターバックアップ部材4およびフィルムガイド
5などから構成されている。上方には、フィルム6がフ
ィルムロール(図示せず)の形で設けられている。フィ
ルム6の片面(基板7にラミネートされる面)には感光
性材料が設けられている。
【0004】仮付け部材1、圧着ローラ2、カッターバ
ックアップ部材4およびフィルムガイド5は、フィルム
6の幅を超える幅寸法を有している。また、仮付け部材
1、カッターバックアップ部材4およびフィルムガイド
5のそれぞれは、フィルム6と接触する面に、真空源
(図示せず)と連通する複数の吸引孔(溝であってもよ
い)を有している。これらの吸引孔を介して吸引作用を
行わせることによりフィルム6を吸着することもできる
し、あるいはまた、吸引作用を行わずにフィルム6を吸
着しないようにすることもできる。
【0005】フィルムカッター3は、回転丸刃を有して
おり、非作動時はカッターバックアップ部材4の幅方向
外側の位置に待機している。フィルム6を切断すると
き、フィルムカッター3は、丸刃を回転させながらカッ
ターバックアップ部材4の幅方向すなわちフィルム6の
横方向に沿って移動する。カッターバックアップ部材4
は、フィルムカッター3によりフィルム6が切断される
際に、フィルム6をカッター3とは反対側で支持する。
【0006】基板7にフィルム6をラミネートする際、
まず最初に、フィルムロールから繰り出されたフィルム
6の先端が、吸着作用により上側の仮付け部材1に吸着
保持されたまま、基板7の前端部に近づけられる。上側
の仮付け部材1は、下側の仮付け部材1’との共同作業
により、フィルム6の先端を基板7の前端部に押し当て
て仮付けする(図7(1))。
【0007】仮付け作業が終了すると、仮付け部材1は
吸引作用を停止し、基板7から遠ざかる。フィルム6の
先端を仮付けされた基板7は、ローラコンベヤのような
搬送装置(図示せず)によって一対の圧着ローラ2間の
ニップ部8へ向けて送られる。一対の圧着ローラ2が回
転するにつれ、基板7は、フィルム6を前端部から連続
的にラミネートされながら、図の左方へと送られる(図
7(2))。このとき、仮付け部材1およびフィルムガ
イド5は、フィルム6に対して吸引作用を与えながら又
は吸引作用を与えずに該フィルム6を案内している。
【0008】かかるラミネート作業の途中で、仮付け部
材1、フィルムカッター3およびカッターバックアップ
部材4が、フィルム6の走行速度と実質的に等しい速度
でフィルム6と同じ方向に移動する。このように、フィ
ルム6の移動方向に沿って該フィルム6とフィルムカッ
ター3との間の相対速度をゼロにした状態で、該フィル
ムカッター3をカッターバックアップ部材4の幅方向す
なわちフィルム6の横方向に沿って移動させることによ
り、フィルム6を水平に切断し、基板7の寸法およびフ
ィルム張付態様に適応した長さのフィルムシート6’と
する(図7(3)および図8(1)参照)。
【0009】所定の長さに切断されたフィルムシート
6’は、後端部をフィルムガイド5に吸着されて案内さ
れながら、基板7にラミネートされてゆく。ラミネート
作業の最初から最後まで、圧着ローラ2は回転を中断す
ることなく、基板7にフィルムをラミネートしてゆく。
【0010】かかる形式のラミネータにおいては、切断
された後のフィルムシート6’の後端部の取り扱いが重
要である。切断前のフィルムは、フィルムロールから繰
り出された連続ウェブの状態であるため、フィルムロー
ルと圧着ローラ2との間に配置したテンションロールな
どで適度な張力を与えながら基板に均一にラミネートし
てゆくことができる。一方、フィルム切断後は、フィル
ムシート6’の後端部を、フィルムガイド5の吸引孔に
よって吸着しながら案内しなければならない。もし、フ
ィルムシート6’の後端部を自由な状態のままにすれ
ば、該フィルム後端部が基板7上に垂れ落ちてしまい、
ラミネート時にシワや気泡を生じさせることになるから
である。シワや気泡の存在する製品は不良品として扱わ
れる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな吸引孔を設けたフィルムガイドを備えていても、シ
ワや気泡の問題は完全には解消されない。図8(1)か
ら容易に理解できるように、フィルム6がカッター3に
よって切断された後、ラミネート作業が進んでフィルム
シート6’の後端部が圧着ローラ2のニップ部8に近づ
くにつれ、該後端部によって覆われるフィルムガイド5
の吸引孔9の数は次第に減ってゆく。したがって、フィ
ルム後端部を吸着する力も減少してゆく。これは、フィ
ルムシート6’の後端部に加わる張力がだんだんと小さ
くなることを意味する。そして、フィルムシート6’の
後端エッジがフィルムガイド5の最後の吸着孔9’を通
過すると、そこから圧着ローラ2のニップ部8までの距
離A(図8(2)参照)をフィルムシート6’の後端部
が通過する間に該後端部に加わる張力はゼロになる。
【0012】このように、ラミネート作業の最終段階近
くで、フィルムシート6’の後端部に与えられる張力が
十分でなくなると、たとえフィルム後端部が基板7上に
垂れ落ちなくとも、基板7へのラミネート時にシワや気
泡が発生しやすくなる。
【0013】さらに、フィルムシート6’の後端エッジ
がフィルムガイド5の最後の吸引孔9’を通過した後
は、吸引孔付きフィルムガイドが無い場合と比べれば短
い長さではあるが、フィルム後端部が基板7上に垂れ落
ちてシワや気泡発生の原因となる可能性も依然として残
る。
【0014】そこで本発明が解決しようとする課題は、
ラミネート完了の直前までフィルムに十分な張力が維持
されるようにして、基板7へのラミネート時のシワや気
泡の発生を防ぐことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】連続フィルムが切断され
る前は、ラミネート中のフィルムに十分な張力が加えら
れている。したがって、上述の課題を解決するために
は、ラミネート完了の直前に連続フィルムを切断するよ
うにすればよい。しかしながら、前述した形式のカッタ
ー機構を圧着ローラの直前の位置に設けることはスペー
ス上、無理である。
【0016】そこで本発明によれば、ロール状態から繰
り出された連続フィルムの先端を基板に仮付けし、前記
基板を前記フィルムとともに一対の圧着ローラ間に送り
込んで前記基板上に前記フィルムをラミネートする方法
にして、ラミネートが完了する前に前記フィルムを所定
長さに切断するようになされているラミネート方法にお
いて、ラミネートが完了する前に、前記フィルムの先端
から前記所定長さの位置にて前記フィルムの横方向に沿
って該フィルムに断続的な複数の切れ目を形成し、ラミ
ネート中に、該複数の切れ目によって構成される切れ目
線が前記一対の圧着ローラ間に進入する直前に前記フィ
ルムの張力を増大させて該切れ目線にて前記フィルムを
切断させるようにしたことを特徴とするラミネート方法
が提供される。
【0017】前記切れ目線上にて前記切れ目と切れ目と
の間の連結部分に溝を形成してもよい。
【0018】前記フィルムの張力の増大は、前記一対の
圧着ローラ間への前記連続フィルムの送りを停止させる
ことにより行うことができる。
【0019】前記連続フィルムの送りの停止は、ラミネ
ート時に前記連続フィルムを繰り出すように回転してい
る前記ロールを停止または逆転させることにより行うこ
とができる。
【0020】あるいはまた、前記連続フィルムの送りの
停止は、前記連続フィルムのロールと前記圧着ローラと
の間に設けられた一対のピンチローラで前記連続フィル
ムを強く挟持することにより行うようにしてもよい。
【0021】前記フィルムの切断の後、新たに形成され
た連続フィルムの先端を、前記一対の圧着ローラの直前
の位置から仮付け準備位置まで移動させるようにしても
よい。
【0022】前記新たに形成された連続フィルムの先端
の仮付け準備位置までの移動は、前記連続フィルムのロ
ールと前記圧着ローラとの間に配置されて前記フィルム
と接触しながら変位可能な中間ローラを移動させること
により行うことができる。
【0023】本発明によればまた、フィルムを基板にラ
ミネートするためのラミネータであって、連続フィルム
のロールと、前記ロールから繰り出された連続フィルム
の先端を一時的に保持して前記基板に仮付けするための
仮付け部材と、一対の圧着ローラにして、その間に前記
基板が前記フィルムとともに送り込まれることにより前
記基板上に前記フィルムがラミネートされるようになさ
れている圧着ローラと、を備えるラミネータにおいて、
さらに、前記フィルムの横方向に沿って該フィルムに断
続的な複数の切れ目を形成するためのカッターと、前記
カッターによって前記フィルムに前記切れ目を形成する
際に該フィルムを前記カッターとは反対側で支持するた
めのカッターバックアップ部材と、ラミネート中の前記
フィルムを、前記複数の切れ目から構成される切れ目線
にて切断すべく、前記フィルムの張力を一時的に増大さ
せるための張力付与機構と、を備えることを特徴とする
ラミネータも提供される。
【0024】前記カッターが円形ブレードを含み、該円
形ブレードは、その外周に複数の刃と複数の切り欠きと
を交互に備えており、前記カッターバックアップに支持
された前記フィルム上で前記円形ブレードを転動させる
ようにして前記円形カッターを前記フィルムの横方向に
沿って移動させることにより、該フィルムに前記断続的
な複数の切れ目を形成するようにしてもよい。
【0025】前記切れ目線上にて前記切れ目と切れ目と
の間の連結部分に溝を形成するための加工工具をさらに
備え、該加工工具は、前記円形ブレードと直列配置され
ており、該加工工具は、前記フィルムの横方向に沿って
移動する際に、前記フィルムを前記切れ目線上にて前記
カッターバックアップ部材に押圧しながら前記溝を形成
するようにしてもよい。
【0026】前記加工工具が刃を有しており、前記溝
が、該刃によって前記フィルムがその厚さ全体にまでは
達しない深さに切られて形成された切り溝としてもよ
い。
【0027】この場合において、前記加工工具が、外周
に連続した丸刃を有する回転可能な円形ブレードとする
ことができる。
【0028】前記加工工具が刃をつけていないエッジを
有しており、前記溝が、該エッジによって形成された押
圧溝であるとすることもできる。
【0029】この場合において、前記加工工具が、前記
エッジを外周に連続して有する回転可能な円形ブレード
であり、該エッジがV字形の断面を有しているとするこ
とができる。
【0030】前記カッターバックアップ部材の、前記フ
ィルムに接してこれを支持する部分の少なくとも一部が
弾性体でできており、それによって前記カッターを損傷
しないように保護しており、また、前記カッターバック
アップ部材の、前記フィルムに接してこれを支持する面
には、負圧源に連通した孔または溝が形成されているよ
うにしてもよい。
【0031】前記張力付与機構が、ラミネート時に前記
連続フィルムを繰り出すように回転する前記ロールを停
止させるブレーキ機構であるとすることができる。
【0032】あるいは、前記張力付与機構が、ラミネー
ト時に前記連続フィルムを繰り出すように回転する前記
ロールを逆転させる機構であるとすることもできる。
【0033】さらにまた、前記張力付与機構が、前記連
続フィルムのロールと前記圧着ローラとの間に設けられ
て前記連続フィルムを強く挟持可能な一対のピンチロー
ラであるとすることもできる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例によるラミネー
タを図1および図2に示す。このラミネータは、基板7
に感光性材料付きのフィルム6をラミネートするための
ものである。図示したラミネータは、従来のラミネータ
と同様、連続フィルム6を巻いた状態のフィルムロール
10と、該フィルムロール10から繰り出された連続フ
ィルム6の先端を基板7に仮付けするための仮付け部材
1、1’とを備えている。仮付け部材1,1’の作用
は、図7(1)に関連して前述した通りである。上側の
仮付け部材1は、仮付け準備位置(図1(1)に破線で
示す)から矢印Bで示すように下方に移動して基板7に
近づく。このとき、仮付け部材1に形成された吸引孔1
1の吸着作用により、仮付け部材1は連続フィルム6の
先端を一時的に保持し、基板7に仮付けする。仮付け完
了後、フィルム先端を基板7に付着させたまま、仮付け
部材1は矢印Cに示すように上方へ移動して仮付け準備
位置へと戻る。
【0035】連続フィルム6がロール10から繰り出さ
れるとき、一対のストリップローラ12(図1(3)参
照)により、フィルム6の外表面の保護フィルム13が
剥がされる。剥がされた保護フィルム13はロール14
の形状に巻かれる。
【0036】ラミネータはさらに、従来のものと同様の
作用をなす、一対の圧着ローラ2を備えている。連続フ
ィルム6の先端を仮付けされた基板7は、ローラコンベ
ヤのような搬送装置(図示せず)によってフィルム6と
ともに一対の圧着ローラ2間に送り込まれることによ
り、該フィルム6を連続的に表面に圧着されてゆく。
【0037】従来のラミネータは、前述したように、回
転丸刃によってフィルム6を横方向に切断するカッター
3(図7および図8)を備えていたが、本発明によるラ
ミネータは、このようなカッター3に代えて、フィルム
6の横方向に沿って該フィルムに断続的な複数の切れ目
を形成するカッター15を備えている。
【0038】この実施例におけるカッター15は、図3
および図4に関連して後に詳述するように、円形ブレー
ドを含む。この円形ブレードは、外周に複数の刃と複数
の切り欠きとを交互に備えている。
【0039】本発明によるラミネータはまた、カッター
15によってフィルム6に切れ目を形成する際にフィル
ム6をカッター15とは反対側で支持するためのカッタ
ーバックアップ部材16を備えている。カッターバック
アップ部材16は、フィルム6の幅寸法を越える横方向
長さを有している。
【0040】カッター15によってフィルムの横方向に
沿って断続的な複数の切れ目を形成した後、回転する一
対の圧着ローラ2間への連続フィルム6の送りを停止さ
せることにより、フィルムの張力を一時的に増大させる
ことができる。このフィルム張力の増大により、複数の
切れ目から構成される切れ目線(概念的な線)にてフィ
ルム6を切断することができる。フィルム送りを停止さ
せてフィルムの張力を一時的に増大させるための張力付
与機構として、前述した一対のストリップローラ12を
利用することができる。ストリップローラ12を、走行
する連続フィルム6を一時的に強く挟持して停止させる
ことのできるピンチローラとして機能させるのである。
【0041】別の実施例においては、張力付与機構とし
て、連続フィルムのロール10の回転を停止させるブレ
ーキ機構(図示せず)を採用することができる。ラミネ
ート時に連続フィルム6を繰り出すように回転するロー
ル10にブレーキをかけて停止させることにより、フィ
ルム送りを中断させ、フィルム6に一時的に大きな張力
を作用させることができる。
【0042】さらに変形した実施例においては、張力付
与機構として、ラミネート時に連続フィルム6を繰り出
すように回転するロール10を逆転させる機構(図示せ
ず)を採用することができる。この場合、張力の一時的
な増大によってフィルムが切断された後、新たに形成さ
れた連続フィルムの先端が持ち上げられる。フィルム先
端を仮付け準備位置まで持ち上げておくと、次の基板へ
のラミネート作業を迅速に行うことができる。
【0043】本発明は、このように、フィルムに切れ目
を形成した後に該フィルムの張力を増大させることによ
りフィルムを切断する、という方法をとることによっ
て、ラミネートが完了する直前までフィルムに十分な張
力を与えることを可能にした。
【0044】本発明によるラミネート方法を説明する。
まず、フィルムロール10から繰り出された連続フィル
ム6の先端部分を仮付け部材1の吸着作用によって保持
し、前述したように基板7の前端部に仮付けする(図1
(1))。基板7の前端部のどの位置に仮付けするか
は、フィルムの貼付形態いかんによる。基板7の全面に
フィルムを貼る場合には、基板7の前端エッジに近い位
置に仮付けする。基板7の周縁にはフィルムを貼らない
ようにする場合には、基板7の前端エッジから内側へ入
り込んだ位置に仮付けする。
【0045】仮付け部材1は、仮付け作業が終了して仮
付け準備位置へと戻った後、カッターバックアップ部材
16とともに、さらに上方の案内位置(図1(2)の位
置)へと移動する。次に、基板7はローラコンベヤのよ
うな搬送装置(図示せず)によって一対の圧着ローラ2
間に送り込まれ、該圧着ローラ間にてフィルム6が連続
的にラミネートされてゆく。
【0046】次に、フィルムをラミネートしている間
に、該フィルム6からその基板7にラミネートすべき所
定長さのフィルムシートを形成すべく、フィルム6の横
方向に沿って断続的な複数の切れ目を入れる。そのため
に、切れ目を入れるべきフィルム上の位置がカッター1
5に到達したならば、該カッター15は、カッターバッ
クアップ部材16および仮付け部材1とともに、フィル
ム6の走行速度と実質的に等しい速度でフィルム6と同
じ方向に移動する(図1(2)の矢印D)。このように
してフィルム6とカッター15との間の相対速度をゼロ
にした状態で、カッター15をフィルム6の横方向に沿
って移動させる(図2(1))。円形外周に間欠的に設
けられた複数の刃を有するカッター15がフィルム6上
を転動することにより、フィルム6には複数の切れ目が
断続的に形成される。これら複数の切れ目により概念的
に構成される線を「切れ目線」と呼ぶ。
【0047】切れ目が形成された後、仮付け部材1,カ
ッター15およびカッターバックアップ部材16は、仮
付け準備位置で移動を停止するが、圧着ローラ2による
フィルム6のラミネートは中断することなく続けられ
る。したがって、まだ連続状態であるフィルム6に加わ
る張力は、ラミネート作業当初と変わらない。
【0048】そして、ラミネート作業が完了する直前、
すなわち、切れ目線が一対の圧着ローラ2間に入り込む
直前に、前述した張力付与機構を作用させる。すなわ
ち、一対のストリップローラ12をピンチロールとして
フィルム6を強く挟持させたり、連続フィルムのロール
10の回転を停止させたり、該ロール10の回転を逆転
させたりする。すると、フィルム6は張力が一時的に増
大し、切れ目線の箇所で引き裂かれるように切断される
(図1(3)および図2(2))。
【0049】このようにして所定の長さに形成されたフ
ィルムシート6’の後端部には、もはや張力は作用して
いない。しかし、該フィルム後端部の最大長さは図2
(2)にA’で示すように非常に短いので、基板7上に
垂れ落ちたりする心配がないのはもちろんのこと、瞬時
にして基板7にラミネートされてしまうので、シワや気
泡が発生することもない。
【0050】この実施例におけるラミネータはさらに、
切断された連続フィルム6の新たな先端を圧着ローラ2
の近くから仮付け準備位置まで引き上げるための機構1
7(図1(3)参照)を備えている。この機構17は、
もともとフィルム張力を調整するための機構で、フィル
ム6に接してこれを案内するガイドローラ18(中間ロ
ーラ)と、一端にて該ガイドローラ18を回転可能に支
持するとともに他端にてラミネータの側板(図示せず)
に枢着されているレバー19と、一端を該レバー19に
枢着され、他端をラミネータの側板に枢着されているエ
アシリンダ装置20とによって構成されている。一枚の
基板7についてラミネートが終了し、切断された連続フ
ィルム6の先端が圧着ローラ2の近くにあるとき(図1
(3)および図2(2))、エアシリンダ装置20を作
動させて伸長させることによりガイドローラ18をフィ
ルム6に接触させたまま破線位置に向けて移動させる
と、フィルム6の先端を持ち上げることができる。前述
したように、フィルムの先端を持ち上げるには、連続フ
ィルムのロール10を逆転させてもよい。このようにし
て、フィルム切断により新たに形成された連続フィルム
6の先端は、圧着ローラ2の直前の位置から矢印E(図
2(2))の方向へと、仮付け準備位置まで引き上げら
れる(図2(3))。フィルム先端の仮付け準備位置
は、カッターバックアップ部材16の中央位置すなわち
カッター15の位置である。フィルム先端を仮付け準備
位置へと移動させておけば、次の基板へのフィルムラミ
ネート作業の準備を迅速に行うことができる。
【0051】図2(3)の状態から図1(1)の状態へ
と移行することにより、次の基板へのフィルムラミネー
ト作業を進めることができる。
【0052】図3ないし図5を参照しながら、本発明の
ラミネータにおけるカッター15およびその周辺の部材
の構造ならびに作用について説明する。カッター15
は、円形ブレード21を備えている。円形ブレード21
は、その外周に複数の刃22と複数の切り欠き23とを
交互に備えている。円形ブレード21は、レバー24の
ほぼ中央に枢着されている。レバー24の一端はピン2
5によってホルダ26に枢着されている。レバー24の
他端とホルダ26との間には圧縮バネ27が設けられて
いる。バネ27は、レバー24に枢着された円形ブレー
ド21を図で見て下方に押している。
【0053】図で見てカッター15の下方には、カッタ
ーバックアップ部材16が位置づけられている。カッタ
ーバックアップ部材16は、カッター15によってフィ
ルム6に切れ目を形成するときに、カッター15とは反
対側でフィルム6と接してこれを支持する働きをする。
その際、円形ブレード21の刃22を損傷から保護する
ため、少なくとも刃22と接触するカッターバックアッ
プ部材16の部分は、弾性体28で作られるものとす
る。また、フィルム6に切れ目を形成する際に該フィル
ム6を安定して保持するため、カッターバックアップ部
材16がフィルム6と接してこれを支持する面には、フ
ィルム吸着用の吸引孔29が開口しているものとする。
この吸引孔29は、吸引溝としてもよい。吸引孔29ま
たは吸引溝は、図示しない負圧源に連通している。
【0054】円形カッター15を保持するホルダ26
は、リニアベアリング30を介してリニアレール31上
にスライド可能に装架される。リニアレール31は、ラ
ミネータの側板32に取り付けられた一対のフレーム3
3間に延びている。
【0055】図3に示すように、右側のフレーム33に
はモータ34が設けられ、左側のフレーム33には軸受
35に支持された回転軸36が設けられている。モータ
34および回転軸36のそれぞれのプーリ37,38間
にはベルト39が掛け回されている。図4に詳しく示さ
れているように、ベルト39は、一方の側で、ホルダ2
6の突出部40に形成された凹所41内に嵌め込まれ、
その上からクランプ板42をボルト止めされることによ
り、ホルダ26と結合される。したがって、モータ34
を正逆回転することにより、カッター15を保持するホ
ルダ26をカッターバックアップ部材16の幅方向すな
わちフィルム6の横方向に沿って移動させることができ
る。
【0056】モータ34を回転させると、円形ブレード
21は、バネ27の作用により刃22をカッターバック
アップ部材16上のフィルム6に押しつけられたまま、
フィルム6上を転動する。それによって、フィルム6に
は、幅方向に沿って断続的な複数の切れ目43(図6参
照)が形成される。フィルム6に向かう方向への円形ブ
レード21の過剰な移動は、ストッパ50によって阻止
される。
【0057】切れ目43の数や個々の切れ目の長さ、な
らびに、切れ目と切れ目との間の長さを決定するには、
切れ目形成後のフィルムラミネート時に必要十分な張力
をフィルム6に与えることができ、かつ、張力を増大さ
せたときに無理なくフィルム6を引き裂くように切断す
ることができるということを考慮に入れるべきである。
図6(A)(1)に示すように、フィルム6の横方向
に複数の断続的な切れ目43を形成しただけの状態で該
フィルム6の張力を増大させると、図6(A)(2)に
示すように、切断された部分がきれいな直線状にならな
いことがある。この問題を解決するため、切れ目線上で
切れ目43が形成されていない部分、すなわち、切れ目
43と切れ目43との間の連結部分44をあらかじめ弱
化させておくとよい。連結部分44を弱化させる方法と
しては、該連結部分44に溝を形成することが考えられ
る。溝は、カッターで切り開いたV形ノッチ45(図6
(C)参照)のような切り溝でもよいし、フィルム6を
押しつけて形成する押圧溝(図示せず)でもよい。V形
ノッチ45の場合、フィルム6の感光材部分46を貫通
してベースフィルム部分47まで及ぶ深さに形成され
る。V形ノッチ45の開き角は、90度ないし120度
とすることが好ましい。
【0058】フィルム6の切れ目43と切れ目43との
間の連結部分44に溝を形成するための構成を図5に示
す。この構成においては、図4に示した円形ブレード2
2を保持するホルダ26を変形したホルダ26’に、溝
形成用の加工工具48が円形ブレード22と同様の方式
で保持されている。すなわち、加工工具48は、レバー
24’のほぼ中央に枢着され、レバー24の一端はピン
25’によってホルダ26’に枢着されている。レバー
24’の他端とホルダ26’との間には圧縮バネ27’
が設けられ、該バネ27’は、レバー24’に枢着され
た加工工具48を図で見て下方に押している。加工工具
48は、その移動方向に関して円形ブレード21と直列
配置とされている。
【0059】この実施例において加工工具48は回転可
能な円形部材であり、円形ブレード21とともにフィル
ム6の横方向に沿って移動する際に、該フィルム6を切
れ目線上にてカッターバックアップ部材16に押圧しな
がら連結部分44に溝を形成する。
【0060】加工工具48を、外周に連続した丸刃を有
する回転可能な円形ブレードとした場合には、連結部分
44に形成される溝は、図6(C)に示したV形ノッチ
45のような、フィルム6の厚さ全体にまでは達しない
深さに切られた断面V字形の切り溝になる。
【0061】連結部分44に溝を形成して弱化させた場
合、図6(2)に示すようにフィルム6は切れ目線にて
直線状にきれいに切断される。
【0062】これまでに述べた本発明の実施例以外に
も、多くの変形例が本発明の範囲に含まれる。例えば、
カッターにおいては、円形ブレード以外の形式のものを
採用することもできる。例えば、フィルムの幅寸法を越
える横方向長さを有する細長いフレードにして、その直
線状の切断エッジに複数の刃と複数の切り欠きとを交互
に備えたものを使用することができる。このブレード
は、カッターバックアップ部材に支持されたフィルムに
切断エッジを押しつけるようにして、複数の刃によりフ
ィルムに断続的な複数の切れ目を形成する。
【0063】フィルムに切り溝を形成する加工工具とし
て、外周に連続した丸刃を有する回転可能な円形ブレー
ドの代わりに、フィルムの横方向に沿って移動可能なナ
イフ部材を採用してもよい。
【0064】加工工具によってフィルムに形成される溝
は、切り溝ではなく、押圧溝であってもよい。押圧溝を
形成するための加工工具としては、前述した円形ブレー
ドと同形のもので外周に刃をつけていない連続エッジを
有するものや、前述したナイフ部材と同形のもので刃を
つけていないエッジを有するものを採用することができ
る。これらのエッジは、V字形の断面を有するものとす
ることができる。
【0065】また、フィルムに切れ目を形成するのに前
述した細長いブレードを採用する場合には、切れ目の形
成と同時に該カッターの複数の切り欠きの底の部分によ
ってフィルムを押圧し、それにより押圧溝を形成するよ
うにしてもよい。または、切り欠きの底の部部にも刃を
つけて、上記切り溝を形成するようにしてもよい。
【0066】図5の実施例の場合、円形ブレード21お
よび加工工具48が図で見て右方へ移動すれば、フィル
ム6に先に切れ目が形成され、それから溝が形成され
る。左方へ移動すれば、溝が先に形成され、切れ目が後
に形成される。いずれの態様も可能であるが、溝を先に
形成する方が好ましい。加工工具48の外周エッジによ
ってフィルム表面の感光材部分46が押し広げられた後
に、円形ブレード21の刃22がベースフィルム部分4
7に切れ目を入れてゆく形になるからである。
【0067】かかる好ましい態様を選択する場合には、
図5で見て円形ブレード21および加工工具48が右方
へ移動するときにはフィルム6と接触しないようにする
必要がある。そのためには、カッター15およびカッタ
ーバックアップ部材16のいずれか一方を、他方から離
すように移動させればよい。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、ラミネートが完了する
直前までフィルムに十分な張力を与えることができるの
で、シワや気泡を発生させることなくフィルムシート後
端部をラミネートすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるラミネータと、該ラ
ミネータによってフィルムを基板にラミネートする方法
とを説明するための一連の側面図。(1)は基板の前端
部に連続フィルムの先端を仮付けする状態を示す図、
(2)は圧着ローラによって連続フィルムを基板にラミ
ネートしながら、該フィルムの横方向に沿って断続的な
複数の切れ目を形成してゆく状態を示す図、(3)はラ
ミネート作業の終盤段階でフィルムの切れ目線が圧着ロ
ーラ間に入り込む直前にフィルムの張力を増大させて該
切れ目線の箇所でフィルムを切断した直後の状態を示
す。
【図2】 本発明によるラミネート方法の後半段階を説
明するための一連の側面図。(1)はフィルムの横方向
に沿って断続的な複数の切れ目を形成した直後の状態を
示す。(2)はラミネート作業の終盤段階でフィルムの
切れ目線が圧着ローラ間に入り込む直前にフィルムの張
力を増大させて該切れ目線の箇所でフィルムを切断した
直後の状態を示す。(3)はフィルムのラミネートが完
了した後に連続フィルムの先端を仮付け準備位置へと引
き上げた状態を示す。
【図3】 本発明の一実施例によるラミネータのカッタ
ーおよびカッターバックアップ部材を示す平面図。
【図4】 本発明の一実施例によるラミネータのカッタ
ーおよびカッターバックアップ部材を示す断片図であ
り、(1)は平面図、(2)は側面図。
【図5】 本発明の別の実施例によるラミネータのカッ
ターおよびカッターバックアップ部材を示す断片図であ
り、(1)は平面図、(2)は側面図。
【図6】 本発明のラミネート方法により切断されるフ
ィルムを示すための図である。(A)は切れ目と切れ目
との連結部に溝を設けない場合の実施例を示す平面図
で、(1)は切断前、(2)は切断後を示す。(B)は
切れ目と切れ目との連結部に溝を設けた場合の実施例を
示す平面図で、(1)は切断前、(2)は切断後を示
す。(C)は溝を設けたフィルムの断面図。
【図7】 従来のラミネータと、該ラミネータによって
フィルムを基板にラミネートする方法とを説明するため
の一連の側面図。(1)は基板の前端部に連続フィルム
の先端を仮付けする状態を示す図、(2)は圧着ローラ
によって連続フィルムを基板にラミネートしながら、該
フィルムを基板に対応する所定の長さとなるよう横方向
に切断してゆく状態を示す図、(3)はフィルムが所定
の長さに切断された直後の状態を示す。
【図8】 従来のラミネータの部分拡大側面図であり、
(1)は図7の(3)に相当する図であり、フィルムが
所定の長さに切断された直後の状態を示す。(2)はさ
らにラミネートが進んでフィルムシートの後端エッジが
フィルムガイドを離れた時点を示す。
【符号の説明】
1、1’ 仮付け部材、2 圧着ローラ、3 フィルム
カッター、4 カッターバックアップ部材、5 フィル
ムガイド、6 連続フィルム、6’ フィルムシート、
7 基板、8 ニップ部、9 吸引孔、9’ 最後の吸
引孔、10 連続フィルムのロール、11 吸引孔、1
2 ストリップローラ、13 保護フィルム、14 保
護フィルムロール、15 フィルムカッター、16 カ
ッターバックアップ部材、17 フィルム先端を引き上
げる機構、18 ガイドローラ、19 レバー、20
エアシリンダ装置、21 円形ブレード、22 刃、2
3切り欠き、24、24’ レバー、25、25’ ピ
ン、26、26’ ホルダ、27、27’ 圧縮バネ、
28 弾性体、29 吸引孔、30 リニアベアリン
グ、31 リニアレール、32 ラミネータの側板、3
3 フレーム、34モータ、35 軸受、36 回転
軸、37、38 プーリ、39 ベルト、40突出部、
41 凹所、42 クランプ板、43 切れ目、44
連結部分、45 V形ノッチ、46 感光材部分、47
ベースフィルム部分、48 加工工具、50 ストッ
パ。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状態から繰り出された連続フィル
    ムの先端を基板に仮付けし、前記基板を前記フィルムと
    ともに一対の圧着ローラ間に送り込んで前記基板上に前
    記フィルムをラミネートする方法にして、ラミネートが
    完了する前に前記フィルムを所定長さに切断するように
    なされているラミネート方法において、 ラミネートが完了する前に、前記フィルムの先端から前
    記所定長さの位置にて前記フィルムの横方向に沿って該
    フィルムに断続的な複数の切れ目を形成し、ラミネート
    中に、該複数の切れ目によって構成される切れ目線が前
    記一対の圧着ローラ間に進入する直前に前記フィルムの
    張力を増大させて該切れ目線にて前記フィルムを切断さ
    せるようにしたことを特徴とするラミネート方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のラミネート方法におい
    て、 前記切れ目線上にて前記切れ目と切れ目との間の連結部
    分に溝を形成することを特徴とするラミネート方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のラミネート方
    法において、 前記フィルムの張力の増大が、前記一対の圧着ローラ間
    への前記連続フィルムの送りを停止させることにより行
    われることを特徴とするラミネート方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のラミネート方法におい
    て、 前記連続フィルムの送りの停止が、ラミネート時に前記
    連続フィルムを繰り出すように回転している前記ロール
    を停止または逆転させることにより行われることを特徴
    とするラミネート方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のラミネート方法におい
    て、 前記連続フィルムの送りの停止が、前記連続フィルムの
    ロールと前記圧着ローラとの間に設けられた一対のピン
    チローラで前記連続フィルムを強く挟持することにより
    行われることを特徴とするラミネート方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のラ
    ミネート方法において、 前記フィルムの切断の後、新たに形成された連続フィル
    ムの先端を、前記一対の圧着ローラの直前の位置から仮
    付け準備位置まで移動させることを特徴とするラミネー
    ト方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のラミネート方法におい
    て、 前記新たに形成された連続フィルムの先端の仮付け準備
    位置までの移動が、前記連続フィルムのロールと前記圧
    着ローラとの間に配置されて前記フィルムと接触しなが
    ら変位可能な中間ローラを移動させることにより行われ
    ることを特徴とするラミネート方法。
  8. 【請求項8】 フィルムを基板にラミネートするための
    ラミネータであって、連続フィルムのロールと、前記ロ
    ールから繰り出された連続フィルムの先端を一時的に保
    持して前記基板に仮付けするための仮付け部材と、一対
    の圧着ローラにして、その間に前記基板が前記フィルム
    とともに送り込まれることにより前記基板上に前記フィ
    ルムがラミネートされるようになされている圧着ローラ
    と、を備えるラミネータにおいて、さらに、 前記フィルムの横方向に沿って該フィルムに断続的な複
    数の切れ目を形成するためのカッターと、 前記カッターによって前記フィルムに前記切れ目を形成
    する際に該フィルムを前記カッターとは反対側で支持す
    るためのカッターバックアップ部材と、 ラミネート中の前記フィルムを、前記複数の切れ目から
    構成される切れ目線にて切断すべく、前記フィルムの張
    力を一時的に増大させるための張力付与機構と、 を備えることを特徴とするラミネータ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のラミネータにおいて、 前記カッターが円形ブレードを含み、該円形ブレード
    は、その外周に複数の刃と複数の切り欠きとを交互に備
    えており、前記カッターバックアップに支持された前記
    フィルム上で前記円形ブレードを転動させるようにして
    前記円形カッターを前記フィルムの横方向に沿って移動
    させることにより、該フィルムに前記断続的な複数の切
    れ目を形成するようになされていることを特徴とするラ
    ミネータ。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載のラミネータにおい
    て、 前記切れ目線上にて前記切れ目と切れ目との間の連結部
    分に溝を形成するための加工工具をさらに備え、該加工
    工具は、前記円形ブレードと直列配置されており、該加
    工工具は、前記フィルムの横方向に沿って移動する際
    に、前記フィルムを前記切れ目線上にて前記カッターバ
    ックアップ部材に押圧しながら前記溝を形成するように
    なされていることを特徴とするラミネータ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のラミネータにおい
    て、 前記加工工具が刃を有しており、前記溝が、該刃によっ
    て前記フィルムがその厚さ全体にまでは達しない深さに
    切られて形成された切り溝であることを特徴とするラミ
    ネータ。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のラミネータにおい
    て、 前記加工工具が、外周に連続した丸刃を有する回転可能
    な円形ブレードであることを特徴とするラミネータ。
  13. 【請求項13】 請求項10に記載のラミネータにおい
    て、 前記加工工具が刃をつけていないエッジを有しており、
    前記溝が、該エッジによって形成された押圧溝であるこ
    とを特徴とするラミネータ。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載のラミネータにおい
    て、 前記加工工具が、前記エッジを外周に連続して有する回
    転可能な円形ブレードであり、該エッジがV字形の断面
    を有していることを特徴とするラミネータ。
  15. 【請求項15】 請求項8ないし14のいずれかに記載
    のラミネータにおいて、 前記カッターバックアップ部材の、前記フィルムに接し
    てこれを支持する部分の少なくとも一部が弾性体ででき
    ており、それによって前記カッターを損傷しないように
    保護しており、また、前記カッターバックアップ部材
    の、前記フィルムに接してこれを支持する面には、負圧
    源に連通した孔または溝が形成されていることを特徴と
    するラミネータ。
  16. 【請求項16】 請求項8ないし15のいずれかに記載
    のラミネータにおいて、 前記張力付与機構が、ラミネート時に前記連続フィルム
    を繰り出すように回転する前記ロールを停止させるブレ
    ーキ機構であることを特徴とするラミネータ。
  17. 【請求項17】 請求項8ないし15のいずれかに記載
    のラミネータにおいて、 前記張力付与機構が、ラミネート時に前記連続フィルム
    を繰り出すように回転する前記ロールを逆転させる機構
    であることを特徴とするラミネータ。
  18. 【請求項18】 請求項8ないし15のいずれかに記載
    のラミネータにおいて、 前記張力付与機構が、前記連続フィルムのロールと前記
    圧着ローラとの間に設けられて前記連続フィルムを強く
    挟持可能な一対のピンチローラであることを特徴とする
    ラミネータ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007062233A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Sanee Giken Kk ラミネート方法およびラミネータ
KR102538671B1 (ko) * 2022-09-22 2023-05-31 박삼용 평판 기판용 필름 도포장치 및 그의 작동방법

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