JP3876031B2 - 両面粘着テープ貼付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、両面粘着テープリールから繰り出した両面粘着テープを被接着体に貼り付けながら当該両面粘着テープの剥離紙を巻取回収する両面粘着テープ貼付装置に関し、特に、輪転機などで使用するウエブのリールを接着継ぎする際に当該リールの始端を仕立てる場合に適用すると有効なものである。
【0002】
【従来の技術】
輪転機などでは、ウエブをロール状に巻き取ったリールが小径となったら、すなわち、ウエブが残り少なくなったら、送給中のリールのウエブに新たなリールのウエブの始端を接着継ぎすると共に送給中のリールのウエブを切断して、送給するリールを切り換えることにより、ウエブを継続して供給できるようにしている。このため、新たに継ぎ足すリールのウエブの始端には、接着継ぎができるように仕立てを施しておく必要がある。
【0003】
このリール仕立ては、従来、作業員が竹べら等でリールのウエブの始端を剥離し、当該始端形状を一直線型や略V字型に切断加工した後、当該リールの巻きが崩れないように当該リールの外周面に上記始端の先端部分をタブで貼り付けて仮止めすると共に、上記始端部分の外周面側の縁端に沿って両面粘着テープを貼り付けていたため、仕立て作業に多大な労力を要してしまっていた。
【0004】
このため、例えば、特開平5−238610号公報では、リールを回転して当該リールのウエブの始端側を作業台上に送り出し、当該ウエブの始端を巻取機構で把持して巻き取ることにより当該ウエブの始端側を作業台上に張設すると共に、当該作業台上に形成された吸引孔からウエブを吸引して当該ウエブを作業台上に保持し、当該ウエブの始端側を走行移動カッタで一直線に切断加工した後、当該ウエブの始端にタブ貼付装置でタブを貼り付ける一方、両面粘着テープ貼付装置により、両面粘着テープリールから両面粘着テープをウエブの始端縁に沿って繰り出しながら押圧ローラで押圧貼付すると共に剥離紙を巻き取り回収して当該ウエブの側端縁近傍まで貼り付け、上記剥離紙を切断しないように当該両面粘着テープをカッタで切断して当該ウエブの始端縁に両面粘着テープを所定長貼り付けたら、リールを巻き戻して上記タブを当該リールの外周面に貼り付け、当該ウエブの始端を仮止めすることにより、リールの仕立て作業を自動的に行うようにしたリール仕立装置を提案している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述したようなリール仕立装置の両面粘着テープ貼付装置を用いてウエブの始端に両面粘着テープを貼り付けると、場合によっては、図10に示すように、ウエブ101に押圧ローラ112で貼り付けた両面粘着テープ102aが剥離紙102bから剥離せずに当該剥離紙102bと共に回収方向へ送られてしまい、この両面粘着テープ102aの当該回収方向への送り出しに伴って、ウエブ101が作業台111から引き離されて上記両面粘着テープ102aと共に上記回収方向へもっていかれてしまうことがあった(ウエブ101の縁端と作業台111との間に隙間が生じると、作業台111の吸引孔111aからのウエブ101の吸引力が急激に低下してしまうためである。)。
【0006】
このため、作業台111の吸引孔111aからのウエブ101の吸引力を強くしたり、図11に示すように、ウエブ101の側端をクランプ113で作業台111にクランプしたりすることが考えられている。しかしながら、吸引力を強くすると、ウエブ101の厚さが薄い場合に当該ウエブ101を損傷してしまう虞があり、ウエブ101をクランプすると、図11に示すように、ウエブ101のクランプ部分およびその近傍に両面粘着テープ102を貼り付けることができなくなってしまう。
【0007】
このような問題は、ウエブ101の始端に両面粘着テープ102aを貼り付ける上述したような両面粘着テープ貼付装置だけに限らず、両面粘着テープリールから繰り出した両面粘着テープを被接着体に貼り付けながら当該両面粘着テープの剥離紙を巻取回収するような両面粘着テープ貼付装置であれば、上述と同様にして起こり得ることである。
【0008】
このようなことから、本発明は、被接着体に対して両面粘着テープの貼り付けを確実に行うことができる両面粘着テープ貼付装置を提供することを目的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を解決するための、本発明による両面粘着テープ貼付装置はウエブの一つの端部から当該ウエブ上を移動しつつ両面粘着テープリールから繰り出した両面粘着テープを当該ウエブの一つの端部から当該ウエブ上に連続的に貼り付けながら当該両面粘着テープの剥離紙を巻取回収する両面粘着テープ貼付装置であって、前記移動方向に沿って前記ウエブを切断するウエブ切断手段と、前記両面粘着テープを前記ウエブに押し付けるテープ接着手段と、前記テープ接着手段の、前記両面粘着テープの側方位置側に配設されて、前記ウエブを押え付ける押さえ手段と、前記両面粘着テープの貼付位置よりも当該両面粘着テープの繰出方向上流側に配設されて、当該両面粘着テープを繰出方向に分割するように切断するテープ切断手段とを備えると共に、前記押さえ手段の、前記ウエブを押さえ付ける端部の位置と、前記テープ接着手段の、前記両面粘着テープを前記ウエブに押し付ける箇所の位置との距離差ΔSが、前記両面粘着テープと前記剥離紙とを合わせた厚さよりも小さく設定されていることを特徴とする。
また、本発明による両面粘着テープ貼付装置は、前記押さえ手段が、前記テープ接着手段の、前記両面粘着テープの側方位置の両側に配設されていることを特徴とする。
また、本発明による両面粘着テープ貼付装置は、前記押さえ手段の前記端部が、前記側方位置と当該側方位置よりも前記両面粘着テープの貼付方向上流側との間にわたる長さを有していることを特徴とする。
また、本発明による両面粘着テープ貼付装置は、前記押さえ手段の前記端部が平面であることを特徴とする。
また、本発明による両面粘着テープ貼付装置は、前記ウエブが、ロール状に巻き取られたリールであり、前記押さえ手段の前記端部が、前記リールの外周面の曲率に対応する凹状をなしていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明による両面粘着テープ貼付装置をリールの仕立ての際に適用した場合の実施の形態を図1,2を用いて説明する。なお、図1は、その概略構造を表す側面図、図2は、図1の矢線A部の矢線II方向から見た図である。
【0011】
図1に示すように、支持プレート1には、ロッド2aの先端を当該プレート1の一端側へ向けたシリンダ2が設けられている。シリンダ2のロッド2aの先端には、丸刃型のウエブカッタ3が回転可能に取り付けられている。この支持プレート1は、図示しない移動ガイド装置により、その一端側を作業台側に対面させるようにして当該作業台の幅方向に沿って移動できるようになっている。
【0012】
つまり、上記シリンダ2のロッド2aを伸長すると共に、上記移動ガイド装置を作動して支持プレート1を作業台の幅方向に沿って移動させることにより、作業台上に吸引保持したウエブを幅方向に沿って上記ウエブカッタ3で一直線に切断加工することができ、当該シリンダ2のロッド2aを収縮することにより、当該ウエブカッタ3を作業台から引き離して収納することができるようになっているのである。このようなシリンダ2、ウエブカッタ3などにより、本実施の形態ではウエブ切断手段を構成している。
【0013】
図1に示すように、支持プレート1には、ロッド4aの先端を当該プレート1の前記一端側へ向けたシリンダ4が設けられている。シリンダ4のロッド4aの先端には、図2に示すように、支持プレート1の移動方向と直交する方向で略凹型の断面形状をなす押さえ手段である押圧フレーム5が取り付けられている。押圧フレーム5の内側には、押圧ローラ6が支持プレート1の移動方向に沿って回転できるように軸支されている。上記押圧フレーム5の側壁5aの大きさは、その作業台111側の端部5bと押圧ローラ6の作業台111側の外周位置pとの上記シリンダ4の伸縮方向の距離差ΔSを両面粘着テープ102aと剥離紙102bとを合わせた厚さよりもわずかに小さくなるように設定されている。
【0014】
つまり、シリンダ4のロッド4aを伸長すると、押圧フレーム5の側壁5aの上記端部5bが作業台111上のウエブ101を当該作業台111に押さえ付けると共に、押圧ローラ6が作業台111上のウエブ101に対してΔSのわずかな大きさの隙間をあけて近接する一方、シリンダ4のロッド4aを収縮すると、押圧フレーム5および押圧ローラ6を作業台111から引き離して退避させることができるようになっているのである。
【0015】
図1に示すように、支持プレート1には、両面粘着テープリール102を支持する送給軸7が回転可能に設けられており、当該送給軸7は、上記テープリール102の巻き崩れを抑える図示しない制動ブレーキ(回転抵抗を常に与えて回転力を制動する)を備えている。支持プレート1には、両面粘着テープリール102の剥離紙102bを巻き取る巻取軸8が回転可能に設けられており、当該巻取軸8は、図示しないプーリおよび図示しないベルトを介して上記押圧ローラ6の回転軸に連絡すると共に、巻き取った剥離紙102bが巻き崩れないように巻取方向と逆方向の回転を防ぐ図示しない一方向クラッチを備えている。
【0016】
つまり、前記シリンダ4のロッド4aを伸長して上記押圧ローラ6を作業台111上のウエブ101に押圧し、前記移動ガイド装置を作動して支持プレート1を移動させると、当該支持プレート1の移動に伴って上記押圧ローラ6が回転し、当該押圧ローラ6の回転に連動して巻取軸8を同期して回転させることができるようになっているのである。
【0017】
図1に示すように、送給軸7に支持された両面粘着テープリール102の始端側は、ガイドピン9を介して押圧ローラ6の先端側(作業台111との対向側)を経由し、その剥離紙102bのみが巻取軸8に巻き取られている。
【0018】
つまり、前記シリンダ4のロッド4aを伸長して前記押圧フレーム5および上記押圧ローラ6を作業台111上の被接着体であるウエブ101に押圧し、前記移動ガイド装置を作動して支持プレート1を移動させることにより、上記押圧フレーム5でウエブ101を作業台111に押さえ付けながら両面粘着テープリール102から両面粘着テープ102aを繰り出して押圧ローラ6でウエブ101に貼り付けることができると共に、両面粘着テープリール102から繰り出された剥離紙102bを巻取軸8で巻取回収することができるようになっているのである。
【0019】
このような本実施の形態では、シリンダ4、押圧ローラ6などによりテープ接着手段を構成し、送給軸7、ガイドピン9、などによりテープ送給手段を構成し、巻取軸8、前記プーリ、前記ベルトなどにより剥離紙回収手段を構成し、これらテープ接着手段、テープ送給手段、剥離紙回収手段などによりテープ貼付手段を構成している。
【0020】
図1に示すように、支持プレート1のガイドピン9と押圧ローラ6との間、すなわち、両面粘着テープ102aの貼付位置よりも当該テープ102aの繰出方向上流側には、両面粘着テープリール102から繰り出されてきた剥離紙102bに当接する受面を有する受台10が設けられている。支持プレート1の受台10の受面との対向位置には、ロッド11aの先端を当該受台10の受面へ向けたシリンダ11が設けられている。シリンダ11のロッド11aの先端には、両面粘着テープ102aを幅方向に沿って切断するテープカッタ12が保持ブロック11bを介して取り付けられている。
【0021】
つまり、シリンダ11のロッド11aを伸縮すると、受台10の受面上に位置する両面粘着テープ102aに対してテープカッタ12が接近離反して、当該両面粘着テープ102aが繰出方向に分割されるようにして切断されるのである。なお、上記シリンダ11のロッド11aの伸長量は、剥離紙102bを切断することなく両面粘着テープ102aのみを切断することができる長さに設定されている。
【0022】
このような本実施の形態では、シリンダ11などによりテープカッタ移動手段を構成し、受台10、テープカッタ12、上記テープカッタ移動手段などによりテープ切断手段を構成している。
【0023】
図1に示すように、支持プレート1には、ウエブの側端、すなわち、被接着体の両面粘着テープ貼り付け開始点を検出する検出手段であるセンサ15が設けられている。このセンサ15は、図示しない制御装置に電気的に接続されており、当該制御装置は、上記センサ15からの信号および予め入力された情報などに基づいて、前記シリンダ2,4,11のロッド2a,4a,11aの伸縮や前記移動ガイド装置の作動などを調節するようになっている。
【0024】
このようにして構成された両面粘着テープ貼付装置の作動を次に説明する。
リールを回転して当該リールのウエブ101の始端側を作業台111上に送り出し、当該ウエブ101の始端を図示しない巻取機構で把持して巻き取ることにより、ウエブ101の始端側を作業台111上に張設すると共に、作業台111上に形成された吸引孔からウエブ101を吸引して当該ウエブ101を作業台111上に保持する。
【0025】
続いて、前記移動ガイド装置を作動し、支持プレート1をウエブ101の幅方向に沿う方向で当該ウエブ101の一側端側から移動させて、センサ15がウエブ101の一側端を検知すると、前記シリンダ2のロッド2aが伸長してウエブカッタ3がウエブ101に当接する一方、前記シリンダ4のロッド4aが伸長して押圧フレーム5の側壁5aの前記端部5bがウエブ101を作業台111に押さえ付けると同時に、押圧ローラ6が両面粘着テープリール102からの両面粘着テープ102aをウエブ101に押し付け、当該支持プレート1の移動により、上記ウエブカッタ3がウエブ101を幅方向に一直線に切断加工する一方、押圧フレーム5がウエブ101を作業台111に押さえ付けながら押圧ローラ5が両面粘着テープリール102からの両面粘着テープ102aをウエブ101の切断された始端縁に沿うようにして貼り付け始める。
【0026】
この貼り付けの際、図3に示すように、押圧ローラ6による両面粘着テープ102aのウエブ101への貼付位置よりも支持プレート1の移動方向上流側部分のウエブ101を押圧フレーム5が作業台111に常に押さえ付けているので、ウエブ101が作業台111から浮き上がることなく作業台111の吸引孔111aで吸引保持され、剥離紙102bが両面粘着テープ102aから確実に剥離回収されて、当該両面粘着テープ102aがウエブ101に貼り付けられていく。
【0027】
このようにしてウエブ101の切断および両面粘着テープ102aの貼り付けを当該ウエブ101の他側端近傍まで行うと、支持プレート1の移動が一旦停止し、シリンダ11のロッド11aが伸長して、テープカッタ12が受台10の受面上の両面粘着テープ102aを切断した後、支持プレート1が再び移動することにより、ウエブ101の他側端までの切断および両面粘着テープ102aの貼り付けが行われる。
【0028】
つまり、両面粘着テープ102aのウエブ101への貼付位置よりも貼付方向下流側の当該貼付部分周辺のウエブ101を作業台111に常に押さえ付けながら両面粘着テープ102aをウエブ101に貼り付けるようにしたのである。このため、ウエブ101を作業台111から浮き上がらせることなく、剥離紙102bを両面粘着テープ102aから確実に剥離回収しながら両面粘着テープ102aをウエブ101に貼り付けることができる。
【0029】
したがって、両面粘着テープ102aをウエブ101の始端の一側端から他側端まで全長にわたって貼り付けることができると共に、厚さの薄いウエブ101の場合でも、作業台111の吸引孔111aからの吸引力を強くすることなく当該ウエブ101に両面粘着テープ102aを貼り付けることができるので、ウエブ101に対する両面粘着テープ102aの貼り付けを確実に行うことができる。
【0030】
なお、本実施の形態では、図2に示したように、一方と他方の側壁5aのサイズの等しい押圧フレーム5を用いたが、例えば、図4に示すように、一方の側壁25cの端部25dをウエブ101に当接させることなく他方の側壁25aの端部25bのみをウエブ101に当接させるようにした押圧フレーム25を用いることも可能である。しかしながら、前記押圧フレーム5によれば、両面粘着テープ102aを幅方向に挟むようにしてウエブ101を押さえ付けることができるので、ウエブ101に対する両面粘着テープ102aの貼り付けが上記押圧フレーム25よりも効率よく行うことができる。
【0031】
本実施の形態では、シリンダ4のロッド4aの先端に押圧フレーム5を設け、この押圧フレーム5の内部に押圧ローラ6を回転可能に設けたが、このような押圧フレーム5や押圧ローラ6に代えて、例えば、図5(a),(b)に示すように、シリンダ4のロッド4aの先端に樹脂などのような摩擦抵抗の小さい材料からなる押圧ブロック36を取り付け、当該押圧ブロック36の両面粘着テープ102aの幅方向両端側の側面に押圧プレート35を取り付け、当該押圧プレート35の作業台111側の端部35bと押圧ブロック36の作業台111側の押圧面36aとのシリンダ4の伸長方向のギャップを前述したΔSの大きさに設定することも可能である。ここで、上述の他の場合と同様に、図5(c)に示すように、上記押圧プレート35を押圧ブロック36の上記側面の一方のみに設けることも可能である。
【0032】
本実施の形態では、両面粘着テープ102aのウエブ101への貼付位置に対して、押圧フレーム5の側壁5aの端部5bを両面粘着テープ102aの貼付方向上流側および下流側に位置するように設定したが、少なくとも当該貼付方向上流側に位置するように設定しておけばよい。
【0033】
本実施の形態では、リール100のウエブ101の始端側を処理するにあたって、ウエブ101の始端側を作業台111上に送り出して上記処理を施すようにしたが、押圧フレーム5でウエブ101を押さえ付けながら両面粘着テープ102aを貼り付けることができることから、ウエブ101の始端側を作業台111上に送り出すことなくリール100に巻き付けたまま上記処理を施すこともできる。
【0034】
つまり、前述した押圧フレーム5に代えて、図6に示すように、リール100の外周面の曲率に対応するように厚さ方向に凹状をなす端部45bを有する押圧フレーム45を用いることにより、図7に示すように、リール100のウエブ101の始端側を送り出すことなくそのまま巻き付けた状態で切断処理および両面粘着テープ102aの貼付処理を施すことができる。
【0035】
ここで、リール100のウエブ101の始端側を略V字型に処理する場合には、図8に示すように、リール100の外周面の曲率に対応するように長さ方向に凹状をなす端部55bを有する押圧フレーム55を用いることにより、図9に示すように、リール100のウエブ101の始端側を送り出すことなくそのまま巻き付けた状態で切断処理および両面粘着テープ102aの貼付処理を施すことができる。
【0036】
本実施の形態では、リール仕立て装置の両面粘着テープ貼付装置に適用した場合について説明したが、これに限らず、両面粘着テープリールから繰り出した両面粘着テープを被接着体に貼り付けながら当該両面粘着テープの剥離紙を巻取回収する両面粘着テープ貼付装置であれば、本実施の形態の場合と同様にして適用することができ、本実施の場合と同様な効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明の両面粘着テープ貼付装置によれば、被接着体の浮き上がりを防止しながら当該被接着体に両面粘着テープを貼り付けることができるので、被接着体に対する両面粘着テープの貼り付けを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による両面粘着テープ貼付装置の実施の形態の概略構造を表す側面図である。
【図2】図1の矢線A部の矢線II方向から見た図である。
【図3】図1の装置の主要部の作用説明図である。
【図4】本発明による両面粘着テープ貼付装置の主要部の第一の他の実施の形態の概略構造図である。
【図5】本発明による両面粘着テープ貼付装置の主要部の第二の他の実施の形態の概略構造図である。
【図6】本発明による両面粘着テープ貼付装置の主要部の第三の他の実施の形態の概略構造図である。
【図7】図6の主要部を適用した両面粘着テープ貼付装置を用いてリールのウエブの始端側を送り出すことなく一直線状に処理する場合の説明図である。
【図8】本発明による両面粘着テープ貼付装置の主要部の第四の他の実施の形態の概略構造図である。
【図9】図8の主要部を適用した両面粘着テープ貼付装置を用いてリールのウエブの始端側を送り出すことなく略V字状に処理する場合の説明図である。
【図10】従来の両面粘着テープ貼付装置の主要部の作用説明図である。
【図11】従来の両面粘着テープ貼付装置を用いた場合のウエブ浮き上がり防止手段の一例の説明図である。
【符号の説明】
1 支持プレート
2 シリンダ
3 ウエブカッタ
4 シリンダ
5 押圧フレーム
6 押圧ローラ
7 送給軸
8 巻取軸
10 受台
11 シリンダ
12 テープカッタ
15 センサ
101 ウエブ
102 両面粘着テープリール
102a 両面粘着テープ
102b 剥離紙
111 作業台
111a 吸引孔
Claims (5)
- ウエブの一つの端部から当該ウエブ上を移動しつつ両面粘着テープリールから繰り出した両面粘着テープを当該ウエブの一つの端部から当該ウエブ上に連続的に貼り付けながら当該両面粘着テープの剥離紙を巻取回収する両面粘着テープ貼付装置であって、
前記移動方向に沿って前記ウエブを切断するウエブ切断手段と、
前記両面粘着テープを前記ウエブに押し付けるテープ接着手段と、
前記テープ接着手段の、前記両面粘着テープの側方位置側に配設されて、前記ウエブを押え付ける押さえ手段と、
前記両面粘着テープの貼付位置よりも当該両面粘着テープの繰出方向上流側に配設されて、当該両面粘着テープを繰出方向に分割するように切断するテープ切断手段と
を備えると共に、
前記押さえ手段の、前記ウエブを押さえ付ける端部の位置と、前記テープ接着手段の、前記両面粘着テープを前記ウエブに押し付ける箇所の位置との距離差ΔSが、前記両面粘着テープと前記剥離紙とを合わせた厚さよりも小さく設定されている
ことを特徴とする両面粘着テープ貼付装置。 - 請求項1において、
前記押さえ手段が、
前記テープ接着手段の、前記両面粘着テープの側方位置の両側に配設されている
ことを特徴とする両面粘着テープ貼付装置。 - 請求項1又は請求項2において、
前記押さえ手段の前記端部が、
前記側方位置と当該側方位置よりも前記両面粘着テープの貼付方向上流側との間にわたる長さを有している
ことを特徴とする両面粘着テープ貼付装置。 - 請求項3において、
前記押さえ手段の前記端部が平面である
ことを特徴とする両面粘着テープ貼付装置。 - 請求項3において、
前記ウエブが、ロール状に巻き取られたリールであり、
前記押さえ手段の前記端部が、前記リールの外周面の曲率に対応する凹状をなしている
ことを特徴とする両面粘着テープ貼付装置。
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