JP3280260B2 - タブ貼着装置 - Google Patents

タブ貼着装置

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JP3280260B2
JP3280260B2 JP00497397A JP497397A JP3280260B2 JP 3280260 B2 JP3280260 B2 JP 3280260B2 JP 00497397 A JP00497397 A JP 00497397A JP 497397 A JP497397 A JP 497397A JP 3280260 B2 JP3280260 B2 JP 3280260B2
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省三 佐野
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株式会社金田機械製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雑誌や書籍等の商
業印刷用巻取紙や新聞印刷用巻取紙に紙継ぎ用の前処理
を施す巻取紙の紙継ぎ用前処理装置に用いられるもので
あり、幅方向に切断された巻取紙の先端部にタブを所定
間隔毎に貼着できるようにしたタブ貼着装置の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、雑誌や書籍等の印刷に使用する
商業印刷用巻取紙には、印刷用輪転機(例えばオフセッ
ト輪転機)の給紙部に於いて巻取紙の自動紙継ぎを行え
るように、予め紙継ぎ用前処理が施される。
【0003】即ち、前記紙継ぎ用前処理は、巻取紙Pの
表層部分(汚損部分)をめくり取った後、巻取紙Pの先
端部を幅方向に切断し、該先端部表面に両面粘着テープ
を貼着して紙継ぎ用粘着層tを形成すると共に、巻取紙
Pの先端部を複数枚のタブTにより巻取紙P外表面へ止
着するようにしている(図16参照)。
【0004】近年、この紙継ぎ用前処理は、人件費の削
減や作業能率の向上等を図る為に自動化されて居り、テ
ープ貼着装置やタブ貼着装置等を備えた紙継ぎ用前処理
装置を用いて巻取紙先端部への紙継ぎ用粘着層の形成や
タブの貼着が行われている。
【0005】従来、紙継ぎ用前処理装置に用いられるタ
ブ貼着装置としては、例えば特開平5−186111号
公報に開示された構造のものが知られている。
【0006】即ち、前記タブ貼着装置60は、図17及
び図18に示す如く、巻取紙Pの幅方向へ走行可能で且
つ位置決め可能な走行台61に、ロール状に巻かれた長
尺なタブ支持台紙にタブを着脱自在に取り付けて成るタ
ブロール62と、タブロール62を回転自在に支持する
タブロールリール63と、タブ支持台紙を巻き取る巻取
りリール64と、タブ支持台紙上のタブ面に対して前後
左右方向へ移動可能なタブ吸着・貼付ヘッド65とを夫
々設けたものであり、バックアップテーブル66上に繰
り出された巻取紙Pの繰り出し部分が幅方向に切断され
ると、走行台61が巻取紙Pの幅方向へ間欠的に移動す
ると共に、タブロール62がタブロールリール63から
巻取りリール64へ繰り出され、走行台61の停止時に
於いてタブ吸着・貼付ヘッド65が前進、後退してタブ
支持台紙からタブを剥離、吸着保持し、その後タブ吸着
・貼付ヘッド65が横行、前進して吸着保持したタブを
巻取紙Pの先端部へ貼着するように構成されている。
【0007】尚、図17及び図18に於いて、67は装
置フレーム、68は巻取紙Pの支持装置、69は巻取用
駆動モータ、70はタブ吸着・貼付ヘッド用シリンダ、
71は走行台用モータ、72はねじ軸、73はガイドレ
ールである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のタブ
貼着装置60に於いては、走行台61を巻取紙Pの幅方
向へ間欠的に移動させ、走行台61の停止時にタブ吸着
・貼付ヘッド65を前進、後退、横行、前進させてタブ
支持台紙上のタブを巻取紙Pの先端部へ貼着するように
している。即ち、巻取紙Pの幅方向へ移動するタブ貼着
装置60をタブ貼着位置で一旦停止させ、その位置でタ
ブ吸着・貼付ヘッド65を作動させてタブの剥離、吸着
保持、貼着を行うようにしている。その結果、巻取紙P
の先端部に複数枚のタブを貼着する場合、タブの貼着に
可なりの時間が掛かり、作業能率の大幅な向上を図り難
いと云う問題があった。
【0009】又、従来のタブ貼着装置60に於いては、
タブ支持台紙から剥離されたタブを真空吸着により保持
する構成としている為、真空ポンプやバルブ、配管等の
設備を必要とし、構造の複雑化や組立の煩雑化、コスト
の高騰を招くと云う問題があった。
【0010】本発明は、上記の問題点を解消する為に創
作されたものであり、その目的は巻取紙先端部へのタブ
の貼着を能率良く行えると共に、構造の簡略化等を図れ
るようにしたタブ貼着装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明の請求項1に記載の発明は、巻取紙の幅方向
へ移動しつつテーブル上に繰り出されて幅方向に切断さ
れた巻取紙の先端部にタブを突出状態で且つ所定間隔毎
に連続的に貼着するようにしたタブ貼着装置であって、
前記タブ貼着装置、少なくとも巻取紙の幅方向へ移動
可能な支持体と、支持体に回転自在に支持されたタブ供
給リールと、タブ供給リールに着脱自在に支持され、ロ
ール状に巻かれた長尺状の台紙及び台紙の片側面に直列
状態で且つ着脱自在に貼着されて裏面側に粘着層を有す
るタブから成るタブロールと、支持体に回転自在に支持
され、タブロールの台紙を巻き取る台紙巻取りリール
と、支持体に設けられ、台紙をタブ供給リールから台紙
巻取りリールへ送り出す送り出し駆動機構と、支持体に
設けられ、タブ供給リールから台紙巻取りリールへ巻き
取られて行く台紙の一部分を折り曲げてこれに貼着され
たタブをその粘着層がテーブル面へ対向するように台紙
から剥離突出させる板状のタブ剥離具と、タブ剥離具の
先端部近傍位置で且つ支持体に回転自在に設けられ、タ
ブ剥離具の先端部から連続的に剥離突出されるタブの一
端部を巻取紙の先端部へ順次押圧貼着するテーブル面側
へ押圧附勢されたタブ用押圧ローラとから構成されてお
り、タブ剥離具の先端部でタブロールの台紙を鋭角状に
折り曲げ、台紙に貼着されているタブをタブ剥離具の先
端部から剥離突出させると共に、剥離突出されたタブを
巻取紙の先端部上面を転動しているタブ用押圧ローラに
より巻取紙の先端部へ押圧貼着するようにしたことに特
徴がある。
【0012】
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、タブ用
押圧ローラをスプリングによりテーブル面側へ押圧附勢
するようにしたことに特徴がある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1及び図2は本発明に係
るタブ貼着装置1を設けた巻取紙Pの紙継ぎ用前処理装
置を示し、当該紙継ぎ用前処理装置は、雑誌や書籍等を
印刷する印刷用輪転機(オフセット輪転機)への巻取紙
の搬送経路に据え付けられ居り、商業印刷用巻取紙Pに
紙継ぎ用前処理を施すものである。
【0015】即ち、前記紙継ぎ用前処理装置は、図1及
び図2に示す如く、巻取紙Pを正逆回転自在且つ昇降自
在に支持する巻取紙支持装置2と、巻取紙Pの表層部分
を幅方向に切断して巻取紙Pの切断された先端部分をめ
くり出す切断剥離装置3と、めくり出された巻取紙Pの
先端部分を支持するテーブル4と、テーブル4上に繰り
出された巻取紙Pの繰り出し部分を幅方向に切断するカ
ッター装置5と、巻取紙Pの先端部両側端を斜めに切断
する耳切りカッター装置6と、巻取紙Pの先端部にタブ
29bを突出状態で且つ所定間隔毎に貼着するタブ貼着
装置1と、巻取紙Pの先端部一側端に巻取紙Pの紙継ぎ
部分を検出する為の銀紙を貼着する銀紙貼着装置7と、
巻取紙Pの先端部表面に幅方向に沿って両面粘着テープ
を貼着して紙継ぎ用粘着層を形成する粘着層形成装置8
と、巻取紙Pの汚損部分の廃棄処理を行う損紙処理装置
9と、巻取紙Pの先端部を巻き戻す際に該先端部を扱き
ながら巻き戻す扱き装置10と、巻取紙Pの先端部を巻
き戻す際にタブ29bを巻取紙P外表面側へ押圧貼着す
る押圧装置11とを具備している。
【0016】而して、前記紙継ぎ用前処理装置に於い
て、切断剥離装置3により巻取紙支持装置2に支持され
た巻取紙Pの切断及びテーブル4上へのめくり出しが行
われると、カッター装置5及び耳切りカッター装置6が
作動して巻取紙Pのテーブル4上へ繰り出された部分を
略台形状に切断すると共に、損紙処理装置9が作動して
巻取紙Pの汚損部分を廃棄処理する。巻取紙Pが幅方向
に切断加工されると、タブ貼着装置1が作動して巻取紙
Pの先端部にタブ29bを所定間隔毎に貼着し、次に銀
紙貼着装置7が作動して巻取紙Pの先端部一側端に銀紙
を貼着した後、粘着層形成装置8が作動して巻取紙Pの
先端部表面に切断端に沿って紙継ぎ用粘着層を形成す
る。最後に、巻取紙Pの先端部が扱き装置10により扱
かれながら巻き戻されると共に、押圧装置11が作動し
てタブ29bを巻取紙P外表面側へ押圧し、巻取紙Pの
先端部を巻取紙P外表面へ止着するようになっている。
【0017】尚、各装置1〜11は、何れもコンピュー
ター等の制御装置12からの予め設定された信号に従っ
て自動制御されている。
【0018】本発明のタブ貼着装置1は、テーブル4の
上方位置に配設されて居り、テーブル4上方のフレーム
13に設けた移動支持機構14に取り付けられ、該移動
支持機構14によりテーブル4上に繰り出されている巻
取紙Pの幅方向(図2の上下方向)及び巻取紙Pの繰り
出し方向(図1及び図2の左右方向)へ夫々往復移動で
きるようになっている。
【0019】即ち、前記移動支持機構14は、図1乃至
図3に示す如く、テーブル4の上方位置に配置したフレ
ーム13にテーブル4の幅方向に沿う格好で取り付けら
れた支持部材15と、支持部材15に取り付けられ、テ
ーブル4と平行で且つ巻取紙Pの軸芯に平行な上部ガイ
ドレール16と、上部ガイドレール16に垂下状態で往
復移動自在に支持された上部走行台17と、支持部材1
5に設けられ、無端状のチェーン18aの一部が上部走
行台17に連結されたチェーン伝動機構18と、支持部
材15に取り付けられ、チェーン伝動機構18のチェー
ン18aを周回走行させて上部走行台17を上部ガイド
レール16に沿って走行させるサーボモータ19と、上
部走行台17の下面側に巻取紙Pの繰り出し方向に沿っ
て取り付けられた下部ガイドレール20と、下部ガイド
レール20に垂下状態で往復移動自在に支持された下部
走行台21と、上部走行台17の下面側に下部ガイドレ
ール20と平行で且つ回転自在に支持され、下部走行台
21に螺挿されたボールネジ22と、ボールネジ22を
正逆回転させて下部走行台21を下部ガイドレール20
に沿って移動させるサーボモータ23とから構成されて
居り、前記下部走行台21の下面側にタブ貼着装置1が
設けられている。
【0020】従って、この移動支持機構14によれば、
上部走行台17をチェーン伝動機構18及びサーボモー
タ19により上部ガイドレール16に沿って移動させる
ことによって、タブ貼着装置1を巻取紙Pの幅方向へ往
復移動させることができ、又、下部走行台21をボール
ネジ22及びサーボモータ23により下部ガイドレール
20に沿って移動させることによって、タブ貼着装置1
を巻取紙Pの繰り出し方向へ往復移動させることができ
る。
【0021】尚、カッター装置5、耳切りカッター装置
6、銀紙貼着装置7及び粘着層形成装置8も、移動支持
機構14の下部走行台21に夫々取り付けられて居り、
該移動支持機構14により巻取紙Pの幅方向及び巻取紙
Pの繰り出し方向へ夫々往復移動できるようになってい
る。
【0022】前記タブ貼着装置1は、テーブル4上に繰
り出されて幅方向に切断された巻取紙Pの先端部(切断
端部)に所定間隔毎にタブ29bの一端部を貼着するも
のであり、巻取紙Pの幅方向へ移動しつつ幅方向に切断
された巻取紙Pの先端部にタブ29bを突出状態で且つ
所定間隔毎に連続的に貼着し得るものである。
【0023】即ち、タブ貼着装置1は、図4及び図5に
示す如く、移動支持機構14の下部走行台21の下面側
に垂下姿勢で固定したブラケット24にガイドレール2
5を介して昇降自在に支持された板状の支持体26と、
ブラケット24と支持体26との間に介設され、支持体
26を昇降動させる流体圧シリンダ27と、支持体26
に回転自在に支持されたタブ供給リール28と、タブ供
給リール28に着脱自在に支持され、ロール状の台紙2
9aの片側面に粘着層29cを有するタブ29bを直列
状態で且つ着脱自在に貼着して成るタブロール29と、
支持体26に回転自在に支持され、タブロール29の台
紙29aを巻き取る台紙巻取りリール30と、支持体2
6に設けられ、台紙29aをタブ供給リール28から台
紙巻取りリール30へ送り出す送り出し駆動機構31
と、支持体26に設けられ、タブロール29の台紙29
aの一部分を折り曲げてこれに貼着されたタブ29bを
剥離突出させるタブ剥離具32と、支持体26にテーブ
ル4面と平行で且つ回転自在に設けられ、タブ剥離具3
2から連続的に剥離突出されるタブ29bの一端部を巻
取紙Pの先端部へ順次押圧貼着するタブ用押圧ローラ3
3等から構成されている。
【0024】前記タブ供給リール28は、図6に示す如
く、支持体26に固定したリール軸34に回転自在に支
持されて居り、リール軸34に回転自在に嵌合された支
持筒35と、支持筒35に取り付けられ、タブロール2
9を着脱自在に保持するリール本体36と、支持筒35
に着脱自在に螺着され、タブロール29をリール本体3
6から抜け止めする抜け止めナット37と、リール軸3
4の先端部側に着脱自在に螺着され、支持筒35の端面
に軽く当接する摺動部材38を備えた摩擦用ナット39
とから構成されている。このタブ供給リール28は、摩
擦用ナット39により軽い摩擦抵抗を受けつつ回転する
ようになっている為、タブロール29の台紙29aを引
き出したときに惰性で回転すると云うこともなく、台紙
29aの引き出しを正確に行える。
【0025】前記タブロール29は、図7に示す如く、
筒状の芯材にロール状に巻かれた長尺状の台紙29a
と、台紙29aの外側面に直列状態で且つ着脱自在に貼
着され、裏面側の両端部に粘着層29cを形成した多数
の矩形状のタブ29bとから成る。又、各タブ29bの
粘着層29cを形成していない部分(タブ29bの中央
部分)には、巻取紙Pの紙継ぎ時にタブ29bの切断を
円滑且つ容易に行えるように切目29dがタブ29bの
幅方向に沿って形成されている。
【0026】前記台紙巻取りリール30は、図6に示す
如く、支持体26に軸受40を介して回転自在に支持さ
れたリール軸41に取り付けられて居り、リール軸41
に支持されたリール本体42と、リール本体42に着脱
自在に取り付けられ、タブロール29の台紙29aの始
端部が巻き付け状態で止着されるU字杆43とから構成
されている。
【0027】前記送り出し駆動機構31は、図4に示す
如く、支持体26に回転自在に設けた駆動軸44と、駆
動軸44に支持された駆動ローラ45と、支持体26に
設けた駆動モータ46と、駆動モータ46の出力軸と駆
動軸44とを連動連結するベルト伝動機構47と、支持
体26にアーム48を介して揺動自在に支持され、台紙
29aの一部分を駆動ローラ45の外周面とで挾持する
押えローラ49等から構成されて居り、台紙29aに貼
着されたタブ29bを一枚宛タブ剥離具32へ送り出せ
るように間欠的に駆動制御されている。又、この送り出
し駆動機構31は、駆動軸44と台紙巻取りリール30
との間にロープ伝動機構50を介設することによって、
台紙巻取りリール30を台紙29aを巻き取る方向へ回
転させることができるようになっている。
【0028】前記タブ剥離具32は、図4に示す如く、
板状を呈し、支持体26の下端部に若干傾斜する姿勢で
且つ先端部が支持体26の下端から下方へ若干突出する
姿勢で固定されて居り、タブ供給リール28から台紙巻
取りリール30へ巻き取られて行くタブロール29の台
紙29aの一部分を鋭角的(略180°)に折り曲げ、
台紙29aに貼着されたタブ29bをその粘着層29c
がテーブル4面へ対向するように台紙29aから剥離突
出させるものである。
【0029】前記タブ用押圧ローラ33は、タブ剥離具
32の先端部近傍位置で且つ支持体26側に回転自在に
設けられている。この例では、タブ用押圧ローラ33
は、図4及び図8に示す如く、支持体26の下端部に軸
51及び軸受52を介して上下方向へ揺動自在に支持さ
れたアーム53の先端部に回転自在に支持されて居り、
タブ剥離具32から剥離突出されるタブ29bの表面側
近傍に位置するように配置されている。又、タブ用押圧
ローラ33は、タブ剥離具32の先端部で剥離突出され
たタブ29bを巻取紙Pの先端部へ押圧貼着できるよう
に、テーブル4面側へ附勢されている。即ち、タブ用押
圧ローラ33は、支持体26とアーム53の基端部との
間にコイルスプリング54を介設することによって、テ
ーブル4面へ押圧附勢されている。尚、図4及び図8に
於いて、55はタブ用押圧ローラ33を支持するローラ
支持軸、56はアームの揺動量を規制するストッパーで
ある。
【0030】而して、上記構成のタブ貼着装置1に於い
て、タブ供給リール28に装着されたタブロール29の
台紙29aは、図4に示す如く、支持体26に設けたガ
イドローラ57,57を経てタブ剥離具32へ至り、タ
ブ剥離具32の先端部で折り曲げられてからガイドロー
ラ57を経て駆動ローラ45へ至り、該駆動ローラ45
と押えローラ49で挾持された後、台紙巻取りリール3
0へ巻き取られるようになっている。
【0031】尚、図4に於いて、58は支持体26と流
体圧シリンダ27を連結する連結材、59は光電管等か
ら成るタブ送り出し検出用センサーである。
【0032】次に、前記タブ貼着装置1を用いて巻取紙
Pの先端部にタブ29bを貼着する場合について説明す
る。
【0033】テーブル4上に繰り出された巻取紙Pがカ
ッター装置5及び耳切りカッター装置6により略台形状
に切断されると、上部走行台17及び下部走行台21が
巻取紙Pの先端部側端の直上位置(タブ貼着位置)へ移
動し、タブ貼着装置1を巻取紙Pの先端部側端に対向さ
せる。即ち、タブ貼着装置1のタブ用押圧ローラ33を
巻取紙Pの先端部及びテーブル4上面に股がる状態で巻
取紙Pの先端部側端に対向させる(図9参照)。
【0034】タブ貼着装置1が巻取紙Pの先端部側端の
直上位置に移動すると、支持体26が流体圧シリンダ2
7により下降し、タブ用押圧ローラ33を巻取紙Pの先
端部側端へ当接させる(図10参照)。このとき、タブ
用押圧ローラ33は、コイルスプリング54の弾性力に
よりテーブル4面側へ押圧附勢されている。
【0035】タブ用押圧ローラ33が巻取紙Pの先端部
側端へ当接すると、この状態で上部走行台17が巻取紙
Pの幅方向へ走行すると共に、送り出し駆動機構31が
作動して駆動ローラ45及び台紙巻取りリール30を一
定量だけ回転させる。
【0036】そうすると、タブ供給リール28に装着さ
れているタブロール29の台紙29aは、図11に示す
如く、ガイドローラ57,57、タブ剥離具32、ガイ
ドローラ57、駆動ローラ45及び押えローラ49を経
て台紙巻取りリール30へ一定量だけ送り出され、該台
紙巻取りリール30へ巻き取られて行く。
【0037】前記台紙29aは、タブ剥離具32の先端
部を通過する際に鋭角的(略180°)に折り曲げられ
た状態で通過する。その為、台紙29aに貼着されてい
るタブ29bは、図11に示す如く、台紙29aから順
次剥離されて行き、その粘着層29cが巻取紙Pの先端
部表面へ対向するようにタブ剥離具32の先端部から剥
離突出される。このとき、台紙29aがタブ剥離具32
の先端部で鋭角的に折り曲げられる為、台紙29aに貼
着されたタブ29bは、台紙29aから確実に剥離され
ることになる。
【0038】タブ剥離具32の先端部で剥離突出された
タブ29bは、タブ剥離具32の先端部近傍位置で且つ
巻取紙Pの先端部上面を切断端に沿って転動しているタ
ブ用押圧ローラ33により巻取紙Pの先端部へ貼着され
る。即ち、タブ剥離具32の先端部から剥離突出したタ
ブ29bは、転動しているタブ用押圧ローラ33と巻取
紙Pの先端部との間に入り込み、該タブ用押圧ローラ3
3により巻取紙Pの先端部に突出状態で貼着されること
になる(図11及び図12の実線位置参照)。このと
き、タブ用押圧ローラ33は、コイルスプリング54に
よりテーブル4面側へ附勢されている為、タブ29bを
巻取紙Pの先端部へ確実に貼着することができる。又、
タブ29bは、その端部が巻取紙P先端から突出する
が、テーブル4に段部を形成してタブ29bの端部が段
部の上面部分から下面部分側へ突出するようにしている
為、テーブル4面に付着するのを防止することができる
(図13及び図14参照)。
【0039】巻取紙Pの先端部に一枚目のタブ29bを
貼着し、上部走行台17が所定距離だけ走行移動した
ら、引き続き送り出し駆動機構31が作動して駆動ロー
ラ45及び台紙巻取りリール30を一定量だけ回転さ
せ、タブロール29の台紙29aをタブ供給リール28
から台紙巻取りリール30へ送り出し、台紙29aに貼
着されているタブ29bをタブ剥離具32の先端部から
剥離突出させると共に、巻取紙Pの先端部上面を転動し
ているタブ用押圧ローラ33により二枚目のタブ29b
を巻取紙Pの先端部に突出状態で貼着して行く(図12
の一点鎖線参照)。
【0040】以下同様の動作を繰り返すことによって、
前記タブ貼着装置1は巻取紙Pの幅方向へ移動しながら
巻取紙Pの先端部にタブ29bを一定間隔毎に連続的に
貼着することができる(図15参照)。
【0041】尚、上記例に於いては、本発明のタブ貼着
装置1を用いて商業印刷用巻取紙Pに紙継ぎ用前処理を
施すようにしたが、他の例に於いては、本発明のタブ貼
着装置1を用いて新聞印刷用巻取紙Pに紙継ぎ用前処理
を施すようにしても良い。
【0042】上記例に於いては、上部走行台17をチェ
ーン伝動機構18及びモータ19により巻取紙Pの幅方
向へ移動させるようにしたが、他の例に於いては、上部
走行台17を流体圧シリンダ(図示省略)により巻取紙
Pの幅方向へ移動させるようにしても良い。
【0043】上記例に於いては、下部走行台21をボー
ルネジ22及びモータ23により巻取紙Pの幅方向へ移
動させるようにしたが、他の例に於いては、下部走行台
21を流体圧シリンダ(図示省略)により巻取紙Pの繰
り出し方向へ移動させるようにしても良い。
【0044】上記例に於いては、台紙巻取りリール30
と駆動ローラ45とを同一の駆動モータ46を用いて回
転駆動するようにしたが、他の例に於いては、支持体2
6にモータ(図示省略)を2台設け、各モータで台紙巻
取りリール30と駆動ローラ45とを夫々回転駆動する
ようにしても良い。
【0045】上記例に於いては、駆動ローラ45を駆動
モータ46により回転駆動して台紙29aを送り出すよ
うにしたが、他の例に於いては、駆動ローラ45等を省
略し、台紙巻取紙リール30を駆動モータ46で直接回
転駆動させて台紙29aをタブ供給リール28から引き
出すようにしても良い。
【0046】上記例に於いては、タブ剥離具32を板状
に形成したが、他の例に於いては、タブ剥離具32を直
径の小さい棒状に形成し、台紙29aを棒状のタブ剥離
具32に巻き付けて台紙29aの一部分を折り曲げるよ
うにしても良く、或いはタブ剥離具32を楔状に形成
し、楔状の先端部分で台紙29aの一部分を折り曲げる
ようにしても良い。
【0047】上記例に於いては、タブ用押圧ローラ33
をアーム53を介して支持体26に取り付けるようにし
たが、他の例に於いては、タブ用押圧ローラ33を直接
支持体26に回転自在に設けるようにしても良い。
【0048】
【発明の効果】上述の通り、本発明の請求項1のタブ貼
着装置は、巻取紙の幅方向へ移動しつつ、該巻取紙の先
端部にタブを一定間隔毎に連続的に貼着できる構成とし
ている為、巻取紙の先端部へ複数枚のタブを貼着する場
合でも、タブの貼着を極めて迅速に行える。その結果、
紙継ぎ用前処理の作業能率の大幅な向上を図れる。又、
タブ剥離具により台紙からタブを剥離し、この剥離され
たタブを支持体に設けた押圧ローラで巻取紙の先端部へ
押圧貼着するようにしている為、従来のタブ貼着装置の
ようにタブを真空吸着する必要もなく、真空ポンプやバ
ルブ等を省略することができる。即ち、簡単な構成でも
ってタブを貼着することができ、タブ貼着装置自身の構
造及び組立の簡略化、コスト低減を図ることができる。
更に、タブ剥離具を板状に形成し、タブ剥離具の先端部
でタブロールの台紙を鋭角状に折り曲げるようにしてい
る為、タブを台紙から確実に剥離突出させることができ
る。
【0049】本発明の請求項2のタブ貼着装置は、タブ
用押圧ローラをスプリングによりテーブル面側へ押圧附
勢するようにしている為、タブを巻取紙の先端部へ確実
に貼着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタブ貼着装置を設けた巻取紙の紙
継ぎ用前処理装置の概略側面図である。
【図2】紙継ぎ用前処理装置の概略平面図である。
【図3】移動支持機構の概略正面図である。
【図4】タブ貼着装置の正面図である。
【図5】タブ貼着装置の側面図である。
【図6】タブ貼着装置のタブ供給リール、台紙巻取りリ
ール及び駆動ローラ部分を展開した状態の部分断面図で
ある。
【図7】タブロールの斜視図である。
【図8】タブ貼着装置のタブ用押圧ローラ部分を展開し
た状態の断面図である。
【図9】タブ貼着装置が巻取紙の先端部側端の直上位置
へ移動した状態の説明図である。
【図10】タブ貼着装置が下降してタブ用押圧ローラが
巻取紙の先端部に当接した状態の説明図である。
【図11】タブ貼着装置の作動状態を示し、タブが台紙
から剥離されてタブ用押圧ローラにより巻取紙の先端部
へ貼着される状態の説明図である。
【図12】タブ貼着装置が巻取紙の幅方向へ移動しつつ
巻取紙の先端部にタブを連続的に貼着する状態の説明図
である。
【図13】巻取紙の先端部にタブを貼着した状態の拡大
部分平面図である。
【図14】巻取紙の先端部にタブを貼着した状態の拡大
部分側面図である。
【図15】巻取紙の先端部にタブを所定間隔毎に貼着し
た状態の部分平面図である。
【図16】従来の紙継ぎ用前処理を施した巻取紙の斜視
図である。
【図17】従来のタブ貼着装置の概略部分平面図であ
る。
【図18】従来のタブ貼着装置の概略部分側面図であ
る。
【符号の説明】
1はタブ貼着装置、4はテーブル、26は支持体、28
はタブ供給リール、29はタブロール、29aは台紙、
29bはタブ、29cはタブの粘着層、30は台紙巻取
りリール、31は送り出し駆動機構、32はタブ剥離
具、33はタブ用押圧ローラ、54はスプリング、Pは
巻取紙。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取紙(P)の幅方向へ移動しつつテー
    ブル(4)上に繰り出されて幅方向に切断された巻取紙
    (P)の先端部にタブ(29b)を突出状態で且つ所定
    間隔毎に連続的に貼着するようにしたタブ貼着装置
    (1)であって、前記タブ貼着装置(1)、少なくと
    も巻取紙(P)の幅方向へ移動可能な支持体(26)
    と、支持体(26)に回転自在に支持されたタブ供給リ
    ール(28)と、タブ供給リール(28)に着脱自在に
    支持され、ロール状に巻かれた長尺状の台紙(29a)
    及び台紙(29a)の片側面に直列状態で且つ着脱自在
    に貼着されて裏面側に粘着層(29c)を有するタブ
    (29b)から成るタブロール(29)と、支持体(2
    6)に回転自在に支持され、タブロール(29)の台紙
    (29a)を巻き取る台紙巻取りリール(30)と、支
    持体(26)に設けられ、台紙(29a)をタブ供給リ
    ール(28)から台紙巻取りリール(30)へ送り出す
    送り出し駆動機構(31)と、支持体(26)に設けら
    れ、タブ供給リール(28)から台紙巻取りリール(3
    0)へ巻き取られて行く台紙(29a)の一部分を折り
    曲げてこれに貼着されたタブ(29b)をその粘着層
    (29c)がテーブル(4)面へ対向するように台紙
    (29a)から剥離突出させる板状のタブ剥離具(3
    2)と、タブ剥離具(32)の先端部近傍位置で且つ
    持体(26)に回転自在に設けられ、タブ剥離具(3
    2)の先端部から連続的に剥離突出されるタブ(29
    b)の一端部を巻取紙(P)の先端部へ順次押圧貼着す
    テーブル(4)面側へ押圧附勢されたタブ用押圧ロー
    ラ(33)とから構成されており、タブ剥離具(32)
    の先端部でタブロール(29)の台紙(29a)を鋭角
    状に折り曲げ、台紙(29a)に貼着されているタブ
    (29b)をタブ剥離具(32)の先端部から剥離突出
    させると共に、剥離突出されたタブ(29b)を巻取紙
    (P)の先端部上面を転動しているタブ用押圧ローラ
    (33)により巻取紙(P)の先端部へ押圧貼着するよ
    うにしたことを特徴とするタブ貼着装置。
  2. 【請求項2】 タブ用押圧ローラ(33)をスプリング
    (54)によりテーブル(4)面側へ押圧附勢するよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載のタブ貼着装
    置。
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