JP3875390B2 - 巻取仕立て装置のタブ押え装置 - Google Patents

巻取仕立て装置のタブ押え装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、輪転機等で用いられる巻取に対して、紙継ぎのための先端処理、すなわち、本紙を所定形状にカットして紙継ぎ用紙端を形成し、その紙端に粘着テープ(両面テープ)を貼り付け、その紙端をほぐれ止め用のタブで巻取外周に固定するという仕立て処理を行う巻取仕立て装置に関し、特に、紙端に紙継ぎ用の仕立てを施した本紙を巻取上に巻き戻した際に前記紙端の複数のタブを巻取表面に確実に貼り付けるためのタブ押え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、巻取に対する紙継ぎ用の仕立て形態として、図8に示すように、巻取1の本紙2の先端を、全幅のほとんどの部分が巻取軸線に平行な直線状となるように切断し、その紙端に沿って両面テープ3を貼り付け、且つ巻取表面に複数のタブ4によって貼り付けた形態が広く使用されている。ここで用いるタブ4はそのほぼ中央にミシン目5を形成したものである。この形態の仕立てを行うには、図9に示すように、巻取1から本紙2を繰り出し、作業テーブル7上で先端を所定形状にカットし、次いで、その本紙2の紙端に両面テープ3を貼り付けると共に、紙端にほぐれ止め用のタブ4を一部を突出させた状態で貼り付け、その後、仕立て処理済の本紙2の先端を巻取1上に巻き戻し、且つその巻取1の外周のタブ4が通過する位置をタブ押えコロ8で押さえることで、タブ4を巻取表面に貼り付けるという動作を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この方法で仕立てを行った巻取1では、巻取1上に巻き戻した本紙2とその下の本紙との間に空気が残ることがあり、図10に誇張して示すように、本紙2の紙端のタブ4とタブ4の間の部分に膨らみ9が生じるということがあった。このような膨らみ9が生じると、巻取を印刷機にセットして紙継ぎのために回転させた際、紙端の内側に空気が入り込んで紙端が剥がれてしまい、紙継ぎ失敗(ペースター失敗)を生じるという問題となっていた。
【0004】
この問題を解決するには、仕立て済の本紙先端を巻取上に巻き戻す際、その本紙と巻取表面との間に空気を巻き込まないように、本紙をしごきながら巻き取ることが考えられ、本発明者等は先に、図11に示すように、タブ押えコロの上流側にしごきブラシ10を設けた装置を開発した。このしごきブラシ10を用いると、本紙の下から空気を除去できるため、図10に見られるような紙端のタブ間の膨らみの発生は大幅に防止できる。
【0005】
ところが、この場合には、巻取の巻きの緩み、紙質の状態等によっては、タブ4がミシン目5のところで折れることがあり、タブの引張強度が極端に低下し、ペースター失敗を引き起こすことがあるという問題が生じた。
【0006】
本発明は、上述の問題点に鑑みて為されたもので、仕立て済の本紙先端を巻取上に巻き戻す際に、タブ折れを生じることなく、また、空気を巻き込むことなく本紙を巻き戻し、タブを良好に巻取表面に貼り付けることを可能とするタブ押え装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、タブ折れの発生原因を検討した結果、次の事項を見出した。すなわち、本紙先端の巻取上への巻き戻しの際、まず、図12(a)に示すように、タブ4がしごきブラシ10の下を通過した際巻取1の表面にくっついてしまい、タブ押えコロ8で押えられている本紙2にたるみが生じ、そのたるみを生じた部分をタブ押えコロ8が押え付けながら通過するので、図12(b)に示すようにタブ4がミシン目5のところで折れるというタブ折れを生じていた。従って、タブ4をしごきブラシ9とタブ押えコロ8の2段で押さえることがタブ折れの原因となっていた。
そこで、本発明では、複数のタブをそれぞれ押圧するように設けた複数のタブ押えコロのそれぞれの間に、巻取表面を押圧するように複数のブラシを設け、タブ押えコロの横で本紙をしごいて空気巻込みを阻止する構成とする。これにより、タブが2段に押えられることがなく、タブ折れが防止される。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明は、巻取仕立て装置において、紙端に紙継ぎ用の仕立てを施した本紙を巻取上に巻き戻した際に前記紙端に貼り付けている複数のタブを巻取表面に貼り付けるためのタブ押え装置であって、前記複数のタブに対応する巻取表面位置を押圧するように設けられた複数のタブ押えコロと、各タブ押えコロとタブ押えコロの間に配置され、巻取表面を押圧する複数のブラシを備えたことを特徴とする。本発明はこの構成により、複数のタブ押えコロ及び複数のブラシがほぼ一直線上に並んだ状態で、巻取上に巻き戻される本紙を押さえており、本紙の下に空気が巻き込まれることを防止することができ、また、タブ押えコロでタブを巻取表面に確実に、且つタブ折れを生じることなく貼り付けることができる。
【0009】
本発明は更に、前記複数のブラシを、第一シリンダ機構で巻取に向かって往復動させられるタブ押え本体に保持させ、その第一シリンダ機構による押圧力によって巻取表面に押し付ける構成としている。この構成を採用したことで、構造を簡単化できる。更に、そのタブ押え本体には、前記複数のタブ押えコロをそれぞれ第二シリンダ機構を介して保持させ、その第二シリンダ機構による押圧力によって巻取表面に押し付ける構成としており、その構成を採用することにより、タブ押えコロとブラシをそれぞれ所望の押圧力で巻取表面に押し付けることができる。更に、前記第二シリンダ機構の押圧力を、少なくとも2段階に切り換え可能としており、この構成としたことで、タブ押えコロで本紙を押さえて内側に入った空気をしごき抜く時には低圧(ブラシ圧と同等)とし、タブ貼り付け時には高圧としてタブをしっかりと貼り付けることができる。
【0010】
【実施例】
以下、図面に示す本発明の実施例を説明する。図1は本発明の一実施例によるタブ押え装置を備えた巻取仕立て装置の概略断面図、図2はその概略平面図であり、一部部品は図示を省略している。図1、図2において、1は仕立て処理すべき巻取であり、仕立て処理を行う位置に保持された状態で示されている。32はその巻取1の供給、排出を行うための台車であり、巻取1を上面32aに乗せた状態でレール33上を走行して巻取1をその軸線方向に搬送するようになっている。34は巻取支持手段であり、巻取1を乗せて保持することの可能な一対の支持ローラ35(以下ベーラーという)と、そのベーラーを正逆両方向に回転駆動する駆動手段(図示せず)と、ベーラーを昇降させる昇降機構36等を備えている。
【0011】
41はサイドフレーム、42はそのサイドフレーム41に、水平に且つ巻取1の軸線に直角方向に(矢印X−X方向に)移動可能に保持された縦移動台である。この縦移動台42の先端部には、作業テーブル44が取り付けられている。この作業テープル44は、図3、図4に拡大して示すように、ほぼ垂直な且つ巻取1の幅よりも広い幅の支持面44aを備えている。この支持面44aは、巻取1から繰り出された本紙2を吸着保持するためのもので、真空吸引源(図示せず)に連結された多数の吸着孔44bを開孔させている。更に、この支持面44aには、後述するカッター52による本紙切断位置に沿って本紙の先端側が低くなるような段差が形成されている。
【0012】
図1において、作業テーブル44の上端には、スクレーパ46が取り付けられており、その先端を巻取1の外周に軽く押し当てた状態で、巻取1を矢印A方向(紙端繰り出し方向)に回転させた時、本紙2の紙端2aを巻取外周面から離れるように案内し、作業テーブル44の支持面44a上に案内することができる。
【0013】
図1、図2において、縦移動台42には更に、作業テーブル44の支持面44aに対向する位置に仕立てユニット50が設けられている。この仕立てユニット50は、図3にも示すように、支持面44aに保持される本紙2を横切る方向で且つ水平方向に(図2の矢印Y−Y方向に)移動可能に保持された横移動台51と、その横移動台51に取り付けられた主カッター52、及び一対のサイドカッター53A、53Bと、テープ貼り部54と、タブ貼り部55を有しており、また、横移動台51はモータ(図示せず)で正逆両方向に回転駆動されるねじ軸57に噛み合っている。かくして、ねじ軸57の正逆回転によって、仕立てユニット50は作業テーブル44の支持面44aに沿って紙幅方向に往復動する。
【0014】
主カッター52は、作業テーブル44の支持面44a上に保持された本紙2を紙幅方向に切断するためのもので、図4に示すように、円形カッター刃52aとその円形カッター刃52aを本紙2に押し付けるエアシリンダ等の押付手段を備えており、そのカッター刃52aを支持面44a上の本紙2に押し付けた状態で横移動台51が紙幅方向に移動することで、本紙2を紙幅方向に直線状に切断することができる。この主カッター52の走行位置は、支持面44aに形成している段差に沿うように定められている。サイドカッター53A、53Bはそれぞれ、本紙1bの両端を斜め方向に切断するためのもので、カッター刃とそのカッター刃を支持面44aに押し付ける押付手段と、カッター刃を斜め方向に移動させる移動手段とを備えており、そのカッター刃が本紙2の側縁に面する位置に横移動台51を停止させ、その状態でカッター刃を本紙2に押し付け、斜め方向に移動させることで、本紙両端を斜めにカットできる。
【0015】
テープ貼り部54は、作業テーブル44の支持面44aに支持されている本紙2の主カッター52で切断されて形成された紙端の上面に、紙端に沿って両面テープ3を貼り付けるためのものであり、剥離テープに貼り付けた状態の両面テープを供給する供給リールと、両面テープを剥がした後の剥離テープを巻き取る巻取リールと、両面テープ3を本紙2に貼り付けるテープ貼りローラ59(図4参照)等を備えている。タブ貼り部55は、作業テーブル44の支持面44aに支持されている本紙2の紙端に複数のタブ4を、その一部が紙端から突出するように且つ適当な間隔をあけて貼り付けるためのものであり、剥離テープに貼り付けた状態のタブ4を供給する供給リールと、剥離テープを巻き取る巻取リールと、剥離テープから剥がしたタブ4を保持して本紙2に貼り付けるタブ貼りパッド61(図4参照)等を備えている。これらのテープ貼り部54、タブ貼り部55は公知のものを適宜使用可能であるので、詳細な説明は省略する。
【0016】
図1において、縦移動台42には、巻取1を紙端巻き込み方向に回転させた時、その巻取の外周面を押圧して紙端先端のタブをその下の巻取表面に貼り付けるタブ押え装置70が設けられている。このタブ押え装置70は、図5、図6に示すように、タブ押え本体71と、それを巻取に向かって移動させるエアシリンダ等の第一シリンダ機構72を備えている。このタブ押え本体71には、複数のタブ押えコロ73が、それぞれエアシリンダ等の第二シリンダ機構74を介して保持され、更に、各タブ押えコロ73間には、複数のブラシ76が取り付けられている。これらの複数のタブ押えコロ73、複数のブラシ76はほぼ1直線状となるように配置されている。また、各タブ押えコロ73は、本紙先端に貼り付けたタブ4(図3参照)の位置に対応するように配置されている。なお、タブ押え本体71の両端には、巻取1の両端位置に応じた位置に移動可能なサイドブロック77が設けられており、そのサイドブロック77にもタブ押えコロ73が第二シリンダ機構を介して取り付けられている。
【0017】
各タブ押えコロ73を保持した第二シリンダ機構74には、レギュレータ、電磁弁等を備えた空圧回路が接続され、その第二シリンダ機構74の押圧力を低圧、高圧の2段に切り換え可能となっている。ここで、第二シリンダ機構74の低圧での押圧力は、各タブ押えコロ73の押圧力がブラシ76による押圧力にほぼ等しくなるように設定されており、高圧での押圧力は各タブ押えコロ73がタブをしっかりと巻取表面に押し付けるて確実に貼り付けることができるように設定されている。
【0018】
図1、図2において、作業テーブル44や仕立てユニット50を保持している縦移動台42には、その縦移動台42を、図1のX−X方向に移動させる移動機構(図示せず)が連結されており、縦移動台42を、巻取1の外径に応じた所定位置(スクレーパ46が巻取1に軽く接触する仕立て動作位置)に移動させることができる構成となっている。作業テーブル44の下方には、巻取1から二点鎖線2fで示すように繰り出される本紙を搬送するコンベア80が設けられ、そのコンベア80の下流には屑箱81が設けられている。ここで使用するコンベア80は、巻取1からの本紙を下流の屑箱81に排出可能なものであれば任意であるが、本実施例では、定位置に設けられた第一ベルトコンベア80aと、その第一ベルトコンベア80aとの間に本紙をはさんで搬送する第二ベルトコンベア80bを備えたベルトサンドコンベアが用いられている。このようなベルトサンドコンベア80を用いると、本紙を確実に挟んで搬送し、屑箱81に排出することができる。
【0019】
以上の構成になる巻取の仕立て装置について、以下その仕立て動作を説明する。なお、この仕立て動作は、仕立て装置に設けられているシーケンス制御装置(図示せず)によって自動的に行われるものである。
【0020】
図1において、外周の梱包材を除去した後の巻取1が台車32で搬入され、その巻取1をベーラー35が所定高さに持ち上げた後、縦移動台42が図1に示す所定の仕立て位置に移動して停止する。次いで、ベーラー35が回転して巻取1を矢印A方向に回転させ、本紙2の先端を下方に送り出す。その本紙2は、スクレーパ46で案内され、作業テーブル44の支持面44aの前を通って下方のベルトサンドコンベア80に送り出されて、ニップされる。本紙2の先端がベルトサンドコンベア80でニップされ、少し送られた時点でベーラー35が停止し、巻取1も停止する。この時、巻取1から繰り出された本紙は下端をベルトサンドコンベア80にニップされているため、適当なテンションをかけた状態に保たれている。
【0021】
次に、図3、図4において、作業テーブル44の支持面44aの吸引孔44bに真空が供給され、本紙2を吸着保持する。次いで、仕立てユニット50が、図3(a)に示す位置から左方向に移動を開始し、主カッター52が本紙2の側縁近傍の切断開始位置となった時点で、主カッター52の円形カッター刃52aが本紙2に切り込み、本紙2を切断してゆく。本紙の切り離された先端側(屑紙)2aは、直ちに支持面44aの低い側の面に吸着保持され、巻取につながった側の本紙2bの表面よりも奥に引っ込んだ位置となる。仕立てユニット50が本紙2を切断しながら移動する際、同時にテープ貼り部53とタブ貼り部55も動作して、両面テープ3及びタブ4を貼り付けてゆく。すなわち、図3(b)、図4に示すように主カッター52が本紙2を水平に切断してゆき、巻取1につながっている側の本紙2bの紙端に、タブ貼り部55がタブ4を貼り付け、テーブル貼り部54が両面テープ3を貼り付けて行く。このタブ貼り付けの際、切断された本紙の先端側の部分2aは、支持面44aの低い側の面に吸着保持されているため、タブ貼りパット61がタブ4を本紙2bの紙端から一部を突出させた状態で貼り付けた際、そのタブ4が切り離された側の本紙2aに接触して貼り付けられるということがなく、従って、本紙2bの紙端に支障なくタブ4を貼り付けることができる。
【0022】
以上のように、仕立てユニット50の一方向(図3で左方向)への走行時に、本紙の切断、タブ貼り、両面テープ貼りが並行して行われる。この仕立てユニット50の走行途中で、サイドカッター53A、53Bがそれぞれ、本紙2の対応する側縁に達した時に、仕立てユニット50がその位置で一旦停止し、その位置でサイドカッター53A又は53Bが本紙2の側縁を斜めにカットする。以上により、本紙2を所定形状にカットして紙継ぎ用の紙端を形成すると共に、その紙端に両面テープ3及びタブ4が貼り付けられる〔図7(a)参照〕。
【0023】
その後、図1、図5において、タブ押え装置70が作動し、第一シリンダ機構72がタブ押え本体71を前進させて、複数のブラシ76を本紙の下の空気をしごき抜くのに好ましい押圧力で巻取1の外周に押し付け、両側のサイドブロック77が巻取の端面に対応した位置に移動し、その後、第二シリンダ機構74がタブ押えコロ73を低圧で巻取1の外周に押し付ける。この状態で、支持面44aの真空吸着が解除され、ベーラー35が巻取1を矢印Aとは反対方向に回転させ、支持面44a上に位置していた紙端を巻取1の外周上に巻き戻す。かくして、図7(a)に示すように、本紙2が巻取1の外周面に巻き戻されてゆき、その際、複数のタブ押えコロ73及びブラシ76が、巻取幅方向の1本のブラシのような作用で本紙2の内側に入った空気をしごき抜く。そして、図7(b)に示すように、紙端のタブ4がタブ押えコロ73に接近した時点で、そのタブ押えコロ73を押している第二シリンダ機構の押圧力を低圧から高圧に切り換え、これにより、各タブ押えコロ73の下を通過するタブを確実に巻取表面に貼り付ける。
【0024】
以上により、巻取1が図8に示す形態に仕立てられる。また、これと並行して、図1に示すベルトサンドコンベア80が切り離された側の本紙を屑箱81に排出する。次いで、ベーラー35が下降して仕立て済の巻取1を下ろし、その下方に待機している台車32に乗せ、台車32で巻取1を搬出する。以上で1回の仕立て作業が終了する。
【0025】
なお、上記実施例では、本紙先端を巻取の軸線に平行方向にカットした場合を説明したが、本発明のこの形態の仕立てに限らず、本紙先端を巻取の軸線に対して斜め方向にカットし、その紙端に複数のタブ4を貼り付ける形態の仕立てにも適用可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のタブ押え装置は、複数のタブ押えコロの間にブラシを配置した構成であるので、本紙を巻取表面に巻き戻す際に、ほぼ直線状にならんだタブ押えコロとブラシとで押さえて本紙の下に入った空気を良好にしごき抜くことができ、しかも、タブはタブ押えコロのみで押えているため、タブ折れを生じてタブのミシン目に傷を付けるということがなく、タブを確実に巻取表面に貼り付けて紙端を良好に固定することができるという効果を有している。
【0027】
本発明のタブ押え装置は更に、複数のブラシを、第一シリンダ機構で巻取に向かって往復動させられるタブ押え本体に保持させ、その第一シリンダ機構による押圧力によって巻取表面に押し付ける構成とし、且つ前記複数のタブ押えコロをそれぞれ第二シリンダ機構を介して前記タブ押え本体に保持させ、その第二シリンダ機構による押圧力によって巻取表面に押し付ける構成としているので、装置全体の構造を簡略化できると共に、タブ押えコロとブラシをそれぞれ所望の押圧力で巻取表面に押し付けることができる。また、タブ押えコロを巻取に押し付ける第二シリンダ機構の押圧力を、少なくとも2段階に切り換え可能としているので、タブ押えコロで本紙を押さえて内側に入った空気をしごき抜く時には低圧(ブラシ圧と同等)として良好に空気のしごき抜きを行うことができ、また、タブ貼り付け時には高圧としてタブをしっかりと貼り付けることができるという効果も有している
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による巻取の仕立て装置の概略断面図
【図2】図1に示す仕立て装置を、一部部品を省略して示す概略平面図
【図3】(a)、(b)は上記実施例における仕立て動作を説明するもので、作業テーブル、本紙、仕立てユニット等を仕立てユニットの後ろ側から見た概略背面図
【図4】作業テーブルに保持した本紙に対する仕立て動作を示す概略斜視図
【図5】本発明の一実施例によるタブ押え装置の概略平面図
【図6】図5に示すタブ押え装置の概略正面図
【図7】(a)、(b)はそれぞれ、本紙を巻取上に巻き戻す状態を示す概略斜視図
【図8】巻取に対する仕立て形態の一例を示す概略斜視図
【図9】図8に示す形態の仕立てを行う状態を示す概略斜視図
【図10】仕立てを行った巻取の表面の一部を示す概略斜視図
【図11】本紙をブラシでしこぎながら巻取上に巻き戻す状態を示す概略斜視図
【図12】(a)、(b)はそれぞれ、ブラシとタブ押えコロで2段に本紙及びタブを押さえた際にタブ折れが生じる状態を説明する概略断面図
【符号の説明】
1 巻取
2 本紙
3 両面テープ
4 タブ
44 作業テーブル
50 仕立てユニット
51 横移動台
52 主カッター
54 テープ貼り部
55 タブ貼り部
61 タブ貼りパッド
70 タブ押え装置
71 タブ押え本体
72 第一シリンダ機構
73 タブ押えコロ
74 第二シリンダ機構
76 ブラシ
77 サイドブロック

Claims (1)

  1. 巻取仕立て装置において、紙端に紙継ぎ用の仕立てを施した本紙を巻取上に巻き戻した際に前記紙端に貼り付けている複数のタブを巻取表面に貼り付けるためのタブ押え装置であって、前記複数のタブに対応する巻取表面位置を押圧するように設けられた複数のタブ押えコロと、各タブ押えコロとタブ押えコロの間に配置され、巻取表面を押圧する複数のブラシを備え、前記複数のブラシが、第一シリンダ機構で巻取に向かって往復動させられるタブ押え本体に保持され、前記第一シリンダ機構による押圧力によって巻取表面に押し付けられる構成となっており、更に、前記タブ押え本体には、前記複数のタブ押えコロがそれぞれ第二シリンダ機構を介して保持され、その第二シリンダ機構による押圧力によって巻取表面に押し付けられる構成となっており、更に、前記第二シリンダ機構の押圧力は、少なくとも2段階に切り換え可能となっていることを特徴とする巻取仕立て装置のタブ押え装置。
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