JP4258101B2 - ウエブの接続装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ロール状に巻かれたウエブを送り出して使用する機械において、使用中のウエブがなくなったときに新しいウエブと交換するために端部同士を接続するウエブの接続装置に関するものであり、特に、使用中のウエブの末端と、交換用の新しいウエブの先端とに接続テープを貼り付けて両ウエブを接続するウエブの接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フィルム等の薄い帯状の物品をロール状に巻いたウエブを繰り出して、物品の包装や、その他の処理を行う装置が従来から広く用いられている。このような装置では、一巻のウエブが終了する毎にウエブの交換をすると、その都度装置を停止しなければならず、生産効率が悪いため、使用中のウエブと並べて予備のウエブを設置しておき、使用中のウエブが終了する時点で、その使用中のウエブの末端に予備のウエブの先端を接続して連続的に運転できるようにすることが好ましい。このように使用中のウエブと新しい交換用のウエブとを接続するウエブの接続装置はすでに知られている(特公平7−25439号)。なお、この公報に記載された装置は、ウエブとしてフィルムを用いたフィルムの接続装置に関するものである。
【0003】
前記公報に記載されたフィルム接続装置では、先ず、使用中のフィルムの末端と、予備のフィルムロールからくり出された新しいフィルムの先端とを突き合わせた状態で、接続用保持ガイドに保持させ、次に、粘着テープ装着ヘッドに両フィルムの幅よりも長い粘着テープを吸引保持させた後、180度回転させて前記接続用補助ガイドに対向させた後、この接続用補助ガイドを装着ヘッド側に前進させて、両フィルムに粘着テープ両端がはみ出した状態で貼り付ける。それから、折り込みローラをフィルムの両側から中央に向かって前進させて、粘着テープのフィルムの両側にはみ出している部分をフィルムの裏側に折り込むようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記公報に記載されたフィルム接続装置は、折り込みローラを前進させることにより、粘着テープの両端を折り込むようになっているが、粘着テープをフィルムの端縁に沿って正確に折り曲げることができず、フィルムの両側にはみ出した状態で折り曲げて接着してしまうおそれがあった。このように接着された粘着テープが、フィルムの幅よりも外側にはみ出していると、接続されたフィルムの搬送に不都合を生じ、停止したり切れてしまう場合があった。また、前記フィルム接続装置の構成では、装着ヘッドの両端に折り込みローラが一体に設けられているので、粘着テープを装着ヘッドに保持させる際の位置決めがし難いという問題があった。
【0005】
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、使用中のウエブと交換用の新しいウエブとを接着する接続テープを、ウエブの両側端縁に沿って正確に折り込むことができるウエブの接続装置を提供することを目的とするものである。また、圧着ヘッドへの接続テープの取付けが容易なウエブの接続装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るウエブの接続装置は、使用中のウエブの末端と新しいウエブの先端とを接続テープにより接続するものであって、使用中のウエブの末端と新しいウエブの先端とを接続位置で位置決めする位置決め手段と、接続テープの裏面側を保持する圧着手段と、両ウエブの接続部の両側に配置され、接続テープのウエブ両側にはみ出した部分に向かって接近離隔可能な仮折り手段と、両仮折り手段の外側に配置され、ウエブの中心部に向かって進退動可能な折り込み手段とを備えており、前記圧着手段により接続テープをウエブの両側にはみ出した状態で貼り付けた後、仮折り手段を、接続テープの前記はみ出した部分に向かって前進させて係合させた後後退させることにより、接続テープの前記はみ出した部分をウエブの両端縁に沿って仮折りし、次いで、折り込み手段をウエブの中心方向に向かって前進させることにより、前記はみ出した部分をウエブの裏面側に折り込んで接着させるようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係るウエブ接続装置を備えた包装機等の機械の全体の構成を簡略化して示す図である。この機械では、ロール状に巻かれたフィルム2がロール保持部4に回転自在に保持され、ガイドローラ6を介して一対の送りローラ8により繰り出されて下流側に送られる。このフィルム2は、下流側のガイドローラ10およびアキュームローラ12を介してアキューム部14に導入された後、複数のガイドローラ16A,16B,16C,16D,16E等を介して物品の包装等の処理を行う処理部に送られる。
【0008】
前記ロール保持部4(以下、第1ロール保持部と呼ぶ)に隣接して、交換用の別のフィルムロール18を保持する第2ロール保持部20が設けられており、前記フィルムロール2がすべて繰り出されて終了したときに、その末端部に、この交換用の新しいフィルムロール18(予備フィルムロール)の先端部を接続することにより、機械を停止させずに連続的に運転することができるようにしている。
【0009】
これら二つのロール保持部4,20と前記アキュームローラ12との間に、使用中のフィルム2の末端部と予備のフィルム18の先端部との接続を行うフィルム接続装置(全体として符号1で示す)が設けられている。このフィルム接続装置1において、使用中のフィルム2が終了したときに、その末端部と、ガイドローラ22および送りローラ24を介して繰り出された予備の新しいフィルム18の先端部とを接続する。
【0010】
なお、図1の左側に位置する第1ロール保持部4に保持されているフィルムロール2を使用しているときには、図1の右側の第2ロール保持部20に保持されているフィルムロール18が交換用の予備のフィルムとなり、第2のロール保持部20のフィルムロール18を使用している際には、前記第1ロール保持部4に保持されているフィルムロール2が予備のフィルムとなる。この実施の形態では、第1ロール保持部4に保持されているフィルムロール2を使用中のフィルムとし、第2ロール保持部20に保持されているフィルムロール18を予備のフィルムとして説明する。
【0011】
第1ロール保持部4および第2ロール保持部20には、それぞれ、ロール状に巻かれたフィルム2,18の残量を検出する残量検出センサ26,28が設けられており、これらフィルム残量検出センサ26,28が、使用中のフィルムロール(この例では2)が所定量まで減少したことを検出すると、前記フィルム接続装置1において、使用中のフィルム2と予備のフィルム18との接続を行う。なお、これらフィルム2,18の接続を行う際に、下流側の処理部での処理を停止しないで済むように、前記アキューム部14に必要量のフィルム2をアキュームするようになっている。
【0012】
次に、前記図1と、フィルム接続装置1を拡大して示す図2およびこの図2の正面図である図3により本発明の一実施の形態に係るフィルム接続装置1の構成について説明する。このフィルム接続装置1の上部には、使用中のフィルム2の末端を保持して位置決めを行う使用フィルム保持部30が配置され、その下方には、予備のフィルム18の先端を保持して位置決めを行う予備フィルム保持部32が配置されている。これら使用フィルム保持部30と予備フィルム保持部32との間には、カッティング位置Aに設置されて両フィルム2,18を切断するカッター34と、接続テープ貼り付け位置(フィルム接続位置)Bに設置されて両フィルム2,18を接続テープ35(後に説明する図5参照)を介して接続する接続テープ圧着ヘッド36が設けられている。
【0013】
上方に配置された使用フィルム保持部30には、使用フィルム2の末端部付近を吸着して保持する使用フィルム保持ヘッド38と、この使用フィルム保持ヘッド38を昇降させる保持ヘッド移動シリンダ40と、この使用フィルム保持ヘッド移動シリンダ40を昇降させる退避用シリンダ42(図4参照)が設けられている。
【0014】
使用フィルム保持ヘッド38は、図3に示すように、水平に配置された横長の吸着面38aに、図示しないバキューム源に接続された複数の吸引口38bが開口しており、これら吸引口38bによって使用フィルム2を吸着して保持する。この使用フィルム保持ヘッド38は、取付け部材44を介して前記保持ヘッド移動シリンダ40のピストンロッドに取り付けられており、この移動シリンダ40の作動によって、使用フィルム2の末端部を切断するカッティング位置A(図3に二点差線で示す位置)と、使用フィルム2と予備フィルム18とを接続する接続テープ貼り付け位置B(図2および図3に実線で示す位置)との間で昇降される。
【0015】
また、前記使用フィルム保持ヘッド移動シリンダ40は、図示しない機枠に固定された垂直方向のレール46に摺動自在に係合したスライダ48に取付けられており、前記退避用シリンダ42の作動によって、前記接続テープ貼り付け位置Bよりもさらに上方へ退避できるようになっている。
【0016】
使用フィルム保持部30には、使用フィルム2を移動シリンダ40の外面に押さえつけて保持する使用フィルム保持アーム50が設けられている。移動シリンダ40の両側に位置するように、平行な固定プレート52,52が取付け部材44に固定され、これら平行な固定プレート52,52に、それぞれ保持アーム駆動シリンダ54,54が下向きに取付けられている。これら駆動シリンダ54,54のピストンロッドにリンク56,56を介してレバー58,58が回動可能に連結されており、これら両側のレバー58,58間に前記使用フィルム保持アーム50が取り付けられている。従って、両側の保持アーム駆動シリンダ54,54が作動すると、両側のレバー58,58が下方へ回動して(図2の二点差線で示す位置から実線で示す位置へ回動)、保持アーム50と保持ヘッド移動シリンダ40の外面との間に使用フィルム2を保持する。なお、カッティング位置Aよりも下方に、使用フィルム2の末端部を検出する使用フィルム端部検出センサ60が設けられている。
【0017】
前記使用フィルム保持部30の下方に配置された予備フィルム保持部32には、予備フィルム18の先端部付近を吸着して保持する予備フィルム保持ヘッド62と、この予備フィルム保持ヘッド62を昇降させる保持ヘッド移動シリンダ64が設けられている。
【0018】
予備フィルム保持ヘッド62は、前記使用フィルム保持ヘッド38と同様に、水平に配置された横長の吸着面62aに、図示しないバキューム源に接続された複数の吸引口62bが開口しており、これら吸引口62bを介して予備フィルム18を吸着し保持する。この予備フィルム保持ヘッド62は、前記予備フィルム保持ヘッド移動シリンダ64のピストンロッドに取り付けられており、この移動シリンダ64の作動によって、予備フィルム18の端部を切断するカッティング位置A(図2および図3に実線で示す位置)と、使用フィルム2と予備フィルム18を接続する接続テープ貼り付け位置B(図2に実線で示す使用フィルム保持ヘッド38の下側の位置)との間で昇降される。
【0019】
予備フィルム保持部32には、予備フィルム18を押さえつけて保持する予備フィルム保持アーム66が設けられている。移動シリンダ64の両側に位置するように、取付け部材68に固定された平行な取付けプレート70,70に、それぞれ保持アーム駆動シリンダ72,72が上向きに取付けられ(図3参照)、そのピストンロッドにリンク74,74を介してレバー76,76が回動可能に連結されており、これら両側のレバー76,76間に前記予備フィルム保持アーム66が取り付けられている。従って、両側の保持アーム駆動シリンダ72,72が作動すると、両側レバー76,76が上方へ回動して(図2の二点鎖線で示す位置から実線で示す位置へ回動)、保持アーム66と取付け部材68との間に予備フィルム18が保持される。なお、フィルムカッティング位置Aよりも上方に、予備フィルム18の先端部を検出する端部検出センサ78が設けられている。
【0020】
図3に示すように、フィルム2,18の走行経路(矢印C参照)の両側に一対のプーリ80,81が配置されており、これらプーリー80,81間にカッター駆動用ベルト82が掛け回されている。前記カッター34が固定されたスライダ84が、このカッター駆動用ベルト82に取り付けられるとともに、水平方向に設置されたレール86に摺動自在に支持されており、モータ88によって駆動プーリ80を往復回転させることにより、スライダ84およびカッター34を図3に実線で示す位置と二点差線で示す位置との間で往復移動させるようになっている。
【0021】
前記カッター34のフィルム2,18を挟んだ向かい側(図2の左側)に、このカッター34の刃先と同一の高さで対向するカッター支持部90が設けられている。カッター支持部90は、シリンダ92によってカッター34に向かって進退動できるようになっており、フィルム2,18の切断を行う時以外は図2に実線で示すように、フィルム2,18の走行する経路から後退しており、フィルム2,18を切断する際には、フィルム2,18に接触する位置まで前進して(図2の二点鎖線参照)、カッター34により切断されるフィルム2,18を支持する。
【0022】
カッター支持部90のシリンダ92のやや上方には、予備フィルム18の先端部を吸着して切断された不要部分を除去するための予備フィルム不要部除去シリンダ94が設けられている。このシリンダ94のピストンロッドには、予備フィルム18を吸着する吸着パッド96が設けられており、通常は図2に実線で示す位置まで後退している。そして、予備フィルム18の端部を切断する際には、このシリンダ94の作動により吸着パッド96が予備フィルム18の位置まで前進して吸着する。
【0023】
また、カッター支持部90のシリンダ92のやや下方には、使用フィルム2の末端部を吸着して切断された不要部分を除去するための使用フィルム不要部除去シリンダ98が設けられている。このシリンダ98のピストンロッドには、フィルム2を吸着する吸着パッド100が設けられており、通常は図2に実線で示す位置まで後退している。そして、使用フィルム2の端部を切断する際には、このシリンダ98の作動により吸着パッド100が使用フィルム2の位置まで前進して吸着する。
【0024】
カッター34の上方には、予備フィルム18の搬送を支持するための補助プレート102が設けられている。この補助プレート102は、シリンダ104によって進退動できるようになっており、非作動時には、図2に示す位置に後退しており、予備フィルム18を繰り出して使用フィルム2と接続するために下方から上方へ向けて搬送(矢印C参照)するときには、フィルム搬送経路側に前進させてこの予備フィルム18を支持する。
【0025】
前記カッター34、カッター支持部90の作動シリンダ92および上下の不要部除去シリンダ94,98が設けられている位置(カッティング位置A)の上方(接続テープ貼り付け位置B)に、接続テープ圧着ヘッド36が設けられている。この圧着ヘッド36について、図2および図5により説明する。機枠106に固定された保持筒108内にボールベアリング110、110を介して回転軸112が回転自在に保持されている。この回転軸112の先端に、この軸線と直交する方向を向いた圧着ヘッド駆動シリンダ114が固定され、さらに、この駆動シリンダ114のピストンロッドに前記接続テープ圧着ヘッド36が取り付けられている。この圧着ヘッド36は、前面36aに吸引口(図示せず)が設けられており、表面に接着剤が付着した接続テープ35の背面側を吸着保持するようになっている。
【0026】
前記回転軸112は、圧着ヘッド駆動シリンダ114が固定されている端部と逆の端部(図5の下端)に固定されたギア116を介して180度往復回転されるようになっている。前記圧着ヘッド36および圧着ヘッド駆動シリンダ114は、回転軸112の回転によって、圧着ヘッド36の前面36aが接続されるフィルム2,18と対向する位置と、180度反転して後方を向いた位置との間で往復回転する。
【0027】
接続テープ圧着ヘッド36の前面36aが接続されるフィルム2,18側を向いた状態のときに、フィルム2,18を挟んで向かい合う位置に、支持プレート118が設けられている。この支持プレート118も駆動シリンダ120のピストンロッドに取り付けられており、駆動シリンダ120の作動によってフィルム2,18方向に向かって進退動する。
【0028】
接続テープ圧着ヘッド36と支持プレート118との間の両側には、フィルム2,18を接続する接続テープ35の両端部の仮折りを行う仮折りレバー122,122と、仮折りされた接続テープ35の両端部をフィルム2,18の裏側に完全に折り込むための折り込みローラ124が設けられている。両仮折りレバー122,122は、それぞれ支点126,126を中心に揺動できるようになっており、シリンダ128,128のピストンロッドにアーム130,130を介して連結されて、図5に示す位置と、折り曲げられた先端部122a,122aが前進している圧着ヘッド36の前面36aに接触する位置との間で往復揺動するようになっている。また、両側の折り込みローラ124,124も、それぞれシリンダ132,132のピストンロッドに取り付けられており、シリンダ132,132の作動によって接続されるフィルム2,18の両側から中心方向に向かって進退動する。
【0029】
以上の構成に係るフィルム接続装置1の作動について説明する。このフィルム接続装置1を備えた機械の通常の運転中は、第1および第2ロール保持部4,20の一方(例えば第1ロール保持部4)に保持されているフィルムロール2から、送りローラ8を介してフィルム2が繰り出され、前記フィルム接続装置1を通過して下流側の処理部に送られている。
【0030】
前記第1ロール保持部4に保持されているフィルムロール2からフィルム2が繰り出されていき、ロール保持部4に残っている使用中のフィルム2の量が僅かになったことをフィルム残量検出センサ26が検出すると、アキューム用ローラ12をモータ(図示せず)により高速回転させて、アキューム部14内に使用中のフィルム2をアキュームする。
【0031】
使用フィルム2が第1ロール保持部4からすべて繰り出されてその末端部が使用フィルム端部検出センサ60の位置に到達して検出されると、アキューム用ローラ12の回転を停止してフィルム2の送りを止める。以後は、この使用フィルム2と予備フィルム18の先頭とが接続されるまでは、アキューム部14にアキュームしたフィルム2を送り出して、この機械の運転を継続する。
【0032】
末端部が検出センサ60によって検出された使用フィルム2は、使用フィルム保持ヘッド移動シリンダ40の作動によりカッティング位置Aに下降している使用フィルム保持ヘッド38によって吸着される。さらに、使用フィルム保持アーム50が両側のシリンダ54,54の作動により下方へ向けて回動して使用フィルム2を保持する。
【0033】
次に、使用フィルム不要部除去シリンダ98の作動により吸着パッド100を前進させ、使用フィルム2のカッター34よりも下の部分を吸着する。次にカッター支持部90をシリンダ92の作動により図2の二点鎖線に示す位置に前進させるとともに、モータ88によって駆動用プーリ80を回転させてカッター駆動用ベルト82を走行させることにより、カッター34を使用フィルム2の幅方向に移動させてこの使用フィルム2を切断する。その後、カッタ支持部90を後退させ、また、不要部除去シリンダ98により吸着パッド100を後退させた後、バキュームを遮断して切断された不要部を解放する。
【0034】
続いて、使用フィルム保持ヘッド38が、保持ヘッド移動シリンダ40の作動(ピストンロッドの収縮)により使用フィルム2を吸着したまま接続テープ貼り付け位置(フィルム接続位置)Bまで上昇する。このとき、保持アーム50は使用フィルム2を保持した状態を維持している。
【0035】
前述のように使用フィルム2の末端部を、保持ヘッド38によって吸着して、この保持ヘッド38よりも下方にある不要部をカッター34により切断し、接続テープ貼り付け位置Bに移動・停止させた後、予備フィルムロール18を保持している第2ロール保持部20側の送りローラ24をモータ(図示せず)によって回転させて交換用の新しいフィルム(予備フィルム)18を繰り出す。このとき、予備フィルム18の搬送を支持するために、カッター34の上方に設けられている補助プレート102を前進させる。
【0036】
予備フィルム18の先端部がカッティング位置Aを通過して予備フィルム端部検出センサ78の位置に到達すると、このセンサ78が予備フィルム18を検出して送りローラ24を停止させる。すると、予備フィルム保持ヘッド移動シリンダ64のピストンロッドが収縮することによりカッティング位置Aに下降している予備フィルム保持ヘッド62が予備フィルム18を吸着保持する。また、この保持ヘッド62の両側に配置されたシリンダ72,72の作動により、予備フィルム保持アーム66を上方へ回転させ、この保持アーム66と取付け部材68との間に予備フィルム18を保持する。
【0037】
次に、予備フィルム不要部除去シリンダ94の作動により吸着パッド96を前進させて予備フィルム18のカッター34よりも上の部分を吸着保持する。その後、カッター支持部90を前進させるとともにカッター34を移動させることにより予備フィルム18の先端部を切断する。予備フィルム18を切断した後、カッター支持部90を後退させ、さらに、不要部除去シリンダ94の吸着パッド96を後退させた後、切断された不要部を解放する。
【0038】
予備フィルム18の先端の不要部を切断した後、予備フィルム保持アーム66が予備フィルム18を保持したまま、保持ヘッド移動シリンダ64のピストンロッドを伸張させて予備フィルム保持ヘッド62を接続テープ貼り付け位置Bまで上昇させる。この時点で、使用フィルム保持ヘッド38に保持されている使用フィルム2の末端部と予備フィルム保持ヘッド62に保持されている予備フィルム18の先端部とが、切断面を突き合わせた状態で、接続テープ貼り付け位置Bに位置決めされる。この実施の形態では、使用フィルム2の末端部と予備フィルム18の先端部とを、同一のカッティング位置Aで、同一のカッター34により切断しているので、使用フィルム2の末端部の切断面と予備フィルム18の先端部の切断面とが完全に一致する。従って、両フィルム2,18を突き合わせて正確に位置決めすることができる。
【0039】
前述のように両フィルム2,18をカッティングし、さらに、両フィルム2,18の切断した端部を位置決めした後、接続テープ35の貼り付け工程が行われる。接続テープ貼り付け位置Bに設けられている接続テープ圧着ヘッド36は、180度回転されてその圧着面(前面)36aがフィルム2,18と逆側を向いている(図2に二点鎖線で示す位置)。この圧着ヘッド36の前面36aに、人手によりまたは自動化された取付け手段等により接続テープ35が取り付けられる。この接続テープ35は、両フィルム2,18の幅よりも長く、両フィルム2,18に接着された場合にフィルム2,18の両側にほぼ同一の長さだけはみ出すように圧着ヘッド36に吸着・保持させる。前記従来の圧着ヘッドは両側にローラが一体に設けられているので、接続テープ35の位置決めがし難かったが、この実施の形態では、圧着ヘッド36のフラットな前面36aに接続テープ35を取り付けるので、取付けが極めて容易でしかも正確である。
【0040】
接続テープ35が取り付けられた圧着ヘッド36は反転されて両フィルム2,18の突き合わせ部側を向く。その後、圧着ヘッド駆動シリンダ114の作動により圧着ヘッド36を前進させ、両フィルム2,18の突き合わせ部上に接続テープ35を貼り付ける。この圧着ヘッド36によって接続テープ35を貼り付ける際の荷重は、両フィルム2,18を保持している使用フィルム保持ヘッド38および予備フィルム保持ヘッド62によって受けるようになっている。
【0041】
両フィルム2,18の突き合わせ部に接続テープ35を貼り付けた後、圧着ヘッド36は、接続テープ35を吸着したまま僅かに後退して圧着力を解除する。このように圧着力を解除することにより、使用フィルム保持ヘッド38および予備フィルム保持ヘッド62がフィルム2,18との干渉を避けて退避しやすくする。
【0042】
圧着ヘッド36の圧着力を解除した後、使用フィルム保持ヘッド38および予備フィルム保持ヘッド62が、それぞれフィルム2,18の吸着を解除して接続テープ貼り付け位置Bから退避する。上方の使用フィルム保持ヘッド38は、退避シリンダ42によって貼り付け位置Bよりもさらに上方へ退避する。一方、予備フィルム保持ヘッド62は、保持ヘッド移動シリンダ64のピストンロッドを収縮させて貼り付け位置Bから下方のカッティング位置Aへと退避する。これら両保持ヘッド38,62が上下に退避する前に、使用フィルム保持アーム50および予備フィルム保持アーム66が、それぞれ上方および下方へ回転してフィルム2,18の保持を解除する。
【0043】
続いて、シリンダ120の作動により、支持プレート118が接続テープ35の貼り付けられたフィルム2,18の背面側に接触する位置まで前進する。さらに、前記のように接続テープ35を貼り付けた後、圧着力を解除するために僅かに後退している圧着ヘッド36が、駆動シリンダ114の作動によって再び前進し、接続テープ35を再度圧着する。
【0044】
圧着ヘッド36と支持プレート118により挟持されている状態では、両フィルム2,18が支持プレート118の両側にほぼ同じ長さだけはみ出しており、接続フィルムはこれら両フィルム2,18よりさらに外側にはみ出している。そして、接続テープ35のフィルム2,18よりも外に出ている部分が、フィルム2,18の裏面側(支持プレート118のある側)に折り込まれる。
【0045】
接続テープ35のフィルム2,18の裏面側への折り込み工程について説明する。接続テープ圧着ヘッド36と支持プレート118の両側に配置されている仮折りレバー122,122を、シリンダ128,128の作動により圧着ヘッド36の前面側へ向かって回動させ、折り曲げられた先端部122a,122aを圧着ヘッド36に吸着されている接続テープ35の接着面に当接させる。ここで圧着ヘッド36の吸引を解除した後、これら仮折りレバー122,122を逆に回動させる。仮折りレバー122,122の先端部122a,122aは接続テープ35の接着面に当接してくっついているので、接続テープ35の両端部がフィルム2,18の両端縁にならって折り曲げられる。
【0046】
続いて、両側の折り込みローラ124,124をシリンダ132,132の作動によって前進させる。これら折り込みローラ124,124は、仮折りレバー122,122に付着している接続テープ35の端部を剥がしながらフィルム2,18の裏面側に折り曲げて接着する。その後、折り込みローラ124,124が後退し、最後に、圧着ヘッド36および支持プレート118が後退して使用フィルム2と交換用の新しい予備フィルム18との接続が終了する。このように仮折りレバー122,122によって接続テープ35の両端部を、フィルム2,18の両端縁に沿って仮折りをした後、折り込みローラ124,124によって前記両端部をフィルム2,18の裏側に折り込んで接着するようにしたので、接続テープ35を正確にフィルム2,18の両端縁に沿って折り込むことができ、フィルム2,18の幅よりも外側に出てしまうことがない。従って、両フィルム2,18の接続された部分の搬送もスムーズに行うことができる。
【0047】
なお、この実施の形態では、使用フィルム2の末端部の切断面と予備フィルム18の先端部の切断面とを突き合わせて接続テープ35を貼り付ける場合について説明したが、両フィルム2,18を突き合わせる場合に限らず、両端部を重ね合わせて接続テープ35を貼り付ける場合にも適用することができる。また、この実施の形態では、ウエブとしてフィルムをロール状に巻いたフィルムロールについて説明したが、フィルムに限るものではなく、紙その他帯状に連続した薄いシートをロール状に巻いたものであれば、材質を問わず適用可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るウエブの接続装置は、使用中のウエブの末端と新しいウエブの先端とを接続位置で位置決めする位置決め手段と、接続テープ35の裏面側を保持する圧着手段と、両ウエブの接続部の両側に配置され、接続テープのウエブ両側にはみ出した部分に向かって接近離隔可能な仮折り手段と、両仮折り手段の外側に配置され、ウエブの中心部に向かって進退動可能な折り込み手段とを備えており、ウエブの両側にはみ出した状態で貼り付けた接続テープのこのはみ出した部分を、仮折り手段によってウエブの両端縁に沿って仮折りしてから裏面側に折り込むようにしたので、接続テープをウエブの両端縁に沿って正確に折り込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るウエブの接続装置を備えた処理機械の全体構成を示す図である。
【図2】前記ウエブの接続装置の側面図である。
【図3】前記ウエブの接続装置のIII方向矢視図である。
【図4】前記ウエブ接続装置のIV方向矢視図である。
【図5】接続テープの圧着部の平面図である。
【符号の説明】
B 接続位置(接続テープ貼り付け位置)
1 ウエブの接続装置
2 使用中のウエブ
18 新しいウエブ(予備ウエブ)
36 圧着手段(圧着ヘッド)
38 位置決め手段(保持ヘッド)
62 位置決め手段(保持ヘッド)
122 仮折り手段(仮折りレバー)
124 折り込み手段(折り込みローラ)

Claims (1)

  1. 使用中のウエブの末端と新しいウエブの先端とを接続テープにより接続する装置において、
    使用中のウエブの末端と新しいウエブの先端とを接続位置で位置決めする位置決め手段と、接続テープの裏面側を保持する圧着手段と、両ウエブの接続部の両側に配置され、接続テープのウエブ両側にはみ出した部分に向かって接近離隔可能な仮折り手段と、両仮折り手段の外側に配置され、ウエブの中心部に向かって進退動可能な折り込み手段とを備え、
    前記圧着手段により接続テープをウエブの両側にはみ出した状態で貼り付けた後、仮折り手段を、接続テープの前記はみ出した部分に向かって前進させて係合させた後後退させることにより、接続テープの前記はみ出した部分をウエブの両端縁に沿って仮折りし、次いで、折り込み手段をウエブの中心方向に向かって前進させることにより、前記はみ出した部分をウエブの裏面側に折り込んで接着させることを特徴とするウエブの接続装置。
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