JP6899122B2 - 粘着テープカッター装置 - Google Patents
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Description
本発明は、この表面に印刷物を有する粘着テープを付箋代わりに利用するため、粘着テープの裏面ののり面に、粘着テープの幅より、小さな幅の粘着テープののり面を貼り付けて、粘着テープののり面のテープ幅方向の一部、典型的には、下半分以上若しくは上半分以上ののり面を機能しなくして(連続非粘着面とし)、粘着テープの裏面ののり面に残った一部ののり面を有する粘着テープとし、これを付箋等に用いることができる粘着テープカッター装置を提供する。
すなわち、本発明は、蓋体を有する筐体と二つの粘着テープ巻をそれぞれ装着できる二つの円筒体と、円筒体に回動自在に組み込まれた開閉連動板と二つの粘着テープを引き出して納める溝と筐体の角の一部にあるカッターナイフとを有し、裏面に糊のついた幅広のテープと裏面に糊のついた幅狭のテープを、前記のり面を介して接着し、幅広のテープののり面のテープ幅方向の一部を残してのり面を機能しなくして、幅広のテープの裏面ののり面に残った一部ののり面を有する粘着テープとして引き出す粘着テープカッター装置において、筐体の底板に一定間隔で立てられた二本の円筒に、それぞれ、裏面に糊のついた幅広のテープ巻と裏面に糊のついた幅狭のテープ巻を装着し、押圧ローラを先端部に有し、後端部に凸部を有する開閉連動板を、筐体の中に立てられた二本の円筒に回動自在に組み込み、裏面に糊のついた幅広のテープと裏面に糊のついた幅狭のテープを引き出して溝に誘導したのち、筐体の蓋を閉め、筐体の蓋を閉めた際に開閉連動板後端部凸部が筐体内に押し込まれることにより、二枚の開閉連動板が回動し、先端部の押圧ローラが、裏面に糊のついた幅広のテープと裏面に糊のついた幅狭のテープを押圧して前記のり面同士を接着させるようにした粘着テープカッター装置である。
また、本発明の粘着テープカッター装置においては、前記筐体1、当該筐体を覆う蓋2と筐体1のつなぎ目8およびつなぎ目9がヒンジ構造であり、90〜180度折り曲げ可能であり、筐体の蓋を閉めた際に、筐体の後部高さ方向の壁の壁面1’が、2枚の開閉連動板後端部凸部3−1,3−2を押し込むことにより、二枚の開閉連動板が回動し、先端部の押圧ローラ3−1,3−2が、裏面に糊のついた幅広のテープと裏面に糊のついた幅狭のテープを押圧して前記のり面同士を圧着するようにすることができる。
また、本発明の粘着テープカッター装置においては、溝12から出た幅広のテープの裏面ののり面に残った一部ののり面を有する粘着テープを筐体の角に取り付けたカッターナイフでカットすることが好ましい。
さらに、本発明の粘着テープカッター装置においては、円筒10の外周に沿って設けられた粘着テープ巻載せ台6,7にドーナッツ型スペーサを挿入自在とし、適宜な幅の幅狭テープに合ったスペーサを用いることにより、幅広のテープの裏面ののり面の機能しなくする幅を変えることができる。
また、本発明の粘着テープカッター装置においては、裏面に糊のついた幅広のテープを、カラー印刷が施された粘着テープとすることができる。
さらに、本発明の粘着テープカッター装置においては、裏面に糊のついた幅広のテープが、カラー印刷が施された粘着テープであり、もっぱら付箋として利用することができる。
1は、筐体で、第1図、第3図、底壁及び正面壁を有しており、筐体1と蓋2はヒンジ8でつながり、90−180度曲げることができる。さらに筐体の蓋に続く筐体の一部の壁1’と蓋2はヒンジ9でつながり、90−180度曲げることができる。筐体の蓋を閉めた際に、筐体の後部高さ方向の壁の壁面1’が、2枚の開閉連動板後端部凸部3−1,3−2を押し込むことにより、二枚の開閉連動板が回動し、先端部の押圧ローラ3−3,3−4が、裏面に糊のついた幅広のテープと裏面に糊のついた幅狭のテープを押圧して前記のり面同士を圧着する。
また、正面壁の中央縦方向に溝(スリット)12が設けてあり、完成したテープ(幅広のテープののり面の幅方向の上部の一部を残して幅の下半分以上ののり面を機能しなくして、幅広のテープの裏面ののり面に残った一部ののり面を有する粘着テープ)が溝(スリット)12から引き出される。
側壁は、あっても良いし、なくても良い。特に埃等が入るのを防止したいときは、側壁を設けても良い。
また、カッターナイフ13を筐体正面壁の角部に設けることが好ましい。
開閉連動板3は、平面図では、紡錘状をしており押圧ローラを先端部に有し、後端部に凸部を有する。筐体の中央部に設置された二つの円筒10に回動自在に取り付けられており、筐体の蓋を閉めた際に、筐体の後部高さ方向の壁の壁面1’が、2枚の開閉連動板後端部凸部3−1,3−2を押し込むことにより、二枚の開閉連動板が回動し、先端部の押圧ローラ3−3,3−4が、裏面に糊のついた幅広のテープと裏面に糊のついた幅狭のテープを押圧して前記のり面同士を圧着するようになっている。蓋2が、開いた状態では、2枚の開閉連動板後端部凸部3−1,3−2は、押し出された状態で、そのとき先端部の押圧ローラ3−3,3−4は開いた状態であり、幅広の粘着テープ巻5と幅狭の粘着テープ巻4を装着する。テープはのり面を相手側に向くように互いに自由端を向かい合わせ、溝(スリット)12に外方に突出させる。
筐体の蓋2を閉めた際に、筐体の後部高さ方向の壁の壁面1’が、2枚の開閉連動板後端部凸部3−1,3−2を押し込むことにより、二枚の開閉連動板が回動し、先端部の押圧ローラ3−3,3−4が、裏面に糊のついた幅広のテープと裏面に糊のついた幅狭のテープを押圧して前記のり面同士を圧着するようにしている。
なお、幅狭テープでは、粘着力が非常に弱いものでも良く、さらに、粘着剤が必ずしも裏面全体に付着していないものでも、幅広テープの粘着面を機能させなくするものであれば本発明の目的は達成することができる。
スペーサは、片方又は両方に設けることができ、着脱自在とすることが好ましい。
蓋2が開かれた状態のとき、2枚の開閉連動板後端部凸部3−1,3−2は、押し出された状態で、そのとき先端部の押圧ローラ3−3,3−4は手で開くことができる状態であり、手で開いてから、作業者は、幅広の粘着テープ巻5と幅狭の粘着テープ巻4を装着し、双方のテープを引き出して、押圧ローラ3−3,3−4の間に導き、テープはのり面を相手側に向くように互いに自由端を向かい合わせ、蓋2を閉めると押圧ローラが押圧するので、作業者はテープを引き出して、溝(スリット)12から外方に突出させる。また、バネ等を作用させて、蓋2が開かれた時、自動的に押圧ローラ3−3,3−4が開くようにすることもできる。
1’ ・・・筐体の蓋に続く筐体の一部
2・・・蓋
3・・・開閉連動板
3−1,3−2・・・開閉連動板の凸部
3−3、3−4・・・押圧ローラの押圧部
4・・・一方のテープ巻
5・・・他方のテープ巻
6,7・・・テープ巻載せ台
8・・・ヒンジ
9・・・ヒンジ
10・・・円筒
11・・・固定突片
12・・・溝(スリット)
13・・・カッターナイフ
Claims (7)
- 蓋体を有する筐体と二つの粘着テープ巻をそれぞれ装着できる二つの円筒体と、円筒体に回動自在に組み込まれた開閉連動板と二つの粘着テープを引き出して納める溝と筐体の角の一部にあるカッターナイフとを有し、裏面に糊のついた幅広のテープと裏面に糊のついた幅狭のテープを、幅狭のテープののり面と幅広のテープののり面とを介して接着し、幅広のテープののり面のテープ幅方向の一部を残してのり面を機能しなくして、幅広のテープの裏面ののり面に残った一部ののり面を有する粘着テープとして引き出す粘着テープカッター装置において、筐体の底板に一定間隔で立てられた二本の円筒に、それぞれ、裏面に糊のついた幅広のテープ巻と裏面に糊のついた幅狭のテープ巻を装着し、押圧ローラを先端部に有し、後端部に凸部を有する開閉連動板を、筐体の中に立てられた二本の円筒に回動自在に組み込み、裏面に糊のついた幅広のテープと裏面に糊のついた幅狭のテープを引き出して溝に誘導したのち、筐体の蓋を閉め、筐体の蓋を閉めた際に開閉連動板後端部凸部が筐体内に押し込まれることにより、二枚の開閉連動板が回動し、先端部の押圧ローラが、裏面に糊のついた幅広のテープと裏面に糊のついた幅狭のテープを押圧して幅狭のテープののり面と幅広のテープののり面とを接着させるようにした粘着テープカッター装置。
- 前記筐体と当該筐体を覆う蓋は2つのヒンジにて回動自在に連結され、90〜180度折り曲げ可能であり、筐体の蓋を閉めた際に、筐体の後部高さ方向の壁の壁面が、2枚の開閉連動板後端部凸部を押し込むことにより、2枚の開閉連動板が回動し、2枚の開閉連動板の先端部に設けられた押圧ローラが、裏面に糊のついた幅広のテープと裏面に糊のついた幅狭のテープを押圧して幅狭のテープののり面と幅広のテープののり面とを圧着するようにした請求項1に記載された粘着テープカッター装置。
- 蓋を閉じたときに、蓋の内側に設けた固定突片が円筒の内面に設けたストッパで蓋を固定させる請求項1又は2に記載された粘着テープカッター装置。
- 溝から出た幅広のテープの裏面ののり面に残った一部ののり面を有する粘着テープを筐体の角に取り付けたカッターナイフでカットすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載された粘着テープカッター装置。
- 円筒の外周に沿って設けられた粘着テープ巻載せ台にドーナッツ型スペーサを挿入自在とし、適宜な幅の幅狭テープに合ったスペーサを用いることにより、幅広のテープの裏面ののり面の機能しなくする幅を変えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載された粘着テープカッター装置。
- 裏面に糊のついた幅広のテープが、カラー印刷が施された粘着テープである請求項1〜5のいずれかに記載された粘着テープカッター装置。
- 裏面に糊のついた幅広のテープが、カラー印刷が施された粘着テープであり、付箋として利用される請求項1〜6のいずれかに記載された粘着テープカッター装置。
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Family Applications (1)
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JP2017011013A Active JP6899122B2 (ja) | 2017-01-25 | 2017-01-25 | 粘着テープカッター装置 |
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- 2017-01-25 JP JP2017011013A patent/JP6899122B2/ja active Active
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