JP2779271B2 - シ−ト状物巻取体の巻終り端末固定方法 - Google Patents
シ−ト状物巻取体の巻終り端末固定方法Info
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- JP2779271B2 JP2779271B2 JP2571691A JP2571691A JP2779271B2 JP 2779271 B2 JP2779271 B2 JP 2779271B2 JP 2571691 A JP2571691 A JP 2571691A JP 2571691 A JP2571691 A JP 2571691A JP 2779271 B2 JP2779271 B2 JP 2779271B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック製のフィ
ルムやシ−ト等のシ−ト状物をロ−ル状に重ね巻きした
巻取体の巻取り端末をほどけないように固定する方法に
関するものである。
ルムやシ−ト等のシ−ト状物をロ−ル状に重ね巻きした
巻取体の巻取り端末をほどけないように固定する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】シ−ト状物巻取体の巻終り端末の固定方
法としては従来は図8〜図11に示すような方法があっ
た。図8に示す固定方法はシ−ト状物巻取体2の外周に
紐状体又は帯状体Aを巻付けてそれを手で縛るものであ
る。図9に示す固定方法は自動或は手でシ−ト状物巻取
体2の巻終り端末3に粘着テ−プBを貼付けるものであ
る。図10に示す固定方法は巻終り端末3をテ−プ等で
止めないで自動或は手動でシ−ト状物巻取体2を、袋や
筒状のカバ−C内に入れるものである。図11に示す固
定方法はシ−ト状物巻取体2の巻終り端末3を熱融着性
フィルムDで熱融着するものである。
法としては従来は図8〜図11に示すような方法があっ
た。図8に示す固定方法はシ−ト状物巻取体2の外周に
紐状体又は帯状体Aを巻付けてそれを手で縛るものであ
る。図9に示す固定方法は自動或は手でシ−ト状物巻取
体2の巻終り端末3に粘着テ−プBを貼付けるものであ
る。図10に示す固定方法は巻終り端末3をテ−プ等で
止めないで自動或は手動でシ−ト状物巻取体2を、袋や
筒状のカバ−C内に入れるものである。図11に示す固
定方法はシ−ト状物巻取体2の巻終り端末3を熱融着性
フィルムDで熱融着するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のシ
−ト状物巻取体の巻終り端末固定方法は以下のような問
題があった。 a.図8の固定方法は結束作業が人手によるため、作業
効率が悪く、手間がかかる。 b.図9の固定方法では、シ−ト状物巻取体2の使用開
始時に、粘着テ−プBを剥離するとシ−ト状物1の表面
が一緒に剥れたり破れたりして表面性状が損なわれてし
まう。そのようなことがないようにするには粘着テ−プ
Bの粘着力を弱くすることが考えられるが、そのように
すると粘着テ−プBが不用意に剥離してシ−ト状物巻取
体2がほぐれてしまう。 c.図10の固定方法ではシ−ト状物巻取体2の巻終り
端末3自体を固定していないので、巻取体2が袋やカバ
−Cの内部でほぐれてしまう。 d.図11の固定方法は自動機により自動的に行われる
ため、その自動機が非常に大掛かりになり、高価にな
る。
−ト状物巻取体の巻終り端末固定方法は以下のような問
題があった。 a.図8の固定方法は結束作業が人手によるため、作業
効率が悪く、手間がかかる。 b.図9の固定方法では、シ−ト状物巻取体2の使用開
始時に、粘着テ−プBを剥離するとシ−ト状物1の表面
が一緒に剥れたり破れたりして表面性状が損なわれてし
まう。そのようなことがないようにするには粘着テ−プ
Bの粘着力を弱くすることが考えられるが、そのように
すると粘着テ−プBが不用意に剥離してシ−ト状物巻取
体2がほぐれてしまう。 c.図10の固定方法ではシ−ト状物巻取体2の巻終り
端末3自体を固定していないので、巻取体2が袋やカバ
−Cの内部でほぐれてしまう。 d.図11の固定方法は自動機により自動的に行われる
ため、その自動機が非常に大掛かりになり、高価にな
る。
【0004】
【発明の目的】本発明の目的はシ−ト状物巻取体の巻終
り端末の巻崩れがなく、またシ−ト状物巻取体の使用開
始時にシ−ト状物の表面正常の損なわれることのないシ
−ト状物巻取体の巻終り端末固定方法を提供することに
ある。
り端末の巻崩れがなく、またシ−ト状物巻取体の使用開
始時にシ−ト状物の表面正常の損なわれることのないシ
−ト状物巻取体の巻終り端末固定方法を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のシ−ト状物巻取
体の巻終り端末固定方法は図1のように、シ−ト状物1
をロ−ル状に重ね巻きした巻取体2の巻終り端末3を固
定する方法において、自己粘着性を有するストレッチフ
ィルム4の始端部5に粘着力を有するラベル6の後端部
7を貼付けると共に同ラベル6の先端部8を同フィルム
4の始端部5より先方に突出させ、このラベル6付きの
ストレッチフィルム4を前記巻取体2側に送り出してそ
の始端部5を同巻取体2の巻終り端末3の外周面に貼付
け、その後、同巻取体2を更に回転させることによりそ
の外側にストレッチフィルム4を何回か巻付けて、同ス
トレッチフィルム4の自己粘着性により同ストレッチフ
ィルム4同士を接着させて前記巻取体2の巻終り端末3
を固定するようにしたことを特徴とするものである。な
お、前記自己粘着性を有するストレッチフィルム4とは
フィルム自身の表面同士、或は裏面同士、或は表面と裏
面とが粘着性を持っていてそれらを重ね合わせるだけで
粘着性が発揮されるものであり、逆にフィルム自身以外
のものには比較的粘着性が弱く、容易に剥離できるもの
である。このストレッチフィルム4としては例えばモ−
ビルラップX(商品名:モ−ビル石油株式会社製)があ
る。このモ−ビルラップXはL−LDPE(直鎖状低密
度ポリエチレン)からなる中心フィルム(コア)の両面
に粘着性を有する外側層を積層した三層構造のものであ
り、その外側層の粘着率分布を表外面を約7割、裏外面
を約3割としてある。従って、前記シ−ト状物1に接触
する面を粘着率の低い裏外面側にすれば同ストレッチフ
ィルム4を剥離してもシ−ト状物1の表面が剥れたり破
れたりしにくい。
体の巻終り端末固定方法は図1のように、シ−ト状物1
をロ−ル状に重ね巻きした巻取体2の巻終り端末3を固
定する方法において、自己粘着性を有するストレッチフ
ィルム4の始端部5に粘着力を有するラベル6の後端部
7を貼付けると共に同ラベル6の先端部8を同フィルム
4の始端部5より先方に突出させ、このラベル6付きの
ストレッチフィルム4を前記巻取体2側に送り出してそ
の始端部5を同巻取体2の巻終り端末3の外周面に貼付
け、その後、同巻取体2を更に回転させることによりそ
の外側にストレッチフィルム4を何回か巻付けて、同ス
トレッチフィルム4の自己粘着性により同ストレッチフ
ィルム4同士を接着させて前記巻取体2の巻終り端末3
を固定するようにしたことを特徴とするものである。な
お、前記自己粘着性を有するストレッチフィルム4とは
フィルム自身の表面同士、或は裏面同士、或は表面と裏
面とが粘着性を持っていてそれらを重ね合わせるだけで
粘着性が発揮されるものであり、逆にフィルム自身以外
のものには比較的粘着性が弱く、容易に剥離できるもの
である。このストレッチフィルム4としては例えばモ−
ビルラップX(商品名:モ−ビル石油株式会社製)があ
る。このモ−ビルラップXはL−LDPE(直鎖状低密
度ポリエチレン)からなる中心フィルム(コア)の両面
に粘着性を有する外側層を積層した三層構造のものであ
り、その外側層の粘着率分布を表外面を約7割、裏外面
を約3割としてある。従って、前記シ−ト状物1に接触
する面を粘着率の低い裏外面側にすれば同ストレッチフ
ィルム4を剥離してもシ−ト状物1の表面が剥れたり破
れたりしにくい。
【0006】
【作用】本発明のシ−ト状物巻取体の巻終り端末固定方
法では、まず図1aのようにストレッチフィルム4の始
端部5がラベル6でシ−ト状物巻取体2の外周面に接着
され、その後、ストレッチフィルム4が巻取体2の外周
に巻付けられて同ストレッチフィルム4の終端部が同フ
ィルム4の自己粘着性により粘着して固定されるので、
シ−ト状物巻取体2の巻終り端末3の巻崩れが生じな
い。また、ストレッチフィルム4は同フィルム4同士は
粘着するが、他のものには粘着しにくいので、シ−ト状
物1の使用開始時に同ストレッチフィルム4を剥離して
も、シ−ト状物1の表面が剥れたり破れたりすることが
ない。また、前記ラベル6はシ−ト状物巻取体2に強く
接着する必要はなく、ストレッチフィルム4を巻終るま
でに剥れなければよいので、その粘着力を弱いものにす
ることができる。このため同ラベル6の粘着力をシ−ト
状物1から容易に剥離できる粘着力とすることができ、
同ラベル6をシ−ト状物巻取体2の外周から剥離する際
にもシ−ト状物1の表面性状が損なわれることがない。
法では、まず図1aのようにストレッチフィルム4の始
端部5がラベル6でシ−ト状物巻取体2の外周面に接着
され、その後、ストレッチフィルム4が巻取体2の外周
に巻付けられて同ストレッチフィルム4の終端部が同フ
ィルム4の自己粘着性により粘着して固定されるので、
シ−ト状物巻取体2の巻終り端末3の巻崩れが生じな
い。また、ストレッチフィルム4は同フィルム4同士は
粘着するが、他のものには粘着しにくいので、シ−ト状
物1の使用開始時に同ストレッチフィルム4を剥離して
も、シ−ト状物1の表面が剥れたり破れたりすることが
ない。また、前記ラベル6はシ−ト状物巻取体2に強く
接着する必要はなく、ストレッチフィルム4を巻終るま
でに剥れなければよいので、その粘着力を弱いものにす
ることができる。このため同ラベル6の粘着力をシ−ト
状物1から容易に剥離できる粘着力とすることができ、
同ラベル6をシ−ト状物巻取体2の外周から剥離する際
にもシ−ト状物1の表面性状が損なわれることがない。
【0007】
【実施例】図2は本発明のシ−ト状物巻取体の巻終り端
末固定方法を実施化した自動固定装置の一例であり、以
下同図に従って本発明の固定方法を詳述する。図2に示
す4はストレッチフィルム、30は同ストレッチフィル
ム4の原反である。31はストレッチフィルム4を案内
するガイドロ−ル、32は同ストレッチフィルム4を引
出す引出しロ−ルである。33はストレッチフィルム4
をその粘着性で粘着させて搬送する搬送ベルトであり、
大ロ−ル34と小ロ−ル35の外側に掛けられている。
36はストレッチフィルム4を切断するカッタ−であ
り、シリンダ37により同図の実線の位置から仮想線の
位置まで回動するようにしてある。
末固定方法を実施化した自動固定装置の一例であり、以
下同図に従って本発明の固定方法を詳述する。図2に示
す4はストレッチフィルム、30は同ストレッチフィル
ム4の原反である。31はストレッチフィルム4を案内
するガイドロ−ル、32は同ストレッチフィルム4を引
出す引出しロ−ルである。33はストレッチフィルム4
をその粘着性で粘着させて搬送する搬送ベルトであり、
大ロ−ル34と小ロ−ル35の外側に掛けられている。
36はストレッチフィルム4を切断するカッタ−であ
り、シリンダ37により同図の実線の位置から仮想線の
位置まで回動するようにしてある。
【0008】図2に示す6はラベル、50は同ラベル6
が適宜間隔で貼付けられている剥離紙、51はラベル付
剥離紙50の原反である。52は剥離紙50を案内する
ガイドロ−ル、53はラベル6を剥離紙50から剥離す
る剥離板、54は同ラベル6が剥離された剥離紙50を
引取る引取りロ−ル、55は同剥離紙50の巻取りドラ
ムである。
が適宜間隔で貼付けられている剥離紙、51はラベル付
剥離紙50の原反である。52は剥離紙50を案内する
ガイドロ−ル、53はラベル6を剥離紙50から剥離す
る剥離板、54は同ラベル6が剥離された剥離紙50を
引取る引取りロ−ル、55は同剥離紙50の巻取りドラ
ムである。
【0009】図2に示す40は前記剥離板53により剥
離紙50から剥離されたラベル6を搬送ベルト33側に
押付けて同ラベル6をストレッチフィルム4に貼付ける
ラベル押えである。また41は搬送ベルト33により搬
送されたラベル付きのストレッチフィルム4を巻取体2
に押付ける圧着ロ−ルである。この圧着ロ−ル41の円
周面のうち約四分の一には吸引口42が設けられ、残り
の四分の三には吐出口43が設けられており、同圧着ロ
−ル41は前記搬送ベルト33により搬送されるラベル
6の位置に吸引口42が対向するように回転制御されて
いる。
離紙50から剥離されたラベル6を搬送ベルト33側に
押付けて同ラベル6をストレッチフィルム4に貼付ける
ラベル押えである。また41は搬送ベルト33により搬
送されたラベル付きのストレッチフィルム4を巻取体2
に押付ける圧着ロ−ルである。この圧着ロ−ル41の円
周面のうち約四分の一には吸引口42が設けられ、残り
の四分の三には吐出口43が設けられており、同圧着ロ
−ル41は前記搬送ベルト33により搬送されるラベル
6の位置に吸引口42が対向するように回転制御されて
いる。
【0010】図2に示す44は自動固定装置の停止位置
を決める停止用ア−ム、45は同ア−ム44の一端に突
設された押当子、46はリミットスイッチである。
を決める停止用ア−ム、45は同ア−ム44の一端に突
設された押当子、46はリミットスイッチである。
【0011】この自動固定装置はガイドレ−ル47に沿
って図2の矢印a−b方向に前進・後退できるようにし
てあり、シ−ト状物1の巻取時には同装置は矢印b方向
に後退している。シ−ト状物1の巻取りが完了すると装
置全体がガイドレ−ル47に沿って矢印a方向に前進す
る。このとき前記停止用ア−ム44がシ−ト状物巻取体
2に当接して図2の実線の位置まで回動すると前記押当
子45がリミットスイッチ46を押して同リミットスイ
ッチ46から出力される停止信号により固定装置が停止
する。なお、この時点では前記圧着ロ−ル41は巻取体
2に当接していない。
って図2の矢印a−b方向に前進・後退できるようにし
てあり、シ−ト状物1の巻取時には同装置は矢印b方向
に後退している。シ−ト状物1の巻取りが完了すると装
置全体がガイドレ−ル47に沿って矢印a方向に前進す
る。このとき前記停止用ア−ム44がシ−ト状物巻取体
2に当接して図2の実線の位置まで回動すると前記押当
子45がリミットスイッチ46を押して同リミットスイ
ッチ46から出力される停止信号により固定装置が停止
する。なお、この時点では前記圧着ロ−ル41は巻取体
2に当接していない。
【0012】そして原反30から引出されたストレッチ
フィルム4はガイドロ−ル31に案内され、引出しロ−
ル32により引出されて搬送ベルト33に供給され、同
フィルム4の表面の粘着性で同ベルト33の外面に僅か
に粘着して同図の矢印c方向に搬送される。
フィルム4はガイドロ−ル31に案内され、引出しロ−
ル32により引出されて搬送ベルト33に供給され、同
フィルム4の表面の粘着性で同ベルト33の外面に僅か
に粘着して同図の矢印c方向に搬送される。
【0013】一方、原反51から引出された剥離紙50
はガイドロ−ル52に案内されて剥離板53の尖端部で
折返され、更に引取りロ−ル54に引取られて剥離紙5
0用巻取りドラム55に巻取られる。このとき、剥離紙
50は剥離板53の尖端部に沿って折返されるが、ラベ
ル6には剥離紙50の折返し方向への張力がかかってい
ないので、同ラベル6は剥離板53の下面の延長上に直
進し、これにより同ラベル6が剥離紙50から自動的に
剥離される。
はガイドロ−ル52に案内されて剥離板53の尖端部で
折返され、更に引取りロ−ル54に引取られて剥離紙5
0用巻取りドラム55に巻取られる。このとき、剥離紙
50は剥離板53の尖端部に沿って折返されるが、ラベ
ル6には剥離紙50の折返し方向への張力がかかってい
ないので、同ラベル6は剥離板53の下面の延長上に直
進し、これにより同ラベル6が剥離紙50から自動的に
剥離される。
【0014】そして図3のようにストレッチフィルム4
の始端部5が前記剥離板53の先方まで搬送されると前
記ラベル押え40が同図の仮想線の位置から実線の位置
まで回動して、ラベル6のストレッチフィルム4側に押
付ける。これによりラベル6の後端部7がストレッチフ
ィルム4の始端部5に貼付けられ、同ラベル6の先端部
8は同始端部5から突出するようにして搬送ベルト33
の外側面に貼付けられる。
の始端部5が前記剥離板53の先方まで搬送されると前
記ラベル押え40が同図の仮想線の位置から実線の位置
まで回動して、ラベル6のストレッチフィルム4側に押
付ける。これによりラベル6の後端部7がストレッチフ
ィルム4の始端部5に貼付けられ、同ラベル6の先端部
8は同始端部5から突出するようにして搬送ベルト33
の外側面に貼付けられる。
【0015】次に図4のようにストレッチフィルム4に
貼付けられているラベル6が圧着ロ−ル41と搬送ベル
ト33とに挟まれる位置まで搬送されると、同ラベル6
側になるように回転制御されている圧着ロ−ル41の吸
引口42からエアを吸引してラベル6を搬送ベルト33
から強制的に剥離して圧着ロ−ル41に吸着する。
貼付けられているラベル6が圧着ロ−ル41と搬送ベル
ト33とに挟まれる位置まで搬送されると、同ラベル6
側になるように回転制御されている圧着ロ−ル41の吸
引口42からエアを吸引してラベル6を搬送ベルト33
から強制的に剥離して圧着ロ−ル41に吸着する。
【0016】更に図5のように圧着ロ−ル41が回転し
て同ロ−ル41に吸着されているラベル6がシ−ト状物
巻取体2に対向する位置になると圧着ロ−ル41、搬送
ベルト33等が停止されてストレッチフィルム4の搬送
が停止される。その後、固定装置全体を前進して圧着ロ
−ル41を巻取体2に押付けると共に、吸引口42から
の吸引を停止し、これによりラベル6の先端部8の粘着
面がシ−ト状物巻取体2の外周面に貼付けられる。
て同ロ−ル41に吸着されているラベル6がシ−ト状物
巻取体2に対向する位置になると圧着ロ−ル41、搬送
ベルト33等が停止されてストレッチフィルム4の搬送
が停止される。その後、固定装置全体を前進して圧着ロ
−ル41を巻取体2に押付けると共に、吸引口42から
の吸引を停止し、これによりラベル6の先端部8の粘着
面がシ−ト状物巻取体2の外周面に貼付けられる。
【0017】然る後、図6のように圧着ロ−ル41の吐
出口43からエアを吐出しながらシ−ト状物巻取体2を
同図の矢印d方向に回転すると、それにつれてストレッ
チフィルム4が引出されて強制的に圧着ロ−ル41、搬
送ベルト33、引出しロ−ル32等が回転される。この
とき、ストレッチフィルム4は吐出口43から吐出され
るエアにより圧着ロ−ル41から剥離される。また圧着
ロ−ル41が巻取体2の外周面に圧接されたままである
ので、ストレッチフィルム4は張力のかかった状態で巻
取体2の外周に巻付けられる。
出口43からエアを吐出しながらシ−ト状物巻取体2を
同図の矢印d方向に回転すると、それにつれてストレッ
チフィルム4が引出されて強制的に圧着ロ−ル41、搬
送ベルト33、引出しロ−ル32等が回転される。この
とき、ストレッチフィルム4は吐出口43から吐出され
るエアにより圧着ロ−ル41から剥離される。また圧着
ロ−ル41が巻取体2の外周面に圧接されたままである
ので、ストレッチフィルム4は張力のかかった状態で巻
取体2の外周に巻付けられる。
【0018】こうして図7のように巻取体2の外周にス
トレッチフィルム4を所望回数巻付けたら、前記カッタ
−36を回動してストレッチフィルム4を切断し、その
終端部まで送り出して同フィルム4の自己粘着性により
同フィルム4同士を粘着させる。ストレッチフィルム4
の所望巻付回数は巻取体2を構成するシ−ト状物1の腰
の強さに応じて決定される。例えば腰の強いものの場合
には数回巻付ける必要があるが、腰の弱いものの場合に
は、一回プラスα程度巻付けるだけで良いこともある。
その後、自動固定装置を後退してストレッチフィルム4
の巻付けられた巻取体2を取外し、再びシ−ト状物1を
巻取る。以上の動作を繰返し、シ−ト状物巻取体2の巻
終り端末3の固定を連続して行う。
トレッチフィルム4を所望回数巻付けたら、前記カッタ
−36を回動してストレッチフィルム4を切断し、その
終端部まで送り出して同フィルム4の自己粘着性により
同フィルム4同士を粘着させる。ストレッチフィルム4
の所望巻付回数は巻取体2を構成するシ−ト状物1の腰
の強さに応じて決定される。例えば腰の強いものの場合
には数回巻付ける必要があるが、腰の弱いものの場合に
は、一回プラスα程度巻付けるだけで良いこともある。
その後、自動固定装置を後退してストレッチフィルム4
の巻付けられた巻取体2を取外し、再びシ−ト状物1を
巻取る。以上の動作を繰返し、シ−ト状物巻取体2の巻
終り端末3の固定を連続して行う。
【0019】
【発明の効果】本発明のシ−ト状物巻取体の巻終り端末
の固定方法は以下のような効果がある。 a.ストレッチフィルム4の始端部5がラベル6でシ−
ト状物巻取体2の外周面に接着され、同ストレッチフィ
ルム4が張力をかけて巻取体2の外周に巻付けられ、同
ストレッチフィルム4の終端部が同フィルム4の自己粘
着性により粘着されてなるため、同巻取体2の巻終り端
末3の巻崩れが生じない。 b.ストレッチフィルム4は同フィルム4同士は粘着す
るが、他のものには粘着しにくいので、シ−ト状物巻取
体2の使用開始時にストレッチフィルム4を剥離しても
シ−ト状物1の表面が剥れたり破れたりすることがな
く、表面性状が損なわれることがない。同様にラベル6
も容易にシ−ト状物1から剥離することのできる粘着力
とすることができるので、同ラベル6を剥離する際にも
シ−ト状物1の表面性状が損なわれることがない。
の固定方法は以下のような効果がある。 a.ストレッチフィルム4の始端部5がラベル6でシ−
ト状物巻取体2の外周面に接着され、同ストレッチフィ
ルム4が張力をかけて巻取体2の外周に巻付けられ、同
ストレッチフィルム4の終端部が同フィルム4の自己粘
着性により粘着されてなるため、同巻取体2の巻終り端
末3の巻崩れが生じない。 b.ストレッチフィルム4は同フィルム4同士は粘着す
るが、他のものには粘着しにくいので、シ−ト状物巻取
体2の使用開始時にストレッチフィルム4を剥離しても
シ−ト状物1の表面が剥れたり破れたりすることがな
く、表面性状が損なわれることがない。同様にラベル6
も容易にシ−ト状物1から剥離することのできる粘着力
とすることができるので、同ラベル6を剥離する際にも
シ−ト状物1の表面性状が損なわれることがない。
【図1】本発明のシ−ト状物巻取体の巻終り端末固定方
法の説明図である。
法の説明図である。
【図2】本発明のシ−ト状物巻取体の巻終り端末固定方
法を実施化した固定装置の全体構造図である。
法を実施化した固定装置の全体構造図である。
【図3】図2の固定装置におけるストレッチフィルムの
搬送状態の説明図である。
搬送状態の説明図である。
【図4】図2の固定装置におけるストレッチフィルムの
搬送状態の説明図である。
搬送状態の説明図である。
【図5】図2の固定装置におけるストレッチフィルムの
搬送状態の説明図である。
搬送状態の説明図である。
【図6】図2の固定装置におけるストレッチフィルムの
搬送状態の説明図である。
搬送状態の説明図である。
【図7】図2の固定装置におけるストレッチフィルムの
搬送状態の説明図である。
搬送状態の説明図である。
【図8】従来のシ−ト状物巻取体の巻終り端末固定方法
の一例を示す説明図である。
の一例を示す説明図である。
【図9】従来のシ−ト状物巻取体の巻終り端末固定方法
の他例を示す説明図である。
の他例を示す説明図である。
【図10】従来のシ−ト状物巻取体の巻終り端末固定方
法の更に他の例を示す説明図である。
法の更に他の例を示す説明図である。
【図11】従来のシ−ト状物巻取体の巻終り端末固定方
法のまた他の例を示す説明図である。
法のまた他の例を示す説明図である。
1 シ−ト状物 2 巻取体 3 巻終り端末 4 ストレッチフィルム 5 始端部 6 ラベル 7 後端部 8 先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−23120(JP,A) 特開 昭63−232114(JP,A) 実開 昭59−105245(JP,U) 実公 昭54−26360(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 19/29
Claims (1)
- 【請求項1】 シ−ト状物1をロ−ル状に重ね巻きした
巻取体2の巻終り端末3を固定する方法において、自己
粘着性を有するストレッチフィルム4の始端部5に粘着
力を有するラベル6の後端部7を貼付けると共に同ラベ
ル6の先端部8を同フィルム4の始端部5より先方に突
出させ、このラベル6付きのストレッチフィルム4を前
記巻取体2側に送り出してその始端部5を同巻取体2の
巻終り端末3の外周面に貼付け、その後、同巻取体2を
更に回転させることによりその外側にストレッチフィル
ム4を巻付けて、同ストレッチフィルム4の自己粘着性
により同ストレッチフィルム4同士を接着させて前記巻
取体2の巻終り端末3を固定するようにしたことを特徴
とするシ−ト状物巻取体の巻終り端末固定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2571691A JP2779271B2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | シ−ト状物巻取体の巻終り端末固定方法 |
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JP2571691A JP2779271B2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | シ−ト状物巻取体の巻終り端末固定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04251727A JPH04251727A (ja) | 1992-09-08 |
JP2779271B2 true JP2779271B2 (ja) | 1998-07-23 |
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ID=12173519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2571691A Expired - Fee Related JP2779271B2 (ja) | 1991-01-25 | 1991-01-25 | シ−ト状物巻取体の巻終り端末固定方法 |
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JP (1) | JP2779271B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4815185B2 (ja) * | 2005-10-14 | 2011-11-16 | 日本フィルム株式会社 | ロール状連続袋体 |
-
1991
- 1991-01-25 JP JP2571691A patent/JP2779271B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH04251727A (ja) | 1992-09-08 |
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