JP2023183112A - 剥離テープ除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造で、糊付き袋から剥離テープを確実に剥がし取ることができ、除去した剥離テープを容易かつコンパクトに処理できる剥離テープ除去装置を提供する。【解決手段】袋幅方向に延びる糊部を覆って剥離テープSFTが貼り付けられた糊付き袋E1について、剥離テープを除去する剥離テープ除去装置10であって、粘着テープATのうち粘着面ATSが露出した粘着部位ATPを、糊部に貼り付けられた剥離テープのテープ外側面の一部に貼り付けて、粘着テープに剥離テープが貼り付いた貼付済み部位を形成する貼付機構20と、糊付き袋に対し、粘着テープの貼付済み部位を相対移動させて、剥離テープを糊部から剥がし取る剥離機構30と、粘着テープを長手方向ALHの下流側ALDに移動させて、粘着テープのうち、粘着面に剥離テープが貼り付いた貼付済み粘着テープ部を回収すると共に、新たに粘着部位を構成する粘着テープ移動機構40と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、剥離テープが貼り付けられた糊付き袋の剥離テープを除去する剥離テープ除去装置に関する。
従来、チラシ、パンフレットなどの書類を発送するに当たっては、先ず、糊付き紙封筒、糊付きフィルム封筒などの封入口を開口させ、書類を挿入した後に、封筒のフラップや胴部の糊部に貼り付けられた剥離テープを剥がし取って糊部を露出させ、次いで、フラップを胴部側に折り返して、封緘する自動封緘機が用いられている。このような自動封緘機における剥離テープの剥離・除去の手法としては、エアーノズルから、封筒の糊部に貼り付けられた剥離テープに向けて高圧エアーを噴射し、剥離テープを吹き飛ばして剥離・除去する手法が知られている( 特許文献1参照 )。また、円柱状体の周面に粘着剤層を積層してなる剥離ローラを、剥離テープに押し当てて軸心周りに回転させて、剥離テープを剥離ローラに粘着させることによって被着体から剥離する手法も知られている( 特許文献2参照 ) 。
特開2013-193779号公報 特開2021-195220号公報
しかしながら、特許文献1の剥離テープの剥離・除去手法では、封筒及び剥離テープに高圧エアーを吹き付ける際、封筒の位置ズレを防止すべく、封筒を保持する機構を設ける必要があり、構造が複雑になる。また、剥離テープを吹き飛ばすべく高圧エアーを多量に噴出させる必要が有り、不経済である上、大きな騒音が発生する。加えて、高圧エアーの噴出圧力の変動や剥離テープの姿勢などによって、剥離テープを適切に剥離・除去できない場合も生じやすい。
また、特許文献2の剥離テープの剥離・除去手法では、周面に粘着剤層を積層した剥離ローラに剥離テープを粘着させて、剥離テープを被着体から剥離・除去しているため、複数の封筒の剥離テープを除去すると、剥離ローラの粘着剤層が汚れて粘着力が徐々に低下する。これを抑制するため、掃除用粘着ローラを設けるなどの対策を取ることもできるが、粘着力の変動を無くすることはできず、剥離テープを適切に剥離・除去できない場合も生じやすい。また、封筒から除去されて剥離ローラに粘着している剥離テープを剥離ローラから取り除く必要があり、機構が複雑になる上、最終的に除去した剥離テープを溜めておく場所が必要となり、コンパクトにできない。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであって、簡易な構造で、糊付き袋から剥離テープを確実に剥がし取ることができ、除去した剥離テープを容易かつコンパクトに処理できる剥離テープ除去装置を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するための本発明の一態様は、袋幅方向に延びる糊部を覆って剥離テープが貼り付けられた糊付き袋について、上記剥離テープを除去する剥離テープ除去装置であって、粘着テープのうち粘着面が露出した粘着部位を、上記糊部に貼り付けられた上記剥離テープのテープ外側面の一部に貼り付けて、上記粘着テープに上記剥離テープが貼り付いた貼付済み部位を形成する貼付機構と、上記糊付き袋に対し、上記粘着テープの上記貼付済み部位を相対移動させて、上記剥離テープを上記糊部から剥がし取る剥離機構と、上記粘着テープを長手方向の下流側に移動させて、上記粘着テープのうち、上記粘着面に上記剥離テープが貼り付いた貼付済み粘着テープ部を回収すると共に、新たに上記粘着部位を構成する粘着テープ移動機構と、を備える剥離テープ除去装置である。
上述の剥離テープ除去装置では、貼付機構により、糊付き袋の剥離テープのテープ外側面の一部に、粘着テープの粘着部位を貼り付けて貼付済み部位を形成し、剥離機構で、糊付き袋に対し粘着テープの貼付済み部位を相対移動させて、剥離テープを糊部から剥がし取る。しかも、粘着テープ移動機構により、粘着テープを長手方向の下流側に移動させて、粘着テープの貼付済み粘着テープ部を回収すると共に、新たに粘着部位を構成する。このため、この装置では、複数の糊付き袋の剥離テープを除去する場合にも、各々の剥離テープには、毎回、粘着テープの新たに構成された粘着部位を粘着させるため、粘着部位において粘着力の変動を生じ難く、糊付き袋から剥離テープを確実に剥がし取ることができる。しかも、除去した剥離テープは、粘着テープに貼り付いたまま、貼付済み粘着テープ部と共に回収できるから、除去した剥離テープの処理も容易で、体積もコンパクトにできる。また、高圧エアーも不要であり、騒音も生じない。
上述の剥離テープ除去装置で剥離テープを除去する「糊付き袋」としては、糊部に剥離テープが貼り付けられた、各種の封筒(例えば、糊付き紙封筒、糊付きフィルム封筒、糊付きクッション封筒、糊付きアルミ蒸着フィルム封筒)や、食料品や衣類など各種の物品を封入する袋(紙製、樹脂フィルム製など)が含まれる。
また、袋のフラップに糊部を形成した、いわゆるフラップ糊タイプの袋を処理可能な装置としても、袋本体部(胴部)のうちフラップを折り曲げた場合にフラップが覆う部位に糊部を形成した、いわゆる胴糊タイプの袋を処理可能な装置としも、さらには両者を処理可能な装置としても適用できる。
糊付き袋に設ける「糊部」としては、袋をなす紙や樹脂フィルムなどの素材に直接、糊材を塗布し乾燥して形成した糊部のほか、袋をなす素材に両面テープを貼り付けることにより、両面テープの剥離テープを除く部分(袋をなす素材と接着する第1粘着剤層、基材、及び、剥離テープとの間の第2粘着材層の三者)も該当する。
また、剥離テープは、糊部の全体を覆って糊部型の部材等に粘着するのを防止するように形成されていれば良く、糊部よりも例えば袋幅方向に直交する袋深さ方向に幅広のテープでも良いし、糊部の平面寸法と同寸法であっても良い。
更に、粘着テープとしては、剥離テープのテープ外側面に貼り付けて、剥離テープを糊部から剥がし取るのに適切なテープ幅寸法や基材の強度及び粘着層の粘着力を有するものであれば良く、例えば、紙や樹脂フィルムなどの基材に粘着層を形成し、渦巻き状に巻き付けた粘着テープを使用することができる。
貼付機構は、粘着テープの粘着部位を、剥離テープのテープ外側面の一部に貼り付けて、粘着テープに剥離テープが貼り付いた貼付済み部位を形成する機構であり、例えば、剥離テープが貼り付けられている糊付き袋を袋厚み方向のうち剥離テープを設けた側に移動させて、剥離テープの一部を粘着テープの粘着部位に当接させて、貼付済み部位を形成する機構が挙げられる。また、粘着テープの粘着部位を、糊付き袋を袋厚み方向のうち剥離テープに向かう側に移動させ、粘着テープの粘着部位を剥離テープに当接させて、貼付済み部位を形成する機構も採用できる。さらには、粘着テープの粘着部位と剥離テープとが互いに当接するように、糊付き袋と粘着テープの粘着部位の両者を移動させる機構としても良い。
また、剥離機構は、糊付き袋に対し、粘着テープの貼付済み部位を相対移動させて、剥離テープを糊部から剥がし取る機構である。糊付き袋と粘着テープの貼付済み部位との相対移動としては、のり付き袋を移動不能とする一方、貼付済み部位を移動させる態様、貼付済み部位を移動不能とする一方、のり付き袋を移動させる態様、のり付き袋及び貼付済み部位をそれぞれ移動させる態様を含む。
粘着テープ移動機構は、帯状の粘着テープを長手方向の下流側に移動させて、粘着テープのうち貼付済み部位を含む貼付済み粘着テープ部を回収すると共に、次の糊付き袋の剥離テープの剥がし取りに備えて、新たな粘着部位を構成する機構である。粘着テープ移動機構では、例えば、モータで駆動した巻取軸を回動させて、この巻取軸の周りに粘着テープの貼付済み粘着テープ部を所定長さだけ巻き取ることにより、粘着テープを長手方向の下流側に移動させると共に、貼付済み粘着テープ部を巻取軸の回りに巻き取って回収する機構に構成することができる。また、巻出軸の周囲に環状に巻かれた未使用の粘着テープを装着し、巻出軸の周りに粘着テープを回動させて、新たな粘着部位を粘着テープから所定長さだけ巻き出す機構に構成することもできる。粘着テープ移動機構は、貼付済み粘着テープ部を回収するに当たり、貼付済み粘着テープ部を巻き取ること無くテープ状のまま、ゴミ袋などに回収する機構や、所定の長さ毎に切断等した上でゴミ袋に回収する機構なども採用できる。
(2)さらに、(1)に記載の剥離テープ除去装置であって、前記貼付機構は、前記剥離テープのうち、前記袋幅方向の端部である剥離テープ端部に、前記粘着部位を貼り付けて前記貼付済み部位を形成する剥離テープ除去装置とすると良い。
剥離テープを糊部から剥がし取るに際し、糊付き袋の袋幅方向の中央付近で、剥離テープに粘着テープを貼り付けて貼付済み部位を形成した場合には、剥離機構によって、糊付き袋に対し粘着テープの貼付済み部位を相対移動させた際に、剥離テープを糊部から剥がすのに要する力が大きくなりがちとなり、剥離機構によって剥離テープを剥がしにくい場合が生じ得る。
これに対し、この装置では、剥離テープ端部に粘着テープの粘着部位を貼り付けて貼付済み部位を形成する。このため、剥離機構で、糊付き袋に対し粘着テープの貼付済み部位を相対移動させると、先ず、剥離テープ端部が糊部から容易に剥がれ、これに続いて剥離テープが順次糊部から剥がれる。このため、糊部から剥離テープ全体を容易に且つ確実に剥がして、除去することができる。
貼付機構では、1本の粘着テープを用いて、剥離テープのうち、袋幅方向の一方の端部を剥離テープ端部として、この剥離テープ端部に粘着テープの粘着部位を貼り付けて貼付済み部位を形成ことができる。
或いは、2本の粘着テープを用いて、剥離テープのうち、袋幅方向の両端部をそれぞれ剥離テープ端部として、これらの剥離テープ端部に2本の粘着テープのそれぞれの粘着部位を貼り付けて貼付済み部位を形成するようにしても良い。このようにした場合には、2本の粘着テープの間に、剥がし取られた剥離テープが梯子状に架け渡された形態となった2本の貼付済み粘着テープ部が回収されるので、剥がし取られた剥離テープが粘着テープの粘着面に貼り付くなどの不具合を確実に防止できる。
(3)更に、(1)又は(2)に記載の剥離テープ除去装置であって、前記粘着テープ移動機構は、前記糊付き袋毎の、前記粘着テープの前記長手方向の前記下流側への送り量を、前記剥離テープのうち、前記貼付済み部位で粘着している上記粘着テープと重なる重なり部位における、上記粘着テープの前記長手方向の重なり寸法よりも小さくする剥離テープ除去装置とすると良い。
この装置では、粘着テープ移動機構における粘着テープの送り量を上述のようにしている。このため、複数の糊付き袋の剥離テープを順に剥がし取ると、剥離テープの一部が前回の粘着部位に貼り付いた剥離テープに重なるようにして、剥離テープが粘着部位に貼り付けられるので、粘着テープのうち、粘着部位よりも下流側の貼付済み粘着テープ部は、粘着テープの粘着面が露出しない形態となる。かくして、粘着テープを無駄なく剥離テープの剥がし取りに用いることができる。
しかも、貼付済み粘着テープ部に粘着面が露出した部位が無いため、貼付済み粘着テープ部が予期しない場所に粘着することが無く、貼付済み粘着テープ部の回収や廃棄を容易にできる。
なお、貼付済み部位において、粘着テープの配置をその長手方向が剥離テープの延びる袋幅方向に直交する配置とした場合には、「剥離テープのうち貼付済み部位で粘着している粘着テープと重なる重なり部位における、粘着テープの長手方向の重なり寸法」は、剥離テープの幅方向寸法に相当する。
また、粘着テープの送り量は、上述の重なり寸法よりも小さい範囲で、粘着テープのうち粘着面の粘着強度と、糊部と剥離テープとの貼付強度とを考慮して、剥離テープを適切に剥がし取り得る粘着部位の面積となるように設定すると良い。
(4)さらに(1),(2),(3)のいずれか1項に記載の剥離テープ除去装置であって、前記剥離機構は、前記糊付き袋を移動させる袋移動機構を有し、前記粘着テープ移動機構は、前記粘着テープの前記長手方向の移動により、上記粘着テープの上記貼付済み部位に貼り付いた前記剥離テープ及び前記糊部を介して、上記糊付き袋を、上記袋移動機構によって上記糊付き袋を移動可能とするセット位置まで移動させる袋セット機構をも兼ねる剥離テープ除去装置とすると良い。
この装置では、粘着テープ移動機構が、袋セット機構をも兼ねる。このため、例えば、袋厚み方向に多数積み重ねられたり、一部が袋厚み方向に重なるように並べられた複数の糊付き袋から、粘着テープの粘着部位を剥離テープに貼り付けた特定の糊付き袋を、粘着テープの長手方向の移動によってセット位置まで容易に移動させることができる。その後に、剥離機構の袋移動機構により、特定の糊付き袋を移動させることで、剥離テープを糊部から剥がし取ることができる。
なお、粘着テープ移動機構を袋セット機構として作動させる場合において、粘着テープの長手方向の移動は、上記特定の糊付き袋をセット位置に配置するための移動であり、例えば、粘着テープの下流側への移動が挙げられる。しかしこれに限らず、上流側へ移動させたり、上流側及び下流側への移動を組み合わせて、特定の糊付き袋をセット位置に配置するようにしても良い。
実施形態1,2及び変形形態1,2で用いる糊付き袋に係り、(a)は平面図、(b)は断面図である。 実施形態1及び変形形態1,2に係り、粘着テープを装着した剥離テープ除去装置に糊付き袋をセットした状態を示す説明図である。 実施形態1及び変形形態1,2で用いる糊付き袋と、各剥離テープ除去装置で用いる粘着テープとの、両者を平面視した位置関係を示す説明図である。 実施形態1及び変形形態1,2の剥離テープ除去装置に係り、粘着テープの粘着部位に剥離テープを貼り付けて糊付き袋を持ち上げた状態を示す説明図である。 粘着テープの粘着部位に剥離テープを貼り付けて糊付き袋を持ち上げた状態を、拡大して示す説明図である。 実施形態1及び変形形態1の剥離テープ除去装置に係り、粘着テープの粘着部位に剥離テープを貼り付けた糊付き袋を移動させて、セット位置にセットした状態を示す説明図である。 実施形態1及び変形形態1の剥離テープ除去装置に係り、糊付き袋の剥離テープを剥がし取った状態を示す説明図である。 変形形態2の剥離テープ除去装置に係り、粘着テープの粘着部位に剥離テープを貼り付けた糊付き袋を移動させて、セット位置にセットした状態を示す説明図である。 実施形態2に係り、粘着テープを装着した剥離テープ除去装置で糊付き袋の剥離テープを除去する状態を示す説明図である。
(実施形態1)
以下、本発明の第1の実施形態を、図1~図7を参照しつつ説明する。
先ず、本実施形態1等の剥離テープ除去装置10,110,210,310によって、剥離テープSFTを剥離し除去する糊付き袋Eについて説明する(図1(a),(b)参照)。糊付き袋E(後述する最上位の糊付き袋E1も同じ)は、樹脂フィルム、具体的には、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)からなる透明で、平面視、矩形状の袋である。この糊付き袋Eは、樹脂フィルムを底縁部EBBで折り返し、一方側側縁ES1及び他方側側縁ES2で溶断してシールされ製袋されてなり、封入口EBOが開口する袋本体部EBと、この袋本体部EBから突出するフラップEFとからなる。この矩形状の糊付き袋Eにおいて、底縁部EBBに沿う方向を袋幅方向BWHとし、このうち、一方側側縁ES1に向かう方向を一方側BWH1(図1(a)において上側)、他方側側縁ES2に向かう方向を他方側BWH2(図1(a)において下側)とする。また、封入口EBOと底縁部EBBとを結ぶ方向を袋深さ方向BDHとし、樹脂フィルムが折り重なる方向を袋厚み方向BTHとする。
フラップEFには、袋幅方向BWHに延びる糊部EFGが形成されると共に、この糊部EFGを覆うように、樹脂フィルムからなる矩形状の剥離テープSFTが粘着されている。糊付き袋Eは、いわゆるフラップ糊タイプの袋である。
なおこれに代えて、糊付き袋Eとして、図1において破線で示すように、フラップEFには糊部を設けず、袋本体部EBのうち、封入口EBO付近に袋幅方向BWHに延びる糊部EBGを形成し、これを覆うように剥離テープSBTを粘着した、いわゆる胴糊タイプの袋を用いても良い。
糊付き袋Eにおいて、矩形状の剥離テープSFTは、袋幅方向BWHに一致する長手方向SLH(図1(a)中、上下方向)に延びている。この剥離テープSFTのうち、一方側SLH1(図1(a)中上方)の端部を一方側端部SFT1、他方側SLH2(図1(a)中下方)の端部を他方側端部SFT2とする。
次いで、本実施形態1に係る剥離テープ除去装置10について説明する。剥離テープ除去装置10は、貼付機構20、剥離機構30、及び、粘着テープ移動機構40を備える。先ず、剥離テープ除去装置10のうち、貼付機構20について説明する。貼付機構20は、粘着テープガイド21、袋収容筒23、ガイド板24、袋保持台25、及び、台上下動機構26を有している。
糊付き袋Eは、袋収容筒23内に収容される。具体的には、袋厚み方向BTHに積層した多数の糊付き袋Eを、矩形筒状の袋収容筒23内の袋保持台25上に載置する。袋保持台25は、図2に両矢印で示すように、台上下動機構26によって、上下方向に移動可能となっている。図2では、袋収容筒23内の糊付き袋Eは、いずれも、フラップEF及び剥離テープSFTが図中左側に位置し、底縁部EBBが図中右側に位置するように配置されている。なお、袋収容筒23内に積み重なって収容された多数の糊付き袋Eのうち、最も上に位置しており、剥離テープ除去装置10によって次に剥離テープSFTを剥がし取る袋を、最上位の糊付き袋E1とする。袋収容筒23のうち、糊付き袋Eの底縁部EBBが当接する底側面部23Bの上端部23BUには、後述するようにして、糊付き袋E1を移動させるのに伴い、底縁部EBBを送りロール対31のロールニップ31Nに案内するガイド板24が設けられている。
一方、袋収容筒23の上方には、粘着テープATの長手方向ALHの下流側ALD及び上流側ALUへの移動を案内する部材である、粘着テープガイド21が配置されている(図2参照)。粘着テープATは、巻出軸41に装着され、粘着テープガイド21のうち、図2において下部の、粘着面ガイド部21A、粘着部位形成部21B、貼付済み部位ガイド部21Cの各表面を経由し摺動して、巻取軸42で渦巻き状に巻き取られる。
この粘着テープATは、紙、布、セロファン、OPPなどの樹脂フィルムからなり一定の幅(例えば25mmなど)を有する帯状のテープ基材の一方面の全面に粘着材層(図示しない)を形成して粘着面ATSとし、渦巻き状に巻き取られてなる。粘着テープATの粘着面ATSは、この粘着面ATSを糊付き袋Eの剥離テープSFTの外側面SFTSに貼り付けた場合に、剥離テープSFTに粘着したまま、糊部EFGから剥離テープSFTを確実に剥がし取り得る粘着力を有している。
粘着テープガイド21のうち、図2において下部左寄りに位置し、左下側を向く平板斜面状の部位が、粘着面ガイド部21Aである。この粘着面ガイド部21Aには、巻出軸41に装着されたロール状の粘着テープATから巻き出され、粘着面ATSが露出した粘着テープATが接して配置されている。なお、粘着テープATの粘着面ATSも、粘着テープガイド21の外向き、即ち、図2中、左下側を向いている。
一方、粘着テープガイド21のうち、図2において下部右寄りに位置し、右下側を向く平板斜面状の部位が、貼付済み部位ガイド部21Cである。この貼付済み部位ガイド部21Cには、粘着テープATのうち、巻取軸42で巻き取られる、貼付済み粘着テープ部ATRが接して配置されている。この貼付済み部位ガイド部21Cの傾斜は、粘着面ガイド部21Aの傾斜よりも緩い斜面とされている。後述するように、糊付き袋E1をセット位置PSに位置させるにあたり、糊付き袋E1を、あまり高く持ち上げずに、図2において大きく右方に移動させるためである。
なお、貼付済み粘着テープ部ATRは、図2に示すように、粘着テープATの粘着面ATSに、糊付き袋Eから剥がされた剥離済み剥離テープSTの一部が、順に並んで貼り付いている。
後述するように、本実施形態1では、粘着テープATの粘着面ATSに、剥離済み剥離テープST同士が一部で重なるように貼り付けられるため、粘着テープATのうち貼付済み粘着テープ部ATRでは、粘着テープATの粘着面ATSが露出しておらず、貼付済み粘着テープ部ATRは、捲回しても相互に粘着しない。
粘着テープガイド21のうち、粘着面ガイド部21Aと貼付済み部位ガイド部21Cとの間に位置し、下を向く緩い円弧面状の部位が、粘着部位形成部21Bである。この粘着部位形成部21Bにも、粘着面ATSが露出した粘着テープATが接して配置されており、粘着部位形成部21Bに倣って、粘着面ATSが下を向く緩い円弧面状の粘着部位ATPとされている。
次いで、剥離テープSFTを糊付き袋E1の糊部EFGから剥がし取る剥離機構30について説明する。剥離機構30は、送りロール対31とサクションコンベア33とを有する。このうち、送りロール対31は、上側送りロール31Aと下側送りロール31Bからなる。2つのロール31A,31B同士は互いに接して、ロールニップ31Nをなしている。送りロール対31をなす上側送りロール31Aと下側送りロール31Bとは、図示しない駆動機構により回転駆動されており、後述するように(図6参照)、糊付き袋E1をセット位置PSに配置する、即ち、糊付き袋E1の底縁部EBBをロールニップ31Nに挿入した配置にすると、糊付き袋E1を挟んで、図2において右側に向けて送る袋移動機構として構成されている。
更に、図2において送りロール対31の右側には、サクションコンベア33が配置されている。サクションコンベア33は、多数の吸気孔(図示しない)を有するサクションベルト34と、サクションベルト34を介して空気ARを吸入する吸気部35と、サクションベルト34を駆動するベルト駆動ロール36とを有している。
送りロール対31のうち、上側送りロール31Aの表面31ASは、剥離テープSFTが除去された糊付き袋Eの糊部EFGが貼り付かないように、フッ素樹脂加工などの非粘着表面処理が施されている。或いは、図2等において破線で示すように、上側送りロール31Aの表面31ASの一部に、ロールの軸線方向(図2において紙面に直交する方向)に延びる凹溝31ARを設けておき、糊部EFGが上側送りロール31Aに接触しないようにしても良い。
ついで、粘着テープ移動機構40について説明する。粘着テープ移動機構40は、巻出軸41、巻取軸42、巻出モータ43、及び、巻取モータ44を有する。このうち、ロール状に捲回された粘着テープATが装着された巻出軸41は、巻出モータ43によって回転・停止などの駆動制御がなされている。巻出軸41の回転により巻き出された粘着テープATは、前述した粘着テープガイド21の粘着面ガイド部21A等を経由して下流側ALDに進行し、糊付き袋E1から剥離された剥離済み剥離テープSTが順に並んで粘着した貼付済み粘着テープ部ATRとなって、巻取軸42に巻き取られる。この巻取軸42は、巻取モータ44によって駆動制御されている。
本実施形態1の剥離テープ除去装置10では、袋収容筒23内に収容されている最上位の糊付き袋E1と、巻出軸41と巻取軸42との間に架け渡されている一本の粘着テープATとは、これらを平面視した状態で、図3に示す位置関係としてある。即ち、粘着テープATが延びる長手方向ALHは、糊付き袋E1の袋深さ方向BDHとほぼ平行にされている。
ここでもし、粘着テープATの、特に前述した粘着部位ATPおよびその付近で、幅方向の一部が、一方側側縁ES1の外側(図中、上側)に飛び出る姿勢に、粘着テープATを配置した場合には、後述するようにして、粘着テープATの粘着部位ATPを、最上位の糊付き袋E1の剥離テープSFTに貼り付けた際に、粘着テープATの粘着部位ATPが、糊付き袋E1の剥離テープSFTの一方側端部SFT1のみならず、糊付き袋E1よりも下側(図2において下方、図3において紙面奥側)に位置している別の糊付き袋Eにも貼り付いてしまう可能性があるからである。この場合には、複数の糊付き袋Eを重ねて送ったり、糊付き袋E1の剥離テープSFTの剥がし取りに失敗する虞が増加する。
しかし本実施形態1では、粘着テープATは、図3において上側の一方側側縁ES1のすぐ内側(図中、下側)で、粘着テープATの幅全体が糊付き袋E1に重なる姿勢に配置されている。即ち、一方側側縁ES1の外側(図中、上側)に飛び出ていないので、複数の糊付き袋Eを重ねて送ったり、糊付き袋E1の剥離テープSFTの剥がし取りに失敗する虞が抑制されている。
また、粘着テープATと剥離テープSFTとは、粘着テープATの粘着部位ATPが、剥離テープSFTの一方側端部SFT1に重なる配置とされている。このため、後述するようにして最上位の糊付き袋E1を上下動させると、粘着テープATの粘着部位ATPは、糊付き袋E1の剥離テープSFTの一方側端部SFT1に粘着し、粘着済み部位ATQとすることができる。このように、剥離テープSFTの長手方向SLHの端部(一方側端部SFT1)に粘着テープATを貼り付けると、剥離テープSFTの長手方向SLHの中央部分に粘着テープATを貼り付けた場合に比して、粘着テープATの粘着済み部位ATQを剥離テープSFTの端部(一方側端部SFT1)に対し相対移動させた際に、小さな力で確実に剥離テープSFTを剥離し始めることができる。
なお、剥離テープSFTのうち、貼付済み部位ATQで粘着している粘着テープATと重なる重なり部位SFT1Mにおける、粘着テープATの長手方向ALHの寸法(本実施形態1では、袋深さ方向BDHに一致する方向(図3中、左右方向)を、重なり寸法SW1とする。
次に、本実施形態1に係る剥離テープ除去装置10を用いた糊付き袋E(最上位の糊付き袋E1)の剥離テープSFTの除去について説明する。前述したように、袋収容筒23内に糊付き袋Eが多数収容されている。また、巻出モータ43及び巻取モータ44により、巻出軸41及び巻取軸42の回動を制御し、粘着テープATの繰り出し量及び粘着テープATに掛かる張力を制御して、粘着テープガイド21のうち、粘着面ガイド部21A、粘着部位形成部21B、及び貼付済み部位ガイド部21Cに粘着テープATが接するようにする。且つ、粘着面ガイド部21A及び粘着部位形成部21Bに接する粘着テープATは、その粘着面ATSが外向きに露出している状態とする。なお前述したように、粘着テープATのうち、粘着テープガイド21の粘着部位形成部21Bに接する部位を、粘着部位ATPとする。
一方、粘着テープATのうち、粘着テープガイド21の貼付済み部位ガイド部21Cに接する部位及びそれよりも下流側ALDの粘着テープATは、多数の糊付き袋Eの剥離テープSFTを剥がし取った後には、図2等に示すように、剥離済み剥離テープSTの一部が、順に並んで貼り付いている貼付済み粘着テープ部ATRとなっている。
この状態において、台上下動機構26を用いて、糊付き袋Eを保持している袋保持台25を上昇させて、多数の糊付き袋Eのうち最上位の糊付き袋E1の剥離テープSFTの一方側端部SFT1(図1,図3参照)を、粘着テープATの粘着部位ATPに押しつける。これにより、剥離テープSFTの一方側端部SFT1に粘着テープATの粘着部位ATPを粘着させる。粘着テープATの粘着部位ATPは、剥離テープSFTの一方側端部SFT1が粘着した粘着済み部位ATQとなる。
その後、台上下動機構26により袋保持台25を下降させると、図4,図5に示すように、最上位の糊付き袋E1については、剥離テープSFTの一方側端部SFT1に粘着テープATの貼付済み部位ATQが粘着しているため、糊付き袋E1のフラップEF近傍が持ち上げられた姿勢となる。一方、最上位の糊付き袋E1以外の糊付き袋Eは、袋保持台25の下降と共に下降する(図4参照)。即ち、粘着テープATによって、最上位の糊付き袋E1のみが選択されて、粘着テープATの貼付済み部位ATQと共に移動可能な状態となる。
そこで、巻出モータ43及び巻取モータ44により、巻出軸41及び巻取軸42の回動を制御し、粘着テープATを巻き出して、図6に示すように、粘着テープATの貼付済み部位ATQを粘着テープガイド21の貼付済み部位ガイド部21Cに沿って下流側ALD(図6において、右上側)に移動させると共に、最上位の糊付き袋E1をも、図中、右側に移動させる。すると、糊付き袋E1の底縁部EBBは、ガイド板24に案内されて、送りロール対31のロールニップ31Nに届くセット位置PSまで移動される。これにより、糊付き袋E1は、送りロール対31による移動が可能となる。この説明から理解できるように、巻出軸41等からなる粘着テープ移動機構40は、送りロール対31(袋移動機構)によって糊付き袋E1を移動可能とするセット位置PSまで移動させる袋セット機構をも兼ねている。
セット位置PSまで移動した糊付き袋E1は、送りロール対31に挟まれて、図中右側に送られる。一方、モータ43,44によって巻出軸41及び巻取軸42を回動不能にロックし、粘着テープATを移動不能としておく。このため、粘着テープATの貼付済み部位ATQに粘着している剥離テープSFTは、糊付き袋E1の図中右側への進行と共に、糊付き袋E1から剥がし取られる(図7参照)。
そして、送りロール対31から排出された、剥離テープSFTが剥離された糊付き袋E1は、サクションコンベア33のサクションベルト34に吸着されつつ、更に図中右側に送られる。以降の工程では、更に必要な処理が糊付き袋E1に施される。例えば、袋本体部EB内に内容物(図示しない)を挿入するとか、フラップEFを折り返して、糊部EFGを袋本体部EBに粘着させ、糊付き袋E1を封止するなどである。
なお、剥がし取られた剥離テープSFTは、剥離済み剥離テープSTとして、粘着テープATの貼付済み部位ATQに粘着したままとなる。このため、剥離済み剥離テープSTは、自由に移動することはできず、粘着テープATの貼付済み粘着テープ部ATRと共に、巻取軸42に巻き取られる。このため、剥離済み剥離テープSTをコンパクトにかつ容易に処分できる。
剥離テープSFTを糊付き袋E1から剥がし取った後には、巻出モータ43及び巻取モータ44により、巻出軸41及び巻取軸42の回動を制御し、粘着テープATを巻き戻して上流側ALUに移動させる。但し、図5に示すように、粘着テープATを、前回よりも送り量MTだけ巻き出した位置まで巻き戻すに止める。これにより、再び、粘着テープガイド21の粘着部位形成部21Bに接して、粘着テープATの粘着面ATSが外向きに露出し、剥離テープSFTを粘着可能な状態の粘着部位ATPを構成する。
さらに本実施形態1では、送り量MTを、剥離テープSFTの前述した重なり寸法SW1よりも小さくしてある(MT<SW1,図3,図5参照)。即ち、粘着テープATのうち、貼付済み部位ATQ及びこれよりも長手方向ALHの下流側ALDの貼付済み粘着テープ部ATRでは、粘着テープATの粘着面ATSに、剥離済み剥離テープST同士が一部で重なるように貼り付けられ、粘着テープATの粘着面ATSが露出しない。このため、粘着テープATを無駄なく剥離テープSFTの剥がし取りに用いることができる。
また、粘着テープATを用いていながらも、そのうちの貼付済み粘着テープ部ATRは、粘着面ATSが露出していないので、捲回しても相互に粘着しない上、予期しない他の部位や糊付き袋Eに粘着することも防止されている。また、貼付済み粘着テープ部ATRの回収や廃棄も容易にできる
本実施形態1の剥離テープ除去装置10では、複数の糊付き袋Eの剥離テープSFTを除去する場合にも、各糊付き袋Eの剥離テープSFTには、それぞれ粘着テープATの新たに構成された粘着部位ATPを粘着させるため、粘着部位ATPにおいて粘着力の変動を生じ難く、糊付き袋E1から剥離テープSFTを確実に剥がし取ることができる。
しかも、除去した剥離済み剥離テープSTは、粘着テープATに貼り付いたまま、貼付済み粘着テープ部ATRと共に回収できるから、除去した剥離済み剥離テープSTの処理も容易で、体積もコンパクトにできる。また、高圧エアーも不要で騒音も生じない。
また、本実施形態1の剥離テープ除去装置10では、一方側端部(剥離テープ端部)SFT1に粘着テープATの粘着部位ATPを貼り付けて貼付済み部位ATQを形成する。このため、粘着テープ移動機構40で貼付済み部位ATQを固定したまま、剥離機構30の一部をなす送りロール対31で糊付き袋E1を移動させると、即ち、糊付き袋E1に対し粘着テープATの貼付済み部位ATQを相対移動させると、先ず、一方側端部(剥離テープ端部)SFT1が糊部EFGから容易に剥がれ、これに続いて剥離テープSFTが順次剥がれる。このため、剥離テープSFT全体を糊部EFGから容易に且つ確実に剥がして、糊付き袋E1から除去することができる。
また前述したように、本実施形態1の剥離テープ除去装置10では、巻出軸41等の粘着テープ移動機構40が、糊付き袋E1をセット位置PSまで移動させる袋セット機構をも兼ねている。このため、積み重ねられ複数の糊付き袋Eから、粘着テープATの粘着部位ATPを剥離テープSFTに貼り付けた最上段の糊付き袋E1のみを、粘着テープATの長手方向ALHの移動によってセット位置PSまで容易に移動させることができる。
(変形形態1)
上述の実施形態1の剥離テープ除去装置10では、一本の粘着テープATを用い、その粘着部位ATPを糊付き袋E1の剥離テープSFTの一方側端部SFT1に粘着させた例を示した。
これに対し、本変形形態1の剥離テープ除去装置110では、幅方向に間隔を空けて配置した二本の粘着テープATを、実施形態1と同様に、巻出軸41と巻取軸42との間に架け渡して用いる。即ち、実施形態1と同じく、一方の粘着テープATの粘着部位ATPを、糊付き袋E1の剥離テープSFTの一方側端部SFT1に粘着させる(図2,図3参照)。これに加えて、図3において破線で示すように、他方(図中、下側)の粘着テープATの粘着部位ATPを、剥離テープSFTの他方側端部SFT2に粘着させる。即ち、他方の粘着テープATが延びる長手方向ALHも、糊付き袋E1の袋深さ方向BDHとほぼ平行にする。また、他方の粘着テープATは、図3において下側の他方側側縁ES2のすぐ内側(図中、上側)で、粘着テープATの幅全体が糊付き袋E1に重なる姿勢に配置する。剥離テープSFTのうち、貼付済み部位ATQで粘着している他方の粘着テープATと重なる重なり部位SFT2Mにおける、他方の粘着テープATの長手方向ALHの重なり寸法SW2は、重なり寸法SW1と等しい。
なお、本変形形態1の剥離テープ除去装置110は、2本の粘着テープATを用いる以外は、実施形態1と同様であるので、説明を省略する。
一本の粘着テープATを用いた実施形態1の剥離テープ除去装置10では、剥がし取った剥離テープSFTのうち、一方側端部SFT1は粘着テープATの粘着部位ATPに粘着しているが、他の部分、たとえば他方側端部SFT2の付近は自由な状態となるから、それぞれの剥離済み剥離テープSTは不定形の形態(姿勢)となる。
このため、剥がし取った剥離済み剥離テープSTの一部が、後に粘着部位ATPとなるべき粘着テープATの粘着面ATSに粘着してしまい、以降の糊付き袋Eの剥離テープSFTの剥がし取りに支障を生じる場合が生じ得た。
これに対し,本変形形態1の剥離テープ除去装置110では、二本の粘着テープATを前述のように用いる。このため、剥がし取った剥離テープSFTのうち、一方側端部SFT1は、一方側の粘着テープATの粘着部位ATPに粘着する一方、他方側端部SFT2は、他方側の粘着テープATの粘着部位ATPに粘着し、二本の粘着テープATの間を、剥がし取った剥離テープSFTで架け渡した形態となる。このため、剥がし取った剥離テープSFTの一部が、後に粘着部位ATPとなるべき粘着テープATの粘着面ATSに粘着してしまう不具合を確実に防止できる。
(変形形態2)
実施形態1及び変形形態1の剥離テープ除去装置10,110では、前述したように、巻出軸41等からなる粘着テープ移動機構40は、送りロール対31(袋移動機構)によって糊付き袋E1を移動可能とするセット位置PSまで移動させる袋セット機構をも兼ねていた。
これに対し、本変形形態2の剥離テープ除去装置210では、粘着テープ移動機構40が、糊付き袋E1をセット位置PSまで移動させる袋セット機構を兼ねていない。即ち、本装置210は、実施形態1等と同様の、粘着テープAT、この粘着テープATがセットされた粘着テープガイド21、及び、粘着テープ移動機構40をなす巻出軸41等を有するほか、剥離機構230として、これらを第1移動方向MH1及び第2移動方向MH2に移動させる粘着テープ移動部237を有している。
本変形形態2の装置210でも、実施形態1の装置10と同様、袋保持台25の上下動により、粘着テープATの粘着部位ATPを糊付き袋E1の剥離テープSFTに粘着させる。その後、実施形態1の装置10とは異なり、粘着テープATを巻出して糊付き袋E1を移動させることしない。これに代えて、粘着テープ移動部237により、粘着テープAT、粘着テープガイド21、粘着テープ移動機構40、及び、粘着テープATの貼付済み部位ATQに剥離テープSFTが粘着した糊付き袋E1を、第1移動方向MH1(図8において右方)に移動させる。そして、送りロール対31(袋移動機構)によって糊付き袋E1を移動可能とするセット位置PSまで、糊付き袋E1を移動させる。
その後は実施形態1と同じく、セット位置PSに配置された糊付き袋E1は、送りロール対31により図中右側に送られる。一方、モータ43,44によって巻出軸41及び巻取軸42は回動不能にロックされて、粘着テープATは移動不能とされているので、粘着テープATの貼付済み部位ATQに粘着している剥離テープSFTは、糊付き袋E1の図中右側への進行と共に、糊付き袋E1から剥がし取られる。
その後、粘着テープ移動部237により、粘着テープAT、粘着テープガイド21、及び、粘着テープ移動機構40を、第2移動方向MH2(図8において左方)に移動させ、元の位置に戻す。これと共に、粘着テープ移動機構40により粘着テープATを、送り量MTだけ巻き出して、実施形態1と同様、再び新たに、粘着テープガイド21の粘着部位形成部21Bに接して、粘着テープATの粘着面ATSが外向きに露出し、剥離テープSFTを粘着可能な状態の粘着部位ATPを構成する。送り量MTを、剥離テープSFTの重なり寸法SW1よりも小さくする(MT<SW1)と良い点は、実施形態1と同様である。
なお、本変形形態2の装置210では、糊付き袋E1を、送りロール対31により図中右側に送る。これと並行して、モータ43によって粘着テープATを下流側ALDに移動不能とした上で、粘着テープ移動部237により、粘着テープAT、粘着テープガイド21、及び、粘着テープ移動機構40を、第2移動方向MH2(図8において左方)に移動させても良い.即ち、糊付き袋E1を図8において右方に移動左折と共に、粘着テープATの貼付済み部位ATQ及びこれに粘着した剥離テープSFTを図中左方に移動させて、糊付き袋E1から剥離テープSFTを剥がし取るようにしても良い。
(実施形態2)
前述の実施形態1及び変形形態1では、貼付機構20のうち、粘着テープガイド21を静置する一方、袋収容筒23内の袋保持台25上に多数の糊付き袋Eを積み重ねて収容し、袋保持台25により多数の糊付き袋Eを上昇させて、最上位の糊付き袋E1の剥離テープSFTを、粘着テープATの粘着部位ATPに粘着させて貼付済み部位ATQを形成し、その後、袋保持台25と共に各糊付き袋Eを下降させた。一方、最上位の糊付き袋E1については、サクションベルト34で糊付き袋E1を搬送可能となるセット位置まで、粘着テープ移動機構40を用いて(実施形態1)、あるいは、粘着テープ移動部237を用いて(変形形態1)糊付き袋E1を移動させた。
これに対し、図9に示す実施形態2の剥離テープ除去装置310は、供給コンベア311、貼付機構320、剥離機構330、及び、粘着テープ移動機構340を備える。まず糊付き袋Eを貼付機構20にまで移送する供給コンベア311ついて説明する。供給コンベア311は、多数の吸気孔を有するサクションベルト312と、このサクションベルト312を介して空気ARを吸入する吸気部313と、サクションベルト312を駆動するベルト駆動ロール314を有している。供給コンベア311は、上流側(図9において左側)から、底縁部EBBを前方(下流側)に向けフラップEFが後方(上流側)となる姿勢に配置した個々の糊付き袋Eをサクションベルト312に吸着しつつ、順に下流側(図9において右側)へ移送し、貼付機構320を経由して剥離機構330まで糊付き袋Eを供給する。具体的には、糊付き袋Eの一部が後述するサクションコンベア333上に載置され、サクションコンベア333によって糊付き袋E(後述する剥離前の糊付き袋E2)を更に下流側へ移送可能になる位置まで、糊付き袋Eを移動させる。
次いで、貼付機構320について説明する。貼付機構320は、粘着テープガイドローラ321及び袋上下動アクチュエータ322を有している。袋上下動アクチュエータ322は、供給コンベア311よりも下流側(図9において右側)に位置している。この袋上下動アクチュエータ322は、本体部322Aと、本体部322Aから上方に突出して設けられたT字状で、本体部322Aによって上下に移動可能な上下動部322Bとからなる。供給コンベア311によって下流側に向けて移送された糊付き袋Eは、上下動部322Bの上方を経由して、後述するサクションコンベア333に届いて吸着されるように移送される。
また、袋上下動アクチュエータ322の上方には、粘着テープガイドローラ321が配置されている。この粘着テープガイドローラ321には、実施形態1と同様の粘着テープATが粘着テープガイドローラ321の下方に巻き付くように、U字状に架け渡されている。
粘着テープガイドローラ321の円筒面のうち、下を向く円弧面の部位が、粘着部位形成部321Bである。この粘着部位形成部321Bには、粘着面ATSが露出した粘着テープATが接して配置されており、粘着部位形成部321Bに倣って、粘着面ATSが下を向く円弧面状の粘着部位ATPとされている。
袋上下動アクチュエータ322よりも下流側(図9において右側)には、剥離機構330をなす、サクションコンベア333が配置されている。サクションコンベア333は、多数の吸気孔を有するサクションベルト334と、サクションベルト334を介して空気ARを吸入する吸気部335と、サクションベルト334を駆動するベルト駆動ロール336とを有している。
サクションコンベア333は、供給コンベア311から供給された単一の糊付き袋E(以下、粘着部位ATPの下方に位置する或いは剥離テープSFTが粘着部位ATPに粘着している糊付き袋Eを剥離前の糊付き袋E2とする)について、そのフラップEFが上下動部322Bの上方に位置するように、剥離前の糊付き袋E2を位置決めし、一旦、この状態で下流側へ糊付き袋E2の移送を休止する。次いで、図9において破線で示すように、袋上下動アクチュエータ322の本体部322Aが上下動部322Bを上方に移動させる。これにより、上下動部322Bで剥離前の糊付き袋E2のうちフラップEFの近傍を持上げ、剥離テープSFTを粘着テープATの粘着部位ATPに当接させ粘着させて貼付済み部位ATQを形成する。詳細には、実施形態1等と同じく、糊付き袋E2の剥離テープSFTの一方側端部SFT1に粘着テープATの粘着部位ATPを粘着させて貼付済み部位ATQを形成する(図3参照)。その後、本体部322Aは上下動部322Bを下降させる。但し、剥離テープSFTが粘着テープATの貼付済み部位ATQに粘着しているので、剥離前の糊付き袋E2のうちフラップEFの近傍が持上げられた姿勢となる。
その後、サクションコンベア333で吸着している剥離前の糊付き袋E2を下流側(図9において右側)への移送を再開し、糊付き袋E2に対し粘着テープATの貼付済み部位ATQを相対移動させて、糊付き袋E2の剥離テープSFTをその糊部EFGから剥がし取り、フラップEFの糊部EFGが露出した剥離済みの糊付き袋E3とする。そしてさらに、剥離済みの糊付き袋E3を、サクションコンベア333により、さらに下流側に移送する。なお、剥がし取られた剥離済み剥離テープSTは、その一部が粘着テープATの粘着面ATSに貼り付いたままとなり、粘着テープATには、複数の剥離済み剥離テープSTが順に並んで貼り付いている。
本実施形態2でも、実施形態1等と同様、次述する粘着テープ移動機構340において、粘着テープATの送り量を調節しており、粘着テープATの粘着面ATSに、剥離済み剥離テープST同士が一部で重なるように貼り付けられる。このため、粘着テープATのうち、複数の剥離済み剥離テープSTが一部で重なりつつ順に貼り付いている貼付済み粘着テープ部ATRでは、粘着テープATの粘着面ATSが露出しておらず、貼付済み粘着テープ部ATRは、捲回しても相互に粘着しない。
なお、粘着テープ移動機構340において、粘着テープATの送り量を多くし、粘着テープATの粘着面ATSに、剥離済み剥離テープST同士を離間して貼り付けるようにしても良い。この場合には、剥離済み剥離テープST同士の間から粘着テープATの粘着面ATSが破線状に露出するので、粘着テープATが巻取軸342に巻き取られる際に、外周側の粘着テープが内周側の粘着テープに粘着しつつ巻き取られる。このため、巻取軸342に巻き取った後の、多数の剥離済み剥離テープSTが粘着している粘着テープATは捲回状態を維持できるためさらに容易に廃棄できる。
ついで、粘着テープ移動機構340について説明する。粘着テープ移動機構340は、実施形態1(図2参照)とは左右逆の配置とされた、巻出軸341、巻取軸342、巻出モータ343、及び、巻取モータ344を有する。このうち、ロール状に捲回された粘着テープATが装着された巻出軸341は、巻出モータ343によって回転・停止などの駆動制御がなされている。巻出軸341の回転により巻き出された粘着テープATは、前述した粘着テープガイドローラ321の下方で粘着面ATSが下向きに露出した粘着部位ATPをなすと共に、この粘着テープガイドローラ321を経由して下流側ALDに進行し、剥離前の糊付き袋E2から剥離された剥離済み剥離テープSTが順に並んで粘着した貼付済み粘着テープ部ATRとなって、巻取軸342に巻き取られる。この巻取軸342は、巻取モータ344によって駆動制御されている。
巻出モータ343及び巻取モータ344により、巻出軸341及び巻取軸342の回動を制御し、粘着テープATの繰り出し量及び粘着テープATに掛かる張力を制御して、粘着テープガイドローラ321の下方の粘着テープATを粘着面ATSが露出した粘着部位ATPとしておく。その後、モータ343,344によって巻出軸341及び巻取軸342を回動不能にロックし、粘着テープATの粘着部位ATPを移動不能としておく。
前述したように、供給コンベア311によって下流側(図9において右側)に移送されている剥離前の糊付き袋E2のフラップEFが上下動部322Bの上方に位置するタイミングで、図9において破線で示すように、袋上下動アクチュエータ322の上下動部322Bを上方に移動させる。これにより、糊付き袋E2のフラップEFの近傍を持上げ、剥離テープSFTを粘着テープATの粘着部位ATPに当接させ粘着させて貼付済み部位ATQを形成する。その後、上下動部322Bを下方に移動させる。一方、サクションコンベア333で吸着した糊付き袋E2を下流側へ移送し、糊付き袋E2に対し粘着テープATの貼付済み部位ATQを相対移動させて、糊付き袋E2の剥離テープSFTをその糊部EFGから剥がし取り、フラップEFにおいて糊部EFGが露出した剥離済みの糊付き袋E3とする。その後、モータ343,344により、巻出軸41及び巻取軸42の回動を制御し、所定の送り量だけ粘着テープATを繰り出して、粘着テープガイドローラ321の下方に、粘着面ATSが露出した粘着部位ATPを新たなに形成する。かくして、供給コンベア311及びサクションコンベア333によって次々に供給される個々の糊付き袋Eの剥離テープSFTをその糊部EFGから剥がし取り、剥離済みの糊付き袋E3としてさらに下流側に移送することができる。
なお、上述の実施形態2では、サクションコンベア333は、剥離前の糊付き袋E2のフラップEFが袋上下動アクチュエータ322の上下動部322Bの上方に位置するように、剥離前の糊付き袋E2を位置決めして、一旦、下流側へ糊付き袋E2の移送を休止した。確実に糊付き袋E2のフラップEFの近傍を持上げ、剥離テープSFTを粘着テープATの粘着部位ATPに当接させ粘着させて貼付済み部位ATQを形成するためである。
しかし、サクションコンベア333による下流側へ糊付き袋E2の移送を行いつつ、糊付き袋E2のフラップEFが袋上下動アクチュエータ322の上下動部322Bの上方に位置するタイミングに合わせて、上下動部322Bの上方に移動させ、糊付き袋E2のフラップEFの近傍を持上げ、剥離テープSFTを粘着テープATの粘着部位ATPに当接させ粘着させて貼付済み部位ATQを形成するようにしても良い。このようにすると、サクションコンベア333による下流側へ糊付き袋E2の移送を休止すること無く、糊付き袋E2から剥離テープSFTを剥離することができ、単位時間当たりの処理数を向上させることができる。
また、上述の実施形態2では、供給コンベア311とサクションコンベア333の間に配置した袋上下動アクチュエータ322の上下動部322Bによって、糊付き袋E2のフラップEFの近傍を持上げ、剥離テープSFTを粘着テープATの粘着部位ATPに当接させ粘着させて貼付済み部位ATQを形成した。
しかし、袋上下動アクチュエータ322を用いず、貼付機構をなす、上下方向に移動可能とした粘着テープガイドローラ321の下方に、貼付機構及び剥離機構をなす長いサクションコンベアを配置するようにしても良い。即ち、この装置を用い、サクションコンベアによって吸着され下流側に移送されている糊付き袋E2を所定の位置で一旦停止させ、糊付き袋E2の剥離テープSFTに向けて粘着テープガイドローラ321及び粘着テープのATの粘着部位ATPを下降させて、粘着テープATの粘着部位ATPを糊付き袋E2の剥離テープSFTに当接させ粘着させて貼付済み部位ATQを形成する。その後、粘着テープガイドローラ321及び粘着テープATの粘着部位ATPを上昇により、或いはこの上昇とサクションコンベアによる糊付き袋E2の下流側への移送によって、サクションコンベアに吸着された糊付き袋E2の糊部EFGから剥離テープSFTを剥離するようにしても良い。
なお、糊付き袋E2の下流側への移送を停止すること無く、タイミングを合わせて剥離テープSFTに向けて粘着テープガイドローラ321及び粘着テープのATの粘着部位ATPを下降させ、粘着テープATの粘着部位ATPを糊付き袋E2の剥離テープSFTに当接させ粘着させて貼付済み部位ATQを形成するようにしても良い。
以上において、本発明を実施形態1,2及び変形形態1,2に即して説明したが、本発明は上述の実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態1等の装置10等に対し、糊付き袋E,E1,E2として、フラップEFに糊部EFGを設け、剥離テープSFTを貼り付けた、いわゆるフラップ糊タイプの袋を使用した例を示した。しかし、図1に破線で示すような、袋本体部EBに糊部EBGを設け、剥離テープSBTを貼り付けた、いわゆる胴糊タイプの袋を使用しても良い。
また実施形態1等では、剥離機構30,230のうち、セット位置PSに配置された糊付き袋E1を移動させる袋移動機構として、送りロール対31を用いた例を示した。しかし、送りロール対を無くし、直接に、サクションコンベア33のサクションベルト34上に糊付き袋E1の一部が載置されるように構成し、このサクションベルト34の吸引によって糊付き袋E1を吸着しつつ搬送しても良い。
この場合でも、サクションベルト34で糊付き袋E1を搬送可能となるセット位置PSまで、実施形態1と同様の粘着テープ移動機構40を用いて、あるいは、変形形態2と同様の粘着テープ移動部237を用いて、糊付き袋E1を移動させると良い。
また、実施形態1等では、糊付き袋E,E1,E2の袋本体部EB内に、既に内容物が挿入されているか否かについて明示しなかった。袋本体部内に既に内容物が挿入されている糊付き袋についても、袋本体部内に内容物が未だ挿入されていない糊付き袋についても、本発明の剥離テープ除去装置を用いて、剥離テープを剥離、除去できる。また、本発明の装置で剥離テープを除去する糊付き袋として、マチなし袋を例示した(図1参照)が、厚みのある内容物を封入可能なマチあり袋を用いても良い。
E,E1,E2 糊付き袋
EFG,EBG 糊部
BWH 袋幅方向
SFT,SBT 剥離テープ
ST 剥離済み剥離テープ
SFTS,SBTS 外側面
SFT1 一方側端部(剥離テープ端部)
SFT2 他方側端部(剥離テープ端部)
SFT1M,SFT2M 重なり部位
SLH (剥離テープの)長手方向
SW1,SW2 重なり寸法
AT 粘着テープ
ATS 粘着面
ATP 粘着部位
ATQ 貼付済み部位
ATR 貼付済み粘着テープ部
ALH (粘着テープの)長手方向
ALU (長手方向の)上流側
ALD (長手方向の)下流側
10,110,210,310 剥離テープ除去装置
20,320 貼付機構
21 粘着テープガイド
24 ガイド板
25 袋保持台
321 粘着テープガイドローラ
322 袋上下動アクチュエータ
322B 上下動部
30,230,330 剥離機構
31 送りロール対(袋移動機構)
33,333 サクションコンベア
MH1 第1移動方向
MH2 第2移動方向
40 粘着テープ移動機構(袋セット機構)
340 粘着テープ移動機構
MT (粘着テープの)送り量
PS セット位置

Claims (4)

  1. 袋幅方向に延びる糊部を覆って剥離テープが貼り付けられた糊付き袋について、上記剥離テープを除去する剥離テープ除去装置であって、
    粘着テープのうち粘着面が露出した粘着部位を、上記糊部に貼り付けられた上記剥離テープのテープ外側面の一部に貼り付けて、上記粘着テープに上記剥離テープが貼り付いた貼付済み部位を形成する貼付機構と、
    上記糊付き袋に対し、上記粘着テープの上記貼付済み部位を相対移動させて、上記剥離テープを上記糊部から剥がし取る剥離機構と、
    上記粘着テープを長手方向の下流側に移動させて、
    上記粘着テープのうち、上記粘着面に上記剥離テープが貼り付いた貼付済み粘着テープ部を回収すると共に、
    新たに上記粘着部位を構成する
    粘着テープ移動機構と、を備える
    剥離テープ除去装置。
  2. 請求項1に記載の剥離テープ除去装置であって、
    前記貼付機構は、
    前記剥離テープのうち、前記袋幅方向の端部である剥離テープ端部に、前記粘着部位を貼り付けて前記貼付済み部位を形成する
    剥離テープ除去装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の剥離テープ除去装置であって、
    前記粘着テープ移動機構は、
    前記糊付き袋毎の、前記粘着テープの前記長手方向の前記下流側への送り量を、前記剥離テープのうち前記貼付済み部位で粘着している上記粘着テープと重なる重なり部位における、上記粘着テープの前記長手方向の重なり寸法よりも小さくする
    剥離テープ除去装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の剥離テープ除去装置であって、
    前記剥離機構は、
    前記糊付き袋を移動させる袋移動機構を有し、
    前記粘着テープ移動機構は、
    前記粘着テープの前記長手方向の移動により、
    上記粘着テープの上記貼付済み部位に貼り付いた前記剥離テープ及び前記糊部を介して、上記糊付き袋を、上記袋移動機構によって上記糊付き袋を移動可能とするセット位置まで移動させる袋セット機構をも兼ねる
    剥離テープ除去装置。
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