JPH0444940A - 巻取紙の解梱仕立て方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は１輪転印刷機、コーター、ラミネーター等に使
用する巻取紙の解梱及び紙継ぎの準備である仕立てを行
う方法及び装置に関する。なお１本明細書において使用
する用語の「紙」は、必ずしも岐密な意味の紙に限らず
、フィルム１　シート等をも含むものである。

〔従来の技術〕

一般に輪転印刷機に使用する巻取紙は、その周面及び両
端面を梱包材で包装した状態で運搬されてくる。

この梱包された巻取紙を輪転印刷機にかけるには、まず
、＠数紙梱包体の両端面部の梱包材を除去し１次いで周
面部の梱包材を除去する。その後１巻取紙から表層部の
紙を繰り出し、その紙を適当な形（例えば、■字状）に
カントして紙端を形成し、その紙端に粘着層を形成し、
その後その紙端を巻取紙上に巻き戻し、巻取紙表面にほ
ぐれ止めタブを用いて仮止めするという紙継ぎのための
仕立てを行っている。

これらの動作を自動化する装置として、梱包体の端面部
の梱包材を除去する装置が特開平１−１０３２９３号公
報に提案されている。また、梱包体の周面部の梱包材を
除去する装置は１本出願人が先に開発し、特願平１．−
８９１１７号、特願平１−１４２６３５号として出願し
ている。

仕立てに関しては１巻取紙の表層部のカット、表層部の
紙の繰り出し、先端のカット、両面テープ貼り。

切り取られた表層部の紙の集積１巻取紙先端へのはくれ
止めタブ貼り等の一連の動作を行う装置が開発されてお
り、新聞社等において使用されている（例えば［新聞印
刷技術Ｊ　１．９８７−１．Ｎ０１１９．第１２頁〜第
１５頁２第１６頁〜第１８頁等参照）。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術においては、梱包材の解梱と、仕立てとを
それぞれ別の装置で行っているため、大きなスペースを
必要とすると共に設備費が高くなり、また。

解梱装置から仕立て装置への巻取紙の運搬という動作を
必要とするという問題があった。

更に、解梱工程と仕立て工程とが別個に行われるため、
解梱から仕立て終了までに必要なサイクルタイムが長く
なるという問題もあった。

本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので２両端面
部の梱包材のみを除去した状態の巻取紙梱包体から１周
面部の梱包材の除去及び巻取紙に対する仕立てを効率良
く行うことの可能な巻取紙の解梱仕立て方法及び装置を
提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の巻取紙の解梱仕立て方法は１巻取紙の両端面部
の梱包材を除去し周面部のみを梱包材で被覆した巻取紙
梱包体を用意し、この巻取紙梱包体の周面部の梱包材と
巻取紙表層部の紙を全軸長に渡り切開し、切開した梱包
材及び巻取紙表層部の紙を巻取紙から剥離するとともに
巻取紙表層部の紙を繰り出し９次いで繰り出した紙をカ
ットして紙端を形成すると共に紙継ぎのための粘着層を
形成し、その後、その紙端を巻取紙上に巻き戻し、＠数
紙表面に仮止めすることを特徴とする。

また１本発明の巻取紙の解梱仕立て装置は、Ｓ敷紙梱包
体を回転可能に保持する巻取紙保持装置と、該巻取紙保
持装置に保持された巻取紙梱包体の周面部の梱包材と巻
取紙表層部の紙を全軸長に渡り切開する切断装置と、前
記巻取紙保持装置に保持された巻取紙梱包体を正逆両方
向に回転させる巻取紙回転装置と１回転中の巻取紙梱包
体から繰り出される梱包材及び巻取紙表層部の紙を集積
する屑紙集積装置と、前記巻取紙から繰り出される表層
部の紙を力フトして紙端を形成し且つその紙端に紙継ぎ
用の粘着層を形成する手段と。

その紙端にほぐれ止め用のタブを貼付ける手段とを有す
ることを特徴とする。

上記巻取紙の解梱仕立て装置には、更に１巻取紙梱包体
の周面部の梱包材と巻取紙表層部の紙とを巻取紙に対し
て軸方向にずらせる手段を設けておき、前記切断装置に
は、ずれを与えられた巻取紙表層部の紙とその下のずれ
ていない巻取紙表面との間に挿入され巻取紙の軸方向に
移動させられる楔状切開具を設けることが好ましい。

〔作用〕

上記の本発明方法及び装置では１巻取紙梱包体の周面部
を軸方向に切断することにより２周面部の梱包材と巻取
紙表層部の紙とを同時に全軸長に渡って切開することが
でき、その後、その巻取紙梱包体を回転させることによ
り、切開した梱包材及び巻取紙表層部の紙を巻取紙から
剥離するとともに巻取紙表層部の紙を繰り出すことがで
きる。このため、梱包材の除去と巻取紙表層部の紙の繰
り出し作業を並行して行うことができる。その後は、引
き出した表層部の紙に対して、先端のカット、粘着層形
成１巻取紙表面への巻き戻し及び仮止め等を行うことに
より、ｖ５取紙に対する仕立てを行うことができる。

ここで、！！５取紙梱包体の周面部の梱包材と巻取紙表
層部の紙とを巻取紙に対して軸方向にずらせる手段を設
けておくと、Ｓ数紙周面部の切断に際し１周面部の梱包
材と巻取紙表層部の紙を軸方向にずらせることができ、
そのずれを与えられた巻取紙表層部の紙とその下のずれ
ていない巻取紙表面との間に樹状切開具を挿入し、それ
を巻取紙の軸方向に移動させることによりその樹状切開
具の下の紙を切断することなく、その上の紙及び梱包材
を確実に切断することができる。

〔実施例〕

以下１図面を参照して本発明の好適な実施例を説明する
。

第１図は本発明の一実施例を概略的に示す側断面図。

第２図はその概略平面図であり、■は処理すべき巻取紙
梱包体である。この巻取紙梱包体１は巻取紙２とその周
面部を被覆した梱包材３からなり、端面部の梱包材は前
工程において除去されている。５は巻取紙梱包体１を乗
せて搬送する自走式の搬送台車である。６は一対の支持
ローうであり、床面７に形成した凹所８内に配置された
昇降台９に保持され、昇降可能となっている。また、そ
の一対の支持ローラ６は搬送台車５がその間を通過しう
るように間隔を開けて配置されている。かくして、支持
ローラ６を降下させた状態で１巻取紙梱包体１を乗せた
搬送台車５を一対の支持ローラ６間に送り込み１次いで
一対の支持ローラ６を上昇させることにより、支持ロー
ラ６に巻取紙梱包体ｌを乗せることができ、また、その
逆の動作により支持ローラ６上の巻取紙梱包体１或いは
巻取紙２を搬送台車５に乗せることができる。なお、一
対の支持ローラ６間にコンベアを配置しておき、コンベ
アで巻取紙梱包体を搬送する構成としてもよい、一方の
支持ローラ６にはモータ１０が駆動連結されている。

支持ローラ６の近傍には、一対のチャッキングアーム１
２ａ、１２ｂが支持軸１３に固定して設けられている。

支持軸１３は一対のサイドフレーム１４に保持されてい
る。この支持軸１３は駆動装置（図示せず）によって正
逆方向に成る角度回転することができるようになってお
り、チャッキングアーム１２ａ、１２ｂを第１図の実線
位置と二点Ｍ線位置に回動させることができるようにな
っている。なお、一対のチャッキングアーム１２ａ、１
２ｂは必ずしも一体に回動する必要はなく１両者をそれ
ぞれ別個に回動させる構成としてもよい。一方のチャッ
キングアーム１２ａの先端にはずれ発生装置１６が取付
けられている。このずれ発生装置１６はエアシリンダ１
７とそのピストンロッド先端に回転自在に取付けられた
チャック１８ａからなる。他方のチャッキングアーム１
２ｂの先端には巻取紙回転装置１９が設けられている。

この巻取紙回転装置１９はチャック１８ｂとそのチャッ
ク１８ｂを回転駆動するモータ２０とからなる。チャッ
ク１８ａ　１８ｂは巻取紙２の巻芯を両側から保持する
巻取紙保持装置を構成しており、チャンク１８ａ、１８
ｂで巻取紙２を保持した状態でモータ２０を作動させる
ことにより１巻取紙２を回転させることができる。なお
。

方のチャック１８ａが軸方向に移動するので、他方のチ
ャック１８ｂは軸方向に移動しない構成としてもよく、
必要なら、エアシリンダによって軸方向に移動する構成
としてもよい。

第１図、第２図に示す位置にあるチャック１８ａ１８ｂ
で保持された巻取紙梱包体１の近傍には切断装置２１が
設けられている。この切断袋！２１は、一対のサイドフ
レーム１４間にチャック１８ａ、１８ｂの軸心に平行に
設けられたガイドロッド２２及び送りねじ２３と、その
送りねじ２３を駆動するモータ（図示せず）と、ガイド
ロッド２２及び送りねし２３に保持された走行体２４と
、その走行体２４に保持されたエアシリンダ２５と、そ
のピストンロッド先端に取付けられた樹状切開具２６等
を有している。この樹状切開具２６は、第３図、・第４
図に示すように１巻取紙２に押し当てるようになった平
坦面２６ａとその平坦面２６ａに対して傾斜した切断刃
２６ｂを有している。かくして、樹状切開具２６の平坦
面２６ａを巻取紙２０表面に押し当て、走行体２４を送
りねじ２３で走行させることにより、樹状切開具２６を
押し当てた巻取紙表面よりも上にある表層部の紙や梱包
材３を巻取紙の全長に渡って切開することができる。な
お、ガイドロッド２２．送りねし２３等はサイドフレー
ム１４に取付ける場合に限らず、一対のチャフキングア
ーム１２ａ、１２ｂに保持させる構成としてもよい。

第１図、第２図において、実線位置にある一対のチャフ
キングアーム１２ａ、１２ｂに保持された巻取紙梱包体
１の上部に接触する位置に、押え装置２８が設けられて
いる。この押え装置２８は一対のローラ２９と、そのロ
ーラ間に掛けられた押えベルト３０と。

一方のローラ２９を駆動するモータ（図示せず）等を備
えている。

更に、この巻取紙梱包体１と押え装置２８の接触部の斜
め下方には傾斜したテーブル３２が設けられ、その下端
に屑紙集積装置３３が設けられている。この屑紙集積装
置３３は、テーブル３２を経て送られて（る梱包材や表
層部の紙等を集積しうるちのであればよいが、送られて
きた屑紙を小さ（丸める機能を備えたものとすることが
好ましい。テーブル３２の上方には。

Ｖ字状のガイドレール３５が設けられ、そのガイドレー
ル３５に両面テープ貼付及び紙端カット装置３６が移動
可能に保持されている。また、中央部にはタブ貼付装置
３７が設けられている。これらの両面テープ貼付及び紙
端力７ト装置３６やタブ貼付装置３７は。

公知の仕立て装置に用いられているものをそのまま使用
可能であるので詳細な説明は省略する。

以上の構成になる巻取紙の解梱仕立て装置について以下
その動作を説明する。

第１図において、端面部の梱包材を除去した巻取紙梱包
体を乗せた搬送台車５が走行してきて、一対の支持ロー
ラ６間に停止する。この時、一対の支持ローラ６は搬送
台車５上の巻取紙梱包体に干渉しないよう降下位置とな
っている。また、一対のチャフキングアーム１２ａ、１
２ｂも巻取紙梱包体に干渉しないよう、上方位置（実線
位置）に待機している。

次に支持ローラ６が昇降台９の上昇によって上昇し第５
図に示すように巻取紙梱包体ｌを支持する。

次に、一対のチャンキングアーム１２ａ、１．２ｂが下
降し、チャック１８ａ、１８ｂが巻取紙中心位置に位置
決めされる。次いで、ずれ発生装置１６のエアシリンダ
１７が作動してチャック１８ａを巻取紙２に押付け、そ
の巻取紙２を軸方向に押圧する。この時１反対側のチャ
ック１８ｂは巻取紙２の端面から離れた位置に待機して
おり、このため１巻取紙２はそのチャック１８ｂに向っ
て移動可能である。その状態で支持ローラ６が回転して
巻取紙梱包体ｌを回転させる。このように巻取紙梱包体
１を回転させながら１巻取紙２を軸方向に押すことによ
り、第６図に示すように梱包材３と巻取紙２との間に軸
方向のずれが生じてくる。

その状態で尚も回転、端面の押しを続けているとついに
は第７図に示すように、梱包材３のみならず巻取紙２の
表層部の１〜２枚の紙２ａも軸方向のずれを生じてくる
。

このずれを図示しないセンサにより検出すると、支持ロ
ーラ６の回転、従って巻取紙梱包体ｌの回転を停止する
。その後１両側のチャック１８ａ、１８ｂにより巻取紙
梱包体１を保持する。

チャック１８ａ、１８ｂにより巻取紙梱包体１を保持し
た後１チヤツキングアーム１２ａ、１２ｂが上方に回動
して巻取紙梱包体】を、その上部が押え装置２日に接す
るまで持ち上げる。この時の状態が第１図に示す状態で
ある。

次に、楔状切開具２６を保持したエアシリンダ２５が作
動し、楔状切開具２６を、第８Ａ図、第８Ｂ図に示すよ
うに１巻取紙２の端部外周面に押付け、その後送りねし
２３が回転して楔状切開具２６を巻取紙の軸方向に走行
させる。この時、梱包材３と共に巻取紙の表層部の１〜
２枚の祇２ａも軸方向にずれているため楔状切開具２６
が走行する際、その先端はずれている表層部の紙２ａの
内側に入りこみ、第９図に示すように、その紙２ａとそ
の外側の梱包材３を切開する。かくして、楔状切開具２
６が巻取紙２の全長に渡って走行すると、梱包材３及び
巻取紙の表層部の１〜２枚の紙２ａとがその全幅に渡っ
て切断される。

次に、Ｓ数紙回転装置１９が作動して巻取紙梱包体１を
第１図の矢印入方向に回転させ、切開部をチーフル３２
の上端３２ａよりも若干上方に移動させ９次いで巻取紙
梱包体１をその反対方向（矢印Ｂ方向）に回転させる。

また、同時に押え装置２８の押えヘルド３０も矢印Ｃ方
向に走行する。これにより、第１０図に示すように、切
断された梱包材３及び表層部の紙２ａがその切断部を先
頭としてテーブル３２上に送り出され、第１１図に示す
ように、テーブル３２を経て屑紙集積装置３３内に集積
される。なお、梱包材３や表層部の紙の切開動作中や巻
取紙梱包体ｌの回転中において、押え装［２８が巻取紙
２上面に押付けられ、切断された梱包材や表層部の紙を
巻取紙２の表面に押付けているので、これらの切断され
た梱包材や紙が不用意に巻取紙から剥がれて落下すると
いうことはなく、また、ｆＩ実にテーブル３２上に送り
出される。

巻取紙２の回転を続けると、梱包材３は屑紙集積装置３
３内に収容され、テーブル３２上には巻取紙２からの紙
２ｂが引き出された状態となる。この状態となると１巻
取紙２の回転を停止し、テーブル３２上に延びている紙
２ｂを真空吸引等により固定する。

その後１両面テープ貼付及び紙端カット装置３６が作動
して紙３ｂをＶ字状にカットし、第１２図に示すように
、Ｖ字状の紙端を形成すると共にその先端に両面テープ
４０を貼付けて粘着層を形成し２次いで５タブ貼付装置
３７が紙端中央にほぐれ止めのタブ４１を貼付ける。

梱包材３及び紙端カットにより切り取られた不要な表層
部の紙は、テーブル下端に設けた屑紙集積装置３３によ
り小さく丸めらられ１図示しない排出装置により所定の
場所に排出される。

第１２図に示すように２両面テープ４０及びタブ４１を
貼付けた後１巻取紙２が再び矢印入方向に回転して１巻
取紙２から引き出されていた祇２ｂを巻取紙２上に引き
戻すと共に、はぐれ止めのタブ４１を巻取紙外周面に固
定し、紙端を仮止めする。

その後、チャフキングアーム１２ａ、１２ｂが下降して
巻取紙２を搬送台車５上にｆ２置する。なお、この時支
持ローラ６を既に下降している。

その後、搬送台車５が第１３図に示すように紙継ぎの準
備をした巻取紙２を乗せて装置外に走行し、所定位置に
巻取紙２を搬送する。

以上の動作を繰り返すことにより５巻取紙梱包体からの
梱包材の餘去及び紙継ぎの仕立てが次々と自動的に行わ
れる。

なお、上記実施例では１梱包材３及び表層部の祇２ａを
楔状切開具２６のみで切開しているが、その際第１４図
に示すように、楔状切開具２６と一定の相対位置を保っ
て回転自在に支持された回転円板カッタ４４を併用する
ことができる。カッタ４４は楔状切開具２６と一緒に走
行し、梱包材３をその外側から切開する。

楔状切開具２６による切開は第１５図、第１６図に示す
ようにして行うこともできる。第１５図の例では軸方向
のずれによって巻取紙２の端面からはみ出た梱包材３及
び表層部の祇２ａの下に、Ｉｔ’状切開具２６を当て、
その楔状切開具２６を図で右方向に移動させる。

また、第１６図の例では、同様に巻取紙端面からはみ出
た梱包材３及び表層部の紙２ａをクランプ４５によりつ
かんで矢印方向に引張り、その結果できた隙間４６内に
楔状切開具２６の先端部を挿入して軸方向に移動させる
。これにより、梱包材３及び表層部の紙２ａを同時に切
開できる。

また、上記実施例では１巻取紙梱包体ｌの梱包材３及び
表層部の紙を軸方向にずらせる方法として１巻取紙梱包
体１を支持ローラ６上で回転させると同時に巻取紙の端
面を軸方向に押しているが、これに代えて第１７図、第
１８図に示すようにして行うことも可能である。第１７
図の実施例では、支持ローラ６が傾斜可能な架台４８に
支持されており、その架台４８は油圧シリンダ４９によ
って（頃斜させられるようになっている。この支持ロー
ラ６上に巻取紙梱包体１を載置し架台４８を図示のよう
に傾斜させて支持ローラ６を回転すると２巻取紙梱包体
１は傾斜状態で回転し、内部の巻取紙２はそれに重力が
作用することにより、漸次梱包材３に対し軸方向に移動
してずれる。第１８図の実施例では２巻取紙梱包体１を
チャッキングアーム５０の先端の支軸５１で支持し、且
つ矢印方向に回転させる。同時に、アーム５２に保持さ
れたらせんローラ５３をその巻取紙梱包体ｌの外周面に
接触させて矢印方向に回転させる。らせんローラ５３の
らせんはその回転によって巻取紙梱包体１の外周面に軸
方向の力を与え、これにより梱包材３及び表層部の紙が
巻取紙２に対して軸方向に移動させられてずれが生しる
。らせんローラに代えてヘルドを斜めに掛けて回転させ
ても同様な効果が得られる。

更に、上記実施例ではいずれも３巻取紙梱包体１の梱包
材３及び表層部の紙を切開するに際して、その梱包材３
及び表層部の紙を巻取紙２に対して軸方向にすらせ楔状
切開具で切開する構成としている。この構成はずれた表
層部の紙よりも下にある巻取紙を切断することなく１表
層部の紙と梱包材３とを確実に切断することができる利
点を有している。しかしながら８本発明は必ずしもこの
形式の切断に限らず、他の方法１例えば、特願平１−１
４２６３５号に提案してし・る様に巻取紙梱包体の外周
面の一部を、削る。打ち抜く等により、微量厚さずつ除
去する方法等を用いることも可能である。

また、上記実施例ではチャック１８ａ、１８ｂで保持し
た巻取紙梱包体１をチャック１８ｂで回転させかつその
巻取紙梱包体１に押付けている押えベルト３０も駆動す
る構成としているが、この代わりに巻取紙梱包体１と押
えベルト３０のいずれか一方のみを駆動し、他方は従動
する構成としてもよい。ただし、実施例のように両方を
駆動すると、梱包材３や表層部の紙の送り出しが確実と
なり好ましい。なお、押え装置２８としては１押えベル
ト３０を用いる代わりに押えローラを用いた構成として
もよい。

更に上記実施例では仕立て装置として９巻取紙をテーブ
ル上に繰り出し、その上で両面テープを貼付けるタイプ
のものを用いているが、テーブルを使用せず巻取紙を空
中に垂らす、或いは両面テープを用いず糊を用いるとい
う様に１本発明の主旨を逸脱しない範囲ならば、いかな
るタイプの仕立て装置を用いてもよい。

上記実施例では、端面部の梱包材を除去した後の巻取紙
梱包体に対して１巻取紙周面部の梱包材を除去し且つ巻
取紙の紙端に仕立てを行うように構成しているが、上記
実施例の装置に１巻取紙梱包体の端面部梱包材を除去す
る装置（例えば、特開平１−１０３２９３号公報に開示
のもの）を組み込むことも可能である。

この構成とすれば１巻取紙の周面及び端面を梱包した状
態の梱包体に対して、その全梱包材を除去し且つ巻取紙
に仕立てを行うことが可能となる。

〔発明の効果〕

以上に説明したように１本発明によれば１巻取紙梱包体
に対し、その周面部の梱包材を切開すると同時に巻取紙
表層部の紙をも切開でき、切開した梱包材を除去すると
共に表層部の紙を繰り出し、その紙に仕立て作業を行う
ことができるので１従来のように梱包材の切開及び除去
を行い１次いで巻取紙表層部の紙の切開及び繰り出しを
行う場合に比べて、必要な動作を削減でき、かつサイク
ルタイムを大幅に短縮することができる。また、従来、
梱包材除去装置と仕立て装置の二つの装置が必要であっ
たが１本発明では一つの装置で梱包材除去と仕立てを行
うことができるので、装置の設置スペースを大幅に削減
でき、また２装置の低価格化が図れる等の種々な効果が
得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本′発明の一実施例を概略的に示す側断面同第
２図はその概略平面図、第３図は上記実施例に用いる模
状切開具の概略側面図、第４図はその正面図２第５図、
第６図は上記装置において巻取紙梱包体にずれを与える
工程を示す要部の斜視図、第７図は巻取紙梱包体の表層
部にずれを与えた状態を誇張して示す概略斜視図、第８
Ａ図はその巻取紙梱包体の表面に喫状切開具を押し当て
た状態を示す概略斜視図、第８Ｂ図はその概略断面図、
第９図は巻取紙梱包体の梱包材及び表層部の紙を切開す
る状態を示す概略斜視図、第１０図は巻取紙から梱包材
及び表層部の紙をテーブル上に繰り出した状態を示す斜
視図、第１１図は巻取紙から表層部の紙をテーブル上に
繰り出した状態を示す斜視図、第１２図は巻取紙の先端
に仕立てを施した状態を示す斜視図、第１３図は仕立て
済の巻取紙を搬送台車に乗せた状態を示す斜視図、第１
４図、第１５図、第１６図はそれぞれ梱包材及び巻取紙
表層部の紙の切開の変形例を示す断面図、第１７図、第
１８図はそれぞれ梱包材及び表層部の紙をずらせる変形
例を示す斜視図である。 １−巻取紙梱包体、２−巻取紙、２ａ−表層部の紙３−
梱包材、５−搬送台車、６−支持ローラ、１２ａ１２ｂ
−チャッキングアーム、　　Ｉ　４−＝サイドフレーム
１６−ずれ発生装置、１７−エアシリンダ、１８ａ。 １８ｂ−・チャック、１９−巻取紙回転装置、２０モー
タ、２２−ガイトロ、ド、２３−送りねし、２４走行体
、２５−エアシリンダ、２６−喫状切開具。 ２８−押え装置、３２−テーブル、３３−屑紙集積装置
、３６−両面テープ貼付及び紙端カット装置、３７タブ
貼付装置。 代理人　弁理士　乗　松　恭　三 牙３ 図 一−＼−一」 牙４図 オ田図 牙１３図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）巻取紙の両端面部の梱包材を除去し周面部のみを
   梱包材で被覆した巻取紙梱包体を用意し、この巻取紙梱
   包体の周面部の梱包材と巻取紙表層部の紙を全軸長に渡
   り切開し、切開した梱包材及び巻取紙表層部の紙を巻取
   紙から剥離するとともに巻取紙表層部の紙を繰り出し、
   次いで繰り出した紙をカットして紙端を形成すると共に
   紙継ぎのための粘着層を形成し、その後、その紙端を巻
   取紙上に巻き戻し、巻取紙表面に仮止めすることを特徴
   とする巻取紙の解梱仕立て方法。
2. （２）巻取紙梱包体を回転可能に保持する巻取紙保持装
   置と、 該巻取紙保持装置に保持された巻取紙梱包体の周面部の
   梱包材と巻取紙表層部の紙を全軸長に渡り切開する切断
   装置と、 前記巻取紙保持装置に保持された巻取紙梱包体を正逆両
   方向に回転させる巻取紙回転装置と、 回転中の巻取紙梱包体から繰り出される梱包材及び巻取
   紙表層部の紙を集積する屑紙集積装置と、前記巻取紙か
   ら繰り出される表層部の紙をカットして紙端を形成し且
   つその紙端に紙継ぎ用の粘着層を形成する手段と、 その紙端にほぐれ止め用のタブを貼付ける手段とを有す
   る巻取紙の解梱仕立て装置。
3. （３）請求項２記載の巻取紙の解梱仕立て装置において
   、更に、周面部の梱包材と巻取紙表層部の紙とを巻取紙
   に対して軸方向にずらせる手段が設けられており、前記
   切断装置が、ずれを与えられた巻取紙表層部の紙とその
   下のずれていない巻取紙表面との間に挿入され巻取紙の
   軸方向に移動させられる楔状切開具を有することを特徴
   とする巻取紙の解梱仕立て装置。