JP2535233B2 - 海苔用自動重ね、帯巻き機 - Google Patents

海苔用自動重ね、帯巻き機

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JP2535233B2
JP2535233B2 JP2002039A JP203990A JP2535233B2 JP 2535233 B2 JP2535233 B2 JP 2535233B2 JP 2002039 A JP2002039 A JP 2002039A JP 203990 A JP203990 A JP 203990A JP 2535233 B2 JP2535233 B2 JP 2535233B2
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鎮雄 稲崎
賢司 梶原
健二 井上
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Seiko Electric Co Ltd
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Seiko Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、二次加工業者などにおいて用いられ、生産
者から納められた二つ折り状態の海苔を開いた後におけ
る作業、即ち、開かれた海苔を所定帖数づつ重ね、それ
に文庫紙を巻くとともに帯を巻き回す作業を自動的に行
うための海苔用自動重ね、帯巻き機に関する。
<従来の技術> 生産者では、通常10枚の海苔を1帖として二つ折りに
し、その10帖分を合わせて1束とし、その1束分に生産
者名などを記した帯を巻き、それらを箱に収納して二次
加工業者などに納めている。
一方、二次加工業者側では、乾燥等の二次加工に先立
ち、帯を解いて、1帖分づつの二つ折りされた海苔を開
き、その後に、開かれた海苔を所定帖数(通常5帖)重
ね、しかる後に、折り目の突出する側どうしを合わせ
る、いわゆる背合わせ状態にするとか、逆に、折り目の
へこんだ側どうしを合わせる、いわゆる腹合わせ状態に
するなど、折り方向が異るようにして、残りの海苔を開
いて重ね、10帖分の海苔を開いて重ねた状態で文庫紙を
巻き、先に解いたのと同じ帯を巻き、箱に収納し直して
いる。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、従来では、上述の作動のすべてを手作
業でもって行っており、1帖分を開いて重ねていくとき
に、先に開いた海苔が二つ折り状態に復帰しようとする
ことを防ぐなめに、文鎮等の重しを置くとともに、更
に、新たな1帖分を重ねた後に重しを置き直さなければ
ならず、非常に手間がかかっていた。
また、背合わせや腹合わせのために、重ねた帖数を常
に気にしていなければならず、更に、文庫紙を巻くとと
もに帯を巻き直すためにより一層手間がかかるものにな
っていた。
このように、従来では、二次加工に先立っての作業に
多大の手間を要し、作業効率が低下するとともに、多く
の人手を必要として人件費が増大し、極めて不経済にな
る欠点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであ
って、二次加工に先立っての作業を効率良くかつ人手少
なく行うことができるようにすることを目的とする。
<課題を解決するための手段> 本発明の海苔用自動重ね、帯巻き機は、このような目
的を達成するために、二つ折り状態から開かれた状態で
所定枚数を1帖分とした、その1帖分の海苔を搬送する
海苔搬送装置と、前記海苔搬送装置で搬送されてきた海
苔を受け止めて、所定帖数分の海苔を重ねる海苔重ね装
置と、海苔の設定帖数分ごとに板紙を供給する板紙供給
装置と、前記海苔重ね装置で重ねられた所定帖数分の海
苔を送り受け、所定帖数分の2組を折り方向を重ならせ
て重ねる反転重ね装置と、反転状態で重ねられた海苔に
文庫紙を巻く紙巻き装置と、帯を搬送する帯搬送装置
と、搬送された前記帯に接着材を付着する接着材付着装
置と、前記帯の一端側を文庫紙の外方から巻き回し、そ
の帯の他端側と前記帯の一端側とを前記接着材を介して
接着する帯巻き装置とを備えて構成する。
<作用> 上記構成によれば、1帖分の海苔を開いて海苔搬送装
置に供給することにより、その海苔の所定帖数分を海苔
重ね装置によって重ねるとともにその設定帖数分ごとの
箇所に板紙を供給し、その所定帖数分の2組を、反転重
ね装置において背合わせまたは腹合わせ状態で重ね、そ
の重ねられた海苔に紙巻き装置によって文庫紙を巻く。
一方、解いた帯を帯搬送装置に供給することにより、帯
を搬送するとともに、その帯を前述の文庫紙が巻かれた
海苔に巻き回し、その帯の一端側と他端側とを、接着材
付着装置によって付着された接着材を介して接着し、二
次加工に先立っての作業を行うことができる。
<実施例> 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は、本発明に係る海苔用自動重ね、帯巻き機の
実施例の全体概略構成図、第2図は全体平面図、第3図
は、第2図のIII−III線矢視図、第4図は、第2図のIV
−IV線矢視図である。
これらの図において、1は海苔搬送装置を示し、二つ
折りの状態から開かれた1帖分の海苔Aの端縁を供給す
ることにより、その端縁を挟持して搬送するように構成
されている。
前記海苔搬送装置1で搬送された海苔Aは、海苔重ね
装置2に受け止められ、5帖分づつ重ねるように構成さ
れている。
3は反転重ね装置を示し、5帖分づつ重ねられた海苔
Aを送り受け、背合わせまたは腹合わせ状態で、全体と
して10帖分の海苔Aを重ねるように構成されている。
4は紙巻き装置を示し、文庫紙カートリッジ5から文
庫紙搬送装置6を介して供給されてくる文庫紙Bを、反
転状態で重ねられた10帖分の海苔Aに巻くように構成さ
れている。
7は帯搬送装置を示し、解かれた帯(破損など使用が
不能な場合には、代用の新しい帯)Cの一端側を供給す
ることによって、その帯Cを搬送するように構成されて
いる。帯搬送装置7で搬送される帯Cは接着材付着装置
8に供給され、その帯Cの長手方向の一端側に接着材と
しての両面接着テープTを付着するように構成されてい
る。
9は帯巻き装置を示し、文庫紙Bが巻かれた海苔Aを
保持し、その文庫紙Bに帯Cを巻き回し、帯Cの他端側
を、文庫紙Bに巻き回されている帯Cの一端側上に両面
接着テープTを介して接着するように構成されている。
10は板紙供給装置を示し、板紙カートリッジ11に上方
に移動するように付勢された状態で積み重ねられている
板紙Dをエアシリンダ12の先端に付設された真空吸着具
13によって吸着し、その吸着した板紙Dを、エアシリン
ダ12の短縮によってベルトコンベア14に供給し、そのベ
ルトコンベア14により海苔重ね装置2に供給するように
構成されている。この板紙供給装置10は、海苔搬送装置
1および海苔重ね装置2と連動して駆動され、海苔Aの
2帖分ごととか3帖分ごとなど、海苔Aの性状等によっ
て設定された設定帖数分ごとに自動的に供給されるよう
に構成されている。
前記海苔搬送装置1は、上下一対の搬送ベルト15a,15
aで構成された第1のベルト式搬送装置15と、その後方
の、上下一対の搬送ベルト16a,16aで構成された第2の
ベルト式搬送16と、上下一対の搬送ベルト17a,17aで構
成された第3のベルト式搬送装置17とから構成されてい
る。
前記第2のベルト式搬送装置16は、各搬送ベルト16a,
16aそれぞれが海苔Aの搬送方向にのみ遊転可能に設け
られ、そして、第3のベルト式搬送装置17の搬送速度
が、第1のベルト式搬送装置15の搬送速度よりも速い速
度に設定され、海苔Aが第3のベルト式搬送装置17に挟
持されたときに、海苔Aを引っ張って不測にちぎるとい
ったことを回避するように構成されている。これによ
り、第1のベルト式搬送装置15の搬送速度を、作業者が
海苔Aを供給する速度に合う適当な速度に設定して、海
苔Aの供給時において海苔Aが不測に引きちぎられるこ
とを回避しながらも、海苔重ね装置2に迅速に海苔Aを
供給して後続の諸装置による作業効率を向上するように
なっている。
海苔重ね装置2は、1帖分の海苔Aの両端側を載置し
て揚送する第1の揚送装置18と、5帖分重ねられた海苔
Aを載置して揚送する第2の揚送装置19と、二段のロッ
ドレスシリンダ20a,20aにより構成されて5帖分重ねら
れた海苔Aを反転重ね装置3に送るプッシャー20とから
構成されている。
第1の揚送装置18は、海苔Aの供給方向に直交する水
平方向に所定間隔を隔てて設けられた一対づつのチェー
ン21a,21a、21b,21bそれぞれに、所定間隔を隔ててロッ
ド22…の長手方向一端側が片持ち状態で連結支持されて
構成され、チェーン21a,21a、21b,21bを同調して間歇的
に駆動することにより、第5図の海苔重ね装置の正面図
に示すように、左右一対のロッド22,22に1帖分の海苔
Aや板紙Dを載置して揚送するように構成されている。
23は海苔Aの揚送ガイドである。
また、第2の揚送装置19は、海苔搬送装置1の搬送終
端箇所の上方位置において、前記第1の揚送装置18と同
様に、水平方向に所定ピッチでもって設けられた一対づ
つのチェーン24a,24a、24b,24bそれぞれに、ロッド25…
それぞれに対する取付部材25aが、所定間隔を隔てて片
持ち状態で連結支持されて構成され、チェーン24a,24
a、24b,24bを同調して間歇的に駆動することにより、左
右一対のロッド25,25に5帖分の海苔Aや板紙Dを載置
して揚送するように構成されている。
前記取付部材25a…それぞれはアングル部材で形成さ
れ、その取付部材25aの先端がチェーン24a,24a、24b,24
bの回動軌跡よりも外方に位置されるとともに、その先
端部にロッド25が取り付けられ、正面視において、ロッ
ド25の回動軌跡L,Lの下端部が第1の揚送装置18のチェ
ーン21a,21a、21b,21bの回動軌跡の上端部よりも下方に
位置され、かつ、第2の揚送装置19が停止状態にあると
きに、第1の揚送装置18のチェーン21a,21a、21b,21bの
回動軌跡の上端部と、その直上のロッド25,25との間
に、5帖分の海苔Aを溜める間隙が形成されるように設
定されている。このとき、上述したように、取付部材25
a…それぞれがアングル部材で形成されているため、ス
プロケットの周りでの曲がり経路部分では、直線経路部
分に比べてロッド25が大きく移動し、第1の揚送装置18
による海苔Aの移送に支障の無い位置で停止しているよ
うに構成されている。
これにより、第1の揚送装置18から5帖分の海苔Aが
揚送されて溜められる間、第2の揚送装置19が停止し、
5帖分の海苔Aが溜められた後において、第2の揚送装
置19が間歇的に所定量駆動されて5帖分の海苔Aが所定
高さづつ揚送される。
第2の揚送装置19の下方側において、チェーン24a,24
a、24b,24b側に、第6図の平面図に示すように、5帖分
の海苔Aの4面のうちの1面に当接するストッパーガイ
ド26が設けられるとともに、その周囲に、海苔Aの他の
3面に当接する揃え板27…が、それぞれエアシリンダ28
によって出退可能に設けられ、5帖分の海苔Aの4面を
揃えるように構成されている。エアシリンダ28…の動作
ストロークは、整えるべき寸法に合った長さに予め設定
され、設定以上の圧力が海苔Aにかかることを回避し、
揃え動作による海苔Aの破損を防止するようになってい
る。29は海苔Aの揚送ガイドである。
前記反転重ね装置3は、第7図の要部の側面図および
第8図の正面図(第7図のVIII−VIII線断面図)それぞ
れに示すように、電動モータ(図示せず)とギア式伝動
機構31を介して連動連結された支持部材32に、上下一対
づつの受け板33,33、34,34を設けて構成されている。
前記支持部材32は、一対のガイドロッド35,35に沿っ
て変位するように設けられ、そして、支持部材32にエア
シリンダ36が連動連結され、エアシリンダ36の伸縮によ
り、海苔Aを先に挿入供給する空間(受け板33,33間、
あるいは、受け板34,34間)を切り換え、プッシャー20
により移送されてくる海苔Aを供給する順番を変更し
て、背合わせ状態と腹合わせ状態のいずれかのうち、所
望の反転重ね状態を得ることができるように構成されて
いる。
即ち、上側の海苔挿入空間に先に海苔Aを供給するこ
とにより背合わせ状態で重ねることができ、一方、下側
の海苔挿入空間に先に海苔Aを供給することにより腹合
わせ状態で重ねることができる。
反転重ね装置3を挟んで海苔重ね装置2とは反対側
に、中継装置37が設けられている。この中継装置37は、
支持フレーム38に、互いに遠近する方向に変位可能に押
さえ板39,39を設けて構成されている。
支持フレーム38には、第9図の正面図(第7図のIX−
IX線矢視図)に示すように、上下一対のガイドロッド4
0,40と、長手方向中央を境にして逆方向にネジ部を形成
したネジ軸41とが取り付けられ、これらガイドロッド4
0,40に押さえ板39,39が摺動自在に設けられるととも
に、ネジ軸41に外嵌され、また、ネジ軸41に螺合された
移動部材42,42それぞれがガイドロッド40,40に摺動自在
に外嵌され、そして、ネジ軸41に正逆転可能な電動モー
タ43が連動連結され、この電動モータ43の駆動正逆転に
より、プッシャー20によって反転重ね装置3から押し出
し供給されてくる10帖分の海苔Aを挟持したり、離脱し
たりするようになっている。
押さえ板39,39それぞれと、それに対応する移動部材4
2,42それぞれとの間に圧縮コイルスプリング44が介装さ
れるとともに、押さえ板39,39それぞれと、それに対応
する移動部材42,42それぞれとが、接近側にのみ変位可
能にボルト45を介して連結され、かつ、一方の移動部材
42に、ボルト45の頭部が移動部材42に対して設定以上変
位したことを検出するセンサ46が設けられるとともに、
このセンサ46の検出に応答して電動モータ43の駆動を停
止するように構成され、海苔Aに対して設定以上の挟持
圧が作用しないようにして、海苔Aの破損を防止するよ
うに構成されている。
47は、反転重ね装置3から供給される10帖分の海苔A
を受け止めるストッパーを示し、エアシリンダ47aの伸
縮動作により、両押さえ板39,39の下方に位置する作用
姿勢と、その下方から水平方向に退避した非作用姿勢と
に変位できるように構成されている。
支持フレーム38は、エアシリンダ48により、水平方向
の軸芯P周りで駆動回動可能に設けられ、反転重ね装置
3からの海苔Aを受け止める受け止め姿勢と、それより
下方側に90度回転して紙巻き装置4に供給する放出姿勢
とに変位するように構成されている。
紙巻き装置4は、第10図の要部の一部切欠後面図に示
すように、エアシリンダ(図示せず)によって昇降変位
可能に設けられた支持フレーム49に、一対の押さえ板5
0,50を互いに遠近する方向に変位可能に設けて構成され
ている。
支持フレーム49には、上下一対のガイドロッド51,51
と、長手方向中央を境にして逆方向のネジ部を形成した
ネジ軸52とが取り付けられ、これらガイドロッド51,51
に押さえ板50,50が摺動自在に設けられるとともに、ネ
ジ軸52に外嵌され、また、ネジ軸52に螺合された移動部
材53,53それぞれがガイドロッド51,51に摺動自在に外嵌
され、そして、ネジ軸52に正逆転可能な電動モータ54が
連動連結され、この電動モータ54の駆動正逆転により、
文庫紙Bを巻いた海苔Aを挟持したり、離脱したりする
ようになっている。
押さえ板50,50それぞれと、それに対応する移動部材5
3,53それぞれとの間に圧縮コイルスプリング55が介装さ
れるとともに、押さえ板50,50それぞれと、それに対応
する移動部材53,53それぞれとが、接近側にのみ変位可
能にボルト56を介して連結され、かつ、一方の移動部材
53に、ボルト56の頭部が移動部材53に対して設定以上変
位したことを検出するセンサ57が設けられるとともに、
このセンサ57の検出に応答して電動モータ54の駆動を停
止するように構成され、海苔Aに対して設定以上の挟持
圧が作用しないようにして、海苔Aの破損を防止するよ
うに構成されている。
押さえ板50,50それぞれの上部には、文庫紙Bの移動
を円滑にするためのローラ58が回転自在に取り付けられ
ている。
次に、上記反転重ね装置3から紙巻き装置4に至る動
作につき、第11図の動作説明図を用いて説明する。
先ず、第11図の(イ)に示すように、海苔重ね装置2
からプッシャー20によって反転重ね装置3に送られてく
る5帖分の海苔Aを一方の一対の受け板34,34で形成さ
れる海苔挿入空間に供給する。
その後、第11図の(ロ)に示すように、支持部材32を
180度回転し、次いで、第11図の(ハ)に示すように、
海苔重ね装置2からプッシャー20によって反転重ね装置
3に送られてくる5帖分の海苔Aを他方の一対の受け板
33,33で形成される海苔挿入空間に供給し、しかる後
に、第11図の(ニ)に示すように、支持部材32を90度回
転するとともに、エアシリンダ47aにより、中継装置37
におけるストッパー47を作用姿勢に切り換える。
次いで、第11図の(ホ)に示すように、プッシャー20
を作動し、反転重ね装置3から中継装置37に、全体とし
て10帖分の海苔Aを供給し、その後に、電動モータ43を
駆動して押さえ板39,39により海苔Aを挟持する。
この中継装置37を、第11図の(ヘ)に示すように、エ
アシリンダ48により90度回転し、次いで、第11図の
(ト)および(チ)に示すように、ストッパー47を非作
用姿勢にしてから、支持フレーム38を下降し、その後
に、電動モータ43の駆動により押さえ板39,39を開き、
保持具59の移動によって押さえ板50,50上に供給された
文庫紙B上に海苔Aを落下し、ストッパー60に受け止め
させて、両押さえ板50,50間に背合わせ状態の10帖分の
海苔Aを供給する。
その後に、第11図の(リ)に示すように、保持具59に
よる保持を解除してから、電動モータ54の駆動により、
押さえ板50,50を互いに接近する側に変位して海苔Aを
挟持するとともに、ストッパー60を非作用位置に移動す
る。
前記帯搬送装置7は、第2図ないし第4図に示すよう
に、裏面を上にして載置される帯Cを真空吸着する吸着
具61と、その吸着具61を往復駆動変位するロッドレスシ
リンダ62と、吸着具61から帯Cを送り受けて挟持搬送す
る挟持搬送装置63と、その挟持搬送装置63の搬送終端
で、帯Cの長手方向の一端側を保持し、帯Cをその長手
方向に移送して接着材付着装置8に供給する帯移送装置
64とから構成されている。前記吸着具61に連通接続され
るコンプレッサー(図示せず)は、海苔搬送装置1の搬
送始端側に近い箇所に設けられたペダル(図示せず)に
よって駆動操作されるようになっており、そして、吸着
具61による帯Cの吸着を検出した後に、ロッドレスシリ
ンダ62を自動的に作動するとともに、所定のタイミング
で間歇的に挟持搬送装置63に帯Cを受け渡して搬送する
ようになっている。
前記接着材付着装置8は、両面接着テープカセット65
を帯Cの長手方向の所定長さにわたって変位可能に設け
て構成され、前記帯移送装置64によって供給される帯C
の裏面の一端側に所定長さの両面接着テープTを繰り出
して付着するようになっている。この両面接着テープT
に代えて、接着材として、例えば、糊などの接着剤を用
い、その接着剤を帯Cに塗布するようにしても良い。
前記帯巻き装置9は、第12図の一部切欠平面図、第13
図は後面図および第14図の正面図に示すように、一対の
ガイドロッド66a,66aとロッドレスシリンダ66bとに沿っ
て駆動昇降自在に支持フレーム67を設けるとともにその
支持フレーム67の対向フレーム部分67a,67aそれぞれ
に、遠近変位可能にプレータ70,70を設け、かつ、帯C
の一端側を保持して、文庫紙Bが巻かれた海苔Aの周囲
の過半部にわたって移動するエアシリンダ駆動型の帯チ
ャック部材69を設けて構成されている。
前記プレート70…それぞれに一対のラックギア部材7
1,71が連接されている。
また、対向フレーム部分67a,67aそれぞれに、異なる
プレート70,70の一方のラックギア部材71,71どうしに噛
み合うピニオンギア部材73,73と伝動ギア74とが設けら
れ、前記ピニオンギア部材73,73と伝動ギア74とが噛み
合わされるとともに、両伝動ギア74,74それぞれに、ベ
ルト式伝動機構75を介して電動モータ76が連動連結さ
れ、両電動モータ76,76を同調駆動してプレート70…を
駆動変位し、海苔の厚さによって幅を調整し、帯巻きの
寸法を決めるように構成されている。
更に、対向フレーム部分67a,67aそれぞれに4個のチ
ェーンスプロケット77…が取り付けられるとともに、両
対向フレーム部分67a,67aにわたって回転軸78が横架さ
れ、この回転軸78に、チェーンスプロケット77…のうち
の駆動スプロケット77aのギア部材79と噛み合う伝動ギ
ア80が一体回転自在に取り付けられ、そして、回転軸78
に電動モータ81が連動連結されている。
前記チェーンスプロケット77…にチェーン82が巻き掛
けられるとともに、両チェーン82,82にわたって支持ア
ーム83が連結され、この支持アーム83に前記帯チャック
部材69が取り付けられている。
前記プレート70…のうちの所定のものには、ロッドレ
スシリンダ84によって昇降可動に支持部材85が設けら
れ、この支持部材85に出退可能に、前記帯チャック部材
69で保持されて上方まで巻き回された帯Cを受け取るエ
アシリンダ駆動型の受け継ぎ用帯チャック部材86が取り
付けられている。
また、プレート70…には、それによって挟持された海
苔Aの落下、ならびに、帯Cの巻き時の浮き上がりを防
止するエアシリンダ駆動型のストッパー部材87が、作用
姿勢と非作用姿勢とに変位可能に設けられている。
また、プレート70…の所定のものには、その上方位置
において、帯Cによって海苔Aに大きな力が作用しない
ように、エアシリンダ駆動型の帯シャッター88が設けら
れ、そして、中間位置および下方位置において、前記受
け継ぎ用帯チャック部材86によって海苔Aの束の下方隅
部まで下降された帯Cを押さえるエアシリンダ駆動型の
帯押さえ部材89,90が設けられている。
前記支持部材85には、エアシリンダ駆動型の回転支持
部材91が取り付けられるとともに、その回転支持部材91
に遊転可能にローラ92が設けられ、回転動作によって、
両面接着テープTが付着された帯Cの端部の下方に潜ら
せ、その状態でロッドレスシリンダ84により上昇させる
ことで、その帯Cの端部を押さえられている帯C上に重
ねるとともにローラ92で押圧して接着するように構成さ
れている。
次に、帯巻き装置9の動作につき、第15図の動作説明
図を用いて説明する。
先ず第15図の(イ)に示すように、帯チャック部材69
により帯Cの一端を保持して横一側方まで移動させ、そ
の後に、第15図(ロ)に示すように、ロッドレスシリン
ダ66bにより支持フレーム67をガイドロッド66a,66aに沿
わせて駆動上昇し、プレート70…を紙巻き装置4におけ
る押さえ板50,50と同レベル箇所に位置させる。
次いで、第15図(ハ)に示すように、ストッパー部材
87…を作用姿勢にしてから、プレート70…により海苔A
を挟持し、一方、押さえ板50,50による挟持を解除す
る。
その後に、第15図(ニ)に示すように、支持フレーム
67を駆動下降し、帯巻き位置まで下降した後に、第15図
(ホ)に示すように、帯シャッター88を作用姿勢に駆動
変位する。
その後、第15図(ヘ)に示すように、帯チャック部材
69を上方の所定位置まで移動して文庫紙Bの外方から帯
Cを巻き回すとともに、第15図(ト)に示すように、受
け継ぎ用帯チャック部材86に受け渡す。
しかる後に、第15図(チ)に示すように、ロッドレス
シリンダ84により支持部材85を下降し、最下部まで下降
した後に、第15図(リ)に示すように、中間および下方
の帯押さえ部材89,90を作用姿勢に駆動変位して、帯C
を文庫紙Bの外面に押さえ付ける。
次いで、第15図(ヌ)に示すように、回転支持部材91
を駆動回転し、ローラ92を、両面接着テープTが付着さ
れた帯Cの端部側下方から上方の作用位置に回転させ、
その後に、ロッドレスシリンダ84によって支持部材85を
駆動上昇し、帯Cろ文庫紙Bに押さえ付けながらローラ
92を上昇させ、第15図(ル)に示すように、海苔Aを包
んだ文庫紙Bを帯Cで巻き上げる。
しかる後、プレート70…による挟持が解除され、帯C
を巻いた海苔Aは落下放出される。
こうして放出された海苔Aは、第2図および第3図そ
れぞれに示すように、ベルトコンベア93に受け止められ
て搬出される。そして、生産者の合致した箱に詰めてか
ら乾燥処理作業に移行するなど、二次加工作業に移行し
ていく。
上記帯巻き装置9としては、プレート70…に保持した
海苔Aを回転することによって帯Cを巻き回すようにし
ても良い。
<発明の効果> 本発明によれば、生産者から納められた束の海苔に対
して、帯を解くとともに、1帖分の海苔を開いて海苔搬
送装置に供給し、かつ、解かれた帯を帯搬送装置に供給
するだけで、開かれた海苔を重ねる作業、板紙の供給、
ならびに、文庫紙および帯それぞれを巻く作業のいずれ
をも自動的に行うことができるから、開いた海苔を開き
状態に維持するために重しを置くといった手間や、背合
わせや腹合わせのために重ねた帖数を数えたり、文庫紙
や帯を巻く手間のいずれもが不用になり、二次加工に先
立っての作業を、手間少なくして効率良く行うことがで
きるようになり、しかも、人手を少なくできて人件費を
低減でき、経済性を向上できた。
【図面の簡単な説明】 図面は、本発明に係る海苔用自動重ね、帯巻き機の実施
例を示し、第1図は、海苔用自動重ね、帯巻き機の全体
概略構成図、第2図は全体平面図、第3図は、第2図の
III−III線矢視図、第4図は、第2図のIV−IV線矢視
図、第5図は、海苔重ね装置の正面図、第6図は、第5
図のVI−VI線矢視図、第7図は要部の側面図、第8図
は、第7図のVIII−VIII線矢視図、第9図は、第7図の
IX−IX線矢視図、第10図は要部の一部切欠後面図、第11
図は、反転重ね装置から紙巻き装置に至る動作を示す動
作説明図、第12図は、帯巻き装置の一部切欠平面図、第
13図は要部の後面図、第14図は要部の側面図、第15図
は、紙巻き装置の動作を示す動作説明図である。 1……海苔搬送装置 2……海苔重ね装置 3……反転重ね装置 4……紙巻き装置 7……帯搬送装置 8……接着材付着装置 9……帯巻き装置 10……板紙供給装置 A……海苔 B……文庫紙 C……帯 D……板紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶原 賢司 福岡県福岡市博多区東光2丁目7番25号 株式会社正興電機製作所内 (72)発明者 井上 健二 福岡県福岡市博多区東光2丁目7番25号 株式会社正興電機製作所内 (56)参考文献 特開 昭62−39417(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二つ折り状態から開かれた状態で所定枚数
    を1帖分とした、その1帖分づつの海苔を搬送する海苔
    搬送装置と、 前記海苔搬送装置で搬送されてきた海苔を受け止めて、
    所定帖数分の海苔を重ねる海苔重ね装置と、 海苔の設定帖数分ごとに板紙を供給する板紙供給装置
    と、 前記海苔重ね装置で重ねられた所定帖数分の海苔を送り
    受け、所定帖数分の2組を折り方向を重ならせて重ねる
    反転重ね装置と、 反転状態で重ねられた海苔に文庫紙を巻く紙巻き装置
    と、 帯を搬送する帯搬送装置と、 搬送された前記帯に接着材を付着する接着材付着装置
    と、 前記帯の一端側を文庫紙の外方から巻き回し、その帯の
    他端側と一端側とを接着材を介して接着する帯巻き装置
    と、 を備えたことを特徴とする海苔用自動重ね、帯巻き機。
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