JP2600935Y2 - 袋敷設装置 - Google Patents

袋敷設装置

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JP2600935Y2
JP2600935Y2 JP1993064736U JP6473693U JP2600935Y2 JP 2600935 Y2 JP2600935 Y2 JP 2600935Y2 JP 1993064736 U JP1993064736 U JP 1993064736U JP 6473693 U JP6473693 U JP 6473693U JP 2600935 Y2 JP2600935 Y2 JP 2600935Y2
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徹 石井
侯朗 岡部
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株式会社岡部ロック
石井工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、段ボール紙
や合成樹脂等の適宜材質で形成された箱体内部に、合成
樹脂製又は紙製の袋体を敷設する作業に用いられる袋敷
設装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述例のような段ボール箱に包装
袋を敷設する袋敷設装置としては、例えば、図12に示
すように、長尺寸法に形成された合成樹脂製のフィルム
原反fを垂直方向に繰出し供給すると共に、同位置上段
に配設した加熱ヘッド70でフィルム原反fを幅方向に
溶着し、同位置下段に配設した切断カッタ71でフィル
ム原反fを幅方向に切断して一つの包装袋Fを分離形成
する。同時に、同位置下部に配設した左右の各吸着パッ
ド72,72で包装袋Fの開口側周縁部を吸着保持し、
同各吸着パッド72,72を左右方向に離間して包装袋
Fの投入口Faを適宜大きさに開口する。同時に、左右
の各吸着パッド72,72で吸着保持した包装袋Fを段
ボール箱Bの上方に水平移動させ、同各吸着パッド7
2,72による吸着保持を解除して段ボール箱B内に包
装袋Fを敷設する装置がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上述のように
合成樹脂製のフィルム原反fにより形成された包装袋F
を開口する場合、フィルム成形時に付着する水分や油分
及びフィルム自体に生じる静電気により包装袋F全体が
密着しており、包装袋Fの投入口Faを適宜大きさに開
口することが非常に困難である。特に、薄肉のフィルム
原反fにより形成された包装袋Fの投入口Faを開口す
るとき、何れか一方の吸着パッド72側に包装袋F全体
が吸着され、包装袋Fの投入口Faが閉塞した状態のま
ま段ボール箱B内に敷設されてしまうので、作業者の手
で包装袋Fの投入口Faを開口しなければならず、包装
袋Fの敷設作業に手間及び時間が掛るという問題点を有
している。
【0004】この考案は上記問題に鑑み、合成樹脂製の
フィルム原反に挿入された仕切り部材を磁石部材により
水平姿勢に吸着保持することで、フィルム原反の密着部
分が仕切り部材により上下分離され、箱体内部に袋体を
敷設する作業が容易に行える袋敷設装置の提供を目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記繰出し
経路上の分離位置前段に、該経路上に供給されるフィル
ム原反の一側面がわと対向して励磁された磁石部材を
記繰出し経路の幅方向に架設し、上記磁石部材の吸着面
と対向するフィルム原反の内部位置に、該磁石部材によ
り吸着保持される金属製の仕切り部材を前記繰出し経路
幅方向に挿入した袋敷設装置であることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】この考案は、繰出し経路上の分離位置前段に架
設した磁石部材によりフィルム原反に挿入された仕切り
部材を水平姿勢に吸着保持して、同経路上に供給される
フィルム原反の密着部分を仕切り部材により確実に分離
する。且つ、磁石部材により仕切り部材を浮上した状態
に吸着保持して、フィルム原反と仕切り部材との接触抵
抗を小さくする。
【0007】
【考案の効果】この考案によれば、合成樹脂製のフィル
ム原反に挿入された仕切り部材を磁石部材により水平姿
勢に吸着保持するので、経路上に供給されるフィルム原
反の密着部分を仕切り部材により連続して確実に分離す
ることができ、仕切り部材を浮上した状態に吸着保持す
るため、フィルム原反と仕切り部材との接触抵抗が小さ
くなり、フィルム原反の密着部分を分離する作業が円滑
に行える。
【0008】しかも、フィルム原反の密着部分が仕切り
部材により一旦分離されているため、適宜大きさに形成
された袋体の投入口を簡単且つ容易に開口することがで
き、従来例のように袋体の投入口を作業者の手で開口す
るような手間及び作業が省けると共に、箱体内部に袋体
を敷設する作業が容易に行え、作業の省力化及び能率ア
ップを図ることができる。
【0009】
【実施例】この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面は箱体の一例として上面開放形態に組立て
られた段ボール箱内に合成樹脂製の包装袋を敷設する作
業に用いられる袋敷設装置を示し、図1及び図2に於い
て、この袋敷設装置1は、ロール状に巻回された合成樹
脂製のフィルム原反fを繰出し経路上の各位置に供給す
る原反繰出し機構2と、同経路上に供給されるフィルム
原反fを筒状に押広げる原反押広げ機構3と、同経路上
の分離位置に供給されたフィルム原反fを適宜サイズに
分離する原反分離機構4と、同経路上の開口位置にフィ
ルム原反fを供給する原反送り機構5と、同経路上の開
口位置に供給された包装袋Fの投入口Faを適宜大きさ
に開口する袋開口機構6と、適宜大きさに開口された包
装袋Fの投入口Faを保持して下向き姿勢に反転する袋
保持機構7と、下向き姿勢に反転された包装袋Fを段ボ
ール箱Bに挿入する袋押込み機構8と、下向き姿勢に反
転された包装袋Fが挿入される方向に段ボール箱Bを垂
直上昇する箱昇降機構9と、上面開放形態に組立てられ
た段ボール箱Bを昇降位置に搬送する箱送りコンベア1
0から構成される。
【0010】上述の原反繰出し機構2は、例えば、ポリ
塩化ビニル、ポリエチレン等の合成樹脂フィルムにより
形成された筒状のフィルム原反fをガゼット折り又は平
折りしてロール状に巻回し、同ロール状に巻回されたフ
ィルム原反fを繰出し経路の始端部に設けたロールホル
ダ11に装填している。且つ、繰出し経路上の分離位置
直前にフィルム原反fの横幅寸法よりも若干長尺に形成
した送りロール12と押圧ロール13とを送り方向に直
交して上下段に軸架し、同各ロール12,13の周面を
軸方向に相対接している。すなわち、同位置前段に軸支
した各送りロール14a,14b,14c及びダンサー
ロール14dにフィルム原反fを張架して、分離位置直
前に軸支した送りロール12と押圧ロール13とでフィ
ルム原反fを押圧保持すると共に、減速機付きモータ
(図示省略)の駆動力により各ロール12,13を送り
方向に同期回転して、繰出し経路上に設定した押広げ位
置と、分離位置と、開口位置とにフィルム原反fを連続
供給する。
【0011】前述の原反押広げ機構3は、図3、図4に
示すように、繰出し経路上に設定した押広げ位置上部に
取付け枠15を架設し、同取付け枠15の下面側に各ガ
イド軸16a…及び各コイルバネ16b…を介して支持
板17を架設し、同支持板17の下端部間に予め励磁さ
れた金属製の支持ロール18を送り方向に直交して軸受
すると共に、同支持ロール18の下部周面と対向するフ
ィルム原反fの内部位置に、同フィルム原反fの横幅寸
法よりも若干短尺に形成された金属製の仕切りロール1
9をテフロン加工して幅方向に挿入し、同位置上部に軸
架した支持ロール18によりフィルム原反fに挿入され
た仕切りロール19を水平姿勢に浮上して吸着保持す
る。且つ、同位置下部にフィルム原反fの送り方向と平
行してガイド板20を架設している。
【0012】或いは、図5、図6に示すように、同位置
上部に軸支した支持ロール19の下部周面と対向するフ
ィルム原反fの内部位置に、同フィルム原反fの横幅寸
法よりも若干短尺に形成した金属製の仕切りプレート2
1を幅方向に挿入して、同位置上部に軸支した支持ロー
ル18によりフィルム原反fに挿入された仕切りプレー
ト21を水平姿勢に浮上して吸着保持する。
【0013】前述の原反分離機構4は、繰出し経路上の
分離位置下部に架設した取付け枠22aにロッドレス型
の切断用シリンダ23を固定し、同切断用シリンダ23
上にフィルム原反fの下面側と対向して切断カッタ24
を左右摺動自在に取付け、同切断カッタ24の前後位置
に後述する加熱ヘッド29と押圧ヘッド32とに対向し
て各受けプレート25,26を架設している。
【0014】且つ、分離位置上部に架設した取付け枠2
2bに溶着用シリンダ27を固定し、同溶着用シリンダ
27のピストンロッドを支持板28の上面側中央部に固
定すると共に、同支持板28の下面側後端部にフィルム
原反fの横幅寸法よりも若干長尺に形成した加熱ヘッド
29を送り方向に直交して固定し、同支持板28の下面
側前端部に各ガイド軸30,30及び各コイルバネ3
1,31を介して押圧ヘッド32を架設している。
【0015】すなわち、切断用シリンダ23の作動によ
り、各受けプレート25,26と押圧ヘッド32とで押
圧保持したフィルム原反fを幅方向に切断する方向に切
断カッタ24を左右移動する。溶着用シリンダ27の作
動により、繰出し経路上の分離位置に供給されたフィル
ム原反fを溶着及び押圧する降下位置と、同フィルム原
反fの繰出し供給が許容される上昇位置とに加熱ヘッド
29及び押圧ヘッド32を上下動する。
【0016】前述の原反送り機構5は、繰出し経路上に
設定した分離位置と開口位置との中間位置上下に上部取
付け枠33と下部取付け枠34とを送り方向に平行して
架設し、上部取付け枠33の送り側始端部に軸支した各
プーリ35,35と、送り側終端部に軸支した各プーリ
36,36との間に各送りベルト37,37を張架し、
下部取付け枠34の送り側始端部に軸支した各プーリ3
8,38と、送り側終端部に軸支した各プーリ39,3
9との間に各送りベルト40,40を張架して、減速機
付きモータ(図示省略)の駆動力により各送りベルト3
7,37及び各送りベルト40,40を繰出し方向に同
期回転させ、上下の各送りベルト37,40で押圧保持
したフィルム原反fの先端部が開口位置に到達するまで
回転駆動する。
【0017】且つ、中間位置上部に配設した昇降用シリ
ンダ41のピストンロッドを上部取付け枠33の上面側
中央部に固定して、同昇降用シリンダ41の作動によ
り、繰出し経路上の分離位置後段に供給されたフィルム
原反fを押圧保持する間隔と、同フィルム原反fの押圧
保持が解除される間隔とに上下の各送りベルト37,4
0を相対接離する。
【0018】前述の袋開口機構6は、繰出し経路上に設
定した開口位置上下に各支持板42a,42aを相対向
して架設し、同各支持板42a,42aの両側端部にフ
ィルム原反fの開口側上下面と対向して各吸着パッド4
2,42を夫々取付け、同位置上下に配設した各開口用
シリンダ43,43のピスントロッドを各支持板42
a,42aの中央面に固定して、各開口用シリンダ4
3,43の作動により、繰出し経路上の開口位置に供給
されたフィルム原反fの開口側上下面に密着する間隔
と、同フィルム原反fの投入口Faを適宜大きさに開口
する間隔とに上下の各吸着パッド42,42を相対接離
する。
【0019】且つ、フィルム原反fの開口側上下面に各
吸着パッド42,42を密着したとき、各吸着パッド4
2,42に接続した吸引用ブロワ(図示省略)の負圧で
フィルム原反fを吸着保持し、後述する袋保持機構7で
包装袋Fの投入口Faを保持したとき、各吸着パッド4
2,42に接続した吸引用ブロワ(図示省略)の負圧を
遮断又は停止してフィルム原反fの吸着保持を解除す
る。
【0020】前述の袋保持機構7は、上述の袋開口機構
6により開口される包装袋Fの投入口Faと対向する高
さ位置に、後述する押込み板57の上下動が許容される
大きさ及び形状に形成した方形の回転枠44を上下回動
自在に軸支し、同位置側部に配設した旋回用シリンダ4
5のピストンロッドを、回転枠44の一側軸部に固定し
たアーム46に連結して、同旋回用シリンダ45の作動
により、上述の袋開口機構6により開口された包装袋F
の投入口Faを保持する横向き姿勢と、後述する箱送り
コンベア10上の昇降位置に供給された段ボール箱Bに
対して包装袋Fが挿入される下向き姿勢とに回転枠44
全体を90度回転する。
【0021】且つ、回転枠44の中央部対向面に架設し
た各ガイドレール47,47上に、後述する押込み板5
7の上下動が許容される大きさ及び形状に形成した可動
枠48の両側端部を摺動自在に取付け、同回転枠44の
両側上端部に固定した各移動用シリンダ49,49のピ
ストンロッドを可動枠48の両側上端部に連結してい
る。すなわち、回転枠44全体を横向き姿勢に回動停止
したとき、各移動用シリンダ49,49を同期作動し
て、上述の袋開口機構6により開口された包装袋Fの投
入口Faに対して後述する左右の各折返し爪51,51
が挿入される方向に前後動する。回転枠44全体を下向
き姿勢に回動停止したとき、後述する箱昇降機構9によ
り垂直上昇された段ボール箱Bの各フラップBa…に対
して包装袋Fの投入口Faが被覆される方向に上下動す
る。
【0022】且つ、可動枠48の下面側両端部に軸架し
た各支軸50,50の左右端部に2枚の各折返し爪5
1,51をスライド調節自在に夫々取付け、同各支軸5
0,50の一側端部に傘形の各ギャ52,52を固定
し、同側下面に取付けた各開閉用シリンダ53,53の
ピストンロッドに各ラック54,54を固定して、各ギ
ャ52,52と各ラック54,54とを互いに歯合して
いる。すなわち、各開閉用シリンダ53,53の作動に
より、各ギャ52,52及び各ラック54,54を介し
て、上述の袋開口機構6により開口された包装袋Fの投
入口Faに対して挿入される閉角度と、後述する段ボー
ル箱Bの各フラップBa…に対して被覆される大きさに
包装袋Fの投入口Faを開口する開角度とに左右の各折
返し爪51,51を開閉回動する。
【0023】前述の袋押込み機構8は、上述の袋保持機
構7を構成する可動枠48の旋回位置上部に取付け枠5
5を架設し、同取付け枠55に固定した押込み用シリン
ダ56のピストンロッドを、段ボール箱Bの内側底面部
と対応する大きさ及び形状に形成した押込み板57の上
面側中央部に固定している。すなわち、可動枠48を下
向き姿勢に回動停止したとき、押込み用シリンダ56を
作動して、上述の袋保持機構7を構成する可動枠48の
旋回動作が許容される上昇位置と、後述する箱昇降機構
9により垂直上昇された段ボール箱Bの底面部に包装袋
Fが押付けられる降下位置とに押込み板57を上下動す
る。且つ、押込み板57の下面側中央部に、例えば、コ
ンプレッサー又は送気用ブロワ等のエア供給手段(図示
省略)と接続された噴射ノズル58を下向きに垂設して
いる。
【0024】前述の箱昇降機構9は、箱送りコンベア1
0上に設定した昇降位置に箱昇降台63を配設し、同箱
昇降台63の下部前端に突設した2本の各フック63
a,63aを箱送りコンベア10の各送りローラ60…
間に挿入し、同位置側部に固定した箱昇降用シリンダ6
4のピストンロッドを箱昇降台63の下面側後端部に固
定して、同箱昇降用シリンダ64の作動により、上述の
袋保持機構7により反転保持された包装袋Fが段ボール
箱B内に挿入される上昇位置と、同段ボール箱Bが箱送
りコンベア10に載置される降下位置とに箱昇降台63
を上下動する。
【0025】前述の箱送りコンベア10は、左右に架設
した各取付け枠59,59間に多数本の各送りローラ6
0…を箱送り方向に対して所定間隔に隔てて軸架し、減
速機付きモータ(図示省略)の駆動力により各送りロー
ラ60…を箱送り方向に同期回転して、同各送りローラ
60…上に載置された段ボール箱Bを箱送り方向に搬送
する。且つ、箱送りコンベア10上に設定した昇降位置
にストッパ61を出没自在に設け、同位置下部に固定し
た出没用シリンダ62のピストンロッドをストッパ61
に固定して、同出没用シリンダ62の作動によりストッ
パ61を搬送面上に出没し、箱送りコンベア10により
搬送される段ボール箱Bをストッパ61で昇降位置に一
旦停止する。
【0026】図示実施例は上記の如く構成するものとし
て、以下、袋敷設装置1によるフィルム原反fの押広げ
動作及び包装袋Fの敷設動作を説明する。先ず、作業開
始前に於いて、図3及び図4に示すように、ロールホル
ダ11に装填されたフィルム原反fを作業者の手で引出
して各送りロール14a,14b,14c及びダンサー
ロール14dに張架する。繰出し経路上の押広げ位置に
引出されたフィルム原反fの内部に仕切りロール19を
挿入し、同位置上部に軸支した支持ロール18の磁力に
より仕切りロール19を水平姿勢に吸着して、同仕切り
ロール19をガイド板20上方に浮上した状態に吸着保
持すると共に、繰出し経路上の分離位置直前に軸支した
送りロール12と押圧ロール13とでフィルム原反fの
引出し側端部を押圧保持する。
【0027】且つ、製函工程(図示省略)から供給され
る段ボール箱Bを箱送りコンベア10上の昇降位置に搬
送し、出没用シリンダ62を作動して、上面開放形態に
組立てられた段ボール箱Bをストッパ61で昇降位置に
一旦停止する。
【0028】次に、図1に示すように、原反繰出し機構
2の各送りロール12,13と、原反送り機構5の各送
りベルト37,40とを繰出し方向に同期回転して、ロ
ールホルダ11に装填されたフィルム原反fを繰出し経
路上に連続供給すると共に、同経路上の押広げ位置に供
給されるフィルム原反fの密着部分を仕切りロール19
により押広げながら上下分離する。この時、支持ロール
18の磁力により仕切りロール19が浮上した状態に吸
着保持されるため、フィルム原反fと仕切りロール19
との接触抵抗が小さく、フィルム原反fの密着部分を上
下分離する作業が円滑に行える。
【0029】次に、繰出し経路上の開口位置にフィルム
原反fが到達すると同時に、原反繰出し機構2及び原反
送り機構5を駆動停止する。図7に示すように、袋開口
機構6の各開口用シリンダ43,43を作動して、繰出
し経路上の開口位置に供給されたフィルム原反fの開口
側上下面を各吸着パッド42,42で吸着保持すること
で、仕切りロール19によりフィルム原反fの密着部分
が一旦分離されているため、フィルム原反fの開口側上
下面を各吸着パッド42,42により確実に吸着保持す
ることができる。同時に、原反分離機構4の溶着用シリ
ンダ27を作動して、繰出し経路上の分離位置に供給さ
れたフィルム原反fの分離側端部を各受けプレート2
5,26と押圧ヘッド32とで押圧保持し、同位置に供
給されたフィルム原反fを加熱ヘッド29で幅方向に熱
溶着した後、切断用シリンダ23を作動して、熱溶着さ
れたフィルム原反fを切断カッタ24で幅方向に切断す
ることで、一つの包装袋Fを分離形成する。
【0030】次に、図8に示すように、袋保持機構7の
旋回用シリンダ45を旋回作動して、袋開口機構6によ
り保持された包装袋Fの投入口Faと対向する横向き姿
勢(90度)に回転枠44及び可動枠48を回動停止
し、原反送り機構5の昇降用シリンダ41を上昇作動し
て、各送りベルト37,37と各送りベルト40,40
とを適宜間隔に離間し、原反分離機構4の切断用シリン
ダ23と溶着用シリンダ27とを復帰作動して、加熱ヘ
ッド20とフィルム切断刃32とを初期位置に復帰させ
た後、袋開口機構6の各開口用シリンダ43,43を復
帰作動して、上下の各吸着パッド42,42で吸着保持
した包装袋Fの投入口Faを適宜大きさに開口する。
【0031】同時に、袋保持機構7の各移動用シリンダ
49,49を前進作動して、袋開口機構6により開口さ
れた包装袋Fの投入口Faに左右の各折返し爪51,5
1を同時挿入し、各開閉用シリンダ53,53を開作動
して、適宜大きさに開口された包装袋Fの投入口Faを
左右の各折返し爪51,51で一旦保持する。
【0032】次に、図9に示すように、袋保持機構7の
各移動用シリンダ49,49を後退作動して、左右の各
折返し爪51,51で保持した包装袋Fの投入口Faを
後退させ、旋回用シリンダ45を旋回作動して、左右の
各折返し爪51,51で保持した包装袋Fを下向き姿勢
に回動停止する。この後、袋押込み機構8の押込み板5
7に突設した噴射ノズル58から加圧エアを吐出して、
左右の各折返し爪51,51で保持した包装袋Fを加圧
エアにより拡張する。
【0033】次に、図10に示すように、押込み用シリ
ンダ56を降下作動して、四方に拡張された包装袋Fに
押込み板57を垂直挿入し、段ボール箱Bの底面形状と
対応する大きさに包装袋Fを押し広げる。同時に、箱昇
降機構9の箱昇降用シリンダ64を上昇作動して、同箱
送りコンベア10上の昇降位置に搬送された段ボール箱
Bを箱昇降台63で垂直上昇すると共に、左右の各折返
し爪51,51で保持した包装袋Fの底部側を箱昇降台
63上に載置された段ボール箱Bに挿入し、同箱昇降台
63上に載置された段ボール箱Bの底面部に押込み板5
7を押付けて、適宜大きさに開口された包装袋Fを段ボ
ール箱B内に装填セットする。
【0034】この後、図11に示すように、袋保持機構
7の各移動用シリンダ49,49を降下作動して、左右
の各折返し爪51,51で保持した包装袋Fの投入口F
aを外側に折返しながら、箱昇降台63上に載置された
段ボール箱Bの各フラップBa…に包装袋Fの投入口F
aを被覆セットする。一方、原反送り機構5の昇降用シ
リンダ41を降下作動して、各送りベルト37,37と
各送りベルト40,40とを対接した後、原反繰出し機
構2及び原反送り機構5を駆動して、ロール状に巻回さ
れたフィルム原反fの繰出し供給を再開する。
【0035】次に、袋押込み機構8の押込み用シリンダ
56を復帰作動して、押込み板57を初期位置に復帰さ
せた後、袋保持機構7の各移動用シリンダ49,49及
び開閉用シリンダ53,53を復帰作動して、左右の各
折返し爪51,51を初期位置に復帰させる。同時に、
箱送りコンベア10の箱昇降用シリンダ64を降下作動
して、箱昇降台63上に載置された段ボール箱Bを箱送
りコンベア10に移載する。この後、出没用シリンダ6
2を復帰作動して、ストッパ61を搬送面下に没入した
後、箱送りコンベア10を箱送り方向に回転駆動して、
袋敷設済みの段ボール箱Bを次工程(例えば、袋詰め工
程、袋封函工程、箱封函工程)に搬送供給する。上述と
同様に、箱送りコンベア10上の昇降位置に次の段ボー
ル箱Bを搬送停止した後、袋敷設装置1を構成する各機
構2,3,4,5,6,7,8,9を順次駆動して、適
宜大きさに形成された合成樹脂製の包装袋Fを段ボール
箱B内に敷設セットする。
【0036】以上のように、合成樹脂製のフィルム原反
fに挿入された仕切りロール19を励磁済みの支持ロー
ル18により水平姿勢に吸着保持するので、経路上に供
給されるフィルム原反fの密着部分を仕切りロール19
により連続して上下分離することができ、仕切りロール
19を浮上した状態に吸着保持するため、フィルム原反
fと仕切りロール19との接触抵抗が小さくなり、フィ
ルム原反fの密着部分を上下分離する作業が円滑に行え
る。
【0037】しかも、フィルム原反fの密着部分が仕切
りロール19により一旦分離されているため、適宜大き
さに形成された包装袋Fの投入口Faを簡単且つ容易に
開口することができ、従来例のように包装袋Fの投入口
Faを作業者の手で開口するような手間及び作業が省け
ると共に、段ボール箱B内部に包装袋Fを敷設する作業
が容易に行え、作業の省力化及び能率アップを図ること
ができる。
【0038】この考案の構成と、上述の実施例との対応
において、この考案の袋体は、実施例の包装袋Fに対応
し、以下同様に、箱体は、段ボール箱Bに対応し、磁石
部材は、支持ロール18に対応し、仕切り部材は、仕切
りロール19及び仕切りプレート21に対応するも、こ
の考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるもので
はない。
【0039】上述の実施例では、繰出し経路上に供給さ
れるフィルム原反fの密着部分を1本の仕切りロール1
9で上下分離するが、例えば、フィルム原反fに複数本
の各仕切りロール19…又は各仕切りプレート21…を
幅方向に並列挿入して、同フィルム原反fの密着部分を
複数本の各仕切りロール19…又は各仕切りプレート2
1…で上下分離するもよい。
【0040】なお、仕切りロール19及び仕切りプレー
ト21の形状寸法は、実施例の構成のみに限定されるも
のではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 袋敷設装置による包装袋の敷設動作を示す側
面図。
【図2】 袋敷設装置による包装袋の敷設動作を示す正
面図。
【図3】 原反押広げ機構の仕切りロールによる押広げ
動作を示す正面図。
【図4】 仕切りロールによる押広げ動作を示す側面
図。
【図5】 原反押広げ機構の仕切りプレートによる押広
げ動作を示す正面図。
【図6】 仕切りプレートによる押広げ動作を示す側面
図。
【図7】 原反分離機構の分離動作を示す側面図。
【図8】 袋開口機構の開口動作及び袋保持機構の保持
動作を示す側面図。
【図9】 袋保持機構の反転動作を示す側面図。
【図10】 袋押込み機構の押込み動作を示す正面図。
【図11】 袋保持機構の折返し動作を示す正面図。
【図12】 従来装置による包装袋の敷設動作を示す側
面図。
【符号の説明】
f…フィルム原反 F…包装袋 B…段ボール箱 1…袋敷設装置 2…原反繰出し機構 3…原反押広げ機構 4…原反分離機構 5…原反送り機構 6…袋開口機構 7…袋保持機構 8…袋押込み機構 9…箱昇降機構 10…箱送りコンベア 18…支持ロール 19…仕切りロール 20…ガイド板 21…仕切りプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−197623(JP,A) 特開 昭50−14496(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B31B 1/00 - 49/04 B65B 43/26

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】繰出し経路上の分離位置に供給される合成
    樹脂製のフィルム原反を適宜大きさに分離して一つの袋
    体を形成し、該分離された袋体の投入口を適宜大きさに
    開口保持して箱体内部に敷設する袋敷設装置であって、 上記繰出し経路上の分離位置前段に、該経路上に供給さ
    れるフィルム原反の一側面がわと対向して励磁された磁
    石部材を前記繰出し経路の幅方向に架設し、 上記磁石部材の吸着面と対向するフィルム原反の内部位
    置に、前記磁石部材により吸着保持される金属製の仕切
    り部材を前記繰出し経路の幅方向に挿入した袋敷設装
    置。
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