JPH10167560A - カバーシートの剥離装置および剥離方法 - Google Patents

カバーシートの剥離装置および剥離方法

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JPH10167560A
JPH10167560A JP33392696A JP33392696A JPH10167560A JP H10167560 A JPH10167560 A JP H10167560A JP 33392696 A JP33392696 A JP 33392696A JP 33392696 A JP33392696 A JP 33392696A JP H10167560 A JPH10167560 A JP H10167560A
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sheet
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良治 古野
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】カバーシートの剥離処理が確実に行えるととも
に、多量の板材の処理が行えるカバーシートの剥離装置
およびカバーシートの剥離方法を提供する。 【解決手段】板材の表面に貼着されたカバーシートを粘
着テープとともに板材の表面から剥離するカバーシート
の剥離装置において、(イ)前記カバーシートの貼着さ
れた板材を搬送する板材搬送手段と、(ロ)少なくとも
片面に粘着面を有する粘着テープを板材先端からはみ出
した状態で該板材の搬送方向と交差する方向に貼付ける
テープ貼付け手段と、(ハ)前記板材に貼付された粘着
テープを板材表面のカバーシートとともに剥離し、巻き
取るカバーシート巻き取り手段と、(ニ)前記粘着テー
プのはみ出し部を前記カバーシート巻き取り手段に押圧
する押圧手段と、(ホ)前記粘着テープをカバーシート
とともに板材表面から剥離する方向に前記巻き取り手段
を揺動させる揺動手段と、(ヘ)前記巻き取り手段を駆
動する巻き取り駆動手段と、を備えたことを特徴とする
カバーシートの剥離装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば印刷用板材
に貼着した保護シートを露光後に剥離するための装置、
あるいはプリント基板に貼着した感光フィルムを露光後
に支持フィルムのみ、もしくは支持フィルムと感光層の
未露光部分とを合わせて剥離するための装置など、板材
の表面に貼着したカバーシートを剥離する装置および該
装置を用いたカバーシートの剥離方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、板材の表面に貼着したカバーシー
トを剥離する装置として、例えば特開昭62−1671
76号公報には、カバーシートを貼着した板材のカバー
シート表面の先端幅方向に片面粘着テープを板材先端部
よりはみ出して貼り付けし、その後そのテープのはみ出
し部を幅方向数カ所に設けられた折り曲げ部材にて上方
に折り曲げ、粘着面を上方に向けた後、テープを巻き取
り部材に貼り付けし、片面粘着テープとともにカバーシ
ートを巻き取ることにより、板材表面に貼着されたカバ
ーシートをその先端部より順次剥離する装置が提案され
ている。
【0003】また、先に本発明者らが提案(特願平7−
232391号)した装置は、カバーシートを貼着した
板材先端幅方向に片面粘着テープを板材先端部よりはみ
出して貼り付けした後、テープはみ出し部を巻き取り軸
と回転ロールでニップし、回転ロールを板材表面のカバ
ーシートを板材から剥離する方向に揺動させ、片面粘着
テープとともにカバーシートを巻き取りながら剥離する
ことを特徴としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例の場合には、次のような問題がある。
【0005】すなわち、前記特開昭62−167176
号公報に記載された従来技術を用いて、板材表面に貼着
されたカバーシートを板材から剥離する場合、板材の表
面に貼着されたカバーシートの先端幅方向に片面粘着テ
ープを貼り付けした後、そのはみ出し部を上方に折り曲
げる折り曲げ部材が板材幅方向に数カ所にしか配置され
ておらず、板材の幅方向の長さによっては、幅方向側端
部のテープが折り曲げできず、その部分が巻き取り部材
に貼り付かず、全幅で均一な剥離ができないことや、巻
き取り部材に貼付いた中央部に板材側端部が引張られる
ことで、板材側端部を折曲げてしまうなどの板材を損傷
させる問題がある。
【0006】また、この様な問題を防止するために、折
り曲げ部材を全幅に均一に板状部材の幅方向に配置した
としても、板材とカバーシートの貼着力が小さい場合に
はテープを折り曲げ部材で折り曲げる時にカバーシート
が剥離し、巻き取り部材にテープはみ出し部を貼り付け
できず、板材よりカバーシートを剥離できないといった
問題もある。
【0007】一方、先に本発明者らが提案(特願平7−
232391号)したものは、前記従来技術の欠点は解
消するものの、巻き取り軸の回転力は回転ロールからニ
ップ力による面接触で伝達する方法であるため、板材と
カバーシートの貼着力が強力であったり、板材が広幅で
カバーシートの剥離に大きな力が必要な場合には、巻き
取り軸が回転せず、剥離不良を生ずるという問題があっ
た。
【0008】また、剥離したカバーシートの摩擦抵抗が
小さい場合には、巻き取り途中に回転ロールとカバーシ
ートの間ですべりが発生し、剥離不良となる場合や、巻
き取られたカバーシートがカバーシート間のすべりで回
転ロールにより巻き戻される現象が発生し、巻き取り軸
に密に巻けず、巻き取り軸のカバーシート巻径が大きく
なり、多量の板材の剥離処理ができないという問題があ
った。
【0009】本発明は、このような問題を解消したもの
であって、カバーシートの剥離処理が確実に行えるとと
もに、多量の板材の処理が行えるカバーシートの剥離装
置およびカバーシートの剥離方法を提供することを目的
としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次の構成をとる。
【0011】すなわち、 (1)板材の表面に貼着されたカバーシートを粘着テー
プとともに板材の表面から剥離するカバーシートの剥離
装置において、(イ)前記カバーシートの貼着された板
材を搬送する板材搬送手段と、(ロ)少なくとも片面に
粘着面を有する粘着テープを板材先端からはみ出した状
態で該板材の搬送方向と交差する方向に貼付けるテープ
貼付け手段と、(ハ)前記板材に貼付された粘着テープ
を板材表面のカバーシートとともに剥離し、巻き取るカ
バーシート巻き取り手段と、(ニ)前記粘着テープのは
み出し部を前記カバーシート巻き取り手段に押圧する押
圧手段と、(ホ)前記粘着テープをカバーシートととも
に板材表面から剥離する方向に前記巻き取り手段を揺動
させる揺動手段と、(ヘ)前記巻き取り手段を駆動する
巻き取り駆動手段と、を備えたことを特徴とするカバー
シートの剥離装置。
【0012】(2)前記巻き取り駆動手段の巻き取り速
度が板材の搬送速度と実質的に同一の速度であるように
構成されたことを特徴とする前記1記載のカバーシート
の剥離装置。
【0013】(3)前記巻き取り駆動手段は、前記板材
搬送手段または前記押圧手段に連結された第1の回転体
と、巻き取り手段に連結された第2の回転体と、第1の
回転体と第2の回転体とをスリップ可能に設けた動力接
続手段とで、構成されたことを特徴とする前記1または
2記載のカバーシートの剥離装置。
【0014】(4)前記巻き取り駆動手段の駆動源が、
上記カバーシート巻き取り手段のカバーシート巻き取り
径を検知する検知手段と、検知手段からの出力に応じて
前記カバーシート巻き取り手段に巻き取られたカバーシ
ートの外周速度を一定に制御する制御手段とで構成され
たことを特徴とする前記1〜3のいずれかに記載のカバ
ーシートの剥離装置。
【0015】(5)前記1〜4のいずれかに記載のカバ
ーシートの剥離装置を用いてカバーシートを剥離するこ
とを特徴とするカバーシートの剥離方法である。
【0016】(6)前記1〜4のいずれかに記載のカバ
ーシートの剥離装置を用いて板材表面からカバーシート
を剥離し板材を製造することを特徴とするを板材の製造
方法。
【0017】
【発明の実施の形態】前記1に記載のカバーシートの剥
離装置では、カバーシートが表面に貼着された板材が板
材搬送手段によって搬送されると、テープ貼付け手段が
板材搬送方向と直角方向に移動しながら片面粘着テープ
を板材先端に板材先端からはみ出した状態で全幅に貼り
付ける。先端に片面粘着テープが貼り付けられた後、板
材がさらに搬送され片面粘着テープの先端がカバーシー
ト巻き取り手段までくると、片面粘着テープのはみ出し
部の粘着面が押圧手段によりカバーシート巻き取り手段
に押しつけられ粘着する。片面粘着テープのはみ出し部
がカバーシート巻き取り手段に粘着された後、カバーシ
ート巻き取り手段は片面粘着テープのはみ出し部を押圧
手段でニップしたまま前記粘着テープをカバーシートと
ともに板材表面から剥離する方向に、前記カバーシート
巻き取り手段を揺動させる。その後巻き取り手段を駆動
する巻き取り駆動手段により板材の搬送とともにカバー
シート巻き取り手段を駆動させ、板材表面に貼着された
カバーシートを片面粘着テープとともに板材の一端部よ
り順次剥離しがら巻き取りを行い、板材表面よりカバー
シートを剥離する。
【0018】前記2に記載の発明によれば、板材の搬送
速度と同一の速度でカバーシートが巻き取り軸に巻き取
られ剥離される。
【0019】前記3に記載の発明によれば、カバーシー
トが巻き取り手段により巻き取られるときに、一定の引
張り力で剥離巻き取られる。
【0020】前記4に記載の発明によれば、カバーシー
ト巻き取り手段のカバーシート巻き取り外形が変化して
も、一定の速度でカバーシートが巻き取られ、板材から
剥離する。
【0021】以下、図面に示す一実施例を参照しながら
本発明をさらに詳細に説明する。
【0022】図1から図7は本発明の実施例に係るカバ
ーシートの剥離装置を動作順に示した図である。
【0023】図1は本発明に係るカバーシートの剥離装
置の一実施例の待機状態を示し、図2は片面粘着テープ
の貼り付け機構を示し、図3は板材先端部に片面粘着テ
ープを貼り付けている状態を示し、図4はテープはみ出
し部の粘着面を巻き取り装置に押圧粘着した状態を示
し、図5はテープはみ出し部を把持し、上方に折り曲げ
た状態を示し、図6はカバーシートを巻き取りながら板
材より剥離している状態を示し、図7はカバーシートの
剥離が完了した状態を示した図であり、図8は巻き取り
駆動手段を示す図である。
【0024】まず、図1、および図2、図8において、
本装置の構造を説明する。
【0025】図1は板材1の流れ方向に平行に見た断面
概略図であり、図2は板材1の流れの上流から見た概略
図である。
【0026】符号1は処理対象となる板材であり、板材
本体1aの表面にカバーシート1bが貼着されている。
2は板材1を支持する搬送台であり、図の例では、この
搬送台2は板材1の搬送方向経路に3箇所設けられてい
る。この搬送台2の適宜箇所に、板材1を搬送するため
の搬送ニップロール3a、3b、3cが配置されてい
る。3b下部の搬送ニップロール3b′は板材の把持、
開放が自在に行えるよう、エアーシリンダー4に連結さ
れている。前記搬送台2および搬送ニップロール3a、
3b、3b′、3cは、この実施例では板材搬送手段を
構成している。
【0027】搬送ニップロール3aと3bの間には粘着
テープ貼り付け手段5が配置されている。図2に示すよ
うに、粘着テープ貼り付け手段5は、片面粘着テープ6
を保持するテープ巻出しリール7と、シリコン等の非粘
着性素材からなるテープ貼付けロール対8、8′と、エ
アシリンダー9により上刃のみ上下動可能にされた片面
粘着テープ6を切断するカッター対10と、板材の有無
を検出し貼付け終了の信号を出す板材検出センサーS6
が走行支持台11に設けられている、走行支持台11
は、板材搬送方向と直角方向に図示しない側板に支持さ
れたレール12に組み込まれており、図示しない駆動手
段によりレール12に沿ってトラバースできるようにな
っている。
【0028】13は、リターンしてきた走行支持台11
を検出して、待機位置(原点)で該走行支持台11を停
止させる信号を出すための原点位置検出センサーであ
る。14は、走行支持台11を検出して貼り付け終了後
に該走行支持台11を所定の位置で停止させるための信
号を出す位置検出センサーである。
【0029】図1に戻って、搬送ニップロール3bと3
cの間には、板材1の搬送速度と同一の周速で回転する
回転ロール15が設けられている。該回転ロール15
は、後述するシート巻取り手段に板材先端に貼付けられ
た片面粘着テープ6のはみ出し部を押圧粘着させるため
の押圧手段を構成する。
【0030】回転ロール15に対向した位置には、板材
1の先端に貼り付けられた片面粘着テープ6とともに板
材1の表面のカバーシート1bを剥離巻取るためのシー
ト巻取り手段16がある。シート巻取り手段16には、
シート巻取り手段16を回転ロール15に押圧するため
のバネ材16aと、巻き取り手段16を板材1の搬送速
度と同一の周速で回転させるための駆動手段17が備え
られている。シート巻取り手段16は、一対の側板18
に支持されており、エアーシリンダー19等の揺動手段
で回転ロール15を中心に、板材1の先端に貼り付けら
れた片面粘着テープ6をカバーシート1bとともに板材
1表面から剥離する方向に、上記シート巻き取り手段1
6を揺動させることができるようになっている。
【0031】図8は巻き取り駆動手段17の概略図で、
回転ロール15には歯車21が取り付けてある。軸26
には、第1の回転体を構成する歯車22と第2の回転体
を構成するタイミングプーリ23と、タイミングプーリ
23を歯車22に押しつけて接触させるためのバネ材2
4と、バネ24の反発力を調整するための押し部材25
があり、巻き取り手段16にはタイミングプーリ27が
取り付けてあり、タイミングベルト28によりタイミン
グプーリ23と係合されている。回転ロール15は搬送
ニップロール3a、3b、3b′、3cとともに図示し
ない駆動手段に係合され回転駆動されるようになってい
る。回転ロール15が回転すると歯車21により歯車2
2へ回転力が伝えられる。タイミングプーリ23はバネ
材24により歯車22との摩擦力で回転し、タイミング
ベルト28によりタイミングプーリ27を回し、巻き取
り手段16を駆動する。
【0032】なお、図1中のS1〜S5は、搬送台2上
に搬送される板材1を光学的に検出する板材検出センサ
ーであり、20は本装置が板材1を受け入れる準備が出
来た状態(待機状態)を示すランプである。
【0033】以下、本装置の動作を順に説明する。
【0034】図1に示すように、各センサS1〜S5が
板材1を検出していない状態が、本装置の待機状態であ
る。この状態においてランプ20が点灯し、オペレータ
に板材1の供給が可能であることを表示する。このと
き、搬送手段のロール3a、3b、3b′、3cおよび
回転ロール15、シート巻き取り手段16は停止してお
り、ロール3b′はロール3bとのニップを解放した状
態に、テープ貼付け手段5は待機位置(原点)にそれぞ
れある。ただし、待機状態で各ロールを必ずしも停止さ
せる必要はない。搬送台2に沿って板材1が送り込ま
れ、センサーS1が板材1を検出すると、これに基づい
てランプ20が消灯してオペレータに運転開始を表示す
る。
【0035】さらに、板材1の搬送が進み図3に示すよ
うに、センサーS2が板材1の先端を検出すると、板材
1の搬送が停止し、板材1を所定の位置に停止させると
ともに、図2に示すように、テープ貼付け手段5が待機
位置(原点)から板材1の搬送方向と直角の方向に板材
1に向かって走行する。板材1がテープ貼付けロール対
8、8′にニップされると、テープ巻き出しリール7よ
り片面粘着テープが繰り出され、板材1の先端部カバー
シート1b上に片面粘着テープを板材1の先端から所定
幅のはみ出し部6a(図3)を設けた状態で連続して貼
り付ける。
【0036】本発明において、テープ貼付け手段5をテ
ープ巻き出しリール7と、一対の回転ロール8、8′で
構成し、片面粘着テープ6をテープ巻き出しリール7か
ら巻き出し、テープ貼付けロール対8、8′にニップし
た状態で、板材1の搬送方向に直角に走行させること
で、テープ貼付けロール対8、8′に板材1がニップさ
れると、テープ貼付けロール対8、8′が回転し貼付け
を開始するので、板材1の幅方向端部のテープ貼り付け
開始位置を検出する必要が無く、また、任意の幅の板材
に対して自動的にテープ貼り付けを開始できる。
【0037】図2において、テープ貼付け手段5がさら
に走行し、センサーS6で板材1が無いことを検出する
と、テープ貼付け手段5の走行を停止し、エアーシリン
ダー9に図示しない圧空源より圧空が供給されカッター
10が下降し、テープ6の貼付け終了端部が切断され
る。その後、再び走行を開始し走行支持台11が位置検
出センサー14により検出され、板材1の搬送に支障の
ない位置でテープ貼付け手段5が停止する。
【0038】その後、再び板材1の搬送を開始し、図4
で示すように、テープはみ出し部6aがロール3bとロ
ール3b′のニップ点を越え、板材1の先端がセンサー
S3で検出されると、エアーシリンダー4に図示しない
圧空源より圧空が供給され、ロール3b′が上昇し、板
材1をニップする。ここで、ロール3b′は必ずしも昇
降させる必要はなく、シリコン等の非粘着性素材で構成
した回転ロールをロール3bと当接した位置に設けても
よい。すなわち、テープはみ出し部6aの粘着面がロー
ル3b′に貼付いたり、折れ曲がったりしなければよ
い。
【0039】板材1の搬送が進み、テープはみ出し部6
aが回転ロール15とフィルム巻き取り手段16にニッ
プされたことをセンサーS4が検出すると板材1の搬送
が停止する。このとき、フィルム巻き取り手段16はバ
ネ材16aにより回転ロール15に押圧されているた
め、テープはみ出し部6aが巻き取り手段16に貼り付
けられる。
【0040】図5で示すように、テープはみ出し部6a
が回転ロール15とフィルム巻き取り手段16にニップ
され、テープはみ出し部6aが巻き取り手段16に貼り
付けられると、エアーシリンダー19に図示しない圧空
源より圧空が供給され、側板18が回転ロール15を中
心に揺動し、側板18に支持されている巻き取り手段1
6がテープはみ出し部6aを回転ロール15でニップし
たまま、板材1の先端に貼り付けられた片面粘着テープ
6をカバーシート1bとともに板材1表面から剥離する
方向に揺動し、テープはみ出し部6aを上方に持ち上げ
る。
【0041】ここで、本発明において、板材1先端に貼
り付けられた片面粘着テープ6のはみ出し部6aを回転
ロール15で巻き取り手段16に押圧するので、粘着テ
ープのはみ出し部6aを板幅に関係なく全幅において確
実に巻き取り手段16に粘着させることができ、また巻
き取り手段16に粘着後テープはみ出し部6aを巻き取
り手段16と、回転ロール15で機械的に把持したまま
上方に持ち上げるので、全幅において、粘着テープ6に
貼付いたカバーシート1bの先端が板材本体1aから確
実に剥離される。
【0042】また、このとき、板材1はシート巻き取り
手段16の揺動により搬送方向に引張られるので、板材
1の表面に貼り付けた粘着テープ6とカバーシート1b
が引張り力により剥がれるのを防止するため、ロール3
a、3b、3b′は搬送方向に自由に回転できる構造で
あることが好ましい。また、回転ロール15または、シ
ート巻き取り手段16は搬送方向と逆または、巻き取り
方向と逆には回転しない構造であることが好ましい。
【0043】図6に示すように、板材1の搬送を再開す
ると、板材1表面に貼着されたカバーシート1bは片面
粘着テープ6とともに、駆動手段17により駆動された
フィルム巻き取り手段16に巻き取りが開始され、板材
本体1aからカバーシート1bが順次連続的に剥離さ
れ、フィルム巻き取り手段16に巻き取られる。
【0044】このとき、巻き取り手段16はカバーシー
ト1bの巻き取りにより、巻き取り外径が増加してゆく
が、駆動手段17の歯車22とタイミングプーリ23間
でスリップが発生するので、巻き取り手段16の巻き取
り外径が変化しても板材1の搬送速度と同じ速度でカバ
ーシート1bを巻き取ることができる。
【0045】また、巻き取り駆動手段は、上記実施例に
限らず、カバーシート巻き取り手段に巻き取られるシー
トの長さを検知するセンサーや、巻き取られるシートの
速度を測定するセンサー、または巻き取り手段に巻き取
られたシートの外径を測定するセンサーなどの信号を、
巻き取り手段16に直結されたモータなどの駆動源の回
転数を制御する制御手段に伝え、板材の搬送速度に応じ
て巻き取り手段に巻かれるシートの速度を板材搬送速度
と実質的に同一になるように巻き取り駆動手段を制御す
る方法であってもよい。
【0046】板材1が更に搬送され、図7に示すよう
に、板材1からカバーシート1bの剥離が完了し、セン
サーS5が板材本体1aの後端を検出すると、エアシリ
ンダ19により側板18が揺動、巻き取り手段16は、
回転ロール15の下部へ揺動し、ロール3b′はエアシ
リンダ4にて下降し、テープ貼り付け手段5は、リター
ンして待機位置(原点)で停止し、図1に示した待機状
態に戻る。一方、カバーシート1bの剥離が完了した板
材本体1aは、図示しない次工程に送られる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、上記の
構成とすることにより、本発明は以下のごとき優れた効
果を奏する。すなわち、カバーシートが貼着された板材
の先端に片面粘着テープを板材先端よりはみ出した状態
で、貼り付けた後、はみ出し部を回転ロールで押圧し巻
き取り手段に貼り付けるので、従来装置のように、板材
幅による、巻き取り手段への貼り付け不良や、板材とカ
バーシートの貼着力に関係なく、テープはみ出し部を全
幅において確実に、巻き取り手段に貼り付けることがで
きる。
【0048】また、テープはみ出し部を回転ロールと巻
き取り手段でニップした状態で上方に折り曲げ、駆動の
掛かった巻き取り軸に片面粘着テープとともにカバーシ
ートを版材搬送速度と同一の速度で巻き取りながら板材
よりカバーシートを剥離するので、版材カバーシートの
貼着力が大きいときでも、カバーシートの剥離が確実に
実施できるばかりでなく、巻き取り途中にカバーシート
と回転ロール間でのすべりが発生せず、確実に巻き取れ
るほか、巻き取り軸のカバーシート巻き取り姿も格段に
向上し、多量の板材の剥離処理を安定して行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカバーシートの剥離装置の一実施
例の待機状態を示す図である。
【図2】実施例装置の片面粘着テープの貼り付け機構を
示した図である。
【図3】板材先端部に片面粘着テープを貼り付けている
状態を示す図である。
【図4】テープはみ出し部の粘着面を巻き取り装置に押
圧粘着した状態を示す図である。
【図5】テープはみ出し部を把持し、上方に折り曲げた
状態を示す図である。
【図6】カバーシートを巻き取りながら板材より剥離し
ている状態を示す図である。
【図7】カバーシートの剥離が完了した状態を示す図で
ある。
【図8】カバーシート巻き取り駆動手段を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…板材 1a…板材本体 1b…カバーシート 2…搬送台 3a,3b,3b′,3c…搬送ニップロール 4,9,18…エアーシリンダー 5…テープ貼り付け手段 6…片面粘着テープ 7…テープ巻きだしユニット 8,15…回転ロール 10…カッター 11…走行支持台 12…レール 13,14…位置検知センサー 16…巻き取り軸 16a…バネ 17…巻き取り駆動手段 18…側板 20…ランプ S1〜S6…板材検知センサー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板材の表面に貼着されたカバーシートを粘
    着テープとともに板材の表面から剥離するカバーシート
    の剥離装置において、 (イ)前記カバーシートの貼着された板材を搬送する板
    材搬送手段と、 (ロ)少なくとも片面に粘着面を有する粘着テープを板
    材先端からはみ出した状態で該板材の搬送方向と交差す
    る方向に貼付けるテープ貼付け手段と、 (ハ)前記板材に貼付された粘着テープを板材表面のカ
    バーシートとともに剥離し、巻き取るカバーシート巻き
    取り手段と、 (ニ)前記粘着テープのはみ出し部を前記カバーシート
    巻き取り手段に押圧する押圧手段と、 (ホ)前記粘着テープをカバーシートとともに板材表面
    から剥離する方向に前記巻き取り手段を揺動させる揺動
    手段と、 (ヘ)前記巻き取り手段を駆動する巻き取り駆動手段
    と、を備えたことを特徴とするカバーシートの剥離装
    置。
  2. 【請求項2】前記巻き取り駆動手段の巻き取り速度が板
    材の搬送速度と実質的に同一の速度であるように構成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載のカバーシートの剥
    離装置。
  3. 【請求項3】前記巻き取り駆動手段は、前記板材搬送手
    段または前記押圧手段に連結された第1の回転体と、巻
    き取り手段に連結された第2の回転体と、第1の回転体
    と第2の回転体とをスリップ可能に設けた動力接続手段
    とで、構成されたことを特徴とする請求項1または2記
    載のカバーシートの剥離装置。
  4. 【請求項4】前記巻き取り駆動手段の駆動源が、上記カ
    バーシート巻き取り手段のカバーシート巻き取り径を検
    知する検知手段と、検知手段からの出力に応じて前記カ
    バーシート巻き取り手段に巻き取られたカバーシートの
    外周速度を一定に制御する制御手段とで構成されたこと
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカバーシ
    ートの剥離装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載のカバーシ
    ートの剥離装置を用いてカバーシートを剥離することを
    特徴とするカバーシートの剥離方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれかに記載のカバーシ
    ートの剥離装置を用いて板材表面からカバーシートを剥
    離し板材を製造することを特徴とするを板材の製造方
    法。
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