JP3404481B2 - オフマシン式巻紙処理工程の端に設ける巻き戻し装置 - Google Patents

オフマシン式巻紙処理工程の端に設ける巻き戻し装置

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JP3404481B2 JP02114094A JP2114094A JP3404481B2 JP 3404481 B2 JP3404481 B2 JP 3404481B2 JP 02114094 A JP02114094 A JP 02114094A JP 2114094 A JP2114094 A JP 2114094A JP 3404481 B2 JP3404481 B2 JP 3404481B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1個の紙ロールから紙
ウェブが巻き戻されるようにした少なくとも1個の第一
次巻き戻し部と、紙を繰り出したロールの直径が小さく
なった時該ロールを第二次巻き戻し部に移行させ、次の
新ロールを第一次巻き戻し部に移行させ、新ロールの紙
ウェブが第二次巻き戻し部から繰り出されている紙ウェ
ブと継合され、その後第二次巻き戻し部からの紙ウェブ
が切断されることにより連続運転可能にした巻き戻し機
と、少なくとも一組の仕上げ装置と、巻き取り機とから
なるオフマシン式巻紙コーテング工程又は他の巻紙仕上
げ工程において、巻紙を巻き戻しリールから引出し、コ
ーテング機に送り出す裝置に関する。
【0002】
【従来の技術】製紙機にによって製造される巻紙はこの
製紙機に直結されたオンマシン装置によって巻き取り完
了するが、この場合製紙機に対応することが出来る幅と
送り速度とを持った装置によってコーテングされ仕上げ
られる。又は、これに換えて、オフマシン装置を用いて
単一の製紙機から複数の仕上げ製品を取り出すことが出
来る。オンマシン機構の利点は、高度の生産性と単一工
程で最終製品が得られることである。オフマシン装置で
は、最終製品の特性をより柔軟に変えることが出来、最
終製品の品質も高くすることが出来る。
【0003】オフマシン・コーテングの実施態様は広範
囲に変更することが出来、この装置は顧客の仕様に常時
合わせることが出来る。従ってコーテング工程は、例え
ば巻き戻し機、種々のコースターステーション、乾燥機
及びカレンダー掛け機を含むことが出来る。工程の最終
ユニットは再巻き取り機となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】オフマシン装置におけ
る巻紙取扱方法は、次のような手順で行われる。製紙機
内で作られた基本巻紙ロールが仕上げラインに移され、
巻き戻しスタンド上に持ち上げられ、最終の回転を待つ
ことになる。先行するロールが終了した後、新しい基本
巻紙ロールが巻き戻しスタンド上に移行することが出来
る。ロールの交換は一旦工程を停止し、新しいロールの
巻紙端をラインを低速運転させながら供給し、最終的に
巻紙を通常運転の速度にまで加速させる。
【0005】この方法であるとロール交換が遅くなるの
で、通常は装置の回転を止めないでロール交換を行うこ
とが求められる。この方法を達成するためには、巻き戻
されるロールの径ガ充分に小さく巻紙の送り速度もある
程度に減速したものとなり、終了したロールが第一次巻
き戻しスタンドから第2次スタンドまで持ち上げられ、
他のロールが第一次巻き戻しスタンドに適正に移送され
設置される。新しいロールの紙ウェブの端末には両面粘
着テープ又は同様の粘着性のあるつなぎ手段が取り付け
られており、ロールの接線方向速度は運行している通常
の、又は減速されたウェブ速度と等しくなるまで加速さ
れる。新しいロールの周囲面は前のロールの周囲面に対
して押圧され、粘着テープの粘着剤が送られるウェブに
付き、新ロールのウェブ端末が送られるウェブを完全に
とらえて、紙ウェブが新ロールに継合されることにな
る。それに続いて、最初の、巻き取り完了したロールは
切り離され、仕上げ工程の速度は定常速度又は他の所望
の速度にまで加速される。
【0006】巻き戻し機からの紙ウェブは第1コート機
を通り、乾燥機を経由して第2コート機に送られ、装置
が工程中に要求されるコーテングの数だけ、更に交互に
乾燥機とコート機の間を通ることになる。コーテングに
続いて、紙ウェブは工程中のカレンダー掛け機又はこれ
に代えて、分離したカレンダー掛け機によりカレンダー
掛けすることが出来る。仕上げ工程の端で紙ウェブは巻
き取り装置によって再びロールに巻き取られる。
【0007】上述した形式のオフマシン仕上げ工程にお
ける1つの問題点は、紙ロール交換にある。紙ロール交
換は、例えば工程を停止させないで行うことが出来る
が、その場合ロール交換中に紙ウェブの欠損が起こるの
が普通である。この紙ウェブの欠損の主要原因は、巻き
戻しロールの走行ウェブと新しいロールの紙ウェブ間の
ウェブ引張度の差異にある。紙ウェブの欠損を防止する
ためには、一時的に紙ウェブ走行速度を減少させてロー
ル交換を行う方法が採られる。しかしながら、このよう
な紙ウェブの取扱いは製造工程を中断させ、とりわけ最
初に試みてうまく行かなかった場合に、破断の原因を作
ることになる。もし紙ウェブが乾燥しているかコーテン
グが薄い場合、紙ウェブの欠損の可能性はより高くな
り、通常の走行速度で運転中にも起こりうる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明はオフマシン装置
において、ロール交換をより信頼性の高い方法で且つつ
従来方法より高速で行うことが出来るようにした装置を
得ることである。本発明の更に他の目的は、オフマシン
巻き戻し装置において、通常より高い湿度を保持しなが
ら紙ウェブの取扱いを可能にした装置を得ることにあ
る。
【0009】本発明は、最初の繰り出し紙ロールから繰
り出された最初の紙ウェブを支持フェルトによって支持
し、その間繰り出し紙ロール側の紙ウェブは、次の紙ロ
ールの円周面に対して押圧される継合ロールにより、支
持フェルトに裏打ちされた最初の紙ロールの紙ウェブを
押圧することによって、完全に巻かれた次の紙ロールに
粘着継合されることに基づいている。更に詳細には、本
発明による装置は支持フェルトと、該支持フェルトが無
端ループを形成し移動するようにフェルト面に取り付け
たロールとからなり、前記ロールの内少なくとも1個
は、巻き戻し機の第二次巻き戻し部から繰り出される紙
ウェブととともに移動可能なロールであり、前記紙ウェ
ブが支持フェルト上を走行する時に前記ロールが第一次
巻き戻し部に載置された新たな紙ロールの方に移動さ
れ、第二次巻き戻し部から繰り出された紙ウェブをフェ
ルトを介して新たな紙ロールの表面に押圧するように
し、前記ロールの内他の少なくとも1個はフェルトの引
張力を制御する、移動可能な引張ロールであることを特
徴としている。
【0010】
【作用】本発明は数々の作用効果をもたらしている。本
発明の主たる作用効果は紙ロール交換の間のウェブの破
断やしわ等の欠損が減少したことである。ウェブの欠損
が少ないことによって、仕上げ工程の中断時間が明らか
に減少する。紙ロールの交換は通常品より速い速度で、
仕上げ工程の最大ウェブ送り速度によっても行うことが
出来、その結果工程を最も効率よく運行させることが出
来る。紙ウェブの最初の湿度を高くすることが出来るの
で、紙ウェブの欠損が更に少なくなる。何故なら、より
高い湿度を含んだ基礎シートは乾燥した基礎シートより
破断の可能性が少ないからである。基礎シート内の硫酸
塩繊維の割合を減少させることが出来るから、基礎シー
トの原価は安くなり、且つその不透明度は改良される。
基礎シートの基本重量は少なくすることが出来る、換言
すればより薄い基礎シートを用いることが出来るので、
最終製品の同じ全体重量の中でコーテング部分の重量を
大きくすることが出来る。このコーテング部分の重量割
合が大きくなることは、紙の印刷効果を高めることにつ
ながる。
【0011】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を説明す
る。図1には2個のコーターステーション4、7を持つ
コーテング工程が示されている。工程の最初のユニット
は巻き戻し機1である。この巻き戻し機1から処理され
る紙ウェブがフェルトに支持されながら第1乾燥シリン
ダグループ2に送られる。乾燥シリンダ2上で湿気を含
む紙ウェブはコーテングが可能な程度の湿気にまで乾燥
させられる。乾燥工程に続いて紙ウェブは第1コーター
ステーション4に送られる。コーテングに続いて、紙ウ
ェブは高い湿気を含んでいるので、コートは乾燥機5に
より乾燥される。図1のレイアウトは最初3個の乾燥機
からなる1セット、次いで3個の蒸気シリンダと3個の
吸引機又はVACシリンダグループとからなる第2乾燥
シリンダグループにより構成される。紙ウェブはフェル
トに支持されて、乾燥シリンダグループ6を通過する。
この第2乾燥シリンダグループ6に続いて第2コーター
ステーション7、2個の乾燥機8と、VAC及び蒸気シ
リンダからなる第3の乾燥シリンダグループ9が続く。
【0012】シリンダグループ9からの紙ウェブの出口
において、紙ウェブは再巻き取り機10によりロール状
に巻き取られる。紙ウェブの破断物を処理するために、
全体装置には3個のパルパー11を補足して設けること
が出来る。これらのパルパー11は装置の枠体の下側
の、乾燥シリンダグループ2、6、9の夫々の端末外側
に配置される。紙ウェブの欠損その他の擾乱が起こった
時には、紙ウェブは各乾燥シリンダを通過した所で端縁
トリマーによって切断され、パルパー11に案内され
る。紙ウェブ端縁に沿って送られる端縁帯片は、工程内
を紐状ニップにより形成された紐状掴みにより案内され
る。欠損が修正されると、端縁トリマーの切断刃はウェ
ブ上を斜行して収納され、紙ウェブは再び元の幅に戻
る。
【0013】上に述べた実施態様は、本発明による装置
を適用した近代的な製紙機の仕上げ工程の唯一つの例を
示したに過ぎない。工程中のコーターステーション、乾
燥機その他の装置の数や形式は、各々製紙機や製品の等
級に従って種々の選択がなされることは自明のことであ
る。
【0014】図2には、付属する乾燥シリンダユニット
2を備えた巻き戻し機1がより詳細に示される。巻き戻
し機1はその上面に紙ロール供給レールを載置し、レー
ルの終端に紙ロールの巻き戻しステーションが設けられ
た枠体14からなり、この終端箇所が初期巻き戻しステ
ーションと称される。この初期巻き戻しステーション
は、図では符号12が付された完巻紙ロールを載置して
いる。枠体14の側方には巻き戻しの移動アーム15が
位置し、紙ウェブを繰り出した後の紙ロール13がこの
アームの端でチャック27によって支持される。アーム
15の他端は枢軸支承部26によりアーム装置の枠体部
分に枢着連結される。巻き戻し機1の右側には、3個の
吸引機又はVACシリンダ20及び3個の蒸気シリンダ
21よりなる乾燥シリンダグループ2が配置される。紙
ウェブは1枚の支持フェルト3に案内されて乾燥シリン
ダグループを通過する。
【0015】機構内の支持フェルト3の経路は以下の通
りである。巻き戻し機1の第2ユニットに接続して、第
1案内ロール17と切断ロール18とが設けられる。フ
ェルト3は最初に案内ロール17を通り、この場所で下
方に向けられ、紙ロール13から受ける紙ウェブ16と
平行になる。巻き戻し機1の下方にはもう一つの案内ロ
ール19が設けられ、フェルトを乾燥シリンダグループ
2に送り込む。この乾燥シリンダグループ2は第1シリ
ンダとしてVACロール20を備える。VACロールの
構造は、その内側に吸引装置を備え、ロール表面が多孔
板か又は多数の小孔を有するものであり、吸引装置がロ
ール20上を送られるフェルト3とこのフェルト上の紙
ウェブ16をロール面に吸引する。VACロールを用い
る目的は、紙ウェブがフェルトに付着するのを確実にす
るためであり、吸引の更に他の目的はフェルト3がロー
ル上で滑ることなく、ジリンダグループ2内を円滑に送
られるのを保証することにある。
【0016】フェルト3と紙ウェブはVACシリンダ2
0から蒸気シリンダ21へと送られる。蒸気シリンダ2
1上で紙ウェブ16はフェルト3によってシリンダ21
面に密接され、熱されたシリンダ21から紙ウェブへの
効果的な熱伝達が達成され、紙ウェブは加えられた熱に
より乾燥される。その次にフェルトと紙ウェブは次のV
ACロール、蒸気シリンダ及び更に一度別のVACロー
ル及び蒸気シリンダを通る。蒸気シリンダ21の開放さ
れた部分、図示の実施例では下側には清掃刃22が設け
られ、蒸気シリンダ21面上に付着する恐れのあるコー
テングの残渣を掻き落とす作用をする。
【0017】最後の蒸気シリンダを通過した後、紙ウェ
ブ16はフェルト3から分離される。フェルト3は案内
ロールからシリンダグループ上に配置された引張ロール
25を通って最初の案内ロール17に戻り、こうしてフ
ェルトの経路は無端ループを形成する。他方紙ウェブは
引張ニップ24により蒸気シリンダから引き離されて最
初のコーターステーション4に送られる。本発明の実施
例の引張ニップ24は紙ウェブがフェルトから障害無く
分離されるように、又シリンダグループ2からコーター
ステーションに至距離が十分大きく取れるように配置さ
れることが望ましい。更に又、この引張ロールニップ2
4は紙ウェブに定常的な引張力を付加するために用いら
れる。最後の蒸気シリンダ21と引張ロールニップ24
との間には、紙ウェブ端縁トリマー23が設けられ、紙
ウェブの欠損の際には紙ウェブを切断して切断物をパル
パー11に送り込む。
【0018】図3を参照すると、巻き戻し機1と、紙ロ
ール交換の際に用いる器具が示されている。図面の縮尺
の関係で、図3に示される詳細が全て図1及び図2に明
示されている訳ではない。移動アーム15の一端にはチ
ャック27が取り付けられ、ロール交換中紙が無くなり
かけたロールが係止される。次にフェルトループ3の上
に継合ロール18が取り付けられる。継合ロール18は
枢着されたアーム30によって支持され、従ってロール
18を、リンクロッドにより枢着アーム30に連結され
た空気ベローズ31によって枢動させることが出来る。
図3を参照すると、継合ロール18は新しいロール12
の紙ウェブを紙が無くなりかけたロールの紙ウェブに継
合させるために用いられる。これら構成要素の他に、巻
き戻し機1は切断ナイフ29を備える。切断ナイフ29
は案内ロール17を通った支持フェルト3の上方に取り
付けられ、従って紙ウェブ16の切断点は、既に第二次
スタンドに移されたロール13と最初の案内ロール17
との間の紙ウェブ長さの上に決められる。切断ナイフ2
9と平行して支持ロール28が第二次スタンドのロール
から繰り出される紙ウェブに引張を与えており、湾曲し
た切断ナイフ29を一振りするだけで、紙ウェブは容易
に切断される。
【0019】上述した機構において、紙ロールとウェブ
の取扱いは以下のようにしてなされる。図2において、
紙の無くなりかけたロール13は移動アーム15により
第二次巻き戻しスタンドに移され、新ロール12が既に
巻き戻し機の第一次スタンドに持ち上げられている。こ
の図によれば、巻き戻し機1の第一次スタンド内の紙ロ
ール12は未だ自由に回転出来るようになっている。両
面継合テープが巻き戻し機内で第一次巻き戻しスタンド
の紙ロール12の面上に配置され、ロールの送り速度は
第二次巻き戻しスタンド上の紙ロール13から送りださ
れる紙ウェブ16の送り速度と同じ速度にまで加速され
る。
【0020】第二次巻き戻しスタンドから繰り出された
紙ウェブ16は、第1案内ロール17で支持フェルトと
合致し、以後フェルト3に支持される。第二次巻き戻し
スタンドのロール13の径が十分に小さくなり、第一次
巻き戻しスタンドの紙ロールのウェブ繰り出し速度が十
分高速になるまで加速された時、紙ロール13の紙ウェ
ブ16は両面継合テープによって紙ロール12の外面に
向けて継合される。この継合はテープの端縁が例えばフ
ォトセルによって感知され、継合ロール18のアクチュ
エータ31を作動させて、第二次巻き戻しスタンドから
受けた紙ウェブ16を第一次巻き戻しスタンドで回転し
ている紙ロール12の表面に押圧することにより行われ
る。両者の紙ウェブが継合された直後に、湾曲した切断
ナイフ29が支持ロール28の背後から急速に旋回し
て、紙ウェブ16を切断する。引き続いて新たな紙ロー
ル12から繰り出される紙ウェブが装置に供給され始め
る。
【0021】上述した工程中で発生する紙ウェブの欠損
は、大部分コーテング工程において発生する。この紙ウ
ェブの欠損の主たる原因は、走行している紙ウェブ16
と、第一次巻き戻し機上で回転し始めたロールより繰り
出される継合された紙ウェブとの間のウェブ引張力の差
異が大きく、紙ウェブは継合された後に引張力が付与さ
れるので、新しい紙ウェブ表面に引き裂くような衝撃が
加わるためである。本発明によると新しい紙ウェブはフ
ェルト3に支持されて走行しており、且つフェルトの走
行速度は継合の前後に置いても変化しないので、いかな
る突発的な引張力も紙ウェブに掛かることは無くなる。
紙ウェブのフェルト3に対する接着度は上述したよう
に、実施例ではVACシリンダ20等を用いて紙ウェブ
を支持フェルト3に対し吸引接着することによって確保
される。この支持フェルトの存在により、従来の紙ウェ
ブの欠損の発生は極めて低くなり、ロール交換が紙ウェ
ブの走行速度を高速に保ったまま行えるようになったの
である。
【0022】第一次巻き戻し機上の紙ロール12が巻き
戻されている時、紙ロールの直径は次第に小さくなり、
案内ロール17と継合ロール18とによって案内された
支持フェルトは紙ロール12から繰り出される紙ウェブ
と離れないために、紙ロール12の方に移動しなければ
ならない。この移動を容易にするために、フェルト3は
この引張度を調節する引張ロール25を備える。引張ロ
ール25の動きは又、フェルト3の経路上での継合ロー
ル18の作動による引張力の変化を吸収する作用を行
う。
【0023】第一次巻き戻し機上の紙ロール12が巻き
戻され、紙ロールの直径が小さくなり規定値になった
時、紙ロールは移動アーム15により持ち上げられ第二
次巻き戻し位置に移動すると共に、第1案内ロール17
と継合ロール18は後退させられ、次の新しい紙ロール
が第一次巻き戻し機位置に受け入れられるようになる。
次の新しい紙ロールへのロール交換は、前述した方法で
行うことができる。
【0024】本発明の特徴の一つは引張ロールニップ2
4を設けたことである。このニップ装置は、1つは引張
ロールであり、他は裏打ちロールである2個のロール
と、掻き取り刃とからなる。引張ロールニップ24は上
述の実施例では乾燥シリンダグループ2の後ろに位置
し、紙ウェブが支持フェルト3から離れたが未だコータ
ーステーション4に入る手前でこのニップが作用するこ
とになる。
【0025】引張ロールニップ24と、紙ウェブが支持
フェルトから離れる点との間に、さらに端縁トリマー2
3が設けられる。引張ロールニップ24と端縁トリマー
23とは装置内で種々の作用をする。紙ウェブが巻き戻
し機1から繰り出されて支持フェルト3上を走行するの
で、通常の、支持無しで引張ロールによって直接スタン
ドから巻き戻される従来形式の紙ウェブに比べて引張力
を掛ける必要が無い。従って、紙ウェブへの引張力はこ
の引張ニップによって、紙ウェブが次の工程に入る手前
で程よく制御されるという利点がある。更に、引張ロー
ルニップ24は紙ウェブが支持フェルト3から積極的に
離れるのを確実にする。
【0026】端縁トリマー23は、コーテング工程に何
らかの擾乱が起きた時に、紙ウェブを切断する目的で設
けられている。紙ウェブはトリマーナイフを斜めにウェ
ブ上を横断し、紙ウェブの他端に達する点まで移動さ
せ、紙ウェブが完全に切断される手前でナイフの移動を
停止させる。このように縁を残した状態で、ナイフは紙
ウェブから狭い帯状片を切除し、工程は紐状のウェブを
保持するニップに送る。この間紙ウェブの主要部分はパ
ルパー11に送られ、引張ロール周りのウェブの残りの
巻き込みは掻き取り刃によって除去される。擾乱が修正
されると、端縁トリマー23のナイフは元の端縁に戻さ
れ、紙ウェブは全幅で紐状で掛かっていたニップに引き
寄せられる。このようにして、紙ウェブの欠損除去後の
迅速な紙送りが達成され、欠損その他の擾乱の除去によ
って低下する運転時間はより短時間に止めることが出来
る。
【0027】上述した実施例の他に、本発明は種々の実
施例を有している。本発明の最も単純な態様は単に支持
フェルト3と、第1案内ロール17と、継合ロール18
と、フェルト3に引張力を与え且つ案内するための装置
即ち引張ロール25とからなる。原理的には最初の案内
ロールさへ省略し、フェルトは直接継合ロール18に掛
けることが出来る。この場合紙ウェブは引張ロールニッ
プの支援無しに、第1コーターステーション又は他の仕
上げ装置に送り込まなければならない。このような装置
では紙ウェブは巻き戻し機から直接カレンダー掛け機に
送られ、カレンダー掛け機は紙ウェブをフェルト3から
引き離すことが出来る引張ニップを備える。通常、典型
的には装置は引張ロールニップ24と、紙ウェブをフェ
ルトに接合させるための少なくとも1組のシリンダから
構成される。このシリンダとしてはVACシリンダ及び
乾燥シリンダを用いるのが最も効果的であり、紙ウェブ
の乾燥は紙ウェブをコーターステーション又は類似の装
置に送る前に行うことが出来る。シリンダの数及び形式
は、要求される乾燥能力と機構上の課題によって決定さ
れる。言うまでもなく、案内、引張力付与及び装置の機
構上の事柄に関しては、多くの異なる実施例が可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による巻き戻し機を組み込んだオフマシ
ン式コーテング工程の全体的配置図。
【図2】図1による図解の要部をさらに詳細に示した
図。
【図3】図1及び2による図解の要部を更に詳細に示し
た図。
【符号の説明】
1 巻き戻し機 2 乾燥シリンダ 3 支持フェルト 4、7 コーターステーション 5、6、8、9 乾燥機(シリンダ) 10 巻き戻し機 11 パルパー 12、13 紙ロール 14 枠体 15 移動アーム 16 紙ウェブ 17 案内ロール 20 VACロールシリンダ 21 蒸気シリンダ 22 清掃刃 23 端縁トリマー 24 引張ロールニップ 25 引張ロール 26 枢軸支承部 27 チャック 28 支持ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリス バートラム ニュージーランド国 ベイ オブ プレ ンティ カウエラウ ベル ストリート 22 (56)参考文献 特開 平1−167142(JP,A) 特開 平3−297752(JP,A) 特開 平5−5298(JP,A) 米国特許3163375(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 19/18 D21F 7/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1個の紙ロール(12)から紙ウェブが
    巻き戻されるようにした少なくとも1個の第一次巻き戻
    し部と、紙を繰り出したロールの直径が小さくなった時
    該ロールを第二次巻き戻し部に移行させ、次の新ロール
    を第一次巻き戻し部に移行させ、新ロールの紙ウェブが
    第二次巻き戻し部から繰り出されている紙ウェブ(1
    6)と継合され、その後第二次巻き戻し部からの紙ウェ
    ブ(16)が切断されることにより連続運転可能にした
    巻き戻し機(1)と、少なくとも一組の仕上げ装置
    (4)と、巻き取り機(10)とからなる紙ウェブ処理
    工程に用いる巻き戻し装置において、支持フェルト
    (3)と、該支持フェルト(3)が無端ループを形成し
    移動するようにフェルト面に取り付けたロール(17、
    21、25)とからなり、前記ロールの内少なくとも1
    個は、巻き戻し機(1)の第二次巻き戻し部から繰り出
    される紙ウェブ(16)ととともに移動可能なロール
    (18)であり、前記紙ウェブ(16)が支持フェルト
    上を走行する時に前記ロール(18)が第一次巻き戻し
    部に載置された新たな紙ロール(12)の方に移動さ
    れ、第二次巻き戻し部から繰り出された紙ウェブ(1
    6)をフェルト(3)を介して紙ロール(12)の表面
    に押圧するようにし、前記ロールの内他の少なくとも1
    個はフェルトの引張力を制御する、移動可能な引張ロー
    ルであることを特徴とする、オフマシン式巻紙処理工程
    の端に設ける巻き戻し装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記ロ
    ールの内少なくとも1個は、第二次巻き戻し部から繰り
    出された紙ウェブ(16)とともに動き、前記ロール
    (17)上を通るフェルト(3)と紙ウェブが前記ロー
    ル上で互いに接合するようにしたことを特徴とする、巻
    き戻し装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の装置において、
    前記ロールの内少なくとも1個は吸引シリンダであるこ
    とを特徴とする、巻き戻し装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の装置において、前記ロ
    ールの内少なくとも1個は加熱可能な乾燥シリンダであ
    ることを特徴とする、巻き戻し装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4の内1項に記載の装置に
    おいて、引張ロールニップ(24)が支持フェルト
    (3)により形成された無端ループと協動するように
    し、且つ巻き戻し機(1)から繰り出されフェルト
    (3)に支持されて走行する紙ウェブが前記フェルト
    (3)から引き離される端部に該ロールニップが設置さ
    れるようにしたことを特徴とする、巻き戻し装置
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の装置において、紙ウェ
    ブが支持フェルト(3)から引き離された後で且つ前記
    引張ロールニップ(24)の前に、端縁トリマー(2
    3)が配置されることを特徴とする、巻き戻し装置。
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