JP3433837B2 - 表面巻取り機及び表面巻取り方法 - Google Patents
表面巻取り機及び表面巻取り方法Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H19/00—Changing the web roll
- B65H19/22—Changing the web roll in winding mechanisms or in connection with winding operations
- B65H19/2238—The web roll being driven by a winding mechanism of the nip or tangential drive type
- B65H19/2269—Cradle
-
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- B65H2301/4182—Core or mandrel insertion, e.g. means for loading core or mandrel in winding position
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、表面巻取り機と表面巻
取り方法に関し、一層詳しくは、一つの巻取りロールが
独特の速度分布をもって動作する点に特徴のある表面巻
取り機と表面巻取り方法に関するものである。
取り方法に関し、一層詳しくは、一つの巻取りロールが
独特の速度分布をもって動作する点に特徴のある表面巻
取り機と表面巻取り方法に関するものである。
【０００２】
【従来技術】従来、二種類の基本的な表面巻取り機が市
販されている。一つは、出願人が共同所有する米国特許
第４９０９４５２号に開示されているものであり、移動
可能な巻取りドラムを特徴とする。詳しくいうと、この
巻取り機は、コアと部分的に巻装された製品とを巻取り
ドラムのニップの一方の側から他方の側に移送するにあ
たり、下方ドラムの移動と、移送フィンガの露出と、二
つのドラムの速度差とを組合せることによって行う。巻
取りサイクルの始めには、二つの巻取りドラム間の距離
が急速に減少される。そして、移送フィンガが相応分だ
け露出され、ドラム間の僅かな速度差と相まって、製品
をドラムニップの一方の側から他方の側へ転動させる。
これにより、製品は、その直径が増加しても余分な圧力
を加えられることなしにニップの一方の側から他方の側
への移行部を通過する。
販されている。一つは、出願人が共同所有する米国特許
第４９０９４５２号に開示されているものであり、移動
可能な巻取りドラムを特徴とする。詳しくいうと、この
巻取り機は、コアと部分的に巻装された製品とを巻取り
ドラムのニップの一方の側から他方の側に移送するにあ
たり、下方ドラムの移動と、移送フィンガの露出と、二
つのドラムの速度差とを組合せることによって行う。巻
取りサイクルの始めには、二つの巻取りドラム間の距離
が急速に減少される。そして、移送フィンガが相応分だ
け露出され、ドラム間の僅かな速度差と相まって、製品
をドラムニップの一方の側から他方の側へ転動させる。
これにより、製品は、その直径が増加しても余分な圧力
を加えられることなしにニップの一方の側から他方の側
への移行部を通過する。
【０００３】もう一つの表面巻取り機は、米国特許第４
３２７８７７号に開示されている。この巻取り機は、一
方の巻取りロールの速度変化を利用して、コアと部分的
に巻装された製品とを一対の巻取りロールの一方の側か
ら他方の側へ素早く移動させる。この方法では、速度変
化によって製品を前進させる間、製品が圧力を受ける。
作動過程において、下方ドラムは減速制御によって速度
が迅速に低下し、そして、一定の速度差に復帰すると共
に巻取りサイクルの残りの部分の間それを維持する。
３２７８７７号に開示されている。この巻取り機は、一
方の巻取りロールの速度変化を利用して、コアと部分的
に巻装された製品とを一対の巻取りロールの一方の側か
ら他方の側へ素早く移動させる。この方法では、速度変
化によって製品を前進させる間、製品が圧力を受ける。
作動過程において、下方ドラムは減速制御によって速度
が迅速に低下し、そして、一定の速度差に復帰すると共
に巻取りサイクルの残りの部分の間それを維持する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】それぞれの場合、製品
とそれに接触する表面との間の滑りにある程度依存して
いる。もしもドラム表面が滑りを許容するに十分な滑ら
かさであると、転動速度を制限する３つのドラムの巻取
り領域内で容易に跳ね返る不安定な製品（一般には弛緩
したロール）を製造することにもなる。
とそれに接触する表面との間の滑りにある程度依存して
いる。もしもドラム表面が滑りを許容するに十分な滑ら
かさであると、転動速度を制限する３つのドラムの巻取
り領域内で容易に跳ね返る不安定な製品（一般には弛緩
したロール）を製造することにもなる。
【０００５】本発明の目的は、３ドラムクレードルタイ
プの表面巻取り機においてウェブを巻取るロールがドラ
ム表面を滑ることなくしっかりと巻かれる表面巻取り機
と表面巻取り方法とを提供することにある。
プの表面巻取り機においてウェブを巻取るロールがドラ
ム表面を滑ることなくしっかりと巻かれる表面巻取り機
と表面巻取り方法とを提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の表面巻取り機
は、上記した目的を達成するために、ウェブを連続的に
巻取って巻回されたウェブロールとするための表面巻取
り機であって、フレームと、互いに離間した第一及び第
二の巻りドラムとライダドラムとを有し、上記フレーム
に回転可能に取り付けられた３ドラムクレードルと、前
記フレームに設けられた、上記各ドラムの回転手段であ
って、前記第一の巻取りドラムが所定速度で回転され
る、回転手段と、コアを上記第一の巻取りドラムと第二
の巻取りドラムとの空間に向けて移動させるために前記
フレームに設けられたコア導入手段と、上記コアに前記
ウェブを順次周期的に巻き付けるために、上記空間に向
けて移動するコアにウェブが接触するようウェブを間断
なく導く手段とを備えた表面巻取り機において、前記フ
レームに第二の巻取りドラムの回転速度を変更させる制
御手段を作動可能に設け、この制御手段は、第二の巻取
りドラムと前記コアにウェブが巻回されたウェブロール
との間の滑りを実質的に除去し、かつ第二の巻取りドラ
ムの速度分布を、ウェブが部分的に巻回されたロールを
前記空間に向かいかつこの空間を通過するよう進行させ
るために各巻取りサイクルの開始直前に速度が減少し、
その後速度が上記部分的に巻回されたロールの巻太って
ゆく直径の関数として、前記所定速度未満の速度まで、
増加する速度分布とするものである点に特徴を有する。
は、上記した目的を達成するために、ウェブを連続的に
巻取って巻回されたウェブロールとするための表面巻取
り機であって、フレームと、互いに離間した第一及び第
二の巻りドラムとライダドラムとを有し、上記フレーム
に回転可能に取り付けられた３ドラムクレードルと、前
記フレームに設けられた、上記各ドラムの回転手段であ
って、前記第一の巻取りドラムが所定速度で回転され
る、回転手段と、コアを上記第一の巻取りドラムと第二
の巻取りドラムとの空間に向けて移動させるために前記
フレームに設けられたコア導入手段と、上記コアに前記
ウェブを順次周期的に巻き付けるために、上記空間に向
けて移動するコアにウェブが接触するようウェブを間断
なく導く手段とを備えた表面巻取り機において、前記フ
レームに第二の巻取りドラムの回転速度を変更させる制
御手段を作動可能に設け、この制御手段は、第二の巻取
りドラムと前記コアにウェブが巻回されたウェブロール
との間の滑りを実質的に除去し、かつ第二の巻取りドラ
ムの速度分布を、ウェブが部分的に巻回されたロールを
前記空間に向かいかつこの空間を通過するよう進行させ
るために各巻取りサイクルの開始直前に速度が減少し、
その後速度が上記部分的に巻回されたロールの巻太って
ゆく直径の関数として、前記所定速度未満の速度まで、
増加する速度分布とするものである点に特徴を有する。
【０００７】また、本発明方法は、フレームに回転可能
に設けられ、互いに離間した第一及び第二の巻取りドラ
ムとライダドラムとを有する３ドラムクレードルを備
え、これによって連続的にウェブをウェブロールに巻き
取る方法であって、前記第一の巻取りドラムを所定速度
で回転させ、前記第二の巻取りドラムを回転させ、上記
第一及び第二の巻取りドラムの間の空間に向けてコアを
移動させ、第二の巻取りドラムの回転速度を制御し、こ
の制御は、前記第二の巻取りドラムと前記コア上に巻装
されているウェブロールとの間の滑りを実質的に除去
し、かつ、第二の巻取りドラムの速度分布を、ウェブが
部分的に巻回されたロールを前記空間に向かいかつこの
空間を通過するよう進行させるために各巻取りサイクル
の開始直前に速度が減少し、その後速度が上記部分的に
巻回されたロールの巻太ってゆく直径の関数として、前
記所定速度未満の速度まで、増加する速度分布とさせる
ものである点に特徴がある。本発明のその他の目的及び
利点は、以下に説明した構成と作用の詳細から理解され
よう。
に設けられ、互いに離間した第一及び第二の巻取りドラ
ムとライダドラムとを有する３ドラムクレードルを備
え、これによって連続的にウェブをウェブロールに巻き
取る方法であって、前記第一の巻取りドラムを所定速度
で回転させ、前記第二の巻取りドラムを回転させ、上記
第一及び第二の巻取りドラムの間の空間に向けてコアを
移動させ、第二の巻取りドラムの回転速度を制御し、こ
の制御は、前記第二の巻取りドラムと前記コア上に巻装
されているウェブロールとの間の滑りを実質的に除去
し、かつ、第二の巻取りドラムの速度分布を、ウェブが
部分的に巻回されたロールを前記空間に向かいかつこの
空間を通過するよう進行させるために各巻取りサイクル
の開始直前に速度が減少し、その後速度が上記部分的に
巻回されたロールの巻太ってゆく直径の関数として、前
記所定速度未満の速度まで、増加する速度分布とさせる
ものである点に特徴がある。本発明のその他の目的及び
利点は、以下に説明した構成と作用の詳細から理解され
よう。
【０００８】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明を説明す
る。添付図面中、先ず図１を参照すると、図１には典型
的な３ドラムクレードル（three drum cradle）が示さ
れている。この３ドラムクレードルは、図１の下部中央
にその一部のみを示すフレームＦに適切に取り付けられ
ている。従来の態様では、種々のドラムその他の回転部
材を回転可能に支持する一対のサイドフレーム（図示せ
ず）が設けられる。
る。添付図面中、先ず図１を参照すると、図１には典型
的な３ドラムクレードル（three drum cradle）が示さ
れている。この３ドラムクレードルは、図１の下部中央
にその一部のみを示すフレームＦに適切に取り付けられ
ている。従来の態様では、種々のドラムその他の回転部
材を回転可能に支持する一対のサイドフレーム（図示せ
ず）が設けられる。
【０００９】図１の上部左中央部分から説明を始める
と、符号Ｗは、親ロール（図示せず）から引き出されて
ログＬ（図１の右中央部を参照）に巻き付けられるウェ
ブを示す。ログＬは、通常経験されるトイレットペーパ
やタオルロールの直径を有し、中心コアＣに巻回された
ウェブＷの多数の層から成る。位置ＣエにあるコアＣ
は、巻取り前の状態にあるものを示しており、巻取りサ
イクルの初めに対応する。巻取りサイクルの終わりに、
ログＬは、後処理、即ち通常これを小売サイズの長さに
横方向に切断する処理のために傾斜路１０に沿って排出
される。
と、符号Ｗは、親ロール（図示せず）から引き出されて
ログＬ（図１の右中央部を参照）に巻き付けられるウェ
ブを示す。ログＬは、通常経験されるトイレットペーパ
やタオルロールの直径を有し、中心コアＣに巻回された
ウェブＷの多数の層から成る。位置ＣエにあるコアＣ
は、巻取り前の状態にあるものを示しており、巻取りサ
イクルの初めに対応する。巻取りサイクルの終わりに、
ログＬは、後処理、即ち通常これを小売サイズの長さに
横方向に切断する処理のために傾斜路１０に沿って排出
される。
【００１０】ここで図１の上部左側部分を参照すると、
符号１１は、ウェブＷが一部巻付けられる第一の巻取り
ドラムを構成するベッドロールを示す。この第一の巻取
りドラム１１に対向するウェブ側のフレームＦ上には、
ナイフロール１２が配設されている。ナイフロール１２
は、巻取りサイクルの終わりと別の巻取りサイクルの初
めに付随してウェブを横方向に切断するための、ベッド
ロール１１と共働するナイフ１３を備えている。ウェブ
Ｗは、（この図で）吸引ポート１４により吸引される前
端部Ｅを有する。この吸引により、切断されたばかりの
ウェブの前端部Ｅは、接着剤が塗布されたコアＣエに移
されるまでの間、第一の巻取りドラム１１の周面に添着
される。
符号１１は、ウェブＷが一部巻付けられる第一の巻取り
ドラムを構成するベッドロールを示す。この第一の巻取
りドラム１１に対向するウェブ側のフレームＦ上には、
ナイフロール１２が配設されている。ナイフロール１２
は、巻取りサイクルの終わりと別の巻取りサイクルの初
めに付随してウェブを横方向に切断するための、ベッド
ロール１１と共働するナイフ１３を備えている。ウェブ
Ｗは、（この図で）吸引ポート１４により吸引される前
端部Ｅを有する。この吸引により、切断されたばかりの
ウェブの前端部Ｅは、接着剤が塗布されたコアＣエに移
されるまでの間、第一の巻取りドラム１１の周面に添着
される。
【００１１】図１の下部左側部分には、挿入手段１５に
保持されたコアＣ″が示されている。挿入手段１５は、
コアがＣエで示されている実線位置まで略弓形の経路内
を移動する。この位置で、コアＣエは、出願人が共同所
有する米国特許第４９０９４５２号に記載されたものと
類似の静止板１６に遭遇する。コアＣエが第一の巻取り
ドラム１１の回転面と静止板１６の静止面の両方と係わ
り合うことによって、コアＣエは静止板１６上で回転し
始めると共に図１の右方向に移動する。コアＣエが右方
向に移動すると、コアＣエはその接着剤塗布面がウェブ
Ｗの前端部Ｅ近傍と係わりあって巻取りを開始し、最終
的に下方ドラム、即ち第二の巻取りドラム１７と接触す
る。
保持されたコアＣ″が示されている。挿入手段１５は、
コアがＣエで示されている実線位置まで略弓形の経路内
を移動する。この位置で、コアＣエは、出願人が共同所
有する米国特許第４９０９４５２号に記載されたものと
類似の静止板１６に遭遇する。コアＣエが第一の巻取り
ドラム１１の回転面と静止板１６の静止面の両方と係わ
り合うことによって、コアＣエは静止板１６上で回転し
始めると共に図１の右方向に移動する。コアＣエが右方
向に移動すると、コアＣエはその接着剤塗布面がウェブ
Ｗの前端部Ｅ近傍と係わりあって巻取りを開始し、最終
的に下方ドラム、即ち第二の巻取りドラム１７と接触す
る。
【００１２】この第二の、即ち下方の巻取りドラム１７
は、第一の巻取りドラム１１から少なくとも離れる方向
に移動できるように取り付けられているが、本発明は、
二つのドラム間の中心距離を一定、即ち第１の巻取りド
ラム１１と第２の巻取りドラム１７の間隔を一定として
実施しても良い。移動方式を採用する場合は、両方向矢
印１８または破線１９の閉ループで示したように、往復
移動型でも旋回移動型でも良い。この目的のため、望ま
しくは出願人が共同所有する米国特許第４８４８１９５
号に記載したタイプのような適切な手段（図示せず）が
フレームＦに設けられる。
は、第一の巻取りドラム１１から少なくとも離れる方向
に移動できるように取り付けられているが、本発明は、
二つのドラム間の中心距離を一定、即ち第１の巻取りド
ラム１１と第２の巻取りドラム１７の間隔を一定として
実施しても良い。移動方式を採用する場合は、両方向矢
印１８または破線１９の閉ループで示したように、往復
移動型でも旋回移動型でも良い。この目的のため、望ま
しくは出願人が共同所有する米国特許第４８４８１９５
号に記載したタイプのような適切な手段（図示せず）が
フレームＦに設けられる。
【００１３】ウェブＷは、特大親ロール等のウェブ源か
ら引き出されて、回転する第一のドラム１１の表面上に
図示するように前進し、ナイフロール１２上のナイフ１
３によって横方向に切断される。その後、切断されたば
かりウェブの前縁部ＥがコアＣエに遭遇して先ずその上
に巻き付けられ、そしてコアＣエは静止板１６上を図中
右方向に、次いで巻取りドラム１７の表面上へと移動す
る。
ら引き出されて、回転する第一のドラム１１の表面上に
図示するように前進し、ナイフロール１２上のナイフ１
３によって横方向に切断される。その後、切断されたば
かりウェブの前縁部ＥがコアＣエに遭遇して先ずその上
に巻き付けられ、そしてコアＣエは静止板１６上を図中
右方向に、次いで巻取りドラム１７の表面上へと移動す
る。
【００１４】図２中、サイクルと表示された横軸の左端
部に０ーと示した巻取りサイクルの開始時では、第二の
巻取りドラム１７の速度は、第一の巻取りドラム１１の
一定速度２０と比較して比較的に遅い。この低速のドラ
ム速度２１は、巻取りの最初の部分でかなり急速に増加
され、部分的に巻回されたロールを前進させて第一及び
第二の巻取りドラム１１、１７の間の空間２２を通過さ
せる。
部に０ーと示した巻取りサイクルの開始時では、第二の
巻取りドラム１７の速度は、第一の巻取りドラム１１の
一定速度２０と比較して比較的に遅い。この低速のドラ
ム速度２１は、巻取りの最初の部分でかなり急速に増加
され、部分的に巻回されたロールを前進させて第一及び
第二の巻取りドラム１１、１７の間の空間２２を通過さ
せる。
【００１５】その後、第二の巻取りドラムの速度は、符
号２３で示した経路をたどって第一の巻取りロールの表
面速度２０に近づくが、正確に一致することはない。こ
の経路２３で示された第２の巻取りドラムの速度は、部
分的に巻回されたロールの増加する直径の関数として増
加する。そして、サイクルの終了時あるいはその近くで
は、第二の巻取りロール（ここでは下側のロール）の速
度は符号２４で示すように可能な限り急速に降下し、符
号２５で示した別の巻取りサイクルの開始に備える（図
２の曲線の両端部を参照）。
号２３で示した経路をたどって第一の巻取りロールの表
面速度２０に近づくが、正確に一致することはない。こ
の経路２３で示された第２の巻取りドラムの速度は、部
分的に巻回されたロールの増加する直径の関数として増
加する。そして、サイクルの終了時あるいはその近くで
は、第二の巻取りロール（ここでは下側のロール）の速
度は符号２４で示すように可能な限り急速に降下し、符
号２５で示した別の巻取りサイクルの開始に備える（図
２の曲線の両端部を参照）。
【００１６】実質的に滑りがなくなるように、巻取りド
ラム１１、１７の一方または両方の外表面に、ウェブＷ
を損なわせることのない滑り止め材料を装着することが
可能である。上述した明細書においては、発明の一実施
例を例示の目的で詳細に説明してきたが、本発明の精神
及び範囲から逸脱することなく、ここに記した細部の様
々な変形が可能である。
ラム１１、１７の一方または両方の外表面に、ウェブＷ
を損なわせることのない滑り止め材料を装着することが
可能である。上述した明細書においては、発明の一実施
例を例示の目的で詳細に説明してきたが、本発明の精神
及び範囲から逸脱することなく、ここに記した細部の様
々な変形が可能である。
【００１７】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、３ド
ラムクレードルは互いに離間した第一及び第二の巻取り
ドラムを備え、これらのドラムはドラムと作動的に連係
した制御手段を有する。これらの制御手段は、一方のド
ラムの回転速度を変化させて滑りを実質的になくし、各
巻取りサイクルの初めにドラムの速度が減少し、部分的
に巻回されたロールが巻取りロールの間の空間を通過し
た後に当該ドラムの速度が増加するようなドラム速度分
布を得るようにしてある。従って、ウェブをロールに無
理なくしっかりと巻くことができる。
ラムクレードルは互いに離間した第一及び第二の巻取り
ドラムを備え、これらのドラムはドラムと作動的に連係
した制御手段を有する。これらの制御手段は、一方のド
ラムの回転速度を変化させて滑りを実質的になくし、各
巻取りサイクルの初めにドラムの速度が減少し、部分的
に巻回されたロールが巻取りロールの間の空間を通過し
た後に当該ドラムの速度が増加するようなドラム速度分
布を得るようにしてある。従って、ウェブをロールに無
理なくしっかりと巻くことができる。
【図１】本発明の一実施例に係る表面巻取り機の概略側
面図。
面図。
【図２】本発明の一実施例に係る巻取り機の一方の巻取
りロールの速度分布を示すグラフ。
りロールの速度分布を示すグラフ。
Ｗ・・・・・・・・ウェブ
Ｌ・・・・・・・・ログ
１１・・・・・・・第一の巻取りドラム
１２・・・・・・・ナイフロール
１４・・・・・・・吸引孔
１５・・・・・・・挿入手段
１６・・・・・・・静止板
１７・・・・・・・第二の巻取りドラム
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平３−26645（ＪＰ，Ａ)
特開 昭49−72405（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−317946（ＪＰ，Ａ)
米国特許4842209（ＵＳ，Ａ)
米国特許4909452（ＵＳ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B65H 19/22
Claims (6)
- 【請求項１】 ウェブを連続的に巻取って巻回されたウ
ェブロールとするための表面巻取り機であって、 フレームと、 互いに離間した第一及び第二の巻取りドラムとライダド
ラムとを有し、上記フレームに回転可能に取り付けられ
た３ドラムクレードルと、 前記フレームに設けられた、上記各ドラムの回転手段で
あって、前記第一の巻取りドラムが所定速度で回転され
る、回転手段と、 コアを上記第一の巻取りドラムと第二の巻取りドラムと
の空間に向けて移動させるために前記フレームに設けら
れたコア導入手段と、 上記コアに前記ウェブを順次周期的に巻き付けるため
に、上記空間に向けて移動するコアにウェブが接触する
ようウェブを間断なく導く手段と、 を備えた表面巻取り機において、 前記フレームに第二の巻取りドラムの回転速度を変更さ
せる制御手段を作動可能に設け、 この制御手段は、第二の巻取りドラムと前記コアにウェ
ブが巻回されたウェブロールとの間の滑りを実質的に除
去し、かつ第二の巻取りドラムの速度分布を、ウェブが
部分的に巻回されたロールを前記空間に向かいかつこの
空間を通過するよう進行させるために各巻取りサイクル
の開始直前に速度が減少し、その後速度が上記部分的に
巻回されたロールの巻太ってゆく直径の関数として、前
記所定速度未満の速度まで、増加する速度分布とするも
のである、 ことを特徴とする表面巻取り機。 - 【請求項２】 前記フレームは、各巻取りサイクル中に
前記第二の巻取りドラムを移動させるための手段が設け
られている、 ことを特徴とする請求項１に記載の表面巻取り機。 - 【請求項３】 前記手段が、前記第二の巻取りドラムを
閉経路を通って移動させるものである、 ことを特徴とする請求項２に記載の表面巻取り機。 - 【請求項４】 前記第二の巻取りロールが円筒状の外表
面を有し、この表面は滑り止め材を備えている、 ことを特徴とする請求項１に記載の表面巻取り機。 - 【請求項５】 フレームに回転可能に設けられ、互いに
離間した第一及び第二の巻取りドラムとライダドラムと
を有する３ドラムクレードルを備え、これによって連続
的にウェブをウェブロールに巻き取る方法であって、前記第一の巻取りドラムを所定速度で回転させ、 前記第二の巻取りドラムを回転させ、 上記第一及び第二の巻取りドラムの間の空間に向けてコ
アを移動させ、第二の巻取りドラムの回転速度を制御
し、 この制御は、前記第二の巻取りドラムと前記コア上に巻
装されているウェブロールとの間の滑りを実質的に除去
し、かつ、第二の巻取りドラムの速度分布を、ウェブが
部分的に巻回されたロールを前記空間に向かいかつこの
空間を通過するよう進行させるために各巻取りサイクル
の開始直前に速度が減少し、その後速度が上記部分的に
巻回されたロールの巻太ってゆく直径の関数として、前
記所定速度未満の速度まで、増加する速度分布とさせる
ものである、 ことを特徴とする表面巻取り方法。 - 【請求項６】 各巻取りサイクル中に前記第二の巻取り
ドラムを移動することにより、前記第一及び第二の巻取
りドラムの間の空間を変化させる、 ことを特徴とする請求項５記載の表面巻取り方法。
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