JP2545553B2 - 連続運転式ウエブロール製造装置 - Google Patents

連続運転式ウエブロール製造装置

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JP2545553B2 JP62249472A JP24947287A JP2545553B2 JP 2545553 B2 JP2545553 B2 JP 2545553B2 JP 62249472 A JP62249472 A JP 62249472A JP 24947287 A JP24947287 A JP 24947287A JP 2545553 B2 JP2545553 B2 JP 2545553B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ウエブを無芯ロール状に巻回してなるウエ
ブロールをウエブ巻取作用を中断することなく連続して
製造することができるようにした連続運転式ウエブロー
ル製造装置に関するものである。
(発明の背景及び従来技術) 従来から、第14図に示すように、ロール状に巻回して
なるウエットティッシュWを容器X内に収納して、例え
ばお手拭き時などに、該容器Xの取出口Xaからウエット
ティッシュを所定の長さづつ切断して取出せるようにし
た、容器入りロール状ウエットティッシュが市販されて
いる。
この第14図に示すロール状ウエットティッシュWは、
予め所定長さ(例えば20〜30cm)間隔で切断用のミシン
目加工Yを施した1枚ものの長尺ウエブを無芯状態で巻
回して、さらに該ウエブロールを水に濡らした状態で容
器X内に収納している。尚、この容器入りロール状ウエ
ットティッシュは、ロール状ウエットティッシュWの内
方側端部Wa側から取出されるようになっており、該ロー
ル状ウエットティッシュWの内方側端部Waを指でつまん
で強く引っぱり出せば、第1番目のミシン目加工Y部分
が取出口Xaから引き出されたときに該ミシン目加工Y部
分で切断されて一定長さのウエットティッシュが得られ
るようになっている。
ところで、本出願人は、このようなロール状ウェット
ティッシュ用のウエブロール製造装置を既に特許出願
(特開昭62−153066号公報)している。この公知のウエ
ブロール製造装置は、第15図に示すように原反ロールP
からウエブQを連続して巻解くためのウエブ巻解き装置
101と、原反ロールPから巻解かれたウエブQに所定間
隔をもってミシン目加工を施すためのミシン目加工装置
103と、ミシン目加工済のウエブRをウエブ巻取芯171の
周りに巻取らせるためのウエブ巻取装置104と、ウエブ
巻取芯171の周りに形成されたウエブ巻回体Sをウエブ
Rから切り離すためのウエブ切断装置105と、ウエブR
から切り離されてウエブ巻取芯171に支持されているウ
エブロールTを該ウエブ巻取芯171から取外すためのウ
エブロール取外し装置106を備えている。そしてこのウ
エブロール製造装置は、原反ロールから繰り出されるウ
エブQにミシン目加工装置103によって順次所定間隔を
もってミシン目加工を施し、続いてそのミシン目加工済
のウエブRをウエブ巻取装置104のウエブ巻取芯171に巻
取らせ、そして該ウエブ巻取芯171の周りに所定長さの
ウエブを巻取らせたときにそのウエブ巻回体Sをウエブ
切断装置105によって所定のミシン目加工部分で切断し
てウエブRから切離し、次にウエブRから切り離されて
ウエブ巻取芯171に支持されているウエブロールTをウ
エブロール取外し装置106によって該ウエブ巻取芯171か
ら取外す、という一連の操作によって連続してウエブロ
ールを製造し得るようになっている。
尚、この公知の連続運転式ウエブロール製造装置で
は、ウエブ切断装置105は、左右一組の組ロール105A,10
5Bを上下に配置し、その下側の組ロール105Bを、ウエブ
ロール1本当りのシート数だけ繰り出されたときにそれ
を検知するカウンター装置からの信号を受けて瞬間的に
高速回転せしめる如くし、もって両組ロール105A,105B
によるウエブ引きちぎり作用によってウエブを両組ロー
ル105A,105B間に位置するミシン目加工部分で切断する
ように構成されている。
この公知の連続運転式ウエブロール製造装置によって
製造される無芯ウエブロールは、第14図に示すようにウ
エブ幅方向の端縁が巻始め端部(内方側端部)Waから巻
終り端部Wbに至るまで比較的きれいに揃った状態で製作
される。ところが、このようにウエブ幅方向の端縁がき
れいに揃ったウエブロールWを容器X内に収容し続いて
ウエブロールの内方側端部Waを容器Xの取出口Xaに臨ま
せるに際して、該内方側端部Waの幅方向端縁が他の部分
と幅方向に揃っているため、該内方側端部Waをつまんで
引き出す作業がし難くく、ウエブロールの内方側端部Wa
を容器Xの取出口Xaにセットするための作業が面倒で長
時間を要していた。
尚、無芯ウエブロールの内方側端部を、第13図に示す
ように予め幅方向にずらせておけば、該ウエブロールT
の内方側端部Taを容器取出口Xaにセットする際の作業が
簡単となるが(ウエブロールの内方側端部Taを引き出す
作業が不要となる)、このように(第13図に示すよう
に)ウエブロールの内方側端部Taのみを予め自動的に幅
方向にずらせるための技術は今まで見当たらない。
(発明の目的) 本発明は、上記した従来の問題点に鑑み、第13図に示
すように、ウエブロールの内方側端部を予め自動的に幅
方向にずらせた状態でウエブロールを連続して製造し得
るようにした連続運転式ウエブロール製造装置を提案す
ることを目的とするものである。
(目的を達成するための手段) 本発明の連続運転式ウエブロール製造装置は、原反ロ
ールからウエブを連続して巻解くことができるウエブ巻
解き装置と、前記原反ロールから巻解かれたウエブにウ
エブ長さ方向に所定間隔をもってウエブ幅方向に切断用
のミシン目加工を施すことができるミシン目加工装置
と、ウエブを巻取るための複数本のウエブ巻取芯を、ウ
エブ端を巻付けるウエブ端巻付位置とウエブを巻取らせ
るウエブ巻取位置と巻取られたウエブロールをウエブ巻
取芯から取外すウエブロール取外し装置との間を順次循
環移動せしめるウエブ巻取芯循環移送装置と、前記ウエ
ブ端巻付位置及び前記ウエブ巻取位置においてミシン目
加工済のウエブを連続走行させたままで前記各ウエブ巻
取芯の周りに順次巻取らせることができるようにしたウ
エブ巻取装置と、該ウエブ巻取装置よりウエブ走行方向
上手側においてウエブを連続走行させたままで前記ウエ
ブ巻取芯の周りに形成されたウエブ巻回体をミシン目加
工部分で切断して前記ウエブから切り離すためのウエブ
切断装置と、該ウエブから切り離されて前記ウエブ巻取
芯に支持されているウエブロールを前記ウエブロール取
外し位置において該ウエブ巻取芯から取外すためのウエ
ブロール取外し装置と、前記ウエブ端巻付位置よりウエ
ブ走行上手側において走行中のウエブを適宜小長さ範囲
に亘ってウエブ幅方向にずらせるウエブずらし装置とを
備え、さらに前記ウエブ切断装置によって切断されるウ
エブ切断予定部分が前記ウエブずらし装置設置位置に差
しかかった際にコントローラからの信号により前記ウエ
ブずらし装置を適宜短秒間だけ作動せしめる如く構成し
ていることを特徴としている。
(作 用) 本発明によれば、複数本のウエブ巻取芯を、ウエブ端
巻付位置とウエブ巻取位置とウエブロール取外し位置と
の間を順次循環移動せしめるとともに、ウエブを連続走
行させたままでウエブ端巻付位置においてウエブ巻取芯
の周りにウエブ端を巻付け、ウエブ巻取位置においてウ
エブを所定長さだけ巻取った後ウエブ切断装置によりウ
エブを切断し、続いてウエブロール取外し位置において
ウエブ巻取芯に支持されているウエブロールを取外すこ
とができるようになっており、本機駆動系(ウエブ巻解
き装置、ウエブ巻取装置など)を停止することなく連続
運転されるようになる。
又、本発明によれば、ウエブ切断予定部分がウエブず
らし装置設置位置に差しかかった際にコントローラから
の信号によりウエブずらし装置が適宜短秒間だけ作動せ
しめられる。すると走行中のウエブにおけるウエブずら
し装置を通過しようとする位置のウエブが部分的に幅方
向に変位せしめられ、そのように幅方向に変位せしめら
れた部位(切断予定位置)がそのままウエブ切断装置ま
で導かれてそこで切断され、続いてその切断されたウエ
ブ走行側端部が幅方向に変位したままでウエブ端巻付位
置においてウエブ巻取芯の外周に巻取られるようにな
る。従ってウエブ巻取芯の外周に巻取られるウエブ巻回
体は、その内方側端部が他の部分より幅方向にずれた状
態で成形される。そして、ウエブ巻取芯の外周で成形さ
れたウエブロールは、ウエブロール取外し位置において
ウエブ巻取芯から取外されるが、取外されたウエブロー
ルはその内方側端部が他の部分に対してウエブ幅方向に
ずれた状態に維持される。
(実施例) 第1図ないし第13図を参照して本発明の実施例を説明
すると、第1図には本発明実施例のウエブロール製造装
置の全体構成を示しているが、このウエブロール製造装
置は、原反ロールPからウエブQを連続して巻解くため
のウエブ巻解き装置1と、原反ロールPから巻解かれた
ウエブQにその長さ方向に所定間隔をもってミシン目加
工を施すためのミシン目加工装置3と、ミシン目加工済
のウエブRを巻取るための複数本(この実施例では6
本)のウエブ巻取芯71,71・・を有し且つ該各ウエブ巻
取芯71,71・・を後述する3位置を順次間欠的に循環移
動せしめるためのウエブ巻取芯循環移送装置7と、ウエ
ブRをウエブ巻取芯71の周りに巻取らせるためのウエブ
巻取装置4と、該ウエブ巻取芯71の周りに形成されたウ
エブ巻回体SをウエブRから切り離すためのウエブ切断
装置5と、該ウエブRから切り離されてウエブ巻取芯71
に支持されているウエブロールTを該ウエブ巻取芯71か
ら取外すためのウエブロール取外し装置6と、上記ウエ
ブ巻解き装置1、ミシン目加工装置3、ウエブ巻取芯循
環移送装置7の循環駆動装置(後述する)、ウエブ巻取
装置4及びウエブ切断装置5を駆動する共通の駆動装置
(本機駆動系)8と、走行中のウエブQにおける切断予
定部分を適宜長さ範囲に亘ってウエブ幅方向に適宜幅だ
けずらせるためのウエブずらし装置2を備えて構成され
ている。
上記原反ロールP、ウエブ巻解き装置1、ミシン目加
工装置3、ウエブ巻取芯循環移送装置7、ウエブ巻取装
置4、ウエブ切断装置5、ウエブずらし装置2及びウエ
ブロール取外し装置6は、それぞれ一枚ものの大きな面
積をもつ縦板10に支持されている。
駆動装置8は、単一のモータ81と該モータ81によって
循環走行せしめられる無端ベルト82とを有している。該
無端ベルト82は縦板10の裏面側において前記ウエブ巻解
き装置1、ミシン目加工装置3、ウエブ巻取装置4及び
ウエブ切断装置5の各プーリに巻掛けされており、無端
ベルト82を走行させると該各装置(1,3,4,5)が同時に
作動するようになっている。
駆動装置8のモータ81は無段階に変速可能となってお
り、製造されるウエブロールTの種類(紙質、紙厚さな
ど)によってモータ回転数を調整してウエブロール製造
スピードを変化させることができるようにしている。
ウエブ巻解き装置1は、前記無端ベルト82によって循
環走行せしめられる無端ベルト11を有しており、該無端
ベルト11を原反ロールPの外周面に接触させることによ
って、原反ロールPから連続してウエブQを巻解くこと
ができるようになっている。
ミシン目加工装置3は、外周面に刃物33を設けた固定
ロール31と同じく外周面に刃物34を設けた回転ロール32
とを相互に近接させた状態で並設して構成されている。
ウエブQは両ロール31,32間を通されていて、回転ロー
ル32が回転して該回転ロール32側の刃物34が固定ロール
31側の刃物33に接触したときに、ウエブQに全幅に亘っ
てミシン目が施されるようになっている。又、このミシ
ン目加工装置3は、ウエブ走行速度とは関係なく回転ロ
ール32の回転数を変化させることができるようになって
おり、該回転ロール32の回転数を変化させることにより
ウエブQに形成すべきミシン目加工の間隔が変更可能と
なる如く設計されている。このミシン目加工は、次に説
明するウエブ切断時に該ウエブを容易に切断し得るよう
にするとともに、製品にしたときに一定長さづつ切離し
て取出せるようにするためのものである。
ミシン目加工装置3のウエブ走行方向下手側で且つウ
エブ巻取装置4より上手側の位置に、ウエブRを切断す
るためのウエブ切断装置5が設けられている。このウエ
ブ切断装置5は、後述する機構により、ウエブ巻取作用
を中断させることなく連続運転させたままで、走行中の
ウエブ(ミシン目加工済)Rにその長手方向に瞬間的に
張力を与えて該ウエブRをミシン目加工部分で引きちぎ
るようにして切断するようになっている。
このウエブ切断装置5は、第1図ないし第3図に示す
ようにミシン目加工済のウエブRをミシン目加工装置3
部分からウエブ巻取装置4部分へ移送するための左右一
対のロール50A,50Bを有する組ロール50と、該組ロール5
0設置位置より適宜間隔(例えば10cm程度)だけウエブ
走行方向下流側(下側)に離間した位置に設置された左
右2つのロール51A,51Bを有する組ロール51と、後述す
るように該組ロール51の一方のロール(第1図の右側ロ
ール)51Aをウエブ走行速度より高速で回転せしめるた
めの高速回転駆動装置52と、該組ロール51の他方のロー
ル(第1図の左側ロール)51Bを右側ロール51Aに対して
接合・離脱させるための接離駆動装置53とを備えて構成
されている。上側組ロール50の左右各ロール50A,50Bの
外周面は相互に接触しており、該両ロール50A,50B間を
走行するウエブRは該組ロール50に対して滑ることなく
両側から挟圧されている。尚、この上側組ロール50の各
ロール50A,50Bの周速度は、ウエブ巻解き速度と等速度
となっている。下側組ロール51における右側ロール51A
は、本機駆動系(無端チェン82)からの動力を受けて高
速走行せしめられるチェン又はベルト等からなる高速回
転駆動装置52によって常時高速回転(例えばウエブ巻解
きスピードの3〜5倍の周速度)せしめられるようにな
っている。又下側組ロール51における左側ロール51B
は、第3図に示すように支軸54に対して偏心する偏心輪
55の外周に転動筒56を設けて形成されており、ソレノイ
ド57及びリンク部材58からなる接離駆動装置53のソレノ
イド57の伸縮動によって支軸54を所定角度範囲(例えば
5〜10゜)だけ往復弧回動させて転動筒56を右側ロール
(駆動ロール)51Aに対して離間(第3図実線図示位
置)させたり接合(同図鎖線56′で示す位置)させたり
し得るようになっている。接離駆動装置53のソレノイド
57は、通常は伸長していて転動筒56を右側ロール51Aか
ら離間せしめているが、後述するようにコントローラ90
から信号(信号線L3)が発せられると瞬間的(例えば0.
5〜1秒間)に縮小した後、直ちに伸長せしめられるよ
うになっている。そして該ソレノイド57が縮小したとき
に転動筒56が右側ロール51Aに圧接して該転動筒56が右
側ロール51Aと伴回り(高速回転)するようになってい
る。この下側組ロール51の左右ロール51A,51B間には、
後述のウエブ巻取装置4のベルト41,41が上下に通され
ているが、このベルト41,41は、右側ロール51Aに設けた
周溝59,59内に挿通されていて該左右の両ロール51A,51B
に対してフリー状態となっている。そしてウエブ(ミシ
ン目加工済のウエブ)Rは、ウエブ巻取装置4の前記ベ
ルト41,41に案内されてウエブ切断装置5の上側組ロー
ル50の左右両ロール50A,50B間及び下側組ロール51の左
右両ロール51A,51B間を通して上方から下方に向けて連
続走行せしめられているが、前記接離駆動装置53のソレ
ノイド57が縮小したときに下側の両ロール51A,51Bが接
触して、ウエブRが上側組ロール50と下側組ロール51と
の間で発生する張力により、ミシン目加工部分で引きち
ぎられるようになっている。
このウエブ切断装置5のソレノイド57は、コントロー
ラ90からの信号(信号線L3)によって作動せしめられる
が、この信号(信号線L3)は次のような条件によって発
せられる。即ち、ミシン目加工装置3によりウエブQに
対して製品1本当り分だけミシン目加工(例えば60回)
が施され、その切断予定位置となる最終のミシン目が加
工されたときに例えばそれを計測するカウンター装置な
どから信号(信号線L1)が発せられ、その信号(信号線
L1)にもとずいて上記最終ミシン目加工部分がミシン目
加工装置3のミシン目加工位置Dからウエブ切断装置5
によるウエブ切断位置Eまで走行したときにそれを計測
手段(具体的にはカウンターによってウエブ切断装置5
の上側組ロール50の左側ロール50Bの回転数を計測して
行なわれる)91で計測して該計測手段91から発せられる
信号(信号線L2)を受けてコントローラ90から前記ソレ
ノイド57操作用の信号(信号線L3)が発せられるように
なっている。従ってもしミシン目ロールの回転スピード
が変化しても、ミシン目加工装置3によって製品1本当
り分の最終ミシン目加工が施された後、該最終ミシン目
加工部分がウエブ切断位置Eに達したときにウエブ切断
作用が行なわれるようになる。即ち、ミシン目ロールの
スピードを変化させたときでも、上記最終ミシン目加工
が施されたときに発せられる信号(信号線L1)が発せら
れた後、ソレノイド57操作用の信号(信号線L3)が発せ
られるまでの時間と、上記最終ミシン目加工部分がミシ
ン目加工位置Dからウエブ切断位置Eまで走行するまで
の時間とが常時一致するようになり、ウエブを常に上記
最終ミシン目加工部分で切断することができるようにな
っている。尚、この実施例では、ウエブ切断装置5の上
側組ロール50と下側組ロール51との間の間隔は約10cmと
され、ミシン目加工の間隔は通常20〜30cm間隔とされて
おり、該ウエブ切断装置5の上下組ロール50,51間に2
つのミシン目加工部分が同時に位置しないようになって
いる。又ウエブ切断はミシン目加工部分が上側組ロール
50と下側組ロール51間におけるほぼ中間位置に達したと
きに行なわれるように設定している。
ウエブ巻取芯71は合計6本使用されている。この各ウ
エブ巻取芯71,71・・は、第4図に示すように軸72の外
周にローラ73を取付けて構成されている。そしてこの各
ウエブ巻取芯71,71・・は軸72の基端を、大径の円盤75
の外周寄り位置において円周方向等間隔で取付けて設置
される。又、ウエブ巻取芯71(ローラ73)の外周面に
は、軸方向と平行に合計8本の凹溝79,79・・が形成さ
れている。このようにウエブ巻取芯71の外周面に凹凸形
状を形成すると、ウエブ端巻付時にウエブ巻取芯71の外
周面とウエブ巻始め端部との間が滑り難くなってウエブ
端巻付がスムーズに行なえるようになる。
大径の円盤75は、その中心軸76が軸受77によって縦板
10に取付けられて回動自在となっている。又、この大径
の円盤75の外周面にはギヤ歯75aが形成されいる。
ウエブ巻取芯循環移送装置7は、循環駆動装置70によ
ってウエブ巻取芯71つきの大径円盤75を順次角度60゜づ
つ間欠的に回動させるためのものである。循環駆動装置
70は、本機駆動系の無端ベルト82からの動力をクラッチ
装置(ブレーキ装置つき)74を介して前記大径円盤75の
ギヤ歯75aに噛合するギヤ歯78aつきの小径円盤78を所定
回転数(例えば1/2回転)づつ間欠的に回転させるよう
に構成されており、クラッチ装置74が1回操作される度
にウエブ巻取芯つき大径円盤75を右回転方向に角度60゜
づつ間欠的に回動せしめ得るようになっている。
大径円盤75の静止状態においては、6本のウエブ巻取
芯71,71・・のうちの1本が該ウエブ巻取芯71の周りに
ウエブ端Raを巻付けるためのウエブ端巻付位置Aに位置
し、該ウエブ端巻付位置Aより右回転方向に角度60゜だ
け変位した位置にあるウエブ巻取芯71がウエブ巻取位置
Bに位置し、さらに該ウエブ巻取位置Bより右回転方向
に角度120゜だけ変位した位置にあるウエブ巻取芯71が
ウエブ巻取芯の周りに巻取られたウエブロールTを取外
すためのウエブロール取外し装置Cに位置するようにな
っている。即ち、ウエブ端巻付位置Aにあるウエブ巻取
芯71は前記クラッチ装置74が1回操作されるとウエブ巻
取位置Bまで移動し、又ウエブ巻取位置Bにあるウエブ
巻取芯71はクラッチ装置74が2回操作されるときにウエ
ブロール取外し位置Cまで移動するようになっている。
クラッチ装置74は、後述するように、ウエブ端巻付位
置Aにおいてウエブ巻取芯71の周りにウエブ端Raが巻付
けられた直後にコントローラ90から発せられる信号(例
えば後述するウエブ端巻付装置23の作動直後にコントロ
ーラ90から発せられる信号線L4)によって接続され、小
径円盤78を介して大径円盤75を正確に角度60゜だけ回動
せしめるようになっている。
ウエブ巻取装置4は、ウエブ切断装置5における上側
組ロール50の右側ロール50Aの位置からウエブ端巻付位
置A及びウエブ巻取位置Bを通ってさらにその下方位置
に達する範囲で循環走行せしめられる複数の無端ベルト
41,41を備えている。この無端ベルト41,41は、本機駆動
系(無端ベルト82)によってウエブ巻解き速度と等速度
で循環走行せしめられる。又、この無端ベルト41は、ウ
エブ端巻付位置Aに位置するウエブ巻取芯71の外周面に
接触して該ウエブ端巻付位置Aに位置するウエブ巻取芯
71の周りにウエブ端(後行側ウエブの先端)Raを巻付け
るとともに、ウエブ巻取位置Bに位置するウエブ巻取芯
71の周りに巻付けられているウエブ巻回体Sの外周面に
接触して該ウエブ巻取位置Bにおいてウエブ巻取芯71の
周りでウエブ巻回体Sを成長せしめ得るようになってい
る。
ウエブ端巻付位置Aには、ウエブ端(後行側ウエブの
先端)Raをウエブ端巻付位置Aのウエブ巻取芯71の周り
に巻付けるためのウエブ端巻付装置23が設けられてい
る。このウエブ端巻付装置23は、この実施例ではエアー
吹き出し式のものが採用されており、ウエブ巻取芯71の
周囲外方の2位置に第1、第2の各ノズル24,25がウエ
ブ巻取芯71の回転方向下手側外周面に向けて設置されて
いる。そして、第11図に示すように前記ウエブ切断装置
5によって切断されたウエブRの後行側ウエブ端Raがウ
エブ端巻付位置Aに差しかかったときに第1、第2の各
ノズル24,25からわずかな時間差をもって順次高圧エア
ーを吹き出すようになっており、その高圧エアー吹き付
け作用とウエブ巻取装置4の無端ベルト41によるウエブ
巻取芯71回動作用によって該ウエブ端Raをウエブ巻取芯
71の周りに巻付けることができるようにしている。
又、この実施例では、ウエブ巻始め端部Raをウエブ巻
取芯71の周りに巻付けるに際して、上記エアー吹き付け
によるウエブ端巻付作用とは別に、ウエブ巻取芯71内部
からのエアー吸引によるウエブ端吸着装置18を採用して
いる。即ち、このエアー吸引によるウエブ端吸着装置18
は、第2図及び第4図に示すように、ウエブ巻取芯71の
軸72を中空(符号84)とし且つローラ73に軸72の中空部
84に連通するエアー吸引穴85(円周方向に合計8ケ所)
を形成する一方で、前記大径円盤75の軸76を中空(符号
86)とし且つ該大径円盤75内にそれぞれ上記両中空部8
4,86を連通する合計6本の空気通路87,87・・を設ける
とともに、大径円盤75の軸中空部86の基端に空気管88を
介してバキューム装置89を接続して構成されている。こ
のバキューム装置89は、ウエブ切断装置5によって切断
されたウエブ巻始め端部Raがウエブ端巻付位置Aに差し
かかるタイミングに合せてコントローラ90からの信号に
よってエアー吸引作用が開始されるようになっており、
該エアー吸引作用が開始されるとウエブ巻取芯71のエア
ー吸引穴85からその周囲の空気が吸引されて、ウエブ端
巻付位置Aにおいてウエブ巻始め端部Raがウエブ巻取芯
71の周りに吸着されるようになる。
このように、ウエブ巻始め端部は、ウエブ端巻付位置
Aにあるウエブ巻取芯71部分に差しかかったときに、ウ
エブ端巻付装置23の各ノズルからの高圧エアー吹き付け
作用と、無端ベルト41によるウエブ巻取芯回動作用と、
エアー吸引作用によって、ウエブ巻取芯71の周りに巻付
けられるようになっており、さらにウエブ巻取芯71の外
周面に形成した凹溝79により、ウエブ巻始め端部が強制
的にウエブ巻取芯71の外周面側にたくし上げられるよう
になり、該ウエブ巻始め端部が速やかに且つ確実にウエ
ブ巻取芯71の周りに巻付けられるようになる。
ウエブ端巻付位置Aにおいてウエブ巻取芯の周りにウ
エブ端Raが巻付けられると、その直後にウエブ巻取芯循
環移送装置7が作動せしめられて該ウエブ端Raが巻付け
られたウエブ巻取芯71がウエブ端巻付位置Aからウエブ
巻取位置Bに移送される。
ウエブ巻取位置Bにおいては、ウエブ巻取芯71の周り
に巻付けられたウエブの外面にウエブ巻取装置4の無端
ベルト41が接触していることにより、該ウエブ巻取芯71
の周りでウエブ巻回体Sを成長させるように作用する。
ウエブ巻取位置Bには、該位置Bにおいてウエブ巻取
芯71の周りで成長するウエブ巻回体Sの外周面に接触し
て該ウエブ巻回体Sの外周面に巻取用のベルト41,41の
跡が付かないようにするための表面均らし装置9が設置
されている。この表面均らし装置9は、ウエブ巻取位置
Bにおいて成長せしめられているウエブ巻回体Sの外周
面全幅に亘って接触するローラ95と該ローラ95をウエブ
巻回体Sの外周面に常時比較的弱い押圧力で押しつける
ための押圧装置(この実施例ではシリンダ)96を有して
いる。尚、ウエブ巻取位置Bにおいて巻取られたウエブ
ロールTがウエブ巻取芯71とともに右回転方向に回動す
るときには、ローラ95がウエブロールTに押圧されて揺
動し、該ウエブロールTの通過を許容するようになって
いる。
ウエブロール取外し位置Cには、ウエブ巻取芯71の周
りに形成されているウエブロールTを該ウエブ巻取芯71
から取り外すためのウエブロール取外し装置6が設けら
れている。このウエブロール取外し装置6は、第2図に
示すようにエアシリンダ61のロッド先端に押板62を取付
けて構成されており、エアシリンダ61を伸長せしめるこ
とにより押板62が第4図の鎖線62′で示す位置まで前進
してウエブロール取外し位置Cにあるウエブ巻取芯71の
周りに形成されているウエブロールTをウエブ巻取芯71
から押し外すことができるようになっている。尚、この
ウエブロール取外し装置6は、ウエブ巻取芯循環移送装
置7の循環駆動装置70が1回作動するごとにエアシリン
ダ61が1回だけ伸長、縮小動作をするようになってい
る。
前記ウエブずらし装置2は、この実施例ではミシン目
加工位置Dよりウエブ走行方向上手側に設けられてい
る。尚、このウエブずらし装置2のウエブ走行方向下手
側には、比較的小間隔(例えば10〜15cm程度の間隔)を
隔てて一対のウエブ送りロール30,30が設けられてい
る。
このウエブずらし装置2は、第5図ないし第7図に示
すように、一対のウエブ挟みロール12A,12Bの両端をそ
れぞれ連結片12C,12Cで連結してなる挟みロールユニッ
ト12と、該挟みロールユニット12をウエブ幅方向(矢印
X−Y方向)に往復動させるためのソレノイド13を有し
ている。
一対のウエブ挟みロール12A,12Bは、外表面がゴムな
どの摩擦力の大きい材料で形成されており、又該ウエブ
挟みロール12A,12Bは、その外周面が相互に接触した状
態でそれぞれフリー回転するようになっている。
この挟みロールユニット12は、その長さ方向両端を、
一対のブラケット21,21に枢着(枢着部15A,15A)された
各揺腕14A,14Bの先端に枢着(枢着部15B,15B)して支持
されている。尚、各ブラケット21,21は縦板10と該縦板1
0に対向配置されたもう1つの縦板10Aにそれぞれ固定さ
れている。
前記ソレノイド13の作動部13aは、一方(矢印X側)
の揺腕14Aの一端に連結片16を介して連結(枢着部15C)
されている。そして該ソレノイド13は、通常運転時には
第6図に示すように作動部13aが伸長(矢印X方向)し
ていて挟みロールユニット12を矢印Y側に維持させ、逆
に後述するようにコントローラ90からの信号(信号線
L5)により作動部13aが縮小(矢印Y方向)すると第7
図に示すように挟みロールユニット12が矢印X方向に移
動せしめられるようになっている。
又、ソレノイド13が連結されている側の揺腕14Aと縦
板10との間には、該揺腕14Aを枢着部15Aを中心として右
回転方向に付勢するためのスプリング17が張設されてい
る。従って挟みロールユニット12は常時矢印Y側に付勢
されている。又、挟みロールユニット12における反ソレ
ノイド13側の端部(矢印Y側端部)には、該挟みロール
ユニット12の矢印Y側への移動を規制(位置決め)する
ストッパー19が設けられていて、ソレノイド13の非操作
時には、挟みロールユニット12がスプリング17の付勢作
用とストッパー19の衝合により、ウエブ幅方向(矢印X
−Y方向)の所定位置に維持されるようになっている。
挟みロールユニット12のウエブ幅方向の移動幅(第7
図の符号Hの幅)は、ソレノイド13の作動部13aの作動
ストロークによって決定されるが、該移動幅Hは1〜3c
m程度の範囲に設定されている。
ソレノイド13は、ウエブ切断装置5によって切断され
るウエブ切断予定部分が挟みロールユニット12設置位置
に差しかかったときに発せられるコントローラ90からの
信号(信号線L5)によって作動せしめられる。即ち、コ
ントローラ90からソレノイド13への発信タイミングは、
例えばミシン目加工装置3によりウエブQに対して製品
1本当り分だけ施されるミシン目加工回数(例えば60
回)ごとにしかも製品1本当りの最終ミシン目加工が施
される時点より挟みロールユニット12の設置位置からミ
シン目加工位置までのウエブ走行距離分に付されるミシ
ン目加工回数分(例えば1回)だけ早い時点(即ちミシ
ン目加工が59回目の時点)に発信されるように設定され
ている。又、このソレノイド13は、コントローラ90から
の発信時に、ごく短秒間(例えば0.5秒間程度)だけ作
動せしめられ、その間にウエブが例えば30〜100cm程度
の長さだけ走行するように設定されている。
次に図示のウエブロール製造装置の使用方法並びに作
用を説明すると、まず原反ロールPからのウエブ端を、
ウエブずらし装置2の両ウエブ挟みロール12A,12B間、
ミシン目加工装置3、ウエブ切断装置5の上下各組ロー
ル50,51間を通しさらにウエブ端巻付位置Aを経て第8
図に示すようにウエブ巻取位置Bにあるウエブ巻取芯71
の外周に巻付けておく。そして、その状態で駆動装置8
のモータ81に通電すると、無端ベルト82が循環走行せし
められて、ウエブ巻解き装置1により原反ロールPから
ウエブQが繰り出され、ミシン目加工装置3によりウエ
ブQに所定間隔をもってミシン目加工が施され、ウエブ
巻取装置4によってウエブ巻取位置Bにおいてウエブ巻
取芯71の周りでウエブ巻回体Sが成長せしめられる(第
9図)。そして原反ロールPから所定長さのウエブQが
繰り出される直前に、即ちミシン目加工装置3により製
品1本当り分だけミシン目加工が施される直前(例えば
最終ミシン目加工回数が60回の場合に59回だけミシン目
加工が施されたとき)にコントローラ90からの信号(信
号線L5)によりウエブずらし装置2のソレノイド13が操
作されて挟みロールユニット12が第7図に示すようにウ
エブ幅方向(矢印X方向)に幅Hだけ移動せしめられ、
そのとき両ウエブ挟みロール12A,12B間に挟まれている
ウエブQも正規の走行位置より幅H′だけ矢印X方向に
ずらされる。そしてウエブずらし装置2部分を通過する
ウエブQは、ソレノイド13が操作されているごく短秒間
だけ幅H′(第7図)だけ矢印X方向にずらされ、さら
にそのウエブ幅方向にずらされた部分のウエブは、その
ままミシン目加工位置Dを経てウエブ切断位置Eまで走
行する。他方、ミシン目加工装置3により製品1本当り
分だけミシン目加工が施されたときに信号(信号線L1
が発せられ、続いてその信号が発せられた後、計測装置
91が所定のウエブ走行長さを計測したときにその走行長
さ計測信号(信号線L2)が発せられ、その信号を受けて
コントローラ90からウエブ切断装置5のソレノイド57操
作用の信号(信号線L3)が発せられて第9図に示すよう
にウエブ切断装置5が作動し(下側組ロール51の各ロー
ル51A,51Bが相互に接触する)、上側組ロール50と下側
組ロール51間を走行中のウエブRにその長さ方向に張力
が加えられてそのウエブRがミシン目加工部分で切断さ
れるようになる。尚、この切断位置は、上記ウエブずら
し装置2によって矢印X方向にずらされた範囲(30〜10
0cmの範囲)のうちのウエブ走行方向上手側寄りに位置
するミシン目加工部分で行われたようにする。その切断
されたウエブRの両端(先行側ウエブ端Rb、後行側ウエ
ブ端Ra)は第10図に示すようにウエブ幅方向にずれたま
まベルト41に案内されてそのままウエブ端巻付位置A側
に移送される。そして第11図に示すように先行側ウエブ
端Rbはそのままウエブ巻取位置Bで成長中のウエブ巻回
体Sの外周に巻付けられ、後行側ウエブ端Raはウエブ端
巻付位置Aにあるウエブ巻取芯71に差しかかったとき
(このときには後行側ウエブ端Raは第10図に鎖線Ra″で
示すようにウエブ幅方向にずれたままとなっている)に
ウエブ端吸着装置18により吸着されさらにウエブ端巻付
装置23の各ノズル24,25から高圧エアーが吹き出される
とともにウエブ巻取芯外周面の凹凸形状(凹溝79,79・
・)によるウエブ端たくし上げ作用によって瞬時にして
該ウエブ巻取芯71の周りに巻付けられるようになる(第
11図の符号Ra′)。このとき、ウエブ巻取芯71の外周に
巻付けられたウエブ巻付始端側は、ウエブ幅方向にずれ
た範囲の部分だけ、たけのこ状(即ち正規の巻取位置よ
りウエブ幅方向にずれた状態)に巻回されるようにな
る。ウエブ端巻付位置Aにおいてウエブ端Raがウエブ巻
取芯71に巻付けられた直後にウエブ巻取芯循環移送装置
7が作動されて、第12図に示すようにウエブ巻取位置B
にあったウエブロール巻取り済のウエブ巻取芯71が右回
転方向に移動せしめられ、且つウエブ端巻付位置Aにあ
ったウエブ端巻付け済のウエブ巻取芯71がウエブ巻取位
置Bに移動せしめられてそこでウエブ巻回体Sが成長せ
しめられるようになる。このようにして順次ウエブ巻取
芯71の周りにウエブロールTが形成され、該ウエブロー
ルTが形成されたウエブ巻取芯71がウエブロール取外し
位置Cに達すると、ウエブロール取外し装置6によって
ウエブロールTがウエブ巻取芯71から押し出されるよう
になる。尚、このときウエブ巻取芯71外周面の凹凸形状
は、ウエブ巻取芯71の軸方向に向けて形成されているの
で、該各凹凸形状が、ウエブロールTをウエブ巻取芯71
から押し出す際の障害とならい。
このウエブロール製造装置は、上記したように巻取作
用が中断されることなく連続してウエブロールTを製造
することができ、時間的なロスはなくなる。
又、このウエブロール製造装置で製造されるウエブロ
ールTは、第13図に示すように、その内方側端部Taがウ
エブ幅方向にずれた状態で製造されるので、このウエブ
ロールTを容器X内に収容する際に行われる内方側端部
Taを容器取出口Xaにセットする際の作業を簡単に行える
(従来のようにウエブロール内方側端部の引き出し作業
が不要となる)。
(発明の効果) 本発明の連続運転式ウエブロール製造装置は、上記し
たようにウエブ巻取作用を中断することなく連続してウ
エブロールを製造することができ、ウエブロール製造能
率を向上させることができるという効果がある。
又、本発明によれば、ウエブずらし装置2により、内
方側端部Taを予め自動的にウエブ幅方向にずらせた形状
のウエブロールTを製造することができる。尚、このよ
うに内方側端部Taを予めウエブ幅方向にずらせたウエブ
ロールTでは、容器X内に収容するに際して、ウエブロ
ール内方側端部Taを容器取出口Xaにセットする際の、内
方側端部Ta引き出し作業が不要となり、容器内への収容
作業が簡単且つ短時間で行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例にかかる連続運転式ウエブロー
ル製造装置の全体正面図、第2図は第1図のウエブロー
ル製造装置の部分斜視図、第3図は第1図のウエブ切断
装置部分の拡大図、第4図は第1図の一部横断面図、第
5図は第1図のウエブずらし装置部分の斜視図、第6図
は第5図の平面図、第7図は第6図の状態変化図、第8
図ないし第12図はそれぞれ第1図のウエブロール製造装
置の作動方法説明図、第13図は第1図のウエブロール製
造装置で製造されたウエブロールの斜視図、第14図は従
来のウエブロール製造装置で製造されたウエブロールの
斜視図、第15図は公知のウエブロール製造装置の正面図
である。 1……ウエブ巻解き装置 2……ウエブずらし装置 3……ミシン目加工装置 4……ウエブ巻取装置 5……ウエブ切断装置 6……ウエブロール取外し装置 7……ウエブ巻取芯循環移送装置 8……駆動装置 12……挟みロールユニット 13……ソレノイド 71……ウエブ巻取芯 90……コントローラ A……ウエブ端巻付位置 B……ウエブ巻取位置 C……ウエブロール取外し位置 D……ミシン目加工位置 E……ウエブ切断位置 P……原反ロール Q……ウエブ R……ウエブ Ra……ウエブ端 S……ウエブ巻回体 T……ウエブロール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原反ロール(P)からウエブ(Q)を連続
    して巻解くことができるウエブ巻解き装置(1)と、前
    記原反ロール(P)から巻解かれたウエブ(Q)にウエ
    ブ長さ方向に所定間隔をもってウエブ幅方向に切断用の
    ミシン目加工を施すことができるミシン目加工装置
    (3)と、ウエブ(R)を巻取るための複数本のウエブ
    巻取芯(71,71・・)を、ウエブ端(Ra)を巻付けるウ
    エブ端巻付装置(A)とウエブ(R)を巻取らせるウエ
    ブ巻取位置(B)と巻取られたウエブロール(T)をウ
    エブ巻取芯(71)から取外すウエブロール取外し装置
    (C)との間を順次循環移動せしめるウエブ巻取芯循環
    移送装置(7)と、前記ウエブ端巻付位置(A)及び前
    記ウエブ巻取位置(B)においてミシン目加工済のウエ
    ブ(R)を連続走行させたままで前記各ウエブ巻取芯
    (71,71・・)の周りに順次巻取らせることができるよ
    うにしたウエブ巻取装置(4)と、該ウエブ巻取装置
    (4)よりウエブ走行方向上手側においてウエブを連続
    走行させたままで前記ウエブ巻取芯(71)の周りに形成
    されたウエブ巻回体(S)をミシン目加工部分で切断し
    て前記ウエブ(R)から切り離すためのウエブ切断装置
    (5)と、該ウエブ(R)から切り離されて前記ウエブ
    巻取芯(71)に支持されているウエブロール(T)を前
    記ウエブロール取外し位置(C)において該ウエブ巻取
    芯(71)から取外すためのウエブロール取外し装置
    (6)と、前記ウエブ端巻付位置(A)よりウエブ走行
    上手側において走行中のウエブ(Q)を適宜小長さ範囲
    に亘ってウエブ幅方向にずらせるウエブずらし装置
    (2)とを備え、さらに前記ウエブ切断装置(5)によ
    って切断されるウエブ切断予定部分が前記ウエブずらし
    装置(2)設置位置に差しかかった際にコントローラ
    (90)からの信号により前記ウエブずらし装置(2)を
    適宜短秒間だけ作動せしめる如く構成されていることを
    特徴とする連続運転式ウエブロール製造装置。
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