JP2004274911A - モータ駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】温度センサ33は、MOSトランジスタ7の温度を検出し、電流検出回路35は、MOSトランジスタ7に流れる電流を検出する。検出温度に応じた電圧Vaまたは検出電流に応じた電圧Vcがしきい値以上に上昇すると、過熱状態検出信号Sbさらには切替信号Sd、SeがHレベルになる。その結果、駆動回路15においてスイッチ回路26がオンしてゲート抵抗値が抵抗24と25の並列値となり、PWM制御回路14においてPWM周波数が下げられる。これにより、モータ2を回転駆動した状態で、MOSトランジスタ7のスイッチング損失を低減できる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体スイッチング素子をPWM駆動することによりモータ印加電圧を制御するモータ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、スイッチングロスを低減するために、平滑した直流電源電圧の値、交流電動機の回転速度や一次電気角周波数もしくは供給する出力電圧の大きさや出力電圧または出力電流の周波数の値に応じてスイッチング周波数を可変する交流電動機の制御方法が記載されている。特許文献2には、過電流時にスイッチング周波数を下げるように制御するDC−DCコンバータが記載されている。特許文献3には、電力損失が最小になるように、負荷状態が軽くなるに従ってPWM制御手段の発振周波数を連続的に低下させるスイッチング電源装置が記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−37789号公報
【0004】
【特許文献2】
特開平10−229674号公報
【0005】
【特許文献3】
特開2001−161065号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、半導体スイッチング素子をPWM駆動することにより車両に搭載されたファンモータに所望の電圧を供給するファンモータ駆動装置において、当該駆動装置の雰囲気温度が異常に高くなったり、ファンモータの負荷トルクが異常に増大すると、半導体スイッチング素子が過熱する。半導体スイッチング素子をこの過熱状態から保護するため、従来は、温度検出センサや電流検出センサからの信号に基づいてスイッチング素子をオフしたり、PWMのデューティ比を低減するなどの手段が採られてきた。
【0007】
しかしながら、スイッチング素子をオフすると、ファンモータが完全に停止して冷却風がゼロになってしまう。また、PWMのデューティ比を低減しても、ファンモータの回転速度が低下して十分な冷却風が得られない。その結果、冷却対象物が過熱したり、乗員の不快感を招くなどの二次的な被害が発生する。すなわち、ファンモータは、指令された通りの出力で運転を継続することが強く要請されるものである。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、モータの回転速度に影響を及ぼすことなく半導体スイッチング素子の過熱を防止できあるいは過熱状態から復帰できるモータ駆動装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した手段によれば、駆動回路が、PWM制御手段で生成されたPWM信号に従って半導体スイッチング素子をPWM駆動すると、そのPWMデューティに応じた電圧がモータに印加されてモータが回転駆動する。この場合、過熱状態検出手段は、半導体スイッチング素子の温度が所定のしきい値を超えて過熱状態となった場合または当該過熱状態となる蓋然性が高い状態となった場合に過熱状態検出信号を出力する。
【0010】
駆動回路は、半導体スイッチング素子を複数の駆動状態でスイッチング動作させることができるようになっており、駆動制御手段は、過熱状態検出信号が出力された場合、半導体スイッチング素子の立ち上がり時間および立ち下がり時間が短くなるように駆動回路の駆動状態を制御する。これにより、過熱状態検出信号が出力されている期間、スイッチングノイズが増えることはあるものの半導体スイッチング素子のスイッチング損失を低減でき、半導体スイッチング素子を過熱状態から非過熱状態に復帰させること、あるいは過熱状態となることを未然に防止することができる。本手段によれば、モータの回転速度を極力指令値通りに維持した状態で半導体スイッチング素子の損失を低減することができるので、回転速度の低下に伴う二次的な問題が発生しにくいという利点がある。
【0011】
請求項2に記載した手段によれば、駆動制御手段は、過熱状態検出信号が出力されるとPWM周波数を下げるようにPWM制御手段を制御するので、半導体スイッチング素子のスイッチング損失を一層低減できる。また、例えば車両に搭載されたモータを駆動する場合、PWM周波数を下げることによりラジオ周波数への妨害が低減するので、半導体スイッチング素子の立ち上がり時間および立ち下がり時間を短くしたことにより増加するノイズを抑制する効果を期待できる。
【0012】
請求項3に記載した手段によれば、駆動回路は、半導体スイッチング素子のゲートに繋がるゲート抵抗の抵抗値又はベースに繋がるベース抵抗の抵抗値を変化させることにより、半導体スイッチング素子の立ち上がり時間および立ち下がり時間を変えることができる。
【0013】
請求項4に記載した手段によれば、温度検出手段により半導体スイッチング素子の温度を検出し、その検出温度がしきい値を超えている期間、過熱状態検出信号が出力される。
【0014】
請求項5に記載した手段によれば、過熱状態検出手段は、電流検出手段を用いて半導体スイッチング素子に流れる電流を検出し、その検出電流がしきい値を超えている期間、過熱状態検出信号を出力する。その結果、半導体スイッチング素子が過熱状態に移行する蓋然性の高い過熱前段階において半導体スイッチング素子の損失を低減でき、過熱状態への移行を未然に防止することができる。
【0015】
請求項6に記載した手段によれば、過熱状態検出手段は、電源電圧検出手段を用いてモータに印加するための電源電圧を検出し、その検出電源電圧がしきい値を超えている期間、過熱状態検出信号を出力する。一般に、電源電圧が高いほど半導体スイッチング素子の損失が増大する傾向がある。上記手段により、半導体スイッチング素子が過熱状態に移行する蓋然性の高い過熱前段階において半導体スイッチング素子の損失を低減でき、過熱状態への移行を未然に防止することができる。
【0016】
請求項7に記載した手段によれば、過熱状態検出手段は、PWM駆動のデューティ比がしきい値を超えている期間、過熱状態検出信号を出力する。デューティ比が大きいほどモータ印加電圧、モータ電流が増えて、半導体スイッチング素子の損失が増大する。本手段により、半導体スイッチング素子が過熱状態に移行する蓋然性の高い過熱前段階において半導体スイッチング素子の損失を低減でき、過熱状態への移行を未然に防止することができる。
【0017】
請求項8に記載した手段によれば、過熱状態検出手段は、ヒステリシス特性を持った過熱状態検出信号を出力するので、駆動回路において半導体スイッチング素子の駆動状態が頻繁に切り替えられることがなくなり、より安定した駆動が可能になる。
【0018】
請求項9に記載した手段によれば、モータ電圧検出手段によりモータ電圧が検出され、PWM制御手段は、その検出されたモータ電圧が指令されたモータ電圧と一致するようにフィードバック制御を行う。これにより、電源電圧が変動しても、モータに対し指令通りの電圧を印加できる。
【0019】
請求項10に記載した手段によれば、ファンの送風能力を維持した状態で半導体スイッチング素子の損失を低減することができるので、自動車用冷却システムにおける熱交換器の冷却効果低下による二次的な問題が発生しにくいという利点がある。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図1ないし図3を参照しながら説明する。
図1は、モータ駆動装置の電気的構成を示している。このモータ駆動装置1は、自動車用冷却システムにおける熱交換器の送風用ファンモータ2(以下、モータ2と称す)を駆動するもので、バッテリ3から端子1a、1bに与えられるバッテリ電圧を電源電圧VBとして動作するようになっている。また、端子1cには、エンジンECU4(Electronic Control Unit) から指令信号Saが与えられるようになっている。この指令信号Saは、モータ2に印加すべき電圧に応じたディジタルデータまたはアナログ電圧の信号である。
【0021】
上記ECU4は、燃料噴射制御、点火時期制御、アイドル回転速度制御などエンジンに関する複数の制御を集中的に制御するものである。図示しないが、ECU4は、エンジン冷却水の温度信号、エンジン動力をエアコンのコンプレッサに伝達するマグネットクラッチのオンオフ信号、エアコンの冷媒の圧力上昇を示す冷媒高圧信号などを入力しており、これらの信号を用いてエンジン制御およびモータ2の回転制御を行うようになっている。
【0022】
モータ駆動装置1の内部にはセラミック基板と平滑回路5とが収容されており、そのセラミック基板にはIC6、Nチャネル型MOSトランジスタ7(半導体スイッチング素子に相当)、還流用のダイオード8およびスナバ用のコンデンサ9が搭載されている。セラミック基板を用いるのは、IC6とMOSトランジスタ7との熱結合を密な状態とするためである。
【0023】
端子1dと1eはモータ接続端子であり、このうち端子1dはモータ駆動装置1の内部において端子1aと接続されている。また、端子1fはパワー系のグランド端子であって、端子1e、1fにはそれぞれMOSトランジスタ7のドレイン、ソースが接続されている。MOSトランジスタ7には、図示極性を持つ寄生ダイオード7aが並列に接続されている。
【0024】
モータ駆動装置1の内部において、端子1eと1dとの間には、図示極性のダイオード8と平滑回路5とが直列に接続されている。ダイオード8にはコンデンサ9が並列接続されている。平滑回路5は、リアクトル10と電解コンデンサ11、12とからなるπ型フィルタの構成を備えている。これら平滑回路5とコンデンサ9は、MOSトランジスタ7のスイッチング時に生じるノイズを吸収する機能を有している。
【0025】
IC6は、指令信号Saを処理する入力信号処理回路13、PWM信号Scを生成するPWM制御回路14、MOSトランジスタ7を駆動する駆動回路15、MOSトランジスタ7の過熱状態などを検出する過熱検出回路16、およびPWM周波数と駆動回路15の駆動状態を制御する駆動制御回路17を有している。各回路の構成は以下のようになっている。
【0026】
入力信号処理回路13は、ECU4からシリアル通信により送信されてくるディジタルデータ(指令信号Sa)を受信して、指令モータ電圧Vrを生成するようになっている。また、指令信号Saがアナログ電圧により送られてくる場合には、レベル変換等により指令モータ電圧Vrを生成するようになっている。
【0027】
PWM制御回路14(PWM制御手段に相当)は、モータ2に印加されるモータ電圧Vmが指令モータ電圧Vrと一致するようにPWM信号ScのPWMデューティを制御するフィードバック制御回路である。すなわち、モータ電圧検出回路18(モータ電圧検出手段に相当)は、端子1d(端子1a)と端子1eとの間の電圧に基づいてモータ電圧Vmを検出し、減算器19は、指令モータ電圧Vrとモータ電圧Vmとの減算電圧である電圧偏差を出力するようになっている。この電圧偏差は積分器20を通してコンパレータ22の一方の入力端子に入力され、そのコンパレータ22の他方の入力端子には三角波発生回路21から出力される三角波信号が入力されるようになっている。
【0028】
その三角波発生回路21は、内部に設けられたCR充放電回路における抵抗値(または容量値)に応じた周波数を持つ三角波信号を生成するものである。そして、駆動制御回路17から与えられる切替信号SdがLレベルの場合には19kHzの周波数を持つ三角波信号を出力し、切替信号SdがHレベルの場合には5kHzの周波数を持つ三角波信号を出力するようになっている。
【0029】
駆動回路15は、PWM信号Scを入力としてMOSトランジスタ7にゲート電圧Vgを出力する回路であり、プッシュプル回路23、ゲート抵抗24、25およびスイッチ回路26から構成されている。このうちプッシュプル回路23は、トランジスタ27、28、抵抗29、30およびダイオード31、32から構成されており、トランジスタ27と28の共通接続されたエミッタを出力ノードNpとしている。
【0030】
この出力ノードNpとMOSトランジスタ7のゲートに繋がるIC6の端子との間には、抵抗24が接続されている。また、この抵抗24と並列に、抵抗25とスイッチ回路26との直列回路が接続されている。スイッチ回路26は、例えばトランジスタから構成されており、駆動制御回路17から与えられる切替信号SeがLレベルの場合にはオフし、切替信号SeがHレベルの場合にはオンするようになっている。
【0031】
過熱検出回路16(過熱状態検出手段に相当)は、MOSトランジスタ7の温度が実際にしきい値を超えて過熱状態となっている場合、またはMOSトランジスタ7に過大な電流が流れており現在は過熱状態でなくても近い将来において過熱状態となる蓋然性が高い場合に、過熱状態検出信号SbをLレベル(正常状態)からHレベル(過熱状態)にするものである。
【0032】
すなわち、IC6の内部には、検出温度Tに応じた電圧Vaを出力する温度センサ33(温度検出手段に相当)が設けられており、その温度センサ33は、直接的には当該IC6の温度Tを検出するようになっている。しかし、上述したようにIC6とMOSトランジスタ7とはセラミック基板を介して密に熱結合されており、温度センサ33は、実質的にはMOSトランジスタ7の温度Tを検出することができるようになっている。なお、温度センサは、IC6の外部であってMOSトランジスタ7に近接して設けてもよい。また、MOSトランジスタ7に内蔵されていてもよい。
【0033】
コンパレータ34の非反転入力端子には上記電圧Vaが入力され、反転入力端子にはしきい値電圧Va1またはVa2が入力されている。しきい値電圧Va1、Va2は、それぞれ温度T1、T2(ただしT1>T2)に相当する電圧である。コンパレータ34は、その出力がLレベル(過熱非検出状態)の場合には電圧Vaとしきい値電圧Va1とを比較し、出力がHレベル(過熱検出状態)の場合には電圧Vaとしきい値電圧Va2とを比較するようになっている。これにより、ヒステリシスコンパレータが実現されている。
【0034】
一方、電流検出回路35(電流検出手段に相当)は、PWM信号Scに基づいてMOSトランジスタ7がオンしている時のドレイン・ソース間電圧VDSを検出することにより、MOSトランジスタ7に流れる電流に応じた電圧Vcを出力するようになっている。
【0035】
コンパレータ36の非反転入力端子には上記電圧Vcが入力され、反転入力端子にはしきい値電圧Vc1、Vc2が入力されている。しきい値電圧Vc1、Vc2は、それぞれ電流I1、I2(ただしI1>I2)に相当する電圧である。コンパレータ36は、その出力がLレベル(過電流非検出状態)の場合には電圧Vcとしきい値電圧Vc1とを比較し、出力がHレベル(過電流検出状態)の場合には電圧Vcとしきい値電圧Vc2とを比較するようになっている。これにより、ヒステリシスコンパレータが実現されている。
【0036】
これらコンパレータ34と36の各出力信号はORゲート37に入力されており、このORゲート37の出力信号が過熱状態検出信号Sbとなる。駆動制御回路17(駆動制御手段に相当)は、過熱状態検出信号SbがLレベル(正常状態)の場合に切替信号Sd、SeをLレベルとし、過熱状態検出信号SbがHレベル(過熱状態)の場合に切替信号Sd、SeをHレベルに制御するようになっている。
【0037】
次に、本実施形態の作用について図2および図3も参照しながら説明する。 モータ駆動装置1は、バッテリ3から電源電圧VBの供給を受けると、PWM制御回路14により、ECU4から与えられた指令モータ電圧Vrと検出したモータ電圧Vmとが一致するようにPWM信号Scのデューティ比を制御する。そして、駆動回路15は、MOSトランジスタ7に対して、このPWM信号Scに応じたゲート電圧Vgを出力する。
【0038】
MOSトランジスタ7にはゲート容量Cgd、Cgsが存在するため、プッシュプル回路23の電流駆動能力またはゲート抵抗(抵抗24、25)の抵抗値によってその駆動状態が異なる。一般に、ゲート抵抗の抵抗値が小さいほどゲート容量Cgd、Cgsの充放電時間が短くなるため、スイッチング時におけるMOSトランジスタ7の立ち上がり時間trおよび立ち下がり時間tfは短くなる。従って、PWM周波数が同じ場合には、ゲート抵抗の抵抗値が小さい方が、すなわちスイッチ回路26がオンしてゲート抵抗値が抵抗24と25の並列値となる場合の方がスイッチング損失が低減し、MOSトランジスタ7の温度上昇を抑えることができる。
【0039】
図3は、MOSトランジスタ7の立ち上がり時間tr(=立ち下がり時間tf)と当該MOSトランジスタ7の上昇温度との関係を測定した特性図である。図に3本描かれている特性線は、上から順にPWM周波数が19kHz、15kHz、10kHzの場合である。測定は、電源電圧VBが15.1V、モータ2の定格容量が120W、モータ電圧Vmが9.6V、モータ電流が8Aの条件の下で行った。
【0040】
この図3から明らかなように、ゲート抵抗の抵抗値を小さく設定して立ち上がり時間trおよび立ち下がり時間tfを短くすることにより、MOSトランジスタ7の温度上昇を低く抑えられることが分かる。また、この図3から、PWM周波数が低いほどスイッチング損失が低減し、MOSトランジスタ7の温度上昇を低く抑えられることが分かる。図示していないが、PWM周波数が5kHzの場合には、温度上昇はさらに抑制される。
【0041】
PWM周波数は、以下の4点に基づいて選定される。
(下限)
▲1▼ モータ2のブラシ磨耗、モータ2の発熱、モータ2に流れる電流のリプル分に基づいて、モータ2のインダクタンス値と抵抗値とから決まる時定数(数kHz)以上にすることが好ましい。
▲2▼モータ2のインダクタンス成分による磁気音が聞こえないように、人の可聴周波数よりも高くすることが好ましい。
【0042】
(上限)
▲3▼ラジオノイズの観点からできるだけ低くするのが好ましい。
▲4▼MOSトランジスタ7の発熱面からできるだけ低くするのが好ましい。
【0043】
図2は、MOSトランジスタ7の温度Tの変化と電流Iの変化に対する各信号の変化を示している。(a)は、モータ電流Iが比較的大きく、周囲温度の上昇などにより温度Tがしきい値T1を超えて過熱状態となった場合を示しており、(b)は、モータ2が一時的に過負荷状態となり、電流Iがしきい値I1を超えて過電流状態となった場合を示している。
【0044】
まず図2(a)において、検出温度Tがしきい値T1よりも低い期間(時刻t1以前)では、コンパレータ34、36の出力信号はともにLレベルであって、過熱状態検出信号Sb、切替信号Sd、SeはLレベルとなっている。このため、PWM周波数は19kHzに設定され、駆動回路15におけるゲート抵抗は抵抗24のみとなる。その後、検出温度Tがしきい値T1に達すると(時刻t1)、過熱状態検出信号Sb、切替信号Sd、SeはHレベルとなり、PWM周波数は5kHzに下げられ、駆動回路15におけるゲート抵抗は抵抗24と25の並列抵抗となる。
【0045】
その結果、立ち上がり時間trおよび立ち下がり時間tfが短くなり、PWM周波数の低下と相俟って、スイッチング損失が減少し、MOSトランジスタ7の温度上昇が抑えられる。すなわち、モータ駆動装置1は、過熱状態になっても直ちにモータ2を停止させたり回転速度を低下させることはせず、モータ電圧Vmを極力指令モータ電圧Vrに等しく制御して回転速度を維持したまま、MOSトランジスタ7を過熱状態から復帰させるように制御する。ただし、MOSトランジスタ7の温度Tがさらに上昇し続けるような場合にあっては、モータ2を停止させたり回転速度を低下させるように構成してもよい。その後、温度Tがしきい値T2以下にまで低下すると、PWM周波数は再び19kHzに設定され、駆動回路15におけるゲート抵抗は抵抗24のみとなる(時刻t2)。
【0046】
一方、図2(b)において、モータ電流Iがしきい値I1に達すると、温度Tがしきい値T1に達していない場合であっても、過熱状態検出信号SbがHレベルとなり、PWM周波数は5kHzに下げられ、駆動回路15におけるゲート抵抗は抵抗24と25の並列抵抗となる(時刻t3)。これは、電流Iがしきい値I1以上となる状況では、現在は過熱状態でなくても今後過熱状態となる蓋然性が高いからである。すなわち、過熱状態を予測していることに等しい。その結果、スイッチング損失が減少し、MOSトランジスタ7の温度上昇が抑えられる。その後、電流Iがしきい値I2以下にまで低下すると、PWM周波数は再び19kHzに設定され、駆動回路15におけるゲート抵抗は抵抗24のみとなる(時刻t4)。
【0047】
以上説明したように、本実施形態のモータ駆動装置1は、MOSトランジスタ7の過熱状態を検出する過熱検出回路16を備え、MOSトランジスタ7が実際に過熱状態となった場合、またはMOSトランジスタ7が過電流状態となった場合に、駆動回路15のゲート抵抗を減少させてスイッチング時の立ち上がり時間trおよび立ち下がり時間tfを短くし、さらにPWM周波数を低下させるように制御する。
【0048】
これにより、MOSトランジスタ7のスイッチング損失を低減でき、MOSトランジスタ7を過熱状態から非過熱状態に復帰させること、あるいは過熱状態となることを未然に防止することができる。そして、モータ2の印加電圧(回転速度)を極力指令値通りの電圧(指令回転速度)に維持できるので、モータ2の回転速度の低下に伴う二次的な問題例えば冷却システムの冷却能力低下が発生しにくいという利点がある。
【0049】
また、立ち上がり時間trおよび立ち下がり時間tfを短くすると、スイッチング時のリンギングが増加してスイッチングノイズ(ラジオノイズとなる)が増大することが懸念されるが、これと併せてPWM周波数を下げているので、そのノイズの周波数帯をラジオの周波数帯からずらすことができ、ラジオノイズを極力抑えることができる。
【0050】
過熱検出回路16は、ヒステリシス特性を持った過熱状態検出信号Sbを出力するので、駆動回路15のゲート抵抗およびPWM周波数が頻繁に切り替えられる現象(ハンチング現象)を抑制でき、安定した駆動が可能になる。
【0051】
PWM制御回路14は、検出されたモータ電圧Vmが指令されたモータ電圧Vrと一致するようにフィードバック制御を行うので、電源電圧VBが変動しても、モータ2に対し指令通りの電圧を印加できる。
【0052】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、モータ駆動装置の電気的構成を示す図4を参照しながら説明する。図4において図1と同一構成部分には同一符号を付している。この図4に示すモータ駆動装置38は、図1に示したモータ駆動装置1に対し、過熱検出回路39の構成が異なっている。
【0053】
過熱検出回路39は、端子1aに入力される電源電圧VBを分圧して検出する電源電圧検出回路40(電源電圧検出手段に相当)を備えている。コンパレータ36の非反転入力端子には電源電圧VBに応じた電圧Vbが入力され、反転入力端子にはしきい値電圧Vb1、Vb2が入力されている。しきい値電圧Vb1、Vb2は、それぞれ電源電圧VB1、VB2(ただしVB1>VB2)に相当する電圧である。なお、過電流保護のため、モータ駆動装置38に、MOSトランジスタ7に流れる電流を検出する電流検出回路を設けてもよい。
【0054】
一般に、電源電圧VBが高いほどMOSトランジスタ7のスイッチング損失が増大する傾向がある。本実施形態のモータ駆動装置38によれば、MOSトランジスタ7の過熱状態が検出された場合に加え、バッテリ3から供給される電源電圧VBがしきい値VB1以上となった場合にも過熱状態検出信号SbがHレベルとなり、駆動回路15のゲート抵抗を減少させてスイッチング時の立ち上がり時間trおよび立ち下がり時間tfを短くし、さらにPWM周波数を低下させるように制御する。
【0055】
このように、MOSトランジスタ7が過熱状態に移行する蓋然性の高い過熱前段階においてMOSトランジスタ7の損失が低減するので、電源電圧VBの上昇による過熱状態への移行を未然に防止することができる。その他、第1の実施形態と同様の作用、効果が得られる。
【0056】
(第3の実施形態)
図5は、本発明の第3の実施形態に係るモータ駆動装置の電気的構成を示すもので、図1と同一構成部分には同一符号を付している。この図5に示すモータ駆動装置41は、図1に示したモータ駆動装置1に対し過熱検出回路42の構成が異なっている。すなわち、過熱検出回路42は、PWM信号Scのデューティ比を検出するデューティ比検出回路43を備えている。コンパレータ36の非反転入力端子にはデューティ比に応じた電圧Vdが入力され、反転入力端子にはしきい値電圧Vd1、Vd2が入力されている。しきい値電圧Vd1、Vd2は、それぞれデューティ比D1、D2(ただしD1>D2)に相当する電圧である。なお、過電流保護のため、モータ駆動装置41に、MOSトランジスタ7に流れる電流を検出する電流検出回路を設けてもよい。
【0057】
一般に、デューティ比が高いほど負荷が大きくMOSトランジスタ7の損失が増大する傾向がある。このモータ駆動装置41によれば、MOSトランジスタ7の過熱状態が検出された場合に加え、PWM信号Scのデューティ比がしきい値D1以上となった場合にも過熱状態検出信号SbがHレベルとなり、駆動回路15のゲート抵抗を減少させてスイッチング時の立ち上がり時間trおよび立ち下がり時間tfを短くし、さらにPWM周波数を低下させるように制御する。
【0058】
このように、MOSトランジスタ7が過熱状態に移行する蓋然性の高い過熱前段階においてMOSトランジスタ7の損失が低減するので、電源電圧VBの上昇による過熱状態への移行を未然に防止することができる。その他、第1の実施形態と同様の作用、効果が得られる。
【0059】
(その他の実施形態)
なお、本発明は上記し且つ図面に示す各実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように変形または拡張が可能である。
立ち上がり時間trおよび立ち下がり時間tfを制御するためにMOSトランジスタ7の駆動状態を変化させる手段としては、ゲート抵抗を変化させることの他、プッシュプル回路23の電流駆動能力を変化させたり、ゲート電圧を変化させるようにしてもよい。また、上記各実施形態では、駆動回路15の駆動状態をゲート抵抗24、25の接続形態により2段階に変化させたが、3段階以上に変化させてもよい。また、各実施形態において、PWM周波数を下げるための構成は必要に応じて付加すればよい。
【0060】
第1の実施形態では温度センサ33と電流検出回路35の何れか一方、第2の実施形態では温度センサ33と電源電圧検出回路40の何れか一方、第3の実施形態では温度センサ33とデューティ比検出回路43の何れか一方を備えた構成としてもよい。
【0061】
モータ電圧Vmを指令モータ電圧Vrと一致させるためのフィードバック制御は、例えば電源電圧VBの変動が大きいなどの事情に応じて適宜行えばよい。 指令信号Saは、モータ電圧ではなくPWM信号Scのデューティ比を直接指令してもよい。
第3の実施形態において、指令信号SaがPWM信号Scのデューティ比を直接指令している場合には、その指令信号Sa(デューティ比に応じた電圧に変換した信号)を直接コンパレータ36に入力すればよい。
半導体スイッチング素子は、MOSトランジスタに限らずバイポーラトランジスタなどであってもよい。
モータ2は、自動車用冷却システムにおける熱交換器の送風用ファンモータに限られない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すモータ駆動装置の電気的構成図
【図2】MOSトランジスタの温度変化および電流変化に対する各信号の変化を示す図
【図3】MOSトランジスタの立ち上がり時間、立ち下がり時間と上昇温度との関係を示す特性図
【図4】本発明の第2の実施形態を示す図1相当図
【図5】本発明の第3の実施形態を示す図1相当図
【符号の説明】
1、38、41はモータ駆動装置、2は送風用ファンモータ、7はMOSトランジスタ(半導体スイッチング素子)、14はPWM制御回路(PWM制御手段)、15は駆動回路、16、39、42は過熱検出回路(過熱状態検出手段)、17は駆動制御回路(駆動制御手段)、18はモータ電圧検出回路(モータ電圧検出手段)、24、25はゲート抵抗、33は温度センサ(温度検出手段)、35は電流検出回路(電流検出手段)、40は電源電圧検出回路(電源電圧検出手段)である。
Claims (10)
- モータへの通電経路に介在する半導体スイッチング素子と、
所定のPWM周波数を持つPWM信号を生成するPWM制御手段と、
前記半導体スイッチング素子を複数の駆動状態でスイッチング動作させることができ、指令された駆動状態の下で前記PWM信号に従って前記半導体スイッチング素子をPWM駆動する駆動回路と、
前記半導体スイッチング素子の温度が所定のしきい値を超えて過熱状態となったことまたは当該過熱状態となる蓋然性が高い状態となったことを条件として過熱状態検出信号を出力する過熱状態検出手段と、
前記過熱状態検出信号の出力期間における前記半導体スイッチング素子の立ち上がり時間および立ち下がり時間が、前記過熱状態検出信号の非出力期間における前記半導体スイッチング素子の立ち上がり時間および立ち下がり時間よりも短くなるように、前記駆動回路に対し前記半導体スイッチング素子の駆動状態を指令する駆動制御手段とを備えていることを特徴とするモータ駆動装置。 - 前記駆動制御手段は、前記過熱状態検出信号の出力期間におけるPWM周波数が、前記過熱状態検出信号の非出力期間におけるPWM周波数よりも低くなるように、前記PWM制御手段を制御することを特徴とする請求項1記載のモータ駆動装置。
- 前記駆動回路は、前記駆動制御手段からの指令に基づいて、前記半導体スイッチング素子のゲートに繋がるゲート抵抗の抵抗値又はベースに繋がるベース抵抗の抵抗値を変化させるように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のモータ駆動装置。
- 前記過熱状態検出手段は、前記半導体スイッチング素子の温度を検出する温度検出手段を備え、その検出温度が前記しきい値を超えている期間、前記過熱状態検出信号を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のモータ駆動装置。
- 前記過熱状態検出手段は、前記半導体スイッチング素子に流れる電流を検出する電流検出手段を備え、その検出電流が所定のしきい値を超えている期間、前記過熱状態検出信号を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のモータ駆動装置。
- 前記過熱状態検出手段は、前記モータに印加するための電源電圧を検出する電源電圧検出手段を備え、その検出電源電圧が所定のしきい値を超えている期間、前記過熱状態検出信号を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし5の何れかに記載のモータ駆動装置。
- 前記過熱状態検出手段は、PWM駆動のデューティ比が所定のしきい値を超えている期間、前記過熱状態検出信号を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載のモータ駆動装置。
- 前記過熱状態検出手段は、前記過熱状態検出信号の出力判定に用いる2つのしきい値を有し、ヒステリシス特性を持たせた過熱状態検出信号を出力するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載のモータ駆動装置。
- 前記PWM制御手段は、前記モータに印加される電圧を検出するモータ電圧検出手段を備え、指令されたモータ電圧と検出されたモータ電圧とに基づいて前記PWM信号のデューティ比を決定するように構成されていることを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載のモータ駆動装置。
- 前記モータは、自動車用冷却システムにおける熱交換器の送風用ファンモータであることを特徴とする請求項1ないし9の何れかに記載のモータ駆動装置。
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