JP3966194B2 - モータ制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体スイッチング素子をパルス幅変調信号によりオンオフさせることによりモータ電流を制御するようにしたモータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車のエンジン冷却系に用いられるファンモータの制御装置においては、騒音や消費電力の低減などを図るために、PWM(パルス幅変調)制御モジュールを利用してファンモータの回転数を無段階制御することが行われている。このようなモータ制御装置においては、ファンモータのロックや短絡事故により過電流が流れた場合に、PWM制御モジュール内に設けられた半導体スイッチング素子の熱破壊を招く可能性が高くなるため、これに対処できる過電流保護回路を設けることが一般的になっている。但し、過電流が流れたときに半導体スイッチング素子のオフ状態をそのまま継続したのでは、ファンモータが停止されたままとなってエンジン冷却機能に重大な悪影響が出てくる。このため、従来では、種々の過電流保護機能を備えたモータ制御装置が提供されている。
【0003】
具体的には、モータロックなどにより過電流が流れたときには、モータ電流を、半導体スイッチング素子が異常発熱により破壊しない程度のレベルに制限し、この制限状態でファンモータへの連続通電を継続する手段が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、過電流が流れたときにPWM制御モジュールの出力を断続する手段を採用することも行われている。このものでは、過電流を検出したときにモータ電流を抑制した状態とし、この抑制状態でPWM制御モジュール内部の温度を監視し、その内部温度が上限温度を越えたときに一旦出力をオフする。その後に、モジュール内部の温度が設定温度未満に下がった時点でPWM制御モジュールを初期状態にリセットし、このような動作を正常状態に復帰するまで繰り返す構成となっている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特許第3102355号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平9−284999号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載された発明では、ファンモータの運転維持並びに半導体スイッチング素子の熱破壊防止という点では有効であるが、ファンモータの連続通電が継続されるため、過電流が流れた原因の如何によっては最終的にファンモータでレヤーショートが発生する可能性があり、この点で問題が残っている。また、特許文献2に記載された発明では、電流検出と温度検出の併用により過電流保護を行っているため、特に、PWM制御モジュールの内部温度が上限温度を越えたときに出力をオフする動作に時間遅れが生ずることが避けられない。このため、ファンモータにおいてレヤーショートなどによる急激な温度上昇があった場合には、これに対処することができず、過電流保護動作に対する信頼性が低くなるという問題点があった。
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、過大なモータ電流が流れたときの保護動作を、モータの運転状態を維持しつつ高い信頼性で行い得るようになるモータ制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の手段によれば、過電流保護回路は、過電流保護動作を行っている期間には、駆動回路を動作停止させるための異常検知信号を、予め設定されたオフ時間だけ出力した後に予め設定されたオン時間だけ出力停止するというタイマ動作を反復する。つまり、駆動回路は、半導体スイッチング素子を、上記オフ時間だけ駆動停止させると共に上記オン時間だけ再駆動するようになり、これに伴い半導体スイッチング素子の温度は、その駆動期間に上昇し、駆動停止期間に低下するものであり、最終的に所定温度で飽和する。
【0010】
また、過電流保護回路は、上記のようなタイマ動作が行われる期間、換言すれば過電流保護動作を行っている期間には、モータ電流が多い場合ほど上記オフ時間が上記オン時間に比べて相対的に長くなるように制御する。つまり、モータ電流が増大するのに連れて、オフ時間の占める比率がオン時間の占める比率より大きくなる。これにより、過電流保護動作時において、半導体スイッチング素子の温度上昇が飽和する温度を、モータ電流が増大した状況下でも相対的に低く抑制できる。
【0011】
この結果、過電流保護機能が働いたときの上記飽和温度を、モータ電流の大小に拘らず、半導体スイッチング素子の性能を保持できるレベルに抑制可能となるものであり、以て過電流保護動作に対する信頼性を高め得るようになる。また、過電流保護動作時には、断続的ではあるがモータの運転状態を維持できるから、過電流保護機能が働いた状態でもモータの運転を継続する必要がある用途に好適するようになる。
【0012】
請求項2記載の手段によれば、モータ電流が第1の設定しきい値を越えた状態にあるときには、第1のオンタイマのタイマ動作及び第1のオフタイマのタイマ動作が交互に行われ、第1のオンタイマのタイムアップによりラッチ回路がセットされ、第1のオフタイマのタイムアップにより当該ラッチ回路がリセットされる。従って、ラッチ回路からは、異常検知信号が周期的に出力される。このため、駆動回路が、半導体スイッチング素子を、第1のオフタイマのタイマ動作時間だけ駆動停止させると共に、第1のオンタイマのタイマ動作時間だけ再駆動するようになり、これに伴い半導体スイッチング素子の温度は、その駆動期間に上昇し、駆動停止期間に低下するものであり、最終的に所定温度で飽和する。
【0013】
また、モータ電流が、第1の設定しきい値より大きい値の第2の設定しきい値を越えた状態にあるときには、第1のオンタイマ及び第2のオフタイマのタイマ動作が停止されると共に、第2のオンタイマのタイマ動作及び第2のオフタイマのタイマ動作が交互に行われる。これにより、第2のオンタイマのタイムアップによりラッチ回路がセットされ、第2のオフタイマのタイムアップにより当該ラッチ回路がリセットされる。従って、ラッチ回路からは、異常検知信号が周期的に出力される。このため、駆動回路が、半導体スイッチング素子を、第2のオフタイマのタイマ動作時間だけ駆動停止させると共に、第2のオンタイマのタイマ動作時間だけ再駆動するようになり、これに伴い半導体スイッチング素子の温度は、その駆動期間に上昇し、駆動停止期間に低下するものであり、最終的に所定温度で飽和する。
【0014】
この場合、第2のオンタイマ及び第2のオフタイマは、それらの組合せにおける第2のオフタイマによるタイマ動作時間が占める比率が、前記第1のオンタイマ及び第1のオフタイマの組合せにおける第1のオフタイマによるタイマ動作時間が占める比率より大きくなるように構成されているから、過電流保護動作時において、半導体スイッチング素子の温度上昇が飽和する温度を、モータ電流が増大した状況下でも相対的に低く抑制できる。従って、過電流保護機能が働いたときの上記飽和温度を、モータ電流の大小に拘らず、半導体スイッチング素子の性能を保持できるレベルに抑制可能となる。
【0015】
請求項3記載の手段によれば、外部からパルス状の出力レベル指示信号が与えられたときには、入力信号変換回路が当該出力レベル指示信号を積分した直流電圧信号を信号処理回路に与えるようになる。この直流電圧信号が入力された信号処理回路は、その入力電圧に応じたデューティ比のパルス幅変調信号を生成して駆動回路に与える。これにより、半導体スイッチング素子によるスイッチング出力が上記出力レベル指示信号に応じたレベルとなるように制御される。この場合、信号処理回路は、過電流保護回路から異常検知信号が出力されたときには、前記直流電圧信号をゼロレベルに落とすようになる。このため、過電流保護動作により半導体スイッチング素子が一旦駆動停止された後には、入力信号変換回路から信号処理回路に与えられる直流電圧信号がゼロレベルから立ち上がる。従って、信号処理回路から駆動回路に与えられるパルス幅変調信号のパルス幅は、電圧指示信号Vcに対応したパルス幅となるまでに徐々に大きくなるものであり、結果的に、モータの再起動時に発生する突入電流が低いレベルに抑制される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるモータ制御装置を自動車用エンジンの冷却系に用いられる電動ファンシステムに適用した一実施例について図面を参照しながら説明する。図1にはシステム全体の電気的構成が示されている。この図1において、直流モータ(以下、単にモータと呼ぶ)1は、ラジエータのような熱交換器内を流れるエンジン冷却媒体をクールダウンするための送風ファン(図示せず)の駆動源となるもので、その回転数はモータ制御装置2により制御される。モータ制御装置2の電源は、車載バッテリ3から図示しないイグニッションスイッチを通じて与えられる。尚、場合によっては、モータ制御装置2の電源を車載バッテリ3から直接与える構成とすることもある。
【0017】
モータ制御装置2は、車載バッテリ3の出力をパルス幅変調(PWM)制御方式にてスイッチングすることにより、モータ1に供給する電圧のレベル(ひいては送風ファンの回転数)を調節するものである。このモータ制御装置2は、供給電圧のレベルをエンジン制御ECU4からの電圧指示信号Vc(出力レベル指示信号に相当)により決定する構成となっている。尚、エンジン制御ECU4とモータ制御装置2との間での信号の授受は、パルス通信により行われるものであり、従って上記電圧指示信号Vcはパルス状の信号である。
【0018】
エンジン制御ECU4は、エンジン制御動作を、これに必要な各種のセンサ信号を取り込んで実行する周知構成のもので、それらのセンサ信号を予め設定された条件で演算処理することにより、エンジン冷却媒体を目標制御温度に保つために必要な電圧指示信号Vcを生成してモータ制御装置2に与える。尚、上記センサ信号は、エンジン冷却媒体の温度を検出する温度センサ、車速センサ、A/Cスイッチなどからの信号を含むものである。
【0019】
モータ制御装置2の内部構成は以下のようになっている。
モータ制御装置2は、PWM制御を行うための半導体スイッチング素子としてnチャネル型パワーMOSFET(以下、単にMOSFETと呼ぶ)5を備えており、このMOSFET5のオン状態時に、車載バッテリ3から平滑回路6を通じてモータ1の通電路を形成する接続となっている。尚、平滑回路6は、MOSFET5のスイッチング時に発生する伝導ノイズを抑制するために設けられたものである。また、モータ1の両入力端子間には、逆起電力吸収用のフライホイールダイオード7が接続される。
【0020】
モータ制御装置2内には、MOSFET5の駆動やモータ1の過電流保護などを行うための回路として、入力信号変換回路8、信号処理回路9、モータ電圧検出回路10、発振回路11、駆動回路12、過電流保護回路13が設けられている。
【0021】
入力信号変換回路8は、エンジン制御ECU4からのパルス状電圧指示信号Vcを直流電圧信号Vbに変換して信号処理回路9に与えるための入力インタフェースとして機能するものであり、その具体的構成については後で説明する図3に示されている。
【0022】
モータ電圧検出回路10は、モータ1の両端電圧(印加電圧)を検出し、その電圧検出信号を信号処理回路9及び過電流保護回路13に与える。ここで、モータ1をPWM制御により駆動する場合、そのモータ1の両端電圧はMOSFET5のオン・オフに応じて変動する。このような変動に対処するために、モータ電圧検出回路10は、モータ1の両端電圧の検出を平滑回路6を介して行う構成となっている。
発振回路11は、所定周波数の基準クロック信号を発生して信号処理回路9及び過電流保護回路13に与える。
【0023】
信号処理回路9は、エンジン制御ECU4から入力信号変換回路8を通じて与えられる直流電圧信号Vb及びモータ電圧検出回路10を通じてフィードバックされるモータ電圧との比較結果、並びに発振回路11からの基準クロック信号に基づいてパルス状のパルス幅変調信号(以下、PWM信号)を生成する動作を行う周知構成のものであり、そのPWM信号を駆動回路12及び過電流保護回路13に与える構成となっている。
【0024】
駆動回路12は、上記PWM信号を増幅した電圧信号をMOSFET5のゲート・ソース間に印加してこれをスイッチングすることにより、モータ1をPWM駆動する。このようなモータ1のPWM駆動が行われる結果、当該モータ1に対する印加電圧を平均電圧として制御することができ、当該モータ1の可変速駆動が可能になる。
【0025】
過電流保護回路13は、モータロックや負荷配線のショートなどによりモータ1に過電流が流れたときに、これを検出してモータ1及びモータ制御装置2を破壊から保護するために設けられたもので、図2に具体的構成が示されている。
【0026】
図2において、過電流保護回路13には、上述したような入力信号(信号処理回路9からのPWM信号、モータ電圧検出回路10からの電圧検出信号、発振回路11からの基準クロック信号)の他に、MOSFET5のドレイン・ソース間電圧(以下、単にドレイン電圧と呼ぶ)が入力されるようになっており、そのMOSFET5がオンした期間のドレイン電圧に基づいてモータ1に流れる負荷電流を検出する構成となっている。
【0027】
モータ電圧検出回路10からの電圧検出信号を受ける第1の過電流検出用しきい値電圧設定回路14は、当該電圧検出信号のレベルが高くなるのに応じて相対的に低い値となるように決定される第1のしきい値電圧Vth1を出力する。第1の比較器15は、第1のしきい値電圧Vth1とドレイン電圧とを比較し、ドレイン電圧>Vth1の関係になったときに出力をハイレベル信号に反転させる。
【0028】
また、モータ電圧検出回路10からの電圧検出信号を受ける第2の過電流検出用しきい値電圧設定回路16は、当該電圧検出信号のレベルが高くなるのに応じて相対的に低い値となるように決定される第2のしきい値電圧Vth2を出力する。ただし、この第2のしきい値電圧Vth2は、第1のしきい値電圧Vth1より所定レベルだけ高い値に設定される。第2の比較器17は、第2のしきい値電圧Vth2とドレイン電圧とを比較し、ドレイン電圧>Vth2の関係になったときに出力をハイレベル信号に反転させる。
【0029】
ここで、第1の比較器15及び第2の比較器17の各出力端子は、それぞれに対応して設けられたnpn型のバイポーラトランジスタ15a及び17aのコレクタ・エミッタ間を介してグランド端子に接続されている。これら各トランジスタ15a及び17aのベースには、信号処理回路9からのPWM信号がインバータ回路18により反転されて入力される構成となっている。このため、トランジスタ15a及び17aは、PWM信号が立ち下がっている期間、つまりMOSFET5がオフしている期間にオンされるものであり、このようなオンに応じて第1の比較器15及び第2の比較器17の出力が強制的にローレベル(グランド電位レベル)に落とされる。
【0030】
この結果、第1の比較器15からは、MOSFET5のオン期間において、当該MOSFET5を通じて流れる負荷電流のレベルが第1のしきい値電圧Vth1に対応した第1の過電流レベルを越えたときにハイレベル信号が出力されることになる。また、第2の比較器17からは、MOSFET5のオン期間において、当該MOSFET5を通じて流れる負荷電流のレベルが第2のしきい値電圧Vth2に対応した第2の過電流レベル(>第1の過電流レベル)を越えたときにハイレベル信号が出力されることになる。
【0031】
つまり、第1の比較器15及び第2の比較器17による過電流検出動作に対して、MOSFET5のオフに伴うドレイン電圧の上昇が反映しない構成となっている。そして、第1の比較器15からは、負荷電流のレベルが第1のしきい値電圧Vth1に対応した第1の過電流レベルを越えた状態にあるときにハイレベル信号が間欠的に出力され、第2の比較器17からは、負荷電流のレベルが第2のしきい値電圧Vth2に対応した第2の過電流レベルを越えた状態にあるときにハイレベル信号が間欠的に出力されることになる。
【0032】
第1のオンタイマ19及び第1のオフタイマ20は、クロック端子CKに発振回路11からの基準クロック信号が与えられるようになっている。第1のオンタイマ19は、トリガ端子Tに対する入力が立ち上がったときに、基準クロック信号を分周したパルスをカウントすることにより設定時間(=t1)のタイマ動作を開始すると共に、タイマ動作が終了したときに出力端子Qからハイレベル信号を出力する構成のものである。
【0033】
また、第1のオフタイマ20は、トリガ端子に対する入力が立ち上がったときに、基準クロック信号を分周したパルスをカウントすることにより設定時間(=t2)のタイマ動作を開始すると共に、タイマ動作が終了したときに出力端子Qからハイレベル信号を出力する構成のものである。
尚、第1のオンタイマ19及び第1のオフタイマ20は、ハイレベル信号が入力された状態でタイマ動作を禁止するためのディセーブル端子Nを備えており、それらのディセーブル端子Nは、第2の比較器17の出力端子に接続されている。
【0034】
この場合、第1のオンタイマ19においては、トリガ端子Tが第1の比較器15の出力端子に接続されると共に、出力端子QがR−Sフリップフロップ回路により構成された第1のラッチ回路21のセット入力端子Sに接続されている。従って、第1のオンタイマ19は、第1の比較器15が過電流を検出したときに設定時間t1のタイマ動作を開始すると共に、そのタイマ動作が終了したときに第1のラッチ回路21をセットすることにより、過電流検出状態をラッチする。
【0035】
第1のラッチ回路21は、ラッチ解除した定常状態でローレベル信号を出力しているが、そのラッチ状態でハイレベル信号より成る異常検知信号を出力するものである。この第1のラッチ回路21からの出力信号は、第1のオフタイマ20のトリガ端子Tに与えられると共に、駆動回路12及び入力信号変換回路8に対しそれぞれに対応したオア回路22a及び22bを介して与えられる。また、第1のオフタイマ20においては、出力端子Qが第1のラッチ回路21のリセット入力端子Rに接続される。
【0036】
従って、第1のオフタイマ20は、第1のラッチ回路21がセットされて前述した異常検知信号が出力されたときに設定時間t2のタイマ動作を開始すると共に、そのタイマ動作が終了したときに第1のラッチ回路21をリセットすることにより、過電流検出状態のラッチを解除する。
【0037】
第2のオンタイマ23及び第2のオフタイマ24は、クロック端子CKに発振回路11からの基準クロック信号が与えられるようになっている。第2のオンタイマ23は、トリガ端子Tに対する入力が立ち上がったときに、基準クロック信号を分周したパルスをカウントすることにより、前記第1のオンタイマ19のタイマ動作時間(t1)より短い設定時間(=t1′)のタイマ動作を開始すると共に、タイマ動作が終了したときにハイレベル信号を出力する構成のものである。
【0038】
また、第2のオフタイマ24は、トリガ端子Tに対する入力が立ち上がったときに、基準クロック信号を分周したパルスをカウントすることにより、前記第1のオフタイマ20のタイマ動作時間(t2)より長い設定時間(=t2′)のタイマ動作を開始すると共に、タイマ動作が終了したときにハイレベル信号を出力する構成のものである。
【0039】
この場合、第2のオンタイマ23においては、トリガ端子Tが第2の比較器17の出力端子に接続されると共に、出力端子QがR−Sフリップフロップ回路により構成された第2のラッチ回路25のセット入力端子Sに接続される。従って、第2のオンタイマ23は、第2の比較器17が過電流を検出したときに設定時間t1′(<t1)のタイマ動作を開始すると共に、そのタイマ動作が終了したときに第2のラッチ回路25をセットすることにより、過電流検出状態をラッチする。
【0040】
第2のラッチ回路25は、ラッチ解除した定常状態でローレベル信号を出力しているが、そのラッチ状態でハイレベル信号より成る異常検知信号を出力するものである。この第2のラッチ回路25からの出力信号は、第2のオフタイマ24のトリガ端子Tに与えられると共に、駆動回路12及び入力信号変換回路8に対しそれぞれに対応したオア回路22a及び22bを介して与えられる。また、第2のオフタイマ24においては、出力端子Qが第2のラッチ回路25のリセット入力端子Rに接続される。
【0041】
従って、第2のオフタイマ24は、第2のラッチ回路25がセットされて前述した異常検知信号が出力されたときに設定時間t2′(>t2)のタイマ動作を開始すると共に、そのタイマ動作が終了したときに第1のラッチ回路21をリセットすることにより、過電流検出状態のラッチを解除する。
【0042】
駆動回路12にあっては、異常検知信号を受けたときにMOSFET5を強制的にオフさせ、その後に異常検知信号が消失したときに当該MOSFET5の強制的なオフ状態を解除して初期状態に戻す構成となっている。また、入力信号変換回路8にあっては、後述するように、それら異常検知信号が突入電流抑制動作のための信号として機能する構成となっている。
【0043】
図3には入力信号変換回路8の具体的構成が示されており、以下これについて説明する。
図3において、エンジン制御ECU4の出力端子は、図示しないがオープンコレクタ形式となっており、プルアップ抵抗26を介して電源端子+Vccに接続されている。比較器27は、その反転入力端子(−)に対しエンジン制御ECU4からのパルス状電圧指示信号Vcを受けるようになっており、当該電圧指示信号Vcの電圧レベルと非反転入力端子(+)に受ける基準電圧Vref とを比較する構成となっている。従って、比較器27は、エンジン制御ECU4からのパルス状電圧指示信号Vcが基準電圧Vref 以上に立ち上がった期間にローレベル信号を出力することになる。
【0044】
この比較器27による比較出力は、インバータ28により反転された後にnpn型のバイポーラトランジスタ29のベースに与えられる。従って、このトランジスタ29は、エンジン制御ECU4からの電圧指示信号Vcが基準電圧Vref 以上に立ち上がった期間にオンされることになる。
【0045】
トランジスタ29は、コレクタが抵抗30を介して電源端子+Vccに接続され、エミッタが抵抗31を介してグランド端子に接続されている。これにより、トランジスタ29のオンオフ(つまり、エンジンECU4からの電圧指示信号Vcの入力)に応じて、そのエミッタ側からパルス電圧Vaが出力される。このパルス電圧Vaのピーク値は、電源端子+Vccの電圧レベル及び抵抗30、31の分圧比により決まる。
【0046】
このように出力されるパルス電圧Vaは、抵抗32及びコンデンサ33より成る積分回路により直流電圧信号Vbに変換された後に信号処理回路9に与えられる。この場合、コンデンサ33と並列に抵抗34及びnpn型バイポーラトランジスタ35のコレクタ・エミッタ間の直列回路が接続されており、このトランジスタ35のベースには、過電流保護回路13の出力段を構成する前記第1のラッチ回路21及び25の各出力端子Qからの信号(ハイレベル信号より成る異常検知信号またはローレベル信号)が入力されるようになっている。
【0047】
従って、過電流保護回路13から異常検知信号(ハイレベル信号)が出力されたときには、前述したように駆動回路12がMOSFET5を強制的にオフさせると共に、当該異常検知信号によりトランジスタ35がオンされるのに応じて、信号処理回路9に与えられる直流電圧信号Vbが0V(グランド電位レベル)に落とされる。また、過電流保護回路13が異常検知信号を出力停止したとき(ローレベル信号が出力されたとき)には、トランジスタ35がオフ状態に戻される。このため、駆動回路12によりMOSFET5が強制的にオフされた後において、異常検知信号が出力停止されて駆動回路12によりMOSFET5が再オンされたとき、つまりモータ1の再起動時には、信号処理回路9に与えられる直流電圧信号Vbが0Vから徐々に立ち上がるようになる。
【0048】
以下においては、上記構成の動作について本発明の要旨に関係した部分についてのみ説明する。
図4には、図1中の各部電圧及び電流波形の一例が模式的に示されている。この図4において、(a)には車載バッテリ3の出力電圧+B、(b)には入力信号変換回路8から信号処理回路9に与えられる直流電圧信号Vb、(c)にはMOSFET5のドレイン電圧VDS、(d)にはモータ1の端子電圧に対応したモータ電圧VM、(e)にはモータ1に流れる負荷電流に対応したモータ電流IMが示されている。尚、図4(c)に示すドレイン電圧VDSは、時間軸を無視して模式的に示すものであり、実際にはMOSFET5のスイッチング周波数に応じた微細な波形となる。
【0049】
この図4中に示した期間Aは、車載バッテリ3から給電された状態においてエンジン制御ECU4からパルス状電圧指示信号Vcが出力開始された後の所定期間に対応したものである。この期間Aには、入力信号変換回路8内において直流電圧信号Vbが抵抗32及びコンデンサ33の時定数に応じて徐々に立ち上がり、電圧指示信号Vcによる設定電圧レベルで安定するようになる。信号処理回路9は、直流電圧信号Vb及び発振回路11からの基準クロック信号に基づいて、当該直流電圧信号Vbによる電圧指示値に追随してデューティ比が徐々に大きくなるPWM信号を生成し、駆動回路12に与える。これに応じて、MOSFET5が駆動回路12により増幅されたPWM信号によりスイッチングされるようになる。このとき、MOSFET5のドレイン電圧VDSは、図4(c)に模式的に示すように変化する。このようにMOSFET5がスイッチングされるのに応じて、モータ電圧VMも徐々に増加するようになり、最終的に電圧指示信号Vcによる設定電圧レベルで安定する。また、モータ電流IMも同様に徐々に増加した後に安定するようになる。
【0050】
図4中に示した期間Bは、モータ電圧VMが、エンジン制御ECU4からの電圧指示信号Vcに応じた設定電圧レベルで安定し、これに伴いモータ電流IMも安定していることを示している。
【0051】
図4中に示した期間Cは、このような安定状態から、モータロック或いは負荷ショートなどにより過電流が流れた後に、その状態が解消されるまでの期間を示している。
【0052】
即ち、モータロック或いは負荷ショートなどが発生するのに伴いモータ電流IM(つまり、MOSFET5を通じて流れる負荷電流)のレベルが増大し、これに応じてモータ電流IMが第1のしきい値電圧Vth1に対応した第1の過電流レベル(図4中にImaxで示す)を越えたとき(タイミングT0)には、第1の比較器15からハイレベル信号が出力される。
【0053】
このようにハイレベル信号が出力されると、そのハイレベル信号をトリガ端子Tに受けた第1のオンタイマ19がタイマ動作を開始するようになり、この後に設定時間t1が経過して当該タイマ動作が終了したときには、当該第1のオンタイマ19の出力により第1のラッチ回路21がセットされて過電流検出状態をラッチするようになる。
【0054】
このようにラッチされた第1のラッチ回路21は、異常検知信号を出力するようになり、当該信号を受けた駆動回路12がMOSFET5を強制的にオフさせるようになり、これに応じてモータ電流IMが遮断された状態となる。
【0055】
異常検知信号が出力されてMOSFET5が強制的にオフされたときには、その異常検知信号により入力信号変換回路8内のトランジスタ35がオンされるため、当該入力信号変換回路8から信号処理回路9に与えられる直流電圧信号Vbが0V(グランド電位レベル)に落とされる。このため、その後において異常検知信号が出力停止されたときには、上記直流電圧信号Vbのレベルが0Vから所定の時定数で立ち上がるようになる。これにより、信号処理回路9から駆動回路12に与えられるPWM信号のデューティ比は、電圧指示信号Vcに対応した値となるまでに徐々に大きくなる。この結果、モータ電流IMは一旦遮断状態となった後に徐々に増大することになる。
【0056】
また、上記のように第1のラッチ回路21から異常検知信号が出力されたときには、当該信号をトリガ端子Tに受けた第1のオフタイマ20がタイマ動作を開始するようになる。
【0057】
この後に設定時間t2が経過して第1のオフタイマ20のタイマ動作が終了したときには、当該オフタイマ20の出力により第1のラッチ回路21がリセットされて過電流検出状態のラッチが解除されるため、そのラッチ回路21から駆動回路12に与えられていた異常検知信号が出力停止される。
【0058】
この場合、第1のオンタイマ19が設定時間t1のタイマ動作を行っている期間は、電流監視期間として機能するものである。この電流監視期間中にモータ電流IMが第2のしきい値電圧Vth2に対応した第2の過電流レベル(>第1の過電流レベル)を越えなかった場合には、第2の比較器17の出力がハイレベル信号に反転することがない。このため、第2のオンタイマ23のタイマ動作が開始されることがなく、第2のラッチ回路25はラッチ解除状態を保持したままとなる。
【0059】
従って、モータ電流IMが第2の過電流レベルを越えない状態では、MOSFET5が強制的にオフされた後に設定時間t2が経過したときに、第1のラッチ回路21が第1のオフタイマ20の出力によりラッチ解除されて異常検知信号の出力を停止する。このため、駆動回路12がMOSFET5のスイッチング動作(モータ1のPWM駆動)を再開するようになる。また、この後にモータ電流IMが第1の過電流レベルを越えたときには、第1の比較器15から出力されるハイレベル信号が第1のオンタイマ19のトリガ端子Tに与えられるため、これがタイマ動作を再開するようになる。
【0060】
従って、モータ電流IMが第1の過電流レベルを越えた状態にある期間には、第1のオンタイマ19及び第1のオフタイマ20のタイマ動作が所定の休止期間τ(図4参照)をおいて交互に行われることになる。これにより、異常検知信号を、予め設定されたオフ時間t2だけ出力した後に、予め設定されたオン時間t1(実際には休止時間τが加算される)だけ出力停止するというタイマ動作が反復実行されるものであり、以て本発明でいうタイマ機能が実現される。尚、上記休止期間τは、モータ電流IMが零レベルから前記第1の過電流レベルまで立ち上がるまでの時間に対応する。
【0061】
これにより、MOSFET5は、モータ電流IMが第1の過電流レベルを越え且つ第2の過電流レベルを越えない状態にある期間には、最初の電流監視期間の終了後に設定時間t2だけ強制的にオフされた後に、設定時間t1と休止期間τの合計時間だけ再オンされるという動作が繰り返されることになる。
【0062】
これに対して、上記電流監視期間中にモータ電流IMがさらに増大して第2のしきい値電圧Vth2に対応した第2の過電流レベルを越えたときには、第2の比較器17からハイレベル信号が出力される。すると、そのハイレベル信号をトリガ端子Tに受けた第2のオンタイマ23がタイマ動作を開始するようになり、この後に設定時間t1′が経過して当該タイマ動作が終了したときには、当該第2のオンタイマ23の出力により第2のラッチ回路25がセットされて過電流検出状態をラッチするようになる。
【0063】
このようにラッチされた第2のラッチ回路25は、異常検知信号を出力するようになり、当該信号を受けた駆動回路12がMOSFET5を強制的にオフさせるようになり、これに応じてモータ電流が遮断された状態となる。尚、第2の比較器17からハイレベル信号が出力された状態では、そのハイレベル信号が第1のオンタイマ19及び第1のオフタイマ20のディセーブル端子Nに与えられるため、それらタイマ19及び20のタイマ動作が禁止される。
【0064】
上記のように第2のラッチ回路25から異常検知信号が出力されたときには、当該信号をトリガ端子Tに受けた第2のオフタイマ24がタイマ動作を開始するようになる。この後に設定時間t2′が経過して第2のオフタイマ24のタイマ動作が終了したときには、当該オフタイマ24の出力により第2のラッチ回路25がリセットされて過電流検出状態のラッチが解除されるため、そのラッチ回路25から駆動回路12に与えられていた異常検知信号が出力停止される。
【0065】
これにより、異常検知信号を、予め設定されたオフ時間t2′だけ出力停止した後に、予め設定されたオン時間t1′(実際には休止時間τが加算される)だけ出力するというタイマ動作が反復実行されるものであり、以て本発明でいうタイマ機能が実現される。
【0066】
従って、第2のしきい値電圧Vth2に対応した第2の過電流レベルより大きなモータ電流IMが流れた場合、第2のオフタイマ24に設定された時間t2′が経過するまでの期間は、第2のラッチ回路25からの異常検知信号を受けた駆動回路12がMOSFET5をオフ状態に保持することになる。この場合、上記設定時間t2′は、前記第1のオフタイマ20の設定時間より長い時間に設定されているから、第2の過電流レベルより大きなモータ電流IMが流れたときには、MOSFET5のオフ期間が延長されることになる。つまり、モータ電流が多い場合ほど前記タイマ機能によるオフ時間がオン時間に比べて相対的に長くなるように制御されるものであり、以て本発明でいうタイマ時間切替機能が実現される。
【0067】
これにより、MOSFET5は、モータ電流IMが第2の過電流レベルを越えた状態にある期間には、設定時間t2′(>t2)だけ強制的にオフされた後に、設定時間t1′(<t1)と前述した休止時間τの合計時間だけ再駆動されるという動作が繰り返されることになる。
【0068】
図4中に示した期間Dは、その後においてモータロック或いは負荷ショートなどのような過電流が流れる要因が解消され、モータ電流IMが第1のしきい値電圧Vth1に対応した第1の過電流レベル以下に収まった期間を示している。
【0069】
図5(a)、(b)には、図4中に示した期間CにおけるMOSFET5の温度ΔTの変化例が示されている。この図5(a)、(b)中に示した期間Bは、図4の場合と同様にモータ電圧VM及びモータ電流IMが安定している期間を示しており、この期間にはMOSFET5の温度ΔTも所定レベルで安定している。
【0070】
図5(a)は、モータ電流IMが第1の過電流レベルを越え且つ第2の過電流レベルを越えない状態にある期間を示すものであり、このような状態では、MOSFET5が、第1のオフタイマ20の設定時間t2だけ駆動停止された後に、第1のオンタイマ19の設定時間t1及び休止時間τの合計時間だけ駆動される動作が繰り返される。これに伴い、MOSFET5の温度ΔTは、その駆動期間に上昇し、駆動停止期間に低下するものであり、最終的にMOSFET5の性能を保持できるレベルで飽和するようになる。
【0071】
また、図5(b)は、モータ電流IMが第2の過電流レベルを越えた状態にある期間を示すものであり、このような状態では、MOSFET5が、第2のオフタイマ24の設定時間t2′(>t2)だけ駆動停止された後に、第2のオンタイマ23の設定時間t1′(<t1)及び休止時間τの合計時間だけ駆動される動作が繰り返される。このようにモータ電流IMが第2の過電流レベルを越えた状態にあるときには、MOSFET5の駆動状態での温度ΔTの上昇勾配が図5(a)の場合より大きくなるが、そのような駆動期間(t1′+τ)が図5(a)の場合の駆動時間(t1+τ)より短くなると共に、MOSFET5の駆動停止期間(t2′)、つまり温度ΔTが低下する期間が図5(a)の場合の駆動停止時間(t2)より長くなるから、最終的には、MOSFET5の温度ΔTは、当該MOSFET5の性能を保持できる温度で飽和するようになる。
【0072】
要するに、本実施例のように構成された過電流保護回路13は、MOSFET5を断続的にオンオフさせることにより過電流保護動作を行うものであり、このような過電流保護動作を行っている期間には、モータ電流IMが多い場合ほどMOSFET5のオフ時間がそのオン時間に比べて相対的に長くなるように制御する構成となっている。このため、過電流保護動作時には、モータ電流IMが増大するのに連れて、オフ時間の占める比率がオン時間の占める比率より大きくなる。これにより、過電流保護動作時において、MOSFET5の温度上昇が飽和する温度を、モータ電流IMが増大した状況下でも相対的に低く抑制できる。
【0073】
この結果、過電流保護機能が働いたときの上記飽和温度を、モータ電流IMの大小に拘らず、MOSFET5の性能を保持できるレベルに抑制可能となるものであり、以て過電流保護動作に対する信頼性を高め得るようになる。また、過電流保護動作時には、断続的ではあるがモータ1の運転状態を維持できるから、過電流保護機能が働いた状態でも、本実施例のようにモータ1運転を継続する必要がある用途(自動車用エンジンの冷却系に用いられる電動ファンシステム)に好適するようになる。
【0074】
また、本実施例によれば、過電流保護回路13から異常検知信号が出力されてMOSFET5が強制的にオフされたときには、その異常検知信号により入力信号変換回路8内のトランジスタ35がオンされて、当該入力信号変換回路8から信号処理回路9に与えられる直流電圧信号Vbが0V(グランド電位レベル)に落とされる構成となっている。このため、その後において異常検知信号が出力停止されたときには、上記直流電圧信号Vbのレベルが0Vから立ち上がるようになる。これにより、信号処理回路9から駆動回路12に与えられるPWM信号のパルス幅は、電圧指示信号Vcに対応したパルス幅となるまでに徐々に大きくなるものであり、結果的に、モータ1の再起動時に発生する突入電流を低いレベルに抑制できるという有益な効果が得られることになる。
【0075】
(他の実施の形態)
その他、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、以下に述べるような変形或いは拡張が可能である。
オンタイマ及びオフタイマの組合せを2段に設ける構成(第1のオンタイマ19及び第1のオフタイマ20の組合せと、第2のオンタイマ23及び第2のオフタイマ24の組合せとを設ける構成)としたが、その組合せを3段以上設ける構成も可能である。この構成によればモータ電流IMの大きさに応じた過電流保護動作をさらにきめ細かく行い得るようになる。
【0076】
上記実施例では、第1のオンタイマ19及び第2のオンタイマ23の各タイマ動作時間t1及びt1′の関係をt1>t1′に設定し、第1のオフタイマ20及び第2のオフタイマ24の各タイマ動作時間t2及びt2′の関係をt2<t2′に設定したが、第2のオンタイマ23及び第2のオフタイマ24の組合せにおける第2のオフタイマ24によるタイマ動作時間t2′の占める比率が、第1のオンタイマ19及び第1のオフタイマ20の組合せにおける第1のオフタイマ20によるタイマ動作時間t2の占める比率より大きくなるのであれば、上記のような関係に限定されるものではない。
【0077】
第1のラッチ回路21及び第2のラッチ回路25を設ける構成としたが、これらの機能を一つのラッチ回路で実現する回路構成も可能である。電動ファンシステムのような用途に限らず、電流保護機能が働いた状態でも運転を継続する必要があるモータのための制御装置に広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す全体の電気的構成図
【図2】 過電流保護回路を示す電気的構成図
【図3】 入力信号変換回路の電気的構成図
【図4】 各部波形を示すタイミングチャート
【図5】 作用説明用のタイミングチャート
【符号の説明】
1はモータ、2はモータ制御装置、3は車載バッテリ、4はエンジン制御ECU、5はパワーMOSFET(半導体スイッチング素子)、8は入力信号変換回路、9は信号処理回路、10はモータ電圧検出回路、11は発振回路、12は駆動回路、13は過電流保護回路、19は第1のオンタイマ、20は第1のオフタイマ、21は第1のラッチ回路、23は第2のオンタイマ、24は第2のオフタイマ、25は第2のラッチ回路を示す。

Claims (3)

  1. モータの通電路に介在された半導体スイッチング素子と、この半導体スイッチング素子をPWM信号によりオンオフさせる駆動回路と、モータ電流が設定しきい値を越えたときに前記駆動回路を動作停止させるための異常検知信号を出力する過電流保護回路とを備えたモータ制御装置において、
    前記過電流保護回路は、
    過電流保護動作を行っている期間には、前記異常検知信号を予め設定されたオフ時間だけ出力した後に予め設定されたオン時間だけ出力停止するというタイマ動作を反復実行するタイマ機能と、
    このタイマ機能が働いている期間には前記モータ電流が多い場合ほど前記オフ時間が前記オン時間に比べて相対的に長くなるように制御するタイマ時間切替機能と、
    を備えた構成とされていることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 前記過電流保護回路は、
    セット状態で前記異常検知信号を出力するラッチ回路と、
    前記モータ電流が第1の設定しきい値を越えた状態にあるときに交互にタイマ動作を行う第1のオンタイマ及び第1のオフタイマと、
    前記モータ電流が第1の設定しきい値より大きい値の第2の設定しきい値を越えた状態にあるときに交互にタイマ動作を行う第2のオンタイマ及び第2のオフタイマと、
    を備え、
    前記第1のオンタイマ及び第1のオフタイマは、各タイムアップに応じて前記ラッチ回路をセットする動作及びリセットする動作をそれぞれ行うように構成されると共に、前記モータ電流が前記第2の設定しきい値を越えた状態にあるときにタイマ動作を停止するように構成され、
    前記第2のオンタイマ及び第2のオフタイマは、各タイムアップに応じて前記ラッチ回路をセットする動作及びリセットする動作をそれぞれ行うように構成されると共に、それらの組合せにおける第2のオフタイマによるタイマ動作時間が占める比率が、前記第1のオンタイマ及び第1のオフタイマの組合せにおける第1のオフタイマによるタイマ動作時間が占める比率より大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1記載のモータ制御装置。
  3. 入力電圧に応じたデューティ比のパルス幅変調信号を生成して前記駆動回路に与える信号処理回路と、
    外部から与えられるパルス状の出力レベル指示信号を積分した直流電圧信号を前記信号処理回路に与える入力信号変換回路と、
    を備え、
    前記入力信号変換回路は、前記過電流保護回路から前記異常検知信号が出力されたときに、前記直流電圧信号をゼロレベルに落とす放電回路を含んだ構成とされていることを特徴とする請求項1または2記載のモータ制御装置。
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