JP2003274644A - スイッチング電源制御用半導体装置 - Google Patents

スイッチング電源制御用半導体装置

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JP2003274644A
JP2003274644A JP2002069376A JP2002069376A JP2003274644A JP 2003274644 A JP2003274644 A JP 2003274644A JP 2002069376 A JP2002069376 A JP 2002069376A JP 2002069376 A JP2002069376 A JP 2002069376A JP 2003274644 A JP2003274644 A JP 2003274644A
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control
switching
control terminal
circuit
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JP2002069376A
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Kazuharu Hayashi
和治 林
Yoshiaki Yatani
佳明 八谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング素子のスイッチング動作を制御
するための帰還信号が得られず、制御端子からの電流流
出がなくなった場合に、スイッチング動作を停止させて
この停止状態を保持させ、スイッチング電源装置の破壊
を防止するスイッチング電源制御用半導体装置を提供す
る。 【解決手段】 制御端子24への帰還信号が切断され、
制御端子24からの電流流出がなくなり、制御端子24
の電圧が所定の電圧を超えると、N型MOSFET12
のソース端子を流れる電流を定電流源13で設定された
第1の定電流値(所定の電流値)以上とし、この状態を
保持することにより、スイッチング素子1のスイッチン
グ動作を停止させてこの停止状態を保持させる制御端子
オープン時保護回路8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング素子
のスイッチング動作を制御する帰還信号が得られず、ス
イッチング素子のスイッチング制御が不能になった場合
において、スイッチング素子のスイッチング動作を停止
させ、その停止状態を持続させることにより、スイッチ
ング電源装置の破壊を防止するスイッチング電源制御用
半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のスイッチング電源制御用
半導体装置の一例を示す回路図である。この半導体装置
26では、パワーMOSFETなどのスイッチング素子
1とスイッチング素子1のスイッチング制御を行うため
の制御回路が同一の半導体基板上に集積化されており、
スイッチング素子1の入力端子21と出力端子(グラン
ド端子)22、および、制御回路の電源端子23と制御
信号を入力するための制御端子24の4端子で構成され
ている。
【0003】レギュレータ2は、スイッチング素子1の
入力端子21と制御回路の電源端子23との間に接続さ
れており、スイッチング素子1の入力端子電圧が一定値
以上になったときに半導体装置26の内部回路電流を供
給し、電源端子電圧が一定値になるように制御してい
る。
【0004】起動/停止回路3の出力は、NAND回路
16へ入力されており、電源端子電圧の大きさに基づい
てスイッチング素子1の発振および停止を制御してい
る。発振器4は、スイッチング素子1の最大デューティ
ーサイクルを決定するための最大デューティーサイクル
信号5とスイッチング素子1のスイッチング周波数を決
定するためのクロック信号6とを出力する。最大デュー
ティーサイクル信号5の反転信号が、OR回路14を介
して、RSフリップフロップ回路15のリセット端子に
与えられており、クロック信号6が、AND回路11を
介して、RSフリップフロップ回路15のセット端子に
与えられており、RSフリップフロップ回路15の出力
は、NAND回路16へ入力される。
【0005】過熱保護回路7は、半導体装置26のチッ
プ温度が設定値以上になると、RSフリップフロップ回
路9のセット端子へローレベルの信号を出力する。RS
フリップフロップ回路9はセット端子にローレベルの信
号が入力されると、ハイレベルの信号を出力してスイッ
チング素子1の動作を停止させる。過熱保護からの動作
復帰は、再起動トリガ信号発振回路10から再起動トリ
ガ信号がRSフリップフロップ回路9のリセット端子へ
出力されたときに行われる。
【0006】N型MOSFET(スイッチング制御用N
型MOSFET)12は、ドレイン端子が定電流源13
およびAND回路11の入力端子に接続されており、ゲ
ート端子を所定のバイアス電圧に固定するためゲート端
子が定電圧源に接続されており、ソース端子が半導体装
置26の制御端子24となっており、制御端子24から
流出する電流(N型MOSFET12のソース端子から
流出する電流)に応じてスイッチング素子1の発振およ
び停止を制御している。つまり、制御端子24から流出
する電流(N型MOSFET12のソース端子から流出
する電流)が、定電流源13で設定された電流値(第1
の定電流値)を越えると、AND回路11へローレベル
の信号を出力し、クロック信号6を無効にする。クロッ
ク信号6が無効になると、スイッチング素子1へのスイ
ッチング制御信号が停止するので、スイッチング素子1
はオフ状態になる。また、定電流源13の電流値にはヒ
ステリシスがあり、制御端子24から流出する電流が、
第1の定電流値よりもある一定値分だけ小さい電流値
(第2の定電流値)以下にならないとスイッチング素子
1のスイッチング動作が再開されないようになってい
る。
【0007】ドレイン電流検出用比較器17は、スイッ
チング素子1に流れる電流を検出するためのものであ
り、そのマイナス入力端子には定電圧源が接続され、プ
ラス入力端子にはスイッチング素子1の入力端子21が
接続されている。ドレイン電流検出用比較器17は、ス
イッチング素子1に流れる電流が一定値に達すると、A
ND回路19へハイレベルの信号を出力し、スイッチン
グ素子1の発振を停止させる。つまり、このドレイン電
流検出用比較器17によって、スイッチング動作中にス
イッチング素子1に流れる電流(スイッチング素子電
流)が一定値になるように制御されている。
【0008】オン時ブランキングパルス発生回路18
は、スイッチング素子1がターンオンしてから一定時間
の間、ドレイン電流検出用比較器17の出力信号を強制
的に止めることで、スイッチング素子1の発振が停止し
ないようにしている。つまり、ターンオン時の容量性ス
パイク電流によって、スイッチング素子1がターンオフ
しないようにしている。
【0009】ドライブ回路20は、NAND回路16の
出力信号によって、スイッチング素子1のスイッチング
制御を行っている。図6は、図5に示した従来のスイッ
チング電源制御用半導体装置を用いて構成したスイッチ
ング電源装置の一例を示す回路図である。このスイッチ
ング電源装置は、入力端子40に印加される直流電圧を
降下して出力端子46から出力する、降圧型チョッパ方
式電源回路である。入力端子40には入力側コンデンサ
41と半導体装置26内のスイッチング素子1の入力端
子21が接続されている。入力端子40に与えられた直
流電圧VINは、半導体装置26内のスイッチング素子
1によりスイッチングされる。そして、直流電圧VIN
は、スイッチング素子1のスイッチング動作によって、
出力電圧VOの直流電圧として負荷47へ供給される。
【0010】出力側コンデンサ45の両端には、例えば
NPNトランジスタ51、コンデンサ52、抵抗53、
ツェナーダイオード54で構成された出力電圧検出回路
50が接続されており、出力電圧VOを安定化させるた
めの帰還信号を、半導体装置26の制御端子24へ出力
している。
【0011】コンデンサ42は、半導体装置26の制御
回路の電源端子23とスイッチング素子1の出力端子2
2との間に、電源端子23の電圧を安定化させるために
接続されている。
【0012】このように構成されたスイッチング電源装
置の動作を以下に説明する。入力端子40に直流電圧V
INが印加され、直流電圧VINが一定値以上になる
と、半導体装置26内のレギュレータ2を介してコンデ
ンサ42に充電電流が流れ、電源端子23の電圧が起動
/停止回路3で設定された起動電圧に達すると、半導体
装置26の内部回路が起動し、スイッチング素子1のス
イッチング制御が開始される。動作中の内部回路電流
は、スイッチング素子1のオフ期間に供給され、電源端
子電圧が一定になるように制御されている。
【0013】半導体装置26が起動すると、発振器4で
決定される一定周波数のクロック信号6によって、スイ
ッチング素子1は一定周波数でスイッチング動作する。
スイッチング素子1がオン状態になると、このスイッチ
ング素子1を介して入力端子40からコイル43に電流
が流れ込み、出力電圧VOが上昇する。次にスイッチン
グ素子1がオフ状態に変化すると、入力端子40から電
流供給が停止し、コイル43に逆起電力が発生するの
で、ダイオード44を経由してコイル43に電流が流れ
込み、出力電圧VOが上昇する。このスイッチング動作
が繰り返されて、出力電圧VOが上昇していくが、出力
電圧検出回路50で設定された電圧(ツェナーダイオー
ド54で設定された電圧)以上になると、抵抗53に電
流が流れ、NPNトランジスタ51のベース電位Vbが
上昇し、NPNトランジスタ51がオンし、これにより
NPNトランジスタ51に電流が流れるようになる。そ
して、NPNトランジスタ51に流れる電流、すなわち
半導体装置26の制御端子24から流出する電流(N型
MOSFET12のソース端子から流出する電流)が、
定電流源13の第1の定電流値を越えると、スイッチン
グ素子1のスイッチング動作が停止する。
【0014】スイッチング素子1のスイッチング動作が
停止すると、コイル43を経由した入力側から出力側へ
の電力供給が停止するため、出力電圧VOは徐々に低下
し、これに伴い、抵抗53への電流が減少し、NPNト
ランジスタ51のベース電位Vbが低下し、NPNトラ
ンジスタ51の電流が徐々に低下する。そして、制御端
子24からの電流流出が定電流源13の第2の定電流値
以下になると、スイッチング素子1のスイッチング動作
が再開される。そして、出力電圧VOは再び上昇する。
このようにして、この従来のスイッチング電源装置では
出力電圧VOの安定化を図っている。
【0015】また、スイッチング動作中の出力電圧上昇
速度およびスイッチング動作停止中の出力電圧低下速度
は、負荷47への供給電流に依存する。すなわち、負荷
47への供給電流の小さい軽負荷時には、出力電圧VO
の上昇が速く、低下が遅くなり、スイッチング素子1の
スイッチング動作期間が短くなる。逆に重負荷時には、
スイッチング素子1のスイッチング動作期間が長くな
る。従って、負荷が軽くなるほどスイッチング素子1の
スイッチング回数が減少するため、スイッチング素子1
に流れる電流(スイッチング素子電流)が減少し、軽負
荷時のスイッチング素子によるロスが削減でき、軽負荷
時の高効率化が達成できる。
【0016】つまり図7のタイムチャートに示すよう
に、制御端子24から流出する制御端子電流が定電流源
13で設定された第1の定電流値を越えると、スイッチ
ング素子1はオフ状態になり、第2の定電流値以下にな
ると、スイッチング素子1のスイッチング動作が再開さ
れるが、負荷47への電流供給が小さい軽負荷時(a)
には、出力電圧VOの上昇が速く、低下が遅くなるので
スイッチング素子1に電流の流れる期間が短くなる。ま
た、重負荷時(b)には、出力電圧VOの上昇が遅く、
低下が速くなるのでスイッチング素子1に電流の流れる
期間が長くなる。
【0017】このように、スイッチング素子1の制御回
路は、負荷47に供給される電流に応じてスイッチング
素子1のスイッチング回数を変化させる制御を行う。し
かしながら、従来のスイッチング電源装置においては、
例えば、ワイヤ断線やNPNトランジスタ51の破壊等
の異常により、制御端子24とNPNトランジスタ51
がオープン状態になった場合、出力電圧制御回路50に
よる帰還信号が切断され、制御端子24からの電流の流
出がなくなるので、スイッチング素子の制御ができなく
なり、スイッチング素子は最大デューティーサイクルで
スイッチングし続けることになる。そして、このように
スイッチング素子が最大デューティーサイクルでスイッ
チングし続けると、二次側の出力電圧VOが上昇し続
け、二次側構成部品や負荷の破壊、あるいは、スイッチ
ング電源装置そのものの破壊を招くことになる。
【0018】このときスイッチング素子は発熱するの
で、瞬時に過熱保護回路が機能してスイッチング動作を
停止できればよいが、半導体装置の温度上昇は緩やかで
あるため、過熱保護回路が機能する前に、上述した二次
側構成部品や負荷、あるいは、スイッチング電源装置そ
のものの破壊が招来されるという問題があった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決するものであり、スイッチング素子のスイッチング
制御用の帰還信号を制御端子に与える外部接続部品の破
壊などの異常により、制御端子と外部接続部品とがオー
プン状態になり、制御端子への帰還信号が切断され、制
御端子から電流が流出しなくなった場合に、ソース端子
が制御端子に接続され、制御端子からの電流の流出に応
じて、つまりソース端子からの電流の流出に応じてスイ
ッチング素子の発振の停止と再開を制御する信号を出力
するためのN型MOSFETのソース端子から流出する
電流を制御することにより、スイッチング動作を停止さ
せてこの停止状態を保持させ、スイッチング電源装置の
破壊を防止するスイッチング電源制御用半導体装置を提
供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
スイッチング電源制御用半導体装置は、スイッチング電
源用のスイッチング素子と、前記スイッチング素子のス
イッチング動作を制御する制御回路とを備え、前記制御
回路の制御端子から流出する電流に応じて前記スイッチ
ング素子のスイッチング動作を制御するスイッチング電
源制御用半導体装置であって、前記制御回路が、ゲート
端子を所定のバイアス電圧に固定しソース端子を前記制
御端子に接続したスイッチング制御用N型MOSFET
と、下流側端子を前記スイッチング制御用N型MOSF
ETのドレイン端子に接続し前記スイッチング制御用N
型MOSFETに所定の電流を与える定電流源とから成
り、前記スイッチング制御用N型MOSFETのドレイ
ン端子と前記定電流源の下流側端子間に前記スイッチン
グ素子の発振を停止させる信号を出力するための出力端
子を有し、前記スイッチング制御用N型MOSFETの
ソース端子から流出する電流が前記定電流源の所定の電
流値を越えると、前記スイッチング素子の発振を停止さ
せる信号を出力する停止制御回路と、前記スイッチング
制御用N型MOSFETのソース端子および前記制御端
子に接続され、前記制御端子の電圧が所定の電圧を越え
たとき、前記スイッチング制御用N型MOSFETのソ
ース端子から流出する電流を所定の電流値以上に上昇さ
せ、この状態を保持させるための制御端子オープン時保
護回路とを具備し、前記制御端子からの電流流出がなく
なり、前記制御端子の電圧が所定の電圧を越えると、前
記制御端子オープン時保護回路により前記スイッチング
制御用N型MOSFETのソース端子から流出する電流
を所定の電流値以上に上昇させてこの状態を保持し、前
記停止制御回路から前記スイッチング素子の発振を停止
させる信号を出力させてこの状態を保持することを特徴
とする。
【0021】また、本発明の請求項2記載のスイッチン
グ電源制御用半導体装置は、請求項1記載のスイッチン
グ電源制御用半導体装置であって、前記制御端子オープ
ン時保護回路が、前記制御端子に接続され前記制御端子
の電圧と所定の電圧を比較するための比較器と、前記ス
イッチング制御用N型MOSFETのソース端子にドレ
イン端子が接続された制御端子オープン時保護回路用N
型MOSFETと、前記比較器からの信号を基に前記制
御端子オープン時保護回路用N型MOSFETを制御す
るためのRSフリップフロップ回路とを具備し、前記制
御端子の電圧が所定の電圧を越えると、前記比較器から
の信号を基に、前記RSフリップフロップ回路が、前記
スイッチング制御用N型MOSFETのソース端子から
流出する電流が所定の電流値以上となるように前記制御
端子オープン時保護回路用N型MOSFETを制御する
ことを特徴とする。
【0022】以上のように、本発明におけるスイッチン
グ電源制御用半導体装置は、スイッチング素子のスイッ
チング制御用の帰還信号を制御端子に与える外部接続部
品の破壊などの異常により、制御端子と外部接続部品と
がオープン状態になり、制御端子への帰還信号が切断さ
れ、制御端子からの電流の流出がなくなった場合に、ス
イッチング動作を停止させてこの停止状態を保持させ、
スイッチング電源装置の破壊を防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。図1は、本実施の形態にお
けるスイッチング電源制御用半導体装置の一例を示す回
路図である。なお、図1において、図5に基づいて説明
した部材に対応する部材には同一の番号を付して、説明
を省略する。
【0024】図1に示す該半導体装置25の停止制御回
路は、ソース端子を制御端子24に接続したN型MOS
FET(スイッチング制御用N型MOSFET)12
と、下流側端子をN型MOSFET12のドレイン端子
に接続しN型MOSFET12に所定の電流(第1の電
流値)を与える定電流源13とから構成され、N型MO
SFET12のドレイン端子と定電流源13の下流側端
子間に前記スイッチング素子の発振を停止させる信号を
出力するための出力端子を有し、N型MOSFET12
のソース端子から流出する電流が定電流源13の所定の
電流値(第1の電流値)を越えると、この出力端子から
前記スイッチング素子の発振を停止させる信号をAND
回路11へ出力する。
【0025】また、該半導体装置25には制御端子オー
プン時保護回路8が設けられており、半導体装置25の
制御端子24およびN型MOSFET12のソース端子
へ接続されている。制御端子オープン時保護回路8は、
半導体装置の制御端子24と、スイッチング素子1を制
御するための帰還信号を制御端子24へ与える外部接続
部品(例えば、NPNトランジスタ)とがオープン状態
になり、帰還信号が切断され、スイッチング素子1の制
御が不可能になった場合に、N型MOSFET12のソ
ース端子から流出する電流を、定電流源13で設定され
た第1の定電流値(所定の電流値)以上とし、クロック
信号6を無効にすることができる。つまり、スイッチン
グ素子1へのスイッチング制御信号を停止させるため、
スイッチング素子1はオフ状態になる。また、制御端子
オープン時保護回路8は、内部にラッチ機能を有してお
り、一度動作するとスイッチング素子1のスイッチング
動作の停止状態が保持されるため、ラッチモードでの停
止となる。なお、ラッチモードの解除は、半導体装置2
5の電源端子電圧が設定値以下の電圧まで低下し、内部
回路の動作が停止した時に、制御端子オープン時保護回
路8内のラッチ機能リセット端子に信号が出力されるこ
とによって行われる。つまり、制御端子オープン時保護
回路8は、制御端子24と外部部品がオープン状態の時
にラッチモードでスイッチング素子1を停止させるもの
である。
【0026】図2は、制御端子オープン時保護回路8の
一例を示した回路図である。図2において、制御端子オ
ープン時保護回路8は、制御端子電圧検出用比較器8
1、NAND回路82、RSフリップフロップ回路8
3、N型MOSFET(制御端子オープン時保護回路用
N型MOSFET)84で構成されている。制御端子電
圧検出用比較器81のマイナス入力端子には定電圧源が
接続されており、プラス入力端子は制御端子24に接続
されている。NAND回路82には制御端子電圧検出用
比較器81の出力信号と制御回路動作信号Vpが入力さ
れており、NAND回路82からの出力信号はRSフリ
ップフロップ回路83のセット端子に与えられている。
またRSフリップフロップ回路83のリセット端子には
制御回路動作信号Vpが入力されており、出力端子はN
型MOSFET84のゲート端子に接続されている。N
型MOSFET84のドレイン端子は制御端子24に接
続されており、ソース端子は制御回路の基準電位と同電
位のスイッチング素子1の出力端子22に接続されてい
る。制御回路動作信号Vpは、内部回路動作時にハイレ
ベル信号となり、内部回路が停止するとローレベル信号
となる信号である。
【0027】このように構成された制御端子オープン時
保護回路8の動作について、以下に説明する。通常時の
半導体装置25の制御端子電圧は1.5V程度であり、
さらに、制御端子24に外部接続されているスイッチン
グ素子1を制御するための帰還信号を制御端子24へ与
える外部接続部品(例えば、NPNトランジスタ)によ
り制御端子24から外部へ電流が引っ張られるようにな
っている。
【0028】ここで、半導体装置25の制御端子24へ
帰還信号を伝達するため制御端子24と外部接続されて
いるNPNトランジスタの破壊、あるいはワイヤの断線
といった異常時、つまり、制御端子24と外部接続部品
がオープン状態になった場合、制御端子24から流出す
る電流が遮断される。その結果、N型MOSFET12
のソース端子である制御端子24の電位が持ち上がり、
制御端子電圧検出用比較器81のマイナス入力端子に与
えられている定電圧値V1(所定の電圧)より高くなる
と、制御端子電圧検出用比較器81からハイレベル信号
が出力される。定電圧値V1は通常動作時の制御端子電
圧よりもある一定値分だけ高い電圧値に設定してある。
【0029】制御回路動作信号Vpは、スイッチング素
子1が発振を続けているのでハイレベル信号となってお
り、そのためNAND回路82からはローレベル信号が
出力される。RSフリップフロップ回路のセット端子に
はローレベル信号が与えられ、リセット端子にはハイレ
ベル信号が与えられているので、RSフリップフロップ
回路83の機能により、ラッチモードでN型MOSFE
T84のゲート端子にハイレベル信号が出力され続け、
N型MOSFET84はオン状態を保つ。N型MOSF
ET84を流れる電流、すなわちN型MOSFET12
のソース端子から流出する電流が定電流源13で設定さ
れた第1の定電流値を越えると、AND回路12へ信号
が出力され、クロック信号6が無効となる。つまり、ス
イッチング素子1へのスイッチング制御信号を停止させ
るため、スイッチング素子1はオフ状態になる。また、
ラッチモードの解除は、半導体装置25の電源端子電圧
が設定値以下の電圧まで低下したときに、制御端子オー
プン時保護回路8内のRFフリップフロップ回路83の
リセット端子にローレベル信号が出力されることによっ
て行われる。つまり、該半導体装置25では、制御端子
24が外部接続部品とオープン状態になった場合に、ス
イッチング素子1のスイッチング動作を停止させ、この
停止状態を保つラッチモードでの停止とすることができ
る。
【0030】図3は、制御端子24と外部接続部品(N
PNトランジスタなど)がオープン状態になってからス
イッチング素子1のスイッチング動作がラッチモードで
停止するまでのタイムチャートを示したものである。図
3に示すように、制御端子24と外部接続部品がオープ
ン状態になり、制御端子24から流出する電流が遮断さ
れると、N型MOSFET12のソース端子である制御
端子24の電位が持ち上がる。つまり制御端子電圧が徐
々に上昇していく。このとき、スイッチング素子1の制
御ができない状態にあるので、スイッチング素子1は発
振し続け、出力電圧VOは上昇していく。そして、制御
端子電圧が比較器81のマイナス入力端子に与えられて
いる定電圧値V1より高くなると、制御端子電圧検出用
比較器81からハイレベル信号が出力され、上述したよ
うに、ラッチモードでスイッチング素子1のスイッチン
グ動作が停止する。スイッチング動作が停止すると出力
電圧VOは低下していく。
【0031】図4は、本実施の形態のスイッチング電源
制御用半導体装置を用いて構成したスイッチング電源装
置の一例を示す回路図である。なお、図6に基づいて説
明した部材に対応する部材には同一の番号を付して、説
明を省略する。
【0032】図4に示すスイッチング電源装置の動作に
ついて以下に説明する。スイッチング電源装置に何らか
の問題が発生して、出力側からの帰還信号を伝達するN
PNトランジスタ51が破壊され、あるいはワイヤが切
断され、制御端子24と外部接続部品がオープン状態と
なり、制御端子24と帰還信号が切断された場合、スイ
ッチング素子1のスイッチング動作が制御不能になり、
スイッチング素子1は最大デューティーサイクルで発振
し続ける。そして、それに伴い、出力電圧VOは上昇し
続ける。このとき、制御端子24の電位が上昇して、制
御端子電圧検出用比較器81のマイナス入力端子に入力
される定電圧値V1よりも高くなると、上述したよう
に、スイッチング素子1のスイッチング動作はラッチモ
ードで停止する。また、ラッチモード停止中のレギュレ
ータ2が供給する電流は、半導体装置25の電源端子電
圧を一定に保持するための電流のみであり、非常に小さ
いため、ラッチモード停止中の半導体装置25の発熱は
ほとんど無視できる。
【0033】なお、図4では出力電圧検出回路をツェナ
ーダイオードと抵抗で構成しているが、そのかわりに抵
抗を複数個用いた電圧の抵抗分割を利用した構成として
もよい。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、制御端
子からの電流流出がなくなっても、スイッチング素子の
スイッチング動作を停止させ、その状態を保持させるこ
とができ、スイッチング制御不能による出力電圧上昇に
伴う二次側構成部品や負荷の破壊、あるいはスイッチン
グ電源装置そのものの破壊を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるスイッチング電源
制御用半導体装置の一例を示す回路図
【図2】本発明の実施の形態における制御端子オープン
時保護回路の一例を示す回路図
【図3】本発明の実施の形態における制御端子と外部接
続部品がオープン状態になってからスイッチング素子の
スイッチング動作がラッチモードで停止するまでのタイ
ムチャートを示す図
【図4】本発明の実施の形態におけるスイッチング電源
制御用半導体装置を用いて構成したスイッチング電源装
置の一例を示す回路図
【図5】従来のスイッチング電源制御用半導体装置の一
例を示す回路図
【図6】従来のスイッチング電源制御用半導体装置を用
いて構成したスイッチング電源装置の一例を示す回路図
【図7】従来のスイッチング電源制御用半導体装置を用
いて構成したスイッチング電源装置の動作を説明するた
めのタイムチャートを示す図
【符号の説明】
1 スイッチング素子 2 レギュレータ 3 起動/停止回路 4 発振器 5 最大デューティーサイクル信号 6 クロック信号 7 過熱保護回路 8 制御端子オープン時保護回路 9、15 RSフリップフロップ回路 10 再起動トリガ信号発振回路 11、19 AND回路 12 N型MOSFET(スイッチング制御用N型MO
SFET) 13 定電流源 14 OR回路 16 NAND回路 17 ドレイン電流検出用比較器 18 オン時ブランキングパルス回路 20 ドライブ回路 21 スイッチング素子1の入力端子 22 スイッチング素子1の出力端子(グランド端子) 23 半導体装置の電源端子 24 半導体装置の制御端子 25、26 半導体装置 40 入力端子 41 入力側コンデンサ 42 コンデンサ 43 コイル 44 ダイオード 45 出力側コンデンサ 46 出力端子 47 負荷 50 出力電圧検出回路 51 NPNトランジスタ 52 コンデンサ 53 抵抗 54 ツェナーダイオード 81 制御端子電圧検出用比較器 82 NAND回路 83 RSフリップフロップ回路 84 N型MOSFET(制御端子オープン時保護回路
用N型MOSFET)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H730 AA20 AS05 BB13 BB57 DD04 DD26 FD09 FG05 FG25 XX03 XX12 XX13 XX14 XX23 XX33 XX44

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチング電源用のスイッチング素子
    と、前記スイッチング素子のスイッチング動作を制御す
    る制御回路とを備え、前記制御回路の制御端子から流出
    する電流に応じて前記スイッチング素子のスイッチング
    動作を制御するスイッチング電源制御用半導体装置であ
    って、前記制御回路が、 ゲート端子を所定のバイアス電圧に固定しソース端子を
    前記制御端子に接続したスイッチング制御用N型MOS
    FETと、下流側端子を前記スイッチング制御用N型M
    OSFETのドレイン端子に接続し前記スイッチング制
    御用N型MOSFETに所定の電流を与える定電流源と
    から成り、前記スイッチング制御用N型MOSFETの
    ドレイン端子と前記定電流源の下流側端子間に前記スイ
    ッチング素子の発振を停止させる信号を出力するための
    出力端子を有し、前記スイッチング制御用N型MOSF
    ETのソース端子から流出する電流が前記定電流源の所
    定の電流値を越えると、前記スイッチング素子の発振を
    停止させる信号を出力する停止制御回路と、 前記スイッチング制御用N型MOSFETのソース端子
    および前記制御端子に接続され、前記制御端子の電圧が
    所定の電圧を越えたとき、前記スイッチング制御用N型
    MOSFETのソース端子から流出する電流を所定の電
    流値以上に上昇させ、この状態を保持させるための制御
    端子オープン時保護回路とを具備し、前記制御端子から
    の電流流出がなくなり、前記制御端子の電圧が所定の電
    圧を越えると、前記制御端子オープン時保護回路により
    前記スイッチング制御用N型MOSFETのソース端子
    から流出する電流を所定の電流値以上に上昇させてこの
    状態を保持し、前記停止制御回路から前記スイッチング
    素子の発振を停止させる信号を出力させてこの状態を保
    持することを特徴とするスイッチング電源制御用半導体
    装置。
  2. 【請求項2】前記制御端子オープン時保護回路が、 前記制御端子に接続され前記制御端子の電圧と所定の電
    圧を比較するための比較器と、 前記スイッチング制御用N型MOSFETのソース端子
    にドレイン端子が接続された制御端子オープン時保護回
    路用N型MOSFETと、 前記比較器からの信号を基に前記制御端子オープン時保
    護回路用N型MOSFETを制御するためのRSフリッ
    プフロップ回路とを具備し、前記制御端子の電圧が所定
    の電圧を越えると、前記比較器からの信号を基に、前記
    RSフリップフロップ回路が、前記スイッチング制御用
    N型MOSFETのソース端子から流出する電流が所定
    の電流値以上となるように前記制御端子オープン時保護
    回路用N型MOSFETを制御することを特徴とする請
    求項1記載のスイッチング電源制御用半導体装置。
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