JP2006148988A - スイッチング電源回路 - Google Patents
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Abstract
【目的】スイッチングが停止するとソフトに再起動するチョッパー方式の降圧型のスイッチング電源回路を提供する。
【構成】スイッチング電源回路10は、スイッチング素子Q0と、駆動回路2と、平滑回路5と、出力電圧Voutと再起動手段8の出力を各々第一、第二のPWM制御信号S1、S2として入力し何れかに基づいて生成したPWM信号P3を駆動回路2へ出力して制御する制御回路4と、再起動手段8とを有し、一連のフィードバックループを構成してVoutを一定に保持する構成であり、再起動手段8は駆動回路2の出力Gの停止を検知してS2を正常状態とは異なるレベルに設定しておき、駆動回路2の出力再開時にS2の電圧を漸次上昇させるための構成を有し、再開時にS2にて制御回路4を制御してP3のパルス幅をS2の電圧上昇に対応して狭い幅から正常パルス幅へ移行するように制御し、移行後の制御回路4はS1にて制御される構成。
【選択図】 図1
【構成】スイッチング電源回路10は、スイッチング素子Q0と、駆動回路2と、平滑回路5と、出力電圧Voutと再起動手段8の出力を各々第一、第二のPWM制御信号S1、S2として入力し何れかに基づいて生成したPWM信号P3を駆動回路2へ出力して制御する制御回路4と、再起動手段8とを有し、一連のフィードバックループを構成してVoutを一定に保持する構成であり、再起動手段8は駆動回路2の出力Gの停止を検知してS2を正常状態とは異なるレベルに設定しておき、駆動回路2の出力再開時にS2の電圧を漸次上昇させるための構成を有し、再開時にS2にて制御回路4を制御してP3のパルス幅をS2の電圧上昇に対応して狭い幅から正常パルス幅へ移行するように制御し、移行後の制御回路4はS1にて制御される構成。
【選択図】 図1
Description
本発明は、所謂オーディオ・ビジュアル機器(AV機器)に好適なスイッチング電源回路に関し、特に、チョッパー方式のスイッチングレギュレータの技術分野に属する。
安価で簡素なスイッチングレギュレータ(直流安定化電源回路)として、チョッパー使用による降圧型のスイッチング電源回路がある。
図3に基本的なチョッパー方式の降圧型のスイッチング電源回路7を示す。
図中の出力ラインP2に接続された負荷3には、第一の1次電源V1からチョッパー用のスイッチング素子Q0としての電界効果トランジスタ(エンハンスメント形nチャンネルMOSFET)のオンデューティ(ON Duty)に対応した一定の出力電圧Voutが平滑回路5を通して出力されるように構成されている。
即ち、図3における制御回路4は、出力ラインP2から得られた出力電圧VoutをPWM制御信号S1として入力し、この情報によって、前記スイッチング素子Q0の駆動回路2に与えるPWM信号P3のパルス幅を制御することにより、前記スイッチング素子Q0(電界効果トランジスタ)のオンデューティを制御し、出力電圧Voutを所定の値に保つようにフィードバック制御する。
上記スイッチング素子Q0の駆動回路2の電源は、本スイッチング電源回路7が正常にスイッチングしている場合には次の通りとなる。即ち、Q0がオフしている期間は、ダイオードD1が導通していて、第2の1次電源V2の電圧がダイオードD2を介してコンデンサC2に充電され、このコンデンサC2に充電された電荷を電源とし、スイッチング素子Q0を駆動する。つまり、所謂ブートストラップ回路を使用したFET駆動電源の構成となっている。
なお、スイッチング電源回路の安定化に関する公知技術として、例えば、下記[特許文献1]には、図4に示されるような帰還回路21を備えるチョッパー方式のスイッチング電源回路20が示されている。これは、フィードバックループの比較器16のもつヒステリシスの影響により不連続なスイッチング動作になることを防止し、規則正しく連続してスイッチング素子12をスイッチングさせることより、ピーク電流やリプル電圧の低減を図るという目的で、スイッチング電源回路20の出力電圧を電圧変換回路14で分圧した電圧と基準電圧回路15の基準電圧との大小関係を比較する比較器16の反転端子(−)に比較器16の出力と基準発振回路17の出力との論理積をとる論理積回路18の出力信号を波形変換し、比較器16のヒステリシスを越えるような信号を帰還回路21により帰還させるという回路構成になっている。
また、下記[特許文献2]には、図5に示されるような、効率良く、安定的な動作を可能とする直流安定化電源装置30として、従来から知られている降圧型DC−DCコンバータのフライホイールダイオード及びスイッチング素子を、それぞれ相補的に開閉し且つ双方向への電流通過を可能としたスイッチング素子SW1,SW2に置き換え、しかもブリーダ回路を削除した構成として、負荷電流Ioが減少していきチョークコイルLの臨界電流値以下になったとしても、第1、第2のスイッチング素子SW1,SW2には双方向の電流I1,I2が流れるため、低域フィルタに含まれるチョークコイルLに流れる電流ILは不連続とならないとする回路構成が開示されている。
図3に示される従来のチョッパー使用による降圧型のスイッチング電源回路7では、負荷3が重い負荷であって十分に電力を消費し、平滑回路5のインダクタL1に流れる電流が途切れない所謂連続モードでの動作を正常動作とするが、前記負荷3の電力消費が小さくなると(軽い負荷の場合)、一瞬のスイッチング(Q0がオン)で、前記負荷3には所定の電圧以上の電圧が出力されて、制御回路4がしばらく停止し、前記インダクタL1に流れる電流も途切れる、所謂不連続モードになる場合がある。この状態になると、ダイオードD1、インダクタL1、コンデンサC1からなる平滑回路5のダイオードD1もスイッチング素子Q0もどちらもオフで、前記スイッチング素子Q0の出力側のラインP1は、ハイインピーダンス状態となり、前記駆動回路2の電源となる電荷を充電するコンデンサC2に第2の1次電源V2の電圧が充電されなくなるため、スイッチング素子Q0を駆動することができなくなる。この状態は、平滑回路5のコンデンサC1の電荷が負荷3に放電されて、このコンデンサC1の電圧がほぼ0Vになるまで続く。その後、再度スイッチングを開始するが、このとき、時間経過があるため、所謂ソフトスタートではなく、パルス幅が最大のところでスイッチングが始まるので、上述と同様の不連続モードの状態となり、これを永久に繰り返して起動しないか、又は、前記コンデンサC1への充電電流がスイッチング素子Q0にとって過大であると破壊する場合もある。
而して、上記不連続モード発生の回避策として、(イ)常に、所定の電力以上を消費する負荷3(重い負荷)を出力に接続して起動させることとするか、或いは、(ロ)スイッチング電源回路の構成を図5の直流安定化電源装置30のように、もう一つのスイッチング素子を前記スイッチング素子Q0に直列接続して同期整流型回路とすることで、前記インダクタL1に流れる電流を不連続とせずに上記不連続モードを起こさないようにすることが考えられる。
しかしながら、上記(イ)の回避策は無駄な電力を消費し、起動しない場合や、スイッチング素子が破壊される場合も猶あり得る。また、(ロ)の同期整流型回路では、2個のパワースイッチング素子の駆動回路が複雑化し、コストアップするという難点がある。
本発明は、従来のチョッパー方式の降圧型のスイッチング電源回路における上記課題に鑑みて成されたものであり、簡単な回路の追加のみでありながら、不連続モード状態を検出し、再起動を必ずソフトスタートするようにしたスイッチング電源回路を提供することを目的とする。
本発明は、第一の1次電源V1をスイッチングするスイッチング素子Q0と、
ブートストラップ型電源から駆動電圧が供給され、かつ前記スイッチング素子Q0の制御電極をオンオフするための駆動信号Gを出力する駆動回路2と、
前記スイッチング素子Q0の出力信号を平滑化して得た出力電圧Voutを出力する平滑回路5と、
前記平滑回路5の出力電圧Voutを第一のPWM制御信号S1として入力し、再起動手段8(破線枠内)の出力を第二のPWM制御信号S2として入力し、前記第一のPWM制御信号S1又は前記第二のPWM制御信号S2に基づいて生成したPWM信号P3を前記駆動回路2へ出力し、前記平滑回路5の出力電圧Voutが所定範囲内の電圧値である正常状態のときは、一定のパルス幅を有する前記PWM信号P3を出力し、前記平滑回路5の出力電圧Voutが前記所定範囲の上限を超えた電圧値である異常状態のときには、正常状態のときの一定のパルス幅を有する前記PWM信号P3に復帰するように制御する制御回路4と、
前記第二のPWM制御信号S2を前記制御回路4へ供給して異常状態を脱するための再起動を行う再起動手段8とを有し、
一連の、前記スイッチング素子Q0、前記平滑回路5、前記制御回路4、前記駆動回路2、前記スイッチング素子Q0からなるフィードバックループを構成して前記平滑回路5の出力電圧Vout値を前記所定範囲内の電圧値に保持するための構成を有するチョッパー方式の降圧型スイッチング電源回路であって、
前記再起動手段8は、
異常状態によって前記駆動回路2の出力が停止したことを検知して前記第二のPWM制御信号S2の電圧レベルを正常状態の電圧レベルとは異なるレベルに設定しておき、前記駆動回路2が出力を再度開始した時に、前記第二のPWM制御信号S2の電圧値を時刻と共に滑らかに上昇させるための構成を有し、
前記駆動回路2が出力を再度開始した時には、前記再起動手段8から出力する前記第二のPWM制御信号S2にて前記制御回路4を制御して、前記駆動回路2へ出力する前記PWM信号P3のパルス幅を、前記第二のPWM制御信号S2の電圧上昇に対応して狭い状態から前記一定のパルス幅を有する状態へ移行するように制御し、
前記PWM信号P3のパルス幅が前記一定のパルス幅を有する状態への移行が完了したならば、前記第一のPWM制御信号S1にて前記制御回路4を制御することを特徴とするスイッチング電源回路10を提供することにより、上記課題を解決する。
ブートストラップ型電源から駆動電圧が供給され、かつ前記スイッチング素子Q0の制御電極をオンオフするための駆動信号Gを出力する駆動回路2と、
前記スイッチング素子Q0の出力信号を平滑化して得た出力電圧Voutを出力する平滑回路5と、
前記平滑回路5の出力電圧Voutを第一のPWM制御信号S1として入力し、再起動手段8(破線枠内)の出力を第二のPWM制御信号S2として入力し、前記第一のPWM制御信号S1又は前記第二のPWM制御信号S2に基づいて生成したPWM信号P3を前記駆動回路2へ出力し、前記平滑回路5の出力電圧Voutが所定範囲内の電圧値である正常状態のときは、一定のパルス幅を有する前記PWM信号P3を出力し、前記平滑回路5の出力電圧Voutが前記所定範囲の上限を超えた電圧値である異常状態のときには、正常状態のときの一定のパルス幅を有する前記PWM信号P3に復帰するように制御する制御回路4と、
前記第二のPWM制御信号S2を前記制御回路4へ供給して異常状態を脱するための再起動を行う再起動手段8とを有し、
一連の、前記スイッチング素子Q0、前記平滑回路5、前記制御回路4、前記駆動回路2、前記スイッチング素子Q0からなるフィードバックループを構成して前記平滑回路5の出力電圧Vout値を前記所定範囲内の電圧値に保持するための構成を有するチョッパー方式の降圧型スイッチング電源回路であって、
前記再起動手段8は、
異常状態によって前記駆動回路2の出力が停止したことを検知して前記第二のPWM制御信号S2の電圧レベルを正常状態の電圧レベルとは異なるレベルに設定しておき、前記駆動回路2が出力を再度開始した時に、前記第二のPWM制御信号S2の電圧値を時刻と共に滑らかに上昇させるための構成を有し、
前記駆動回路2が出力を再度開始した時には、前記再起動手段8から出力する前記第二のPWM制御信号S2にて前記制御回路4を制御して、前記駆動回路2へ出力する前記PWM信号P3のパルス幅を、前記第二のPWM制御信号S2の電圧上昇に対応して狭い状態から前記一定のパルス幅を有する状態へ移行するように制御し、
前記PWM信号P3のパルス幅が前記一定のパルス幅を有する状態への移行が完了したならば、前記第一のPWM制御信号S1にて前記制御回路4を制御することを特徴とするスイッチング電源回路10を提供することにより、上記課題を解決する。
本発明に係るスイッチング電源回路は、上記のような構成のため、簡単な回路構成により、スイッチングが不連続モードになった場合の再起動時にソフトスタートで確実に起動して、破壊のない電源回路を提供できる。
本発明に係るスイッチング電源回路の実施の形態について図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るスイッチング電源回路の具体的な回路例である。図2は本発明に係るスイッチング電源回路の回路動作のタイミングチャートである。
図1に示される本発明に係るスイッチング電源回路10は、第一の1次電源V1をスイッチングするチョッパー用のスイッチング素子Q0と、ブートストラップ型電源から駆動電圧が供給され、かつ前記スイッチング素子Q0の制御電極をオンオフするための駆動信号Gを出力する駆動回路2と、前記スイッチング素子Q0の出力信号を平滑化して得た出力電圧Voutを出力する平滑回路5と、前記平滑回路5の出力電圧Voutを第一のPWM制御信号S1として入力し、再起動手段8の出力を第二のPWM制御信号S2として入力し、前記第一のPWM制御信号S1又は前記第二のPWM制御信号S2に基づいて生成したPWM信号P3を前記駆動回路2へ出力し、前記平滑回路5の出力電圧Voutが所定範囲内の電圧値である正常状態のときは、一定のパルス幅を有する前記PWM信号P3を出力し、前記平滑回路5の出力電圧Voutが前記所定範囲の上限を超えた電圧値である異常状態のときには、正常状態のときの一定のパルス幅を有する前記PWM信号P3に復帰するように制御する制御回路4と、前記第二のPWM制御信号S2を前記制御回路4へ供給して異常状態を脱するための再起動を行う再起動手段8とを有し、一連の、前記スイッチング素子Q0、前記平滑回路5、前記制御回路4、前記駆動回路2、前記スイッチング素子Q0からなるフィードバックループを構成して前記平滑回路5の出力電圧Vout値を前記所定範囲内の電圧値に保持するための構成を有するチョッパー方式の降圧型スイッチング電源回路であって、特に、前記再起動手段8は、異常状態によって前記駆動回路2の出力Gが停止したことを検知して前記第二のPWM制御信号S2の電圧レベルを正常状態の電圧レベルとは異なるレベルに設定しておき、前記駆動回路2が出力を再度開始した時に、前記第二のPWM制御信号S2の電圧値を時刻と共に滑らかに上昇させるための所謂ソフトスタートの構成を有し、前記駆動回路2が出力を再度開始した時には、前記再起動手段8から出力する前記第二のPWM制御信号S2にて前記制御回路4を制御して、前記駆動回路2へ出力する前記PWM信号P3のパルス幅を、前記第二のPWM制御信号S2の電圧上昇に対応して狭い状態から前記一定のパルス幅を有する状態へ移行するようにソフトスタートの制御を行い、前記PWM信号P3のパルス幅が前記一定のパルス幅を有する状態への移行が完了したならば、前記第一のPWM制御信号S1にて前記制御回路4を制御する回路構成となっている。
即ち、本発明は、上記チョッパー方式の降圧型のスイッチング電源回路7に対して、不連続モードを検出した場合は、必ずスイッチングの再起動の開始はソフトスタートするように、速やかに再起動する機能を上記再起動手段8で実現するものである。
なお、上記スイッチング素子Q0としては、従来と同様に前述の電界効果トランジスタFETが典型であり、好ましい。
また、上記平滑回路5は、前記スイッチング素子Q0(電界効果トランジスタ)のソース側に接続され、負荷3に並列の第1コンデンサC1及び第1ダイオードD1と負荷3に直列のインダクタL1からなる。
また、上記スイッチング素子Q0の駆動回路2の電源も、従来と同様に、所謂ブートストラップ回路を使用したFET駆動電源の構成となっている。
また、前記再起動手段8は、前記スイッチング素子Q0(電界効果トランジスタ)のスイッチングが不連続となった場合に生じる前記スイッチング素子Q0のソース側(ラインP1)のハイインピーダンス状態の電位上昇を検知信号S3として検知し、再起動時に前記制御回路4のパルス幅制御部9(破線枠)に対して、出力パルス幅が小さい状態から漸次大きくなるように制御するソフトスタートのためのPWM信号P3を駆動回路2に出力することにより、前記スイッチング素子Q0(電界効果トランジスタ)をオンデューティを徐々に大きくしていくソフトスタートで再起動させる回路構成となっている。
図1の再起動手段8の第3ダイオードD3は、FET1のソース側のラインP1に接続されている。このラインP1の電圧は、図2に示されるように、正常にスイッチングしているとき(定常負荷時)は、所定の周期で、必ず、0V−(D1の順方向電圧)になるので、コンデンサC3に充電される電荷はダイオードD3を介して周期的に放電されてコンデンサC3の電圧は上がらず、NPNトランジスタQ1はオンしない。
一方、図2に示されるように、軽い負荷のためにラインP1の電位が上昇して第2コンデンサC2の両端電位差が小となって駆動回路2によるスイッチング素子Q0のスイッチングが停止し、不連続モードになった場合には、前記第3ダイオードD3がオフとなり、抵抗R1を介して第3コンデンサC3が第三の1次電源V3にて充電されるため、NPNトランジスタQ1のベース電位(VBE)が上がってオンし、前記第三の1次電源V3にて充電されていた第4コンデンサC4の電荷を放電する。(ソフトスタートの時定数を決めるのがCR時定数回路6を構成する抵抗R4と第4コンデンサC4である。)
前記第4コンデンサC4の放電によってベース電位が下がって、ラインP4の第二のPWM制御信号S2が前記制御回路4のパルス幅制御部9に与えられる(始めはほぼ0V)。
前記第4コンデンサC4の放電によってベース電位が下がって、ラインP4の第二のPWM制御信号S2が前記制御回路4のパルス幅制御部9に与えられる(始めはほぼ0V)。
そして、ラインP1の負荷3によるコンデンサC1の放電に伴う電圧降下により、再度第2コンデンサC2への充電が開始され、駆動回路2によるスイッチング素子Q0のスイッチングが再起動するが、この際に、出力パルス幅が小さい状態から漸次大きくなるソフトスタートとなるように制御回路4で制御される。
なお、制御回路4側では、再起動時には上記再起動手段8からの第二のPWM制御信号S2を有効とし、定常負荷時(定常状態時)には無効と判断(無視)するものとする。
PNPトランジスタQ2のエミッタ側のラインP4は、図1の制御回路4内のパルス幅制御部9に接続されていて、ラインP4の第二のPWM制御信号S2の電圧が低いほど、出力パルス幅が小さくなるように構成されていて、再度スイッチング素子Q0がスイッチングを開始するとき、この最小パルス幅から開始する(図2のコンデンサC4の電圧波形とスイッチング素子Q0の出力波形であるラインP1の電圧のソフトスタート部の波形を参照。)。これによって、上記のような簡単な回路によって確実に再起動するとともにスイッチング素子Q0(典型として電界効果トランジスタ)の破壊の恐れがないスイッチング電源回路10が提供される。
2 駆動回路
3 負荷
4 制御回路
5 平滑回路
6 CR時定数回路
7 スイッチング電源回路
8 再起動手段
9 パルス幅制御部
10 スイッチング電源回路
V1 第一の1次電源
V2 第二の1次電源
V3 第三の1次電源
Q0 チョッパー用のスイッチング素子
Q1 NPNトランジスタ
Q2 PNPトランジスタ
D1,D2,D3 ダイオード
C1,C2,C3,C4 コンデンサ
R1,R2,R3,R4 抵抗
L1 インダクタ
S1 第一のPWM制御信号
S2 第二のPWM制御信号
S3 検知信号
G 駆動信号
Vout 出力電圧
3 負荷
4 制御回路
5 平滑回路
6 CR時定数回路
7 スイッチング電源回路
8 再起動手段
9 パルス幅制御部
10 スイッチング電源回路
V1 第一の1次電源
V2 第二の1次電源
V3 第三の1次電源
Q0 チョッパー用のスイッチング素子
Q1 NPNトランジスタ
Q2 PNPトランジスタ
D1,D2,D3 ダイオード
C1,C2,C3,C4 コンデンサ
R1,R2,R3,R4 抵抗
L1 インダクタ
S1 第一のPWM制御信号
S2 第二のPWM制御信号
S3 検知信号
G 駆動信号
Vout 出力電圧
Claims (1)
- 第一の1次電源をスイッチングするスイッチング素子と、
ブートストラップ型電源から駆動電圧が供給され、かつ前記スイッチング素子の制御電極をオンオフするための駆動信号を出力する駆動回路と、
前記スイッチング素子の出力信号を平滑化して得た出力電圧を出力する平滑回路と、
前記平滑回路の出力電圧を第一のPWM制御信号として入力し、再起動手段の出力を第二のPWM制御信号として入力し、前記第一のPWM制御信号又は前記第二のPWM制御信号に基づいて生成したPWM信号を前記駆動回路へ出力し、前記平滑回路の出力電圧が所定範囲内の電圧値である正常状態のときは、一定のパルス幅を有する前記PWM信号を出力し、前記平滑回路の出力電圧が前記所定範囲の上限を超えた電圧値である異常状態のときには、正常状態のときの一定のパルス幅を有する前記PWM信号に復帰するように制御する制御回路と、
前記第二のPWM制御信号を前記制御回路へ供給して異常状態を脱するための再起動を行う再起動手段とを有し、
一連の、前記スイッチング素子、前記平滑回路、前記制御回路、前記駆動回路、前記スイッチング素子からなるフィードバックループを構成して前記平滑回路の出力電圧値を前記所定範囲内の電圧値に保持するための構成を有するチョッパー方式の降圧型スイッチング電源回路であって、
前記再起動手段は、
異常状態によって前記駆動回路の出力が停止したことを検知して前記第二のPWM制御信号の電圧レベルを正常状態の電圧レベルとは異なるレベルに設定しておき、前記駆動回路が出力を再度開始した時に、前記第二のPWM制御信号の電圧値を時刻と共に滑らかに上昇させるための構成を有し、
前記駆動回路が出力を再度開始した時には、前記再起動手段から出力する前記第二のPWM制御信号にて前記制御回路を制御して、前記駆動回路へ出力する前記PWM信号のパルス幅を、前記第二のPWM制御信号の電圧上昇に対応して狭い状態から前記一定のパルス幅を有する状態へ移行するように制御し、
前記PWM信号のパルス幅が前記一定のパルス幅を有する状態への移行が完了したならば、前記第一のPWM制御信号にて前記制御回路を制御することを特徴とするスイッチング電源回路。
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