JP3335587B2 - Dc−dcコンバータ回路 - Google Patents

Dc−dcコンバータ回路

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JP3335587B2 JP36900698A JP36900698A JP3335587B2 JP 3335587 B2 JP3335587 B2 JP 3335587B2 JP 36900698 A JP36900698 A JP 36900698A JP 36900698 A JP36900698 A JP 36900698A JP 3335587 B2 JP3335587 B2 JP 3335587B2
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング素子
を使って入力電圧をオンオフすることでDC−DC変換
を実行するDC−DCコンバータ回路に関し、特に、セ
ンス抵抗を用いずに高い変換効率を実現できるようにす
るDC−DCコンバータ回路に関する。
【0002】ノートPCなどの電池駆動型装置では、A
Cアダプタや乾電池などの電圧を、負荷が必要とする電
圧に変換するDC−DCコンバータ回路を実装してい
る。この電池駆動型装置の実用性を高めていくために
は、DC−DCコンバータ回路の変換効率を高めていく
必要がある。
【0003】
【従来の技術】ノートPCなどの電池駆動型装置に実装
されるDC−DCコンバータ回路では、PWM制御を行
うスイッチングレギュレータを用いて変換効率をできる
だけ高くなるようにしている。
【0004】このようなスイッチング素子を用いるDC
−DCコンバータ回路には、制御方式から、電圧モード
制御型のDC−DCコンバータ回路と、電流モード制御
型のDC−DCコンバータ回路とがある。
【0005】電圧モード制御型のDC−DCコンバータ
回路は、図31に示すように、三角波信号を生成する三
角波生成回路と、出力電圧Vout に応じた電圧を出力す
るエラーアンプ(AMP)と、三角波生成回路の発生す
る三角波信号とエラーアンプの出力電圧Verとを比較す
るコンパレータ(COMP)とを備えることでPWM制
御信号(Vpwm )を生成して、それに従ってドライバ回
路を介してメインスイッチング素子Q1をオンオフする
ことで、DC−DC変換を実行するものである。
【0006】ここで、同期整流型スイッチング素子Q2
は、フライホイールダイオードに代えて設けられるもの
であり、メインスイッチング素子Q1のオンオフ動作と
は逆動作でオンオフ動作して、メインスイッチング素子
Q1のオフ時に、フライホイールダイオードよりも小さ
な電圧降下でもってインダクタL1から出力コンデンサ
C1へ電流を流すために用意されている。
【0007】一方、電流モード制御型のDC−DCコン
バータ回路は、米国マキシム社製のMAX786という
PWMコントローラで説明するならば、図32に示すよ
うに、負荷電流を検出するセンス抵抗Rと、出力電圧V
out に応じた電圧を出力するエラーアンプ(AMP1)
と、センス抵抗Rの発生する電圧を入力として、その電
圧が大きくなるに従って大きなものとなる電圧を出力す
るカレントアンプ(AMP2)と、カレントアンプの出
力電圧がエラーアンプの出力電圧Verに到達するときに
ハイレベルを出力するカレントコンパーレタ(COMP
1)と、規定周波数のパルスに従ってハイレベルをラッ
チするとともに、カレントコンパーレタがハイレベルを
出力するときにそのラッチ出力をローレベルにリセット
するフリップフロップFF1とを備えて、コントロール
ロジック(Control Logic )が、フリップフロップFF
1がハイレベルを出力するタイミングで、メインスイッ
チング素子Q1をオンするとともに同期整流型スイッチ
ング素子Q2をオフし、フリップフロップFF1がロー
レベルを出力するタイミングで、メインスイッチング素
子Q1をオフするとともに同期整流型スイッチング素子
Q2をオンしていくことで、DC−DC変換を実行する
ものである。
【0008】ここで、リバースカレントコンパレータ
(COMP2)は、センス抵抗Rの発生する電圧を入力
として、負荷電流が小さくなるときに発生する逆電流
(コンデンサC1 からインダクタL1に流れる電流)を
検出してハイレベルを出力する。そして、フリップフロ
ップFF2は、リバースカレントコンパレータがハイレ
ベルを出力するときにハイレベルをラッチし、フリップ
フロップFF1に入力されるパルスでそのラッチ出力を
ローレベルにリセットする。そして、コントロールロジ
ックは、フリップフロップFF2が逆電流の発生を表示
すると、センス抵抗Rによる無駄な電力消費を防止すべ
く、同期整流型スイッチング素子Q2をオフしていくこ
とで逆電流を遮断していくように処理している。
【0009】また、ミニマムカレントコンパレータ(C
OMP3)は、カレントアンプの出力電圧を入力とし
て、逆電流が発生するレベルよりも更に負荷電流が小さ
くなるときにその旨を検出してハイレベルを出力する。
そして、コントロールロジックは、ミニマムカレントコ
ンパレータが負荷電流の低下を検出すると、パワーセー
ビングモード(パルススキップモード)に入って、フリ
ップフロップFF1から入力されるメインスイッチング
素子Q1(同期整流型スイッチング素子Q2)の駆動指
示信号を間引くことで、負荷電流が小さいときに問題と
なるメインスイッチング素子Q1(同期整流型スイッチ
ング素子Q2)の駆動電力の削減を図っていくように処
理している。
【0010】ここで、パワーセービングモードに入ると
きには、メインスイッチング素子Q1を最大デューティ
オン幅でオンさせることで余分なエネルギーを出力LC
フィルタに注入してから、メインスイッチング素子Q1
及び同期整流型スイッチング素子Q2を休止させていく
ことで、パワーセービングモードに入るように処理して
いる。
【0011】このように、電流モード制御型のDC−D
Cコンバータ回路は、負荷電流が小さくなることで逆電
流が発生すると、同期整流型スイッチング素子Q2をオ
フしていくことでその逆電流を停止させて、逆電流によ
り発生するセンス抵抗Rの無駄な電力消費を防止する機
能を有している。
【0012】そして、電流モード制御型のDC−DCコ
ンバータ回路は、負荷電流が小さくなるときに、メイン
スイッチング素子Q1(同期整流型スイッチング素子Q
2)の駆動指示信号を間引くことで、負荷電流が小さい
ときに問題となるメインスイッチング素子Q1(同期整
流型スイッチング素子Q2)の駆動電力の削減する機能
を有している。
【0013】これに対して、図31に示したように、電
圧モード制御型のDC−DCコンバータ回路は、負荷電
流を測定する機能を持っていないので、このような電流
モード制御型のDC−DCコンバータ回路が持つ変換効
率の向上のための機能を持つことができず、これがため
に、従来では、高い変換効率が要求されるときには、電
流モード制御型のDC−DCコンバータ回路を実装する
ようにしていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電流モ
ード制御型のDC−DCコンバータ回路では、センス抵
抗を使って負荷電流を測定していることから、センス抵
抗による無駄な消費電力が発生するという問題点があ
る。
【0015】最近では、DC−DCコンバータ回路を実
装するノートPCなどでも、高機能化が進むことで負荷
電流は増加の一途をたどっており、このセンス抵抗によ
る電力損失を無視できなくなってきている。例えば、2
2mΩのセンス抵抗を用いる場合、負荷電流が4Aにな
ると、センス抵抗による電力損失は「22mΩ×4A 2
=0.352W」となり、3.3V出力だと2.67%もの
電力損失になる。
【0016】しかも、センス抵抗は、数十mΩと低抵抗
で、精度1%以下の特殊品であるために高価であるとい
う問題点がある。
【0017】この問題点を解決するために、メインスイ
ッチング素子Q1のオン抵抗をセンス抵抗の代わりとし
て用いる技術も開示されているが、この技術に従うとメ
インスイッチング素子Q1の選択肢がなくなることで、
設計上の制限が大きくなるという別の問題点がでてくる
ことになる。
【0018】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、スイッチング素子を使って入力電圧をオンオ
フすることでDC−DC変換を実行する構成を採るとき
にあって、センス抵抗を用いずに高い変換効率を実現で
きるようにする新たなDC−DCコンバータ回路の提供
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明では、三角波信号と誤差増幅器の出力電圧と
に従って生成される動作制御信号に応じて入力電圧をオ
ンオフするメインスイッチング素子と、負荷電流の同期
整流用に用意されて、メインスイッチング素子と同時オ
フする期間を持ちつつ、メインスイッチング素子とは逆
動作モードでオンオフする同期整流型スイッチング素子
とを備えるDC−DCコンバータ回路において、メイン
スイッチング素子の出力側電圧が入力側電圧よりも大き
くなるのか否かを検出する検出手段と、検出手段により
出力側電圧が入力側電圧よりも大きくなることが検出さ
れるときに、スイッチング素子の駆動電力を低減あるい
は削減させるパワーセービングモードに移行する制御手
段とを備える。
【0020】この制御手段は、具体的には、同期整流型
スイッチング素子をオフすることで、同期整流型スイッ
チング素子の駆動をなくしたり、メインスイッチング素
子及び同期整流型スイッチング素子をオフすることで、
メインスイッチング素子及び同期整流型スイッチング素
子の駆動をなくしたり、三角波信号の発振周波数を低下
させることで、メインスイッチング素子及び同期整流型
スイッチング素子の駆動回数を減らしたり、三角波信号
の発振周波数を低下させるとともに、同期整流型スイッ
チング素子をオフすることで、メインスイッチング素子
の駆動回数を減らすとともに、同期整流型スイッチング
素子の駆動をなくすことで、低消費電力のパワーセービ
ングモードに移行するように制御することになる。
【0021】このように構成される本発明のDC−DC
コンバータ回路では、出力フィルタを構成するインダク
タに流れる電流が、負荷電流が小さくなるときに0A以
下となる(逆流状態になる)ことでインダクタに流れ込
むことになるが、この現象が同期整流型スイッチング素
子がオンしている間(逆流が許される状態にある)に発
生し、それに続けて、メインスイッチング素子及び同期
整流型スイッチング素子が同時にオフすると、インダク
タに流れ込んだ電流がメインスイッチング素子の寄生ダ
イオードを通して入力電圧側に逆流することで、メイン
スイッチング素子の出力側電圧が入力側電圧よりも大き
くなる。すなわち、負荷電流が小さくなると、メインス
イッチング素子の出力側電圧が入力側電圧よりも大きく
なる現象が発生する。
【0022】これから、検出手段は、メインスイッチン
グ素子の出力側電圧が入力側電圧よりも大きくなるのか
否かを検出することで、負荷電流が小さくなるのか否か
を検出し、この検出手段の検出処理により負荷電流が小
さくなることが検出されると、制御手段は、上述した処
理に従って低消費電力を実現するパワーセービングモー
ドに移行するように制御する。
【0023】このように、本発明のDC−DCコンバー
タ回路では、センス抵抗を用いずに負荷電流が小さくな
る状態を検出する構成を採って、負荷電流が小さくなる
ことを検出すると、スイッチング素子の駆動回数を低減
するパワーセービングモードに入る構成を採るので、負
荷電流が小さくなるときに要求される低消費電力化をセ
ンス抵抗を用いずに実現でき、これにより、センス抵抗
による消費電力を削減できることで高い変換効率を実現
できるようになるとともに、低コスト化を実現できるよ
うになる。
【0024】この構成を採るときに、本発明のDC−D
Cコンバータ回路では、メインスイッチング素子及び同
期整流型スイッチング素子をオフするというパワーセー
ビングモードを用いるときには、メインスイッチング素
子をオフすることで出力電圧が低下するので、出力電圧
が規定値よりも小さくなったのか否かを検知する検知手
段と、この検知手段により出力電圧の低下が検知される
ときに、パワーセービングモードを解除する解除手段と
を備えたり、あるいは、出力電圧の低下に応答して誤差
増幅器の出力電圧が規定方向に変化するので、誤差増幅
器の出力電圧が規定値まで変化したのか否かを検知する
検知手段と、この検知手段により誤差増幅器の出力電圧
の変化が検知されるときに、パワーセービングモードを
解除する解除手段とを備えることで、出力電圧の低下が
過度になるときにパワーセービングモードを解除してい
く。
【0025】また、メインスイッチング素子をオンオフ
しつつ、同期整流型スイッチング素子をオフするという
パワーセービングモードを用いるときには、負荷電流が
小さいときにインダクタ電流が不連続となることで誤差
増幅器の出力電圧が規定方向に変化しており、負荷電流
が大きくなるとこの不連続がなくなることで誤差増幅器
の出力電圧が通常状態の方向に変化するので、誤差増幅
器の出力電圧が規定値まで変化したのか否かを検知する
検知手段と、この検知手段により誤差増幅器の出力電圧
の変化が検知されるときに、パワーセービングモードを
解除する解除手段とを備えることで、負荷電流が大きく
なるときにパワーセービングモードを解除していく。
【0026】また、メインスイッチング素子をオンオフ
し続ける形態のパワーセービングモードを用いるときに
は、負荷電流が大きくなるとインダクタ電流のピーク値
が大きくなるので、メインスイッチング素子のオン抵抗
等を使って、出力フィルタを構成するインダクタに流れ
る電流のピーク値が規定値よりも大きくなったのか否か
を検知する検知手段と、この検知手段によりインダクタ
電流のピーク値の上昇が検知されるときに、パワーセー
ビングモードを解除する解除手段とを備えることで、負
荷電流が大きくなるときにパワーセービングモードを解
除していく。
【0027】メインスイッチング素子及び同期整流型ス
イッチング素子をオフするというパワーセービングモー
ドを用いるときには、解除手段によりパワーセービング
モードが解除されるときに、出力フィルタを構成するコ
ンデンサに蓄えられるエネルギーが逃げられないように
するために、メインスイッチング素子からオンするよう
に制御する解除制御手段を備えることが好ましい。
【0028】また、メインスイッチング素子及び同期整
流型スイッチング素子をオフするというパワーセービン
グモードを用いるときには、出力フィルタを構成するコ
ンデンサに蓄えられるエネルギーが低下していることか
ら、解除手段によりパワーセービングモードが解除され
るときに、出力フィルタを構成するコンデンサにエネル
ギーを注入する注入手段を備えることが好ましい。
【0029】この注入手段は、動作制御信号の規定する
オン幅時間を通常よりも大きなものに変更(入力電圧に
応じて変更することがある)したり、メインスイッチン
グ素子をオンし続けることで、出力フィルタを構成する
コンデンサにエネルギーを注入することになる。
【0030】この注入手段が設けられるときには、注入
手段により実行されるエネルギー注入処理を停止させる
停止手段が備えられることになる。
【0031】この停止手段は、エネルギー注入処理によ
り出力電圧が上昇するので、出力電圧が規定値よりも大
きくなったときに、エネルギー注入処理を停止させた
り、出力電圧の上昇に応答して誤差増幅器の出力電圧が
規定方向に変化するので、誤差増幅器の出力電圧が規定
値(入力電圧に応じて変更することがある)まで変化し
たときに、エネルギー注入処理を停止させたりすること
で、エネルギー注入処理を停止させるように処理するこ
とになる。また、メインスイッチング素子のオン抵抗等
を使って、メインスイッチング素子に流れる電流のピー
ク値を検出して、それが規定値よりも大きくなったとき
に、エネルギー注入処理を停止させるように処理するこ
ともある。
【0032】このエネルギー注入の停止処理にあたっ
て、停止手段は、メインスイッチング素子のみをオフす
ることで、エネルギー注入処理を停止させたり、メイン
スイッチング素子及び同期整流型スイッチング素子をオ
フすることで、エネルギー注入処理を停止させること
で、エネルギー注入処理を停止させるように処理するこ
とになる。
【0033】以上説明したように、本発明のDC−DC
コンバータ回路では、センス抵抗を用いずに負荷電流が
小さくなる状態を検出する構成を採って、負荷電流が小
さくなることを検出すると、スイッチング素子の駆動回
数を低減するパワーセービングモードに入る構成を採る
ので、負荷電流が小さくなるときに要求される低消費電
力化をセンス抵抗を用いずに実現でき、これにより、セ
ンス抵抗による消費電力を削減できることで高い変換効
率を実現できるようになるとともに、低コスト化を実現
できるようになる。
【0034】そして、本発明のDC−DCコンバータ回
路によれば、パワーセービングモードを解除する状態を
正確に検出できるようになる。
【0035】そして、本発明のDC−DCコンバータ回
路によれば、パワーセービングモードの解除時に、出力
フィルタに対して、パワーセービングモードに入ること
で低下したエネルギーを短時間に注入できるようにな
る。そして、このエネルギー注入を停止する状態を正確
に検出できるようになる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に従って本発明
を詳細に説明する。
【0037】図1に、本発明のDC−DCコンバータ回
路の一実施例を図示する。
【0038】本発明のDC−DCコンバータ回路は、図
2に示すようなノートPCなどに実装されるものであ
り、図1に示すように、センス抵抗を具備しない電圧モ
ード制御型のDC−DCコンバータ回路に従って、Nチ
ャネルMOSFETで構成されるメインスイッチング素
子Q1及び同期整流型スイッチング素子Q2のオンオフ
動作を制御することで、DC−DC変換を実行する構成
を採るものである。
【0039】ここで、図中に示すL1は出力フィルタを
構成するインダクタ、C1は出力フィルタを構成する出
力コンデンサである。
【0040】本発明のDC−DCコンバータ回路は、電
圧モード制御型のDC−DCコンバータ回路に従いつ
つ、電流モード制御型のDC−DCコンバータ回路が持
つ変換効率の向上のための機能を実現するために、図1
に示すように、三角波信号を生成する三角波生成回路1
0と、DC−DCコンバータ回路の出力電圧Vout に応
じた電圧を出力するエラーアンプ20と、三角波生成回
路10の発生する三角波信号とエラーアンプ20の出力
電圧Verとを比較して、エラーアンプ20の出力電圧V
erの方が大きいときにハイレベルを示すPWM制御信号
(Vpwm )を出力するPWMコンパレータ30と、メイ
ンスイッチング素子Q1のソース電圧がドレイン電圧よ
りも大きくなるときにハイレベルを示すPSM指示信号
(Vpsm )を出力するPSMセットコンパレータ40
と、DC−DCコンバータ回路の出力電圧Vout /エラ
ーアンプ20の出力電圧Ver/PWM制御信号(Vpsm
)/三角波信号/PSM指示信号(Vpsm )を入力と
して、メインスイッチング素子Q1及び同期整流型スイ
ッチング素子Q2のオンオフ動作を制御するコントロー
ルロジック回路50とを備える構成を採っている。
【0041】ここで、入力電圧Vinと、出力電圧Vout
と、エラーアンプ20の出力電圧Verと、メインスイッ
チング素子Q1のオン時間tonと、三角波の発振周期t
s と、三角波の振幅電圧Vrampとの間には、図3から分
かるように、 ton/ts =Vout /Vin ,ton/ts =Ver/Vra
mp という関係が成立するので、エラーアンプ20の出力電
圧Verは、具体的に説明すると、 Ver=Vramp×Vout /Vin となる。なお、図3中に示すIout は負荷電流である。
【0042】出力電圧Vout が低下すると、それを上昇
させるために、メインスイッチング素子Q1のオン時間
tonを広げるように動作することになる。従って、この
実施例の場合には、図3から分かるように、出力電圧V
out が低下すると、エラーアンプ20の出力電圧Verは
上昇する方向に動くことになる。
【0043】また、コントロールロジック回路50は、
メインスイッチング素子Q1及び同期整流型スイッチン
グ素子Q2が同時にオンしてしまうと、入力電圧Vinが
接地に短絡してしまうという不都合が起こることを考慮
して、実際には、図4(a)に示すように、メインスイ
ッチング素子Q1をオフしたときに、直ちに同期整流型
スイッチング素子Q2をオンするのではなくて、少しの
間、同期整流型スイッチング素子Q2をオフしたままに
するとともに、同期整流型スイッチング素子Q2をオフ
したときに、直ちにメインスイッチング素子Q1をオン
するのではなくて、少しの間、メインスイッチング素子
Q1をオフしたままにすることで、メインスイッチング
素子Q1及び同期整流型スイッチング素子Q2が同時に
オフする期間を設けている。
【0044】本発明のDC−DCコンバータ回路は、セ
ンス抵抗を具備しない電圧モード制御型のDC−DCコ
ンバータ回路に従う構成を採るときにあって、負荷電流
が小さくなることを検出するために、PSMセットコン
パレータ40を備える構成を採っている。
【0045】図3からも分かるように、負荷電流Iout
が小さくなると、負荷電流に比例して増減するインダク
タ電流が0Aを下回ることが発生する。具体的には、 Iout <(Vin−Vout )×Vout ×ts /(2×L×
Vin) ts :三角波の発振周期, L:L1のインダクタ値 になると、インダクタ電流が0Aを下回ることが起こ
る。
【0046】上述したように、コントロールロジック回
路50は、メインスイッチング素子Q1及び同期整流型
スイッチング素子Q2が同時にオフする期間を設けてい
るが、同期整流型スイッチング素子Q2がオンしている
間にインダクタ電流が0A以下となり、この後、メイン
スイッチング素子Q1及び同期整流型スイッチング素子
Q2が同時にオフすると、インダクタL1に流れ込んだ
インダクタ電流がメインスイッチング素子Q1の寄生ダ
イオードを通して入力電圧Vinに逆流することになる。
【0047】この逆流が発生すると、いわば昇圧回路の
形になるので、図4(b)に示すように、メインスイッ
チング素子Q1のソース電圧Vs がドレイン電圧(入力
電圧Vin) よりも高くなる。
【0048】PSMセットコンパレータ40は、メイン
スイッチング素子Q1のソース電圧がドレイン電圧より
も大きくなるのか否かを検出することで、この図4
(b)に示す状態の発生を検出して、この状態の発生を
検出すると、負荷電流Iout が小さくなったことを判断
して、コントロールロジック回路50に対してパワーセ
ービングモード(PSM)に入ることを指示する。
【0049】このようにして、本発明のDC−DCコン
バータ回路は、センス抵抗を具備しない電圧モード制御
型のDC−DCコンバータ回路に従いつつ、負荷電流が
小さくなることを検出する機能を持つのである。
【0050】PSMセットコンパレータ40がパワーセ
ービングモードに入ることを指示すると、本発明のDC
−DCコンバータ回路は、従来の電流モード制御型のD
C−DCコンバータ回路と同様に、メインスイッチング
素子Q1や同期整流型スイッチング素子Q2の駆動回数
を減らすパワーセービングモードに入ることで、変換効
率の向上を図るように動作する。
【0051】図5及び図6に、パワーセービングモード
を実現するためのコントロールロジック回路50の一実
施例、図7に、パワーセービングモードを実現するため
の三角波生成回路10の一実施例を図示する。
【0052】図5の実施例に従う場合、コントロールロ
ジック回路50は、PWMコンパレータ30の出力する
PWM制御信号(Vpwm )に従ってメインスイッチング
素子Q1をオンオフする第1のドライバ回路500と、
PWMコンパレータ30の出力するPWM制御信号(V
pwm )に従って同期整流型スイッチング素子Q2をオン
オフする第2のドライバ回路501と、PWMコンパレ
ータ30の出力するPWM制御信号を反転するインバー
タ回路502と、図4で説明したメインスイッチング素
子Q1及び同期整流型スイッチング素子Q2の同時オフ
期間を生成する同時OFF期間生成回路503と、PS
Mセットコンパレータ40の出力するPSM指示信号
(Vpsm )に従ってハイレベルをラッチするPSMラッ
チ回路504と、PSMラッチ回路504に対してリセ
ット指示を発行するPSM解除回路505と、インバー
タ回路502の出力信号とPSMラッチ回路504の出
力信号の反転値との論理積を算出して第2のドライバ回
路500に出力するAND回路506とを備える。
【0053】なお、同時OFF期間生成回路506は、
従来技術でも用いられるものであることから、この図5
では、その存在を概念的に図示してある。
【0054】この構成に従って、コントロールロジック
回路50は、PWM制御信号がハイレベルを示すとき
に、メインスイッチング素子Q1をオンするとともに、
同期整流型スイッチング素子Q2をオフし、PWM制御
信号がローレベルを示すときに、メインスイッチング素
子Q1をオフするとともに、同期整流型スイッチング素
子Q2をオンするときにあって、PSMセットコンパレ
ータ40がパワーセービングモードに入ることを指示す
ると、PSMラッチ回路504がハイレベルをラッチ
し、これを受けて、AND回路506が遮断動作に入る
ことで、同期整流型スイッチング素子Q2のオン動作を
停止させる。
【0055】このようにして、図5の実施例に従う場
合、コントロールロジック回路50は、PSMセットコ
ンパレータ40がパワーセービングモードに入ることを
指示すると、同期整流型スイッチング素子Q2の駆動を
停止させるパワーセービングモードに入ることで、消費
電力の低減を図って変換効率の向上を図るように動作す
るのである。
【0056】一方、図6の実施例に従う場合、コントロ
ールロジック回路50は、図5の実施例の回路機能に加
えて、PWMコンパレータ30の出力するPWM制御信
号と、PSMラッチ回路504の出力信号の反転値との
論理積を算出するAND回路507を備える構成を採っ
て、第1のドライバ回路500が、AND回路507の
出力信号に従ってメインスイッチング素子Q1をオンオ
フするように制御する構成を採っている。
【0057】この構成に従って、コントロールロジック
回路50は、PWM制御信号がハイレベルを示すとき
に、メインスイッチング素子Q1をオンするとともに、
同期整流型スイッチング素子Q2をオフし、PWM制御
信号がローレベルを示すときに、メインスイッチング素
子Q1をオフするとともに、同期整流型スイッチング素
子Q2をオンするときにあって、PSMセットコンパレ
ータ40がパワーセービングモードに入ることを指示す
ると、PSMラッチ回路504がハイレベルをラッチ
し、これを受けて、AND回路506,507が遮断動
作に入ることで、メインスイッチング素子Q1及び同期
整流型スイッチング素子Q2のオン動作を停止させる。
【0058】このようにして、図6の実施例に従う場
合、コントロールロジック回路50は、PSMセットコ
ンパレータ40がパワーセービングモードに入ることを
指示すると、メインスイッチング素子Q1及び同期整流
型スイッチング素子Q2の駆動を停止させるパワーセー
ビングモードに入ることで、消費電力の低減を図って変
換効率の向上を図るように動作するのである。
【0059】一方、図7の実施例に従う場合、コントロ
ールロジック回路50は、上述した第1のドライバ回路
500と、第2のドライバ回路501と、インバータ回
路502と、同時OFF期間生成回路503と、PSM
ラッチ回路504と、PSM解除回路505とを備え
る。
【0060】この構成を採るときに、三角波生成回路1
0は、PSMラッチ回路504がローレベルを出力する
ときにIμAの定電流を生成するとともに、ハイレベル
を出力するときに(I/n)μA(ここで、nは2以上
の整数)の定電流を生成する第1の定電流源100と、
第1の定電流源100に直列に接続されて、PSMラッ
チ回路504がローレベルを出力するときに2IμAの
定電流を生成するとともに、ハイレベルを出力するとき
に(2I/n)μAの定電流を生成する第2の定電流源
101と、第1の定電流源100の生成する定電流によ
り充電するとともに、第2の定電流源101の生成する
定電流により放電するコンデンサ102と、コンデンサ
102の充電電圧が基準値Vosc1よりも大きくなるとき
に、ハイレベルを出力するコンパレータ回路103と、
コンデンサ102の充電電圧が基準値Vosc2よりも小さ
くなるときに、ハイレベルを出力するコンパレータ回路
104と、コンパレータ回路103がハイレベルを出力
するときにハイレベルをラッチすることで第2の定電流
源101を起動させ、コンパレータ回路104がハイレ
ベルを出力するときにそのラッチ出力をローレベルにリ
セットすることで第2の定電流源101を停止させるフ
リップフロップ回路105とを備える。
【0061】この構成に従って、三角波生成回路10
は、第2の定電流源101が起動されていないときに
は、第1の定電流源100の生成する定電流によりコン
デンサ102を充電していって、その充電電圧が基準値
Vosc1に上昇するときに、フリップフロップ回路105
を介して第2の定電流源101を起動させ、第2の定電
流源101が起動されているときには、第2の定電流源
101の生成する定電流によりコンデンサ102を放電
していって、その充電電圧が基準値Vosc2に低下すると
きに、フリップフロップ回路105を介して第2の定電
流源101を停止させることを繰り返していくことで、
規定の発振周波数を持つ三角波信号を生成する。
【0062】このとき、PSMセットコンパレータ40
がパワーセービングモードに入ることを指示すると、P
SMラッチ回路502がハイレベルをラッチし、これを
受けて、三角波生成回路10は、第1及び第2の定電流
源100,101の生成する定電流を“1/n”倍に低
減することで、三角波の発振周波数を“1/n”倍に低
減する。
【0063】メインスイッチング素子Q1及び同期整流
型スイッチング素子Q2の駆動電力Pd は、ゲート駆動
電圧をV、ゲート充電電荷をQg 、発振周波数をfで表
すならば、 Pd =V×Qg ×f/2 と表せることから分かるように、発振周波数が低減する
ほど小さなものとなり、これから、変換効率を向上する
ことができる。
【0064】このようにして、図7の実施例に従う場
合、三角波生成回路10は、PSMセットコンパレータ
40がパワーセービングモードに入ることを指示する
と、三角波生成回路10の生成する三角波の発振周波数
を低減させるパワーセービングモードに入ることで、変
換効率の向上を図るように動作するのである。
【0065】この図7の実施例に従うときにあって、図
8に示すように、図5の実施例と組み合わせることで、
パワーセービングモード中に、同期整流型スイッチング
素子Q2の駆動を停止させていく構成を採ることも可能
である。この構成を用いると、同期整流型スイッチング
素子Q2の駆動電力がなくなるので、変換効率を一層向
上できるようになる。
【0066】次に、図5ないし図8の実施例で備えるP
SM解除回路505の一実施例について説明する。
【0067】このPSM解除回路505は、PSMラッ
チ回路504に対してリセット指示を発行することで、
PSMセットコンパレータ40により設定されたパワー
セービングモードを解除するように処理する。
【0068】図6の実施例では、メインスイッチング素
子Q1をオフするパワーセービングモードを用いる構成
を採っており、この場合には、パワーセービングモード
に入ると、DC−DCコンバータ回路の出力電圧Vout
が低下するとともに、それに合わせて、PWM制御信号
のオン幅を広げるべくエラーアンプ20の出力電圧Ver
が上昇することになるので、この出力電圧Vout の低下
や、エラーアンプ20の出力電圧Verの上昇を検出する
ことで、パワーセービングモードの解除を指示すること
になる。
【0069】すなわち、図6の実施例に従う場合には、
PSM解除回路505として、図9に示すように、出力
電圧Vout を−入力端子に入力し、基準電圧Vreset1を
+入力端子に入力して、出力電圧Vout が基準電圧Vre
set1よりも低下するときにハイレベルを出力すること
で、PSMラッチ回路504をリセットするPSMリセ
ットコンパレータ600を備えたり、エラーアンプ20
の出力電圧Verを+入力端子に入力し、基準電圧Vrese
t1を−入力端子に入力して、エラーアンプ20の出力電
圧Verが基準電圧Vreset1よりも上昇するときにハイレ
ベルを出力することで、PSMラッチ回路504をリセ
ットするPSMリセットコンパレータ601を備えるこ
とになる。
【0070】ここで、出力電圧Vout が低下するときに
エラーアンプ20の出力電圧Verが上昇する方向に動作
するので、PSMリセットコンパレータ601を備える
場合、基準電圧Vreset1として、「Vramp×Vout /V
in」以上の任意の電圧に設定しておけば、Vout が、 ΔVout =(Vreset1−Vref )/gain Vref : エラーアンプ20の基準電圧 gain : エラーアンプ20の電圧利得 だけ低下するときに、PSMラッチ回路504がリセッ
トされることになる。
【0071】この図6の実施例では、パワーセービング
モードに入ると、メインスイッチング素子Q1と同期整
流型スイッチング素子Q2とを同時にオフしていく構成
を採っているが、このような場合にパワーセービングモ
ードを解除していくときに、同期整流型スイッチング素
子Q2のオンから開始すると、出力コンデンサC1の電
荷が放電されてしまい出力電圧Vout が更に降下してし
まうという不都合が発生する。このことが発生すると、
逆流状態が発生することになるので、再度、パワーセー
ビングモードに移行してしまうという不都合が発生する
ことになる。
【0072】そこで、PSM解除回路505の出力信号
を使ってPSMラッチ回路504をリセットするのでは
なくて、図10に示すように、PWM制御信号(Vpwm
)とPSM解除回路505の出力信号との論理積を算
出するAND回路508を用意して、そのAND回路5
08の出力信号を使ってPSMラッチ回路504をリセ
ットしたり、図11に示すように、PWM制御信号(V
pwm )の立ち上がりでハイレベルをラッチし、PSM解
除回路505の出力信号の反転値に応じてそのラッチ出
力をローレベルにリセットするラッチ回路509(PS
M解除回路505がパワーセービングモードの解除を指
示しているときにラッチ動作が可能になる)を用意し
て、そのラッチ回路509の出力信号を使ってPSMラ
ッチ回路504をリセットする構成を採ることが好まし
い。
【0073】この構成を採ると、PWM制御信号がハイ
レベルを示すとき、すなわち、メインスイッチング素子
Q1のオン指示が発行されていることを条件にしてPS
Mラッチ回路504がリセットされることで、パワーセ
ービングモードを解除していくときに、メインスイッチ
ング素子Q1のオンから開始していくことが確保される
ことになる。
【0074】一方、図5や図8の実施例では、メインス
イッチング素子Q1をオンオフしつつ、同期整流型スイ
ッチング素子Q2をオフするパワーセービングモードを
用いる構成を採っており、この場合には、負荷電流の減
少によりインダクタ電流が0A以下となることでインダ
クタ電流が不連続となることが起こり、このとき、イン
ダクタ電流が連続する場合に比べてエラーアンプ20の
出力電圧Verが低下することになるので、このエラーア
ンプ20の出力電圧Verの上昇を検出することで負荷電
流の増加が判断可能となり、パワーセービングモードの
解除を指示することができる。但し、同期整流型スイッ
チング素子Q2がオンオフ動作しているときには、イン
ダクタ電流が不連続になることはないので、この構成を
用いることはできない。
【0075】すなわち、図5の実施例に従う場合には、
PSM解除回路505として、図12に示すように、エ
ラーアンプ20の出力電圧Verを+入力端子に入力し、
基準電圧Vreset1を−入力端子に入力して、エラーアン
プ20の出力電圧Verが基準電圧Vreset1よりも上昇す
るときにハイレベルを出力することで、PSMラッチ回
路504をリセットするPSMリセットコンパレータ6
01を備えることになる。
【0076】インダクタ電流が連続するとき(0A以上
であるとき)には、エラーアンプの出力電圧Verは、図
3で説明したように、 Ver=Vramp×Vout /Vin となるものの、インダクタ電流が不連続となるとき、す
なわち、逆電流状態が生ずるときには、 Ver=(Vramp×Vout /Vin)×2Iout÷((1−Vo
ut /Vin)Vout ×2Iout ×ts /L))1/2 但し、Vramp :三角波振幅電圧 ts :三角波発振周期 L :L1のインダクタ値 となることで、インダクタ電流が連続する場合に比べて
エラーアンプ20の出力電圧Verが低下する。
【0077】ここで、この出力電圧Verは、図13に示
すように、ton、toff 、Ipkを定義すると、この間に
成立する ton/(ton+toff )=Vout /Vin Ipk=(Vin−Vout )×ton/L (ton+toff )×Ipk/ts =Iout Ver/Vramp=ton/ts という関係式から導出されることになる。
【0078】これから、図5の実施例に従う場合には、
パワーセービングモード中に、負荷電流が増加すること
で、インダクタ電流が不連続状態から連続状態に復帰す
ると、エラーアンプ20の出力電圧Verが上昇すること
になるので、このエラーアンプ20の出力電圧Verの上
昇を検出することで、パワーセービングモードの解除を
指示することができる。
【0079】一方、図5や図7や図8の実施例では、メ
インスイッチング素子Q1をオンオフするパワーセービ
ングモードを用いる構成を採っており、この場合には、
負荷電流の増加に伴うインダクタ電流のピーク値の増加
を検出することで、パワーセービングモードの解除を指
示することができる。
【0080】図7の実施例に従う場合、インダクタL1
のピーク電流ILpeakと、負荷電流Iout との間には、 ILpeak=Iout +ts ×(Vin−Vout )×Vout /
(2L×Vin) 但し、ts は発振周期 という関係式が成立する。
【0081】この関係式から分かるように、ピーク電流
ILpeakは、負荷電流Iout が大きくなるに従って大き
くなるものの、発振周波数が低くなる(発振周期ts が
大きくなる)に従っても大きくなる。すなわち、デュー
ティ比は変わらないので、発振周期ts が大きくなると
オン時間が長くなり、これに応じてピーク電流ILpeak
も大きくなる。
【0082】このことを考慮して、パワーセービングモ
ードの解除指示に用いるピーク電流ILpeakとして、 ILpeak=2Iout =ts(pwm)×(Vin−Vout )×Vout /(L×Vin) 但し、ts(pwm)はPWM制御信号の発振周期となる
ように設定することで、負荷電流Iout が大きくなるこ
とにより増加するインダクタL1のピーク電流ILpeak
の増加を検出する構成を採って、それに従って、パワー
セービングモードの解除を指示することができる。
【0083】但し、パワーセービングモード時には、発
振周波数が低下していることで見かけ上のピーク電流I
Lpeakが大きくなることから、パワーセービングモード
の解除指示に用いるピーク電流ILpeakとして、 ILpeak=2Iout =ts(psm)×(Vin−Vout )×Vout /(L×Vin) 但し、ts(psm)はパワーセービングモード時の発振
周期となるように設定することが好ましい。
【0084】図14に、インダクタ電流のピーク値を検
出することで、パワーセービングモードの解除を指示す
るPSM解除回路505の一実施例を図示する。
【0085】この実施例は、メインスイッチング素子Q
1のオン抵抗Ronを使ってインダクタ電流のピーク値を
検出する構成を採っており、メインスイッチング素子Q
1がオンするときに、インダクタ電流と等しい電流がメ
インスイッチング素子Q1に流れることで、メインスイ
ッチング素子Q1のドレイン−ソース間に発生する電圧
(ILpeak×Ron)を監視して、この電圧が基準電圧V
offsetを超えるときに、PSMラッチ回路504をリセ
ットするリミットコンパレータ602を備えることで、
パワーセービングモードの解除を実現している。
【0086】ここで、リミットコンパレータ602の出
力信号をPWM制御信号(Vpwm )で遮断するAND回
路603を備えるのは、メインスイッチング素子Q1が
オフしている期間はメインスイッチング素子Q1のソー
ス電圧が0Vとなることで、リミットコンパレータ60
2が無条件にハイレベルを出力してしまうので、この不
都合を避けるためである。
【0087】上述したように、図6の実施例では、メイ
ンスイッチング素子Q1をオフするパワーセービングモ
ードを用いる構成を採っている。そして、出力電圧Vou
t の低下やエラーアンプ20の出力電圧Verの上昇を検
出することで、このパワーセービングモードを解除する
構成を採っている。
【0088】このようにしてパワーセービングモードが
解除されると、図15に示すように、メインスイッチン
グQ1がオンオフすることで、出力コンデンサC1にエ
ネルギーが注入されていって、出力電圧Vout が上昇す
るとともに、出力電圧Voutの低下に伴って上昇してい
たエラーアンプ20の出力電圧Verが正規の値である
「Vramp×Vout /Vin」に低下していくように動作す
る。
【0089】このとき、PWM制御信号(Vpwm )で規
定されるメインスイッチング素子Q1のオン幅時間より
も大きいON幅時間でエネルギー注入を行うことで、出
力コンデンサC1へのエネルギー注入時間の短縮を図っ
ていくことが好ましい。
【0090】図16に、図6の実施例に従う場合にあっ
て、このエネルギー注入時間の短縮を図るための一実施
例を図示する。
【0091】この実施例に従う場合、コントロールロジ
ック回路50は、上述したPSMラッチ回路504及び
PSM解除回路505と、PSMラッチ回路504の出
力信号の反転値とPWM制御信号(Vpwm )との論理積
を算出して出力するAND回路510と、PSMラッチ
回路504の出力信号とPWM制御信号(Vpwm )との
論理和を算出して出力するOR回路511と、AND回
路510の出力信号と後述するON幅生成回路517の
出力信号との論理和を算出して出力するOR回路512
と、OR回路511の出力信号とON幅生成回路517
の出力信号との論理和を算出して出力するOR回路51
3と、OR回路512の出力信号に応じてメインスイッ
チング素子Q1をオンオフする第1のドライバ回路51
4(上述した第1のドライバ回路500に相当する)
と、OR回路513の出力信号に応じて同期整流型スイ
ッチング素子Q2をオンオフする第2のドライバ回路5
15(上述した第2のドライバ回路501に相当する)
と、第1及び第2のドライバ回路514,515の同時
オフ期間を生成する同時OFF期間生成回路516(上
述した同時OFF期間生成回路503)と、三角波生成
回路10の生成する三角波信号を入力として、PSMラ
ッチ回路504がパワーセービングモードの解除を指示
するときに、PWM制御信号よりも大きなオン幅時間を
持つPWM制御信号に相当する制御信号を生成するON
幅生成回路517と、ON幅生成回路517に対してリ
セット指示を発行するON幅生成回路リセット回路51
8とを備える。
【0092】この構成に従って、パワーセービングモー
ドに入らないときには、PWM制御信号(Vpwm )がハ
イレベルを示すときに、第1のドライバ回路514がメ
インスイッチング素子Q1をオンしていくとともに、第
2のドライバ回路515が同期整流型スイッチング素子
Q2をオフし、PWM制御信号(Vpwm )がローレベル
を示すときに、第1のドライバ回路514がメインスイ
ッチング素子Q1をオフしていくとともに、第2のドラ
イバ回路515が同期整流型スイッチング素子Q2をオ
ンしていく。そして、パワーセービングモードに入るこ
とで、PSMラッチ回路504がハイレベルをラッチす
ると、第1のドライバ回路514がメインスイッチング
素子Q1をオフしていくとともに、第2のドライバ回路
515が同期整流型スイッチング素子Q2をオフしてい
くことで、図6の実施例と同様の動作を行う。
【0093】このように動作するときにあって、パワー
セービングモードが解除されると、ON幅生成回路51
7は、ON幅生成回路リセット回路518によりリセッ
トされるまでの間、PWM制御信号よりも大きなオン幅
時間を持つPWM制御信号に相当する制御信号を生成
し、これを受けて、第1のドライバ回路514は、その
制御信号に従って、PWM制御信号(Vpwm )で規定さ
れるオン幅時間よりも大きいON幅時間を使ってメイン
スイッチング素子Q1をオンしていくことで、出力コン
デンサC1にエネルギー注入を行うように動作する。
【0094】図17に、出力コンデンサC1へのエネル
ギー注入を実現するON幅生成回路517の一実施例を
図示する。
【0095】この実施例に従うON幅生成回路517
は、エラーアンプ20の出力電圧Verよりも大きな値に
設定される基準電圧Vonを+入力端子に入力し、三角波
生成回路10の生成する三角波信号を−入力端子に入力
することで、PWM制御信号よりも大きなオン幅時間を
持つPWM制御信号に相当する制御信号を生成するコン
パレータ回路700と、PSMラッチ回路504がパワ
ーセービングモードの解除を指示するときにハイレベル
をラッチし、ON幅生成回路リセット回路518のリセ
ット指示に応答してそのラッチ出力をリセットするラッ
チ回路701と、ラッチ回路701がハイレベルを出力
するときにハイレベルをラッチし、ON幅生成回路リセ
ット回路518のリセット指示に応答してそのラッチ出
力をリセットするラッチ回路702と、コンパレータ回
路700の出力信号とラッチ回路702の出力信号との
論理積を算出して出力するAND回路703とを備える
ことで、パワーセービングモードが解除されるときに、
ON幅生成回路リセット回路518によりリセットされ
るまでの間、PWM制御信号よりも大きなオン幅時間を
持つPWM制御信号に相当する制御信号を生成して出力
するよう動作する。
【0096】このようなON幅生成回路517が用意さ
れることで、パワーセービングモードが解除されると、
図18に示すように、メインスイッチングQ1がPWM
制御信号よりも大きなオン幅時間でオンオフすること
で、出力コンデンサC1に短時間にエネルギーが注入さ
れていくことになる。
【0097】図17に示したON幅生成回路517で
は、入力電圧Vinに関係しないオン幅時間を生成する構
成を採ったが、入力電圧Vinに応じてオン幅時間を変更
するようにした方がよい。
【0098】すなわち、図17に示したON幅生成回路
517が生成するオン幅時間は、「ts ×Vout /Vin
(min) 」以上でなければならない。何故ならば、入力電
圧Vinが最低となるときに、PWM制御信号のオン幅時
間は最大となるが、そのVin(min) の条件においてもエ
ネルギー注入を行うためには、その最大オン幅時間以上
のオン幅時間にする必要があるからである。
【0099】ところが、入力電圧Vinの範囲が広い装置
の場合には、入力電圧Vinが最大となるVin(max) で、
エネルギーのオン幅時間が大きくなり過ぎることで、1
回のオンでインダクタL1に流れる電流が大きくなり、
その残留エネルギーによるオーバーシュートが無視でき
なくなってくる。そこで、入力電圧Vinに応じて、エネ
ルギー注入時のオン幅時間を「ts ×Vout /Vin」よ
りも少しだけ大きな値に制御することで、エネルギー注
入後のオーバーシュートを低減する機能を持つことが好
ましい。
【0100】この機能を持たないと、図19に示すよう
に、オーバーシュートが発生することになる。ここで、
図中の実線がVin(min )時のオーバーシュート、破線
がVin(max )時のオーバーシュートである。この図に
示すように、インダクタ電流が大きいと、残留エネルギ
ーによる出力コンデンサC1との共振が発生して、「1
/2π(L×C1)1/2 」の周波数で出力電圧Vout が
盛り上がることになる。
【0101】図20に、図17の実施例に従いつつ、入
力電圧Vinに応じてオン幅時間を変更することを実現す
るON幅生成回路517の一実施例を図示する。
【0102】この実施例に従うON幅生成回路517
は、図17の実施例で備えるコンパレータ回路700と
同様の構成に従ってPWM制御信号よりも大きなオン幅
時間を持つ制御信号を生成するコンバレータ700a
と、図17の実施例で備えるコンパレータ回路700と
同様の構成に従ってコンバレータ700aよりも大きな
オン幅時間を持つ制御信号を生成するコンバレータ70
0bと、入力電圧Vinが基準電圧Vchg より小さいとき
にハイレベルを出力し、大きいときにローレベルを出力
するレベル検出用コンパレータ704と、レベル検出用
コンパレータ704がローレベルを出力するときに、コ
ンバレータ700aの生成する制御信号(オン幅時間が
小さい)を通過させるAND回路705と、レベル検出
用コンパレータ704がハイレベルを出力するときに、
コンバレータ700bの生成する制御信号(オン幅時間
が大きい)を通過させるAND回路706と、AND回
路705の出力信号とAND回路706の出力信号との
論理和を算出して出力するOR回路707と、OR回路
707の出力信号とラッチ回路702の出力信号との論
理積を算出して出力するAND回路708とで構成され
ている。
【0103】このようなON幅生成回路517が用意さ
れることで、パワーセービングモードが解除されるとき
に、PWM制御信号よりも大きなオン幅時間を持つ制御
信号を使ってエネルギー注入を行うときにあって、入力
電圧Vinが小さいときには、エネルギーを大きく注入す
べく大きなオン幅時間の制御信号が生成され、入力電圧
Vinが大きいときには、エネルギーの注入が過度となら
ないようにと小さなオン幅時間の制御信号が生成される
ことで、適切なエネルギー注入を実行できるようにな
る。
【0104】ここで、コンバレータ700aの+入力端
子に入力される基準電圧Von1 と、コンバレータ700
bの+入力端子に入力される基準電圧Von2 との間に
は、 Von1 <Von2 , Vin(min )<Vchg Von1 >Vramp×Vout /Vin(chg ) Von2 >Vramp×Vout /Vin(min) という関係がある。
【0105】図20の実施例では、オン幅時間を入力電
圧Vinに応じて2段階で変更したが、それ以上の変更構
成を採ってもよいことは言うまでもない。
【0106】図16に示したエネルギー注入方法では、
パワーセービングモードが解除されるとときに、PWM
制御信号よりも大きなオン幅時間を持つPWM制御信号
に相当する制御信号を生成していくことで、エネルギー
注入を行うように制御したが、規定の条件が成立するま
での間、連続的にエネルギーを注入する構成を採ること
も可能である。
【0107】図21に、この構成に従うエネルギー注入
方法の一実施例を図示する。
【0108】この実施例に従う場合、コントロールロジ
ック回路50は、図16の実施例で備えるON幅生成回
路517/ON幅生成回路リセット回路518に代え
て、PSMラッチ回路504がパワーセービングモード
の解除を指示するときにハイレベルをラッチして、OR
回路512,513に出力するラッチ回路519と、メ
インスイッチング素子Q1のドレイン電圧がソース電圧
よりも規定の電圧分高くなるときにハイレベルを出力
し、それより低い電圧のときにローレベルを出力するピ
ークカレント検出用コンパレータ520と、ラッチ回路
519がハイレベルをラッチするときにあって、ピーク
カレント検出用コンパレータ520がハイレベルを出力
するときに、ラッチ回路519をリセットするAND回
路521とを備える。
【0109】この構成に従って、パワーセービングモー
ドが解除されると、ラッチ回路519は、AND回路5
21からリセット指示が発行されるまでの間、メインス
イッチング素子Q1をオンし続けることでエネルギー注
入を行うように動作する。そして、このエネルギー注入
により、メインスイッチング素子Q1に流れる電流が規
定以上になることで、メインスイッチング素子Q1のド
レイン電圧がソース電圧よりも規定以上大きくなると、
AND回路521は、ピークカレント検出用コンパレー
タ520のハイレベル出力を受けてラッチ回路519を
リセットし、これにより、ラッチ回路519は、エネル
ギー注入を停止する。
【0110】このとき、AND回路521は、ラッチ回
路519がハイレベルを出力するとき、すなわち、エネ
ルギー注入モードにあることを条件にして、ピークカレ
ント検出用コンパレータ520のハイレベル出力を有効
なものとして扱うことで、このエネルギー注入の停止処
理を正常に行うように動作する。
【0111】このようにして、図21の実施例では、パ
ワーセービングモードが解除されると、図22に示すよ
うに、メインスイッチング素子Q1に流れる電流が規定
以上になるまでの間メインスイッチングQ1をオンし続
けていくことで、出力コンデンサC1にエネルギーを注
入していくように処理することになる。
【0112】このとき、これから説明する方法に従っ
て、出力電圧Vout の上昇や、エラーアンプ20の出力
電圧Verの低下を検出することで、メインスイッチング
Q1のオン動作を停止させていくように処理することも
可能である。
【0113】次に、図16に示した実施例で備えるON
幅生成回路リセット回路518について説明する。
【0114】このON幅生成回路リセット回路518
は、ON幅生成回路517に対してリセット指示を発行
することで、エネルギー注入時に用いるPWM制御信号
よりも大きなオン幅時間を持つ制御信号の生成を停止さ
せることで、エネルギー注入を停止させる処理を行うも
のである。
【0115】図23及び図24に、ON幅生成回路リセ
ット回路518の一実施例を図示する。
【0116】図23(a)に示すON幅生成回路リセッ
ト回路518は、エネルギー注入に入ると、DC−DC
コンバータ回路の出力電圧Vout が上昇することを利用
して、出力電圧Vout を+入力端子に入力し、基準電圧
Vreset2を−入力端子に入力して、出力電圧Vout が基
準電圧Vreset2よりも大きくなるときにハイレベルを出
力するコンパレータ800を備えることで、ON幅生成
回路517に対してリセット指示を発行することでエネ
ルギー注入を停止させる構成を採っている。
【0117】ここで、コンパレータ800に入力される
基準電圧Vreset2は、エネルギー注入終了時点で、図9
に図示したコンパレータ600(PSM解除回路505
を構成する)がハイレベルを出力しないようにするため
に、このコンパレータ600に入力される基準電圧Vre
set1よりも大きな値に設定されることになる。
【0118】図23(b)に示すON幅生成回路リセッ
ト回路518は、エネルギー注入に入ると、DC−DC
コンバータ回路の出力電圧Vout が上昇するのに合わせ
て、エラーアンプ20の出力電圧Verが低下することを
利用して、出力電圧Verを−入力端子に入力し、基準電
圧Vreset2を+入力端子に入力して、出力電圧Verが基
準電圧Vreset2よりも小さくなるときにハイレベルを出
力するコンパレータ801を備えることで、ON幅生成
回路517に対してリセット指示を発行することでエネ
ルギー注入を停止させる構成を採っている。
【0119】ここで、コンパレータ801に入力される
基準電圧Vreset2は、エネルギー注入終了時点で、図9
に図示したコンパレータ601(PSM解除回路505
を構成する)がハイレベルを出力しないようにするため
に、このコンパレータ601に入力される基準電圧Vre
set1よりも小さな値に設定されることになる。
【0120】図24に示すON幅生成回路リセット回路
518は、入力電圧Vinの大きさに応じて基準電圧Vre
set2を切り換える機能を持つものであって、エラーアン
プ20の出力電圧Verを−入力端子に入力し、基準電圧
Vreset21 を+入力端子に入力するコンパレータ802
と、エラーアンプ20の出力電圧Verを−入力端子に入
力し、基準電圧Vreset22 (Vreset21 <Vreset22 )
を+入力端子に入力するコンパレータ803と、入力電
圧Vinが基準電圧Vchg より小さいときにハイレベルを
出力し、大きいときにローレベルを出力するレベル検出
用コンパレータ804と、レベル検出用コンパレータ8
04がローレベルを出力するときに、コンバレータ80
2の出力するハイレベルを通過させるAND回路805
と、レベル検出用コンパレータ704がハイレベルを出
力するときに、コンバレータ803の出力するハイレベ
ルを通過させるAND回路806と、AND回路805
の出力信号とAND回路806の出力信号との論理和を
算出して出力するOR回路807とを備えることで、入
力電圧Vinの大きさに応じた基準電圧Vreset21 ,Vre
set22 を用いて、ON幅生成回路517に対してリセッ
ト指示を発行する構成を採っている。
【0121】この構成に従って、図24に示すON幅生
成回路リセット回路518は、エラーアンプ20の出力
電圧Verが低下することを検出してON幅生成回路51
7に対してリセット指示を発行する構成を採るときにあ
って、入力電圧Vinが大きいときには、「Ver=Vramp
×Vout /Vin」から分かるように、エラーアンプ20
の出力電圧Verが小さなものとなるので、エネルギー注
入停止の判断処理に用いる基準電圧として小さな基準電
圧Vreset21 を用いるようにし、そして、入力電圧Vin
が小さいときには、この逆に、大きな基準電圧Vreset2
2 を用いるようにすることで、エラーアンプ20の出力
電圧Verの低下を適切に判断できるようになる。
【0122】上述したように、図16の実施例では、O
N幅生成回路リセット回路518の出力信号を使ってO
N幅生成回路517の実行するエネルギー注入処理を停
止させていく構成を採ったが、図25に示すように、O
N幅生成回路リセット回路518の出力信号と、ON幅
生成回路517を構成する図17に示したラッチ回路7
02(エネルギー注入モードのときハイレベルを出力す
る)の出力信号との論理積を算出して、ON幅生成回路
517にリセット指示を発行するAND回路522を備
える構成を採ることが好ましい。
【0123】この構成を採ると、エネルギー注入モード
のときのみON幅生成回路リセット回路518の出力信
号が有効となることで、負荷急変時や電源投入時におけ
る誤動作を防止できるようになる。
【0124】図16の実施例では、パワーセービングモ
ードが解除されるときに、ON幅生成回路517の生成
する制御信号に従って、PWM制御信号(Vpwm )で規
定されるメインスイッチング素子Q1のオン幅時間より
も大きいON幅時間でエネルギー注入を行うことで、出
力コンデンサC1へのエネルギー注入時間の短縮を図っ
ていく構成を採った。
【0125】図26ないし図29に、このとき実行する
エネルギー注入の停止方法の一実施例を図示する。
【0126】図26に示す実施例は、図16の実施例に
従うときにあって、OR回路512と第1のドライブ回
路514との間に、ON幅生成回路リセット回路518
の出力信号の反転値とOR回路512の出力信号との論
理積を算出して、第1のドライバ回路514に入力する
AND回路523を備える構成を採っている。
【0127】この構成に従って、図26に示す実施例で
は、ON幅生成回路リセット回路518がON幅生成回
路517に対してリセット指示を発行する(ハイレベル
を出力する)ことでエネルギー注入を停止すると、AN
D回路523がOR回路512の出力信号を遮断し、こ
れにより、メインスイッチング素子Q1がオフすること
でエネルギー注入を停止するように動作する。
【0128】一方、図27に示す実施例は、図26の実
施例に従うときにあって、更に、OR回路513の代わ
りに、OR回路511の出力信号とON幅生成回路51
7の出力信号とON幅生成回路リセット回路518の出
力信号との論理和を算出して第2のドライバ回路515
に出力するOR回路513aを備える構成を採ってい
る。
【0129】この構成に従って、図27に示す実施例で
は、ON幅生成回路リセット回路518がON幅生成回
路517に対してリセット指示を発行する(ハイレベル
を出力する)ことでエネルギー注入を停止すると、AN
D回路523がOR回路512の出力信号を遮断し、こ
れにより、メインスイッチング素子Q1がオフするとと
もに、OR回路513aのハイレベル出力を受けて、同
期整流型スイッチング素子Q2がオフすることでエネル
ギー注入を停止するように動作する。
【0130】一方、図28に示す実施例では、図16の
実施例に従うときにあって、PSMセットコンパレータ
40の出力するPSM指示信号(Vpsm )とON幅生成
回路リセット回路518の出力信号との論理和を算出し
て、PSMラッチ回路504のラッチ端子に入力するO
R回路524を備える構成を採っている。
【0131】この構成に従って、図28に示す実施例で
は、ON幅生成回路リセット回路518がON幅生成回
路517に対してリセット指示を発行する(ハイレベル
を出力する)ことでエネルギー注入を停止すると、PS
Mラッチ回路504がハイレベルをラッチすることでパ
ワーセービングモードに入り、これにより、メインスイ
ッチング素子Q1及び同期整流型スイッチング素子Q2
がオフすることでエネルギー注入を停止するように動作
する。
【0132】一方、図29に示す実施例では、図28の
実施例に従うときにあって、図25の実施例で示したA
ND回路522を備える構成を採っている。すなわち、
ON幅生成回路リセット回路518の出力信号と、ON
幅生成回路517を構成する図17に示したラッチ回路
702(エネルギー注入モードのときハイレベルを出力
する)の出力信号との論理積を算出して、OR回路52
4に出力するとともに、ON幅生成回路517に対して
リセット指示を発行するAND回路522を備える構成
を採っている。
【0133】この構成に従って、図29に示す実施例で
は、図28の実施例に従って、メインスイッチング素子
Q1及び同期整流型スイッチング素子Q2をオフするこ
とでエネルギー注入を停止する構成を採るときにあっ
て、エネルギー注入モードのときにのみ、ON幅生成回
路リセット回路518の出力信号が有効となるように動
作し、これにより、負荷急変時や電源投入時における誤
動作を防止できるようになる。
【0134】以上の実施例では説明しなかったが、本発
明に関わる電源制御以外の電源制御を行う際に、インダ
クタ電流が逆流する場合がある。このような場合には、
本発明の電源制御を行わないようにするために、外部回
路からの指示に応答して本発明の電源制御を行わないよ
うにする構成が用意されることになる。
【0135】例えば、図5の実施例に従うときには、図
30に示すように、PSMラッチ回路504とPSM解
除回路505との間に、PSM解除回路505の出力信
号と外部回路から与えられるOFF指示信号との論理和
を算出して、PSMラッチ回路504に対してリセット
指示を発行するOR回路525が用意されることにな
る。
【0136】図示実施例に従って本発明を説明したが、
本発明はこれに限定されるものではない。例えば、実施
例では、エラーアンプ20の出力電圧Verが出力電圧V
outの低下に伴って上昇するという回路構成を用いた
が、エラーアンプ20の出力電圧Verが出力電圧Vout
の低下に伴って低下するという回路構成を用いることも
可能である。
【0137】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のDC−D
Cコンバータ回路では、センス抵抗を用いずに負荷電流
が小さくなる状態を検出する構成を採って、負荷電流が
小さくなることを検出すると、スイッチング素子の駆動
回数を低減するパワーセービングモードに入る構成を採
るので、負荷電流が小さくなるときに要求される低消費
電力化をセンス抵抗を用いずに実現でき、これにより、
センス抵抗による消費電力を削減できることで高い変換
効率を実現できるようになるとともに、低コスト化を実
現できるようになる。
【0138】そして、本発明のDC−DCコンバータ回
路によれば、パワーセービングモードを解除する状態を
正確に検出できるようになる。
【0139】そして、本発明のDC−DCコンバータ回
路によれば、パワーセービングモードの解除時に、出力
フィルタに対して、パワーセービングモードに入ること
で低下したエネルギーを短時間に注入できるようにな
る。そして、このエネルギー注入を停止する状態を正確
に検出できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である。
【図2】本発明の実装される装置の説明図である。
【図3】実施例の説明図である。
【図4】実施例の説明図である。
【図5】PSMを実現するための一実施例である。
【図6】PSMを実現するための一実施例である。
【図7】PSMを実現するための一実施例である。
【図8】PSMを実現するための一実施例である。
【図9】PSM解除回路の一実施例である。
【図10】PSMを解除するための一実施例である。
【図11】PSMを解除するための一実施例である。
【図12】PSM解除回路の一実施例である。
【図13】実施例の説明図である。
【図14】PSM解除回路の一実施例である。
【図15】実施例の動作説明図である。
【図16】エネルギー注入方法の一実施例である。
【図17】ON幅生成回路の一実施例である。
【図18】実施例の動作説明図である。
【図19】オーバーシュートの説明図である。
【図20】ON幅生成回路の一実施例である。
【図21】エネルギー注入方法の一実施例である。
【図22】実施例の動作説明図である。
【図23】ON幅生成回路リセット回路の一実施例であ
る。
【図24】ON幅生成回路リセット回路の一実施例であ
る。
【図25】エネルギー注入方法の一実施例である。
【図26】エネルギー注入停止方法の一実施例である。
【図27】エネルギー注入停止方法の一実施例である。
【図28】エネルギー注入停止方法の一実施例である。
【図29】エネルギー注入停止方法の一実施例である。
【図30】本発明の他の実施例である。
【図31】電圧モード制御型DC−DCコンバータ回路
の説明図である。
【図32】電流モード制御型DC−DCコンバータ回路
の説明図である。
【符号の説明】
1 DC−DCコンバータ回路 10 三角波生成回路 20 エラーアンプ 30 PWMコンパレータ 40 PSMセットコンパレータ 50 コントロールロジック回路 Q1 メインスイッチング素子 Q2 同期整流型スイッチング素子 L1 インダクタ C1 出力コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−218264(JP,A) 特開 平5−304796(JP,A) 特開 平7−143741(JP,A) 特開 平10−285914(JP,A) 特開 平10−323027(JP,A) 特開 平10−248244(JP,A) 特開 平5−18286(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/155

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三角波信号と誤差増幅器の出力電圧とに
    従って生成される動作制御信号に応じて入力電圧をオン
    オフするメインスイッチング素子を備えるDC−DCコ
    ンバータ回路において、 メインスイッチング素子の出力側電圧が入力側電圧より
    も大きくなるのか否かを検出する検出手段と、 上記検出手段により出力側電圧が入力側電圧よりも大き
    くなることが検出されるときに、メインスイッチング素
    子の駆動電力を低減あるいは削減させるパワーセービン
    グモードに移行する制御手段とを備えることを、 特徴とするDC−DCコンバータ回路。
  2. 【請求項2】 三角波信号と誤差増幅器の出力電圧とに
    従って生成される動作制御信号に応じて入力電圧をオン
    オフするメインスイッチング素子と、負荷電流の同期整
    流用に用意されて、該メインスイッチング素子と同時オ
    フする期間を持ちつつ、該メインスイッチング素子とは
    逆動作モードでオンオフする同期整流型スイッチング素
    子とを備えるDC−DCコンバータ回路において、 メインスイッチング素子の出力側電圧が入力側電圧より
    も大きくなるのか否かを検出する検出手段と、 上記検出手段により出力側電圧が入力側電圧よりも大き
    くなることが検出されるときに、スイッチング素子の駆
    動電力を低減あるいは削減させるパワーセービングモー
    ドに移行する制御手段とを備えることを、 特徴とするDC−DCコンバータ回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のDC−DCコンバータ回
    路において、 制御手段は、同期整流型スイッチング素子をオフするこ
    とでパワーセービングモードに移行することを、 特徴とするDC−DCコンバータ回路。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のDC−DCコンバータ回
    路において、 制御手段は、メインスイッチング素子及び同期整流型ス
    イッチング素子をオフすることでパワーセービングモー
    ドに移行することを、 特徴とするDC−DCコンバータ回路。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のDC−DCコンバータ回
    路において、 制御手段は、三角波信号の発振周波数を低下させること
    でパワーセービングモードに移行することを、 特徴とするDC−DCコンバータ回路。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のDC−DCコンバータ回
    路において、 制御手段は、三角波信号の発振周波数を低下させるとと
    もに、同期整流型スイッチング素子をオフすることでパ
    ワーセービングモードに移行することを、 特徴とするDC−DCコンバータ回路。
  7. 【請求項7】 請求項4記載のDC−DCコンバータ回
    路において、 出力電圧が規定値よりも小さくなったのか否かを検知す
    る検知手段と、 上記検知手段により出力電圧の低下が検知されるとき
    に、パワーセービングモードを解除する解除手段とを備
    えることを、 特徴とするDC−DCコンバータ回路。
  8. 【請求項8】 請求項4記載のDC−DCコンバータ回
    路において、 誤差増幅器の出力電圧が規定値まで変化したのか否かを
    検知する検知手段と、 上記検知手段により誤差増幅器の出力電圧の変化が検知
    されるときに、パワーセービングモードを解除する解除
    手段とを備えることを、 特徴とするDC−DCコンバータ回路。
  9. 【請求項9】 請求項3又は6記載のDC−DCコンバ
    ータ回路において、 誤差増幅器の出力電圧が規定値まで変化したのか否かを
    検知する検知手段と、 上記検知手段により誤差増幅器の出力電圧の変化が検知
    されるときに、パワーセービングモードを解除する解除
    手段とを備えることを、 特徴とするDC−DCコンバータ回路。
  10. 【請求項10】 請求項3、5又は6記載のDC−DC
    コンバータ回路において、 出力フィルタを構成するインダクタに流れる電流のピー
    ク値が規定値よりも大きくなったのか否かを検知する検
    知手段と、 上記検知手段によりインダクタ電流のピーク値の上昇が
    検知されるときに、パワーセービングモードを解除する
    解除手段とを備えることを、 特徴とするDC−DCコンバータ回路。
  11. 【請求項11】 請求項7又は8記載のDC−DCコン
    バータ回路において、 解除手段によりパワーセービングモードが解除されると
    きに、メインスイッチング素子からオンするように制御
    する解除制御手段を備えることを、 特徴とするDC−DCコンバータ回路。
  12. 【請求項12】 請求項7又は8記載のDC−DCコン
    バータ回路において、 解除手段によりパワーセービングモードが解除されると
    きに、出力フィルタを構成するコンデンサにエネルギー
    を注入する注入手段を備えることを、 特徴とするDC−DCコンバータ回路。
  13. 【請求項13】 請求項12記載のDC−DCコンバー
    タ回路において、 注入手段により実行されるエネルギー注入処理を停止さ
    せる停止手段を備えることを、 特徴とするDC−DCコンバータ回路。
  14. 【請求項14】 請求項7〜13のいずれかに記載され
    るDC−DCコンバータ回路において、 解除手段は、外部回路からパワーセービングモードの解
    除指示が発行されるときに、パワーセービングモードを
    解除することを、 特徴とするDC−DCコンバータ回路。
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