JP2005065029A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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Abstract

【課題】 パワーデバイスとその駆動回路とを備え、パワーデバイスのスイッチング時における駆動回路の誤動作を精度良く防止できる半導体装置を提供する。
【解決手段】 本発明による半導体装置は、パワーデバイスと、それを駆動させる駆動回路(36)とを備える。駆動回路(36)は、コンデンサ(56)と、コンデンサ(56)の電圧と第1の基準電圧とを比較して、その比較結果に基づく第1の信号を出力する第1の比較回路(58)と、第1の信号に応じて、パワーデバイスに駆動信号を出力する駆動制御回路(60)と、コンデンサ(56)の電圧を検知して、コンデンサ(56)の電圧が増加傾向にあり、かつ、所定の範囲内にあるとき、コンデンサ(56)に電流を供給して、コンデンサ(56)を充電させるコンデンサ充電回路(62,64,66,68)とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は半導体装置に関し、より詳細には、パワーデバイスとそれを駆動させる駆動回路とを備えた半導体装置に関する。
汎用インバータや無停電電源装置(UPS)等のパワーエレクトロニクス応用装置には、パワーデバイスが使用されている。このパワーデバイスとして主流になりつつあるのは、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(insulated gate Bipolar Transistor:以下、「IGBT」という。)である。さらに最近、IGBTと、その駆動回路及び保護回路が1つのモジュール内に集積されたインテリジェントパワーモジュール(Intelligent Power Module:以下、「IPM」という。)が実用化されている。IPMにおける駆動回路は、IGBTのオンオフ制御を迅速かつ安全に行うことが要求される。
以下に、一般的なIPMにおけるIGBTの駆動回路について説明する。駆動回路は、IGBTのゲート電圧を制御することにより、IGBTをオン又はオフする。このゲート電圧の制御は、IPM外部にある制御回路から駆動回路に入力される制御信号に応じて行われる。制御回路から駆動回路への信号の伝達は、通常、フォトカプラによって行われるので、駆動回路は、その入力側で、フォトカプラに接続される。以下に、この駆動回路の入力側の構成について、具体的に説明する。駆動回路は、コンデンサ、コンパレータ、及び駆動制御回路を備える。コンデンサは、その一端が、コンパレータの一方の入力端(第1の入力端)に接続され、他端が接地される。コンパレータの出力端は、駆動制御回路の入力端子に接続される。駆動制御回路の出力端子は、IGBTのゲート端子に接続される。
コンデンサは、外部ノイズを除去するためのもので、フォトカプラに接続される。コンデンサは、コンパレータの第1の入力端に接続される端子が、同時に、フォトカプラにおけるフォトトランジスタのコレクタ端子に接続される。フォトトランジスタは、そのエミッタ端子が接地され、そのコレクタ端子が、抵抗を介して電源に接続される。ここで、フォトカプラの一次側に、制御回路から制御信号が入力されると、その制御信号は、フォトカプラの二次側(フォトトランジスタ)に伝えられ、フォトトランジスタが、オン又はオフする。フォトトランジスタがオフすると、電源から抵抗を介してコンデンサに電流が流れる。つまり、コンデンサが充電される。一方、フォトトランジスタがオンすると、電源から抵抗を介してフォトトランジスタに電流が流れる。また、コンデンサが充電されている場合は、コンデンサから電流が流れ、コンデンサが放電される。以上のように、制御回路からの制御信号に応じて、コンデンサが充放電され、コンパレータの第1の入力端に印加される電圧が変化する。
コンパレータは、第1の入力端に入力される電圧の値と他方の入力端(第2の入力端)に入力される電圧(固定された基準電圧)の値とを比較して、その比較結果に基づき、駆動制御回路に電圧信号を出力する。具体的には、コンパレータは、第1の入力端に入力される電圧が基準電圧より大きいとき、高レベル(H)の信号を出力し、第1の入力端に入力される電圧が基準電圧以下のとき、低レベル(L)の信号を出力する。駆動制御回路は、コンパレータの出力電圧に応じた電圧信号をIGBTに出力する。IGBTは、駆動制御回路の出力信号に応じて、オン又はオフする。通常、IGBTは、コンパレータの出力信号が高レベルのときにオフし、コンパレータの出力信号が低レベルのときにオンする。
上述の回路において、フォトトランジスタのコレクタ端子に接続される抵抗の値は、フォトカプラに流れる電流をその電流容量内に収めるために、比較的大きく設定される。ここで、コンデンサの充電時間は、その抵抗値(R)とコンデンサの容量値(C)との積(時定数CR)で表わされるので、抵抗値が大きい(インピーダンスが高い)と、コンデンサの充電時間は長くなる。コンデンサが充電されるときとは、すなわち、IGBTがターンオフするときである。コンデンサの充電時間が長いとき、コンパレータの第1の入力端に接続される信号ライン(電圧入力信号ライン)は、その電圧の上昇速度が小さくなる。つまり、電圧入力信号ラインの電圧は、IGBTをオフさせるしきい値を超える前、及び超えた後、しばらくはそのしきい値付近に留まる。このとき、IGBTのターンオフによる大きなdV/dt(IGBTのコレクタ−エミッタ間の電圧変化率。いわゆるスパイク電圧)が発生すると、配線間の電磁誘導等により、電圧入力信号ラインの電圧が変動する場合がある。そして、変動した場合、それはしきい値付近での変動であるので、駆動回路及びIGBTの深刻な誤動作を引き起こす。
上述のdV/dtによる誤動作を防止するために、従来の駆動回路には、パワーデバイスのゲートを駆動させるドライブ回路、パワーデバイスを保護する保護回路、外部からの入力信号と保護回路からの信号によりパワーデバイスをオン・オフさせる信号をドライブ回路に出力する制御回路、及び外部の制御電源の電圧より低い電圧を発生して、保護回路と制御回路に供給するレギュレータ回路を備えるものがある(例えば、特許文献1参照。)。この駆動回路によれば、パワーデバイスのスイッチング時のdV/dtによって制御電源電圧が変動しても、その変動がレギュレータ回路に吸収され、制御回路や保護回路の誤動作を防止できる。
また、抵抗、フォトカプラと駆動回路との間に、ゲートとソースを接続したデプレッション型MOSと、PチャネルMOSとからなるプルアップ回路と、同じくゲートとソースを接続したデプレッション型MOSとNチャネルMOSとからなるプルダウン回路と、ツェナダイオードとコンデンサとを設けたものがある(例えば、特許文献2参照。)。この構成において、フォトカプラがオフ状態のとき、フォトカプラに接続されたコンデンサの電圧が高レベルとなり(プルアップ)、駆動回路にプルアップ回路を介して大きな電流が流れる。一方、フォトカプラがオン状態のとき、コンデンサの電圧が低レベルとなり(プルダウン)、電流はプルダウン回路を流れる。従って、この構成によれば、フォトカプラがオフ状態のとき、駆動回路に大きな電流が流れることによりノイズによる誤動作を防止でき、フォトカプラがオン状態のとき、フォトトランジスタへバイパスする電流を微小電流として消費電流の削減が図られる。
さらに、パワーデバイスのゲート端子に、異なる電流源を有する2つの駆動手段を接続して、その間で切り替えを行うことにより、パワーデバイスの駆動速度を変化させるものがある(例えば、特許文献3参照。)。この構成によれば、電圧サージに関係しない第1の期間においてはパワーデバイスを高速で駆動してスイッチング損失を低減し、かつ、電圧サージに関係する第2の期間においてはパワーデバイスを低速で駆動して電圧サージを抑制することができる。
なお、特許文献3などに開示される駆動回路は、パワーデバイスのスイッチング時におけるスイッチング損失の低減及びサージ電圧の抑制を目的とするものであって、上述のdV/dtによる誤動作については何ら言及していない。
特開平5−276000号公報 特開2002−300019号公報 特開平10−23743号公報
特許文献1及び特許文献2などに開示される駆動回路は、パワーデバイスのスイッチング時のdV/dtによる誤動作を防止するように構成される。しかし、より精度良く、すなわち、必要なときに正確に誤動作を防止できる駆動回路が求められている。
本発明の目的は、パワーデバイスとそのパワーデバイスの駆動回路とを備え、パワーデバイスのスイッチング時における駆動回路の誤動作を精度良く防止できる半導体装置を提供することである。
本発明による半導体装置は、パワーデバイスと、そのパワーデバイスを駆動させる駆動回路とを備える。前記の駆動回路は、外部制御信号に応じて充放電されるコンデンサと、前記のコンデンサの電圧と第1の基準電圧とを比較して、その比較結果に基づく第1の信号を出力する第1の比較回路と、前記の第1の信号に応じて、前記のパワーデバイスに駆動信号を出力する駆動制御回路と、前記のコンデンサの電圧を検知して、前記のコンデンサの電圧が増加傾向にあり、かつ、所定の範囲内にあるとき、前記のコンデンサに電流を供給して、前記のコンデンサを充電させるコンデンサ充電回路とを備える。
本発明による半導体装置によれば、パワーデバイスと、そのパワーデバイスを駆動させる駆動回路とを備え、駆動回路が、外部制御信号に応じて充放電されるコンデンサと、コンデンサの電圧と第1の基準電圧とを比較して、その比較結果に基づく第1の信号を出力する第1の比較回路と、第1の信号に応じて、パワーデバイスに駆動信号を出力する駆動制御回路と、コンデンサの電圧を検知して、コンデンサの電圧が増加傾向にあり、かつ、所定の範囲内にあるとき、コンデンサに電流を供給して、コンデンサを充電させるコンデンサ充電回路とを備えるので、駆動回路の誤動作を精度良く防止できる。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態による半導体装置(パワーモジュール)の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、半導体装置2は、インタフェース回路4、駆動回路6、及び出力パワーデバイス回路8を備える。この半導体装置2は、入力側でマイクロコンピュータ10に接続され、出力側で負荷12に接続される。このとき、インタフェース回路4は、マイクロコンピュータ10と信号のやりとりを行い、マイクロコンピュータ10からの指示を駆動回路6に出力する。駆動回路6は、マイクロコンピュータ10の指示により、出力パワーデバイス回路8を駆動させる。出力パワーデバイス回路8は、駆動回路6からの駆動信号によって動作し、負荷12に信号を出力する。
以下に、半導体装置2の構成及び動作について詳細に説明する。この半導体装置は、種々のパワーエレクトロニクス応用装置に使用できるが、以下では、例として、インバータ装置に使用した場合について説明する。図2は、図1の半導体装置を(三相)インバータ装置に用いたときの、インバータ装置の構成を示すブロック図である。図2に示されるように、インバータ装置20は、インバータ主回路22、電源24、絶縁回路(フォトカプラ)26、及びマイクロコンピュータ28を備える。インバータ主回路22は、コンバータ部30、及びインバータ部32を有する。図1の半導体装置2は、このインバータ部32に用いられる。インバータ部32は、6個のパワーデバイス34と、各々のパワーデバイス34を駆動させる6個の駆動回路36とを備える。6個のパワーデバイス34は、図1の半導体装置2における出力パワーデバイス回路8に相当し、6個の駆動回路36は、図1の半導体装置2における駆動回路6に相当する。コンバータ部24は、ダイオードブリッジ38から成る整流回路である。
電源24は、インバータ部32に接続され、インバータ部32に専用に用いられる。絶縁回路26は、インバータ部32の駆動回路36とマイクロコンピュータ28との間に接続され、主に、マイクロコンピュータ28からの信号を駆動回路36に伝える。インバータ装置20は、その入力側で交流電源42に接続され、その出力側で負荷(モータ)44に接続される。インバータ装置20は、交流電源42からの交流電圧を、整流回路30で整流し、整流した直流電圧をインバータ部32で再び3相の交流電圧に変換して、モータ44に電力を供給する。モータ44は、図1における負荷12に相当する。
図3は、図2のインバータ部32における1つのパワーデバイス34とその駆動回路36とを抜粋した図である。図3に示されるように、駆動回路36は、フォトカプラ26に接続される。駆動回路36は、フォトカプラ26を介して、制御回路(マイクロコンピュータ)40から制御信号を受け取る。フォトカプラ26のフォトトランジスタ50は、そのエミッタ端子が接地され、そのコレクタ端子が、抵抗52を介して電源24に接続される。フォトトランジスタ50は、制御回路40からの制御信号に応じてオン又はオフする。ここで、フォトトランジスタ50がオンするとき、電源24から抵抗52を介してフォトトランジスタ50に電流が流れる。一方、フォトトランジスタ50がオフするとき、電源24から抵抗52を介して駆動回路36に電流が流れる。すなわち、制御回路40からの制御信号に応じて、駆動回路36に入力される信号が変化する。駆動回路36の出力信号は、その入力信号に応じて変化する。駆動回路36の出力信号は、パワーデバイス34に伝えられる。
以下に、駆動回路36について詳細に説明する。図4は、駆動回路36の回路図である。図4(a)は、本実施の形態による半導体装置の駆動回路を示し、図4(b)は、比較のための、従来の半導体装置の駆動回路を示す。ここで、図4(b)の駆動回路の構成は、図4(a)の駆動回路の構成に含まれる。よって、図4(b)の駆動回路については、図4(a)の駆動回路と同じ構成要素に同じ符号を付し、説明を省略する。以下では、図4(a)を参照して、本実施の形態による半導体装置の駆動回路について説明する。なお、駆動回路36が駆動させるパワーデバイス34は、電圧駆動型素子(例えば、IGBT)である。図4(a)に示されるように、駆動回路36は、コンデンサ56、第1の比較部58、駆動制御部60、第2の比較部62、AND回路64、電流源66、及びスイッチ68を備える。図4(a)の駆動回路は、図4(b)の駆動回路に、第2の比較部、AND回路、電流源及びスイッチが追加された構成をしている。
コンデンサ56は、フォトトランジスタ50に並列に接続される。つまり、コンデンサ56は、その一端が接地され、他端が、フォトトランジスタ50のコレクタ端子に接続される。その結果、コンデンサの一端は、抵抗52を介して電源24に接続される。
第1の比較部58は、オペアンプから成るコンパレータ70、抵抗72,74,76、及びトランジスタ78を備える。コンパレータ70の第1の入力端は、コンデンサ56に接続され、コンパレータ70の第2の入力端は、電源電圧を分圧する分圧抵抗72,74に接続される。抵抗72及び抵抗74は、互いに直列に接続される。抵抗72の一端は、電源24に接続され、抵抗74の一端は接地される。また、コンパレータ70の第2の入力端と、コンパレータ70の出力端との間に、抵抗76及びトランジスタ78が接続される。抵抗76は、その一端がコンパレータ70の第2の入力端に接続され、他端がトランジスタ78のコレクタ端子に接続される。トランジスタ78のエミッタ端子は接地され、トランジスタ78のゲート端子は、コンパレータ70の出力端に接続される。コンパレータ70の出力端は、駆動制御部60の入力端子に接続される。
駆動制御部60は、その出力端子が、パワーデバイス34の制御端子に接続される。駆動制御部60は、コンパレータ70から入力される信号に応じて、パワーデバイス34の制御端子に電圧信号を出力する。駆動制御部60は、コンパレータ70の出力信号を反転させる回路を備え、コンパレータ70の出力信号が高レベルのとき、パワーデバイス34をオフする信号(低レベル信号)を出力し、コンパレータ70の出力信号が低レベルのとき、パワーデバイス34をオンする信号(高レベル信号)を出力する。
第2の比較部62は、オペアンプから成るコンパレータ80、抵抗82,84,86、及びトランジスタ88を備える。コンパレータ80の第1の入力端は、コンデンサ56に接続され、コンパレータ80の第2の入力端は、電源電圧を分圧する分圧抵抗82,84に接続される。抵抗82及び抵抗84は、互いに直列に接続される。抵抗82の一端は、電源24に接続され、抵抗84の一端は接地される。また、コンパレータ80の第2の入力端と、コンパレータ80の出力端との間に、抵抗86及びトランジスタ88が接続される。抵抗86は、その一端がコンパレータ80の第2の入力端に接続され、他端がトランジスタ88のコレクタ端子に接続される。トランジスタ88のエミッタ端子は接地され、ゲート端子はコンパレータ80の出力端に接続される。
AND回路64は、その第1の入力端及び第2の入力端が、それぞれ、コンパレータ70の出力端、及びコンパレータ80の出力端に接続される。AND回路64の出力端は、スイッチ68に接続される。AND回路64は、第2の入力端に入力された実際の信号のレベルを反転させ、その反転させたレベルを、入力信号のレベルとする。
スイッチ68は、双方向アナログスイッチである。AND回路64の出力端は、スイッチ68の制御端子に接続される。スイッチ68は、制御端子に入力される信号に応じて、オン又はオフする。スイッチ68がオンするときは、電流源66からスイッチ68を通って電流Iinが流れる。
ここで、駆動制御部60の構成及び動作をより詳細に説明する。図5は、駆動制御部60の構成の一例を示す回路図である。図5に示されるように、駆動制御部60は、インバータ90、オペアンプ92、及び2つのスイッチ94,96を備える。コンパレータ70の出力端は、インバータ90の入力端に接続される。インバータ90の出力端は、オペアンプ92の入力端に接続される。インバータ90は、コンパレータ70の出力信号を反転し、その反転した信号をオペアンプ92に出力する。オペアンプ92は、インバータ90の出力信号を増幅し、その増幅した信号をスイッチ94,96に出力する。このとき、オペアンプ92は、増幅した信号を反転して得られる反転信号と、反転しないそのままの非反転信号とを出力する。オペアンプ92が出力する非反転信号は、第1のスイッチ94に伝えられ、反転信号は、第2のスイッチ96に伝えられる。第1のスイッチ94、及び第2のスイッチ96は、それぞれ、オペアンプ92から高レベルの信号が伝えられるとオンする。第1のスイッチ94がオンすると、パワーデバイス34の制御端子が電源に接続され、その制御端子に高レベル信号が入力される。一方、第2のスイッチ96がオンすると、パワーデバイス34の制御端子が接地され、その制御端子に低レベル信号が入力される。この駆動制御部60において、コンパレータ70の出力信号が高レベルのとき、インバータ90の出力信号は、低レベル信号となる。また、第1のスイッチ94及び第2のスイッチ96に伝えられる信号は、それぞれ、低レベル信号及び高レベル信号となる。結果として、第2のスイッチ96のみがオンし、駆動制御回路60からパワーデバイス34に出力される信号は、低レベル信号となる。その結果、パワーデバイス34はオフする。一方、コンパレータ70の出力信号が低レベルのとき、インバータ90の出力信号は高レベルである。また、第1のスイッチ94及び第2のスイッチ96に伝えられる信号は、それぞれ、高レベル信号及び低レベル信号である。結果として、第1のスイッチ94のみがオンし、駆動制御回路60からパワーデバイス34に出力される信号は、高レベル信号となる。その結果、パワーデバイス34はオンする。
次に、第1の比較部58におけるコンパレータ70、及び第2の比較部62におけるコンパレータ80の基準電圧について説明する。第1の比較部58におけるコンパレータ70は、その第1の入力端にコンデンサの電圧Vin1が入力され、その第2の入力端に定電圧(基準電圧)が入力される。コンパレータ70は、電圧Vin1と基準電圧とを比較し、その比較結果に基づいて、電圧Vin2を出力する。具体的に、コンパレータ70は、電圧Vin1が基準電圧を超えるとき、高レベルの電圧を出力し、電圧Vin1が基準電圧以下の時、低レベルの電圧を出力する。ここで、トランジスタ78は、コンパレータ70の出力電圧が高レベルのときオンし、低レベルのときオフする。トランジスタ78がオンするとき、電源24から抵抗72及び抵抗76を通って電流が流れる。一方、トランジスタ78がオフするとき、抵抗76には電流が流れず、抵抗72,74にのみ電流が流れる。よって、コンパレータ70の第2の入力端に入力される基準電圧は、Vin2が高レベルのときと、低レベルのときとで、その値(Eref1)が異なる。ここで、電源電圧の値をVdとし、抵抗72、抵抗74及び抵抗76の値を、それぞれ、r1,r2,r3とすると、Vin2が高レベルのときの基準電圧の値Eref1は、以下の式(1)で表わされる。
Figure 2005065029
また、Vin2が低レベルのときの基準電圧の値Eref1は、以下の式(2)で表わされる。
Figure 2005065029
一方、第2の比較部62におけるコンパレータ80は、その第1の入力端にコンデンサの電圧Vin1が入力され、その第2の入力端に定電圧(基準電圧)が入力される。コンパレータ80は、電圧Vin1と基準電圧とを比較し、その比較結果に基づいて、AND回路64に電圧Vin3を出力する。具体的に、コンパレータ80は、電圧Vin1が基準電圧を超えるとき、高レベルの電圧を出力し、電圧Vin1が基準電圧以下の時、低レベルの電圧を出力する。ここで、トランジスタ88は、コンパレータ80の出力電圧が高レベルのときオンし、低レベルのときオフする。トランジスタ88がオンするとき、電源24から抵抗82及び抵抗86を通って電流が流れる。一方、トランジスタ88がオフするとき、抵抗86には電流が流れず、抵抗82,84にのみ電流が流れる。よって、コンパレータ80の第2の入力端に入力される基準電圧は、コンパレータ80の出力電圧が高レベルのときと、低レベルのときとで、その値(Eref2)が異なる。ここで、電源電圧の値をVdとし、抵抗82、抵抗84及び抵抗86の値を、それぞれ、r4,r5,r6とすると、コンパレータ80の出力電圧が高レベルのときの基準電圧の値Eref2は、式(3)で表わされ、低レベルのときの基準電圧の値Eref2は、式(4)で表わされる。
Figure 2005065029
Figure 2005065029
以下に、この駆動回路36の動作を説明する。図6は、この駆動回路36の動作を説明するための波形図である。図6において、(a)は、制御回路からフォトカプラ26に入力される信号の波形、(b)は、コンデンサ56の電圧Vin1の波形、(c)は、コンパレータ70の出力電圧Vin2の波形、(d)は、コンパレータ80の出力電圧Vin3の波形、(e)は、スイッチ68を通って流れる電流Iinの波形である。以下では、駆動回路36の動作を、パワーデバイス34がターンオン(オフからオン)するときと、ターンオフ(オンからオフ)するときとに分けて説明する。なお、パワーデバイス34は、Vin2が高レベルのときオフし、Vin2が低レベルのときオンする。最初、パワーデバイス34はオフ状態であり、Vin1,Vin2,Vin3は、ともに高レベル(電圧値Vd(V))である。
A.パワーデバイスがターンオンするとき
制御回路からフォトカプラ26にオン指令信号(高レベルの信号)が入力されると、フォトカプラ26の二次側のトランジスタ50がオンする。トランジスタ50がオンすると、電源24から抵抗52を介してフォトトランジスタ50に電流(Ia)が流れる。ここで、電源電圧の値をVdとし、抵抗52の値をRとすると、電流Iaの値は、Vd/Rである。また、フォトトランジスタ50に電流が流れることにより、コンデンサ56からフォトトランジスタ50に電流が流れ、コンデンサ56が放電される(パワーデバイス34がオフ状態のとき、コンデンサ56は充電されている。)。その結果、コンデンサ56の電圧Vin1が低下する(図6(b)参照。)。
コンパレータ70は、電圧Vin1と基準電圧とを比較する。最初、パワーデバイス34はオフしており、電圧Vin2が高レベルなので、基準電圧の値は、Eref1である(式(1)参照。)。コンパレータ70は、上述したように、電圧Vin1が低下し、その値がEref1(図6(b)において、点Aで示される。)以下になると、低レベルの電圧Vin2(0V)を出力する(図6(c)参照。)。電圧Vin2は、駆動制御部60及びAND回路64に出力される。なお、Eref1は、電圧Vin2を低レベルにし、パワーデバイス34をオンさせるしきい値として、「オンしきい値」と呼ばれる。
駆動制御部60は、コンパレータ70から低レベルの電圧信号(Vin2)が入力されると、パワーデバイス34に高レベル信号を出力する。パワーデバイス34は、この高レベル信号によって、ターンオンを開始する。
一方、コンパレータ80は、電圧Vin1と基準電圧とを比較する。このときの基準電圧の値は、Eref2である(式(3)参照。)。コンパレータ80は、電圧Vin1の値が、Eref2(図6(b)において、点Bで示される。)以下になると、低レベルの電圧Vin3(0V)を出力する(図6(d)参照。)。電圧Vin3は、AND回路64に出力される。
AND回路64は、コンパレータ70の出力電圧(Vin2)と、コンパレータ80の出力電圧(Vin3)を入力信号とする。AND回路64は、コンパレータ70による入力信号のレベルを、コンパレータ70の出力電圧のレベルと同じレベルとして扱い、コンパレータ80による入力信号のレベルを、コンパレータ80の出力電圧のレベルを反転させたレベルとして扱う。AND回路64は、上記処理後、2つの入力信号が共に高レベルであるとき、高レベル信号を出力する。
ここで、Eref1とEref2については、以下の式(5)の関係が成り立つ。
Figure 2005065029
式(5)を参照すると、Vin1の値(Vin1)は、まず、Eref1に到達する。Vin1がEref1以下になると、Vin2は低レベルになる。Eref2<Vin1≦Eref1のとき、Vin2は低レベルであり、Vin3は高レベルである。この場合、AND回路64は、コンパレータ80による入力信号のレベルを、コンパレータ80の出力電圧のレベルを反転させたレベルとして扱うので、2つの入力信号を共に低レベルとみなし、低レベル信号を出力する。AND回路64は、スイッチ68の制御端子に、低レベル信号を出力する。スイッチ68は、低レベル信号が入力されるとオフし、電流Iinを遮断する(電流値Iin=0)。その後、Vin1の値がEref2以下になると、Vin3が低レベルとなる。AND回路64は、それを高レベルの入力信号とみなすが、そのときには、コンパレータ70による入力信号が低レベルとなっているので、AND回路64の出力信号は、低レベルのままである。Vin1は、最終的に、0Vまで低下する。一方、コンパレータ80の基準電圧は、コンパレータ80の出力信号が低レベルになることにより、Eref2に設定される。
B.パワーデバイスがターンオフするとき
次に、制御回路からフォトカプラ26にオフ指令信号(低レベルの信号)が入力されると、フォトカプラ26の二次側のフォトトランジスタ50がオフする。フォトトランジスタ50がオフすると、電源24から抵抗52を介してコンデンサ56に電流(Ib)が流れる。ここで、電流Ibの値は、Vd/Rである。電源24からコンデンサ56に電流が流れると、コンデンサ56が充電され、コンデンサの電圧Vin1が上昇する(図6(b)参照。)。
コンパレータ70は、電圧Vin1と基準電圧とを比較する。ここで、基準電圧の値は、Eref1である(式(2)参照。)。コンパレータ70は、電圧Vin1の値が、Eref1(図6(b)において、点Cで示される。)を超えると、高レベルの電圧Vin2を出力する(図6(c)参照。)。なお、Eref1は、電圧Vin2を高レベルにし、パワーデバイス34をオフさせるしきい値として、「オフしきい値」と呼ばれる。
駆動制御部60は、コンパレータ70から高レベルの電圧信号(Vin2)が入力されると、パワーデバイス34に低レベル信号を出力する。パワーデバイス34は、この低レベル信号によって、ターンオフを開始する。
一方、コンパレータ80は、電圧Vin1と、基準電圧とを比較する。この場合の基準電圧の値は、Eref2である(式(4)参照。)。コンパレータ80は、電圧Vin1の値が、Eref2(図6(b)において、点Dで示される。)を超えると、高レベルの電圧Vin3を出力する(図6(d)参照。)。
ここで、AND回路64は、コンパレータ70の出力電圧と、コンパレータ80の出力電圧を入力信号とする。いま、コンパレータの基準電圧について、以下の式(6)の関係が成り立つ。
Figure 2005065029
式(6)を参照すると、Vin1の値(Vin1)は、まず、Eref1に到達する。Eref1<Vin1≦Eref2のとき、Vin2は高レベルであり、かつ、Vin3は低レベルである。この場合、AND回路64は、コンパレータ80による入力信号のレベルを、コンパレータ80の出力電圧のレベルを反転させたレベルとして扱うので、2つの入力信号を共に高レベルとみなし、高レベル信号を出力する。AND回路64は、スイッチ68の制御端子に、高レベル信号を出力する。このとき、スイッチ68はオンし、スイッチ68を電流Iin(電流値Iin(A))が流れる。この電流Iinは、電圧入力信号ライン(コンパレータ70の第1の入力端に接続される信号ライン)に戻り、さらに、コンデンサ56に流れ込む(図6(e)参照。)。これにより、コンデンサ56が充電され、Vin1の値が上昇する(図6(b)参照。)。
次に、Vin1の値が、Eref2を超えると(Eref2<Vin1)、Vin3は、高レベルとなる。上述したように、AND回路64は、これを低レベルとして扱う。AND回路64は、2つの入力信号のうち一方が低レベルなので、スイッチ68の制御端子に低レベル信号を出力する。これにより、スイッチ68はオフし、電流源66からの電流を遮断する(図6(e)参照。)。最終的に、Vin1の値はVd(V)になる。
その後、制御回路からフォトカプラ26に再びオン指令信号又はオフ指令信号が入力されたとき、駆動回路36は、それぞれ、上述の動作と同じ動作を行う。
駆動回路36は、制御回路からオフ指令信号が入力されると、Eref1<Vin1≦Eref2の関係が成り立つ間、電圧入力信号ラインに電流Iinを流す。これにより、コンデンサ56が充電され、電圧Vin1が上昇する。図6(b)は、この場合のVin1の変化を示す。これを、従来の駆動回路(図4(b)参照。)におけるVin1の変化(一点鎖線で示される。)と比較すると、図4(a)に示される駆動回路36では、Vin1の値が、オフしきい値を超えた後、短時間でVdまで上昇することがわかる。
本実施の形態による半導体装置の駆動回路においては、電圧入力信号ラインの電圧Vin1がオフしきい値を超えるとすぐに、電圧入力信号ラインに電流Iinが流れてそのインピーダンスが低減するので、コンデンサの充電時間が短くなる。これにより、電圧Vin1は、オフしきい値を超えた後すぐに、(パワーデバイスのdV/dtによる影響を受けない程度に)十分に上昇する。よって、パワーデバイスのターンオフによる大きなdV/dt(いわゆるスパイク電圧)が発生しても、電圧入力信号ラインの電圧が、しきい値付近で変動することがないので、駆動回路の誤動作を防止することができる。また、その結果、パワーデバイスの誤動作を防止できる。
また、本実施の形態による半導体装置の駆動回路によれば、電圧入力信号ラインの電圧を常にモニタし、その電圧が増加傾向にあり、かつ、所定の範囲内にあると検知したときに電圧の調整を行うので、精度よく誤動作を防止するができる。また、電圧入力信号ラインの電圧が所定の範囲内にあるときのみ電流Iinを流すので、無駄に電流を流すことなく、電力消費を低減できる。
さらに、本実施の形態による半導体装置の駆動回路によれば、パワーデバイスのスイッチング動作によって誤動作しない駆動回路を比較的安価に実現できる。
なお、Eref2は、オフしきい値より大きく、かつ、Vin1の高レベル電圧値より小さければ、2Vd/3以外の任意の値であってよい。
また、本実施の形態による半導体装置の駆動回路においては、電圧Vin1について、Eref1<Vin1≦Eref2であることを検知するために、AND回路を用いたが、他の論理回路を用いてもよい。
なお、本実施の形態による半導体装置は、図1に示されるように、インタフェース回路、駆動回路及び出力パワーデバイス回路を備えるが、その他に、検出回路や保護回路等の他の回路を備えていてもよい。図7は、そのような検出回路及び保護回路を備える半導体装置のブロック図である。図7において、図1の半導体装置と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。図7に示されるように、半導体装置102は、インタフェース回路4、駆動回路6、検出回路104、保護回路106及び出力パワーデバイス回路8を備える。半導体装置102は、入力側でマイクロコンピュータ10に接続され、出力側で負荷12に接続される。検出回路104は、負荷12と出力パワーデバイス回路8の駆動状態(出力電流や温度等)を検出し、その検出結果を保護回路106及びインタフェース回路4に出力する。保護回路106は、検出回路104からの検出結果を用いて、負荷12及び出力パワーデバイス回路8の駆動状態を判断し、必要であれば、駆動回路6、出力パワーデバイス回路8、及びインタフェース回路4に、出力パワーデバイス回路8の動作停止を指示する信号を出力する。
実施の形態2.
図8は、実施の形態2による半導体装置の駆動回路を示す。図8において、図4(a)の回路と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。本実施の形態による半導体装置の駆動回路が、実施の形態1による半導体装置の駆動回路と異なる点は、Vin2及びVin3を入力とするAND回路が除去され、その代わりに、Vin3を入力とするタイマーが設けられた点である。図8に示されるように、本実施の形態による半導体装置の駆動回路は、第2の比較部62及びスイッチ68に接続されたタイマー110を備える。また、第2の比較部62は、抵抗112,114,116を備える。
実施の形態1で説明したように、第2の比較部62において、抵抗112、抵抗114及び抵抗116の値を、それぞれ、r7,r8,r9とすると、コンパレータ80の出力電圧が高レベルのときの基準電圧の値Eref3、及びコンパレータ80の出力電圧が低レベルのときの基準電圧の値Eref3は、それぞれ、以下の式(7)及び式(8)で表わされる。
Figure 2005065029
Figure 2005065029
タイマー110は、一定の期間だけスイッチ68に高レベル信号を出力し、それ以外の場合には、スイッチ68に低レベル信号を出力する。具体的に、タイマー110は、第2の比較部62におけるコンパレータ80の出力信号が低レベルから高レベルになった時、つまり、Vin1の値がEref3を超えた時、その瞬間から一定の期間だけ、スイッチ68に対して高レベル信号を出力する。スイッチ68に高レベル信号が入力されたとき、スイッチ68はオンし、スイッチ68を電流Iin(電流値Iin(A))が流れる。この電流Iinは、電圧入力信号ラインに戻り、さらに、コンデンサ56に流れ込む。これにより、コンデンサ56が充電され、Vin1の値が上昇する。タイマー110は、一定の期間が経過すると、スイッチ68に低レベル信号を出力し、スイッチ68をオフする。以上により、コンデンサ56には、Vin1がEref3を超えてから一定の期間だけ電流Iinが流れる。
ここで、式(8)を参照すればわかるように、Eref3は、抵抗値r7,r8を選択することにより任意に設定できる。例えば、Eref3を、オフしきい値に等しい値に設定すると、電圧入力信号ラインの電圧Vin1がオフしきい値を超えたとき、電圧入力信号ラインに電流Iinが流れ始める。つまり、抵抗値r7,r8を選択することにより、電圧入力信号ラインに電流Iinが流れ始めるときのVin1の条件を任意に設定することができる。Eref3は、オフしきい値以上、Vin1の高レベル電圧値(Vd)未満であればよいが、好ましくは、オフしきい値付近の値である。なお、Eref3も、抵抗値r7,r8,r9を選択することにより、任意に設定できる。
本実施の形態による半導体装置の駆動回路においては、電圧入力信号ラインの電圧Vin1がEref3を超えるとすぐに、電圧入力信号ラインに電流Iinが流れてそのインピーダンスが低減する。これにより、コンデンサの充電速度が変化し、Eref3を超えた後の電圧Vin1の上昇速度は、Eref3に達する以前のそれと比較して、大きくなる。ここで、Eref3をオフしきい値付近に設定すると、Vin1は、Eref3を超えるとすぐに、(パワーデバイスのdV/dtによる影響を受けない程度に)十分に上昇する。この場合、パワーデバイスのターンオフによる大きなdV/dtが発生しても、電圧入力信号ラインの電圧が、しきい値付近で変動することがないので、駆動回路の誤動作を防止できる。また、その結果、パワーデバイスの誤動作を防止できる。
また、本実施の形態による半導体装置の駆動回路によれば、電圧入力信号ラインの電圧を常にモニタし、その電圧がEref3を超えたことを検知して、電圧入力信号ラインに電流Iinを流すので、精度よく誤動作の防止を行うことができる。
また、本実施の形態による半導体装置の駆動回路によれば、パワーデバイスのスイッチング動作によって誤動作しない駆動回路を比較的安価に実現できる。
さらに、本実施の形態による半導体装置の駆動回路によれば、コンデンサを充電させる期間を、Vin1がEref3を超えてから一定期間に制限するので、フォトカプラに流れる過負荷電流を抑制できる。従って、フォトカプラの寿命を延ばすことができ、その結果、この半導体装置を用いたパワーエレクトロニクス応用装置の寿命を延ばすことができる。
なお、電流Iinを流す時間(タイマー110が、高レベル信号を出力する期間)は、Vin1がEref3を超えてからVd(高レベルの電圧値)に達するまでの時間内であり、コンデンサの充電速度に応じて、任意に最適化できる。例えば、Eref3がオフしきい値に等しい場合、電流Iinを流す時間は、数十ns乃至100ns(ナノ秒)であってよい。
なお、本実施の形態による半導体装置の駆動回路においては、第2の比較部の出力信号をタイマーに入力したが、Eref3をオフしきい値に等しい値に設定する場合は、第1の比較部の出力信号をタイマーに入力することも可能である。その場合は、第2の比較部を除去でき、駆動回路をより簡単に構成できる。
実施の形態3.
図9は、実施の形態3による半導体装置の駆動回路を示す。図9の駆動回路において、図8の駆動回路と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。本実施の形態による半導体装置の駆動回路が、実施の形態2による半導体装置の駆動回路と異なる点は、パワーデバイス34のゲート電圧と基準電圧とを比較する第3の比較部122と、第2の比較部62の出力信号及び第3の比較部122の出力信号を入力とするAND回路124を備える点である。
第3の比較部122は、オペアンプから成るコンパレータ130、抵抗132、及び抵抗134を備える。コンパレータ130の第1の入力端は、パワーデバイス34のゲート端子に接続され、コンパレータ130の第2の入力端は、電源電圧を分圧する抵抗132,134に接続される。抵抗132及び抵抗134は、互いに直列に接続される。抵抗132の一端は、電源24に接続され、抵抗134の一端は接地される。抵抗132,134は、電源電圧を分圧し、その分圧された電圧をコンパレータ130の第2の入力端に供給する。
AND回路124は、その第1の入力端及び第2の入力端が、それぞれ、第2の比較部62におけるコンパレータ80の出力端、及びコンパレータ130の出力端に接続される。AND回路124の出力端は、タイマー110に接続される。
以下に、駆動回路36の動作を説明する。第3の比較部122において、コンパレータ130は、その第1の入力端にパワーデバイス34のゲート電圧が入力され、その第2の入力端に基準電圧が入力される。コンパレータ130は、ゲート電圧と基準電圧とを比較し、その比較結果に基づいて、電圧信号を出力する。具体的に、コンパレータ130は、ゲート電圧が基準電圧(パワーデバイス34がターンオンを開始するしきい値電圧)より小さくなると、高レベルの電圧を出力する。AND回路124は、第2の比較部62におけるコンパレータ80の出力電圧と、コンパレータ130の出力電圧とを入力信号とする。ここで、AND回路124は、2つの入力信号が共に高レベルであるとき、すなわち、電圧入力信号ラインの電圧の値がEref3を超え、かつ、パワーデバイス34のゲート電圧が、パワーデバイスのターンオンを開始させる値より小さくなったとき高レベル信号を出力する。なお、コンパレータ130の第2の入力端に入力される基準電圧は、パワーデバイス34がターンオンを開始する電圧としたが、それより小さい電圧、すなわち、パワーデバイス34が十分にオフ状態となるときの電圧としてもよい。
タイマー110の動作は、実施の形態2で説明した通りである。つまり、タイマー110は、AND回路124の出力信号が高レベルになった瞬間から一定の期間だけ、スイッチ68に高レベル信号を出力し、それ以外の場合には、スイッチ68に低レベル信号を出力する。スイッチ68に高レベル信号及び低レベル信号が入力されたときの駆動回路36の動作は、実施の形態1で説明した通りである。
駆動回路36では、コンパレータ70とパワーデバイス34との間に駆動制御部60が設けられるため、第1の比較部58におけるコンパレータ70の出力電圧Vin2と、パワーデバイス34のゲート端子に実際に印加される電圧との間に、差が生じる場合がある。例えば、駆動制御部60は、dV/dtを抑制するためのゲート抵抗140を含む。本実施の形態による半導体装置においては、電圧入力信号ラインの電圧Vinが基準電圧を超えたことに加えて、パワーデバイス34のゲート電圧が基準電圧より小さくなったときにタイマー110が稼動するので、実際のパワーデバイスのスイッチング時に合わせて、精度良くコンデンサ56に電流を流すことができる。
また、本実施の形態による半導体装置の駆動回路によれば、コンデンサを充電させる期間を一定期間に制限するので、フォトカプラに流れる過負荷電流を抑制できる。従って、フォトカプラの寿命を延ばすことができ、その結果、この半導体装置を用いたパワーエレクトロニクス応用装置の寿命を延ばすことができる。
本実施の形態による半導体装置の駆動回路においては、電圧入力信号ラインの電圧Vin1がEref3を超え、かつ、パワーデバイスがターンオフを始めるとすぐに、電圧入力信号ラインに電流Iinが流れて、電圧入力信号ラインのインピーダンスが低減する。これにより、電圧Vin1がEref3を超え、かつ、パワーデバイスがターンオフを始めた後の電圧Vin1の上昇速度は、それ以前の電圧Vin1の上昇速度と比較して、大きくなる。ここで、Eref3をオフしきい値付近に設定すると、電圧Vin1は、電圧Vin1がEref3を超え、かつ、パワーデバイスがターンオフを始めた後すぐに、(パワーデバイスのdV/dtによる影響を受けない程度に)十分に上昇する。よって、パワーデバイスのターンオフによる大きなdV/dtが発生しても、電圧入力信号ラインの電圧が、しきい値付近で変動することがないので、駆動回路の誤動作を防止できる。また、その結果、パワーデバイスの誤動作を防止できる。
また、本実施の形態による半導体装置の駆動回路によれば、パワーデバイスのスイッチング動作によって誤動作しない駆動回路を比較的安価に実現できる。
実施の形態4.
図10は、実施の形態4の半導体装置における、1つのパワーデバイス、その駆動回路及びその検出回路を示す回路図である。本実施の形態4による半導体装置は、駆動回路6及びパワーデバイス出力回路8に加えて、検出回路104を備える(図7参照。)。検出回路104は、パワーデバイス出力回路8における各々のパワーデバイスに対応する検出回路142から成る。本実施の形態による半導体装置おいて、検出回路142は、図10に示されるように、パワーデバイス34の出力電流(パワーデバイス34がIGBTの場合は、コレクタ電流)を検出する電流センサである。この検出回路142は、例えば、パワーデバイス34に内蔵されるものであってよい。図10において、図9の駆動回路と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。本実施の形態による駆動回路が、実施の形態3による半導体装置と異なる点は、第3の比較部122が、パワーデバイス34のゲート電圧ではなく、パワーデバイス34の出力電流を用いて比較を行う点である。
電流センサ142は、パワーデバイス34の出力電流を検出して、その出力電流に応じた電圧信号を出力する。電流センサ142の出力信号は、第3の比較部122のコンパレータ130に入力される。コンパレータ130は、その電流センサ142が出力する電圧と、基準電圧とを比較し、その比較結果に基づいて、電圧信号を出力する。具体的に、コンパレータ130は、出力電流によって生じる電圧が基準電圧より小さくなったとき、高レベルの電圧を出力する。この基準電圧は、パワーデバイス34がターンオフ動作を始めたと判断できる微量な出力電流が流れたときに、電流センサ142が出力する電圧に等しい。AND回路124やスイッチ68の動作は、実施の形態3で説明した通りである。
本実施の形態による半導体装置においては、電圧入力信号ラインの電圧Vinが基準電圧を超えたことに加えて、パワーデバイス34の出力電流を検知して、その出力電流が所定の電流より小さくなったときにタイマー110が稼動するので、実際のパワーデバイスのスイッチング時に合わせて、精度良くコンデンサ56に電流を流すことができる。
また、本実施の形態による半導体装置の駆動回路によれば、コンデンサを充電させる期間を一定期間に制限するので、フォトカプラに流れる過負荷電流を抑制できる。従って、フォトカプラの寿命を延ばすことができ、その結果、この半導体装置を用いたパワーエレクトロニクス応用装置の寿命を延ばすことができる。
本実施の形態による半導体装置の駆動回路においては、電圧入力信号ラインの電圧がオフしきい値を超え、かつ、パワーデバイスがターンオフを始めるとすぐに、電圧入力信号ラインに電流Iinが流れてインピーダンスが低減する。これにより、電圧Vin1がEref3を超え、かつ、パワーデバイスがターンオフを始めた後の電圧Vin1の上昇速度は、それ以前の電圧Vin1の上昇速度と比較して、大きくなる。ここで、Eref3をオフしきい値付近に設定すると、電圧Vin1は、電圧Vin1がオフしきい値を超え、かつ、パワーデバイスがターンオフを始めた後すぐに、(パワーデバイスのdV/dtによる影響を受けない程度に)十分に上昇する。よって、パワーデバイスのターンオフによる大きなdV/dtが発生しても、電圧入力信号ラインの電圧が、しきい値付近で変動することがないので、駆動回路の誤動作を防止できる。また、その結果、パワーデバイスの誤動作を防止できる。
実施の形態5.
図11は、実施の形態5の半導体装置における、1つのパワーデバイス、その駆動回路及びその検出回路を示す回路図である。本実施の形態による半導体装置において、検出回路142は、図11に示されるように、パワーデバイス34の出力電圧(パワーデバイス34がIGBTの場合は、コレクタ電圧)を分圧する分圧抵抗144,146である。図11において、図10の駆動回路と同一の構成要素には、同一の符号を付し、説明を省略する。本実施の形態による半導体装置の駆動回路が、実施の形態4による半導体装置の駆動回路と異なる点は、第3の比較部122が、パワーデバイス34の出力電流ではなく、パワーデバイス34の出力電圧を用いて比較を行う点である。
図11に示されるように、第3の比較部122は、分圧抵抗144,146により分圧されたコレクタ電圧と、基準電圧とを比較し、その比較結果に基づいて、電圧信号を出力する。具体的に、コンパレータ130は、パワーデバイス34の出力電圧が基準電圧より大きくなったとき、高レベルの電圧を出力する。その際の基準電圧は、パワーデバイス34がターンオフ動作を始めたと判断できる出力電圧に等しい。
本実施の形態による半導体装置においては、電圧入力信号ラインの電圧Vinが基準電圧を超えたことに加えて、パワーデバイス34の出力電圧を検知して、その出力電圧が所定の電圧より大きくなったときにタイマー110が稼動するので、実際のパワーデバイスのスイッチング時に合わせて、精度良くコンデンサ56に電流を流すことができる。
また、本実施の形態による半導体装置の駆動回路によれば、コンデンサを充電させる期間を一定期間に制限するので、フォトカプラに流れる過負荷電流を抑制できる。従って、フォトカプラの寿命を延ばすことができ、その結果、この半導体装置を用いたパワーエレクトロニクス応用装置の寿命を延ばすことができる。
本実施の形態による半導体装置の駆動回路においては、電圧入力信号ラインの電圧Vin1がオフしきい値を超え、かつ、パワーデバイスがターンオフを始めるとすぐに、電圧入力信号ラインに電流Iinが流れてそのインピーダンスが低減する。これにより、電圧Vin1がEref3を超え、かつ、パワーデバイスがターンオフを始めた後の電圧Vin1の上昇速度は、それ以前の電圧Vin1の上昇速度と比較して、大きくなる。ここで、Eref3をオフしきい値付近に設定すると、電圧Vin1は、オフしきい値を超え、かつ、パワーデバイスがターンオフを始めた後すぐに、(パワーデバイスのdV/dtによる影響を受けない程度に)十分に上昇する。よって、パワーデバイスのターンオフによる大きなdV/dtが発生しても、電圧入力信号ラインの電圧が、しきい値付近で変動することがないので、駆動回路の誤動作を防止できる。また、その結果、パワーデバイスの誤動作を防止できる。
なお、実施の形態1から実施の形態5の半導体装置において、パワーデバイスとして、金属酸化膜半導体電界効果型トランジスタ(MOSFET)を用いてもよい。その場合には、コンパレータの特性(入力信号が基準電圧より小さいとき、出力信号が高レベルになる、又は入力信号が基準電圧より大きいとき、出力信号が高レベルになる)を選択することにより、P型及びN型のどちらのMOSFETも使用できる。
さらに、駆動制御部の出力電圧を電流に変換する回路(抵抗等)を追加することにより、パワーデバイスとして、バイポーラトランジスタを用いることもできる。その場合に、バイポーラトランジスタの入力電流や出力電流を電圧に変換する変換回路を導入すれば、実施の形態3や実施の形態4で説明した効果と同様の効果が得られる。
実施の形態1による半導体装置の構成を示すブロック図。 図1の半導体装置を三相インバータ装置に用いたときの、インバータ装置の構成を示すブロック図。 図2のインバータ部における1つのパワートランジスタとその駆動回路とを抜粋した図。 駆動回路の回路図であり、(a)は、実施の形態1による半導体装置の駆動回路を示し、(b)は、従来の半導体装置の駆動回路を示す。 駆動制御部の構成を示す回路図。 図4(a)の駆動回路の動作を説明するための波形図。 検出回路及び保護回路を備える半導体装置のブロック図。 実施の形態2による半導体装置の駆動回路を示す回路図。 実施の形態3による半導体装置の駆動回路を示す回路図。 実施の形態4による半導体装置の駆動回路を示す回路図。 実施の形態5による半導体装置の駆動回路を示す回路図。
符号の説明
26 フォトカプラ、 36 駆動回路、 56 コンデンサ、 58 第1の比較部、 60 駆動制御部、 62 第2の比較部、 64 AND回路、 66 電流源、 68 アナログスイッチ、 70,80 コンパレータ

Claims (8)

  1. パワーデバイスと、そのパワーデバイスを駆動させる駆動回路とを備えた半導体装置であって、
    前記駆動回路が、
    外部制御信号に応じて充放電されるコンデンサと、
    前記コンデンサの電圧と第1の基準電圧とを比較して、その比較結果に基づく第1の信号を出力する第1の比較回路と、
    前記第1の信号に応じて、前記パワーデバイスに駆動信号を出力する駆動制御回路と、
    前記コンデンサの電圧を検知して、前記コンデンサの電圧が増加傾向にあり、かつ、所定の範囲内にあるとき、前記コンデンサに電流を供給して、前記コンデンサを充電させるコンデンサ充電回路と
    を備える装置。
  2. 前記コンデンサ充電回路が、
    前記コンデンサの電圧と第2の基準電圧とを比較して、その比較結果に基づく第2の信号を出力する第2の比較回路と、
    前記第1の信号及び前記第2の信号を用いて、前記コンデンサの電圧が増加傾向にあること、及び前記コンデンサの電圧が前記第1の基準電圧より大きく、かつ、前記第2の基準電圧以下であることを検知したとき、第3の信号を出力する検知回路と、
    前記検知回路から前記第3の信号が入力されると、前記コンデンサに電流を供給する電流供給回路と
    を備える請求項1に記載の半導体装置。
  3. パワーデバイスと、そのパワーデバイスを駆動させる駆動回路とを備えた半導体装置であって、
    前記駆動回路が、
    外部制御信号に応じて充放電されるコンデンサと、
    前記コンデンサの電圧と第1の基準電圧とを比較して、その比較結果に基づく第1の信号を出力する第1の比較回路と、
    前記第1の信号に応じて、前記パワーデバイスに駆動信号を出力する駆動制御回路と、
    前記コンデンサの電圧と第2の基準電圧とを比較して、その比較結果に基づく第2の信号を出力する第2の比較回路と、
    前記第2の信号を用いて、前記コンデンサの電圧が前記第2の基準電圧より大きいことを検知すると、検知したときから一定の期間だけ第3の信号を出力するタイマーと、
    前記タイマーから前記第3の信号が入力されると、前記コンデンサに電流を供給する電流供給回路と
    を備える装置。
  4. パワーデバイスと、そのパワーデバイスを駆動させる駆動回路とを備えた半導体装置であって、
    前記駆動回路が、
    外部制御信号に応じて充放電されるコンデンサと、
    前記コンデンサの電圧と第1の基準電圧とを比較して、その比較結果に基づく第1の信号を出力する第1の比較回路と、
    前記第1の信号に応じて、前記パワーデバイスに駆動信号を出力する駆動制御回路と、
    前記コンデンサの電圧と第2の基準電圧とを比較して、その比較結果に基づく第2の信号を出力する第2の比較回路と、
    前記第2の信号を用いて、前記コンデンサの電圧が前記第2の基準電圧より大きいことを検知し、かつ、前記駆動信号を用いて、前記パワーデバイスがターンオフを開始したことを検知したとき、第3の信号を出力する検知出力回路と、
    前記第3の信号を用いて、前記コンデンサの電圧が前記第2の基準電圧より大きく、かつ、前記パワーデバイスがターンオフを開始したことを検知すると、検知したときから一定の期間だけ第4の信号を出力するタイマーと、
    前記タイマーから前記第4の信号が入力されると、前記コンデンサに電流を供給する電流供給回路と
    を備える装置。
  5. 前記検知出力回路が、
    前記駆動信号が電圧信号でないとき、前記駆動信号を第5の電圧信号に変換する変換回路を備え、
    電圧信号である前記駆動信号又は前記第5の電圧信号と、第3の基準電圧とを比較して、その比較結果に基づく第6の信号を出力する第3の比較回路と、
    前記第2の信号を用いて、前記コンデンサの電圧が前記第2の基準電圧より大きいことを検知し、かつ、前記第6の信号を用いて、前記パワーデバイスがターンオフを開始したことを検知したとき、前記第3の信号を出力する検知回路と
    を備える請求項4に記載の半導体装置。
  6. パワーデバイスと、
    前記パワーデバイスを駆動させる駆動回路と、
    前記パワーデバイスの駆動状態を検出して、その駆動状態に応じた第1の電圧信号を出力する検出回路と
    を備えた半導体装置であって、
    前記駆動回路が、
    外部制御信号に応じて充放電されるコンデンサと、
    前記コンデンサの電圧と第1の基準電圧とを比較して、その比較結果に基づく第2の信号を出力する第1の比較回路と、
    前記第2の信号に応じて、前記パワーデバイスに駆動信号を出力する駆動制御回路と、
    前記コンデンサの電圧と第2の基準電圧とを比較して、その比較結果に基づく第3の信号を出力する第2の比較回路と、
    前記第1の信号を用いて、前記パワーデバイスがターンオフを開始したことを検知し、かつ、前記第3の信号を用いて、前記コンデンサの電圧が前記第2の基準電圧より大きいことを検知したとき、第4の信号を出力する検知出力回路と、
    前記第4の信号を用いて、前記コンデンサの電圧が前記第2の基準電圧より大きく、かつ、前記パワーデバイスがターンオフを開始したことを検知すると、検知したときから一定の期間だけ第5の信号を出力するタイマーと、
    前記タイマーから前記第5の信号が入力されると、前記コンデンサに電流を供給する電流供給回路と
    を備える装置。
  7. 前記検知出力回路が、
    前記第1の信号と第3の基準電圧とを比較して、その比較結果に基づく第6の信号を出力する第3の比較回路と、
    前記第6の信号を用いて、前記パワーデバイスがターンオフを開始したことを検知し、かつ、前記第3の信号を用いて、前記コンデンサの電圧が前記第2の基準電圧より大きいことを検知したとき、前記第4の信号を出力する検知回路と
    を備える請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記電流供給回路が、電流源とスイッチとを備え、
    前記スイッチは、前記第3の信号、前記第4の信号、又は前記第5の信号が入力されるとスイッチオンして、前記電流源からの電流を通す請求項2から請求項7のいずれかに記載の半導体装置。
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