JP2004099321A - フィルム除去装置及びフィルム除去方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フィルムがコーティングされているガラス基板を移送手段により除去位置に移送し、移送手段の除去位置でガラス基板の移送方向先端に圧縮空気を噴射して、ガラス基板からフィルムを剥離する。ガラス基板から剥離された廃フィルムを真空吸着ローリング手段の真空吸着により移送手段の除去位置から排出し、真空吸着ローリング手段により排出される廃フィルムを捕集手段により吸入して捕集した後、捕集手段から排出される廃フィルムを圧縮して処理する。
【選択図】 図11
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルム除去装置及びフィルム除去方法に関し、例えば、ガラス基板のフィルムを除去するための剥離、捕集、体積減量(または圧縮)などの一連の工程を効率よく行うことのできるフィルム除去装置及びフィルム除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、TFT−LCD(薄膜トランジスタ駆動カラー液晶ディスプレイ)、PDP(プラズマディスプレイパネル)、EL(エレクトロルミネセンス)などの平面ディスプレイ(フラットディスプレイ)の製造分野で用いられるガラス基板は、ガラス溶解炉で溶解された水ガラスを溶解成形器に供給してガラス基板を製造した後、1次規格に合うように切断し、その表面に保護用フィルムをコーティングしてガラス基板の加工ラインに運ぶ。ガラス基板の加工ラインでは、ガラス基板からフィルムを剥離した後、ガラス基板を平面ディスプレイの規格に合うサイズに再切断する。そして、その後のコーティング工程で、ガラス基板の表面に、例えば絶縁膜としてシリカ(SiO2)膜及び導電膜としてITO(Indium tin oxide)膜をコーティングする。
【0003】
一般のガラス基板のフィルム除去装置においては、ローラコンベヤを用いてガラス基板を移送させながら、粘着性のあるウレタンローラの表面に、移送されるガラス基板のフィルムを粘着して剥離している。
【0004】
一方、特許文献1には、プレッサーロールの外面に沿って粘着テープが巻かれるように供給し、プレッサーロールでガラス基板のフィルムを圧着しながら粘着テープにフィルムを粘着させた後、プレッサーロールを移動させながらプレッサーロールと連動するペーパーパイプでガラス基板からフィルムを除去する技術が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平4−189260号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したウレタンローラの表面にダスト等のような異物が付着すると、ウレタンローラの粘着性が低下して機能を失うので、フィルム除去装置の稼動を周期的に停止し、ウレタンローラの表面を周期的に掃除しなければならないので、生産性が大きく低下する問題がある。特に、ウレタンローラの粘着性を再生するためには、人体に有害な例えばメチルエチルケトンなどの溶剤を用いて掃除しなければならないので、作業環境の阻害になる短所がある。そして、ウレタンローラによりガラス基板から剥離された廃フィルムは、作業者が別途に集めて廃棄するのに手間がかかり、廃フィルムの体積を減量させて廃棄することに多くの時間と努力が投入され、生産費が増加する問題がある。一般に、作業者は廃フィルムを効率良く収去するために、1時間に一回程度収去作業を行っており、作業者が廃フィルムを収去せず、加工ラインにそのまま放置する場合、加工ラインの周りに廃フィルムが散らばって、作業環境を阻害するのみではなく、加工ラインの装置に流れ込まれて故障を発生させるおそれがあるといった問題がある。
【0007】
また、上述した特許文献1の技術は、粘着テープの連続的な供給に多数の難題を有している。この技術においても、プレッサーロールの粘着テープに貼り付けられたフィルムを作業者が手作業で外して除去しなければならず、廃フィルムの廃棄のための収去及び圧縮または体積減量の作業が必要であるので、生産性が低下するだけではなく、生産費が増加する問題がある。
【0008】
本発明は、前記のような従来技術の様々な問題を解決するために案出されたものであり、本発明の目的は、板状部材からフィルムを除去するために剥離、捕集、体積減量などの一連の工程を効率的に行い、生産性を向上させることができ、生産費が大きく節減できるフィルム除去装置及びフィルム除去方法を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、板状部材から剥離されて排出される廃フィルムを直ちに捕集して作業環境が改善できるフィルム除去装置及びフィルム除去方法を提供することにある。
【0010】
本発明のさらに他の目的は、廃フィルムの体積を簡単に減量して、廃棄費用が節減できるフィルム除去装置及びフィルム除去方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するための本発明のフィルム除去方法は、フィルムがコーティングされている板状部材を移送手段により除去位置に移送する工程と、移送手段の除去位置で前記板状部材の移送方向先端に圧縮空気を噴射して前記板状部材からフィルムを剥離する工程と、前記板状部材から剥離された廃フィルムを真空吸着ローリング手段の真空吸着により移送手段の除去位置から排出する工程と、真空吸着ローリング手段により排出される廃フィルムを捕集手段により吸入して捕集する工程と、捕集手段から排出される廃フィルムを圧縮する工程とからなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるフィルム除去装置及びフィルム除去方法に対する好適な実施の形態について添付の図面を用いて詳細に説明する。
【0013】
まず、図1ないし図3を参照すれば、本発明のフィルム除去装置は、移送手段としてローラコンベヤ10を備えている。このローラコンベヤ10は、厚さが0.5〜1mm程度である薄板の板状部材であるガラス基板1を、その表面にコーティングされているフィルム2を除去する除去位置P1に、フィルム2が下を向くようにして移送する。なお、ガラス基板1は、縦(mm)×横(mm)のサイズが例えば370×470〜1,150×1,300程度である。
【0014】
図1および図3に示すように、ローラコンベヤ10のフレーム11には、ガラス基板1を回転運動により移送する多数の移送ローラ(フィーディングローラ)12が所定の間隔を置いて配列されている。ローラコンベヤ10の移送ローラ12は、周知のモーターと、このモーターの駆動力を伝達する動力伝導用チェーン、動力伝導用ベルトなどの伝達手段とにより回転しながらガラス基板1を移送方向13に沿って移送する。また、図1に示すように、ローラコンベヤ10のフレーム11には、ガラス基板1の移送方向先端がローラコンベヤ10の除去位置P1に達したか否かを感知するセンサ14が配置されている。センサ14は、光信号を発信する発光センサ14aと、この発光センサ14aから発信される光信号を受信する受光センサ14bとから構成されている。本実施例において、センサ14は近接センサで構成することもできる。
【0015】
図1ないし図3、図7(A)及び図7(B)を参照すれば、ローラコンベヤ10の除去位置P1には、ガラス基板1の移送方向先端に圧縮空気を噴射してガラス基板1からフィルム2を剥離する空気噴射手段としてエアブラスター20が設けられている。エアブラスター20は、ローラコンベヤ10の移送ローラ12と平行に配置されている。エアブラスター20は、空気供給装置21に連結されて空気の流路を形成する中空型エアパイプ22と、ガラス基板1の移送方向先端に対して圧縮空気を噴射できるようにエアパイプ22の外面に取り付けられている多数のエアノズル23とから構成されている。空気供給装置21は、圧縮空気を発生させるエアコンプレッサーと、このエアコンプレッサーからの空気の供給を制御するエアコントローラーと、エアパイプ22とエアコントローラーとを連結するエアラインに取り付けられて空気の圧力及び流量を制御するバルブ及び圧力計などの付属装置とから構成することができる。本実施例において、空気供給装置21のエアコンプレッサーの代わりに、ブロワを用いても良い。
【0016】
また、エアブラスター20は、作動手段である一対の第1のエアシリンダ24の作動により、ローラコンベヤ10の除去位置P1とガラス基板1の移送を許容する待機位置P2(図7(B)参照)との間を乗降運動する。一対の第1のエアシリンダ24は、マウンティングブラケット25によりフレームの両上部に各々配置されている。第1のエアシリンダ24のシリンダーロッド24aにはジョイントブラケット26が連結されている。
【0017】
ジョイントブラケット26の側端には、除去位置P1に位置するガラス基板1の移送方向先端に対してエアブラスター20を水平方向に運動させて近接または離隔させる第2のエアシリンダ27が取り付けられている。この第2のエアシリンダ27のシリンダーロッド27aは、エアパイプ22の側端に連結されている。
【0018】
ジョイントブラケット26の下部には、ピンチローラ28の側端がベアリング29を通して回転可能に取り付けられている。ピンチローラ28は、ガラス基板1の損傷が防止できるように柔軟性を有する素材、例えばウレタンで製作されている。
【0019】
図7(A)に示すように、ピンチローラ28は、第1のエアシリンダ24の作動によりエアブラスター20が待機位置P2から除去位置P1に下降すると、ローラコンベヤ10の移送ローラ12に沿って移送されるガラス基板1が通過できる程度の間隔を置いて、真空吸着ローリング装置30(後述)に近接される。図7(B)に示すように、エアブラスター20が待機位置P2に位置されていれば、ピンチローラ28はローラコンベヤ10の作動によりガラス基板1を自在に移送できるように、真空吸着ローリング装置30から離隔される。
【0020】
図1ないし図6を参照すれば、ローラコンベヤ10の除去位置P1には、エアブラスター20の作動によりガラス基板1から剥離された廃フィルム2a(図8(B)参照)を吸着してガラス基板1から離脱させ、フレーム11の下部に排出する真空吸着ローリング装置30が設けられている。真空吸着ローリング装置30は、ローラコンベヤ10の除去位置P1に回転可能に移送ローラ12と平行に設けられている中空型メインローラ31を備えている。このメインローラ31にはガラス基板1から剥離されたフィルム2aを空気の吸入により吸着する多数の吸引孔31aが長さ方向及び円周方向に沿って所定の間隔を置いて整列され、群をなすように形成されている。メインローラ31の吸引孔31aは、長さ方向に沿って細くて長いスロットとして形成されている。メインローラ31の両側端には、ベアリング32が嵌合される中空型カップラー31bが各々結合されている。
【0021】
また、メインローラ31の内側には中空型吸引パイプ33が取り付けられている。ローラコンベヤ10の除去位置P1と近接する吸引パイプ33の上部には、メインローラ31の吸引孔31a等に連通されて、空気の流路を形成する吸引孔33a等が吸引パイプ33の長さ方向に沿って一列に形成されている。吸引パイプ33の両端には、アダプタ33bが結合されている。アダプタ33bはローラコンベヤ10のフレーム11に固定されているマウンティングブラケット34を貫通して固定されている。メインローラ31のカップラー31bに取り付けられているベアリング32は、アダプタ33bの外面に支持されている。また、吸引パイプ33は、少なくとも吸引孔33aが形成された吸引パイプ33の外面がメインローラ31の内面と離隔されるように、メインローラ31の内側に挿入されている。
【0022】
図4に詳細に示すように、吸引パイプ33のアダプタ33bはエアライン35aにより第1の空気吸引装置35と連結されている。第1の空気吸引装置35は吸引パイプ33を通して空気を吸入して排出するブロワ36で構成されている。第1の空気吸引装置35は、ブロワ36の代わりに真空ポンプで構成しても良い。メインローラ31の外面には、ガラス基板1を保護し、廃フィルム2aに対する吸着力が増大するように、摩擦係数の大きい素材、例えばウレタン、ゴム、軟性を有するポリエステル等で製造される多数のサブローラ37等がメインローラ31の吸引孔31aを取り囲むように所定の間隔を置いて取り付けられている。
【0023】
サブローラ37には、メインローラ31の吸引孔31aに各々対応されるように吸引孔37aが形成されている。そして、互いに隣接しているサブローラ37の間には、サブローラ37の間隔を維持するためのスペーサーリング38aが各々介在されている。メインローラ31の左右側端部に位置するサブローラ37は、各々異なる長さを有するスペーサーリング38bにより、メインローラ31の端部と適切な間隔を維持するように取り付けられている。
【0024】
一方、図8(A)および図8(B)に示すように、真空吸着ローリング装置30のメインローラ31は、駆動装置40(図3参照)が作動することによりガラス基板1の移送方向に一方向に回転する。図3に示すように、駆動装置40は、ローラコンベヤ10のフレーム11に固定され、駆動力を提供するモーター41と、このモーター41の駆動力をメインローラ31に伝達する動力伝導用ベルト42とから構成されている。動力伝導用ベルト42は、モーター41の駆動軸41aに取り付けられている駆動プーリー(ドライビングプーリー)42aと、メインローラ31の一側端に取り付けられている従動プーリー(ドリブンプーリー)42bと、駆動プーリー42a及び従動プーリー42bに巻かれるベルト42cとから構成されている。
【0025】
図9を参照すれば、本発明のフィルム除去装置は、真空吸着ローリング装置30の真空吸着により、ローラコンベヤ10の除去位置P1から排出される廃フィルム2aを捕集する捕集装置50を備えている。捕集装置50は、吸入フード(サクションフード)51と、サイクロン53とから構成されている。吸入フード51は、真空吸着ローリング装置30によりガラス基板1から剥離、離脱され、除去位置P1から排出される廃フィルム2aを受容する。サイクロン53は、吸入フード51に第1のフィルム移送ライン52で連結されている。このサイクロン53は、廃フィルム2aを吸入する入口53a及び廃フィルム2aを排出する出口53bが上下に形成されている。
【0026】
吸入フード51の入口51aは、真空吸着ローリング装置30の下部に近接するように配置されている。吸入フード51の一側端に形成されている出口51bには、第1のフィルム移送ライン52が連結されている。サイクロン53の入口53a及び出口53bには、第1のフィルム移送ライン52が連結されている。サイクロン53の入口53a及び出口53bは垂直に配列されている。サイクロン53の入口53aは第1のフィルム移送ライン52により吸入フード51の出口51に連結されている。
【0027】
図9には、1つの吸入フード51が示されているが、吸入フード51は複数のガラス基板加工ラインに構成されるローラコンベヤ10の除去位置P1に対応する数だけ提供され、第1のフィルム移送ライン52によりサイクロン53の入口53aに連結することもできる。本実施例において、吸入フード51と第1のフィルム移送ライン52とを用いる代わりに、サイクロン53の入口53aで廃フィルム2aを直接吸入して捕集することも可能である。
【0028】
図9を参照すれば、サイクロン53の出口53bにはサイクロン53から廃フィルム2aを排出するロータリーゲート54が取り付けられている。図10に示すように、このロータリーゲート54は、駆動力を提供するモーター55と、サイクロン53の出口53bに回転可能に近接され、互いに平行に取り付けられている第1のロータ56及び第2のロータ57と、モーター55の駆動力を第1及び第2のロータ56,57のうち1つ、例えば第1のロータ56に伝達する動力伝導用ベルト58と、第1のロータ56の回転力を第2のロータ57に伝達するギア列59とから構成されている。
【0029】
第1及び第2のロータ56,57は、各々円筒型ドラム56a,57aを有し、ドラム56a,57aの外面に互いに協働して廃フィルム2aを送出するように多数の翼56b,57bが長さ方向に沿って放射状に形成されている。ドラム56a,57aの両側端にはサイクロン53の両側壁を貫通して突出できるように軸56c,57cが延在されている。第1及び第2のロータ56,57の各々の軸56c,57cは、周知のベアリングにより、サイクロン53の両側壁に回転できるように支持されている。動力伝導用ベルト58は、モーター55の駆動軸55aに取り付けられている駆動プーリー58aと、第1のロータ56の軸56cに取り付けられている従動プーリー58bと、駆動プーリー58a及び従動プーリー58bに巻かれるベルト58cとから構成されている。ギア列59は、駆動プーリー58aに対して反対位置の第1のロータ56の軸56cに取り付けられる駆動歯車59aと、第2のロータ57の軸57cに駆動歯車59aに噛合わされて回転するように取り付けられる従動ギア59bとから構成されている。
【0030】
動力伝導用ベルト58によりモーター55の駆動力が伝達されて第1のロータ56が回転すると、第1のロータ56の回転力はギア列59により第2のロータ57に伝達され、第2のロータ57は第1のロータ56に対して反対方向に回転され、第1及び第2のロータ56,57の翼56b,57bはサイクロン53の出口53bで廃フィルム2aを送出する。
【0031】
図9をさらに参照すれば、サイクロン53の入口53aに近接する位置には、第2の空気吸引装置60の第1のターボブロワ61がエアライン60aにより連結されている。第2の空気吸引装置60のエアライン60aには第1のターボブロワ61と同じ構成を有する第2のターボブロワ62が並列に連結されている。本実施例において、第1及び第2のターボブロワ61,62の各々の風量は14m3/min、風圧は250mmAgとして設計されている。
【0032】
本発明のフィルム除去装置を稼動する場合、第2の空気吸引装置60の第1及び第2のターボブロワ61,62のうち1つ、例えば第1のターボブロワ61のみが作動される。第2のターボブロワ62は、第1のターボブロワ61に故障が発生した場合、廃フィルム2aの捕集を中断することなく、連続的に行うために予備されたものである。サイクロン53の出口53bに近接する位置には、第3の空気吸引装置63のブロワ64がエアライン63aにより連結されている。本実施例において、ブロワ64の風量は23m3/min、風圧は190mmAgとして設計されている。第1及び第2のターボブロワ61,62及びブロワ64は、各々真空ポンプで構成しても良い。
【0033】
また、サイクロン53の出口53bには、サイクロン53から供給される廃フィルム2aを圧縮(コンプレッション)、バインディングして排出(イジェクション)する自動圧縮機70が第2のフィルム移送ライン71により連結されている。自動圧縮機70は、ドイツAncove社(Ancove enterprise limited)で製品名Welger SB2000シリーズとして市販されている自動圧縮機で構成されており、第1及び第2のフィルム移送ライン52,71は各々ダクトで構成されている。
【0034】
図1に示すように、本発明のフィルム除去装置は、ローラコンベヤ10と、エアブラスター20と、第1の空気吸引装置35のブロワ36と、駆動装置40と、ロータリーゲート54と、第2の空気吸引装置60及び第3の空気吸引装置63などの作動を制御するコントローラー80とを備えている。コントローラー80にはセンサ14が連結されており、センサ14から入力される信号によりエアブラスター20の作動を制御する。コントローラー80は、各装置の動作をシーケンスプログラムにより制御できるプログラム可能なコントローラー(プログラマブルコントローラー)又はコンピューターで構成することができる。
【0035】
以下、このような構成を有する本発明に係るガラス基板のフィルム除去装置によるフィルムの除去方法を図11及び図12を用いて説明する。
【0036】
図1、図4及び図9を参照すれば、まずコントローラー80の制御により第1の空気吸引装置35のブロワ36、ロータリーゲート54のモーター55、第2の空気吸引装置60の第1のターボブロワ61及び第3の空気吸引装置63のブロワ64を作動させて、ガラス基板1から剥離されて排出される廃フィルム2aを捕集する準備をする(S100)。
【0037】
図3及び図7(A)に示すように、第1のエアシリンダ24の作動によりシリンダーロッド24aを前進させて、エアブラスター20を待機位置P2からローラコンベヤ10の除去位置P1に下降させて準備する(S101)。エアブラスター20の下降により、ピンチローラ28は、真空吸着ローリング装置30のサブローラ37に対してガラス基板1が通過できる間隔を置いて離隔される。
【0038】
図1及び図4を参照すれば、ローラコンベヤ10の移送ローラ12にフィルム2が下を向くようにガラス基板1を供給した後、ローラコンベヤ10を作動させると、ガラス基板は移送ローラ12の回転運動により移送方向13に沿って除去位置P1に移送される(S102)。
【0039】
ローラコンベヤ10の作動により移送されるガラス基板1はセンサ14により感知され、センサ14はガラス基板1の感知信号をコントローラー80に入力し、コントローラー80はセンサ14から入力される感知信号によりガラス基板の移送方向先端が除去位置P1に達したか否かを判断する(S103)。
【0040】
コントローラー80は、ガラス基板1の移送方向先端が除去位置P1に達した(YES)と判断すれば、ローラコンベヤ10の作動を停止させる(S104)。本実施例において、ローラコンベヤ10の停止は、図7(A)に示すように、ガラス基板1の移送方向先端がピンチローラ28と真空吸着ローリング装置30のサブローラ37との間を通過した時点に設定されている。
【0041】
図3及び図7(A)をさらに参照すれば、コントローラー80は、ローラコンベヤ10の作動を停止させれば、第2のエアシリンダ27の作動によりシリンダーロッド27aを前進させ、エアブラスター20のエアノズル23をガラス基板1の移送方向先端に近接させ(図7(A)に一点鎖線で示す)、エアブラスター20のエアノズル23を通して圧縮空気を噴射させ、ガラス基板1からフィルム2を剥離させる(S105)。エアブラスター20のエアノズル23を用いてガラス基板1の移送方向先端に圧縮空気を噴射する時、圧縮空気の噴射力によりガラス基板1の移送方向先端が真空吸着ローリング装置30のサブローラ37から浮かぶ現象が発生する場合もあるが、図7(A)に示すように、サブローラ37の上方に位置されているピンチローラ28がガラス基板1の上面を支持するので、ガラス基板1の浮かぶ現象が防止される。
【0042】
次に、図7(B)に示すように、フィルム2の剥離後には、移送されるガラス基板1がエアブラスター20に干渉しないように、第2のエアシリンダ27の作動によりシリンダーロッド27aを後退させて、エアブラスター20のエアノズル23をガラス基板1の移送方向先端から離隔させ、第1のエアシリンダ24の作動によりシリンダーロッド24aを後退させて、エアブラスター20を除去位置P1から待機位置P2に復帰させる(S106)。
【0043】
エアブラスター20が待機位置P2に復帰すると、ローラコンベヤ10の作動によりガラス基板1を再移送し、除去位置P1から排出する(S107)。
【0044】
図3、図4、図8(A)及び図8(B)を参照すれば、ローラコンベヤ10の作動によりガラス基板1を排出する間、エアブラスター20の作動によりガラス基板1から剥離された廃フィルム2aはサブローラ37の吸引孔37a等、メインローラ31の吸引孔31a等及び吸引パイプ33の吸引孔33a等によって伝達される吸入力により、サブローラ37の表面に吸着される。動力伝導用ベルト42によりモーター41の駆動力が伝達される真空吸着ローリング装置30のメインローラ31はガラス基板1の移送方向に回転され、メインローラ31の回転によりサブローラ37の表面に吸着されている廃フィルム2aは、ガラス基板1から離脱され、ローラコンベヤ10の除去位置P1から排出される(S108)。また、図8(B)に示すように、メインローラ31の回転により、廃フィルム2aが吸着されているサブローラ37の吸引孔37aが吸引パイプ33の吸引孔33aから遠くなると、該当サブローラ37の吸引孔37aに作用する吸引力が弱化されて、サブローラ37の表面に吸着されていた廃フィルム2aがサブローラ37から円滑に剥がれる。このようにローラコンベヤ10を作動させることにより、フィルム2がコーティングされているガラス基板1を連続的に移送させ、エアブラスター20の作動によりガラス基板1の移送方向先端に圧縮空気を噴射して、ガラス基板1にコーティングされているフィルム2を剥離した後、ガラス基板1から剥離された廃フィルム2aを真空吸着ローリング装置30の作動によりガラス基板1から迅速に排出することにより生産性を大きく向上させ、フィルム2の除去が容易になるように自動化して生産費を節減することができる。そして、真空吸着ローリング装置30の真空吸着方式による廃フィルム2aの迅速な自動排出により作業環境を改善することができ、廃フィルム2aがガラス基板加工ラインに残留して誘発させる加工ラインの故障を効果的に防止することができる。
【0045】
図9及び図10に示すように、サブローラ37により剥がれて排出される廃フィルム2aは、捕集装置50の吸入フード51に受容される。このとき、吸入フード51の入口51aには、第1のターボブロワ61の作動により発生される吸引力がサイクロン53に第1のフィルム移送ライン52を経由して作用されるので、真空吸着ローリング装置30のサブローラ37から剥がれた廃フィルム2aは吸入フード51の入口51aに直ちに受容される。そして、廃フィルム2aは、吸入フード51の出口51b、第1のフィルム移送ライン52及びサイクロン53の入口53aを経てサイクロン53の内側に吸入されて捕集される(S109)。ブロワ64の作動により発生される2次吸引力は、サイクロン53の入口53aで吸入される廃フィルム2aが出口53bで排出できるように、サイクロン53の入口53a及び出口53bに作用する内圧を制御する。即ち、ブロワ64によりサイクロン53の入口53a側で発生する内圧より出口53bで発生する内圧が小さくなる。従って、サイクロン53の入口53a側に対して出口53a側には低い内圧が発生するので、サイクロン53の入口53aで吸入される廃フィルム2aを出口53bに円滑に移動させて排出することができる。
【0046】
続いて、サイクロン53の出口53bに移動される廃フィルム2aは、モーター55の駆動力が動力伝導用ベルト58により伝達されて回転する第1及び第2のロータ56,57の翼56a,57aの作用により、サイクロン53の出口53bで排出され、サイクロン53の出口53bから排出される廃フィルム2aは第2のフィルム移送ライン71を経て自動圧縮機70に供給される(S110)。
【0047】
自動圧縮機70は、廃フィルム2aを塊に圧縮する(S111)。
【0048】
圧縮された廃フィルムの塊2bを結束手段、例えば針金でバインディングして排出する(S112)。このとき、自動圧縮機70は、供給される廃フィルム2aが所定の量に達すると自動的に圧縮を行って体積を減少させ、自動圧縮機70の作動により結束される廃フィルムの塊2bの重さは40〜60kg程度、体積(cm3)は500×400×600〜1200程度である。従って、作業者は自動圧縮機70から排出される廃フィルムの塊2bを容易に廃棄することができる。
【0049】
なお、この実施の形態では、ガラス基板について説明したが、その他の材質、例えばプラスチック材などの基板でも同様に適用される。
【0050】
上記において、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明の精神及び請求範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正がなされてもよいことは当業者にはご理解いただけるであろう。
【0051】
【発明の効果】
以上で説明したように、本発明によるフィルム除去装置及びフィルム除去方法によれば、板状部材の表面にコーティングされているフィルムを除去するための剥離、離脱、捕集、圧縮などの一連の工程を効率良く行い、生産性を大きく向上させ、生産費を節減することができる。また、板状部材から剥離されて排出される廃フィルムを直ちに捕集して作業環境を改善することができ、廃フィルムの塊の体積を減少させて廃棄費用を大きく節減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態に係わるフィルム除去装置における、ローラコンベヤ、エアブラスター、真空吸着ローリング装置及び駆動装置の構成を示す平面図。
【図2】本発明の好ましい実施の形態に係わるフィルム除去装置における、ローラコンベヤ、エアブラスター、真空吸着ローリング装置及び駆動装置の構成を示す正面図。
【図3】本発明の好ましい実施の形態に係わるフィルム除去装置における、ローラコンベヤ、エアブラスター、真空吸着ローリング装置及び駆動装置の構成を示す側面図。
【図4】本発明の好ましい実施の形態に係わるフィルム除去装置における真空吸着ローリング装置及び第1の空気吸引装置の構成を示す正面図。
【図5】本発明の好ましい実施の形態に係わるフィルム除去装置における真空吸着ローリング装置の構成を部分的に拡大して示す断面図。
【図6】図5に示すI−I線に沿う断面図。
【図7】(A)および(B)は、本発明の好ましい実施の形態に係わるフィルム除去装置におけるエアブラスターの作動を説明するための側面図。
【図8】(A)および(B)は、本発明の好ましい実施の形態に係わるフィルム除去装置における真空吸着ローリング装置の作動を説明するための断面図。
【図9】本発明の好ましい実施の形態に係わるフィルム除去装置における捕集装置の吸入フード、サイクロン、第1及び第2の空気吸引装置、並びに自動圧縮機の構成を示す系統図。
【図10】本発明の好ましい実施の形態に係わるフィルム除去装置におけるサイクロンの出口に取り付けられるロータリーゲートの構成を示す斜視図。
【図11】本発明の好ましい実施の形態におけるガラス基板のフィルム除去方法を説明するためのフローチャート。
【図12】本発明の好ましい実施の形態におけるガラス基板のフィルム除去方法を説明するための図11から続くフローチャート。
【符号の説明】
1…ガラス基板、2…フィルム、10…ローラコンベヤ、14…センサ、20…エアブラスター、21…空気供給装置、22…エアパイプ、23…エアノズル、24…第1のエアシリンダ、27…第2のエアシリンダ、28…ピンチローラ、30…真空吸着ローリング装置、31…メインローラ、33…吸引パイプ、35…第1の空気吸引装置、36…ブロワ、37…サブローラ、40…駆動装置、41…モーター、42…動力伝導用ベルト、50…捕集装置、51…吸入フード、53…サイクロン、54…ロータリーゲート、55…モーター、56,57…第1及び第2のロータ、58…動力伝導用ベルト、59…ギア列、60…第2の空気吸引装置、61,62…第1及び第2のターボブロワ、63…第3の空気吸引装置、64…ブロワ、70…自動圧縮機、80…コントローラー
Claims (18)
- フィルム除去装置であって、
フィルムがコーティングされた板状部材を移送させる移送手段と、
前記板状部材が除去位置に達すれば、前記板状部材の先端に気体を噴射して前記板状部材から前記フィルムを剥離させる気体噴射手段と、
前記板状部材から剥離された前記フィルムを吸着して、前記板状部材から離脱させる吸着ローリング装置と
を含むことを特徴とするフィルム除去装置。 - 前記気体噴射手段は、空気供給装置に連結されて空気の流路を形成する中空型パイプと、前記板状部材の先端に気体が噴射できるように前記パイプの外面に取り付けられている多数のノズルとを備えていることを特徴とする請求項1に記載のフィルム除去装置。
- 前記気体噴射手段を前記板状部材の表面に対して水平方向に移送させる第1の作動手段と、前記気体噴射手段を前記板状部材の表面に対して垂直方向に移送させる第2の作動手段とをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のフィルム除去装置。
- 前記吸着ローリング装置は中空型ローラを備え、
前記中空型ローラの周りには、前記板状部材から剥離された前記フィルムを吸引するための複数の孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフィルム除去装置。 - 前記吸着ローリング装置は、前記中空型ローラの外周に結合されているとともに、複数の孔が形成された少なくとも1つ以上のサブローラをさらに備え、
前記サブローラに形成された孔のうち少なくとも一部は、メインローラに形成された少なくとも一部の孔と連通されていることを特徴とする請求項4に記載のフィルム除去装置。 - 前記吸着ローリング装置は、前記中空型ローラの内部に挿入され、中空型ローラの長さ方向に一列に配列された複数の孔が形成された吸引パイプをさらに備え、
前記吸引パイプに形成された複数の孔は、前記板状部材にコーティングされた前記フィルムに向くように位置され、前記メインローラに形成された複数の孔のうち前記板状部材にコーティングされた前記フィルムに向く孔に連通され、
前記吸引パイプは固定され、前記吸引パイプの両端のうち少なくとも一方は空気吸引装置に連結されていることを特徴とする請求項5に記載のフィルム除去装置。 - 前記吸引パイプの外面は、前記中空型ローラの内面との接触が防止されるように前記中空型ローラの内側に挿入されていることを特徴とする請求項6に記載のフィルム除去装置。
- 前記移送手段は、前記板状部材の先端が前記中空型ローラの上部に達すれば、前記板状部材の移送を停止する停止手段を含むことを特徴とする請求項4ないし請求項7のいずれか1に記載のフィルム除去装置。
- 前記中空型ローラの上部に位置する前記板状部材を前記中空型ローラに対して押す加圧手段をさらに含み、
前記気体噴射手段は、前記板状部材が前記加圧手段により前記中空型ローラの上部に固定された後、気体を噴射することを特徴とする請求項8に記載のフィルム除去装置。 - 前記板状部材から離脱された前記フィルムを捕集する捕集装置をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のフィルム除去装置。
- 前記捕集装置は、前記板状部材から剥離された前記フィルムを吸入して捕集するサイクロンを備えていることを特徴とする請求項10に記載のフィルム除去装置。
- 前記サイクロンは、第1のロータ及び第2のロータを備え、
前記第1及び第2のロータは、各々円筒型ドラムと、この円筒型ドラムの外面に長さ方向に沿って放射状に形成され、互いに協働して前記剥離されたフィルムを前記サイクロンの外部に送出するための多数の翼とを有することを特徴とする請求項11に記載のフィルム除去装置。 - 前記サイクロンは、前記板状部材から剥離された前記フィルムが入る入口及び捕集された前記フィルムが送出される出口を備え、
前記入口の内圧は、前記出口の内圧より高いことを特徴とする請求項12に記載のフィルム除去装置。 - 前記捕集装置から排出された前記フィルムを圧縮及びバインディングして排出する自動圧縮器をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載のフィルム除去装置。
- フィルム除去方法であって、
フィルムがコーティングされた板状部材を移動させる工程と、
前記板状部材が除去位置に達すれば、前記板状部材の先端に空気を噴射して前記フィルムを前記板状部材から剥離する工程と、
前記板状部材から剥離された前記フィルムを吸着して前記板状部材から離脱させる工程と
を含むことを特徴とするフィルム除去方法。 - 前記板状部材に空気を噴射する間、前記板状部材を固定する工程を含むことを特徴とする請求項15に記載のフィルム除去方法。
- 前記板状部材から剥離された前記フィルムを離脱させながら、前記板状部材を続けて移送させる工程を含むことを特徴とする請求項16に記載のフィルム除去方法。
- 前記板状部材から離脱されたフィルムを吸引力を用いて捕集する工程を含むことを特徴とする請求項15に記載のフィルム除去方法。
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