JPH09141553A - ワイヤからコーティングを剥離する装置及びその方法 - Google Patents

ワイヤからコーティングを剥離する装置及びその方法

Info

Publication number
JPH09141553A
JPH09141553A JP7291274A JP29127495A JPH09141553A JP H09141553 A JPH09141553 A JP H09141553A JP 7291274 A JP7291274 A JP 7291274A JP 29127495 A JP29127495 A JP 29127495A JP H09141553 A JPH09141553 A JP H09141553A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
passage
nozzle
chamber
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7291274A
Other languages
English (en)
Inventor
Alexander J Ciniglio
アレグザンダー・ジェームズ・シニグリオ
Larry Hall
ラリー・ホール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CINIGLIO A J
Original Assignee
CINIGLIO A J
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB9422610A external-priority patent/GB9422610D0/en
Priority claimed from GBGB9514051.3A external-priority patent/GB9514051D0/en
Application filed by CINIGLIO A J filed Critical CINIGLIO A J
Publication of JPH09141553A publication Critical patent/JPH09141553A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G1/00Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines
    • H02G1/12Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for removing insulation or armouring from cables, e.g. from the end thereof
    • H02G1/1285Methods or apparatus specially adapted for installing, maintaining, repairing or dismantling electric cables or lines for removing insulation or armouring from cables, e.g. from the end thereof by friction, e.g. abrading, grinding, brushing

Abstract

(57)【要約】 【課題】高温により処理がなされるコーティングをワイ
ヤ表面から効率的に剥離すると共に、ワイヤ自体を傷付
けず、しかも装置周辺を汚さず連続的な処理を可能とし
たワイヤーからコーティングを剥離する装置及びその方
法を提供する。 【解決手段】ベーキングパウダー等からなる粒子の圧縮
流を衝突させてワイヤ(1) から表面コーティングを剥離
する。ワイヤ(1) がチャンバーの内部を通過するとき、
ノズル(18)から粒子流をワイヤ(1) に向けて噴出させ
る。チャンバーの内部は、導出部(34)においてチャンバ
ーから使用済み粒子及びコーティング片等の回収粒子を
吸引して空にする。好適には、粒子流それ自身はノズル
(18)をワイヤの反対側にある導出部に向けて方向付けら
れ、回収粒子を流れに乗せてチャンバーから排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤーからコー
ティングを剥離する装置及びその方法に関する。更に詳
しくは、本発明は、コイル捲線部へ供給される銅線から
エナメルの絶縁体コーティングを剥離する装置、組合せ
及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】低温のエナメルコーティングがなされた
ワイヤをハンダ付けするときに、エナメルの絶縁体は溶
融したハンダにより焼き取られ、効果的な導電性を備え
た接続がなされる。しかしながら、高温のエナメルコー
ティングがより一般的であり、これらのコーティングは
ハンダ付けの前にワイヤから取り除かなくてはならな
い。
【0003】高温のエナメルを取り除くための一般的な
先行技術としては、鋭利な刃物又はエッジによりエナメ
ルコーティングを削り取る。
【0004】DE−A−2846737号明細書によれ
ば、ワイヤは通路内に挿入され、同通路に沿って粉体が
吹き付けられ、コーティングが取り除かれる。通路の出
口において、粉体をワイヤから取り除くためには、ワイ
ヤケースが遮蔽され或いは空気噴射がなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高温
により処理がなされるコーティング、例えば高温処理を
必要とするエナメルコーティグをワイヤから効率的に剥
離すると共に、ワイヤ自体を傷付けず、しかも装置周辺
を汚さず連続的な処理を可能としたワイヤーからコーテ
ィングを剥離する装置及びその方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はワイヤからコー
ティングを剥離する方法を提供し、同方法によれば、コ
ーティングされたワイヤを粒子流に導入し、ワイヤから
コーティングをこすりとり、又は削りとる。一般的に
は、 "ベーキングパウダー" (炭酸ナトリウム)のよう
な粉体が使用される。
【0007】粒子はワイヤ表面からコーティングを剥離
するが、柔軟な内部のワイヤは損傷を受けないことが分
かった。
【0008】更に詳しく言えば、本発明はワイヤからコ
ーティングを取り除く装置を提供し、本装置は、内部を
ワイヤが移動するチャンバー、コーティングを取り除く
ために同チャンバー内のワイヤに向けて粒子流を方向付
けるためのノズル、及び前記チャンバーから回収物を吸
引するための手段から構成される。
【0009】本発明は特に、コイルタグ(coil tag)を包
み込むワイヤからコーティングを剥離することを望む際
に、コイル捲線機と共に使用するのに適している。従
来、通常の粉体による剥離工程における困難性は、粉体
が装置の近辺や近くのワイヤを汚すことにある。本発明
は、粉体をワイヤに衝突させた後に同粉体を吸引するた
めに、剥離されたワイヤ領域に吸引力が適用された装置
を提供する。
【0010】好適な実施例においては、吸引は粉体の移
動させる空気流を供給することにより作られ、粉体はワ
イヤの反対側にある導出部を通して運ばれる。前記空気
流はワイヤの近辺において部分的な真空を形成し、粒子
及び剥離されたエナメル片を流れに乗せ、それらを前記
導出部を通って運ぶ。その効果はベンチュリ効果と同様
と考えられるが、典型的なベンチュリ形状のノズルは特
に必要ではない。他の形態として、ワイヤはチャンバー
内を通り、粒子流により研磨される。好ましくはチャン
バー内を通る他の気流による、別個の吸引がなされる。
【0011】好ましくは、ワイヤ周面の360度にわた
るコーティングを剥離するために複数の粒子流を使用す
る。他の好適な形態としては、ノズルをワイヤを中心と
してその周囲を回動させる。
【0012】一定長のワイヤからコーティングを剥離す
るためには、ワイヤを剥離操作の間をチャンバー内を作
業速度で移送してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の好適な第1実施例につい
て図1〜図3を参照して詳細に説明する。
【0014】ワイヤ剥離装置は、底壁2、側壁4,6、
端壁8,10、及び透明カバー12により規定される閉
鎖チャンバーを備えている。
【0015】端壁8は、ベーキングパウダーのような粉
体を運ぶ高圧の気流を供給する供給パイプ16にそれぞ
れ連結された3つの導入管14を有している。マニホー
ルド17は前記導入管14の出口としてのテーパーノズ
ル18(図1には1つ示されている。)を有している。
【0016】チューブ20は端壁8及びマニホールド1
7を貫通して延び、ワイヤ1の導入口を形成する。前記
ノズル18は粒子流22をチューブ20の近くのワイヤ
に向けて方向付ける。
【0017】ガイドチューブ24は粒子流22を丁度超
えた位置でワイヤ1を支持、案内する。
【0018】ワイヤ1は端壁10の出口26を通り、コ
イル捲線部(図6参照)に向けて移送される。
【0019】エアジェットは出口26の付近において、
給気パイプ28及び端壁10に形成されたノズル30か
らワイヤ1に対して噴出される。同エアジェットは付着
している粉体をワイヤ1から取り除くのを助成すると共
に、外気を出口26を通してチャンバー内に吸引し、回
収粒子が流出するのを阻止する。
【0020】チューブ32及び出口34を介してチャン
バーに真空力が与えられ、回収粒子、剥離されたコーテ
ィング片及び空気流を吸引して排出する。
【0021】ノズル18からの粒子流22はワイヤ1に
中心線に対して45度の角度で吹き付けるように配さ
れ、ワイヤ1の周囲に120度の等間隔で配置されてい
る。
【0022】ワイヤに対して粒子流22に角度を設ける
ことにより、回収粒子が吹き付け範囲を離れるようにな
り、導入される粒子流の乱れをなくすことができる。こ
れにより、剥離動作がより効果的になされる。
【0023】前述の45度の角度は、またチューブ20
内に部分的な真空を形成し、外部から装置内に空気を引
き込む。これにより、回収粒子又は剥離されたエナメル
片がチューブ20を介して装置の外へ流出するのを確実
に阻止する。
【0024】マニホールド17に、ワイヤ1の円周を1
20度の間隔で囲むようにノズル口18を形成すること
により、ワイヤ1の全径にわたってエナメルコーティン
グを確実に取り除くことができる。この場合、3本の粒
子流が使用されるが、必要に応じてそれ以上の本数を使
用することも可能である。粒子流が3本よりも少ない場
合には、ワイヤとチャンバーとの間に相対的な回転を付
与し、ワイヤの全周にわたってエナメルコーティングを
剥離する。
【0025】コイル捲線装置と共に使用する場合、ワイ
ヤはコイルの捲線のために空気流及び粒子流の供給が止
められ、チャンバー内を高速で移送される。その後、空
気流及び粒子流の供給がなされワイヤはゆっくりとチャ
ンバー内を移動し、一定長のワイヤからコーティングが
剥離される。チャンバーは粉体が外部に出ることに対し
て効果的にシールされているため、剥離装置は汚れる恐
れがなく、コイル捲線機に近接させて使用できる。
【0026】好適な第2実施例を図4に示す。本実施例
では、単一の粒子流が使用され、同粒子流はワイヤ1の
回りを回動し、コーティングを剥離する。
【0027】閉鎖チャンバー40は中央本体42内に形
成される。同本体42は固定された端部44,46間に
回転可能に支持されている。粒子流を供給するための管
47は端部46及び本体42に形成され、同端部46か
ら中央本体42内へと本体42の回転軸を通過する。管
はチャンバー40内にノズル48において出口をなす。
円形シール50が本体42及び端部46間の回転を許容
し、端部46と本体42間の接続部において管から粒子
流が流出することを阻止する。ワイヤ導入チューブ52
は端部46及び本体42を通ってチャンバー42に到
り、その終端にサポートメッシュ54を有している。
【0028】導出管56はチャンバー40内のノズル4
8に対向する位置に一端60を有し、中央本体42及び
端部44を通過する。中央本体42及び端部44間に円
形シール50が配されている。ワイヤ導出チューブ58
は端部44及び中央本体42を挿通する。
【0029】ワイヤ1はチューブ52,58内を移送さ
れる。チューブ52,58は端部44,46においてシ
ールされ、中央本体42はこれらチューブを中心に回転
可能である。
【0030】使用の際、ワイヤはコイル捲線のためにチ
ューブ52,58を通って速やかに供給される。ワイヤ
のある部分からコーティングを剥離するために、ワイヤ
は減速され、粒子流が管47を通って供給され、メッシ
ュサポート54の付近でワイヤに衝突させる。粒子流は
続いて導出管56内に入る。ノズル48は粒子流を収束
させ、管56の大きな開放端60内への流路が形成され
ることにより、回収粒子及び剥離されたコーティング片
を流れに乗せて、チャンバー40を空にする。
【0031】図5に示すように、リップシール62がワ
イヤとチューブ52,58の出口端との間に配されても
よいが、ベンチュリ効果を用いて、回収粒子を導出管5
6内に吸引し、チューブ52,58から外部に出るのを
確実に防ぐようにしてもよい。
【0032】ワイヤ1の全周からコーティングを剥離す
るために、中央本体42をモーター68及びプーリー6
9により駆動されるベルト66によって回転させる。
【0033】図6は、符号72として概略的に示す本発
明のワイヤ剥離装置と共動するコイル捲線機70の概略
を示す。
【0034】ワイヤ1は装置72に供給され、プーリー
ホイール74を介して捲線部に配されたボビン76に供
給される。
【0035】使用において、ワイヤ1のある領域が装置
72により剥離され、ボビン76上のタグ78まで供給
され、タグ78の周囲を覆い隠す。タグ78及び装置7
2間の距離は固定されているため、ワイヤ1の剥離され
た範囲は簡単にタグ78の周囲に自動的に位置させるこ
とができる。ボビン76が巻き取られ、ワイヤ1の更な
る領域は第2タグ78(図示せず)の周囲に巻き付ける
ために剥離される。
【0036】細いワイヤを巻き取るときには、タグ78
の周囲を包み込むためにワイヤでかせが形成される。本
発明の装置は形成されたかせの外周面からエナメルコー
ティングを剥離するために使用でき、或いはかせ形成機
79の上流に配してかせ形成の前にワイヤからコーティ
ングを剥離する。
【0037】剥離操作の間に剥離装置にワイヤ1を供給
するために、コイル捲線機の移送を利用することに替え
て、独立したワイヤ供給装置を使用してもよい。このた
めにワイヤを貯留するこができ、捲線操作の間に一定張
力を保持することが可能となる。
【0038】他のノズルの実施例について以下に詳述す
る。
【0039】図7は簡単な実施例を示し、同実施例にお
いては、粉体流の導入ノズル80が本体82に備えら
れ、中央チャンバー84を規定している。研磨粉体を搬
送する圧縮気流が絞り通路85内を供給され、ワイヤ1
が供給される中央通路88と交差する直前で先太の通路
86となって開口する。通路85,86はベンチュリ効
果を奏する形状に形成され、部分的な真空が形成され
る。導出部90は開口に通じる前記通路86よりも大き
な内径を有するノズルにより形成される。研磨粒子とワ
イヤ1から剥離れたエナメルとは空気流内に吸引され導
出部90内に運ばれる。
【0040】図8では、絞り通路85は一定断面部92
に続き短い拡張通路94で終結する。導出部90は空気
流を受け入れるための拡大端を有し、同拡大端は中央通
路88と導入部80及び導出部90との交差位置に向け
て拡大する。
【0041】図9,図10及び図11は本発明の他の実
施例を示し、特に研磨粒子の移送及び除去のためのノズ
ル80及び90の変形例を示す。
【0042】図9の実施例では、2つの導入ノズル80
がワイヤ1に対して約90度の角度をもたせて対向させ
ている。導出部90は導入ノズル80よりも大きな断面
を有し、ノズル80からの気流を収容する開口がワイヤ
1に近接して配されている。2つのノズル80を使用す
ることにより、ワイヤ絶縁体を少なくともワイヤ1の半
周にわたって剥離することを可能にする。
【0043】図10の実施例では、複数の導入ノズル8
0はワイヤ1の走行方向に対してある角度を有してい
る。本実施例では、図示のように複数のノズル80は走
行方向に対して鋭角に配され、導出部90は各導入ノズ
ル80の直線上に配されている。各導入ノズル80は各
空気流の間で互いに干渉することを減少させる角度で配
するようにしてもよい。図10に示すように、粒子流を
ワイヤの軸に対して鋭角に方向付けることは、エナメル
コーティングの除去をより効果的にすることを明らかに
する。しかしながら、交差流により回収物の除去効率が
低下し、そのため各流路をワイヤの長さ方向に沿って千
鳥状に配して干渉をなくすことが好ましい。
【0044】図11の実施例では、3つの導入ノズル8
0(2つのみが図示されている)がワイヤの周囲に12
0の角度をもって配置され、更に空気のみが通るノズル
入口100及びノズル出口102による更なる吸引部が
備えられている。
【0045】図12は図9〜11の実施例における動入
ノズル80の斜視図である。ノズルは略円形断面の本体
を有し、矩形出口104に向けてテーパー面を有してい
る。
【0046】図13は本発明の他の実施例を示し、同実
施例においては、導入ノズルはワイヤが通過するシリン
ダー106の形状をなしている。粒子気流は前記シリン
ダーを囲むハウジング108に供給され、シリンダー1
06に形成された小孔110を通ってシリンダー106
に入り、ワイヤ1に衝突させる。粒子気流はワイヤに沿
って通過し、チャンバーから図7のノズル90のような
ノズル(図示せず)により吸引される。本実施例はあま
り効率が良くないが、それは粒子流に方向性をもたせて
高速を維持することが困難なためであると考えられる。
【0047】粒子流内においてワイヤは振動しやすく、
剥離作業の効率を低下させる。図14は、ワイヤ1が粒
子流の近辺においてメッシュ112により支持されてい
る状況の好適な機構を示す。ノズル80はワイヤの軸に
対して角度を有し、ワイヤの長さに沿って千鳥状に配さ
れている。3つのノズル80はワイヤの周囲を120度
の間隔で配されている。図11に示すように、メッシュ
112は粒子流の通路を妨害する可能性があるため、更
にチャンバー84から回収物を吸引するためにノズル1
00及び導出部102が配されている。
【0048】図15の実施例では、コーティングされた
ワイヤ1はドリル孔の導入部124及び導出部126を
備えた内部ハウジング122内の中央通路120を通っ
て移送される。導入部及び導出部は吸引効果を奏する形
状をもち、回収物は中央通路120を横断する気流によ
り導出部126を通って吸引される。
【0049】操作の間、ベーキングパウダーのような粉
体の圧縮流が導入部124内に導入される。この粉体圧
縮流はコーティングされたワイヤ1に衝突し、粉体の粒
子がコーティングを削り取る。導入部124及び導出部
126は通路120を横断する部分的に真空を形成する
形状であり、回収物が通路120から流出するのを確実
に阻止する。これは、通路120の近くで、導出部12
6の近接端よりも小さな内径の導入部124を有するこ
とにより達成されることが判明している。
【0050】内部ハウジングは外部ハウジング130と
連結されたベアリング128を介して外部ハウジング1
30の内部に配置されている。外部ハウジングには圧縮
粉体流を移送する導入口132と、空気流及び回収物の
ための導出口134とが備えられている。内部ハウジン
グはプーリー136を介してワイヤを中心に周囲を回転
し、そのため粉体流はワイヤの全周囲に衝突する。
【0051】内部ハウジングの一端138は固定ハウジ
ング140の内部を挿通されており、内部ハウジングの
回動時に、ワイヤを中心に回転し、所定長のコーティン
グを除去する。この回転方向は各剥離操作毎に反転させ
ることができ、又は内部ハウジングは剥離操作毎の間に
基準位置まで戻される。
【0052】図16は圧縮気流の製造用のエアポンプと
炭酸ナトリウムのような粒子の貯留部とを図式で示す。
圧縮流を供給するためのこのような装置は公知である。
粒子は圧縮気流内で供給され、ワイヤ剥離装置72に送
られる。同装置72の回収物導出部は回収粒子を回収す
るための回収チャンバーと連結されている。図1の実施
例では、真空ポンプが回収チャンバーのラインに配さ
れ、サイクロン(cyclone) 又はそれに類するものが回収
粒子の回収のために使用され、回収された回収粒子は必
要に応じて再利用される。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
よれば高温により処理がなされるべきコーティングをワ
イヤ表面から機械的に且つ効率的に剥離するたことがで
き、同時にその剥離によってもワイヤ自体を傷付けず、
しかも装置周辺を汚すことなく連続的な処理が可能であ
るため、例えばコーティング剥離装置に隣接してワイヤ
捲線機を併設し、連続処理が円滑に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1実施例であるワイヤ剥離装
置の縦断面図である。
【図2】図1におけるII−II線の断面図である。
【図3】図1におけるIII−III線の断面図であ
る。
【図4】本発明における第2実施例であるワイヤ剥離装
置の縦断面図及びその一部拡大図である。
【図5】図4の実施例の変形例を詳細に示す図である。
【図6】コイル捲線機を備えた図1又は図2の実施例の
概略図である。
【図7】ワイヤに粒子流を付与するノズルの配置例を示
す概略図である。
【図8】同ノズルの他の配置例を示す概略図である。
【図9】同ノズルの更に他の配置例を示す概略図であ
る。
【図10】同ノズルの更に他の配置例を示す概略図であ
る。
【図11】同ノズルの更に他の配置例を示す概略図であ
る。
【図12】同ノズルの更に他の配置例を示す概略図であ
る。
【図13】同ノズルの更に他の配置例を示す概略図であ
る。
【図14】同ノズルの更に他の配置例を示す概略図及び
その一部拡大図である。
【図15】本発明の剥離装置の第3実施例を示す縦断面
図である。
【図16】粉体供給部及び回収物収拾部を備えた本発明
の他の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ワイヤ 2 底壁 4,6 側壁 8,10 端壁 12 透明カバー 14 導入管 16 供給パイプ 17 マニホールド 18 テーパーノズル 20 チューブ 22 粒子流 24 ガイドチューブ 26 出口 28 供給パイプ 30 ノズル 32 チューブ 34 出口 40 閉鎖チャンバー 42 中央本体 44,46 端部 47 管 48 ノズル 50 円形シール 52 ワイヤ導入チューブ 54 サポートメッシュ 56 導出管 58 ワイヤ導出チューブ 60 開放端 62 リップシール 66 ベルト 68 モーター 69 プーリー 70 コイル捲線機 72 ワイヤ剥離装置 74 プーリーホイール 76 ボビン 78 タグ 79 かせ形成機 80 導入ノズル 82 本体 84 中央チャンバー 85,86 通路 88 中央通路 90 導出部 100 導入ノズル 102 導出ノズル 104 矩形出口 106 シリンダー 108 ハウジング 110 小孔 112 メッシュ 120 中央通路 122 内部ハウジング 124 導入部 126 導出部 128 ベアリング 130 外部ハウジング 132 導入口 134 導出口 136 プーリー 140 固定ハウジング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
フロントページの続き (71)出願人 595158278 Pharisee House,Phar isee Green,Ongar Ro ad,Great Dunmow,Ess ex CM6 1JH United K ingdom (71)出願人 595158289 ラリー・ホール Larry Hall アメリカ合衆国 イリノイ州 60067,パ ラタイン, イーストスレイド 43 43 Eastslade, Palati ne, Illinois 60067, U. S.A (72)発明者 アレグザンダー・ジェームズ・シニグリオ イギリス国 CM6 1JH エセックス 州,グレート ダンモウ,オンガー ロー ド,ファリスィー グリーン,ファリスィ ー ハウス(番地なし) (72)発明者 ラリー・ホール アメリカ合衆国 イリノイ州 60067,パ ラタイン,イーストスレイド 43

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を貫通するワイヤ用の通路を有する
    閉鎖系チャンバー、前記チャンバー内においてワイヤに
    向けて粒子流を方向付けるノズル、及び回収物の導出部
    とから構成されるワイヤ剥離装置。
  2. 【請求項2】 前記導出部に真空を付与するための手段
    を備えてなる請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記チャンバーを空にするように前記チ
    ャンバー内の気流を前記導出部に向けて方向付けるノズ
    ルを備えてなる請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズル及び前記導出部は前記ワイヤ
    通路の両側に配され、前記ノズルは前記粒子流を前記導
    出部内に向けて方向付けてなる請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記粒子流の近傍にワイアを支持するた
    めの手段を備えてなる請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 剥離前のワイヤ用の第1通路、及び前記
    第1通路と交差し、ワイヤからエナメルコーティングを
    剥離するために圧縮された粒子流をワイヤに付与する第
    2通路とから構成されるワイヤ剥離装置。
  7. 【請求項7】 前記第2通路は前記第1通路によって分
    割され、前記第2通路は前記粒子流をワイヤに向けて方
    向付ける導入部、及び前記粒子流がワイヤを通過して流
    動し導出部内へ方向付けられる導出部とを有し、前記導
    入部及び導出部は粒子及び回収物を前記導出部内に吸引
    する形状とされると共に配置された請求項6記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1通路はワイヤ導入端及びワイヤ
    導出端を有し、前記両端部は前記通路端から粒子が流出
    するのを阻止するためにシールされてなる請求項6記載
    の装置。
  9. 【請求項9】 前記分割された第2通路の前記粒子流導
    入部及び導出部が、前記ワイヤーの中心線回りを回転す
    る請求項6記載の装置。
  10. 【請求項10】 コイル捲線機及びワイヤ剥離装置との
    組合せであって、前記ワイヤ剥離装置は、前記コイル捲
    線機においてコイルに巻かれるべきワイヤ用の第1通路
    と、前記第1通路と交差し、ワイヤからエナメルコーテ
    ィングを剥離するために圧縮された粒子流をワイヤに付
    与する第2通路とから構成されてなる組合せ。
  11. 【請求項11】 前記第1通路との交差位置にあって、
    部分的な真空を形成して実質的に前記第1通路に沿って
    粒子が移動するのを阻止するための手段が前記第2通路
    内に配されてなる請求項10記載の組合せ。
  12. 【請求項12】 内部を貫通するワイヤ用の通路を有す
    る閉鎖系チャンバーの内部にワイヤを移送すること、前
    記チャンバー内においてノズルを通してワイヤに向けて
    粒子流を付与すること、及び回収物を導出部から排出す
    ることを備えてなるワイヤ剥離方法。
JP7291274A 1994-11-09 1995-11-09 ワイヤからコーティングを剥離する装置及びその方法 Pending JPH09141553A (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9422610A GB9422610D0 (en) 1994-11-09 1994-11-09 Method and apparatus for stripping a coating from a wire
GBGB9514051.3A GB9514051D0 (en) 1994-11-09 1995-07-10 Method and apparatus for stripping a coating from a wire
GBGB9518956.9A GB9518956D0 (en) 1994-11-09 1995-09-15 Method and apparatus for stripping a coating from a wire
GB9518956.9 1995-09-15
GB9422610.7 1995-09-15
GB9514051.3 1995-09-15

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09141553A true JPH09141553A (ja) 1997-06-03

Family

ID=27267466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7291274A Pending JPH09141553A (ja) 1994-11-09 1995-11-09 ワイヤからコーティングを剥離する装置及びその方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5904610A (ja)
EP (1) EP0712187A3 (ja)
JP (1) JPH09141553A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100586571B1 (ko) * 2004-08-06 2006-06-07 엘에스전선 주식회사 강선의 코팅층 불림 장치
JP2011015474A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Hitachi Ltd 巻線端末被覆の剥離方法および装置

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2321344A (en) * 1997-01-20 1998-07-22 Ciniglio A J Apparatus for stripping a coating from a wire
US6047453A (en) * 1997-12-26 2000-04-11 Mitsumi Electric Co., Ltd. Air-core coil forming system
EP1067645A1 (de) * 1999-07-09 2001-01-10 Thien E-Motoren GmbH Vorrichtung und Verfahren zum Entfernen einer Isolierschicht, Schmutzschicht oder dergleichen von elektrischen Leitungsdrähten sowie Anwendung einer Vorrichtung und des Verfahrens
DE19954988B8 (de) * 1999-11-08 2004-11-11 Dietmar Dietz Vorrichtung und Verfahren zur Reinigung oder Oberflächenbehandlung von Draht
DE10164734A1 (de) * 2001-04-30 2004-01-22 W.E.T. Automotive Systems Ag Flachbandkabel, Herstellungsvorrichtung und Herstellungsverfahren
EP1481763B1 (en) * 2002-03-04 2010-11-24 JFE Steel Corporation Method of preparing a metal seheet for pressforming
US7040130B2 (en) * 2003-10-14 2006-05-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for forming discrete microcavities in a filament wire using microparticles
US9475173B1 (en) 2005-09-08 2016-10-25 Arnold A. Kelson Waterjet removal of coverings from tangled wire and loose coils
US9168634B1 (en) 2005-09-08 2015-10-27 Arnold A. Kelson Waterjet removal of coverings from tangled wire and loose coils
US8007563B1 (en) * 2005-09-08 2011-08-30 Kelson Arnold A Waterjet removal of coverings from cables
US8230548B2 (en) * 2008-05-23 2012-07-31 General Electric Company Apparatus for removing a waste product
ES1076461Y (es) 2011-12-19 2012-06-08 Dispositivo de decapado de cables mediante fluido con particulas abrasivas
DE102015101993A1 (de) 2015-02-12 2016-08-18 Ernst Koch Gmbh & Co Kg Verfahren und Vorrichtung zur Oberflächenbehandlung von Draht
US9917426B1 (en) * 2015-09-01 2018-03-13 Arnold A. Kelson Reclaimation of scrap copper and other metals by waterblasting in a rotating cylinder
US11031758B1 (en) 2016-07-15 2021-06-08 Arnold A. Kelson Method to reclaim metal from insulated and/or shielded and/or jacketed power cables using waterjetting
US10625399B1 (en) 2016-07-15 2020-04-21 Arnold A. Kelson Method to reclaim metal from insulated and/or shielded and/or jacketed power cables using waterjetting
WO2018051529A1 (ja) * 2016-09-15 2018-03-22 新東工業株式会社 ショット処理装置
GB201700767D0 (en) 2017-01-17 2017-03-01 Univ Oxford Innovation Ltd Method and system for determining tremor status
GB2559732B (en) * 2017-02-08 2022-03-02 Vapormatt Ltd Wet blasting machines
CN108987000B (zh) * 2018-09-11 2020-05-12 温州意成自动化科技有限公司 一种高能粒子剥线机

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2671363A (en) * 1950-08-28 1954-03-09 Gen Electric Electrically-controlled cable stripping machine
US3160991A (en) * 1963-03-12 1964-12-15 Pangborn Corp Work piece passage seals for shot blasting apparatus
US3530746A (en) * 1968-01-05 1970-09-29 Artos Engineering Co Wire stripping apparatus
DE2158672C3 (de) * 1971-11-26 1978-03-09 Brown, Boveri & Cie Ag, 6800 Mannheim Verfahren und Vorrichtung zur Entfernung der Lack- und/oder Glasisolation von elektrischen Leitern
CH557608A (de) * 1973-08-30 1974-12-31 Bbc Brown Boveri & Cie Verfahren und vorrichtung zur entfernung von isolationsschichten von elektrischen leitern.
US3881374A (en) * 1974-05-24 1975-05-06 Artos Engineering Co Rotary wire stripper
DE2846737A1 (de) * 1978-10-24 1980-04-30 Zschimmer Gero Verfahren zum bearbeiten einer flaeche und vorrichtung zur durchfuehrung dieses verfahrens
JPS6234778A (ja) * 1985-08-06 1987-02-14 Niigata Eng Co Ltd サンドブラストによる物体の加工方法
US4872294A (en) * 1986-01-31 1989-10-10 Watts W David Bar and coil descalers
KR930008692B1 (ko) * 1986-02-20 1993-09-13 가와사끼 쥬고교 가부시기가이샤 어브레시브 워터 제트 절단방법 및 장치
US4827679A (en) * 1987-11-24 1989-05-09 Ltv Aerospace & Defense Company Fluid jet cutting system with self orienting catcher
FR2649925B1 (fr) * 1989-07-18 1993-12-10 Aerospatiale Ste Nationale Indle Receptacle de jet de coupe pour une machine de decoupage par jet fluide
US4937985A (en) * 1989-09-25 1990-07-03 Possis Corporation Abrasive waterjet receiver

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100586571B1 (ko) * 2004-08-06 2006-06-07 엘에스전선 주식회사 강선의 코팅층 불림 장치
JP2011015474A (ja) * 2009-06-30 2011-01-20 Hitachi Ltd 巻線端末被覆の剥離方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP0712187A2 (en) 1996-05-15
US5904610A (en) 1999-05-18
EP0712187A3 (en) 1997-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09141553A (ja) ワイヤからコーティングを剥離する装置及びその方法
TWI462664B (zh) Installation and installation method of electronic parts (1)
JP3501792B2 (ja) 巻取装置の巻取シャフト交換を実施するための巻取装置と方法
JPH02233160A (ja) 中空管状物品の内部表面被覆方法
JPH10506320A (ja) ノズルアセンブリ、及び、加工物に粉体を塗布するための装置
WO2011030924A2 (en) Apparatus for recovering abrasives, apparatus for blasting process comprising the apparatus for recovering abrasives and method of blasting process
JPH11117U (ja) 粉末塗装装置等のための粉末回収装置
JP2003243811A (ja) プリント回路板のスプレー処理装置
TWI599465B (zh) 迷宮式密封件、清洗單元及方法、溶液製膜方法
JP2010099550A (ja) 基板洗浄装置
JPH11115157A (ja) プリント機械に供給される被プリント物をクリーニングする装置を備えているプリント装置
JPS59146579A (ja) 個々のタバコ単位分を形成するための方法と装置
JPH07132270A (ja) 液体除去装置
CA2289870C (en) An assembly for controlling the gas flow in a plasma spraying apparatus
JPH0847678A (ja) 粉末スプレイコーティング装置の粉末導管を清掃するための方法およびホースブラシ
JP4033399B2 (ja) フィルタ装着装置
JPH02221421A (ja) カード揚りスライバを除塵する方法と装置
KR19990014936A (ko) 덕트 처리 방법 및 장치
JP2000079924A (ja) 粉塵除去機能を備えたラベル貼り付け装置及びラベルの塵の除去方法
JP2000140929A (ja) 熱延コイルのスケール飛散防止法およびその装置
JPH0639420A (ja) 帯板のプロセスラインのロール手入れ装置
JP2004034170A (ja) シート材加工機
US4140508A (en) Method and apparatus for collecting strand formed from streams of molten material
JPH08167410A (ja) 電池の電極シートの製造方法
KR100544878B1 (ko) 디스케일러설비의 숏볼 회수 처리장치