JP4380966B2 - 感光層転写方法および装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光層転写方法および装置に関し、さらに詳しくは、液晶パネル用基板、プラズマディスプレイ用基板、プリント配線用基板などに感光層を転写する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶パネル用のカラーフィルタなどは、帯状の支持体上に感光層およびカバーフイルムが順に層設された積層体フイルムをガラス基板に転写し、フォトリソグラフィ法で各色毎に露光・現像することにより製造されている。このように感光層を転写する装置には、特開平7−110575号公報に記載されるように、基板の転写領域に合わせて感光層およびカバーフイルムを切断し、この切断されたカバーフイルムを剥離させた後、一定間隔で供給される基板に積層体フイルムを供給し、供給された積層体フイルムを基板へ熱圧着した後、積層体フイルムを基板から連続的に剥離するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような装置では、熱圧着時に溶融した感光層が、感光層およびカバーフイルムの切断部から基板側に浸透することによって、隣接する基板後端と先端との間にあるカバーフイルムが、基板後端あるいは先端に熱圧着されてしまうことがある。このようなことが起こると、積層体フイルムを基板から剥離する際に、熱圧着されたカバーフイルムが支持体と一緒に剥離されずに基板に残ってしまい、剥離の後工程で搬送部材に引っ掛かかって基板が傾き、落下・破損するなどの搬送異常を引き起す。また、熱圧着されたカバーフイルムが剥離後に基板から脱落することもある。この場合は脱落したカバーフイルムが、基板搬送の妨げとなったり、塵や埃の原因ともなる。
【0004】
本発明は、基板に熱圧着されたカバーフイルムに起因する基板の搬送異常や塵埃の発生を防止し、より生産効率を高めることができる感光層転写方法および装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、帯状の支持体上に感光層およびカバーフイルムが順に層設された積層体フイルムを用い、前記感光層を基板の転写領域に転写する感光層転写方法において、前記基板を一定間隔で供給する基板供給工程と、前記転写領域に合わせて前記感光層およびカバーフイルムを切断し、この切断された前記転写領域のカバーフイルムのみを剥離させるフイルム前処理工程と、前記フイルム前処理工程でカバーフイルムが剥離された前記積層体フイルムを前記基板供給工程からの基板に、前記カバーフイルムが剥離された感光層領域と前記転写領域とを一致させて供給し、前記感光層領域を前記転写領域に熱圧着する熱圧着工程と、前記熱圧着工程で積層体フイルムが熱圧着された各基板の間で、積層体フイルムを基板から剥離する方向に押し出して、少なくともカバーフイルムと基板とを剥離する予備剥離工程と、前記積層体フイルムを基板から剥離する剥離工程とを備えたことを特徴とする。なお、前記剥離工程の後に、前記基板後端または先端に残ったカバーフイルムを除去する除去工程を備えていてもよい。
【0006】
また、本発明は、帯状の支持体上に感光層およびカバーフイルムが順に層設された積層体フイルムを用い、前記感光層を基板の転写領域に転写する感光層転写装置において、前記基板を一定間隔で供給する基板供給手段と、前記転写領域に合わせて前記感光層およびカバーフイルムを切断し、この切断された前記転写領域のカバーフイルムのみを剥離させるフイルム前処理手段と、前記フイルム前処理手段によりカバーフイルムが剥離された前記積層体フイルムを前記基板供給手段からの基板に、前記カバーフイルムが剥離された感光層領域と前記転写領域とを一致させて供給し、前記感光層領域を前記転写領域に熱圧着する熱圧着手段と、前記熱圧着手段により積層体フイルムが熱圧着された各基板の間で、積層体フイルムを基板から剥離する方向に押し出して、少なくともカバーフイルムと基板とを剥離する予備剥離手段と、前記積層体フイルムを基板から剥離する剥離手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の感光層転写装置の構成を示す。感光層転写装置2は、基板供給部10、予備加熱部11、熱圧着部12、フイルム前処理部13、冷却部14、予備剥離部15、剥離部16、および基板取り出し部17から構成される。図2に示すように、感光層転写装置2は、透明なガラスからなる基板18の周縁部を除いた転写領域19に感光層36(図4参照)を転写する。基板18は、基板供給手段としての基板供給部10のロボットハンド20によって、一定間隔で転写領域19を下側に向けた状態で予備加熱部11に供給される。
【0008】
予備加熱部11は、基板搬送装置21と、ヒータ22、23とから構成される。図3に示すように、基板搬送装置21は、エアー浮上プレート24と送りローラ25とからなる。エアー浮上プレート24は、基板18の転写面(転写領域19が設けられた面)側に対面するように配置されており、転写面に向けてクリーンなエアーを吹き出して、基板18を浮上させる。
【0009】
送りローラ25は、浮上した基板18の転写面の両側縁部に接触し、回転することで基板18を熱圧着部12へ向けて搬送する。基板18の転写面の両側縁部には感光層36は転写されず、送りローラ25の周面が感光層36に接触することはない。この送りローラ25はつば付きローラから構成されており、つば25aが基板18のガイドとして機能し、基板18の幅方向を位置決めする。なお、送りローラ25に基板18を挟持するためのニップローラを設けてもよく、送りローラ25の代わりにベルトや斜め吹き出しエアーにより基板18を搬送してもよい。また、つば付きローラを用いる代わりに、基板18の両側縁に接触して回転するガイドローラを設けてもよい。さらに、浮上による基板18の上側面(転写面と反対側の面)への押し付け力が充分ならば、上側面に接触する送りローラを設け、この送りローラで基板18を搬送してもよい。
【0010】
ヒータ22、23は、基板搬送装置21の基板18の搬送路を挟むように上下に複数個配置されており、基板18を例えば50〜110℃の温度に加熱する。ヒータ22、23としては、遠赤外線ヒータ、ニクロム線ヒータ、熱風ヒータ、および光加熱などを利用することができる。予備加熱部11で加熱された基板18は、送りローラ25により熱圧着部12に送り出される。
【0011】
熱圧着手段としての熱圧着部12は、ラミロール対31とバックアップローラ32とから構成されている。ラミロール対31は、上下方向に配置されたラミロール31a、31bから構成される。これらラミロール31a、31b、およびバックアップローラ32にはヒータが内蔵されている。ラミロール対31は、基板18と積層体フイルム33とを挟持して搬送することにより、基板18へ積層体フイルム33を熱圧着して貼り付ける。バックアップローラ32は、ラミロール31a、31bに接触して従動回転し、ラミロール31a、31bの撓みを抑えて、均一な力による熱圧着を可能にする。基板搬送装置21と熱圧着部12との間には、前述のエアー浮上プレート24と同じ構成のエアー浮上プレート34が設けられている。このエアー浮上プレート34は基板18を水平に保ち、ラミロール対31へ基板18を投入する際に、基板18の中央部が撓んで先端が下がり、下側のラミロール31aと衝突することを防止する。
【0012】
図4に示すように、積層体フイルム33は、支持体35に図示しない補助層、中間層などを介して感光層36およびカバーフイルム37が順に層設されており、支持体35の他方の面には図示しない帯電防止層などが層設されている。
【0013】
フイルム前処理手段としてのフイルム前処理部13は、積層体フイルムロール38の取付軸38a、ハーフカッタ39、カバーフイルム剥離部40、バックテンションローラ41などから構成される。このフイルム前処理部13は、積層体フイルムロール38からカバーフイルム37を剥がして、感光層36を上に向けた状態で積層体フイルム33をラミロール対31に供給する。
【0014】
ハーフカッタ39は、基板18の転写領域19に合わせて、積層体フイルム33をハーフカットする。このハーフカットでは、カバーフイルム37、感光層36が切断され、支持体35は切断されない。
【0015】
カバーフイルム剥離部40は、基板18への貼付面となるハーフカットされた部分のカバーフイルム37を積層体フイルム33から剥離する。このカバーフイルム剥離部40は、粘着テープロール40aから引き出された粘着テープ40bを、押さえローラ40cによりカバーフイルム37へ貼り付け、このカバーフイルム37が貼り付いた粘着テープ40bをテープ巻取り軸40dに巻き取って回収する。なお、隣接する基板18の後端18bと先端18aとの間に位置することになる積層体フイルム33に対しては、その部分のカバーフイルム37が剥離されずに残される(図5参照)。
【0016】
熱圧着部12では、ハーフカッタ39によるハーフカット線が所定の位置を通過すると、基板搬送装置21に送り込み開始信号を送出する。これにより、基板18とハーフカット線との位置合わせが行われた状態で、基板18に積層体フイルム33の感光層36が転写される。このとき、支持体35も基板18の移動に伴いラミロール対31の送り方向下流側に送られる。
【0017】
冷却部14は、冷却風吹き出しボード42と、搬送ローラ43とから構成される。冷却風吹き出しボード42は、HEPAフィルタを通過したクリーンな冷却風を基板18に向けて吹き出し、搬送ローラ43で搬送される基板18の温度をほぼ室温(30℃以下)に冷却する。
【0018】
図5に示すように、予備剥離手段としての予備剥離部15は、2対のニップローラ51、52と、剥離バー53とから構成される。この予備剥離部15は、ニップローラ51、52により隣接する基板18の後端18bと先端18aとの間にある支持体35を下側に撓ませ、剥離バー53で支持体35を撓んだ方向に押し下げて、基板18の後端18bあるいは先端18aに熱圧着されたカバーフイルム37と基板18とを剥離させる。
【0019】
ニップローラ51、52は、基板18の搬送方向に移動自在となっている。また、ニップローラ51、52の上側ローラ51a、52aは、上下方向に移動自在となっている。上側ローラ51a、52aは、隣接する基板18の後端18bと先端18aとが所定の位置に到達したときに、位置センサなどからの駆動信号によって図6に示す下降位置に下降して、基板18を下側ローラ51b、52bとの間で挟持する。ニップローラ51、52が基板18を挟持する位置は、剥離バー53で支持体35を押し下げてカバーフイルム37を剥離する際に、基板18に熱圧着された感光層36が剥離されることがないように、隣接する基板18の後端18bと先端18aにあるハーフカット位置よりも僅かに基板18の中央部に寄るように設定されている。
【0020】
下側ローラ51b、52bは、駆動源の無い回転自在なフリーローラ、または熱圧着時の基板18の搬送速度と同速度で回転するローラからなる。なお、基板18および感光層36への塵埃の付着を防ぐために、基板18と支持体35の搬送口をスリット状に形成した除塵ボックスを設け、この除塵ボックスにこれらのニップローラ51と52とを収納してもよいし、予備剥離部15の近傍に塵埃吸引用ノズルを設けてもよい。
【0021】
ニップローラ51、52は、隣接する基板18の後端18bと先端18aとが所定の位置に到達すると同時に、熱圧着時の基板18の搬送速度と同速度で搬送方向下流側に移動し、上側ローラ51a、52aが下降して基板18を挟持する。その後、支持体35の搬送方向に衝撃が加わらないように、回転速度を徐々に緩めながらニップローラ51、52の回転がロックされる。
【0022】
ニップローラ51は、回転がロックされたまま熱圧着時の基板18の搬送速度と同速度で下流側に移動する。一方、ニップローラ52は、下流側の剥離部16に衝撃および速度外乱を加えないように移動速度が減速される。これに伴いニップローラ51と52との間隔が狭まり、図6に示すように支持体35が下側に撓みだす。なお、支持体35を撓ませる方法としては、上記のようにニップローラ52の移動速度を減速させるほかに、ニップローラ52の回転を逆転させてもよい。
【0023】
支持体35が撓んだ後、剥離バー53が下降して、基板18と支持体35とのなす角が、所定の剥離角θになるまで支持体35を押し下げる。剥離バー53の押し下げ速度は、押し下げによる衝撃を基板18にできるだけ加えないように設定されている。このように、基板18の後端18bあるいは先端18aに熱圧着されたカバーフイルム37が、基板18から確実に剥離されるので、剥離部16でカバーフイルム37が支持体35と一緒に剥離されずに基板18に残ることがない。ここで剥離角θは、より剥離しやすい45°以上に設定され、ニップローラ51、52の径も剥離角θが45°以上になるように小さく設定される。なお、支持体35を押し下げる方法としては、押し付けローラやエアー吹き出しノズルを用いてもよい。また、支持体35をカバーフイルム37側から押し下げるのではなく、支持体35側から吸着バーなどで引き寄せてもよい。さらに、剥離角θは45°以上であればよいが、剥離を容易にするために可能な限り大きく設定することが好ましい。
【0024】
剥離角θで支持体35を押し下げた後、剥離バー53は元の待機位置に戻る。これと同時にニップローラ52の移動速度が増速され、支持体35の撓みが吸収される。支持体35の撓みが完全に解消されたところで、上側ローラ51a、52aが上昇して元の待機位置に戻り、基板18の挟持が解除される。なお、予備剥離部15におけるこれら一連の動作は、他の工程の支障とならないように行われる。
【0025】
剥離バー53の先端形状は、支持体35を押し下げる際に基板18へ加わる力が均等になるように形成され、例えば図7(A)に示すように凸型両テーパー状となっている。なお、剥離バー53の先端形状は、上記の凸型両テーパー状のほかに、(B)直線状、(C)片側テーパー状、(D)凹型両テーパー状、(E)凸型円弧状、(F)凹型円弧状であってもよい。
【0026】
図1において、剥離手段としての剥離部16は、剥離ローラ54およびベースフイルム巻取り機構55から構成されており、基板18から支持体35を連続的に剥離し、この支持体35を回収軸55aにロール状に巻き取る。回収軸55aは図示しない巻取りモータによって回転駆動される。この巻取りモータはトルク制御されており、ラミロール対31以降の支持体35の張力を一定に保持して、支持体35に撓みが発生しないようにしている。
【0027】
剥離部16の下流側には、エアー浮上プレート56からなる基板取り出し部17が設けられている。このエアー浮上プレート56は、予備加熱部11のエアー浮上プレート24と同様に構成されている。基板取り出し部17から送り出された基板18は、図示しないロボットハンドによってその上側面を吸着されて取り出される。
【0028】
図8および図9に、本発明の別の実施形態に係る感光層転写装置の要部概略図を示す。この実施形態では、剥離部16の後に、基板18の後端18bあるいは先端18aに熱圧着されたカバーフイルム37を取り除く除去部61、71が設けられている。なお、その他の構成は上記実施形態と同様であるので、図示および説明を省略する。
【0029】
図8に示す除去部61は、吸引ノズル62によりカバーフイルム37を基板18から取り除く。この吸引ノズル62は、基板18の幅方向に帯状に伸びた吸引口62aを有している。吸引口62aは、テフロン(R)などの表面が滑らかな素材からなり、カバーフイルム37がスムーズに吸引されるような形状となっている。カバーフイルム37を吸引する際には、より剥離しやすい基板18の両側縁部から吸引をはじめ、中央部に向かって吸引する。なお、吸引する際に基板18が下方に引き寄せられるので、基板搬送に影響を与えないために、基板18の両端を保持する支持コールを設けたり、吸引する角度を斜めにするなどしてもよい。また、カバーフイルム37を取り除くのに十分な時間を確保するため、吸引ノズル62を基板18と合わせて移動させてもよい。但し、この場合は、移動させるタイミングを計るために位置センサを設ける必要がある。
【0030】
図9に示す除去部71は、上記実施形態のカバーフイルム剥離部40と同様の構成を有するカバーフイルム剥離部72により、カバーフイルム37を基板18から取り除く。このカバーフイルム剥離部72は、粘着テープロール72aから引き出された粘着テープ72bを、押さえローラ72cによりカバーフイルム37へ貼り付け、このカバーフイルム37が貼り付いた粘着テープ72bを、連続的あるいは所定のタイミングでテープ巻取り軸72dに巻き取って回収する。なお、カバーフイルム剥離部72は、少なくとも基板18の中央部に1セットあればよいが、確実にカバーフイルム37を除去するために、基板18の幅方向に数セット設置することが好ましい。
【0031】
この実施形態の場合、剥離部16の直後に、カバーフイルム37が基板18に残っているかどうかを自動的に監視するカメラを設け、このカメラでカバーフイルム37が基板18に残っていると確認されたときのみ除去部61、71を作動させるようにしてもよい。このようにすると、効率的にカバーフイルム37を取り除くことができる。
【0032】
なお、上記実施形態では、基板18の転写領域19を下側にして感光層36の転写を行っているが、転写領域19を上側にした場合も本発明を適用することができる。また、基板18の材質は、上記のようにガラスに限定されず、金属や樹脂など他の素材で形成されたものでもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、本発明の感光層転写方法および装置によれば、熱圧着工程で積層体フイルムが熱圧着された各基板の間で、積層体フイルムを基板から剥離する方向に押し出して、少なくともカバーフイルムと基板とを剥離する予備剥離工程および予備剥離手段を備えているので、基板に熱圧着されたカバーフイルムによる基板の搬送異常や塵埃の発生を防止することができる。したがって、装置の生産効率をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感光層転写装置の構成を示す図である。
【図2】基板の感光層転写領域を示す平面図である。
【図3】基板搬送装置の概略を示す図である。
【図4】積層体フイルムの構成を示す断面図である。
【図5】予備剥離部の概略を示す図である。
【図6】剥離バーで支持体を撓んだ方向に押し下げた状態を示す図である。
【図7】剥離バーの先端形状の例を示す図であり、(A)は凸型両テーパー状、(B)は直線状、(C)は片側テーパー状、(D)は凹型両テーパー状、(E)は凸型円弧状、(F)は凹型円弧状をそれぞれ示す。
【図8】本発明の別の実施形態を示す図である。
【図9】本発明のさらに別の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
2 感光層転写装置
10 基板供給部(基板供給手段)
12 熱圧着部(熱圧着手段)
13 フイルム前処理部(フイルム前処理手段)
15 予備剥離部(予備剥離手段)
16 剥離部(剥離手段)
18 基板
19 転写領域
31 ラミロール対
33 積層体フイルム
35 支持体
36 感光層
37 カバーフイルム
39 ハーフカッタ
40、72 カバーフイルム剥離部
51、52 ニップローラ
53 剥離バー
61、71 除去部
62 吸引ノズル
Claims (10)
- 帯状の支持体上に感光層およびカバーフイルムが順に層設された積層体フイルムを用い、前記感光層を基板の転写領域に転写する感光層転写方法において、
前記基板を一定間隔で供給する基板供給工程と、
前記転写領域に合わせて前記感光層およびカバーフイルムを切断し、この切断された前記転写領域のカバーフイルムのみを剥離させるフイルム前処理工程と、
前記フイルム前処理工程でカバーフイルムが剥離された前記積層体フイルムを前記基板供給工程からの基板に、前記カバーフイルムが剥離された感光層領域と前記転写領域とを一致させて供給し、前記感光層領域を前記転写領域に熱圧着する熱圧着工程と、
前記熱圧着工程で積層体フイルムが熱圧着された各基板の間で、積層体フイルムを基板から剥離する方向に押し出して、少なくともカバーフイルムと基板とを剥離する予備剥離工程と、
前記帯状の支持体を基板から剥離する剥離工程とを備えたことを特徴とする感光層転写方法。 - 前記剥離工程の後に、前記基板後端または先端に残ったカバーフイルムを除去する除去工程を備えたことを特徴とする請求項1に記載の感光層転写方法。
- 帯状の支持体上に感光層およびカバーフイルムが順に層設された積層体フイルムを用い、前記感光層を基板の転写領域に転写する感光層転写装置において、
前記基板を一定間隔で供給する基板供給手段と、
前記転写領域に合わせて前記感光層およびカバーフイルムを切断し、この切断された前記転写領域のカバーフイルムのみを剥離させるフイルム前処理手段と、
前記フイルム前処理手段によりカバーフイルムが剥離された前記積層体フイルムを前記基板供給手段からの基板に、前記カバーフイルムが剥離された感光層領域と前記転写領域とを一致させて供給し、前記感光層領域を前記転写領域に熱圧着する熱圧着手段と、
前記熱圧着手段により積層体フイルムが熱圧着された各基板の間で、積層体フイルムを基板から剥離する方向に押し出して、少なくともカバーフイルムと基板とを剥離する予備剥離手段と、
前記帯状の支持体を基板から剥離する剥離手段とを備えたことを特徴とする感光層転写装置。 - 前記予備剥離手段は、基板と帯状の支持体とのなす角が、45°以上となるように、積層体フイルムを基板から剥離する方向に押し出すことを特徴とする請求項3に記載の感光層転写装置。
- 前記予備剥離手段は、前記熱圧着手段により積層体フイルムが熱圧着された隣接する各基板のうち、先行して供給される第一の基板の後端と、第一の基板の次に供給される第二の基板の先端とを挟持し、隣接する第一の基板の後端と第二の基板の先端との間にある前記帯状の支持体を撓ませる2対のニップローラと、
ニップローラにより撓まされた前記帯状の支持体を、撓んだ方向に押し出す剥離バーとから構成されることを特徴とする請求項3または4に記載の感光層転写装置。 - 前記2対のニップローラは、隣接する第一の基板の後端と第二の基板の先端にある、前記フイルム前処理手段による前記感光層およびカバーフイルムの切断位置よりも、基板の中央部に寄った位置で、隣接する第一の基板の後端と第二の基板の先端とを挟持することを特徴とする請求項5に記載の感光層転写装置。
- 前記剥離バーは、その先端が、凸型両テーパー状、直線状、片側テーパー状、凹型両テーパー状、凸型円弧状、凹型円弧状のうち、いずれかの形状に形成されていることを特徴とする請求項5または6に記載の感光層転写装置。
- 前記帯状の支持体を基板から剥離した後に、前記基板後端または先端に残ったカバーフイルムを除去する除去手段を備えたことを特徴とする請求項3ないし7のいずれかに記載の感光層転写装置。
- 前記除去手段は、前記基板後端または先端に残ったカバーフイルムを吸引する吸引ノズルであることを特徴とする請求項8に記載の感光層転写装置。
- 前記除去手段は、粘着テープにより前記基板後端または先端に残ったカバーフイルムを回収することを特徴とする請求項8に記載の感光層転写装置。
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