JP2006334715A - 積層体フイルムのハーフカット方法及び装置 - Google Patents

積層体フイルムのハーフカット方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006334715A
JP2006334715A JP2005161800A JP2005161800A JP2006334715A JP 2006334715 A JP2006334715 A JP 2006334715A JP 2005161800 A JP2005161800 A JP 2005161800A JP 2005161800 A JP2005161800 A JP 2005161800A JP 2006334715 A JP2006334715 A JP 2006334715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cut
laminate film
cutter
film
heating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2005161800A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruto Arimitsu
治人 有光
Toshiyuki Masuda
増田  敏幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fujifilm Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Holdings Corp filed Critical Fujifilm Holdings Corp
Priority to JP2005161800A priority Critical patent/JP2006334715A/ja
Priority to KR1020077028141A priority patent/KR20080013985A/ko
Priority to CN2006800195215A priority patent/CN101189178B/zh
Priority to PCT/JP2006/311374 priority patent/WO2006129870A2/en
Priority to TW095119302A priority patent/TW200709902A/zh
Publication of JP2006334715A publication Critical patent/JP2006334715A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D3/00Cutting work characterised by the nature of the cut made; Apparatus therefor
    • B26D3/28Splitting layers from work; Mutually separating layers by cutting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D7/00Details of apparatus for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
    • B26D7/08Means for treating work or cutting member to facilitate cutting
    • B26D7/10Means for treating work or cutting member to facilitate cutting by heating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H35/00Delivering articles from cutting or line-perforating machines; Article or web delivery apparatus incorporating cutting or line-perforating devices, e.g. adhesive tape dispensers
    • B65H35/02Delivering articles from cutting or line-perforating machines; Article or web delivery apparatus incorporating cutting or line-perforating devices, e.g. adhesive tape dispensers from or with longitudinal slitters or perforators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D3/00Cutting work characterised by the nature of the cut made; Apparatus therefor
    • B26D3/08Making a superficial cut in the surface of the work without removal of material, e.g. scoring, incising
    • B26D3/085On sheet material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2301/00Handling processes for sheets or webs
    • B65H2301/50Auxiliary process performed during handling process
    • B65H2301/51Modifying a characteristic of handled material
    • B65H2301/515Cutting handled material
    • B65H2301/5152Cutting partially, e.g. perforating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/10Handled articles or webs
    • B65H2701/17Nature of material
    • B65H2701/171Physical features of handled article or web
    • B65H2701/1719Photosensitive, e.g. exposure, photographic or phosphor

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)

Abstract

【課題】簡単な工程及び構成で、積層体フイルムを高品質にハーフカットすることを可能にする。
【解決手段】ハーフカット装置36は、感光性ウエブ22のハーフカット部位34を、回転丸刃68又は固定丸刃80に応じて予め設定された所定温度に加熱する加熱機構52と、前記所定温度に加熱されるハーフカット部位34に沿って回転丸刃68又は固定丸刃80を移動させることにより、前記感光性ウエブ22をハーフカットするカッタ機構54とを備える。加熱機構52は、カット受台70に設けられるシート型ヒータ76を備え、前記カット受台70は、感光性ウエブ22に接触してハーフカット部位34を加熱する。
【選択図】図4

Description

本発明は、少なくとも第1樹脂層と第2樹脂層とが積層された積層体フイルムを、積層方向の一部を残してハーフカットする積層体フイルムのハーフカット方法及び装置に関する。
例えば、液晶パネル用基板、プリント配線用基板、PDPパネル用基板では、感光性樹脂層を有する感光性積層体フイルム(感光性ウエブ)を基板表面に貼り付けた積層体基板として構成されている。この感光性積層体フイルムは、通常、ベースフイルム(可撓性プラスチック支持層)上に熱可塑性樹脂層(以下、クッション層ともいう)、感光材料層及び保護フイルムが、順次、積層されている。
そこで、この種の感光性積層体フイルムの貼り付けに使用される貼り付け装置は、通常、ガラス基板や樹脂基板等の基板を所定の間隔ずつ離間させて搬送するとともに、前記基板に貼り付けられる感光性樹脂層の範囲に対応して、前記感光性積層体フイルムから保護フイルムを剥離する方式が採用されている。
このため、感光性積層体フイルムは、貼り付け装置に搬送される前に、予め保護フイルムを所定の位置で切断する必要がある。その際、感光性積層体フイルムには、積層方向の一部を残して少なくとも保護フイルムが切断される、すなわち、ハーフカット処理が施されている。
この種のハーフカットを行う装置として、例えば、特許文献1に開示されているフイルム切断装置が知られている。このフイルム切断装置は、図16に示すように、積層体フイルム1がガイドローラ2a、2bを介して矢印方向に搬送されるとともに、この搬送方向に延在するレール3上には、可動部材4が進退可能に載置されている。可動部材4上には、水平方向に延在する中空軸5を介して回転軸6が配設されるとともに、前記回転軸6の端部には、ディスクカッタ7が装着されている。
一方、積層体フイルム1を挟んでディスクカッタ7に対向してカッタ台8が配設されるとともに、このカッタ台8には、前記ディスクカッタ7の切刃7aに係合するカッタ受け8aが設けられている。
ところで、上記のフイルム切断装置では、回転不能に保持されたディスクカッタ7の切刃7aにより積層体フイルム1をハーフカットする際、この切刃7aが前記積層体フイルム1の切断部と摺接してカット屑が発生し易くなるという問題がある。
また、積層体フイルム1は、支持体上に感光層及びカバーフイルムが積層されている。このため、カバーフイルムを切断する際に、感光層が支持体から剥離し易いという問題がある。
そこで、例えば、特許文献2のフイルムの裁断方法では、裁断時におけるフイルムの残留揮発分と該フイルムの裁断部分の温度を所定範囲、具体的には、60℃〜TGに維持した状態で裁断することが開示されている。
特開平11−10581号公報(図1) 特開平9−85680号公報(図1)
しかしながら、上記の特許文献2は、フイルムを裁断するための方法であり、複数の樹脂層が積層された積層体フイルムをハーフカットするために用いることは困難である。すなわち、ハーフカットに使用されるカッタには、通常、カット方向に移動する際に回転する回転刃と、前記カット方向に移動する際に回転しない固定刃とがある。
この場合、特に、固定刃では、刃先を積層体フイルムに押し付けながら、前記積層体フイルムをカットしている。このため、積層体フイルムの温度が高く(例えば、60℃以上)なると、この積層体フイルム自体の粘度が高くなって、刃先と各層との摺接により糸状のカット屑が多量に発生し易いという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な工程及び構成で、積層体フイルムを高品質にハーフカットすることが可能な積層体フイルムのハーフカット方法及び装置を提供することを目的とする。
本発明は、少なくとも第1樹脂層と第2樹脂層とが積層された積層体フイルムを、積層方向の一部を残してハーフカットする積層体フイルムのハーフカット方法及び装置である。
そして、積層体フイルムのハーフカット部位を、カッタに応じて予め設定された所定温度に加熱しながら、前記積層体フイルムがハーフカットされる。
また、カッタをハーフカット部位に沿って移動させることにより、積層体フイルムをハーフカットすることが好ましい。カッタは、帯状の押し切り刃の他、移動カッタ等が採用されるからである。
さらに、カッタは、移動方向に回転自在な回転丸刃であり、ハーフカット部位を35℃〜100℃の範囲内に加熱することが好ましい。さらにまた、カッタは、移動方向に回転不能な固定丸刃であり、ハーフカット部位を25℃〜45℃の範囲内に加熱することが好ましい。
一方、積層体フイルムは、第1樹脂層が感光性樹脂層である感光性積層体フイルムであることが好ましい。
さらに、加熱機構は、カッタに対向して配置されるカット受け台にヒータを設けて構成されることが好ましく、さらにまた、前記加熱機構は、前記カッタに近接して配置される加熱ローラを備えることが好ましい。
また、加熱機構は、カッタ及びハーフカット部位を収容し、前記カッタ及び前記ハーフカット部位を間接的に加熱する加熱ボックスを備えることが好ましい。さらに、加熱機構は、ハーフカット前に積層体フイルムを加熱する加熱部を備えることが好ましい。
さらにまた、カッタ機構は、ハーフカット部位に沿って移動する移動台と、前記移動台に回転自在に支持される回転丸刃とを備えることが好ましい。また、カッタ機構は、ハーフカット部位に沿って移動する移動台と、前記移動台に固定される固定丸刃とを備えることが好ましい。
本発明では、積層体フイルムのハーフカット部位は、ハーフカット時に、カッタに応じて予め設定された所定温度に加熱されている。ここで、積層体フイルムが低温の場合には、この積層体フイルム自体が硬く且つ脆くなり、例えば、回転刃及び固定刃によるハーフカット時には、カット屑や層間剥離が発生し易い。一方、積層体フイルムが高温の場合には、前記積層体フイルム自体が軟化するものの、粘度が高くなり、特に固定刃によるハーフカット時には、摺動によって糸状のカット屑等が惹起され易い。
従って、ハーフカット部位が、回転刃や固定刃等のカッタの形式(種類)に応じて、予め設定された所定温度に加熱されることにより、ハーフカット時のカット屑や層間剥離等を確実に阻止することができる。このため、簡単な工程及び構成で、積層体フイルムを高品質にハーフカットすることが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るハーフカット装置を組み込む積層体基板の製造装置20の概略構成図であり、この製造装置20は、液晶又は有機EL用カラーフィルタ等の製作工程で、長尺状感光性ウエブ(感光性積層体フイルム)22の感光性樹脂層29(後述する)をガラス基板24に熱転写する作業を行う。
図2は、製造装置20に使用される感光性ウエブ22の断面図である。この感光性ウエブ22は、可撓性ベースフイルム(支持層)26、クッション層(熱可塑性樹脂層)27、中間層(酸素遮断膜)28、感光性樹脂層(第1樹脂層)29及び保護フイルム(第2樹脂層)30を積層して構成される。なお、感光性ウエブ22は、ベースフイルム26、感光性樹脂層29及び保護フイルム30により構成されていてもよい。
ベースフイルム26は、ポリエチレンテレフタレート(PET)で形成され、クッション層27は、エチレンと酸化ビニル共重合体で形成され、中間層28は、ポリビニルアルコールで形成され、感光性樹脂層29は、アルカリ可溶性バインダとモノマーと光重合開始材と着色剤を含む着色感光性樹脂組成物で形成され、保護フイルム30は、ポリエチレンあるいはポリプロピレン等で形成される。
図1に示すように、製造装置20は、感光性ウエブ22をロール状に巻回した感光性ウエブロール22aを収容し、この感光性ウエブロール22aから前記感光性ウエブ22を送り出すウエブ送り出し機構32と、送り出された前記感光性ウエブ22の保護フイルム30に、幅方向に切断可能なハーフカット部位34を形成する第1の実施形態に係るハーフカット装置36と、一部に非接着部38aを有する接着ラベル38(図3参照)を保護フイルム30に接着させるラベル接着機構40とを備える。なお、ハーフカット装置36は、矢印A方向に所定の間隔離間して2セット配設され、同時に2個所のハーフカット部位34を形成してもよい。
ラベル接着機構40の下流には、感光性ウエブ22をタクト送りから連続送りに変更するためのリザーバ機構42と、前記感光性ウエブ22から保護フイルム30を所定の長さ間隔で剥離させる剥離機構44と、ガラス基板24を所定の温度に加熱した状態で貼り付け位置に搬送する加熱機構45と、前記保護フイルム30の剥離により露出した感光性樹脂層29を前記ガラス基板24に貼り付ける貼り付け機構46とが配設される。なお、貼り付け機構46によりガラス基板24に感光性ウエブ22が貼り付けられた被処理物を、以下、単に基板24aという。
貼り付け機構46における貼り付け位置の上流近傍には、感光性ウエブ22の境界位置であるハーフカット部位34を直接検出する検出機構47が配設されるとともに、前記貼り付け機構46の下流には、各ガラス基板24間の前記感光性ウエブ22を切断する基板間ウエブ切断機構48が配設される。この基板間ウエブ切断機構48の上流には、運転開始時及び運転終了時に使用されるウエブ切断機構48aが設けられる。
ウエブ送り出し機構32の下流近傍には、略使用済みの感光性ウエブ22の後端と、新たに使用される感光性ウエブ22の先端とを接合させる接合台49が配設される。この接合台49の下流には、感光性ウエブロール22aの巻きずれによる幅方向のずれを制御するために、フイルム端位置検出器51が配設される。
ハーフカット装置36は、ウエブ送り出し機構32に収容巻回されている感光性ウエブロール22aのロール径を算出するためのローラ対50の下流に配置される。図4及び図5に示すように、ハーフカット装置36は、感光性ウエブ22のハーフカット部位34を所定温度(後述する)に加熱する加熱機構52と、前記所定温度に加熱される前記ハーフカット部位34に沿ってハーフカットするカッタ機構54とを備える。
カッタ機構54は、感光性ウエブ22の搬送方向(矢印A方向)に直交する矢印B方向に延在するリニアガイド56を備え、このリニアガイド56には、スライド台58が支持される。スライド台58には、モータ60が内装されており、このモータ60の回転駆動軸60aには、ピニオン62が軸着される。リニアガイド56には、矢印B方向に延在してピニオン62に噛合するラック64が設けられ、スライド台58は、前記モータ60の作用下に矢印B方向に進退可能である。
スライド台58には、ピニオン62と反対側に突出して回転軸66が設けられ、この回転軸66には、前記回転軸66と一体的に回転自在な回転丸刃(カッタ)68が固着される。回転丸刃68に対向する位置には、感光性ウエブ22を挟んでカット受台70が配設される。
このカット受台70は、2枚の金属プレートで構成され、矢印B方向に延在する。カット受台70の上面には、回転丸刃68の矢印B方向への移動範囲にわたって凹部72が形成され、この凹部72に樹脂製受部74が収容される。
加熱機構52は、カット受台70内に埋設、具体的には、2枚の金属プレート間に挟持されるシート型ヒータ76を備える。カット受台70は、感光性ウエブ22に接触してハーフカット部位34を直接加熱する加熱部材として機能する。
なお、回転丸刃68に代えて、スライド台58から延在する固定軸78に固定される固定丸刃80を用いてもよい。この固定丸刃80は、固定軸78に対して所定角度ずつ角度位置が調整可能である。
図2に示すように、ハーフカット部位34は、少なくとも保護フイルム30を切断する必要があり、実際上、この保護フイルム30を確実に切断するために感光性樹脂層29乃至中間層28まで切り込むように、回転丸刃68(又は固定丸刃80)の切り込み深さが設定される。ハーフカット部位34は、回転丸刃68(又は固定丸刃80)に代替して、例えば、超音波を用いたカット方式の他、ナイフ刃、後述する帯状押し切り刃(トムソン刃)等で形成する方式を採用してもよい。なお、押し切り刃は、垂直方向の押し切り構成の他、斜め方向の押し切り構成を含む。
ハーフカット部位34は、ガラス基板24の間隔を設定するものであり、例えば、両側の前記ガラス基板24にそれぞれ10mmずつ入り込んだ位置に設定される。ガラス基板24間のハーフカット部位34で挟まれた部分は、後述する貼り付け機構46において感光性樹脂層29を前記ガラス基板24に額縁状に貼り付ける際のマスクとして機能するものである。
ラベル接着機構40は、ガラス基板24間に対応して保護フイルム30の残存部分30bを残すため、剥離側前方の剥離部分30aaと剥離側後方の剥離部分30abとを連結する接着ラベル38を供給する。図2に示すように、保護フイルム30は、残存部分30bを挟んで、先に剥離される部分を前方の剥離部分30aaとする一方、後に剥離される部分を後方の剥離部分30abとする。
図3に示すように、接着ラベル38は、短冊状に構成されており、例えば、保護フイルム30と同一の樹脂材で形成される。接着ラベル38は、中央部に粘着剤が塗布されない非接着部(微粘着を含む)38aを有するとともに、この非接着部38aの両側、すなわち、前記接着ラベル38の長手方向両端部に、前方の剥離部分30aaに接着される第1接着部38bと、後方の剥離部分30abに接着される第2接着部38cとを有する。
図1に示すように、ラベル接着機構40は、最大5枚の接着ラベル38を所定間隔ずつ離間して貼り付け可能な吸着パッド84a〜84eを備えるとともに、前記吸着パッド84a〜84eによる前記接着ラベル38の貼り付け位置には、感光性ウエブ22を下方から保持するための受台86が昇降自在に配置される。
リザーバ機構42は、上流側の感光性ウエブ22のタクト搬送と、下流側の前記感光性ウエブ22の連続搬送との速度差を吸収するが、さらにテンション変動を防ぐために、揺動自在な2連のローラ90で構成されるダンサー91を備える。なお、ローラ90は、リザーブ量に応じて1連又は3連以上であってもよい。
このリザーバ機構42の下流に配置される剥離機構44は、感光性ウエブ22の送り出し側のテンション変動を低減し、ラミネート時のテンションを安定化させるためのサクションドラム92を備える。サクションドラム92の近傍には、剥離ローラ93が配置されるとともに、この剥離ローラ93を介して感光性ウエブ22から鋭角の剥離角で剥離される保護フイルム30は、残存部分30bを除いて保護フイルム巻き取り部94に巻き取られる。
剥離機構44の下流側には、感光性ウエブ22にテンションを付与可能なテンション制御機構96が配設される。テンション制御機構96は、シリンダ98を備え、このシリンダ98の駆動作用下に、テンションダンサー100が揺動変位することにより、このテンションダンサー100が摺接する感光性ウエブ22のテンションが調整可能である。なお、テンション制御機構96は、必要に応じて使用すればよく、削除することもできる。
検出機構47は、レーザセンサやフォトセンサ等の光電センサ102を備えており、前記光電センサ102は、ハーフカット部位34の楔状の溝形状部や、保護フイルム30の厚さによる段差、あるいは、これらの組み合わせによる変化を直接検出し、この検出信号を境界位置信号とする。光電センサ102は、バックアップローラ103に対向して配置される。なお、光電センサ102に代えて、非接触変位計やCCDカメラ等の画像検査手段等を用いてもよい。
検出機構47により検出されるハーフカット部位34の位置データは、リアルタイムで統計処理及びグラフ化が可能であり、ばらつき異常や偏りの発生時に警報を出すことができる。
また、ハーフカット部位34を直接検出するのではなく、このハーフカット部位34に対応してハーフカット装置36の近傍で孔部や切り欠きを形成したり、レーザ加工やアクアジェット加工による孔開けや切り込みを設けたり、インクジェットやプリンタ等によるマーキングを設けたりしてマーク部を形成し、このマーク部を検出して境界位置信号としてもよい。
加熱機構45は、被処理物であるガラス基板24を矢印C方向に搬送するための搬送機構104を備え、この搬送機構104は、矢印C方向に配列される複数の樹脂製円板状搬送ローラ106を有する。搬送機構104の矢印C方向上流側には、ガラス基板24を受け取る受け取り部108が設けられる。受け取り部108の下流側には、複数の加熱炉110が配列される。
加熱機構45では、ガラス基板24の温度を常時監視し、異常時には、搬送ローラ106の停止や警報を発生するとともに、異常情報を発信して異常なガラス基板24を後工程でNG排出、品質管理又は生産管理等に活用することができる。また、搬送機構104では、図示しないエア浮上プレートが配設され、ガラス基板24が浮上されて矢印C方向に搬送される構成を採用してもよい。
図1に示すように、加熱機構45の上流には、複数のガラス基板24が収容される基板ストッカー120が設けられる。基板ストッカー120には、投入及び取り出し口以外の3方の側面に、除塵用ファンユニット(又はダクトユニット)122が付設される。ファンユニット122は、基板ストッカー120内に除電クリーンエアの吹き出しを行う。基板ストッカー120に収容されている各ガラス基板24は、ロボット124のハンド部124aに設けられた吸着パッド126に吸着されて取り出され、受け取り部108に搬入される。
貼り付け機構46は、上下に配設されるとともに、所定温度に加熱されるラミネート用ゴムローラ130a、130bを備える。ゴムローラ130a、130bには、バックアップローラ132a、132bが摺接するとともに、前記バックアップローラ132bは、ローラクランプ部134を介してゴムローラ130b側に押圧される。
ゴムローラ130aの近傍には、感光性ウエブ22が前記ゴムローラ130aに接触することを防止するための接触防止ローラ136が移動可能に配設される。貼り付け機構46の上流近傍には、感光性ウエブ22を予め所定温度に予備加熱するための予備加熱部137が配設される。この予備加熱部137は、例えば、赤外線バーヒータ等の加熱手段を備える。
貼り付け機構46と基板間ウエブ切断機構48との間には、フイルム搬送ローラ138aと基板搬送ローラ138bとが配設される。基板間ウエブ切断機構48の下流側には、冷却機構140が配置されるとともに、この冷却機構140の下流側には、ベース剥離機構142が配置される。冷却機構140は、基板間ウエブ切断機構48を介して基板24a間の感光性ウエブ22が切断された後、この基板24aに冷風を供給して冷却処理を施す。具体的には、冷風温度が10℃で、風量が1.0〜2.0m/minに設定される。なお、冷却機構140を使用することがなく、後述する感光性積層体ストッカー156で自然冷却してもよい。
冷却機構140の下流に配置されるベース剥離機構142は、基板24aを下方から吸着する複数の吸着パッド144を備え、この吸着パッド144に前記基板24aが吸着保持された状態で、ロボットハンド146を介してベースフイルム26及び残存部分30bを剥離する。吸着パッド144の上流、下流及び両側方には、基板24aのラミネート部分全体に4方向の側面から除電クリーンエアを噴射する除電ブロー(図示せず)が配設されている。なお、剥離は、除塵のためテーブルを垂直にして、あるいは傾斜させて、又は裏返にして行ってもよい。
ベース剥離機構142の下流には、複数の積層体基板150が収容される感光性積層体ストッカー156が設けられる。ベース剥離機構142で基板24aからベースフイルム26及び残存部分30bが剥離された積層体基板150は、ロボット152のハンド部152aに設けられた吸着パッド154に吸着されて取り出され、感光性積層体ストッカー156に収容される。
感光性積層体ストッカー156には、投入及び取り出し口以外の3方の側面に、除塵用ファンユニット(又はダクトユニット)122が付設される。ファンユニット122は、感光性積層体ストッカー156内に除電クリーンエアの吹き出しを行う。
製造装置20では、ウエブ送り出し機構32、ハーフカット装置36、ラベル接着機構40、リザーバ機構42、剥離機構44、テンション制御機構96及び検出機構47が、貼り付け機構46の上方に配置されているが、これとは逆に、前記ウエブ送り出し機構32から前記検出機構47を前記貼り付け機構46の下方に配置し、感光性ウエブ22の上下が逆になって感光性樹脂層29がガラス基板24の下側に貼り付けされてもよく、また、前記製造装置20全体を直線上に構成してもよい。
製造装置20は、ラミネート工程制御部160を介して全体制御されており、この製造装置20の各機能部毎に、例えば、ラミネート制御部162、基板加熱制御部164及びベース剥離制御部166等が設けられ、これらが工程内ネットワークにより繋がっている。
ラミネート工程制御部160は、工場ネットワークに繋がっており、図示しない工場CPUからの指示情報(条件設定や生産情報)の生産管理や稼動管理等、生産のための情報処理を行う。
ラミネート制御部162は、工程全体のマスターとして各機能部の制御を行うものであり、検出機構47により検出された感光性ウエブ22のハーフカット部位34の位置情報に基づいて、例えば、加熱機構45を制御する制御機構を構成している。
ベース剥離制御部166は、貼り付け機構46から供給される基板24aからベースフイルム26を剥離し、さらに下流工程に積層体基板150を排出する動作の制御を行うとともに、前記基板24a及び前記積層体基板150の情報をハンドリング制御する。
製造装置20内は、仕切り壁170を介して第1クリーンルーム172aと第2クリーンルーム172bとに仕切られる。第1クリーンルーム172aには、ウエブ送り出し機構32からテンション制御機構96までが収容されるとともに、第2クリーンルーム172bには、検出機構47以降が収容される。第1クリーンルーム172aと第2クリーンルーム172bとは、貫通部174を介して連通する。
このように構成される製造装置20の動作について、第1の実施形態に係るハーフカット方法との関連で以下に説明する。
先ず、図1に示すように、ウエブ送り出し機構32に取り付けられている感光性ウエブロール22aから感光性ウエブ22が繰り出され、この感光性ウエブ22は、ハーフカット装置36に送られる。
ハーフカット装置36では、図4及び図5に示すように、加熱機構52を構成するシート型ヒータ76が付勢されており、このシート型ヒータ76を設けるカット受台70が所望の温度に加熱されている。このため、矢印A方向に送られる感光性ウエブ22は、この感光性ウエブ22に同期して移動するカット受台70に接触して直接加熱され、ハーフカット部位34は、回転丸刃68に応じて予め設定された所定の温度に加熱されながら、カッタ機構54を介してハーフカットされる。なお、ハーフカットは、感光性ウエブ22を停止した状態で行ってもよい。
具体的には、スライド台58に設けられているモータ60の駆動作用下にピニオン62が回転すると、このピニオン62とラック64との噛合作用下に、スライド台58がリニアガイド56に支持されて矢印B方向に移動する。そこで、回転丸刃68は、感光性ウエブ22のハーフカット部位34に所望の深さまで切り込んだ状態で、矢印B方向に移動しながら回転する。これにより、感光性ウエブ22には、保護フイルム30から所望の深さに切り込んだハーフカット部位34が形成される(図2参照)。
この場合、第1の実施形態では、加熱機構52を介して感光性ウエブ22のハーフカット部位34が加熱されながら、このハーフカット部位34がカッタ機構54によりハーフカットされている。その際、回転丸刃68及び固定丸刃80毎に、感光性ウエブ22の加熱温度を予め設定されることによって、カット屑の発生や層間剥離の発生を良好に阻止することができる。
具体的には、図6に示すように、回転丸刃68では、感光性ウエブ22の温度が30℃以下であると、前記感光性ウエブ22に層間剥離が発生した。そして、感光性ウエブ22の温度が35℃以上となると、層間剥離が惹起されず、良好なハーフカット処理が遂行可能となった。
従って、回転丸刃68によるハーフカット時には、感光性ウエブ22のハーフカット部位34の所定温度は、35℃〜100℃の範囲内、より好ましくは、45℃〜60℃の範囲内に設定される。なお、感光性ウエブ22の温度は、110℃であっても良好であるという評価が得られたが、高温になると、この感光性ウエブ22自体の品質低下等が惹起され易い。このため、上限温度としては、100℃が好適である。
一方、固定丸刃80では、感光性ウエブ22の温度が20℃以下となると、カット屑及び層間剥離が発生するとともに、前記感光性ウエブ22の温度が50℃以上となると、カット屑が発生した。従って、固定丸刃80によるハーフカット時には、感光性ウエブ22のハーフカット部位34の所定温度は、25℃〜45℃の範囲内に設定される。
これにより、第1の実施形態では、回転丸刃68又は固定丸刃80に応じてハーフカット部位34を、それぞれ予め設定された所定温度に加熱するだけでよく、簡単な工程及び構成で、感光性ウエブ22を高品質にハーフカットすることが可能になるという効果が得られる。
上記のようにハーフカット処理された感光性ウエブ22は、図1に示すように、保護フイルム30の残存部分30bの寸法に対応して矢印A方向に搬送された後、一旦停止されて回転丸刃68の走行作用下に次なるハーフカット部位34が形成される。このため、感光性ウエブ22には、残存部分30bを挟んで前方の剥離部分30aaと後方の剥離部分30abとが設けられる(図2参照)。
さらに、感光性ウエブ22は、ラベル接着機構40に搬送されて、保護フイルム30の所定の貼り付け部位が受台86上に配置される。ラベル接着機構40では、所定枚数の接着ラベル38が吸着パッド84b〜84eにより吸着保持され、各接着ラベル38が保護フイルム30の残存部分30bを跨いで、前方の剥離部分30aaと後方の剥離部分30abとに一体的に接着される(図3参照)。
例えば、5本の接着ラベル38が接着された感光性ウエブ22は、図1に示すように、リザーバ機構42を介して送り出し側のテンション変動を防いだ後、剥離機構44に連続的に搬送される。剥離機構44では、感光性ウエブ22のベースフイルム26がサクションドラム92に吸着保持されるとともに、保護フイルム30が残存部分30bを残して前記感光性ウエブ22から剥離される。この保護フイルム30は、剥離ローラ93を介して鋭角の剥離角で剥離されて保護フイルム巻き取り部94に巻き取られる。なお、剥離部位には、除電エアを吹き付けることが好ましい。
その際、感光性ウエブ22は、サクションドラム92により強固に保持されており、この感光性ウエブ22から保護フイルム30を剥離する時の衝撃が下流の前記感光性ウエブ22に作用することがない。これにより、貼り付け機構46に剥離の衝撃が伝わることがなく、ガラス基板24のラミネート部分にスジ状の不良個所等が発生することを良好に阻止することができる。
剥離機構44の作用下に、保護フイルム30が残存部分30bを残してベースフイルム26から剥離された後、感光性ウエブ22は、テンション制御機構96によってテンション調整が行われ、さらに検出機構47で光電センサ102によりハーフカット部位34の検出が行われる。
感光性ウエブ22は、ハーフカット部位34の検出情報に基づいて、フイルム搬送ローラ138aの回転作用下に、貼り付け機構46に定量搬送される。その際、接触防止ローラ136が上方に待機するとともに、ゴムローラ130bが下方に配置されている。
一方、加熱機構45では、貼り付け機構46におけるラミネート温度に対応して各加熱炉110内の加熱温度が設定されている。そこで、ロボット124は、基板ストッカー120に収容されているガラス基板24を把持し、このガラス基板24を受け取り部108に搬入する。ガラス基板24は、搬送機構104を構成する搬送ローラ106の回転作用下に、受け取り部108から各加熱炉110に、順次、タクト搬送される。
矢印C方向後段に配置されている加熱炉110では、ガラス基板24が所定の停止位置に正確に停止されるとともに、このガラス基板24は、感光性ウエブ22の感光性樹脂層29の貼り付け部分に対応してゴムローラ130a、130b間に一旦配置される。
この状態で、ローラクランプ部134を介してバックアップローラ132b及びゴムローラ130bを上昇させることにより、ゴムローラ130a、130b間にガラス基板24が所定のプレス圧力で挟み込まれる。さらに、ゴムローラ130aの回転作用下に、このガラス基板24には、感光性樹脂層29が加熱溶融により転写(ラミネート)される。
ここで、ラミネート条件としては、速度が1.0m/min〜10.0m/min、ゴムローラ130a、130bの温度が100℃〜140℃、前記ゴムローラ130a、130bのゴム硬度が40度〜90度、該ゴムローラ130a、130bのプレス圧(線圧)が50N/cm〜400N/cmである。
ガラス基板24に感光性ウエブ22が貼り付けられた基板24aは、矢印C方向に定量搬送され、冷却機構140を通って冷却された後、ベース剥離機構142に移送される。このベース剥離機構142では、吸着パッド144に基板24aが吸着保持された状態で、ロボットハンド146を介してベースフイルム26及び残存部分30bが剥離され、積層体基板150が得られる。
その際、吸着パッド144の上流、下流及び両側方には、基板24aのラミネート部分全体に4方向の側面から除電クリーンエアが噴射されている。なお、積層体基板150は、ロボット152のハンド部152aに保持されて感光性積層体ストッカー156に所定の数だけ収容される。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るハーフカット装置180の概略構成説明図である。なお、第1の実施形態に係るハーフカット装置36と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3〜第9の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
ハーフカット装置180は、カッタ機構54に対向して配置される金属板製のカット受台182を備える。このカット受台182は、感光性ウエブ22に向かう上面に樹脂製受けフイルム184を設ける。従って、カット受台182には、カット受台70に設けられた凹部72が不要になるとともに、樹脂製受けフイルム184の交換作業等が一層簡素化され、しかも消耗品の樹脂台よりも安価でコストダウンが図られるという効果が得られる。
図8は、本発明の第3の実施形態に係るハーフカット装置190の概略構成説明図である。
ハーフカット装置190は、カッタ機構54に対向して配置される金属板製のカット受台192を備える。このカット受台192には、加熱機構194を構成するシーズヒータあるいは管型ヒータ196が埋設されている。
図9は、本発明の第4の実施形態に係るハーフカット装置200の概略構成説明図である。
ハーフカット装置200は、金属板製のカット受台202を備えるとともに、前記カット受台202には、回転丸刃68(又は固定丸刃80)に対向して断熱材204が設けられる。この断熱材204内の金属部分には、加熱機構206を構成する管型ヒータ208が埋設される。
従って、第4の実施形態では、加熱機構206により加熱される領域がカット受台202全体ではなく、ハーフカット部位34の近傍に集中させることができる。これにより、一層効率的な加熱処理が遂行可能になるとともに、感光性ウエブ22のダメージを受け易い面積が削減されるという利点がある。
図10は、本発明の第5の実施形態に係るハーフカット装置210の概略構成説明図である。
ハーフカット装置210は、回転丸刃68(又は固定丸刃80)に対向してカット受台212を備えるとともに、カッタ機構54及びハーフカット部位34を収容して加熱機構214を構成する加熱ボックス216が設けられる。この加熱ボックス216は、例えば、熱風により回転丸刃68(又は固定丸刃80)及びハーフカット部位34を間接的に加熱する。なお、カット受台212は、前述したカット受台70、182、192又は202を採用してもよい。
図11〜図13は、ハーフカット前に感光性ウエブ22を加熱する第6〜第8に係るハーフカット装置を構成する加熱機構220、230及び240の概略説明図である。
加熱機構220、230及び240は、カッタ機構54の上流側に配置されており、図11に示すように、前記加熱機構220は、感光性ウエブ22の上下両面に配置される加熱プレート(加熱部)222a、222bを備える。
図12に示すように、加熱機構230は、感光性ウエブ22の上下両面に配置されるバーヒータ232a、232bを備えるとともに、図13に示すように、加熱機構240は、感光性ウエブ22の上下両面を囲繞して加熱ボックス242を備える。
図14は、本発明の第9の実施形態に係るハーフカット装置250の概略構成説明図である。
ハーフカット装置250は、カッタ機構252を備え、このカッタ機構252を構成して矢印B方向に進退自在なスライド台254には、回転丸刃68(又は固定丸刃80)の両側(少なくともハーフカット時の走行方向前方)に加熱ローラ256が配設される。加熱ローラ256は、図示しない加熱源によって所定温度に加熱されており、感光性ウエブ22のハーフカット部位34に接触してこのハーフカット部位34を所定温度に加熱する。
図15は、本発明の第10の実施形態に係るハーフカット装置260の概略構成説明図である。
ハーフカット装置260は、感光性ウエブ22の幅方向(矢印B方向)に延在する帯状押し切り刃(以下、トムソン刃という)262を備える。トムソン刃262は、昇降台264に保持されて昇降自在であり、このトムソン刃262に対向して受け台266が配設される。従って、昇降台264が昇降することにより、トムソン刃262と受け台266との共同作用下に、感光性ウエブ22が所定の深さにハーフカットされる。
本発明の第1の実施形態に係るハーフカット装置を組み込む製造装置の概略構成図である。 前記製造装置に使用される長尺状感光性ウエブの断面図である。 前記長尺状感光性ウエブに接着ラベルが接着された状態の説明図である。 前記ハーフカット装置の概略斜視説明図である。 前記ハーフカット装置の概略構成図である。 回転丸刃及び固定丸刃において、フイルム温度によるハーフカット評価を表した説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るハーフカット装置の概略構成図である。 本発明の第3の実施形態に係るハーフカット装置の概略構成図である。 本発明の第4の実施形態に係るハーフカット装置の概略構成図である。 本発明の第5の実施形態に係るハーフカット装置の概略構成図である。 本発明の第6の実施形態に係るハーフカット装置を構成する加熱機構の概略構成図である。 本発明の第7の実施形態に係るハーフカット装置を構成する加熱機構の概略構成図である。 本発明の第8の実施形態に係るハーフカット装置を構成する加熱機構の概略構成図である。 本発明の第9の実施形態に係るハーフカット装置の概略構成図である。 本発明の第10の実施形態に係るハーフカット装置の概略構成図である。 従来技術に係るフイルム切断装置の概略構成図である。
符号の説明
20…製造装置 22…感光性ウエブ
22a…感光性ウエブロール 24…ガラス基板
26…ベースフイルム 27…クッション層
29…感光性樹脂層 30…保護フイルム
32…ウエブ送り出し機構 34…ハーフカット部位
36、180、190、200、210、250、260…ハーフカット装置
40…ラベル接着機構 42…リザーバ機構
44…剥離機構
45、52、194、206、214、220、230、240…加熱機構
46…貼り付け機構 47…検出機構
48…基板間ウエブ切断機構 54、252…カッタ機構
58、254…スライド台 66…回転軸
68…回転丸刃
70、182、192、202、212…カット受台
74…樹脂製受部 76…シート型ヒータ
78…固定軸 80…固定丸刃
92…サクションドラム 96…テンション制御機構
104…搬送機構 130a、130b…ゴムローラ
140…冷却機構 142…ベース剥離機構
160…ラミネート工程制御部 162…ラミネート制御部
164…基板加熱制御部 166…ベース剥離制御部
184…樹脂製受けフイルム 196、208…管型ヒータ
204…断熱材

Claims (16)

  1. 少なくとも第1樹脂層と第2樹脂層とが積層された積層体フイルムを、積層方向の一部を残してハーフカットする積層体フイルムのハーフカット方法であって、
    前記積層体フイルムのハーフカット部位を、カッタに応じて予め設定された所定温度に加熱しながら、前記積層体フイルムをハーフカットすることを特徴とする積層体フイルムのハーフカット方法。
  2. 請求項1記載のハーフカット方法において、前記カッタを前記ハーフカット部位に沿って移動させることにより、前記積層体フイルムをハーフカットすることを特徴とする積層体フイルムのハーフカット方法。
  3. 請求項2記載のハーフカット方法において、前記カッタは、移動方向に回転自在な回転丸刃であり、前記ハーフカット部位を35℃〜100℃の範囲内に加熱することを特徴とする積層体フイルムのハーフカット方法。
  4. 請求項2記載のハーフカット方法において、前記カッタは、移動方向に回転不能な固定丸刃であり、前記ハーフカット部位を25℃〜45℃の範囲内に加熱することを特徴とする積層体フイルムのハーフカット方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のハーフカット方法において、前記積層体フイルムは、前記第1樹脂層が感光性樹脂層である感光性積層体フイルムであることを特徴とする積層体フイルムのハーフカット方法。
  6. 少なくとも第1樹脂層と第2樹脂層とが積層された積層体フイルムを、積層方向の一部を残してハーフカットする積層体フイルムのハーフカット装置であって、
    前記積層体フイルムをハーフカットするカッタ機構と、
    前記ハーフカット時に、前記積層体フイルムのハーフカット部位を、前記カッタに応じて予め設定された所定温度に加熱する加熱機構と、
    を備えることを特徴とする積層体フイルムのハーフカット装置。
  7. 請求項6記載のハーフカット装置において、前記加熱機構は、前記カッタを前記積層体フイルムのハーフカット部位に沿って移動可能に構成されることを特徴とする積層体フイルムのハーフカット装置。
  8. 請求項6又は7記載のハーフカット装置において、前記加熱機構は、前記カッタに対向して配置されるカット受け台にヒータを設けて構成されることを特徴とする積層体フイルムのハーフカット装置。
  9. 請求項6記載のハーフカット装置において、前記加熱機構は、前記カッタに近接して配置される加熱ローラを備えることを特徴とする積層体フイルムのハーフカット装置。
  10. 請求項6記載のハーフカット装置において、前記加熱機構は、前記カッタ及び前記ハーフカット部位を収容し、前記カッタ及び前記ハーフカット部位を間接的に加熱する加熱ボックスを備えることを特徴とする積層体フイルムのハーフカット装置。
  11. 請求項6記載のハーフカット装置において、前記加熱機構は、ハーフカット前に前記積層体フイルムを加熱する加熱部を備えることを特徴とする積層体フイルムのハーフカット装置。
  12. 請求項6記載のハーフカット装置において、前記カッタ機構は、前記ハーフカット部位に沿って移動する移動台と、
    前記移動台に回転自在に支持される回転丸刃と、
    を備えることを特徴とする積層体フイルムのハーフカット装置。
  13. 請求項12記載のハーフカット装置において、前記回転丸刃では、前記ハーフカット部位を35℃〜100℃の範囲内に加熱することを特徴とする積層体フイルムのハーフカット装置。
  14. 請求項6記載のハーフカット装置において、前記カッタ機構は、前記ハーフカット部位に沿って移動する移動台と、
    前記移動台に固定される固定丸刃と、
    を備えることを特徴とする積層体フイルムのハーフカット装置。
  15. 請求項14記載のハーフカット装置において、前記固定丸刃では、前記ハーフカット部位を25℃〜45℃の範囲内に加熱することを特徴とする積層体フイルムのハーフカット装置。
  16. 請求項6記載のハーフカット装置において、前記積層体フイルムは、前記第1樹脂層が感光性樹脂層である感光性積層体フイルムであることを特徴とする積層体フイルムのハーフカット装置。
JP2005161800A 2005-06-01 2005-06-01 積層体フイルムのハーフカット方法及び装置 Abandoned JP2006334715A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005161800A JP2006334715A (ja) 2005-06-01 2005-06-01 積層体フイルムのハーフカット方法及び装置
KR1020077028141A KR20080013985A (ko) 2005-06-01 2006-05-31 적층체 필름의 부분 커팅 방법 및 장치
CN2006800195215A CN101189178B (zh) 2005-06-01 2006-05-31 用于部分地切割层压膜的设备和方法
PCT/JP2006/311374 WO2006129870A2 (en) 2005-06-01 2006-05-31 Method of and apparatus for partly cutting laminated film
TW095119302A TW200709902A (en) 2005-06-01 2006-06-01 Method of and apparatus for partly cutting laminated film

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005161800A JP2006334715A (ja) 2005-06-01 2005-06-01 積層体フイルムのハーフカット方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006334715A true JP2006334715A (ja) 2006-12-14

Family

ID=37054636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005161800A Abandoned JP2006334715A (ja) 2005-06-01 2005-06-01 積層体フイルムのハーフカット方法及び装置

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP2006334715A (ja)
KR (1) KR20080013985A (ja)
CN (1) CN101189178B (ja)
TW (1) TW200709902A (ja)
WO (1) WO2006129870A2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013073247A1 (ja) * 2011-11-16 2013-05-23 日東電工株式会社 液晶表示素子の連続製造システムおよび液晶表示素子の連続製造方法
JP2013173192A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Fujifilm Corp ウエブ切断方法、及びウエブ切断装置
WO2013172404A1 (ja) * 2012-05-18 2013-11-21 日東電工株式会社 切込線形成装置及び切込線形成方法
CN103481323A (zh) * 2012-06-08 2014-01-01 珠海格力电器股份有限公司 切膜机构
US8677871B2 (en) * 2004-03-18 2014-03-25 Vmi Epe Holland B.V. Cutting device
JP6099799B1 (ja) * 2016-07-26 2017-03-22 株式会社 エイブル 切断システム及び切断方法
JP7005065B1 (ja) 2021-07-01 2022-01-21 株式会社浅野研究所 樹脂成形シート切断装置

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007260865A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Fujifilm Corp 積層体フイルムのハーフカット方法及び装置
TWI411505B (zh) * 2009-07-15 2013-10-11 Au Optronics Suzhou Corp 導電膠膜的切割工具
WO2011046854A2 (en) 2009-10-13 2011-04-21 3M Innovative Properties Company Corrugated edge nip
JP6008681B2 (ja) * 2012-10-02 2016-10-19 株式会社島精機製作所 裁断機
CN107696086A (zh) * 2017-09-28 2018-02-16 阜宁浔朋新材料科技有限公司 一种感光胶片的裁减装置
KR102091346B1 (ko) * 2019-01-04 2020-03-19 전북대학교산학협력단 태양광 패널 재활용 장치 및 방법
CN110421618A (zh) * 2019-08-01 2019-11-08 广州元装滤清器有限公司 一种用于自动贴边机的切边条虚刀的下置切刀装置
CN110549680A (zh) * 2019-10-12 2019-12-10 无锡鸿昌精密机械有限公司 一种用于方底袋的圆刀分切装置
CN110980382A (zh) * 2019-10-30 2020-04-10 中国石油化工股份有限公司 一种超薄pva光学膜的分切方法
KR102594046B1 (ko) * 2020-12-15 2023-10-25 주식회사 에스에프에이 분리막 포장용 비닐 자동 공급장치
KR102457744B1 (ko) * 2022-01-05 2022-10-24 주식회사 원광에스앤티 태양광패널 분해장치
KR102682620B1 (ko) * 2024-01-12 2024-07-08 주식회사 지에스아이 시트 커팅장치

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06210595A (ja) * 1993-01-13 1994-08-02 Fuji Photo Film Co Ltd 積層体フィルムの切断方法
JPH0985680A (ja) * 1995-09-25 1997-03-31 Fuji Photo Film Co Ltd フィルムの裁断方法
JP2001337411A (ja) * 2000-03-21 2001-12-07 Fuji Photo Film Co Ltd 熱現像材料の切断方法および装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4138908B2 (ja) * 1997-06-20 2008-08-27 富士フイルム株式会社 フィルム切断装置
JPH1134281A (ja) * 1997-07-14 1999-02-09 Somar Corp フィルム張付方法及び装置
JP4010613B2 (ja) * 1997-10-30 2007-11-21 富士フイルム株式会社 フィルム切断装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06210595A (ja) * 1993-01-13 1994-08-02 Fuji Photo Film Co Ltd 積層体フィルムの切断方法
JPH0985680A (ja) * 1995-09-25 1997-03-31 Fuji Photo Film Co Ltd フィルムの裁断方法
JP2001337411A (ja) * 2000-03-21 2001-12-07 Fuji Photo Film Co Ltd 熱現像材料の切断方法および装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8677871B2 (en) * 2004-03-18 2014-03-25 Vmi Epe Holland B.V. Cutting device
WO2013073247A1 (ja) * 2011-11-16 2013-05-23 日東電工株式会社 液晶表示素子の連続製造システムおよび液晶表示素子の連続製造方法
JP2013103322A (ja) * 2011-11-16 2013-05-30 Nitto Denko Corp 液晶表示素子の連続製造システムおよび液晶表示素子の連続製造方法
JP2013173192A (ja) * 2012-02-23 2013-09-05 Fujifilm Corp ウエブ切断方法、及びウエブ切断装置
WO2013172404A1 (ja) * 2012-05-18 2013-11-21 日東電工株式会社 切込線形成装置及び切込線形成方法
KR101493476B1 (ko) 2012-05-18 2015-02-13 닛토덴코 가부시키가이샤 절입선형성장치 및 절입선형성방법
CN103481323A (zh) * 2012-06-08 2014-01-01 珠海格力电器股份有限公司 切膜机构
JP6099799B1 (ja) * 2016-07-26 2017-03-22 株式会社 エイブル 切断システム及び切断方法
JP2018015828A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 株式会社 エイブル 切断システム及び切断方法
JP7005065B1 (ja) 2021-07-01 2022-01-21 株式会社浅野研究所 樹脂成形シート切断装置
JP2023007144A (ja) * 2021-07-01 2023-01-18 株式会社浅野研究所 樹脂成形シート切断装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006129870A3 (en) 2007-02-22
CN101189178A (zh) 2008-05-28
CN101189178B (zh) 2010-12-08
TW200709902A (en) 2007-03-16
KR20080013985A (ko) 2008-02-13
WO2006129870A2 (en) 2006-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006334715A (ja) 積層体フイルムのハーフカット方法及び装置
JP2007260865A (ja) 積層体フイルムのハーフカット方法及び装置
JP2008238763A (ja) 長尺状ウエブの貼り付け方法
JP4741307B2 (ja) 加熱装置及び加熱方法
JP2007084200A (ja) 積層体の剥離装置及び剥離方法
JP2007320678A (ja) 外層体の剥離方法及び剥離装置
JP2007083666A (ja) ウエブの貼り付け方法
JP4674142B2 (ja) 感光性積層体の製造装置及び製造方法
JP2008297027A (ja) 感光性ウエブの接合構造及びその接合テープ部材
KR20090010905A (ko) 적층체 필름의 부착 방법
JP2006297889A (ja) 感光性積層体の製造装置及び製造方法
JP2008110488A (ja) 感光性ウエブの剥離装置及び剥離方法
JP4698462B2 (ja) 長尺状ウエブの貼り付け方法
JP4881585B2 (ja) 感光性積層体の製造装置及び製造方法
JP4674145B2 (ja) 接着ラベル及び接着ラベルロール
JP2007145497A (ja) 積層体の剥離方法及び剥離装置
JP2009078509A (ja) 感光性積層体の製造システム
JP2011140232A (ja) 感光性積層体の製造装置及び製造方法
JP2008110491A (ja) 貼り付け装置
JP5011251B2 (ja) 貼り付け基板用製造装置及びその不良フイルム廃棄方法
JP2008132776A (ja) 感光性積層体の製造装置
JP2008137193A (ja) 感光性ウエブの貼り付け装置
JP4657069B2 (ja) 接着ラベル貼り付け装置及び方法
JP2009172965A (ja) 感光性ウエブの剥離装置及び剥離方法
JP2009078510A (ja) 加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061212

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20110516