JP5011251B2 - 貼り付け基板用製造装置及びその不良フイルム廃棄方法 - Google Patents

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本発明は、長尺状ウエブを送り出すウエブ送り出し機構と、送り出された前記長尺状ウエブと基板とを接合して貼り付け基板を形成する接合機構とを備える貼り付け基板用製造装置及びその不良フイルム廃棄方法に関する。
例えば、液晶パネル用基板、プリント配線用基板、PDPパネル用基板では、感光材料(感光性樹脂)層を有する感光性シート体(フイルム)を基板表面に貼り付けて構成されている。感光性シート体は、可撓性プラスチック支持体上に感光材料層と保護フイルムとが、順次、積層されている。
この種の感光性シート体は、保護フイルムが部分的又は全面的に剥離された後、感光材料層がガラス基板や樹脂基板等の基板に貼り付けられている。次いで、支持体が基板から剥離されることにより、感光材料層が貼り付けられた貼り付け基板が得られている。
ところで、上記の感光性シート体は、通常、ロール状に巻回された状態で取り扱われており、このロール状の感光性シート体が、貼り付け装置に装填されている。このため、実際上、複数の感光性シート体を接合して所望の全長を確保した状態で、前記複数の感光性シート体を連続してロール状に巻回する作業が行われている。その際、感光性シート体の端部同士は、接合テープ部材により互いに接合されているが、この接合部分は、基板に貼り付けることができず、廃棄されている。
また、感光性シート体には、例えば、点欠陥部分等の不良部分が存在している場合がある。この不良部分は、上記の接合部分と同様に、基板に貼り付けることができず、廃棄されている。
さらにまた、貼り付け基板の製造作業の開始時や設備故障後の再起動時等には、貼り付け装置内に引き出されている感光性シート体は、所定長さにわたって廃棄されている。
従って、貼り付け装置では、接合部分等の感光性シートの不良部位を検出し、不良部位がラミネートされることなく、廃棄されることが望まれている。このため、例えば、特許文献1に開示されているフイルムラミネート方法とその装置が知られている。
この特許文献1は、一定間隔をもって搬走路上を搬送されてくる各基板と、フイルム供給ロールから繰り出されたフイルムとが、該搬走路に設置してあるラミネートローラ間を通過することで、各基板表面上にフイルムを貼り付ける方法に関するものである。
そして、基板へのフイルムラミネート前にフイルムの状態を監視し、フイルムに不良部位を含むか否かを判断し、不良部位ありと判断した時は、フイルムの該不良部位を含む領域を廃棄し、良好領域を基板に貼り付けるようにしたフイルムラミネート方法において、装置内にフイルムを基板に貼り付けたラミネート済基板がない状態で、貼り付けるフイルムについてフイルム不良判断で不良部位ありと判断した時は、前記ラミネートローラを待避させてフイルムとの接触を避けた状態として不良部位を含むフイルムを送り、該フイルムを送る間にフイルムの状態を監視するとともに該不良部位を含む領域のフイルム廃棄処理を行い、次に貼り付けるフイルム状態の確認処理に戻って前記フイルム不良判断に進むことを特徴としている。
特開2005−212488号公報
上記の特許文献1では、フイルム廃棄処理を行うため、フイルム搬送路上に配設されるフイルム廃棄ローラを備え、このフイルム廃棄ローラの下流(フイルム搬送路外)には、廃棄フイルムガイドを介して巻き取りロール及び押し当てローラが配設されている。そして、フイルム廃棄ローラの作用下に廃棄フイルムが巻き取りロールに移動し、この廃棄フイルムは、押し当てローラにより前記巻き取りロールに押し付けられている。これにより、廃棄フイルムは、巻き取りロールに外周面に巻き取られている。
ところで、貼り付け装置では、廃棄されるフイルムの長さが相当に長尺になるため、巻き取りロールの巻き取り径が、短期間で大径になってしまう。従って、特に幅広なフイルムが使用される際には、巻き取りロールが重量物となり、前記巻き取りロールの交換作業が頻繁に必要になるとともに、前記交換作業が煩雑化し、フイルム廃棄処理の効率化が図られないという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な構成及び工程で、不良フイルムを良好且つ整然と廃棄することができ、前記不良フイルムの廃棄処理を効率的に行うことが可能な貼り付け基板用製造装置及びその不良フイルム廃棄方法を提供することを目的とする。
本発明に係る貼り付け基板用製造装置は、長尺状ウエブを送り出すウエブ送り出し機構と、送り出された前記長尺状ウエブと基板とを接合して貼り付け基板を形成する貼り付け機構と、前記長尺状ウエブに不良部位が存在する際に、該長尺状ウエブを前記基板に接合することなく所定の長さに切断し、不良フイルムとして除去する不良フイルム廃棄機構とを備えている。
この不良フイルム廃棄機構は、不良フイルムを切断するカッタ部と、前記不良フイルムを廃棄ステーションに送り出す搬送部と、前記不良フイルムの端部を把持し、該不良フイルムを前記搬送部と連動して前記廃棄ステーションに移送する把持部と、前記不良フイルムが切断される前に、前記把持部による前記不良フイルムの移送速度を、前記搬送部による前記不良フイルムの送り速度よりも低速な第1速度に設定する一方、前記不良フイルムが切断された後、前記搬送部による不良フイルム送り動作が解除されるとともに、前記把持部による前記不良フイルムの移送速度を、前記第1速度よりも高速な第2速度に設定する制御部とを備えている。
また、カッタ部は、基板に貼り付けられた長尺状ウエブを、前記基板間に対応して切断する基板間切断カッタであることが好ましい。
さらに、把持部は、不良フイルムの端部を把持するグリッパーと、前記グリッパーを廃棄ステーションの内方に向かって回転させる回転アクチュエータと、前記回転アクチュエータを装着し、搬送部から前記廃棄ステーションの端部まで往復動作する移動アクチュエータとを備えることが好ましい。
さらにまた、搬送部は、回転駆動される駆動側ローラと、前記駆動側ローラに対して進退する従動側ローラとを備えることが好ましい。
また、本発明は、長尺状ウエブを送り出すウエブ送り出し機構と、送り出された前記長尺状ウエブと基板とを接合して貼り付け基板を形成する貼り付け機構とを備える貼り付け基板用製造装置において、前記長尺状ウエブに不良部位が存在する際に、該長尺状ウエブを前記基板に接合することなく所定の長さに切断し、不良フイルムとして除去する貼り付け基板用製造装置の不良フイルム廃棄方法に関するものである。
この不良フイルム廃棄方法は、搬送部の作用下に、不良フイルムを廃棄ステーションに送り出す一方、前記不良フイルムの端部を把持部により把持し、前記把持部に把持されている前記不良フイルムを、前記搬送部による前記不良フイルムの送り速度よりも低速な第1速度で前記廃棄ステーションに移送する工程と、前記不良フイルムが所定の長さに切断された後、前記搬送部による不良フイルム送り動作が解除されるとともに、前記把持部による前記不良フイルムの移送速度を、前記第1速度よりも高速な第2速度に設定する工程とを有している。
さらに、カッタ部は、基板に貼り付けられた長尺状ウエブを、前記基板間に対応して切断する基板間切断カッタであることが好ましい。
さらにまた、把持部は、不良フイルムの端部を把持したグリッパーを、廃棄ステーションの内方に向かって回転させるとともに、搬送部から前記廃棄ステーションの端部まで往復動作することが好ましい。
また、搬送部は、回転駆動される駆動側ローラに対して従動側ローラを進退させることにより、前記駆動側ローラと前記従動側ローラとの間に不良フイルムを挟持し且つ前記不良フイルムを廃棄ステーションに送り出すことが好ましい。
本発明では、不良フイルムが、搬送部の作用下に廃棄ステーションに送り出される一方、前記不良フイルムの端部が把持部に把持されるとともに、前記把持部は、前記搬送部による前記不良フイルムの送り速度よりも低速な第1速度で前記不良フイルムを移送している。従って、不良フイルムは、搬送部と把持部との間で引張されることがなく、弛みが形成されるため、前記不良フイルムの不要な破損や前記搬送部への過大な負荷が発生することを阻止することができる。
次いで、不良フイルムが所定の長さに切断された後、搬送部による不良フイルム送り動作が解除されるとともに、把持部による前記不良フイルムの移送速度は、第1速度よりも高速な第2速度に設定されている。このため、切断された不良フイルムは、比較的高速で移送されるため、前記不良フイルムの切断端部が廃棄ステーションに集積されている他の不良フイルムに摺接することがない。
これにより、把持部による不良フイルムの把持作用が解除されると、前記不良フイルムは、廃棄ステーションに集積されている他の不良フイルム上に、順次、良好且つ整然と集積される。
しかも、各不良フイルムは、平坦状に集積されるため、例えば、ロール状に巻回される場合のような巻太りによるスペース効率の低下が惹起されることがなく、積層高さを低く維持して多数の不良フイルムを集積することができる。
従って、簡単な構成及び工程で、不良フイルムを良好且つ整然と廃棄することが可能になり、前記不良フイルムの廃棄処理を効率的に行うことができる。
図1は、本発明の実施形態に係る貼り付け基板用製造装置20の概略構成図である。この製造装置20は、液晶又は有機EL用カラーフィルタ等の製作工程で、長尺状感光性ウエブ(長尺状ウエブ)22の感光性樹脂層29(後述する)をガラス基板24に熱転写する作業を行う。
図2は、製造装置20に使用される感光性ウエブ22の断面図である。この感光性ウエブ22は、可撓性ベースフイルム(フイルム)26、クッション層(熱可塑性樹脂層)27、中間層(酸素遮断膜)28、感光性樹脂層29及び保護フイルム30を積層して構成される。なお、感光性ウエブ22は、ベースフイルム26、感光性樹脂層29及び保護フイルム30により構成されていてもよい。
ベースフイルム26は、ポリエチレンテレフタレート(PET)で形成され、クッション層27は、エチレンと酸化ビニル共重合体で形成され、中間層28は、ポリビニルアルコールで形成され、感光性樹脂層29は、アルカリ可溶性バインダとモノマーと光重合開始材と着色剤を含む着色感光性樹脂組成物で形成され、保護フイルム30は、ポリエチレンあるいはポリプロピレン等で形成される。
図1に示すように、製造装置20は、感光性ウエブ22をロール状に巻回した感光性ウエブロール22aを収容し、この感光性ウエブロール22aから前記感光性ウエブ22を送り出すウエブ送り出し機構32と、送り出された前記感光性ウエブ22の保護フイルム30に、幅方向に切断可能なハーフカット部位34を形成するハーフカット機構36と、一部に非接着部38aを有する接着ラベル38(図3参照)を保護フイルム30に接着させるラベル接着機構40とを備える。
ラベル接着機構40の下流には、感光性ウエブ22をタクト送りから略連続送りに変更するためのリザーバ機構42と、前記感光性ウエブ22から保護フイルム30を所定の長さ間隔で剥離させる保護フイルム剥離機構44と、ガラス基板24を所定の温度に加熱した状態で貼り付け位置に搬送する加熱機構45と、前記保護フイルム30の剥離により露出した感光性樹脂層29を前記ガラス基板24に貼り付ける貼り付け機構46とが配設される。なお、貼り付け機構46によりガラス基板24に感光性ウエブ22が貼り付けられた積層体を、以下、貼り付け基板24aという。
貼り付け機構46における貼り付け位置の上流近傍には、感光性ウエブ22の境界位置であるハーフカット部位34を直接検出する検出機構47が配設されるとともに、前記貼り付け機構46の下流には、各ガラス基板24間の前記感光性ウエブ22を切断する基板間ウエブ切断部(カッタ部)48を組み込む不良フイルム廃棄機構50が配設される。
ハーフカット機構36は、ウエブ送り出し機構32に収容巻回されている感光性ウエブロール22aのロール径を算出するためのローラ対51の下流に配置される。ハーフカット機構36は、感光性ウエブ22の搬送方向(矢印A方向)に直交する方向に進退自在なスライド台52を備える。このスライド台52には、回転丸刃(カッタ)54が固着されるとともに、前記回転丸刃54に対向する位置には、感光性ウエブ22を挟んでカット受台56が配設される。
図2に示すように、ハーフカット部位34は、少なくとも保護フイルム30を切断する必要があり、実際上、この保護フイルム30を確実に切断するために感光性樹脂層29乃至中間層28まで切り込むように、回転丸刃54の切り込み深さが設定される。
ハーフカット部位34は、ガラス基板24の間隔を設定するものであり、例えば、両側の前記ガラス基板24にそれぞれ10mmずつ入り込んだ位置に設定される。ガラス基板24間のハーフカット部位34で挟まれた部分は、後述する貼り付け機構46において感光性樹脂層29を前記ガラス基板24に額縁状に貼り付ける際のマスクとして機能するものである。
ラベル接着機構40は、ガラス基板24間に対応して保護フイルム30の残存部分30bを残すため、剥離側前方の剥離部分30aaと剥離側後方の剥離部分30abとを連結する接着ラベル38を供給する。図2に示すように、保護フイルム30は、残存部分30bを挟んで、先に剥離される部分を前方の剥離部分30aaとする一方、後に剥離される部分を後方の剥離部分30abとする。
図3に示すように、接着ラベル38は、短冊状に構成されており、例えば、保護フイルム30と同一の樹脂材で形成される。接着ラベル38は、中央部に粘着剤が塗布されない非接着部(微粘着を含む)38aを有するとともに、この非接着部38aの両側、すなわち、前記接着ラベル38の長手方向両端部に、前方の剥離部分30aaに接着される第1接着部38bと、後方の剥離部分30abに接着される第2接着部38cとを有する。
図1に示すように、ラベル接着機構40は、最大7枚の接着ラベル38を所定間隔ずつ離間して貼り付け可能な吸着パッド58a〜58gを備えるとともに、前記吸着パッド58a〜58gによる前記接着ラベル38の貼り付け位置には、感光性ウエブ22を下方から保持するための受台59が昇降自在に配置される。
リザーバ機構42は、上流側の感光性ウエブ22のタクト搬送と、下流側の前記感光性ウエブ22の連続搬送との速度差を吸収するが、さらにテンション変動を防ぐために、揺動自在な2連のローラ60で構成されるダンサー61を備えることが好ましい。
保護フイルム剥離機構44は、リザーバ機構42の下流に配置されるとともに、サクションドラム62と、感光性ウエブ22を挟んでこのサクションドラム62に接する剥離ローラ64とを備える。剥離ローラ64を介して感光性ウエブ22から鋭角の剥離角で剥離される保護フイルム30は、残存部分30bを除いて保護フイルム巻き取り軸66に巻き取られる。保護フイルム巻き取り軸66は、保護フイルム30に所定のテンションを付与するために、例えば、トルクモータ68に連結される。
保護フイルム剥離機構44の下流側には、感光性ウエブ22にテンションを付与可能なテンション制御機構76が配設される。テンション制御機構76は、シリンダ78を備え、このシリンダ78の駆動作用下に、テンションピックアップローラ80が揺動変位することにより、このテンションピックアップローラ80が摺接する感光性ウエブ22のテンションが調整可能である。なお、テンション制御機構76は、必要に応じて使用すればよく、削除することもできる。
検出機構47は、レーザセンサやフォトセンサ等の光電センサ82を備えており、前記光電センサ82は、ハーフカット部位34の楔状の溝形状部や、保護フイルム30の厚さによる段差、あるいは、これらの組み合わせによる変化を直接検出し、この検出信号を境界位置信号とする。光電センサ82は、バックアップローラ83に対向して配置される。
加熱機構45は、ガラス基板24を矢印C方向に搬送するための搬送機構84と複数の加熱炉86とを備え、この搬送機構84は、矢印C方向に配列される複数の樹脂製円板状搬送ローラ88を有する。
貼り付け機構46は、上下に配設されるとともに、所定温度に加熱されるラミネート用ゴムローラ110a、110bを備える。ゴムローラ110a、110bには、バックアップローラ112a、112bが摺接するとともに、前記バックアップローラ112bは、ローラクランプ部114を介してゴムローラ110b側に押圧される。
ゴムローラ110aの近傍には、感光性ウエブ22が前記ゴムローラ110aに接触することを防止するための接触防止ローラ116が配設される。この接触防止ローラ116は、図示しないアクチュエータを介して移動可能である。
貼り付け機構46と基板間ウエブ切断部48との間には、フイルム搬送ローラ118aと基板搬送ローラ118bとが配設されるとともに、前記基板間ウエブ切断部48の下流には、基板搬送ローラ118cが配設される。図4に示すように、基板間ウエブ切断部48は、感光性ウエブ22の幅方向に進退する走行カッタ120と、前記走行カッタ120による切断時に、該走行カッタ120を案内する上側走行ガイド122a及び下側走行ガイド122bとを備える。上側走行ガイド122a及び下側走行ガイド122bは、それぞれ昇降可能である。
基板間ウエブ切断部48は、貼り付け基板24aと同一の搬送速度で矢印C方向に移動しながら、前記貼り付け基板24a間で感光性ウエブ22を切断するために、矢印C方向に所定の距離だけ進退可能に構成される。
不良フイルム廃棄機構50は、図5に示すように、不良部分を含む感光性ウエブ22(以下、単に不良フイルム22bともいう)を切断する基板間ウエブ切断部48と、前記不良フイルム22bを廃棄ステーションDSに送り出す搬送部124と、前記不良フイルム22bの端部を把持し、該不良フイルム22bを前記搬送部124と連動して前記廃棄ステーションDSに移送する把持部126と、前記不良フイルム22bの切断前後で、前記把持部126による該不良フイルム22bの移送速度を、後述するように制御するコントローラ(制御部)128とを備える。
図4に示すように、搬送部124は、貼り付け基板24aの搬送路129上に配置され、不良フイルム22bをこの搬送路129から廃棄路130に送り出す第1ニップローラ132aと、前記廃棄路130上に配置され、該廃棄路130に沿って斜め方向に搬送されてくる不良フイルム22bを、鉛直下方向に搬送する第2ニップローラ132bと、前記第1ニップローラ132a及び前記第2ニップローラ132bに前記不良フイルム22bを案内するガイド板134とを備える。
第1ニップローラ132aは、基板間ウエブ切断部48と一体に矢印C方向に進退可能な駆動側ローラ136aと、シリンダ138に装着されて前記駆動側ローラ136aに対して斜め上方から進退可能な従動側ローラ136bとを備える。
第2ニップローラ132bは、同様に、駆動側ローラ140aと、シリンダ142を介して水平方向に沿って前記駆動側ローラ140aに進退可能な従動側ローラ140bとを備える。第2ニップローラ132bの下方には、不良フイルム22bの先端を検出するフイルム検出センサ144が配置される。
把持部126は、不良フイルム22bの端部を把持するグリッパー146を備える。このグリッパー146は、アクチュエータ148を介してそれぞれ互いに近接する方向及び離間する方向に旋回するアーム部150a、150bを備える。アーム部150a、150bの先端部には、爪部152a、152bが設けられる。
図5に示すように、グリッパー146は、可動台154に旋回アーム156を介して装着される。この旋回アーム156は、可動台154に対し回転アクチュエータ158を介して定角度、例えば110°だけ旋回可能であり、グリッパー146を廃棄ステーションDSの内方に向かって回転させる。なお、旋回アーム156には、複数、例えば、3基のグリッパー146が不良フイルム22bの幅寸法に対応して取り付けられる。
可動台154は、矢印C方向に延在する一対のガイドレール160上に進退自在に配置される。この可動台154は、例えば、モータ162に連結されるラック・ピニオン機構(移動アクチュエータ)を介して搬送部124から廃棄ステーションDSの矢印C方向先端縁部まで往復動作可能である。この廃棄ステーションDSには、集積箱164が引き出し自在に装着される。
図1に示すように、不良フイルム廃棄機構50の下流側には、搬送路129を構成する複数のローラ129aが配列される。搬送路129の矢印C方向(下流側)の端部には、図示しないが、冷却機構、ベースフイルム剥離機構及び検査機構等が配置される。
製造装置20では、ウエブ送り出し機構32、ハーフカット機構36、ラベル接着機構40、リザーバ機構42、保護フイルム剥離機構44、テンション制御機構76及び検出機構47が、貼り付け機構46の上方に配置されているが、これとは逆に、前記ウエブ送り出し機構32から前記検出機構47を前記貼り付け機構46の下方に配置し、感光性ウエブ22の上下が逆になって感光性樹脂層29がガラス基板24の下側に貼り付けされてもよく、また、前記製造装置20全体を直線上に構成してもよい。
製造装置20内は、仕切り壁170を介して第1クリーンルーム172aと第2クリーンルーム172bとに仕切られる。第1クリーンルーム172aには、ウエブ送り出し機構32からテンション制御機構76までが収容されるとともに、第2クリーンルーム172bには、検出機構47以降が収容される。第1クリーンルーム172aと第2クリーンルーム172bとは、貫通部174を介して連通する。
このように構成される製造装置20の動作について、本実施形態に係る不良フイルム廃棄方法との関連で以下に説明する。
先ず、図1に示すように、ウエブ送り出し機構32に取り付けられている感光性ウエブロール22aから感光性ウエブ22が繰り出され、この感光性ウエブ22は、ハーフカット機構36に送られる。
ハーフカット機構36では、スライド台52が感光性ウエブ22の幅方向(搬送方向に直交する方向)に移動する。このため、回転丸刃54は、感光性ウエブ22のハーフカット部位34に所望の深さまで切り込んだ状態で、移動しながら回転する。これにより、感光性ウエブ22には、保護フイルム30から所望の深さに切り込んだハーフカット部位34が形成される(図2参照)。
ハーフカット処理された感光性ウエブ22は、図1に示すように、保護フイルム30の残存部分30bの寸法に対応して矢印A方向に搬送された後、一旦停止されて回転丸刃54の走行作用下に次なるハーフカット部位34が形成される。このため、感光性ウエブ22には、残存部分30bを挟んで前方の剥離部分30aaと後方の剥離部分30abとが設けられる(図2参照)。
さらに、感光性ウエブ22は、ラベル接着機構40に搬送されて、保護フイルム30の所定の貼り付け部位が受台59上に配置される。ラベル接着機構40では、所定枚数の接着ラベル38が吸着パッド58a〜58gにより吸着保持され、各接着ラベル38が保護フイルム30の残存部分30bを跨いで、前方の剥離部分30aaと後方の剥離部分30abとに一体的に接着される(図3参照)。
例えば、7本の接着ラベル38が接着された感光性ウエブ22は、図1に示すように、リザーバ機構42を介して送り出し側のテンション変動を防いだ後、保護フイルム剥離機構44に連続的に搬送される。
保護フイルム剥離機構44では、感光性ウエブ22がサクションドラム62と剥離ローラ64とに挟持されて、前記感光性ウエブ22のベースフイルム26が前記サクションドラム62に吸着保持されている。この状態で、サクションドラム62が回転されるとともに、保護フイルム30には、トルクモータ68を介して所定のトルクが付与されている。
従って、保護フイルム30は、残存部分30bを残して感光性ウエブ22から剥離され、剥離ローラ64を介して保護フイルム巻き取り軸66に巻き取られる。なお、剥離部位には、除電エアを吹き付けることが好ましい。
保護フイルム剥離機構44の作用下に、保護フイルム30が残存部分30bを残してベースフイルム26から剥離された後、感光性ウエブ22は、テンション制御機構76によってテンション調整が行われ、さらに検出機構47で光電センサ82によりハーフカット部位34の検出が行われる。
感光性ウエブ22は、ハーフカット部位34の検出情報に基づいて、運転開始時にはフイルム搬送ローラ118aの回転作用下に、その後は貼り付け基板24aを挟持する基板搬送ローラ118bの回転作用下に、貼り付け機構46に定量搬送される。その際、接触防止ローラ116が上方に待機するとともに、ゴムローラ110bが下方に配置されている。
一方、加熱機構45では、貼り付け機構46におけるラミネート温度に対応して各加熱炉86内の加熱温度が設定されている。ガラス基板24は、搬送機構84を構成する搬送ローラ88の回転作用下に、各加熱炉86に、順次、タクト搬送される。このガラス基板24は、感光性ウエブ22の感光性樹脂層29の貼り付け部分に対応してゴムローラ110a、110b間に一旦配置される。
この状態で、ローラクランプ部114を介してバックアップローラ112b及びゴムローラ110bを上昇させることにより、ゴムローラ110a、110b間にガラス基板24が所定のプレス圧力で挟み込まれる。さらに、ゴムローラ110aの回転作用下に、このガラス基板24には、感光性樹脂層29が加熱溶融により転写(ラミネート)される。
ここで、ラミネート条件としては、速度が1.0m/min〜10.0m/min、ゴムローラ110a、110bの温度が80℃〜150℃、前記ゴムローラ110a、110bのゴム硬度が40度〜90度、該ゴムローラ110a、110bのプレス圧(線圧)が50N/cm〜400N/cmである。
ゴムローラ110a、110bを介してガラス基板24に感光性ウエブ22の1枚分のラミネートが終了すると、前記ゴムローラ110aの回転が停止される。一方、ガラス基板24に感光性ウエブ22がラミネートされた貼り付け基板24aは、基板搬送ローラ118bによりクランプされる。そして、ゴムローラ110bは、ゴムローラ110aから離間する方向に退避してクランプが解除される。
これにより、一枚分のラミネート処理が終了し、次なるラミネート処理が開始されるまでの時間の中で、加熱機構45を介して所定の温度に加熱されたガラス基板24が、ゴムローラ110a、110b間に搬送されて配置されるとともに、前記ゴムローラ110aに摺接する感光性ウエブ22の微動送りが行われる。
ガラス基板24に感光性ウエブ22が貼り付けられた貼り付け基板24aは、矢印C方向に定量搬送される。そして、各ガラス基板24間の感光性ウエブ22が、基板間ウエブ切断部48を介して切断された貼り付け基板24aは、図示しない冷却機構で冷却された後、ベースフイルム剥離機構(図示せず)に搬送される。
ベースフイルム剥離機構では、貼り付け基板24aが保持された状態で、ベースフイルム26が、クッション層27から分離されて前記貼り付け基板24aから剥離される。ベースフイルム26が剥離された貼り付け基板24aは、積層体基板として検査機構に移送され、剥離状態の検査等が行われた後、次段の工程に払い出される。
この場合、製造装置20では、感光性ウエブ22の端部同士が、接合テープ部材(図示せず)により互いに接合されて所定の長さに調整された状態で、ロール状に巻回して感光性ウエブロール22aを構成している。このため、接合テープ部材(不良部位)による接合部分を含む部分は、不良フイルム22bとなり、廃棄される。
また、感光性ウエブ22には、例えば、点欠陥部分等の不良部位が存在している場合がある。この不良部位を含む部分は、不良フイルム22bとなり、廃棄される。
さらにまた、貼り付け基板24aの製造作業の開始時や設備故障後の再起動時等には、製造装置20内に引き出されている感光性ウエブ22は、不良部位を含む不良フイルム22bとして、所定長さにわたって廃棄される。
そこで、本実施形態では、上記の不良フイルム22bが、不良フイルム廃棄機構50を介して廃棄ステーションDSに廃棄される。具体的には、図6に示すフローチャート及び図7に示すグリッパー146の速度チャートに基づいて、以下に説明する。
先ず、不良フイルム22bが、搬送部124を構成する第1ニップローラ132aに搬送されると、この第1ニップローラ132aを構成するシリンダ138が駆動される。このため、図8に示すように、従動側ローラ136bは、斜め下方向に向かって駆動側ローラ136a側に移動し、前記従動側ローラ136bと前記駆動側ローラ136aとにより不良フイルム22bが挟持される。従って、不良フイルム22bは、駆動側ローラ136aの回転作用下に、搬送路129から廃棄路130側に搬送方向が変換されるとともに、ガイド板134の案内作用下に、第2ニップローラ132b側に送り出される(ステップS1)。
不良フイルム22bが、第2ニップローラ132bに送り出されると、この第2ニップローラ132bを構成するシリンダ142が駆動される。このため、従動側ローラ140bは、水平方向に移動し、前記従動側ローラ140bと駆動側ローラ140aとで、不良フイルム22bが挟持される。従って、第1ニップローラ132aを介して斜め下方向に送り出された不良フイルム22bは、第2ニップローラ132bを介して鉛直下方向に送り出される。
鉛直下方向に送り出される不良フイルム22bの先端が、フイルム検出センサ144により検出されると(ステップS2中、YES)、ステップS3に進んで、把持部126が駆動される。この把持部126では、グリッパー146が第2ニップローラ132bの下方に配置されている(原点位置)。そして、フイルム検出センサ144が不良フイルム22bの先端を検出すると、図9に示すように、アクチュエータ148の駆動作用下に、アーム部150a、150bが互いに近接する方向(上方向)に揺動し、爪部152a、152bにより前記不良フイルム22bの先端が把持される(位置P1参照)。
次いで、図10に示すように、旋回アーム156は、回転アクチュエータ158の作用下に、鉛直上方向から集積箱164側に所定角度、例えば、110°だけ回転する(位置P2参照)。さらに、モータ162を含む移動アクチュエータの作用下に、可動台154が矢印C方向に移動する。
その際、グリッパー146の移動速度は、搬送部124による不良フイルム22bの送り速度よりも低速な第1速度に設定される(ステップS4)。グリッパー146及び搬送部124は、同期して駆動されるため、不良フイルム22bは、前記搬送部124と把持部126との間で引張されることがなく、弛みが形成される。従って、不良フイルム22bが不要に破損したり、搬送部124に過大な負荷が発生したりすることを、有効に阻止することができる。
次に、不良フイルム22bが、廃棄路130に所定の長さだけ送り出されると(位置P3参照)、基板間ウエブ切断部48が駆動される。この基板間ウエブ切断部48では、上側走行ガイド122a及び下側走行ガイド122bが互いに近接する方向に変位して不良フイルム22bの切断部位近傍に位置される。この状態で、基板間ウエブ切断部48は、搬送部124による不良フイルム22bの送り出し速度と同一の搬送速度で矢印C方向に移動しながら、走行カッタ120により前記不良フイルム22bを幅方向に切断する。
不良フイルム22bが切断されると(ステップS5中、YES)、ステップS6に進んで、搬送部124による不良フイルム22bの搬送作業が停止される。すなわち、第1及び第2ニップローラ132a、132bでは、シリンダ138、142が駆動されることにより、従動側ローラ136b、140bが駆動側ローラ136a、140aから離間する方向に移動する。
第1及び第2ニップローラ132a、132bが、不良フイルム22bの挟持を解除すると、グリッパー146による不良フイルム22bの移送速度は、第1速度よりも高速の第2速度に設定され、前記グリッパー146は、該第2速度で位置P3から位置P4に向かって矢印C方向に移動する(ステップS7)。
この場合、本実施形態では、不良フイルム22bが所定の長さに切断された後、グリッパー146による前記不良フイルム22bの移送速度は、第1速度よりも高速な第2速度に設定されている。このため、切断された不良フイルム22bは、比較的高速で矢印C方向に移送されるため、切断端部が廃棄ステーションDSに集積されている他の不良フイルム22bに摺接することを阻止することができる。
これにより、グリッパー146に把持されている不良フイルム22bは、集積されている他の不良フイルム22bと接触する際の摩擦力によって前記グリッパー146から不要に離脱したり、前記他の不良フイルム22bに捲れや位置ずれが惹起したりすることを、良好に阻止することが可能になる。
従って、グリッパー146が不良フイルム22bの開放位置(位置P4参照)に至ると(ステップS8中、YES)、ステップS9に進んで、前記グリッパー146の移動が停止されるとともに、アクチュエータ148の作用下に、爪部152a、152bが開放されて前記不良フイルム22bが開放される。このため、不良フイルム22bは、廃棄ステーションDSに集積されている他の不良フイルム22b上に、順次、良好且つ整然と集積されるという効果が得られる。
しかも、各不良フイルム22bは、平坦状に集積されている。これにより、例えば、ロール状に巻回される場合のように、巻太りによるスペース効率の低下が惹起されることがない。従って、廃棄ステーションDSでは、積層高さを低く維持し、多数の不良フイルム22bを良好に集積することができるという利点がある。
これにより、簡単な構成及び工程で、不良フイルム22bを良好且つ整然と廃棄することができ、前記不良フイルム22bの廃棄処理を効率的に行うことが可能になるという効果がある。なお、不良フイルム22bの把持作用が解除されたグリッパー146は、原点位置に復帰する(ステップS10)。
本発明の実施形態に係る貼り付け基板用製造装置の概略構成図である。 前記製造装置に使用される長尺状感光性ウエブの断面図である。 前記長尺状感光性ウエブに接着ラベルが接着された状態の説明図である。 前記製造装置を構成する不良フイルム廃棄機構の一部拡大説明図である。 前記不良フイルム廃棄機構の概略説明図である。 本発明の不良フイルム廃棄方法を説明するフローチャートである。 前記不良フイルム廃棄方法におけるグリッパーの速度チャートである。 前記不良フイルム廃棄機構を構成する搬送部の動作説明図である。 前記不良フイルム廃棄機構を構成する前記グリッパーにより把持動作の説明図である。 前記前記グリッパーの動作説明図である。
符号の説明
20…製造装置 22…感光性ウエブ
22a…感光性ウエブロール 24…ガラス基板
24a…貼り付け基板 26…ベースフイルム
29…感光性樹脂層 30…保護フイルム
32…ウエブ送り出し機構 34…ハーフカット部位
36…ハーフカット機構 40…ラベル接着機構
45…加熱機構 46…貼り付け機構
48…基板間ウエブ切断部 50…不良フイルム廃棄機構
120…走行カッタ 124…搬送部
126…把持部 128…コントローラ
129…搬送路 130…廃棄路
132a、132b…ニップローラ 144…フイルム検出センサ
146…グリッパー 148…アクチュエータ
150a、150b…アーム部 154…可動台
156…旋回アーム 158…回転アクチュエータ
162…モータ

Claims (8)

  1. 長尺状ウエブを送り出すウエブ送り出し機構と、
    送り出された前記長尺状ウエブと基板とを接合して貼り付け基板を形成する貼り付け機構と、
    前記長尺状ウエブに不良部位が存在する際に、該長尺状ウエブを前記基板に接合することなく所定の長さに切断し、不良フイルムとして除去する不良フイルム廃棄機構と、
    を備え、
    前記不良フイルム廃棄機構は、前記不良フイルムを切断するカッタ部と、
    前記不良フイルムを廃棄ステーションに送り出す搬送部と、
    前記不良フイルムの端部を把持し、該不良フイルムを前記搬送部と連動して前記廃棄ステーションに移送する把持部と、
    前記不良フイルムが切断される前に、前記把持部による前記不良フイルムの移送速度を、前記搬送部による前記不良フイルムの送り速度よりも低速な第1速度に設定する一方、前記不良フイルムが切断された後、前記搬送部による不良フイルム送り動作が解除されるとともに、前記把持部による前記不良フイルムの移送速度を、前記第1速度よりも高速な第2速度に設定する制御部と、
    を備えることを特徴とする貼り付け基板用製造装置。
  2. 請求項1記載の製造装置において、前記カッタ部は、前記基板に貼り付けられた前記長尺状ウエブを、前記基板間に対応して切断する基板間切断カッタであることを特徴とする貼り付け基板用製造装置。
  3. 請求項1又は2記載の製造装置において、前記把持部は、前記不良フイルムの端部を把持するグリッパーと、
    前記グリッパーを前記廃棄ステーションの内方に向かって回転させる回転アクチュエータと、
    前記回転アクチュエータを装着し、前記搬送部から前記廃棄ステーションの端部まで往復動作する移動アクチュエータと、
    を備えることを特徴とする貼り付け基板用製造装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造装置において、前記搬送部は、回転駆動される駆動側ローラと、
    前記駆動側ローラに対して進退する従動側ローラと、
    を備えることを特徴とする貼り付け基板用製造装置。
  5. 長尺状ウエブを送り出すウエブ送り出し機構と、送り出された前記長尺状ウエブと基板とを接合して貼り付け基板を形成する貼り付け機構とを備える貼り付け基板用製造装置において、前記長尺状ウエブに不良部位が存在する際に、該長尺状ウエブを前記基板に接合することなく所定の長さに切断し、不良フイルムとして除去する貼り付け基板用製造装置の不良フイルム廃棄方法であって、
    搬送部の作用下に、前記不良フイルムを廃棄ステーションに送り出す一方、前記不良フイルムの端部を把持部により把持し、前記把持部に把持されている前記不良フイルムを、前記搬送部による前記不良フイルムの送り速度よりも低速な第1速度で前記廃棄ステーションに移送する工程と、
    前記不良フイルムが所定の長さに切断された後、前記搬送部による不良フイルム送り動作が解除されるとともに、前記把持部による前記不良フイルムの移送速度を、前記第1速度よりも高速な第2速度に設定する工程と、
    を有することを特徴とする貼り付け基板用製造装置の不良フイルム廃棄方法。
  6. 請求項5記載の不良フイルム廃棄方法において、前記カッタ部は、前記基板に貼り付けられた前記長尺状ウエブを、前記基板間に対応して切断する基板間切断カッタであることを特徴とする貼り付け基板用製造装置の不良フイルム廃棄方法。
  7. 請求項5又は6記載の不良フイルム廃棄方法において、前記把持部は、前記不良フイルムの端部を把持したグリッパーを、前記廃棄ステーションの内方に向かって回転させるとともに、前記搬送部から前記廃棄ステーションの端部まで往復動作することを特徴とする貼り付け基板用製造装置の不良フイルム廃棄方法。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の不良フイルム廃棄方法において、前記搬送部は、回転駆動される駆動側ローラに対して従動側ローラを進退させることにより、前記駆動側ローラと前記従動側ローラとの間に前記不良フイルムを挟持し且つ前記不良フイルムを前記廃棄ステーションに送り出すことを特徴とする貼り付け基板用製造装置の不良フイルム廃棄方法。
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