JP2008137193A - 感光性ウエブの貼り付け装置 - Google Patents

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誠 清水
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泰寿 渡辺
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Abstract

【課題】簡単な構成で、長期間にわたって安定したラミネート処理を容易且つ確実に行うことを可能にする。
【解決手段】貼り付け装置46は、感光性ウエブ22a、22bとガラス基板24とを加熱挟持してラミネートするラミネートローラ対80を備える。ラミネートローラ対80は、感光性ウエブ22a、22bに摺接する第1加熱ローラ80aと、ガラス基板24に摺接する第2加熱ローラ80bとを有する。貼り付け装置46は、ラミネート時に第2加熱ローラ80bのみを回転駆動させる駆動機構82を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、支持体上に少なくとも感光材料層が積層される感光性ウエブを、前記感光材料層側が基板に向かうようにして前記基板に貼り付ける感光性ウエブの貼り付け装置に関する。
例えば、液晶パネル用基板、プリント配線用基板、PDPパネル用基板では、感光材料(感光性樹脂)層を有する感光性シート体(感光性ウエブ)を基板表面に貼り付けて構成されている。感光性シート体は、可撓性プラスチック支持体上に感光材料層と保護フイルムとが、順次、積層されている。
そこで、この種の感光性シート体の貼り付けに使用される貼り付け装置は、通常、ガラス基板や樹脂基板等の基板を所定の間隔ずつ離間させて搬送するとともに、前記基板に貼り付けられる感光材料層の範囲に対応して、前記感光性シート体から保護フイルムを剥離する方式が採用されている。
例えば、特許文献1に開示されているフイルム張付方法及び装置では、図8に示すように、フイルムロール1から繰り出される積層体フイルム(感光性シート体)1aは、ガイドロール2a、2bに巻き付けられて水平のフイルム搬送面に沿って延在している。このガイドロール2bには、積層体フイルム1aの送り量に応じた数のパルス信号を出力するロータリエンコーダ3が取り付けられている。
水平のフイルム搬送面に沿って延在する積層体フイルム1aは、サクションロール4に巻き掛けられるとともに、前記ガイドロール2bと前記サクションロール4との間には、ハーフカッタ5とカバーフイルム剥離装置6とが設けられている。
ハーフカッタ5は、一対のディスクカッタ5a、5bを備えている。ディスクカッタ5a、5bは、積層体フイルム1aのフイルム幅方向に沿って移動することにより、前記積層体フイルム1aのカバーフイルム(図示せず)をその裏側の感光性樹脂層(図示せず)と一体に切断する。
カバーフイルム剥離装置6は、粘着テープロール7から繰り出される粘着テープ7aを押圧ロール8a、8b間でカバーフイルムに強く圧着させた後、巻き取りロール9によって巻き取る。これにより、カバーフイルムは、感光性樹脂層から剥離されて粘着テープ7aと共に巻き取りロール9に巻き取られる。
サクションロール4の下流には、基板搬送装置10によって、順次、間欠的に搬送される複数の基板11の上面に、積層体フイルム1aを重ねて圧着するラミネーションロール12a、12bが配設されている。このラミネーションロール12a、12bの下流側には、支持フイルム巻き取りロール13が配置されている。基板11に貼り付けられている透光性支持フイルム(図示せず)は、支持フイルム巻き取りロール13に巻き取られる。
特開平11−34280号公報(図1)
ところで、上記の特許文献1では、ラミネーションロール12aが回転駆動されることにより、基板11の上面に積層体フイルム1aがラミネートされている。その際、積層体フイルム1aのフイルムバック面(基板11にラミネートされるフイルム面とは反対の面)がラミネーションロール12aの周面に接触し、前記ラミネーションロール12aの周面には、前記フイルムバック面からの転写物、例えば、硬膜剤(メラミン又はメラミン樹脂等)が付着し易い。
ラミネーションロール12aの周面に硬膜剤が付着すると、このラミネーションロール12aの摩擦係数が変化し、積層体フイルム1aがラミネートされた基板11を安定して搬送することができないおそれがある。これにより、基板11と積層体フイルム1aとの貼り付け位置精度が低下し、良好なラミネート処理が遂行されないという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、長期間にわたって安定したラミネート処理を容易且つ確実に行うことが可能な感光性ウエブの貼り付け装置を提供することを目的とする。
本発明は、支持体上に少なくとも感光材料層が積層される感光性ウエブを、前記感光材料層側が基板に向かうようにして前記基板に貼り付ける感光性ウエブの貼り付け装置に関するものである。
貼り付け装置は、感光性ウエブと基板とを加熱挟持してラミネートするラミネートローラ対を備え、前記ラミネートローラ対は、前記感光性ウエブに摺接する第1加熱ローラと、前記基板に摺接する第2加熱ローラと、ラミネート時に前記第2加熱ローラのみを回転駆動させる駆動機構とを有している。
本発明では、基板に摺接する第2加熱ローラが回転駆動されることにより、感光性ウエブに摺接する第1加熱ローラと前記第2加熱ローラとで、前記感光性ウエブと前記基板とを挟持してラミネート処理が行われている。その際、駆動ローラである第2加熱ローラには、感光性ウエブに比べて基板から転写物が付着し難くなる。
従って、第2加熱ローラは、転写物により、表面の摩擦係数が変化することを抑制することができ、感光性ウエブがラミネートされた基板を安定して搬送することが可能になる。これにより、簡単な構成で、長期間にわたって安定したラミネート処理を容易且つ確実に行うことができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る感光性ウエブの貼り付け装置を組み込む製造装置20の概略構成図である。この製造装置20は、液晶又は有機EL用カラーフィルタの製作工程で、長尺状感光性ウエブ22a、22bの各感光性樹脂層28(後述する)を並列してガラス基板24に熱転写する作業を行う。以下、感光性ウエブ22a、22bがラミネートされたガラス基板24を貼り付け基板24aともいう。感光性ウエブ22a、22bは、それぞれ所定の幅寸法に設定されており、例えば、前記感光性ウエブ22aが前記感光性ウエブ22bよりも幅広に構成されている。
図2は、製造装置20に使用される感光性ウエブ22a、22bの断面図である。この感光性ウエブ22a、22bは、基本的には、可撓性ベースフイルム(支持体)26、クッション層(熱可塑性樹脂層)27、中間層(酸素遮断膜)29、感光性樹脂層(感光材料層)28及び保護フイルム30を積層して構成される。
ベースフイルム26は、ポリエチレンテレフタレート(PET)で形成されるとともに、主に硬膜剤(例えば、メラミン又はメラミン樹脂)を含むフイルムバック面26aを有する。クッション層27は、エチレンと酸化ビニル共重合体で形成され、中間層29は、ポリビニルアルコールで形成され、感光性樹脂層28は、アルカリ可溶性バインダとモノマーと光重合開始材と着色剤を含む着色感光性樹脂組成物で形成され、保護フイルム30は、ポリプロピレンで形成される。
図1に示すように、製造装置20は、感光性ウエブ22a、22bをロール状に巻回した2本(2本以上であればよい)の感光性ウエブロール23a、23bを収容し、各感光性ウエブロール23a、23bから前記感光性ウエブ22a、22bを同期して送り出し可能な第1及び第2ウエブ送り出し機構32a、32bと、送り出された各感光性ウエブ22a、22bの保護フイルム30に幅方向に切断可能な境界位置であるハーフカット部位34を形成する第1及び第2加工機構36a、36bと、一部に非接着部38aを有する接着ラベル38(図3参照)を各保護フイルム30に接着させる第1及び第2ラベル接着機構40a、40bとを備える。
第1及び第2ラベル接着機構40a、40bの下流には、各感光性ウエブ22a、22bをタクト送りから連続送りに変更するための第1及び第2リザーバ機構42a、42bと、各感光性ウエブ22a、22bから保護フイルム30を所定の長さ間隔で剥離させる第1及び第2剥離機構44a、44bと、ガラス基板24を所定の温度に加熱した状態で貼り付け位置に搬送する基板搬送機構45と、前記保護フイルム30の剥離により露出した感光性樹脂層28を前記ガラス基板24に一体的且つ並列に貼り付ける第1の実施形態に係る貼り付け装置46とが配設される。
貼り付け装置46における貼り付け位置の上流近傍には、各感光性ウエブ22a、22bの境界位置であるそれぞれのハーフカット部位34を直接検出する第1及び第2検出機構47a、47bが配設される。
第1及び第2ウエブ送り出し機構32a、32bの下流近傍には、略使用済みの感光性ウエブ22a、22bの後端と、新たに使用される感光性ウエブ22a、22bの先端とを貼り付けるそれぞれの貼り付け台49が配設される。貼り付け台49の下流には、感光性ウエブロール23a、23bの巻きずれによる幅方向のずれを制御するために、フイルム端末位置検出器51が配設される。
第1及び第2加工機構36a、36bは、第1及び第2ウエブ送り出し機構32a、32bに収容巻回されている各感光性ウエブロール23a、23bのロール径を算出するためのローラ対50の下流に配置される。第1及び第2加工機構36a、36bは、それぞれ単一の丸刃52を備え、この丸刃52は、感光性ウエブ22a、22bの幅方向に走行して前記感光性ウエブ22a、22bの所定の位置にハーフカット部位34を形成する。
図2に示すように、ハーフカット部位34は、少なくとも保護フイルム30を切断する必要があり、実際上、この保護フイルム30を確実に切断するために感光性樹脂層28乃至ベースフイルム26まで切り込むように丸刃52の切り込み深さが設定される。丸刃52は、回転することなく固定された状態で、感光性ウエブ22a、22bの幅方向に移動してハーフカット部位34を形成する方式や、前記感光性ウエブ22a、22b上を滑ることなく回転しながら前記幅方向に移動して前記ハーフカット部位34を形成する方式が採用される。
なお、第1及び第2加工機構36a、36bは、それぞれ感光性ウエブ22a、22bの搬送方向(矢印A方向)に所定の距離だけ離間して2台配設し、残存部分30bを挟んで2つのハーフカット部位34を同時に形成してもよい。
ハーフカット部位34は、例えば、両側のガラス基板24にそれぞれ10mmずつ入り込んだ位置に設定される。ガラス基板24間のハーフカット部位34で挟まれた部分は、後述する貼り付け装置46において感光性樹脂層28を前記ガラス基板24に額縁状に貼り付ける際のマスクとして機能するものである。
第1及び第2ラベル接着機構40a、40bは、ガラス基板24間に対応して保護フイルム30の残存部分30bを残すため、剥離側前方の剥離部分30aaと剥離側後方の剥離部分30abとを連結する接着ラベル38を供給する。図2に示すように、保護フイルム30は、残存部分30bを挟んで、先に剥離される部分を前方の剥離部分30aaとする一方、後に剥離される部分を後方の剥離部分30abとする。
図3に示すように、接着ラベル38は、短冊状に構成されており、例えば、保護フイルム30と同一の樹脂材で形成される。接着ラベル38は、中央部に粘着剤が塗布されない非接着部(微粘着を含む)38aを有するとともに、この非接着部38aの両側、すなわち、前記接着ラベル38の長手方向両端部に、前方の剥離部分30aaに接着される第1接着部38bと、後方の剥離部分30abに接着される第2接着部38cとを有する。
図1に示すように、第1及び第2ラベル接着機構40a、40bは、それぞれ最大7枚の接着ラベル38を所定間隔ずつ離間して貼り付け可能な吸着パッド54a〜54gを備えるとともに、前記吸着パッド54a〜54gによる前記接着ラベル38の貼り付け位置には、感光性ウエブ22a、22bを下方から保持するための受け台56が昇降自在に配置される。
第1及び第2リザーバ機構42a、42bは、上流側の感光性ウエブ22a、22bのタクト搬送と、下流側の前記感光性ウエブ22a、22bの連続搬送との速度差を吸収するために、揺動自在なダンサーローラ60を備える。第2リザーバ機構42bには、第1及び第2ウエブ送り出し機構32a、32bから送り出される各感光性ウエブ22a、22bが貼り付け装置46に至るまでの各搬送路長を同一に調整するためのダンサーローラ61が配設される。
第1及び第2リザーバ機構42a、42bの下流に配置される第1及び第2剥離機構44a、44bは、それぞれ感光性ウエブ22a、22bの送り出し側のテンション変動を遮断し、ラミネート時のテンションを安定化させるためのサクションドラム62を備える。各サクションドラム62の近傍には、剥離ローラ63が配置されるとともに、この剥離ローラ63を介して感光性ウエブ22a、22bから剥離される保護フイルム30は、残存部分30bを除いてそれぞれ保護フイルム巻き取り部64に巻き取られる。
第1及び第2剥離機構44a、44bの下流側には、感光性ウエブ22a、22bにテンションを付与可能な第1及び第2テンション制御機構66a、66bが配設される。第1及び第2テンション制御機構66a、66bは、それぞれシリンダ68を備え、前記シリンダ68の駆動作用下に、それぞれテンションダンサー70が揺動変位することにより、各テンションダンサー70が摺接する感光性ウエブ22a、22bのテンションが調整可能である。
第1及び第2検出機構47a、47bは、レーザセンサやフォトセンサ等の光電センサ72a、72bを備えており、前記光電センサ72a、72bは、ハーフカット部位34の楔状の溝形状部や、保護フイルム30の厚さによる段差、あるいは、これらの組み合わせによる変化を直接検出し、この検出信号を境界位置信号とする。光電センサ72a、72bは、バックアップローラ73a、73bに対向して配置される。
基板搬送機構45は、ガラス基板24を挟持するように配設される複数組の基板加熱部(例えば、ヒータ)74と、このガラス基板24を矢印C方向に搬送する搬送部76とを備える。基板加熱部74では、ガラス基板24の温度を常時監視し、異常時には、搬送部76の停止や警報を発生するとともに、異常情報を発信して異常なガラス基板24を後工程でNG排出、品質管理又は生産管理等に活用することができる。搬送部76には、図示しないエア浮上プレートが配設され、ガラス基板24が浮上されて矢印C方向に搬送される。ガラス基板24の搬送は、ローラコンベアでも行える。
基板加熱部74の上流には、複数のガラス基板24が収容される基板ストッカー71が設けられる。この基板ストッカー71に収容されている各ガラス基板24は、ロボット75のハンド部75aに設けられた吸着パッド79に吸着されて取り出され、基板加熱部74に挿入される。
貼り付け装置46は、感光性ウエブ22a、22bとガラス基板24とを加熱挟持してラミネートするラミネートローラ対80を備える。このラミネートローラ対80は、感光性ウエブ22a、22bに摺接する第1加熱ローラ(ゴムローラ)80aと、ガラス基板24に摺接する第2加熱ローラ(ゴムローラ)80bとを有する。
貼り付け装置46は、ラミネート時に第2加熱ローラ80bのみを回転駆動させる駆動機構82を有する。図4に示すように、駆動機構82は、サーボモータ等のモータ84を備え、このモータ84には、前記モータ84による送り量を検出するためのロータリエンコーダ86が軸着される。モータ84の軸84aには、第1歯車88が固定され、前記第1歯車88に第2歯車90が噛合する。第2歯車90は、第3歯車92に噛合するとともに、前記第3歯車92と第2加熱ローラ80bとの間には、軸方向を交差させる歯車列(例えば、かさ歯車等)94が設けられる。
なお、モータ84の軸84aと第2加熱ローラ80bとを同軸上且つ直接に連結する構成を採用してもよい。
第1加熱ローラ80aは、図示しないが、例えば、トルクモータに連結されており、第2加熱ローラ80bが回転する際に、連れ回り可能に構成されることが好ましい。
図1に示すように、第1及び第2加熱ローラ80a、80bには、バックアップローラ96a、96bが摺接するとともに、前記バックアップローラ96bは、ローラクランプ部98を構成する加圧シリンダ100a、100bにより第2加熱ローラ80b側に押圧される。
第1加熱ローラ80aの近傍には、感光性ウエブ22a、22bが前記第1加熱ローラ80aに接触することを防止するための接触防止ローラ102が移動可能に配設される。貼り付け装置46の上流近傍には、感光性ウエブ22a、22bを予め所定温度に予備加熱するための予備加熱部104が配設される。この予備加熱部104は、例えば、赤外線バーヒータ等の加熱手段を備える。
ガラス基板24は、貼り付け装置46から搬送路106を介して矢印C方向に搬送される。この搬送路106には、フイルム搬送ローラ108a、108bと基板搬送ローラ110とが配設される。第1及び第2加熱ローラ80a、80bと基板搬送ローラ110との間隔は、ガラス基板24の一枚分の長さ以下に設定されることが好ましい。
貼り付け装置46の下流に、冷却機構122とベース自動剥離機構142とが設けられる。ベース自動剥離機構142は、各ガラス基板24が所定間隔ずつ離間して貼り付けられている長尺なベースフイルム26を連続して剥離するものであり、プレ剥離部144と比較的小径な剥離ローラ146と巻き取り軸148とを備えている。
巻き取り軸148は、駆動時にトルク制御してベースフイルム26に張力を付与する一方、例えば、剥離ローラ146に張力検出器(図示せず)を設けることにより、張力のフィードバック制御を行うことが好ましい。プレ剥離部144は、剥離バー156とを備えるとともに、前記剥離バー156は、ガラス基板24間で昇降可能である。
ベース自動剥離機構142の下流には、ガラス基板24に実際に貼り付けられた感光性樹脂層28のエリア位置を測定する測定器158が配設される。この測定器158は、例えば、CCD等のカメラ160を備え、感光性樹脂層28が貼り付けられたガラス基板24を撮影するために前記カメラ160が配設される。
ベース自動剥離機構114の下流には、複数の感光性積層体208が収容される感光性積層体ストッカー190が設けられる。ベース自動剥離機構114で貼り付け基板24aからベースフイルム26及び残存部分30bが剥離された感光性積層体208は、ロボット192のハンド部192aに設けられた吸着パッド194に吸着されて取り出され、感光性積層体ストッカー190に収容される。
製造装置20では、第1及び第2ウエブ送り出し機構32a、32b、第1及び第2加工機構36a、36b、第1及び第2ラベル接着機構40a、40b、第1及び第2リザーバ機構42a、42b、第1及び第2剥離機構44a、44b、第1及び第2テンション制御機構66a、66b並びに第1及び第2検出機構47a、47bが、貼り付け装置46の上方に配置されているが、これとは逆に、前記第1及び第2ウエブ送り出し機構32a、32bから前記第1及び第2検出機構47a、47bまでを前記貼り付け装置46の下方に配置し、感光性ウエブ22a、22bの上下が逆になって感光性樹脂層28がガラス基板24の下側に貼り付けてもよく、また、前記製造装置20全体を直線上に構成してもよい。
製造装置20は、ラミネート工程制御部200を介して全体制御されており、この製造装置20の各機能部毎に、例えば、ラミネート制御部202、基板加熱制御部204及びベース剥離制御部206等が設けられ、これらが工程内ネットワークにより繋がっている。ラミネート工程制御部200は、工場ネットワークに繋がっており、図示しない工場CPUからの指示情報(条件設定や生産情報)の生産管理や稼動管理等、生産のための情報処理を行う。
基板加熱制御部204は、上流工程からガラス基板24を受け入れ、このガラス基板24を所望の温度まで加熱して貼り付け装置46に供給する動作及び該ガラス基板24の情報のハンドリング等を制御する。
ラミネート制御部202は、工程全体のマスターとして、各機能部の制御を行うものであり、第1及び第2検出機構47a、47bにより検出された感光性ウエブ22a、22bのハーフカット部位34の位置情報に基づいて、貼り付け位置における各境界位置とガラス基板24との相対位置及び各境界位置同士の相対位置を制御可能な制御機構を構成している。
ベース剥離制御部206は、貼り付け装置46から供給される貼り付け基板24aからベースフイルム26を剥離し、さらに下流工程に感光性積層体208を排出する動作の制御を行うとともに、前記貼り付け基板24a及び前記感光性積層体208の情報をハンドリング制御する。
製造装置20内は、仕切り壁210を介して第1クリーンルーム212aと第2クリーンルーム212bとに仕切られる。第1クリーンルーム212aには、第1及び第2ウエブ送り出し機構32a、32bから第1及び第2テンション制御機構66a、66bまでが収容されるとともに、第2クリーンルーム212bには、第1及び第2検出機構47a、47b以降が収容される。第1クリーンルーム212aと第2クリーンルーム212bとは、貫通部214を介して連通する。
このように構成される製造装置20の動作について、以下に説明する。
先ず、第1及び第2ウエブ送り出し機構32a、32bに取り付けられている各感光性ウエブロール23a、23bから感光性ウエブ22a、22bが送り出される。感光性ウエブ22a、22bは、第1及び第2加工機構36a、36bに搬送される。
第1及び第2加工機構36a、36bでは、丸刃52が感光性ウエブ22a、22bの幅方向に移動して、前記感光性ウエブ22a、22bを保護フイルム30から感光性樹脂層28乃至ベースフイルム26まで切り込んでハーフカット部位34を形成する(図2参照)。さらに、感光性ウエブ22a、22bは、図1に示すように、保護フイルム30の残存部分30bの寸法に対応して矢印A方向に搬送された後に停止され、丸刃52の走行作用下にハーフカット部位34が形成される。これにより、感光性ウエブ22a、22bには、残存部分30bを挟んで前方の剥離部分30aaと後方の剥離部分30abとが設けられる(図2参照)。
次いで、各感光性ウエブ22a、22bは、第1及び第2ラベル接着機構40a、40bに搬送されて、保護フイルム30の所定の貼り付け部位が受け台56上に配置される。第1及び第2ラベル接着機構40a、40bでは、所定枚数の接着ラベル38が吸着パッド54a〜54gにより吸着保持され、各接着ラベル38が保護フイルム30の残存部分30bを跨いで、前方の剥離部分30aaと後方の剥離部分30abとに一体的に接着される(図3参照)。
例えば、7本の接着ラベル38が接着された感光性ウエブ22a、22bは、図1に示すように、第1及び第2リザーバ機構42a、42bを介して送り出し側のテンション変動を防いだ後、第1及び第2剥離機構44a、44bに連続的に搬送される。第1及び第2剥離機構44a、44bでは、図5に示すように、感光性ウエブ22a、22bのベースフイルム26がサクションドラム62に吸着保持されるとともに、保護フイルム30が残存部分30bを残して前記感光性ウエブ22a、22bから剥離される。この保護フイルム30は、剥離ローラ63を介して剥離されて保護フイルム巻き取り部64に巻き取られる(図1参照)。
第1及び第2剥離機構44a、44bの作用下に、保護フイルム30が残存部分30bを残してベースフイルム26から剥離された後、感光性ウエブ22a、22bは、第1及び第2テンション制御機構66a、66bによってテンション調整が行われ、さらに第1及び第2検出機構47a、47bで光電センサ72a、72bによりハーフカット部位34の検出が行われる。
各感光性ウエブ22a、22bは、ハーフカット部位34の検出情報に基づいて、フイルム搬送ローラ108a、108bの回転作用下に、それぞれ貼り付け装置46に定量搬送される。一方、ガラス基板24は、基板搬送機構45の作用下に、予め加熱された状態で貼り付け位置に搬送される。このガラス基板24は、並列されている感光性ウエブ22a、22bの感光性樹脂層28の貼り付け部分に対応して第1及び第2加熱ローラ80a、80b間に一旦配置される。
この状態で、バックアップローラ96b及び第2加熱ローラ80bを上昇させることにより、第1及び第2加熱ローラ80a、80b間にガラス基板24が所定のプレス圧力で挟み込まれる。さらに、駆動機構82を構成するモータ84の駆動により第2加熱ローラ80bが回転駆動され、前記第2加熱ローラ80b及び第1加熱ローラ80aの挟持作用下に、ガラス基板24には、並列されている各感光性樹脂層28が転写(ラミネート)される。
ここで、ラミネート条件としては、速度が1.0m/min〜10.0m/min、第1及び第2加熱ローラ80a、80bの温度が80℃〜140℃、前記第1及び第2加熱ローラ80a、80bのゴム硬度が40度〜90度、該第1及び第2加熱ローラ80a、80bのプレス圧(線圧)が50N/cm〜400N/cmである。
第1及び第2加熱ローラ80a、80bを介してガラス基板24に感光性ウエブ22a、22bの一枚分のラミネートが終了すると、前記第1加熱ローラ80aの回転が停止される一方、前記感光性ウエブ22a、22bがラミネートされた前記ガラス基板24、すなわち、貼り付け基板24aが基板搬送ローラ110によりクランプされる。
そして、第2加熱ローラ80bが、第1加熱ローラ80aから離間する方向に退避してクランプが解除されるとともに、基板搬送ローラ110の回転が開始されて、貼り付け基板24aが矢印C方向に定量搬送され、感光性ウエブ22a、22bの基板間位置が第1加熱ローラ80aの下方付近の所定位置に移動する。一方、基板搬送機構45を介して次なるガラス基板24が貼り付け位置に向かって搬送される。
この次なるガラス基板24の先端が第1及び第2加熱ローラ80a、80b間に配置されると、前記第2加熱ローラ80bが上昇して、前記第1及び第2加熱ローラ80a、80bにより前記次なるガラス基板24と感光性ウエブ22a、22bとがクランプされる。そして、第2加熱ローラ80bと基板搬送ローラ110の回転作用下にラミネートが開始されるとともに、貼り付け基板24aが矢印C方向に搬送される。
その際、貼り付け基板24aは、図6に示すように、それぞれの端部同士が残存部分30bによって覆われている。従って、感光性樹脂層28がガラス基板24に転写される際、第1及び第2加熱ローラ80a、80bが前記感光性樹脂層28により汚れることがない。
貼り付け装置46でラミネートされた貼り付け基板24aは、冷却機構122を通って冷却された後、プレ剥離部144に移送される。このプレ剥離部144では、剥離バー156が上昇することにより、保護フイルム30を隣接するガラス基板24の後端及び先端から剥離することができる。次いで、ベース自動剥離機構142では、巻き取り軸148の回転作用下に、貼り付け基板24aからベースフイルム26が連続して巻き取られる。
ベースフイルム26が剥離されたガラス基板24は、測定器158に対応する検査ステーションに配置される。この検査ステーションでは、ガラス基板24が位置決め固定された状態で、カメラ160によりガラス基板24と感光性樹脂層28の画像を取り込む。そして、画像処理が施されることにより、貼り付け位置が演算されるとともに、貼り付け状態が検査される。
この場合、第1の実施形態では、貼り付け装置46が、感光性ウエブ22a、22bに摺接する第1加熱ローラ80aと、ガラス基板24に摺接する第2加熱ローラ80bと、ラミネート時に前記第2加熱ローラ80bのみを回転駆動させる駆動機構82とを有している。
このように、ガラス基板24に摺接する第2加熱ローラ80bのみが回転駆動されることにより、感光性ウエブ22a、22bに摺接する第1加熱ローラ80aと前記第2加熱ローラ80bとで、前記感光性ウエブ22a、22bと前記ガラス基板24とを加熱挟持してラミネート処理が行われている。
その際、駆動ローラである第2加熱ローラ80bには、感光性ウエブ22a、22bに比べてガラス基板24から転写物が付着し難くなる。感光性ウエブ22a、22bでは、第1加熱ローラ80aに摺接するフイルムバック面26aに主として硬膜剤が含まれており、この硬膜剤が前記第1加熱ローラ80aに付着し易いのに対して、ガラス基板24から第2加熱ローラ80bへの転写物が殆どないからである。
従って、第2加熱ローラ80bは、転写物により表面の摩擦係数が変化することを抑制することができ、ガラス基板24に感光性ウエブ22a、22bがラミネートされた貼り付け基板24aを安定して搬送することが可能になる。これにより、簡単な構成で、長期間にわたって安定したラミネート処理を容易且つ確実に行うことができるという効果が得られる。
しかも、第2加熱ローラ80bは、ガラス基板24に摺接して貼り付け基板24aを搬送するため、モータ84に連結されているロータリエンコーダ86から得られるパルス信号に基づいて、前記貼り付け基板24aの送り量が高精度に検出されるという利点がある。ガラス基板24では、感光性ウエブ22a、22bに比べて熱膨張等による寸法の変化を殆ど無視することが可能であるからである。
なお、第1の実施形態では、2本の感光性ウエブロール23a、23bを用いているが、これに限定されるものではなく、1本の感光性ウエブロールや、3本以上の感光性ウエブロールを採用してもよい。また、以下に説明する第2の実施形態においても、同様である。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る感光性ウエブの貼り付け装置を組み込む製造装置300の概略構成図である。なお、第1の実施形態に係る製造装置20と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
製造装置300は、貼り付け装置46の下流に配置され、各ガラス基板24間の感光性ウエブ22a、22bを一体的に切断可能な基板間ウエブ切断機構302を備える。
このように構成される製造装置300では、上記の第1の実施形態と同様に貼り付け装置46でラミネートされた貼り付け基板24aは、矢印C方向に搬送される。そして、貼り付け基板24a間が基板間ウエブ切断機構302に対応する位置に至ると、この基板間ウエブ切断機構302は、前記貼り付け基板24aと同一の搬送速度で矢印C方向に移動しながら、該貼り付け基板24a間で2本の感光性ウエブ22a、22bを一体的に切断する。
この切断後に、基板間ウエブ切断機構302は、所定の待機位置に戻される一方、貼り付け基板24aでは、ベースフイルム26及び残存部分30bが順次剥離(枚葉剥離)されて感光性積層体208が製造される。
本発明の第1の実施形態に係る感光性ウエブの貼り付け装置を組み込む製造装置の概略構成図である。 前記製造装置に使用される長尺状感光性ウエブの断面図である。 前記長尺状感光性ウエブに接着ラベルが接着された状態の説明図である。 前記貼り付け装置を構成する駆動機構の概略斜視説明図である。 前記感光性ウエブから保護フイルムを剥離する際の説明図である。 前記ガラス基板に感光性樹脂層が転写された状態の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る感光性ウエブの貼り付け装置を組み込む製造装置の概略構成図である。 特許文献1のフイルム張付装置の概略構成図である。
符号の説明
20、300…製造装置 22a、22b…感光性ウエブ
23a、23b…感光性ウエブロール 24…ガラス基板
24a…貼り付け基板 26…ベースフイルム
28…感光性樹脂層 30…保護フイルム
32a、32b…ウエブ送り出し機構 34…ハーフカット部位
36a、36b…加工機構 44a、44b…剥離機構
45…基板搬送機構 46…貼り付け装置
47a、47b…検出機構 74…基板加熱部
76…搬送部 80…ラミネートローラ対
80a、80b…加熱ローラ 82…駆動機構
84…モータ 86…ロータリエンコーダ
108a、108b…フイルム搬送ローラ 110…基板搬送ローラ
302…基板間ウエブ切断機構

Claims (1)

  1. 支持体上に少なくとも感光材料層が積層される感光性ウエブを、前記感光材料層側が基板に向かうようにして前記基板に貼り付ける感光性ウエブの貼り付け装置であって、
    前記感光性ウエブと前記基板とを加熱挟持してラミネートするラミネートローラ対を備え、
    前記ラミネートローラ対は、前記感光性ウエブに摺接する第1加熱ローラと、
    前記基板に摺接する第2加熱ローラと、
    ラミネート時に前記第2加熱ローラのみを回転駆動させる駆動機構と、
    を有することを特徴とする感光性ウエブの貼り付け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010066323A (ja) * 2008-09-08 2010-03-25 Fujifilm Corp 感光性転写材料、樹脂パターンの形成方法、樹脂パターン付き基板、表示装置及び液晶表示装置

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