JP2008110818A - 感光性ウエブ供給装置及び供給方法 - Google Patents

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誠 清水
Yasuhisa Watanabe
泰寿 渡辺
Masayuki Nakagiri
政幸 中桐
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和芳 末原
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Abstract

【課題】簡単な構成及び工程で、感光性ウエブの幅寸法の変更に容易に対応することができ、作業性を良好に向上させることを可能にする。
【解決手段】第1感光性ウエブ供給装置32aは、感光性ウエブロール23aを支持する第1ロール支持機構48a及び第2ロール支持機構48bと、使用中の感光性ウエブロール23aから繰り出されている感光性ウエブ22aの終端部を吸着保持する第1吸着機構62と、使用前の感光性ウエブロール23aから引き出された感光性ウエブ22aの先端部を吸着保持する第2吸着機構64と、前記感光性ウエブロール23aの幅方向に進退可能なケーシング56と、前記ケーシング56とは個別に構成され、前記感光性ウエブ22aの終端部を受け取って吸着保持することにより、前記ケーシング56が前記幅方向に移動する際に、前記終端部が前記幅方向に移動することを規制する第3吸着機構98とを備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、支持層と少なくとも感光材料層とが積層された感光性ウエブを、前記感光材料層側が基板に向かうようにして前記基板に接着した後、前記感光性ウエブを前記基板から剥離して感光性積層体を製造する製造装置において、前記感光性ウエブがロール状に巻回された感光性ウエブロールを装填し、前記感光性ウエブロールから前記感光性ウエブを繰り出す感光性ウエブ供給装置及び供給方法に関する。
例えば、液晶パネル用基板、プリント配線用基板、PDPパネル用基板では、感光材料(感光性樹脂)層を有する感光性シート体(感光性ウエブ)を基板表面に貼り付けて構成されている。感光性シート体は、可撓性プラスチック支持体上に感光材料層と保護フイルムとが、順次、積層されている。
そこで、この種の感光性シート体の貼り付けに使用される貼り付け装置は、通常、感光性シートがロール状に巻回されたシートロールから前記感光性シートを繰り出すとともに、ガラス基板や樹脂基板等の基板を所定の間隔ずつ離間させて搬送している。そして、基板に貼り付けられる感光材料層の範囲に対応して、感光性シート体から保護フイルムを剥離し、前記感光材料層側が前記基板に向かうようにして前記基板に接着された後、可撓性プラスチック支持体を前記基板から剥離する方式が採用されている。
例えば、特許文献1に開示されているフイルム張付装置における原反フイルムの連続的供給装置では、支持フイルム上に感光性樹脂層及びカバーフイルムが積層されてなる連続フイルム(感光性ウエブ)をフイルム供給ロールから引き出し、前記カバーフイルムを剥離させ、搬送手段により搬送されてくる基板のフイルム張付面側に感光性樹脂層側が位置するようにして、ラミネーションロールによりフイルムを基板に圧着しつつ、基板を搬送するようにされたフイルム張付装置における前記フイルム供給ロールからの原反フイルムを連続的に供給する装置において、セット位置にある先行フイルム供給ロールから巻き出された先行原反フイルムの終端のカバーフイルム側面を定位置で吸引保持する第1の吸着手段と、前記原反フイルムと略同一幅で、片面粘着シートの非粘着面側を吸引保持自在の第2の吸着手段と、後行フイルム供給ロールから巻き出された後行原反フイルムの先端の支持フイルム側面が、前記第2の吸着手段に吸引保持された片面粘着シートの粘着面における原反フイルム長手方向の一部に接着された状態のまま、該第2の吸着手段を、前記第1の吸着手段の位置まで送り、前記片面粘着シートの残りの粘着面に、該第1の吸着手段に吸引保持されている先行原反フイルムの終端の支持フイルム側面を圧着させる搬送手段と、を有してなることを特徴としている。
特開平8−258237号公報(図3)
通常、種々の異なるサイズの液晶パネルやプラズマディスプレイ等に対応して、感光性ウエブの幅寸法も多種類の異なるサイズが設定されている。その際、上記の特許文献1では、感光性ウエブの幅寸法の変更に容易に対応することができないおそれがある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な構成及び工程で、感光性ウエブの幅寸法の変更に容易に対応することができ、作業性を良好に向上させることが可能な感光性ウエブ供給装置及び供給方法を提供することを目的とする。
本発明は、支持層と少なくとも感光材料層とが積層された感光性ウエブを、前記感光材料層側が基板に向かうようにして前記基板に接着した後、前記感光性ウエブを前記基板から剥離して感光性積層体を製造する製造装置において、前記感光性ウエブがロール状に巻回された感光性ウエブロールを装填し、前記感光性ウエブロールから前記感光性ウエブを繰り出す感光性ウエブ供給装置及び供給方法に関するものである。
感光性ウエブ供給装置は、感光性ウエブがロール状に巻回された感光性ウエブロールを支持する少なくとも2つのロール支持機構と、一方の前記ロール支持機構に支持される前記感光性ウエブロールから繰り出されている前記感光性ウエブの終端部を吸着保持する第1吸着機構と、他方の前記ロール支持機構に支持される使用前の前記感光性ウエブロールから引き出された前記感光性ウエブの先端部を吸着保持する第2吸着機構と、少なくとも前記ロール支持機構、前記第1吸着機構及び前記第2吸着機構が装着され、前記感光性ウエブロールの幅方向に進退可能なケーシングと、前記ケーシングとは個別に構成され、前記第1吸着機構に吸着保持されている前記感光性ウエブの終端部を受け取って吸着保持することにより、前記ケーシングが前記幅方向に移動する際に、前記終端部が前記幅方向に移動することを規制する第3吸着機構とを備えている。
また、ケーシングには、感光性ウエブの終端部と使用前の感光性ウエブの先端部とを接合する接合部材供給機構が装着されることが好ましい。
さらに、本発明の感光性ウエブ供給方法は、一方のロール支持機構に支持される感光性ウエブロールから繰り出されている感光性ウエブの終端部を第1吸着機構により吸着保持する工程と、他方のロール支持機構に支持される使用前の感光性ウエブロールから引き出された感光性ウエブの先端部を第2吸着機構により吸着保持する工程と、前記第1吸着機構に吸着保持される前記感光性ウエブの幅寸法と、前記第2吸着機構に吸着保持される前記感光性ウエブの幅寸法とが異なる際、前記第1吸着機構に吸着保持されている前記感光性ウエブの終端部を第3吸着機構により受け取って吸着保持する工程と、前記第3吸着機構を前記幅方向に固定した状態で、少なくとも前記ロール支持機構、前記第1吸着機構及び前記第2吸着機構が装着されるケーシングを、前記感光性ウエブロールの幅方向に進退させて前記第2吸着機構に吸着保持される前記感光性ウエブの幅方向の位置調整を行う工程と、前記位置調整が行われた後、前記第3吸着機構に吸着保持されている前記感光性ウエブの終端部を前記第1吸着機構により受け取って吸着保持する工程と、前記第1吸着機構に吸着保持されている前記感光性ウエブの終端部と前記第2吸着機構に吸着保持されている前記感光性ウエブの先端部とを接合する工程とを有している。
本発明では、使用中の感光性ウエブの幅寸法と、新たに使用される感光性ウエブの幅寸法とが異なる際、前記使用中の感光性ウエブの終端部を吸着保持する第1吸着機構から第3吸着機構に前記終端部を受け渡した後、ケーシングの移動作用下に、前記新たに使用される感光性ウエブの幅方向の位置調整が行われる。その際、使用中の感光性ウエブの終端部は、第3吸着機構に吸着保持されて幅方向への移動が規制されている。
このため、使用中の感光性ウエブの下流側では、前記感光性ウエブの幅方向のずれ等が惹起されることがなく、残りの感光性ウエブによるラミネート処理が良好に継続される。一方、新たな感光性ウエブでは、ケーシングを介して幅方向の位置調整がなされており、前記新たな感光性ウエブによる新たなラミネート処理が良好に開始される。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る感光性ウエブ供給装置を組み込む感光性積層体の製造装置20の概略構成図である。この製造装置20は、液晶又は有機EL用カラーフィルタの製作工程で、長尺状感光性ウエブ22a、22bの各感光性樹脂層28(後述する)を並列してガラス基板24に熱転写する作業を行う。以下、感光性ウエブ22a、22bがラミネートされたガラス基板24を貼り付け基板24aともいう。感光性ウエブ22a、22bは、それぞれ所定の幅寸法に設定されており、例えば、前記感光性ウエブ22aが前記感光性ウエブ22bよりも幅広に構成されている。
図2は、製造装置20に使用される感光性ウエブ22a、22bの断面図である。この感光性ウエブ22a、22bは、基本的には、可撓性ベースフイルム(支持体)26と、感光性樹脂層(感光材料層)28と、保護フイルム30とを積層して構成される。
図1に示すように、製造装置20は、感光性ウエブ22a、22bをロール状に巻回した2本(2本以上であればよい)の感光性ウエブロール23a、23bを収容し、各感光性ウエブロール23a、23bから前記感光性ウエブ22a、22bを同期して送り出し可能な第1及び第2感光性ウエブ供給装置32a、32bと、送り出された各感光性ウエブ22a、22bの保護フイルム30に幅方向に切断可能な境界位置であるハーフカット部位34を形成する第1及び第2加工機構36a、36bと、一部に非接着部38aを有する接着ラベル38(図3参照)を各保護フイルム30に接着させる第1及び第2ラベル接着機構40a、40bとを備える。
第1及び第2ラベル接着機構40a、40bの下流には、各感光性ウエブ22a、22bをタクト送りから連続送りに変更するための第1及び第2リザーバ機構42a、42bと、各感光性ウエブ22a、22bから保護フイルム30を所定の長さ間隔で剥離させる第1及び第2剥離機構44a、44bと、ガラス基板24を所定の温度に加熱した状態で貼り付け位置に搬送する基板搬送機構45と、前記保護フイルム30の剥離により露出した感光性樹脂層28を前記ガラス基板24に一体的且つ並列に貼り付ける貼り付け機構46とが配設される。
貼り付け機構46における貼り付け位置の上流近傍には、各感光性ウエブ22a、22bの境界位置であるそれぞれのハーフカット部位34を直接検出する第1及び第2検出機構47a、47bが配設される。
第1感光性ウエブ供給装置32a及び第2感光性ウエブ供給装置32bは、同様に構成されるものであり、以下に、前記第1感光性ウエブ供給装置32aについてのみ説明する。
図4に示すように、第1感光性ウエブ供給装置32aは、少なくとも2つの感光性ウエブロール23aを支持する第1ロール支持機構48a及び第2ロール支持機構48bを備え、前記第1ロール支持機構48a及び前記第2ロール支持機構48bは、2軸ターレット50を構成する。
図5に示すように、第1ロール支持機構48a及び第2ロール支持機構48bは、受け台52を設けており、前記受け台52に感光性ウエブロール23aが装填される。この感光性ウエブロール23aは、長尺状の感光性ウエブ22aを軸54に巻回しており、前記軸54の両端が受け台52に回転自在に支持される。
2軸ターレット50は、図4に示すように、ケーシング56に装着されるとともに、このケーシング56は、レール部材58a、58bを介して基台60に対し、感光性ウエブロール23aの幅方向(図5中、矢印D方向)に進退可能に構成される。
ケーシング56には、例えば、第1ロール支持機構48aに支持される感光性ウエブロール23aから繰り出されている感光性ウエブ22aの終端部を吸着保持する第1吸着機構62と、第2ロール支持機構48bに支持される使用前の感光性ウエブロール23aから引き出された感光性ウエブ22aの先端部を吸着保持する第2吸着機構64と、使用中の前記感光性ウエブ22aの終端部と、使用前の前記感光性ウエブ22aの先端部とを接合する接合部材、例えば、接合テープ66を供給する接合テープ供給機構68とが装着される。
第1吸着機構62は、支軸70を支点に揺動可能な揺動部材72を備え、この揺動部材72には、吸着台74a、74bが分割して形成される。吸着台74a、74bは、ウエブ幅方向(矢印D方向)に長尺に構成されており、図6に示すように、複数の吸着室76に分割形成されるとともに、各吸着室76は、それぞれ複数の孔部78を介して外部に解放される。
各吸着室76には、弁80を介してチャンバ82に連通自在であり、前記チャンバ82が図示しないサクションポンプ等に連通している。弁80は、手動あるいは自動操作されるものであり、感光性ウエブ22aの幅寸法に応じて切り換え制御される。吸着台74a、74b間には、カッター84が走行自在に配設される(図4参照)。
第2吸着機構64は、ブラケット86を備え、このブラケット86は、図4に示す感光性ウエブ22aの先端部を吸着保持する位置と、この先端部を使用中の感光性ウエブ22aの後端部に接合させる位置とに移動可能である。このブラケット86には、吸着台88a、88bが分割形成されており、前記吸着台88a、88bは、上記の吸着台74a、74bと同様に構成される。吸着台88a、88b間には、カッター90が走行可能に配置される。
接合テープ供給機構68は、支軸92を支点に揺動可能な揺動部材94を備え、前記揺動部材94の先端側には、接合テープ吸着台96が設けられる。この接合テープ吸着台96は、上記の吸着台74aと同様に構成されている。接合テープ吸着台96に吸着保持されている接合テープ66は、例えば、第2吸着機構64が接合位置に配置された状態で、この第2吸着機構64によって吸着保持されている各感光性ウエブ22aの先端部と後端部とに前記接合テープ66を押しつけて接合するように構成される。
第1吸着機構62の揺動位置(二点鎖線)に対向して、第3吸着機構98がケーシング56とは個別に設けられる。第3吸着機構98は、ケーシング56の外方に且つ幅方向に位置固定されて設けられる支軸100を支点に揺動可能な揺動部材102を備え、この揺動部材102の揺動側先端には、吸着台104が設けられる。この吸着台104は、上記の吸着台74aと同様に構成される。第3吸着機構98は、第1吸着機構62が後方に揺動した際に、この第1吸着機構62の吸着台74aに吸着台104が重なり合う位置に揺動可能である。
第1吸着機構62の下流側には、ケーシング56の外方に位置してフイルム端末位置検出器106が配設される。
図1に示すように、第1及び第2加工機構36a、36bは、第1及び第2感光性ウエブ供給装置32a、32bに収容巻回されている各感光性ウエブロール23a、23bのロール径を算出するためのローラ対150の下流に配置される。第1及び第2加工機構36a、36bは、それぞれ単一の丸刃152を備え、この丸刃152は、感光性ウエブ22a、22bの幅方向に走行して前記感光性ウエブ22a、22bの所定の位置にハーフカット部位34を形成する。
図2に示すように、ハーフカット部位34は、少なくとも保護フイルム30を切断する必要があり、実際上、この保護フイルム30を確実に切断するために感光性樹脂層28乃至ベースフイルム26まで切り込むように丸刃152の切り込み深さが設定される。丸刃152は、回転することなく固定された状態で、感光性ウエブ22a、22bの幅方向に移動してハーフカット部位34を形成する方式や、前記感光性ウエブ22a、22b上を滑ることなく回転しながら前記幅方向に移動して前記ハーフカット部位34を形成する方式が採用される。
なお、第1及び第2加工機構36a、36bは、それぞれ感光性ウエブ22a、22bの搬送方向(矢印A方向)に所定の距離だけ離間して2台配設し、残存部分30bを挟んで2つのハーフカット部位34を同時に形成してもよい。
ハーフカット部位34は、例えば、両側のガラス基板24にそれぞれ10mmずつ入り込んだ位置に設定される。ガラス基板24間のハーフカット部位34で挟まれた部分は、後述する貼り付け機構46において感光性樹脂層28を前記ガラス基板24に額縁状に貼り付ける際のマスクとして機能するものである。
第1及び第2ラベル接着機構40a、40bは、ガラス基板24間に対応して保護フイルム30の残存部分30bを残すため、剥離側前方の剥離部分30aaと剥離側後方の剥離部分30abとを連結する接着ラベル38を供給する。図2に示すように、保護フイルム30は、残存部分30bを挟んで、先に剥離される部分を前方の剥離部分30aaとする一方、後に剥離される部分を後方の剥離部分30abとする。
図3に示すように、接着ラベル38は、短冊状に構成されており、例えば、保護フイルム30と同一の樹脂材で形成される。接着ラベル38は、中央部に粘着剤が塗布されない非接着部(微粘着を含む)38aを有するとともに、この非接着部38aの両側、すなわち、前記接着ラベル38の長手方向両端部に、前方の剥離部分30aaに接着される第1接着部38bと、後方の剥離部分30abに接着される第2接着部38cとを有する。
図1に示すように、第1及び第2ラベル接着機構40a、40bは、それぞれ最大7枚の接着ラベル38を所定間隔ずつ離間して貼り付け可能な吸着パッド154a〜154gを備えるとともに、前記吸着パッド154a〜154gによる前記接着ラベル38の貼り付け位置には、感光性ウエブ22a、22bを下方から保持するための受け台156が昇降自在に配置される。
第1及び第2リザーバ機構42a、42bは、上流側の感光性ウエブ22a、22bのタクト搬送と、下流側の前記感光性ウエブ22a、22bの連続搬送との速度差を吸収するために、揺動自在なダンサーローラ160を備える。第2リザーバ機構42bには、第1及び第2感光性ウエブ供給装置32a、32bから送り出される各感光性ウエブ22a、22bが貼り付け機構46に至るまでの各搬送路長を同一に調整するためのダンサーローラ161が配設される。
第1及び第2リザーバ機構42a、42bの下流に配置される第1及び第2剥離機構44a、44bは、それぞれ感光性ウエブ22a、22bの送り出し側のテンション変動を遮断し、ラミネート時のテンションを安定化させるためのサクションドラム162を備える。各サクションドラム162の近傍には、剥離ローラ163が配置されるとともに、この剥離ローラ163を介して感光性ウエブ22a、22bから剥離される保護フイルム30は、残存部分30bを除いてそれぞれ保護フイルム巻き取り部164に巻き取られる。
第1及び第2剥離機構44a、44bの下流側には、感光性ウエブ22a、22bにテンションを付与可能な第1及び第2テンション制御機構166a、166bが配設される。第1及び第2テンション制御機構166a、166bは、それぞれシリンダ168を備え、前記シリンダ168の駆動作用下に、それぞれテンションダンサー170が揺動変位することにより、各テンションダンサー170が摺接する感光性ウエブ22a、22bのテンションが調整可能である。
第1及び第2検出機構47a、47bは、レーザセンサやフォトセンサ等の光電センサ172a、172bを備えており、前記光電センサ172a、172bは、ハーフカット部位34の楔状の溝形状部や、保護フイルム30の厚さによる段差、あるいは、これらの組み合わせによる変化を直接検出し、この検出信号を境界位置信号とする。光電センサ172a、172bは、バックアップローラ173a、173bに対向して配置される。なお、光電センサ172a、172bに代えて、非接触変位計やCCDカメラ等の画像検査手段等を用いてもよい。また、CCDカメラは、バックアップローラ173a、173bに対向しない位置に配置してもよい。
基板搬送機構45は、ガラス基板24を挟持するように配設される複数組の基板加熱部(例えば、ヒータ)174と、このガラス基板24を矢印C方向に搬送する搬送部176とを備える。搬送部176には、図示しないエア浮上プレートが配設され、ガラス基板24が浮上されて矢印C方向に搬送される。ガラス基板24の搬送は、ローラコンベアでも行える。
基板加熱部174の上流には、複数のガラス基板24が収容される基板ストッカー171が設けられる。この基板ストッカー171に収容されている各ガラス基板24は、ロボット175のハンド部175aに設けられた吸着パッド179に吸着されて取り出され、基板加熱部174に挿入される。
貼り付け機構46は、上下に配設されるとともに、所定温度に加熱されるゴムローラ180a、180bを備える。ゴムローラ180a、180bには、バックアップローラ182a、182bが摺接するとともに、前記バックアップローラ182bは、ローラクランプ部183を構成する加圧シリンダ184a、184bによりゴムローラ180b側に押圧される。
ゴムローラ180aの近傍には、感光性ウエブ22a、22bが前記ゴムローラ180aに接触することを防止するための接触防止ローラ186が移動可能に配設される。貼り付け機構46の上流近傍には、感光性ウエブ22a、22bを予め所定温度に予備加熱するための予備加熱部187が配設される。この予備加熱部187は、例えば、赤外線バーヒータ等の加熱手段を備える。
ガラス基板24は、貼り付け機構46から矢印B方向に延在する搬送路188を介して矢印C方向に搬送される。この搬送路188には、フイルム搬送ローラ190a、190bと基板搬送ローラ192とが配設される。ゴムローラ180a、180bと基板搬送ローラ192との間隔は、ガラス基板24の一枚分の長さ以下に設定されることが好ましい。
貼り付け機構46の下流に、冷却機構200とベース自動剥離機構202とが設けられる。ベース自動剥離機構202は、各ガラス基板24が所定間隔ずつ離間して貼り付けられている長尺なベースフイルム26を連続して剥離するものであり、プレ剥離部204と比較的小径な剥離ローラ206と巻き取り軸208とを備えている。巻き取り軸208は、駆動時にトルク制御してベースフイルム26に張力を付与する一方、例えば、剥離ローラ206に張力検出器(図示せず)を設けることにより、張力のフィードバック制御を行うことが好ましい。プレ剥離部204は、ガラス基板24間で昇降可能な剥離バー210を備える。
ベース自動剥離機構202の下流には、ガラス基板24に実際に貼り付けられた感光性樹脂層28のエリア位置を測定する測定器212が配設される。この測定器212は、例えば、CCD等のカメラ214を備え、感光性樹脂層28が貼り付けられたガラス基板24を撮影するために前記カメラ214が配設される。
ベース自動剥離機構202の下流には、複数の感光性積層体216が収容される感光性積層体ストッカー218が設けられる。ベース自動剥離機構202で貼り付け基板24aからベースフイルム26及び残存部分30bが剥離された感光性積層体216は、ロボット220のハンド部220aに設けられた吸着パッド222に吸着されて取り出され、感光性積層体ストッカー218に収容される。
製造装置20では、第1及び第2感光性ウエブ供給装置32a、32b、第1及び第2加工機構36a、36b、第1及び第2ラベル接着機構40a、40b、第1及び第2リザーバ機構42a、42b、第1及び第2剥離機構44a、44b、第1及び第2テンション制御機構166a、166b並びに第1及び第2検出機構47a、47bが、貼り付け機構46の上方に配置されているが、これとは逆に、前記第1及び第2感光性ウエブ供給装置32a、32bから前記第1及び第2検出機構47a、47bまでを前記貼り付け機構46の下方に配置し、感光性ウエブ22a、22bの上下が逆になって感光性樹脂層28がガラス基板24の下側に貼り付けてもよく、また、前記製造装置20全体を直線上に構成してもよい。
図1に示すように、製造装置20は、ラミネート工程制御部230を介して全体制御されており、この製造装置20の各機能部毎に、例えば、ラミネート制御部232、基板加熱制御部234及びベース剥離制御部236等が設けられ、これらが工程内ネットワークにより繋がっている。ラミネート工程制御部230は、工場ネットワークに繋がっており、図示しない工場CPUからの指示情報(条件設定や生産情報)の生産管理や稼動管理等、生産のための情報処理を行う。
基板加熱制御部234は、上流工程からガラス基板24を受け入れ、このガラス基板24を所望の温度まで加熱して貼り付け機構46に供給する動作及び該ガラス基板24の情報のハンドリング等を制御する。
ラミネート制御部232は、工程全体のマスターとして、各機能部の制御を行うものであり、第1及び第2検出機構47a、47bにより検出された感光性ウエブ22a、22bのハーフカット部位34の位置情報に基づいて、貼り付け位置における各境界位置とガラス基板24との相対位置及び各境界位置同士の相対位置を制御可能な制御機構を構成している。
ベース剥離制御部236は、貼り付け機構46から供給される貼り付け基板24aからベースフイルム26を剥離し、さらに下流工程に感光性積層体216を排出する動作の制御を行うとともに、前記貼り付け基板24a及び前記感光性積層体216の情報をハンドリング制御する。
製造装置20内は、仕切り壁240を介して第1クリーンルーム242aと第2クリーンルーム242bとに仕切られる。第1クリーンルーム242aには、第1及び第2感光性ウエブ供給装置32a、32bから第1及び第2テンション制御機構166a、166bまでが収容されるとともに、第2クリーンルーム242bには、第1及び第2検出機構47a、47b以降が収容される。第1クリーンルーム242aと第2クリーンルーム242bとは、貫通部244を介して連通する。
このように構成される製造装置20の動作について、以下に説明する。
先ず、第1及び第2感光性ウエブ供給装置32a、32bに取り付けられている各感光性ウエブロール23a、23bから感光性ウエブ22a、22bが送り出される。感光性ウエブ22a、22bは、第1及び第2加工機構36a、36bに搬送される。
第1及び第2加工機構36a、36bでは、丸刃152が感光性ウエブ22a、22bの幅方向に移動して、前記感光性ウエブ22a、22bを保護フイルム30から感光性樹脂層28乃至ベースフイルム26まで切り込んでハーフカット部位34を形成する(図2参照)。さらに、感光性ウエブ22a、22bは、図1に示すように、保護フイルム30の残存部分30bの寸法に対応して矢印A方向に搬送された後に停止され、丸刃152の走行作用下にハーフカット部位34が形成される。これにより、感光性ウエブ22a、22bには、残存部分30bを挟んで前方の剥離部分30aaと後方の剥離部分30abとが設けられる(図2参照)。
次いで、各感光性ウエブ22a、22bは、第1及び第2ラベル接着機構40a、40bに搬送されて、保護フイルム30の所定の貼り付け部位が受け台156上に配置される。第1及び第2ラベル接着機構40a、40bでは、所定枚数の接着ラベル38が吸着パッド154a〜154gにより吸着保持され、各接着ラベル38が保護フイルム30の残存部分30bを跨いで、前方の剥離部分30aaと後方の剥離部分30abとに一体的に接着される(図3参照)。
例えば、7本の接着ラベル38が接着された感光性ウエブ22a、22bは、図1に示すように、第1及び第2リザーバ機構42a、42bを介して送り出し側のテンション変動を防いだ後、第1及び第2剥離機構44a、44bに連続的に搬送される。第1及び第2剥離機構44a、44bでは、図7に示すように、感光性ウエブ22a、22bのベースフイルム26がサクションドラム162に吸着保持されるとともに、保護フイルム30が残存部分30bを残して前記感光性ウエブ22a、22bから剥離される。この保護フイルム30は、剥離ローラ163を介して剥離されて保護フイルム巻き取り部164に巻き取られる(図1参照)。
第1及び第2剥離機構44a、44bの作用下に、保護フイルム30が残存部分30bを残してベースフイルム26から剥離された後、感光性ウエブ22a、22bは、第1及び第2テンション制御機構166a、166bによってテンション調整が行われ、さらに第1及び第2検出機構47a、47bで光電センサ172a、172bによりハーフカット部位34の検出が行われる。
各感光性ウエブ22a、22bは、ハーフカット部位34の検出情報に基づいて、フイルム搬送ローラ190a、190bの回転作用下に、それぞれ貼り付け機構46に定量搬送される。一方、ガラス基板24は、基板搬送機構45の作用下に、予め加熱された状態で貼り付け位置に搬送される。このガラス基板24は、並列されている感光性ウエブ22a、22bの感光性樹脂層28の貼り付け部分に対応してゴムローラ180a、180b間に一旦配置される。
この状態で、バックアップローラ182b及びゴムローラ180bを上昇させることにより、ゴムローラ180a、180b間にガラス基板24が所定のプレス圧力で挟み込まれる。さらに、ゴムローラ180aの回転作用下に、このガラス基板24には、並列されている各感光性樹脂層28が転写(ラミネート)される。
ここで、ラミネート条件としては、速度が1.0m/min〜10.0m/min、ゴムローラ180a、180bの温度が90℃〜140℃、前記ゴムローラ180a、180bのゴム硬度が40度〜190度、該ゴムローラ180a、180bのプレス圧(線圧)が50N/cm〜400N/cmである。
ゴムローラ180a、180bを介してガラス基板24に感光性ウエブ22a、22bの一枚分のラミネートが終了すると、前記ゴムローラ180aの回転が停止される一方、前記感光性ウエブ22a、22bがラミネートされた前記ガラス基板24、すなわち、貼り付け基板24aが基板搬送ローラ192によりクランプされる。
そして、ゴムローラ180bが、ゴムローラ180aから離間する方向に退避してクランプが解除されるとともに、基板搬送ローラ192の回転が開始されて、貼り付け基板24aが矢印C方向に定量搬送され、感光性ウエブ22a、22bの基板間位置がゴムローラ180aの下方付近の所定位置に移動する。一方、基板搬送機構45を介して次なるガラス基板24が貼り付け位置に向かって搬送される。
この次なるガラス基板24の先端がゴムローラ180a、180b間に配置されると、前記ゴムローラ180bが上昇して、前記ゴムローラ180a、180bにより前記次なるガラス基板24と感光性ウエブ22a、22bとがクランプされる。そして、ゴムローラ180a、180b及び基板搬送ローラ192の回転作用下にラミネートが開始されるとともに、貼り付け基板24aが矢印C方向に搬送される。
その際、貼り付け基板24aは、図8に示すように、それぞれの端部同士が残存部分30bによって覆われている。従って、感光性樹脂層28がガラス基板24に転写される際、ゴムローラ180a、180bが前記感光性樹脂層28により汚れることがない。
貼り付け機構46でラミネートされた貼り付け基板24aは、冷却機構200を通って冷却された後、プレ剥離部204に移送される。このプレ剥離部204では、剥離バー210が上昇することにより、保護フイルム30の残存部分30bが隣接するガラス基板24の後端及び先端から剥離される。次いで、ベース自動剥離機構202では、巻き取り軸208の回転作用下に、貼り付け基板24aからベースフイルム26が連続して巻き取られる。
ベースフイルム26が剥離されたガラス基板24は、測定器212に対応する検査ステーションに配置される。この検査ステーションでは、ガラス基板24が位置決め固定された状態で、カメラ214によりガラス基板24と感光性樹脂層28の画像を取り込む。そして、画像処理が施されることにより、貼り付け位置が演算される。
次いで、本実施形態に係る感光性ウエブ供給方法について、以下に説明する。
図4に示すように、第1ロール支持機構48aに装着されている感光性ウエブロール23aから繰り出される感光性ウエブ22aの残量が設定量以下となると、この感光性ウエブ22aの後端部を切断して、新たな感光性ウエブロール23aから引き出される感光性ウエブ22aの先端部と接合する作業が行われる。
具体的には、第1吸着機構62を構成する揺動部材72が、支軸70を支点にして二点鎖線の位置から実線の位置まで揺動する。第1吸着機構62は、吸着台74a、74bを介して感光性ウエブ22aが吸着保持された状態で、前記吸着台74a、74b間にカッター84が走行されることにより、前記感光性ウエブ22aが切断される。一方、第2吸着機構64では、使用前の感光性ウエブ22aの先端部が吸着台88a、88bを介して吸着保持された状態で、カッター90を介して切断されている。
そこで、吸着台74bによる感光性ウエブ22aの吸着作用が解除された後、2軸ターレット50が180°反転されて、第2ロール支持機構48bに装填されている感光性ウエブロール23aが、第1ロール支持機構48aと入れ替わって繰り出し位置に配置されるとともに、第2吸着機構64が、第1吸着機構62に対向する位置に配置される(図9参照)。
この状態で、第2吸着機構64を構成する吸着台88bが吸引される一方、第1吸着機構62を構成する吸着台74aによる吸着が解除される。従って、貼り付け機構46側に繰り出されている感光性ウエブ22aの後端は、吸着台88bに吸着保持される。このため、第2吸着機構64を構成する吸着台88a、88bには、互いに接合される各感光性ウエブ22aの先端部と後端部とが吸着保持される。
次に、第1吸着機構62が支軸70を支点にして退避位置に揺動した後、接合テープ供給機構68が駆動される。このため、図10に示すように、接合テープ供給機構68を構成する接合テープ吸着台96が、第2吸着機構64を構成する吸着台88a、88bに対向し、前記吸着台88a、88bに吸着保持されている各感光性ウエブ22aの先端部と後端部とに接合テープ66を供給し、前記先端部と前記後端部との接合が行われる。これにより、感光性ウエブロール23aの切り替え作業が遂行される。
ところで、ガラス基板24に貼り付けられる感光性ウエブ22a、22bの幅寸法は、種々の異なる寸法に設定されている。例えば、図11に示すように、ガラス基板24の幅方向の寸法Lに対して、感光性ウエブ22aは、L1、L2及びL3の異なる幅寸法に設定される一方、感光性ウエブ22aは、L4、L5及びL6の異なる幅寸法に設定されている。
さらに、図示しないが、ガラス基板24の幅寸法Lが異なる際には、感光性ウエブ22aの幅寸法及び感光性ウエブ22bの幅寸法は、さらに異なる寸法に設定されている。
そこで、前回までのラミネート処理で使用されている感光性ウエブ22aの幅寸法と、次回のラミネート処理に使用される新たな感光性ウエブ22aとの幅寸法が異なる場合には、以下の処理が行われる。
先ず、図4に示すように、前回のラミネート処理に使用されている感光性ウエブ22aの後端部が、第1吸着機構62に吸着保持されてカッター84により切断される。そして、吸着台74bによる吸着作用は解除された後、第1吸着機構62は、吸着台74aに感光性ウエブ22aの後端部を吸着した状態で後方に揺動する。
この状態で、図12に示すように、第3吸着機構98が、支軸100を支点にして第1吸着機構62側に揺動し、この第3吸着機構98の吸着台104を前記第1吸着機構62の吸着台74aに対応して配置させる。そして、吸着台104が吸引を開始する一方、吸着台74aによる吸引が解除されることにより、感光性ウエブ22aの後端部は、第1吸着機構62から第3吸着機構98に受け渡される。
次に、ケーシング56は、感光性ウエブ22aの幅方向(矢印D方向)に位置調整される。すなわち、図11に示すように、種々の幅寸法の異なる感光性ウエブ22aは、常に、ガラス基板24の一端部から所定の距離だけ離間した端面位置Pを基準配置位置として、前記ガラス基板24に貼り付けられている。
一方、図5に示すように、第1ロール支持機構48a及び第2ロール支持機構48bを構成する受け台52には、それぞれ軸54を介して感光性ウエブロール23aが装着されており、それぞれ寸法の異なる感光性ウエブ22aでは、各端面位置が異なっている。
このため、例えば、前回のラミネート処理に使用されている幅寸法の小さな感光性ウエブ22aに、次回のラミネート処理に使用される幅寸法の大きな感光性ウエブ22aを接合する際には、これらの端部位置間の距離Wだけ位置調整する必要がある。すなわち、次回のラミネート処理に使用される幅広な感光性ウエブ22aを矢印D1方向に距離Wだけ位置調整することにより、この幅広な感光性ウエブ22aの端部位置を、基準配置位置である端面位置Pに調整することができるからである。
従って、上記のように、前回のラミネート処理に使用されている幅狭な感光性ウエブ22aの後端部を、ケーシング56とは個別に構成されている第3吸着機構98により吸着保持した状態で、前記ケーシング56が矢印D1方向に距離Wだけ移動される。これにより、第2ロール支持機構48bに装着されている感光性ウエブロール23aは、感光性ウエブ22aが端面位置Pに位置調整されることになる。
次いで、第3吸着機構98の吸着台104に吸着保持されている感光性ウエブ22aの後端部は、第1吸着機構62を構成する吸着台74aにより吸着保持された後、前記第3吸着機構98が後方に揺動変位する。一方、第1吸着機構62は、前方に揺動変位して、図4に示す位置に配置された後、2軸ターレット50が旋回して第2吸着機構64が第1吸着機構62に対向する位置に配置される。
第2吸着機構64では、予め吸着台88a、88bにより感光性ウエブ22aの先端部が吸着され、前記吸着台88a、88b間がカッター90により切断されて、前記吸着台88aにのみ前記感光性ウエブ22aの先端部が吸着保持されている。従って、上記と同様に、第2吸着機構64の吸着台88bには、第1吸着機構62から感光性ウエブ22aの後端部が受け渡された後、それぞれ幅寸法の異なる感光性ウエブ22a同士が接合テープ66によって接合される。
これにより、第1の実施形態では、次回のラミネート処理に使用される感光性ウエブ22aの幅方向に調整を行うためにケーシング56が移動される際、前回のラミネート処理に使用されている感光性ウエブ22aの後端部は、このケーシング56とは個別に構成される第3吸着機構98に吸着保持されて幅方向への移動が規制されている。このため、前回の感光性ウエブ22aの下流側では、この感光性ウエブ22aの幅方向のずれ等が惹起することがなく、残りの該感光性ウエブ22aによるラミネート処理が良好に継続される。
一方、新たな感光性ウエブ22aでは、ケーシング56を介して幅方向の位置調整がなされている。従って、前記新たな感光性ウエブ22aの端面を、端面位置Pに対して正確に位置調整が行われ、該新たな感光性ウエブ22aによるラミネート処理が良好且つ高精度に開始されるという効果が得られる。
なお、第1感光性ウエブ供給装置32a側についてのみ説明したが、第2感光性ウエブ供給装置32bにおいても、同様の効果が得られる。
また、第1の実施形態では、2本の感光性ウエブロール23a、23bを用いているが、これに限定されるものではなく、1本の感光性ウエブロールや、3本以上の感光性ウエブロールを採用してもよい。また、以下に説明する第2の実施形態においても、同様である。
図13は、本発明の第2の実施形態に係る製造装置300の概略構成図である。なお、第1の実施形態に係る製造装置20と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
製造装置300は、貼り付け機構46の下流に配置され、各ガラス基板24間の感光性ウエブ22a、22bを一体的に切断可能な基板間ウエブ切断機構302を備える。
このように構成される製造装置300では、上記の第1の実施形態と同様に貼り付け機構46でラミネートされた貼り付け基板24aは、矢印C方向に搬送される。そして、貼り付け基板24a間が基板間ウエブ切断機構48に対応する位置に至ると、この基板間ウエブ切断機構302は、前記貼り付け基板24aと同一の搬送速度で矢印C方向に移動しながら、該貼り付け基板24a間で2本の感光性ウエブ22a、22bを一体的に切断する。
この切断後に、基板間ウエブ切断機構302は、所定の待機位置に戻される一方、貼り付け基板24aでは、ベースフイルム26及び残存部分30bが順次剥離(枚葉剥離)されて感光性積層体216が製造される。
本発明の第1の実施形態に係る感光性ウエブ供給装置を組み込む製造装置の概略構成図である。 前記製造装置に使用される長尺状感光性ウエブの断面図である。 前記長尺状感光性ウエブに接着ラベルが接着された状態の説明図である。 感光性ウエブ供給装置の説明図である。 前記感光性ウエブ供給装置を構成する受け台の説明図である。 前記感光性ウエブ供給装置を構成する吸着台の説明図である。 前記長尺状感光性ウエブから保護フイルムを剥離する際の説明図である。 ガラス基板に感光性樹脂層が転写された状態の説明図である。 前記感光性ウエブ供給装置の動作説明図である。 前記感光性ウエブ供給装置の動作説明図である。 ガラス基板に貼り付けられる前記長尺状感光性ウエブの幅寸法の説明図である。 前記感光性ウエブ供給装置の動作説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る製造装置の概略構成図である。
符号の説明
20、300…製造装置 22a、22b…感光性ウエブ
23a、23b…感光性ウエブロール 24…ガラス基板
26…ベースフイルム 28…感光性樹脂層
30…保護フイルム 32a、32b…感光性ウエブ供給装置
34…ハーフカット部位 40a、40b…ラベル接着機構
44a、44b…剥離機構 45…基板搬送機構
46…貼り付け機構 48a、48b…ロール支持機構
52…受け台 56…ケーシング
62、64、98…吸着機構 66…接合テープ
68…接合テープ供給機構
74a、74b、88a、88b、104…吸着台
96…接合テープ吸着台 174…基板加熱部
176…搬送部 180a、180b…ゴムローラ
190a、190b…フイルム搬送ローラ
192…基板搬送ローラ 202…ベース自動剥離機構

Claims (3)

  1. 支持層と少なくとも感光材料層とが積層された感光性ウエブを、前記感光材料層側が基板に向かうようにして前記基板に接着した後、前記感光性ウエブを前記基板から剥離して感光性積層体を製造する製造装置において、前記感光性ウエブがロール状に巻回された感光性ウエブロールを装填し、前記感光性ウエブロールから前記感光性ウエブを繰り出す感光性ウエブ供給装置であって、
    前記感光性ウエブ供給装置は、前記感光性ウエブがロール状に巻回された感光性ウエブロールを支持する少なくとも2つのロール支持機構と、
    一方の前記ロール支持機構に支持される前記感光性ウエブロールから繰り出されている前記感光性ウエブの終端部を吸着保持する第1吸着機構と、
    他方の前記ロール支持機構に支持される使用前の前記感光性ウエブロールから引き出された前記感光性ウエブの先端部を吸着保持する第2吸着機構と、
    少なくとも前記ロール支持機構、前記第1吸着機構及び前記第2吸着機構が装着され、前記感光性ウエブロールの幅方向に進退可能なケーシングと、
    前記ケーシングとは個別に構成され、前記第1吸着機構に吸着保持されている前記感光性ウエブの終端部を受け取って吸着保持することにより、前記ケーシングが前記幅方向に移動する際に、前記終端部が前記幅方向に移動することを規制する第3吸着機構と、
    を備えることを特徴とする感光性ウエブ供給装置。
  2. 請求項1記載の感光性ウエブ供給装置において、前記ケーシングには、前記感光性ウエブの終端部と使用前の前記感光性ウエブの先端部とを接合する接合部材供給機構が装着されることを特徴とする感光性ウエブ供給装置。
  3. 支持層と少なくとも感光材料層とが積層された感光性ウエブを、前記感光材料層側が基板に向かうようにして前記基板に接着した後、前記感光性ウエブを前記基板から剥離して感光性積層体を製造する製造装置において、前記感光性ウエブがロール状に巻回された感光性ウエブロールを装填し、前記感光性ウエブロールから前記感光性ウエブを繰り出す感光性ウエブ供給方法であって、
    一方のロール支持機構に支持される前記感光性ウエブロールから繰り出されている前記感光性ウエブの終端部を第1吸着機構により吸着保持する工程と、
    他方のロール支持機構に支持される使用前の前記感光性ウエブロールから引き出された前記感光性ウエブの先端部を第2吸着機構により吸着保持する工程と、
    前記第1吸着機構に吸着保持される前記感光性ウエブの幅寸法と、前記第2吸着機構に吸着保持される前記感光性ウエブの幅寸法とが異なる際、前記第1吸着機構に吸着保持されている前記感光性ウエブの終端部を第3吸着機構により受け取って吸着保持する工程と、
    前記第3吸着機構を前記幅方向に固定した状態で、少なくとも前記ロール支持機構、前記第1吸着機構及び前記第2吸着機構が装着されるケーシングを、前記感光性ウエブロールの幅方向に進退させて前記第2吸着機構に吸着保持される前記感光性ウエブの幅方向の位置調整を行う工程と、
    前記位置調整が行われた後、前記第3吸着機構に吸着保持されている前記感光性ウエブの終端部を前記第1吸着機構により受け取って吸着保持する工程と、
    前記第1吸着機構に吸着保持されている前記感光性ウエブの終端部と前記第2吸着機構に吸着保持されている前記感光性ウエブの先端部とを接合する工程と、
    を有することを特徴とする感光性ウエブ供給方法。
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