JP2018015828A - 切断システム及び切断方法 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、被切断物を切断しようとした場合、特に多軸ロボット装置の腕部の関節の動き(回転運動)によって、腕部の先端が円弧を描く動きをするため、切断刃を正確に直線的に駆動させることができない。この状態で、被切断物を切断刃によって切断しようとすると、切断中に切断刃が浮き上がる動きをする。従って、被切断物を真直ぐに切断することが困難である。
この構成によれば、作業者が切断刃の姿勢を遠隔操作装置のモニター60で確認することができる。したがって、作業者は切断状況をアナログで確認しながら制御することができるので、切断中でも切断刃の姿勢を細かに制御することができ、被切断物を真直ぐに切断することができる。
この構成によれば、切断刃を正確かつ確実に直線駆動することができる。したがって、切断刃の刃面が被切断物に対して直角となるように切断刃を駆動することができ、被切断物を切断刃によって真直ぐに切断することができる。
この構成によれば、被切断物の切断される部分を掴んで切断することができるので、被切断物の切断部分に負荷が加わることはなく、スムーズに被切断物を切断し切取ることができる。
この方法によれば、把持装置によって、被切断物の切取られる部分を掴みながら、被切断物を切断することができるので、切断時に、被切断物の切断部分に負荷が加わり、切断刃が噛むことを防ぐことができる。したがって、被切断物をスムーズに切断して、切取ることができる。
この方法によれば、把持装置の遠隔操作によって、被切断物の切取られた部分を掴んで回収することができるので、作業者が立ち入ることが困難な作業現場からでも切取られた部分を簡単に回収することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る切断システムの概要を示すブロック図である。図2は、切断システムの概要を示す側面図である。図3は、切断用多軸ロボットを現場に設置したときの状態を示す斜視図である。図4は、切断用多軸ロボットの拡大斜視図である。図5は、切断用多軸ロボットを作業現場に搬送する吊り枠体7の拡大斜視図である。図6は、切断刃駆動装置の拡大斜視図であり、被切断物を垂直に切断するときの切断刃の支持状態を示す図である。図7は、切断刃駆動装置において切断刃の取付け位置が変更された状態を示す拡大斜視図である。図8は、把持装置が把持用多軸ロボット装置に取付けられた状態を示す拡大側面図である。図9は、把持装置を示す拡大側面図である。
図1〜図5に示すように、切断システムは、腕部1Aの先端に円盤状の切断刃100を取付け、腕部1Aの駆動によって、切断刃100を被切断物であるカバー7の設置場所へ搬送する切断用多軸ロボット装置2と、切断刃100を直線駆動する切断刃駆動装置2と、切断刃100の刃面100Aがカバー7の板面に対して直角となるように切断刃100の姿勢を制御する切断刃姿勢制御装置3と、カバー7が切断されて切取られる部分を掴む把持装置4と、把持装置4をカバー7の設置場所に搬送する把持用多軸ロボット装置5と、切断用多軸ロボット装置1、切断刃駆動装置2、切断刃姿勢制御装置3、把持装置4及び把持用多軸ロボット装置5を外部から作動制御する遠隔操作装置6を有している。
図3に示すように、切断用多軸ロボット装置(以下、クローラーロボットという)1は基台1A上の中央部分に設置されている。切断用多軸ロボット1の腕部1Bの先端には切断刃駆動装置2が取り付けられている。
切断刃100が、クローラーロボット1の腕部1Aの先端に取付けられているので、腕部10Aの駆動によって、障害物を避けて切断刃100をカバー7の設置場所へ搬送することができる。
吊り枠体9は、四角形状の天井部9Aと、天井部9Aの四隅部に垂下形成されている4本の脚部9Bを有している。したがって、クローラーロボット1は天井部9Aの下で各脚部9Bによって囲まれたスペースに位置する状態になる。
なお、各脚部9Bの基台1A上への位置決め構造及び取付け構造は同一につき、以下の説明においては、1本の脚部9Bについて説明する。
脚部9Bの先端には第1嵌合体10Aが取り付けられており、第1嵌合体10Aを基台1Aに取り付けられている第2嵌合体10Bに嵌合させることにより脚部9Bを基台1A上に位置決めすることができる。そして、第1嵌合体10Aと第2嵌合体10Bとの間に設けられている取付け装置(図示は省略する)を作動させることにより脚部9Bの先端を基台1a上に取付け固定する。
吊り枠体9が取り付けられたクローラーロボット1は天井部9Aに取り付けられている吊り部9Cにワイヤー(図示は省略する)を取付け、ワイヤーを搬送クレーン(図示は省略する)によって引き上げることにより、クローラーロボット1を作業現場へ搬入する。
また、作業現場にクローラーロボット1を設置した後、取り付け装置の作動を解除することにより、脚部9Bを基台1A上から取り外し、吊り枠体9だけを作業現場から搬出し回収する。
図6に示すように、切断刃駆動装置2はラック・アンド・ピニオン機構20を備えている。ラック・アンド・ピニオン機構20は、モータ部20Aと、モータ部20Aの駆動により回転させられるピニオン部20Bと、ピニオン部20Bの駆動により往復直線動させられるラック部20Cとからなり、ピニオン部20Bの回転をラック部20Cにより直線動に変換する機構である。
クローラーロボット1の腕部1Bの先端に取付けられた切断刃駆動装置2のラック部20Cの先端に切断刃100を取付けることにより、障害物が多く存在して作業が行い難い作業現場に設置されているカバー7の位置に切断刃100を搬送し、カバー7を真直ぐに切断することができる。
図3に示すように、切断刃姿勢制御装置3はアウトリガー30を備えている。アウトリガー30は基台1Aに取付けられるクローラーロボット1を水平に支持するためのものである。アウトリガー30は4本の支持脚部31を有し、支持脚部31は、基台1Aにおいて、吊り枠体9の脚部9Bが設置される近傍に開閉自在に取付けられている。クローラーロボット1が作業現場に設置されるとアウトリガー30の各支持脚部31が開かれ、クローラーロボット1が支持される構造となっている。なお、アウトリガー30の各支持脚部31はクローラーロボット1を搬送するときは、閉じられた状態になる。
したがって、クローラーロボット1の腕部1Bの回転駆動等に影響されずにカバー7を真直ぐに切断することができる
図2及び図8に示すように、搬送クレーン13の先端には把持用多軸ロボット装置(以下、クレーンロボットという)5が取り付けられている。クレーンロボット5はクローラーロボット1と同じように6関節を備えた6軸ロボットである。クレーンロボット5の構成はクローラーロボット1の構成と同一につき詳細な説明は省略する。搬送クレーン13の先端にはクローラーロボット1の水平状態と切断刃100の姿勢を確認し調整するための第6監視用カメラ8F及び第7監視用カメラ8Gが取付けられている。
把持装置4はクレーンロボット5の腕部5Aの先端に取り付けられており、把持装置4は、搬送クレーン13の回転操作によって、180度の範囲で水平方向に回転自在である。
把持装置4には、図9に示すように、開閉自在な一対の把持部40を有し、把持部40は油圧ピストン・シリンダ機構41を構成するピストン部42の先端に取付けられている。
カバー7の切断時において、切取られる部分を掴むときは、搬送クレーン13によって把持装置4をカバー7の設置場所へ下ろし、把持部40を閉じることによって切取られる第2ブロック7bの1部を掴む。また、カバー7の切取られた部分を回収するときは、搬送クレーン13によって把持装置4を切取られた部分の位置へ下ろし、把持部40を閉じることによって切取られた部分を掴み回収する。
把持装置4の把持部40のエッジ部分には切断刃(図示は省略する)が形成されており、把持部40の開閉操作により、木の枝等の細い被切断物を切断できる構成となっている。
なお、本実施形態においては、図10に示すように、クレーンロボット5の腕部5Aの先端に切断刃駆動装置2を取り付けることができるようになっている。
切断刃駆動装置14にも切断刃駆動装置2と同じように切断刃100の刃面100Aが被切断物の切断面に対して直角となるように切断刃100の姿勢を制御する機能が備えられている。
切削装置16は水平腕部16Aと水平腕部16Aの先端に取付けられたドリル部16Aを有しており、作業現場に設置されている被切削物にドリル部16Bで穴を開けるために使用される。
切削装置16を搬送クレーン13によって被切削物の設置位置へ下ろすとき、搬送クレーン13の先端に取付けられている第6監視用カメラ8F及び第7監視用カメラ8G、そしてクローラーロボット1に取り付けられている第8監視用カメラ8Hで切削装置16が下ろされる様子及びドリル部16Bによって穴があけられる様子を撮像することができる。したがって、作業者はモニター60で切削装置16が下ろされ様子やドリル部16Bで穴が開けられる様子を確認しながら、搬送クレーン13及び切削装置16を操作することができる。
図2に示すように、遠隔操作装置6は、作業者が立ち入ることが困難な作業現場から離れた位置に設置された操作室や操作車両内に設けられている。
遠隔操作装置6とクローラーロボット1との間、遠隔操作装置6と切断刃駆動装置2との間、遠隔操作装置6と切断刃姿勢制御装置3との間、遠隔操作装置6と把持装置4との間、そして遠隔操作装置6とクレーンロボット5と間は通信ケーブル及び電源ケーブルによって接続されている。
本発明の実施形態のカバー7は、図13に示すように、平行に対向する第1側板70と第2側板71を有するとともに、各側板70、71と直角に交わるL字形状の第3側板72と第4側板73を有している。したがって、カバー7の内部は、第1側板70と、第2側板71と第3測板72と第4側板73によって囲まれ空間部が形成されている。また、カバー7は、第1天板74と第2天板を75有し、各天板74、75は第1側板70及び第2側板71と平行な第5側板76によって連結されている。したがって、カバー7の内部の空間部は第1天板74、第2天板75及び第5側板76によって蓋がされた状態になっている。
なお、図13〜図16において、カバー7の手前側を基準として、水平な横方向をX軸とし、X軸と直交して水平な横方向をZ軸とし、X軸及びZ軸と直交して垂直な下方向をY軸とする。
「ステップ1:ST1」
作業者は、遠隔操作装置6に備えられているモニター60を見ながら、作業現場へ搬送されているクローラーロボット1の腕部1Aの先端を自在に作動させて、切断刃駆動装置2に取付けられている切断刃100を被切断物となるカバー7が設置されている場所に搬送する。
このとき、クローラーロボット1は切断刃100が取り付けられている腕部1Bを上下駆動、前後駆動及び回転駆動させ、腕部1Bを自在に動かすことができる。したがって、作業現場において、多数存在する障害物を避けながら、切断刃100をカバー7の設置場所へ正確かつ確実に搬送することができる。
なお、クローラーロボット1の腕部1Bの先端に切断刃100を駆動する切断刃駆動装置2が取り付けられているが、クローラーロボット1の腕部1Bの操作により、障害物を避けながら搬送することができ、切断刃駆動装置2が切断刃100の搬送の障害となることはない。
先ず、切断刃100としては、図7に示すように、切断刃駆動装置2のラック部20Eが水平方向に直角に折れ曲がり、切断刃100がクローラーロボット1の前方に突き出て、切断刃100の刃面100Aが垂直となるように支持されたもの使用する。
切断刃駆動装置2のピニオン部20B及びラック部20Eに取り付けられている水平器12B及び12Cの状態をカメラ専用クレーン11の第4監視用カメラ8Dを介してモニター60で確認しながら、切断刃100の刃面100Aが第1天板74の板面に対して直角となるように切断刃100の姿勢を制御する。
次に、ラック部20Cを駆動させて、切断刃100を図13中X軸方向に直線駆動させ、第1天板74を第1ライン74Aに沿って切断する。次に、切断刃100を一旦抜き取り、切断刃100を図13中Y軸方向に駆動させ、第4側板76を第1ライン76に沿って切断する。次に、切断刃100を一旦抜き取り、切断刃100を図13中X軸方向に駆動させ、第2天板75を第1ライン75Aに沿って切断する。
なお、切断中においても、作業者はモニター60を見ながら切断刃100の刃面100Aが第1天板74の板面、第4側板76の板面、そして第2天板75の板面に対して直角となるように切断刃100の姿勢を制御する。
次に、切断刃100をカバー7から一旦抜き取り、切断刃100を図3に示すものに交換する。この時、切断刃100は刃面100Aが図3に示す垂直状態から水平状態に支持される。
切断刃駆動装置2のピニオン部20Bに取り付けられている第4水平器12Dとラック部20Cに取り付けられている第5水平器12Eの測定状態をモニター60で確認しながら、切断刃100の刃面100Aが、図14に示すように第3側板72の板面に対して直角となるように切断刃100の姿勢を制御する。
次に、ラック部20Cを駆動させて、切断刃100を図13中X軸方向に直線駆動させ、第3側板72を第1ライン72Aに沿って切断する。
次に、切断刃100を第3側板72から一旦抜き取り、切断刃100を図13中Z軸方向に直線駆動させ、第1側板70を第1ライン70Aに沿って切断する。
なお、切断中においても、作業者はモニター60を見ながら切断刃100の刃面100Aが第3側板72の板面及び第1側板70の板面に対して直角となるように切断刃100の姿勢を制御する。
次に、クローラーンロボット1の腕部1Bを回転させて、切断刃100の刃面100Aが第1天板74の板面に対して垂直となるように切断刃100の支持状態を変更させる。
次に、ピニオン部20Bに取付けられている第2水平器12B及びラック部20Cの先端に取り付けられている第3水平器12Cの測定状態をモニター60で確認しながら、切断刃100の刃面100Aが第1天板74の板面に対して直角となるように切断刃100の姿勢を制御する。
次に、ラック部20Cを駆動させて、切断刃100を図13中Z軸方向に直線駆動させ、第1天板74を第2ライン74Bに沿って切断する。
次に、切断刃100を第1天板74から一旦抜き取り、切断刃100を図中Y軸方向に直線駆動させて、第3側板72を第2ライン72Bに沿って切断する。次に、切断刃100を第1側板72から一旦抜き取り、切断刃100を図13中Z軸方向に直線駆動させ、第2天板75を第2ライン75Bに沿って切断する。
なお、この切断中においても、作業者はモニター60を見ながら切断刃100の刃面100Aが第1天板74の板面、第2天板75の板面及び第3側板72の板面に対して直角となるように切断刃100の姿勢を制御する。
次に、切断刃100をカバー7から一旦抜き取り、切断刃100を図7に示すものに交換する。
切断刃駆動装置2のピニオン部20Bに取付けられている第2水平器12B及びラック部20Cに取り付けられている第3水平器12Cの測定状態を第4監視カメラ8Dで撮像し、その動画をモニター60で確認しながら、切断刃100の刃面100Aが第1側板70の板面に対して直角となるように切断刃100の姿勢を制御する。
次に、ラック部20Cを駆動させて、切断刃100を図13中Y軸方向に直線駆動させ、第1側板70を第2ライン70Bに沿って切断する。
なお、切断中においても、作業者はモニター60を見ながら切断刃100の刃面100Aが第1側板70の板面に対して直角となるように切断刃100の姿勢を制御する。
なお、第1ブロック7aが切取られるとき、先に、第3側板72を水平な第1ライン72Aに沿って切断するとともに、第1側板70を水平な第1ライン70Aに沿って切断し、最後に第1側板70を垂直な第2ラインに沿って切断する。先に、第3側板72を水平な第1ライン72Aに沿って切断するとともに、第1側板70を水平な第1ライン70Aに沿って切断することにより、第1側板70及び第3側板72を水平に切断するときに、切り取られる第1ブロック7aの自重が切断刃100に直接負荷として作用することを防ぐことができる。したがって、切断刃100が切断部分で挟み込まれるようなことはなく、第1ブロック7aをスムーズに切取ることができる。
次に、切断刃100として、図3に示したものを使用して、切断刃100の刃面100Aが第3側板72の板面に対して直角となるように支持する。次に、ピニオン部20Bに取付けられている第2水平器12B、及びラック部20Cに取り付けられている第3水平器20Cの測定状態をモニター60で確認しながら、図15に示すように、切断刃100の刃面100Aが第2側板72の板面に対して直角となるように切断刃100を支持する。
次に、図15及び図16に示すように、カバー7において、第1ブロック7aが切取られることにより開口形成された開口部7cへクレーンロボット5に取付けられた把持装置4を挿入し、把持部40で第1天板74の一部を掴む。
次に、把持部40で第1天板74の一部を掴んだ状態で、ラック部20Cを駆動させて、切断刃100を図16中Y軸方向に直線駆動させ、第3側板72の第3ライン72Cを切断する。
なお、切断中においても、作業者はモニター60を見ながら切断刃100の刃面100Aが第3側板72の板面に対して直角となるように切断刃100の姿勢を制御する。
第2側板72の第3ライン72Cを切断するとき、把持部40によって第1天板74の一部が掴まれ支持されているので、切断時に第2ブロック7bの自重が偏って第3側板72の切断部分(第3ライン72C)に負荷として加わるようなことはなく、切断部分で切断刃100が噛むことを防ぐことができる。したがって、第2ブロック7bをスムーズに切取ることができる。
第2ブロック7aは予め把持部40によって掴まれているので、切断後、第2ブロック7bは、そのまま、クレーンロボット5によってカバー7が設置されている場所から回収される。
また、先に、カバー7から切取られ、作業現場に置かれている第1ブロック7aは把持部40によって掴まれ、クレーンロボット5によって、カバー7が設置されている場所から回収される。
なお、本発明の切断方法は、被切断物の切取られる部分を掴む工程及び被切断物の切取られた部分を回収する工程を含むものには限定されない。
2・・・・・・・・・・・・・・切断刃駆動装置
3・・・・・・・・・・・・・・切断刃姿勢制御装置
4・・・・・・・・・・・・・・把持装置
5・・・・・・・・・・・・・・クレーンロボット(搬送用多軸ロボット装置)
6・・・・・・・・・・・・・・遠隔操作装置
7・・・・・・・・・・・・・・カバー(被切断物)
7a・・・・・・・・・・・・・第1ブロック
7b・・・・・・・・・・・・・第2ブロック
7A〜7H・・・・・・・・・・第1〜第8監視用カメラ
14A〜14E・・・・・・・・第1〜第5水平器
20・・・・・・・・・・・・・ラック・アンド・ピニオン機構
100・・・・・・・・・・・・円盤状の切断刃
100A・・・・・・・・・・・刃面
この構成によれば、作業者が切断刃の姿勢を遠隔操作装置のモニター60で確認することができる。したがって、作業者は切断状況をアナログで確認しながら制御することができるので、切断中でも切断刃の姿勢を細かに制御することができ、被切断物を真直ぐに切断することができる。
この構成によれば、切断刃を正確かつ確実に直線駆動することができる。したがって、切断刃の刃面が被切断物に対して直角となるように切断刃を駆動することができ、被切断物を切断刃によって真直ぐに切断することができる。
Claims (7)
- 腕部の先端に円盤状の切断刃を取付け、前記腕部の駆動によって、前記切断刃を被切断物の設置場所へ搬送する切断用多軸ロボット装置と、
前記切断刃を直線駆動して前記被切断物を切断する切断刃駆動装置と、
前記切断刃の刃面が前記被切断物に対して直角となるように前記切断刃の姿勢を制御する切断刃姿勢制御装置と、
前記各装置を外部から作動制御させる遠隔操作装置と、
を有する切断システム。 - 前記切断刃姿勢制御装置は、前記切断刃の刃面の姿勢を検出する水平器と、前記水平器を撮像する監視カメラを備えている請求項1に記載の切断システム。
- 前記切断刃駆動装置は前記切断刃を駆動するラック・アンド・ピニオン機構を備えている請求項1又は請求項2に記載の切断システム。
- 前記被切断物が切断されて切取られる部分を掴む把持装置と、
前記把持装置を被切断物の設置場所に搬入・搬出する把持用多軸ロボット装置と、
前記各装置を作動させる遠隔操作装置と、
を有する請求項1〜請求項3に記載のいずれかに記載の切断システム。 - 遠隔操作によって被切断物を切断する切断方法であって、
円盤状の切断刃を切断用多軸ロボット装置の腕部の先端に取付け、前記腕部の駆動によって、前記切断刃を前記被切断物の設置場所に搬送する切断刃搬送工程と、
前記切断刃の刃面が前記被切断物に対して直角となるように前記切断刃の姿勢を制御する切断刃姿勢制御工程と、
前記切断刃を直線駆動させて前記被切断物を切断して切取る切断工程と、
を有し、
前記切断工程は、前記被切断物を水平方向に切断する第1切断工程と、前記第1切断工程の切断方向と直交して前記被切断物を垂直に切断する第2切断工程とを有し、前記第1切断工程は前記第2切断工程より先に行われるとともに、前記被切断物を切断して切取る最後の工程で前記第2切断工程を行うことを特徴とする切断方法。 - 前記被切断物が切断されて切取られる部分を掴む把持工程を有する請求項5に記載の切断方法。
- 前記被切断物が切断されて切取られた部分を搬送する回収工程を有する請求項5または請求項6のいずれかに記載の切断方法
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