JP6008681B2 - 裁断機 - Google Patents

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Description

本発明は、シート材料を裁断刃で裁断する裁断機に関する。
従来から、各種の素材のシート材料が裁断機で裁断されている。近年、自動車乗員の安全確保のために用いるエアバッグ用のナイロン織物を裁断する必要も生じている。エアバッグ基布としては、エラストマー樹脂などをコートしないノンコートの素材を使用することが多くなっている。このような素材を裁断刃で機械的に裁断すると、裁断した端部などで繊維が切断されて組織が壊れる起点となり、外力が加わると組織の破損が拡大しやすくなるような解れが生じるおそれがある。ナイロンの繊維は熱可塑性なので、機械的な裁断ではなく、加熱して溶断させれば、端部の繊維は溶着して解れは生じない。加熱を利用する一例として、レーザー光による熱的な裁断が行われる(たとえば、特許文献1参照)。
裁断刃による機械的な裁断でも、軟毛のある織編物シートを裁断刃で裁断する場合に、切られた細毛繊維が遊離して屑となるのを防止するために、加熱が利用されている。たとえば、裁断刃を加熱して、裁断の際に切られた細毛繊維を、織編物シートから裁断された型片などに溶着させ、屑の発生を防止する技術が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開平11−48893号公報 特公昭63−35748号公報
特許文献1のようにレーザー光を用いれば、ノンコートのエアバッグ基布のような、裁断刃を用いる裁断機では裁断が困難な素材のシート材料を1枚ずつ裁断することができる。しかしながら、裁断刃を用いる裁断機で複数枚を積層して裁断可能な素材も多く、このような素材にレーザー光を用いると、裁断効率が悪い。裁断機としてのコストも、レーザー光を用いるものの方が高い。
裁断刃を用いてシート材料を機械的に裁断する裁断機では、ノンコートのエアバッグ基布のような熱可塑性のシート材料は1枚ずつ裁断するけれども、他の素材では積層して効率よく裁断することができる。熱可塑性のシート材料を1枚ずつ裁断する場合には、端部が解れて、裁断精度が低下してしまう。このような場合の解れ防止には、特許文献2のような加熱を利用することが考えられる。しかしながら、加熱源となる裁断刃自体が最も高温になるので、シート材料が裁断刃に溶着するおそれが生じる。また、熱可塑性のシート材料は、少なくとも裁断刃の厚み分だけは溶融するので、素材が減少してしまう。また、裁断機でシート材料を載置する裁断テーブルの表面は、剛毛で形成されている場合が多い。剛毛で形成される表面は、裁断刃が侵入すると屈曲して逃げ、裁断刃が表面から退出すると戻る。このような表面に、高温まで加熱された裁断刃が侵入すると、熱で剛毛を損うおそれもある。
本発明の目的は、熱可塑性のシート材料を、解れ止めを行いながら裁断することができる裁断機を提供することである。
本発明は、裁断テーブルと、裁断テーブルの表面に沿って移動しながら、裁断テーブル上に載置されるシート材料を刃先の向く裁断方向に裁断可能な裁断刃と、裁断刃の刃先の向きを変える回動軸とを備える裁断機において、
熱可塑性のシート材料に接触して加熱すると部分的に融着させることが可能な加熱面を備え、加熱面を裁断刃とは非接触となるように、刃先から裁断方向の前方に間隔をあけて、回動軸と同軸に回動し、少なくとも裁断刃が裁断する部分を含む範囲に接触させて該範囲を裁断に先行して加熱することが可能な加熱部材を含む、
ことを特徴とする裁断機である。
また本発明で、前記加熱面が前記シート材料の表面に接触する範囲には、前記裁断方向に関して、前記刃先よりも後方になる位置を含む、
ことを特徴とする。
また本発明で、前記刃先を通り前記裁断方向に延びる直線上に中心を有する円弧を、外周で裁断方向に対して前方となる側に有する、
ことを特徴とする。
また本発明で、前記加熱熱面を前記シート材料の表面に押圧する押圧機構を含む、
ことを特徴とする。
また本発明で、前記加熱部材は、
裁断時に、裁断刃の周囲で、底面を前記シート材料の表面に当接させて押えるフットプレッサーに設けられ、
シート材料の表面の加熱は、前記加熱面をフットプレッサーの底面と面一になる状態で行う、
ことを特徴とする。
本発明によれば、裁断テーブルと裁断刃とを備える裁断機は、加熱部材を含む。加熱部材の加熱面は、裁断刃の刃先から裁断方向に間隔をあけて、裁断刃とは非接触でシート材料の表面に接触し、少なくとも裁断刃が裁断する部分を含む範囲を加熱し、熱可塑性のシート材料を裁断に先行して部分的に融着させることが可能である。シート材料を、融着させないで裁断すると裁断部分の端部などに解れが生じるおそれがあっても、裁断に先行する融着によって解れ止めを行いながら裁断することができ、裁断の精度を高めることができる。
また本発明によれば、加熱面によってシート材料の表面が融着させられる範囲に、裁断刃の刃先よりも裁断方向に関しては後方になる位置を含む。加熱面で裁断刃の刃先の方向に先行する範囲を加熱する際に、刃先の向きが変って裁断方向が変化しうる範囲を広く含めて、裁断刃の周囲を十分に加熱することができる。
また本発明によれば、加熱面の外周は刃先を通り裁断方向に延びる直線上に中心を有する円弧を含むので、裁断方向が前方を中心に両側に振れても、加熱による解れ止めを先行して同等に行わせることができる。
また本発明によれば、押圧機構で加熱部材の加熱面をシート材料の表面に押圧するので、加熱面をシート材料の表面に適度な押圧力を保って密着させ、確実に融着させて、解れ止めを行わせることができる。
また本発明によれば、フットプレッサーで裁断刃による裁断中のシート材料表面を押えながら、裁断刃が裁断する周囲の範囲への加熱面の接触で、解れ止めのための加熱を行うことができる。
図1は、本発明の実施例1である裁断機1の主要部分の構成を簡略化して示す正面図および底面図、ならびに裁断時の動作を示す平面図である。 図2は、図1に示す裁断刃3と、加熱部材5の加熱面6、および他の形態としての加熱部材5bの加熱面6bとの関係を示す、部分的な底面図である。 図3は、図1の構成をフットプレッサー10に設ける例を示す側面図および底面図である。 図4は、図3の押圧機構13の構成を示す正面図、右側面図および底面図である。 図5は、図4の押圧機構13の動作を示す部分的な正面図である。 図6は、本発明の実施例2、実施例3および実施例4である裁断機21,31,41の主要部分の構成を簡略化して示す正面図である。
以下、図1〜図5で本発明の実施例1について説明する。図6では、本発明の実施例2,3,4について説明する。図1〜図5には対応関係があるけれども、対応する部分の全部を示さずに、図によっては省略している場合がある。同一の図に、複数の方向から見た状態が示される図でも、各方向から見た図の全部に対応する部分を示さずに、一部の図では省略する場合がある。各実施例の説明では、先に説明した部分に対応する部分には同一の参照符を付し、また、共通な事項についても、重複する説明を省略する場合がある。なお、各図の説明では、当該図面には存在せずに先に説明する図には存在する符号を用いて説明する場合がある。
図1(a)は、本発明の実施例1である裁断機1の主要部分の構成を簡略化して示す。裁断機1は、裁断テーブル2と、裁断テーブル2の表面に沿って移動可能な裁断ヘッドに設けられる裁断刃3とを備える。裁断刃3は、たとえば、直線状の刃先3aが裁断テーブル2の表面に垂直な方向に設けられ、この方向に往復動しながら、刃先3aを先端とする刃部3bで裁断テーブル2上に載置されるシート材料4を裁断する。裁断テーブル2では、たとえば下方に真空吸引装置が設けられ、シート材料4を吸引して裁断テーブル2の表面で保持する。裁断時に、裁断刃3は、裁断テーブル2の表面に、刃部3bと峰部3cとを含めた刃幅Wで侵入する。裁断テーブル2の表面は、合成樹脂などの弾性材料による剛毛2aで形成され、裁断刃3が侵入しても変形して逃げ、裁断刃3が退出すれば復元する。
本実施例1の裁断機1には、加熱部材5が含まれる。加熱部材5は、加熱面6を備える。裁断テーブル2上に熱可塑性のシート材料4を載置して裁断する場合に、加熱面6は、シート材料4の表面に接触して、裁断刃3の刃先3aの周囲で、刃部3bから刃先3aに向う裁断方向1aの前方を加熱する。加熱は、裁断刃3による裁断に先行して裁断刃3とは非接触で行われ、シート材料4を部分的に融着させることが可能である。加熱部材5は、裁断刃3で刃先3a向きを変える回動軸と同軸に回動し、刃先3aの向きが変っても裁断方向1aの前方を、裁断直前に融着させて、シート材料4を構成する熱可塑性の繊維同士を接合させ、裁断されても組織が壊れる起点とならないようにして、解れ止めを行うことができる。


加熱部材5には、加熱源としてヒーター7が装着され、温度検出器としての熱電対8も装着される。加熱部材5は、鉄や銅などの金属材料のブロックで形成され、ヒーター7でナイロン繊維などが溶融する温度まで加熱するような場合に、熱電対8で検出する温度に基づいて通電して、加熱面6の温度を制御することができる。
図1(b)は、裁断刃3と加熱部材5との位置関係を示す。加熱部材5の加熱面6は、U字形状を有し、裁断刃3の刃先3a、および刃先3aの両側で刃先3aに続くように傾斜した側面が設けられる範囲の刃部3bを含む周囲を外囲する。加熱部材5の加熱面6がシート材料4の表面に接触して加熱する範囲には、裁断方向1aで刃先3aよりも後方になる位置を含むので、刃先3aから刃部3bの両側までの周囲を十分に加熱することができる。加熱部材5は、取付孔5aを有し、後述するように、加熱面6をシート材料4の表面に押圧する押圧機構13に取付けられる。
裁断刃3は、R軸1Rまわりに裁断方向1aを変えるように回動させることができる。加熱部材5も同軸で、R軸1Rまわりに回動する。したがって、刃先3aの向きがR軸1Rまわりに変っても、常に裁断方向1aの前方に加熱面6が位置し、シート材料4が加熱面6での加熱で融着された後を裁断刃3が通過して裁断する。
図1(c)は、裁断方向1aが曲る場合に、加熱面6が裁断刃3の刃部3bの両側まで加熱する効果を示す。加熱面6の形状は、基本的には刃先3aに対して裁断方向1aの前方のみを加熱可能であれば良いけれども、刃部3bの両側まで加熱すれば、裁断方向1aが時間的に変化する曲線部の裁断でも、先行する加熱で解れ止めを行っている加熱面6の軌跡である融着部4aから外れないようにすることができる。加熱面6のうち、裁断方向1aの前方となる部分は、裁断刃3の刃部3bから離れているので、曲線の裁断時には裁断刃3の刃部3bの軌跡よりも外側の軌跡を通るオーバーハングの状態となる。このオーバーハングの範囲が過大になるのを防ぐため、加熱面6が裁断刃3の刃先3aからあまり離れないように、刃幅W以内に留めることが好ましい。
図2は、(a)で図1に示す裁断刃3と、加熱部材5の加熱面6、および他の形態としての加熱部材5bの加熱面6bとの関係を示す。図1(a)に示すように、加熱面6の形はU字状であり、刃先3aから両側方の刃部3bに沿って裁断方向1aの後方に、刃部3bの全体を覆うように延びる。加熱面6のU字状の前端側は、刃先3aを円心9とする半径Raの外周円弧と、半径raの内周円弧で形成されている。したがって、裁断方向1aが左右に変化する場合でも、加熱による解れ止めを同等に行っておくことができる。
図2(b)には、加熱面6bとして、基本的に円形で、裁断刃3の刃部3bの周囲を欠如させた形状とする例を示す。加熱面6bの形状は、刃先3aとは裁断方向1aの前方に離れた位置の円心9bから半径Rb,rbの外周円弧および内周円弧で形成される。このような加熱面6bでも、図2(a)の加熱面6と同様な解れ止めを行うことができる。
なお、加熱面6,6bでは、外周円弧および内周円弧は共通の円心9,9bを有しているけれども、少なくとも刃先3aから裁断方向1aに延びる直線上に円心9,9bがあれば、外周円弧と内周円弧とは円心が異なっていてもよい。裁断方向1aが左右いずれに変化する場合にも、同等に先行して解れ止めを施してある加熱部分を裁断することができる。
図3は、図1の構成をフットプレッサー10に設ける例を示す。フットプレッサー10は、裁断機1の裁断ヘッドの下部に設けられ、裁断テーブル2の表面に対して昇降し、下降時に、押え部材11の底面がシート材料4の表面を押圧する。押え部材11には、底面の中央付近に裁断孔11aが設けられる。(a)に押え部材11のみは断面視で示すように、裁断孔11aには裁断刃3が貫通して、先端を裁断テーブル2の表面から剛毛2a内に進退させることができる。押え部材11の上方には、ベース部材12が設けられ、図示を省略している昇降機構で昇降移動させることができる。(b)に示すように、押え部材11は円形であり、その円心は、裁断機1のx方向10xおよびy方向10yの交点として、裁断時の位置の基準点となり、裁断刃3に対しては、図1(b)に示すR軸1Rが通る位置となる。裁断刃3の向きを、R軸を中心に変化させる機構は、裁断ヘッドに設けられている。
加熱部材5は、押え部材11とベース部材12との間に設ける押圧機構13に取付けられる。押圧機構13は、ベース部材12に取付けられる取付部材14、取付部材14に対して揺動する揺動部材15、および揺動部材15を押圧する押圧ばね16を含む。取付部材14に対する揺動部材15の揺動は、支持ボルト17によって装着されるブッシング18が揺動軸となって行われる。なお、加熱部材5は、フットプレッサー10には内蔵しないで別に設けたり、フットプレッサー10は設けずに加熱部材5のみを設けるようにすることもできる。
図4は、図3の押圧機構13の構成を示す。取付部材14および揺動部材15は、板状の金属材料を折曲げて形成される。取付部材14は、加熱部材5側にストッパ14aを有し、図3のベース部材12には複数の取付けボルト14b,14cで取付けられる。揺動部材15は、取付部材14に対し、支持ボルト17が貫通するブッシング18の軸部18aが揺動軸となって、加熱部材5が取付けられる側が揺動する。揺動部材15の揺動側は、押圧ばね16によって下方に押圧される。揺動部材15が取付部材14のストッパ14aに当接すると、揺動は停止する。押圧ばね16は、下端で揺動部材15を押え、上端はボルト16aの頭部に嵌って支持される。ボルト16aは、スペーサー16bを介してベース部材12に取付けられる。
加熱部材5は、揺動部材15の揺動端側に、取付部20を介して取付けられる。取付部20は、ボルト20a、ナット20bおよび2つのブッシング20cを含む。ブッシング20cは、フランジ部と軸部とを有し、下側のブッシング20cは、軸部が加熱部材5の取付孔5aに挿入される。上側のブッシング20cでは、軸部がナット20b側に出る。
揺動軸として用いるブッシング18と、加熱部材5の取付けに用いるブッシング20cは、耐熱性と熱絶縁性があるセラミック材料で形成される。これによって、加熱部材5を断熱し、加熱部材5に発生する熱がフットプレッサー10や裁断ヘッドに逃げ難くすることができる。
図5は、図4の押圧機構13の動作を示す。(a)に示すように、押圧ばね16による押圧状態では、揺動部材15の底面が取付部材14のストッパ14aに当接するまで、加熱面6が下降する。ただし、押圧ばね16の押圧力は小さく設定され、加熱面6がシート材料4の表面に接触する状態では、(b)に示すように、加熱面6はフットプレッサー10の押え部材11の底面と面一になるように上昇する。押圧機構13で加熱部材5の加熱面6をシート材料4の表面に適度な押圧力を保って密着させ、確実に融着させて、解れ止めを行わせることができる。
なお、揺動変位を行う押圧機構13ではなく、押圧ばね16の押圧で下降し、反力で押圧ばね16を圧縮させて上昇するような、直動の昇降機構で押圧を行ったり、ばねではなく、シリンダ、ソレノイド、クランク、ボールねじなど、他の機構で押圧を行ったりすることもできる。
図6は、本発明の実施例2、実施例3および実施例4である裁断機21,31,41の主要部分の構成を簡略化して示す。各実施例でも、加熱面6,46は、裁断刃23,33,43の裁断方向の前方で刃幅W2,W3,W4以内の距離だけ離れた位置を含む範囲を加熱して、シート材料4を部分的に融着させることが好ましい。
図6(a)に示す裁断機21では、上下動させないで固定して用いる刃幅W2の裁断刃23によってシート材料4を裁断する。刃先23aは裁断テーブル2の表面に対して傾斜しているけれども、図1と同様な加熱部材5を用いて、裁断方向の前方を含む刃先23aの周囲を加熱し、解れ止めを行うことができる。裁断刃23では、刃先23aの切れ味が悪くなると、裁断刃23aを昇降させて、刃幅W2内で刃先23aの位置を変える。裁断刃23の下端付近まで使用する場合は、加熱面6を、図の左方まで延びて裁断刃3の全体を外囲するような形状にすればよい。
図6(b)に示す裁断機31でも、上下動させないで固定して用いる裁断刃33によってシート材料4を裁断する。裁断刃33では、刃先33aが刃幅W3内で、下端の両側に設けられている。加熱部材5は、裁断に使用する刃先33aの前方に設ける。裁断に使用する刃先33aの向きを替える場合は、裁断刃33を付け替えればよい。
図6(c)に示す裁断機41では、回転する丸刃の裁断刃43を用いてシート材料4を裁断する。裁断テーブル2の表面は、フェルトのマット2bなどで形成される。裁断刃43は、刃先43aが外周に形成され、回転軸43bを中心に回転して裁断を行う。このような丸刃では、刃幅W4はシート材料4の裁断に使用する部分とし、加熱部材45は、加熱面46が刃幅W4の部分に接近する形状を用いる。
1,21,31,41 裁断機
2 裁断テーブル
3,23,33,43 裁断刃
3a,23a,33a,43a 刃先
4 シート材料
5,5b,45 加熱部材
6,6b,46 加熱面
7 ヒーター
10 フットプレッサー
11 押え部材
13 押圧機構
14 取付部材
15 揺動部材
16 押圧ばね
18,20c ブッシング
20 取付部

Claims (5)

  1. 裁断テーブルと、裁断テーブルの表面に沿って移動しながら、裁断テーブル上に載置されるシート材料を刃先の向く裁断方向に裁断可能な裁断刃と、裁断刃の刃先の向きを変える回動軸とを備える裁断機において、
    熱可塑性のシート材料に接触して加熱すると部分的に融着させることが可能な加熱面を備え、加熱面を裁断刃とは非接触となるように、刃先から裁断方向の前方に間隔をあけて、回動軸と同軸に回動し、少なくとも裁断刃が裁断する部分を含む範囲に接触させて該範囲を裁断に先行して加熱することが可能な加熱部材を含む、
    ことを特徴とする裁断機。
  2. 前記加熱面が前記シート材料の表面に接触する範囲には、前記裁断方向に関して、前記刃先よりも後方になる位置を含む、
    ことを特徴とする請求項1記載の裁断機。
  3. 前記加熱面は、前記刃先を通り前記裁断方向に延びる直線上に中心を有する円弧を、外周で裁断方向に対して前方となる側に有することを特徴とする請求項2記載の裁断機。
  4. 前記加熱面を前記シート材料の表面に押圧する押圧機構を含む、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の裁断機。
  5. 前記加熱部材は、
    裁断時に、前記裁断刃の周囲で、底面を前記シート材料の表面に当接させて押えるフットプレッサーに設けられ、
    シート材料の表面の加熱は、前記加熱面をフットプレッサーの底面と面一になる状態で行う、
    ことを特徴とする請求項4記載の裁断機。
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