JP2020022695A - 便座の製造方法、及びヒーター - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒーターを座部に容易に貼り付けることができる便座の製造方法、及び座部に容易に貼り付けることができるヒーターを提供する。【解決手段】便座1の製造方法は、貼付工程を備えている。貼付工程は、便座1の座部3の内面30に、環状で、かつ、シート状のヒーター5を貼り付ける工程である。貼付工程では、ヒーター5が座部3の内面30に貼り付けられる時にヒーター5に加わる力により、ヒーター5の周方向の一部を切断する。【選択図】図6

Description

本開示は、便座の製造方法、及びヒーターに関する。
特許文献1には、暖房便座装置が開示されている。この暖房便座装置では、便座本体の上側部材の凹面に、面状ヒーターが貼り付けられている。この面状ヒーターは、馬蹄形状を呈する部分の両端部が、V字形状を有するブリッジ部を介してフレキシブルにつながっている。
特開2010−82185号公報
ところで、上述した面状ヒーターは、上側部材に貼り付けられる前において、V字形状を有するブリッジ部の変形により、馬蹄形状を呈する部分の両端部の位置関係が変わるため、形状が安定し難い。このため、面状ヒーターの上側部材に対する位置合わせ等の作業が容易ではなく、面状ヒーターを上側部材に貼り付けることが容易ではない。
本開示は上記事由に鑑みてなされており、ヒーターを座部に容易に貼り付けることができる便座の製造方法、及び便座の座部に容易に貼り付けることができるヒーターを提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る便座の製造方法は、貼付工程を備える。前記貼付工程は、便座の座部の内面に、環状で、かつ、シート状のヒーターを貼り付ける工程である。前記貼付工程では、前記ヒーターが前記内面に貼り付けられる時に前記ヒーターに加わる力により、前記ヒーターの周方向の一部を切断する。
本開示の一態様に係るヒーターは、シート状部と発熱体とを備えている。前記シート状部は、環状に形成され、便座の座部の内面に貼り付けられる。前記発熱体は、前記シート状部に固定されている。前記シート状部は、切断部を有している。前記切断部は、前記シート状部の周方向の一部を構成し、前記シート状部の他部よりも切断されやすい。
前記一態様に係る便座の製造方法は、ヒーターを座部に容易に貼り付けることができる。また、前記一態様に係るヒーターは、便座の座部に容易に貼り付けることができる。
図1は、一実施形態の便座の斜視図である。 図2は、図1のX1−X1線断面図である。 図3は、同上の便座の座部及びヒーターを座部の裏側から見たときの斜視図である。 図4は、同上の便座の座部とヒーターとを示した分解斜視図である。 図5は、同上のヒーターの前端部の平面図である。 図6A〜図6Dは、同上の便座において、ヒーターを座部に貼り付ける工程を順に示した断面図である。 図7Aは、図6AのX2部分の拡大図である。図7Bは、図6BのX3部分の拡大図である。
(1)概要
以下に示す実施形態は、便座の製造方法及びヒーターに関し、詳しくは、座部の内面にヒーターが貼り付けられた便座の製造方法及びこの製造方法に用いられるヒーターに関する。
図1に本実施形態の製造方法によって製造される便座1を示す。本実施形態の便座1の製造方法は、図6A〜図6Dに示す貼付工程を備えている。貼付工程は、便座1の座部3の内面30に、環状で、かつ、シート状のヒーター5を貼り付ける工程である。貼付工程では、ヒーター5が座部3の内面30に貼り付けられる時にヒーター5に加わる力により、ヒーター5の周方向の一部を切断する。ここで、本開示でいう座部3とは、便座1において利用者が着座する部分である。
本実施形態では、貼付工程において、環状のヒーター5の周方向の一部が切断される。このため、ヒーター5が座部3の内面30に沿って変形しやすくなり、ヒーター5を座部3の内面30に密着させた状態でしっかりと貼り付けることができる。また、切断前のヒーター5を変形し難くすることができる。このため、シート状のヒーター5を座部3に対して容易に位置合わせすることができる。
(2)詳細
図1に示す本実施形態の便座1は、暖房便座装置10の一部を構成する。暖房便座装置10は、例えば、便器に設置される装置本体11と、装置本体11に回転可能に連結される便座1と、装置本体11に回転可能に連結される便蓋12とを備える。以下、暖房便座装置10が便器に設置され、かつ、便座1が便器に載せられた状態における方向を用いて、便座1について説明する。具体的には、図1に示す方向を用いて、便座1について説明する。
便座1は、便座1の主体を構成する便座本体2と、便座本体2に内蔵されたヒーター5とを備えている。便座本体2は、上方から見て環状に形成されている。本実施形態の便座本体2は、一対の連結部20を有している。一対の連結部20は、便座本体2の後端の左右両側部分にそれぞれ形成されている。一対の連結部20の各々は、装置本体11に対して、左右方向に延びた回転軸を中心に回転可能に連結される。
本実施形態の便座本体2は、上下に2分割されており、図2に示すように、上半部を構成する座部3と、下半部を構成する底部4とを有している。座部3は、上方から見て環状に形成されている。本実施形態の座部3は、座部3の周方向に直交する断面の形状が、下方に向かって開口したU字状である。具体的に座部3は、天井部31、内周部32及び外周部33を有している。本実施形態の座部3は、合成樹脂製であり、天井部31、内周部32及び外周部33は、一体に形成されている。
天井部31は、上方から見て環状に形成されている。天井部31の外面(上面)は、便座1に座った利用者のでん部に接触する着座面である。内周部32は、天井部31の内周縁部から下方に延びており、天井部31の周方向の全長にわたって形成されている。外周部33は、天井部31の外周縁部から下方に延びており、天井部31の周方向の全長にわたって形成されている。座部3の内面30は、連続した曲面であり、天井部31の内面、内周部32の内面及び外周部33の内面によって構成されている。
座部3には、下方に開口した凹部34が、座部3の周方向の全長にわたって形成されている。凹部34は、座部3の内面30、すなわち、天井部31の内面、内周部32の内面及び外周部33の内面で構成されている。
図3に示すように本実施形態の座部3は、座部3の周方向と直交する断面における幅b1(図2参照)が、座部3の前後方向の中間部から座部3の前端部に近い部分ほど徐々に小さくなっている。
図2に示すように、座部3の内面30(凹部34)には、シート状のヒーター5が貼り付けられている。本実施形態のヒーター5は、アルミ箔ヒーターである。ヒーター5は、図3に示すように、上方から見てC字状に形成されたシート状部6と、シート状部6に固定された発熱体7とを有している。
シート状部6は、座部3の周方向において、座部3の前端部に対応する部分を除く全長にわたって、座部3に貼り付けられている。本実施形態のシート状部6は、発熱体7で発生した熱を、座部3に伝える伝熱シートであり、発熱体7を間に挟んで重ねて互いに貼り合わされた一対の伝熱層61(図7B参照)を有している。一対の伝熱層61の各々は、シート状部6の周方向の全長にわたっている。本実施形態の各伝熱層61は、アルミ箔である。
本実施形態の発熱体7は、コードヒーターである。発熱体7は、発熱線70(図7B参照)と、発熱線70を被覆した絶縁材71(図7B参照)とを有している。発熱体7は、一対の伝熱層61の間に挟まれて固定されている。
図3に示すように、本実施形態のシート状部6は、発熱体配置部63と、切断部64とを有している。発熱体配置部63は、上方から見てC字状に形成されており、シート状部6の大部分を構成している。切断部64は、後述する便座1の製造方法において切断された部分である。図4に示すように、切断部64が切断される前のヒーター5は、発熱体配置部63の周方向の両端部同士が、切断部64によってつながっている。
発熱体7は、図3に示すように発熱体配置部63にのみ設けられており、切断部64には設けられていない。すなわち、切断部64は、ヒーター5において発熱体7が存在しない部分である。
ヒーター5は、図2に示すように、シート状部6の厚み方向の一面が座部3の内面30に沿った状態で、座部3の内面30に貼り付けられている。本実施形態では、一対の伝熱層61のうちの一方が、粘着層82(図7B参照)を介して座部3の内面30に貼り付けられている。また、本実施形態のシート状部6は、天井部31、内周部32及び外周部33にわたるように、座部3の内面30に貼り付けられている。
便座本体2の底部4は、上方から見て環状に形成されている。本実施形態の底部4は、合成樹脂製であり、座部3とは別体である。底部4は、座部3の下端部に取り付けられている。底部4の内周縁部は、座部3の内周部32の下端部に接合されており、底部4の外周縁部は、座部3の外周部33の下端部に接合されている。底部4は、座部3の凹部34及びこの凹部34に配置されたヒーター5を下方から覆っている。
本実施形態の便座1の製造方法は、貼付工程と接合工程とを備えている。貼付工程は、ヒーター5を座部3の内面30に貼り付ける工程である。接合工程は、貼付工程の後に実行され、座部3に底部4を接合する工程である。
貼付工程前のヒーター5は、図4に示すように、切断部64が切断されておらず、発熱体配置部63の周方向の両端部同士が、切断部64によってつながっている。以下、必要に応じて、切断前のヒーター5を切断前ヒーター5といい、切断後のヒーター5を切断後ヒーター5という。
切断前ヒーター5のシート状部6が有する各伝熱層61(図7B参照)は、環状に形成されている。切断前ヒーター5のシート状部6における周方向の一部を構成する切断部64は、発熱体配置部63と比較して、切断されやすい部分である。
本実施形態では、切断前ヒーター5の切断部64の幅b2(図5参照)が、シート状部6における切断部64以外の部分の幅よりも小さくなっている。これにより、切断前ヒーター5の切断部64は、発熱体配置部63よりも切断されやすくなっている。
本実施形態の切断前ヒーター5の切断部64は、図5に示すように、前縁が後方に凹んだ弧状に形成され、かつ、後縁が前方に凹んだ弧状に形成されている。これにより、切断前ヒーター5の切断部64の幅b2は、切断部64のシート状部6の周方向における両端部から中間部に近い部分ほど、徐々に小さくなっている。
本実施形態の切断部64において、シート状部6の周方向における中間部(幅b2が最も小さい部分)には、ミシン目65が形成されている。本実施形態のミシン目65は、切断部64の幅方向(シート状部6の周方向と直交する方向)に並んだ複数の孔で構成されている。
本実施形態の貼付工程では、図6A〜図6Dに示すように、貼付装置90を用いてヒーター5が座部3の内面30に貼り付けられる。貼付装置90は、第1型91(下型)と、第1型91の上方に配置される第2型92(上型)との二つの型を有している。第1型91は、切断前ヒーター5が載せられる載置面93を有している。載置面93は、第1型91の上面であり、座部3の内面30に沿う曲面である。第2型92は、座部3の外面に沿う押圧面94を有している。押圧面94は、第2型92の下面であり、座部3の外面に沿う曲面である。第2型92は、例えば、貼付装置90が備えた駆動部によって、上下方向に駆動される。
本実施形態では、貼付工程の前において、切断前ヒーター5のシート状部6の一面に、粘着層82が形成される。粘着層82は、図7Aに示すように、切断前ヒーター5のシート状部6の一面に、両面テープ8を貼り付けることで形成される。両面テープ8は、基材81と、基材81の両面にそれぞれ形成された二つの粘着層80,82と、一方の粘着層82の基材81とは反対側の面に形成された剥離シート83とを有している。両面テープ8は、基材81の剥離シート83側とは反対側の面に形成された粘着層80が、切断前ヒーター5のシート状部6の一面に接触して、切断前ヒーター5に貼り付けられる。
貼付工程では、両面テープ8が貼り付けられた切断前ヒーター5が、図6Aに示すように第1型91の載置面93に載せられる。なお、図6A〜図6Dでは、両面テープ8の図示を省略している。次に、切断前ヒーター5に貼り付けられた両面テープ8の剥離シート83が、粘着層82(図7A参照)から剥がされる。これにより、切断前ヒーター5の第1型91とは反対側に粘着層82が露出する。
次に図6B及び図6Cに示すように、切断前ヒーター5のシート状部6が座部3の内面30に沿うように、座部3が粘着層82を介して切断前ヒーター5に載せられる。このように切断前ヒーター5に座部3が載せられる時、切断前ヒーター5は、第1型91と座部3とに挟まれ、座部3の内面30に沿って曲がる(変形する)。この時、切断部64は、第1型91及び座部3から加わる力により、ミシン目65(図5参照)を境にして切断される。これにより、切断前ヒーター5は、周方向の一部である切断部64が切断されて、切断後ヒーター5となる。
次に図6C及び図6Dに示すように、第2型92が下方に動かされ、第1型91の載置面93と第2型92の押圧面94との間に切断後ヒーター5及び座部3が挟まれて圧縮される。これにより、切断後ヒーター5のシート状部6が、粘着層82(図7B参照)を介して座部3の内面30に密着した状態で貼り付けられる。なお、本実施形態では、切断された切断部64が、座部3の内面30に貼り付けられるが、座部3の内面30に貼り付けられなくてもよい。すなわち、この場合、発熱体配置部63と切断部64とのうち、発熱体配置部63のみが、座部3の内面30に貼り付けられる。
このように本実施形態のヒーター5は、座部3の内面30に貼り付けられる時に、周方向の一部である切断部64(図5参照)が切断されるため、座部3の内面30に沿って変形しやすい。このため、ヒーター5は、座部3の内面30に密着した状態でしっかりと貼り付けられる。また、切断前ヒーター5には、特許文献1に開示されたブリッジ部のように、ヒーター5の変形を許容する部分を形成しなくてもよい。このため、座部3に貼り付けられる前のヒーター5を、変形し難い形状にすることができ、これにより、シート状のヒーター5を座部3に対して容易に位置合わせすることができる。
本実施形態の接合工程は、貼付工程によってヒーター5が貼り付けられた座部3に、底部4を溶着することで、座部3に底部4を接合する工程である。具体的に接合工程では、底部4の内周縁部が、座部3の内周部32の下端部に溶着され、底部4の外周縁部が、座部3の外周部33の下端部に溶着され、これにより、底部4が座部3に取り付けられる。
(3)変形例
なお、上記実施形態の便座1及び便座1の製造方法は、適宜変更可能である。例えば、シート状部6(発熱体配置部63及び切断部64)の内周縁及び外周縁のうちの一方又は両方には、シート状部6が座部3の内面30に追従して変形しやすくするための切込等が形成されてもよい。また、シート状部6は、一対の伝熱層61のみで構成されてもよいし、一対の伝熱層61以外の他の層を有してもよい。他の層としては、例えば、各伝熱層61の表面に積層されたフィルム等が挙げられる。また、ヒーター5は、シート状部6が伝熱層61のうちの一層だけを有し、この伝熱層に発熱体7が取り付けられたヒーターであってもよい。また、ヒーター5は、アルミ箔ヒーターに限られず、例えば、各伝熱層61が、樹脂フィルム、不織布、ガラスクロス等で構成されたヒーターであってもよい。
また、切断前ヒーター5には、両面テープ8が貼り付けられなくてもよい。この場合、例えば、切断前ヒーター5として、シート状部6の一面に形成された粘着層と、この粘着層のシート状部6とは反対側の面に形成された剥離シートとを有するヒーターが用いられればよい。また、切断前ヒーター5は、例えば、粘着層82ではなく、接着剤を介して座部3の内面30に貼り付けられてもよい。この場合、接着剤は、例えば、第1型91に載せられた切断前ヒーター5のシート状部6の一面に塗布され、この後、座部3が切断前ヒーター5に接着剤を介して載せられる。
また、切断部64の幅b2は、切断部64のシート状部6の周方向における少なくとも一部が、シート状部6における切断部64以外の部分の幅よりも小さければよい。例えば、切断部64の幅b2は、切断部64のシート状部6の周方向における全体にわたって一定であり、かつ、シート状部6における切断部64以外の部分の幅よりも小さくてもよい。また、切断部64の幅b2は、シート状部6における切断部64以外の部分の幅と同じであってもよい。また、切断部64には、ミシン目65が形成されなくてもよい。また、切断部64は、ヒーター5の前端部以外の部分であってもよい。
また、ヒーター5において切断部64を他部よりも切断しやすくする構成は、上記実施形態の構成に限定されない。例えば、シート状部6における切断部64のみを一枚の伝熱層61で構成する等して切断部64を他部よりも薄くしたり、切断部64にのみ薬品を塗布したりすることで、切断部64を切断されやすくしてもよい。
また、上記実施形態では、座部3が切断前ヒーター5に載せられる時に、切断部64が切断される。しかし、切断部64は、第1型91と第2型92との間に切断前ヒーター5及び座部3が挟まれた時に、第1型91及び第2型92から切断前ヒーター5に加わる力によって切断されてもよい。
また、ヒーター5は、切断部64を有さなくてもよい。この場合、例えば、座部3の内面30に突起を設け、座部3がヒーター5に載せられた時に、突起が切断前ヒーター5に当たることにより、ヒーター5の周方向の一部が切断されてもよい。また、第2型92の押圧面94に突起を設け、第1型91と第2型92との間に切断後ヒーター5及び座部3が挟まれた時に、突起がヒーター5に当たることにより、ヒーター5の周方向の一部が切断されてもよい。
また、ヒーター5は、例えば、手作業により座部3に貼り付けられてもよい。すなわち、この場合、ヒーター5は、手作業によりヒーター5が座部3の内面30に貼り付けられる時において、ヒーター5に加わる力によって切断される。
また、底部4は、接着剤等の他の手段を用いて、座部3に取り付けられてもよい。また、暖房便座装置10は、便座1を温める暖房機能の他、利用者の局部を洗浄する洗浄機能、洗浄後の局部を乾燥する乾燥機能、臭気を脱臭する脱臭機能等を備えた装置であってもよいし、これら機能のうちの暖房機能のみを備えた装置であってもよい。
(4)態様
以上説明した、実施形態及び変形例から明らかなように、第1の態様の便座(1)の製造方法は、以下に示す構成を有する。便座(1)の製造方法は、貼付工程を備えている。貼付工程は、便座(1)の座部(3)の内面(30)に、環状で、かつ、シート状のヒーター(5)を貼り付ける工程である。貼付工程では、ヒーター(5)が座部(3)の内面(30)に貼り付けられる時にヒーター(5)に加わる力により、ヒーター(5)の周方向の一部を切断する。
この態様によれば、貼付工程において、環状のヒーター(5)の周方向の一部が切断される。このため、ヒーター(5)が座部(3)の内面(30)に沿って変形しやすくなり、ヒーター(5)を座部(3)の内面(30)に密着させた状態でしっかりと貼り付けることができる。また、切断前のヒーター(5)は、変形し難くすることができ、これにより、シート状のヒーター(5)を座部(3)に対して容易に位置合わせすることができる。また、ヒーター(5)を通箱等から取り出して所定の位置に配置する場合に、ヒーター(5)が左右に大きく開いてヒーター(5)自身にしわや破れが生じることも抑制される。また、ヒーター(5)が座部(3)に貼り付けられる時の力を利用して、ヒーター(5)を容易に切断することができる。したがって、ヒーター(5)を座部(3)に容易に貼り付けることができる。
また、第2の様態の便座(1)の製造方法は、第1の様態との組み合わせにより実現され得る。第2の態様のヒーター(5)は、切断部(64)を有する。切断部(64)は、ヒーター(5)の周方向の一部であって、ヒーター(5)の他部よりも切断されやすい。切断部(64)が貼付工程において切断される。
この態様によれば、切断部(64)を利用して、ヒーター(5)の周方向の一部を容易に切断することができる。
また、第3の態様の便座(1)の製造方法は、第2の様態との組み合わせにより実現され得る。第3の態様の切断部(64)には、ミシン目(65)が形成されている。
この態様によれば、ミシン目(65)を利用して、ヒーター(5)の周方向の一部を容易に切断することができる。
また、第4の態様の便座(1)の製造方法は、第2又は第3の様態との組み合わせにより実現され得る。第4の態様の切断部(64)は、ヒーター(5)の周方向における少なくとも一部の幅(b2)が、ヒーター(5)における切断部(64)以外の部分の幅よりも小さい。
この態様によれば、切断部(64)の少なくとも一部の幅(b2)を小さくすることで、ヒーター(5)の周方向の一部を容易に切断することができる。
また、第5の態様のヒーター(5)は、シート状部(6)と、発熱体(7)とを備えている。シート状部(6)は、環状に形成され、便座(1)の座部(3)の内面(30)に貼り付けられる。発熱体(7)は、シート状部(6)に固定されている。シート状部(6)は、切断部(64)を有している。切断部(64)は、シート状部(6)の周方向の一部を構成し、シート状部(6)の他部よりも切断されやすい。
この態様によれば、ヒーター(5)を座部(3)の内面(30)に貼り付ける時にヒーター(5)に加わる力により、ヒーター(5)を切断部(64)で切断することができる。このため、ヒーター(5)が座部(3)の内面(30)に沿って変形しやすくなり、ヒーター(5)を座部(3)の内面(30)に密着させた状態でしっかりと貼り付けることができる。また、切断前のヒーター(5)を変形し難くすることができ、これにより、シート状部(6)を座部(3)に対して容易に位置合わせすることができる。
b2 幅
1 便座
3 座部
30 内面
5 ヒーター
6 シート状部
64 切断部
65 ミシン目
7 発熱体

Claims (5)

  1. 便座の座部の内面に、環状で、かつ、シート状のヒーターを貼り付ける貼付工程を備え、
    前記貼付工程では、前記ヒーターが前記内面に貼り付けられる時に前記ヒーターに加わる力により、前記ヒーターの周方向の一部を切断する、
    便座の製造方法。
  2. 前記ヒーターは、
    前記ヒーターの周方向の一部であって、前記ヒーターの他部よりも切断されやすい切断部を有し、
    前記切断部が前記貼付工程において切断される、
    請求項1に記載の便座の製造方法。
  3. 前記切断部にミシン目が形成された、
    請求項2に記載の便座の製造方法。
  4. 前記切断部は、前記ヒーターの周方向における少なくとも一部の幅が、前記ヒーターにおける前記切断部以外の部分の幅よりも小さい、
    請求項2又は請求項3に記載の便座の製造方法。
  5. 環状に形成され、便座の座部の内面に貼り付けられるシート状部と、
    前記シート状部に固定された発熱体とを備え、
    前記シート状部は、
    前記シート状部の周方向の一部を構成し、前記シート状部の他部よりも切断されやすい切断部を有した、
    ヒーター。
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