JP4343174B2 - 便座用衛生シートカバー組立体 - Google Patents

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Description

本発明は、便器を利用する度に、身体的接触が行われる便器の便座表面を清潔な衛生シートカバーで覆って使用できる便座用衛生シートカバー組立体に関するものである。
一般的に便器は使用者の立った姿勢または座った姿勢に対応できるように便器の便座部位が回転可能に構成されている。
不特定多数の人が便器を使用するため、使用者の臀部が頻繁に接触する便器の便座は各種細菌やウイルス等、各種伝染性病原体の媒体となり得る。それ以外にも、便器の便座表面には洗浄剤等、人体の肌を刺激する有害性物質が残存し得る。このような理由から、大多数の使用者は便器の便座に対する衛生状態について不安を持っている。そして、使用者の中には便器の不潔感と不快感を解消するために、便座の表面をティッシュで拭いたり、ティッシュで覆って使用する場合が多い。
前記のような煩わしさを減らすための従来技術として、便器の便座に対応する形状に裁断した衛生シートカバーを複数枚備えるものがある。これは、使用者がこれらの衛生シートカバーのうちの一枚を引き出して便座の表面に載せて、その上に座るものである。このような従来の技術では、使用者が便座の表面に衛生シートカバーを正確に載置する煩雑さを伴う。また、便座に置かれた衛生シートカバーの上に座るとき、衛生シートカバーが離脱しないように注意を払わなければならない。
また、前記他の従来構成では、便器の便座表面と、これに対向する衛生シートカバーとの間に接着物質を備える。このような構成では、便座表面の接着物質より衛生シートカバーを分離させることが困難である。また、連続的に置かれる衛生シートカバーへの接着力が減少する。そして、接着物質の存在と、その部位に対して接着する他の異物により、不自然な身体的触感のを惹き起こす等の問題を有する。これに加え、接着物質を各衛生シートカバーの片面に付着させるため、製造工程数の増加と製造費用の高騰につながるという問題を有する。
また、衛生シートカバーの離脱を防止するための構成では、衛生シートカバーの大きさ状を便座の表面の大きさ以上に形成し、余剰部位を便座の底面と便器本体上部との間に挟むものがある。このような構成によれば、使用者はその使用に先立って、衛生シートカバーを便座上に正確に載置しると、便座を上げてその隙間に余剰部位を挟むという煩わしい過程を経る。
一方、便器は湿気の多い環境に置かれるだけでなく、清掃には水と洗浄液を使用するのが一般的である。これに対して衛生シートカバーは、殆どの場合に水分によって容易に変形する紙材質である。したがって、衛生シートカバーの保管のためには、便器より高い位置に備え、水が届かないような配慮が必要である。また、使用者は、保管ボックスから一枚の衛生シートカバーを引き出し、この引き出した衛生シートカバーを便座に正確に載置し、更にはこれを固定させる必要がある。加えて、保管ボックス内において、多数の衛生シートカバーが積載されているため、引き出すときに複数枚が同時に引き出されて無駄な使用の原因になる。
本発明は上述した問題を解決するためのものであり、複数の衛生シートカバーの束を便
器に近い位置に保管する過程において、湿気による衛生シートカバーの損傷を防止するようにする便座用衛生シートカバー組立体を提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、複数の衛生シートカバーが保管されている位置から引き出された一枚の衛生シートカバーが、便座の表面に正確に載置された状態にされ、使用の便宜性が高い便座用衛生シートカバー組立体を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、一回で一枚の衛生シートカバーの使用が行われるようにすることで、無駄な使用を減らすことができる便座用衛生シートカバー組立体を提供することにある。
前記した目的を達成するために、本発明は添付した請求項に記載の手段を採用している。
以下、前記本発明の各実施例における便座用衛生シートカバー組立体について、添付した図面を参照しながら説明する。
図1は、一般的な便器を示す斜視図、図2は本発明に係る衛生シートカバーの形状を概略的に示す平面図、図3乃至図19は、図2の衛生シートカバーについて各実施例における衛生シートカバー組立体を示し、同一または類似した機能を有する部材には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
まず、図1に示す一般的な便器10は、浴室またはトイレ等の床に配置され、かつ排水施
設と連結される便器本体12を備える。このような便器本体12の上部の中心部は凹状をなし、水の供給が行われるだけでなく、排水施設と連結された通路を、貯蔵される一定量の水で塞いで悪臭を遮断する貯水部12aをなす。また、貯水部12a上部の外側周縁には、使用者が座れるように略一定の幅を有するリング状の便座14が載置される。この時、便座14は、便器本体12の後方部位に対してヒンジ部16を介して回動可能に連結されている。このような構成に加え、本体12には便座14の開放された上部を選択的に覆う便器の蓋18が便座14とともにヒンジ連結される。
このような便器10の構成に対する本発明の実施例による衛生シートカバー20、20'は、
図2に示すように、便座14の上部表面を覆う形状の胴部20a、20a'と、該胴部20a、20a'か
ら便座14をヒンジ連結した方向、すなわちヒンジ部16の方向に延長させた形状のネック部20c、20c'とに区分される。
この時、衛生シートカバー20、20'の胴部20a、20a'は、縁部が便座14の表面を充分に覆うことができる程度の面積を有する。また、胴部20a、20a'の中心部は、便座14の内側縁
部に対応する切取部20b、20b'を有する。このような切取部20b、20b'は、便座14の内側縁より小さな直径の領域からなる。すなわち、切取部20b、20b'を除いた残りの胴部20a、20a'は、便座14より大きい面積で便座14の表面を充分に覆うことのできる形状をなす。そして、切取部20b、20b'は、衛生シートカバー20、20'の形成過程において、胴部20a、20a'
から裁断したものでなり得る。また、切取部20b、20b'は、使用者によって選択的かつ容
易に胴部20a、20a'から分離可能なように、その領域に沿って部分的に切り込まれた切取
線から形成することも可能である。
これに加え、胴部20a、20a'は、縁部から外側方向に突出させた形状の引出しつまみ20g、20g'を更に備える。ここで、引出しつまみ20g、20g'は、胴部20a、20a'の中心を基準としてネック部20c、20c'の反対方向にあるように形成することが望ましい。また、引出し
つまみ20g、20g'は、胴部20a、20a'から延長させた形状で形成することができる。または、別体のつまみを胴部20a、20a'の縁部に連結させることも可能である。また、引出しつ
まみ20g、20g'は、図3において点線で示したように、胴部20a、20a'の縁から切取部20b、20b'の領域に至る長さで形成することもできる。
一方、衛生シートカバー20、20'のネック部20c、20c'は、図 2に示すように、その形成方向への端部が他の衛生シートカバー20、20'と相互に接合または縫製及び通常の手段に
よってバインディングが行われる圧着部20d、20d'を有する。また、ネック部20c、20c'
のうち、圧着部20d、20d'と胴部20a、20a'との間には、圧着部20d、20d'から所定大きさ
を上回るの力にて胴部20a、20a'を引っ張ると分離が容易に行われるようにする切取線20e、20e'を有する。
以下、各衛生シートカバーの構成に対する“'”表示付きの図面符号は便宜上省略する

一方、上述した衛生シートカバー20は、図3乃至図19に示すように、複数枚が相互同一
の形状で重なるように積層されている。このように積層した衛生シートカバー20は、圧着部20dに対して通常のバインダ22によってバインディングされることで一つの束をなす。
このように束ねられた衛生シートカバー20において、それぞれの引出しつまみ20gは、延
長または連結された各衛生シートカバー20の胴部20a表面に密着し、前面に位置する衛生
シートカバー20によって覆われる。これは、前面に位置する衛生シートカバー20を分離する過程から、連続する次の衛生シートカバー20の引出しつまみ20gが露出するようにする
ことで、一枚単位の引き出しが行われるようにするためのものである。このような引出しつまみの他の構成は、図示していないが、胴部20aの縁部に所定の大きさの厚紙を付着さ
せることでなり得る。または輪や紐等の通常的な連結具を利用して各衛生シートカバー20に連結させ、前方に位置した衛生シートカバー20の引き出しが行われるまで覆われているようにすることもできる。このように、一つの束単位をなす衛生シートカバー20は、ヒンジ部16に連結されて回転位置に応じて便座14の上部を覆う衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70に固定または支持されることでその形状が維持される。
ここで、上述した衛生シートカバー20を一つの束で形成するバインダ22の各実施形態を詳述する。
先ず、バインダ22の一実施形態において、衛生シートカバー20のネック部20cの部位が
衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、60、70の設定位置に置かれた状態で、衛生
シートカバー20を貫いて衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70にねじで固定す
るボルト22aとナット22b'の構成からなることができる。このようなバインダ22のより具
体的な構成は、上述した衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70上にナット22b'
を設け、該ナット22b'に対向する位置に衛生シートカバー20の圧着部20dを貫くボルト22aを構成することができる。相対的に、上述したボルト22aとナット22bのバインダ22構成は、ボルト22aを衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70上に備え、衛生シートカバー20を貫くボルト22aの端部にナット22b'をねじ結合して、その間にある衛生シートカバ
ー20を固定する構成からなり得ることは勿論である。ここで、ボルト22aとナット22b'の
結合は、衛生シートカバー20に対するバインディング機能と同時に、衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70に対する衛生シートカバー20のクランピング機能を共に行う
ことになる。このようなバインダ22の構成に加えて、ボルト22aとナット22b'のねじ結合
による衛生シートカバー20の加圧部位には、図18または図19に示すように、ボルト22aと
ナット22b'間に対する局所的な圧力を圧着部20dの範囲に拡大させるための圧着板46を更
に備えることが望ましい。このようなボルト22aとナット22bからなるバインダ22の構成に対応する衛生シートカバー20上には、図2に示すように、積層した状態の圧着部20dにボルトが貫通可能なホールhまたは縁部から切開した形状の溝h'を更に形成するようにするこ
とが望ましい。
また、バインダ22の他の実施構成について、図4に示すように、衛生シートカバー20の
圧着部20dを別途のジグ図示せずで圧着させて挟むようにするケース22dから構成することができる。その後、衛生シートカバー20の圧着部20dを圧着させるジグを取除くようにす
れば、ケース22dの内壁が衛生シートカバー20の圧着部20dの弾性復元を制限するようになり、一定の圧力のバインディングが行われる。このような構成において、ケース22d上に
は、挟持される衛生シートカバー20の圧着部20dの部位をケース22dの片側から相手側方向に貫いて結合するボルト22aとナット22b'の構成を更に備えてなることができる。その他
のバインダ22の構成としては、図示していないが、通常のバンドやクリップ等を使用することができる。
一方、衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70は、バインディングで束ねられ
た衛生シートカバー20のネック部20cを支持するためのクランプ32を更に備えた構成とす
ることができる。このようなクランプ32は、図4乃至図8cに示すように、衛生シートカバ
ー20のバインディング部位を両側から加圧または係止固定する構成とすることができる。クランプ32の他の構成について、図9乃至図11c、図15及び図17に示すように、衛生シートカバー20のバインディング部位をある一方向例えば、上部から下部方向から挟むようにする溝形状に形成することができる。また、衛生シートカバー20の圧着部20dを挟むように
して固定または支持するためのクランプ32の他の構成について、図11a乃至図12のうち、
特に図12に示すように、衛生シートカバー用支持枠40上に、衛生シートカバー20の圧着部20dに対応する両側の側壁から突出した形状の突起を備えたものから構成することができ
る。このような溝または突起の構成によるクランプ32のクランピング作用は、少なくとも他の一方向例えば、前面方向、すなわち一枚単位の衛生シートカバー20を便座14に対応するよう引き出す過程において、衛生シートカバー20のネック部20cの部位に対する位置状
態を支持するものである。これによれば、一枚ずつ分離された衛生シートカバー20のネック部20cの部位はクランプ30aの支持を受け、胴部20a部位は便座14に正確に載置される。
また上述したクランプ30aは、衛生シートカバー20を使った後、ネック部20cの切取線を基準として切取られることによる物理的な作用に対して、残りの衛生シートカバー20のネック部20cを含んだ位置状態を固定させる機能を果たす。
更に別の実施構成におけるクランプ32は、上述したバインダが、複数枚で積層した衛生シートカバー20の圧着部20dに対して密着する圧着板46を備える。そして圧着板46に対応
する衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70のクランプの構成について、圧着板46が置かれた衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70の側壁において、それぞれリンクで連結されたフックとレバーからなり、レバーの回転角の変位に応じてリンクで連結されたフックが圧着板46を衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70に密着するよ
う加圧して、衛生シートカバー20の圧着部20dを圧着固定するようにするバンドレバーか
ら構成することができる。この時、バンドレバーを利用したクランプ32の構成は、衛生シートカバー20の束のための上述したバインダ22が一般的に用いられるため、本発明の適用に対して図面の構成を代替することもできる。このようなバンドレバーの構成は容器の密閉のための構成であるため、説明は省略する。そしてクランプ32のさらに別の構成は、束ねられた衛生シートカバー20のネック部を弾力的に圧着固定するクリップ図面の単純化のため省略するから構成することができる。
一方、以下では衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70に対して添付した図4乃至図19を参照しながらより具体的に詳述する。
先ず、衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70の基本的な構成について、束ねら
れた衛生シートカバー20の一面に面対向する、板状で縁周に沿って衛生シートカバー20の縁部を取り囲む形状の外側枠30a、40a、40a'、50a、70aを備えた構成からなることができる。この時、衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70の中心部位には、衛生シー
トカバー20の中心部位が切り取りられた形状であるのに対応して、衛生シートカバー20の内側縁部を取り囲む形状で覆った内側枠30b、40b、40b'、50b、70bを更に備えた構成からなることができる。また内側枠30b、40b、40b'、50b、70bがなす内側領域は、クッション、トイレットペーパー、本、新聞等を含む各種物品の収納空間3 0c、40c、40c'、50c、70cとして活用することができる。これに加えて、衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70の上部または側部位置の外側枠30a、40a、40a'、50a、70a、または内側枠30b、40b、40b'、50b、70bには、バインダによって固定されて置かれる衛生シートカバー20の位置状態を支持するための係止突起30dを少なくとも一つ以上更に備えたものからなることが
できる。このような係止突起30dは、衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70が回転して便座14の上部を覆う過程において、衛生シートカバー20の束状態が衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70の内側表面に密着した状態を維持させるためのものであ
る。
図4及び図12に示す係止突起30dの構成は、衛生シートカバー用支持枠30、50の外側枠30a、50aに固定されて対応する衛生シートカバー20の表面を弾力的に加圧して押圧するようにする板ばね、またはスプリングの弾性力を利用した通常の押圧装置図示せず等として用いられ得るものである。これに加えて、上述した係止突起30dは、衛生シートカバー用支
持枠3 0、50の上端部に位置するようにすることが望ましい。このような係止突起30dは、その固定が行われた部位から衛生シートカバー20の装着に邪魔にならないよう左右方向に回転可能に構成することが望ましい。また、上述した係止突起30dに対向する衛生シート
カバー用支持枠30、50の内側表面部位には、衛生シートカバー20の引出しつまみ20gが係
止突起30dに継続的に接している状態にあるように、押し出すための弾性部34を更に備え
ることが望ましい。
そして衛生シートカバー20の内・外側縁部に対応する側壁には、周りに付いた水気がその側壁に沿って内部に流入し、衛生シートカバー20に触れるのを防止するために、その流れを誘導する水切り溝furrow:f1、f2を更に形成するようにすることが望ましい。
また、衛生シートカバー用支持枠30、40、40'、50、70は、図4乃至図11c及び図18並びに
図19に示すように、外側の湿気から衛生シートカバー20を保護するために覆うカバー36、36a、36b、36c、36d、36eを更に備える。
図4及び図5に示すカバー36の構成について、衛生シートカバー20の装着が行われる衛生シートカバー用支持枠30の前面及び外側縁部までを覆う、板状で衛生シートカバー用支持枠30の上端部に連結具38a、38bでヒンジ連結された構成とすることができる。または、カバー36は、ビニルを含む柔軟で屈曲変形が可能な合成樹脂材質で衛生シートカバー用支持枠30の上端部に融着等の方法で固定することもできる。
一方、図6乃至図11cに示す他の実施構成のカバー36a、36b、36c、36dは、衛生シートカバー用支持枠40の外側枠40aの上端部に固定され、所定面積で内側枠40b部位まで延長して覆う第1カバー36aを備える。また、衛生シートカバー用支持枠40の内側枠40bに沿って外
側枠40a方向に所定の幅で延ばした第2カバー36bを備える。そして外側枠40aの両側部位には、内側枠40b方向に所定の幅で延ばした第3カバー36cを備える。これに加えて、内側枠40bの下側部位から衛生シートカバー用支持枠40の下側部位に延ばした第4カバー36dを更に備えることができる。これらのそれぞれに区分されたカバー36a、36b、36c、36dは、相互所定の幅で相互重なり、衛生シートカバー20の引き出しのために柔軟で屈曲変形可能な材質で構成することができる。
このようなカバー36a、36b、36c、36dの構成に対して、衛生シートカバー20一枚を引き出すための過程は、図8a乃至図8cに提示している。先ず、使用者は第1カバー36aを持ち上げた状態で衛生シートカバー20の胴部20aの表面に密着または折れた状態で露出している
引出しつまみ20gをつかんで矢印方向に引っぱる。この時、引出しつまみ20gに連結された衛生シートカバー20は、両側の第3カバー36c間を通過して出る過程で第3カバー36cを両側に広げるようにし、次いで第2カバー36bの形状を変形させながら引き出しが行われる。次いで引き出し過程にある衛生シートカバー20は、図8bに示すように、第3カバー36cと第2
カバー36bの間を広げるようにして第2カバー36bと第3カバー36cの間で引き出しが行われ
る。その後、図8cに示すように、第4カバー36dの下部を通じて便器10の便座14に整合するよう正確に載置される。このような過程で、上述した各カバー36a、36b、36c、36dは元の形状、すなわち所定の幅で重なる初期の形状に復元される。この時、相互に重なる部位は自然な密着状態にあり、外部の水分が内部に浸透するのこと防止して、水分の接触による衛生シートカバー20の変形を阻止する。
このようなカバー36a、36b、36c、36dの構成において考慮すべき事項は、衛生シートカバー用支持枠40に対する入れ替えのための衛生シートカバー20の装着が不便であるという点である。このような問題を解決するための構成は、先ず上述したカバー36a、36b、36c
、36dのうち、第1、3カバー36a、36bの固定が行われる外側枠40aの一定の部位に、切開した形状の補助枠42a、42bを着脱可能に更に備えることである。また上述した問題解決のための他の構成について、衛生シートカバー用支持枠40に対して外側枠40a部位を着脱可能
に構成することも可能である。そして上述した問題の解決のための更に別の構成について、第1、3カバー36a、36bを備えた外側枠40aを衛生シートカバー用支持枠40から着脱可能
に結合する構成とすることもできる。
図9乃至図11cは、上述したカバー36a、36b、36c、36dの構成に対して衛生シートカバー20の設置が容易になるようにする、それぞれの変形実施例である。
先ず図9に示す構成は、上述した外側枠40aから一定の厚さ、すなわち衛生シートカバー用支持枠40'上に支持される衛生シートカバー20の積層方向への厚さ部位を切開した形状
の補助枠42aを、外側枠40a'に対して着脱可能に備える。このような補助枠42aには、上述した第3カバー36cを延長させて変形させたカバー36c'が補助枠42a縁の両側部位に固定さ
れる。そしてカバー36c'は、補助枠42aの前面または背面まわりのうちのいずれか一つの
部位に選択的に固定される。また図9において破線で示した補助枠42bは、先に説明した衛生シートカバー用支持枠40'から外側枠40a'部位を着脱可能に分離した構成を示している
。この時、カバー36c'は補助枠42bの前面または厚さ方向の中間部位に沿って固定され得
る。
このようなカバー36c'は、上述した第3カバー36cの形状から延長させて衛生シートカバー用支持枠40'の上部と下部で重なるように構成することで、先に説明した第1、2及び第4カバー36a、36b、36dの構成に代えることができる。この時、カバー36c'の縁部は、衛生
シートカバー用支持枠40'に備えられた内側枠40c'の側壁にほぼ接する水準にあることが
望ましい。これに加えて補助枠42a、42bの両側中心部位には、カバー36c'固定のための面積をより拡張するためであると同時に、衛生シートカバー用支持枠40'の回転位置に対し
て衛生シートカバー20の位置状態を支持するためのガード48を更に別途備える。またガード48の形状について、カバー36c'間で衛生シートカバー20の引き出しに対して係止作用を最小化するよう円弧形状で形成する。そして、カバー36c'の固定面積は、該ガード48が成す範囲に限定してなることができる。このような構成に加えて、上述した補助枠42a、42bは、ヒンジ部16またはその周りで回転によって衛生シートカバー用支持枠40'と対応する
ようにすることが望ましい。また補助枠42a、42bと衛生シートカバー用支持枠40'が対応
する部位のうち、少なくとも一つ以上の部位には、相互間の結合状態を選択的に維持させるための通常の連結具38c、38dを更に備える。そしてカバー36c'の固定位置が補助枠42a
、42bの背面または厚さ方向の中心部位にある場合、補助枠42a、42bの前面からカバー36c'までの間隔は、回転位置する便座14が挿入可能な領域を成す。
このように便座14を挿入する構成において、更に考慮すべき事項は、図11aに示すよう
に、ヒンジ部16を基準に便座14の後方縁部とこれに対応する衛生シートカバー20の圧着部20dの位置が変位dするという点にある。このような変位dは、衛生シートカバー20を便座14と同一の範囲で形成した場合、便座14の前方部位と内側縁の後方周縁部位を露出させる
結果をもたらす。したがって、衛生シートカバー20はその部位に対応できるようにさらに延長させた範囲で形成し、便座14が補助枠42a、42bに一定の深さで挿入されることにより露出する部位は、補助枠42a、42bの上側部位と内側枠40b'の下側部位から下側方向に延長させた形状の遮蔽板44a、44bを更に備えるようにすることが望ましい。また内側枠40b'は、衛生シートカバー用支持枠40'に対して選択的に着脱可能に結合する構成とするそこと
ができる。これに対し、衛生シートカバー用支持枠40'と内側枠40b'上には選択的に結合
する通常の締結具46a、46bをそれぞれ備える。
図10乃至図11cに示す構成は、補助枠42a、42bに対して先に説明したカバー36a、36b、36c、36dを使用した実施例を示す。ここで、補助枠42a、42bの前面または背面縁部に沿っ
て、上述した第1カバー36aと第3カバー36cを固定させて備える。また内側枠40b'には第2
カバー36bと第4カバー36dとを備える。そして、内側枠40b'上にある第2カバー36bの位置
は、図11cに示すように、束単位の衛生シートカバー20が十分な深さで挟まれることによ
って柔軟に形状復元されることができる。
このような図10の構成から、束単位の衛生シートカバー20を装着する過程の各実施例について、図11a乃至図11bを参照して説明する。まず、図11aに示すように、衛生シートカ
バー用支持枠40'に対する補助枠42a、42bの結合を解除し、内側枠40b'が固定または装着
されている場合においては、第4カバー36dが衛生シートカバー20の束の切取部20bを貫く
ように衛生シートカバー20を位置させる。その後、内側枠40b上に形成した遮蔽板44bに対して衛生シートカバー20の切取部20b部位を挟むようにする。次いで、図11bに示すように、衛生シートカバー20のネック部20cを衛生シートカバー用支持枠40'上に備えたクランプ32によって固定されるようにする。そして、図11cに示すように、衛生シートカバー20の
上側部位を外側枠40a'上に備えた他の遮蔽板44aの内側へ挟むようにする。次いで、第2カバー36bが衛生シートカバー20の切取部20bを貫いて前面に露出するように外側枠40a'と内側枠40b’の間に衛生シートカバー20を挟む。その後、補助枠42a、42bを外側枠40a'に対
して連結具38c、38dで結合させ、第4カバー36dが第3カバー36cの前面に突出されているようにすることでその装着が行われる。
このような過程に対して、上述した内側枠40b’が分離可能な構成である場合は、衛生
シートカバー20のネック部が衛生シートカバー用支持枠40'上のクランプ32によって固定
されるようにする。次いで、内側枠40b’に位置した衛生シートカバー20の切取部20bの間に挟んで衛生シートカバー用支持枠40'と結合させる過程と、補助枠42a、42bを外側枠40a'と結合させる過程のうち、いずれか一つの過程を順序は関係なく行う。この時、第1カバー36aと第4カバー36dは第3カバー36cの前面に露出しているようにし、第4カバー36dは最
後方で衛生シートカバー20の表面に近接するようにし、第3カバー36cは第4カバー36dの前面で縁部に一定の幅で重なるように位置させる整列過程を要する。このような各カバー36a、36b、36c、36dの位置関係は、前方に位置した一枚の衛生シートカバー20を引き出す過程で自然に復元される。そして、衛生シートカバー20の引出しつまみ20gが位置する衛生
シートカバー用支持枠40'上には、図11a乃至図11cに示すように、引出しつまみ20gが継続的に前面に突出されているように押し出す弾性片47を更に備えることが望ましい。
一方、図12乃至図14に示す構成は、上述したカバーの構成に代えて、便座14が衛生シートカバー用支持枠50に挟まれていることで外部の水分が浸透するのを遮断する構成を示したものである。本構成は、衛生シートカバー用支持枠50の形状のうち、衛生シートカバー20の形状と該衛生シートカバー20の内・外側縁部形状を維持させるための衛生シートカバ
ー用支持枠50の内・外側枠50a、50bの形状、及び便座14の組み立て関係からなる。このような衛生シートカバー20の形状を維持させる衛生シートカバー用支持枠50の内・外側枠50a、50bは、便座14の回転で挿入可能にするが、内側枠50bの外周壁と外側枠50aの内周壁に沿って密着させることで、その間にある衛生シートカバー20を密閉することができる。図13は上述した衛生シートカバー20を密閉状態にするための一実施構成であり、便器本体12に載せられ、その接触がなされる部位は、使用者が座ることによる荷重でその形状が変形しない程度の耐久性を有する便座14aを備える。このため便座14aの内・外側縁部は、上述した衛生シートカバー用支持枠50の内・外側枠50a、50b端部にかけられるようにその内側間隔よりその幅が拡張された形状にすることが望ましい。また便座14aの上面には、図13
に示す断面形状のように、衛生シートカバー用支持枠50の内・外側枠50a、50bの間に挿入可能な幅範囲で柔軟に形状変更可能なクッション部41aが置かれ、該クッション部41aを含んだ便座14aは略柔らかい素材の表層部41bで覆われる。このような構成において、クッション部41aと表層部41bは衛生シートカバー用支持枠50の内・外側枠50a、50bの内部へ挿入されるため、その表面と密着がなされ、このような密着関係は外部から流入可能な水分の浸透を遮断する機能を果たす。ここで、便座14aと衛生シートカバー用支持枠50との間の
結合は、便座14aを構成するクッション部41aが衛生シートカバー用支持枠50の内・外側枠50a、50b間に挟まれる過程において、柔軟に形状変形してその間の側壁に密着する関係として説明したが、このような技術構成は、クッション部41aと表層部41bが衛生シートカバー用支持枠50の内部に自然に挿入される大きさで形成し、上述した便座14aの縁部を衛生
シートカバー用支持枠50の内・外側枠50a、50bに密着するようにし、これら相互に向かい合う縁部に相互対を成して人力作用または係止作用が行われるようにする連結具38e、38fをそれぞれ備え、または形成してなることができる。また、上述した衛生シートカバー20の引出しつまみ20gに対応する衛生シートカバー用支持枠50は、衛生シートカバー20の継
続的な使用に伴ってその積層厚さが減少しても、使用者が引出しつまみ20gを容易につか
めるように弾力的に前方方向に押し出すようにする弾性片56eを更に備えた構成とするこ
とができる。また、上述した連結具38e、38fの構成としては、通常のマグネット、フックボタン、輪、ボルトとナットを含むねじにて結合を行うことがその例として挙げられる。一方、図14に示す便座14bは、衛生シートカバー用支持枠50の外側枠50a、50bの間に挿入
可能な形状をなし、内・外側縁部は内・外側枠50a、50bの周縁に対応してかけられるように所定の幅で拡張させた形状からなることができ、このような構成の便座14bは一般的に
プラスチックモールディングからなることができる。ここで、衛生シートカバー用支持枠50の内・外側枠50a、50b部位には、上述した遮蔽板44a、44bの構成を更に備えてなることができる。
このような構成からその使用過程を検討すると、使用者は先ず衛生シートカバー用支持枠50から便座14a、14bを分離して、座ることができるようにする。その後、使用者は衛生シートカバー用支持枠50から外部に露出する衛生シートカバー20のつまみ部を引っぱると同時に便座14a、14bの表面に被せるように位置させることで使用準備完了となる。
上述した構成に加えて更に考慮すべき事項として、衛生シートカバー用支持枠50に対して便座14を分離した状態で、衛生シートカバー20のうち、前面に置かれた一枚の衛生シートカバー20の引き出しが容易となるようにし、残りの衛生シートカバー2 0は衛生シート
カバー用支持枠50に安定的に支持されなければならない。これについて、図12、図15乃至図17は、一枚の衛生シートカバー20を引き出す時、残りの衛生シートカバー20は衛生シートカバー用支持枠50に支持されるための設置構成に関するものである。
図12に示す構成は、衛生シートカバー用支持枠50の内・外側枠50a、50bの側壁上に、少なくとも一つ以上の係止突起30dを備えるものである。このような係止突起30dは、図4の説
明で述べたように、衛生シートカバー用支持枠40の回転位置に対応して衛生シートカバー20が支持される状態を維持するためのものである。
このような衛生シートカバー20の位置状態を支持するための他の構成は、図15と図16に示すように、衛生シートカバー用支持枠40のヒンジ部位にヒンジ連結され、衛生シートカバー20のネック部20cを覆わない範囲内で縁部に選択的に密着対応するガード64を備える
ものである。この時、両側のガード64を支持する支持台66は、その回転位置に従って衛生シートカバー20のネック部20cを加圧または解除して選択的なバインダまたはクランプと
して機能することもできる。また、上述した支持台66は、連結されたガード64を衛生シートカバー用支持枠50に弾力的に接するようにさせる弾性手段を備えてなることができる。このようなガード64は衛生シートカバー用支持枠50の内側に便座14が挟まれる構成に対して邪魔にならないようにすると同時にその挿入の深さを制限するよう構成することが望ましい。また、これらのガード64は衛生シートカバー20の少なくともネック部20cにつなが
る部位は覆わないように支持台66が充分に広い間隔をとるようにすることが望ましい。これに加えてガード64は衛生シートカバー20の両側縁部に対応する面積(area:a1)範囲が
充分に狭くなるようにして、衛生シートカバー20の引き出しが容易になるようにすることが望ましい。また内側枠50bの縁側部には上述したガード64を補助する補助ガード64'を更に備え、衛生シートカバー20の切取部20bの周縁に対する面積a2範囲に対応するように構
成することも可能である。そして衛生シートカバー用支持枠50に対する衛生シートカバー20の安定的な支持のために、外側枠50aの壁と内側枠50bの外壁に段差65を形成してガード64の回転を制限するようにすることが望ましい。さらに、図17に示すガード64bの構成に
ついて、両側部位に複数の段差 65'を形成し、これらの段差65'間にゴムバンドまたは特
定の形状をなす柔軟な形状変形が可能な他の構成、及び外側枠50aにかけられるかあるい
はヒンジ連結されるワイヤなどからなることもできる。
一方、衛生シートカバー20の束形状による他の実施例は、図18または図19に示すように、胴部20aの中心を基準として上側部位がネック部20c方向の下側部位と重なるように折り、引出しつまみ20gは反対方向に折った状態で複数枚をそれぞれ重なるように積層する。
このように積層した衛生シートカバー20のネック部20cは、先に説明したように、上述し
たバインダ22によって圧着固定が行われる。これに対応する衛生シートカバー用支持枠70は、衛生シートカバー20が半分に折られた形状に対応することで形成され得る。これによって上部と下部とに区分して、上部は予備の衛生シートカバー20の束を保管する入れ替え用収納部70dとして活用することが望ましい。これに加えて上部には、予備の衛生シート
カバー20の束の保管状態を維持するために、通常の連結具38gを更に形成したものからな
ることができる。また、衛生シートカバー用支持枠70上には、衛生シートカバー20が自然状態で外部のじめじめした環境に露出するのを防止するためにカバー36eを更に備えるこ
とが望ましい。
また、衛生シートカバー20の更に別の束形状は、図19に示すように、胴部20aの中心を
含んでネック部20cと引出しつまみ20gにつながる長手方向の両側部位を相互重なるように折るものである。この状態で上側部位と下側部位が相互重なるように更に折る。そして半分に折られた引出しつまみ20gは4等分に折られた衛生シートカバー20の表面から露出す
るように更に折った状態で複数枚の外側部位が相互重なるように積層して、前記バインダに圧着固定してなることができる。
このような構成において、衛生シートカバー20は、紙材質または繊維及び合成ビニル材質のうちのいずれか一つからなることができ、衛生シートカバー用支持枠50は便座14の上部を覆う便器の蓋としても使用可能であることは言うまでもない。
以上で明らかにしたように、各実施構成によれば、便器10の便座14の上部表面を覆う複数枚の衛生シートカバー20は、カバー36、36a、36b、36c、36d、36eによって外部の水分
から保護され、一枚単位で引き出される衛生シートカバー20は、ネック部20cがバインダ
に固定された状態で便座14の表面にきちんと載せられ、使用後、衛生シートカバー20を引
っぱる動作で切取線20eに沿って容易に切り取られて、連続して他の利用者が次の衛生シ
ートカバー20を便利に使用することができる。
図面には示していないが、便座14の片側部位、すなわち前方部位が開いた形状の物、または便座14が衛生シートカバー用支持枠に密着していて衛生シートカバー20のつまみ部位が露出している場合には、衛生シートカバー用支持枠40から便座14を分離する過程において、一枚単位で衛生シートカバー20の引き出しを行うことが可能である。
本発明によれば、便器の便座表面を覆うための複数枚の衛生シートカバーが、カバーによって外部の湿気から保護され、一枚単位で引き出された衛生シートカバーは、ネック部がバインダとクランプに固定された状態で便座の表面に正確に載置され、使用後は衛生シートカバーを引っぱる動作で切取線に沿って容易に切り取れるので他の利用者は次の衛生シートカバーを容易に使用することができ、引出しつまみがそれぞれ連続していて、衛生的でその使用が便利であるという効果がある。
一般的な便器を示す斜視図である。 本発明に従った衛生シートカバーを概略的に示す平面図である。 衛生シートカバーの積層による引出しつまみの位置状態を示す断面図である。 本発明に係る便座用衛生シートカバー組立体を示す斜視図である。 図4に示す構成の組み立て状態を示す斜視図である。 図4に示すカバーの他の適用例を示す分解斜視図である。 図6に示す構成の組み立て状態を示す斜視図である。 図6の構成による一枚の衛生シートカバーを引き出すまでの過程を示す斜視図である。 図6の構成による一枚の衛生シートカバーを引き出すまでの過程を示す斜視図である。 図6の構成による一枚の衛生シートカバーを引き出すまでの過程を示す斜視図である。 カバーの各適用例を示す分解斜視図である。 カバーの各適用例を示す分解斜視図である。 図10の構成による動作関係を示す断面図である。 図10の構成による動作関係を示す断面図である。 図10の構成による動作関係を示す断面図である。 本発明の更に別の実施形態を示す分解斜視図である。 図12の衛生シートカバー用支持枠と便座における結合関係の各実施例を示す断面図である。 図12の衛生シートカバー用支持枠と便座における結合関係の各実施例を示す断面図である。 衛生シートカバーを支持するガードの一実施形態を示した斜視図である。 図15のXVI−XVI線における断面図である。 図15のガードに対する変形例を示す分解斜視図である。 衛生シートカバーを折り畳んだ形状とその適用に従う衛生シートカバー組立体を示す分解斜視図である。 衛生シートカバーを折り畳んだ形状とその適用に従う衛生シートカバー組立体を示す分解斜視図である。

Claims (15)

  1. 便器の便座の上部表面に沿って便座の上部表面を所定の面積範囲で覆う胴部と、前記胴部から便座のヒンジ連結が行われた部位に対応するよう延出した形状のネック部からなる衛生シートカバーと、
    便座をヒンジ連結した部位にヒンジ連結され、前記ヒンジ連結した部位で少なくとも二枚以上の枚数で相互重なるように積層された前記衛生シートカバーの前記ネック部を選択的に固定するクランプとを備え、前記衛生シートカバーの形状が維持されるように支持する衛生シートカバー用支持枠を含み、
    前記衛生シートカバー用支持枠上には、外部の湿気の多い環境に前記衛生シートカバーが露出しないように前記衛生シートカバー用支持枠と共にその外側部位を選択的に覆うカバーを備え、
    前記カバーは、前記衛生シートカバー用支持枠上端部の前記外側枠部位に固定され、所定面積で前記内側枠部位まで延ばして覆う第1カバーと、前記衛生シートカバー用支持枠内側枠に沿って前記外側枠方向に所定の幅で延ばした第2カバーと、前記衛生シートカバー用支持枠の両側の外側枠に沿って前記内側枠方向に所定の幅で延ばした第3カバーと、前記内側枠の下側部位から前記衛生シートカバー用支持枠の下側部位に延ばした第4カバーとに区分して構成され、これらの各カバーは相互所定の幅で相互重なって、前記衛生シートカバーの引き出しのために柔軟で屈曲変形可能な材質で構成してなることを特徴とする便座用衛生シートカバー組立体。
  2. 前記衛生シートカバーは、前記胴部の縁部から延出させた引出しつまみを更に形成することを特徴とする請求項1に記載の便座用衛生シートカバー組立体。
  3. 前記衛生シートカバーは複数枚であり、それぞれの前記各引出しつまみが前記衛生シートカバーの一方向の表面に折り畳まれた状態で、相互重なるようにバインディングされることを特徴とする請求項2に記載の便座用衛生シートカバー組立体。
  4. 前記胴部は、端周辺の表面から延出させた形状で固定した引出しつまみを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の便座用衛生シートカバー組立体。
  5. 前記衛生シートカバーは積層されて前記ネック部を圧着固定するバインダによって束をなし、前記バインダによって圧着される部位と前記胴部との間の前記ネック部上には切取線を更に形成することを特徴とする請求項に記載の便座用衛生シートカバー組立体。
  6. 前記衛生シートカバー用支持枠は、前記バインダによって固定された前記衛生シートカバーの一面に面対向する、板状で縁まわりに沿って前記衛生シートカバーの縁部を取り囲むような形状で覆う外側枠を有することを特徴とする請求項に記載の便座用衛生シートカバー組立体。
  7. 前記外側枠は、前記衛生シートカバー用支持枠に対して選択的に着脱されることを特徴とする請求項6に記載の便座用衛生シートカバー組立体。
  8. 前記衛生シートカバー用支持枠の中心部位には、前記衛生シートカバーの中心部位が切り取られた形状に対応して、前記衛生シートカバーの内側縁部を取り囲むような形状で覆う内側枠を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の便座用衛生シートカバー組立体。
  9. 前記内側枠は、前記衛生シートカバー用支持枠に対して選択的に着脱されることを特徴とする請求項8に記載の便座用衛生シートカバー組立体。
  10. 前記内側枠が成す内側領域は、使用者の背もたれ用のクッション、トイレットペーパー、本、新聞を含む物品の収納空間として機能する収納部からなることを特徴とする請求項8に記載の便座用衛生シートカバー組立体。
  11. 前記衛生シートカバーと接する前記内・外側枠の側壁に、側壁まわりに沿って水切り溝を更に形成することを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれか一項に記載の便座用衛生シートカバー組立体。
  12. 前記外側枠に、前記衛生シートカバーの積層方向への厚さ部位を切断した形状の補助枠を着脱可能なように更に備え、前記カバーは前記補助枠の前面または厚さ方向の中間部位及び背面のうち、いずれかの一つの部位に沿って固定されていることを特徴とする請求項7に記載の便座用衛生シートカバー組立体。
  13. 前記補助枠は、前記衛生シートカバー用支持枠がヒンジ連結される部位の周りにヒンジで連結されて回転することを特徴とする請求項12に記載の便座用衛生シートカバー組立体。
  14. 前記衛生シートカバーは、前記胴部の中心を基準として上側部位が前記ネック部方向の下側部位と相互重なるように折り、前記引出しつまみは前記胴部の上端縁部から延長した形状で形成し、反対方向に折った状態で複数枚のカバーの外側部位が相互に重なるように積層し、インダによって圧着固定することを特徴とする請求項に記載の便座用衛生シートカバー組立体。
  15. 前記衛生シートカバー用支持枠は、前記衛生シートカバーが半分に折られた形状に対応して上部と下部に区分し、上部は余りの前記衛生シートカバーの束を保管する収納部として形成されることを特徴とする請求項14に記載の便座用衛生シートカバー組立体。
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