JP3536751B2 - プリプレグの製造方法 - Google Patents

プリプレグの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基材に樹脂を含浸
し、半硬化させたプリプレグを所定の寸法に切断するプ
リプレグの切断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プリプレグは、ガラス基材や紙基材等の
長尺の基材に、熱硬化性の樹脂を含浸し、乾燥し、樹脂
を半硬化させることで作製される。このプリプレグの切
断加工には、ギロチン、ロータリカッター、シャーリン
グ、鋸刃等の切断刃を用いる方法が汎用されている。上
記プリプレグを切断する際に、樹脂が半硬化で脆いた
め、切断面から樹脂の粉や基材の粉が切断粉として周囲
に飛散し作業環境を悪くするだけでなく、この切断粉
は、プリプレグ表面に付着し、次工程で銅箔等を重ねて
成形する際に付着した切断粉が飛散し、異物混入の原因
となっている。近年の回路パターンの高密度化の要望に
伴い、このようなプリプレグの切断粉の発生を防止する
ことが求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この切断粉の発生を少
なくするために、プリプレグを赤外線ヒータで加熱し、
樹脂を軟化させることで切断粉の飛散を抑える方法が提
案されている。しかし、このプリプレグを赤外線ヒータ
で加熱する方法では、プリプレグの切断個所以外にも熱
がかかるため、プリプレグの硬化が進む恐れがあり、赤
外線ヒータの加熱条件の制御は、難しいものである。
【0004】また、プリプレグの切断個所以外に加熱等
の処理を行わない方法として、レーザー光でプリプレグ
を切断する方法が、開示されている(例えば、特開平3
−04988号公報等)。しかし、この方法は、レーザ
ー光でガラス基材と樹脂の両方を同時に切断しようとす
るものであり、ガラス基材を切断する出力でレーザー光
を照射した場合、プリプレグの樹脂が炭化する恐れがあ
り、又、樹脂が炭化しない程度のレーザー光の出力では
ガラス基材が切断できない恐れがある。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、プリプレグの切断個所以
外の部分に加熱等の処理を行うことなく、切断の際に、
切断粉の発生を防止するプリプレグの切断方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のプリプレ
グの切断方法は、基材に樹脂を含浸し、半硬化させたプ
リプレグを所定の寸法に切断するプリプレグの切断方法
において、上記プリプレグの表面にレーザー光を一定出
力で照射し、このレーザー光の照射位置を一定速度で
動させながら、レーザー光が照射した部分の樹脂を軟化
させた後に、切断位置を前記レーザー光の照射位置と同
一速度で移動させて、この樹脂が軟化した部分を切断刃
で切断することを特徴とする。上記によって、切断刃
は、上記プリプレグの樹脂が軟化した部分を切断するこ
とになるので、切断刃で切断の際に、樹脂が切断粉とし
て飛散することを防止できるものである。
【0007】請求項2記載のプリプレグの切断方法は、
請求項1記載のプリプレグの切断方法において、上記切
断刃で切断された後に、プリプレグの切断端部を、さら
に、レーザー光を照射することを特徴とする。上記によ
って、レーザ光がプリプレグの切断端部の樹脂を、軟化
し、溶融するため、プリプレグが滑らかな端面を形成す
るので、プリプレグの切断端面から樹脂粉が欠け落ちる
ことを防止することができるものである。
【0008】請求項3記載のプリプレグの切断方法は、
請求項2記載のプリプレグの切断方法において、上記レ
ーザー光の経路上に、照射されたレーザー光の一部を透
過し他をプリプレグに照射する部分反射ミラーと、上記
部分反射ミラーを透過したレーザー光をプリプレグの表
面に反射する全反射ミラーを配置し、且つ、上記部分反
射ミラーで反射したレーザー光と全反射ミラーで反射し
たレーザー光のうち、一方が切断刃の進行方向の前方の
プリプレグを照射し、他方が切断刃で切断した後に切断
端面を照射することを特徴とする。上記によって、一の
レーザー発生器で、切断刃の進行方向の前方と後方のプ
リプレグにレーザー光を照射することができる。
【0009】請求項4記載のプリプレグの切断方法は、
請求項1乃至請求項3いずれか記載のプリプレグの切断
方法において、上記レーザー光を発射するレ−ザ発生器
を複数設置し、この複数設置したレ−ザ発生器から発射
したレーザー光を集光させてなることを特徴とする。上
記によって、レーザー光を集光するので、各レーザー発
生器から発射されるレーザー光の出力を低くすることが
できるものである。
【0010】請求項5記載のプリプレグの切断方法は、
請求項1乃至請求項4いずれか記載のプリプレグの切断
方法において、上記レーザー光は、上記プリプレグの表
面を焦点距離のずれた状態で照射することを特徴とす
る。上記によって、照射されるプリプレグの表面の温
度、並びに、レーザーのスポット径を容易に制御するこ
とができるので、レーザー光のエネルギーが強すぎて、
照射された個所のプリプレグの樹脂が炭化することを防
ぐことができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1及び5に係る発
明に対応する方法を用いた実施の形態の一例を示すプリ
プレグの切断装置の概略図である。上記装置は、基材に
樹脂を含浸し、半硬化させたプリプレグ1を所定の寸法
に切断するものでる。
【0012】上記プリプレグ1は、ガラス基材等の長尺
の基材に、熱硬化性の樹脂を含浸し、乾燥し、樹脂を半
硬化させたシートであり、熱硬化性の樹脂がBステージ
状態のものである。上記熱硬化性の樹脂としては、エポ
キシ樹脂、ポリイミド樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等
の単独、変成物、混和物等を用いることができる。
【0013】上記切断装置は、プリプレグ1を切断する
切断刃2と、切断刃2の受刃3と、レーザー光8を発射
するレーザー発生器4と、反射したレーザー光8をプリ
プレグ1に照射する反射ミラー5とを備えている。上記
切断刃2は、プリプレグ1の流れ方向に対し、垂直方向
に切断するもので、スリッター刃等が挙げられる。
【0014】上記レーザー発生器4は、例えばCO2
ーザー発生器を用いることができる。このレーザー発生
器4は、プリプレグ1が配置されている方向に向けて、
レーザー光8を照射するように配置されている。また、
上記プリプレグ1の上方で、レーザー光8の経路上に
は、照射されたレーザー光8を垂直下方に全反射する反
射ミラー5が配置されている。上記反射ミラー5は、シ
リンダ制御等により、上記プリプレグ1の流れ方向と垂
直な方向に、レーザー光8の経路上を可逆的に移動でき
るものである。
【0015】プリプレグ1を切断するにあたっては、切
断刃2の進行方向9の前方に上記反射ミラー5を配置
し、レーザー発生器4から発したレーザー光8を反射ミ
ラー5で下方に反射し、切断刃2が進行する前方部分の
プリプレグ1の表面10にレーザー光8を照射する。こ
の状態で、反射ミラー5と切断刃2を一定の同一速度で
移動させると共に、切断刃2を回転させる。上記レーザ
ー光8が照射された部分は、プリプレグ1に含有した樹
脂が軟化するため、図5に示すように、長尺のプリプレ
グ1は、幅方向に亘って樹脂が軟化した部分11が形成
される。なお、上記切断方法は、樹脂の軟化とプリプレ
グ1の切断を同時に行うものであるが、図5では、樹脂
が軟化された様子のみ概念的に示している。そして、切
断刃2は、上記プリプレグ1の樹脂が軟化した部分11
を切断することになり、切断刃2でプリプレグ1を切断
する際に、樹脂が切断粉として飛散することを防止でき
る。樹脂が切断粉として飛散することがないので、プリ
プレグ1に付着して次工程に持ち込まれることことがな
い。
【0016】また、上記反射ミラー5で反射したレーザ
ー光8は、プリプレグ1の表面10に、焦点距離のずれ
た状態(デフォーカス状態と称す)で用いることができ
る。上記焦点距離のずれた状態のレーザー光8を用いる
と、照射されるプリプレグ1の表面10の温度、並び
に、レーザーのスポット径を容易に制御することができ
る。したがって、上記方法は、レーザー光8の出力が強
すぎて、照射された個所のプリプレグの樹脂が炭化する
ことを防ぐことができる。
【0017】因みに、レーザーのスポット径は、φ5〜
10mmとすることが好ましい。また、レーザー発生器
4から照射されるレーザー光8にて、樹脂を軟化させる
には、レーザー光8の出力は、100W、切断刃2及び
反射ミラー5の移動速度は40m/minとすることが
例示される。
【0018】図2は、請求項2、3に係る発明に対応す
る方法を用いた実施の形態の一例を示すプリプレグの切
断装置の概略図である。図1と異なる点のみ説明する。
上記装置は、プリプレグ1の上方で、レーザー光8の経
路上には、切断刃2を挟んで、この切断刃2の進行方向
の前方と後方に、部分反射ミラー6と全反射ミラー5a
が配置されている。上記部分反射ミラー6は、レーザー
発生器4の近い側に配置し、レーザー発生器4から発射
されたレーザー光8の一部を透過し、他を垂直下方に反
射するものである。上記全反射ミラー5aは、レーザー
発生器4の遠い側に配置し、上記部分反射ミラー6を透
過したレーザー光8aを垂直下方に反射するものであ
る。
【0019】図2に示す切断装置を用いるプリプレグ1
の切断方法においては、切断刃2が、プリプレグ1のレ
ーザー発生器4の遠い側から近い側に移動する。上記切
断刃2の進行方向9の前方に配置した部分反射ミラー6
は、レーザー発生器4から発したレーザー光8の一部を
透過し、他を垂直下方に反射し、切断前のプリプレグ1
を照射する。また、切断刃2の進行方向9の後方に配置
した全反射ミラー5aは、部分反射ミラー6を透過した
レーザー光8aを垂直下方に反射し、上記切断刃2で切
断されたプリプレグ1の切断端部を照射する。
【0020】上記部分反射ミラー6で反射したレーザー
光8が照射された部分は、プリプレグ1に含有した樹脂
が軟化し、上記切断刃2は、上記プリプレグ1の樹脂が
軟化した部分11を切断する。さらに、上記切断刃2で
切断されたプリプレグ1の切断端部にレーザー光8aが
照射されているので、プリプレグ1の切断端部の樹脂
は、軟化し、溶融するため滑らかな端面を形成する。上
記切断方法は、切断刃2で切断されたプリプレグ1の切
断端部を、溶融して滑らかな切断端部を形成するので、
プリプレグ1の切断端面から樹脂粉が欠け落ちることを
防止することができる。
【0021】また、上記切断方法は、レーザー光8の経
路上に、切断刃2を挟んで、部分反射ミラー6と全反射
ミラー5aを配置するので、一のレーザー発生器4で、
切断刃2の前と後にレーザー光8、8aを照射すること
ができるので、効率的である。
【0022】また、部分反射ミラー6、切断刃2、全反
射ミラー5aは、可逆的に自在に移動するものである。
この場合、切断刃2の往路と復路で切断することも可能
である。上記切断刃2の往路では、部分反射ミラー6で
照射したレーザー光8が切断前のプリプレグ1の樹脂を
軟化し、全反射ミラー5aで照射したレーザー光8aが
プリプレグ1の切断後に切断端面の樹脂を溶融するもの
であり、一方、上記切断刃2の復路では、全反射ミラー
5aで照射したレーザー光8aが切断前のプリプレグ1
の樹脂を軟化し、部分反射ミラー6で照射したレーザー
光8がプリプレグ1の切断後に切断端面の樹脂を溶融す
るものである。
【0023】レーザーのスポット径は、φ5〜10mm
とすることが好ましい。また、レーザー発生器4から照
射されるレーザー光8、8aにて、樹脂の軟化及び切断
端面を溶融させるには、レーザー光8の出力は、200
W、部分反射ミラー6、切断刃2、及び全反射ミラー5
aの移動速度は40m/minとすることが例示され
る。
【0024】図3、4は、請求項4に係る発明に対応す
る方法を用いた実施の形態の一例を示すプリプレグの切
断装置の概略図である。図1及び図2と異なる点のみ説
明する。図3に示す切断装置は、切断刃2の前方及び後
方に、各々複数のレーザー発生器4、4を備えている。
上記切断装置は、プリプレグ1の上方で、レーザー光8
の経路上に、上記複数のレーザー発生器4、4から発射
されたレーザー光8を下方に全反射する反射ミラー5、
5を複数設置し、これら反射ミラー5、5を収容する反
射ミラー5の収容体7を備えている。上記収容体7に収
容されている反射ミラー5b、5cは、レーザー光8の
経路に対し、自在に角度を調整できるものである。上記
反射ミラー5b、5cの角度は、反射ミラー5b、5c
で反射したレーザー光8が、プリプレグ1の所定の個所
で集光するように設定されるものである。上記反射ミラ
ー5の収容体7は、切断刃2を挟んで、進行方向の前方
と後方に配置され、上記進行方向の前方に配置した収容
体7に収容した反射ミラー5、5は、切断刃2の進行方
向の前方を照射し、上記進行方向の後方に配置した収容
体7に収容した反射ミラー5、5は、切断刃2の進行方
向の後方を照射するものである。
【0025】図3に示す切断装置を用いたプリプレグ1
の切断方法は、複数のレーザー発生器4からレーザー光
8が発射される。切断刃2の進行方向の前方に配置した
反射ミラー5、5で反射したレーザー光8は、プリプレ
グ1の表面10に集光し、この集光した個所のプリプレ
グ1の樹脂が軟化する。切断刃2は、この軟化した個所
を切断する。さらに、切断刃2の進行方向の後方に配置
した反射ミラー5、5で反射したレーザー光8は、切断
刃2で切断されたプリプレグ1の切断端部に集光し、樹
脂を軟化し、溶融して滑らかな端面を形成する。上記切
断刃2、及び、反射ミラー5の収容体7、7は、可逆的
に自在に移動するものであり、したがって、切断刃2の
往路と復路で切断することが可能となっている。
【0026】レーザーのスポット径は、φ5〜10mm
とすることが好ましい。また、レーザー発生器4から照
射されるレーザー光8にて、樹脂の軟化及び切断端面を
溶融させるには、レーザー光8の出力は、60W、切断
刃2、及び反射ミラー5の移動速度は40m/minと
することが例示される。
【0027】図4は、他の実施の形態を示すものであ
る。この切断装置は、切断刃2の前方及び後方に、各々
複数のレーザー発生器4、4を備えており、一の収容体
7に収容されている反射ミラー5のうち、一の反射ミラ
ー5dは、切断刃2の前方に配置されたレーザー発生器
4dから発射されたレーザー光8dを反射し、他の反射
ミラー5eは、切断刃2の後方に配置されたレーザー発
生器4eから発射されたレーザー光8eを反射するもの
である。
【0028】図4に示す切断装置を用いたプリプレグ1
の切断方法は、複数のレーザー発生器4からレーザー光
8が発射される。一の収容体7から反射した複数のレー
ザー光8、8は、切断刃2の進行方向の前方と後方を照
射する。切断刃2の前方を照射するレーザー光8は、プ
リプレグ1の表面10に集光し、この集光した個所のプ
リプレグ1の樹脂が軟化する。切断刃2は、この軟化し
た個所を切断する。さらに、切断刃2の進行方向の後方
照射するレーザー光8は、プリプレグ1の切断端部に集
光し、樹脂を軟化し、溶融して滑らかな端面を形成す
る。上記切断刃2、及び、反射ミラー5の収容体7、7
は、可逆的に自在に移動するものであり、切断刃2の往
路と復路で切断することが可能となっている。
【0029】レーザーのスポット径は、φ5〜10mm
とすることが好ましい。また、レーザー発生器4から照
射されるレーザー光8にて、樹脂の軟化及び切断端面を
溶融させるには、レーザー光8の出力は、60W、切断
刃2、及び反射ミラー5の移動速度は40m/minと
することが例示される。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載のプリプレグの切断方法
は、切断刃は、上記プリプレグの樹脂が軟化した部分を
切断することになり、切断の際に、樹脂が切断粉として
飛散することを防止することができる。したがって、飛
散した切断粉がプリプレグに付着することがないもので
ある。
【0031】さらに、請求項2記載のプリプレグの切断
方法は、特に、レーザ光がプリプレグの切断した後の切
断端部の樹脂を、軟化し、溶融するため滑らかな端面を
形成するので、プリプレグの切断端面から樹脂粉が欠け
落ちることを防止することができる。
【0032】さらに、請求項3記載のプリプレグの切断
方法は、特に、一のレーザー発生器で、切断刃の前方と
後方のプリプレグにレーザー光を照射することができる
ので、効率が良い。
【0033】さらに、請求項4記載のプリプレグの切断
方法は、特に、レーザー光を集光するので、各レーザー
発生器から発射されるレーザー光の出力を低くすること
ができる。
【0034】さらに、請求項5記載のプリプレグの切断
方法は、特に、照射されるプリプレグの表面の温度、並
びに、レーザーのスポット径を容易に制御することがで
きるので、レーザー光のエネルギーが強すぎて、照射さ
れた個所のプリプレグの樹脂が炭化することを防ぐこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を用いた実施の形態の一例を示す
切断装置の概略図である。
【図2】本発明の他の方法を用いた実施の形態の一例を
示す切断装置の概略図である。
【図3】本発明の他の方法を用いた実施の形態の一例を
示す切断装置の概略図である。
【図4】本発明の他の方法を用いた実施の形態の一例を
示す切断装置の概略図である。
【図5】プリプレグの樹脂が軟化した状態を示す概念図
である。
【符号の説明】
1 プリプレグ 2 切断刃 4 レーザー発生器 5 反射ミラー 5a 全反射ミラー 6 部分反射ミラー 8 レーザー光
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29B 11/14 B29B 11/14 // B23K 103:16 B23K 103:16 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26D 7/10 B23K 26/00 B23K 26/00 310 B29B 11/02 B29B 11/14 B23K 103:16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材に樹脂を含浸し、半硬化させたプリ
    プレグを所定の寸法に切断するプリプレグの切断方法に
    おいて、上記プリプレグの表面にレーザー光を一定出力
    照射し、このレーザー光の照射位置を一定速度で移動
    させながら、レーザー光が照射した部分の樹脂を軟化さ
    せた後に、切断位置を前記レーザー光の照射位置と同一
    速度で移動させて、この樹脂が軟化した部分を切断刃で
    切断することを特徴とするプリプレグの切断方法。
  2. 【請求項2】 上記切断刃で切断された後に、プリプレ
    グの切断端部を、さらに、レーザー光を照射することを
    特徴とする請求項1記載のプリプレグの切断方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のプリプレグの切断方法に
    おいて、上記レーザー光の経路上に、照射されたレーザ
    ー光の一部を透過し他をプリプレグに照射する部分反射
    ミラーと、上記部分反射ミラーを透過したレーザー光を
    プリプレグの表面に反射する全反射ミラーを配置し、且
    つ、上記部分反射ミラーで反射したレーザー光と全反射
    ミラーで反射したレーザー光のうち、一方が切断刃の進
    行方向の前方のプリプレグを照射し、他方が切断刃で切
    断した後に切断端面を照射することを特徴とする請求項
    2記載のプリプレグの切断方法。
  4. 【請求項4】 上記レーザー光を発射するレ?ザ発生器
    を複数設置し、この複数設置したレ?ザ発生器から発射
    したレーザー光を集光させてなることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3いずれか記載のプリプレグの切断方
    法。
  5. 【請求項5】 上記レーザー光は、上記プリプレグの表
    面を焦点距離のずれた状態で照射することを特徴とする
    請求項1乃至請求項4いずれか記載のプリプレグの切断
    方法。
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