JP2000296968A - 板材の保護フィルム剥離装置 - Google Patents
板材の保護フィルム剥離装置Info
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- JP2000296968A JP2000296968A JP11103967A JP10396799A JP2000296968A JP 2000296968 A JP2000296968 A JP 2000296968A JP 11103967 A JP11103967 A JP 11103967A JP 10396799 A JP10396799 A JP 10396799A JP 2000296968 A JP2000296968 A JP 2000296968A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】板材の保護フィルムを効率的かつ確実に剥離
し、剥離に必要な粘着力を維持するための装置保全が簡
便な保護フィルムの剥離装置を提供すること目的とす
る。 【解決手段】板材の表面に貼着された保護フィルムを粘
着性を有する部材を押圧粘着させて剥離する保護フィル
ムの剥離装置において、他と独立した軸に保持されたロ
ール巻粘着テープを押圧粘着することによる前記保護フ
ィルムの剥離手段と、前記ロール巻粘着テープと別の軸
でかつ隣接して配置されたベルトプーリ上に一端を掛け
られた挟み込みベルトによる前記保護フィルムの排出手
段と、前記ベルトプーリが前記ロール巻粘着テープの半
径方向に位置を可変するための位置調整手段を具備する
ことを特徴とする板材の保護フィルム剥離装置である。
し、剥離に必要な粘着力を維持するための装置保全が簡
便な保護フィルムの剥離装置を提供すること目的とす
る。 【解決手段】板材の表面に貼着された保護フィルムを粘
着性を有する部材を押圧粘着させて剥離する保護フィル
ムの剥離装置において、他と独立した軸に保持されたロ
ール巻粘着テープを押圧粘着することによる前記保護フ
ィルムの剥離手段と、前記ロール巻粘着テープと別の軸
でかつ隣接して配置されたベルトプーリ上に一端を掛け
られた挟み込みベルトによる前記保護フィルムの排出手
段と、前記ベルトプーリが前記ロール巻粘着テープの半
径方向に位置を可変するための位置調整手段を具備する
ことを特徴とする板材の保護フィルム剥離装置である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばプラスチック
板などの板材の表面に貼着された保護フィルムやカバー
フィルムを剥離する装置に関する。
板などの板材の表面に貼着された保護フィルムやカバー
フィルムを剥離する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板材の表面に貼着された保護フィ
ルムを剥離する装置としては、例えば板材の搬送経路上
に粘着ゴムロールを配置し、板材の先端部が粘着ゴムロ
ールに押圧接触して通過する際に、板材に貼着されてい
た保護フィルムの先端を粘着ゴムロールに粘着して剥離
する仕組みになっていた。
ルムを剥離する装置としては、例えば板材の搬送経路上
に粘着ゴムロールを配置し、板材の先端部が粘着ゴムロ
ールに押圧接触して通過する際に、板材に貼着されてい
た保護フィルムの先端を粘着ゴムロールに粘着して剥離
する仕組みになっていた。
【0003】ところが前記従来の技術では次のような問
題があった。すなわち、前記粘着ゴムロールは長時間使
用している間に表面にごみやほこりが付着して粘着力が
低下し、保護フィルムが剥離できなくなってしまうとい
う問題。また、前記粘着ゴムロールは水やアルコールな
どのの溶媒洗浄により粘着力は回復できるが、保護フィ
ルムの剥離に必要な粘着力を維持するために定期的に洗
浄しなければならず、また洗浄やゴムの劣化による交換
のために粘着ゴムロールの脱着が必要になることもある
など、装置保全が煩雑であるという問題点である。
題があった。すなわち、前記粘着ゴムロールは長時間使
用している間に表面にごみやほこりが付着して粘着力が
低下し、保護フィルムが剥離できなくなってしまうとい
う問題。また、前記粘着ゴムロールは水やアルコールな
どのの溶媒洗浄により粘着力は回復できるが、保護フィ
ルムの剥離に必要な粘着力を維持するために定期的に洗
浄しなければならず、また洗浄やゴムの劣化による交換
のために粘着ゴムロールの脱着が必要になることもある
など、装置保全が煩雑であるという問題点である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点に
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
板材の保護フィルムを効率的かつ確実に剥離し、剥離に
必要な粘着力を維持するための装置保全が簡便な保護フ
ィルムの剥離装置を提供するものである。
鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、
板材の保護フィルムを効率的かつ確実に剥離し、剥離に
必要な粘着力を維持するための装置保全が簡便な保護フ
ィルムの剥離装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、下記の手
段によって達成できる。すなわち、請求項1記載の発明
は、板材の表面に貼着された保護フィルムを粘着性を有
する部材を押圧粘着させて剥離する保護フィルムの剥離
装置において、他と独立した軸に保持されたロール巻粘
着テープを押圧粘着することによる前記保護フィルムの
剥離手段と、前記ロール巻粘着テープと別の軸でかつ隣
接して配置されたベルトプーリ上に一端を掛けられた挟
み込みベルトによる前記保護フィルムの排出手段と、前
記ベルトプーリが前記ロール巻粘着テープの半径方向に
位置を可変するための位置調整手段を具備することを特
徴とする板材の保護フィルム剥離装置である。
段によって達成できる。すなわち、請求項1記載の発明
は、板材の表面に貼着された保護フィルムを粘着性を有
する部材を押圧粘着させて剥離する保護フィルムの剥離
装置において、他と独立した軸に保持されたロール巻粘
着テープを押圧粘着することによる前記保護フィルムの
剥離手段と、前記ロール巻粘着テープと別の軸でかつ隣
接して配置されたベルトプーリ上に一端を掛けられた挟
み込みベルトによる前記保護フィルムの排出手段と、前
記ベルトプーリが前記ロール巻粘着テープの半径方向に
位置を可変するための位置調整手段を具備することを特
徴とする板材の保護フィルム剥離装置である。
【0006】<作用>本発明の板材の保護フィルム剥離
装置によれば、板材の搬送経路上に他と独立した軸に配
置されたロール巻粘着テープが板材表面に貼着された保
護フィルムを押圧粘着することで剥がし取り、その後、
ロール巻粘着テープに粘着した保護フィルムは、続いて
ロール巻粘着テープと別の軸でかつ隣接して配置された
ベルトプーリに一端をかけられた挟み込みベルトに挟み
込まれる際に、ロール巻粘着テープから引き剥がされな
がら下流に搬送され、フィルム収容ボックスに排出され
る。一定時間の装置稼動後ごみやほこりで前記ロール巻
粘着テープの粘着力が低下した時には、ロール巻粘着テ
ープを一周分剥がし取ることで直ちに粘着力は回復し、
また数回ロール巻粘着テープを剥がし取ることで径が小
さくなった時には、前記ベルトプーリを半径方向に位置
を動かすことでロール巻粘着テープから挟み込みベルト
への保護フィルムの剥離および搬送を確実に行うことが
可能になる。
装置によれば、板材の搬送経路上に他と独立した軸に配
置されたロール巻粘着テープが板材表面に貼着された保
護フィルムを押圧粘着することで剥がし取り、その後、
ロール巻粘着テープに粘着した保護フィルムは、続いて
ロール巻粘着テープと別の軸でかつ隣接して配置された
ベルトプーリに一端をかけられた挟み込みベルトに挟み
込まれる際に、ロール巻粘着テープから引き剥がされな
がら下流に搬送され、フィルム収容ボックスに排出され
る。一定時間の装置稼動後ごみやほこりで前記ロール巻
粘着テープの粘着力が低下した時には、ロール巻粘着テ
ープを一周分剥がし取ることで直ちに粘着力は回復し、
また数回ロール巻粘着テープを剥がし取ることで径が小
さくなった時には、前記ベルトプーリを半径方向に位置
を動かすことでロール巻粘着テープから挟み込みベルト
への保護フィルムの剥離および搬送を確実に行うことが
可能になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下には、本発明に係わる板材の
保護フィルム剥離装置の実施例を、図面に基づいてさら
に詳細に説明する。
保護フィルム剥離装置の実施例を、図面に基づいてさら
に詳細に説明する。
【0008】図1は、本実施例に係わる板材の保護フィ
ルム剥離装置の全体図であり、図2は本実施例に係わる
板材の保護フィルム剥離装置の剥離部分の断面図を示し
たものである。
ルム剥離装置の全体図であり、図2は本実施例に係わる
板材の保護フィルム剥離装置の剥離部分の断面図を示し
たものである。
【0009】1は被剥離対象である板材であり、下面に
保護フィルム22が貼着されている。上面については保護
フィルムの有無は問わない。
保護フィルム22が貼着されている。上面については保護
フィルムの有無は問わない。
【0010】5はロール巻粘着テープで、例えばカーペ
ットや床等の清掃に用いられるようなロール巻粘着テー
プであり、粘着面がロールの外周になるように巻かれて
おり、外周面の粘着力が低下した場合にはロールを一周
分剥がし取ることで粘着力を回復することができる。こ
のロール巻粘着テープ5は板材1に貼着したまま引き出
されることがないように、板材1との接触面において板
材1の進行方向に巻かれていることが望ましい。
ットや床等の清掃に用いられるようなロール巻粘着テー
プであり、粘着面がロールの外周になるように巻かれて
おり、外周面の粘着力が低下した場合にはロールを一周
分剥がし取ることで粘着力を回復することができる。こ
のロール巻粘着テープ5は板材1に貼着したまま引き出
されることがないように、板材1との接触面において板
材1の進行方向に巻かれていることが望ましい。
【0011】ロール巻粘着テープ5はロール支持部6に
より支持されている。16はバックロールであり、板材1
の厚さによって上下に移動できるようになっている。こ
こでロール支持部6は図示しない例えば空圧シリンダや
バネなどを用いた押圧機構に接続されており、常にロー
ル巻粘着テープ5をバックロール16に押圧接触してい
る。
より支持されている。16はバックロールであり、板材1
の厚さによって上下に移動できるようになっている。こ
こでロール支持部6は図示しない例えば空圧シリンダや
バネなどを用いた押圧機構に接続されており、常にロー
ル巻粘着テープ5をバックロール16に押圧接触してい
る。
【0012】ロール巻粘着テープ5に隣接して、ベルト
プーリ7aがスライダ26に支持されており、ベルト8が
掛けられている。ベルトプーリ7aはスライダ26ととも
に調整ネジ17によって、ロール巻粘着テープ5の径に応
じて、その位置を図中左右方向に調整することができ
る。このときベルトプーリ7aに対向するベルトプーリ
7bもバネ18の押圧作用によってベルトプーリ7aに追
従して移動する。またベルト8と対向するようにベルト
9が配置されており、ベルト9が掛けられているベルト
プーリ7b、10b、11b、12bはバネ18〜21の押圧作用
によってベルト9をベルト8に押し付けながら回転する
ようになっている。
プーリ7aがスライダ26に支持されており、ベルト8が
掛けられている。ベルトプーリ7aはスライダ26ととも
に調整ネジ17によって、ロール巻粘着テープ5の径に応
じて、その位置を図中左右方向に調整することができ
る。このときベルトプーリ7aに対向するベルトプーリ
7bもバネ18の押圧作用によってベルトプーリ7aに追
従して移動する。またベルト8と対向するようにベルト
9が配置されており、ベルト9が掛けられているベルト
プーリ7b、10b、11b、12bはバネ18〜21の押圧作用
によってベルト9をベルト8に押し付けながら回転する
ようになっている。
【0013】これらのロール巻粘着テープ、ベルト、ベ
ルトプーリ等は(図3)に示すように複数個組み合わさ
れることで板材1の大きさに対応することができる。
ルトプーリ等は(図3)に示すように複数個組み合わさ
れることで板材1の大きさに対応することができる。
【0014】また、図1において、2aおよび2bは搬
送コンベアであり、搬送経路途中にはニップロール3
a、3bおよび4a、4bが配置されている。ニップロ
ール3a、4aは上下に移動できるようになっており、
板材1の厚さによってロール間の隙間量を調整できるよ
うになっている。またベルト8およびベルト9の下流出
口には櫛刃状のガイド板14a、14bおよびフィルム収容
ボックス15が設置してある。ここで搬送コンベア2a、
2bおよびニップロール3b、4bおよびベルト8は図
示しない駆動装置によって同一速度で駆動されている。
送コンベアであり、搬送経路途中にはニップロール3
a、3bおよび4a、4bが配置されている。ニップロ
ール3a、4aは上下に移動できるようになっており、
板材1の厚さによってロール間の隙間量を調整できるよ
うになっている。またベルト8およびベルト9の下流出
口には櫛刃状のガイド板14a、14bおよびフィルム収容
ボックス15が設置してある。ここで搬送コンベア2a、
2bおよびニップロール3b、4bおよびベルト8は図
示しない駆動装置によって同一速度で駆動されている。
【0015】次に本実施例に係わる板材の保護フィルム
剥離装置の動作について説明する。
剥離装置の動作について説明する。
【0016】まず被剥離対象物である板材1を保護フィ
ルム22の貼着されている面を下にして搬送コンベア2a
上に投入すると、板材1はニップロール3a、3b間を
通過し、続いてニップロール3a、3bに挟まれたまま
バックロール16とロール巻粘着テープ5の間へと搬送さ
れる。そして板材1の先端部がロール巻粘着テープ5に
接触すると、保護フィルム22の先端はロール巻粘着テー
プ5に押圧粘着され板材1より剥がされ始める。
ルム22の貼着されている面を下にして搬送コンベア2a
上に投入すると、板材1はニップロール3a、3b間を
通過し、続いてニップロール3a、3bに挟まれたまま
バックロール16とロール巻粘着テープ5の間へと搬送さ
れる。そして板材1の先端部がロール巻粘着テープ5に
接触すると、保護フィルム22の先端はロール巻粘着テー
プ5に押圧粘着され板材1より剥がされ始める。
【0017】続いて、板材1の先端より剥がされた保護
フィルム22はロール巻粘着テープ5に粘着されながら巻
き付いていくが、ロール巻粘着テープ5に貼着していな
い部分はやがてベルト8、9の挟み込み入口へと導か
れ、ベルト8、9によって挟み込まれる。その後保護フ
ィルム22はバネ18〜21の押圧によるベルトプーリおよび
ベルトのニップ力によってロール巻粘着テープ5からは
引き剥がされ、ベルトの下流出口へ送られる。ベルトの
下流出口には櫛刃状のガイド板14a、14bが設置してあ
るため、保護フィルム22が自身の弱い粘着力や静電気力
によってベルト8、9に貼着したとしても、ガイド板14
a、14bによってスムーズに剥がされフィルム収容ボッ
クス15内に落下する。
フィルム22はロール巻粘着テープ5に粘着されながら巻
き付いていくが、ロール巻粘着テープ5に貼着していな
い部分はやがてベルト8、9の挟み込み入口へと導か
れ、ベルト8、9によって挟み込まれる。その後保護フ
ィルム22はバネ18〜21の押圧によるベルトプーリおよび
ベルトのニップ力によってロール巻粘着テープ5からは
引き剥がされ、ベルトの下流出口へ送られる。ベルトの
下流出口には櫛刃状のガイド板14a、14bが設置してあ
るため、保護フィルム22が自身の弱い粘着力や静電気力
によってベルト8、9に貼着したとしても、ガイド板14
a、14bによってスムーズに剥がされフィルム収容ボッ
クス15内に落下する。
【0018】一方、板材1は保護フィルム22を剥離され
ながら、ニップロール4a、4b間を通過し搬送コンベ
ア2bへと送られていく。板材1は保護フィルム22を剥
がされている間はニップロール3a、3bまたはニップ
ロール4a、4bの少なくともどちらか一組に挟まれて
いるので、剥離中にその姿勢を変動することはない。
ながら、ニップロール4a、4b間を通過し搬送コンベ
ア2bへと送られていく。板材1は保護フィルム22を剥
がされている間はニップロール3a、3bまたはニップ
ロール4a、4bの少なくともどちらか一組に挟まれて
いるので、剥離中にその姿勢を変動することはない。
【0019】図4、図5は、本実施例に係わる板材の保
護フィルム剥離装置において、ロール巻粘着テープの径
が小さくなった時のベルトプーリの位置調整を示す部分
図である。
護フィルム剥離装置において、ロール巻粘着テープの径
が小さくなった時のベルトプーリの位置調整を示す部分
図である。
【0020】ロール巻粘着テープ5は剥離を行うにした
がって、ごみやほこりが付着し、剥離に必要な粘着力が
徐々に低下するが、ロールを一周分剥がし取ることで粘
着力を回復することができる。このとき、図4に示すよ
うに、ロール巻粘着テープ5の径は小さくなる。図中上
下方向には図示しない例えば空圧シリンダやバネなどに
よってバックロール16に常に押圧をかけているため、搬
送されてくる板材1とは常に接触することができるが、
図中左右方向は、ベルトプーリ7a、7bの外周、すな
わちベルトの挟み込み入口部分とロール巻粘着テープ5
の外周の位置にずれが生じ、保護フィルム22の受け渡し
が困難になる。そのためこのようにロール巻粘着テープ
5の径が小さくなった時には、図4のように、調整ネジ
17を調整しベルトプーリ7a、7bを図中左方向に移動
させることで、挟み込みベルトへの受け渡しをスムーズ
に行えるようになる。またロール巻粘着テープ5の交換
も、ロール軸23はそれぞれ独立支持されているため簡単
に脱着交換することが可能である。
がって、ごみやほこりが付着し、剥離に必要な粘着力が
徐々に低下するが、ロールを一周分剥がし取ることで粘
着力を回復することができる。このとき、図4に示すよ
うに、ロール巻粘着テープ5の径は小さくなる。図中上
下方向には図示しない例えば空圧シリンダやバネなどに
よってバックロール16に常に押圧をかけているため、搬
送されてくる板材1とは常に接触することができるが、
図中左右方向は、ベルトプーリ7a、7bの外周、すな
わちベルトの挟み込み入口部分とロール巻粘着テープ5
の外周の位置にずれが生じ、保護フィルム22の受け渡し
が困難になる。そのためこのようにロール巻粘着テープ
5の径が小さくなった時には、図4のように、調整ネジ
17を調整しベルトプーリ7a、7bを図中左方向に移動
させることで、挟み込みベルトへの受け渡しをスムーズ
に行えるようになる。またロール巻粘着テープ5の交換
も、ロール軸23はそれぞれ独立支持されているため簡単
に脱着交換することが可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明の板材の保護フィルム剥離装置に
よれば、粘着性を有する部材としてロール巻粘着テープ
を使用するため、粘着力が低下した場合にはロールを一
周分剥がし取ることで容易に粘着力を回復することがで
きる。さらにロール巻粘着テープの交換もロール軸が他
のロール軸およびベルトプーリとは分離しているため簡
便である。また板材に貼着されている保護フィルムにロ
ール巻粘着テープを押圧粘着させて剥離し、次にロール
巻粘着テープと交互に配置されたベルトに挟み込むこと
でロール巻粘着テープから保護フィルムを引き剥がすよ
うになっており、さらにベルト入口部分のベルトプーリ
をロール巻粘着テープの径に応じて位置調整できるた
め、搬送中の板材を停止させることなく連続動作で、効
率的かつ確実に保護フィルムを剥離することができる。
つまり、板材の保護フィルムを効率的かつ確実に剥離
し、剥離に必要な粘着力を維持するための装置保全が簡
便な保護フィルムの剥離装置を提供することができる。
よれば、粘着性を有する部材としてロール巻粘着テープ
を使用するため、粘着力が低下した場合にはロールを一
周分剥がし取ることで容易に粘着力を回復することがで
きる。さらにロール巻粘着テープの交換もロール軸が他
のロール軸およびベルトプーリとは分離しているため簡
便である。また板材に貼着されている保護フィルムにロ
ール巻粘着テープを押圧粘着させて剥離し、次にロール
巻粘着テープと交互に配置されたベルトに挟み込むこと
でロール巻粘着テープから保護フィルムを引き剥がすよ
うになっており、さらにベルト入口部分のベルトプーリ
をロール巻粘着テープの径に応じて位置調整できるた
め、搬送中の板材を停止させることなく連続動作で、効
率的かつ確実に保護フィルムを剥離することができる。
つまり、板材の保護フィルムを効率的かつ確実に剥離
し、剥離に必要な粘着力を維持するための装置保全が簡
便な保護フィルムの剥離装置を提供することができる。
【図1】本発明に係わる板材の保護フィルム剥離装置の
一実施例の全体図を概略に示す説明図である。
一実施例の全体図を概略に示す説明図である。
【図2】本発明に係わる板材の保護フィルム剥離装置の
一実施例の剥離部分の断面図である。
一実施例の剥離部分の断面図である。
【図3】本発明に係わる板材の保護フィルム剥離装置の
一実施例の剥離部分を複数個組み合わせた形態を示す図
である。
一実施例の剥離部分を複数個組み合わせた形態を示す図
である。
【図4】本発明に係わる板材の保護フィルム剥離装置の
一実施例のロール巻粘着テープの径が小さくなった時の
調整前のベルトプーリの位置を示す部分図である。
一実施例のロール巻粘着テープの径が小さくなった時の
調整前のベルトプーリの位置を示す部分図である。
【図5】本発明に係わる板材の保護フィルム剥離装置の
一実施例のロール巻粘着テープの径が小さくなった時の
調整後のベルトプーリの位置を示す部分図である。
一実施例のロール巻粘着テープの径が小さくなった時の
調整後のベルトプーリの位置を示す部分図である。
1・・・板材 2a・・・搬送コンベア 2b・・・搬送コンベア 3a・・・ニップロール 3b・・・ニップロール 4a・・・ニップロール 4b・・・ニップロール 5・・・ロール巻粘着テープ 6・・・ロール支持部 7a・・・ベルトプーリ 7b・・・ベルトプーリ 8・・・ベルト 9・・・ベルト 10a・・・ベルトプーリ 10b・・・ベルトプーリ 11a・・・ベルトプーリ 11b・・・ベルトプーリ 12a・・・ベルトプーリ 12b・・・ベルトプーリ 13a・・・テンションプーリ 13b・・・テンションプーリ 14a・・・ガイド板 14b・・・ガイド板 15・・・フィルム収容ボックス 16・・・バックロール 17・・・調整ネジ 18・・・バネ 19・・・バネ 20・・・バネ 21・・・バネ 22・・・保護フィルム 23・・・ロール軸 24・・・駆動プーリ 25・・・ベルトプーリ 26・・・スライダ
Claims (1)
- 【請求項1】板材の表面に貼着された保護フィルムを粘
着性を有する部材を押圧粘着させて剥離する保護フィル
ムの剥離装置において、他と独立した軸に保持されたロ
ール巻粘着テープを押圧粘着することによる前記保護フ
ィルムの剥離手段と、前記ロール巻粘着テープと別の軸
でかつ隣接して配置されたベルトプーリ上に一端を掛け
られた挟み込みベルトによる前記保護フィルムの排出手
段と、前記ベルトプーリが前記ロール巻粘着テープの半
径方向に位置を可変するための位置調整手段を具備する
ことを特徴とする板材の保護フィルム剥離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11103967A JP2000296968A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 板材の保護フィルム剥離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11103967A JP2000296968A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 板材の保護フィルム剥離装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000296968A true JP2000296968A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14368141
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11103967A Pending JP2000296968A (ja) | 1999-04-12 | 1999-04-12 | 板材の保護フィルム剥離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000296968A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003002442A1 (en) * | 2001-06-27 | 2003-01-09 | Cardo Door Production A/S | A method of removing a cover sheet adhering to a plate, an apparatus for performing the method, and use of both the method and the apparatus |
JP2006193308A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Hitachi Displays Ltd | フィルム材の剥離方法及び装置 |
CN102632685A (zh) * | 2012-05-04 | 2012-08-15 | 深圳市华星光电技术有限公司 | 偏光片剥离机及其剥离偏光片的方法 |
CN106739426A (zh) * | 2016-12-27 | 2017-05-31 | 福建工程学院 | 一种刹车片隙片撕纸机构 |
CN114407498A (zh) * | 2022-01-06 | 2022-04-29 | 江苏才道精密仪器有限公司 | 一种偏光膜撕膜机构 |
-
1999
- 1999-04-12 JP JP11103967A patent/JP2000296968A/ja active Pending
Cited By (6)
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