JP2001315730A - ラベル剥離装置 - Google Patents

ラベル剥離装置

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JP2001315730A
JP2001315730A JP2000139275A JP2000139275A JP2001315730A JP 2001315730 A JP2001315730 A JP 2001315730A JP 2000139275 A JP2000139275 A JP 2000139275A JP 2000139275 A JP2000139275 A JP 2000139275A JP 2001315730 A JP2001315730 A JP 2001315730A
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guide
mount
backing
peeling
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JP2000139275A
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Mitsuo Miura
三雄 三浦
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Shintom Co Ltd
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Shintom Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易かつ確実にラベルを台紙から剥がすこ
と。 【解決手段】 ラベル剥離装置1は、表面にラベル33
が貼付けされた台紙32を搬送する台紙搬送手段と、搬
送されるラベル33付きの台紙32の搬送路となる台部
4と、この台部4との間に形成した隙間に台紙32を通
し、そのたわみを防止すると共に案内ガイドとなるガイ
ド15と、台紙32とラベル33とが剥離される剥離位
置とガイド15の間に配置され、隙間を通ってきた台紙
32を台部4から離れる方向に押しやる押し上げ手段
と、台紙32をラベル33貼付側とは反対方向に曲げる
ラベル剥離部と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台紙に貼付された
ラベルを台紙から剥離させるラベル剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラベル剥離装置71は、図8に示
すように、台紙ロール72を支持リール73に取り付
け、台紙74に一定のテンションを与えながら、巻き込
みローラ75で台紙74を装置本体上面の前側に引き込
む。この台紙74が引き込まれる際に、後方の底内ロー
ラ77で大きく曲げられ、かつ装置本体の前方の角部で
台紙74が鋭角に折れ曲げられつつ搬送される。この結
果、台紙74上に貼付されたラベル76の腰の強さによ
って台紙74からラベル76が剥離することとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のラベル
剥離装置71は、図8の矢印Vとして示すように搬送途
中に台紙74が浮き上がってしまい、十分な鋭角が得ら
れず、ラベル76が台紙74から剥離せずに装置内部に
引き込まれてしまうという問題が生じている。また、特
定のラベルによっては十分に剥離するが、他の種類のラ
ベルについては不十分となるというように、不安定な剥
離作用をなし、自動化工程には組み込みにくいものとな
っている。
【0004】本発明は、上記従来技術の問題を解決する
ためになされたものであり、ラベルの剥離が確実になさ
れるラベル剥離装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のラベル剥離装置は、表面にラベルが貼付
けされた台紙を搬送する台紙搬送手段と、搬送されるラ
ベル付きの台紙の搬送路となる台部と、この台部との間
に形成した隙間に台紙を通し、そのたわみを防止すると
共に案内ガイドとなるガイドと、台紙とラベルとが剥離
される剥離位置とガイドの間に配置され、隙間を通って
きた台紙を台部から離れる方向に押しやる押し上げ手段
と、台紙をラベル貼付側とは反対方向に曲げるラベル剥
離部を設けている。
【0006】このため、案内ガイドを通過したラベル付
き台紙が、押し上げ手段に押し上げられることで、その
後、ラベル剥離位置において、台紙からラベルが確実に
剥離されることとなる。また、ラベルが貼付されている
台紙は、案内ガイドとなるガイドで案内されると共に、
台部から離れる方向へのたわみが防止されるので、搬送
がスムーズとなると共にその後のラベル剥離部でのラベ
ルの剥離作用が一層安定化する。
【0007】他の発明のラベル剥離装置は、表面にラベ
ルが貼付けされた台紙を搬送する台紙搬送手段と、搬送
されるラベル付きの台紙の搬送路となる台部と、この台
部との間で形成した隙間に台紙を通し、その台部から離
れる方向へのたわみを防止すると共に案内ガイドとなる
ガイドと、台紙をラベル貼付け側とは反対方向に曲げる
ラベル剥離部とを備え、ガイドは、平板状とされると共
にラベル付きの台紙を隙間に30〜130度の角度をも
って導入するように配置されている。
【0008】ラベルが貼付けされている台紙は、案内ガ
イドとなるガイドで案内されると共に、台部から離れる
方向へのたわみが防止されるので、搬送がスムーズとな
ると共にその後のラベル剥離部でのラベルの剥離作用が
より安定化する。また、案内ガイドの進入角度が30〜
130度の範囲となっているので、ラベル付き台紙が進
入し易くなると共にその後の剥離部でのラベルの剥離が
確実となる。
【0009】さらに他の発明は、上述の発明のラベル剥
離装置に加え、ラベルが台紙から剥離されるラベル剥離
部とガイドとの間に、隙間を通ってきた台紙を台部から
離れる方向に押しやる押し上げ手段を設けている。
【0010】この押し上げ手段によって案内ガイドを通
過してきたラベル付きの台紙が押し上げられ、その後の
ラベル剥離部で、ラベルが剥がれ易くなる。
【0011】さらに、他の発明は、上述の各発明に加
え、押し上げ手段を丸棒材とし、その設置位置を変更可
能にしている。このように、押し上げ手段が丸棒材とさ
れているので、ラベル付きの台紙は、滑らかにこの押し
上げ手段を通過していく。また、この丸棒材の位置が変
更可能となっているため、ラベルの大きさ、台紙の腰の
強さ等が異なる様々のラベル付きの台紙に対してもこの
ラベル剥離装置を適用することができる。
【0012】また、他の発明は、上述の各発明のラベル
剥離装置に加え、ガイドの取付位置を変更可能としてい
る。このように、ガイドの取付位置が変更可能となって
いるので、ラベルの大きさ、台紙の腰の強さ等が異なる
様々のラベル付き台紙に対してもこのラベル剥離装置を
適用することができる。
【0013】さらに他の発明は、上述の各発明に加え、
押し上げ手段の高さを台部の表面より3.0〜8.0m
mとし、ガイドと押し上げ手段との距離を0.5〜3
0.0mmとしている。
【0014】この結果、ラベルの大きさ、台紙の腰の強
さ等が異なる様々のラベル付き台紙に対してもこのラベ
ル剥離装置を適用することができる。また、この範囲外
になると、ラベルの剥離が不十分となりがちとなるが、
この範囲内に設定することによってラベルの確実な剥離
が可能となる。
【0015】また、他の発明は、上述の各発明のラベル
剥離装置に加え、ラベルの剥離を検出する光センサをラ
ベルが台紙から剥離されるラベル剥離部またはその近傍
に配置し、ラベルの剥離が検知されない時、台紙を逆送
するように台紙搬送部を制御するようにしている。
【0016】このため、ラベルが台紙から剥離されない
時は、光センサでその状況が検知されることとなり、ラ
ベル未剥離が確実に検知されることとなる。また、ラベ
ルが剥離されないまま、ラベル付き台紙が廃却位置へも
たらされることを防止することができる。
【0017】また、他の発明は、上述の各発明のラベル
剥離装置に加え、台紙搬送手段は、ラベルが剥離された
台紙を引き込む引き込み手段を有し、この引き込み手段
によって引き込まれた台紙を装置外に排出するようにし
ている。
【0018】この構成では、ラベルが剥され、その後の
台紙が装置内に引き込まれた後、装置外に排出されるた
め、装置外にゴミ箱を設置すれば自動的に台紙をごみ箱
に入れることができる。このため、台紙を巻き取る巻き
取り手段のセット操作が無くなると共に、巻き取り後の
台紙の処理作業が簡略化されることとなる。
【0019】また、他の発明のラベル剥離装置は、表面
にラベルが貼付けされた台紙を搬送する台紙搬送手段
と、搬送されるラベル付きの台紙の搬送路となる台部
と、この台部との間で形成した隙間に台紙を通し、その
台部から離れる方向へのたわみを防止すると共に案内ガ
イドとなるガイドと、台紙をラベル貼付け側とは反対方
向に曲げるラベル剥離部とを備え、台紙搬送手段は、ラ
ベルが剥離された台紙を引き込む引き込み手段を有し、
この引き込み手段によって引き込まれた台紙を装置外に
排出するようにしている。
【0020】このため、ラベルが貼付けされている台紙
は、案内ガイドとなるガイドで案内されると共に、台部
から離れる方向へのたわみが防止されるので、搬送がス
ムーズになると共に、その後のラベル剥離部でのラベル
の剥離がより安定化する。また、ラベルが剥され、その
後の台紙が装置内に引き込まれた後、装置外に排出され
るため、装置外にゴミ箱を設置すれば自動的に台紙をゴ
ミ箱に入れることができる。このため、台紙を巻き取る
巻き取り手段のセット操作が無くなると共に、巻き取り
後の台紙の処理作業が簡略化されることとなる。
【0021】さらに、他の発明は、上述の各発明のラベ
ル剥離装置に加え、ラベルに印字するための印字装置を
備えている。このように、ラベルに印字するための印字
装置を備えているので、ラベルへの印字が可能になると
共に、このラベル剥離装置を印字付きラベルの剥離用と
して使用することができることとなる。
【0022】
【発明の実施の形態】図1から図3は、本発明のラベル
剥離装置の第1の実施の形態を示す図である。図1は斜
視図、図2は図1のA−A断面図、図3は要部拡大図で
ある。
【0023】この第1の実施の形態のラベル剥離装置1
の本体は、筐型に形成されている。このラベル剥離装置
1の上部前方には、台紙ロール支持リール10と台紙ロ
ール離脱防止キャップ11からなる台紙ロール支持部2
と、停止と運転を行わせる停止/運転ボタン12とラベ
ル33を剥離する方向に台紙ロール30を引き出す正転
ボタン13と台紙ロール30を逆方向に動作させる逆転
ボタン14とからなる操作部3を備えている。なお、操
作部3は、搬送路ともなる台部4上に配置されている。
【0024】また、ラベル剥離装置1の上部後方には、
たわみを防止し、テンションを一定に保つための案内ガ
イドとなる板状のガイド15が、また操作部3の近傍に
は、導入ガイド15aがそれぞれ配置されている。ま
た、ラベル剥離装置1の上部後方には、ガイド15を固
定するためのネジ31,31と、ラベル33の弾性力を
利用してラベル33を容易に剥離させるための押し上げ
手段となる丸棒材16と、丸棒材16を支持する一対の
丸棒材支持部17,17と、それらを固定するためのネ
ジ34,34とが備えられている。
【0025】このラベル剥離装置1の後方上部には、ラ
ベル剥離後の台紙32を装置内部に引き込むための開口
18が備えられている。この開口18とラベル剥離装置
1の後方角部とでラベル剥離部が構成される。
【0026】さらに、このラベル剥離装置1の内部に
は、台紙搬送手段が配置されている。台紙搬送手段は、
台紙32の引きこみ及びテンション付与機能を有する引
き込みローラ19及び従動ローラ20と、引き込みロー
ラ19に駆動を与えるモータ21と、そのモータ21か
らの駆動を引き込みローラ19に伝えるギヤ22と、モ
ータ21を制御するモータ制御部23とで主に構成され
ている。
【0027】また、ラベル剥離装置1の前方面下方には
排出開口24が設けられ、引き込み後の台紙32を装置
外のゴミ箱25に排出している。さらに、ラベル剥離装
置1の内部には、ラベル33が剥がされた台紙32を案
内する台紙ガイド26が設けられている。
【0028】導入ガイド15aの台紙32の進入角度w
をここでは75度としているが、この値は、30〜13
0度の範囲とすることでラベル付きの台紙32が進入し
易くなると共にその後のラベル剥離部でのラベル33の
剥離が確実となる。
【0029】このラベル剥離装置1の台紙搬送は、次の
ようにして行う。
【0030】まず、台紙ロール支持リール10に、表面
に多数のラベル33が貼付された台紙ロール30を装填
し、台紙ロール離脱防止キャップ11を台紙ロール支持
リール10の先端に装着する。これにより台紙ロール3
0が回転している際に、台紙ロール支持リール10から
台紙ロール30が脱落することを防ぐことができる。
【0031】次に、台紙32の先端を導入ガイド15a
の下方を通し、その後、ガイド15の下方、すなわちガ
イド15とラベル剥離装置1本体上面の台部4との間を
通過させる。さらに、ラベル33付きの台紙32を上方
に押し上げる丸棒材16の上方を通過させ、開口18よ
りラベル剥離装置1の内部にある引き込みローラ19と
従動ローラ20の接触する部分に挿入する。
【0032】最後に、台紙32の先端が引き込みローラ
19と従動ローラ20の接触部分に到達したことを確認
し、正転ボタン13を押下することにより、該台紙32
の先端が引き込みローラ19と従動ローラ20により引
き込まれることにより、テンションが生じ、連続した台
紙32の搬送が可能となる。ラベルが剥された後の台紙
32は、排出開口24からゴミ箱25内に排出される。
【0033】ガイド15は、左右両端が折曲されてお
り、板の少なくとも二方をネジ31,31により固定さ
れている。また、表面に多数のラベル33が貼付けされ
た台紙32と接触しがちなガイド15の挿入角部35
は、ラベル33の引掛りや破損を防ぐため、滑らかな曲
面状に形成されている。また、ガイド15の排出角部3
6も同様な理由で滑らかな曲面とされている。
【0034】ガイド15と台部4との隙間の高さは、丸
棒材16の最上部より低い高さに形成されている。これ
により、ラベル剥離装置1の本体上面である台部4との
隙間が狭くなるため、引き込みローラ19及び従動ロー
ラ20により付与されたテンションを維持し易くなるだ
けでなく、搬送途中での台紙32のたわみを押える効果
がある。また、丸棒材16より低い位置にある状態で、
台紙32が丸棒材16に到達するため、丸棒材16上に
て、台紙32とラベル33に対して容易に凸形を形成さ
せる効果も生じる。
【0035】また、丸棒材16は、円柱状であり、一対
の丸棒材支持部17,17に支持されている。さらに、
丸棒材支持部17,17は、夫々ネジ34,34により
固定されている。この丸棒材16には、ラベル33を台
紙32から容易に剥離させる効果がある。すなわち、こ
の丸棒材16上をラベル33が通過する際には、台紙3
2は斜め下方へ引き込まれるために、常に一定のテンシ
ョンが生じている。
【0036】したがって、台紙32が、下方へのテンシ
ョンを維持した状態でラベル33が丸棒材16上に到達
した場合に、台紙32とラベル33が共に凸形を形成す
る。このとき、ラベル33の弾性力(腰の強さ)によ
り、ラベル33の貼付面と台紙32表面との間の接着力
が減少する。これにより、その後に続く剥離位置での剥
離動作が不十分となることはない。すなわち、開口18
よりラベル剥離装置1の内部にラベル33が引き込まれ
ることなく、ラベル33が台紙32から剥離され、ラベ
ル剥離装置1の後方端に突出することとなる。
【0037】ここで、図3に示すように、ガイド15の
後端と丸棒材16の先端との距離Lをこの実施の形態で
は1mmとし、丸棒材16の直径Rを3mmとし、丸棒
材16の中心の台部4の表面からの高さhを2.5mm
としている。なお、図示していないが、棒材支持部1
7,17やガイド15の搬送方向の位置は、ラベル33
付きの台紙32の搬送方法に沿ってそれぞれ複数位置に
設置可能とされており、距離Lや、丸棒材16と開口1
8との距離を変更可能としている。
【0038】なお、ラベル剥離装置1の内部の引き込み
ローラ19及び従動ローラ20の材質は、ラベル剥離後
の台紙32を引き込み易くするために、摩擦係数の大き
いものを使用すると良い。本実施の形態では、ゴムを材
質としたものにより構成されている。また、引き込みロ
ーラ19及び従動ローラ20を通過した台紙32を排出
するため、台紙ガイド26と排出開口24を設けてい
る。台紙32は、台紙ガイド26に案内されて、排出開
口24に達する構成である。このため、必要により扉
(図示省略)を設け、その扉を開き、その外にゴミ箱2
5を設置することで、台紙32の後処理をする作業者の
労力が削減できる。
【0039】この第1の実施の形態では、開口18の下
部にさらにセンサ38を設けている。この実施の形態に
使用されているセンサ38は、光反射型の赤外線を照射
する発光素子と受光素子からなる光センサにより構成さ
れている。さらに、センサ38にて送信された検知信号
をモータ制御部23が受信し、引き込みローラ19の動
きを制御する構成となっている。
【0040】このセンサ38による検知及びこれに伴う
制御は、次のとおりである。
【0041】ラベル33が図2で示された状態で突出し
ていると想定する。作業者が、ラベル剥離装置1の後方
端にあるラベル33を台紙32から剥すと、ラベル33
が剥されたことを検知したセンサ38は、検知信号(こ
の検知信号を検知信号αとする。以下、同様に示す。)
をモータ制御部23に送信する。すると、検知信号αを
受信したモータ制御部23は、台紙32を引き込むため
に引き込みローラ19を駆動させる。これにより、従動
ローラ20も駆動するので、台紙32が巻き込まれ、次
のラベル33がラベル剥離装置1の後方端に突出する。
【0042】さらに、センサ38がラベル剥離装置1の
後方端に突出したラベル33を検知して、検知信号(こ
の検知信号を検知信号βとする。以下、同様に示す。)
をモータ制御部23に送信する。検知信号βを受信した
モータ制御部23は、引き込みローラ19の駆動を停止
させる。
【0043】また、ラベル33が剥離せずに、台紙32
に貼り付いた状態でラベル剥離装置1の内部に巻き込ま
れた場合に、センサ38は検知信号αを検出しないこと
で、その状態をモータ制御部23に送信することによ
り、モータ21を停止させる。この結果、引き込みロー
ラ19は駆動を停止する。停止後、作業者は、逆転ボタ
ン14を押下し、引き込みローラ19を逆転させること
でラベル33付きの台紙32を引き戻す。これによっ
て、剥すべきラベル33を剥離位置に戻す。そして作業
者は、ラベル33を台紙32より剥がし、作業を再開す
る。
【0044】次に、本発明の第2の実施の形態を図4か
ら図6に基づいて説明する。ここで、第1の実施の形態
と同一の部材には同一の符号を付して説明することとす
る。
【0045】図4は、第2の実施の形態のラベル剥離装
置41の一部である台部4の平面図、図5は、棒材支持
部17を示す図、図6は、ラベル剥離装置41の内部駆
動部を示す斜視図である。なお、図示は省略してある
が、台紙ロール支持部、開口及び装置内部の引き込み部
の構成は第1の実施の形態と同一である。
【0046】ここでは、ラベル剥離装置41の本体上
面、すなわち、ガイド15の左右両端及び丸棒材支持部
17,17の下方に、ラベル剥離装置41の本体上面の
長辺と平行になる線上に複数のネジ穴42が形成されて
いる。ネジ穴42上のガイド15は、ガイド15に設け
られたねじ孔43と先のネジ穴42の1つに係合するネ
ジ31により、一端が固定され、他のネジ31によって
他端が固定されている。また、棒材支持部17,17も
同様にネジ34,34で固定されている。
【0047】これにより、ガイド15及び棒材支持部1
7,17の固定及び位置調整が自在なため、種々のラベ
ル33や台紙32の形態応じた、調節が可能となる。こ
こに示す例では、丸棒材16の高さhが2.5mm、ガ
イド15の後端と丸棒材16の先端との距離Lが1.0
mmである。
【0048】棒材支持部17,17に設置される丸棒材
16は、棒材支持部17に設けられる挿入孔45に挿入
される。ガイド15と棒材支持部17,17とは、図4
に示すように接触状態で設置可能であるが、ガイド15
を他のネジ穴42を利用して、固定した時は、距離Lは
1mmではなく、他の値となり、両者は非接触となる。
【0049】この第2の実施の形態においては、開口1
8から入り込むラベル33が剥された台紙32は、2つ
の案内部材51,51によって案内される。そして、図
示省略の引き込みローラ19と従動ローラ20によって
引き込まれ、その後、2つの排出案内部材52,52に
よって案内されていく。台紙32は、その後、排出開口
24から排出されゴミ箱25に蓄えられる。
【0050】最後に、本発明の第3の実施の形態を図7
に基づいて説明する。ここで、第1の実施の形態と同一
の部材には同一の符号を付して説明することは同様であ
る。ここで、図7は、ラベル剥離装置1にさらに印字装
置61を加えた側面図である。なお、この実施の形態に
おける他の部材は、第1の実施の形態で示した構成と同
一である。
【0051】この第3の実施の形態におけるラベル剥離
装置1は、ガイド15と導入ガイド15aの間に印字装
置61を備えている。この印字装置61は、下部に印字
部62を備え、この下方をラベル33付きの台紙32が
通過する構成となっている。これにより、印字されたラ
ベル33を貼付した状態で、台紙32はガイド15に導
入され、たわみが防止された状態で案内されていく。な
お、印字装置61を、ガイド15と丸棒材16の間に設
けるようにしても良い。このようにすると、たわみが防
止された状態で、台紙32上のラベル33に印字するこ
とが可能となる。なお、印字装置61は、ネジによりラ
ベル剥離装置1の本体に固定されている。
【0052】なお、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な実施の形態の例であるが、これに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の
変形実施が可能である。例えば、各実施の形態では、表
面に多数のラベル33が貼付されたロール状の台紙32
にて説明したが、台紙32がロール状ではなく、つづら
折り状にされた台紙32である場合は、台紙ロール支持
リール10と台紙ロール離脱防止キャップ11からなる
台紙支持部ではなく、台紙装置板を設けて支持部として
も良い。
【0053】さらに、丸棒材16は、棒材支持部17,
17により固定されていたが、棒材支持部17の構成
を、丸棒材16の高さが段階的に調節できるようにして
も良い。なお、各実施の形態では、丸棒材16の高さh
を2.5mmとしその上面までの高さを4mmとしてい
るが、他の値としても良い。この場合、装置本体上面と
なる台部4の表面より3.0〜8.0mmとすると、種
々の台紙32やラベル33の材質の違いに柔軟に対応可
能となる。多数の試行の結果、台部4から丸棒材16の
上端までの高さを3.5〜7.0mmの高さが、特に好
ましいものであることが判った。
【0054】また、ガイド15の後端と丸棒材16の先
端の距離Lを1.0mmとしているが、他の値としても
良い。この場合、距離Lを0.5〜30.0mmとする
と、種々の台紙32やラベル33の形態の違いに柔軟に
対応可能となる。多数の試行の結果、この距離Lは、
1.0〜15.0mmの幅が、特に好ましいものである
ことが判明した。
【0055】また、押し上げ手段としては、各実施の形
態のように断面円形となる円柱の丸棒材16とするのが
好ましいが、台紙32が接触する部分が滑らかな曲線で
あれば、非接触部分は角形等の他の形状としても良い。
なお、断面楕円が他の好ましい形態の1つとなる。さら
に、ガイド15は、板状としているが他の形態、例え
ば、丸棒部材を搬送方向に対して垂直となり、かつ水平
となるように多数並べて配置するようにしても良い。
【0056】さらに、ガイド15や棒材支持部17,1
7を台部4に設けた溝に沿って移動可能とし、かつその
溝に係合した状態で任意の位置に固定できるようにして
も良い。また、導入ガイド15aを設けず、案内ガイド
としてはガイド15のみとしても良い。
【0057】さらに、各実施の形態において、センサ3
8をラベル33の剥離を検知するために設置したが、併
せて、作業者にラベル33の未剥離を認知させるため、
未剥離を検知した際または未剥離検知後に引き込みロー
ラ19の駆動が停止した際に、警告音を発するアラーム
機能を設けても良い。
【0058】また、各実施の形態では、引き込み後の台
紙32を排出するために、排出開口24を設けたが、こ
の台紙ガイド26や排出案内部材52,52を台紙32
が反転するように構成して、装置内部にためるようにし
たり、台紙32を巻き取る装置を内部に設けるようにし
ても良い。さらに、側面に排出開口24を設けるのでは
なく、ラベル剥離装置1の前側面下部に排出口を設ける
ことにより、台紙32が下方に排出されるような構成に
しても良い。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のラベル剥
離装置は、台紙のたわみを防止するガイドと、台紙から
ラベルが剥れる剥離位置との間に、台紙を押し上げる押
し上げ手段を備えるので、台紙がラベル剥離部に到達す
る前にラベルが剥離し易い状態とされる。このため、ラ
ベル剥離部では、ラベルが台紙に貼付されたまま引き込
まれるという不具合が無くなり、ラベルは台紙から容易
かつ確実に剥離されることとなる。
【0060】また、他の発明のラベル剥離装置は、ラベ
ル付きの台紙が案内ガイド部分に30〜130度の角度
をもって導入されるので、ラベル付き台紙が進入し易く
なると共に、その後のラベル剥離部でのラベルの剥離が
確実となる。しかも、案内ガイドで、ラベル付き台紙の
たわみが防止されるので、ラベルの搬送がスムーズにな
る。
【0061】さらに、他の発明のラベル剥離装置は、ラ
ベルが剥離される台紙を装置外に排出するので、装置外
にゴミ箱を配置することで、自動的にラベルが剥がされ
た残りの台紙をごみ箱に入れることが可能となる。この
ためラベルが剥離された後の台紙の処理作業が簡略化さ
れることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のラベル剥離装置を
示す斜視図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のラベル剥離装置の押し上げ手段とその周
辺の拡大断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態のラベル剥離装置を
示す平面図である。
【図5】図4のラベル剥離装置に使用される棒材支持部
を示す図で、(A)はその平面図で、(B)は(A)の
矢示B方向から見た側面図である。
【図6】図4のラベル剥離装置内の駆動部を示す斜視図
である。
【図7】本発明の第3の実施の形態のラベル剥離装置を
示す側面図である。
【図8】従来のラベル剥離装置の側面図である。
【符号の説明】
1 ラベル剥離装置 2 台紙ロール支持部 3 操作部 4 台部(搬送路を兼ねる) 10 台紙ロール支持リール 11 台紙ロール離脱防止キャップ 12 電源ボタン 13 正転ボタン 14 逆転ボタン 15 ガイド(案内ガイドの一部) 15a 導入ガイド(案内ガイドの一部) 16 丸棒材(押し上げ手段) 17 棒材支持部 18 開口 19 引き込みローラ(台紙搬送手段の一部) 20 従動ローラ(台紙搬送手段の一部) 21 モータ(台紙搬送手段の一部) 22 ギヤ(台紙搬送手段の一部) 23 モータ制御部(台紙搬送手段の一部) 24 排出開口 25 ゴミ箱 26 台紙ガイド 30 台紙ロール 31 ネジ 32 台紙 33 ラベル 38 センサ 41 ラベル剥離装置 61 印字装置 62 印字部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にラベルが貼付けされた台紙を搬送
    する台紙搬送手段と、搬送される上記ラベル付きの台紙
    の搬送路となる台部と、この台部との間に形成した隙間
    に上記台紙を通し、そのたわみを防止すると共に案内ガ
    イドとなるガイドと、上記台紙と上記ラベルとが剥離さ
    れる剥離位置と上記ガイドの間に配置され、上記隙間を
    通ってきた台紙を上記台部から離れる方向に押しやる押
    し上げ手段と、上記台紙を上記ラベル貼付側とは反対方
    向に曲げるラベル剥離部と、を備えたことを特徴とする
    ラベル剥離装置。
  2. 【請求項2】 表面にラベルが貼付けされた台紙を搬送
    する台紙搬送手段と、搬送される上記ラベル付きの台紙
    の搬送路となる台部と、この台部との間で形成した隙間
    に上記台紙を通し、その台部から離れる方向へのたわみ
    を防止すると共に案内ガイドとなるガイドと、上記台紙
    を上記ラベル貼付け側とは反対方向に曲げるラベル剥離
    部とを備え、上記ガイドは、平板状とされると共に上記
    ラベル付きの台紙を上記隙間に30〜130度の角度を
    もって導入するように配置されることを特徴とするラベ
    ル剥離装置。
  3. 【請求項3】 前記ラベルが前記台紙から剥離される前
    記ラベル剥離部と前記ガイドとの間に、前記隙間を通っ
    てきた台紙を前記台部から離れる方向に押しやる押し上
    げ手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のラベル
    剥離装置。
  4. 【請求項4】 前記押し上げ手段を丸棒材とし、その設
    置位置を変更可能にしたことを特徴とする請求項1また
    は3記載のラベル剥離装置。
  5. 【請求項5】 前記ガイドの取付位置を変更可能とした
    ことを特徴とする請求項1から4のいすれか1項記載の
    ラベル剥離装置。
  6. 【請求項6】 前記押し上げ手段の高さを前記台部の表
    面より3.0〜8.0mmとし、前記ガイドと前記押し
    上げ手段との距離を0.5〜30.0mmとしたことを
    特徴とする請求項1,3または4記載のラベル剥離装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ラベルの剥離を検出する光センサを
    前記ラベルが前記台紙から剥離されるラベル剥離部また
    はその近傍に配置し、前記ラベルの剥離が検知されない
    時、前記台紙を逆送するように前記台紙搬送部を制御す
    るようにしたことを特徴とする請求項1から6のいずれ
    か1項記載のラベル剥離装置。
  8. 【請求項8】 前記台紙搬送手段は、前記ラベルが剥離
    された前記台紙を引き込む引き込み手段を有し、この引
    き込み手段によって引き込まれた前記台紙を装置外に排
    出するようにしたことを特徴とする請求項1から7のい
    ずれか1項記載のラベル剥離装置。
  9. 【請求項9】 表面にラベルが貼付けされた台紙を搬送
    する台紙搬送手段と、搬送される上記ラベル付きの台紙
    の搬送路となる台部と、この台部との間で形成した隙間
    に上記台紙を通し、その台部から離れる方向へのたわみ
    を防止すると共に案内ガイドとなるガイドと、上記台紙
    を上記ラベル貼付け側とは反対方向に曲げるラベル剥離
    部とを備え、上記台紙搬送手段は、上記ラベルが剥離さ
    れた上記台紙を引き込む引き込み手段を有し、この引き
    込み手段によって引き込まれた上記台紙を装置外に排出
    するようにしたことを特徴とするラベル剥離装置。
  10. 【請求項10】 前記ラベルに印字するための印字装置
    を備えたことを特徴とする請求項1から9のいずれか1
    項記載のラベル剥離装置。
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