JP2004055870A - チップ部品の搬送保持装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ターンテーブル2にチップ部品Wが収納される収納孔2aを形成するとともに、該チップ部品Wを吸引保持する吸引通路15を形成し、上記チップ部品Wを収納孔2a内に吸引保持した状態で搬送するようにしたチップ部品の搬送保持装置において、上記吸引通路15を、上記チップ部品Wの搬送時には該チップ部品Wを搬送位置Xに位置決め保持する第1吸引通路15aと、上記チップ部品Wを上記搬送位置Xから突き上げたときには該チップ部品Wを測定位置Yに位置決め保持する第2吸引通路15bとを備えたものとする。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送テーブルに形成された収納部内にチップ部品を真空吸引力により位置決め保持した状態で搬送するようにしたチップ部品の搬送保持装置に関する。本発明の搬送保持装置は、直方体状のチップ型電子部品の電気的特性を測定して良品を選別するようにした特性検査装置に適しているので、以下、これに適用した場合を例にとって説明する。
【0002】
【従来の技術】
この種の特性検査装置として、従来、例えば、特開平9−304464号公報に記載されたものがある。この装置では、インデックステーブルの外周縁部にチップ部品を収納するためのキャリア部を形成するとともに、該キャリア部にチップ部品を位置決め保持するための真空吸引路を形成し、該チップ部品をキャリア部に吸引保持した状態で搬送するようにしている。そして測定部に搬送されたチップ部品を下側に配置した突き上げピンで押し上げ、上側に配置した測定端子に当接させ、これによりチップ部品の電気的特性を測定するように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来公報の測定装置では、チップ部品を押し上げて測定端子に当接させる際に、上記チップ部品が真空吸引路から外れ、チップ部品が倒れたり,位置ずれしたりする場合があり、その結果、測定ミスが発生するおそれがある。またチップ部品を押し上げたまま元の位置に戻らなくなるおそれもあり、次工程に搬送中に天井面の凹凸部に引っ掛かるという問題が懸念される。
【0004】
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、チップ部品の倒れや位置ずれによる測定ミスを防止でき、さらには搬送中に天井面の凹凸部に引っ掛かったりするのを防止できるチップ部品の搬送保持装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、搬送テーブルにチップ部品が収納される収納部を形成するとともに、該チップ部品を吸引保持する吸引通路を形成し、上記チップ部品を収納部内に吸引保持した状態で搬送するようにしたチップ部品の搬送保持装置において、上記吸引通路を、上記チップ部品の搬送時に該チップ部品を主として該搬送位置に位置決め保持する第1吸引通路と、上記チップ部品を上記搬送位置から移動させたときに該チップ部品を主として該移動位置に位置決め保持する第2吸引通路とを備えたものとしたことを特徴としている。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1において、上記第2吸引通路の上記移動方向における通路高さは第1吸引通の通路高さより高く設定されていることを特徴としている。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1又は2において、上記第1吸引通路の上記移動方向と直交する方向における通路幅は上記第2吸引通路の通路幅より広く設定されていることを特徴としている。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1ないし3の何れかにおいて、上記収納部は搬送テーブルの周方向の所定角度間隔毎の半径線上に複数個形成されていることを特徴としている。
【0009】
請求項5の発明は、請求項4において、上記各収納部の第1,第2吸引通路は、上記搬送テーブルの半径方向に放射状に導出され、上記搬送テーブルに形成された共通の環状通路に連通接続されていることを特徴としている。
【0010】
【発明の作用効果】
請求項1の発明にかかる搬送保持装置によれば、収納部に連通する吸引通路を、チップ部品を主として搬送位置に位置決め保持する第1吸引通路と、チップ部品を移動させたときに該チップ部品を主として該移動位置に位置決め保持する第2吸引通路とを備えたものとしたので、チップ部品を移動させた場合には第2吸引通路の吸引力によりチップ部品を移動位置に位置決め保持することができ、位置ずれしたり倒れたりするのを防止できる。これにより、例えば特性検査装置に適用した場合には、チップ部品を突き上げて電気的特性を測定する場合の位置ずれや倒れを防止でき、測定ミスを防止できる。また測定終了時には第1吸引通路の吸引力によってチップ部品を元の搬送位置に戻すことができるので、搬送中に天井面の凹凸部に引っ掛かったりするのを防止でき、チップ部品の傷付きや損傷を防止できる。
【0011】
請求項2の発明では、第2吸引通路の移動方向の通路高さを第1吸引通路の通路高さより高くしたので、チップ部品を移動させたときには第2吸引通路の吸引力によりチップ部品を移動位置により一層確実に位置決め保持することができる。
【0012】
請求項3の発明では、第1吸引通路の通路幅を第2吸引通路の通路幅より広くしたので、チップ部品を移動位置から元の搬送位置に戻す場合には第1吸引通路の吸引力によりチップ部品をより一層確実に戻すことができ、さらに該搬送位置に確実に位置決め保持することができる。
【0013】
請求項4の発明では、収納部を搬送テーブルの半径方向に複数列をなすように形成したので、多数のチップ部品を同時にかつ連続的に搬送することができ、処理能力を高めることができる。
【0014】
請求項5の発明では、各収納部の第1,第2吸引通路を共通の環状通路に連通接続したので、該環状通路に真空源を接続することにより多数の吸引通路を同時に真空吸引することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0016】
図1ないし図8は、本発明の一実施形態によるチップ部品の特性検査装置(搬送保持装置)を説明するための図であり、図1は特性検査装置の概略平面図、図2,図3は特性検査装置のチップ部品収納孔の平面図、図4はチップ部品収納孔の断面図(図2のIV−IV 線断面図)、図5,図6はチップ部品の吸引保持状態を示す断面図、図7,図8は特性検査装置の測定部の断面図(図1のVII−VII 線断面図,VIII−VIII 線断面図)、図9は吸引通路の平面図、図10は吸引通路の断面図(図9のX−X線断面図)、図11は吸引通路の断面図(図9のXI−XI 線断面図)、図12,図13は吸引通路の斜視図(図9XII,XIII矢視図)、図14はターンテーブル及び固定テーブルの分解斜視図である。
【0017】
図において、1はチップ型電子部品(以下、チップ部品と略記する)Wの電気的特性を4個ずつ同時に測定できるように構成された特性検査装置を示している。この特性検査装置1は、円板状のターンテーブル2を部品供給部3,測定部4,部品取出し部5の順に通るように間歇的に回転駆動し、上記ターンテーブル2に収納配置された各チップ部品Wに上記測定部4の上側に配置された上側測定部4aの上側測定端子(他方の測定端子)6と、下側測定部4bの下側測定端子(一方の測定端子)7とを接触させ、各測定端子6,7に接続された計測器8によって上記チップ部品Wの電気的特性を測定し、良品の選別を行なうようになっている。
【0018】
ここで、本実施形態においては、便宜上上側測定端子,下側測定端子としているが、これはターンテーブルの回転軸が鉛直方向となるように構成されている場合の相対的な位置関係を示すものであって、各構成の絶対的な位置関係を示すものではない(装置構成が変わった場合、必ずしも上下関係とはならない)。例えば、ターンテーブルの回転軸が斜め方向や水平方向を向くように構成してもよく、例えばターンテーブルの回転軸が水平方向を向いている場合には右側測定端子,左側測定端子となる。
【0019】
上記ターンテーブル2は固定テーブル10上に回転可能に搭載され、不図示の駆動モータで間歇的に回転駆動される。このターンテーブル2には所定の角度間隔毎の各半径線上に4つの収納孔2aが貫通形成されており、該収納孔2aと上記固定テーブル10に形成された搬送面10aとで形成された収容空間内に上記各チップ部品Wが収納されている。このチップ部品Wは直方体状の部品素子11の両端面に外部接続用電極12a,12bを形成した構造のもので、該電極12a,12bが上下方向に向くように縦置きに配置されている。
【0020】
上記各収納孔2aは平面視で矩形状のもので、該各収納孔2aの搬送方向上流側でかつテーブル中心側に位置する左側角部には吸引通路15が連通接続されている。この吸引通路15に作用する負圧によって各チップ部品Wは各収納孔2aの左側角部の隣合う2面に位置決め保持されている。
【0021】
上記各吸引通路15はターンテーブル2の半径方向に放射状に延びており、固定テーブル10に形成された共通の環状通路16に連通接続されている。この環状通路16は周方向の各収納孔2a毎に同心円をなすように形成されており、各環状通路16には不図示の真空発生源が接続されている。
【0022】
そして上記吸引通路15は、ターンテーブル2の底面に凹設され、上記チップ部品Wを主として搬送位置Xに位置決め保持する第1吸引通路15aと、該第1吸引通路15aに続いて形成され、上記チップ部品Wを突き上げて電気的特性を測定する測定位置(移動位置)Yに主として位置決め保持する第2吸引通路15bとから構成されている。
【0023】
上記第2吸引通路15bの上記突き上げ方向(移動方向)における通路高さB2は第1吸引通路15aの通路高さA2より高く設定されており、また上記第1吸引通路15aの上記突き上げ方向と直交する方向における通路幅A1は第2吸引通路15bの通路幅B1より広く設定されている。これにより吸引通路15は横断面視で凸形状をなしている。
【0024】
上記測定部4の下側測定部4bは固定テーブル10の下方に配設されており、各下側測定端子7が装着されたホルダ21を共通の支持部材22により支持し、該支持部材22に昇降シリンダ機構23を接続固定した構造のものである。この昇降シリンタ機構23は高圧空気により上記4組の下側測定端子7を同時に測定位置と待機位置との間で昇降駆動するように構成されている。
【0025】
上記固定テーブル10の各下側測定端子7に臨む部分には絶縁性部材からなる固定ベース24が配置固定されており、該固定ベース24の上面24aは搬送面10aと面一となっている。この固定ベース24には上下方向に一対の検測孔24b,24bが貫通形成されている。なお、上記固定ベース24を固定テーブル10と一体に形成してもよい。
【0026】
上記下側測定端子7は一対のピン端子7a,7bにより構成されており、各ピン端子7a,7bはそれぞれ独立して配設されたばね25a,25bを介して上記ホルダ21により弾性支持されている。そして上記各ピン端子7a,7bの先端部は上記固定ベース24の検測孔24b内に挿入されており、非測定時には固定ベース24の上面24aより下方に没入する待機位置に位置している。上記各ピン端子7a,7bの径はチップ部品Wの大きさと比べると極めて細く形成されており、従って上記検測孔24bも微小径となっている。このため検測孔24bがチップ部品Wの搬送の妨げとなることはない。
【0027】
昇降シリンダ機構23が各ホルダ21を上昇させると、各ピン端子7a,7bが固定ベース24の上面24aから突出する測定位置に移動してチップ部品Wの電極12bに当接するとともに該チップ部品Wを上方に突き上げるようになっている。
【0028】
一方、上記上側測定部4aはターンテーブル2の上方に配設されており、各上側測定端子6が装着された固定ホルダ27を測定部4に固定した構造のものである。
【0029】
上記各固定ホルダ27の下面には軸方向に延びる有底筒状の凹部27aが形成されている。この各凹部27a内には円板状の移動部材28が上下方向(測定方向)に移動可能に配設されており、該移動部材28には一対のピン孔28a,28aが貫通形成されている。
【0030】
上記移動部材28は該移動部材28と凹部27aの底壁との間に配設されたばね29により吊懸支持されており、かつチップ部品W側に付勢されている。
【0031】
上記上側測定端子6は一対のピン端子6a,6bにより構成されており、各ピン端子6a,6bはそれぞれ独立して配設されたばね30a,30bを介して上記固定ホルダ27により弾性支持されている。そして上記各ピン端子6a,6bの先端部は上記移動部材28のピン孔28a内に挿入されており、非測定時には移動部材28の下面28bより上方に没入している。
【0032】
上記各ピン端子6a,6b,7a,7bのばね25a,25b,30a,30bのばね定数はチップ部品Wを上方に突き上げたときに測定位置に釣り合った状態で停止可能な値に設定されている。また上記移動部材28のばね29のばね定数は上記各ばね25a,25b,30a,30bのばね定数より小さい値に設定されている。
【0033】
本実施形態の特性検査装置1では、部品供給部3にてターンテーブル2の各収納孔2a内にチップ部品Wが供給配置される。するとチップ部品Wは、第1吸引通路15aの真空吸引力によって収納孔2aの左角部の搬送位置Xに位置決め保持され、この状態でターンテーブル2が図1の矢印a方向に間歇的に回転駆動し、測定部4に搬送される。
【0034】
チップ部品Wが測定部4に回転割り出し位置決めされると、昇降シリンダ機構23が下側の各ピン端子7a,7bを押し上げ、固定ベース24から突出させ、チップ部品Wの電極12bに当接させるとともに、該チップ部品Wを上方に突き上げる。これに伴って移動部材28が押し上げられ、チップ部品Wの電極12aが上側の各ピン端子6a,6bに当接する。このようにしてチップ部品Wは下側,上側の各ピン端子7a,7bと6a,6bとで測定位置Yに釣り合った状態で挟持される。この状態で測定器8によりチップ部品Wの電気的特性が測定され、良品を選別した後、部品取出し部5に搬送され、外部に排出する。
【0035】
上記測定部4にて、上記チップ部品Wが各ピン端子7a,7bにより突き上げられると、チップ部品Wは第2吸引通路15bの吸引力により測定位置Yに位置決め保持される。そして各ピン端子7a,7bが下降すると、これに伴ってチップ部品Wが下降し、第1吸引通路15aにより元の搬送位置Xに位置決め保持される。
【0036】
このように本実施形態によれば、非測定時には、下側の測定端子7を固定ベース24の検測孔24b内に没入させ、上側の測定端子6を上下方向に移動可能に配設された移動部材28のピン孔28a内に没入させたので、各測定端子6,7は移動部材28及び固定ベース24内に隠れて露出していないことからチップ部品Wが搬送中に測定端子6,7に衝突することはなく、破損したり、傷付けたりするのを防止できる。
【0037】
また上記下側の測定端子7を突き上げて固定ベース24から突出させてチップ部品Wに当接させるとともに該チップ部品Wを突き上げ、該チップ部品Wにより移動部材28を押し上げて上記チップ部品Wを上側の測定端子6に当接させたので、各測定端子6,7とチップ部品Wとの電気的接触を確実に行なうことができ、安定した測定を行なうことができる。
【0038】
本実施形態では、上記各測定端子6,7をばね30a,30b,25a,25bにより上記チップ部品Wを測定位置にて釣り合って停止するように相互に付勢したので、従来のチップ部品を固定部材に押し当てて測定する場合に比べてチップ部品Wへのダメージ(傷,割れ等)の発生を防止できる。
【0039】
また上記移動部材28をばね29により吊懸支持するとともにチップ部品W側に付勢したので、チップ部品Wが移動部材28に当接する際の衝撃を吸収することができ、測定端子6やチップ部品Wへのダメージの発生を防止できる。
【0040】
本実施形態では、上記各測定端子6,7をそれぞれ独立して配設したばね30a,30b,25a,25bにより弾性支持された一対のピン端子6a,6b,7a,7bにより構成したので、4端子測定による接触検出やケルビン測定を行なうことが可能となる。
【0041】
本実施形態の測定検査装置によれば、各収納孔2aに連通する吸引通路15を、チップ部品Wを搬送位置Xに位置決め保持する第1吸引通路15aと、該チップ部品Wを突き上げたときに測定位置Yに位置決め保持する第2吸引通路15bとから構成したので、上記チップ部品Wを突き上げた際にはこれを測定位置Yに位置決め保持することができ、チップ部品Wを搬送位置Xから突き上げて電気的特性を測定する場合の位置ずれや倒れを防止でき、測定ミスを防止できる。
【0042】
また上記チップ部品Wを元の搬送位置Xにそのままの姿勢で戻すことができるので、搬送中に天井面の凹凸部に引っ掛かったりするのを防止でき、チップ部品Wの傷付きや損傷を防止できる。
【0043】
そして本実施形態では、上記第2吸引通路15bの上記突き上げ方向における通路高さB2を第1吸引通路15aの通路高さA2より高くしたので、チップ部品Wを上方の測定位置Yに突き上げた際には、上記通路高さの高い第2吸引通路15bによる吸引力がチップ部品Wの上部をより確実に吸引することから、該チップ部品Wを測定位置Yに確実に位置決め保持することができる。
【0044】
また第1吸引通路15aの通路幅A1を第2吸引通路15bの通路幅B1より広くしたので、チップ部品Wを測定位置Yから元の搬送位置Xに戻す場合には、チップ部品Wに作用する下側への吸引力が大きいことから、下側の測定端子7が下降するとチップ部品Wも直ちに下降することとなり、元の搬送位置Xに確実に戻すことができ、かつ該搬送位置Xに確実に位置決め保持することができる。
【0045】
本実施形態では、各収納部2aをターンテーブル2の半径方向に4列をなし、かつ周方向に所定角度間隔毎に形成したので、多数のチップ部品Wを同時にかつ連続させて搬送することができ、特性検査の処理能力を高めることができる。
【0046】
上記各収納部2aの第1,第2吸引通路15a,15bを共通の環状通路16に連通接続したので、該環状通路16に真空発生源を接続することにより多数の吸引通路15を同時に真空吸引することができる。
【0047】
なお、上記実施形態では、吸引通路15を凸状の断面形状からなる第1,第2吸引通路15a,15bにより構成した場合を説明したが、本発明の吸引通路はこの形状に限られるものではなく、例えば図15に示すように、吸引通路17をテーパ状に形成して第1,第2吸引通路17a,17bを構成してもよく、このようにした場合にも上記実施形態と同様の効果が得られる。
【0048】
また上記実施形態では、チップ部品の電気的特性を測定する測定検査装置に適用した場合を例に説明したが、本発明の搬送保持装置は、例えばチップ部品を搬送してプリント基板に装着するようにした部品装着装置にも適用でき、要はチップ部品を吸引保持した状態で搬送するようにしたものであれば何れにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による特性検査装置の概略平面図である。
【図2】上記特性検査装置のチップ部品収納部の平面図である。
【図3】上記チップ部品収納部の吸引通路の断面平面図である。
【図4】上記チップ部品収納部の吸引通路の断面図(図2のIII−III 線断面図)である。
【図5】上記チップ部品の吸引保持状態を示す断面図である。
【図6】上記チップ部品の吸引保持状態を示す断面図である。
【図7】上記特性検査装置の測定部の断面図(図1のVII−VII 線断面図)である。
【図8】上記特性検査装置の測定部の断面図(図1のVIII−VIII 線断面図)である。
【図9】上記吸引通路の平面図である。
【図10】上記吸引通路の断面図(図9のX−X線断面図)である。
【図11】上記吸引通路の断面図(図9のXI−XI線断面図)である。
【図12】上記吸引通路の斜視図(図9のXII矢視図)である。
【図13】上記吸引通路の斜視図(図9のXIII矢視図)である。
【図14】上記特性検査装置のターンテーブル及び固定テーブルの分解斜視図である。
【図15】上記吸引通路の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 測定検査装置(搬送保持装置)
2 ターンテーブル(搬送テーブル)
2a 収納孔(収納部)
15 吸引通路
15a 第1吸引通路
15b 第2吸引通路
16 環状通路
A1 第1吸引通路の通路幅
A2 第1吸引通路の通路高さ
B1 第2吸引通路の通路幅
B2 第2吸引通路の通路高さ
W チップ部品
X 搬送位置
Y 測定位置(移動位置)
Claims (5)
- 搬送テーブルにチップ部品が収納される収納部を形成するとともに、該チップ部品を吸引保持する吸引通路を形成し、上記チップ部品を収納部内に吸引保持した状態で搬送するようにしたチップ部品の搬送保持装置において、上記吸引通路を、上記チップ部品の搬送時に該チップ部品を主として該搬送位置に位置決め保持する第1吸引通路と、上記チップ部品を上記搬送位置から移動させたときに該チップ部品を主として該移動位置に位置決め保持する第2吸引通路とを備えたものとしたことを特徴とするチップ部品の搬送保持装置。
- 請求項1において、上記第2吸引通路の上記移動方向における通路高さは第1吸引通の通路高さより高く設定されていることを特徴とするチップ部品の搬送保持装置。
- 請求項1又は2において、上記第1吸引通路の上記移動方向と直交する方向における通路幅は上記第2吸引通路の通路幅より広く設定されていることを特徴とするチップ部品の搬送保持装置。
- 請求項1ないし3の何れかにおいて、上記収納部は搬送テーブルの周方向の所定角度間隔毎の半径線上に複数個形成されていることを特徴とするチップ部品の搬送保持装置。
- 請求項4において、上記各収納部の第1,第2吸引通路は、上記搬送テーブルの半径方向に放射状に導出され、上記搬送テーブルに形成された共通の環状通路に連通接続されていることを特徴とするチップ部品の搬送保持装置。
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