JP2004182293A - 半導体装置のテーピング装置 - Google Patents

半導体装置のテーピング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】テーピング装置へ半導体装置を挿入するに際し、半導体装置とキャリアテープの挿入ポケットとの位置決めを確実に行うことによって、挿入ミスを無くすと共に作業の簡略化を図り、装置全体の稼動率を飛躍的に向上させることのできる半導体装置のテーピング装置を提供するものである。
【解決手段】本発明のテーピング装置Cでは、カメラを備えた位置検出装置6と位置ずれ量判定装置7によって、半導体装置Wが挿入される凹型の挿入ポケット2と正規の位置とのキャリアテープ1の位置ずれ量を検出、判定し、その結果が位置補正指示装置8に送られ、位置補正指示装置8は、駆動モータ4及びカム機構5のカム用モータ5bを駆動することによって挿入側スプロケット3aと偏心カム5aが回転することによって、キャリアテープ1のXY軸に対する位置ずれを補正することができる。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、チップ部品等の半導体装置の製造装置に関するもので、詳しくは、複数の半導体装置を搭載しているリードフレーム、トレイ、粘着シートから、個別に半導体装置を分離し、特性テスト、梱包(テーピング)処理を行う製造装置において、分離された個別の半導体装置を移載する手段に改良を施したものである。
【0002】
特に、本発明は、テーピング装置へ半導体装置を挿入するに際し、半導体装置とキャリアテープの凹型の挿入ポケットとの位置決めを確実に行うことによって、挿入ミスを無くすと共に作業の簡略化を図り、装置全体の稼動率を飛躍的に向上させることのできる半導体装置のテーピング装置を提供するものである。
【0003】
【従来の技術】
ミニモールドトランジスタ等の半導体素子を含む電子部品は、短冊状のリードフレームを用いて数多くの電子部品が一括して製造され、これを個々の電子部品に分けて出荷される。この場合、リードフレームから電子部品を取り出した後、典型的には回転テーブルからなる回転式搬送機構を用いて搬送し、この搬送過程で、外観の寸法や電気特性の測定、捺印など出荷に際して必要とされる一連の処理を行った後に、梱包テープに挿入される。
【0004】
また、最近では、携帯型コンピュータの普及で需要が増大傾向にあるCSP(Chip Size Package )等のリードレス半導体素子についても、ブレージング行程で個々に分断されて製造されたリードレス半導体素子の特性測定や外観検査等の複合処理を行ってから品質ランク別にテーピング梱包して出荷している。すなわち、リードレス半導体素子のブレージング行程では、複数のリードレス半導体素子が高密度で一連に形成された薄板形状の樹脂モールド基板をウェーハシートに貼着した状態でブレージングソーで個々のリードレス半導体素子に細分割しており、この行程でミリサイズに細分割されたリードレス半導体素子の個々が、次の複合処理設備に送られて最終的にテーピング梱包されるのである。
【0005】
この梱包テープへの挿入工程においては、回転式の搬送機構から、吸着あるいはチャッキング等の何らかの保持手段によって電子部品をピックアップ、保持し、複数の凹型の挿入ポケットを備えたキャリアテープに対して挿入される。その際、保持手段によって保持されている電子部品の位置と、挿入ポケットの位置にずれがあると、電子部品が正確な位置に挿入されないこととなり、電子部品の破損や製造効率の著しい低下を招くこととなる。
【0006】
この位置ずれが生ずる原因としては、2つが考えられる。一つは、、電子部品をキャリアテープに挿入する時点での電子部品の保持位置と凹型の挿入ポケット位置との誤差であり、もう一つは、キャリアテープの挿入ポケット成型過程におけるポケット成型位置の誤差である。そこで、このような問題点を解決するため、従来より、半導体装置のテーピング装置として以下のような技術が提案されている。
【0007】
例えば、特許文献1では、電子部品挿入工程において、駆動モータの振動によるテーピング装置上でのキャリアテープの位置ずれを防止するための技術が開示されている。すなわち、図9に示すようなテーピング装置70には、減速機構71を備えた挿入側スプロケット72と梱包側スプロケット73とが設けられ、挿入側スプロケット72はベルト74を介して間欠回転機構75に連結され、駆動モータ76の動力によって間欠的に回転することによって、キャリアテープ77を搬送するように構成されている。そして、電子部品供給ステーション78は、この挿入側スプロケット72の軸79を通り垂直直線上に配置されている。
【0008】
このような構成からなるテーピング装置70では、駆動モータ76の振動が間欠回転機構75によって減衰することが可能となると共に、間欠回転機構75と連結された挿入側スプロケット72の回転は減速機構71によって制御されるため、挿入側スプロケット72の回転停止位置の調整が可能となる。そして、電子部品供給ステーション78は、このような挿入側スプロケット72の軸79の垂直直線上に設けられているため、キャリアテープ77の挿入ポケットへの電子部品の挿入が正確に行うことができ、キャリアテープ77と電子部品の位置決め精度を高めることが可能となっている。
【0009】
また、特許文献2では、キャリアテープの製造過程における挿入ポケットの位置ずれを防止するための技術として、キャリアテープの位置決め手段が開示されている。すなわち、図10に示すキャリアテープ製造装置80において、フロントテンションスプロケット81と、バックテンションスプロケット82によって、キャリアテープ83にそれぞれフロントテンションとバックテンションを加えることにより、キャリアテープの反送り方向に対する位置矯正を可能とし、キャリアテープ81の打ち抜き位置、すなわち挿入ポケット成型位置の位置決めを正確に行うことを可能としたものである。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−130508号公報
【特許文献2】
特開平8−293527号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したリードレス半導体素子ように、近年、半導体装置は小型化、薄型化されており、それに伴って、半導体装置がキャリアテープの凹型の挿入ポケットに挿入する場合の挿入ポケットと半導体装置との間のクリアランスは非常に少なくなってきている。
【0012】
したがって、従来以上に半導体装置と、挿入ポケットの位置決めを正確に行う必要があり、それを行うには、上記引用文献1に示すような、キャリアテープの長さ方向であるX−X’方向(図*中記号)のみの位置決めのみでは、挿入ミスを招く可能性があるため、キャリアテープの幅方向であるY−Y’(図*中記号)についての位置決めも行う必要があった。
【0013】
また、キャリアテープは、一般的に製造ロットごとにその規格が異なるものであり、当然挿入ポケットの位置もテープごとに異なってくる。したがって、一台の半導体製造装置において、ロットの異なるキャリアテープを用いようとすると、キャリアテープごとにそのテープの挿入ポケットの位置は前後左右にずれることとなるため、キャリアテープごとにテーピング装置の再調整を行う必要があり、作業効率の向上の妨げとなっていた。そして、このことは、引用文献1に開示されるように、キャリアテープ自体の製造精度を如何に向上させようとも、解決することのできない課題であった。
【0014】
本発明は前記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであって、その目的は、テーピング装置へ半導体装置を挿入するに際し、キャリアテープに設けられた凹型の挿入ポケットの位置決めを確実に行うことによって、半導体装置の挿入ミスを無くすと共に作業の簡略化を図り、装置全体の稼動率を飛躍的に向上させることのできる半導体装置のテーピング装置を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1の発明は、半導体装置移送装置から移送される半導体装置をキャリアテープに設けられた凹部内に収納して梱包する半導体装置のテーピング装置において、前記キャリアテープを、前記半導体移送装置による半導体装置の挿入位置に停止させながら、間欠的に移送するキャリアテープ駆動装置と、前記半導体装置の挿入位置に停止したキャリアテープの凹部の位置を検出する位置検出装置と、この位置検出装置によって検出された凹部の位置と前記移送装置から挿入される半導体装置の挿入位置とを比較して、両者の位置ずれ量を判定する位置ずれ量判定装置と、前記位置ずれ量判定装置によって判定された位置ずれ量に応じて、凹部の位置と半導体装置の挿入位置とを一致させるように前記キャリアテープの駆動装置を移動させる凹部位置補正装置とを備えていることを特徴とする。
【0016】
このような構成を有する請求項1の発明によれば、キャリアテープを、半導体装置の挿入位置に停止させた状態において、位置検出装置によって、キャリアテープの凹部の位置を検出し、位置ずれ量判定装置によって、この位置検出装置から検出された凹部の位置と前記移送装置から移送された半導体装置の挿入位置に基づく正規の位置とを比較して、両者の位置ずれ量を判定し、凹部位置補正装置によって、凹部の位置と前記正規の位置を一致させるようにキャリアテープの駆動装置を移動させることができる。したがって、キャリアテープと半導体装置の位置ずれ量を正確に把握することができると共に、半導体装置の位置とキャリアテープの凹部の位置を正確に一致させることができるため、半導体装置のキャリアテープへの挿入ミスを防ぐことが可能で、作業効率の向上を図ることができる。
【0017】
また、キャリアテープごとにそのテープの凹部の位置が異なっている場合であっても、位置検出装置及び位置ずれ量判定装置によって、その位置を的確に把握できると共に、凹部位置補正装置によって、凹部の位置を補正可能であるため、一台の半導体製造装置において、ロットの異なるキャリアテープを用いた場合であっても、キャリアテープごとにテーピング装置の再調整を行う必要がなく、作業効率の向上やテーピング装置の稼動率の向上を図ることができる。
【0018】
請求項2の発明は、前記請求項1の発明において、前記凹部位置補正装置が、キャリアテープの幅方向について、キャリアテープ駆動装置全体を移動させるものであることを特徴とする。
【0019】
請求項3の発明は、請求項1または2の発明において、前記凹部位置補正装置には、前記キャリアテープ駆動装置全体を、前記位置ずれ量に応じて前記キャリアテープの幅方向に移動させる操作機構が設けられていることを特徴とする。また、請求項5の発明は、請求項1または2の発明において、前記凹部位置補正装置には、前記キャリアテープ駆動装置全体を備え、キャリアテープ幅方向に移動するテーブルと、このテーブルを前記位置ずれ量に応じて移動させる操作機構が設けられていることを特徴とする。
【0020】
以上のような構成を有する請求項2、3及び5の発明によれば、キャリアテープの製造ロットの違い等により、キャリアテープの凹部位置と、半導体装置の受渡位置とのキャリアテープの幅方向に対する位置が一致しないような場合において、キャリアテープ駆動装置全体を移動させることが可能であるので、請求項1の発明に加えて、さらにキャリアテープごとの凹部位置の相違に対応してキャリアテープの位置決めを行うことができるようになる。
【0021】
請求項4の発明は、請求項3に記載の発明において、前記操作機構は、モータによって駆動されるカムと、前記キャリアテープ駆動装置側に設けられこのカムによって押圧されるカムホロアプレートから構成されていることを特徴とする。また、請求項6の発明は、請求項5の発明において、前記操作機構は、モータによって駆動されるカムと、前記テーブル側に設けられこのカムによって押圧されるカムホロアプレートから構成されていることを特徴とする。
【0022】
このような構成を有する請求項4及び6の発明によれば、キャリアテープ駆動装置全体を移動させる機構として、カムをモータによって回転させるだけの簡単な機構によって、キャリアテープ幅方向への位置決めを行うことが可能となる。
【0023】
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれか1項記載の発明において、前記凹部位置補正装置が、前記キャリアテープ駆動装置によってキャリアテープの停止位置を、キャリアテープの長さ方向に対して、前記位置ずれ量判定装置による位置ずれ量相当分ずらすことを特徴とする。
【0024】
このような構成を有する請求項7の発明によれば、キャリアテープの長さ方向に対する位置ずれ量を、位置検出装置及び位置ずれ量判定装置によって、的確に把握できると共に、凹部位置補正装置によって、凹部の位置を補正可能であるため、一台の半導体製造装置において、ロットの異なるキャリアテープを用いた場合であっても、キャリアテープごとにテーピング装置の再調整を行う必要がなく、作業効率の向上やテーピング装置の稼動率の向上を図ることができる。
【0025】
特に、請求項2〜6に発明に請求項7の発明が付加されることよって、キャリアテープをその長さ方向と幅方向の両方向に対して、位置補正することが可能となるので、さらに正確なキャリアテープの位置決めが可能となるため、位置決め精度の著しい向上を図ることができるようになる。
【0026】
請求項8の発明は、請求項7の発明において、前記キャリアテープ駆動装置が、キャリアテープにその長さ方向に設けたパーフォレーションに噛み合うスプロケットピンと、このスプロケットピンを円周上に備えたスプロケットの駆動用モータを備え、このスプロケット駆動用モータによるキャリアテープの停止位置を位置ずれ量判定装置による位置ずれ量相当分ずらすことを特徴とする。
【0027】
このような構成を有する請求項8の発明によれば、請求項7に記載のキャリアテープの長さ方向に対する位置補正を、キャリアテープをキャリアテープのパーフォレーションに噛み合うスプロケットピンによって固定し、このスプロケット駆動用モータの駆動によって行うことによって、この位置補正をさらに確実に行うことができるようになる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(以下、本実施形態という)を図面に従って具体的に説明する。そこで、まず本実施形態に係るテーピング装置Cを含む半導体製造装置D(以下、装置Dという)の全体構成について、図1及び図2を用いて示す。なお、本実施形態において、特許請求の範囲における凹部とは、テーピング装置Cのキャリアテープに設けられた凹型の挿入ポケット2として例示され、半導体移送装置とは、インデックステーブル上に設けられた半導体装置保持部20として例示される。また、特許請求の範囲における挿入位置とは、半導体装置が、前記半導体装置保持部からテーピング装置Cの前記挿入ポケット2に受け渡される工程において、前記半導体装置保持部20が半導体装置Wを保持している状態の空間的位置を指す。さらに、特許請求の範囲におけるキャリアテープ駆動装置とは、後述する2つのスプロケット3a、3bをいい、凹部位置補正装置とは、上記駆動モータ4、位置補正指示装置8及び操作機構たるカム機構5とを包含するものである。
【0029】
[1−1.本実施形態の構成]
[全体構成]
図1及び図2は、この装置Dの全体構成を概略的に示した平面図及び断面図である。これらの図に示すように、本実施の形態における装置Dは、インデックステーブル10と、このインデックステーブル10上にその周縁部に沿って一定の間隔(角度)で配置された複数の半導体装置保持部20とを備えている。このインデックステーブル10は、駆動モータ11の駆動力をタイミングベルト12で伝達することにより、一定間隔で間欠回転するものである。
【0030】
前記インデックステーブル10の外周部近傍には、このインデックステーブル10の各保持部20に対して、所定数(図示の例では1個)の半導体装置を個別に供給する半導体装置供給装置30、保持部20上に保持された半導体装置の位置を補正する位置補正装置40、半導体装置の特性テスト装置50及び特性テストなどの処理が終了した半導体装置を梱包する本実施形態のテーピング装置Cが設けられている。なお、図において、51は特性テスト装置50のプローブである。
【0031】
なお、図示しないが、インデックステーブル10の周囲には、前記特性テスト装置5以外に、捺印装置、良品と不良品の区分装置など、各種の装置をインデックステーブル10の間欠回転時における各保持装置の停止位置に対応して配置することができる。
【0032】
図2に示すように、前記供給装置30は、ウェーハリング保持部31と、このウェーハリング保持部31上に保持されたウェーハシートから個々の半導体装置Wを突き上げて離脱させる突き上げピン32と、この突き上げピン32によって持ち上げられた半導体装置を吸着してインデックステーブル10上の保持部20に搬送する移送装置30が設けられている。
【0033】
なお、ウェーハシートは、その周辺部がウェーハリングで固定されて、ウェーハリングを利用してウェーハシートを伸展させて半導体素子を分離するようにしている。すなわち、金属のウェーハリングにウェーハシートの周辺部が固着され、このウェーハシートの中央部に複数のリードレスの半導体装置が碁盤目状に分割されて貼着されている。また、ウェーハリング保持部31は、水平面を前後左右に移動可能かつ回転可能なXYテーブルで、これを前後左右移動及び回転させることで、突き上げピン32の位置に移動させることで、ウェーハシート上の任意の半導体装置Wが移送装置33に吸着されてインデックステーブル10に供給される。
【0034】
[テーピング装置Cの構成]
次に、本実施形態におけるテーピング装置Cの構成について、図3〜図7を用いて説明する。ここで、図3は、本実施形態におけるテーピング装置Cの全体構成を示す上面図であり、図4は、本実施形態におけるテーピング装置Cの全体構成を示す側面図である。
【0035】
図3において、テーピング装置Cは、半導体装置Wが挿入される凹型の挿入ポケット2を長さ方向に複数有するキャリアテープ1と、キャリアテープ1を半導体装置Wを熱圧着により梱包する梱包装置P方向に搬送する2つの挿入側スプロケット3a及び梱包側スプロケット3bと、この挿入側スプロケット3aの回転駆動源となる駆動モータ4と、挿入側スプロケット3aの側面部には設けられたカム機構5とを有する。また、挿入側スプロケット3aの中心軸Sの垂直直線上のキャリアテープ1上部に設けられた位置検出装置6と、この位置検出装置6と電気的に接続された位置ずれ量判定装置7及び位置補正指示装置8とを有する。なお、位置検出装置6の梱包装置P側には、挿入ポケット2の間隔分空けて、上記半導体装置保持部20が半導体装置Wを挿入ポケット2に受け渡す位置となる挿入位置が設けられている。
【0036】
このうち、キャリアテープ1は、挿入対象物である半導体装置Wの略容積分ある挿入ポケット2を長さ方向X−X’軸上に複数有し、その左右側いずれか(ここでは、X方向右側)にはパーフォレーション1aが設けられている。このパーフォレーション1aは、スプロケット3a、3bの円周上に設けられたスプロケットピン3c、3d(3dは図示せず)と同一間隔にしてX−X’方向に設けられている。そして、キャリアテープ1は、このパーフォレーション1aをスプロケットピン3c、3dが貫通することによって、スプロケット3a、3b上に固定されている。
【0037】
図4に示すように、挿入側スプロケット3aは、円筒ロール形状で、中心の中心軸Sを介して回転可能に構成されると共に、キャリアテープ1の幅方向であるY−Y’方向に対してもスライドするように構成されており、矢印Y’側回転軸S部分において、バネBによってY側に付勢されている。また、上記の通り、駆動モータ4が中心軸Sに連結されており、駆動モータ4の回転によって、主としてキャリアテープ1を梱包装置PのあるX方向に送るように時計回りに回転するが、後述する位置補正指示装置8の作用に応じて反時計回りに回転するようにも構成されている。
【0038】
一方、梱包側スプロケット3bは、梱包装置Pを介して、挿入側スプロケット3aの反対側に設けられ、挿入側スプロケット3aと同大、同形状であり、中心軸S’を介して回動可能に構成されている。この梱包側スプロケット3bは、挿入側スプロケット3aとは異なり、駆動源を有さないが、挿入側スプロケット3aの回転と同期して回転し、スプロケット3a側から搬送されてくるキャリアテープ1を矢印X方向に送り出すようになっている。
【0039】
図3及び図4に示すように、カム機構5は、上記の通り、挿入側スプロケット3aの一方の側面部に設けられ、偏心のカム5aと、この偏心カム5aを回転させるカム用モータ5bとからなる。図5の拡大図に示すように、偏心カム5aの最短半径r側で挿入側スプロケット3aの側面と接した状態を基準として(図5(a))、カム用モータ5bの駆動によって、左右いずれかの方向に回転するように構成されている。したがって、最長半径Rの接点Qに向かうにつれ、偏心カム5aが挿入側スプロケット3aの側面を押圧し、その押圧力が上記バネBの付勢力に打ち勝つことによって、挿入側スプロケット3aが矢印Y’方向にスライドするようになっている(図5(b)〜(c))。
【0040】
位置検出装置6は、上記の通り、挿入側スプロケット3aの中心軸であるSの垂直直線上キャリアテープ1上部に設けられ、内部にはCCDカメラ等の画像認識手段を備えている。この位置検出装置6は、挿入ポケット2の位置ずれを検出する装置であって、図6の(a)(b)に示すように、内部カメラ6aによって、キャリアテープ1上に設けられた挿入ポケット2の実際の位置と、正規の位置とのずれ量を撮像するものである。ここで、この正規の位置とは、半導体装置保持部20から挿入ポケット2に半導体装置Wが受け渡される空間的位置である挿入位置Iのことを言う。
【0041】
位置ずれ量判定装置7は、この位置検出装置6と接続されており、位置検出装置6によって撮像された画像Vに基づいて、X−X’方向のずれ量α及びY−Y’方向のずれ量βを判定するように構成されている。すなわち、位置ずれ量判定装置7には、予め保持部20によってテーピング装置Cに供給される半導体装置Wの位置(正規の位置)が入力されており、この正規の位置と前記位置検出装置6によって撮像された画像Vから求められた挿入ポケット2の位置とを比較して、位置ずれ量αあるいはβを判定するように設定されているものである。
【0042】
また、位置補正指示装置8は、位置ずれ量判定装置7の判定結果に基づいて、ずれ補正を駆動モータ4及びカム用モータ5bに指示するように構成されている。具体的には、X−X’方向のずれαに対する補正指示を駆動モータ4に、Y−Y’方向のずれβに対する補正指示をカム用モータ5bにそれぞれ指示するようになっている。この指示に伴い、上述のように挿入側スプロケット3a及び偏心カム5aは、時計・反時計いずれかの回転運動を行うように構成されている。
【0043】
[1−2.本実施形態の作用]
前記のような構成を有する本実施の形態の半導体装置のテーピング装置C及びそれを含む半導体製造装置Dは、具体的に以下のように作用する。
【0044】
[装置D全体の作用]
まず、半導体製造装置D全体の作用の概略について説明する。図1において、半導体装置供給装置30のウェーハリング保持部31上に支持された半導体装置Wは、ウェーハリング保持部31を図中矢印方向に移動させることにより、保持部31上の各半導体装置Wを順次突き上げ、ピン32の位置に移動させる。突き上げピン32の位置に達した半導体装置Wは、突き上げピン32によってウェーハリングから押し上げられ、その上方に待機している移送装置33によって吸着され、インデックステーブル10側に移送される。この場合、本実施の形態では、半導体装置Wに設けられている電極端子Tが上方に露出した状態で、移送される。
【0045】
インデックステーブル10側に移送された半導体装置Wは、インデックステーブル10の受け渡し位置に停止している半導体装置保持部20の真空吸着装置23上に、電極端子Tが上方に露出した状態で載置され、真空吸着装置23によって保持部20上で不用意に移動しないように保持される。
【0046】
半導体装置Wが受け渡し位置に停止している保持部20上に載置された後に、図2に示すように、インデックステーブル10が間欠回転すると、その保持部20は次の補正位置に達する。すると、この保持部20に対して、補正位置に設けられた位置補正装置40の補正アームが接近し、保持部20上の半導体装置Wをその一辺方向から押圧する。すると、半導体装置Wはその中心と保持部20の中心が一致する位置まで保持部20の真空吸着装置23上で押圧される。このとき、半導体装置Wは真空吸着装置23で吸着保持されているので、その吸着力よりも大きな力で補正アームに押圧されると真空吸着装置23上で滑るように移動し、補正アームによって規制される位置に位置決めされる。
【0047】
このようにして位置決めされた半導体装置Wは、インデックステーブル10の回転と共に、次の停止位置、すなわち特性テスト装置50の位置に送られる。この特性テスト装置50においては、テスト装置50のプローブ51が半導体装置Wの電極端子Tに接触して、所定のテストを行う。なお、この場合、プローブ51が確実に接触するように、CCDカメラなどを利用して半導体素子の正確な位置検出と、プローブ51の位置決めを行う。
【0048】
このようにして特性テストが終了した後は、インデックステーブル10の間欠回転に伴う停止位置ごとにその他の必要な処理が実施され、最終的には、半導体装置Wはインデックステーブル10から次の梱包工程である本実施形態に係るテーピング装置Cに移送される。すなわち、半導体装置Wを保持した保持部20がインデックステーブル10上のテーピング装置Cへの移送位置Zに達して停止すると、保持部20が半導体装置Wを保持したまま反転する。これにより、半導体装置Wは、図3に示す、半導体装置Wを挿入ポケット2に受け渡す挿入位置Iに位置することとなる。なお、後述の装置Cにおける位置検出等の一連の処理が完了するまで、半導体装置Wは、保持部20に吸着保持された状態のままである。
【0049】
[テーピング装置Cの作用]
次に、半導体装置Wが、上記挿入位置Iに位置した後、位置検出装置6、位置ずれ量判定装置7及び位置補正指示装置8の作用について図3〜図7を参照して説明する。
【0050】
上記のように、半導体装置Wが挿入位置Iに位置すると、位置検出装置6の内部カメラ6aによって、キャリアテープ1上に設けられた挿入ポケット2の実際の位置と、正規の位置とのずれ量を撮像する(図6(b))。そして、この位置検出装置6に隣接、接続された位置ずれ量判定装置7は、位置検出装置6の撮像した画像Vに基づいて、X−X’方向のずれ量α及びY−Y’方向のずれ量βを判定する。
【0051】
この判定結果は、位置補正指示装置8に伝えられ、位置補正指示装置8は、この結果に基づいて、ずれ補正を駆動モータ4及びカム用モータ5bに指示する。具体的には、X−X’方向のずれαに対しては、駆動モータ4に時計回り方向にずれ量αを補正する分回転するように信号を送り、Y−Y’方向のずれβに対しては、図5(a)に示す状態にあるカム用モータ5bに左右いずれかの方向にずれ量βを補正する分回転するように信号を送る。
【0052】
駆動モータ4及びカム用モータ5bが上記指示に基づいて回転すると、これに伴って、挿入側スプロケット3aは中心軸Sを中心として時計回りに回転し、一方、偏心カム5aは、最短半径r部分から、適正半径r’の位置まで回転する。ここで、適正半径r’とは、r’−rがずれ量βとなる値であり、この回転量は、上記位置補正指示装置8から指示されるものである。この回転により、挿入側スプロケット3a上にスプロケットピン3cを介してパーフォレーション1aから固定されているキャリアテープ1は、矢印X方向に向かってずれ量α分移動する。また、挿入側スプロケット3aの矢印Y’側面部が偏心カム5aに押圧されることによって、この押圧力がバネBのY’方向に対する付勢力に勝り、駆動装置たる挿入側スプロケット3aは、ずれ量β分、矢印Y方向に移動することとなる(図3参照)。
【0053】
以上のような作用により、キャリアテープ1、特に挿入ポケット2が、図中矢印X及びY方向に移動することとなる。ここで再度、位置検出装置6及び位置ずれ判定手段7によって上記動作を繰り返し、挿入ポケット2の実際の位置が正規位置と合致しているか否かを判定し、合致していれば位置検出装置6、位置ずれ判定手段7及び位置補正指示装置8の位置補正手段による一連の処理を終了し、合致していなければ上記処理を繰り返す。
【0054】
位置補正処理が終了すると、半導体装置保持部20に保持されていた半導体装置Wは、この保持部20から挿入ポケット2へ挿入される。すると、駆動モータ4は、挿入ポケット2の間隔分キャリアテープ1を矢印X方向に搬送する方向に回転する。また、この挿入側スプロケット3aの回転に同期して、梱包側スプロケット3bも回転するため、キャリアテープ1は、それに伴い梱包装置P方向へ搬送されることとなる。
【0055】
なお、本実施形態における上述の作用は、半導体装置Wが保持部20によって、挿入位置Iにおいて保持されるごとに行うように構成してもよいし、キャリアテープを交換したような場合に、製造ロットの相違から挿入ポケット2の位置にずれが表れた時点、すなわち作業の当初のみに行うように構成してもよい。さらに、挿入ポケット2への半導体装置Wの挿入精度を高め、挿入ミスをなくすために、位置検出装置6及び位置ずれ量判定装置7の2つの装置による位置検出のみを、挿入ポケット2ごと、あるいは、複数個の挿入ポケット2ごと等、一定の間隔を空けて作用させるように構成することも可能である。
【0056】
また、挿入側スプロケット3aをY軸方向に移動させることに伴い、スプロケット3a、3b間でキャリアテープ1の歪みやねじれが生じるのを防止するため、梱包側スプロケット3bの側面部にも、上記カム機構5及びバネBと同様の構成及び作用をなすカム機構5’及びバネB’を設け、両スプロケットのスライド動作を同期させるように構成することも可能である。
【0057】
[1−3.本実施形態の効果]
以上ように作用する本実施の形態は、以下のような効果を奏するものである。すなわち、キャリアテープ1を、半導体装置Wの挿入位置Iに停止させた状態において、位置検出装置6によって、キャリアテープ1の挿入ポケット2の位置を検出し、位置ずれ量判定装置7によって、この位置検出装置7から検出された挿入ポケットの実際の位置と正規の位置とを比較して、両者の位置ずれ量を判定し、位置補正装置8によって、挿入ポケット2の位置と正規の位置とを一致させるようにキャリアテープの駆動装置であるスプロケット3aを移動させることができる。したがって、キャリアテープ1と半導体装置Wの位置ずれ量を正確に把握することができると共に、半導体装置Wの位置と挿入ポケット2の位置を正確に一致させることができるため、半導体装置Wの挿入ポケット2への挿入ミスを防ぐことが可能で、作業効率の向上を図ることができる。
【0058】
また、一般的に、キャリアテープ1は、製造ロットごとにそのテープの挿入ポケット2の位置とパーフォレーション1aとの位置関係が異なっているのであるが、位置検出装置6及び位置ずれ量判定装置7によって、その位置関係の差異にかかわらず、正規の位置と挿入ポケット2の実際の位置の位置ずれβを的確に把握できると共に、位置補正装置8によって、挿入ポケット2の位置を補正可能であるため、一台の半導体製造装置Dにおいて、ロットの異なる複数のキャリアテープを用いた場合であっても、キャリアテープごとにテーピング装置Cの再調整を行う必要がなく、作業効率の向上やテーピング装置の稼動率の向上を図ることができる。
【0059】
特に、本実施形態においては、挿入ポケット2の正規の位置と実際の位置とにずれがある場合には、キャリアテープの幅方向であるY軸方向に対して、キャリアテープ駆動装置である挿入スプロケット3a全体を移動させることが可能であるので、上記キャリアテープの製造ロットの相違等による挿入ポケット2の位置とパーフォレーション1aとの位置関係の差異に対応するものとして適している。
【0060】
さらに、上記のようなスプロケット3a全体を移動させる機構として、カム機構5のカム用モータ5bと偏心カム5aを用いて、バネBの付勢力とによって移動させるとういう簡単な機構によって、キャリアテープ1幅方向への位置決めを容易に行うことが可能である。
【0061】
一方、キャリアテープ1の長さ方向、すなわち図中X軸方向に対する位置ずれ量αについても、位置検出装置6及び位置ずれ量判定装置7によって、的確に把握できると共に、位置補正装置8によって、挿入ポケット2の位置を補正可能である、作業効率の向上やテーピング装置の稼動率の向上を図ることができる。
特に、本実施形態においては、上記X軸方向に対する位置補正を、キャリアテープ1をパーフォレーション1aに噛み合うスプロケットピン3cによって固定しながら、このスプロケット駆動用モータ4の駆動によって行うことができるため、さらに位置補正を確実に行うことができるようになる。
【0062】
上述のように本実施形態においては、キャリアテープ1のX軸方向の位置補正とY軸幅方向の位置補正を、挿入側スプロケット3aの回転及び偏心カム5aの回転によって同時にすることができるので、さらに正確なキャリアテープ1の位置決めが可能となる。したがって、従来技術には見られない位置決め精度の著しい向上を図ることができる。
【0063】
[2.他の実施形態]
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、次のような他の実施の形態も包含するものである。
【0064】
(1) 例えば、図8に示すような、テーピング装置60として構成することも可能である。すなわち、テーピング装置60は、上記本実施形態におけるスプロケット3a、3bをキャリアテープ幅方向であるY軸方向に移動するテーブルU上に設け、このテーブルUをY軸方向に移動させるカム機構5をテーブルUのY’側側面部に偏心カム5aが接するように設け、さらに、テーブルUのY側側面には、テーブルUをY’側に付勢するバネ等の付勢手段を備えたものである。なお、それ以外の構成及び作用については、上記本実施形態と同様である。
【0065】
以上のようなテーピング装置60によっても、本実施形態同様、キャリアテープ1の挿入ポケット2の位置ずれを、テープ長さ方向であるX軸方向のみならず、テープ幅方向であるY軸方向に対しても補正可能であるので、キャリアテープの位置決め精度を著しく高めることができると共に、製造ロットの異なる複数のキャリアテープに対して、一台の半導体製造装置を用いて容易に対応することが可能である。また、スプロケット3a、3b共にテーブルU上に設置することによって、Y軸方向に対する移動を両スプロケットで同期して行うことができるので、スプロケット3a、3b間でのキャリアテープ1の歪みやねじれが生じるのを防止するすることができると共に、上記本実施形態のように、スプロケット3a、3b双方にカム機構及びバネを設ける必要がなく、より簡単な構成とすることが可能である。
【0066】
(2) また、このテーブルUを移動させる装置としては、前記カム機構5を利用する以外に、電磁シリンダやプランジャを使用したり、リニアモータを利用することも可能である。
【0067】
(3) さらに、上記本実施形態では、挿入ポケット2の正規の位置と実際の位置についての位置補正について問題としているが、本発明は、そのようなものに限定されるものではなく、以下のように、半導体装置の相違によっても位置補正が可能なものである。すなわち、テーピング装置Cに移送される半導体装置の位置が、半導体装置の種類やロット、あるいは特性テストの状態などで変化する場合には、判定装置に予め半導体装置位置を設定しておく代わりに、移送される半導体装置の位置をCCDカメラなどを利用してその都度検出し、この検出された半導体装置位置と同じく位置検出装置6によって検出された挿入ポケット2の位置とを比較して、位置ずれ量を判定することも可能である。
【0068】
(4) また、上記本実施形態においては、テーピング装置Cに半導体装置Wを移送する装置としてインデックステーブル10を使用したが、本発明は、このような移送手段を用いたものに限定されるものではなく、例えば、単なるハンドリング装置やコンベアなどのように直線的に構成した移送手段を用いることも可能で、テーピング装置に半導体装置を移送、挿入する構成を有するものであれば、如何なるものでもよい。
【0069】
(5) さらに、本発明におけるテーピング装置はいかなる既知のテーピング梱包技術を用いても構成することが可能である。
【0069】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の半導体装置のテーピング装置によれば、テーピング装置へ半導体装置を挿入するに際し、キャリアテープに設けられた凹型の挿入ポケットの位置決めを確実に行うことによって、半導体装置の挿入ミスを無くすと共に作業の簡略化を図り、装置全体の稼動率を飛躍的に向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るテーピング装置を含む半導体製造装置の全体構成を示す側面図。
【図2】本発明の実施の形態に係るテーピング装置を含む半導体製造装置の全体構成を示す上面図。
【図3】本発明の実施の形態に係るテーピング装置の全体構成を示す上面図。
【図4】本発明の実施の形態に係るテーピング装置の全体構成を示す側面図。
【図5】本発明の実施の形態に係るカム機構の構成及び作用を示す模式図。
【図6】本発明の実施の形態に係る位置検出装置の構成を示す側面図(a)及び検出画像の模式図(b)。
【図7】本発明の実施の形態に係る位置補正手段の構成を示すブロック図。
【図8】本発明の他の実施の形態に係るテーピング装置の全体構成を示す上面図(a)及び側面図(b)。
【図9】従来技術における半導体装置のテーピング装置を示す側面図。
【図10】従来技術における半導体装置のテーピング装置を示す斜視図。
【符号の説明】
1、77、83…キャリアテープ
1a…パーフォレーション
2…挿入ポケット
3a、72…挿入側スプロケット
3b、73…梱包側スプロケット
3c、3d…スプロケットピン
4、11、76…駆動モータ
5…カム機構
5…特性テスト装置
5a…偏心カム
5b…カム用モータ
6…位置検出装置
6a…内部カメラ
7…ずれ量判定装置
8…位置補正指示装置
10…インデックステーブル
12…タイミングベルト
20…半導体装置保持部
23…真空吸着装置
30…半導体装置供給装置
31…ウェーハリング保持部
32…ピン
33…移送装置
40…位置補正装置
50…特性テスト装置
51…プローブ
71…減速機構
74…ベルト
75…間欠回転機構
78…電子部品供給ステーション
79…軸
80…キャリアテープ製造装置
81…フロントテンションスプロケット
82…バックテンションスプロケット
B、B’…バネ
C、60、70…テーピング装置
D…半導体製造装置
P…梱包装置
S…中心軸
T…電極端子
U…テーブル
V…画像
W…半導体装置
W…半導体素子

Claims (8)

  1. 半導体装置移送装置から移送される半導体装置をキャリアテープに設けられた凹部内に収納して梱包する半導体装置のテーピング装置において、
    前記キャリアテープを、前記半導体移送装置による半導体装置の挿入位置に停止させながら、間欠的に移送するキャリアテープ駆動装置と、
    前記半導体装置の挿入位置に停止したキャリアテープの凹部の位置を検出する位置検出装置と、
    この位置検出装置によって検出された凹部の位置と前記移送装置から挿入される半導体装置の挿入位置とを比較して、両者の位置ずれ量を判定する位置ずれ量判定装置と、
    前記位置ずれ量判定装置によって判定された位置ずれ量に応じて、凹部の位置と半導体装置の挿入位置とを一致させるように前記キャリアテープの駆動装置を移動させる凹部位置補正装置とを備えていることを特徴とする半導体装置のテーピング装置。
  2. 前記凹部位置補正装置が、キャリアテープの幅方向について、キャリアテープ駆動装置全体を移動させるものであることを特徴とする請求項1記載の半導体装置のテーピング装置。
  3. 前記凹部位置補正装置には、前記キャリアテープ駆動装置全体を、前記位置ずれ量に応じて前記キャリアテープの幅方向に移動させる操作機構が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置のテーピング装置。
  4. 前記操作機構は、モータによって駆動されるカムと、前記キャリアテープ駆動装置側に設けられこのカムによって押圧されるカムホロアプレートから構成されていることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置のテーピング装置。
  5. 前記凹部位置補正装置には、前記キャリアテープ駆動装置全体を備え、キャリアテープ幅方向に移動するテーブルと、
    このテーブルを前記位置ずれ量に応じて移動させる操作機構が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置のテーピング装置。
  6. 前記操作機構は、モータによって駆動されるカムと、前記テーブル側に設けられこのカムによって押圧されるカムホロアプレートから構成されていることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置のテーピング装置。
  7. 前記凹部位置補正装置が、前記キャリアテープ駆動装置によってキャリアテープの停止位置を、キャリアテープの長さ方向に対して、前記位置ずれ量判定装置による位置ずれ量相当分ずらすことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置のテーピング装置。
  8. 前記キャリアテープ駆動装置が、キャリアテープにその長さ方向に設けたパーフォレーションに噛み合うスプロケットピンと、このスプロケットピンを円周上に備えたスプロケットの駆動用モータを備え、このスプロケット駆動用モータによるキャリアテープの停止位置を位置ずれ量判定装置による位置ずれ量相当分ずらすことを特徴とする請求項7に記載の半導体装置のテーピング装置。
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