JP2008024401A - 位置決め手段付き搬送装置 - Google Patents

位置決め手段付き搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008024401A
JP2008024401A JP2006197389A JP2006197389A JP2008024401A JP 2008024401 A JP2008024401 A JP 2008024401A JP 2006197389 A JP2006197389 A JP 2006197389A JP 2006197389 A JP2006197389 A JP 2006197389A JP 2008024401 A JP2008024401 A JP 2008024401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
positioning means
chip
electronic component
type electronic
characteristic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006197389A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5045010B2 (ja
Inventor
Tetsuo Sakai
哲生 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2006197389A priority Critical patent/JP5045010B2/ja
Publication of JP2008024401A publication Critical patent/JP2008024401A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5045010B2 publication Critical patent/JP5045010B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Specific Conveyance Elements (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

【課題】位置決めのON/OFF動作が迅速で、高速の間欠搬送に対応することが可能であり、しかも、搬送経路に突出するような機構部や部材を必要とせず、被搬送物が搬送中にダメージを受けることのない、信頼性の高い位置決め手段付き搬送装置を提供する
【解決手段】位置決め手段43を構成する静電吸着機構41を、被搬送物1の搬送領域に突出しないような態様で配設し、搬送プレート11の収容部12に収容されている被搬送物を静電吸着することにより被搬送物の位置決めを行う。
搬送プレートを、周縁部に外周側が開口した収容部が配設された円板状の構造とし、かつ、その周囲に収容部の一部を構成する部材としても機能する外周ガイドを配設する。
静電吸着機構により被搬送物の位置決めを行った状態で、チップ型電子部品の特性を測定する特性測定手段を備えた構成とする。
【選択図】図4

Description

本願発明は、チップ型電子部品などの被搬送物を搬送するための搬送装置に関し、詳しくは、搬送工程において被搬送物の位置決めを行う位置決め手段を備えた位置決め手段付き搬送装置に関する。
例えば、チップ型電子部品の搬送工程で、特性検査のために、チップ型電子部品を所定の位置に位置決めすることが必要になる場合があり、そのための装置として、例えば、図13〜図15に示すような検査装置が提案されている(特許文献1参照)。
この検査装置80は、チップ型電子部品50の特性を測定して選別するための装置であり、搬送するための搬送部として用いられるターンテーブル82を備えている。ターンテーブル82の外周部には、チップ型電子部品50が1つずつ収容される複数の凹部が収容部84として形成されており、チップ型電子部品50は収容部84に収容された状態でターンテーブル82の回転によりその円周に沿って搬送される。
ターンテーブル82の外周側には、チップ型電子部品50が外に飛び出さないようにするためサイドガード86が配設され、ターンテーブル82の上部には上部カバー96が配設されている。
また、ターンテーブル82の搬送経路に沿って、チップ型電子部品50を収容部84に挿入するための挿入部88、チップ型電子部品50の特性を測定するための検査部90、チップ型電子部品50の特性の良否によって選別を行なう選別部92が配設されている。そして、収容部84に挿入されたチップ型電子部品50は、検査部90に搬送され、その特性が測定される。
検査部90においては、図14および図15に示すように、サイドガード86の、収容部84のコーナー部に対応する位置に形成された吸引孔94から真空吸引することにより、チップ型電子部品50が、収容部84のコーナー部に位置決めされ、その状態で、検査端子95a,95bをチップ型電子部品50の電極51a,51bに当接させることにより、電気特性の測定が行われるように構成されている。
しかしながら、上記従来の検査装置においては、吸引孔94から真空吸引することにより位置決めを行うようにしているため、吸引孔94をはじめとする吸引経路94aの閉塞が生じると位置決めができなくなるという問題点があり、信頼性が低い。
また、ターンテーブルの間欠回転動作に追従して、位置決めのON/OFFを行うことが必要になるが、真空吸引による方法では、吸着/開放動作が遅く、ターンテーブルの間欠回転動作が高速になった場合には、追従できないという問題点がある。
さらに、搬送経路に吸引孔が存在するため、場合によっては、被搬送物の搬送を妨げたり、被搬送物が吸引孔に引っ掛かって、ダメージを受けたりするというような問題点がある。
特開2003−66084号公報
本願発明は、上記課題を解決するものであり、従来の真空吸引による位置決め方法の場合のように、吸引孔の閉塞により位置決め不能となるようなことがなく、しかも、位置決めのON/OFF動作が迅速で、高速の間欠搬送に対応することが可能で、しかも、搬送経路に突出するような機構部や部材がなく、被搬送物が搬送中にダメージを受けることのない、信頼性の高い位置決め手段付き搬送装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本願請求項1の位置決め手段付き搬送装置は、
被搬送物がその上を搬送される搬送面を備えた搬送ベースと、
被搬送物を収容する収容部を備え、前記収容部に被搬送物が収容された状態で、前記搬送ベースの前記搬送面上を摺動するように駆動され、前記収容部に収容された被搬送物を搬送する搬送プレートと、
被搬送物が搬送される搬送領域に突出しないような態様で配設され、前記収容部に収容された状態の被搬送物を静電吸着して被搬送物を所定の位置に保持する静電吸着機構を備えた位置決め手段と
を具備することを特徴としている。
また、請求項2の位置決め手段付き搬送装置は、請求項1の発明の構成において、
前記搬送プレートが、円板状で周方向に駆動されるように構成されているとともに、平面視した場合の周縁部に、外周側が開口した収容部が配設されており、かつ、
前記円板状の搬送プレートの周囲に、前記収容部の外周側の開口を封止するように外周ガイドが配設され、前記外周ガイドが前記収容部の一部を構成する部材としても機能していること
を特徴としている。
また、請求項3の位置決め手段付き搬送装置は、請求項2の発明の構成において、前記円板状の搬送プレートの外周の一部には、前記外周ガイドが配設されていない領域が存在し、前記外周ガイドが配設されていない領域において、前記収容部に収容された被搬送物を、前記収容部の前記外周側の開口から外部に取り出すことができるように構成されていることを特徴としている。
また、請求項4の位置決め手段付き搬送装置は、請求項1〜3のいずれかの発明の構成において、前記収容部の形状が略直方体形状である場合に、被搬送物が前記収容部の内壁に押し当てられて、前記収容部内における、三次元座標上の位置が定まる方向に静電吸着力を働かせることができるように、前記位置決め手段を構成する前記静電吸着機構の配設位置が設定されていることを特徴としている。
また、請求項5の位置決め手段付き搬送装置は、請求項1〜4のいずれかの発明の構成において、前記静電吸着機構への給電を行う電源が、前記静電吸着機構を構成する電極に印加する電圧の強さを制御する電圧制御機構を備えたものであることを特徴としている。
また、請求項6の位置決め手段付き搬送装置は、請求項1〜5のいずれかの発明の構成において、前記被搬送物が、チップ型電子部品であり、かつ、前記静電吸着機構により被搬送物の位置決めを行った状態で、前記チップ型電子部品の特性を測定する特性測定手段を備えていることを特徴としている。
また、請求項7の位置決め手段付き搬送装置は、請求項6の発明の構成において、前記特性測定手段が前記チップ型電子部品の電気特性を測定するものであることを特徴としている。
また、請求項8の位置決め手段付き搬送装置は、請求項7の発明の構成において、前記電気特性が静電容量であり、前記特性測定手段が、前記静電容量の大きさを計測する静電容量計測手段と、計測された静電容量が所定の基準を満たすものであるか否かを判定する良否判定手段とを備えたものであることを特徴としている。
また、請求項9の位置決め手段付き搬送装置は、請求項7の発明の構成において、前記電気特性が絶縁抵抗であり、前記特性測定手段が、前記チップ型電子部品に測定電圧を印加する電圧印加手段と、前記測定電圧を印加した状態で絶縁抵抗を計測する絶縁抵抗計測手段と、計測された絶縁抵抗が所定の基準を満たすものであるか否かを判定する良否判定手段とを備えたものであることを特徴としている。
また、請求項10の位置決め手段付き搬送装置は、請求項6の発明の構成において、前記特性測定手段が前記チップ型電子部品の外観特性を調べるものであることを特徴としている。
また、請求項11の位置決め手段付き搬送装置は、請求項10の発明の構成において、前記外観特性が前記チップ型電子部品の寸法および/または表面状態であり、前記特性測定手段が、撮像手段と、前記撮像手段により得られる画像データを処理して前記外観特性が所定の基準を満たすものであるか否かを判定する良否判定手段とを備えたものであることを特徴としている。
本願請求項1の位置決め手段付き搬送装置は、位置決め手段を構成する静電吸着機構を、被搬送物が搬送される搬送領域に突出しないような態様で配設し、搬送プレートの収容部に収容されている被搬送物を静電吸着して被搬送物の位置決めを行うようにしているので、従来の真空吸引の方法で被搬送物の位置決めを行う場合に比べて、位置決めのON/OFF動作が迅速で、高速の間欠搬送に対応することが可能になるとともに、搬送経路に突出するような機構部や部材を必要としないため、搬送中に被搬送物がダメージを受けたりすることを防止することが可能になる。
また、従来の真空吸引の方法で被搬送物の位置決めを行う場合のように、吸引孔の閉塞などにより位置決めできなくなるような事態が発生することを防止して、信頼性を向上させることが可能になる。
また、本願発明の位置決め手段付き搬送装置においては、電気入力に応じ吸着力を変化させることが可能であり、被搬送物の重量や、被搬送物の吸着面の状態(形状)の変動にも対応しやすく、構成の自由度を向上させることができる。
また、請求項2の位置決め手段付き搬送装置のように、請求項1の発明の構成において、搬送プレートを、周縁部に外周側が開口した収容部が配設された円板状の構造とし、その周囲に収容部の一部を構成する部材としても機能する外周ガイドを配設するようにした場合、円板状の搬送プレートの周囲の領域を効率よく利用することが可能な位置決め手段付き搬送装置を実現することが可能になり、本願発明をより実効あらしめることができる。
また、請求項3の位置決め手段付き搬送装置のように、請求項2の発明の構成において、円板状の搬送プレートの外周の一部に、外周ガイドが配設されていない領域を設け、外周ガイドが配設されていない領域において、被搬送物を、収容部の外周側の開口から外部に取り出すことができるように構成した場合、被搬送物を、外周ガイドが配設されていない領域において、分離すべき被搬送物や、分離すべき被搬送物が分離された後の被搬送物を外部に取り出して、所定の工程に送ることが可能になり、例えば、搬送工程の所定の位置で被搬送物を位置決めした状態で検査を行い、合格品と不合格品を効率よく分離したりすることが可能になる。
また、請求項4の位置決め手段付き搬送装置のように、請求項1〜3のいずれかの発明の構成において、収容部内における、三次元座標上の位置が定まる方向に静電吸着力を働かせることができるように、静電吸着機構の配設位置を定めることにより、被搬送物の位置を、三次元方向のそれぞれの方向について確実に定めることが可能になり、本願発明をさらに実効あらしめることができる。
また、請求項5の位置決め手段付き搬送装置のように、請求項1〜4のいずれかの発明の構成において、静電吸着機構への給電を行う電源として、電圧制御機構を備えたものを用いるようにした場合、被処理物に応じて調整された電圧を、静電吸着機構の電極に印加して適切な静電気力を発生させ、被処理物を所望の強さおよび速さで確実に吸着保持することが可能になり、本願発明をさらに実効あらしめることが可能になる。
また、請求項6の位置決め手段付き搬送装置のように、請求項1〜5のいずれかの発明の構成において、被搬送物が、チップ型電子部品である場合において、静電吸着機構により被搬送物の位置決めを行った状態で、チップ型電子部品の特性を測定する特性測定手段を備えた構成とすることにより、搬送工程で、チップ型電子部品の特性を効率よく測定することが可能になり、良品と不良品の選別を効率よく行うことが可能になる。
また、請求項7の位置決め手段付き搬送装置のように、請求項6の発明の構成において、特性測定手段により、チップ型電子部品の電気特性を測定するようにした場合、搬送中にチップ型電子部品の電気特性を測定して、チップ型電子部品としての良品と不良品の選別などを効率よく行うことが可能になる。
なお、被搬送物の位置決め信頼性が高いことから、例えば、チップ型電子部品の外部電極に、測定用端子を接触させて電気特性を調べる場合において、測定用端子の接触ミスを低減して、特性測定の信頼性を向上させることができる。
また、請求項8の位置決め手段付き搬送装置のように、請求項7の発明の構成において、電気特性として静電容量を測定するようにした場合、静電容量の大きさに規格があるチップ型電子部品(例えば、積層セラミックコンデンサ)の良否を、搬送工程で効率よく判定することが可能になり、本願発明をより実効あらしめることができる。
また、請求項9の位置決め手段付き搬送装置のように、請求項7の発明の構成において、電気特性特性として絶縁抵抗を測定するようにした場合、絶縁抵抗に規格があるようなチップ型電子部品(たとえば、積層セラミックコンデンサ)の良否を、搬送工程で効率よく判定することが可能になり、本願発明をより実効あらしめることができる。
また、請求項10の位置決め手段付き搬送装置のように、請求項6の発明の構成において、特性測定手段によりチップ型電子部品の外観特性を調べるようにした場合、搬送工程で、外観特性の良否を効率よく判定することが可能になり、本願発明をより実効あらしめることができる。
なお、外観特性とは、チップ型電子部品の寸法や、反りの有無、チップ型電子部品が備える外部電極の表面の平滑状態、外部電極が抜けなく形成すべき領域の全面に形成されているかなどを含む広い概念である。
また、請求項11の位置決め手段付き搬送装置のように、請求項10の発明の構成において、外観特性として、寸法および/または表面状態を調べるようにした場合、搬送工程で、チップ型電子部品の寸法および/または表面状態の良否を効率よく判定することが可能になり、本願発明をより実効あらしめることができる。
なお、被搬送物の位置決め信頼性が高いことから、例えば、撮像手段により被搬送物を撮像して外観特性を調べる場合の撮像精度を向上させたりすることが可能になり、本願発明をより実効あらしめることができる。
また、真空吸引などの方法を用いた位置決め手段を用いている場合には、吸引孔などが画像に写り込み、画像処理における誤判定の原因ともなるが、真空吸引による位置決め手段を用いていない本願発明の場合には、撮像手段により撮像する際に、吸引孔などの写り込みがないため、画像処理における誤判定の発生を軽減することが可能になる。
以下に本願発明の実施例を示して、本願発明の特徴とするところをさらに詳しく説明する。
以下、図1〜6を参照しつつ、本願発明の一実施例(実施例1)にかかる位置決め手段付き搬送装置について説明する。
なお、図1は本願発明の一実施例にかかる位置決め手段付き搬送装置の概略構成を示す平面図、図2は図1の位置決め手段付き搬送装置を構成する搬送プレートの、収容部近傍領域Sの構成を示す平面図である。
また、図3は図1の位置決め手段付き搬送装置の要部構成(電気特性を測定するための検査ステーションの概略構成)を示す平面図、図4はその断面図である。
さらに、図5は図1の位置決め手段付き搬送装置の要部構成(外観特性を測定するための検査ステーションの概略構成)を示す平面図、図6はその断面図である。
この実施例1の搬送装置は、図1および2に示すように、被搬送物であるチップ型電子部品(この実施例1では積層セラミックコンデンサ)1をパーツフィーダ2から、搬送ベース10上の、搬送プレート11に供給し、搬送工程で、電気特性と外観特性の測定を行い、不良品を除いた後、良品をテーピングしてテーピング型電子部品連36とする工程において用いられるものである。
なお、この実施例1では、不良品が除かれたチップ型電子部品1は、部品挿入部30で、テープ31の各部品収納凹部32に収納された後、シール部材33をヒータ34により熱圧着してシールした後、リール35に巻き取ることにより、テーピング型電子部品連36とされる。
そして、この搬送装置において、搬送プレート11は、被搬送物であるチップ型電子部品1を収容する収容部12を備えているとともに、収容部12にチップ型電子部品1を収容した状態で、搬送ベース10の上面(搬送面)上を間欠的に摺動するように構成されており、収容部12に収容されたチップ型電子部品1をその周方向に沿って間欠的に搬送することができるように構成されている。
なお、収容部12は、平面視した場合の形状が略方形で、外周側が開口し、搬送プレートの一方主面側から他方主面側にまで達する切り欠き状の構造部であり、搬送プレート11の周方向に所定の間隔をおいて複数形成されている。
また、搬送プレート11の周囲には、収容部12の外周側の開口を封止するように、外周ガイド13が配設されており、外周ガイド13は収容部12の一部を構成する部材としても機能している。
また、搬送プレート11の外周の一部には、外周ガイド13が配設されていない領域Rが設けられており、外周ガイド13が配設されていない領域Rにおいて、収容部12に収容されたチップ型電子部品1を、収容部12の外周側の開口から外部に取り出すことができるように構成されている。
また、搬送プレート11および外周ガイド13の一部を覆うように、上面カバー14が配設されている。
また、この実施例1の位置決め手段付き搬送装置においては、搬送プレート11により搬送される途中で、チップ型電子部品1の電気特性と外観特性の測定を行うことができるように、搬送プレート11の周方向に所定の間隔をおいて、電気特性を測定するための2つの検査ステーション21,22と、外観特性を測定するための1つの検査ステーション23の、合計3つの検査ステーション21,22,23が配設されている(図1参照)。
そして、電気特性を測定するための、上記2つの検査ステーション21,22のうち、検査ステーション21には、特性測定手段(図1,図2では図示省略)として、チップ型電子部品1の静電容量の大きさを計測する静電容量計測手段と、計測された静電容量が所定の基準を満たすものであるか否かを判定する良否判定手段とを備えた特性測定手段が設けられている。
また、電気特性を測定するための検査ステーション22には、特性測定手段(図1,図2では図示省略)として、チップ型電子部品1に測定電圧を印加する電圧印加手段と、測定電圧を印加した状態で絶縁抵抗を計測する絶縁抵抗計測手段と、計測された絶縁抵抗が所定の基準を満たすものであるか否かを判定する良否判定手段とを備えた特性測定手段が設けられている。
さらに、外観特性を測定するための検査ステーション23には、チップ型電子部品の寸法および表面状態を調べるための特性測定手段(図1,図2では図示省略)として、撮像手段と、撮像手段により得られる画像データを処理して寸法および表面状態が所定の基準を満たすものであるか否かを判定する良否判定手段とを備えた特性測定手段が設けられている。
そして、各検査ステーション21,22,23それぞれの下流側の位置には、前記検査ステーション21,22,23における特性検査の結果不良と判断されたチップ型電子部品1を除去するための取り出し部21a,22a,23aが設けられており、各特性検査により不良と判断されたものを除いた良品のみが以後の工程でテーピングされ、出荷されるように構成されている。なお、この実施例1では、取り出し部21a,22a,23aは、外周ガイド13に、収容部12の開口を塞がないような凹部13aを設けることにより形成されており、特性検査により不良と判断されたチップ型電子部品1を取り出して除去することができるように構成されている。なお、この取り出し部21a,22a,23aとなる凹部13aも、本願発明における、外周ガイド13が配設されていない領域Rに含まれるものと考えることができる。
そして、各検査ステーション21,22,23には、、静電吸着機構41を用いた位置決め手段43が配設されており、位置決め手段43を構成する静電吸着機構41は、チップ型電子部品1が搬送される搬送領域に突出することがないような態様で配設されている。なお、この実施例1では、静電吸着機構41として、極性の異なる1対の電極42a,42bを備えた双極方式の静電吸着機構41が用いられている。ただし、電極は少なくとも一対であればよく、場合によっては複数対の電極を配設することが可能である。
そして、間欠駆動される搬送プレート11が停止しているタイミングで、この静電吸着機構41により、収容部12に収容された状態のチップ型電子部品1を静電吸着して、チップ型電子部品1の位置決めを行うことができるように構成されている。
また、この実施例1の位置決め手段付き搬送装置においては、静電吸着機構41への給電を行う電源として、静電吸着機構41を構成する電極42a,42bに印加する電圧の強さを制御する電圧制御機構(図示せず)を備えたものが用いられており、電気入力に応じて吸着力を変化させることが可能で、被搬送物であるチップ型電子部品1の重量や形状、吸着面状態(形状)などの条件の変化にも容易に対応することができるように構成されている。
なお、図3および図4は、チップ型電子部品1の、電気特性の1つである静電容量を測定するための検査ステーション21を示しており、この検査ステーション21には、特性測定手段として、チップ型電子部品1の静電容量を計測する静電容量計測手段を構成する検測プローブP1,P2が配設されている。そして、この検測プローブP1,P2を介して特性測定手段により計測された静電容量の値が、良否判定手段(図示せず)により、所定の基準を満たすものであるか否かが判定されるように構成されている。
なお、位置決め手段43を構成する静電吸着機構41は、図3,図4に示すように、チップ型電子部品1が、略直方体形状の収容部12の内壁に押し当てられて、収容部12の、底面の第1の辺に沿う方向、底面の第1の辺と直交する第2の辺に沿う方向、および底面に直交する方向のいずれの方向についてもその位置が定まるように、所定の方向に静電吸着力が働く位置に配設されている。
すなわち、この実施例1では、1対の電極42a,42bを備えた静電吸着機構41が上側カバー14に配設されており、1対の電極42a,42bは、図3,図4に示すように、収容部12の中心よりも右側および上側にずれた位置に配設されている。1対の電極42a,42bをこのような態様で配設することにより、チップ型電子部品1が、図3における、矢印Aで示す方向(右上方向)に、かつ、図4における、矢印Bで示す方向(右上方向)に付勢され、チップ型電子部品1が収容部12の内壁に押し当てられて、3次元方向のそれぞれの位置が確実に定まることになる。
そして、上述のような静電吸着機構を備えた位置決め手段43により所定の位置に確実に位置決めされた状態で、静電容量計測手段を構成する検測プローブP1,P2をチップ型電子部品1の一対の外部電極1a,1bに押し当て、所定の電圧を印加して静電容量を測定することにより、静電容量の大きさを正確に測定することができる。
また、絶縁抵抗を調べる検査ステーション22も、図3および図4に示した静電容量を調べるための検査ステーション21の構成に準じる構成とされており、静電吸着機構41を備えた位置決め手段43により所定の位置に確実に位置決めされた状態で、検測プローブP1,P2から、チップ型電子部品1の外部電極1a,1bに測定電圧を所定時間印加した後、その状態で絶縁抵抗を計測するように構成されている。
また、外観特性を調べる検査ステーション23は、図5および図6に示すように、静電容量を調べるための検査ステーション21の場合と同様に、1対の電極42a,42bを備えた静電吸着機構41が上側カバー14に配設されており、1対の電極42a,42bは、図5,図6に示すように、収容部12の中心よりも右側および上側にずれた位置に配設されている。
また、搬送ベース10の、検査ステーション23に対応する領域には、撮像手段25による撮像が可能なように開口部10aが設けられており、開口部10aには透明ガラス10bが配設されている。
そして、静電吸着機構41の静電吸着力により、チップ型電子部品1が、図5における、矢印Aで示す方向(右上方向)、および、図6における、矢印Bで示す方向(右上方向)に付勢され、チップ型電子部品1が収容部12の内壁に押し当てられて、その位置が確実に定まった状態で、撮像手段25により撮像され、得られた画像データから、良否判定手段(図示せず)により、寸法および表面状態(すなわち、ここでは外部電極1a,1bの形成状態など)が所定の基準を満たすものであるか否かの判定が行われるように構成されている。
次に、上述のように構成されたこの実施例1の位置決め手段付き搬送装置の動作について説明する。
(1)まず、図1,図2に示すように、パーツフィーダ2により運ばれたチップ型電子部品1を、搬送プレート11により、搬送ベース10上の、搬送プレート11の収容部12に収容する。
(2)収容部12に収容されたチップ型電子部品1は、搬送プレート11の回転による遠心力により、外周ガイド13側に寄せられた状態で搬送される。
(3)そして、検査ステーション21,22において、図3および4に示すように、位置決め手段43により位置決めされた状態で、電気特性(静電容量、絶縁抵抗)が測定され、検査ステーション23において、図5および6に示すように、位置決め手段43により位置決めされた状態で、外観特性(寸法および表面状態)が測定される。
また、各検査ステーション21,22,23における特性測定の結果、不良と判定されたチップ型電子部品1は、各取り出し部21a,22a,23aから取り出されて除去される。
(4)それから、各特性検査により不良と判断されたものを除いたチップ型電子部品(良品)1のみが、テーピングのための部品挿入部30で、テープ31の各部品収納凹部32に収納される。
(5)その後、シール部材33がヒータ34によりテープ31に熱圧着され、シールされた後、リール35に巻き取られる。そして、これにより、テーピング型電子部品連36が得られる。
上述のように、この実施例1の位置決め手段付き搬送装置を用いた場合、従来の真空吸引の方法で被搬送物の位置決めを行う場合に比べて、位置決めのON/OFF動作が迅速で、高速の間欠搬送に容易に対応することが可能になる。また、搬送経路に突出するような機構部や部材を必要としないため、搬送中に被搬送物が損傷することを防止できる。
さらに、従来の真空吸引により被搬送物の位置決めを行う場合のように、吸引孔の閉塞などにより位置決めが不可能になるようなことがなく、高い信頼性を実現することができる。
また、静電吸着機構41への給電を行う電源として、電極42a,42bに印加する電圧の強さを制御する電圧制御機構を備えたものを用いているので、チップ型電子部品1の重量や形状、吸着面状態(形状)などの条件の変化にも容易に対応することができる。
<変形例1>
図7および図8は、上記実施例1の位置決め手段付き搬送装置の変形例を示す図であり、図7は位置決め手段などの主要部の構成、すなわち、実施例1における電気特性を測定するための検査ステーション21,22の構成の変形例を示す平面図、図8は断面図である。
なお、図7および8において、図3および4と同一符号を付した部分は、同一または相当する部分を示している。
この変形例1の構成では、図7および図8に示すように、位置決め手段43を構成する静電吸着機構41を、搬送プレート11の周囲に配設された外周ガイド13に設けている。
このように構成した場合にも、チップ型電子部品1を、図7における、矢印Aで示す方向(右上方向)、および、図8における、矢印Bで示す方向(右上方向)に付勢して、チップ型電子部品1を収容部12の内壁に押し当て、その位置を確実に定めることができる。
そして、確実に位置決めされたチップ型電子部品1の外部電極1a,1bに下方から、検測プローブP1,P2を当接させることにより、チップ型電子部品の電気特性を精度よく撮像することができる。
<変形例2>
図9および図10は、上記実施例1の位置決め手段付き搬送装置の他の変形例(変形例2)を示す図であり、図9は位置決め手段などの主要部の構成、すなわち、実施例1における外観特性を測定するための検査ステーション23の構成の変形例を示す平面図、図10は断面図である。
なお、図9および図10において、図5および6と同一符号を付した部分は、同一または相当する部分を示している。
この変形例2の構成では、図9および図10に示すように、位置決め手段43を構成する静電吸着機構41を、収容部12の底面を構成する搬送プレート11に配設するとともに、収容部12を覆うように、透明ガラス10bが配設された開口部10aを有する上面カバー14に設けるようにしている。
また、収容部12の上方に撮像手段25が配設されており、上方から、収容部12に収容されたチップ型電子部品1を撮像することができるように構成されている。
この変形例2のように構成した場合、チップ型電子部品1を、図9における、矢印Aで示す方向(右上方向)、および、図10における、矢印Cで示す方向(右下方向)に付勢して、チップ型電子部品1を収容部12の内壁に押し当て、その位置を確実に定めることができる。そして、このように確実に位置決めが行われたチップ型電子部品1を上方から、撮像手段25により撮像することにより、その寸法や表面状態などの外観特性を精度よく調べることができる。
<変形例3>
図11および図12は、上記実施例1の位置決め手段付き搬送装置のさらに他の変形例(変形例3)を示す図であり、図11は位置決め手段などの主要部の構成、すなわち、実施例1における外観特性を測定するための検査ステーション23の構成の変形例を示す平面図、図12は断面図である。
なお、図11および図12において、図5および6と同一符号を付した部分は、同一または相当する部分を示している。
この変形例3の構成では、図11および図12に示すように、位置決め手段43を構成する静電吸着機構41を、搬送ベース10と外周ガイド13の間の領域(収容部12の底面から側面に回り込む領域)に配設するとともに、静電吸着機構41を構成する一対の電極42a,42bのうちの一方の電極42aを、図12における、収容部12の底面側の位置に配設し、他方の電極42bを、一方の電極42aおよび収容部12の底面よりも高い位置で、かつ、収容部12の側面側の位置(収容部12の外側端面側の位置)に配設している。
この変形例3のように構成した場合、チップ型電子部品1を、図11における、矢印Aで示す方向(右上方向)、および、図12における、矢印Cで示す方向(右下方向)に付勢して、チップ型電子部品1を収容部12の内壁に押し当て、その位置を確実に定めることができる。そして、このように確実に位置決めが行われたチップ型電子部品1を上方から、撮像手段25により撮像することにより、その寸法や表面状態などの外観特性を精度よく調べることが可能になる。
なお、この変形例3の場合、一方の電極42aを、図12における、収容部12の底面側の位置に配設し、他方の電極42bを、一方の電極42aおよび収容部12の底面よりも高い位置で、かつ、収容部12の側面側の位置に配設しているので、チップ型電子部品1の吸着保持性を向上させることができる。
なお、上記実施例では、チップ型電子部品の1つである積層セラミックコンデンサを被搬送物とした場合を例にとって説明したが、被搬送物の種類に特別の制約はなく、被搬送物が積層セラミックコンデンサ以外のチップ型電子部品である場合や、被搬送物がチップ型電子部品以外の種々の微細機構部品などである場合にも本願発明を適用することが可能である。
また、上記実施例では、3つの検査ステーションを設けて、電気特性および外観特性を調べるようにした場合について説明したが、検査ステーションの配設数に特別の制約はなく、検査ステーションの配設数を単一とすることも可能であり、また、2または4以上の複数とすることも可能である。
また、上記実施例では、3つの検査ステーション21,22,23において、電気特性(静電容量、絶縁抵抗)、外観特性(寸法、表面状態)を調べるようにしたが、調べるべき特性の種類に特別の制約はなく、必要に応じて種々の特性を調べるようにすることが可能である。
また、上記実施例では、3つの検査ステーション21,22,23のうち、検査ステーション21で静電容量を測定し、検査ステーション22で絶縁抵抗を測定し、検査ステーション23で外観特性(寸法、表面状態)を調べるようにしているが、例えば、3つの検査ステーションを備えた構成とし、かつ、1番目の検査ステーションで上面側からの外観特性を調べ、2番目の検査ステーションで下面側からの外観特性を調べ、3番目の検査ステーションで電気特性(静電容量および絶縁抵抗)を測定するように構成することも可能である。
また、上記実施例1では、極性の異なる1対の電極を備えた双極方式の静電吸着機構を用いているが、静電吸着機構の具体的な構成に特別の制約はなく、場合によっては、単一の電極を備えた単極方式の静電吸着機構を用いることも可能である。
本願発明は、さらにその他の点においても上記実施例に限定されるものではなく、搬送プレートの形状や構成、収容部の配設態様や具体的な構造、静電吸着機構を備えた位置決め手段の具体的な構成、外周ガイドの構成や配設態様などに関し、発明の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが可能である。
上述のように、静電吸着方式の位置決め手段を備えた本願発明の搬送装置によれば、従来の真空吸引の方法で被搬送物の位置決めを行う場合に比べて、信頼性を向上させることが可能になるとともに、位置決めのON/OFF動作を向上させ、かつ、高速の間欠搬送に対応することが可能になり、かつ、電気入力に応じ吸着力を変化させることが可能で、被搬送物の重量や、被搬送物の吸着面の状態(形状)の変動にも対応しやすく、構成の自由度を向上させることができる。
したがって、本願発明は、電子部品の製造工程や実装工程で、種々の被処理物(チップ型電子部品や電子部品素子など)を検査したり、包装や実装の工程に供給したりする場合に広く適用することができる。
本願発明の一実施例にかかる位置決め手段付き搬送装置の概略構成を示す平面図である。 図1の位置決め手段付き搬送装置を構成する搬送プレートの、収容部近傍領域の構成を示す平面図である。 図1の位置決め手段付き搬送装置の要部構成(電気特性を測定する検査ステーションの概略構成)を示す平面図である。 図1の位置決め手段付き搬送装置の要部構成(電気特性を測定する検査ステーションの概略構成)を示す断面図である。 図1の位置決め手段付き搬送装置の要部構成(外観特性を測定する検査ステーションの概略構成)を示す平面図である。 図1の位置決め手段付き搬送装置の要部構成(外観特性を測定する検査ステーションの概略構成)を示す断面図である。 実施例1の位置決め手段付き搬送装置の電気特性を測定する検査ステーションの構成の変形例(変形例1)を示す平面図である。 実施例1の位置決め手段付き搬送装置の電気特性を測定する検査ステーションの構成の変形例(変形例1)を示す断面図である。 変形例2の位置決め手段付き搬送装置の外観特性を測定する検査ステーションの構成を示す平面図である。 変形例2の位置決め手段付き搬送装置の外観特性を測定する検査ステーションの構成を示す断面図である。 変形例3の位置決め手段付き搬送装置の外観特性を測定する検査ステーションの構成を示す平面図である。 変形例3の位置決め手段付き搬送装置の外観特性を測定する検査ステーションの構成を示す断面図である。 搬送過程でチップ型電子部品の特性を検査する機構を備えた従来の検査装置の要部を示す図である。 図13に示した従来の検査装置の要部を拡大して示す平面図である。 図13に示した従来の検査装置の要部を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 積層セラミックコンデンサ(チップ型電子部品)
1a,1b 外部電極
2 パーツフィーダ
10 搬送ベース
10a 開口部
10b 透明ガラス
11 搬送プレート
12 収容部
13 外周ガイド
13a 凹部
14 上面カバー
21,22,23 検査ステーション
21a,22a,23a 取り出し部
25 撮像手段
30 部品挿入部
31 テープ
32 各部品収納凹部
33 シール部材
34 ヒータ
35 リール
36 テーピング型電子部品連
41 静電吸着機構
42a,42b 電極
43 位置決め手段
P1,P2 検測プローブ
R 外周ガイドが配設されていない領域
S 収容部近傍領域

Claims (11)

  1. 被搬送物がその上を搬送される搬送面を備えた搬送ベースと、
    被搬送物を収容する収容部を備え、前記収容部に被搬送物が収容された状態で、前記搬送ベースの前記搬送面上を摺動するように駆動され、前記収容部に収容された被搬送物を搬送する搬送プレートと、
    被搬送物が搬送される搬送領域に突出しないような態様で配設され、前記収容部に収容された状態の被搬送物を静電吸着して被搬送物を所定の位置に保持する静電吸着機構を備えた位置決め手段と
    を具備することを特徴とする位置決め手段付き搬送装置。
  2. 前記搬送プレートが、円板状で周方向に駆動されるように構成されているとともに、平面視した場合の周縁部に、外周側が開口した収容部が配設されており、かつ、
    前記円板状の搬送プレートの周囲に、前記収容部の外周側の開口を封止するように外周ガイドが配設され、前記外周ガイドが前記収容部の一部を構成する部材としても機能していること
    を特徴とする請求項1記載の位置決め手段付き搬送装置。
  3. 前記円板状の搬送プレートの外周の一部には、前記外周ガイドが配設されていない領域が存在し、前記外周ガイドが配設されていない領域において、前記収容部に収容された被搬送物を、前記収容部の前記外周側の開口から外部に取り出すことができるように構成されていることを特徴とする請求項2記載の位置決め手段付き搬送装置。
  4. 前記収容部の形状が略直方体形状である場合に、被搬送物が前記収容部の内壁に押し当てられて、前記収容部内における、三次元座標上の位置が定まる方向に静電吸着力を働かせることができるように、前記位置決め手段を構成する前記静電吸着機構の配設位置が設定されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の位置決め手段付き搬送装置。
  5. 前記静電吸着機構への給電を行う電源が、前記静電吸着機構を構成する電極に印加する電圧の強さを制御する電圧制御機構を備えたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の位置決め手段付き搬送装置。
  6. 前記被搬送物が、チップ型電子部品であり、かつ、前記静電吸着機構により被搬送物の位置決めを行った状態で、前記チップ型電子部品の特性を測定する特性測定手段を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の位置決め手段付き搬送装置。
  7. 前記特性測定手段が前記チップ型電子部品の電気特性を測定するものであることを特徴とする請求項6記載の位置決め手段付き搬送装置。
  8. 前記電気特性が静電容量であり、前記特性測定手段が、前記静電容量の大きさを計測する静電容量計測手段と、計測された静電容量が所定の基準を満たすものであるか否かを判定する良否判定手段とを備えたものであることを特徴とする請求項7記載の位置決め手段付き搬送装置。
  9. 前記電気特性が絶縁抵抗であり、前記特性測定手段が、前記チップ型電子部品に測定電圧を印加する電圧印加手段と、前記測定電圧を印加した状態で絶縁抵抗を計測する絶縁抵抗計測手段と、計測された絶縁抵抗が所定の基準を満たすものであるか否かを判定する良否判定手段とを備えたものであることを特徴とする請求項7記載の位置決め手段付き搬送装置。
  10. 前記特性測定手段が前記チップ型電子部品の外観特性を調べるものであることを特徴とする請求項6記載の位置決め手段付き搬送装置。
  11. 前記外観特性が前記チップ型電子部品の寸法および/または表面状態であり、
    前記特性測定手段が、撮像手段と、前記撮像手段により得られる画像データを処理して前記外観特性が所定の基準を満たすものであるか否かを判定する良否判定手段とを備えたものであること
    を特徴とする請求項10記載の位置決め手段付き搬送装置。
JP2006197389A 2006-07-19 2006-07-19 位置決め手段付き搬送装置 Active JP5045010B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006197389A JP5045010B2 (ja) 2006-07-19 2006-07-19 位置決め手段付き搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006197389A JP5045010B2 (ja) 2006-07-19 2006-07-19 位置決め手段付き搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008024401A true JP2008024401A (ja) 2008-02-07
JP5045010B2 JP5045010B2 (ja) 2012-10-10

Family

ID=39115452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006197389A Active JP5045010B2 (ja) 2006-07-19 2006-07-19 位置決め手段付き搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5045010B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012141491A2 (ko) * 2011-04-12 2012-10-18 한국기술교육대학교 산학협력단 부품 공급장치
JP2014152021A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Murata Mfg Co Ltd ワーク搬送装置
JP2015147618A (ja) * 2014-01-10 2015-08-20 株式会社村田製作所 テーピング電子部品連の製造装置、テーピング電子部品連の製造方法、電子部品の搬送装置、電子部品の搬送方法及びテーピング電子部品連
KR101855886B1 (ko) * 2011-02-28 2018-05-10 주식회사 탑 엔지니어링 전자부품 분류장치
JP2020061464A (ja) * 2018-10-10 2020-04-16 日亜化学工業株式会社 半導体装置の搬送装置、これを備えた半導体装置の検査システムおよび半導体装置の搬送方法
CN114388261A (zh) * 2021-12-21 2022-04-22 扬州升阳电子有限公司 一种固态电容器生产用自动分拣装置
JP2022167922A (ja) * 2019-03-28 2022-11-04 株式会社村田製作所 外観検査装置の静電誘導吸着式搬送体および外観検査装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6027499U (ja) * 1983-07-29 1985-02-25 関西日本電気株式会社 チツプ部品供給装置
JPH02193813A (ja) * 1989-01-20 1990-07-31 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の整列・反転方法
JP2001341843A (ja) * 2000-06-02 2001-12-11 Mitsubishi Paper Mills Ltd プリント配線板製造工程における吸着搬送方法
JP2003066084A (ja) * 2001-08-30 2003-03-05 Murata Mfg Co Ltd チップ型電子部品の検査端子とそれを用いた検査方法および検査装置
JP2003098209A (ja) * 2001-09-25 2003-04-03 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の検査装置
JP2003341831A (ja) * 2002-05-20 2003-12-03 Murata Mfg Co Ltd 電子部品取扱い装置および電子部品取扱い方法
JP2004233295A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Yoshihiko Kamata 微小物体検査装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6027499U (ja) * 1983-07-29 1985-02-25 関西日本電気株式会社 チツプ部品供給装置
JPH02193813A (ja) * 1989-01-20 1990-07-31 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の整列・反転方法
JP2001341843A (ja) * 2000-06-02 2001-12-11 Mitsubishi Paper Mills Ltd プリント配線板製造工程における吸着搬送方法
JP2003066084A (ja) * 2001-08-30 2003-03-05 Murata Mfg Co Ltd チップ型電子部品の検査端子とそれを用いた検査方法および検査装置
JP2003098209A (ja) * 2001-09-25 2003-04-03 Murata Mfg Co Ltd 電子部品の検査装置
JP2003341831A (ja) * 2002-05-20 2003-12-03 Murata Mfg Co Ltd 電子部品取扱い装置および電子部品取扱い方法
JP2004233295A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Yoshihiko Kamata 微小物体検査装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101855886B1 (ko) * 2011-02-28 2018-05-10 주식회사 탑 엔지니어링 전자부품 분류장치
WO2012141491A2 (ko) * 2011-04-12 2012-10-18 한국기술교육대학교 산학협력단 부품 공급장치
WO2012141491A3 (ko) * 2011-04-12 2013-01-10 한국기술교육대학교 산학협력단 부품 공급장치
KR101242225B1 (ko) * 2011-04-12 2013-03-11 한국기술교육대학교 산학협력단 부품 공급장치
JP2014152021A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Murata Mfg Co Ltd ワーク搬送装置
JP2015147618A (ja) * 2014-01-10 2015-08-20 株式会社村田製作所 テーピング電子部品連の製造装置、テーピング電子部品連の製造方法、電子部品の搬送装置、電子部品の搬送方法及びテーピング電子部品連
JP2020061464A (ja) * 2018-10-10 2020-04-16 日亜化学工業株式会社 半導体装置の搬送装置、これを備えた半導体装置の検査システムおよび半導体装置の搬送方法
JP2022167922A (ja) * 2019-03-28 2022-11-04 株式会社村田製作所 外観検査装置の静電誘導吸着式搬送体および外観検査装置
JP7428215B2 (ja) 2019-03-28 2024-02-06 株式会社村田製作所 外観検査装置の静電誘導吸着式搬送体および外観検査装置
CN114388261A (zh) * 2021-12-21 2022-04-22 扬州升阳电子有限公司 一种固态电容器生产用自动分拣装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5045010B2 (ja) 2012-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5045010B2 (ja) 位置決め手段付き搬送装置
JP3690257B2 (ja) チップ部品の搬送装置
US9884347B2 (en) Apparatus for manufacturing a series of taped electronic components, method for manufacturing a series of taped electronic components, apparatus for conveying electronic components, method for conveying electronic components, and a series of taped electronic components
KR20190040175A (ko) 웨이퍼 레벨 패키징을 수행하는 자동화 시스템
TWI260755B (en) System for processing electronic devices
JP5718601B2 (ja) ダイボンダ及び半導体製造方法
WO2014087485A1 (ja) 電子部品搬送装置及びテーピングユニット
US8638117B2 (en) Production device, production method, test apparatus and integrated circuit package
JP2003337153A (ja) チップ部品の特性測定方法および特性測定装置
WO2010071609A2 (en) System and processing of a substrate
KR101187306B1 (ko) 반송장치 및 전자부품 핸들링 장치
JP4240910B2 (ja) 電子部品取扱い装置および電子部品取扱い方法
JP6206587B2 (ja) 搬送装置
JP4045832B2 (ja) 電子部品取扱い装置および電子部品取扱い方法
JP3194518B2 (ja) 半導体装置の製造装置
JPH0329335A (ja) 半導体チッププローバ
JPS63215974A (ja) ハンドリング装置
JP3896186B2 (ja) チップ状回路部品の計測装置
JP2007033094A (ja) チップ型電子部品の電気的特性測定装置
TWI637182B (zh) Inspection device for electronic components, inspection method for electronic components, and inspection program for electronic components
WO2023127315A1 (ja) 部品選別装置
JP2017165427A (ja) キャリアテープおよびそれを用いた電子部品の梱包体と梱包方法、並びにキャリアテープを用いて梱包された電子部品の実装方法
KR20220055058A (ko) 외관 검사 장치
JPH02272374A (ja) 半導体検査装置
JP2004186367A (ja) 半導体装置の製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120619

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120702

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5045010

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150