JP2004025640A - 有機樹脂被覆金属板の製造方法および有機樹脂被覆金属板の製造装置 - Google Patents

有機樹脂被覆金属板の製造方法および有機樹脂被覆金属板の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】商品価値を損なうことなく、連続的に安定して加熱溶融された有機樹脂を金属板に押し出して被覆することが可能で、かつ金属板からはみ出た樹脂を定寸で安定してトリミングすることが可能な、有機樹脂被覆金属板の製造方法および有機樹脂被覆金属板の製造装置を提供する。
【解決手段】連続的に供給される長尺帯状の金属板3上に加熱溶融した有機樹脂1をTダイ2からフィルム状にして直接押し出して当接し、ラミネートロール5で挟み付けて圧着して有機樹脂被覆金属板8を製造する際に、金属板3の継ぎ目がラミネートロール5の部分を通過する際にはラミネートロール5を開放して、ラミネートロール5に替えて補助ロール6で挟み付けて圧着し、金属板3の継ぎ目が通過した後は補助ロール6を開放してラミネートロール5で挟み付けて圧着することを特徴とする。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、有機樹脂被覆金属板の製造方法および有機樹脂被覆金属板の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、連続的に供給される長尺帯状の金属板上に加熱溶融した有機樹脂を直接押し出して被覆する有機樹脂被覆金属板は、例えば図4および図5に示すようにして製造されている。すなわち、長尺帯状の金属板3を図面において上から連続的に供給し、Tダイ2から加熱溶融した有機樹脂1をフィルム状にして押し出して金属板3に当接させ、対のラミネートロール5,5で挟み付けて圧着する。
【0003】
しかし、このようにして樹脂被覆金属板を製造する場合、金属板3の継ぎ目からなるステッチャーがラミネートロール5の部分を通過する際に、ステッチャーとラミネートロール5とが接触することによりラミネートロール5の表面に傷が付いてしまう。そして、ラミネートロール5の表面の傷が樹脂に転写して樹脂被覆金属板の商品価値が損なわれる。一方、ステッチャーとラミネートロール5の接触を防止するため、ステッチャーがラミネートロール5の部分を通過する際にのみラミネートロール5を開放してラミネートロール5に接触することなくステッチャーを通過させようとすると、加熱溶融した有機樹脂のみがラミネートロール5の上に接触するとそのままラミネートロール5に巻き付いてしまい、連続的に樹脂被覆金属板を製造することが不可能になる。
【0004】
また、上記のようにして樹脂被覆金属板を製造する場合、金属板3の幅方向の両側に有機樹脂部分がはみ出す。このはみ出した部分は製品として不要な部分であり、幅方向にはみ出した寸法が不揃いで、端部の厚さが厚く、有機樹脂被覆鋼板をコイラーなどで巻き取る際に内側に折り込まれて巻き形状が不良となる。また、はみ出した部分は欠落して飛び散り、製造装置や床に付着して汚染するので、定寸で除去してトリミングする必要がある。除去方法としては下記のような方法がある。
【0005】
1) はみ出し部分をベルトで把持し、引き千切る。
【0006】
2) はみ出し部分をラミネートロールのニップで押し切る。
【0007】
3) 有機樹脂を金属板に圧着する前にレーザーを用いてはみ出し部分を切断除去する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、これらの方法には次のような欠点を有している。
【0009】
1) ベルトに半溶融状態の有機樹脂が付着して巻き付き、トリミング不能となる。
【0010】
2) ステッチャー通過時にラミネートロールを開放しなくてはならないので、連続的にトリミングすることができない。
【0011】
3) レーザーを用いる場合は切断に要するエネルギーを収斂させる焦点距離が限られており、溶融状態の有機樹脂がTダイから吐出される際の脈動などで揺れが発生したり、図4および図5に示すように、ラミネートロール5を開放した際に有機樹脂とレーザーの距離が変動するので、樹脂面がレーザーの焦点からはずれて連続してトリミング作業ができない。
【0012】
本発明は、商品価値を損なうことなく、連続的に安定して加熱溶融された有機樹脂を金属板に押し出して被覆することが可能で、かつ金属板からはみ出た樹脂を定寸で安定してトリミングすることが可能な、有機樹脂被覆金属板の製造方法および有機樹脂被覆金属板の製造装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の有機樹脂被覆金属板の製造方法は、連続的に供給される長尺帯状の金属板上に加熱溶融した有機樹脂をTダイからフィルム状にして直接押し出して当接し、両者を対のラミネートロールで挟み付けて圧着する有機樹脂被覆金属板の製造方法において、ステッチャーがラミネートロール部を通過する際にはラミネートロールを開放しておき、ラミネートロールに替えて対の補助ロールで挟み付けて圧着し、ステッチャー通過後は補助ロールを開放し、ラミネートロールで挟み付けて圧着することを特徴とする。
【0014】
また、本発明方法の他の発明においては、加熱溶融した有機樹脂を金属板に当接し、両者をラミネートロールまたは補助ロールで挟み付けて圧着した後、金属板の幅方向の両側にはみ出した有機樹脂部分をレーザーによりトリミングすることを特徴とする。
【0015】
また、本発明方法の他の発明においては、連続的に供給される長尺帯状の金属板上に加熱溶融した有機樹脂をTダイからフィルム状にして直接押し出して当接し、両者を対のラミネートロールで挟み付けて圧着する有機樹脂被覆金属板の製造方法において、金属板のステッチャーがラミネートロール部を通過する際にはラミネートロールを開放しておき、ラミネートロールに替えて対の補助ロールで挟み付けて圧着し、ステッチャー通過後は補助ロールを開放し、ラミネートロールで挟み付けて圧着した後、金属板の幅方向の両側にはみ出した有機樹脂部分をレーザーによりトリミングすることを特徴とする。
【0016】
また、本発明の有機樹脂被覆金属板の製造装置は、連続的に供給される長尺帯状の金属板上に加熱溶融した有機樹脂をTダイからフィルム状にして直接押し出して当接し、両者を対のラミネートロールで挟み付けて圧着する有機樹脂被覆金属板の製造装置であって、有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対のラミネートロールと、ステッチャーがラミネートロール部を通過する際に開放されるラミネートロールに替わって有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対の補助ロールとが、金属板の進行方向に沿って順に設けられていることを特徴とする。
【0017】
また、本発明装置の他の発明においては、連続的に供給される長尺帯状の金属板上に加熱溶融した有機樹脂をTダイからフィルム状にして直接押し出して当接し、両者を対のラミネートロールで挟み付けて圧着する有機樹脂被覆金属板の製造装置であって、ステッチャーがラミネートロール部を通過する際に開放されるラミネートロールに替わって有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対の補助ロールと、有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対のラミネートロールとが、金属板の進行方向に沿って順に設けられていることを特徴とする。
【0018】
また、本発明装置の他の発明においては、加熱溶融した有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対のラミネートロールと、ステッチャーがラミネートロール部を通過する際に開放されるラミネートロールに替わって有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対の補助ロールと、有機樹脂と金属板を圧着した後に金属板の幅方向の両側にはみ出した有機樹脂部分をトリミングするためのレーザー照射手段とが、金属板の進行方向に沿って順に設けられていることを特徴とする。
【0019】
また、本発明装置の他の発明においては、ステッチャーがラミネートロール部を通過する際に開放されるラミネートロールに替わって加熱溶融した有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対の補助ロールと、有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対のラミネートロールと、有機樹脂と金属板を圧着した後に金属板の幅方向の両側にはみ出した有機樹脂部分をトリミングするためのレーザー照射手段とが、金属板の進行方向に沿って順に設けられていることを特徴とする。
【0020】
本発明においては、連続的に供給される長尺帯状の金属板上に加熱溶融した有機樹脂をTダイからフィルム状にして直接押し出して当接し、両者をラミネートロールで挟み付けて圧着して有機樹脂被覆金属板を製造する際に、ステッチャーがラミネートロール部を通過する際にはラミネートロールを開放して、ラミネートロールに替えて補助ロールで挟み付けて圧着し、ステッチャー通過後は補助ラミネートロールを開放してラミネートロールで挟み付けて圧着することにより、ラミネートロール表面に傷が付き、ラミネートロール表面の傷が樹脂に転写することによる商品価値のダメージをもたらすことなく、樹脂被覆金属板を製造することが可能となった。また、有機樹脂が金属板に被覆された後に、金属板の幅方向にはみ出した余分の有機樹脂部分(以下、「耳」という)を、レーザー光源と耳の距離を常に一定としてレーザーによりトリミングすることにより、連続的に安定した定寸で耳をトリミングすることが可能となった。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3を参照しながら本発明を詳細に説明する。
【0022】
図1は本発明において、ステッチャーのない長尺帯状の金属板3に樹脂を被覆する、定常のラミネート作業の状態を示す概略図である。長尺帯状の金属板3は図示しないアンコイラーなどの金属板供給手段により、図1の上方から下方に向かって連続的に供給される。この金属板3としては、表面処理鋼板、Al板、Al合金板、ステンレス板、銅板等を用いることができ、特に限定されるものではない。表面処理鋼板として、ぶりき、電解クロム酸処理鋼板、電気亜鉛めっき鋼板、電気亜鉛合金めっき鋼板、複合電気亜鉛ーコバルトーモリブデンめっき鋼板、Niめっき鋼板、銅めっき鋼板、溶融亜鉛めっき鋼板、溶融亜鉛ーアルミニウムめっき鋼板、Alめっき鋼板などが適用できる。この金属板3の少なくとも片側(図では両側)に有機樹脂1を加熱溶融しフィルム状にして押し出すTダイ2が設けられている。この溶融樹脂の種類としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、共重合ポリエステル樹脂などのポリエステル樹脂が適用できる。また、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレン−ポリプロピレン共重合体などのポリオレフィン樹脂が、適用でき、更に、6−ナイロン、6.6ナイロンなどのポリアミド樹脂のような熱可塑性樹脂も適用できる。Tダイ2から押し出された加熱溶融したフィルム状の有機樹脂1は金属板3に当接され、Tダイ2の下流に設けられた対のラミネートロール5により金属板3とともに挟み付けられて圧着される。この定常作業を行っているときは、図1においてラミネートロール5の下流に設けられた対の補助ロール6は開放されており、有機樹脂1がその補助ロール6の表面に接触することはない。このようにして有機樹脂被覆鋼板8が得られる。
【0023】
なお、補助ロール6は図1〜図3においてはラミネートロール5の下流に設けたが、ラミネートロール5の上流に設けてもよい。この場合、対の補助ロール6の解放時の間隔は、有機樹脂1のみが補助ロール6のロール表面に接触してそのまま補助ロールに6巻き付くことがないように、図3に示す開放時のラミネートロール5のように、有機樹脂1がロール表面に触れることのない程度に十分に大きくしておく必要がある。
【0024】
図2は上記の定常のラミネート作業を側方から見た概略図であるが、ラミネートロール6で金属板3に有機樹脂1がラミネートされた有機樹脂被覆鋼板8には金属板3の幅方向の両側に耳11がはみ出している。この耳11は製品として不要な部分であり、有機樹脂被覆鋼板8をコイラーなどで巻き取る際に邪魔になるので、定寸で除去する必要がある。耳11はTダイ2から加熱溶融された有機樹脂が押し出された直後、すなわち金属板3にラミネートする前に除去し、ほぼ定寸幅の有機樹脂1として金属板3にラミネートすることもできるが、有機樹脂1が溶融状態または半溶融状態であり、樹脂の間欠的脈動や振動などにより有機樹脂1が振れ動いたり、従来の図4および図5に示すように、ラミネートロール5を開放した際に有機樹脂1とレーザー7の距離が変動すると、樹脂面がレーザー7の焦点からはずれてしまい、連続してトリミング作業ができなくなる。
【0025】
本発明においてはTダイ2から押し出だされた有機樹脂1を金属板3にラミネートした後、ラミネートロール5および補助ロール6の下流に設けたレーザー照射手段7からレーザーを照射して除去する。この場合、有機樹脂1は金属板3にラミネートされているので殆ど振動することがなく、レーザー照射手段7のレーザーの光源と耳11の距離が常に一定となり、連続して安定なトリミング作業を行うことが可能となる。耳11は金属板3の幅一杯まで全部除去してもよいし、金属板3の幅より外側にわずかに残る程度に除去してもよい。
【0026】
次に、ステッチャーがラミネートロール5の部を通過する場合のラミネート作業について説明する。図3は長尺帯状の金属板のステッチャーがラミネートロール5の部分を通過する場合の樹脂被覆作業の状態を示す概略図である。Tダイ2から押し出された加熱溶融したフィルム状の有機樹脂1は金属板3に当接され、図1〜図3において、Tダイ2およびラミネートロール5の下流に設けられた対の補助ロール6により金属板3とともに挟み付けられて圧着される。この場合、ラミネートロール5は開放されているので、ステッチャーがラミネートロール5に触れることがないが、対のラミネートロール5の解放時の間隔は、図3に示すように、有機樹脂1がロール表面に触れることのない程度に十分に大きくしておく必要がある。このようにすることにより、有機樹脂1がラミネートロール5上に触れてそのままラミネートロール5に巻き付くことがなくなる。
【0027】
ラミネートロール5および補助ロール6は、シリコーンゴムやフッ素樹脂ゴム(例えば、PTFEゴム)などの耐熱性の弾性体で作製されるので、ステッチャー凹凸部が接触するとロール表面が容易に傷付いてしまうが、ステッチャーがラミネートロール5の部分を通過する際にはラミネートロール5は開放されており、ステッチャー凹凸部がラミネートロール5のロール表面に接触するこがなく、樹脂被覆金属板8の樹脂表面にロール表面の傷が転写されることがない。一方、補助ロール6はステッチャー凹凸部が接触するのでロール表面が傷付き、樹脂被覆金属板8の樹脂表面にロール表面の傷が転写されるが、このステッチャー部分はオフゲージとして除去され、商品部分とはならない。そのため、補助ロール6のロール表面が傷付いて、傷が樹脂に転写しても問題とはならないので、補助ロール6の交換頻度は、ラミネートロール5と同時に交換する程度の交換頻度で差し支えない。
【0028】
以上のようにして、ステッチャーがラミネート部を通過した後は、開放していたラミネートロール5を閉塞し補助ロール6を開放して、通常のラミネート作業に戻せばよい。
【0029】
【発明の効果】
本発明の有機樹脂被覆金属板の製造方法は、連続的に供給される長尺帯状の金属板上に加熱溶融した有機樹脂をTダイからフィルム状にして直接押し出して当接し、両者をラミネートロールで挟み付けて圧着して有機樹脂被覆金属板を製造する際に、ステッチャーがラミネートロール部を通過する際にはラミネートロールを開放して、ラミネートロールに替えて補助ロールで挟み付けて圧着し、ステッチャー通過後は補助ラミネートロールを開放してラミネートロールで挟み付けて圧着するので、従来のようなラミネートロール表面に傷が付いてラミネートロール表面の傷が樹脂に転写することによる商品価値のダメージをもたらすことなく、樹脂被覆金属板を製造することが可能である。また、有機樹脂が金属板に被覆された後に金属板の幅方向にはみ出した耳をレーザーによりトリミングするので、レーザーの光源と耳の距離が常に一定となり、連続的に安定した定寸の耳のトリミングが可能である。
【0030】
また、本発明の有機樹脂被覆金属板の製造装置は、連続的に供給される長尺帯状の金属板上に加熱溶融した有機樹脂をTダイからフィルム状にして直接押し出して当接した後、対のラミネートロールで挟み付けて圧着する有機樹脂被覆金属板の製造装置であって、有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対のラミネートロールと、ステッチャーがラミネートロール部を通過する際に開放されるラミネートロールに替わって有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対の補助ロールとが、金属板の進行方向に沿って順に設けられており、上記の製造方法を用いて有機樹脂被覆金属板を製造するので、従来のようなラミネートロール表面に傷が付いてラミネートロール表面の傷が樹脂に転写することによる商品価値のダメージをもたらすことなく、樹脂被覆金属板を製造することが可能である。
【0031】
また、上記の構成の本発明の有機樹脂被覆金属板の製造装置に、有機樹脂と金属板を圧着した後に金属板の幅方向の両側にはみ出した有機樹脂部分をトリミングするためのレーザー照射手段を設け、上記の製造方法を用いて、有機樹脂が金属板に被覆された後に金属板の幅方向にはみ出した耳を、レーザーの光源と耳の距離が常に一定となるようにしてレーザーによりトリミングするので、連続的に安定した定寸の耳をトリミングすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】定常のラミネート作業を行う場合の本発明の有機樹脂被覆金属板の製造装置と製造方法を示す概略図
【図2】図1を側方から見た場合を示す概略図
【図3】ステッチャーがラミネート部を通過する際のラミネート作業を行う場合の本発明の有機樹脂被覆金属板の製造装置と製造方法を示す概略図
【図4】従来の有機樹脂被覆金属板の製造装置と製造方法の一工程を示す概略図
【図5】従来の有機樹脂被覆金属板の製造装置と製造方法の他の一工程を示す概略図
【符号の説明】
1 : 有機樹脂
2 : Tダイ
3 : 金属板
5 : ラミネートロール
6 : 補助ロール
7 : レーザー照射手段
8 : 被覆金属板
11  : 耳

Claims (7)

  1. 連続的に供給される長尺帯状の金属板上に加熱溶融した有機樹脂をTダイからフィルム状にして直接押し出して当接し、両者を対のラミネートロールで挟み付けて圧着する有機樹脂被覆金属板の製造方法において、金属板の継ぎ目(以下、「ステッチャー」という)がラミネートロール部を通過する際にはラミネートロールを開放しておき、ラミネートロールに替えて対の補助ラミネートロール(以下、「補助ロール」という)で挟み付けて圧着し、ステッチャー通過後は補助ロールを開放し、ラミネートロールで挟み付けて圧着することを特徴とする有機樹脂被覆金属板の製造方法。
  2. 加熱溶融した有機樹脂を金属板に当接し、両者をラミネートロールまたは補助ロールで挟み付けて圧着した後、金属板の幅方向の両側にはみ出した有機樹脂部分をレーザーによりトリミングすることを特徴とする有機樹脂被覆金属板の製造方法。
  3. 連続的に供給される長尺帯状の金属板上に加熱溶融した有機樹脂をTダイからフィルム状にして直接押し出して当接し、両者を対のラミネートロールで挟み付けて圧着する有機樹脂被覆金属板の製造方法において、金属板のステッチャーがラミネートロール部を通過する際にはラミネートロールを開放しておき、ラミネートロールに替えて対の補助ロールで挟み付けて圧着し、ステッチャー通過後は補助ロールを開放し、ラミネートロールで挟み付けて圧着した後、金属板の幅方向の両側にはみ出した有機樹脂部分をレーザーによりトリミングすることを特徴とする有機樹脂被覆金属板の製造方法。
  4. 連続的に供給される長尺帯状の金属板上に加熱溶融した有機樹脂をTダイからフィルム状にして直接押し出して当接し、両者を対のラミネートロールで挟み付けて圧着する有機樹脂被覆金属板の製造装置であって、有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対のラミネートロールと、ステッチャーがラミネートロール部を通過する際に開放されるラミネートロールに替わって有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対の補助ロールとが、金属板の進行方向に沿って順に設けられていることを特徴とする有機樹脂被覆金属板の製造装置。
  5. 連続的に供給される長尺帯状の金属板上に加熱溶融した有機樹脂をTダイからフィルム状にして直接押し出して当接し、両者を対のラミネートロールで挟み付けて圧着する有機樹脂被覆金属板の製造装置であって、ステッチャーがラミネートロール部を通過する際に開放されるラミネートロールに替わって有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対の補助ロールと、有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対のラミネートロールとが、金属板の進行方向に沿って順に設けられていることを特徴とする有機樹脂被覆金属板の製造装置。
  6. 加熱溶融した有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対のラミネートロールと、ステッチャーがラミネートロール部を通過する際に開放されるラミネートロールに替わって有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対の補助ロールと、有機樹脂と金属板を圧着した後に金属板の幅方向の両側にはみ出した有機樹脂部分をトリミングするためのレーザー照射手段とが、金属板の進行方向に沿って順に設けられていることを特徴とする有機樹脂被覆金属板の製造装置。
  7. ステッチャーがラミネートロール部を通過する際に開放されるラミネートロールに替わって加熱溶融した有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対の補助ロールと、有機樹脂と金属板を挟み付けて圧着するための対のラミネートロールと、有機樹脂と金属板を圧着した後に金属板の幅方向の両側にはみ出した有機樹脂部分をトリミングするためのレーザー照射手段とが、金属板の進行方向に沿って順に設けられていることを特徴とする有機樹脂被覆金属板の製造装置。
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