JP2004004624A - 駆動回路及びそれを備えた表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ソースドライバは、双方向性のシフトレジスタ回路1と、該シフトレジスタ回路1の各出力段(SR)の出力信号によりON/OFFが制御されるサンプリング用アナログスイッチ3…との間に、シフトレジスタ回路1の各出力段から出力される信号S(1)〜S(N)を分岐して隣り合う2つのサンプリング用アナログスイッチ3・3の何れか一方に、シフト方向切り換え信号LRに基づいて供給するスイッチ回路2…を備えている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力されたデータをクロック信号によって順次シフトするシフトレジスタ回路を備えた駆動回路及びそれを備えた表示装置に関し、より詳細には、シフト方向の切り換えが可能な双方向シフトレジスタ回路を備えた駆動回路及びそれを備えた表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
マトリクス型画像表示装置(表示装置)は、OA機器、AV機器などで実用化が進んでおり、大画面、高精細な動画ディスプレイなどに使用されている。近年、薄膜トライジスタ(TFT)のチャネル層として多結晶シリコンを用いることによって、画素アレイを有する表示部と周辺駆動回路部とを同一基板上に形成した駆動回路一体型のマトリクス型画像表示装置が開発されている。このように駆動回路部を同一基板上に表示部と一体形成することにより、製造コストの削減、モジュールの小型化が実現される。
【0003】
ここで、図7を用いて、上記マトリクス型画像表示装置としての液晶表示装置の基本構成を説明する。
【0004】
液晶表示装置では、基板(図示せず)上に、複数の走査線(走査信号線)であるゲートラインGL(GL(1),GL(2),…GL(X))と、複数のデータ線(データ信号線)であるソースラインSL(SL(1),SL(2),…SL(N))とが、横縦に配置形成され、その各交差部にTFT30が形成されている。
【0005】
TFT30には、液晶駆動用の画素容量32及び電荷保持用の補助容量33の一方の電極(表示電極)とが接続されている。画素容量32および補助容量33の他方の電極(共通電極)は、液晶を挟んで対向配置された別の基板上に全面的に形成されている。即ち、画素容量32は表示電極により液晶及び共通電極が区画されてなり、これにTFT30が接続されて表示画素が構成されている。
【0006】
TFT30が設けられている表示部31の周辺には、ソースドライバ(データ信号線駆動回路)34とゲートドライバ(走査信号線駆動回路)35とが配置されている。ソースドライバ34及びゲートドライバ35は何れも、表示部31と同様に多結晶シリコンを用いて同一基板上に一体的に形成されている。
【0007】
ソースドライバ34は主として、シフトレジスタ回路と該シフトレジスタ回路の各段出力によりON/OFFが制御される複数のサンプリング用アナログスイッチとからなる。このうち、該シフトレジスタ回路には、外部集積回路よりクロック信号HCKとその反転クロック信号HCKB、及びスタートパルスHSPが供給されており、スタートパルスHSPが入力されると、スタートパルスHSPをクロックの1/2周期の信号として各出力段から順に出力するようになっている。各サンプリング用アナログスイッチの一方の端子には、外部よりビデオデータ(映像信号)VSIGが供給される一方、他方の端子には各々ソースラインSLが接続されており、上記シフトレジスタ回路の各出力段からの出力信号により各ソースラインSLへビデオデータVSIGを供給する。
【0008】
ゲートドライバ35は、主としてシフトレジスタ回路からなり、該シフトレジスタ回路の各出力段は、各々ゲートラインGLに接続されている。該シフトレジスタ回路には、クロック信号VCKとその反転クロック信号VCKB、及びスタートパルスVSPが供給されており、スタートパルスVSPが入力されると、スタートパルスVSPをクロックの1/2周期の信号として各出力段から順に出力するようになっている。
【0009】
これらソースドライバ34のシフトレジスタ回路と、ゲートドライバ35のシフトレジスタ回路とには、タイミングを合わせてスタートパルスHSP・VSPが入力され、ソースドライバ34のシフトレジスタ回路の各出力段から出力される信号に基づいて、各ソースラインSLへビデオデータVSIGが供給され、ゲートドライバ35のシフトレジスタ回路の各出力段の出力信号(ゲート信号)にて選択されONされたTFT30を介して、画素容量32と補助容量33への充電が行われる。
【0010】
ところで、このような液晶表示装置においては、設置態様の自由度を確保するために、表示データの書き込み位置を上下、あるいは左右で対称的に反転可能にする必要がある。例えば、上述のソースドライバ34におけるシフトレジスタ回路のシフト方向を、左方向又は右方向に切り換え可能に構成すれば、表示画像の左右反転を自在に行うことができる。
【0011】
そのため、従来、双方向にシフト方向を切り換えることができるシフトレジスタ回路を採用してソースドライバを構成することが行われている。また、多くの場合、マトリクス型画像表示装置のソースラインSLの本数は偶数で構成されているため、ソースラインSLが偶数本であってもシフト方向を切り換え得る構成が必要となる。
【0012】
図8に、双方向にシフト方向を切り換えることができるシフトレジスタ回路を採用した従来のソースドライバの回路構成を示す。該回路構成は、例えば特許文献1に記載されている。
【0013】
これにおいては、シフトレジスタ回路51は、図示してはいないが、4つのクロックドインバータからなる単位回路が縦続接続され、各単位回路に、クロックHCKと反転クロック信号HCKBが供給されると共に、シフト方向切り換え信号と反転シフト方向切り換え信号LR(図示せず)とが供給される構成となっている。
【0014】
シフトレジスタ回路51の各出力段(図中、SR)の出力信号は、一方の端子にビデオデータライン54が接続され、他方の端子に各ソースラインSLが接続された、各サンプリング用アナログスイッチ53に接続されている。各サンプリング用アナログスイッチ53は、シフトレジスタ回路51の各出力段からの出力信号に基づいて動作し、各ソースラインSLへのビデオデータVSIGの書き込みを制御する。なお、シフトレジスタ回路51は、各出力段の出力信号のパルス幅を制限するため、外部信号(例えばクロック信号HCKまたは反転クロック信号HCKBでも良い)とのアンドをとる構成を含んでいてもよい。
【0015】
ここで、上記シフトレジスタ回路51の出力段数は、ソースラインSLの本数分設けられているので、偶数となっている。但し、出力段数が偶数である場合、シフトレジスタ回路51における左端の出力段と右端の出力段とに供給されるクロック信号が異なるため(左端段はクロック信号HCK、右端段は反転クロック信号HCKB)、シフト方向を左右切り換えた場合に、クロック信号とデータのシフトのタイミングが半周期ずれてしまう。そこで、このようなずれを無くするように、クロックライン55には、シフト方向の切り換え時にクロック信号HCKと反転クロック信号HCKBの極性を反転する切換回路52が設けられている。
【0016】
このような回路構成では、シフト方向の切り換え時にクロック信号HCKと反転クロック信号HCKBの極性を切換回路52にて反転することで、偶数本のソースラインSLであってもシフト方向を左右可逆に切り換えることができる。
【0017】
また、図9に、双方向にシフト方向を切り換えることができるシフトレジスタ回路を採用した従来の別のソースドライバの回路構成を示す。
【0018】
図9に示す回路構成では、シフトレジスタ回路61は、その出力段数をソースラインSLの本数より3段多く備えており、ソースラインSLにて駆動される有効画素列63…の外側に、調整用のダミー画素列62が合計3列設けられている。このうち、最も端に位置する2つのダミー画素列62・62は、常にダミーであり、表示に寄与することはないが、図において左右の端から2列目の画素列が、シフト方向に応じてダミー画素列となったり、有効画素列となったりする。図では、右側2列目の画素列がダミー画素列62、左側の2列目の画素列が有効画素列63である場合を示す。
【0019】
さらに、図10に、双方向にシフト方向を切り換えることができるシフトレジスタ回路を採用した従来の別のソースドライバの回路構成を示す。該回路構成に相当するものが、例えば、特許文献2に記載されている。
【0020】
図10に示す回路構成では、シフトレジスタ回路71は、出力段数をソースラインSLの本数より1段多く備えて奇数とし、シフトレジスタ回路の71の出力段にNAND回路72…を配設し、シフトレジスタ回路71の隣り合う出力段の出力信号のNANDをとるようになっている。
【0021】
【特許文献1】
特開2001−228830号公報(2001年8月24日公開)。
【0022】
【特許文献1】
特開平11−272226号(1999年10月8日公開)。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した図8〜図10の従来の各回路構成には、以下のような問題点がある。
【0024】
図8の回路構成では、クロックライン55に切り換え回路52を設けてシフト方向の切り換え時にクロック信号HCKと反転クロック信号HCKBの極性を切り換えるので、クロック周波数の高速化を行う上で問題となる。クロック周波数の高速化に対応するためには、外部入力信号であるクロック信号HCK、反転クロック信号HCKB、スタートパルスHSPを、そのまま使用できる回路構成が望ましい。
【0025】
これに対し、図9、図10の各回路構成では、何れも、シフトレジスタ回路61・71における出力段数が奇数であり、シフトレジスタ回路61・71の左端と右端の各出力段にクロック信号HCKが供給されているため、シフト方向の切り換えにおいて、クロック信号HCK、反転クロック信号HCKBの信号の極性を切り換える必要がない。したがって、クロック周波数の高速化を行う上で問題となることはない。
【0026】
しかしながら、図9の回路構成では、シフトレジスタ回路61の出力段を奇数として、左右両側の1列分の画素列を、シフト方向に応じて有効画素列62或いはダミー画素列63として振り分けるので、画像モジュール内での画像表示位置が1画素列分、シフトするといった問題を引き起こす。
【0027】
一方、図10の回路構成では、シフトレジスタ回路71の出力段数は奇数であっても、NANDをとることで、各NAND回路72…からの出力は偶数となっている。そのため、ソースラインSLの本数が偶数の場合であっても、右シフトと左シフトとで同等の信号を得ることができ、図9の回路構成のような画像ずれの問題はない。
【0028】
しかしながら、図10の回路構成では、クロック信号HCK、反転クロック信号HCKBの信号等のシフトレジスタ回路71への外部入力信号の変更は必要ないものの、隣り合う出力段の出力信号のNANDをとる構成であるため、シフトレジスタ回路71は、隣り合う出力段の出力信号を互いに重なり合うタイミングで出力するものでなければならず、その構成が限定されてしまう。
【0029】
これに対し、図8のシフトレジスタ回路51や図9のシフトレジスタ回路61では、隣り合う出力段は、互いに重なり合うタイミングで信号を出力しても良いし、重ならないタイミングで出力しても良い。
【0030】
また、隣り合う出力段の出力信号を互いに重なり合うタイミングで出力する構成では、重ならないタイミングで信号を出力する構成に比べてHigh期間が長くなるため、High期間に電流を流す構成とした場合、消費電力が高くなってしまう。
【0031】
本発明は、上記課題に鑑み成されたものであって、シフトレジスタ回路への外部入力信号の変更を必要とすることなくシフト方向を切り換えることができ、かつ、駆動すべき信号線の本数が偶数本であっても簡易な構成でシフト方向を切り換え得る、汎用性の高い駆動回路及びそれを備えた表示装置を提供することにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】
本発明の駆動回路は、上記課題を解決するために、スタートパルスを位相の異なる2つのクロック信号に基づいて双方向にシフトするシフトレジスタ回路を備え、上記シフトレジスタ回路の各出力段より出力される信号を用いて複数の信号線を駆動する駆動回路において、上記シフトレジスタ回路の各出力段の駆動対象となる信号線が、上記シフトレジスタ回路の各出力段の段間に対応して設けられた各信号線のうちの前段側或いは後段側に位置する何れか一方側の信号線となるように、上記シフトレジスタ回路の出力先を切り換える信号線切り換え回路部を備えていることを特徴としている。ここで、信号線とは、例えば、映像信号等が供給されるデータ信号線、走査信号が供給される走査信号線等がある。
【0033】
上記の構成では、信号線切り換え回路部が、上記シフトレジスタ回路の出力先を切り換えることで、シフトレジスタ回路の各出力段の駆動対象となる信号線が、上記シフトレジスタ回路の各出力段の段間に対応して設けられた各信号線のうちの前段側或いは後段側に位置する何れか一方側の信号線となる。
【0034】
したがって、例えば、シフトレジスタ回路の出力段を、外部入力信号の変更を必要とせず、クロック周波数の高速化が可能な奇数段とし、奇数の出力にて、偶数本の信号線を駆動しようとした場合、信号線と出力段との関係が固定されていると、右シフトと左シフトとにおいて、図9の駆動回路で例示したように、必ず1画素列のずれが画像に生じてしまうが、該信号線切り換え回路部にて、右シフトと左シフトとで、信号線と出力段との対応を切り換えて1画素列シフトさせることで、シフト方向の違いによる画素ずれを無くすことができる。
【0035】
なお、ここでは説明の便宜上、複数の画素が信号線に沿って列状に並んでいる状態画素列と称したが、該画素列は、画素アレイにおけるデータ信号線に沿った列方向のみを指すものではなく、走査信号線に沿う、通常、行方向と称される方向に並ぶ画素列も含んでいる。
【0036】
また、本発明の駆動回路では、さらに、上記信号線切り換え回路部は、上記シフトレジスタ回路のシフト方向切り換えタイミングと同期して信号線の切り換えを行うことを特徴とすることもできる。
【0037】
上述したように、画像のずれは、右シフトと左シフトの切り換えにて起こるので、シフトレジスタ回路のシフト方向の切り換えタイミングと同期して駆動信号線の切り換えを行うことで、画素ずれが一切視認されることがなく、シフト方向切り換え制御の信号をそのまま利用することができる。
【0038】
上記信号線切り換え回路部としては、例えば、上記シフトレジスタ回路の各出力段の段間に対応して設けられた切り換え回路よりなり、各切り換え回路には、隣り合う出力段の各出力とシフト方向を示す制御信号とが入力されており、前段側或いは後段側の何れか制御信号に応じた側の出力を、各切り換え回路の対応する出力先へ出力する構成とすることができる。
【0039】
また、本発明の駆動回路においては、上記信号線数が有効画素列に応じたn(n:正の偶数)として、上記シフトレジスタ回路の出力段数はn+1、上記切り換え回路部における切り換え回路数はnであり、上記信号線切り換え回路部の切り換えにより、上記シフトレジスタ回路における両端の各1段の出力が、有効画素列に接続される信号線を択一的に駆動することを特徴とすることができる。
【0040】
これによれば、信号線数が有効画素列に応じたn(n:正の偶数)として、シフトレジスタ回路の出力段数は最小のn+1で、信号線切り換え回路部における切り換え回路数もnである。そして、シフトレジスタ回路における両端各1段の出力が、シフト方向によって、有効画素列に接続される信号線を択一的、つまり、何れか一方の端の出力が有効画素列を駆動し、他方は使用されなくなる。
【0041】
これにより、シフト方向における画像ずれを生じさせない本発明の駆動回路において、シフトレジスタ回路の出力段数と、信号線切り換え回路部における切り換え回路数とが、必要最小数となり、レイアウト面積を縮小することができる。
【0042】
ところで、このようにシフトレジスタ回路の出力段数と、信号線切り換え回路部における切り換え回路数とを必要最小数とした構成では、シフトレジスタ回路の両端の出力段の信号のみが分岐されない。そのため、シフトレジスタ回路の両端の出力段と他の出力段とで信号の負荷が異なってきてしまい、遅延時間の違い等から表示が影響を受けるなどの不具合を招来する恐れがある。
【0043】
そこで、このような不具合を招来させないために、本発明の駆動回路においては、上記信号線数が有効画素列に応じたn(n:正の偶数)として、上記シフトレジスタ回路の出力段数はn+m(m:正の奇数)で、切り換え回路部における切り換え回路数はn+m+1であり、上記シフトレジスタ回路における両端各(m+1)/2段の出力のうちの内側にある各1段の出力が、有効画素列に接続される信号線を択一的に駆動することを特徴とすることもできる。
【0044】
これによれば、信号線数が有効画素列に応じたn(n:正の偶数)として、シフトレジスタ回路の出力段数は最小のn+m(m:正の奇数)で、信号線切り換え回路部における切り換え回路数はn+m+1である。そして、シフトレジスタ回路における両端各(m+1)/2段の出力のうちの内側にある各1段の出力が、有効画素列に接続される信号線を択一的に駆動する。
【0045】
これにより、シフトレジスタ回路の各出力段の信号は全て分岐されるので信号の負荷が揃い、上述したような不具合を招来する恐れがない。
【0046】
また、本発明の駆動回路においては、上記信号線数が有効画素列に応じたn(n:正の偶数)として、上記シフトレジスタ回路の出力段数はn+m(m:正の奇数)で、切り換え回路部における切り換え回路数は、有効画素列群の外側に設けられたダミー画素列に接続される信号線分を含めてn+m+1であり、上記シフトレジスタ回路における両端各(m+1)/2段の出力のうちの内側にある各1段の出力が、有効画素列に接続される信号線を択一的に駆動することを特徴とすることもできる。
【0047】
これによれば、シフトレジスタ回路の各出力段の信号の負荷を揃えるために余分に設けたシフトレジスタ回路の出力段と信号線切り換え回路部の切り換え回路とが、ダミー画素列に接続されるので、ダミー画素列を必要に応じて駆動させることができるといった利点がある。
【0048】
また、ここで、n+m+1個の切り換え回路からなる信号線切り換え回路のうち、両端に位置する2つの切り換え回路には、上記シフトレジスタ回路における両端の対応する出力段からの出力と共にダミー信号が入力されるようになっている構成とすることが望ましい。
【0049】
両端に位置する2つの切り換え回路には、シフトレジスタ回路の両端の出力段からの信号以外に何も入力されないと、何も入力されていない方が選択された場合に、フローティング状態となり、誤動作の原因となる恐れがあるが、このように、ダミー信号を入力することで、このような誤動作の発生を回避することができる。
【0050】
また、本発明の駆動回路においては、上記信号線切り換え回路部における各切り換え回路の出力先は、該切り換え回路からの出力信号に応じて別の信号をサンプリングするアナログスイッチ回路であり、上記ダミー信号は、アナログスイッチ回路をオンさせないオフレベルの信号であることを特徴とすることができる。
【0051】
本発明の駆動回路を、データ信号線駆動回路に適用した場合、信号線切り換え回路部の切り換え回路からの出力先は、映像信号をサンプリングするアナログスイッチ回路となる。そして、該アナログスイッチ回路にて切り換え回路からの信号に応じて、別途入力される映像信号をサンプリングし、信号線へと出力することとなる。このような場合、ダミー画素列に対応したアナログスイッチ回路が常にオンしていると、有効画素列に対応した各アナログスイッチ回路における映像信号のサンプリングが影響を受けてしまい、サンプリングした電圧が本来の値から変化する恐れがある。そこで、このように、ダミー画素列に対応したアナログスイッチ回路の動作を制御するダミー信号をオフレベルの信号としておくことで、このような不具合をなくすることができる。
【0052】
本発明の駆動回路は、上記の課題を解決するために、スタートパルスを位相の異なる2つのクロック信号に基づいて双方向にシフトするシフトレジスタ回路と、上記シフトレジスタ回路の各出力段の出力が供給されて駆動される複数の信号線とを有する駆動回路において、上記シフトレジスタ回路の各出力段の駆動対象となる信号線を切り換えるための切り換え回路群を具備したことを特徴としている。
【0053】
また、本発明の駆動回路は、さらに、上記切り換え回路群が、上記シフトレジスタ回路のシフト方向切り換えタイミングと同期して上記シフトレジスタの駆動対象となる信号線を切り換えることを特徴としている。
【0054】
また、本発明の駆動回路は、さらに、上記信号線数をn(n:正の偶数)、上記シフトレジスタ回路の出力段数をN=n+m(m:正の奇数)としたとき、上記シフトレジスタ回路の両端の(m+1)/2段分の出力はダミーの信号線に供給可能に構成されており、該(m+1)/2段の出力のうちのそれぞれ内側に位置する1出力段の駆動対象が、シフト方向に応じてダミーの信号線と有効な信号線とに切り換えられることを特徴としている。
【0055】
ここで、信号線とは、例えば、映像信号等が供給されるデータ信号線、走査信号が供給される走査信号線等がある。
【0056】
上記の構成では、切り換え回路群によってシフトレジスタ回路の各出力段からの出力が供給され駆動される信号線を切り換えることができる。したがって、例えば、該駆動回路の構成を、上述したソースドライバ(データ信号線駆動回路)に適応し、切り換え回路部にて、シフトレジスタ回路の各出力段の出力の供給先となるサンプリング用アナログスイッチを切り換えることで、サンプリング用アナログスイッチとシフトレジスタ回路の各出力段との対応を、適切に選択することができるようになる。
【0057】
例えば、シフトレジスタ回路の出力段数Nを、外部入力信号の変更を必要とせず、クロック周波数の高速化が可能な奇数とし、奇数の出力で、偶数本の信号線(ソースドライバの場合はソースライン)を駆動したい場合に、各出力段の出力と信号線との対応が固定されていると、出力段数を奇数とするために余分に設けたm段分のダミーの出力段の出力で駆動されるダミー信号線の位置が、有効な実使用の信号線群の右端或いは左端に固定されてしまう。ダミー信号線は、奇数本となるので、実使用の有効な信号線群の両端に均等に配することはできず、不均等な配置でダミー信号線の位置が固定されると、シフト方向を切り換えた場合に、1画素列のずれとなって現れる。
【0058】
しかしながら、上記構成を採用して、シフトレジスタ回路の各出力段における駆動対象となる信号線を切り換え可能とすることで、ダミー信号線を有効な信号線群の両端に均等に設けておき、シフト方向の切り換えに応じて、使用するダミーの信号線を適宜切り換えることで、シフト方向を切り換えた場合におけるダミー信号線の配置位置の問題を無くすることができる。
【0059】
つまり、有効な信号線の本数をn(n:正の偶数)、シフトレジスタ回路の出力段数をN=n+m(m:正の奇数)としたとき、上記シフトレジスタ回路の両端の(m+1)/2段分の出力はダミーの信号線に供給可能な構成としておき、該(m+1)/2段の出力のうちのそれぞれ内側に位置する1出力段の駆動対象を、シフト方向に応じてダミーの信号線と有効な信号線とに切り換えればよい。
【0060】
また、このように、追加したm段分の出力段には、ダミーの信号線を付設しておくことで、他の出力段との負荷容量を同一に保つことができる。
【0061】
以上のように、本発明の駆動回路によれば、シフトレジスタ回路への外部入力信号の変更を必要とすることなくシフト方向を切り換えることができ、かつ、駆動すべき信号線の本数が偶数本であっても簡易な構成でシフト方向を切り換え得る、汎用性の高い駆動回路を提供することができる。
【0062】
本発明の表示装置は、上記課題を解決するために、画像を表示する複数の有効画素からなる画素アレイと、上記画素アレイに映像信号を供給するデータ信号線駆動回路と、画素への映像信号の書き込みを制御する走査信号線駆動回路とを有する表示装置において、データ信号線駆動回路及び/又は走査信号線駆動回路が、上記した本発明の駆動回路を備えることを特徴としている。
【0063】
上述したように、本発明の駆動回路は、シフトレジスタ回路への外部入力信号の変更を必要とすることなくシフト方向を切り換えることができ、かつ、駆動すべき信号線の本数が偶数本であっても簡易な構成でシフト方向を切り換え得る、汎用性の高い駆動回路である。
【0064】
したがって、このような駆動回路をデータ信号線駆動回路及び/又は走査信号線駆動回路の内部に含んでなる本発明の表示装置は、データ信号線駆動回路及び/又は走査信号線駆動回路を簡易な構成としながら、設置態様の自由度を確保することができる。
【0065】
また、本発明の表示装置においては、上記画素アレイには、有効画素列の外側にダミー画素列が形成されていることが好ましく、ダミー画素を設けることで、画素アレイの両端部とそれ以外の部位との容量の関係を同じにできるので、画質を良好にできる。また、ダミー画素列は表示に寄与しないようにマスクされていることが望ましい。
【0066】
また、本発明の表示装置は、さらに、上記データ信号線駆動回路及び上記走査信号線駆動回路の少なくとも何れか一方が、上記画素アレイと同一基板上に形成されていることを特徴としている。
【0067】
上記の構成によれば、上記データ信号線駆動回路及び上記走査信号線駆動回路の少なくとも何れか一方を、画素アレイと同一の基板上に形成することにより実装に伴うコストを低減することができると共に、信頼性の向上を図ることができる。
【0068】
また、本発明の表示装置は、さらに、上記画素を構成する能動素子と、画素アレイと同一基板上に形成されている上記データ信号線駆動回路及び/又は上記走査信号線駆動回路における能動素子とが、多結晶シリコン薄膜トランジスタであることを特徴としている。
【0069】
上記の構成によれば、画素を構成する能動素子と、画素アレイと同一基板上に形成されている上記データ信号線駆動回路及び/又は上記走査信号線駆動回路における能動素子とを、多結晶シリコン薄膜トランジスで形成することにより、各駆動回路と画素を同一基板上に同一プロセスにて形成することが可能となるため、製造コストをさらに低減することができる。
【0070】
【発明の実施の形態】
本発明に係る実施の形態について、図1〜図6、及び図11〜図13を用いて以下に説明する。
【0071】
図1は、本発明の駆動回路の構成が適用された、本実施の形態のマトリクス型画像表示装置のソースドライバ14の模式図である。このソースドライバ14は、例えば図7で基本構成を説明した、液晶表示装置のソースドライバ34に適応できる。
【0072】
ソースドライバ14は、シフト方向を左右に切り換え可能なシフトレジスタ回路1と、該シフトレジスタ回路1の各出力段(図中、SR)の出力信号によりON/OFFが制御される複数のサンプリング用アナログスイッチ(アナログスイッチ回路、図中、ASW)3…とを備え、かつ、本発明に係る特徴的な構成として、シフトレジスタ回路1の各出力段と複数のサンプリング用アナログスイッチ3…との間に、シフトレジスタ回路1の各出力段の出力信号S(1)〜S(N)を分岐し、その供給先となるサンプリング用アナログスイッチ3を、隣り合うサンプリング用アナログスイッチ3・3間で切り換える切り換え回路である複数のスイッチ回路(図中、SW)2…を備えている。これら複数のスイッチ回路2…にて、本発明における信号線切り換え回路部、切り換え回路群が構成される。
【0073】
上記シフトレジスタ回路1としては、従来技術で述べた図8で用いるシフトレジスタ回路51、つまり、4つのクロックドインバータからなる単位回路が縦続接続され、各単位回路に、クロックHCKと反転クロック信号HCKBが供給されると共に、シフト方向制御信号と反転シフト方向制御信号(図示せず)とが供給される構成と同様のものを使用できる。なお、シフトレジスタ回路1の構成としては、これに限定されるものではなない。また、図8で用いるシフトレジスタ回路51と同様のものを用いるにあたっては、シフトレジスタ回路1に、各出力段の出力信号のパルス幅を制限するため、外部信号(例えばクロック信号HCKまたは反転クロック信号HCKBでも良い)とのアンドをとる構成を含めてもよい。
【0074】
上記シフトレジスタ回路1の出力段の総数Nは、図1の下部に示す画素アレイを備えた表示部11における、駆動すべき有効な信号線であるソースラインSLの本数n(n:正の偶数)に対して、N=n+m(m:正の奇数)の奇数となっている。本実施の形態では、m=1としている。
【0075】
このように、シフトレジスタ回路1における出力段数を奇数としているので、シフトレジスタ回路1の左端の出力段と右端の出力段には共にクロック信号HCKが供給される。
【0076】
つまり、右シフト時では、スタートパルスHSPは、シフトレジスタ回路1の左端の出力段に供給され、このスタートパルスHSPとクロック信号HCKとにより、右シフトの動作が開始される。一方、左シフト時では、シフトレジスタ回路1における右端の出力段にスタートパルスHSPが供給され、このスタートパルスHSPとクロック信号HCKとにより、左シフト動作が開始される。
【0077】
このように、左シフト、右シフトどちらの場合も、スタートパルスHSPとクロック信号HCKによりシフト動作が開始されるので、シフト方向の切り換えにおいて、クロック信号HCK、反転クロック信号HCKBの信号の極性を切り換える必要がなく、クロック周波数の高速化を行う上で問題となることはない。
【0078】
そして、詳細には後述するが、シフトレジスタ回路1において、N段の出力段のうち、その両端に位置する(m+1)/2段分、つまり、ここでは、両端それぞれ1段分の出力段の用途は、シフト方向に応じてダミー使用或いは実使用に択一的に切り換えられる。
【0079】
一方、スイッチ回路2…は、上述したように、シフトレジスタ回路1の各出力段の出力信号S(1)〜S(N)を分岐し、その供給先となるサンプリング用アナログスイッチ3を、隣り合うサンプリング用アナログスイッチ3・3間で切り換え可能にするものである。
【0080】
上記スイッチ回路2…の総数としては、シフトレジスタ回路の出力段数Nより1つ多いN+1個であり、言い換えれば、有効な信号線数nより2個多い。1つのスイッチ回路2に1つのサンプリング用アナログスイッチ3が対応する。つまり、サンプリング用アナログスイッチ3…の総数も、N+1個である。
【0081】
シフトレジスタ回路1における各出力段からの出力信号S(1)〜S(N)はそれぞれ途中分岐され、隣り合う2つのスイッチ回路2・2に供給される。ここでは、各出力信号S(1)〜S(N)は、隣り合う2つのスイッチ回路2・2に対し、右側にあるスイッチ回路2にはAラインを介して供給され、左側にあるスイッチ回路2にはBラインを介して供給される。
【0082】
また、これら複数のスイッチ回路2…のうち、左端に位置するスイッチ回路2aには、Aラインよりダミー信号DSIGが入力され、右端に位置するスイッチ回路2bには、Bラインよりダミー信号DSIGが入力されている。
【0083】
そして、これら複数のスイッチ回路2…には、シフト方向を制御するシフト方向切り換え信号LRが供給されており、各スイッチ回路2は、このシフト方向切り換え信号LRに基づいて、Aライン或いはBラインの何れかを選択する。上記シフト方向切り換え信号LRは、右シフト時にハイレベルとなり、左シフト時にローレベルとなる。
【0084】
ここで、図2を用いて、このスイッチ回路2の構成を説明する。スイッチ回路2は、2つのアナログスイッチ7a・7bより構成されている。このうち、アナログスイッチ7aの一方の端子は上記Aラインに接続され、アナログスイッチ7bの一方の端子は上記Bラインに接続されている。また、これらアナログスイッチ7a・7bにおけるもう一方の端子(OUT)は何れも、対応するサンプリング用アナログスイッチ3の制御端子に接続されている。
【0085】
そして、これら各アナログスイッチ7a・7bのうち、アナログスイッチ7aには、制御信号としてシフト方向切り換え信号LRがそのまま入力され、アナログスイッチ7bには、制御信号として、インバータ6を介して反転シフト方向切り換え信号LRBが入力されるようになっている。そのため、アナログスイッチ7aは、シフト方向切り換え信号LRがハイレベルのときにONし、アナログスイッチ7bは、シフト方向切り換え信号LRがローレベル時にONする。
【0086】
つまり、スイッチ回路2では、右シフトであって、シフト方向切り換え信号LRがハイレベルのときにアナログスイッチ7aがONしてAラインが選択され、左シフトであって、シフト方向切り換え信号LRがローレベルときには、アナログスイッチ7bがONしてBラインが選択される。
【0087】
各スイッチ回路2にて選択されたAライン又はBラインの信号は、図1に示すように、出力信号OUT(1)〜OUT(N+1)として各サンプリング用アナログスイッチ3に供給され、各サンプリング用アナログスイッチ3のON/OFFを制御する。
【0088】
各サンプリング用アナログスイッチ3の一方の端子には、ビデオデータライン8が共通に接続されて外部よりビデオデータVSIGが供給される一方、他方の端子には各々有効なソースラインSLが接続されている。各サンプリング用アナログスイッチ3は、上記シフトレジスタ回路1の各出力段からの出力信号S(1)〜S(N)が、上記した各スイッチ回路2を介して供給されることでONして、ビデオデータVSIGを表示部11の各有効画素列12に送出する。
【0089】
また、これら複数のサンプリング用アナログスイッチ3…のうち、左端及び右端に位置する各サンプリング用アナログスイッチ3a・3bにはそれぞれ、ダミー画素列13a・13bのソースラインである、ダミーソースライン(ダミー信号線)DSLが接続されている。
【0090】
表示部11には、上記した表示に寄与する有効画素列12…と、ダミー画素列13a・13bとで、画素アレイが構成されている。なお、画素アレイを特定するにあたり、ゲートラインGLに沿う方向を行とし、ソースラインSLに沿う方向を列とする。
【0091】
表示部11における画素アレイには、図7で示したように、図示しないゲートドライバより複数のゲートラインGLにゲート信号が与えられて各画素行が順に選択されるようになっている。
【0092】
ダミー画素列13a・13bは、有効画素列12からなる表示部11において、中央部と端部とで、画素の状態や容量成分の違いにより表示に現れる影響をなくするためのものである。ダミー画素列13a・13bを設けることで、表示部11の端部における容量成分や画素の状態を中央部と同等とでき、表示部11内で表示を均一にすることができる。また、ここでは、上記ダミー画素列13a・13b部分はマスクされるようになっており、ダミー画素列13a・13bが表示に寄与することはない。
【0093】
各サンプリング用アナログスイッチ3…に共通に配線されているビデオデータライン8には、選択された行に関して、各画素へ供給すべき画素信号電圧が、外付け集積回路で作成された信号であるビデオデータVSIGとして供給される。ビデオデータVSIGは、シフトレジスタ回路1にて順にONされたサンプリング用アナログスイッチ3…により、各水平走査期間中の各列に割り当てられたタイミングでサンプル・ホールドされ、行列的に指定された各表示点に対応する画素信号電圧として各画素に与えられる。
【0094】
このようなソースライン4における、右シフト時のシフトレジスタ回路1の動作タイミングを図3に示す。シフトレジスタ回路1には、クロック信号HCKとその反転信号HCKBが入力されており、左端の出力段にスタートパルスHSPが入力されるとシフト動作が開始される。
【0095】
スタートパルスHSPに合致したHCKがハイレベルとなった1/2クロック期間に、シフトレジスタ回路1における1段目、つまり、左端の出力段からハイレベルが出力される(S(1))。続いて、S(1)から1/2クロック期間遅れて2段目の出力段からハイレベルが出力される(S(2))。以下、S(3)、S(4)…と続いていく。
【0096】
同様に、図4に、左シフト時のシフトレジスタ回路1の動作タイミングを示す。右端の出力段にスタートパルスHSPが入力されるとシフト動作が開始される。スタートパルスHSPに合致したクロックHCKがハイレベルとなった1/2クロック期間に、シフトレジスタの1段目、つまり右端の出力段からハイレベルが出力される(S(N))。以下、右シフト時と同様にS(N−1)、S(N−2)…と続いていく。
【0097】
一方、スイッチ回路2…では、シフト方向切り換え信号LRをハイレベル、すなわち右シフトの場合は、Aラインを選択するため、左端列のスイッチ回路2aは、入力されているダミー信号DSIGと出力信号S(1)のうち、Aラインのダミー信号DSIGが、左端のサンプリング用アナログスイッチ3aに供給される。左端のサンプリング用アナログスイッチ3aには、ダミー信号線DSLを介してダミー画素列13aが接続されているので、実際の表示には寄与しない。
【0098】
そして、続く左側2列目のサンプリング用アナログスイッチ3には、左端の出力段の信号S(1)が供給され、ビデオデータVSIGのサンプリングを行い、左側2列目の画素列、つまり有効画素列12…のうちの左端の画素列12に、ビデオデータVSIGが供給される。以降同様に、Aライン側の信号が選択され、各有効画素列12に順にビデオデータVSIGを供給する。
【0099】
そして、最終列である右端列のスイッチ回路2bでは、Aライン側の信号、すなわち出力信号S(N)を選択し、サンプリング用アナログスイッチ3bに供給される。これにおいても、左端のサンプリング用アナログスイッチ3bには、ダミー信号線DSLを介してダミー画素列13bが接続されているので、実際の表示には寄与しない。
【0100】
また、シフト方向切り換え信号LRをローレベル、すなわち左シフトの場合は、スイッチ回路2…では、Bラインを選択するため、右端列のスイッチ回路2bは、入力されているダミー信号DSIGと出力信号S(N)のうち、Bラインのダミー信号DSIGが、右端のサンプリング用アナログスイッチ3bに供給される。右端のサンプリング用アナログスイッチ3bには、ダミー信号線DSLを介してダミー画素列13bが接続されているので、実際の表示には寄与しない。
【0101】
そして、続く右側2列目のサンプリング用アナログスイッチ3には、右端の出力段の信号S(N)が供給され、ビデオデータVSIGのサンプリングを行い、右側2列目の画素列、つまり有効画素列12…のうちの右端の画素列12に、ビデオデータVSIGが供給される。以降同様に、Bライン側の信号が選択され、各有効画素列12に順にビデオデータVSIGを供給する。
【0102】
そして、最終列である左端列のスイッチ回路2aでは、Bライン側の信号、すなわち出力信号S(1)を選択し、サンプリング用アナログスイッチ3aに供給される。これにおいても、左端のサンプリング用アナログスイッチ3aには、ダミー信号線DSLを介してダミー画素列13aが接続されているので、実際の表示には寄与しない。
【0103】
なお、ここで、ダミー信号DSIGを作らず、両端に位置する2つのスイッチ回路2a・2bに、シフトレジスタ回路1の両端の各出力段からの信号以外には何も入力されない構成とすることも考えられるが、何も入力されていない方が選択された場合にフローティング状態となり、誤動作の原因となる。このようにダミー信号を入力することで、このような誤動作の発生を回避することができる。
【0104】
そして、ダミー信号DSIGとしては、ローレベルとする方が好ましい。これは、ダミー信号DSIGがハイレベルの場合、サンプリング用アナログスイッチ3a或いはサンプリング用アナログスイッチ3bを常にONとするため、有効画素列12に共有されるビデオデータVSIGが、これらサンプリング用アナログスイッチ3a或いはサンプリング用アナログスイッチ3bに供給され続けることとなり、有効画素列12に悪影響を及ぼす可能性がある。
【0105】
以上のように、上記ソースドライバ14では、双方向性のシフトレジスタ回路1と、該シフトレジスタ回路1の各出力段(SR)の出力信号によりON/OFFが制御されるサンプリング用アナログスイッチ3…との間に、シフトレジスタ回路1の各出力段から出力される信号S(1)〜S(N)を分岐して隣り合う2つのサンプリング用アナログスイッチ3・3の何れか一方に、シフト方向切り換え信号LRに基づいて供給するスイッチ回路2…を備えさせることで、サンプリング用アナログスイッチ3とシフトレジスタ回路1の各出力段との対応を、シフト方向に見合う適切なものに切り換えることができる。
【0106】
これにより、シフトレジスタ回路1への外部入力信号の変更を必要とすることなくシフト方向を切り換えることができ、かつ、駆動すべき有効なソースラインSLの本数が偶数本であっても簡易な構成でシフト方向を切り換え得る、汎用性ソースドライバとなる。
【0107】
なお、ここでは、データ信号線駆動回路であるソースドライバ14を例示したが、本発明の駆動回路は、これに限定されるものではなく、例えば、図7のゲートドライバ35、つまり走査信号線駆動回路に適用することもできる。
【0108】
また、図1のソースドライバ14では、上記シフトレジスタ回路1の出力段の総数Nを奇数とするにあたり、N=n+m(m:正の奇数)においてm=1を例示したが、本発明は何らこれに限定されるものではなく、mは正の奇数であればよく、ダミー画素列13の必要数にあわせるなど、必要に応じて適宜決定すればよい。
【0109】
図11に、本発明のその他の実施の形態として、m=3とした、データ信号線駆動回路であるソースドライバ14Aの構成を示す。なお、説明の便宜上、図1のソースドライバ14と同じ機能を有する部材には同じ符号を付し、その説明は省略する。
【0110】
この構成では、シフトレジスタ回路1Aに、余分に3つの出力段が設けられている。このうちの1段はシフト方向による1列分の画素ずれ解決するために必ず必要であるが、2段は、ダミー画素列13に対応して設けられたものである。本構成では、有効画素列12…の両側に2列ずつダミー画素列13が設けられている。有効画素列12からなる表示部11の中央部と端部では、画素の状態や容量成分の違いにより表示に影響が出るが、このようにダミー画素列13を必要数設けておくことで、端部における容量成分や画素の状態を中央部と同等とでき、表示を均一にすることができる。なお、この場合も、ダミー画素列13は、上述したようにマスクされるので、表示に寄与することはなく、何列設けられていてもよい。
【0111】
また、図1のソースドライバ14では、ダミー画素列13a・13b、及びこれに対応するサンプリング用アナログスイッチ3a・3b、スイッチ回路2a・2bを設けたが、図12に示すように、ダミー画素列13a・13bを始め、これに対応するサンプリング用アナログスイッチ3a・3b、スイッチ回路2a・2bを全て取り除くことも可能であり、これが、最もシンプルな構成となる。
【0112】
該構成では、シフトレジスタ回路1Bにおける出力段数Nは、有効画素列12…のnに加えて奇数となるための1段を余分に有するn+1であり、スイッチ回路及びサンプリング用アナログスイッチ3は、何れもn個備えられている。
【0113】
ただし、上述したように、有効画素列12…からなる表示部11の中央部と端部では、画素の状態や容量成分の違いにより表示に影響が出るため、図13に示す構成のように、ダミー画素列13に対応するスイッチ回路2やサンプリング用アナログスイッチ3は設けなくとも、表示部11にダミー画素列13だけは必要列設けることが望ましい。
【0114】
また、図12、図13に示す構成では、シフトレジスタ回路1Bの両端の出力段の出力信号のみ分岐されないため、シフトレジスタ回路1Bの両端の出力段と他の出力段とで信号負荷が異なってきてしまう。信号負荷が異なると、信号の遅延時間の違いを招来し、アナログスイッチ3におけるビデオデータVSIGをサンプリングして出力する時間(充電時間)が変化し、表示に影響を与える恐れがある。したがって、やはり、図1に示した構成のように、有効画素列12に接続される信号線数(n)より余分にスイッチ回路2a・2bを設けておき、シフトレジスタ回路1の両端の出力段の信号も分岐される構成とすることが好ましい。余分に設けるスイッチ回路数は、余分に設けるシフトレジスタ回路の出力段数に応じて設ければよい。
【0115】
続いて、図5を用いて、このようなソースドライバ14を表示部11と同じ基板上に、表示部11における画素駆動用のTFT30(図7参照)と同一工程で作成可能な、多結晶シリコンTFTの構造例を説明する。
【0116】
なお、図5に示すTFTは、絶縁性基板21上の多結晶シリコン薄膜23を活性層とする順スタガー(トップゲート)構造のものである。絶縁性基板21上にシリコン酸化膜29を介して、多結晶シリコン薄膜23が形成されている。該多結晶シリコン薄膜23は、ソース領域23sとドレイン領域23dとチャネル領域23cとに分割されている。該多結晶シリコン薄膜23上には、ゲート絶縁膜24を介して、チャネル領域23cに対応する位置に、ゲート電極25が形成されている。そして、該ゲート電極25上には、層間絶縁膜26を介してメタル配線28が形成されている。該メタル配線28は、コンタクトホール27を通してソース領域23sとドレイン領域23dとに電気的に接続されている。
【0117】
なお、TFT構造自体は、上記した順スタガー構造に限るものではなく、逆スタガー構造等の他の構造であってよい。
【0118】
このような多結晶シリコンTFTを用いることによって、実用的な駆動能力を有するゲートドライバ(走査信号線駆動回路)、ソースドライバ(データ信号線駆動回路)を、画素アレイと同一基板上にほぼ同一の製造工程で構成することができる。
【0119】
図5に示した多結晶シリコンTFTは、例えば、以下のようにして得ることができる。ここでは、600℃以下で多結晶シリコンTFTを形成するときの製造プロセスについて、簡単に説明する。図6(a)〜(k)は、TFTの製造工程の例を示した図である。
【0120】
まず、ガラス基板等からなる絶縁性基板21上に堆積した非晶質シリコン薄膜22に、エキシマレーザを照射して、多結晶シリコン薄膜23を形成する(同図(a)〜(c)参照)。次に、この多結晶シリコン薄膜23を所望の形状にパターニングし(同図(d)参照)、二酸化シリコン等からなるゲート絶縁膜24を形成する(同図(e)参照)。さらに、アルミニウム等でゲート電極25を形成した後(同図(f)参照)、適宜レジスト26で覆って、多結晶シリコン薄膜23におけるTFTのソース領域23c・ドレイン領域23dに、不純物(n型領域23aには燐、p型領域23bには硼素)を注入する(同図(g)(h)参照)。
【0121】
その後、二酸化シリコンまたは窒化シリコン等からなる層間絶縁膜26を堆積し同図(i)参照)し、コンタクトホール27を開口した後(同図(j)参照)、アルミニウム等のメタル配線28を形成する。
【0122】
なお、画像表示装置が液晶表示装置である場合においては、この後に、さらに、別の層間絶縁膜を介して、透明電極(透過型液晶表示装置の場合)や反射電極(反射型液晶表示装置の場合)を形成することになる。
【0123】
このような製造工程においては、プロセスの最高温度はゲート絶縁膜24形成時の600℃であるので、絶縁性基板21として、米国コーニング社の1737ガラス等の高耐熱性ガラスが使用できる。多結晶シリコンTFTを、600℃で形成することにより、安価で大面積のガラス基板を用いることができるようになるので、画像表示装置の低価格化と大面積化が実現される。
【0124】
以上、本発明の実施の形態を示したが、本発明はこれらに限定されることなく、用いる信号の数、種類および極性等を含め、本発明の範疇において、他の構成についても同様に当てはまるものである。
【0125】
【発明の効果】
本発明の駆動回路は、以上のように、スタートパルスを位相の異なる2つのクロック信号に基づいて双方向にシフトするシフトレジスタ回路を備え、上記シフトレジスタ回路の各出力段より出力される信号を用いて複数の信号線を駆動する駆動回路において、上記シフトレジスタ回路の各出力段の駆動対象となる信号線が、上記シフトレジスタ回路の各出力段の段間に対応して設けられた各信号線のうちの前段側或いは後段側に位置する何れか一方側の信号線となるように、上記シフトレジスタ回路の出力先を切り換える信号線切り換え回路部を備えていることを特徴としている。
【0126】
これによれば、信号線切り換え回路部が、上記シフトレジスタ回路の出力先を切り換えることで、シフトレジスタ回路の各出力段の駆動対象となる信号線が、上記シフトレジスタ回路の各出力段の段間に対応して設けられた各信号線のうちの前段側或いは後段側に位置する何れか一方側の信号線となる。
【0127】
したがって、例えば、シフトレジスタ回路の出力段を、外部入力信号の変更を必要とせず、クロック周波数の高速化が可能な奇数段とし、奇数の出力にて、偶数本の信号線を駆動しようとした場合、信号線と出力段との関係が固定されていると、右シフトと左シフトとにおいて、必ず1画素列のずれが画像に生じてしまうが、該信号線切り換え回路部にて、右シフトと左シフトとで、信号線と出力段との対応を切り換えて1画素列シフトさせることで、シフト方向の違いによる画素ずれを無くすことができる。
【0128】
また、本発明の駆動回路では、さらに、上記信号線切り換え回路部は、上記シフトレジスタ回路のシフト方向切り換えタイミングと同期して信号線の切り換えを行うことを特徴とすることもできる。
【0129】
上述したように、画像のずれは、右シフトと左シフトの切り換えにて起こるので、シフトレジスタ回路のシフト方向の切り換えタイミングと同期して駆動信号線の切り換えを行うことで、画素ずれが一切視認されることがなく、シフト方向切り換え制御の信号をそのまま利用することができる。
【0130】
上記信号線切り換え回路部としては、例えば、上記シフトレジスタ回路の各出力段の段間に対応して設けられた切り換え回路よりなり、各切り換え回路には、隣り合う出力段の各出力とシフト方向を示す制御信号とが入力されており、前段側或いは後段側の何れか制御信号に応じた側の出力を、各切り換え回路の対応する出力先へ出力する構成とすることができる。
【0131】
また、本発明の駆動回路においては、上記信号線数が有効画素列に応じたn(n:正の偶数)として、上記シフトレジスタ回路の出力段数はn+1、上記切り換え回路部における切り換え回路数はnであり、上記信号線切り換え回路部の切り換えにより、上記シフトレジスタ回路における両端の各1段の出力が、有効画素列に接続される信号線を択一的に駆動することを特徴とすることができる。
【0132】
これによれば、信号線数が有効画素列に応じたn(n:正の偶数)として、シフトレジスタ回路の出力段数は最小のn+1で、信号線切り換え回路部における切り換え回路数もnである。そして、シフトレジスタ回路における両端各1段の出力が、シフト方向によって、有効画素列に接続される信号線を択一的、つまり、何れか一方の端の出力が有効画素列を駆動し、他方は使用されなくなる。
【0133】
これにより、シフト方向における画像ずれを生じさせない本発明の駆動回路において、シフトレジスタ回路の出力段数と、信号線切り換え回路部における切り換え回路数とが、必要最小数となり、レイアウト面積を縮小することができる。
【0134】
また、本発明の駆動回路においては、上記信号線数が有効画素列に応じたn(n:正の偶数)として、上記シフトレジスタ回路の出力段数はn+m(m:正の奇数)で、切り換え回路部における切り換え回路数はn+m+1であり、上記シフトレジスタ回路における両端各(m+1)/2段の出力のうちの内側にある各1段の出力が、有効画素列に接続される信号線を択一的に駆動することを特徴とすることもできる。
【0135】
これによれば、信号線数が有効画素列に応じたn(n:正の偶数)として、シフトレジスタ回路の出力段数は最小のn+m(m:正の奇数)で、信号線切り換え回路部における切り換え回路数はn+m+1である。そして、シフトレジスタ回路における両端各(m+1)/2段の出力のうちの内側にある各1段の出力が、有効画素列に接続される信号線を択一的に駆動する。
【0136】
これにより、シフトレジスタ回路の各出力段の信号は全て分岐されるので信号の負荷が揃い、信号負荷の違いによる遅延時間の違い等から表示が影響を受けるなどの不具合を招来する恐れがなくなる。
【0137】
また、本発明の駆動回路においては、上記信号線数が有効画素列に応じたn(n:正の偶数)として、上記シフトレジスタ回路の出力段数はn+m(m:正の奇数)で、切り換え回路部における切り換え回路数は、有効画素列群の外側に設けられたダミー画素列に接続される信号線分を含めてn+m+1であり、上記シフトレジスタ回路における両端各(m+1)/2段の出力のうちの内側にある各1段の出力が、有効画素列に接続される信号線を択一的に駆動することを特徴とすることもできる。
【0138】
これによれば、シフトレジスタ回路の各出力段の信号の負荷を揃えるために余分に設けたシフトレジスタ回路の出力段と信号線切り換え回路部の切り換え回路とが、ダミー画素列に接続されるので、ダミー画素列を必要に応じて駆動させることができるといった利点がある。
【0139】
また、ここで、n+m+1個の切り換え回路からなる信号線切り換え回路のうち、両端に位置する2つの切り換え回路には、上記シフトレジスタ回路における両端の対応する出力段からの出力と共にダミー信号が入力されるようになっている構成とすることが望ましい。
【0140】
両端に位置する2つの切り換え回路には、シフトレジスタ回路の両端の出力段からの信号以外に何も入力されないと、何も入力されていない方が選択された場合に、フローティング状態となり、誤動作の原因となる恐れがあるが、このように、ダミー信号を入力することで、このような誤動作の発生を回避することができる。
【0141】
また、本発明の駆動回路においては、上記信号線切り換え回路部における各切り換え回路の出力先は、該切り換え回路からの出力信号に応じて別の信号をサンプリングするアナログスイッチ回路であり、上記ダミー信号は、アナログスイッチ回路をオンさせないオフレベルの信号であることを特徴とすることができる。
【0142】
本発明の駆動回路を、データ信号線駆動回路に適用した場合、信号線切り換え回路部の切り換え回路からの出力先は、映像信号をサンプリングするアナログスイッチ回路となる。そして、該アナログスイッチ回路にて切り換え回路からの信号に応じて、別途入力される映像信号をサンプリングし、信号線へと出力することとなる。このような場合、ダミー画素列に対応したアナログスイッチ回路が常にオンしていると、有効画素列に対応した各アナログスイッチ回路における映像信号のサンプリングが影響を受けてしまい、サンプリングした電圧が本来の値から変化する恐れがある。そこで、このように、ダミー画素列に対応したアナログスイッチ回路の動作を制御するダミー信号をオフレベルの信号としておくことで、このような不具合をなくすることができる。
【0143】
本発明の駆動回路は、以上のように、スタートパルスを位相の異なる2つのクロック信号に基づいて双方向にシフトするシフトレジスタ回路と、上記シフトレジスタ回路の各出力段の出力が供給されて駆動される複数の信号線とを有する駆動回路において、上記シフトレジスタ回路の各出力段の駆動対象となる信号線を切り換えるための切り換え回路群を具備したことを特徴としている。
【0144】
また、本発明の駆動回路は、さらに、上記切り換え回路群が、上記シフトレジスタ回路のシフト方向切り換えタイミングと同期して上記シフトレジスタの駆動対象となる信号線を切り換えることを特徴としている。
【0145】
また、本発明の駆動回路は、さらに、上記信号線数をn(n:正の偶数)、上記シフトレジスタ回路の出力段数をN=n+m(m:正の奇数)としたとき、上記シフトレジスタ回路の両端の(m+1)/2段分の出力はダミーの信号線に供給可能に構成されており、該(m+1)/2段の出力のうちのそれぞれ内側に位置する1出力段の駆動対象が、シフト方向に応じてダミーの信号線と有効な信号線とに切り換えられることを特徴としている。
【0146】
上記の構成では、切り換え回路群によってシフトレジスタ回路の各出力段からの出力が供給され駆動される信号線を切り換えることができる。したがって、例えば、該駆動回路の構成を、上述したソースドライバ(データ信号線駆動回路)に適応し、切り換え回路群にて、シフトレジスタ回路の各出力段の出力の供給先となるサンプリング用アナログスイッチを切り換えることで、サンプリング用アナログスイッチとシフトレジスタ回路の各出力段との対応を、適切に選択することができるようになる。
【0147】
例えば、シフトレジスタ回路の出力段数Nを、外部入力信号の変更を必要とせず、クロック周波数の高速化が可能な奇数とし、奇数の出力で、偶数本の信号線(ソースドライバの場合はソースライン)を駆動したい場合に、各出力段の出力と信号線との対応が固定されていると、出力段数を奇数とするために余分に設けたm段分のダミーの出力段の出力で駆動されるダミー信号線の位置が、有効な実使用の信号線群の右端或いは左端に固定されてしまう。ダミー信号線は、奇数本となるので、実使用の有効な信号線群の両端に均等に配することはできず、不均等な配置でダミー信号線の位置が固定されると、シフト方向を切り換えた場合に、1画素列のずれとなって現れる。
【0148】
しかしながら、上記構成を採用して、シフトレジスタ回路の各出力段における駆動対象となる信号線を切り換え可能とすることで、ダミー信号線を有効な信号線群の両端に均等に設けておき、シフト方向の切り換えに応じて、使用するダミーの信号線を適宜切り換えることで、シフト方向を切り換えた場合におけるダミー信号線の配置位置の問題を無くすることができる。
【0149】
つまり、有効な信号線の本数をn(n:正の偶数)、シフトレジスタ回路の出力段数をN=n+m(m:正の奇数)としたとき、上記シフトレジスタ回路の両端の(m+1)/2段分の出力はダミーの信号線に供給可能な構成としておき、該(m+1)/2段の出力のうちのそれぞれ内側に位置する1出力段の駆動対象を、シフト方向に応じてダミーの信号線と有効な信号線とに切り換えればよい。
【0150】
また、このように、追加したm段分の出力段には、ダミーの信号線を付設しておくことで、他の出力段との負荷容量を同一に保つことができる。
【0151】
それゆえ、本発明によれば、シフトレジスタ回路への外部入力信号の変更を必要とすることなくシフト方向を切り換えることができ、かつ、駆動すべき信号線の本数が偶数本であっても簡易な構成でシフト方向を切り換え得る、汎用性の高い駆動回路を提供することができるという効果を奏する。
【0152】
また、本発明の表示装置は、画像を表示する複数の画素からなる画素アレイと、上記画素アレイに映像信号を供給するデータ信号線駆動回路と、画素への映像信号の書き込みを制御する走査信号線駆動回路とを有する表示装置において、データ信号線駆動回路及び/又は走査信号線駆動回路が、上記した本発明の駆動回路を内部に備えることを特徴としている。
【0153】
上述したように、本発明の駆動回路は、シフトレジスタ回路への外部入力信号の変更を必要とすることなくシフト方向を切り換えることができ、かつ、駆動すべき信号線の本数が偶数本であっても簡易な構成でシフト方向を切り換え得る、汎用性の高い駆動回路である。
【0154】
したがって、このような駆動回路をデータ信号線駆動回路及び/又は走査信号線駆動回路の内部に含んでなる本発明の表示装置は、データ信号線駆動回路及び/又は走査信号線駆動回路を簡易な構成としながら、設置態様の自由度を確保することができるという効果を奏する。
【0155】
また、本発明の表示装置は、さらに、上記データ信号線駆動回路及び上記走査信号線駆動回路の少なくとも何れか一方が、上記画素アレイと同一基板上に形成されていることを特徴としている。
【0156】
上記の構成によれば、上記データ信号線駆動回路及び上記走査信号線駆動回路の少なくとも何れか一方を、画素アレイと同一の基板上に形成することにより実装に伴うコストを低減することができると共に、信頼性の向上を図ることができるという効果を併せて奏する。
【0157】
また、本発明の表示装置は、さらに、上記画素を構成する能動素子と、画素アレイと同一基板上に形成されている上記データ信号線駆動回路及び/又は上記走査信号線駆動回路における能動素子とが、多結晶シリコン薄膜トランジスタであることを特徴としている。
【0158】
上記の構成によれば、画素を構成する能動素子と、画素アレイと同一基板上に形成されている上記データ信号線駆動回路及び/又は上記走査信号線駆動回路における能動素子とを、多結晶シリコン薄膜トランジスで形成することにより、各駆動回路と画素を同一基板上に同一プロセスにて形成することが可能となるため、製造コストを低減することができるという効果を併せて奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示すものであって、ソースドライバの構成図である。
【図2】上記ソースドライバに設けられた、シフトレジスタ回路の出力段の供給先を切り換えるスイッチ回路の回路図である。
【図3】上記ソースドライバにおける右シフト時のシフトレジスタ回路のタイミング図である。
【図4】上記ソースドライバにおける左シフト時のシフトレジスタ回路のタイミング図である。
【図5】上記ソースドライバを備えた画像表示装置において能動素子として採用される多結晶シリコン薄膜トランジスタの構造例を示す断面図である。
【図6】同図(a)〜(k)は、上記多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造の工程例を示す断面図である。
【図7】マトリクス型画像表示装置である液晶表示装置の構成図である。
【図8】従来のソースドライバの構成図である。
【図9】従来の他のソースドライバの構成図である。
【図10】従来の他のソースドライバの構成図である。
【図11】本発明の実施の一形態を示すものであって、ソースドライバの構成図である。
【図12】本発明の実施の一形態を示すものであって、ソースドライバの構成図である。
【図13】本発明の実施の一形態を示すものであって、ソースドライバの構成図である。
【符号の説明】
1・1A・1B シフトレジスタ回路
2 スイッチ回路(切り換え回路)
3 サンプリング用アナログスイッチ(アナログスイッチ回路)
11 表示部
12 有効画素列
13a・13b・13 ダミー画素列
14・14A・14B ソースドライバ(駆動回路)
SL ソースライン(信号線・データ信号線)
GL ゲートライン(信号線・ゲート信号線)
DSL ダミーソースライン(ダミー信号線)
Claims (17)
- スタートパルスを位相の異なる2つのクロック信号に基づいて双方向にシフトするシフトレジスタ回路を備え、上記シフトレジスタ回路の各出力段より出力される信号を用いて複数の信号線を駆動する駆動回路において、
上記シフトレジスタ回路の各出力段の駆動対象となる信号線が、上記シフトレジスタ回路の各出力段の段間に対応して設けられた各信号線のうちの前段側或いは後段側に位置する何れか一方側の信号線となるように、上記シフトレジスタ回路の出力先を切り換える信号線切り換え回路部を備えていることを特徴とする駆動回路。 - 上記信号線切り換え回路部は、上記シフトレジスタ回路のシフト方向切り換えタイミングと同期して信号線の切り換えを行うことを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
- 上記信号線切り換え回路部は、上記シフトレジスタ回路の各出力段の段間に対応して設けられた切り換え回路よりなり、各切り換え回路には、隣り合う出力段の各出力とシフト方向を示す制御信号とが入力されており、前段側或いは後段側の何れか制御信号に応じた側の出力を、各切り換え回路の対応する出力先へ出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動回路。
- 上記信号線数が有効画素列に応じたn(n:正の偶数)として、上記シフトレジスタ回路の出力段数はn+1、上記切り換え回路部における切り換え回路数はnであり、上記信号線切り換え回路部の切り換えにより、上記シフトレジスタ回路における両端の各1段の出力が、有効画素列に接続される信号線を択一的に駆動することを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
- 上記信号線数が有効画素列に応じたn(n:正の偶数)として、上記シフトレジスタ回路の出力段数はn+m(m:正の奇数)で、信号線切り換え回路部における切り換え回路数はn+m+1であり、上記シフトレジスタ回路における両端各(m+1)/2段の出力のうちの内側にある各1段の出力が、有効画素列に接続される信号線を択一的に駆動することを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
- 上記信号線数が有効画素列に応じたn(n:正の偶数)として、上記シフトレジスタ回路の出力段数はn+m(m:正の奇数)で、信号線切り換え回路部における切り換え回路数は、有効画素列群の外側に設けられたダミー画素列に接続される信号線分を含めてn+m+1であり、上記シフトレジスタ回路における両端各(m+1)/2段の出力のうちの内側にある各1段の出力が、有効画素列に接続される信号線を択一的に駆動することを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
- 上記n+m+1個の切り換え回路からなる信号線切り換え回路のうち、両端に位置する2つの切り換え回路には、上記シフトレジスタ回路における両端の対応する出力段からの出力と共にダミー信号が入力されるようになっていることを特徴とする請求項5又は6に記載の駆動回路。
- 上記信号線切り換え回路部における各切り換え回路の出力先は、該切り換え回路からの出力信号に応じて別の信号をサンプリングするアナログスイッチ回路であり、上記ダミー信号は、該アナログスイッチ回路をオンさせないオフレベルの信号であることを特徴とする請求項7に記載の駆動回路。
- スタートパルスを位相の異なる2つのクロック信号に基づいて双方向にシフトするシフトレジスタ回路と、上記シフトレジスタ回路の各出力段の出力が供給されて駆動される複数の信号線とを有する駆動回路において、
上記シフトレジスタ回路の各出力段の駆動対象となる信号線を切り換える切り換え回路群を備えることを特徴とする駆動回路。 - 上記切り換え回路群は、上記シフトレジスタ回路のシフト方向切り換えタイミングと同期して各出力段の駆動対象となる信号線の切り換えを行うことを特徴とする請求項9に記載の駆動回路。
- 上記信号線数をn(n:正の偶数)、上記シフトレジスタ回路の出力段数をN=n+m(m:正の奇数)としたとき、上記シフトレジスタ回路の両端の(m+1)/2段分の出力はダミーの信号線に供給可能に構成されており、該(m+1)/2段の出力のうちのそれぞれ内側に位置する1出力段の駆動対象が、シフト方向に応じてダミーの信号線と有効な信号線とに切り換えられることを特徴とする請求項9又は10に記載の駆動回路。
- 画像を表示する複数の有効画素からなる画素アレイと、上記画素アレイに映像信号を供給するデータ信号線駆動回路と、画素への映像信号の書き込みを制御する走査信号線駆動回路とを有する表示装置において、
データ信号線駆動回路及び/又は走査信号線駆動回路が、上記請求項1〜7、9〜11の何れかに記載の駆動回路を備えることを特徴とする表示装置。 - 画像を表示する複数の有効画素からなる画素アレイと、上記画素アレイに映像信号を供給するデータ信号線駆動回路と、画素への映像信号の書き込みを制御する走査信号線駆動回路とを有する表示装置において、
データ信号線駆動回路が上記請求項8に記載の駆動回路を備え、上記アナログスイッチ回路にて映像信号をサンプリングすることを特徴とする表示装置。 - 上記画素アレイには、有効画素列群の外側にダミー画素列が形成されていることを特徴とする請求項12又は13に記載の表示装置。
- 上記画素アレイに設けられたダミー画素列は、表示に寄与しないようにマスクされていることを特徴とする請求項14に記載の表示装置。
- 上記データ信号線駆動回路及び上記走査信号線駆動回路の少なくとも何れか一方が、上記画素アレイと同一基板上に形成されていることを特徴とする請求項12〜15の何れかに記載の表示装置。
- 上記画素を構成する能動素子と、上記画素アレイと同一基板上に形成されている上記データ信号線駆動回路及び/又は上記走査信号線駆動回路における能動素子とが、多結晶シリコン薄膜トランジスタであることを特徴とする請求項16に記載の表示装置。
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