JP3506222B2 - 論理回路及び画像表示装置 - Google Patents

論理回路及び画像表示装置

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JP3506222B2 JP12953399A JP12953399A JP3506222B2 JP 3506222 B2 JP3506222 B2 JP 3506222B2 JP 12953399 A JP12953399 A JP 12953399A JP 12953399 A JP12953399 A JP 12953399A JP 3506222 B2 JP3506222 B2 JP 3506222B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入力信号の論理演算
を行う論理回路に関するものであり、特に、回路の電源
電圧よりも振幅の小さい入力信号においても、正常な論
理演算を行うことが可能な論理回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】画像表示装置の一つとしてアクティブマ
トリクス駆動方式の液晶表示装置が知られている。従
来、この液晶表示装置は図23に示すように、画素アレ
イ、走査信号線駆動回路GD、データ信号線駆動回路S
Dとからなっている。画素アレイには互いに交差する多
数の走査信号線GLと多数のデータ信号線SLとを備え
ており、隣接する2走査信号線GLと隣接する2データ
信号線SLとによって包囲された部分に画素PIXがマ
トリクス状に設けられている。
【0003】データ信号線駆動回路SDはクロック信号
CKS等のタイミング信号に同期して入力された映像信
号DATをサンプリングし、必要に応じて増幅して各デ
ータ信号線SLに書き込む働きをする。走査信号線駆動
回路GDはクロック信号CKG等のタイミング信号に同
期して走査信号線GLを順次選択し、画素PIX内にあ
るスイッチング素子の開閉を制御することにより各デー
タ信号線SLに書き込まれた映像信号を各画素PIXに
書き込むと共に、各画素PIXに書き込まれたデータを
保持させる働きをする。
【0004】図23における各画素PIXは図24に示
すように、スイッチング素子である電界効果トランジス
タSW、画素容量(液晶容量CL及び必要によって付加
される補助容量CSよりなる)とによって構成される。
図24においてスイッチング素子であるトランジスタS
Wのドレイン及びソースを介してデータ信号線SLと画
素容量の一方の電極とが接続され、トランジスタSWの
ゲートは走査信号線GLに接続され、画素容量の他方の
電極は全画素に共通の共通電極線に接続されている。そ
して各液晶容量CLに印加される電圧により、液晶の透
過率または反射率が変調され表示に供する。
【0005】次に映像信号をデータ信号線に書き込む方
式について述べる。データ信号線の駆動方式としては点
順次駆動方式と線順次駆動方式とがある。ここでは、点
順次駆動方式についてのみ述べる。
【0006】図39はデータ信号線駆動回路の例であ
る。点順次駆動方式では図39に示すように、映像信号
線DATに入力された映像信号をシフトレジスタの各段
の出力パルスに同期させてサンプリング回路ASを開閉
することによりデータ信号線SLに書き込む。
【0007】このことをより具体的に述べると、隣接す
る2個のラッチ回路SRの出力信号Nの重なり信号を複
数のインバータ回路からなるバッファ回路で増幅すると
共に、必要に応じて反転信号を生成してサンプリング信
号S及び/Sとする。このサンプリング信号を用いてサ
ンプリング回路(アナログスイッチ)AWを開閉して映
像信号線DATから映像データをデータ信号線SLに供
給するものである。
【0008】図40は走査信号線駆動回路の例である。
図40に示すように、NAND回路によって隣接するラ
ッチ回路SRの出力信号の重なりをとり、更にこれと外
部からのパルス幅制御信号GPSとの重なりをとること
によって所望のパルス幅を得ている。
【0009】ところで、近年、液晶表示装置の小型化や
高解像度化、実装コストの低減などのために、表示を司
る画素アレイとそれらを駆動するための駆動回路とを同
一基板上に一体形成する技術が注目を集めている。この
ような駆動回路一体型の液晶表示装置では、現在、最も
広く用いられている透過型液晶表示装置を構成する場
合、その基板に透明基板を用いる必要があり、そのた
め、画素アレイ及び駆動回路を構成する能動素子として
石英基板やガラス基板上に構成することができる多結晶
シリコン薄膜トランジスタを用いる場合が多い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の画像表
示装置においては、図39及び図40に示すように、シ
フトレジスタ回路へクロック信号CKS及びCKG、ス
タート信号SPS及びSPG等の駆動回路の電源電圧と
同振幅の信号を外部から直接入力していた。
【0011】ところで、上述の駆動回路一体型の液晶表
示装置に用いられる多結晶シリコン薄膜トランジスタお
いては、そのトランジスタ特性が単結晶シリコントラン
ジスタに比べて劣っている。特に、閾値電圧の絶対値が
1〜6Vと高く、従って駆動電源電圧も10〜20Vま
で高くせざるを得ないのが現状である。
【0012】また、この際、同時に外部から入力される
クロック信号等の振幅も大きくする必要があるが、その
場合、外部回路(クロック信号などを生成するコントロ
ール回路等)の消費電力が大幅に増加することになると
共に、信号線による不要輻射による影響も大きなものと
なる。
【0013】この問題に対して、従来は液晶表示装置の
駆動回路側に信号昇圧回路(レベルシフタ)を搭載する
ことにより、入出力インターフェースの低電圧化を図る
ことが提案されている。図41は低電圧インターフェー
スを実現するための走査信号線駆動回路の構成例であ
る。図41において、外部から入力されるクロック信号
CLKやスタート信号SPS及びSPG、パルス信号G
PSは駆動回路よりも小振幅である。これらの信号は、
先ずレベルシフタ回路(昇圧回路)LSに入力され駆動
回路の電源電圧まで昇圧された後、駆動回路に供給され
ている。尚、データ信号線駆動回路側においても、同様
な構成が可能である。図42及び図43は従来のレベル
シフタ回路LSの構成例であり、LSIで一般に用いら
れているものである。実際の液晶表示装置では、外部か
らの信号線(GPS等)は、駆動回路領域の長手方向に
わたって伸延しているので、それによる負荷は極めて大
きい。従って負荷の大きな信号線を高周波数で駆動する
ために、レベルシフタ回路後に大きなバッファ回路を設
ける必要あり、そのことにより消費電力が大幅に増加す
ると共に、駆動回路の信頼性の低下が懸念されている。
【0014】本発明は、このような従来技術の課題を解
決すべくなされたものであり、昇圧機能を内蔵させるこ
とにより、表示上の不具合を来すことなく、低電圧イン
ターフェースと低消費電力を両立させた論理演算回路、
及びこれを用いることにより低消費電力性と高表示品位
を兼ね備えた画像表示装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る論理回路は、複数の入力信号に基づ
いて論理演算を行うCMOS論理回路において、前記入
力信号のうちの少なくとも一部は、その振幅が前記CM
OS論理回路の駆動電源よりも小さく、前記論理回路
は、2つの電流経路のそれぞれにnチャネル型トランジ
スタからなる回路部分及びpチャネル型トランジスタか
らなる回路部分が設けられ、その何れか一方のチャネル
型トランジスタからなる回路部 分には、一方の電流経路
に、前記論理回路と同様の論理演算結果を出力するCM
OSロジック回路のnチャネル型トランジスタからなる
回路部分と同一構成の第1回路が設けられ、他方の電流
経路に、前記論理回路と同様の論理演算結果を出力する
CMOSロジック回路のpチャネル型トランジスタから
なる回路部分と同一構成の第2回路が設けられ、前記論
理回路の他方のチャネル型トランジスタからなる回路部
分には、前記一方の電流経路に、前記論理回路と同様の
論理演算結果を出力するCMOSロジック回路のpチャ
ネル型トランジスタからなる回路部分と同一構成の第3
回路が設けられ、前記他方の電流経路に、前記論理回路
と同様の論理演算結果を出力するCMOSロジック回路
のnチャネル型トランジスタからなる回路部分と同一構
成の第4回路が設けられ、かつ、前記2つの電流経路の
それぞれの電源側に、ゲート電極が互いに他方の電流経
路の出力部に接続されるトランジスタが設けらているこ
とを特徴としている。
【0016】また、本発明に係る論理回路は、上記の論
理回路において、前記一方のチャンネル型トランジスタ
からなる回路部分における、前記第1及び第2回路のう
ちの少なくとも一方は、互いに直列に接続された複数の
トランジスタを含み、前記複数の入力信号のうち、振幅
が小さい方の信号は、前記一方のチャンネル型トランジ
スタからなる回路部分において、前記直列に接続された
複数のトランジスタのうちの電源側のトランジスタに入
力されていることを特徴としている。
【0017】また、本発明に係る論理回路は、複数の入
力信号に基づいて論理演算を行うCMOS論理回路にお
いて、前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振
幅が前記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、前
記論理回路は、2つの電流経路のそれぞれにnチャネル
型トランジスタからなる回路部分及びpチャネル型トラ
ンジスタからなる回路部分が設けられ、その何れか一方
のチャネル型トランジスタからなる回路部分には、一方
の電流経路に、前記論理回路と同様の論理演算結果を出
力するCMOSロジック回路のnチャネル型トランジス
タからなる回路部分と同一構成の第1回路が設けられ、
他方の電流経路に、前記論理回路と同様の論理演算結果
を出力するCMOSロジック回路のpチャネル型トラン
ジスタからなる回路部分と同一構成の第2回路が設けら
れ、前記論理回路の他方のチャネル型トランジスタから
なる回路部分には、前記2つの電流経路にそれぞれ設け
られたトランジスタのゲート電極が、互いのドレイン電
極に相互に接続されており、前記一方のチャンネル型ト
ランジスタからなる回路部分における、前記第1及び第
2回路のうちの少なくとも一方は、互いに直列に接続さ
れた複数のトランジスタを含み、前記複数の入力信号の
うち、振幅が小さい方の信号は、前記一方のチャンネル
型トランジスタからなる回路部分において、前記直列に
接続された複数のトランジスタのうちの電源側のトラン
ジスタに入力されていることを特徴としている。
【0018】また、本発明に係る論理回路は、複数の入
力信号に基づいて論理演算を行うCMOS論理回路にお
いて、前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振
幅が前記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、前
記論理回路は、2つの電流経路のそれぞれにnチャネル
型トランジスタからなる回路部分及びpチャネル型トラ
ンジスタからなる回路部分が設けられ、その何れか一方
のチャネル型トランジスタからなる回路部分には、一方
の電流経路に、前記論理回路と同様の論理演算結果を出
力するCMOSロジック回路のnチャネル型トランジス
タからなる回路部分と同一構成の第1回路が設けられ、
他方の電流経路に、前記論理回路と同様の論理演算結果
を出力するCMOSロジック回路のpチャネル型トラン
ジスタからなる回路部分と同一構成の第2回路が設けら
れ、前記論理回路の他方のチャネル型トランジスタから
なる回路部分には、前記2つの電流経路のそれぞれにお
いて、前記入力信号のうち、少なくとも一部がゲート電
極に入力されるトランジスタが設けられ、かつ、前記2
つの電流経路のそれぞれの電源側に、ゲート電極が互い
に他方の電流経路の出力部に接続されるトランジスタが
設けらており、前記一方のチャンネル型トランジスタか
らなる回路部分における、前記第1及び第2回路のうち
の少なくとも一方は、互いに直列 に接続された複数のト
ランジスタを含み、前記複数の入力信号のうち、振幅が
小さい方の信号は、前記一方のチャンネル型の回路部分
において、前記直列に接続された複数のトランジスタの
うちの電源側のトランジスタに入力されていることを特
徴としている。
【0019】また、本発明に係る論理回路は、複数の入
力信号に基づいて論理演算を行うCMOS論理回路にお
いて、前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振
幅が前記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、互
いのソース電極が第1の電極電位に接続され、互いのゲ
ート電極が相手のドレイン電極に接続されると共に、そ
れぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接続される
第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、ゲート
電極が第1の入力端子に接続され、ドレイン電極が第2
の出力端子に接続される第3のトランジスタと、ゲート
電極が第2の入力端子に接続され、ドレイン電極が前記
第3のトランジスタのソース電極に接続され、ソース電
極が第2の電源電位に接続される第4のトランジスタ
と、ゲート電極が第3の入力端子に接続され、ドレイン
電極が前記第1の出力端子に接続され、ソース電極が前
記第2の電源電位に接続される第5のトランジスタと、
ゲート電極が第4の入力端子に接続され、ドレイン電極
が前記第1の出力端子に接続され、ソース電極が前記第
2の電源電位に接続される第6のトランジスタと、を備
え、前記第1の入力端子及び前記第3の入力端子に入力
される信号は、互いに逆位相であり、前記第2の入力端
子及び前記第4の入力端子に入力される信号は、互いに
逆位相であり、前記第1のトランジスタ及び前記第2の
トランジスタは、その他のトランジスタとは異なるチャ
ネル型のトランジスタであることを特徴としている。
【0020】また、本発明に係る論理回路は、複数の入
力信号に基づいて論理演算を行うCMOS論理回路にお
いて、前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振
幅が前記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、互
いのソース電極が第1の電極電位に接続され、互いのゲ
ート電極が相手のドレイン電極に接続されると共に、そ
れぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接続される
第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、ゲート
電極が第1の入力端子に接続され、ドレイン電極が前記
第2の出力端子に接続される第3のトランジスタと、ゲ
ート電極が第2の入力端子に接続され、ドレイン電極が
前記第3のトランジスタのソース電極に接続され、ソー
ス電極が第2の電源電位に接続される第4のトランジス
タと、ゲート電極が第3の入力端子に接続され、ドレイ
ン電極が前記第2の出力端子に接続され、ソース電極が
前記第2の電源電位に接続される第5のトランジスタ
と、ゲート電極が第4の入力端子に接続され、ソース電
極が前記第2の電源電位に接続される第6のトランジス
タと、ゲート電極が第5の入力端子に接続され、ソース
電極が前記第2の電源電位に接続される第7のトランジ
スタと、ゲート電極が第6の入力端子に接続され、ドレ
イン電極が前記第1の出力端子に接続され、ソース電極
が前記第6のトランジスタ及び前記第7のトランジスタ
のドレイン電極に接続される第8のトランジスタと、を
備え、前記第1の入力端子及び前記第5の入力端子に入
力される信号は、互いに逆位相であり、前記第2の入力
端子及び前記第4の入力端子に入力される信号は、互い
に逆位相であり、前記第3の入力端子及び前記第6の入
力端子に入力される信号は、互いに逆位相であり、前記
第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタは、そ
の他のトランジスタとは異なるチャネル型のトランジス
タであることを特徴としている。
【0021】また、本発明に係る論理回路は、複数の入
力信号に基づいて論理演算を行うCMOS論理回路にお
いて、前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振
幅が前記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、互
いのソース電極が第1の電極電位に接続され、互いのゲ
ート電極が相手のドレイン電極に接続されると共に、そ
れぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接続される
第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、ゲート
電極が第1の入力端子に接続され、ドレイン電極が前記
第2の出力端子に接続される第3のトランジスタと、ゲ
ート電極が第2の入力端子に接続され、ドレイン電極が
前記第3のトランジスタのソース電極に接続され、ソー
ス電極が第2の電源電位に接続される第4のトランジス
タと、ゲート電極が第3の入力端子に接続され、ドレイ
ン電極が前記第2の出力端子に接続され、ソース電極が
前記第2の電源電位に接続される第5のトランジスタ
と、ゲート電極が第4の入力端子に接続され、ドレイン
電極が前記第1の出力端子に接続される第6のトランジ
スタと、ゲート電極が第5の入力端子に接続され、ドレ
イン電極が前記第1の出力端子に接続される第7のトラ
ンジスタと、ゲート電極が第6の入力端子に接続され、
ドレイン電極が前記第6のトランジスタ及び前記第7の
トランジスタのソース電極に接続され、ソース電極が前
記第2の電源電位に接続される第8のトランジスタと、
を備え、前記第1の入力端子及び前記第5の入力端子に
入力される信号は、互いに逆位相であり、前記第2の入
力端子及び前記第4の入力端子に入力される信号は、互
いに逆位相であり、前記第3の入力端子及び前記第6の
入力端子に入力される信号は、互いに逆位相であり、前
記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタは、
その他のトランジスタとは異なるチャネル型のトランジ
スタであることを特徴としている。
【0022】また、本発明に係る論理回路は、複数の入
力信号に基づいて論理演算を行うCMOS論理回路にお
いて、前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振
幅が前記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、互
いのソース電極が第1の電極電位に接続され、ゲート電
極がそれぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接続
される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、
ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ソース電極が
前記第1のトランジスタのドレイン電極に接続され、ド
レイン電極が前記第2の出力端子に接続される第3のト
ランジスタと、ゲート電極が第2の入力端子に接続さ
れ、ソース電極が前記第2のトランジスタのドレイン電
極に接続され、ドレイン電極が前記第1の出力端子に接
続される第4のトランジスタと、ゲート電極が第3の入
力端子に接続され、ドレイン電極が前記第2の出力端子
に接続される第5のトランジスタと、ゲート電極が前記
第1の入力端子に接続され、ソース電極が第2の電源電
位に接続され、ドレイン電極が前記第5のトランジスタ
のソース電極に接続される第6のトランジスタと、ゲー
ト電極が第4の入力端子に接続され、ソース電極が前記
第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記第1の
出力端子に接続される第7のトランジスタと、ゲート電
極が前記第2の入力端子に接続され、ソース電極が前記
第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記第1の
出力端子に接続される第8のトランジスタと、を備え、
前記第1の入力端子及び前記第2の入力端子に入力され
る信号は、互いに逆位相であり、前記第3の入力端子及
び前記第4の入力端子に入力される信号は、互いに逆位
相であり、前記第1乃至前記第4のトランジスタは、そ
の他のトランジスタとは異なるチャネル型のトランジス
タであることを特徴としている。
【0023】また、本発明に係る論理回路は、複数の入
力信号に基づいて論理演算を行うCMOS論理回路にお
いて、前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振
幅が前記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、互
いのソース電極が第1の電極電位に接続され、ゲート電
極がそれぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接続
される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、
ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ソース電極が
前記第1のトランジスタのドレイン電極に接続され、ド
レイン電極が前記第2の出力端子に接続される第3のト
ランジスタと、ゲート電極が第2の入力端子に接続さ
れ、ソース電極が前記第1のトランジスタのドレイン電
極に接続され、ドレイン電極が前記第2の出力端子に接
続される第4のトランジスタと、ゲート電極が第3の入
力端子に接続され、ソース電極が前記第2のトランジス
タのドレイン電極に接続される第5のトランジスタと、
ゲート電極が第4の入力端子に接続され、ソース電極が
前記第5のトランジスタのドレイン電極に接続され、ド
レイン電極が前記第1の出力端子に接続される第6のト
ランジスタと、ゲート電極が第5の入力端子に接続さ
れ、ドレイン電極が前記第2の出力端子に接続される第
7のトランジスタと、ゲート電極が前記第2の入力端子
に接続され、ソース電極が第2の電源電位に接続され、
ドレイン電極が前記第7のトランジスタのソース電極に
接続される第8のトランジスタと、ゲート電極が第6の
入力端子に接続され、ソース電極が前記第2の電源電位
に接続され、ドレイン電極が前記第1の出力端子に接続
される第9のトランジスタ と、ゲート電極が前記第4の
入力端子に接続され、ソース電極が前記第2の電源電位
に接続され、ドレイン電極が前記第1の出力端子に接続
される第10のトランジスタと、を備え、前記第1の入
力端子及び前記第3の入力端子に入力される信号は、互
いに逆位相であり、前記第2の入力端子及び前記第4の
入力端子に入力される信号は、互いに逆位相であり、前
記第1乃至前記第6のトランジスタは、その他のトラン
ジスタとは異なるチャネル型のトランジスタであること
を特徴としている。
【0024】また、本発明に係る論理回路は、複数の入
力信号に基づいて論理演算を行うCMOS論理回路にお
いて、前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振
幅が前記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、互
いのソース電極が第1の電極電位に接続され、ゲート電
極がそれぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接続
される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、
ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ソース電極が
前記第1のトランジスタのドレイン電極に接続され、ド
レイン電極が前記第2の出力端子に接続される第3のト
ランジスタと、ゲート電極が第2の入力端子に接続さ
れ、ソース電極が前記第2のトランジスタのドレイン電
極に接続され、ドレイン電極が前記第1の出力端子に接
続される第4のトランジスタと、ゲート電極が第3の入
力端子に接続され、ドレイン電極が前記第2の出力端子
に接続される第5のトランジスタと、ゲート電極が前記
第1の入力端子に接続され、ソース電極が第2の電源電
位に接続され、ドレイン電極が前記第5のトランジスタ
のソース電極に接続される第6のトランジスタと、ゲー
ト電極が第4の入力端子に接続され、ソース電極が前記
第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記第2の
出力端子に接続される第7のトランジスタと、ゲート電
極が第5の入力端子に接続され、ドレイン電極が前記第
1の出力端子に接続される第8のトランジスタと、ゲー
ト電極が前記第2の入力端子に接続され、ソース電極が
前記第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記第
8のトランジスタのソース電極に接続される第9のトラ
ンジスタと、ゲート電極が第6の入力端子に接続され、
ソース電極が前記第2の電源電位に接続され、ドレイン
電極が前記第8のトランジスタのソース電極に接続され
る第10のトランジスタと、を備え、前記第1の入力端
子及び前記第2の入力端子に入力される信号は、互いに
逆位相であり、前記第3の入力端子及び前記第6の入力
端子に入力される信号は、互いに逆位相であり、前記第
4の入力端子及び前記第5の入力端子に入力される信号
は、互いに逆位相であり、前記第1乃至前記第4のトラ
ンジスタは、その他のトランジスタとは異なるチャネル
型のトランジスタであることを特徴としている。
【0025】また、本発明に係る論理回路は、複数の入
力信号に基づいて論理演算を行うCMOS論理回路にお
いて、前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振
幅が前記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、互
いのソース電極が第1の電極電位に接続され、ゲート電
極がそれぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接続
される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、
ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ソース電極が
前記第1のトランジスタのドレイン電極に接続される第
3のトランジスタと、ゲート電極が第2の入力端子に接
続され、ソース電極が前記第3のトランジスタのドレイ
ン電極に接続され、ドレイン電極が前記第2の出力端子
に接続される第4のトランジスタと、ゲート電極が第3
の入力端子に接続され、ソース電極が前記第3のトラン
ジスタのドレイン電極に接続され、ドレイン電極が前記
第2の出力端子に接続される第5のトランジスタと、ゲ
ート電極が第4の入力端子に接続され、ソース電極が前
記第2のトランジスタのドレイン電極に接続され、ドレ
イン電極が前記第1の出力端子に接続される第6のトラ
ンジスタと、ゲート電極が第5の入力端子に接続され、
ソース電極が前記第2のトランジスタのドレイン電極に
接続される第7のトランジスタと、ゲート電極が第6の
入力端子に接続され、ソース電極が前記第7のトランジ
スタのドレイン電極に接続され、ドレイン電極が前記第
1の出力端子に接続される第8のトランジスタと、ゲー
ト電極が第7の入力端子に接続され、ドレイン電極が前
記第2の出力端子に接続される第9のトランジスタと、
ゲート電極が第8の入力端子に接続され、ソース電極が
前記第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記第
9のトランジスタのソース電極に接続される第10のト
ランジスタと、ゲート電極が第9の入力端子に接続さ
れ、ソース電極が前記第2の電源電位に接続され、ドレ
イン電極が前記第2の出力端子に接続される第11のト
ランジスタと、ゲート電極が第10の入力端子に接続さ
れ、ドレイン電極が前記第1の出力端子に接続される第
12のトランジスタと、ゲート電極が第11の入力端子
に接続され、ソース電極が前記第2の電源電位に接続さ
れ、ドレイン電極が前記第12のトランジスタのソース
電極に接続される第13のトランジスタと、ゲート電極
が第12の入力端子に接続され、ソース電極が前記第2
の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記第12のト
ランジスタのソース電極に接続される第14のトランジ
スタと、を備え、前記第1の入力端子及び前記第4の入
力端子に入力される信号は、互いに逆位相であり、前記
第2の入力端子及び前記第6の入力端子に入力される信
号は、互いに逆位相であり、前記第3の入力端子及び前
記第5の入力端子に入力される信号は、互いに逆位相で
あり、前記第1乃至前記第8のトランジスタは、その他
のトランジスタとは異なるチャネル型のトランジスタで
あることを特徴としている。
【0026】また、本発明に係る論理回路は、上記何れ
かの論理回路において、前記入力信号の少なくとも一部
は、信号の入力を制御するための転送用トランジスタを
介して入力されることを特徴としている。
【0027】また、本発明に係る論理回路は、前記入力
信号の少なくとも一部が転送用トランジスタを介して入
力される上記論理回路において、前記転送用トランジス
タにより信号入力が制御されるトランジスタのゲート電
極と一方の電源電位との間に、誤動作防止用トランジス
タが接続され、前記誤動作防止用トランジスタのゲート
電極は、前記電源電位とは異なる電源電位に接続される
ことを特徴としている。
【0028】あるいは、本発明に係る論理回路は、前記
入力信号の少なくとも一部が転送用トランジスタを介し
て入力される上記論理回路において、前記転送用トラン
ジスタにより信号入力が制御されるトランジスタのゲー
ト電極と一方の電源電位との間に、誤動作防止用トラン
ジスタが接続され、前記誤動作防止用トランジスタのゲ
ート電極には、前記転送用トランジスタとは逆位相の信
号が入力されることを特徴としている。
【0029】また、本発明に係る論理回路は、前記入力
信号の少なくとも一部が転送用トランジスタを介して入
力される上記何れかの論理回路において、前記転送用ト
ランジスタのゲート電極には、前記入力信号の何れかが
入力されることを特徴としている。
【0030】また、本発明に係る論理回路は、複数の入
力信号に基づいて論理演算を行うCMOS論理回路にお
いて、前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振
幅が前記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、互
いのソース電極が第1の電極電位に接続され、互いのゲ
ート電極が相手のドレイン電極に接続されると共に、そ
れぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接続される
第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、ゲート
電極に第1の入力信号が入力され、ドレイン電極が前記
第2の出力端子に接続される第3のトランジスタと、ド
レイン電極が前記第3のトランジスタのソース電極に接
続され、ソース電極が第2の電源電位に接続される第4
のトランジスタと、ゲート電極に第3の入力信号が入力
され、ドレイン電極が前記第1の出力端子に接続され、
ソース電極が前記第2の電源電位に接続される第5のト
ランジスタと、ドレイン電極が前記第1の出力端子に接
続され、ソース電極が前記第2の電源電位に接続される
第6のトランジスタと、ゲート電極に第1の入力信号が
入力され、ドレイン電極が前記第4のトランジスタのゲ
ート電極に接続され、ソース電極に第2の入力信号が入
力される第7のトランジスタと、ゲート電極に第1の入
力信号が入力され、ドレイン電極が前記第6のトランジ
スタのゲート電極に接続され、ソース電極に第4の入力
信号が入力される第8のトランジスタと、ゲート電極に
第3の入力信号が入力され、ドレイン電極が前記第4の
トランジスタのゲート電極に接続され、ソー ス電極が前
記第2の電源電位に接続される第9のトランジスタと、
ゲート電極に第3の入力信号が入力され、ドレイン電極
が前記第6のトランジスタのゲート電極に接続され、ソ
ース電極が前記第2の電源電位に接続される第10のト
ランジスタと、を備え、前記第1の入力信号及び前記第
3の入力信号は、互いに逆位相であり、前記第2の入力
信号及び前記第4の入力信号は、互いに逆位相であり、
前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタ
は、前記第3から第10のトランジスタとは異なるチャ
ネル型のトランジスタであることを特徴としている。
【0031】また、本発明に係る画像表示装置は、列方
向に複数配列されたデータ信号線及び行方向に複数配列
された走査信号線に囲まれ、マトリクス状に配列された
複数の画素と、データ信号線に映像データを供給するデ
ータ信号線駆動回路と、走査信号線に走査信号を供給す
る走査信号線駆動回路とを備えた画像表示装置におい
て、データ信号線駆動回路及び走査信号線駆動回路の少
なくとも一方が、上記何れかの論理回路を有することを
特徴としている。
【0032】また、本発明に係る画像表示装置は、上記
画像表示装置において、データ信号線駆動回路を構成す
るシフトレジスタ回路の出力パルス及び外部より入力さ
れるパルス幅制御信号を入力信号とし、出力パルスより
もパルス幅の小さい出力信号を生成するための論理回路
が、上記何れかの論理回路であることを特徴としてい
る。
【0033】また、本発明に係る画像表示装置は、上記
画像表示装置において、走査信号線駆動回路を構成する
シフトレジスタ回路の出力パルス及び外部より入力され
るパルス幅制御信号を入力信号とし、出力パルスよりも
パルス幅の小さい出力信号を生成するための論理回路
が、上記何れかの論理回路であることを特徴としてい
る。
【0034】また、本発明に係る画像表示装置は、上記
画像表示装置において、走査信号線駆動回路を構成する
シフトレジスタ回路の出力パルス及び外部より入力され
る複数の制御信号のうちの1つの信号を入力信号とし、
異なる組み合わせのシフトレジスタ回路に対して、信号
を同時に出力するための論理回路の少なくとも一部が、
上記何れかの論理回路であることを特徴としている。
【0035】また、本発明に係る画像表示装置は、上記
画像表示装置において、データ信号線駆動回路及び走査
信号線駆動回路の少なくとも一方が、画素と同一基板上
に形成されていることを特徴としている。
【0036】また、本発明に係る画像表示装置は、上記
画像表示装置において、データ信号線駆動回路、走査信
号線駆動回路及び画素を構成する能動素子が、多結晶シ
リコン薄膜トランジスタであることを特徴としている。
【0037】また、本発明に係る画像表示装置は、上記
画像表示装置において、能動素子が、概ね600℃以下
のプロセスで形成されることを特徴としている。
【0038】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑
み、駆動回路の消費電力を低減することができる論理回
路及びそれを用いた画像表示装置を提供するものであ
る。
【0039】本発明の論理回路によれば、複数の入力信
号に基づいて論理演算を行うCMOS論理回路であっ
て、入力信号のうちの少なくとも一部は、その振幅を、
論理回路の駆動電源よりも小さくするようにした。その
ことにより、論理回路の出力振幅を大きく取る必要があ
る場合や、駆動電圧をある程度以上大きくしないと論理
回路が正常に動作しない場合にも、入力信号の振幅を小
さくすることができるので、入力信号を生成する外部回
路の負担が軽くなるとともに、消費電力の削減を図るこ
とができる。また、本発明の論理回路によれば、2つの
電流経路のそれぞれに設けられた、nチャネル型トラン
ジスタからなる回路部分及びpチャネル型トランジスタ
からなる回路部分の何れか一方のチャネル型トランジス
タからなる回路部分において、一方の電流経路には、同
様の論理演算結果を出力するCMOSロジック回路のn
チャネル型トランジスタからなる回路部分と同一構成の
回路が設けられ、他方の電流経路には、同様の論理演算
結果を出力するCMOSロジック回路のpチャネル型ト
ランジスタからなる回路部分と同一構成の回路が設けら
れ、他方のチャネル型トランジスタからなる回路部分で
は、2つの電流経路にそれぞれ設けられたトランジスタ
のゲート電極が、互いのドレイン電極に相互に接続され
るようにした。そのことにより、一方のチャネル型トラ
ンジスタからなる回路部分では、論理演算回路を構成す
ることができる。また、他方のチャネル型トランジスタ
からなる回路部分では、トランジスタのゲート電極とド
レイン電極を相互に接続させてフィードバックループを
構成しているので、貫通電流を抑制するとともに、内部
状態を安定に保つことができる。
【0040】これにより、入力信号の振幅を出力される
パルス信号の振幅、即ち、論理回路の電源電圧よりも小
さくすることが可能となる。そのため本発明の論理回路
によれば、入力信号のレベルが切り替わる毎には電流は
流れず、出力信号が反転する時のみ電流が流れるので、
消費電力の増加が殆どない。
【0041】また、本発明の論理回路によれば、従来の
CMOSロジック回路に比べ、僅かにトランジスタを2
個加えるだけでよく、極めて少ない素子数でレベルシフ
ト機能と論理演算機能とを両立させることができる。
【0042】また、本発明の論理回路によれば、動作時
の何れのタイミングにおいても、電流の経路が1本であ
り、内部の遅延についても、ロジックゲート1段分の遅
延で動作するので、極めて高速に動作させることができ
る。
【0043】また、本発明の論理回路によれば、複数の
入力信号のうち、振幅が小さい方の信号は、一方のチャ
ンネル型の回路部分において、直列に接続されたトラン
ジスタのうちの電源側に入力されるようにした。そのこ
とにより、振幅の小さい信号が電源電位側のトランジス
タに入力されるので、トランジスタが充分に動作するた
め、論理回路の安定動作と高速動作を実現することが可
能となる。直列に接続された複数のトランジスタにおい
ては、各トランジスタのソース電極と電源電位との電位
差は、電源電位側のトランジスタの方が低い。トランジ
スタの駆動力は、そのゲート電極とソース電極との電位
差で決まるため、小振幅の信号は、電源電位側のトラン
ジスタに入力する方が望ましい。
【0044】また、本発明の論理回路によれば、上述の
論理回路の構成において、一方のチャンネル型の回路部
分における一方の電流経路側に第3及び第4のトランジ
スタを直列に配置し、他方の電流経路側に第5及び第6
のトランジスタを並列に配置するよにした。そして第3
及び第5のトランジスタに入力される信号を逆位相に
し、第4及び第6のトランジスタに入力される信号を逆
位相にした。そのことにより、上述の効果に加えて、論
理回路を構成するトランジスタ数が6個と少ないので、
極めて回路規模の小さい論理否定積回路を構成すること
ができる。この論理回路は、入力信号及び反転入力信号
を入れ替えることにより、論理否定和回路として機能さ
せることもできる。
【0045】また、本発明の論理回路によれば、上述の
論理回路の構成において、一方の電流経路側に直列に配
置された第3及び第4のトランジスタに対して並列に第
5のトランジスタを設け、他方の電流経路側に並列に配
置された第5及び第6のトランジスタに対して直列に、
かつ第2の出力端子側に第8のトランジスタを設けた。
そして第3及び第6のトランジスタに入力される信号を
逆位相にし、第4及び第7のトランジスタに入力される
信号を逆位相にし、第5及び第8のトランジスタに入力
される信号を逆位相にした。そのことにより、上述の効
果に加えて、論理回路を構成するトランジスタ数が8個
と少ないので、極めて回路規模の小さい論理積−論理否
定和回路を構成することができる。この論理回路は、入
力信号及び反転入力信号を入れ替えることにより、論理
和−論理否定積回路として機能させることもできる。
【0046】また、本発明の論理回路によれば、上述の
論理回路の構成において、一方の電流経路側に直列に配
置された第3及び第4のトランジスタに対して並列に第
5のトランジスタを設け、他方の電流経路側に並列に配
置された第5及び第6のトランジスタに対して直列に、
かつ第2の電源電位側に第8のトランジスタを設けた。
そして第3及び第6のトランジスタに入力される信号を
逆位相にし、第4及び第7のトランジスタに入力される
信号を逆位相にし、第5及び第8のトランジスタに入力
される信号を逆位相にした。そのことにより、上述の効
果に加えて、論理回路を構成するトランジスタ数が8個
と少ないので、極めて回路規模の小さい論理積−論理否
定和回路を構成することができる。この論理回路は、入
力信号及び反転入力信号を入れ替えることにより、論理
和−論理否定積回路として機能させることもできる。
【0047】また、本発明の論理回路によれば、第1の
電源電位が高電源側である場合において、入力信号また
は入力信号の反転信号がゲート電極に入力されるpチャ
ネル型トランジスタを付加することにより、これらのp
チャネル型トランジスタが、出力ノードまたは反転出力
ノードが低レベル(接地電位)となる動作時において、
電源電位側からの電流を制限する働きをするため、動作
マージンを大きくすることができる。
【0048】また、本発明の論理回路によれば、入力信
号の少なくとも一部は、信号の入力を制御するための転
送用トランジスタを介して入力するようにした。そのこ
とにより、信号が不要な場合に論理回路が入力信号線か
ら切り離されるので、入力信号線の容量性負荷が軽減さ
れるという利点を有する。従って、入力信号の減衰や波
形歪みが軽減され、論理回路の動作マージンが大きくな
ると共に、入力信号線を駆動する際の消費電力を削減す
ることができる。
【0049】また、本発明の論理回路によれば、転送用
トランジスタにより信号入力が制御されるトランジスタ
のゲート電極と一方の電源電位との間に、トランジスタ
を接続し、このトランジスタのゲート電極を異なる電源
電位に接続するようにした。そのことにより、信号入力
部には、常にこのトランジスタを介して電源電位が供給
されるので、入力信号線から電気的に切り離された時に
も、誤動作することなく安定状態を維持することが可能
となると共に、入力信号線の容量性負荷が軽減されると
いう利点を有する。但し、このときトランジスタの駆動
力は、入力信号を転送する転送用トランジスタよりも充
分小さくしておく必要がある。
【0050】また、本発明の論理回路によれば、転送用
トランジスタにより信号入力が制御されるトランジスタ
のゲート電極と一方の電源電位との間に、トランジスタ
を接続し、このトランジスタのゲート電極に転送用トラ
ンジスタと逆位相の信号を入力するようにした。そのこ
とにより、信号入力部は、信号入力が必要な期間及びそ
の前後の期間のみ、入力信号線に電気的に接続され、そ
れ以外の期間は、入力信号線から電気的に切り離される
ので、誤動作することなく安定状態を維持することが可
能となると共に、入力信号線の容量性負荷が軽減される
という利点を有する。この場合には、信号入力部は、何
れか一方の経路としか電気的に接続されないので、トラ
ンジスタの駆動力は、入力信号を転送する転送用トラン
ジスタよりも充分小さくしておく必要はない。
【0051】また、本発明の論理回路によれば、転送用
トランジスタのゲート電極に、入力信号の内の1つを入
力し、それを制御信号として用いるようにした。そのこ
とにより制御信号用の信号線及び端子を削減することが
できる。
【0052】また、本発明の画像表示装置によれば、画
像表示装置において、走査信号線及びデータ信号線に信
号を供給する走査信号線駆動回路及びデータ信号線駆動
回路の少なくとも一方に、上述の何れかの論理回路を備
えるようにした。そのことにより、画像表示装置の低消
費電力化が期待できる。即ち、入力信号の振幅を駆動電
圧よりも小さくすることができるため、信号生成用の外
部回路の消費電力を小さくすることができる。また、一
般に、論理演算回路は信号の切り替わり時に大きな貫通
電流が流れるが、本発明によれば、入力信号の切り替わ
り時ではなく、出力信号の切り替わり時にのみ貫通電流
が流れるので、消費電力を極めて小さくすることができ
る。
【0053】また、本発明の画像表示装置によれば、デ
ータ信号線駆動回路を構成するシフトレジスタ回路の出
力パルスと、外部より入力されるパルス幅制御信号とを
入力信号とし、出力パルスよりもパルス幅の小さい出力
信号を生成するために上述の何れかの論理回路を用いる
ようにした。そのことにより、画像表示装置の低消費電
力化が期待できる。即ち、入力信号の振幅を、駆動電圧
よりも小さくすることができるため、信号生成用の外部
回路の消費電力を小さくすることができる。また、一般
に、論理演算回路は信号の切り替わり時に大きな貫通電
流が流れるが、本発明によれば、入力信号の切り替わり
時ではなく、出力信号の切り替わり時にのみ貫通電流が
流れるので、消費電力を極めて小さすることができる。
また、シフトレジスタ回路の出力信号よりもパルス幅の
小さい出力信号を生成するので、この出力信号を基に映
像信号をデータ信号線にサンプリングすることにより、
隣接間でのサンプリングの時間的重なりがなくなり、表
示品位が改善すると期待できる。
【0054】また、本発明の画像表示装置によれば、走
査信号線駆動回路を構成するシフトレジスタ回路の出力
パルスと、外部より入力されるパルス幅制御信号とを入
力信号とし、出力パルスよりもパルス幅の小さい出力信
号を生成するために上述の何れかの論理回路を用いるよ
うにした。そのことにより、画像表示装置の低消費電力
化が期待できる。即ち、入力信号の振幅を、駆動電圧よ
りも小さくすることができるため、信号生成用の外部回
路の消費電力を小さくすることができる。また、一般
に、論理演算回路は信号の切り替わり時に大きな貫通電
流が流れるが、本発明によれば、入力信号の切り替わり
時ではなく、出力信号の切り替わり時にのみ貫通電流が
流れるので、消費電力を極めて小さくすることができ
る。また、シフトレジスタ回路の出力信号よりもパルス
幅の小さい出力信号を生成するので、この出力信号を基
に映像信号を画素に書き込むことにより、隣接水平ライ
ン間での走査信号の時間的重なりがなくなり、表示品位
が改善すると期待できる。
【0055】また、本発明の画像表示装置によれば、走
査信号線駆動回路を構成するシフトレジスタ回路の出力
パルスと、外部より入力される複数の制御信号のうちの
1つの信号を入力信号とし、異なる組み合わせのシフト
レジスタ回路に対して、信号を同時に出力するために上
述の何れかの論理回路を用いるようにした。そのことに
より、画像表示装置の低消費電力化が期待できる。即
ち、入力信号の振幅を、駆動電圧よりも小さくすること
ができるため、信号生成用の外部回路の消費電力を小さ
くすることができる。また、一般に、論理演算回路は、
信号の切り替わり時に大きな貫通電流が流れるが、本発
明によれば、入力信号の切り替わり時ではなく、出力信
号の切り替わり時にのみ貫通電流が流れるので、消費電
力を極めて小さくすることができる。また、外部より入
力される複数の制御信号により、出力信号のタイミング
を変えることができるので、同時に複数の走査信号線を
活性化させることが可能となり、また、同時に活性化さ
れる走査信号線の組み合わせを変えることも可能とな
る。従って、例えばVGA仕様の画像表示装置において
NTSC画像を表示するためなどに有効な、2水平ライ
ン組違い走査を実現することができる。
【0056】また、本発明の画像表示装置によれば、上
述の何れかの論理回路を備えたデータ信号線駆動回路及
び走査信号線駆動回路の少なくとも一方が、画素と同一
基板上に形成されるようにした。そのことにより、デー
タ信号線駆動回路及び走査信号線駆動回路は、画像表示
装置の辺方向に広く分散配置されているので、入力信号
線などの配線が長くなり、配線容量も大きくなるが、入
力信号の振幅を小さくすることができるので、入力信号
などを生成するための外部回路の負荷の増大を抑えるこ
とができる。また、このような構成においては、表示を
行うための画素と、画素を駆動するためのデータ信号線
駆動回路及び走査信号線駆動回路を、同一基板上に同一
工程で製造することができるので、製造コストや実装コ
ストの低減と、実装良品率のアップが期待できる。
【0057】また、本発明の画像表示装置によれば、上
述の何れかの論理回路を備えたデータ信号線駆動回路、
走査信号線駆動回路及び画素とを構成する能動素子を、
多結晶シリコン薄膜トランジスタで構成するようにし
た。そのことにより、従来のアクティブマトリクス型液
晶表示装置に用いられていた非晶質シリコン薄膜トラン
ジスタに比べて、極めて駆動力の高い特性が得られる利
点を有する。
【0058】また、多結晶シリコン薄膜トランジスタ
は、単結晶シリコントランジスタに比べて、駆動力が1
〜2桁程小さいため、従来のレベルシフタ回路を用いて
大きな負荷を有する配線を駆動するためには、レベルシ
フタ回路の直後に極めて大きなバッファ回路を用いる必
要があるが、本発明によれば、大きなバッファ回路は不
要であるので、低消費電力化を実現することができる。
【0059】また、本発明の画像表示装置によれば、能
動素子が概ね600℃以下のプロセスで形成されように
した。そのことにより、歪み点温度が低く、安価であ
り、かつ基板サイズを大型化することが容易なガラス基
板を用いることができるようになり、上述の効果に加え
て、大型の画像表示装置を低コストで製造することが可
能となるという利点を有する。
【0060】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) 以下、本発明の論理回路に係る実施形態について図面を
用いて説明する。図1は本発明に係る論理回路の構成例
を示したブロック図である。図1において、論理回路の
駆動電圧は15V、入力信号IN2及び/IN2の振幅
は15Vであるのに対し、入力信号IN1及び/IN1
の振幅は5Vである。
【0061】このように、本発明に係る論理回路では駆
動電圧よりも低い電圧の入力信号を入力することによ
り、入力信号線に係る消費電力を抑制することが可能と
なる。
【0062】また、図1において、入力信号IN2及び
/IN2の振幅と、入力信号IN1及び/IN1の振幅
が異なっているが、例えばこれらが共に5Vであっても
差し支えない。これは以下の実施形態においても同様で
ある。
【0063】尚、これ以降に示す図面において、一部の
信号では、その反転信号を必要とするものもあるが、図
示を省略している場合がある。
【0064】図2及び図3は本発明に係る論理回路の基
本構成を示した図である。図2において、電源電圧は1
5Vであり、入力信号IN2及び/IN2の振幅も15
Vであるのに対し、入力信号IN1及び/IN1の振幅
は5Vである。
【0065】また、pチャネル型トランジスタM1及び
M2は、それぞれのゲート電極とドレイン電極とが交互
に接続されており、ラッチ回路を構成している。一方、
入力信号IN1及び/IN1、IN2及び/IN2は、
それぞれnチャネル型トランジスタの部分CIR1及び
CIR2に入力されている。ここで、CIR1及びCI
R2の構成は、一般的なCMOSロジック回路と同様の
構成を有するものである。即ち、CIR1は、本実施形
態の論理回路と同様の論理演算結果を出力するCMOS
ロジック回路のnチャネル型トランジスタからなる回路
部分と同一構成であり、CIR2は、本実施形態の論理
回路と同様の論理演算結果を出力するCMOSロジック
回路のpチャネル型トランジスタからなる回路部分と同
一構成である。
【0066】図3は、図2におけるトランジスタのチャ
ネル型を逆転させた場合の例を示す図である。図3にお
いて、電源電圧は15Vであり、入力信号IN2及び/
IN2の振幅も15Vであるのに対し、入力信号IN1
及び/IN1の振幅は5Vである。但し、入力信号IN
1及び/IN1の絶対値は、図2に示した例とは異なっ
ている。
【0067】また、nチャネル型トランジスタM1及び
M2は、それぞれのゲート電極とドレイン電極とが交互
に接続されており、ラッチ回路を構成している。一方、
入力信号IN1及び/IN1、IN2及び/IN2は、
それぞれnチャネル型トランジスタの部分CIR1及び
CIR2に入力されている。ここで、CIR1及びCI
R2の構成は、一般的なCMOSロジック回路と同様の
接続関係を有するものである。即ち、CIR1は、本実
施形態の論理回路と同様の論理演算結果を出力するCM
OSロジック回路のpチャネル型トランジスタからなる
回路部分と同一構成であり、CIR2は、本実施形態の
論理回路と同様の論理演算結果を出力するCMOSロジ
ック回路のnチャネル型トランジスタからなる回路部分
と同一構成である。
【0068】図4及び図5は本発明に係る論理回路の他
の構成を示した図である。pチャネル型トランジスタM
1及びM2は、それぞれのドレイン電極と出力端子間に
トランジスタM3及びM4が接続されており、トランジ
スタM3及びM4のゲート電極は入力端子に接続されて
いる。
【0069】一方、入力信号IN1及び/IN1、IN
2及び/IN2は、それぞれnチャネル型トランジスタ
の部分CIR1及びCIR2に入力されている。ここ
で、CIR1及びCIR2の構成は、一般的なCMOS
ロジック回路と同様の構成を有するものである。即ち、
CIR1は、本実施形態の論理回路と同様の論理演算結
果を出力するCMOSロジック回路のnチャネル型トラ
ンジスタからなる回路部分と同一構成であり、CIR2
は、本実施形態の論理回路と同様の論理演算結果を出力
するCMOSロジック回路のpチャネル型トランジスタ
からなる回路部分と同一構成である。
【0070】図6及び図7は本発明に係る論理回路の他
の構成を示した図である。CIR1及びCIR2はnチ
ャネル型トランジスタで構成され、CIR3及びCIR
4はpチャネル型トランジスタで構成されている。ここ
で、CIR1、CIR2、CIR3及びCIR4の構成
は、一般的なCMOSロジック回路と同様の構成を有す
るものである。即ち、CIR1及びCIR4は、本実施
形態の論理回路と同様の論理演算結果を出力するCMO
Sロジック回路のnチャネル型トランジスタからなる回
路部分と同一構成であり、CIR2及びCIR3は、本
実施形態の論理回路と同様の論理演算結果を出力するC
MOSロジック回路のpチャネル型トランジスタからな
る回路部分と同一構成である。pチャネル型トランジス
タM1及びM2は、それぞれの電流経路の電源側に設け
られ、ゲート電極が互いに他方の電流経路の出力端子に
接続されている。
【0071】尚、以下の実施形態の説明においては、主
に図2に示した基本構成に対応する回路図を示すが、図
3に示したような、トランジスタのチャネル型を入れ替
えた構成であってもよいことは言うまでもない。
【0072】(実施の形態2) 次に本発明の論理回路に係る具体的な実施形態について
図面を用いて説明する。図8は、本発明に係る論理回路
の具体的構成例を示した回路図である。本回路は、論理
否定積(NAND)回路の機能を有するものであるが、
入力信号と出力信号の取り方によっては、NAND回路
の他にも、論理否定和(NOR)回路、論理積(AN
D)回路、論理和(OR)回路の何れにも成りうるもの
である。即ち、入力信号をIN1及びIN2とし、出力
信号を/OUTとすると論理否定積回路となり、入力信
号を/IN1及び/IN2とし、出力信号をOUTとす
ると論理否定和回路となる。また、入力信号をIN1及
びIN2とし、出力信号をOUTとすると論理積回路と
なり、入力信号を/IN1及び/IN2とし、出力信号
を/OUTとすると論理和回路となる。
【0073】図8に示す構成において、pチャネル型ト
ランジスタM1及びM2は、それぞれのゲート電極とド
レイン電極とが相互に接続されており、ラッチ回路を構
成している。一方、入力信号IN1及び/IN1、IN
2及び/IN2は、nチャネル型トランジスタの部分に
入力されている。具体的に述べると、入力信号IN1及
びIN2の入力部は、図35に示す従来のNAND回路
のnチャネル型トランジスタの部分(または、図36に
示す従来のNOR回路のpチャネル型トランジスタの部
分)と同様の構成であり、入力信号/IN1及び/IN
2の入力部は、図35に示す従来のNAND回路のpチ
ャネル型トランジスタの部分(または、図36に示す従
来のNOR回路のnチャネル型トランジスタの部分)と
同様の構成である。
【0074】また、図8に示す構成において、振幅が小
さい方の入力信号IN2は、接地電源GNDに近い側の
トランジスタM4に入力されているが、必ずしも接地電
源の近い側に入力する必要はなく、遠い側のトランジス
タM3に入力しても、論理的には正常に動作する。これ
は他の実施形態においても同様である。しかし、トラン
ジスタM3とトランジスタM4の接続点の電位が、トラ
ンジスタM4の抵抗分だけ接地電位よりも高くなる場合
があり、その場合には、トランジスタM3のゲートに実
質的に印加される電圧が低下し、駆動力も低下するの
で、入力振幅の小さい信号を接地電位に近い側に入力す
る方が動作マージンが大きくなり好ましい。
【0075】尚、上述の実施形態は、入力信号が2本
(反転信号は含まず)の場合を示したが、入力信号が3
本以上の場合であっても、同様の構成が可能である。
【0076】(実施の形態3) 次に本発明の論理回路に係る他の実施形態について図面
を用いて説明する。図9及び図10は、本発明に係る論
理回路の他の具体的構成例を示した回路図である。
【0077】本回路は、論理積−論理否定和(AND−
NOR)回路の機能を有するものであるが、入力信号と
出力信号の取り方によっては、AND−NOR回路の他
にも、論理和−論理否定積(OR−NAND)回路、論
理積−論理和(AND−OR)回路、論理和−論理積
(OR−AND)回路の何れにも成りうるものである。
即ち、入力信号をIN1、IN2及びIN3とし、出力
信号を/OUTとすると、論理積−論理否定和回路とな
り、入力信号を/IN1、/IN2及び/IN3とし、
出力信号をOUTとすると、論理和−論理否定積回路と
なる。また、入力信号をIN1、IN2及びIN3と
し、出力信号をOUTとすると、論理積−論理和回路と
なり、入力信号を/IN1、/IN2及び/IN3と
し、出力信号を/OUTとすると、論理和−論理積回路
となる。
【0078】図9及び図10に示した構成において、p
チャネル型トランジスタM1及びM2は、それぞれのゲ
ート電極とドレイン電極とが交互に接続されており、ラ
ッチ回路を構成している。一方、入力信号IN1及び/
IN1、IN2及び/IN2、IN3及び/IN3は、
nチャネル型トランジスタの部分に入力されている。具
体的に述べると、入力信号IN1、IN2及びIN3の
入力部は、図37に示す従来のAND−NOR回路のn
チャネル型トランジスタの部分(または、図38に示す
従来のOR−NAND回路のpチャネル型トランジスタ
の部分)と同様の構成であり、入力信号/IN1、/I
N2及び/IN3の入力部は、図37に示す従来のAN
D−NOR回路のpチャネル型トランジスタの部分(ま
たは、図38に示す従来のOR−NAND回路のnチャ
ネル型トランジスタの部分)と同様の構成である。
【0079】また、図9は、入力信号IN1及び/IN
1が接地電位に近い側のトランジスタに入力されてお
り、これは、入力信号IN2及び/IN2の振幅が小さ
い場合に適した構成である。一方、図10は、入力信号
/IN3が接地電位に近い側のトランジスタに入力され
ており、これは、入力信号IN3及び/IN3の振幅が
小さい場合に適した構成である。
【0080】(実施の形態4) 次に本発明の論理回路に係る他の実施形態について図面
を用いて説明する。図11、図12及び図13は、本発
明に係る論理回路の具体的構成例を示した回路図であ
る。図11に示す回路は、論理否定積(NAND)回路
の機能を有するものであるが、入力信号と出力信号の取
り方によっては、NAND回路の他にも、論理否定和
(NOR)回路、論理積(AND)回路、論理和(O
R)回路の何れにも成りうるものである。即ち、入力信
号をIN1及びIN2とし、出力信号を/OUTとする
と論理否定積回路となり、入力信号を/IN1及び/I
N2とし、出力信号をOUTとすると論理否定和回路と
なる。また、入力信号をIN1及びIN2とし、出力信
号をOUTとすると論理積回路となり、入力信号を/I
N1及び/IN2とし、出力信号を/OUTとすると論
理和回路となる。
【0081】図11に示す構成において、pチャネル型
トランジスタM1及びM2のドレイン電極と出力端子の
間には、それぞれトランジスタM3及びM4が接続され
ており、トランジスタM3及びM4のゲート電極は、そ
れぞれ入力信号IN2及び/IN2に接続されている。
一方、入力信号IN1及び/IN1、IN2及び/IN
2は、nチャネル型トランジスタの部分に入力されてい
る。具体的に述べると、入力信号IN1及びIN2の入
力部は、図35に示す従来のNAND回路のnチャネル
型トランジスタの部分(または、図36に示す従来のN
OR回路のpチャネル型トランジスタの部分)と同様の
構成であり、入力信号/IN1及び/IN2の入力部
は、図35に示す従来のNAND回路のpチャネル型ト
ランジスタの部分(または、図36に示す従来のNOR
回路のnチャネル型トランジスタの部分)と同様の構成
である。
【0082】図12に示す回路は、論理積−論理否定和
(AND−NOR)回路の機能を有するものであるが、
入力信号と出力信号の取り方によっては、AND−NO
R回路の他にも、論理和−論理否定積(OR−NAN
D)回路、論理積−論理和(AND−OR)回路、論理
和−論理積(OR−AND)回路の何れにも成りうるも
のである。即ち、入力信号をIN1、IN2及びIN3
とし、出力信号を/OUTとすると、論理積−論理否定
和回路となり、入力信号を/IN1、/IN2及び/I
N3とし、出力信号をOUTとすると、論理和−論理否
定積回路となる。また、入力信号をIN1、IN2及び
IN3とし、出力信号をOUTとすると、論理積−論理
和回路となり、入力信号を/IN1、/IN2及び/I
N3とし、出力信号を/OUTとすると、論理和−論理
積回路となる。
【0083】図12に示した構成において、pチャネル
型トランジスタM1及びM2のドレイン電極と出力端子
の間には、それぞれトランジスタM3及びM4が接続さ
れており、トランジスタM3及びM4のゲート電極は、
それぞれ入力信号IN1及び/IN1に接続されてい
る。
【0084】一方、入力信号IN1及び/IN1、IN
2及び/IN2、IN3及び/IN3は、nチャネル型
トランジスタの部分に入力されている。具体的に述べる
と、入力信号IN1、IN2及びIN3の入力部は、図
37に示す従来のAND−NOR回路のnチャネル型ト
ランジスタの部分(または、図38に示す従来のOR−
NAND回路のpチャネル型トランジスタの部分)と同
様の構成であり、入力信号/IN1、/IN2及び/I
N3の入力部は、図37に示す従来のAND−NOR回
路のpチャネル型トランジスタの部分(または、図38
に示す従来のOR−NAND回路のnチャネル型トラン
ジスタの部分)と同様の構成である。
【0085】また、図12は、入力信号IN1及び/I
N1が接地電位に近い側のトランジスタに入力されてお
り、これは、入力信号IN2及び/IN2の振幅が小さ
い場合に適した構成である。
【0086】また、図13に示す構成において、pチャ
ネル型トランジスタM1及びM2のドレイン電極と出力
端子の間には、それぞれトランジスタM3及びM4、M
5及びM6が接続されており、トランジスタM3及びM
4のゲート電極は、それぞれ入力信号IN1及びIN2
に接続され、トランジスタM5及びM6のゲート電極
は、それぞれ入力信号/IN1及び/IN2に接続され
ている。
【0087】入力信号IN2、IN3及び/IN1、/
IN2の入力部は、図37に示す従来のAND−NOR
回路のnチャネル型トランジスタの部分(または、図3
に示す従来のOR−NAND回路のpチャネル型トラ
ンジスタの部分)と同様の構成であり、入力信号IN
1、IN2及び/IN2、/IN3の入力部は、図37
に示す従来のAND−NOR回路のpチャネル型トラン
ジスタの部分(または、図38に示す従来のOR−NA
ND回路のnチャネル型トランジスタの部分)と同様の
構成である。
【0088】(実施の形態5) 次に本発明の論理回路に係る他の実施形態について図面
を用いて説明する。図14は、本発明に係る論理回路の
具体的構成例を示した回路図である。
【0089】図14に示す構成において、pチャネル型
トランジスタM1及びM2のドレイン電極と出力端子の
間には、それぞれトランジスタM3、M4及びM5、M
6、M7及びM8が接続されており、トランジスタM
3、M4及びM5のゲート電極は、それぞれ入力信号I
N1、IN2及びIN3に接続され、トランジスタM
6、M7及びM8のゲート電極は、それぞれ入力信号/
IN1、/IN2及び/IN3に接続されている。
【0090】入力信号IN4、IN5、IN6及び/I
N1、/IN2、/IN3の入力部は、図37に示す従
来のAND−NOR回路のnチャネル型トランジスタの
部分(または、図38に示す従来のOR−NAND回路
のpチャネル型トランジスタの部分)と同様の構成であ
り、入力信号IN1、IN2、IN3及び/IN4、/
IN5、/IN6の入力部は、図37に示す従来のAN
D−NOR回路のpチャネル型トランジスタの部分(ま
たは、図38に示す従来のOR−NAND回路のnチャ
ネル型トランジスタの部分)と同様の構成である。
【0091】(実施の形態6) 次に本発明の論理回路に係る他の実施形態について図面
を用いて説明する。図15、図16、図17及び図18
は、図8に示したNAND回路の変形例を示した回路図
であり、図19、図20、図21及び図22は、図11
に示したNAND回路の変形例を示した回路図である。
【0092】図15においては、図8における入力信号
IN2及び/IN2が、転送用トランジスタM7及びM
8を介して、トランジスタM4及びM6に入力される構
成をとなっている。
【0093】この転送用トランジスタM7及びM8のゲ
ート電極には、制御信号CRLが入力されており、必要
な期間(出力が切り替わる可能性がある期間)だけ転送
用トランジスタを開く(接続する)ことにより、入力信
号IN2及び/IN2の信号線の負荷を軽減することが
できる。例えば、入力信号IN2のパルス幅が、入力信
号IN1のパルス幅よりも小さい場合(入力信号IN2
のパルスが入力信号IN1のパルスに含まれる場合)に
は、上述の制御信号CRLとして入力信号IN1を用い
ればよい。これは、図16及び図17の例に関しても同
様である。
【0094】図16においては、図15の構成に加え
て、入力信号IN2及び/IN2が入力されるトランジ
スタM4及びM6と、転送用トランジスタM7及びM8
との間に、接地トランジスタM9及びM10が配置され
ている。
【0095】この接地トランジスタM9及びM10は、
転送用トランジスタM7及びM8が非接続状態になった
ときに、電気的に浮遊状態になって誤動作することを防
止するための誤動作防止手段である。この接地トランジ
スタM9及びM10は常時接続状態にあるので、制御信
号CRLがアクティブのときには入力信号IN2及び/
IN2が優先されるように、駆動力を小さくしておく必
要がある。また、図16に示す構成においては、誤動作
防止手段としての接地トランジスタM9及びM10は抵
抗であっても差し支えない。
【0096】図17においては、図15の構成に加え
て、入力信号IN2及び/IN2が入力されるトランジ
スタM4及びM6と、転送用トランジスタM7及びM8
との間に、接地トランジスタM9及びM10が配置され
ているが、そのゲート電極は、転送用トランジスタに入
力される制御信号の反転信号/CRLが入力されてい
る。
【0097】この接地トランジスタM9及びM10は、
図16の例と同様に、転送用トランジスタM7及びM8
が非接続状態になったときに、電気的に浮遊状態になっ
て誤動作することを防止するためのものである。このと
き、接地トランジスタM9及びM10は、転送用トラン
ジスタが非接続状態になったときだけ接地電位に接続さ
れるので、トランジスタの駆動力に拘わらず信号入力部
の電位降下をもたらすことはない。
【0098】図18においては、図17の構成におい
て、転送用トランジスタM7のゲート電極には、トラン
ジスタM3に入力される信号IN1が入力されている。
【0099】このように入力信号の内の1つを転送用ト
ランジスタの制御信号として用いることにより、端子数
を削減することができる。
【0100】尚、説明を省略したが図19、図20、図
21及び図22に示した構成においては、転送用トラン
ジスタはM9及びM10で示され、接地トランジスタは
M11及びM12で示されている。また、これらの構成
は、上述の図15、図16、図17及び図18と同様の
作用、効果を奏するものである。
【0101】(実施の形態7) 次に本発明の画像表示装置に係る実施形態について図面
を用いて説明する。図23及び図24は、本発明に係る
画像表示装置の構成例を示した図である。
【0102】図23における構成は、従来の画像表示装
置と同一のものであり、マトリクス状に配置された画素
PIXからなる画素アレイARYと、走査信号線駆動回
路(ゲートドライバ)GDと、データ信号線駆動回路
(データドライバ)SDとからなるアクティブマトリク
ス型液晶表示装置であるが、そのデータ信号線駆動回路
SD及び走査信号線駆動回路の少なくともいずれか一方
が、上述の論理回路を有している。尚、画素PIX部分
の構成例は図24に示したとおりである。
【0103】画像表示装置としての液晶表示装置におい
ては、液晶素子を駆動するために、10〜20Vの比較
的高い駆動電圧を必要とするので、駆動回路もこれに近
い電圧で駆動されることが一般的である。これに対し
て、画像表示装置に入力される信号は、ICで生成され
るので、通常3.3〜5Vである。したがって、この間
に何らかの電圧変換回路(レベルシフト回路)を介する
ことになるが、本発明によれば、上述したように、駆動
回路内の論理回路がレベルシフト機能を有しているの
で、別途レベルシフタ回路を付加することなく、良好な
画像表示を実現することができる。
【0104】図25は本発明に係る画像表示装置に用い
られるデータ信号線駆動回路の構成例を示した図であ
り、図26及び図28は本発明に係る画像表示装置に用
いられる走査信号線駆動回路の構成例を示した図であ
る。
【0105】図25に示すデータ信号線駆動回路の構成
例において、データ信号線駆動回路は、15Vの電源電
圧で駆動されているが、入力信号PCSの振幅は5Vで
ある。これは、入力信号PCSが入力される論理否定積
回路LS_NANDに、上述の論理回路を採用すること
で実現することができる。
【0106】このときの信号波形を図29に示す。これ
により、シフトレジスタ回路の出力信号Nよりもパルス
幅の小さい信号Oを生成することができる。
【0107】また、クロック信号CKSの振幅も5Vで
あるが、これは、図27に示すようなラッチ回路により
構成したシフトレジスタ回路を用いることにより実現す
ることができる。また、開始信号SPSの振幅は15V
としているが、これは、図42乃至図43に示す従来の
レベルシフタ回路を用いて5Vから昇圧することができ
る。これらを組み合わせることにより、電圧15Vで駆
動されるデータ信号線駆動回路のすべての入力信号を5
V振幅とすることができる。
【0108】図26に示す走査信号線駆動回路の構成例
において、走査信号線駆動回路は、15Vの電源電圧で
駆動されているが、入力信号PCGの振幅は5Vであ
る。これは、入力信号PCGが入力される論理否定和回
路LS_NORに、上述の論理回路を採用することで実
現することができる。
【0109】このときの信号波形を図30に示す。これ
により、シフトレジスタ回路の出力信号Nよりもパルス
幅の小さい信号Oを生成することができる。
【0110】また、クロック信号CKGの振幅も5Vで
あるが、これは、図27に示すようなラッチ回路により
構成したシフトレジスタ回路を用いることにより実現す
ることができる。また、開始信号SPGの振幅は15V
としているが、これは、図42乃至図43に示す従来の
レベルシフタ回路を用いて5Vから昇圧することができ
る。これらを組み合わせることにより、電圧15Vで駆
動される走査信号線駆動回路のすべての入力信号を5V
振幅とすることができる。
【0111】図28に示す走査信号線駆動回路の構成例
において、走査信号線駆動回路は、15Vの電源電圧で
駆動されているが、入力信号FR1及びFR2の振幅は
5Vである。これは、入力信号FR1及びFR2が入力
される論理否定和回路LS_NORに、上述の論理回路
を採用することで実現することができる。
【0112】このときの信号波形を図31に示す。入力
信号FR1及びFR2の信号レベルによって、図31に
示すように、信号出力の組み合わせを変えることが可能
となるので、2水平ライン組み違い走査を実現すること
ができる。また、クロック信号CKGの振幅も5Vであ
るが、これは、図27に示すようなラッチ回路により構
成したシフトレジスタ回路を用いることにより実現する
ことができる。また、開始信号SPGの振幅は15Vと
しているが、これは、図42ないし図43に示す従来の
レベルシフタ回路を用いて5Vから昇圧することができ
る。これらを組み合わせることにより、電圧15Vで駆
動される走査信号線駆動回路のすべての入力信号を5V
振幅とすることができる。本発明の対象技術である論理
回路及び画像表示装置の例として、ここでは、液晶表示
装置と、そのデータ信号線駆動回路及び走査信号線駆動
回路を構成する論理演算回路について述べる。ただし、
本発明はこれに限定されることなく、他の画像表示装置
や他の論理演算回路についても有効なものである。
【0113】(実施の形態8) 次に本発明に係る画像表示装置の他の実施形態について
図面を用いて説明する。図32は、本発明に係る画像表
示装置の他の構成例を示した図である。
【0114】図32示した画像表示装置においては、画
素PIXと、データ信号線駆動回路SDと、走査信号線
駆動回路GDとは、同一基板SUB上に構成されており
(ドライバモノリシック構造)、外部コントロール回路
CTLからの信号と、外部電源回路VGENからの駆動
電源とによって駆動している。
【0115】このような構成においては、データ信号線
駆動回路及び走査信号線駆動回路は、画面(表示領域)
とほぼ同じ長さの領域に広く分散して配置されているの
で、入力信号などの配線長は極めて長くなっている。し
たがって、入力信号配線などの負荷容量も極めて大きく
なるので、信号振幅を小さくすることによる低消費電力
化の効果が大きい。
【0116】また、データ信号線駆動回路及び走査信号
線駆動回路を画素と同一基板上に(モノリシックに)形
成することにより、別々に構成して実装するよりも、駆
動回路の製造コストや実装コストの低減を図ることがで
きるとともに、信頼性の向上にも効果がある。
【0117】図33は、本発明に係る画像表示装置を構
成する多結晶シリコン薄膜トランジスタの構造例を示し
た図である。
【0118】図33に示す多結晶シリコン薄膜トランジ
スタは、絶縁性基板上の多結晶シリコン薄膜を活性層と
する順スタガー(トップゲート)構造のものであるが、
本発明はこれに限るものではなく、逆スタガー構造等の
他の構造のものであってよい。
【0119】上記のような多結晶シリコン薄膜トランジ
スタを用いることによって、実用的な駆動能力を有する
走査信号線駆動回路及びデータ信号線駆動回路を、画素
アレイと同一基板上にほぼ同一の製造工程で構成するこ
とができる。
【0120】図34は、本発明に係る画像表示装置を構
成する多結晶シリコン薄膜トランジスタの製造工程を示
す構造断面図の例である。
【0121】以下に、概ね摂氏600℃以下で多結晶シ
リコン薄膜トランジスタを形成するときの製造プロセス
について、簡単に説明する。図34は、本発明に係る画
像表示装置を構成する薄膜トランジスタの製造工程の例
を示した図である。図34(a)〜(k)は、各工程で
の断面図である。
【0122】図34においては、まず、ガラス基板
(a)上に堆積した非晶質シリコン薄膜(b)に、エキ
シマレーザを照射して、多結晶シリコン薄膜を形成する
(c)。次に、この多結晶シリコン薄膜を所望の形状に
パターニングし(d)、二酸化シリコンからなるゲート
絶縁膜を形成する(e)。更に、薄膜トランジスタのゲ
ート電極をアルミニウム等で形成(f)した後、薄膜ト
ランジスタのソース・ドレイン領域に不純物(n型領域
には燐、p型領域には硼素)を注入する(g,h)。そ
の後、二酸化シリコンまたは窒化シリコン等からなる層
間絶縁膜を堆積し(i)、コンタクトホールを開口
(j)した後、アルミニウム等の金属配線を形成する。
この工程において、プロセスの最高温度は、ゲート絶縁
膜形成時の600℃であるので、米国コーニング社の1
737ガラス等の高耐熱性ガラスが使用できる。
【0123】尚、液晶表示装置においては、この後に、
更に、別の層間絶縁膜を介して、透明電極(透過型液晶
表示装置の場合)や反射電極(反射型液晶表示装置の場
合)を形成することになる。
【0124】ここで、図34に示すような製造工程で、
多結晶シリコン薄膜トランジスタを、概ね摂氏600℃
以下で形成することにより、安価で大面積のガラス基板
を用いることができるようになるので、画像表示装置の
低価格化と大面積化が実現される。
【0125】以上のように、本発明の論理回路及びこの
論理回路を画像表示装置に適用した場合について各種の
実施形態によって具体的に説明したが、本発明は全ての
実施形態において、論理回路を構成するトランジスタの
極性、電源及び信号の極性等を逆にしても論理回路とし
て成立し、実施形態に示す同様の効果が期待できる。ま
た、論理回路への入力信号数に関しても特に制限はな
い。また、本発明はこの上述の実施形態に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱せず、当初の作用効果を損
なわない範囲において種々の変更が可能であることは言
うまでもない。
【0126】以上、実施の形態1から8において説明し
たように、本実施形態の論理回路は、次のような特徴点
を有している。
【0127】(1)本実施形態の論理回路は、複数の入
力信号に基づいて論理演算を行うCMOS論理回路にお
いて、入力信号のうちの少なくとも一部は、その振幅が
CMOS論理回路の駆動電源よりも小さいことを特徴と
している。
【0128】(2)また、本実施形態の論理回路は、上
記(1)に記載の論理回路において、2つの電流経路の
それぞれにnチャネル型トランジスタからなる回路部分
及びpチャネル型トランジスタからなる回路部分が設け
られ、その何れか一方のチャネル型トランジスタからな
る回路部分において、一方の電流経路には、論理回路と
同様の論理演算結果を出力するCMOSロジック回路の
nチャネル型トランジスタからなる回路部分と同一構成
の回路が設けられ、他方の電流経路には、論理回路と同
様の論理演算結果を出力するCMOSロジック回路のp
チャネル型トランジスタからなる回路部分と同一構成の
回路が設けられ、論理回路の他方のチャネル型トランジ
スタからなる回路部分では、2つの電流経路にそれぞれ
設けられたトランジスタのゲート電極が、互いのドレイ
ン電極に相互に接続されることを特徴としている。
【0129】(3)また、本実施形態の論理回路は、上
記(1)に記載の論理回路において、論理回路は、2つ
の電流経路のそれぞれにnチャネル型トランジスタから
なる回路部分及びpチ ャネル型トランジスタからなる回
路部分が設けられ、その何れか一方のチャネル型トラン
ジスタからなる回路部分において、一方の電流経路に
は、論理回路と同様の論理演算結果を出力するCMOS
ロジック回路のnチャネル型トランジスタからなる回路
部分と同一構成の回路が設けられ、他方の電流経路に
は、論理回路と同様の論理演算結果を出力するCMOS
ロジック回路のpチャネル型トランジスタからなる回路
部分と同一構成の回路が設けられ、論理回路の他方のチ
ャネル型トランジスタからなる回路部分では、2つの電
流経路のそれぞれにおいて、入力信号のうち、少なくと
も一部がゲート電極に入力されるトランジスタが設けら
れ、かつ、2つの電流経路のそれぞれの電源側に、ゲー
ト電極が互いに他方の電流経路の出力部に接続されるト
ランジスタが設けらていることを特徴としている。
【0130】(4)また、本実施形態の論理回路は、上
記(1)に記載の論理回路において、論理回路は、2つ
の電流経路のそれぞれにnチャネル型トランジスタから
なる回路部分及びpチャネル型トランジスタからなる回
路部分が設けられ、その何れか一方のチャネル型トラン
ジスタからなる回路部分において、一方の電流経路に
は、論理回路と同様の論理演算結果を出力するCMOS
ロジック回路のnチャネル型トランジスタからなる回路
部分と同一構成の回路が設けられ、他方の電流経路に
は、論理回路と同様の論理演算結果を出力するCMOS
ロジック回路のpチャネル型トランジスタからなる回路
部分と同一構成の回路が設けられ、論理回路の他方のチ
ャネル型トランジスタからなる回路部分では、一方の電
流経路に、論理回路と同様の論理演算結果を出力するC
MOSロジック回路のpチャネル型トランジスタからな
る回路部分と同一構成の回路が設けられ、他方の電流経
路に、論理回路と同様の論理演算結果を出力するCMO
Sロジック回路のnチャネル型トランジスタからなる回
路部分と同一構成の回路が設けられ、かつ、2つの電流
経路のそれぞれの電源側に、ゲート電極が互いに他方の
電流経路の出力部に接続されるトランジスタが設けらて
いることを特徴としている。
【0131】(5)また、本実施形態の論理回路は、上
記(1)乃至(4)の何れかに記載の論理回路におい
て、複数の入力信号のうち、振幅が小さい方の信号は、
一方のチャンネル型の回路部分において、直列に接続さ
れたトランジスタのうちの電源側に入力されていること
を特徴としている。
【0132】(6)また、本実施形態の論理回路は、上
記(1)乃至(5)の何れかに記載の論理回路におい
て、互いのソース電極が第1の電極電位に接続され、互
いのゲート電極が相手のドレイン電極に接続されると共
に、それぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接続
される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、
ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ドレイン電極
が第2の出力端子に接続される第3のトランジスタと、
ゲート電極が第2の入力端子に接続され、ドレイン電極
が第3のトランジスタのソース電極に接続され、ソース
電極が第2の電源電位に接続される第4のトランジスタ
と、ゲート電極が第3の入力端子に接続され、ドレイン
電極が第1の出力端子に接続され、ソース電極が第2の
電源電位に接続される第5のトランジスタと、ゲート電
極が第4の入力端子に接続され、ドレイン電極が第1の
出力端子に接続され、ソース電極が第2の電源電位に接
続される第6のトランジスタと、を備え、第1の入力端
子及び第3の入力端子に入力される信号は、互いに逆位
相であり、第2の入力端子及び第4の入力端子に入力さ
れる信号は、互いに逆位相であり、第1のトランジスタ
及び第2のトランジスタは、その他のトランジスタとは
異なるチャネル型のトランジスタであることを特徴とし
ている。
【0133】(7)また、本実施形態の論理回路は、上
記(1)乃至(5)の何れかに記載の論理回路におい
て、互いのソース電極が第1の電極電位に接続され、互
いのゲート電極が相手のドレイン電極に接続されると共
に、それぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接続
される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、
ゲート電極が第1の入力端子に接続 され、ドレイン電極
が第2の出力端子に接続される第3のトランジスタと、
ゲート電極が第2の入力端子に接続され、ドレイン電極
が第3のトランジスタのソース電極に接続され、ソース
電極が第2の電源電位に接続される第4のトランジスタ
と、ゲート電極が第3の入力端子に接続され、ドレイン
電極が第2の出力端子に接続され、ソース電極が第2の
電源電位に接続される第5のトランジスタと、ゲート電
極が第4の入力端子に接続され、ソース電極が第2の電
源電位に接続される第6のトランジスタと、ゲート電極
が第5の入力端子に接続され、ソース電極が第2の電源
電位に接続される第7のトランジスタと、ゲート電極が
第6の入力端子に接続され、ドレイン電極が第1の出力
端子に接続され、ソース電極が第6のトランジスタ及び
第7のトランジスタのドレイン電極に接続される第8の
トランジスタと、を備え、第1の入力端子及び第5の入
力端子に入力される信号は、互いに逆位相であり、第2
の入力端子及び第4の入力端子に入力される信号は、互
いに逆位相であり、第3の入力端子及び第6の入力端子
に入力される信号は、互いに逆位相であり、第1のトラ
ンジスタ及び第2のトランジスタは、その他のトランジ
スタとは異なるチャネル型のトランジスタであることを
特徴としている。
【0134】(8)また、本実施形態の論理回路は、上
記(1)乃至(5)の何れかに記載の論理回路におい
て、互いのソース電極が第1の電極電位に接続され、互
いのゲート電極が相手のドレイン電極に接続されると共
に、それぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接続
される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、
ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ドレイン電極
が第2の出力端子に接続される第3のトランジスタと、
ゲート電極が第2の入力端子に接続され、ドレイン電極
が第3のトランジスタのソース電極に接続され、ソース
電極が第2の電源電位に接続される第4のトランジスタ
と、ゲート電極が第3の入力端子に接続され、ドレイン
電極が第2の出力端子に接続され、ソース電極が第2の
電源電位に接続される第5のトランジスタと、ゲート電
極が第4の入力端子に接続され、ドレイン電極が第1の
出力端子に接続される第6のトランジスタと、ゲート電
極が第5の入力端子に接続され、ドレイン電極が第1の
出力端子に接続される第7のトランジスタと、ゲート電
極が第6の入力端子に接続され、ドレイン電極が第6の
トランジスタ及び第7のトランジスタのソース電極に接
続され、ソース電極が第2の電源電位に接続される第8
のトランジスタと、を備え、第1の入力端子及び第5の
入力端子に入力される信号は、互いに逆位相であり、第
2の入力端子及び第4の入力端子に入力される信号は、
互いに逆位相であり、第3の入力端子及び第6の入力端
子に入力される信号は、互いに逆位相であり、第1のト
ランジスタ及び第2のトランジスタは、その他のトラン
ジスタとは異なるチャネル型のトランジスタであること
を特徴としている。
【0135】(9)また、本実施形態の論理回路は、上
記(1)乃至(5)の何れかに記載の論理回路におい
て、互いのソース電極が第1の電極電位に接続され、ゲ
ート電極がそれぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子
に接続される第1のトランジスタ及び第2のトランジス
タと、ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ソース
電極が第1のトランジスタのドレイン電極に接続され、
ドレイン電極が第2の出力端子に接続される第3のトラ
ンジスタと、ゲート電極が第2の入力端子に接続され、
ソース電極が第2のトランジスタのドレイン電極に接続
され、ドレイン電極が第1の出力端子に接続される第4
のトランジスタと、ゲート電極が第3の入力端子に接続
され、ドレイン電極が第2の出力端子に接続される第5
のトランジスタと、ゲート電極が第1の入力端子に接続
され、ソース電極が第2の電源電位に接続され、ドレイ
ン電極が第5のトランジスタのソース電極に接続される
第6のトランジスタと、ゲート電極が第4の入力端子に
接続され、ソース電極が第2の電源電位に接続され、ド
レイン電極が第1の出力端子に接続される第7のトラン
ジスタと、ゲート電極が第2の入力端子に接続され、ソ
ース電極が第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が
第1の出力端子に接続される第8のトランジスタと、を
備え、第1の入力端子及び第2の入力端子に入力される
信号は、互いに逆位相であり、第3の入力端子及び第4
の入力端子に入力される信号は、互いに逆位相であり、
第1乃至第4のトランジスタは、その他のトラ ンジスタ
とは異なるチャネル型のトランジスタであることを特徴
としている。
【0136】(10)また、本実施形態の論理回路は、
上記(1)乃至(5)の何れかに記載の論理回路におい
て、互いのソース電極が第1の電極電位に接続され、ゲ
ート電極がそれぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子
に接続される第1のトランジスタ及び第2のトランジス
タと、ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ソース
電極が第1のトランジスタのドレイン電極に接続され、
ドレイン電極が第2の出力端子に接続される第3のトラ
ンジスタと、ゲート電極が第2の入力端子に接続され、
ソース電極が第1のトランジスタのドレイン電極に接続
され、ドレイン電極が第2の出力端子に接続される第4
のトランジスタと、ゲート電極が第3の入力端子に接続
され、ソース電極が第2のトランジスタのドレイン電極
に接続される第5のトランジスタと、ゲート電極が第4
の入力端子に接続され、ソース電極が第5のトランジス
タのドレイン電極に接続され、ドレイン電極が第1の出
力端子に接続される第6のトランジスタと、ゲート電極
が第5の入力端子に接続され、ドレイン電極が第2の出
力端子に接続される第7のトランジスタと、ゲート電極
が第2の入力端子に接続され、ソース電極が第2の電源
電位に接続され、ドレイン電極が第7のトランジスタの
ソース電極に接続される第8のトランジスタと、ゲート
電極が第6の入力端子に接続され、ソース電極が第2の
電源電位に接続され、ドレイン電極が第1の出力端子に
接続される第9のトランジスタと、ゲート電極が第4の
入力端子に接続され、ソース電極が第2の電源電位に接
続され、ドレイン電極が第1の出力端子に接続される第
10のトランジスタと、を備え、第1の入力端子及び第
3の入力端子に入力される信号は、互いに逆位相であ
り、第2の入力端子及び第4の入力端子に入力される信
号は、互いに逆位相であり、第1乃至第6のトランジス
タは、その他のトランジスタとは異なるチャネル型のト
ランジスタであることを特徴としている。
【0137】(11)また、本実施形態の論理回路は、
上記(1)乃至(5)の何れかに記載の論理回路におい
て、互いのソース電極が第1の電極電位に接続され、ゲ
ート電極がそれぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子
に接続される第1のトランジスタ及び第2のトランジス
タと、ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ソース
電極が第1のトランジスタのドレイン電極に接続され、
ドレイン電極が第2の出力端子に接続される第3のトラ
ンジスタと、ゲート電極が第2の入力端子に接続され、
ソース電極が第2のトランジスタのドレイン電極に接続
され、ドレイン電極が第1の出力端子に接続される第4
のトランジスタと、ゲート電極が第3の入力端子に接続
され、ドレイン電極が第2の出力端子に接続される第5
のトランジスタと、ゲート電極が第1の入力端子に接続
され、ソース電極が第2の電源電位に接続され、ドレイ
ン電極が第5のトランジスタのソース電極に接続される
第6のトランジスタと、ゲート電極が第4の入力端子に
接続され、ソース電極が第2の電源電位に接続され、ド
レイン電極が第2の出力端子に接続される第7のトラン
ジスタと、ゲート電極が第5の入力端子に接続され、ド
レイン電極が第1の出力端子に接続される第8のトラン
ジスタと、ゲート電極が第2の入力端子に接続され、ソ
ース電極が第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が
第8のトランジスタのソース電極に接続される第9のト
ランジスタと、ゲート電極が第6の入力端子に接続さ
れ、ソース電極が第2の電源電位に接続され、ドレイン
電極が第8のトランジスタのソース電極に接続される第
10のトランジスタと、を備え、第1の入力端子及び第
2の入力端子に入力される信号は、互いに逆位相であ
り、第3の入力端子及び第6の入力端子に入力される信
号は、互いに逆位相であり、第4の入力端子及び第5の
入力端子に入力される信号は、互いに逆位相であり、第
1乃至第4のトランジスタは、その他のトランジスタと
は異なるチャネル型のトランジスタであることを特徴と
している。
【0138】(12)また、本実施形態の論理回路は、
上記(1)乃至(5)の何れかに記載の論理回路におい
て、互いのソース電極が第1の電極電位に接続され、ゲ
ート電極がそれぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子
に接続される第1のトランジスタ及び第2のトランジス
タと、ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ソース
電極が第1のトランジスタのドレイン電極に接続される
第3のトランジスタと、ゲート電極が第2の入力端子に
接続され、ソース電極が第3のトランジスタのドレイン
電極に接続され、ドレイン電極が第2の出力端子に接続
される第4のトランジスタと、ゲート電極が第3の入力
端子に接続され、ソース電極が第3のトランジスタのド
レイン電極に接続され、ドレイン電極が第2の出力端子
に接続される第5のトランジスタと、ゲート電極が第4
の入力端子に接続され、ソース電極が第2のトランジス
タのドレイン電極に接続され、ドレイン電極が第1の出
力端子に接続される第6のトランジスタと、ゲート電極
が第5の入力端子に接続され、ソース電極が第2のトラ
ンジスタのドレイン電極に接続される第7のトランジス
タと、ゲート電極が第6の入力端子に接続され、ソース
電極が第7のトランジスタのドレイン電極に接続され、
ドレイン電極が第1の出力端子に接続される第8のトラ
ンジスタと、ゲート電極が第7の入力端子に接続され、
ドレイン電極が第2の出力端子に接続される第9のトラ
ンジスタと、ゲート電極が第8の入力端子に接続され、
ソース電極が第2の電源電位に接続され、ドレイン電極
が第9のトランジスタのソース電極に接続される第10
のトランジスタと、ゲート電極が第9の入力端子に接続
され、ソース電極が第2の電源電位に接続され、ドレイ
ン電極が第2の出力端子に接続される第11のトランジ
スタと、ゲート電極が第10の入力端子に接続され、ド
レイン電極が第1の出力端子に接続される第12のトラ
ンジスタと、ゲート電極が第11の入力端子に接続さ
れ、ソース電極が第2の電源電位に接続され、ドレイン
電極が第12のトランジスタのソース電極に接続される
第13のトランジスタと、ゲート電極が第12の入力端
子に接続され、ソース電極が第2の電源電位に接続さ
れ、ドレイン電極が第12のトランジスタのソース電極
に接続される第14のトランジスタと、を備え、第1の
入力端子及び第4の入力端子に入力される信号は、互い
に逆位相であり、第2の入力端子及び第6の入力端子に
入力される信号は、互いに逆位相であり、第3の入力端
子及び第5の入力端子に入力される信号は、互いに逆位
相であり、第1乃至第8のトランジスタは、その他のト
ランジスタとは異なるチャネル型のトランジスタである
ことを特徴としている。
【0139】(13)また、本実施形態の論理回路は、
上記(1)乃至(12)の何れかに記載の論理回路にお
いて、入力信号の少なくとも一部は、信号の入力を制御
するための転送用トランジスタを介して入力されること
を特徴としている。
【0140】(14)また、本実施形態の論理回路は、
上記(13)に記載の論理回路において、転送用トラン
ジスタにより信号入力が制御されるトランジスタのゲー
ト電極と一方の電源電位との間に、誤動作防止用トラン
ジスタが接続され、誤動作防止用トランジスタのゲート
電極は、電源電位とは異なる電源電位に接続されること
を特徴としている。
【0141】(15)また、本実施形態の論理回路は、
上記(1)乃至(13)の何れかに記載の論理回路にお
いて、転送用トランジスタにより信号入力が制御される
トランジスタのゲート電極と一方の電源電位との間に、
誤動作防止用トランジスタが接続され、誤動作防止用ト
ランジスタのゲート電極には、転送用トランジスタとは
逆位相の信号が入力されることを特徴としている。
【0142】(16)また、本実施形態の論理回路は、
上記(1)乃至(15)の何れかに記載の論理回路にお
いて、転送用トランジスタのゲート電極には、入力信号
の何れかが入力されることを特徴としている。
【0143】また、実施の形態1から8において説明し
たように、本実施形態の画像表示装置は、次のような特
徴点を有している。
【0144】(17)本実施形態の画像表示装置は、列
方向に複数配列されたデータ信号線及び行方 向に複数配
列された走査信号線に囲まれ、マトリクス状に配列され
た複数の画素と、データ信号線に映像データを供給する
データ信号線駆動回路と、走査信号線に走査信号を供給
する走査信号線駆動回路とを備えた画像表示装置におい
て、データ信号線駆動回路及び走査信号線駆動回路の少
なくとも一方が、上記(1)乃至(16)の何れかに記
載の論理回路を有することを特徴としている。
【0145】(18)また、本実施形態の画像表示装置
は、上記(17)に記載の画像表示装置において、デー
タ信号線駆動回路を構成するシフトレジスタ回路の出力
パルス及び外部より入力されるパルス幅制御信号を入力
信号とし、出力パルスよりもパルス幅の小さい出力信号
を生成するための論理回路が、上記(1)乃至(16)
の何れかに記載の論理回路であることを特徴としてい
る。
【0146】(19)また、本実施形態の画像表示装置
は、上記(17)に記載の画像表示装置において、走査
信号線駆動回路を構成するシフトレジスタ回路の出力パ
ルス及び外部より入力されるパルス幅制御信号を入力信
号とし、出力パルスよりもパルス幅の小さい出力信号を
生成するための論理回路が、上記(1)乃至(16)の
何れかに記載の論理回路であることを特徴としている。
【0147】(20)また、本実施形態の画像表示装置
は、上記(17)に記載の画像表示装置において、走査
信号線駆動回路を構成するシフトレジスタ回路の出力パ
ルス及び外部より入力される複数の制御信号のうちの1
つの信号を入力信号とし、異なる組み合わせのシフトレ
ジスタ回路に対して、信号を同時に出力するための論理
回路の少なくとも一部が、上記(1)乃至(15)のい
ずれかに記載の論理回路であることを特徴としている。
【0148】(21)また、本実施形態の画像表示装置
は、上記(18)乃至(20)の何れかに記載の画像表
示装置において、データ信号線駆動回路及び走査信号線
駆動回路を構成する論理回路が、転送用トランジスタの
ゲート電極に、前記シフトレジスタの出力信号が入力さ
れる論理回路であることを特徴としている。
【0149】(22)また、本実施形態の画像表示装置
は、上記(17)乃至(21)の何れかに記載の画像表
示装置において、データ信号線駆動回路及び走査信号線
駆動回路の少なくとも一方が、画素と同一基板上に形成
されていることを特徴としている。
【0150】(23)また、本実施形態の画像表示装置
は、上記(22)に記載の画像表示装置において、デー
タ信号線駆動回路、走査信号線駆動回路及び画素を構成
する能動素子が、多結晶シリコン薄膜トランジスタであ
ることを特徴としている。
【0151】(24)また、本実施形態の画像表示装置
は、上記(23)に記載の画像表示装置において、能動
素子が、概ね600℃以下のプロセスで形成されること
を特徴としている。
【0152】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑
み、駆動回路の消費電力を低減することができる論理回
路及びそれを用いた画像表示装置を提供するものであ
る。
【0153】本発明の論理回路によれば、複数の入力信
号に基づいて論理演算を行うCMOS論理回路であっ
て、入力信号のうちの少なくとも一部は、その振幅を、
論理回路の駆動電源よりも小さくするようにした。その
ことにより、論理回路の出力振幅を大きく取る必要があ
る場合や、駆動電圧をある程度以上大きくしないと論理
回路が正常に動作しない場合にも、入力信号の振幅を小
さくすることができるので、入力信号を生成する外部回
路の負担が軽くなるとともに、消費電力の削減を図るこ
とができる。また、本発明の論理回路によれば、2つの
電流経路のそれぞれに設けられた、nチャネル型トラン
ジスタからなる回路部分 及びpチャネル型トランジスタ
からなる回路部分の何れか一方のチャネル型トランジス
タからなる回路部分において、一方の電流経路には、同
様の論理演算結果を出力するCMOSロジック回路のn
チャネル型トランジスタからなる回路部分と同一構成の
回路が設けられ、他方の電流経路には、同様の論理演算
結果を出力するCMOSロジック回路のpチャネル型ト
ランジスタからなる回路部分と同一構成の回路が設けら
れ、他方のチャネル型トランジスタからなる回路部分で
は、2つの電流経路にそれぞれ設けられたトランジスタ
のゲート電極が、互いのドレイン電極に相互に接続され
るようにした。そのことにより、一方のチャネル型トラ
ンジスタからなる回路部分では、論理演算回路を構成す
ることができる。また、他方のチャネル型トランジスタ
からなる回路部分では、トランジスタのゲート電極とド
レイン電極を相互に接続させてフィードバックループを
構成しているので、貫通電流を抑制するとともに、内部
状態を安定に保つことができる。
【0154】これにより、入力信号の振幅を出力される
パルス信号の振幅、即ち、論理回路の電源電圧よりも小
さくすることが可能となる。そのため本発明の論理回路
によれば、入力信号のレベルが切り替わる毎には電流は
流れず、出力信号が反転する時のみ電流が流れるので、
消費電力の増加が殆どない。
【0155】また、本発明の論理回路によれば、従来の
CMOSロジック回路に比べ、僅かにトランジスタを2
個加えるだけでよく、極めて少ない素子数でレベルシフ
ト機能と論理演算機能とを両立させることができる。
【0156】また、本発明の論理回路によれば、動作時
の何れのタイミングにおいても、電流の経路が1本であ
り、内部の遅延についても、ロジックゲート1段分の遅
延で動作するので、極めて高速に動作させることができ
る。
【0157】また、本発明の論理回路によれば、複数の
入力信号のうち、振幅が小さい方の信号は、一方のチャ
ンネル型の回路部分において、直列に接続されたトラン
ジスタのうちの電源側に入力されるようにした。そのこ
とにより、振幅の小さい信号が電源電位側のトランジス
タに入力されるので、トランジスタが充分に動作するた
め、論理回路の安定動作と高速動作を実現することが可
能となる。直列に接続された複数のトランジスタにおい
ては、各トランジスタのソース電極と電源電位との電位
差は、電源電位側のトランジスタの方が低い。トランジ
スタの駆動力は、そのゲート電極とソース電極との電位
差で決まるため、小振幅の信号は、電源電位側のトラン
ジスタに入力する方が望ましい。
【0158】また、本発明の論理回路によれば、上述の
論理回路の構成において、一方のチャンネル型の回路部
分における一方の電流経路側に第3及び第4のトランジ
スタを直列に配置し、他方の電流経路側に第5及び第6
のトランジスタを並列に配置するよにした。そして第3
及び第5のトランジスタに入力される信号を逆位相に
し、第4及び第6のトランジスタに入力される信号を逆
位相にした。そのことにより、上述の効果に加えて、論
理回路を構成するトランジスタ数が6個と少ないので、
極めて回路規模の小さい論理否定積回路を構成すること
ができる。この論理回路は、入力信号及び反転入力信号
を入れ替えることにより、論理否定和回路として機能さ
せることもできる。
【0159】また、本発明の論理回路によれば、上述の
論理回路の構成において、一方の電流経路側に直列に配
置された第3及び第4のトランジスタに対して並列に第
5のトランジスタを設け、他方の電流経路側に並列に配
置された第5及び第6のトランジスタに対して直列に、
かつ第2の出力端子側に第8のトランジスタを設けた。
そして第3及び第6のトランジスタに入力される信号を
逆位相にし、第4及び第7のトランジスタに入力される
信号を逆位相にし、第5及び第8のトランジスタに入力
される信号を逆位相にした。そのことにより、上述の効
果に加えて、論理回路を構成するトランジスタ数が8個
と少ないので、極めて 回路規模の小さい論理積−論理否
定和回路を構成することができる。この論理回路は、入
力信号及び反転入力信号を入れ替えることにより、論理
和−論理否定積回路として機能させることもできる。
【0160】また、本発明の論理回路によれば、上述の
論理回路の構成において、一方の電流経路側に直列に配
置された第3及び第4のトランジスタに対して並列に第
5のトランジスタを設け、他方の電流経路側に並列に配
置された第5及び第6のトランジスタに対して直列に、
かつ第2の電源電位側に第8のトランジスタを設けた。
そして第3及び第6のトランジスタに入力される信号を
逆位相にし、第4及び第7のトランジスタに入力される
信号を逆位相にし、第5及び第8のトランジスタに入力
される信号を逆位相にした。そのことにより、上述の効
果に加えて、論理回路を構成するトランジスタ数が8個
と少ないので、極めて回路規模の小さい論理積−論理否
定和回路を構成することができる。この論理回路は、入
力信号及び反転入力信号を入れ替えることにより、論理
和−論理否定積回路として機能させることもできる。
【0161】また、本発明の論理回路によれば、第1の
電源電位が高電源側である場合において、入力信号また
は入力信号の反転信号がゲート電極に入力されるpチャ
ネル型トランジスタを付加することにより、これらのp
チャネル型トランジスタが、出力ノードまたは反転出力
ノードが低レベル(接地電位)となる動作時において、
電源電位側からの電流を制限する働きをするため、動作
マージンを大きくすることができる。
【0162】また、本発明の論理回路によれば、入力信
号の少なくとも一部は、信号の入力を制御するための転
送用トランジスタを介して入力するようにした。そのこ
とにより、信号が不要な場合に論理回路が入力信号線か
ら切り離されるので、入力信号線の容量性負荷が軽減さ
れるという利点を有する。従って、入力信号の減衰や波
形歪みが軽減され、論理回路の動作マージンが大きくな
ると共に、入力信号線を駆動する際の消費電力を削減す
ることができる。
【0163】また、本発明の論理回路によれば、転送用
トランジスタにより信号入力が制御されるトランジスタ
のゲート電極と一方の電源電位との間に、トランジスタ
を接続し、このトランジスタのゲート電極を異なる電源
電位に接続するようにした。そのことにより、信号入力
部には、常にこのトランジスタを介して電源電位が供給
されるので、入力信号線から電気的に切り離された時に
も、誤動作することなく安定状態を維持することが可能
となると共に、入力信号線の容量性負荷が軽減されると
いう利点を有する。但し、このときトランジスタの駆動
力は、入力信号を転送する転送用トランジスタよりも充
分小さくしておく必要がある。
【0164】また、本発明の論理回路によれば、転送用
トランジスタにより信号入力が制御されるトランジスタ
のゲート電極と一方の電源電位との間に、トランジスタ
を接続し、このトランジスタのゲート電極に転送用トラ
ンジスタと逆位相の信号を入力するようにした。そのこ
とにより、信号入力部は、信号入力が必要な期間及びそ
の前後の期間のみ、入力信号線に電気的に接続され、そ
れ以外の期間は、入力信号線から電気的に切り離される
ので、誤動作することなく安定状態を維持することが可
能となると共に、入力信号線の容量性負荷が軽減される
という利点を有する。この場合には、信号入力部は、何
れか一方の経路としか電気的に接続されないので、トラ
ンジスタの駆動力は、入力信号を転送する転送用トラン
ジスタよりも充分小さくしておく必要はない。
【0165】また、本発明の論理回路によれば、転送用
トランジスタのゲート電極に、入力信号の内の1つを入
力し、それを制御信号として用いるようにした。そのこ
とにより制御信号用の信号線及び端子を削減することが
できる。
【0166】また、本発明の画像表示装置によれば、画
像表示装置において、走査信号線及びデータ信号線に信
号を供給する走査信号線駆動回路及びデータ信号線駆動
回路の少なくとも一方に、上述の何れかの論理回路を備
えるようにした。そのことにより、画像表示装置の低消
費電力化が期待できる。即ち、入力信号の振幅を駆動電
圧よりも小さくすることができるため、信号生成用の外
部回路の消費電力を小さくすることができる。また、一
般に、論理演算回路は信号の切り替わり時に大きな貫通
電流が流れるが、本発明によれば、入力信号の切り替わ
り時ではなく、出力信号の切り替わり時にのみ貫通電流
が流れるので、消費電力を極めて小さくすることができ
る。
【0167】また、本発明の画像表示装置によれば、デ
ータ信号線駆動回路を構成するシフトレジスタ回路の出
力パルスと、外部より入力されるパルス幅制御信号とを
入力信号とし、出力パルスよりもパルス幅の小さい出力
信号を生成するために上述の何れかの論理回路を用いる
ようにした。そのことにより、画像表示装置の低消費電
力化が期待できる。即ち、入力信号の振幅を、駆動電圧
よりも小さくすることができるため、信号生成用の外部
回路の消費電力を小さくすることができる。また、一般
に、論理演算回路は信号の切り替わり時に大きな貫通電
流が流れるが、本発明によれば、入力信号の切り替わり
時ではなく、出力信号の切り替わり時にのみ貫通電流が
流れるので、消費電力を極めて小さすることができる。
また、シフトレジスタ回路の出力信号よりもパルス幅の
小さい出力信号を生成するので、この出力信号を基に映
像信号をデータ信号線にサンプリングすることにより、
隣接間でのサンプリングの時間的重なりがなくなり、表
示品位が改善すると期待できる。
【0168】また、本発明の画像表示装置によれば、走
査信号線駆動回路を構成するシフトレジスタ回路の出力
パルスと、外部より入力されるパルス幅制御信号とを入
力信号とし、出力パルスよりもパルス幅の小さい出力信
号を生成するために上述の何れかの論理回路を用いるよ
うにした。そのことにより、画像表示装置の低消費電力
化が期待できる。即ち、入力信号の振幅を、駆動電圧よ
りも小さくすることができるため、信号生成用の外部回
路の消費電力を小さくすることができる。また、一般
に、論理演算回路は信号の切り替わり時に大きな貫通電
流が流れるが、本発明によれば、入力信号の切り替わり
時ではなく、出力信号の切り替わり時にのみ貫通電流が
流れるので、消費電力を極めて小さくすることができ
る。また、シフトレジスタ回路の出力信号よりもパルス
幅の小さい出力信号を生成するので、この出力信号を基
に映像信号を画素に書き込むことにより、隣接水平ライ
ン間での走査信号の時間的重なりがなくなり、表示品位
が改善すると期待できる。
【0169】また、本発明の画像表示装置によれば、走
査信号線駆動回路を構成するシフトレジスタ回路の出力
パルスと、外部より入力される複数の制御信号のうちの
1つの信号を入力信号とし、異なる組み合わせのシフト
レジスタ回路に対して、信号を同時に出力するために上
述の何れかの論理回路を用いるようにした。そのことに
より、画像表示装置の低消費電力化が期待できる。即
ち、入力信号の振幅を、駆動電圧よりも小さくすること
ができるため、信号生成用の外部回路の消費電力を小さ
くすることができる。また、一般に、論理演算回路は、
信号の切り替わり時に大きな貫通電流が流れるが、本発
明によれば、入力信号の切り替わり時ではなく、出力信
号の切り替わり時にのみ貫通電流が流れるので、消費電
力を極めて小さくすることができる。また、外部より入
力される複数の制御信号により、出力信号のタイミング
を変えることができるので、同時に複数の走査信号線を
活性化させることが可能となり、また、同時に活性化さ
れる走査信号線の組み合わせを変えることも可能とな
る。従って、例えばVGA仕様の画像表示装置において
NTSC画像を表示するためなどに有効な、2水平ライ
ン組違い走査を実現することができる。
【0170】また、本発明の画像表示装置によれば、上
述の何れかの論理回路を備えたデータ信号線駆動回路及
び走査信号線駆動回路の少なくとも一方が、画素と同一
基板上に形成されるよ うにした。そのことにより、デー
タ信号線駆動回路及び走査信号線駆動回路は、画像表示
装置の辺方向に広く分散配置されているので、入力信号
線などの配線が長くなり、配線容量も大きくなるが、入
力信号の振幅を小さくすることができるので、入力信号
などを生成するための外部回路の負荷の増大を抑えるこ
とができる。また、このような構成においては、表示を
行うための画素と、画素を駆動するためのデータ信号線
駆動回路及び走査信号線駆動回路を、同一基板上に同一
工程で製造することができるので、製造コストや実装コ
ストの低減と、実装良品率のアップが期待できる。
【0171】また、本発明の画像表示装置によれば、上
述の何れかの論理回路を備えたデータ信号線駆動回路、
走査信号線駆動回路及び画素とを構成する能動素子を、
多結晶シリコン薄膜トランジスタで構成するようにし
た。そのことにより、従来のアクティブマトリクス型液
晶表示装置に用いられていた非晶質シリコン薄膜トラン
ジスタに比べて、極めて駆動力の高い特性が得られる利
点を有する。
【0172】また、多結晶シリコン薄膜トランジスタ
は、単結晶シリコントランジスタに比べて、駆動力が1
〜2桁程小さいため、従来のレベルシフタ回路を用いて
大きな負荷を有する配線を駆動するためには、レベルシ
フタ回路の直後に極めて大きなバッファ回路を用いる必
要があるが、本発明によれば、大きなバッファ回路は不
要であるので、低消費電力化を実現することができる。
【0173】また、本発明の画像表示装置によれば、能
動素子が概ね600℃以下のプロセスで形成されように
した。そのことにより、歪み点温度が低く、安価であ
り、かつ基板サイズを大型化することが容易なガラス基
板を用いることができるようになり、上述の効果に加え
て、大型の画像表示装置を低コストで製造することが可
能となるという利点を有する。
【0174】
【発明の効果】上述したように、本発明は駆動回路の消
費電力を低減することができる論理回路及びそれを用い
た画像表示装置を提供するものである。
【0175】本発明の論理回路によれば、外部からの入
力信号の振幅を、駆動電圧よりも小さくすることができ
るので、外部回路の負荷を小さくすることができる。
【0176】また、本発明の論理回路を信号線駆動回路
に採用した画像表示装置においては、入力されるロジッ
ク信号の振幅を小さくすることができるので、画像の表
示品位の低下を招くことなしに、外部コントローラIC
などの負担を軽くすることができる。
【0177】特に、多結晶シリコン薄膜トランジスタを
用いて、走査信号線駆動回路及びデータ信号線駆動回路
を画素と同一基板上に形成する場合には、多結晶シリコ
ン薄膜トランジスタ駆動力が単結晶シリコントランジス
タに比べて小さいにもかかわらず、走査信号線駆動回路
及びデータ信号線駆動回路は、画像表示装置の辺方向に
広く分散配置されているので、入力信号線の負荷が大き
い。従って、それらによる表示不良や消費電力の増大が
懸念されるので、本発明の論理回路を採用する利点は極
めて大きくなる。
【0178】以上のように本発明は画像表示装置の低消
費電力化を実現するものであり、今後の情報化社会に欠
かすことのできない画像表示装置、とりわけ駆動回路一
体型液晶表示装置あるいはそれを搭載した携帯機器等の
性能や付加価値の向上に大きな効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る論理回路の構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明に係る論理回路の構成例を示すブロック
図である。
【図3】本発明に係る論理回路の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図4】本発明に係る論理回路の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図5】本発明に係る論理回路の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図6】本発明に係る論理回路の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図7】本発明に係る論理回路の他の構成例を示すブロ
ック図である。
【図8】本発明に係る論理回路の具体例を示す回路図で
ある。
【図9】本発明に係る論理回路の他の具体例を示す回路
図である。
【図10】本発明に係る論理回路の他の具体例を示す回
路図である。
【図11】本発明に係る論理回路の他の具体例を示す回
路図である。
【図12】本発明に係る論理回路の他の具体例を示す回
路図である。
【図13】本発明に係る論理回路の他の具体例を示す回
路図である。
【図14】本発明に係る論理回路の他の具体例を示す回
路図である。
【図15】本発明に係る論理回路の変形例を示す回路図
である。
【図16】本発明に係る論理回路の他の変形例を示す回
路図である。
【図17】本発明に係る論理回路の他の変形例を示す回
路図である。
【図18】本発明に係る論理回路の他の変形例を示す回
路図である。
【図19】本発明に係る論理回路の他の変形例を示す回
路図である。
【図20】本発明に係る論理回路の他の変形例を示す回
路図である。
【図21】本発明に係る論理回路の他の変形例を示す回
路図である。
【図22】本発明に係る論理回路の他の変形例を示す回
路図である。
【図23】本発明に係る画像表示装置の構成例を示すブ
ロック図である。
【図24】本発明に係る画像表示装置における画素の内
部構造の例を示す図である。
【図25】本発明に係る画像表示装置におけるデータ信
号線駆動回路の構成例を示す図である。
【図26】本発明に係る画像表示装置における走査信号
線駆動回路の構成例を示す図である。
【図27】本発明に係る画像表示装置の駆動回路に用い
られるラッチ回路の構成例を示す図である。
【図28】本発明に係る画像表示装置における走査信号
線駆動回路の他の構成例を示す図である。
【図29】本発明に係る画像表示装置におけるデータ信
号線駆動回路の信号波形の例を示す図である。
【図30】本発明に係る画像表示装置における走査信号
線駆動回路の信号波形の例を示す図である。
【図31】本発明に係る画像表示装置における走査信号
線駆動回路の信号波形の例を示す図である。
【図32】本発明に係る画像表示装置の他の構成例を示
すブロック図である。
【図33】本発明に係る画像表示装置を構成する多結晶
シリコン薄膜トランジスタの断面構造の例を示す図であ
る。
【図34】本発明に係る画像表示装置を構成する多結晶
シリコン薄膜トランジスタの製造工程の例を示す図であ
る。
【図35】従来のCMOS回路における論理否定積回路
の構成を示す回路図である。
【図36】従来のCMOS回路における論理否定和回路
の構成を示す回路図である。
【図37】従来のCMOS回路における論理積−論理否
定和回路の構成を示す回路図である。
【図38】従来のCMOS回路における論理和−論理否
定積回路の構成を示す回路図である。
【図39】従来のデータ信号線駆動回路の構成例を示す
回路図である。
【図40】従来の走査信号線駆動回路の構成例を示す回
路図である。
【図41】従来の走査信号線駆動回路の他の構成例を示
す回路図である。
【図42】従来のレベルシフト回路の構成例を示す回路
図である。
【図43】従来のレベルシフト回路の他の構成例を示す
回路図である。
【符号の説明】
IN1、/IN1 入力信号 OUT、/OUT 出力信号 CK、/CK、CKS、CKG クロック信号 SPS、SPG スタート信号 PCS、PCG パルス幅制御信号 FR1、FR2 フレーム切り替え信号 DAT 映像信号 LS_NAND レベルシフタ・NAND LS_NOR レベルシフタ・NOR LS_SR レベルシフタ・ラッチ SR ラッチ回路 AS アナログスイッチ SL データ信号線 GL 走査信号線 SD データ信号線駆動回路(データドライバ) GD 走査信号線駆動回路(ゲートドライバ) PIX 画素 ARY 画素アレイ GPS パルス信号 CL 液晶容量 CS 補助容量 SW 画素スイッチ(トランジスタ) VSH、VGH 電源端子 VSL、VGL 接地端子 LS レベルシフタ回路 VGEN 電源回路 CTL タイミング回路,コントロール回路 SUB 基板 COM コモン端子
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−260926(JP,A) 特開 平5−343980(JP,A) 特開 平9−73426(JP,A) 特開 平10−190442(JP,A) 特開 平2−180426(JP,A) 特開 昭57−166737(JP,A) 特開2000−187994(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 19/0185 G02F 1/133 550 H04N 5/66 102

Claims (23)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の入力信号に基づいて論理演算を行う
    CMOS論理回路において、 前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振幅が前
    記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、 前記論理回路は、2つの電流経路のそれぞれにnチャネ
    ル型トランジスタからなる回路部分及びpチャネル型ト
    ランジスタからなる回路部分が設けられ、 その何れか一方のチャネル型トランジスタからなる回路
    部分には、 一方の電流経路に、前記論理回路と同様の論理演算結果
    を出力するCMOSロジック回路のnチャネル型トラン
    ジスタからなる回路部分と同一構成の第1回路が設けら
    れ、 他方の電流経路に、前記論理回路と同様の論理演算結果
    を出力するCMOSロジック回路のpチャネル型トラン
    ジスタからなる回路部分と同一構成の第2回路が設けら
    れ、 前記論理回路の他方のチャネル型トランジスタからなる
    回路部分には、 前記一方の電流経路に、前記論理回路と同様の論理演算
    結果を出力するCMOSロジック回路のpチャネル型ト
    ランジスタからなる回路部分と同一構成の第3回路が設
    けられ、 前記他方の電流経路に、前記論理回路と同様の論理演算
    結果を出力するCMOSロジック回路のnチャネル型ト
    ランジスタからなる回路部分と同一構成の第4回路が設
    けられ、 かつ、前記2つの電流経路のそれぞれの電源側に、ゲー
    ト電極が互いに他方の電流経路の出力部に接続されるト
    ランジスタが設けらていることを特徴とする論理回路。
  2. 【請求項2】前記一方のチャンネル型トランジスタから
    なる回路部分における、前記第1及び第2回路のうちの
    少なくとも一方は、互いに直列に接続された複数のトラ
    ンジスタを含み、 前記複数の入力信号のうち、振幅が小さい方の信号は、
    前記一方のチャンネル型トランジスタからなる回路部分
    において、前記直列に接続された複数のトランジスタの
    うちの電源側のトランジスタに入力されていることを特
    徴とする請求項1に記載の論理回路。
  3. 【請求項3】複数の入力信号に基づいて論理演算を行う
    CMOS論理回路において、 前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振幅が前
    記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、 前記論理回路は、2つの電流経路のそれぞれにnチャネ
    ル型トランジスタからなる回路部分及びpチャネル型ト
    ランジスタからなる回路部分が設けられ、 その何れか一方のチャネル型トランジスタからなる回路
    部分には、 一方の電流経路に、前記論理回路と同様の論理演算結果
    を出力するCMOSロジック回路のnチャネル型トラン
    ジスタからなる回路部分と同一構成の第1回路が設けら
    れ、 他方の電流経路に、前記論理回路と同様の論理演算結果
    を出力するCMOSロジック回路のpチャネル型トラン
    ジスタからなる回路部分と同一構成の第2回路が設けら
    れ、 前記論理回路の他方のチャネル型トランジスタからなる
    回路部分には、 前記2つの電流経路にそれぞれ設けられたトランジスタ
    のゲート電極が、互いのドレイン電極に相互に接続され
    ており、 前記一方のチャンネル型トランジスタからなる回路部分
    における、前記第1及び第2回路のうちの少なくとも一
    方は、互いに直列に接続された複数のトランジスタを含
    み、 前記複数の入力信号のうち、振幅が小さい方の信号は、
    前記一方のチャンネル型トランジスタからなる回路部分
    において、前記直列に接続された複数のトランジスタの
    うちの電源側のトランジスタに入力されていることを特
    徴とする論理回路。
  4. 【請求項4】複数の入力信号に基づいて論理演算を行う
    CMOS論理回路において、 前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振幅が前
    記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、 前記論理
    回路は、2つの電流経路のそれぞれにnチャネル型トラ
    ンジスタからなる回路部分及びpチャネル型トランジス
    タからなる回路部分が設けられ、 その何れか一方のチャネル型トランジスタからなる回路
    部分には、 一方の電流経路に、前記論理回路と同様の論理演算結果
    を出力するCMOSロジック回路のnチャネル型トラン
    ジスタからなる回路部分と同一構成の第1回路が設けら
    れ、 他方の電流経路に、前記論理回路と同様の論理演算結果
    を出力するCMOSロジック回路のpチャネル型トラン
    ジスタからなる回路部分と同一構成の第2回路が設けら
    れ、 前記論理回路の他方のチャネル型トランジスタからなる
    回路部分には、 前記2つの電流経路のそれぞれにおいて、前記入力信号
    のうち、少なくとも一部がゲート電極に入力されるトラ
    ンジスタが設けられ、 かつ、前記2つの電流経路のそれぞれの電源側に、ゲー
    ト電極が互いに他方の電流経路の出力部に接続されるト
    ランジスタが設けらており、 前記一方のチャンネル型トランジスタからなる回路部分
    における、前記第1及び第2回路のうちの少なくとも一
    方は、互いに直列に接続された複数のトランジスタを含
    み、 前記複数の入力信号のうち、振幅が小さい方の信号は、
    前記一方のチャンネル型の回路部分において、前記直列
    に接続された複数のトランジスタのうちの電源側のトラ
    ンジスタに入力されていることを特徴とする論理回路。
  5. 【請求項5】複数の入力信号に基づいて論理演算を行う
    CMOS論理回路において、 前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振幅が前
    記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、 互いのソース電極が第1の電極電位に接続され、互いの
    ゲート電極が相手のドレイン電極に接続されると共に、
    それぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接続され
    る第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、 ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が第2の出力端子に接続される第3のトランジスタと、 ゲート電極が第2の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第3のトランジスタのソース電極に接続され、ソ
    ース電極が第2の電源電位に接続される第4のトランジ
    スタと、 ゲート電極が第3の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第1の出力端子に接続され、ソース電極が前記第
    2の電源電位に接続される第5のトランジスタと、 ゲート電極が第4の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第1の出力端子に接続され、ソース電極が前記第
    2の電源電位に接続される第6のトランジスタと、を備
    え、 前記第1の入力端子及び前記第3の入力端子に入力され
    る信号は、互いに逆位相であり、前記第2の入力端子及
    び前記第4の入力端子に入力される信号は、互いに逆位
    相であり、 前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタ
    は、その他のトランジスタとは異なるチャネル型のトラ
    ンジスタであることを特徴とする論理回路。
  6. 【請求項6】複数の入力信号に基づいて論理演算を行う
    CMOS論理回路において、 前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振幅が前
    記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、 互いのソース電極が第1の電極電位に接続され、互いの
    ゲート電極が相手のドレイン電極に接続されると共に、
    それぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接続され
    る第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、 ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第2の出力端子に接続される第3のトランジスタ
    と、 ゲート電極が第2の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第3のトランジスタのソース電極に接続され、ソ
    ース電極が第2の電源電位に接続される第4のトランジ
    スタと、 ゲート電極が第3の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第2の出力端子に接続され、ソース電極が前記第
    2の電源電位に接続される第5のトランジスタと、 ゲート電極が第4の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第2の電源電位に接続される第6のトランジスタ
    と、 ゲート電極が第5の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第2の電源電位に接続される第7のトランジスタ
    と、 ゲート電極が第6の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第1の出力端子に接続され、ソース電極が前記第
    6のトランジスタ及び前記第7のトランジスタのドレイ
    ン電極に接続される第8のトランジスタと、を備え、 前記第1の入力端子及び前記第5の入力端子に入力され
    る信号は、互いに逆位相であり、前記第2の入力端子及
    び前記第4の入力端子に入力される信号は、互いに逆位
    相であり、前記第3の入力端子及び前記第6の入力端子
    に入力される信号は、互いに逆位相であり、 前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタ
    は、その他のトランジスタとは異なるチャネル型のトラ
    ンジスタであることを特徴とする論理回路。
  7. 【請求項7】複数の入力信号に基づいて論理演算を行う
    CMOS論理回路において、 前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振幅が前
    記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、 互いのソース電極が第1の電極電位に接続され、互いの
    ゲート電極が相手のドレイン電極に接続されると共に、
    それぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接続され
    る第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、 ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第2の出力端子に接続される第3のトランジスタ
    と、 ゲート電極が第2の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第3のトランジスタのソース電極に接続され、ソ
    ース電極が第2の電源電位に接続される第4のトランジ
    スタと、 ゲート電極が第3の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第2の出力端子に接続され、ソース電極が前記第
    2の電源電位に接続される第5のトランジスタと、 ゲート電極が第4の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第1の出力端子に接続される第6のトランジスタ
    と、 ゲート電極が第5の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第1の出力端子に接続される第7のトランジスタ
    と、 ゲート電極が第6の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第6のトランジスタ及び前記第7のトランジスタ
    のソース電極に接続され、ソース電極が前記第2の電源
    電位に接続される第8のトランジスタと、を備え、 前記第1の入力端子及び前記第5の入力端子に入力され
    る信号は、互いに逆位相であり、前記第2の入力端子及
    び前記第4の入力端子に入力される信号は、互いに逆位
    相であり、前記第3の入力端子及び前記第6の入力端子
    に入力される信号は、互いに逆位相であり、 前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタ
    は、その他のトランジスタとは異なるチャネル型のトラ
    ンジスタであることを特徴とする論理回路。
  8. 【請求項8】複数の入力信号に基づいて論理演算を行う
    CMOS論理回路において、 前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振幅が前
    記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、 互いのソース電極が第1の電極電位に接続され、ゲート
    電極がそれぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接
    続される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタ
    と、 ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第1のトランジスタのドレイン電極に接続され、ド
    レイン電極が前記第2の出力端子に接続される第3のト
    ランジスタと、 ゲート電極が第2の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第2のトランジスタのドレイン電極に接続され、ド
    レイン電極が前記第1の出力端子に接続される第4のト
    ランジス タと、 ゲート電極が第3の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第2の出力端子に接続される第5のトランジスタ
    と、 ゲート電極が前記第1の入力端子に接続され、ソース電
    極が第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記第
    5のトランジスタのソース電極に接続される第6のトラ
    ンジスタと、 ゲート電極が第4の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記第
    1の出力端子に接続される第7のトランジスタと、 ゲート電極が前記第2の入力端子に接続され、ソース電
    極が前記第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前
    記第1の出力端子に接続される第8のトランジスタと、
    を備え、 前記第1の入力端子及び前記第2の入力端子に入力され
    る信号は、互いに逆位相であり、前記第3の入力端子及
    び前記第4の入力端子に入力される信号は、互いに逆位
    相であり、 前記第1乃至前記第4のトランジスタは、その他のトラ
    ンジスタとは異なるチャネル型のトランジスタであるこ
    とを特徴とする論理回路。
  9. 【請求項9】複数の入力信号に基づいて論理演算を行う
    CMOS論理回路において、 前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振幅が前
    記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、 互いのソース電極が第1の電極電位に接続され、ゲート
    電極がそれぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接
    続される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタ
    と、 ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第1のトランジスタのドレイン電極に接続され、ド
    レイン電極が前記第2の出力端子に接続される第3のト
    ランジスタと、 ゲート電極が第2の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第1のトランジスタのドレイン電極に接続され、ド
    レイン電極が前記第2の出力端子に接続される第4のト
    ランジスタと、 ゲート電極が第3の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第2のトランジスタのドレイン電極に接続される第
    5のトランジスタと、 ゲート電極が第4の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第5のトランジスタのドレイン電極に接続され、ド
    レイン電極が前記第1の出力端子に接続される第6のト
    ランジスタと、 ゲート電極が第5の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第2の出力端子に接続される第7のトランジスタ
    と、 ゲート電極が前記第2の入力端子に接続され、ソース電
    極が第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記第
    7のトランジスタのソース電極に接続される第8のトラ
    ンジスタと、 ゲート電極が第6の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記第
    1の出力端子に接続される第9のトランジスタと、 ゲート電極が前記第4の入力端子に接続され、ソース電
    極が前記第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前
    記第1の出力端子に接続される第10のトランジスタ
    と、を備え、 前記第1の入力端子及び前記第3の入力端子に入力され
    る信号は、互いに逆位相であり、前記第2の入力端子及
    び前記第4の入力端子に入力される信号は、互いに逆位
    相であり、 前記第1乃至前記第6のトランジスタは、その他のトラ
    ンジスタとは異なるチャネル型のトランジスタであるこ
    とを特徴とする論理回路。
  10. 【請求項10】複数の入力信号に基づいて論理演算を行
    うCMOS論理回路において、 前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振幅が前
    記CMOS論理回路の駆動電源 よりも小さく、 互いのソース電極が第1の電極電位に接続され、ゲート
    電極がそれぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接
    続される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタ
    と、 ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第1のトランジスタのドレイン電極に接続され、ド
    レイン電極が前記第2の出力端子に接続される第3のト
    ランジスタと、 ゲート電極が第2の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第2のトランジスタのドレイン電極に接続され、ド
    レイン電極が前記第1の出力端子に接続される第4のト
    ランジスタと、 ゲート電極が第3の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第2の出力端子に接続される第5のトランジスタ
    と、 ゲート電極が前記第1の入力端子に接続され、ソース電
    極が第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記第
    5のトランジスタのソース電極に接続される第6のトラ
    ンジスタと、 ゲート電極が第4の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記第
    2の出力端子に接続される第7のトランジスタと、 ゲート電極が第5の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第1の出力端子に接続される第8のトランジスタ
    と、 ゲート電極が前記第2の入力端子に接続され、ソース電
    極が前記第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前
    記第8のトランジスタのソース電極に接続される第9の
    トランジスタと、 ゲート電極が第6の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記第
    8のトランジスタのソース電極に接続される第10のト
    ランジスタと、を備え、 前記第1の入力端子及び前記第2の入力端子に入力され
    る信号は、互いに逆位相であり、前記第3の入力端子及
    び前記第6の入力端子に入力される信号は、互いに逆位
    相であり、前記第4の入力端子及び前記第5の入力端子
    に入力される信号は、互いに逆位相であり、 前記第1乃至前記第4のトランジスタは、その他のトラ
    ンジスタとは異なるチャネル型のトランジスタであるこ
    とを特徴とする論理回路。
  11. 【請求項11】複数の入力信号に基づいて論理演算を行
    うCMOS論理回路において、 前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振幅が前
    記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、 互いのソース電極が第1の電極電位に接続され、ゲート
    電極がそれぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接
    続される第1のトランジスタ及び第2のトランジスタ
    と、 ゲート電極が第1の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第1のトランジスタのドレイン電極に接続される第
    3のトランジスタと、 ゲート電極が第2の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第3のトランジスタのドレイン電極に接続され、ド
    レイン電極が前記第2の出力端子に接続される第4のト
    ランジスタと、 ゲート電極が第3の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第3のトランジスタのドレイン電極に接続され、ド
    レイン電極が前記第2の出力端子に接続される第5のト
    ランジスタと、 ゲート電極が第4の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第2のトランジスタのドレイン電極に接続され、ド
    レイン電極が前記第1の出力端子に接続される第6のト
    ランジスタと、 ゲート電極が第5の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第2のトランジスタのドレイン電極に接続される第
    7のトランジスタと、 ゲート電極が第6の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第7のトランジスタのドレ イン電極に接続され、ド
    レイン電極が前記第1の出力端子に接続される第8のト
    ランジスタと、 ゲート電極が第7の入力端子に接続され、ドレイン電極
    が前記第2の出力端子に接続される第9のトランジスタ
    と、 ゲート電極が第8の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記第
    9のトランジスタのソース電極に接続される第10のト
    ランジスタと、 ゲート電極が第9の入力端子に接続され、ソース電極が
    前記第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記第
    2の出力端子に接続される第11のトランジスタと、 ゲート電極が第10の入力端子に接続され、ドレイン電
    極が前記第1の出力端子に接続される第12のトランジ
    スタと、 ゲート電極が第11の入力端子に接続され、ソース電極
    が前記第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記
    第12のトランジスタのソース電極に接続される第13
    のトランジスタと、 ゲート電極が第12の入力端子に接続され、ソース電極
    が前記第2の電源電位に接続され、ドレイン電極が前記
    第12のトランジスタのソース電極に接続される第14
    のトランジスタと、を備え、 前記第1の入力端子及び前記第4の入力端子に入力され
    る信号は、互いに逆位相であり、前記第2の入力端子及
    び前記第6の入力端子に入力される信号は、互いに逆位
    相であり、前記第3の入力端子及び前記第5の入力端子
    に入力される信号は、互いに逆位相であり、 前記第1乃至前記第8のトランジスタは、その他のトラ
    ンジスタとは異なるチャネル型のトランジスタであるこ
    とを特徴とする論理回路。
  12. 【請求項12】前記入力信号の少なくとも一部は、信号
    の入力を制御するための転送用トランジスタを介して入
    力されることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに
    記載の論理回路。
  13. 【請求項13】前記転送用トランジスタにより信号入力
    が制御されるトランジスタのゲート電極と一方の電源電
    位との間に、誤動作防止用トランジスタが接続され、 前記誤動作防止用トランジスタのゲート電極は、前記電
    源電位とは異なる電源電位に接続されることを特徴とす
    る請求項12に記載の論理回路。
  14. 【請求項14】前記転送用トランジスタにより信号入力
    が制御されるトランジスタのゲート電極と一方の電源電
    位との間に、誤動作防止用トランジスタが接続され、 前記誤動作防止用トランジスタのゲート電極には、前記
    転送用トランジスタとは逆位相の信号が入力されること
    を特徴とする請求項12に記載の論理回路。
  15. 【請求項15】前記転送用トランジスタのゲート電極に
    は、前記入力信号の何れかが入力されることを特徴とす
    る請求項12乃至14の何れかに記載の論理回路。
  16. 【請求項16】複数の入力信号に基づいて論理演算を行
    うCMOS論理回路において、 前記入力信号のうちの少なくとも一部は、その振幅が前
    記CMOS論理回路の駆動電源よりも小さく、 互いのソース電極が第1の電極電位に接続され、互いの
    ゲート電極が相手のドレイン電極に接続されると共に、
    それぞれ第1の出力端子及び第2の出力端子に接続され
    る第1のトランジスタ及び第2のトランジスタと、 ゲート電極に第1の入力信号が入力され、ドレイン電極
    が前記第2の出力端子に接続される第3のトランジスタ
    と、 ドレイン電極が前記第3のトランジスタのソース電極に
    接続され、ソース電極が第2の電源電位に接続される第
    4のトランジスタと、 ゲート電極に第3の入力信号が入力され、ドレイン電極
    が前記第1の出力端子に接続され、ソース電極が前記第
    2の電源電位に接続される第5のトランジスタと、 ドレイン電極が前記第1の出力端子に接続され、ソース
    電極が前記第2の電源電位に接続される第6のトランジ
    スタと、 ゲート電極に第1の入力信号が入力され、ドレイン電極
    が前記第4のトランジスタのゲート電極に接続され、ソ
    ース電極に第2の入力信号が入力される第7のトランジ
    スタと、 ゲート電極に第1の入力信号が入力され、ドレイン電極
    が前記第6のトランジスタのゲート電極に接続され、ソ
    ース電極に第4の入力信号が入力される第8のトランジ
    スタと、 ゲート電極に第3の入力信号が入力され、ドレイン電極
    が前記第4のトランジスタのゲート電極に接続され、ソ
    ース電極が前記第2の電源電位に接続される第9のトラ
    ンジスタと、 ゲート電極に第3の入力信号が入力され、ドレイン電極
    が前記第6のトランジスタのゲート電極に接続され、ソ
    ース電極が前記第2の電源電位に接続される第10のト
    ランジスタと、を備え、 前記第1の入力信号及び前記第3の入力信号は、互いに
    逆位相であり、前記第2の入力信号及び前記第4の入力
    信号は、互いに逆位相であり、 前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタ
    は、前記第3から第10のトランジスタとは異なるチャ
    ネル型のトランジスタであることを特徴とする論理回
    路。
  17. 【請求項17】列方向に複数配列されたデータ信号線及
    び行方向に複数配列された走査信号線に囲まれ、マトリ
    クス状に配列された複数の画素と、 前記データ信号線に映像データを供給するデータ信号線
    駆動回路と、 前記走査信号線に走査信号を供給する走査信号線駆動回
    路とを備えた画像表示装置において、 前記データ信号線駆動回路及び前記走査信号線駆動回路
    の少なくとも一方が、請求項1乃至16の何れかに記載
    の論理回路を有することを特徴とする画像表示装置。
  18. 【請求項18】前記データ信号線駆動回路を構成するシ
    フトレジスタ回路の出力パルス及び外部より入力される
    パルス幅制御信号を入力信号とし、 前記出力パルスよりもパルス幅の小さい出力信号を生成
    するための論理回路が、請求項1乃至16の何れかに記
    載の論理回路であることを特徴とする請求項17に記載
    の画像表示装置。
  19. 【請求項19】前記走査信号線駆動回路を構成するシフ
    トレジスタ回路の出力パルス及び外部より入力されるパ
    ルス幅制御信号を入力信号とし、 前記出力パルスよりもパルス幅の小さい出力信号を生成
    するための論理回路が、請求項1乃至16の何れかに記
    載の論理回路であることを特徴とする請求項17に記載
    の画像表示装置。
  20. 【請求項20】前記走査信号線駆動回路を構成するシフ
    トレジスタ回路の出力パルス及び外部より入力される複
    数の制御信号のうちの1つの信号を入力信号とし、 異なる組み合わせのシフトレジスタ回路に対して、信号
    を同時に出力するための論理回路の少なくとも一部が、
    請求項1乃至16のいずれかに記載の論理回路であるこ
    とを特徴とする請求項17に記載の画像表示装置。
  21. 【請求項21】前記データ信号線駆動回路及び前記走査
    信号線駆動回路の少なくとも一方が、前記画素と同一基
    板上に形成されていることを特徴とする請求項17乃至
    20の何れかに記載の画像表示装置。
  22. 【請求項22】前記データ信号線駆動回路、前記走査信
    号線駆動回路及び前記画素を構成する能動素子 が、多結
    晶シリコン薄膜トランジスタであることを特徴とする請
    求項21に記載の画像表示装置。
  23. 【請求項23】前記能動素子が、概ね600℃以下のプ
    ロセスで形成されることを特徴とする請求項22に記載
    の画像表示装置。
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