JP2003535152A - マグネシウム合金コンポーネントシール用の流体耐性シリコーン組成物 - Google Patents
マグネシウム合金コンポーネントシール用の流体耐性シリコーン組成物Info
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Abstract
Description
成物に関する。さらに詳細には、本発明は、マグネシウムベース基材に対して優
れた接着性を維持しながら、流体溶剤、特に自動車関連の流体に対して優れた耐
性を示す組成物に関する。
する興味深い特性の組合せがある。これら特性としては、流動性液体又は軟質ペ
ーストとしての使用を可能にする粘度範囲、高コンシステンシーシリコーンゴム
の優れた熱安定特性、圧力を必要とせずに多くの表面へ良く接着すること、及び
この名称が示すように加熱を必要とせずに硬化することが挙げられる。しかし、
RTVシリコーンは、マグネシウム合金基材のようなマグネシウムベース基材を
シール及び結合するために使用されていない。
性を改良することは公知である。例えば、特定グレードの金属酸化物をシリコー
ンエラストマーに添加すると、ある程度の耐油性を有するシリコーンゴム組成物
になることが知られている。ゼネラルエレクトリック社に譲渡されている欧州特
許公開第572148号は、MQ樹脂(M=R3SiO1/2単官能基;Q=SiO2四官
能基)を含有する熱硬化性シリコーンエラストマー組成物中に混合金属酸化物を
組み込むことを開示している。この‘148公開では、このような組成物がエンジ
ンガスケット中に形成され、ある程度の耐油性を示すことが報告されている。
ン組成物の接着特性を改良することも公知である。例えば、Knepperらに対する
米国特許第5,569,750号は、アミノ炭化水素−置換ケトオキシイミノシランを含
有するシリコーンゴム組成物を開示しており、改良された接着特性を有すること
が報告されている。
して使用される。例えば、両者ともLoctite社に譲渡されている米国特許第4,847
,396号及び第4,735,979号は、自動車のシーラントとしてRTVシリコーン組成
物を開示している。これら特許は、鉄及びアルミニウム基材に対するシリコーン
組成物の接着強度を、これら基材がその表面上にモーターオイルを塗布されてい
る場合でさえ、高めるためにシリコーン組成物中に接着促進剤を使用することを
開示している。さらに、これもやはりLoctite社に譲渡されている米国特許第5,4
34,214号は、室温で硬化し、かつ続く熱硬化サイクル後にアルミニウム及びチタ
ン基材に対してプライマー無しの良い接着性を提供するハイドロシレーション硬
化性シリコーンを開示している。
鉛及びマンガンを含む合金は、伝統的に航空用途で使用されてきた。それらは、
軽量であり、高強度を提供し、成形容易であり、高い許容度に耐える能力を有し
、かつ高熱に耐える能力を有することを特徴とする。これら特性の結果として、
マグネシウム合金は、自動車関連用途のような他の分野における有用性が増して
きている。
。しかし、接着剤結合及びシーリングは軽量化、疲れ強さ、及び耐食性を与える
ので、接着剤を用いてマグネシウム合金を結合及びシールすることが望ましい。
しかし、このような結合及びシーリングの試みは、一般的に多くの用途、特に接
着剤が自動車エンジンの操作時に観測される温度で、エンジンオイル及び冷却剤
のような自動車関連流体にさらされる自動車関連用途で商業的に許容されないこ
とがわかっている。これら流体は接着剤を分解し、ひいては基材をシール及び結
合する接着剤の能力を破壊してしまう傾向にある。さらに、マグネシウム合金の
表面上の酸化は、酸化マグネシウムの層を形成することとなり、下にあるマグネ
シウム合金に対する接着材の結合を妨げてしまう。
た接着性を示し、流体溶剤にさらしたときの構造的完全性を維持し、かつ熱的及
び機械的応力を受けたときにフレキシビリティーを示すエラストマー組成物が要
望されている。本発明は、これ及び他の要求を満足させることに向けられている
。
シーラント及び接着剤としての使用に好適な組成物に関する。詳細には、本発明
は、その反応生成物がマグネシウムベース基材に対して改良された接着力を示す
、少なくとも1種の重合可能なシリコーン成分、少なくとも1種のアミノ含有シ
ラン接着促進剤、及び少なくとも1種のフィラーを含むシリコーン組成物に関す
る。これら組成物は、マグネシウムベース基材に対する強化された接着性を維持
しながら、自動車関連流体のような流体に対して優れた耐性を示す。さらに、こ
れら組成物は、熱的及び機械的応力を受けたときに構造的完全性を維持する。望
ましくは、本組成物は、RTVシリコーンのような1種以上の重合可能なシリコ
ーンポリマー、マグネシウム合金接着促進剤として役立つ少なくとも1種のアミ
ノ含有シラン化合物、及び該組成物に流体耐性を与えるのに役立つ少なくとも1
種のフィラーを含む。本組成物を用いて、マグネシウムベース基材間の界面をシ
ールし、マグネシウムベース基材を一緒に結合し、またマグネシウムベース基材
を非マグネシウムベース基材に結合することができる。本発明は、本発明の組成
物を2つの基材間に配置してから該組成物を硬化させることによって、マグネシ
ウムベース基材に対する接着力を強化する方法にも関する。さらに、本発明は、
本発明の組成物を含む製品に関する。
か、又は塗布前に硬化させてガスケットやo-リングのような自動車のシーラン
トデバイスを形成することができる。これら組成物の製造方法及びその使用につ
いても開示される。
なマグネシウムベース基材に対する改良された接着性及び通常自動車エンジンの
中及びその周りで使用される流体のような流体に対する強化された耐性を示す組
成物に関する。本発明の組成物は、反応性ポリシロキサンのような重合可能なシ
リコーン化合物、少なくとも1種のアミノ含有シラン化合物、及び少なくとも1
種のフィラーを含む。
合し、硬化時に有効なシールを形成し、かつ自動車関連流体溶剤に対して実質的
に不溶性又は耐性が与えられるという条件で、いずれの通常のポリシロキサンを
使用してもよく、かついずれの量で存在してもよい。例えば、室温硬化性、化学
線硬化性、熱硬化性又はこれら機構の1つより多くの機構によって硬化するシリ
コーンを使用しうる。望ましくは、ポリシロキサンはRTV化合物である。RT
V化合物は、通常低−コンシステンシーシリコーンエラストマーであり、チュー
ブ又は他のディスペンサーから容易に押し出され、その後に硬化されうる。室温
で硬化するシリコーンは、一液系又は二液系で存在してよい。
に加水分解性基を含んでよい。それらは、使用されるまで、水分−不浸透性容器
内に未架橋状態で貯蔵される。それらを容器から取り出し、水分にさらすと、縮
合反応で加水分解性基が水分と反応し、その結果ポリマーが架橋する。RTVオ
ルガノシロキサンの一例は、下記式で示されるヒドロキシ末端ジオルガノシロキ
サンである。
置換又は置換一価炭化水素基であり、例えば、メチル、エチル、プロピル及びブ
チル基のようなアルキル基;シクロヘキシル基のようなシクロアルキル基;ビニ
ル及びアリル基のようなアルケニル基;及びフェニル及びトリル基のようなアリ
ール基;並びに上記引用炭化水素基中の一部又は全部の水素原子をハロゲン原子
、シアノ基等で置換することによって得られる置換された基が例示される。
ルシロキサン)である。このポリシロキサンは、単一のヒドロキシ末端ポリ(ジメ
チルシロキサン)でもよく、又は異なる粘度のヒドロキシ末端ポリ(ジメチルシロ
キサン)の組合せでもよい。例えば、それらは、約36,000〜60,000の分子量範囲
に相関する2000cps〜10,000cpsの粘度を有する。このようなヒドロキシ末端ポリ
(ジメチルシロキサン)化合物は、ユニオンカーバイドから商品名Y-7839及びY-78
69によって、及びMobayから商品名Baylisone E-2で商業的に入手可能である。
その多くの変形が知られている。例として、RTVシリコーンは、エンジン冷却
剤及びモーターオイルのような高温の攻撃的な流体が、特に敵対環境を引き起こ
す自動車エンジンの硬化後組立てガスケット用材料として調製されている。この
ような自動車のガスケット適用のために調製されたシリコーンの例は、米国特許
第4,673,750号(Beersら)、第4,735,979号(Beersら)、第4,847,396号(Beers
ら)、及び第5,346,940号(Brassardら)に記載されており、これらはすべて参
照によって本明細書に明白に取り込まれる。
いが、直鎖ポリオルガノシロキサン、モノマーシロキサン、鎖の末端又は中間の
いずれかに位置するSiH官能性を有するポリジメチルシロキサン鎖、環状シロ
キサン及びそれらの組合せが挙げられる。特に有用な熱硬化性シロキサンとして
は、ビニル末端の低分子量ポリシロキサンと組合せたポリシロキサンが挙げられ
る。さらに詳細には、本発明の熱硬化性ポリマーとして、ジメチルビニル末端ポ
リジメチルシロキサン(100,000MWビニル流体)及びビニル末端ポリジメチル
シロキサン(62,000MWビニル流体)を使用できる。
1個の反応性官能基、望ましくは2個の反応性官能基を含有すべきである。2個
より多くの官能基も考慮される。存在する官能基の数及びタイプは、最終シリコ
ーン組成物の所望特性によって変化しうる。ポリオルガノシロキサンの有機基は
、一価炭化水素基であり、好ましくは、有機基は、メチル、エチル、プロピル等
のようなアルキル基;ビニル、アリル等のようなアルケニル基;シクロヘキシル
、シクロヘプチルのようなシクロアルキル基;及びフェニル、エチルフェニルの
ような単核アリール基;及び3,3,3-トリフルオロプロピルのようなハロアルキル
から選択される。
され:
、例えばnは1〜1,200、望ましくは10〜1,000であり;R1、R2、R3及びR5は
、同一又は異なってよく、C1-20由来の置換又は無置換炭化水素又は炭化水素オ
キシ基であり、但し、これらR基の少なくとも1個、望ましくは1個より多くは
、(メタ)アクリレート、カルボキシレート、マレエート、シンナメート及びそ
れらの組合せから成る反応性官能基より選択され、かつ該反応性官能基は、直接
シリコン原子に結合していないが、原子又は化学基のような化学的部分を介在す
ることによってシリコン原子から分離されていることを条件とする。例えば、1
個以上の上記R基(R1、R2、R3及びR5)が、必要な反応性官能基の1つでな
い場合、それらはメチル、エチル、プロピル、ブチル及びペンチルのようなアル
キル基;ビニル及びアリルのようなアルケニル基;シクロヘキシル及びシクロヘ
プチルのようなシクロアルキル基;フェニル、メチルフェニル、エチルフェニル
のようなアリール基;β−フェニルエチルのようなアリールアルキル基;アルキ
ルアリール基;及びアルコキシ、アリールオキシ、アルカリールオキシ、アリア
ルコキシ(aryalkoxy)、望ましくはメトキシ、エトキシ又はヒドロキシ等のよう
な炭化水素オキシ基から選択することができる。上記基はいずれも、水素原子の
いくつか又はすべてが、例えばフッ素若しくは塩素のようなハロゲンによって置
換されてよい。上記Rの1個以上は水素でもよいが、指示通りに必要な反応性官
能基が存在し、かつ該水素の存在が、本発明で機能するポリオルガノシロキサン
の能力と有害的に干渉しないことを条件とする。上式中のR3は、望ましくはビ
ニル基又はジメチルビニル基である。
硬化性のシリコーンも本発明で使用できる。オルガノポリシロキサンポリマーは
、放射線感受性基で官能化することによって、放射線硬化性にされる。シリコー
ンを放射線硬化性に変換するのに使用される3つの最も一般的な基は、メルカプ
ト−オレフィン、エポキシ、及びアクリルである。例えば、アクリル及びメルカ
プト−オレフィンは、遊離基によって架橋するので、適切な光開始剤の存在で架
橋されうる。本発明で有用なUV硬化性シリコーン組成物の一例は、米国特許第
5,300,608号(Chu)に記載されており、この特許の開示は、参照によって本明細
書に明白に取り込まれる。そこには光硬化性シリコーン組成物として下記式で示
されるアルコキシ末端オルガノポリシロキサンが含まれることが記載されている
。
(C1-10)を有する一価の炭化水素基、又はハロ若しくはシアノ置換炭化水素基
であり;R3は、10個までの炭素原子(C1-10)を有する一価のヘテロ炭化水素
基でもよく、ここで、該ヘテロ原子は、ハロゲン原子、O、Nから成る群より選
択され;R5は、アルキル(C1〜C10)、好ましくはメチル、エチル又はイソプ
ロピルであり;R5は、CH2CH2OCH3でもよく;nは整数であり;aは0、
1又は2であり;かつa+bは0、1又は2である。特に望ましい実施形態では
、R3がメタクリルオキシプロピル基であり、R4とR5がメチル基であり、かつ
R1とR2がメチル基である。アルコキシ末端オルガノポリシロキサンは‘608特
許に記載されているように調製することができる。
いる。例えば、参照によって本明細書に明白に取り込まれる、米国特許第5,212,
211号(Welch IIら)は、熱硬化、水分硬化、又は紫外線硬化のような1つより
多くの硬化方法で硬化可能なシリコーン化合物を開示している。参照によって本
明細書に明白に取り込まれる、米国特許第5,516,812号(Chuら)は、UVと水分
の両方で硬化されるシリコーン組成物を開示している。さらに、欧州特許第539,
234号は、UV硬化特性と水分硬化特性の両方を有する液体ガスケット用の組成
物を開示しており、Tokyo Three Bond株式会社に対する日本国特許出願第921431
02号は、水分硬化性かつUV硬化性である組成物を開示している。 本発明で使用できるシロキサンポリマーの特定例を示したが、これら例は、決
して限定するものではない。当業者には、本発明の組成物で使用するのに、1つ
より多くの手段によって硬化可能なものを含め、多くのシリコーンポリマーが適
することが明かだろう。
合物をも含む。これらアミノ含有シラン化合物は、該組成物の約0.1質量%〜約5
.0質量%の量で存在する。望ましくは、これら化合物は、該組成物の約0.74質量
%〜約1.4質量%の量で存在する。本発明で有用なアミノ含有シラン化合物とし
ては、限定するものではないが、γ-ウレイドプロピルトリメトキシシラン、3-
アミノプロピルトリメトキシシラン、N,N'-ビス(3-トリメトキシシリルプロ
ピル)ウレア、γ-アミノプロピルトリメトキシシラン、N-(2-アミノエチル)-
3-アミノプロピルトリエトキシシラン、N-(2-アミノエチル)-3-アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、トリメトキシシリルプロピルジエチレントリアミン、
三級アルキルカルバメートシラン及びアミノエチル-3-アミノプロピル-メチル-
ジメチルシランのようなアミノ−アルキル基を含有するシラン化合物が挙げられ
る。他の望ましいアミノ含有シラン化合物としては、メチルトリス(シクロヘキ
シルアミノ)シランのようなアミノ−脂環状基を含有するシラン化合物及びメチ
ルトリス-(N-メチルベンズアミド)シランのようなアミノ芳香族基を含有する
シラン化合物が挙げられる。
1種以上の追加のシラン化合物が存在しうる。一般的に、これら追加のシラン化
合物は架橋剤として役立つ。これら追加のシラン化合物の例としては、限定する
ものではないが、メチルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、メチ
ルトリエトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、メチルトリアセトキシシラ
ン、ビニルトリエトキシシラン、メチルトリアセトキシシラン、メチルトリス-(
イソプロペンオキシ)シラン、 エノキシシラン、テトラ(メチルエチルケトオキ
シイミノ) シラン/ビニルトリス(メチルエチルケトオキシイミノ)シラン 1:1、
ビニルトリス(メチルエチルケトオキシイミノ)シラン、グリシドオキシプロピル
トリメトキシシラン、3-グリシドオキシプロピルトリメトキシシラン、γ-メル
カプトプロピルトリメトキシシラン、γ-メタクリルオキシプロピルトリメトキ
シシラン、メチルトリス-(メチルエチルケトオキシイミノ)シラン、ビニルトリ
ス-(メチルエチルケトオキシイミノ)シラン、メチルトリス-(メチルイソブチル
ケトオキシイミノ)シラン、ビニルトリス-(メチルイソブチルケトオキシイミノ)
シラン、テトラキス-(メチルエチルケトオキシイミノ)シラン、テトラキス-(メ
チルイソブチルケトオキシイミノ)シラン、テトラキス-(メチルアミルケトオキ
シイミノ)シラン、ジメチルビス-(メチルエチルケトオキシイミノ)シラン、メチ
ルビニルビス-(メチルエチルケトオキシイミノ)シラン、メチルビニルビス-(メ
チルイソブチルケトオキシイミノ)シラン、メチルビニルビス-(メチルアミルケ
トオキシイミノ)シラン、四官能性アルコキシ-ケトオキシムシラン、及び四官能
性アルコキシ-ケトオキシイミノシランが挙げられる。例えば、テトラ(メチルエ
チルケトオキシイミノ)シラン/ビニルトリス(メチルエチルケトオキシイミノ)シ
ラン 1:1が、本発明で望ましく使用される。テトラ(メチルエチルケトオキシイ
ミノ)シランは、下記一般式で表される。
組成物中に1種以上のアミノ含有シラン化合物と、1種以上の追加のシラン化合
物がいずれの組合せで存在してもよいことは、本技術の当業者には明かだろう。
成物に流体溶剤耐性を与える。本発明において、このことは、該組成物が自動車
関連用途で鋳造マグネシウム合金基材用のシーラント又は結合剤として使用され
る場合に特に重要である。このような基材は、通常エンジンオイル、トランスミ
ッション流体、及び冷却剤のような自動車関連流体と接触している。本発明の組
成物は、これら流体によって分解しないので、このような自動車関連用途に望ま
しい。
フィラーは、本技術の当業者にとって公知である。それらを組成物に添加して、
該組成物に所望の特性が与えられる。このような特性としては、熱安定性、難燃
性、改良されたハンドリング特性(例えば、弾性)、改良された加硫特性、所望
の着色、耐菌性、耐カビ性、紫外線吸収能力、及び熱及び電気伝導性が挙げられ
る。このようなフィラーとしては、限定するものではないが、カーボンブラック
、アルミニウムフレーク(鉱油中のアルミニウム顔料粉)、シラン処理ヒューム
ドシリカ、沈降シリカ、ステアレート被覆炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、鉄
アルミニウムシリケート、酸化マグネシウム、タルク、石英粉末、クレー、二酸
化チタン、酸化鉄、及びセリウム、亜鉛、及びバリウム酸化物のような種々の他
の金属酸化物が挙げられる。 ここで、本発明の組成物に存在しうる好適な化合物の例を示すため、調製かつ
試験した組成物の特定例を以下に詳述する。
00cpsヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサンの組合せ。
w/w 6000cps)、カーボンブラック、疎水性ヒュームドシリカ、ステアレート被
覆炭酸カルシウム、炭酸カルシウム、及び酸化マグネシウムを合わせ、99〜104
℃(210〜220゜F)に加熱しながら中速で混ぜた。そして、混合物を真空下90分間高
速で混合し、82±3℃(180±5゜F)に冷却した。この温度に達したらすぐに、混
合物をバキュームから取り外した。混合物に、テトラ(メチルエチルケトオキシ
イミノ)シラン/ビニルトリス(メチルエチルケトオキシイミノ)シラン 1:1と、ビ
ニルトリス(メチルエチルケトオキシイミノ)シランの第1試料を添加した。この
混合物を中速で15分間窒素雰囲気中で混合した。15分後、ビニルトリス(メチル
エチルケトオキシイミノ)シランの第2試料を混合物に添加した。混合物を冷却
した。そして、混合物の温度が43℃(110゜F)未満になるまで混合物を真空下混合
した。バキューム及び窒素を除去し、六官能性シリルエタンを混合物に添加した
。混合物を15分間真空下混合し、冷却した。組成物を6.2×105Pa(90psi)、300g/
分の速度で押し出した。生成した組成物は、以下の物理的性質を有していた:硬
度ショアA=48;引張り強さ(Pa(psi))=1.74×106Pa(252psi);100%モジュラス
(Pa(psi))=1.32×106(191);%伸び=179。
00cpsヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサンの組合せ。
明組成物1〜7を生成した。
される発明組成物8〜14を生成した。
;引張り強さ(Pa(psi))=2.12×106(307);100%モジュラス(Pa(psi))=1.75×1
06(254);%伸び=134。
て、及び組成物1〜13について重ね剪断試験片を調製した。各重ね剪断試験では
、マグネシウム及びアルミニウム基材を、各試験片がマグネシウム合金の層、試
験すべき組成物、及びアルミニウムの層を包含するように用いた。試験片は、12
.7mm(1/2インチ)の重なりと、1.016mm(0.040インチ)の間隙を有した。調製試料
を7日間、室温かつ50%相対湿度で硬化させた。試験片を米国標準試験方法(AS
TM)D1002に準拠して12.7mm (0.5インチ)/分で引っ張った。これらの結果は、表
3に示される。
の増加を示し、それらの過半数が接着破壊とは対照的に凝集破壊を示した。凝集
破壊、つまり結合ライン界面におけるとは対照的な接着剤内の破壊は、接着剤そ
れ自体よりもマグネシウム基材への接着力が強いことを示している。このような
破壊は、それがマグネシウム基材への接着が強化されていることを示すので、本
発明では望ましい。ベース組成物Aについては、相対的に低い応力を加えること
が完全な接着破壊を達成するために必要である。ベース組成物A及びBに、表1
及び2に提示される種々のアミノ含有シランを添加して変性すると、組成物の破
壊を達成するためにかなり大きな応力を加えることを必要とさせる。
%Honda(登録商標)LC冷却剤の水溶液及びHonda(登録商標)MTFギアオイル中に個
々に浸漬させ、上述と同様に測定した。これら試験の結果は、それぞれ表4及び
5に示される。
剤の水溶液中に浸漬後の重ね剪断測定値 1 浸漬前の測定値(表3)からの剪断強さの変化
る拡張試験に供した。この試験は、持続的な現実の使用に近づけるために設計さ
れた加速老化試験である。各場合に、予想通り、いくらか引張り強さが低下した
が、十分に有用な結合強さが残っており、各試験片はいくらかの凝集破壊を示し
た。浸漬後の剪断強さの測定は、持続的な流体接触にもかかわらず、本組成物が
許容可能な接着力及び凝集力を維持することを示している。自動車業界の仕様書
に基づき、これら結果は、自動車関連用途で使用する場合、本発明のアミノ−シ
ラン含有組成物がマグネシウム合金基材用の好適なシール及び結合剤であること
を示唆している。
を調製した。これら発明組成物は下表6に示され、組成物15〜30と表示される。
ら選択される。3 鉱油中のアルミニウム顔料、シラン-処理ヒュームドシリカ、ステアレート被
覆炭酸カルシウム、カーボンブラック、疎水性ヒュームドシリカ、酸化マグネシ
ウム、鉄アルミニウムシリケート、シリル化シリカ、アルキルスズカルボキシレ
ート、及び非晶質疎水性シリカから選択される。4 テトラ(メチルエチルケトオキシイミノ)シラン/ビニルトリス(メチルエチルケ
トオキシイミノ)シラン 1:1及びビニルトリス(メチルエチルケトオキシイミノ)
シランから選択される。5 γ-ウレイドプロピルトリメトキシシラン、3-アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、N,N'-ビス(3-トリメトキシシリルプロピル)ウレア、トリメトキシシリル
プロピルジエチレントリアミン、及びアミノエチル-3-アミノプロピル-メチル-
ジメチルシランから選択される。
トオキシイミノ)シラン 1:16 ビニルトリス(メチルエチルケトオキシイミノ)シラン7 γ-ウレイドプロピルトリメトキシシラン8 六官能性シリルエタン
トオキシイミノ)シラン 1:16 ビニルトリス(メチルエチルケトオキシイミノ)シラン7 γ-ウレイドプロピルトリメトキシシラン8 六官能性シリルエタン
ね剪断試験片を調製した。組成物を指示速度で押し出した。これらの測定の結果
は、表7に示される。
組成物28〜30は特に優れたマグネシウム剪断強さを示す。最適化組成物30は、1.
30×106Pa(188psi)のマグネシウム剪断強さで20%の凝集破壊を示すことがわか
り、この組成物がマグネシウム合金基材に対して優れた接着を示すことを暗示し
ている。組成物15〜30の群から特定の組成物を選択し、組成物1〜14の様式と同
一様式で、選択した自動車関連流体中、選択した長さの時間及び選択した温度で
浸漬した。浸漬後物理的性質及び重ね剪断結果を測定し、これら測定値の浸漬前
の測定値からの変化を計算した。これら組成物は、自動車関連流体に対して特に
優れた耐性を示すことが分かった。これら浸漬の結果は、表8〜13に示される。
に浸漬後の物理的性質及び重ね剪断測定値 1 20%凝集破壊。マグネシウム合金基材への優れた接着を示す。
溶液中に浸漬後の物理的性質及び重ね剪断測定値
中に浸漬後の物理的性質及び重ね剪断測定値 1 75%凝集破壊。マグネシウム合金基材への優れた接着を示す。
て優れた接着を示す。組成物30は、自動車関連流体中に浸漬前1.30×106Pa(188p
si)のマグネシウム剪断強さで20%凝集破壊、Honda(登録商標)冷却剤中に浸漬後
7.45×105Pa(108psi)のマグネシウム剪断強さで20%の凝集破壊、及びHonda(登
録商標)ギアオイル中に浸漬後8.07×105Pa(117psi)のマグネシウム剪断強さで75
%の凝集破壊を示した。以前に述べたように、接着剤内のこの破壊は、結合ライ
ン界面における破壊とは対照的に、マグネシウム基材に対する接着力が接着剤自
体よりも強いことを示している。このような破壊は、マグネシウム基材に対する
強化された接着性を示すので、本発明では望ましい。
浸漬前の物理的性質からの物理的性質の変化をも計算した。これら結果は、表12
〜15に提示される。
トするために選択される選択長さの時間及び選択温度で自動車関連流体中に浸漬
後、いくらかの引張り強さを失う。しかし、これら表は、発明組成物が一般的に
浸漬後に十分な結合強さを維持していることを示している。これは、これら組成
物が自動車関連用途で使用されるマグネシウムベース基材に好適なシール及び結
合剤であることを示している。
用いて、選択組成物について自動車関連流体溶剤中に浸漬の前後で重ね剪断試験
を行った。これら表に示されるように、本発明の組成物は、自動車関連流体溶剤
に対して優れた耐性を維持しながら、これら3種の基材のすべてに対して優れた
接着性を示す。
℃で150時間ARF(登録商標)中に浸漬後の重ね剪断測定値
値
用いた、82℃で3日間老化された組成物15〜20及び3Bond(登録商標)についての
重ね剪断測定値
ム合金試験片を用いた、82℃で3日間老化された組成物16〜18及び3Bond(登録商 標)についての重ね剪断測定値
剪断測定値
Claims (15)
- 【請求項1】 その反応生成物がマグネシウムベース基材に対する改良され
た接着力を示すシリコーン組成物であって、(a)少なくとも1種の重合可能な
シリコーン成分;(b)少なくとも1種のアミノ含有シラン接着促進剤;及び(
c)少なくとも1種のフィラーを含んでなる上記組成物。 - 【請求項2】 前記アミノ含有シラン接着促進剤が、γ-ウレイドプロピル
トリメトキシシラン、3-アミノプロピルトリメトキシシラン、N,N'-ビス(3-
トリメトキシシリルプロピル)ウレア、γ-アミノプロピルトリメトキシイラン、
N-(2-アミノエチル)-3-アミノプロピルトリエトキシシラン、N-(2-アミノ
エチル)-3-アミノプロピルトリメトキシシラン、トリメトキシシリルプロピル
ジエチレントリアミン、メチルトリス-(N-メチルベンズアミド)シラン、メチル
トリス(シクロヘキシルアミノ)シラン、アミノエチル-3-アミノプロピル-メチ
ル-ジメチルシラン、三級アルキルカルバメートシラン及びそれらの混合物から
成る群より選択される、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 前記アミノ含有シラン接着促進剤が、前記組成物の約0.1質
量%〜前記組成物の約5.0質量%の量で存在する、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項4】 前記重合可能なシリコーン化合物が室温加硫性シリコーンで
ある、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項5】 前記室温加硫性シリコーンが、ヒドロキシ末端ポリジメチル
シロキサンである、請求項4に記載の組成物。 - 【請求項6】 前記ヒドロキシ末端ポリジメチルシロキサンが、前記組成物
の約45.2質量%〜前記組成物の約55.2質量%の量で存在する、請求項5に記載の
組成物。 - 【請求項7】 前記重合可能なシリコーン化合物が熱硬化性シリコーンであ
る、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項8】 前記重合可能なシリコーン化合物が化学線硬化性シリコーン
である、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項9】 前記フィラーが、カーボンブラック、アルミニウムフレーク
、シラン処理ヒュームドシリカ、沈降シリカ、炭酸カルシウム、ステアレート被
覆炭酸カルシウム、鉄アルミニウムシリケート、酸化マグネシウム、タルク、石
英粉末、クレー、二酸化チタン、酸化鉄、酸化セリウム、酸化亜鉛、及び酸化バ
リウムから成る群より選択される、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項10】 前記フィラーが、前記組成物の約37.55質量%〜前記組成
物の約38.55質量%の量で存在する、請求項1に記載の組成物。 - 【請求項11】 マグネシウムベース基材に対する改良された接着力を有す
るシリコーン組成物であって、以下:(a)少なくとも1種のヒドロキシ末端ジ
メチルエチルシロキサン;(b)アミノエチル-3-アミノプロピル-メチル-ジメ
チルシランである少なくとも1種の接着促進剤;及び(c)少なくとも1種のフ
ィラーを含んでなる組成物。 - 【請求項12】 マグネシウムベース基材に対する接着力を強化する方法で
あって、以下の工程: (a)(i)少なくとも1種の重合可能なシリコーン成分;(ii)少なくとも
1種のアミノ含有シラン接着促進剤;及び(iii)少なくとも1種のフィラーを
含んでなる組成物を供給する工程; (b)少なくとも1つがマグネシウムベースである2つの基材間に前記組成物
を配置する工程;及び (c)前記組成物を硬化させて、その接着力強化を達成する工程; を含む上記方法。 - 【請求項13】 マグネシウムベース基材に対する強化された接着力を得る
のに有用な製品であって、(a)少なくとも1種の部分硬化性の重合可能なシリ
コーン成分;(b)少なくとも1種のアミノ含有シラン接着促進剤;及び(c)
少なくとも1種のフィラーを含んでなる製品。 - 【請求項14】 前記製品が、ガスケット、フィルム、及びテープから成る
群より選択されるシーラントである、請求項13に記載の製品。 - 【請求項15】 マグネシウムベース基材に対する改良された接着力を有す
るシリコーン組成物の製造方法であって、以下の工程: a)少なくとも1種の重合可能なシリコーン成分、少なくとも1種のアミノ含
有シラン接着促進剤、及び少なくとも1種のフィラーを供給する工程;及び b)前記各成分を混ぜて、均一混合物を形成する工程; を含んでなる方法。
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