JP3287232B2 - プライマー組成物 - Google Patents
プライマー組成物Info
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Description
物、特には加熱硬化性シリコーンゴムを各種被着体に強
固に接着硬化させる場合に有効に用いられ、その接着耐
久性にも優れたプライマー組成物に関する。
ーンゴム組成物を各種の被着体、特には金属面に接着さ
せるためには、従来各種のプライマーを塗布するという
方法がとられているが、シリコーンゴムは耐熱性がよい
ということから各種の耐熱用途、例えば、高温油中で使
用されるオイルシール部分、複写機,プリンター,ファ
クシミリ等のロール部分、エンジン周り部品などに使用
されている。従って、この接着面についても空気中又は
シリコーンオイル中等で同様の高温で長期間その接着が
保持されていることが必要とされている。
とシリコーンゴム界面での接着性、プライマー自体が長
期に亘り安定し、環境変化に関しても安定していること
が必要とされている。また、現在ではそれに加え、種々
の成形方法、成形条件により加工品が成形されることか
ら、成形方法、特には最近では射出成型法が一般的であ
るが、その場合の成形条件の振れ、特に温度条件の振れ
(幅広い温度条件で使用可能であること)による安定し
た初期接着性又は接着耐久性が十分であることが必要と
される。
公昭61−4865号、特公昭61−4866号、特公
昭63−48904号公報等に開示されたものが知られ
ているが、これらのプライマー組成物は、ある程度の接
着耐久性は有しているもののまだ十分とはいえず、特に
成形条件の振れによる接着性の安定性については十分と
はいえない。このようなことから、種々の接着耐久性に
優れ、しかも成形条件の振れ、特には温度条件の振れに
関しても安定した接着性を発現させることのできるプラ
イマー組成物が望まれている。
初期接着性はもとより、各種の接着耐久性に優れ、成形
条件の振れにも影響されないプライマー組成物を提供す
ることを目的とする。
発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った
結果、プライマー組成物を下記(A)〜(G)成分から
構成すること、特に(D)成分のオルガノハイドロジェ
ンシラン又はシロキサンとしてエポキシ基を含有するも
のを用いた場合、初期接着性に優れると共に、耐熱,耐
油性など、各種条件下における接着耐久性に優れ、しか
も被着体に接着させるべき加熱硬化性シリコーンゴム組
成物などを種々の成形条件で成形した場合でも、上記特
性が殆ど影響を受けず、特に加熱硬化性シリコーンゴム
を金属等の被着体に接着させる場合に有効なプライマー
組成物が得られることを知見し、本発明をなすに至った
ものである。
が、R1のうち少なくとも0.15モル%がアルケニル
基である。aは1.9〜2.3の正数を示す。) で示される25℃における粘度が5,000cs以上のオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)下記平均組成式(2) R2 bSiO(4-b)/2 (2) (式中、R2は非置換又は置換一価炭化水素基を示す。
bは0.5〜1.8の正数である。) で示されるオルガノポリシロキサンレジン 5〜200重量部、 (C)下記平均組成式(3) R3 cR4 d(OR5)eSiO(4-c-d-e)/2 (3) (式中、R3は非置換又は置換一価炭化水素基、R4は付
加反応性又は縮合反応性の官能基を有する一価の有機
基、R5は非置換又は置換のアルキル基を示し、c,
d,eは、0≦c≦3、0≦d≦3、0<e≦4、0<
c+d+e≦4を満足する数である。) で示されるオルガノアルコキシシラン又はシロキサン 5〜500重量部 、 (D)下記平均組成式(4) HfR6 gR7 hSiO(4-f-g-h)/2 (4) (式中、R6は非置換一価炭化水素基、R7はエポキシ基
含有一価有機基、f,g,hは、0<f≦3、0<g≦
3、0<h≦3、0<f+g+h<4を満足する正数で
ある。) で示され、分子中に少なくとも2個の≡SiH基を有し、かつ前記R7基を側鎖 に有する直鎖状のオルガノハイドロジェンシロキサン 5〜500重量部 、 (E)白金系触媒 10-6〜10-2重量部、 (F)有機チタン酸エステル類 0.5〜50重量部、 (G)有機過酸化物 0.1〜5重量部 を含有してなることを特徴とするプライマー組成物を提
供する。
本発明にかかるプライマー組成物に使用される(A)成
分のオルガノポリシロキサンは、下記平均組成式(1)
で示されるものである。
が、R1のうち少なくとも0.15モル%がアルケニル
基である。aは1.9〜2.3の正数を示す。)
しては、炭素数1〜12、特に1〜8のものが好まし
く、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル
基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オクチル基等のア
ルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル基、イソプ
ロペニル基、ブテニル基等のアルケニル基、フェニル
基、トリル基、キシリル基等のアリール基、ベンジル
基、フェニルエチル基等のアラルキル基などや、これら
の炭化水素基の水素原子の一部又は全部をハロゲン原
子、シアノ基で置換した、クロロメチル基、ブロモエチ
ル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、3−クロ
ロプロピル基、シアノエチル基等のハロゲン置換、シア
ノ基置換炭化水素などが挙げられる。これらの中では、
特にメチル基、フェニル基、トリフルオロプロピル基、
ビニル基が好ましい。
%、好ましくは0.17〜50モル%がアルケニル基で
あることが接着強度を大きくする点から必要である。こ
の場合、アルケニル基は分子鎖末端に存在していても、
分子鎖途中に存在していてもあるいはこれら両方に存在
していてもよい。なお、aは1.9〜2.3、好ましく
は1.95〜2.05の正数である。
状であることが好ましいが、部分的には分岐状や環状の
骨格を有していてもよい。また、分子鎖末端はトリメチ
ルシリル基等のトリアルキルシリル基、ビニルジメチル
シリル基、ジビニルメチルシリル基、トリビニルシリル
基等のアルケニル基含有のシリル基で封鎖されているこ
とが好ましい。
のプライマー組成物の塗布により形成される皮膜の主要
成分とされるものであり、その皮膜に柔軟性を与え、皮
膜とシリコーンゴムとの接着性を向上させるものである
ことから、25℃における粘度が5,000cs以上、
好ましくは5,000〜1,000,000cs、更に
好ましくは5,000〜100,000csとすること
が好ましい。
ルガノポリシロキサンレジンは、下記平均組成式(2)
で示されるものである。
bは0.5〜1.8の正数である。)
素基としては、前記したR1で例示したものと同様のも
のが挙げられ、好ましくは炭素数1〜8、より好ましく
は1〜4のものであり、また、脂肪族不飽和結合を有さ
ないものが好ましく、例えばメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基等のアルキル基、ビニル基、アリル
基、プロペニル基等のアルケニル基、フェニル基、トリ
ル基等のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基等
のアラルキル基、もしくはこれらの有機基の水素原子の
一部もしくは全部をハロゲン原子やシアノ基で置換した
もの、例えばクロロメチル基、トリフルオロプロピル
基、シアノエチル基などが例示される。なお、R2は互
いに同一でも異なっていてもよい。
1.6の正数で、分子中にR2SiO1.5単位あるいはS
iO2単位を含有し、任意にR2 3SiO1/2単位、R2 2S
iO2/2単位を含有し得るレジン構造のものであり、こ
のものはケイ素原子1個当たり0.5〜1.8個の非置
換又は置換一価炭化水素基になるように選択された、相
当する各種のクロロシラン類やアルコキシシラン類の1
種又は2種以上の混合物を共加水分解によって得ること
ができる。
は、通常、末端(あるいは表面)にシラノール基(ケイ
素原子に結合した水酸基)を有するものであるが、好ま
しくはこのシラノール基がトリメチルシリル基等のトリ
アルキルシリル基で封鎖されていることが好ましい。
レジンの配合量は、上記(A)成分100部(重量部、
以下同様)に対して5〜200部、特に10〜100部
である。5部より少ないと、この組成物から得られる皮
膜の強度が不足し、200部より多くなると、この皮膜
が脆くなり、耐久性に欠けるものとなる。
アルコキシシラン又はシロキサンは下記平均組成式
(3)で示されるものである。
加反応性又は縮合反応性の官能基を有する一価の有機
基、R5は非置換又は置換のアルキル基を示し、c,
d,eは、0≦c≦3、0≦d≦3、0<e≦4、0<
c+d+e≦4を満足する数である。)
素基としては、上記R2と同様の炭素数1〜8、特に1
〜4のもの、また脂肪族不飽和結合を有さないものが挙
げられる。また、R4の官能基を有する有機基として
は、メタクリロキシプロピル基等のCH2=CR−CO
O(CH2)n−(Rは水素原子又はメチル基、nは1〜
10の整数)で示される基、ビニル基、アリル基等の炭
素数2〜10のアルケニル基、アミノプロピル基等のH
2N(CH2)n−(nは1〜10の整数)で示される
基、メルカプトプロピル基等のHS(CH2)n−(nは
1〜10の整数)で示される基、γ−グリシジルオキシ
プロピル基、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エチル基等のG−(CH2)n−(nは1〜10の整数、
ただし、Gは下記式で示される基である)などの付加反
応性、縮合反応性の官能基を有する一価の基である。
1〜10、特に1〜4のアルキル基、アルコキシ置換ア
ルキル基が好ましく、例えばメチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基等のアルキル基、メトキシメチル基、
メトキシエチル基、エトキシメチル基、エトキシエチル
基等のアルコキシ置換アルキル基などが挙げられる。
≦c≦2、0≦d≦3、好ましくは0<d≦2、0<e
≦4、好ましくは0<e≦3、0<c+d+e≦4、好
ましくは0<c+d+e≦3を満足する数であり、
(C)成分のオルガノアルコキシシラン又はシロキサン
は1分子中に少なくとも1個の、好ましくは3個以上の
ケイ素原子に結合した非置換又は置換のアルコキシ基を
有するものである。
ルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビ
ニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリ
ロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピル
トリエトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、N−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラ
ン等が例示されるが、これはその部分加水分解によって
得られるアルコキシシロキサンであってもよい。
00部に対して5〜500部、特に10〜200部であ
る。5部より少ないと、この組成物から得られる皮膜と
シリコーンゴム等のプライマー組成物が適用される基材
との接着性が低下し、500部を超えると、この組成物
が硬化不良となり、得られる皮膜の強度も低下する。
式(4)で示されるエポキシ基含有オルガノハイドロジ
ェンシラン又はシロキサンを配合する。この(D)成分
が添加されていることにより、初期接着性及び種々の接
着耐久性、成形条件の振れ、特には温度条件の振れに関
しても安定した接着性を発現させることが可能となった
ものである。
含有一価有機基、f,g,hは、0<f≦3、0<g≦
3、0<h≦3、0<f+g+h<4を満足する正数で
ある。)
ては、上記R2と同様の炭素数1〜8、特に1〜4のも
の、また脂肪族不飽和結合を有さないものが好ましい。
また、R7はγ−グリシジルオキシプロピル基、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル基などの上
述したR4において説明したものと同じG−(CH2)n
−で示される基を挙げることができる。
0.5≦f≦2、0<g≦3、好ましくは1≦g≦2、
0<h≦3、好ましくは0.1≦h≦1、0<f+g+
h<4、好ましくは1≦f+g+h≦3である。なお、
このオルガノハイドロジェンシロキサンは、分子中に少
なくとも2個の≡SiH結合を有するものであり、直鎖
状のものを用いる。また、SiH基は分子鎖末端に存在
していても、分子鎖の途中にあってもよい。その重合度
(分子中のケイ素原子の数)は3〜300、特に4〜1
50程度が好ましい。
00部に対して5〜500部、特に10〜200部であ
る。5部より少ないと、シリコーンゴムとの接着力が低
下し、500部より多いと、プライマー層が脆くなり、
使用中にプライマー層の破壊等を引き起こすこととな
る。
媒としては、従来ヒドロシリル化反応用触媒として公知
のものであり、これには、金属白金、塩化白金酸、塩化
白金酸とエチレン、プロピレン、ブタジエン等の不飽和
基含有の化合物との反応生成物、ビニルポリシロキサン
あるいはその類似物との複合物などが例示される。この
配合量は、(A)成分100部に対し10-6部未満とす
ると、(A),(B),(C)成分中のアルケニル基と
(D)成分中の≡SiH基との反応が進行せず、成形加
工時におけるプライマー層の流れが防止できなくなる。
一方、10-2部を超えると、プライマー自体の反応が進
みすぎてシリコーンゴムとの反応が不完全となり、接着
が不良となるので、(E)成分の白金系触媒の使用量
は、特に白金金属換算で10-6〜10-2部の範囲とする
ことがよい。
ン酸エステル類は、このプライマー組成物を硬化させる
と共に風乾性を与え、皮膜と金属面などの被着体との接
着を向上させるものであり、これにはテトラプロピルチ
タネート、テトラノルマルブチルチタネート、ブチルチ
タネートダイマーあるいはこれらの部分加水分解縮合物
などが例示される。この配合量は、(A)成分100部
に対し0.5部未満とすると、この組成物の風乾性及び
皮膜と被着物との接着性が悪くなり、50部を超えると
組成物が保存安定性の悪いものとなり、得られる皮膜も
脆くなるので0.5〜50部の範囲とすることがよい。
化物としては、従来から加熱硬化性シリコーンゴムの加
硫剤として使用されているものでよく、これにはジクミ
ルパーオキサイド、tert−ブチルパーベンゾエー
ト、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチル
パーオキシ)ヘキサンなどが例示される。この成分は成
形加工時におけるプライマー層の流れを防止すると共
に、この組成物から作られる皮膜とシリコーンゴムの接
着性を向上させるものであり、(A)成分100部に対
し0.1〜5部の範囲で使用すればよい。
(A)〜(G)成分の所定量を均一混合することにより
得ることができるが、これは、必要に応じ、トルエン、
キシレン、ヘキサン、ヘプタン、メチルエチルケトン、
酢酸エチル、エタノール、イソプロパノール、塩化メチ
レン、トリクロルエチレン等から選択される1種又は2
種以上の溶剤で希釈して使用してもよい。この溶剤は上
記した各成分との相溶性及びプライマー組成物の塗布作
業性等を考慮して適宜選択すればよい。
て、必要に応じて、シリカ微粒子、炭酸カルシウムのよ
うな充填剤、補強剤となるシリコーン系のレジン、カー
ボンブラック、導電性亜鉛華、金属粉等の導電剤、窒素
含有化合物やアセチレン化合物、リン化合物、ニトリル
化合物、カルボキシレート、錫化合物、水銀化合物、硫
黄化合物等のヒドロシリル化反応制御剤、酸化鉄、酸化
セリウムのような耐熱剤、チクソ性付与剤等を配合する
ことは任意とされる。
ってこれを被着物表面に塗布し、この塗布面にシリコー
ンゴムを接着させればよいが、塗布後30分程度風乾さ
せてからシリコーンゴムと接着させることがよく、この
加工時にプライマー層に流れが生じるようなときには、
この塗布面を150℃程度に加熱して焼付処理をし、こ
の皮膜の硬さを調節することも可能である。
膜は、シリコーンゴムをこの被着物である鉄、アルミニ
ウム、ステンレススチール、ニッケル、亜鉛などの金
属、各種プラスチックと接着させるのに有効であり、高
温雰囲気中あるいは高温油中の長期間経過後もその接着
が良好に保持されるので、高温油中で使用されるオイル
シール部分、複写機,プリンター,ファクシミリ等のロ
ール部分、高温雰囲気にさらされるエンジン周り部品な
どに使用される金属又はその他各種基材とシリコーンゴ
ムとの接着におけるプライマーとして特に有用である。
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。なお、下記の例で部は重量部を示す。ま
た、下記の例で採用した成形の条件及び耐熱性、耐油性
接着試験の方法は下記の通りである。
成形機を用い、下記の条件で、図1,2の剪断接着試験
用のテストサンプルを作成し、その剪断接着率及び凝集
破壊率を測定した。
0℃の熱風乾燥機中に入れての耐熱性、更には耐油性と
して150℃に保った粘度100csのジメチルシリコ
ーンオイル中に浸漬し、3日後又は7日後にこれを取り
出し、その剪断接着力及び凝集破壊率の測定を行った。
ルミ板、3はプライマー層を介したシリコーンゴムとア
ルミ板との接着部を示す。
モル%、メチルビニルシロキサン単位3モル%からなる
分子鎖両末端ビニルジメチルシリル基封鎖のメチルビニ
ルポリシロキサン生ゴム100部、メチルシロキサン単
位35モル%、ジメチルシロキサン単位30モル%、フ
ェニルシロキサン単位35モル%からなり、シラノール
含有率が0.15モル%であるメチルフェニルポリシロ
キサンレジン50部、ビニルトリス(β−メトキシエト
キシ)シラン10部、エチルポリシリケート100部、
下記の構造式で示されるエポキシ基含有のメチルハイド
ロジェンポリシロキサン100部、塩化白金酸のイソプ
ロパノール溶液(白金濃度1%)1部、テトライソプロ
ピルチタネート5部、及びジクミルパーオキサイド1部
を混合し、これにトルエン500部、酢酸エチル500
部、n−ヘプタン500部を加え、よく撹拌してプライ
マー組成物1を製造した。
スに塗布し、30分風乾後、150℃/20分焼付して
から、ここに複写機等のロール材料として使用されてい
る加熱付加硬化型液状シリコーンゴムであるKE−13
71A/B(信越化学工業(株)製商品名)を使用し、
前記図に示したような剪断接着試験用のテストピースを
成形条件で作成し、初期の接着性及びその耐熱時と耐
油時の接着性の試験を行った。その結果を表2に示す。
のKE−1371A/Bを使用し、成形条件でテスト
ピースを作成した。
のKE−1371A/Bを使用し、成形条件でテスト
ピースを作成した。
メチルハイドロジェンポリシロキサンを下記平均構造式
で示されるエポキシ基含有メチルハイドロジェンポリシ
ロキサン100部に変更し、成形条件をにした以外は
実施例1と同様にした。その結果を表2に示す。
メチルハイドロジェンポリシロキサンをジメチルシロキ
サン単位20モル%、メチルハイドロジェンシロキサン
単位80モル%からなる下記式で示されるメチルハイド
ロジェンポリシロキサンに変更した以外は実施例1と同
様にした。その結果を表2に示す。
のKE−1371A/Bを使用し、成形条件でテスト
ピースを作成した。
のKE−1371A/Bを使用し、成形条件でテスト
ピースを作成した。
定の架橋剤(エポキシ基含有オルガノハイドロジェンポ
リシロキサン)を使用したことにより、初期接着性だけ
でなく、各種の接着耐久性に優れ、成形条件の振れにも
影響されないものである。
である。
ンゴム
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)下記平均組成式(1) R1 aSiO(4-a)/2 (1) (式中、R1は非置換又は置換一価炭化水素基を示す
が、R1のうち少なくとも0.15モル%がアルケニル
基である。aは1.9〜2.3の正数を示す。) で示される25℃における粘度が5,000cs以上のオルガノポリシロキサン 100重量部、 (B)下記平均組成式(2) R2 bSiO(4-b)/2 (2) (式中、R2は非置換又は置換一価炭化水素基を示す。
bは0.5〜1.8の正数である。) で示されるオルガノポリシロキサンレジン 5〜200重量部、 (C)下記平均組成式(3) R3 cR4 d(OR5)eSiO(4-c-d-e)/2 (3) (式中、R3は非置換又は置換一価炭化水素基、R4は付
加反応性又は縮合反応性の官能基を有する一価の有機
基、R5は非置換又は置換のアルキル基を示し、c,
d,eは、0≦c≦3、0≦d≦3、0<e≦4、0<
c+d+e≦4を満足する数である。) で示されるオルガノアルコキシシラン又はシロキサン 5〜500重量部、 (D)下記平均組成式(4) HfR6 gR7 hSiO(4-f-g-h)/2 (4) (式中、R6は非置換一価炭化水素基、R7はエポキシ基
含有一価有機基、f,g,hは、0<f≦3、0<g≦
3、0<h≦3、0<f+g+h<4を満足する正数で
ある。) で示され、分子中に少なくとも2個の≡SiH基を有し、かつ前記R7基を側鎖 に有する直鎖状のオルガノハイドロジェンシロキサン 5〜500重量部 、 (E)白金系触媒 10-6〜10-2重量部、 (F)有機チタン酸エステル類 0.5〜50重量部、 (G)有機過酸化物 0.1〜5重量部 を含有してなることを特徴とするプライマー組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23992396A JP3287232B2 (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | プライマー組成物 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP23992396A JP3287232B2 (ja) | 1996-08-22 | 1996-08-22 | プライマー組成物 |
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| Publication Number | Publication Date |
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