JP3295287B2 - オートマチックトランスミッションオイルシール用オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents
オートマチックトランスミッションオイルシール用オルガノポリシロキサン組成物Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車オイルシー
ル用オルガノポリシロキサン組成物に関し、特にオート
マチックトランスミッションオイルに分散又は溶解して
も低泡立ち性の組成物及びこの組成物を硬化させること
により得られるオートマチックトランスミッションオイ
ルシールに関する。
ル用オルガノポリシロキサン組成物に関し、特にオート
マチックトランスミッションオイルに分散又は溶解して
も低泡立ち性の組成物及びこの組成物を硬化させること
により得られるオートマチックトランスミッションオイ
ルシールに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車エンジンの種々のオイル漏れ止め
用シールには、従来、コルク、有機ゴム、アスベストな
どで作られた耐油性の固形ガスケット及びパッキング材
が使用されている。これらの材料は、在庫管理及び作業
工程が複雑であるという不利があり、さらにはそのシー
ル性能にも信頼性が低いという欠点がある。
用シールには、従来、コルク、有機ゴム、アスベストな
どで作られた耐油性の固形ガスケット及びパッキング材
が使用されている。これらの材料は、在庫管理及び作業
工程が複雑であるという不利があり、さらにはそのシー
ル性能にも信頼性が低いという欠点がある。
【0003】そこで、従来の固形ガスケットなどに代わ
り、室温硬化性シリコーンゴムを用いたFIPG(Form
ed In Place Gaskets )方式と呼ばれるシール方法が採
用されてきている。これは、エンジンの組み立て時に、
一液型室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物をエン
ジンブロックのシール面に塗布し、組成物が未硬化状態
のうちに、シール面同志を張り合わせ、ボルト締めする
ものである。この方式は、作業性、密閉性及び耐熱性の
面で高い評価を得ている。
り、室温硬化性シリコーンゴムを用いたFIPG(Form
ed In Place Gaskets )方式と呼ばれるシール方法が採
用されてきている。これは、エンジンの組み立て時に、
一液型室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物をエン
ジンブロックのシール面に塗布し、組成物が未硬化状態
のうちに、シール面同志を張り合わせ、ボルト締めする
ものである。この方式は、作業性、密閉性及び耐熱性の
面で高い評価を得ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】FIPG方式によるオ
イルシールを施しながら組み立てられたエンジンは、通
常、組み立てた直後に、種々のオイルを注入して、始動
テストを行うことが多い。ところが、上記の室温硬化性
オルガノポリシロキサン組成物は、その硬化に比較的長
い時間を要する。始動テストの際、充分に硬化していな
いと、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の一部
がオイル中に分散又は溶解してしまう。特に、オートマ
チックトランスミッションオイル(ATF)に分散又は
溶解した場合には、トランスミッション自体の構造が複
雑なため、該オイルの泡立ちを助長し、エンジン上部に
あるオイル注入口からオイルが噴き出すこともある。し
たがって、FIPG方式は、マニュアル車のエンジンオ
イル及びギアオイルのシールに用いられても、オートマ
チック車のオートマチックトランスミッションオイルシ
ールには、ほとんど採用されていない。このため、オー
トマチックトランスミッションオイルシールに使用して
も低泡立ち性の一液型室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物が要望されている。
イルシールを施しながら組み立てられたエンジンは、通
常、組み立てた直後に、種々のオイルを注入して、始動
テストを行うことが多い。ところが、上記の室温硬化性
オルガノポリシロキサン組成物は、その硬化に比較的長
い時間を要する。始動テストの際、充分に硬化していな
いと、室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物の一部
がオイル中に分散又は溶解してしまう。特に、オートマ
チックトランスミッションオイル(ATF)に分散又は
溶解した場合には、トランスミッション自体の構造が複
雑なため、該オイルの泡立ちを助長し、エンジン上部に
あるオイル注入口からオイルが噴き出すこともある。し
たがって、FIPG方式は、マニュアル車のエンジンオ
イル及びギアオイルのシールに用いられても、オートマ
チック車のオートマチックトランスミッションオイルシ
ールには、ほとんど採用されていない。このため、オー
トマチックトランスミッションオイルシールに使用して
も低泡立ち性の一液型室温硬化性オルガノポリシロキサ
ン組成物が要望されている。
【0005】
【課題を解決する手段】そこで、本発明者らは、一液型
室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物がオートマチ
ックトランスミッションオイルなどの自動車オイル中に
分散又は溶解したときの泡立ち性について研究した結
果、特定の組成のオルガノポリシロキサン組成物が優れ
た低泡立ち性を示すことを見いだした。
室温硬化性オルガノポリシロキサン組成物がオートマチ
ックトランスミッションオイルなどの自動車オイル中に
分散又は溶解したときの泡立ち性について研究した結
果、特定の組成のオルガノポリシロキサン組成物が優れ
た低泡立ち性を示すことを見いだした。
【0006】すなわち、本発明は、 (A) 分子鎖両末端が水酸基で封鎖され、25℃における粘
度が25〜1,000,000cSt であるジオルガノポリシロキサ
ン:100重量部、 (B) 下記一般式(1) : (R 1 ) 4-n Si[-O-N=C( R1 ) 2 ] n (1) 〔式中、R1 は同種又は異種の非置換又は置換の一価飽
和炭化水素基であり、nは3又は4である〕で示される
イミノキシシラン:3〜20重量部、 (C) 下記一般式(2) : H 2 N- R 2 - NH - R 2 -Si(-O-R3 ) 3 (2) 〔式中、R2 は炭素原子数1〜4の非置換又は置換の二
価飽和炭化水素基であり、R3 は炭素原子数1〜4の一
価飽和炭化水素基である〕 で示されるアミノ基含有加水分解性シラン:0.1〜5重
量部、 及び (D) 硬化触媒:触媒量 を含むオートマチックトランスミッションオイルシール
用オルガノポリシロキサン組成物を提供するものであ
る。さらに、上記組成物を硬化させることにより得られ
るオートマチックトランスミッションオイルシールをも
提供する。
度が25〜1,000,000cSt であるジオルガノポリシロキサ
ン:100重量部、 (B) 下記一般式(1) : (R 1 ) 4-n Si[-O-N=C( R1 ) 2 ] n (1) 〔式中、R1 は同種又は異種の非置換又は置換の一価飽
和炭化水素基であり、nは3又は4である〕で示される
イミノキシシラン:3〜20重量部、 (C) 下記一般式(2) : H 2 N- R 2 - NH - R 2 -Si(-O-R3 ) 3 (2) 〔式中、R2 は炭素原子数1〜4の非置換又は置換の二
価飽和炭化水素基であり、R3 は炭素原子数1〜4の一
価飽和炭化水素基である〕 で示されるアミノ基含有加水分解性シラン:0.1〜5重
量部、 及び (D) 硬化触媒:触媒量 を含むオートマチックトランスミッションオイルシール
用オルガノポリシロキサン組成物を提供するものであ
る。さらに、上記組成物を硬化させることにより得られ
るオートマチックトランスミッションオイルシールをも
提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】(A)成分 本発明の組成物の(A)成分は、分子鎖両末端が水酸基
で封鎖されたジオルガノポリシロキサンであり、下記一
般式(3) : HO(R2 SiO)x H (3) 〔式中、Rは炭素原子数が、通常、1〜10、好ましくは
1〜8の非置換又は置換の一価炭化水素基である〕で示
される。
で封鎖されたジオルガノポリシロキサンであり、下記一
般式(3) : HO(R2 SiO)x H (3) 〔式中、Rは炭素原子数が、通常、1〜10、好ましくは
1〜8の非置換又は置換の一価炭化水素基である〕で示
される。
【0008】一般式(3) のRとして、例えばメチル基、
エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基;シ
クロヘキシル基などのシクロアルキル基;ビニル基、ア
リル基などのアルケニル基、フェニル基、トリル基など
のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基などのア
ラルキル基;あるいはこれらの基の炭素原子に結合して
いる水素原子の一部又は全部をハロゲン原子、シアノ基
などで置換したクロロメチル基、トリフロロプロピル
基、シアノエチル基などが挙げられ、入手、取扱いの容
易さの点で、メチル基及びフェニル基が特に好ましい。
エチル基、プロピル基、ブチル基などのアルキル基;シ
クロヘキシル基などのシクロアルキル基;ビニル基、ア
リル基などのアルケニル基、フェニル基、トリル基など
のアリール基、ベンジル基、フェニルエチル基などのア
ラルキル基;あるいはこれらの基の炭素原子に結合して
いる水素原子の一部又は全部をハロゲン原子、シアノ基
などで置換したクロロメチル基、トリフロロプロピル
基、シアノエチル基などが挙げられ、入手、取扱いの容
易さの点で、メチル基及びフェニル基が特に好ましい。
【0009】一般式(3) のX( すなわち重合度) は、こ
のジオルガノポリシロキサンの25℃における粘度が25〜
1,000,000 cSt 、好ましくは1,000 〜100,000 cSt 、さ
らに好ましくは 5,000〜50,000cSt の範囲となる数であ
り、通常、10以上の整数である。粘度が25cSt より小さ
いと、硬化後のゴムの伸びが低下し、十分なシール性が
得られない。逆に、1,000,000 cSt より大きいと、硬化
前の組成物の粘度が高くなり作業性が悪くなる。
のジオルガノポリシロキサンの25℃における粘度が25〜
1,000,000 cSt 、好ましくは1,000 〜100,000 cSt 、さ
らに好ましくは 5,000〜50,000cSt の範囲となる数であ
り、通常、10以上の整数である。粘度が25cSt より小さ
いと、硬化後のゴムの伸びが低下し、十分なシール性が
得られない。逆に、1,000,000 cSt より大きいと、硬化
前の組成物の粘度が高くなり作業性が悪くなる。
【0010】(B)成分 本発明の組成物の(B)成分は、下記一般式(1): ( R1 ) 4-n Si[-O-N=C( R 1 ) 2 ] n (1) 〔式中、R1 は同種又は異種の非置換又は置換の一価飽
和炭化水素基であり、nは3又は4である〕で示される
イミノキシシランであり、(A) 成分の架橋剤として作用
する。R1 が不飽和の炭化水素基であると、本発明の組
成物をオートマチックトランスミッションオイルに分散
又は溶解したとき、低泡立ち性にならない。R1 の炭素
原子数は、通常、1〜12、好ましくは1〜6であり、R
1 の具体例として、メチル基、エチル基、プロピル基な
どが挙げられる。
和炭化水素基であり、nは3又は4である〕で示される
イミノキシシランであり、(A) 成分の架橋剤として作用
する。R1 が不飽和の炭化水素基であると、本発明の組
成物をオートマチックトランスミッションオイルに分散
又は溶解したとき、低泡立ち性にならない。R1 の炭素
原子数は、通常、1〜12、好ましくは1〜6であり、R
1 の具体例として、メチル基、エチル基、プロピル基な
どが挙げられる。
【0011】該イミノキシシランの具体例としては、テ
トラブタノキシムシラン、メチルトリブタノキシムシラ
ン、エチルトリブタノキシムシラン、プロピルトリブタ
ノキシムシラン、メチルトリ3−ペンタノキシムシラン
などが挙げられ、好ましくはメチルトリブタノキシムシ
ランである。該イミノキシシランは1種類に限定されず
2種以上を併用してもよい
トラブタノキシムシラン、メチルトリブタノキシムシラ
ン、エチルトリブタノキシムシラン、プロピルトリブタ
ノキシムシラン、メチルトリ3−ペンタノキシムシラン
などが挙げられ、好ましくはメチルトリブタノキシムシ
ランである。該イミノキシシランは1種類に限定されず
2種以上を併用してもよい
【0012】上記のイミノキシシランを得るには、公知
の方法に従えばよく、例えばオルガノクロロシランとヒ
ドロキシイミンとを塩基性触媒存在下で反応させる方法
である。この塩基性触媒には、トリエチルアミン、尿素
などが挙げられる。
の方法に従えばよく、例えばオルガノクロロシランとヒ
ドロキシイミンとを塩基性触媒存在下で反応させる方法
である。この塩基性触媒には、トリエチルアミン、尿素
などが挙げられる。
【0013】(B) 成分の配合量は、(A) 成分100 重量部
に対して、通常、3〜20重量部でよく、好ましくは5〜
15重量部である。(B) 成分が少なすぎると、組成物の架
橋が混練中や使用前に進行することがあり、組成物の粘
度上昇又はゲル化を起こすことがある。逆に、多すぎる
と、組成物の硬化後のゴム物性が低下する。
に対して、通常、3〜20重量部でよく、好ましくは5〜
15重量部である。(B) 成分が少なすぎると、組成物の架
橋が混練中や使用前に進行することがあり、組成物の粘
度上昇又はゲル化を起こすことがある。逆に、多すぎる
と、組成物の硬化後のゴム物性が低下する。
【0014】(C)成分 本発明の組成物の(C) 成分は、下記一般式(2) : H2 N- R2 - NH - R2 -Si(-O-R3 ) 3 (2) 〔式中、R2 は炭素原子数1〜4の非置換又は置換の二
価飽和炭化水素基であり、R3 は炭素原子数1〜4の一
価飽和炭化水素基である〕 で示されるアミノ基含有加水分解性シランであり、本発
明の組成物の接着性を向上させる。 (C) 成分のケイ素に結合するアミノ基含有有機基が、H
2 N- R2 - NH - R2 -基〔(アミノアルキル)アミノア
ルキル基〕以外であると、オートマチックトランスミッ
ションオイルに対する低泡立ち性を得ることができな
い。
価飽和炭化水素基であり、R3 は炭素原子数1〜4の一
価飽和炭化水素基である〕 で示されるアミノ基含有加水分解性シランであり、本発
明の組成物の接着性を向上させる。 (C) 成分のケイ素に結合するアミノ基含有有機基が、H
2 N- R2 - NH - R2 -基〔(アミノアルキル)アミノア
ルキル基〕以外であると、オートマチックトランスミッ
ションオイルに対する低泡立ち性を得ることができな
い。
【0015】一般式(2) で示されるアミノ基含有加水分
解性シランの具体例として、N−(β−アミノエチル)
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−ア
ミノエチル) β−アミノエチルトリメトキシシラン、N
−(β−アミノエチル) アミノメチルトリメトキシシラ
ン、N−(γ−アミノプロピル) γ−アミノプロピルト
リメトキシシランなどが挙げられ、好ましくはN−(β
−アミノエチル) γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ンである。
解性シランの具体例として、N−(β−アミノエチル)
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(β−ア
ミノエチル) β−アミノエチルトリメトキシシラン、N
−(β−アミノエチル) アミノメチルトリメトキシシラ
ン、N−(γ−アミノプロピル) γ−アミノプロピルト
リメトキシシランなどが挙げられ、好ましくはN−(β
−アミノエチル) γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ンである。
【0016】(C) 成分の配合量は、(A) 成分100 重量部
に対して、通常、0.1 〜5重量部でよく、好ましくは0.
5 〜3重量部である。(C) 成分の配合量が少なすぎる
と、組成物に充分な接着性を付与できない。逆に、多す
ぎると、組成物の硬化後のゴム物性が低下する。
に対して、通常、0.1 〜5重量部でよく、好ましくは0.
5 〜3重量部である。(C) 成分の配合量が少なすぎる
と、組成物に充分な接着性を付与できない。逆に、多す
ぎると、組成物の硬化後のゴム物性が低下する。
【0017】(D)成分 本発明の組成物の(D)成分は、硬化触媒であり、例えば
ジブチル錫ジオクトエート、ジブチル錫ジラウレート、
ジオクチル錫ベンジルマレートなどの有機錫エステル化
合物;錫ビスアセチルアセトナートなどの錫キレート化
合物;ナフテン酸錫、カブリル酸第1錫、オレイン酸錫
などの錫カルボン酸塩;テトライソプロポキシチタン、
テトラn−ブトキシチタン、テトラキス(2−エチルヘ
キソキシ)チタン、ジプロポキシビス(アセチルアセト
ナ)チタン、チタニウムイソプロポキシオクチレングリ
コールなどのチタン酸エステル又はチタンキレート化合
物;ナフテン酸亜鉛、亜鉛−2−エチルオクトエート、
鉄−2−エチルヘキソエート、コバルト−2−エチルヘ
キソエート、マンガン−2−エチルヘキソエート、ナフ
テン酸コバルト、アルコキシアルミニウム化合物などの
有機金属化合物などが挙げられる。これらの中で、有機
錫エステル及び錫キレート化合物が好ましく、さらに好
ましくはジブチル錫ジオクトエート及びジブチル錫ジラ
ウレートである。
ジブチル錫ジオクトエート、ジブチル錫ジラウレート、
ジオクチル錫ベンジルマレートなどの有機錫エステル化
合物;錫ビスアセチルアセトナートなどの錫キレート化
合物;ナフテン酸錫、カブリル酸第1錫、オレイン酸錫
などの錫カルボン酸塩;テトライソプロポキシチタン、
テトラn−ブトキシチタン、テトラキス(2−エチルヘ
キソキシ)チタン、ジプロポキシビス(アセチルアセト
ナ)チタン、チタニウムイソプロポキシオクチレングリ
コールなどのチタン酸エステル又はチタンキレート化合
物;ナフテン酸亜鉛、亜鉛−2−エチルオクトエート、
鉄−2−エチルヘキソエート、コバルト−2−エチルヘ
キソエート、マンガン−2−エチルヘキソエート、ナフ
テン酸コバルト、アルコキシアルミニウム化合物などの
有機金属化合物などが挙げられる。これらの中で、有機
錫エステル及び錫キレート化合物が好ましく、さらに好
ましくはジブチル錫ジオクトエート及びジブチル錫ジラ
ウレートである。
【0018】(D) 成分の配合量は、いわゆる触媒量でよ
く、例えば有機錫エステル又は錫キレート化合物の場
合、(A) 成分100 重量部に対して、通常、0.01〜2重量
部、好ましくは0.1 〜1重量部である。(D) 成分の配合
量が少なすぎると、充分な硬化性を付与できない。逆
に、多すぎると、組成物の硬化後のゴム物性が低下す
る。
く、例えば有機錫エステル又は錫キレート化合物の場
合、(A) 成分100 重量部に対して、通常、0.01〜2重量
部、好ましくは0.1 〜1重量部である。(D) 成分の配合
量が少なすぎると、充分な硬化性を付与できない。逆
に、多すぎると、組成物の硬化後のゴム物性が低下す
る。
【0019】その他の添加剤 本発明の組成物は、(A) 〜(D) 成分のほかに必要に応じ
て種々の化合物を添加することが可能である。例えば、
煙霧質シリカ、沈降性シリカ、石英粉末、炭素粉末、タ
ルク、ベントナイトなどの補強剤;アスベスト、ガラス
繊維、炭素繊維、有機繊維などの繊維質充填剤;炭酸カ
ルシウム、炭酸亜鉛、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、セ
ライトなどの塩基性充填剤;ベンガラ、酸化セリウムな
どの耐熱性向上剤;耐寒性向上剤;脱水剤;防錆剤;顔
料;分子鎖がトリオルガノシロキシ基で封鎖されたジオ
ルガノポリシロキサンなどの希釈剤;並びに、トリオル
ガノシロキシ単位及びSiO2 単位よりなる網状ポリシ
ロキサンなどの液状補強剤である。これらは、適宜1種
単独又は2種以上組み合わせて使用してもよい。ただ
し、これらの配合量は、自動車オイルに対する低泡立ち
性を阻害しない範囲である。
て種々の化合物を添加することが可能である。例えば、
煙霧質シリカ、沈降性シリカ、石英粉末、炭素粉末、タ
ルク、ベントナイトなどの補強剤;アスベスト、ガラス
繊維、炭素繊維、有機繊維などの繊維質充填剤;炭酸カ
ルシウム、炭酸亜鉛、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、セ
ライトなどの塩基性充填剤;ベンガラ、酸化セリウムな
どの耐熱性向上剤;耐寒性向上剤;脱水剤;防錆剤;顔
料;分子鎖がトリオルガノシロキシ基で封鎖されたジオ
ルガノポリシロキサンなどの希釈剤;並びに、トリオル
ガノシロキシ単位及びSiO2 単位よりなる網状ポリシ
ロキサンなどの液状補強剤である。これらは、適宜1種
単独又は2種以上組み合わせて使用してもよい。ただ
し、これらの配合量は、自動車オイルに対する低泡立ち
性を阻害しない範囲である。
【0020】オルガノポリシロキサン組成物の調製及び
その硬化 本発明の組成物は、(A) 〜(D) 成分及び必要に応じてそ
の他の添加剤を乾燥雰囲気中で均一に混合することによ
り、一液型の室温硬化性組成物として得られる。また、
上記組成物を湿気のある大気中に放置することにより、
硬化させることができる。
その硬化 本発明の組成物は、(A) 〜(D) 成分及び必要に応じてそ
の他の添加剤を乾燥雰囲気中で均一に混合することによ
り、一液型の室温硬化性組成物として得られる。また、
上記組成物を湿気のある大気中に放置することにより、
硬化させることができる。
【0021】
【実施例】実施例及び比較例により、本発明を詳述す
る。なお、例中の部は重量部を表す。
る。なお、例中の部は重量部を表す。
【0022】〔実施例1〕 (A) 分子鎖両末端が水酸基で封鎖され、25℃における粘度が 20,000cSt のジメチルポリシロキサン 100 部、 (B) メチルトリブタノキシムシラン 9.0 部、 (C) N−(β−アミノエチル) γ−アミノプロピルトリメトキシシラン 1.0 部、 (D) ジブチル錫ジオクトエート 0.2 部、 分子鎖両末端がトリメチルシリル基で封鎖され、25℃に おける粘度が10,000cSt のジメチルポリシロキサン 10.0 部、 及び 表面が疎水処理された比表面積110m2 /gの煙霧質シリカ 10.0 部、 を無水の状態で混合して室温硬化性のオルガノポリシロ
キサン組成物を調製した。次に、得られた組成物を5g
採取して、オートマチックトランスミッションオイル[
商品名:トヨタ純正キャッスルオートフルードD−2]
1,000 gに溶解し、120 ℃の油浴中に72時間保持した。
次に、JIS-K-2518に従って、オートマチックトランスミ
ッションオイルの温度が24℃、93℃及び24℃での泡立ち
性を調べた。その結果、泡立ち度は、それぞれ、20cc、
10cc及び20ccであり、泡安定度は、三者とも0ccであっ
た。
キサン組成物を調製した。次に、得られた組成物を5g
採取して、オートマチックトランスミッションオイル[
商品名:トヨタ純正キャッスルオートフルードD−2]
1,000 gに溶解し、120 ℃の油浴中に72時間保持した。
次に、JIS-K-2518に従って、オートマチックトランスミ
ッションオイルの温度が24℃、93℃及び24℃での泡立ち
性を調べた。その結果、泡立ち度は、それぞれ、20cc、
10cc及び20ccであり、泡安定度は、三者とも0ccであっ
た。
【0023】〔実施例2〜3、比較例1〜3〕
【0024】各例において、実施例1の(A) 〜(D) 成分
及びその他の添加剤の代わりに、表1に示す各成分を用
いた以外は、実施例1と同様にオルガノポリシロキサン
組成物を調製し、泡立ち性の試験を実施例1と同様の操
作で行った。その結果を表2に示す。
及びその他の添加剤の代わりに、表1に示す各成分を用
いた以外は、実施例1と同様にオルガノポリシロキサン
組成物を調製し、泡立ち性の試験を実施例1と同様の操
作で行った。その結果を表2に示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】本発明のオルガノポリシロキサン組成物
は、自動車のオイルに分散又は溶解しても、自動車オイ
ルの泡立ちを助長することが少ない。特に、オートマチ
ックトランスミッションの構造が複雑なために泡立ちし
やすいオートマチックトランスミッションオイルのシー
ルに有用である。
は、自動車のオイルに分散又は溶解しても、自動車オイ
ルの泡立ちを助長することが少ない。特に、オートマチ
ックトランスミッションの構造が複雑なために泡立ちし
やすいオートマチックトランスミッションオイルのシー
ルに有用である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−60160(JP,A) 特開 平3−52955(JP,A) 特開 平3−17157(JP,A) 特公 昭46−11272(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08K 5/5415 C08K 5/5465 C08L 83/04 - 83/08
Claims (2)
- 【請求項1】 (A) 分子鎖両末端が水酸基で封鎖され、25℃における粘
度が25〜1,000,000cSt であるジオルガノポリシロキサ
ン:100重量部、 (B) 下記一般式(1) : (R 1 ) 4-n Si[-O-N=C( R1 ) 2 ] n (1) 〔式中、R1 は同種又は異種の非置換又は置換の一価飽
和炭化水素基であり、nは3又は4である〕で示される
イミノキシシラン:3〜20重量部、 (C) 下記一般式(2) : H 2 N- R 2 - NH - R 2 -Si(-O-R3 ) 3 (2) 〔式中、R2 は炭素原子数1〜4の非置換又は置換の二
価飽和炭化水素基であり、R3 は炭素原子数1〜4の一
価飽和炭化水素基である〕 で示されるアミノ基含有加水分解性シラン:0.1〜5重
量部、 及び (D) 硬化触媒:触媒量 を含むオートマチックトランスミッションオイルシール
用オルガノポリシロキサン組成物。 - 【請求項2】 請求項1に記載の組成物を硬化させるこ
とにより得られるオートマチックトランスミッションオ
イルシール。
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---|---|---|---|
JP30198595A JP3295287B2 (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | オートマチックトランスミッションオイルシール用オルガノポリシロキサン組成物 |
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KR20210124294A (ko) * | 2019-02-08 | 2021-10-14 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 내실리콘오일성이 우수한 실온 경화성 조성물 및 자동차용 쿨런트 시일재 |
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-
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- 1995-10-26 JP JP30198595A patent/JP3295287B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-10-28 US US08/738,909 patent/US5733995A/en not_active Expired - Lifetime
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