JP2003520200A - 2’−o−アセトアミド修飾モノマーおよびオリゴマー - Google Patents

2’−o−アセトアミド修飾モノマーおよびオリゴマー

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JP2003520200A
JP2003520200A JP2001518729A JP2001518729A JP2003520200A JP 2003520200 A JP2003520200 A JP 2003520200A JP 2001518729 A JP2001518729 A JP 2001518729A JP 2001518729 A JP2001518729 A JP 2001518729A JP 2003520200 A JP2003520200 A JP 2003520200A
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Abstract

(57)【要約】 ヌクレオシドモノマーと、それから製造されるオリゴマー化合物とを提供する。オリゴマー化合物の新規な脱保護方法も提供する。少なくとも1つの2’−アセトアミド修飾ヌクレオシドモノマーを有するオリゴマー化合物は増大したヌクレアーゼ耐性と、核酸の相補的鎖への増大した結合アフィニティとを有すると期待される。このようなオリゴマー化合物は、診断及びその他の研究目的のために、生物におけるタンパク質の発現をモジュレートするために、並びにオリゴヌクレオチド治療法に反応する他の状態の診断、検出及び治療のために有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、2’−O−アセトアミド修飾ヌクレオシドおよびこれらヌクレオシ
ドの少なくとも一つを有して製造されたオリゴマー化合物に関する。更に含まれ
るのは、本発明の少なくとも一つのヌクレオシドを有する、固体支持体に結合し
たオリゴマーの脱保護の方法である。本発明のオリゴマー化合物は、増加したヌ
クレアーゼ耐性および優れたハイブリダイゼーション特性を有すると考えられる
。オリゴマー化合物は、研究および治療目的に有用である。
【0002】 発明の背景 大部分の疾患状態を含めた哺乳動物の身体的状態の大部分が、タンパク質に影
響されるということは周知である。古典的治療方式は、概して、それら疾患を引
き起こすまたは疾患を増強する機能を軽減する努力において、このようなタンパ
ク質との相互作用に焦点を合わせている。しかしながら、最近、このようなタン
パク質の実際の生産を、それらの合成を支配する細胞内RNAのような分子との
相互作用によって軽減する試みが成されている。タンパク質の生産を妨げること
により、最大限の治療効果および最小限の副作用を実現することができる。この
ような治療的アプローチの一般的な目的は、望ましくないタンパク質形成をもた
らす遺伝子発現を妨げるまたはそれ以外の場合には軽減することである。
【0003】 特定の遺伝子発現を阻害する一つの方法は、オリゴヌクレオチドの使用である
。オリゴヌクレオチドは、現在、極めて将来性のある治療薬として認められてい
る。オリゴヌクレオチドは、一本鎖DNAまたはRNA分子にハイブリッド形成
することが知られている。ハイブリダイゼーションは、標的DNAまたはRNA
分子の核酸塩基へのオリゴヌクレオチドの核酸塩基の配列特異的塩基対水素結合
である。このような核酸塩基対は、互いに相補的であるといわれる。標的RNA
配列へのオリゴヌクレオチドの配列特異的結合の使用によって遺伝子発現を阻害
する概念は、アンチセンス阻害としても知られ、生細胞を含めた様々な系におい
て示されている。Wagner et al., Science (1993) 260:1510-1513; Milligan et
al., J.Med.Chem., (1993) 36:1923-37; Uhlmann et al., Chem.Reviews, (199
0) 90:543-584; Stein et al., Cancer Res., (1988) 48:2659-2668 を参照され
たい。
【0004】 アンチセンスオリゴヌクレオチドによる核酸機能の破壊を提供すること(Cohe
n in Oligonucleotides: Antisense Inhibitors of Gene Expression, (1989) C
RC Press,Inc., Boca Raton, FL)は、二つの種類によると考えられる。第一の
ハイブリダイゼーション阻止は、オリゴヌクレオチド阻害剤が標的核酸に結合し
、それによって、しばしばリボソームである必須タンパク質の核酸への結合を単
純な立体障害によって妨げる終結を示す。メチルホスホン酸オリゴヌクレオチド
(Miller and Ts'O, Anti-Cancer Drug Design, 1987,2:117-128)およびα−ア
ノマーオリゴヌクレオチドは、ハイブリダイゼーション阻止によって核酸機能を
破壊すると考えられる二つの最も広範囲に研究されたアンチセンス薬である。
【0005】 アンチセンスオリゴヌクレオチドの終結の第二の種類は、標的とされるRNA
の細胞内RNアーゼHによる酵素的切断を伴う。2’−デオキシリボフラノシル
オリゴヌクレオチドまたはオリゴヌクレオチド類似体は、標的のRNAとハイブ
リッド形成し、そしてこの二重らせんは、RNアーゼH酵素を活性化して、RN
A鎖を切断し、それによって、RNAの正常な機能を破壊する。ホスホロチオエ
ートオリゴヌクレオチドは、この種類のアンチセンス終結によって機能するアン
チセンス薬の最も顕著な例である。
【0006】 オリゴヌクレオチドは、二重らせん核酸に結合して、フーグスティーン型塩基
対によって配列特異的な方式で三重らせん複合体を形成することもできる(Beal
et al., Science, (1991) 251:1360-1363; Young et al., Proc.Natl.Acad.Sci
. (1991) 88:10023-10026)。アンチセンスおよび三重らせん両方の治療計画は
、疾患状態の確定または維持に関与するまたはその原因になる核酸配列に対して
向けられている。このような標的核酸配列は、細菌、酵母、真菌、原生動物、寄
生生物、ウイルスを含めた病原性生物のゲノム中で見出されうるし、または天然
に内因性でありうる。疾患状態の確定、維持または脱離に重要な遺伝子にハイブ
リッド形成することおよびその発現を変更させることにより、該当する状態を治
癒させ、予防しまたは改善することができる。
【0007】 あるオリゴヌクレオチドの相補的核酸へのハイブリダイゼーションの程度を決
定する場合、相補的核酸に結合するオリゴヌクレオチドの相対能力は、具体的な
ハイブリダイゼーション複合体の融解温度を決定することによって比較すること
ができる。二重らせんの特徴的な物理的性質である融解温度(Tm)は、50%
のらせん(ハイブリッド形成)型対コイル(非ハイブリッド形成)型が存在する
温度を示す。Tmは、UVスペクトルを用いることによって測定されて、ハイブ
リダイゼーション複合体の形成および分解(融解)を決定する。塩基スタッキン
グは、ハイブリダイゼーション中に起こり、UV吸収の減少を伴う。したがって
、UV吸収の減少は、より高いTmを示す。Tmが高いほど、鎖間結合の強度は大
きい。
【0008】 オリゴヌクレオチドは、細胞内または細胞外ポリペプチド、タンパク質または
酵素などの非核酸生体分子にそれらが結合する場合、治療的価値もありうる。こ
のようなオリゴヌクレオチドは、しばしば、‘アプタマー’と称され、典型的に
は、タンパク質標的に結合し、その機能を妨げる(Griffin et al., Blood, (19
93),81:3271-3276; Bock et al., Nature, (1992) 355:564-566)。
【0009】 オリゴヌクレオチドおよびそれらの類似体は、診断目的、治療用途におよび研
究試薬として開発され且つ用いられている。治療薬としての使用には、オリゴヌ
クレオチドは、細胞膜を越えて輸送されるかまたは細胞によって取り込まれ、標
的DNAまたはRNAに適当にハイブリッド形成する必要がある。これら臨界的
機能は、ヌクレアーゼ分解に対するオリゴヌクレオチドの初期安定性に依る。治
療目的の標的DNAまたはRNAとの可能なハイブリダイゼーションに影響する
非修飾オリゴヌクレオチドの重大な欠点は、ヌクレアーゼと称される種々の細胞
内および細胞外の遍在性核酸分解酵素による投与されたオリゴヌクレオチドの酵
素分解である。オリゴヌクレオチドが治療薬または診断薬として有用であるため
には、それらオリゴヌクレオチドは、相補的標的核酸への増加した結合親和性を
示し、好ましくは、ヌクレアーゼにかなり安定であり且つ分解に耐えるべきであ
る。研究試薬のような非細胞使用には、オリゴヌクレオチドは、必ずしもヌクレ
アーゼ安定性を有する必要はない。
【0010】 オリゴヌクレオチドの標的DNAまたはRNAへの結合親和性を増加させるよ
うにおよびヌクレアーゼ分解への耐性を増加させるように、多数の化学修飾がオ
リゴヌクレオチド中に導入されている。
【0011】 修飾は、オリゴヌクレオチドのヌクレアーゼへの耐性を増加させるように、そ
れらのリボースリン酸主鎖に行われている。これら修飾には、メチルホスホネー
ト、ホスホロチオエートおよびホスホロジチオエートのような結合の使用、およ
び2’−O−アルキルリボースのような修飾糖残基の使用が含まれる。他のオリ
ゴヌクレオチド修飾には、取込みおよび細胞内分布を調節するように行われるも
のが含まれる。ヌクレオチド間結合の性状を劇的に変化させる多数の修飾は、参
考文献にも報告されている。これらには、非リン結合、ペプチド核酸(PNA)
および2’−5’結合が含まれる。オリゴヌクレオチドへのもう一つの修飾は、
通常は、診断および研究用途のために、非同位体標識、例えば、フルオレセイン
、ビオチン、ジゴキシゲニン、アルカリ性ホスファターゼまたは他のレポーター
分子を用いて標識することである。
【0012】 種々の修飾リン含有結合は、オリゴヌクレオチド中の天然の容易に切断される
ホスホジエステル結合の代用として研究されている。概して、ホスホロチオエー
ト、ホスホロアミデート、ホスホネートおよびホスホロジチオエートのようなそ
れらの大部分はいずれも、相補的標的への減少した結合および減少したハイブリ
ッド安定性を有するオリゴヌクレオチドを生じる。治療薬を有効にさせるために
は、したがって、アンチセンスオリゴヌクレオチドのこの結合およびハイブリッ
ド安定性を改善する必要がある。
【0013】 行われ且つ研究された大多数の修飾で、臨床的評価に値する発見および開発に
よって充分に先まで発展しているものはほとんどない。この根拠となる理由には
、合成の難しさ、標的核酸への不充分な結合、標的核酸への特異性の欠如、ヌク
レアーゼへの不充分な in vitro および in vivo 安定性、および不充分な薬物
動態が含まれる。いくつかのホスホロチオエートオリゴヌクレオチドおよび誘導
体は、現在、種々の疾患状態の治療のためにヒト臨床試験においてアンチセンス
薬として用いられている。アンチセンス薬フォミビルセン(Fomivirsen)を用い
てヒトのサイトメガロウイルス(CMV)網膜炎を治療することへの認可は、最
近、米国および欧州双方の規制機関によって付与された。
【0014】 化学修飾された核酸の構造および安定性は、アンチセンスオリゴヌクレオチド
の設計に極めて重要である。ここ10年間にわたって、ヌクレアーゼ耐性を増加
させるために、またはアンチセンス鎖のその標的mRNAへの親和性を増加させ
るために、いろいろな合成的修飾が考えられてきている(Crooke et al., Med.R
es.Rev., 1996,16,319-344; De Mesmaeker et al., Acc.Chem.Res., 1995,28,36
6-374)。多くの情報は、二重らせん形成を改善する修飾の種類について集めら
れているが、認められる改善された親和性に関する構造的基準についてはほとん
ど知られていない。
【0015】 RNAは、“A形”と称される幾何学的形で存在するが、DNAは、“B形”
の幾何学的形で存在する。概して、RNA:RNA二重らせんは、DNA:DN
A二重らせんより安定であるし、またはより高い融解温度(Tm)を有する(Sa
nger et al., Principles of Nucleic Acids Structure, 1984, Springer-Verla
g; New York, NY; Lesnik et al., Biochemistry, 1995,34,10807-10815; Conte
et al, Nucleic Acids Res., 1997,25,2627-2634)。RNAの増加した安定性
は、いくつかの構造的特徴、特に、A形幾何学的形によって生じる塩基スタッキ
ング相互作用に起因している(Searle et al., Nucleic Acids Res., 1993,21,2
051-2056)。RNA中の2’ヒドロキシルの存在は、C3’エンドパッカー、す
なわち、ノーザンパッカーとも称される、二重らせんを容易にA形幾何学的形に
させるものに対して糖を偏らせる。もう一方において、デオキシ核酸は、C2’
エンドパッカー、すなわち、サザンパッカーとしても知られる、あまり安定でな
いB形幾何学的形を与えると考えられるものを選択する(Sanger,W. (1984) Pri
nciples of Nucleic Acid Structure, Springer-Verlag, New York, NY)。更に
、RNAの2’ヒドロキシル基は、RNA二重らせんを安定化させるのを助ける
水に媒介された水素結合の網状構造を形成することができる(Egli et al., Bio
chemistry, 1996,35,8489-8494)。
【0016】 しかしながら、DNA:RNAハイブリッド二重らせんは、通常は、純粋なR
NA:RNA二重らせんよりも安定ではなく、それらの配列に依って、DNA:
DNA二重らせんより安定であるかまたは安定でないことがありうる(Searle e
t al., Nucleic Acids Res., 1993,21,2051-2056)。ハイブリッド二重らせんの
構造は、A形とB形との間の中間の幾何学的形であり、これは、不充分なスタッ
キング相互作用を生じることがありうる(Lane et al., Eur.J.Biochem., 1993,
215,297-306; Fedoroff et al., J.Mol.Biol., 1993,233,509-523; Gonzalez et
al., Biochemistry, 1995,34,4969-4982; Horton et al., J.Mol.Biol., 1996,
264,521-533)。DNA:RNAハイブリッドの安定性は、修飾DNA鎖のmR
NA鎖への結合をその機構が必要とするように、アンチセンス療法にとって中心
的である。mRNAを効果的に阻害するためには、アンチセンスDNAは、mR
NAとの極めて高い結合親和性を有する必要がある。それ以外の場合、DNAと
標的mRNA鎖との間における所望の相互作用はまれにしか起こらないので、ア
ンチセンスオリゴヌクレオチドの効力を減少させるであろう。
【0017】 増加したヌクレアーゼ耐性および極めて高い結合親和性をヌクレオチドに与え
る一つの合成的2’修飾は、2’−メトキシエトキシ(MOE,2’−OCH2
CH2OCH3)側鎖である(Baker et al., J.Biol.Chem., 1997,272,11944-120
00; Freier et al., Nucleic Acids Res., 1997,25,4429-4443)。MOE置換の
直接の利点の一つは、結合親和性の改善であるが、これは、O−メチル、O−プ
ロピルおよびO−アミノプロピルのような多数の同様の2’修飾より優れている
(Freier and Altmann, Nucleic Acids Research, (1997) 25:4429-4443)。2
’−O−メトキシエチル置換を有するオリゴヌクレオチドおよびオリゴヌクレオ
チド類似体は、in vivo 使用について将来を約束されている遺伝子発現のアンチ
センス阻害剤であると示されてもいる(Martin, Helv.Chim.Acta, 1995,78,486-
504; Altmann et al., Chimia, 1996,50,168-176; Altmann et al., Biochem.So
c.Trans., 1996,24,630-637; および Altmann et al., Nucleosides Nucleotide
s, 1997,16,917-926)。DNAに相対して、それらは、改善されたRNA親和性
およびより高いヌクレアーゼ耐性を示す。2’−O−メトキシエチルリボヌクレ
オシドウイングおよび中心のDNA−ホスホロチオエートウインドウを有するキ
メラオリゴヌクレオチドは、動物モデルにおいて低用量で腫瘍の成長を有効に減
少させると示されてもいる。MOE置換オリゴヌクレオチドは、いくつかの疾患
状態においてアンチセンス薬として顕著な将来性を示している。一つのこのよう
なMOE置換オリゴヌクレオチドは、現在、CMV網膜炎の治療に利用可能であ
る。
【0018】 あまり注目されていない修飾は、モノマーおよびオリゴマー中の2’−O−ア
セトアミド修飾である。主な中心部ではないが、数種類の化合物が、参考文献お
よび特許公報で報告されている。包含されるのは、2’−O−アセトアミド基の
窒素原子に結合した2−アミノアントラキノン基、2’−6−N,N−ジメチル
アミノヘキシルアセトアミド基、トリフルオロアセトアミドヘキシル基およびモ
ノアルキル基である(Keller et al., Nucleic Acids Res., 1993,21,4499-4505
; Keller et al., Helv.Chim.Acta., 1993,76,884-892)。ヌクレオチドおよび
オリゴヌクレオチド中のジアルキルアミノアルキル基、アミノアルキル基、およ
び薬物置換および非置換の2’−O−アセトアミド基も、米国特許第5,466
,786号、同第B1 5,466,786号および同第5,792,847号
に報告されている。前述の公報は、それらの主な中心部が他の2’修飾にあるの
で、数種類の具体的な2’修飾モノマーおよびオリゴマーだけを開示している。
【0019】 2’−O−メトキシエチル修飾の使用を含めたオリゴヌクレオチドへの既知の
修飾は、様々な用途へのオリゴヌクレオチドの開発に寄与しているが、当該技術
分野において、増加したハイブリッド結合親和性および/または増加したヌクレ
アーゼ耐性をオリゴヌクレオチドおよびそれらの類似体に与える更に別の修飾が
なお必要とされている。
【0020】 発明の要旨 本発明の一つの態様により、式
【0021】
【化4】
【0022】 (式中、Bxは複素環式塩基部分であり; T1およびT2は、それぞれ独立して、OH、保護されたヒドロキシルであり;
または T1およびT2の一方は、OHまたは保護されたヒドロキシルであり、T1およ
びT2のもう一方は、固体支持体または活性リン基であり; E1およびE2は、それぞれ独立して、C1−C10アルキルであり;または E1およびE2は、それぞれ独立して、H、−(CH2m−S−R4、ポリアミ
ン、ポリペプチド、葉酸部分またはコレステロール部分であり、但し、E1およ
びE2の一つだけはHであるという条件付きであり;そして R4は、H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル
、C6−C14アリールまたはチオ保護基である) を有する化合物を提供する。
【0023】 一つの態様において、E1およびE2は両方ともC1−C10アルキルである。も
う一つの態様において、E1はHであり、E2は−(CH2m−S−R4である。
好ましくは、R4はC1−C10アルキルである。より好ましくは、R4はメチルで
ある。
【0024】 もう一つの態様において、E2はポリアミンである。好ましいポリアミンは、
スペルミンまたはスペルミジンである。更に別の態様において、E2はポリペプ
チドである。好ましいポリペプチドは、Lys−Tyr−Lys、Lys−Tr
p−LysまたはLys−Lys−Lys−Lysである。もう一つの態様にお
いて、E2は葉酸部分である。更に別の態様において、E2はコレステロール部分
である。
【0025】 更に別の態様において、複素環式塩基部分は、プリンまたはピリミジンである
。好ましい複素環式塩基部分には、アデニン、シトシン、5−メチルシトシン、
チミン、ウラシル、グアニンおよび2−アミノアデニンが含まれる。
【0026】 一つの好ましい態様において、T1は保護されたヒドロキシルであり、T2は活
性リン基である。 本発明の一つの態様により、式
【0027】
【化5】
【0028】 (式中、Bxは複素環式塩基部分であり; E1およびE2は、それぞれ独立して、C1−C10アルキルであり;または E1およびE2は、それぞれ独立して、H、−(CH2m−S−R4、ポリアミ
ン、ポリペプチド、結合基を有していてよい葉酸部分、または結合基を有してい
てよいコレステロール部分であり、但し、E1およびE2の一つだけはHであると
いう条件付きであり;そして R4は、H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル
、C6−C14アリールまたはチオ保護基である) を有する少なくとも1個の部分を有するオリゴマー化合物を提供する。
【0029】 本発明の一つの態様において、E1およびE2は両方ともC1−C10アルキルで
ある。もう一つの態様において、E1はHであり、E2は−(CH2m−S−R4
である。好ましくは、R4はC1−C10アルキルである。より好ましくは、R4
メチルである。
【0030】 もう一つの態様において、E2はポリアミンである。好ましいポリアミンは、
スペルミンまたはスペルミジンである。更に別の態様において、E2はポリペプ
チドである。好ましいポリペプチドは、Lys−Tyr−Lys、Lys−Tr
p−LysまたはLys−Lys−Lys−Lysである。もう一つの態様にお
いて、E2は、場合により結合基を有していてよい葉酸部分である。更に別の態
様において、E2は、場合により結合基を有していてよいコレステロール部分で
ある。
【0031】 一つの態様において、複素環式塩基部分は、プリンまたはピリミジンである。
複素環式塩基部分は、アデニン、シトシン、5−メチルシトシン、チミン、ウラ
シル、グアニンまたは2−アミノアデニンであるのが好適である。
【0032】 一つの好ましい態様において、T1は保護されたヒドロキシルであり、T2は活
性リン基である。 一つの態様において、オリゴマー化合物は、約5〜約50個のヌクレオシドを
含む。好ましい態様において、オリゴマー化合物は、約8〜約30個のヌクレオ
シドを含み、より好ましい態様において、オリゴマー化合物は、約15〜約25
個のヌクレオシドを含む。
【0033】 本発明は、更に、脱保護されたオリゴマー化合物を製造する方法であって、 (a)式
【0034】
【化6】
【0035】 [式中、Bxは、保護されていてよい複素環式塩基部分であり; E3およびE4は、それぞれ独立して、H、窒素保護基、置換または非置換のC 1 −C10アルキル、置換または非置換のC2−C10アルケニル、置換または非置換
のC2−C10アルキニルであり、ここにおいて、この置換は、OR3、SR3、N
3 +、N(R3)(R4)、グアニジノまたはアシルであり、但し、このアシルは
、酸アミドまたはエステルであり; R3およびR4は、それぞれ独立して、H、C1−C10アルキル、C2−C10アル
ケニル、C2−C10アルキニル、C6−C14アリール、窒素保護基、チオ保護基で
あり、またはR3およびR4は一緒に、窒素保護基であり;または R3およびR4は、NおよびOより選択される追加のヘテロ原子を含んでいてよ
い環構造中で結合している] を有する少なくとも1個の部分を有する、固体支持体に結合したオリゴマー化合
物を選択し; (b)その固体支持体に結合したオリゴマー化合物と水酸化アンモニウム溶液
とを周囲温度で接触させて、塩基性混合物を生じ;そして (c)メチルアミンの溶液をその塩基性混合物に周囲温度で加えて、脱保護さ
れたオリゴマー化合物を提供する工程を含む方法を提供する。
【0036】 一つの態様において、固体支持体に結合したオリゴマー化合物を、水酸化アン
モニウムと約1時間〜約3時間接触させるが、約2時間が好適である。 もう一つの態様において、その溶液中の水酸化アンモニウムの濃度は、約20
%〜飽和状態であり、飽和溶液が好適である。
【0037】 更に別の態様において、周囲温度は約15℃〜約30℃であり、20℃〜約2
5℃が好適である。 一つの態様において、メチルアミンの溶液は、水中に約30%〜約50%メチ
ルアミンであり、40%が好適である。
【0038】 もう一つの態様において、工程(c)は、約10時間〜約30時間にわたって
行われ、26時間が好適である。 好ましい態様において、固体支持体はCPGである。
【0039】 好ましい態様の詳細な説明 本発明は、2’−O−アセトアミド修飾ヌクレオシドモノマー、それから製造
されるオリゴマー化合物、およびそのオリゴマー化合物の固体支持体からの新規
な脱保護方法を提供する。本発明の2’−O−アセトアミド修飾オリゴマー化合
物は、改善されたハイブリダイゼーション特性およびヌクレアーゼ耐性を有する
と考えられる。
【0040】 本発明は、修飾ヌクレオシドモノマーおよびそれから製造されるオリゴマーを
提供する。それらモノマーは、それぞれ、好ましくは糖の2’位であるが、3’
位または5’位であってよい、または複素環式塩基位置であってよい少なくとも
一つの修飾を有するヌクレオシドを含む。本発明のヌクレオシドモノマーかまた
はオリゴマー中では、1ヶ所より多い位置が修飾されうる。本発明のオリゴマー
化合物は、RNAまたはDNAの識別または定量に、またはRNAまたはDNA
分子の活性を調節するのに有用である。修飾ヌクレオシドモノマーを中に有する
オリゴマー化合物は、好ましくは、一本鎖または二本鎖標的DNAまたはRNA
分子の予め選択されたヌクレオチド配列と特異的にハイブリッド形成しうるよう
に製造される。最終的に合成が調節されるまたは完全に阻害されるタンパク質の
生産に関与するDNAまたはRNAの配列を選択すること、または診断試験にお
いてその存在、不存在または具体的な量が確認されるRNAまたはDNAの配列
を選択することは、概して望ましい。
【0041】 本発明の一つの側面において、本発明のヌクレオシドモノマーは、式I
【0042】
【化7】
【0043】 (式中、Bxは複素環式塩基部分であり; T1およびT2は、それぞれ独立して、OH、保護されたヒドロキシルであり;
または T1およびT2の一方は、OHまたは保護されたヒドロキシルであり、T1およ
びT2のもう一方は、固体支持体または活性リン基であり; E1およびE2は、それぞれ独立して、C1−C10アルキルであり;または E1およびE2は、それぞれ独立して、H、−(CH2m−S−R4、ポリアミ
ン、ポリペプチド、結合基を有していてよい葉酸部分、または結合基を有してい
てよいコレステロール部分であり、但し、E1およびE2の一つだけはHであると
いう条件付きであり;そして R4は、H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル
、C6−C14アリールまたはチオ保護基である) を有する少なくとも1個の2’−O−アセトアミド修飾を有して製造される。
【0044】 本発明のオリゴマー化合物は、モジュレーションに選択される標的RNAまた
はDNAのヌクレオチド配列と特異的にハイブリッド形成しうるように適応され
るのが好適である。本発明の一つまたはそれ以上の態様の実施に特に適したオリ
ゴマー化合物は、2’−糖修飾ヌクレオシドを含むが、ここにおいて、修飾はア
セトアミド部分である。例えば、オリゴマー化合物は、上の式Iに示されるよう
に修飾された1個またはそれ以上のヌクレオシド単位の包含が含まれるがこれに
制限されるわけではない置換を含有するように修飾される。
【0045】 本発明は、更に、上の式Iの少なくとも一つの修飾ヌクレオシドを包含するオ
リゴマー化合物を固体支持体から脱保護する新規な方法を開示する。この方法は
、固体支持体からの脱保護/切断の際に、オリゴマー化合物中に包含された2’
−O−アセトアミド修飾ヌクレオシドの完全さを維持する利点を有する。この方
法は有効であるが、高温をより長時間用いる常套手段によって用いられる標準法
より穏やかである。この方法は、固体支持体からのオリゴマー化合物の切断と同
時に、複素環式塩基保護基も除去する。この方法は、2’−O−アセトアミド修
飾されているものの他に、オリゴマー化合物を脱保護するのに応用できる。しか
しながら、本発明の方法は、余分の工程を有し、そのために、標準的な脱保護工
程の下で不安定であるオリゴマー化合物を脱保護するのに特に有用であると考え
られる。
【0046】 保護されていてよい固体支持体に結合したオリゴマー化合物は、水酸化アンモ
ニウムの溶液を用いて周囲温度(約15℃〜約30℃)で約2時間処理される。
得られた溶液に、メチルアミンの溶液(商業的に入手可能な40%水性)を加え
る。約25%〜約50%の他のメチルアミン濃度は、本発明にしたがう。これら
濃度のメチルアミン溶液は調製される必要があるが、これは、商業的に入手可能
な試薬については必要がない。メチルアミン溶液は、それが混合物の全容量の約
10%を構成するまで加える。この混合物を周囲温度で約10時間〜約30時間
放置する。約26時間で、大部分の脱保護反応が完了した。
【0047】 本発明のヌクレオシドモノマーには、活性リン酸基および活性亜リン酸基のよ
うな適当な活性リン基が含まれうる。本明細書中で用いられる活性リン酸基およ
び活性亜リン酸基という用語は、別のモノマーまたはオリゴマー化合物のヒドロ
キシル基と反応してリン含有ヌクレオチド間結合を形成する活性モノマーまたは
オリゴマーを意味する。このような活性リン基は、PIIIまたはPV原子価状態の
活性リン原子を含有する。このような活性リン原子は、当該技術分野において知
られ、ホスホロアミダイト、H−ホスホネートおよびリン酸トリエステルが含ま
れるが、これに制限されるわけではない。好ましい合成固相合成法は、ホスホロ
アミダイトを活性リン酸として用いる。ホスホロアミダイトは、PIII化学を用
いる。引き続き、中間体亜リン酸化合物を、既知の方法を用いて酸化してPV
態にして、好ましい態様においては、ホスホジエステルまたはホスホロチオエー
トヌクレオチド間結合を生じる。更に別の活性リン酸または亜リン酸は、Tetrah
edron Report Number 309(Beaucage and Iyer, Tetrahedron, 1992,48,2223-23
11)に開示されている。
【0048】 本発明のオリゴマー化合物は、好都合には、既知の方法の固相合成法を用いて
合成され、好ましくは、標的RNAまたはDNAの予め選択されたヌクレオチド
配列に相補的であるまたはそれと特異的にハイブリッド形成しうるように設計さ
れる。オリゴマー化合物の合成のための標準的な液相法および固相法は、当業者
に周知である。これら方法は、これら複雑な化合物を合成するのに必要な時間お
よび費用を減少させるように絶えず改良されている。代表的な液相法は、199
3年5月11日発行の、本発明と同一譲渡人の米国特許第5,210,264号
に記載されている。標準的なホスホロアミダイト化学を用いてオリゴマー化合物
の合成に用いられる代表的な固相法は、Protocols For Oligonucleotides And A
nalogs, S.Agrawal, ed., Humana Press, Totowa, NJ, 1993 に記載されている
【0049】 本発明のオリゴマー化合物には、荷電結合によって連結されたヌクレオシドを
含むものも含まれ、その配列は、少なくとも二つの領域に分けられる。若干の好
ましい態様において、その第一領域には、第一の種類の結合によって結合した2
’−O−アセトアミド置換ヌクレオシドが含まれ、そして第二領域には、第二の
種類の結合によって結合したヌクレオシドが含まれる。他の好ましい態様におい
て、本発明のオリゴマーは、第一領域中で用いられるようなヌクレオシドから成
る第三領域が更に含まれ、第二領域が第一領域と第三領域との間に位置している
。このようなオリゴマー化合物は、“キメラ”、“キメラの”または“ギャップ
付き”オリゴマーとして知られる(例えば、本明細書中にその内容が援用される
1997年4月22日発行の米国特許第5,623,065号を参照されたい)
【0050】 ギャップマー技術(gapmer technology)は、オリゴマー化合物の末端(“ウ
イング”)に修飾を包含するために開発されており、RNアーゼH活性化のため
に中央にホスホロチオエートギャップを残している(Cook,P.D., Anti-Cancer D
rug Des., 1991,6,585-607; Monia et al., J.Biol.Chem., 1993,268,14514-145
22)。最近の報告では、HUVEC細胞中のヒトICAM−1転写物の5’−キ
ャップ領域にアンチセンスであった一連の均一に2’−O修飾された20マーR
NアーゼH非依存オリゴヌクレオチドの活性を、親2’−デオキシホスホロチオ
エートオリゴヌクレオチドと比較した(Baker et al., J.Bio.Chem., 1997,272,
11994-12000)。2’−MOE/P=Oオリゴマーは、2.1nMのIC50の最
大活性を示したが(Tm=87.1℃)、親P=Sオリゴヌクレオチド類似体は
、6.5nMのIC50を有した(Tm=79.2℃)。活性と結合親和性との相
関は、2’−F/P=S(Tm=87.9℃)が2’−MOE/P=S(Tm=7
9.2℃)より4倍だけ活性が小さいので、必ずしも認められない。RNアーゼ
Hコンピテント2’−デオキシP=S親オリゴヌクレオチドは、IC50=41n
Mを示した。
【0051】 本発明の場合、“オリゴマー”および“オリゴマー化合物”という用語は、特
定の配列中で互いに結合した複数の天然に存在するまたは天然に存在しないヌク
レオシドを意味する。“オリゴマー”および“オリゴマー化合物”という用語に
は、オリゴヌクレオチド、オリゴヌクレオチド類似体、オリゴヌクレオシドおよ
びキメラのオリゴマー化合物が含まれ、この場合、オリゴマー化合物を領域に分
割する2種類以上のヌクレオシド間結合が存在する。“オリゴヌクレオチド”と
いう用語は、当該技術分野において充分に定義された意味を有するが、“オリゴ
マー化合物”または“オリゴマー”という用語は、当該技術分野において知られ
ている全ての修飾様式を有するオリゴマーを含めた、より広い意味である。若干
の好ましい態様において、本発明のオリゴマー化合物はそれぞれ、修飾が本発明
のアセトアミド化合物である少なくとも一つの修飾ヌクレオシドを有する。
【0052】 本発明にしたがう複素環式塩基部分(当該技術分野においてしばしば、簡単に
“塩基”と称される)には、天然に存在するおよび天然に存在しない両方の核酸
塩基が含まれる。この複素環式塩基部分は、更に保護されていてよく、この場合
、塩基の一つまたはそれ以上の官能基は保護基を有する。本明細書中で用いられ
る“非修飾の”または“天然の”核酸塩基には、プリン塩基であるアデニンおよ
びグアニン、およびピリミジン塩基であるチミン、シトシンおよびウラシルが含
まれる。修飾核酸塩基には、5−メチルシトシン(5−me−C)、5−ヒドロ
キシメチルシトシン、キサンチン、ヒポキサンチン、2−アミノアデニン、アデ
ニンおよびグアニンの6−メチルおよび他のアルキル誘導体、アデニンおよびグ
アニンの2−プロピルおよび他のアルキル誘導体、2−チオウラシル、2−チオ
チミンおよび2−チオシトシン、5−ハロウラシルおよびシトシン、5−プロピ
ニルウラシルおよびシトシン、6−アゾウラシル、シトシンおよびチミン、5−
ウラシル(プソイドウラシル)、4−チオウラシル、8−ハロ、8−アミノ、8
−チオール、8−チオアルキル、8−ヒドロキシルおよび他の8−置換アデニン
およびグアニン、5−ハロ、特に、5−ブロモ、5−トリフルオロメチルおよび
他の5−置換ウラシルおよびシトシン、7−メチルグアニンおよび7−メチルア
デニン、8−アザグアニンおよび8−アザアデニン、7−デアザグアニンおよび
7−デアザアデニン、および3−デアザグアニンおよび3−デアザアデニンのよ
うな他の合成および天然の核酸塩基が含まれる。追加の核酸塩基には、米国特許
第3,687,808号に開示されたもの、Concise Encyclopedia Of Polymer
Science And Engineering, pages 858-859, Kroschwitz,J.I.,ed. John Wiley &
Sons, 1990 に開示されたもの、Englisch et al., Angewandte Chemie, Intern
ational Edition, 1991,30,613 に開示されたもの、および Sanghvi,Y.S., Chap
ter 15, Antisense Research and Applications, pages 289-302, Crooke,S.T.
and Lebleu,B.,ed., CRC Press, 1993 に開示されたものが含まれる。
【0053】 特定の核酸塩基は、本発明のオリゴマー化合物の結合親和性を増加させるのに
特に有用である。これらには、2−アミノプロピルアデニン、5−プロピニルウ
ラシルおよび5−プロピニルシトシンを含めた、5−置換ピリミジン、6−アザ
ピリミジン、およびN−2、N−6およびO−6置換プリンが含まれる。5−メ
チルシトシン置換は、核酸二重鎖の安定性を0.6〜1.2℃だけ増加させるこ
とが示されており(同上,276-278頁)、現在のところ、なお一層具体的には、
2’−メトキシエチル糖修飾と組み合わせた場合、好ましい塩基置換である。
【0054】 修飾核酸塩基の製造を示す代表的な米国特許には、いくつかは共通に所有され
、本明細書中にそれぞれ援用される、米国特許第3,687,808号;同第4
,845,205号;同第5,130,302号;同第5,134,066号;
同第5,175,273号;同第5,367,066号;同第5,432,27
2号;同第5,457,187号;同第5,459,255号;同第5,484
,908号;同第5,502,177号;同第5,525,711号;同第5,
552,540号;同第5,587,469号;同第5,594,121号;同
第5,596,091号;同第5,614,617号;および同第5,681,
941号、および本明細書中にも援用される1996年12月10日出願の共通
に所有される米国特許出願第08/762,488号が含まれるが、これに制限
されるわけではない。
【0055】 好ましい糖部分は、デオキシリボースまたはリボースである。しかしながら、
当該技術分野において知られている他の糖置換基も本発明にしたがう。 本明細書中で用いられる“糖置換基”という用語は、本発明の化合物またはオ
リゴマーを構成するヌクレオシドの糖部分に結合している基を意味する。糖置換
基は、糖の2’位、3’位および5’位に共有結合している。若干の好ましい態
様において、糖置換基は、糖の2’、3’および/または5’炭素原子に直接結
合した酸素原子を有する。好ましくは、糖置換基は2’位に結合しているが、糖
置換基は、また、3’位および5’位に位置していてもよい。
【0056】 本発明にしたがう糖置換基には、フルオロ、O−アルキル、O−アルキルアミ
ノ、O−アルキルアルコキシ、保護されたO−アルキルアミノ、O−アルキルア
ミノアルキル、O−アルキルイミダゾール、および式(O−アルキル)m(式中
、mは1〜約10である)を有するポリエーテルが含まれる。これらポリエーテ
ルの中で好ましいのは、直鎖状または環状のポリエチレングリコール(PEG)
、およびクラウンエーテルおよび、本明細書中にそれぞれそのまま援用される、
Ouchi et al.(Drug Design and Discovery 1992,9,93)、Ravasio et al.(J.O
rg.Chem. 1991,56,4329)および Delgardo et al.(Critical Reviews in Thera
peutic Drug Carrier Systems 1992,9,249)によって開示されているものなどの
(PEG)含有基である。更に別の糖修飾は、Cook,P.D., Anti-Cancer Drug De
sign., 1991,6,585-607 に開示されている。フルオロ、O−アルキル、O−アル
キルアミノ、O−アルキルイミダゾール、O−アルキルアミノアルキルおよびア
ルキルアミノ置換は、本明細書中にそのまま援用される、Oligomeric Compounds
having Pyrimidine Nucleotide(s) with 2' and 5' Substitutions と称される
1995年3月6日出願の米国特許出願第08/398,901号に記載されて
いる。
【0057】 本発明にしたがう追加の糖置換基には、−SR基および−NR2基が含まれ、
ここにおいて、Rはそれぞれ独立して、水素、保護基または置換または非置換の
アルキル、アルケニルまたはアルキニルである。2’−SRヌクレオシドは、本
明細書中にそのまま援用される1997年9月23日発行の米国特許第5,67
0,633号に開示されている。2’−SRモノマーシントンの挿入は、Hamm e
t al., J.Org.Chem., 1997,62,3415-3420 によって開示されている。2’−NR 2 ヌクレオシドは、Goettingen,M., J.Org.Chem., 1996,61,6273-6281; および P
olushin et al., Tetrahedron Lett., 1996,37,3227-3230 によって開示されて
いる。
【0058】 本発明にしたがう更に別の代表的な糖置換基には、式IIまたはIII
【0059】
【化8】
【0060】 (式中、Z0は、O、SまたはNHであり; Eは、C1−C10アルキル、N(R4)(R5)またはN=C(R4)(R5)で
あり; R4およびR5は、それぞれ独立して、H、窒素保護基、置換または非置換のC 1 −C10アルキル、置換または非置換のC2−C10アルケニル、置換または非置換
のC2−C10アルキニルであり、ここにおいて、この置換は、OR6、SR6、N
3 +、N(R6)(R7)、グアニジノまたはアシルであり、但し、このアシルは
、酸アミドまたはエステルであり;または R4およびR5は、一緒に、窒素保護基であり、またはNおよびOより選択され
る追加のヘテロ原子を含んでいてよい環構造中で結合していて;そして R6およびR7は、それぞれ独立して、H、C1−C10アルキル、窒素保護基で
あり、またはR3およびR4は、一緒に、窒素保護基であり;または R6およびR7は、NおよびOより選択される追加のヘテロ原子を含んでいてよ
い環構造中で結合していて; R3は、OX、SXまたはN(X)2であり; Xは、それぞれ独立して、H、C1−C8アルキル、C1−C8ハロアルキル、C
(=NH)N(H)Z、C(=O)N(H)ZまたはOC(=O)N(H)Zで
あり; Zは、HまたはC1−C8アルキルであり; L1、L2およびL3は、約4〜約7個の炭素原子を有する、または約3〜約6
個の炭素原子および1個または2個のヘテロ原子であって、酸素、窒素および硫
黄より選択されるヘテロ原子を有する環系であって、脂肪族、不飽和脂肪族、芳
香族、または飽和若しくは不飽和の複素環式である環系を含み; Yは、1〜約10個の炭素原子を有するアルキルまたはハロアルキル、2〜約
10個の炭素原子を有するアルケニル、2〜約10個の炭素原子を有するアルキ
ニル、6〜約14個の炭素原子を有するアリール、N(R4)(R5)OR4、ハ
ロ、SR4またはCNであり; q1は、それぞれ独立して、2〜10の整数であり; q2は、それぞれ独立して、0または1であり; pは、1〜10の整数であり;そして rは、1〜10の整数であり; 但し、pが0である場合、rは1より大きいという条件付きである) を有する一つを有するものが含まれる。
【0061】 式IIの代表的な2’−O−糖置換基は、本明細書中にそのまま援用される、“
Capped 2'-Oxyethoxy Oligonucleotides”と称される1998年8月7日出願の
米国特許出願第09/130,973号に開示されている。
【0062】 式IIIの代表的な環状2’−O−糖置換基は、本明細書中にそのまま援用され
る、“RNA Targeted 2'-Modified Oligonucleotides that are Conformationall
y Preorganized”と称される1998年7月27日出願の米国特許出願第09/
123,108号に開示されている。
【0063】 特に好ましい糖置換基には、O[(CH2nO]mCH3、O(CH2nOCH 3 、O(CH2nNH2、O(CH2nCH3、O(CH2nONH2およびO(C
2nON[(CH2nCH32が含まれ、但し、nおよびmは、1〜約10で
ある。
【0064】 本発明の若干の好ましいオリゴマー化合物は、2’−O−アセトアミド修飾ヌ
クレオシドの他に、次の内の一つを有する少なくとも一つのヌクレオシドを2’
位に含有する。C1−C10低級アルキル、置換低級アルキル、アルカリル、アラ
ルキル、O−アルカリルまたはO−アラルキル、SH、SCH3、OCN、Cl
、Br、CN、CF3、OCF3、SOCH3、SO2CH3、ONO2、NO2、N3 、NH2、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルカリル、アミノアルキルア
ミノ、ポリアルキルアミノ、置換シリル、RNA切断基、レポーター基、インタ
ーカレーター、オリゴマー化合物の薬物動態学的性質を改善する基、またはオリ
ゴマー化合物の薬力学的性質を改善する基、および同様の性質を有する他の置換
基。好ましい修飾には、2’−メトキシエトキシ[2’−O−CH2CH2OCH 3 ,2’−O−(2−メトキシエチル)または2’−MOEとしても知られる]
(Martin et al., Helv.Chim.Acta, 1995,78,486)、すなわち、アルコキシアル
コキシ基が含まれる。更に好ましい修飾は、本明細書中にその内容が援用される
1998年1月30日出願の共通に所有される米国特許出願第09/016,5
20号に記載の2’−ジメチルアミノオキシエトキシ、すなわち、2’−DMA
OEとしても知られる基O(CH22ON(CH32である。
【0065】 他の好ましい修飾には、2’−メトキシ(2’−O−CH3)、2’−アミノ
プロポキシ(2’−OCH2CH2CH2NH2)および2’−フルオロ(2’−F
)が含まれる。同様の修飾は、ヌクレオシドおよびオリゴマー上の他の位置、具
体的には、3’末端ヌクレオシド上または2’−5’結合オリゴマー中の糖の3
’位および5’末端ヌクレオシドの5’位に行われてもよい。オリゴマーは、シ
クロブチル部分のような糖模擬体をペンタフラノシル糖の代わりに有していても
よい。このような修飾糖構造の製造を示す代表的な米国特許には、いくつかは共
通に所有され、本明細書中にそれぞれ援用される、米国特許第4,981,95
7号;同第5,118,800号;同第5,319,080号;同第5,359
,044号;同第5,393,878号;同第5,446,137号;同第5,
466,786号;同第5,514,785号;同第5,519,134号;同
第5,567,811号;同第5,576,427号;同第5,591,722
号;同第5,597,909号;同第5,610,300号;同第5,627,
0531号;同第5,639,873号;同第5,646,265号;同第5,
658,873号;同第5,670,633号および同第5,700,920号
、および本明細書中にも援用される1995年6月5日出願の共通に所有される
米国特許出願第08/468,037号が含まれるが、これに制限されるわけで
はない。
【0066】 リボシル環上にO−置換を有する糖も、本発明にしたがう。環Oへの代表的な
置換には、S、CH2、CHFおよびCF2が含まれるが、これに制限されるわけ
ではない。例えば、本明細書中にそのまま援用される Secrist et al., Abstrac
t 21, Program & Abstracts, Tenth International Roundtable, Nucleosides,N
ucleotides and their Biological Applications, Park City, Utah, Sept.16-2
0,1992 を参照されたい。
【0067】 本発明の複素環式環構造は、完全飽和、部分飽和、不飽和でありうるしまたは
、多環式複素環式環については、それぞれの環が、利用可能な飽和状態のいずれ
かでありうる。本発明の複素環式環構造には、縮合環の一つまたはそれ以上がヘ
テロ原子を含有しない系を含めた縮合系を含むヘテロアリールも含まれる。本発
明による窒素複素環を含めた複素環には、イミダゾール基、ピロール基、ピラゾ
ール基、インドール基、1H−インダゾール基、α−カルボリン基、カルバゾー
ル基、フェノチアジン基、フェノキサジン基、テトラゾール基、トリアゾール基
、ピロリジン基、ピペリジン基、ピペラジン基およびモルホリン基が含まれるが
、これに制限されるわけではない。窒素複素環のより好ましい基には、イミダゾ
ール基、ピロール基、インドール基およびカルバゾール基が含まれる。
【0068】 本発明は、好ましいヌクレオシド間結合が3’,5’結合である複数の結合ヌ
クレオシドを含むオリゴマー化合物を提供する。或いは、2’,5’結合を用い
ることができる(1998年7月14日出願の米国特許出願第09/115,0
43号に記載のように)。2’,5’結合は、一つのヌクレオチドサブユニット
の糖部分の2’位と、隣接するヌクレオチドサブユニットの糖部分の5’位とを
共有結合によって連結している結合である。
【0069】 本発明のオリゴヌクレオチドは、好ましくは、約5〜約50塩基長さである。
好ましくは、本発明のオリゴヌクレオチドは、8〜約30個の塩基、より好まし
くは、約15〜約25個の塩基を有する。
【0070】 本発明の一つの好ましい態様において、遮断された/保護されたおよび適当に
活性化されたヌクレオシドモノマーを、通常の遮断されたおよび活性化された標
準ヌクレオチドの包含に関する標準法でオリゴマー化合物中に包含させる。例え
ば、官能基の保護を含むことができる2’−O−アセトアミド部分を有するDM
Tホスホロアミダイトヌクレオシドモノマーを選択する。そのヌクレオシドモノ
マーを、当該技術分野において知られている通常の活性化剤を用いて処理するこ
とによって成長するオリゴマー化合物に加えて、そのホスホロアミダイト部分と
成長するオリゴマー化合物とを反応させる。この後、当該技術分野において知ら
れている標準法でのDMT基の除去、および当該技術分野において標準である通
常のヌクレオチドアミダイト単位を用いたオリゴマー化合物の伸長の継続を行う
ことができる。或いは、ホスホロアミダイトは、オリゴマー化合物の末端である
ようにすることができるが、その場合、それは、固体支持体からの切断後に、D
MT基が付着していてもはずれていても精製することができる。当該技術分野に
おいて周知である、本発明のオリゴマー化合物を製造するための複数の代わりの
方法が存在する。ホスホロアミダイト法は、これら方法の一つを代表するもので
ある。
【0071】 本明細書中の文脈中、アルキル(概して、C1−C10)基、アルケニル(概し
て、C2−C10)基およびアルキニル(概して、C2−C10)基には、概して、C 1 −C20アルキル基が含まれ、他の高級炭素アルキル基も含まれる、置換および
非置換の直鎖、分岐状鎖および脂環式の炭化水素が含まれるが、これに制限され
るわけではない。追加の例には、2−メチルプロピル、2−メチル−4−エチル
ブチル、2,4−ジエチルブチル、3−プロピルブチル、2,8−ジブチルデシ
ル、6,6−ジメチルオクチル、6−プロピル−6−ブチルオクチル、2−メチ
ルブチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−エチルヘキシルおよ
び他の分岐状鎖基、アリル、クロチル、プロパルギル、2−ペンテニル、および
π結合を含有する他の不飽和基、シクロヘキサン、シクロペンタン、アダマンタ
ン、更には、他の脂環式基、3−ペンテン−2−オン、3−メチル−2−ブタノ
ール、2−シアノオクチル、3−メトキシ−4−ヘプタナール、3−ニトロブチ
ル、4−イソプロポキシドデシル、4−アジド−2−ニトロデシル、5−メルカ
プトノニル、4−アミノ−1−ペンテニル、更には、他の置換された基が含まれ
る。
【0072】 更に、本発明の文脈中、直鎖化合物とは、アルキル、アルケニルまたはアルキ
ニル化合物を含めた脂肪族化合物のような開鎖化合物を意味し;本明細書中で用
いられる低級アルキル、アルケニルまたはアルキニルには、約1〜約6個の炭素
原子のヒドロカルビル化合物が含まれるがこれに制限されるわけではない。本明
細書中で用いられる分岐状化合物は、直鎖の炭素原子に結合した追加の直鎖また
は分岐状鎖を有する、アルキル、アルケニル、アルキニル化合物のような直鎖化
合物を含む。本明細書中で用いられる環状化合物とは、閉鎖化合物、すなわち、
脂環式または芳香族化合物のような炭素原子の環を意味する。直鎖状、分岐状ま
たは環状の化合物は、アルコキシまたは複素環式化合物の場合のように、内部で
中断されていてよい。本発明の文脈中、内部で中断されるとは、炭素鎖が、O、
NまたはSのようなヘテロ原子で中断されていてよいことを意味する。しかしな
がら、所望ならば、その炭素鎖はヘテロ原子を有していなくてよい。
【0073】 本明細書中で用いられる“ポリアミン”とは、複数のアミンまたは置換アミン
官能基を含有する部分を意味する。本発明によるポリアミンは、少なくとも2個
のアミン官能基を有する。“ポリペプチド”とは、ペプチド結合によって結合し
た複数のアミノ酸を含むポリマーを意味し、ジペプチドおよびトリペプチドが含
まれる。それらアミノ酸は、天然に存在するまたは天然に存在しないアミノ酸で
あってよい。本発明によるポリペプチドは、少なくとも2個のアミノ酸を含む。
【0074】 本発明の若干の好ましい態様において、オリゴマー化合物はリン結合によって
結合している。好ましいリン結合には、ホスホジエステル結合、ホスホロチオエ
ート結合およびホスホロジチオエート結合が含まれる。本発明の一つの好ましい
態様において、ヌクレアーゼ耐性は、ホスホロチオエートヌクレオシド間結合を
利用することによってオリゴヌクレオチドに与えられる。
【0075】 本明細書中で用いられるオリゴヌクレオシドという用語には、非リン結合部分
を有する2個またはそれ以上のヌクレオシドサブユニットを含有するオリゴマー
またはポリマーが含まれる。本発明によるオリゴヌクレオシドは、グリコシル結
合によって複素環式塩基部分に結合したリボフラノース部分を有するモノマーサ
ブユニットまたはヌクレオシドを有する。
【0076】 オリゴヌクレオチドおよびオリゴヌクレオシドは、キメラオリゴマー化合物を
生じるように結合しうる。天然に存在するホスホジエステル結合基に加えて、本
発明のオリゴヌクレオチド、オリゴヌクレオシドおよびオリゴマーキメラ化合物
(オリゴマー化合物)を製造するのに用いることができるリンおよび非リン含有
結合基は、先行技術において充分に証明されており、これには、制限されること
なく次が含まれる。
【0077】 リン含有結合 ホスホロジチオエート(−O−P(S)(S)−O−); ホスホロチオエート(−O−P(S)(O)−O−); ホスホロアミデート(−O−P(O)(NJ)−O−); ホスホネート(−O−P(J)(O)−O−); ホスホトリエステル(−O−P(OJ)(O)−O−); ホホスホロアミデート(−O−P(O)(NJ)−S−); チオノアルキルホスホネート(−O−P(S)(J)−O−); チオノアルキルホスホトリエステル(−O−P(O)(OJ)−S−); ボラノホスフェート(−R5−P(O)(O)−J−); 非リン含有結合 チオジエステル(−O−C(O)−S−); チオノカルバメート(−O−C(O)(NJ)−S−); シロキサン(−O−Si(J)2−O−); カルバメート(−O−C(O)−NH−および−NH−C(O)−O−); スルファメート(−O−S(O)(O)−N−および−N−S(O)(O)−
N−); モルホリノスルファミド(−O−S(O)(N(モルホリノ)−); スルホンアミド(−O−SO2−NH−); スルフィド(−CH2−S−CH2−); スルホネート(−O−SO2−CH2−); N,N’−ジメチルヒドラジン(−CH2−N(CH3)−N(CH3)−); チオホルムアセタール(−S−CH2−O−); ホルムアセタール(−O−CH2−O−); チオケタール(−S−C(J)2−O−);および ケタール(−O−C(J)2−O−); アミン(−NH−CH2−CH2−); ヒドロキシルアミン(−CH2−N(J)−O−); ヒドロキシルイミン(−CH=N−O−);および ヒドラジニル(−CH2−N(H)−N(H)−)。
【0078】 “J”は、一般的には水素またはアルキル基であるが、一つの種類から別の種
類の結合へと異なるより複雑な基でありうる置換基を示す。 天然に存在する結合の−O−P(O)2−O−原子の一つまたはそれ以上の修
飾または置換を含む上記の結合基の他に、本発明の範囲内に含まれるのは、5’
−メチレン基、更には、天然に存在する結合の原子の一つまたはそれ以上の修飾
を含む結合基である。この種類の結合基(または結合)は、参考文献で充分に証
明されており、制限されることなく次が含まれる。
【0079】 アミド(−CH2−CH2−N(H)−C(O))および−CH2−O−N=C
H−;および アルキルリン(−C(J)2−P(=O)(OJ)−C(J)2−C(J)2
)。 式中、Jは上記の通りである。
【0080】 上記の代替ヌクレオシド間結合の合成に関する合成スキームは、WO91/0
8213号;WO90/15065号;WO91/15500号;WO92/2
0822号;WO92/20823号;WO91/15500号;WO89/1
2060号;EP216860号;US92/04294号;US90/031
38号;US91/06855号;US92/03385号;US91/036
80号;米国特許第07/990,848号;同07,892,902号;同0
7/806,710号;同07/763,130号;同07/690,786号
;同第5,466,677号;同5,034,506号;同5,124,047
号;同5,278,302号;同5,321,131号;同5,519,126
号;同4,469,863号;同5,455,233号;同5,214,134
号;同5,470,967号;同5,434,257号;Stirchak,E.P.,et al.
, Nucleic Acid Res., 1989,17,6129-6141;Hewitt,J.M.,et al., 1992,11,1661
-1666;Sood,A.,et al., J.Am.Chem.Soc., 1990,112,9000-9001;Vaseur,J.J. e
t al., J.Amer.Chem.Soc., 1992,114,4006-4007;Musichi,B.,et al., J.Org.Ch
em., 1990,55,4231-4233;Reynolds,R.C.,et al., J.Org.Chem., 1992,57,2983-
2985;Mertes,M.P.,et al., J.Med.Chem., 1969,12,154-157;Mungall,W.S.,et
al., J.Org.Chem., 1977,42,703-706;Stirchak,E.P.,et al., J.Org.Chem., 1
987,52,4202-4206;Coull,J.M.,et al., Tet.Lett., 1987,28,745;および Wang
,H.,et al., Tet.Lett., 1991,32,7385-7388 に開示されている。
【0081】 他の修飾は、糖、塩基、またはヌクレオシドのリン酸基に行われうる。代表的
な修飾は、本出願の譲受人にいずれも付与された、1991年7月25日公開の
国際公開第WO91/10671号、1992年2月20日公開のWO92/0
2258号、1992年3月5日公開のWO92/03568号、および米国特
許第5,138,045号、同5,218,105号、同5,223,618号
、同5,359,044号、同5,378,825号、同5,386,023号
、同5,457,191号、同5,459,255号、同5,489,677号
、同5,506,351号、同5,541,307号、同5,543,507号
、同5,571,902号、同5,578,718号、同5,587,361号
、同5,587,469号に開示されている。上に挙げられた公報それぞれの開
示は、本明細書中に援用される。
【0082】 オリゴヌクレオチドおよびそれらの類似体へのコンジュゲート基の結合は、先
行技術で充分に証明されている。本発明の化合物には、第一または第二ヒドロキ
シル基のような官能基に共有結合したコンジュゲート基が含まれうる。本発明の
コンジュゲート基には、インターカレーター、レポーター分子、ポリアミン、ポ
リアミド、ポリエチレングリコール、ポリエーテル、オリゴマーの薬力学的性質
を向上させる基、およびオリゴマーの薬物動態学的性質を向上させる基が含まれ
る。典型的なコンジュゲート基には、コレステロール、リン脂質、ビオチン、フ
ェナジン、フェナントリジン、アントラキノン、アクリジン、フルオレセイン、
ローダミン、クマリン、および染料が含まれる。薬力学的性質を向上させる基に
は、本発明の場合、オリゴマー取込みを改善し、オリゴマー耐分解性を増強し、
および/またはRNAとの配列特異的ハイブリダイゼーションを強化する基が含
まれる。薬物動態学的性質を向上させる基には、本発明の場合、オリゴマーの取
込み、分布、代謝または分泌を改善する基が含まれる。代表的なコンジュゲート
基は、1992年10月23日出願の国際特許出願PCT/US92/0919
6号、1997年7月1日発行の米国特許第5,578,718号、および米国
特許第5,218,105号に開示されている。前述のそれぞれが、本出願に共
通に譲渡される。それぞれの開示はそのまま本明細書中に援用される。
【0083】 本発明にしたがう好ましいコンジュゲート基には、コレステロール部分(Lets
inger et al., Proc.Natl.Acad.Sci.USA, 1989,86,6553)、コール酸(Manohara
n et al., Bioorg.Med.Chem.Lett., 1994,4,1053)、チオエーテル、例えば、ヘ
キシル−S−トリチルチオール(Manoharan et al., Ann.N.Y.Acad.Sci., 1992,
660,306; Manoharan et al., Bioorg.Med.Chem.Let., 1993,3,2765)、チオコレ
ステロール(Oberhauser et al., Nucl.Acids Res., 1992,20,533)、脂肪族鎖
、例えば、ドデカンジオール残基またはウンデシル残基(Saison-Behmoaras et
al., EMBO J., 1991,10,111; Kabanov et al., FEBS Lett., 1990,259,327; Svi
narchuk et al., Biochimie, 1993,75,49)、リン脂質、例えば、ジヘキサデシ
ル−rac−グリセロールまたはトリエチルアンモニウム−1,2−ジ−O−ヘ
キサデシル−rac−グリセロ−3−H−ホスホネート(Manoharan et al., Te
trahedron Lett., 1995,36,3651; Shea et al., Nucl.Acids Res., 1990,18,377
7)、ポリアミンまたはポリエチレングリコール鎖(Manoharan et al., Nucleos
ides & Nucleotides, 1995,14,969)、アダマンタン酢酸(Manoharan et al., T
etrahedron Lett., 1995,36,3651)、パルミチル部分(Mishra et al., Biochim
.Biophys.Acta, 1995,1264,229)、またはオクタデシルアミンまたはヘキシルア
ミノカルボニルオキシコレステロール部分(Crooke et al., J.Pharmacol.Exp.T
her., 1996,277,923)のような脂質部分が含まれる。
【0084】 アンチセンス性状を変更する他の基には、RNA切断用複合体、ピレン類、金
属キレート化剤、ポルフィリン類、アルキル化剤、ハイブリッドインターカレー
ター/リガンドおよび光架橋剤が含まれる。RNA切断剤には、o−フェナント
ロリン/Cu複合体およびRu(ビピリジン)3 2+複合体が含まれる。Ru(b
py)3 2+複合体は、核酸と相互作用し且つ核酸を光化学的に切断する。金属キ
レート化剤には、EDTA、DTPAおよびo−フェナントロリンが含まれる。
アルキル化剤には、ヨードアセトアミドのような化合物が含まれる。ポルフィリ
ン類には、ポリフィン、その置換された形、および金属複合体が含まれる。ピレ
ン類には、ピレンおよび、同様のプロトコールを用いてコンジュゲート化されう
る他のピレンを基にしたカルボン酸が含まれる。
【0085】 ハイブリッドインターカレーター/リガンドには、フォトヌクレアーゼ/イン
ターカレーターリガンド6−[[[9−[[6−(4−ニトロベンズアミド)ヘ
キシル]アミノ]アクリジン−4−イル]カルボニル]アミノ]ヘキサノイルペ
ンタフルオロフェニルエステルが含まれる。この化合物は、二つの注目に値する
特徴、すなわち、インターカレーターであるアクリジン部分およびフォトヌクレ
アーゼであるp−ニトロベンズアミド基を有する。
【0086】 光架橋剤には、例えば、N−ヒドロキシスクシニイミジル−4−アジドベンゾ
エート(HSAB)およびN−スクシンイミジル−6(−4’−アジド−2’−
ニトロフェニルアミノ)ヘキサノエート(SANPAH)のようなアリールアジ
ドが含まれる。オリゴヌクレオチドにコンジュゲート化されたアリールアジドは
、照射によって核酸およびタンパク質と架橋する。それらは、担体タンパク質(
KLHまたはBSAなど)とも架橋して、オリゴヌクレオチドに対する抗体を上
昇させる。
【0087】 本発明によるビタミン類は、概して、水溶性または脂溶性として分類すること
ができる。水溶性ビタミン類には、チアミン、リボフラビン、ニコチン酸または
ナイアシン、ビタミンB6ピリドキサール群、パントテン酸、ビオチン、葉酸、
12コバミド補酵素、イノシトール、コリンおよびアスコルビン酸が含まれる。
脂溶性ビタミン類には、ビタミンA系、ビタミンD、ビタミンEトコフェロール
系およびビタミンK(およびフィトール)が含まれる。レチノイン酸およびレチ
ノールを含めたビタミンA系は、細胞質ゾルレチノール結合タンパク質II型(C
RBP−II)、レチノール結合タンパク質(RBP)および細胞内レチノール結
合タンパク質(CRBP)のような特定のタンパク質とのそれらの相互作用によ
って標的組織に吸収され且つ輸送される。これらタンパク質は、ヒトの様々な身
体部分で見出されており、約15kDの分子量を有する。それらは、ビタミンA
系の化合物、特に、レチノイン酸およびレチノールとの特異的相互作用を有する
【0088】 本発明の文脈中、“ハイブリダイゼーション”とは、相補的ヌクレオチド間の
、ワトソン・クリック型、フーグスティーン型または逆フーグスティーン型水素
結合であってよい水素結合を意味するものである。例えば、アデニンおよびチミ
ンは、水素結合の形成によって対になる相補的核酸塩基である。本明細書中で用
いられる“相補的”とは、二つのヌクレオチド間の配列相補性も意味する。例え
ば、オリゴヌクレオチドのある位置のヌクレオチドが、DNAまたはRNA分子
の同様の位置のヌクレオチドと水素結合することができる場合、そのオリゴヌク
レオチドおよびDNAまたはRNAは、その位置で互いに相補的であると考えら
れる。そのオリゴヌクレオチドおよびDNAまたはRNAは、それぞれの分子中
の充分に多数の対応する位置が、互いに水素結合しうるヌクレオチドによって占
められている場合、互いに相補的である。したがって、“特異的にハイブリッド
形成可能”および“相補的”は、オリゴヌクレオチドとDNAまたはRNA標的
との間に安定且つ特異的な結合が生じるような充分な程度の相補性を示すのに用
いられる用語である。オリゴヌクレオチドは、その標的DNA配列に特異的にハ
イブリッド形成可能であるのに100%相補的である必要はないということが理
解される。オリゴヌクレオチドは、そのオリゴヌクレオチドの標的DNAまたは
RNA分子への結合が標的DNAまたはRNAの正常な機能を妨げ、そして特異
的結合が望まれる条件下において、すなわち、in vivo 検定または治療的処置の
場合の生理学的条件下において、または in vitro 検定の場合、その検定が行わ
れる条件下において、非標的配列へのオリゴヌクレオチドの非特異的結合を避け
る充分な程度の相補性が存在する場合、特異的にハイブリッド形成可能である。
【0089】 核酸分解酵素によるオリゴヌクレオチドの切断には、酵素−基質複合体、また
は特に、ヌクレアーゼ−オリゴヌクレオチド複合体の形成を必要とする。ヌクレ
アーゼ酵素は、概して、適当な結合のためにオリゴヌクレオチド上に特異的結合
部位を必要とするであろう。ヌクレアーゼがオリゴヌクレオチドに結合できない
ようにオリゴヌクレオチド結合部位が除去されまたは遮断される場合、それらオ
リゴヌクレオチドはヌクレアーゼ耐性であろう。配列特異的パリンドローム二本
鎖DNAを切断する制限エンドヌクレアーゼの場合、複素環式塩基部分の3位お
よび7位の環窒素ような特定の結合部位が、必要な結合部位として識別されてい
る。オリゴヌクレオチド中のこれら部位の一つまたはそれ以上の除去またはこれ
ら特定の位置へのヌクレアーゼの接近を立体的に阻止することは、特定のヌクレ
アーゼへのいろいろなレベルの耐性を提供している。
【0090】 本発明は、優れたハイブリダイゼーション特性を有すると考えられるオリゴマ
ー化合物を提供する。構造−活性関係研究は、特定の2’−糖修飾オリゴヌクレ
オチドのRNA標的(補体)への結合の増加(Tm)が、ヘテロ二本鎖の増加し
た“A”形コンホメーションと相関するということを示している。
【0091】 核酸繊維のX線回折分析(Arnott and Hukins, Biochem.Biophys.Res.Comm.,
1970,47,1504)および二本鎖核酸の結晶の分析から、DNAは“B”形構造をと
り、RNAはより堅い“A”形構造をとるということが知られている。DNAお
よびRNAのヌクレオシドの糖パッカリング(“B”形DNAのC2’エンドお
よび“A”形RNAのC3’エンド)間の相違は、二本鎖核酸間の主なコンホメ
ーションの相違である。
【0092】 ペントフラノシル部分のコンホメーションに主に寄与するのは、2’位の置換
基の性状である。したがって、C3’−エンド形の集団は、C2’−エンド形に
関して、2’−置換基の電気陰性度が増加するにつれて増加する。例えば、2’
−デオキシ−2’−ハロアデノシンの中で、2’−フルオロ誘導体は、最大のC
3’−エンド形集団(65%)を示し、2’−ヨードは最低の集団(7%)を示
す。アデノシン(2’−OH)およびデオキシアデノシン(2’−H)のそれら
は、それぞれ36%および19%である。更に、アデノシン二量体(2’−デオ
キシ−2’−フルオロアデノシン−2’−デオキシ−2’−フルオロアデノシン
)の2’−フルオロ基の作用は、スタッキングしたコンホメーションの安定化に
更に相関する。研究は、ジヌクレオシドリン酸が、A−Aの場合と幾何学的に同
様であるが、A−Aより大きい塩基−塩基重複度を有するスタッキングしたコン
ホメーションを有するということを示している。C2’−F結合の極めて極性の
性状およびC3’−エンドパッカリングへの極端な優先は、“A”形構造でのス
タッキングしたコンホメーションを安定化させうると考えられる。
【0093】 UV淡色性、円偏光二色性および1H NMRからのデータも、スタッキング
の程度が、ハロ置換基の電気陰性度が減少するにつれて減少することを示してい
る。更に、糖部分の2’位の立体的嵩高(steric bulk)は、“B”形二重らせ
んよりも“A”形二重らせんにおいてより多く与えられる。
【0094】 したがって、ジヌクレオシド一リン酸の3’−ヌクレオチジル単位上の2’−
置換基は、スタッキングコンホメーションに多数の作用、すなわち、立体反発、
フラノースパッカリング優先、静電反発、疎水性引力および水素結合能を及ぼす
と考えられる。これら置換基作用は、置換基の分子サイズ、電気陰性度および疎
水性によって決定されると考えられる。
【0095】 2’−デオキシグアノシン、シチジンおよびウリジンジヌクレオシドリン酸の
2’−OMe修飾を用いた研究は、該当する非メチル化種(2’−OH)に関し
て増加したスタッキング作用を示す。この場合、メチル基の疎水性引力は、その
立体的嵩高の脱安定化作用を克服する性質があると考えられる。
【0096】 融解温度(相補的結合)は、2’−置換アデノシン二リン酸を用いて増加する
。コンホメーションの3’−エンド優先かまたは置換基の存在が、増加した結合
の原因となっているのかどうか明らかでない。しかしながら、隣接する塩基の一
層大きい重なり(スタッキング)は、3’−エンドコンホメーションを用いて得
ることができる。
【0097】 いずれか特定の理論に拘束されたくはないが、アセトアミド修飾オリゴマー化
合物の設計は、2’−連結部位の電気陰性原子を含む多数の因子に集中しており
、これは、O4'−O2'ゴーシュ作用(結合親和性の増加)および2’−置換基−
O−CH2−C(O)−N(−)−のゴーシュ作用(結合親和性/ヌクレアーゼ
耐性の増加)によってC3'−エンドコンホメーションに必要であると考えられる
。考えられる構造を、1個のモノマーについて下に示す。
【0098】
【化9】
【0099】 本発明の化合物は、診断薬、治療薬および研究用試薬としておよびキットで利
用することができる。それらは、有効量の本発明のオリゴマー化合物を適当な薬
学的に許容しうる希釈剤または担体に加えることによって医薬組成物中で利用す
ることができる。それらは、更に、望ましくないタンパク質生産を特徴とする疾
患を有する生物を治療するのに用いることができる。生物は、望ましくないタン
パク質をコードする標的核酸鎖と特異的にハイブリッド形成することができる配
列を有する本発明のオリゴマー化合物と接触することができる。
【0100】 治療用組成物の製剤化および引き続きの投与は、当業者の技術の範囲内である
と考えられる。概して、治療薬には、このような療法を必要としている患者に、
本発明によるオリゴマーを、一般的には、薬学的に許容しうる担体中において、
患者の年齢および治療される疾患状態の重症度に依って0.01μg〜100g
/kg(体重)の範囲の用量で投与する。更に、治療は、1回の投薬であってよ
いし、または具体的な疾患の性状、その重症度および患者の全身状態に依って異
なるであろう一定期間継続してよく、しかも1日1回〜20年毎に1回まで延長
しうる治療計画であってよい。処置後、患者は、その状態の変化についておよび
疾患状態の症状の緩和について監視される。オリゴマーの用量は、現在の用量レ
ベルに患者がほとんど応答しない場合に増加させることができるかまたは、疾患
状態の症状の緩和が認められる場合または疾患状態が消散している場合、用量を
減少させることができる。
【0101】 ある場合には、本発明のオリゴマーを、他の伝統的な治療方式と一緒に用いて
患者を治療することがより有効でありうる。例えば、AIDSに関して治療され
ている患者には、AZTと一緒にオリゴマーを投与してよいし、またはアテロー
ム性動脈硬化症の患者は、被処置動脈の再閉塞を防止する血管形成術後に、本発
明のオリゴマーを用いて治療してよい。
【0102】 投薬は、治療される疾患状態の重症度および応答性に依り、治療過程は、数日
〜数ヶ月、または治癒するまでまたは疾患状態の軽減が達成されるまで継続され
る。最適の投薬計画は、患者体内の薬物蓄積の測定値から計算することができる
。熟練者は、最適用量、投薬法および反復率を容易に決定することができる。最
適用量は、個々のオリゴマーの相対力価に依って異なることがありうるし、概し
て、in vitro および in vivo 動物モデルにおいて有効であると判明したEC50 に基づいて推定することができる。概して、用量は、0.01μg〜100g/
kg(体重)であり、1日に、1週間に、1ヶ月にまたは1年に1回またはそれ
以上、または2年〜数年毎に1回でも与えられてよい。
【0103】 成功した治療後、疾患状態の再発を防止するように患者が維持療法を受けるの
が望ましいことがありうるが、この場合、オリゴマーは、0.01μg〜100
g/kg(体重)の維持用量で1日に1回またはそれ以上〜数年毎に1回投与さ
れる。
【0104】 本発明の医薬組成物は、局所かまたは全身の処置が望まれるのかどうかに依っ
ておよび処置される部位に依って多数の方式で投与することができる。投与は、
局所(眼、膣、直腸、鼻腔内、経皮を含めた)、経口または非経口であってよい
。非経口投与には、静脈内点滴、皮下、腹腔内または筋肉内注射、または脊髄内
または脳室内投与が含まれる。
【0105】 局所投与用製剤には、経皮パッチ、軟膏剤、ローション剤、クリーム剤、ゲル
剤、滴剤、坐剤、噴霧剤、液剤および散剤が含まれうる。慣用的な医薬担体、水
性、粉末または油状基剤、粘稠化剤等は、必要であるかまたは望まれることがあ
りうる。コーティングコンドーム、グローブ等も有用でありうる。
【0106】 経口投与用組成物には、散剤または顆粒剤、水中または非水性基剤中の懸濁剤
または液剤、カプセル剤、サシェ剤または錠剤が含まれる。粘稠化剤、フレーバ
ー剤、希釈剤、乳化剤、分散助剤または結合剤は望まれることがありうる。
【0107】 脊髄内または脳室内投与用組成物には、緩衝剤、希釈剤および他の適当な添加
剤も含有しうる滅菌水性液剤が含まれうる。 非経口投与用製剤には、緩衝剤、希釈剤および他の適当な添加剤も含有しうる
滅菌水性液剤が含まれうる。
【0108】 本発明は、単細胞の原核生物および真核生物から多細胞真核生物までの種々の
生物で実施することができる。遺伝、代謝または細胞機構の基本部分としてDN
A−RNA転写またはRNA−タンパク質翻訳を利用するいずれの生物も、この
ような治療的および/または予防的処置に感受性である。細菌、酵母、原生動物
、藻類、植物、および温血動物を含めた高等動物の型のような外観上異なる生物
を、この方式で処置することができる。更に、多細胞真核生物の細胞はそれぞれ
、それらの細胞活性の不可欠な要素としてDNA−RNA転写もRNA−タンパ
ク質翻訳も含むので、このような療法および/または診断法は、このような細胞
集団にも実施することができる。更に、真核細胞のオルガネラの多く、例えば、
ミトコンドリアおよび葉緑体も、転写および翻訳の機構を含む。単細胞、細胞集
団またはオルガネラも、そのままで、本発明の治療用または診断用オリゴヌクレ
オチドを用いて処置することができる生物の定義の範囲内に含まれうる。本明細
書中で用いられる療法とは、疾患状態の根絶、微生物、例えば、細菌、原生動物
または他の感染の致死、または異常なまたは望ましくない細胞の成長または発現
の抑制を含む意味である。
【0109】 天然に存在するオリゴヌクレオチド、更には、ホスホロチオエートのような本
発明のオリゴマー化合物の製造に選択される現在の方法は、制御多孔質ガラス(
CPG);オキサリル制御多孔質ガラス(例えば、Alul,et al., Nucleic Acids
Research 1991,19,1527 を参照されたい);TENTAGEL Support(例え
ば、Wright,et al., Tetrahedron Letters 1993,34,3373 を参照されたい);ま
たは Perceptive Biosystems から入手可能なポリスチレン樹脂であるPORO
Sなどのポリマー支持体(固体支持体)を用いた固相合成による。このような合
成のための装置は、例えば、Applied Biosystems(Foster City, CA)を含めた
いくつかの業者によって販売されている。当該技術分野において知られているこ
のような合成のための他の手段はいずれも、更にまたは代わりに用いることがで
きる。自動合成法を含めた適当な固相技術は、F.Eckstein (ed.), Oligonucleot
ides and Analogues, a Practical Approach, Oxford University Press, New Y
ork (1991) に記載されている。
【0110】 固相合成法は、成長するオリゴヌクレオチド鎖の一方の末端へのヌクレオチド
の逐次的付加に頼る。典型的には、最初のヌクレオシド(存在する任意の環外ア
ミン官能基上に保護基を有する)を、適当なガラスビーズ支持体に結合させ、そ
して活性亜リン酸化合物(典型的には、適当な保護基も有するヌクレオチドホス
ホロアミダイト)を段階的に加えて、その成長するオリゴヌクレオチドを伸長さ
せる。固相合成のための追加の方法は、Caruthers 米国特許第4,415,73
2号;同第4,458,066号;同第4,500,707号;同第4,668
,777号;同第4,973,679号;および同第5,132,415号;お
よび Koster 米国特許第4,725,677号;およびRe.34,069号に
見出されうる。
【0111】 本発明による固体支持体には、制御多孔質ガラス(CPG)、オキサリル制御
多孔質ガラス(例えば、Alul,et al., Nucleic Acids Research 1991,19,1527
を参照されたい)、TentaGel Support、すなわち、アミノポリエチレングリコー
ル誘導体化支持体(例えば、Wright,et al., Tetrahedron Letters 1993,34,337
3 を参照されたい)、または Poros、すなわち、ポリスチレン/ジビニルベンゼ
ンのコポリマーが含まれる。
【0112】 2’−置換オリゴヌクレオチドは、標準的な固相核酸合成により、380B型
(Perkin Elmer/Applied Biosystems)または MilliGen/Biosearch 7500ま
たは8800のような自動合成機を用いて合成された。トリエステル、ホスホロ
アミダイトまたはホスホン酸水素塩(エステル)(hydrogen phosphonate)のカッ
プリング化学物質(Oligonucleotides: Antisense Inhibitors of Gene Express
ion. M.Caruthers, p.7, J.S.Cohen (Ed.), CRC Press, Boca Raton, Florida,
1989)を、これら合成機を用いて、所望のオリゴヌクレオチドを与える。Beauca
ge 試薬(J.Amer.Chem.Soc., 1990,112,1253)または元素硫黄(Beaucage et al
., Tet.Lett., 1981,22,1859)を、ホスホロアミダイトまたはホスホン酸水素塩
(エステル)化学物質と一緒に用いて、2’−置換ホスホロチオエートオリゴヌ
クレオチドを与える。
【0113】 有用な硫化剤には、例えば、Iyer et al., J Am Chem Soc, 112,1253-1254(19
90); および Iyer et al., J Org Chem, 55,4693-4699(1990) に記載の Beaucag
e 試薬;Vu et al., Tetrahedron Lett, 32,3005-3007(1991) に記載のテトラエ
チルチウラムジスルフィド;Rao et al., Tetrahedron Lett, 33,4839-4842(199
2) に記載のジベンゾイルテトラスルフィド;Kamer et al., Tetrahedron Lett,
30,6757-6760(1989) に記載のジ(フェニルアセチル)ジスルフィド;ビス(O
,O−ジイソプロポキシホスフィノチオイル)ジスルフィド、Stec., Tetrahedr
on Letters, 1993,34,5317-5320;硫黄;およびトリアリール−、トリアルキル
−またはトリアラルキル−またはトリアルカリルホスフィンのようなリガンドと
組み合わせた硫黄が含まれる。有用な酸化剤には、上記のものに加えて、ヨウ素
/テトラヒドロフラン/水/ピリジン;過酸化水素/水;tert−ブチルヒドロペ
ルオキシド;またはm−クロロ過安息香酸のような過酸が含まれる。硫化の場合
、その反応は、空気、特に酸素の除去を用いた無水条件下で行われるが;酸化の
場合、その反応は水性条件下で行うことができる。
【0114】 必要な2’−置換ヌクレオシド(A、G、C、T(U)、および修飾核酸塩基
または追加の糖修飾を有する他のヌクレオシド)は、下記の手順を用いて製造さ
れる。
【0115】 本発明のヌクレオシドモノマーおよびオリゴマー化合物の合成中、化学保護基
を用いて、1個またはそれ以上の官能基の変換を容易にすることができるが、他
の官能基は不活性にされる。多数の化学官能基を、ブロックされた形で本発明の
化合物中に導入後、脱ブロックして、最終の所望の化合物を形成することができ
る。概して、保護基は、分子の化学官能基を特定の反応条件に不活性にし、その
後、その分子の残部をほとんど損なうことなく、分子中のこのような官能基から
除去することができる(Green and Wuts, Protective Groups in Organic Synth
esis, 2d edition, John Wiley & Sons, New York, 1991)。例えば、アミノ基
は、フタルイミド基として、9−フルオレニルメトキシカルボニル(FMOC)
基として、トリフェニルメチルスルフェニル基、t−BOC基、ベンゾイル基ま
たはベンジル基を用いてブロックすることができる。カルボキシル基は、アセチ
ル基として保護することができる。代表的なヒドロキシル保護基は、Beaucage e
t al., Tetrahedron 1992,48,2223 によって記載されている。好ましいヒドロキ
シル保護基は、トリチル基、モノメトキシトリチル基、ジメトキシトリチル基、
トリメトキシトリチル基、9−フェニルキサンチン−9−イル(Pixyl)基
および9−(p−メトキシフェニル)キサンチン−9−イル(MOX)基のよう
な酸反応活性である。化学官能基は、それらを前駆体の形に含むことによっても
“ブロックされ”うる。したがって、アジド基は、容易にアミンに変換されるの
で、アジド基をアミンの“ブロックされた”形と考えて用いることができる。オ
リゴヌクレオチド合成に利用される代表的な保護基は、Agrawal et al., Protoc
ols for Oligonucleotide Conjugates, Eds, Humana Press; New Jersey, 1994;
Vol.26 pp.1-72 に考察されている。
【0116】 その他の使用の内、本発明のオリゴマー化合物は、ras−ルシフェラーゼト
ランス活性化を用いるras−ルシフェラーゼ融合系において有用である。本出
願と共通に譲渡され、本明細書中にそのまま援用される1992年12月23日
公開の国際公開第WO92/22651号および米国特許第5,582,972
号および同第5,582,986号に記載のように、ras癌遺伝子は、原形質
膜の内面に局在する関連タンパク質をコードする遺伝子ファミリーのメンバーで
ある。rasタンパク質は、アミノ酸レベルで高度に保存され、GTPを高い親
和性および特異性で結合し、そしてGTPアーゼ活性を有することが示されてい
る。ras遺伝子産物の細胞内機能は知られていないが、それらの生化学的性質
は、GTP結合タンパク質またはGタンパク質として知られるシグナル伝達タン
パク質のクラスとの有意の配列相同性に加えて、ras遺伝子産物が、原形質膜
を越える細胞外シグナルの伝達に関連する基本的細胞調節機能においてある基本
的な役割を果たしていることを示唆している。
【0117】 H−ras、K−rasおよびN−rasと称される3種類のras遺伝子が
、哺乳動物ゲノム中で識別されている。哺乳動物ras遺伝子は、それらコーデ
ィング配列中の単一点突然変異によって形質転換を誘導する性質を獲得する。天
然に存在するras癌遺伝子中の突然変異は、コドン12、13および61に局
在している。ヒト腫瘍で見出される最も一般的に検出される活性化ras突然変
異は、H−ras遺伝子のコドン−12においてであり、この場合、GGCから
GTCへの塩基変化は、rasタンパク質産物のGTPアーゼ調節ドメイン中で
グリシン−バリン置換を引き起こす。この単一アミノ酸変化は、rasタンパク
質機能の正常な制御を無効にし、それによって、普通に調節される細胞タンパク
質を絶えず活性であるタンパク質に変換すると考えられる。正常なrasタンパ
ク質機能のこのような調節解除は、正常から悪性の成長への形質転換の原因であ
ると考えられる。
【0118】 ras遺伝子のモジュレーションに加えて、他の核酸と特異的にハイブリッド
形成可能である本発明のオリゴマー化合物は、このような他の核酸の発現を調節
するのに用いることができる。例には、異常な細胞増殖および腫瘍形成に関連し
ている活性型に時々変換する天然に存在する細胞性遺伝子であるraf遺伝子が
含まれる。他の例には、プロテインキナーゼC(PKC)の発現を調節すること
が判っているPKCに関するもの、ICAMのような細胞接着分子に関するもの
、多剤耐性関連タンパク質に関するものが含まれ、ウイルスゲノム核酸には、H
IV、ヘルペスウイルス、エプスタイン・バールウイルス、サイトメガロウイル
ス、乳頭腫ウイルス、C型肝炎ウイルスおよびインフルエンザウイルスが含まれ
る(本出願と共通に譲渡され、本明細書中にその開示が援用される米国特許第5
,166,195号、同第5,242,906号、同第5,248,670号、
同第5,442,049号、同第5,457,189号、同第5,510,47
6号、同第5,510,239号、同第5,514,577号、同第5,514
,786号、同第5,514,788号、同第5,523,389号、同第5,
530,389号、同第5,563,255号、同第5,576,302号、同
第5,576,902号、同第5,576,208号、同第5,580,767
号、同第5,582,972号、同第5,582,986号、同第5,591,
720号、同第5,591,600号および同第5,591,623号を参照さ
れたい)。
【0119】 理解されるように、本発明の方法の工程は、任意の具体的な回数または任意の
具体的な配列順序で行われる必要はない。本発明の追加の目的、利点および新規
な特徴は、詳しく説明するためのものであって制限するものではない次の実施例
の検討によって当業者に明らかになるであろう。
【0120】 (実施例) 実施例1 N3−ベンジルオキシメチル−2’−O−メトキシカルボニルメチレン−5−メ
チルウリジン(2) 5℃の無水DMF(250ml)中のN3−ベンジルオキシメチル−5−メチ
ルウリジン(9.70g,25.6mmol)(米国特許出願第08/464,
953号、1995年6月6日出願に例示された方法によって製造)の溶液に、
水素化ナトリウム(1.025g,25.6mmol,60%油分散液)を加え
た。この反応混合物を周囲温度にまで温度上昇させ、1時間撹拌した。この懸濁
液をCH3CN−CO2浴中で−40℃に冷却し、メチル2−ブロモアセテート(
2.36ml、25.6mmol)を徐々に加えた。この反応混合物を周囲温度
までに1時間にわたって徐々に温度上昇させてから、周囲温度において16時間
撹拌した。MeOH(10ml)を加えた後に、氷AcOH(5ml)を添加し
、反応混合物を5分間撹拌した。溶媒を真空下で蒸発させて、油状物を得て、こ
れをEtOAc(500ml)中に溶解し、有機層を水(3x50ml)とブラ
イン(50ml)とによって洗浄した。有機層をNa2SO4によって乾燥させた
後に、溶媒を真空下で蒸発させて、油状物を得て、これを無水MeOH(64m
l)中の2M NEt3中に溶解した。周囲温度において1時間撹拌した後に、
溶媒を真空下で蒸発させた。得られた油状物を、溶離剤としてCH2Cl2:Me
OH(95/5,v/v)を用いてカラムクロマトグラフィーによって精製して
、2.99g(26%)の標題化合物を吸湿性白色泡状物として得た。少量の不
純物を有する二次フラクションは5.57(〜5%)の標題化合物を泡状物とし
て生じた。
【0121】
【数1】
【0122】 実施例2 2’−O−メトキシカルボニルメチレン−5−メチルウリジン(3) 化合物2(2.99g,6.64mmol)を無水MeOH(80ml)中に
溶解して、アルゴン雰囲気下で、炭素付き10%Pd(750mg)を含有する
圧力ボトルに加えた。この容器を水素によって30psiに加圧して、16時間
振とうした。容器の中身をセライト・パッドに通して濾過して、濾液を真空下で
蒸発させた。得られた油状物を無水MeOH中の1M NEt3中に溶解し、こ
の溶液を還流温度において2時間加熱した。溶媒を真空下で蒸発させて、2.7
35g(95%)の標題化合物を白色固体として得た。
【0123】
【数2】
【0124】 実施例3 5’−O−DMT−2’−O−メトキシカルボニルメチレン−5−メチルウリジ
ン(4) 無水ピリジン(60ml)中に溶解した化合物3(39mg,0.32mmo
l,無水ピリジンと共に2回蒸発させて乾燥させ、次に周囲温度において真空(
0.1torr)下で12時間乾燥させたもの)とジメチルアミノピリジン(3
9mg,0.32mmol)との溶液に、4,4’−ジメトキシトリチルクロリ
ド(2.79g,8.24mmol)を12時間撹拌しながら加えた。MeOH
(10ml)を30分間撹拌しながら加えて、溶媒を真空下で蒸発させた。得ら
れた油状物をEtOAc(500ml)中に溶解し、有機層を水(3x50ml
)によって、次にブライン(50ml)によって洗浄した。NEt3(5ml)
を加えて、有機層をNa2SO4上で乾燥させ、溶媒を真空下で蒸発させた。得ら
れた泡状物を、溶離剤としてCH2Cl2:EtOAc(60/40,v/v)を
用いるカラムクロマトグラフィーによって精製して、2.445g(59%)の
標題化合物を泡状物として得た。
【0125】
【数3】
【0126】 実施例4 5’−O−DMT−2’−O−メトキシカルボニルメチレン−5−メチルウリジ
ン−3’−(2−シアノエチル−N,N−ジイソプロピルホスホロアミダイト)
(5) 化合物4(1.29g,2.04mmol)をCH2Cl2(20ml)中に溶
解して、ジイソプロピルエチルアミン(0.78ml,4.48mmol)と2
−シアノエチルジイソプロピルクロロホスホロアミダイト(0.501ml,2
.24mmol)とを周囲温度において滴加した。周囲温度において1.5時間
撹拌した後に、追加のジイソプロピルエチルアミン(0.78ml,4.48m
mol)と2−シアノエチルジイソプロピルクロロホスホロアミダイト(0.5
01ml,2.24mmol)とを周囲温度において滴加した。さらに1時間後
に、EtOAc(200ml)を反応混合物に加えて、有機層(organic)を半飽
和NaHCO3によって2回洗浄し、ブラインによって洗浄し、有機層をMgS
4上で乾燥させ、真空下で蒸発させた。得られた油状物をCH2Cl2中に溶解
し、溶離剤としてCH2Cl2:EtOAc:NEt3(70/30/0.5,v
/v/v)を用いるシリカゲル・カラムクロマトグラフィーによって精製して、
1.43gの標題化合物を油状物として得た。溶離剤としてEtOAc:NEt 3 (95.5/0.5,v/v)を用いるさらなる溶離によって、生成物の第2
フラクションを得た。生成物フラクションを丸底フラスコに移し、CH2Cl2
14ml)中に溶解した。生じた溶液に激しく撹拌しながらヘキサン(200m
l)を加えて、白色ガムとやや濁った上澄み液とを得た。混合物を数時間沈降さ
せて、上澄み液をデカントし、ガムをヘキサンによって3回洗浄した。ヘキサン
洗浄液(washes)をデカントして、生成物を真空(0.1torr)下で12時間
乾燥させて、917mgの標題化合物を白色泡状物として得た。生成物の第2フ
ラクションを白色固体(118mg,7%)として単離した。
【0127】
【数4】
【0128】 実施例5 2’−O−(メトキシカルボニルメチレン)アデノシン(18a) アデノシン(25.0g,93.5mmol)をDMF(900ml)中にア
ルゴン雰囲気下で溶解した。生じた溶液を−50℃に冷却して、NaH(鉱油中
60%分散液)(4.86g,122mmol)を2回に分けて加え、反応混合
物を−30℃に温度上昇させて、30分間撹拌した。この反応混合物を−50℃
に再冷却した後に、メチル2−ブロモアセテート(11.5ml,122mmo
l)を滴加し、反応を周囲温度に温度上昇させた。周囲温度において1時間撹拌
した後に、MeOH(100ml)を加えて、反応を10分間撹拌し、溶媒を真
空下で蒸発させて、泡状物を得た。生成物をEtOAcと共に同時蒸発させて(c
oevaporated)、標題化合物を粗固体として得た、これはその後の反応にさらに精
製せずに用いるために充分な純度であった。生成物の小部分をカラムクロマトグ
ラフィーによって精製して、特徴付けた。
【0129】
【数5】
【0130】 実施例6 5’−O−t−ブチルジフェニルシリル−2’−O−(メトキシカルボニルメチ
レン)−アデノシン(18) 粗物質としての2’−O−(メトキシカルボニルメチレン)アデノシン(23
g,67.8mmol)を乾燥ピリジン(500ml)中に溶解して、t−ブチ
ルジフェニルシリルクロリド(21.2ml,81.3mmol)を加えて、反
応混合物を周囲温度において15時間撹拌した。溶媒を真空下で250ml量に
なるまで蒸発させ、EtOAc(1L)を加えて、この溶液を水(200ml)
によって、次にブライン(100ml)によって洗浄して、MgSO4によって
乾燥させた。溶媒を真空下で蒸発させて、残渣を得て、この残渣を最少量のEt
OAc(40ml)中に溶解して、この溶液をヘキサンの激しく撹拌した溶液(
4L)に滴加して、沈殿を得た。混合物を12時間沈降させて、この時間後に、
上澄み液をデカントし、固体を濾過して、ヘキサンによって2回洗浄して、標題
化合物を固体(46.68g)として得た。生成物の小部分をカラムクロマトグ
ラフィーによって精製して、特徴付けた。
【0131】
【数6】
【0132】 実施例7 5’−O−[(2,2−ジメチル−1,1−ジフェニル−1−シラプロポキシ)
メチル]−2’−O−((N,N−ジメチルアミノエチレンアミノ)カルボニル
メチレン)アデノシン(19a) 無水DMF(21ml)中に溶解した化合物18(2.44g,4.22mm
ol)にN,N−ジメチルエチレンジアミン(7.81ml,71mmol)を
周囲温度において20時間撹拌しながら加えた。この反応混合物を蒸発させて、
得られた油状物をEtOAc(420ml)中に溶解し、有機層を水によって3
回(3x50ml)、ブラインによって洗浄し、有機層をMgSO4上で乾燥さ
せ、溶媒を真空下で蒸発させて、2.40g(90%)の標題化合物を白色固体
として得た。
【0133】
【数7】
【0134】 実施例8 2’−O−(4,4’−ジメトキシトリチル)−2’−O−(2−N−(2−メ
チルチオエチル)−アセトアミド)−5−メチルウリジン(62) 化合物4(841mg,1.33mmol)を無水THF(4.0ml)中に
溶解して、2−メチルチオエチルアミン(0.622ml,6.65mmol)
を加えて、周囲温度において20時間撹拌した後に、溶媒を28℃において真空
下で蒸発させて、油状物を得て、これをEtOAc(85ml)中に溶解した。
有機相を水(3x10ml)、ブライン(10ml)によって洗浄し、MgSO 4 によって乾燥させた。溶媒を35℃において真空下で蒸発させて、泡状物を得
て、これをフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、790mg(86
%)の標題化合物を白色泡状物として得た。
【0135】
【数8】
【0136】 実施例9 5’−O−DMT−2’−O−メトキシカルボニルメチレン−5−メチルウリジ
ン−3’−O−スクシネート(4a) 化合物4(0.25g,0.38mmol)を無水コハク酸(0.057g,
0.57mmol)及びジメチルアミノピリジン(0.023g,0.19mm
ol)と混合した。この混合物を真空下、40℃においてP25上で一晩乾燥さ
せた。乾燥した物質をジクロロメタン(1ml)中に溶解し、トリエチルアミン
(0.106ml,0.76mmol)をアルゴン雰囲気下、周囲温度において
4時間撹拌しながら加えた。この反応をジクロロメタン(30ml)によって希
釈し、10%クエン酸(氷冷,30ml)と水(30ml)とによって洗浄した
。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させた。得られた泡
状物を溶離剤としてメタノール:ジクロロメタン:ピリジン(1/8.9/0.
1,v/v/v)を用いるシリカゲル・カラムクロマトグラフィーによって精製
して、0.2g(71%)の標題化合物を白色泡状物として得た。
【0137】
【数9】
【0138】 実施例10 5’−O−DMT−2’−O−メトキシカルボニルメチレン−5−メチルウリジ
ン−3’−O−スクシニル−CPG(4b) ジメチルホルムアミド(DMF,0.64ml)、2−(1H−ベンゾトリア
ゾール−1−イル)−1,2,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレ
ート(TBTU,0.83g,0.26mmol)及び4−メチルモルホリン(
0.53g,0.52mmol)を、真空下においてP25上で乾燥させた化合
物4a(0.19g,0.25mmol)に加えた。この混合物が透明な溶液に
なるまで、この混合物を渦流させた。無水DMF(2.2ml)と活性化CPG
(1.13g,115.2μmol/g)とを加えて、シェーカー上で18時間
振とうさせた。この混合物を濾過し、官能化したCPG(functionalized CPG)を
DMF、ジクロロメタン及びジエチルエーテルによって徹底的に洗浄した。CP
Gを真空下でP25上で乾燥させた。CPG上の非官能化部位にキャップするた
めに、CPGをキャッピング試薬(capping reagent)(Cap A=2ml,C
ap B=2ml,Perseptive Biosystems Inc.)
と混合して、シェーカー上で2時間振とうさせた。次に、これを濾過して、アセ
トニトリルとジエチルエーテルとによって洗浄して、官能化CPG(200mg
)を得た。真空下で乾燥させた後に、負荷容量(loading capacity)を測定した(
1.20g,45.34mmol/g)。
【0139】 実施例11 少なくとも1つの2’−O−メトキシカルボニルメチレン官能基を有する修飾オ
リゴヌクレオチド(22)の一般的合成方法 ホスホロアミダイト5を無水アセトニトリル中に溶解して、0.1M溶液を得
て、Expedite Nucleic Acid System(Milli
pore)上に負荷して、オリゴヌクレオチドを合成する。Millipore
によって供給されたプロトコールをこの合成に用いる。アミダイト5のカップリ
ングのために、カップリング時間を10分間に延長して、この工程を2回実施し
た。カップリング効率は95%より大きかった。アセトニトリル中の(1R)−
(−)−(10−カンファースルホニル)オキサジリジン(CSO)(0.5M
)の溶液を酸化剤として用いた。2’−デオキシホスホロアミダイトと、この合
成に用いる全ての他の試薬とはPerseptive Biosystems
Inc.からのものであった。 種々なアミンを用いて、以下のセクションにお
いて述べるようにオリゴヌクレオチドを官能化した。
【0140】 実施例12 少なくとも1つの2’−O−N−[2−(ジメチルアミノ)エチルアセトアミド
]修飾を有する修飾オリゴヌクレオチド(23)の一般的合成方法 2’−O−メトキシカルボニルメチレン官能基を有するCPG結合オリゴヌク
レオチド22をメタノール中の50%N,N−ジメチルエチレンジアミン中に懸
濁させて、周囲温度に24時間維持する。これらの条件下で、アミンコンジュゲ
ーションがメトキシ基の求核性置換によって生じた。同時に、オリゴヌクレオチ
ドはCPGから脱保護され、環外アミノ及びリン酸基上の保護基も除去された。
得られた混合物を蒸発乾燥させて、5’−O−DMT含有オリゴヌクレオチドを
得て、これをHPLC(Waters,C−4,7.8x300mm,A=50
mMトリエチルアンモニウムアセテート,pH=7,B=アセトニトリル5〜6
0%B,55分間中,流量2.5ml/分,λ260nm)によって精製した。
80%酢酸水溶液による脱トリチル及び蒸発と、その後のWatersC−4カ
ラム上でのHPLCによる脱塩とが修飾オリゴヌクレオチド(配列番号1〜4)
を生じた。オリゴヌクレオチドをHPLC、CGE及び質量分析によって分析し
た。
【0141】
【表1】
【0142】
【表2】
【0143】 ΔTm/modは第1欄ではRNA対非修飾DNA/℃に対してであり、第2
欄ではRNA対非修飾デオキシホスホロチオエートDNA/℃に対してである。 実施例13 少なくとも1つの2’−O−[(N−メチル)−アセトアミド]修飾を有する修
飾オリゴヌクレオチド(24)の一般的合成方法 2’−O−メトキシカルボニルメチレン官能基を有するCPG結合オリゴヌク
レオチド(22)を水中の40%N−メチルアミンによって周囲温度において2
4時間処理した、これは固体支持体からの結合オリゴヌクレオチドの切断も行な
う(表III)。同時に、環外アミノ及びリン酸基上の保護基が除去された。混
合物を蒸発乾燥させて、5’−O−DMT含有オリゴヌクレオチドを得た。オリ
ゴヌクレオチドをHPLC(Waters,C−4,7.8x300mm,A=
50mMトリエチルアンモニウムアセテート,pH=7,B=アセトニトリル5
〜60%B,55分間中,流量2.5ml/分,λ260nm)によって精製し
、80%酢酸水溶液によって脱トリチルし、WatersC−4カラム上でのH
PLCによって脱塩して、最終修飾オリゴヌクレオチドを得た。
【0144】
【表3】
【0145】 実施例14 少なくとも1つの2’−O−アセトアミド修飾を有する修飾オリゴヌクレオチド
(25)の一般的合成方法 2’−O−メトキシカルボニルメチレン官能基を有するCPG結合オリゴヌク
レオチドを飽和メタノール性アンモニアによって処理し、55℃において12時
間加熱して、2’−O−アセトアミド含有オリゴヌクレオチド(表IV)を得た
。これらの条件下で、オリゴヌクレオチドはCPGから脱保護されて、環外アミ
ノとリン酸基上の保護基も除去された。混合物を蒸発乾燥させて、5’−O−D
MT含有オリゴヌクレオチドを得た。粗オリゴヌクレオチドをHPLC(Wat
ers,C−4’,7.8x300mm,A=50mMトリエチルアンモニウム
アセテート,pH=7,B=アセトニトリル5〜60%B,55分間中,流量2
.5ml/分,λ260nm)によって精製し、80%酢酸水溶液によって脱ト
リチルし、WatersC−4カラムを用いるHPLCによって脱塩して、修飾
オリゴヌクレオチドを得た。
【0146】
【表4】
【0147】 実施例15 少なくとも1つの2’−O−[(N,N−ジエチル)−アセトアミド]修飾を有
する修飾オリゴヌクレオチド(26)の一般的合成方法 2’−O−メトキシカルボニルメチレン官能基を有するCPG結合オリゴヌク
レオチドをジエチルアミン(2ml)によって周囲温度において24時間処理し
て、2’−O−(N,N−ジエチル)アセトアミドオリゴヌクレオチドを得る。
これらの条件下で、オリゴヌクレオチドはCPGから脱保護されて、環外アミノ
とリン酸基上の保護基も除去される。混合物をさらに蒸発乾燥させて、5’−O
−DMT含有オリゴヌクレオチドを得た。オリゴヌクレオチドをHPLC(Wa
ters,C−4,7.8x300mm,A=50mMトリエチルアンモニウム
アセテート,pH=7,B=アセトニトリル5〜60%B,55分間中,流量2
.5ml/分,λ260nm)によって精製し、80%酢酸水溶液を用いて脱ト
リチルし、WatersC−4カラムを用いるHPLCによって脱塩して、修飾
オリゴヌクレオチドを得る。
【0148】 実施例16 少なくとも1つのコンジュゲート化スペルミン基(conjugated spermine group)
を有する修飾オリゴヌクレオチド(27)の一般的合成方法 少なくとも1つの2’−O−メトキシカルボニルメチレン官能基を有するCP
G結合オリゴヌクレオチド(22)をメタノール中スペルミン(1M)の溶液中
に懸濁させ、周囲温度に24時間維持した。メトキシ基を求核性置換によりスペ
ルミンによって置換した、これらの条件下で修飾オリゴヌクレオチドはCPGか
ら切断され、環外アミノとリン酸基も除去された。溶媒を蒸発によって除去して
、5’−O−DMT含有オリゴヌクレオチドを得た。修飾オリゴヌクレオチドを
Sephadex G25カラムに通すことによって、過剰なスペルミンを除去
した。オリゴヌクレオチドをHPLC(Waters,C−4,7.8x300
mm,A=50mMトリエチルアンモニウムアセテート,pH=7,B=アセト
ニトリル5〜60%B,55分間中,流量2.5ml/分,λ260nm)によ
ってさらに精製し、80%酢酸水溶液を用いて脱トリチルし、WatersC−
4カラムによるHPLCを用いて脱塩して、スペルミン修飾オリゴヌクレオチド
を得た。
【0149】 実施例17 少なくとも1つのコンジュゲート化スペルミジン基(conjugated spermidine gro
up)を有する修飾オリゴヌクレオチド(28)の一般的合成方法 少なくとも1つの2’−O−メトキシカルボニルメチレン官能基を有するCP
G結合オリゴヌクレオチド(22)をメタノール中スペルミジン(1M)の溶液
中に懸濁させ、周囲温度に24時間維持した。メトキシ基を求核性置換によりス
ペルミジンによって置換した、これらの条件下で修飾オリゴヌクレオチドはCP
Gから切断され、環外アミノとリン酸基も除去された。溶媒を蒸発によって除去
して、5’−O−DMT含有オリゴヌクレオチドを得た。修飾オリゴヌクレオチ
ドをSephadex G25カラムに通すことによって、過剰なスペルミジン
を除去した。オリゴヌクレオチドをHPLC(Waters,C−4,7.8x
300mm,A=50mMトリエチルアンモニウムアセテート,pH=7,B=
アセトニトリル5〜60%B,55分間中,流量2.5ml/分,λ260nm
)によってさらに精製し、80%酢酸水溶液を用いて脱トリチルし、Water
sC−4カラムによるHPLCを用いて脱塩して、スペルミジン修飾オリゴヌク
レオチドを得た。
【0150】 実施例18 少なくとも1つのコンジュゲート化ペプチド基(conjugated peptide group)を有
する修飾オリゴヌクレオチド(29)の一般的合成方法 少なくとも1つの2’−O−メトキシカルボニルメチレン官能基を有するCP
G結合5’−O−DMT−オリゴヌクレオチドをジメチルホルムアミド(DMF
)中オリゴペプチド(0.1M)(例えば、Lys−Tyr−Lys;Lys−
Trp−Lys;及びLys−Lys−Lys−Lysを包含する)の溶液中に
懸濁させ、周囲温度に24時間維持する。DMFを蒸発させ、残渣を水酸化アン
モニウム水溶液(2ml)と混合し、55℃において6時間加熱した。混合物を
蒸発乾燥させて、5’−O−DMT含有オリゴヌクレオチドを得た。修飾オリゴ
ヌクレオチドをHPLC(Waters,C−4,7.8x300mm,A=5
0mMトリエチルアンモニウムアセテート,pH=7,B=アセトニトリル5〜
60%B,55分間中,流量2.5ml/分,λ260nm)によって精製し、
80%酢酸水溶液を用いて脱トリチルし、WatersC−4カラムによるHP
LCを用いて脱塩して、ペプチド修飾オリゴヌクレオチドを得た。
【0151】 実施例19 少なくとも1つのコレステロール基を有する修飾オリゴヌクレオチド(30)の
一般的合成方法 2’−O−メトキシカルボニルメチレン官能基を有するCPG結合オリゴヌク
レオチド(実施例10等参照)に、クロロホルムとエタノールとの混合物中のコ
レステロールヘキシルアミンコンジュゲートの溶液を加える。この混合物を室温
に数時間維持する。反応の進行をHPCLによってモニターする。反応が完成ま
で進行したときに、生成物を標準プロトコールに従って脱保護して、コンジュゲ
ート化オリゴヌクレオチド30を得る。
【0152】 実施例20 葉酸コンジュゲート化5−メチルウリジン(31) 2’−O−メトキシカルボニルメチレン官能基を有するCPG結合オリゴヌク
レオチド(実施例10等参照)に、DMF中のヘキシルアミンコンジュゲート化
葉酸の溶液をを加える。この反応混合物を室温に維持し、HPLCによってモニ
ターする。反応の完成時に、生成物を標準プロトコールに従って脱保護し、精製
して、コンジュゲート化オリゴヌクレオチド31を得る。
【0153】 実施例21 5−メチル−テトラヒドロ葉酸コンジュゲート化5−メチルウリジン(32) 2’−O−メトキシカルボニルメチレン官能基を有するCPG結合オリゴヌク
レオチド(実施例10等参照)に、DMF中のヘキシルアミンコンジュゲート化
5−メチルテトラヒドロ葉酸の溶液を加える。この反応混合物を室温に維持し、
HPLCによってモニターする。反応の完成時に、生成物を標準プロトコールに
従って脱保護し、精製して、コンジュゲート化オリゴヌクレオチド32を得る。
【0154】 実施例22 2’−O−メトキシカルボニルメチレンアデノシン(41) 水素化ナトリウム(4.86g,1.3当量,122mM,鉱油中60%分散
液)をヘキサンによって洗浄して、−50℃におけるDMF(900ml)中に
溶解したアデノシン(25g,93.5mM)の混合物に2回に分けて加えて、
外側温度が−30℃になるまで撹拌した。この混合物を−50℃に再び冷却して
、この反応にメチル−2−ブロモアセテートを滴加した。この反応が室温に温度
上昇するまで、この反応を撹拌した。さらに1時間後に、このNaHをMeOH
(100ml)によってクエンチした。次に、この混合物を酢酸エチル(EtO
Ac)との同時蒸発によって泡状物になるまで濃縮した。次の合成工程のために
さらなる精製は不要であった。
【0155】
【数10】
【0156】 2D TOCSY NMRは、OHに対する2’水素の2D相互関係を示さない
ことによって2’アルキル化生成物を実証し、3’水素と3’−OHとの間の相
互関係を見出した。HRMS(FAB)m/z[MH]+340.1257(C1 31756は339.1178を必要とする)。
【0157】 実施例23 5’−O−TBDPSi−2’−O−メトキシカルボニルメチレンアデノシン(
42) 実施例22からの2’−O−メトキシカルボニルメチレンアデノシン(41)
(約23g)を乾燥ピリジン(500ml)中に溶解して、t−ブチルクロロジ
フェニルシラン(TBDPSi−Cl)(21.15ml,1.2当量,81.
34mM)を加えた。この反応を一晩撹拌し、tlcによって判定したときに、
反応は完成に達した。次に、反応の溶媒量を真空下で約半分(〜250ml)ま
でに減少させ、残部をEtOAcとH2Oとに分配した。生成物をEtOAc中
に抽出し、これをブライン(100ml)によって1回洗浄し、MgSO4によ
って乾燥させ、濾過し、真空下で蒸発させた。次に、残渣を最少量のEtOAc
(〜40ml)中に溶解し、4リットルの激しく撹拌した乾燥エチルエーテル(
Et2O)中に徐々に滴下した。生成物は溶液混合物から沈殿した。混合物を一
晩沈降させ、この時点で溶媒をデカントした。後に残された固体を濾過によって
回収し、Et2Oによって洗浄した。46.68gの粗生成物固体が回収された
【0158】
【数11】
【0159】 実施例24 5’−O−TBDPSi−2’−O−((N,N−ジメチルアミノエチレンアミ
ノ)カルボニル−メチレン)アデノシン(43) 化合物42(2.44g,4.22mmol)を無水DMF(21ml)中に
溶解し、N,N−ジメチルエチレンジアミン(7.81ml,71mmol)を
加え、反応混合物を周囲温度において20時間撹拌した。混合物を濃縮して、油
状物を得て、これをEtOAc(420ml)中に溶解し、有機層を水(3x5
0ml)、ブライン(1x50ml)によって洗浄し、この有機層をMgSO4
によって乾燥させ、溶媒を真空下で蒸発させて、2.40g(90%)の標題化
合物を白色固体として得た。
【0160】
【数12】
【0161】 実施例25 5’−O−TBDPSi−2’−O−((N,N−ジメチルアミノエチレンアミ
ノ)カルボニル−メチレン)−N6−ベンゾイルアデノシン(44) 化合物43(23.21g,14.71mmol)を乾燥ピリジン(160m
l)中に溶解し、氷浴中で冷却した。クロロトリメチルシラン(11.78ml
,92.84mmol)を滴加し、反応を30分間撹拌し、この時点でベンゾイ
ルクロリド(10.87ml,92.84mmol)を反応に滴加した。30分
間後に、氷浴を除去し、反応を3時間撹拌した。この反応をもう一度氷浴中で冷
却した。水(32ml)を加え、続いて、30分間後に濃NH4OH(32ml
)を加えた。1時間後に、反応を水と酢酸エチルと(200/200ml)に分
配した。水層を酢酸エチル(50ml)によってさらに2回抽出した。酢酸エチ
ル抽出物をプールし、ブライン(50ml)によって1回洗浄し、MgSO4
よって乾燥させ、濾過し、真空下で蒸発させて、油状物を得た。得られた粗物質
を溶離剤としてEt2N:MeOH:EtOAc:CHCl3(2/5/60/3
3,v/v/v/v)を用いるシリカゲル・カラムクロマトグラフィーによって
精製した。適当なフラクションを回収し、真空下で濃縮して、15.13g(8
8%)の標題化合物を得た。
【0162】
【数13】
【0163】 実施例26 2’−O−((N,N−ジメチルアミノエチレンアミノ)カルボニルメチレン)
−N6−ベンゾイルアデノシン(45) THF中のテトラブチルアンモニウムフルオリド(70ml,70.15mm
ol,1M)をTHF(200ml)中に溶解した化合物44(14.82g,
23.38mmol)に撹拌しながら加えた。4時間後に、tlcによって実証
されるように、反応は完成に達した。溶媒を蒸発させて、黄色を帯びた橙色油状
物を残し、これを溶離剤としてEt2N:MeOH:CHCl3(3/5/92,
v/v/v)を用いるシリカゲル・カラムクロマトグラフィーによって精製した
。適当なフラクションをプールし、濃縮して、7.06g(60%)の標題化合
物を得た。
【0164】
【数14】
【0165】 実施例27 5’−O−DMT−2’−O−((N,N−ジメチルアミノエチレンアミノ)カ
ルボニルメチレン)−N6−ベンゾイルアデノシン(46) 化合物45(7.09g,15.77mmol)をピリジンと3回同時蒸発さ
せてから、乾燥ピリジン(250ml)中に溶解した。4,4’−ジメトキシト
リチルクロリド(6.95g,20.50mmol)を2回に分けて反応混合物
に加えた。20時間目のTLCは反応が完成したことを示した。真空下での蒸発
によって溶媒量を半分に減少させた。残渣をEtOAc(200ml)と水(2
00ml)とに分配した。水相をEtOAc(2x50ml)によって抽出した
。このEtOAcをプールし、MgSO4上で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮
した。残渣を溶離剤としてのMeOH:CHCl3(5/95,v/v)を用い
て溶出しながら(luting)シリカゲル・カラムクロマトグラフィーによって精製し
た。適当なフラクションを回収し、濃縮して、6.33g(56%)の標題化合
物を得た。
【0166】
【数15】
【0167】 実施例28 5’−O−DMT−2’−O−((N,N−ジメチルアミノエチレンアミノ)カ
ルボニルメチレン)−N6−ベンゾイルアデノシン−3’−(2−シアノエチル
−N,N−ジイソプロピルホスホロアミダイト)(47) CH2Cl2(100ml)中に溶解した化合物46とジイソプロピルアミンテ
トラゾリド(1.19g,6.95mmol)との混合物に、2−シアノエチル
−N,N,N’,N’−テトライソプロピルホスホロアミダイト(2.41ml
,7.59mmol)を一晩撹拌しながら滴加した。この反応をEtOAc(2
00ml)によって希釈し、飽和NaHCO3(100ml)によって2回抽出
してから、ブライン(100ml)によって1回洗浄した。このEtOAcを次
にMgSO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を最少量のCH2Cl2(5
ml)中に溶解し、激しく撹拌しながら、乾燥ヘキサン(250ml)を加えて
、標題化合物を沈殿させた。溶媒を沈殿からデカントして、残渣を真空下で乾燥
させ、沈殿をもう一度繰り返して、5.91g(93%)の標題化合物を得た。 31 P NMR(CDCl3):δ151.08及び151.41。
【0168】 実施例29 5’−TBDPSi−2’−O−((N,N−ジメチルアミノエチレンアミノ)
カルボニルメチレン)−グアノシン−3’−(2−シアノエチル−N,N−ジイ
ソプロピルホスホロアミダイト)(48) 上記実施例22に例示した方法に従って、グアノシンをメチル−2−ブロモア
セテートと反応させた。得られた2’−O−(メトキシカルボニルメチレン)グ
アノシン(48a)を上記実施例23に例示した方法に従って処理して、5’−
O−TBDPSi−2’−O−(メトキシカルボニルメチレン)グアノシン(4
8b)を得た。DMF(200ml)中に溶解した5’−O−TBDPSi−2
’−O−(メトキシカルボニルメチレン)グアノシン(20g,33.69mm
ol)にN,N−ジメチルエチレンジアミン(36.98ml,337mmol
)を、一晩撹拌しながら、滴下ロートから加えた。溶媒量を真空下で半分に減少
させ、得られた混合物をEtOAc(500ml)と水(500ml)とに分配
した。この水をさらにEtOAc(100ml)によって2回抽出した。このE
tOAcをプールし、水(100ml)によって2回、ブライン(100ml)
によって1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。EtOAc
の蒸発中に、白色沈殿が形成され、これを濾過した。次に、濾液を真空下で濃縮
して、黄色を帯びた泡状物を得た。沈殿と泡状物とのプロトンNMRは所望の生
成物構造と一致した。一緒にした生成物フラクションは18.20g(83%)
の標題化合物を生じた。
【0169】
【数16】
【0170】 実施例30 5’−O−[(2,2−ジメチル−1,1−ジフェニル−1−シラプロポキシ)
メチル]−2’−O−((N,N−ジメチルアミノエチレンアミノ)カルボニル
メチレン)−N2−イソブトリルグアノシン(49) 化合物48(7.05g,10.85mmol)を130mlのピリジン中に
溶解し、氷浴中で冷却した。クロロトリメチルシラン(5.51ml,43.4
0mmol)を滴加し、反応混合物を0℃において30分間撹拌して、この時点
においてイソブチリルクロリド(7.20ml,43.40mmol)を反応混
合物に滴加し、1時間撹拌してから、氷浴を除去した。この反応混合物をさらに
3時間撹拌して、この時点において反応を氷浴中で冷却して、H2O(26ml
)を30分間撹拌しながら加えた。濃NH4OH(26ml)を1時間撹拌しな
がら加えて、この時点でTlcは反応が完成まで進行したことを実証した。この
反応混合物をEtOAc(250ml)とH2O(250ml)とに分配した。
有機相を水(100ml)によって2回抽出して、ブライン(100ml)によ
って洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。乾燥によって6.7
1g(86%)の標題化合物を得た。この物質をさらに精製せずに用いた。
【0171】
【数17】
【0172】 実施例31 2’−O−((N,N−ジメチルアミノエチレンアミノ)カルボニルメチレン)
−N2−イソブトリルグアノシン(50) THF(100ml)中に溶解した化合物49(7.89,10.96mmo
l)に、THF中のテトラブチルアンモニウムフルオリド(32.88ml,3
2.88mmol,1M)を一晩撹拌しながら加えた。この混合物のtlcは反
応の完成を示した。溶媒を真空下で除去して、残渣をシリカゲル・カラムクロマ
トグラフィーによって精製した。適当なフラクションの濃縮によって、アンモニ
ウム塩に関連した少量の不純物を有する4.93g(92%)の標題化合物を得
た。
【0173】
【数18】
【0174】 実施例32 5’−O−DMT−2’−O−((N,N−ジメチルアミノエチレンアミノ)カ
ルボニルメチレン)−N2−イソブトリルグアノシン(51) 乾燥ピリジン(70ml)中に溶解した化合物50(4.93g,1.02m
mol,未加工)の溶液に、4,4’−ジメトキシトリチルクロリド(4.83
g,14.25mmol)を1回で加えて、一晩撹拌した。この反応はtlcに
よって実証されるように完成まで進行した。溶媒を2/3量まで減少させ、Et
OAc(200ml)と水(200ml)とに分配した。この水をEtOAc(
50ml)によって2回抽出した。このEtOAcをプールして、ブライン(1
00ml)によって1回洗浄し、MgSO4上で乾燥させ、濾過し、濃縮した。
残渣を3つのシリカゲル・カラム(第1カラム:3%Et2N/10%MeOH
/CHCl3,第2及び第3カラム:10%MeOH/CHCl3)に通して、最
少量のテトラブチルアンモニウム塩とトリエチルアミン不純物を含有する3.4
4g(40%)の標題化合物を得た。
【0175】
【数19】
【0176】 実施例33 5’−O−DMT−2’−O−((N,N−ジメチルアミノエチレンアミノ)カ
ルボニルメチレン)−N2−イソブトリルグアノシン−3’−(2−シアノエチ
ル−N,N−ジイソプロピルホスホロアミダイト)(52) 乾燥CH2Cl2中に溶解した化合物51(2.88g,3.67mmol)の
溶液とジイソプロピルアミンテトラゾリド(692mg,4.04mmol)と
に、2−シアノエチル−N,N,N’,N’−テトライソプロピルホスホロアミ
ダイト(1.40ml,4.41mmol)を一晩撹拌しながら加えた。この反
応はtlcによって実証されるように完成まで進行した。反応をEtOAc(1
00ml)によって希釈し、飽和NaHCO3(50ml)によって2回抽出し
、ブライン(50ml)によって1回洗浄した。この混合物をMgSO4上で乾
燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を乾燥CH2Cl2(4ml)中に溶解し、アミ
ダイトを沈殿させるために加えたヘキサン(200ml)と共に激しく撹拌した
。この沈殿を2回行なって、3.15g(87%,テトラブチルアンモニウム塩
不純物を含む)を得た。31P NMR(CDCl3):δ148.70ppm及
び149.91ppm。
【0177】 実施例34 5’−O−DMT−2’−O−(2−N,N−ジメチルアセトアミド)−5−メ
チルウリジン(53) 5’−O−DMT−2’−O−メトキシカルボニルメチレン−5−メチルウリ
ジン(化合物4)(1.00g,1.58mmol)を、THF中の2.0Mジ
メチルアミン中に溶解し、反応フラスコをセプタム(septum)によってシールし、
反応混合物を周囲温度において18時間撹拌した。溶媒を真空下、周囲温度にお
いて蒸発させて、0.97g(95%)の標題化合物を泡状物として得た。
【0178】
【数20】
【0179】 実施例35 5’−O−DMT−2’−O−(2−N,N−ジメチルアセトアミド)−5−メ
チルウリジン−3’−(2−シアノエチル−N,N−ジイソプロピルホスホロア
ミダイト)(54) CH2Cl2(14ml)中に溶解した化合物53(914mg,1.42mm
ol)の溶液に、ジイソプロピルアミンテトラゾリド(146mg,0.86m
mol)と2−シアノエチル−N,N,N’,N’−テトライソプロピルホスホ
ロジアミダイト(0.54ml,1.70mmol)とを加えた。追加の3回分
の2−シアノエチル−N,N,N’,N’−テトライソプロピルホスホロジアミ
ダイト(3x0.54ml,1.70mmol)を10時間にわたって加えた。
EtOAc(120ml)を加えて、真空下での蒸発によって量を約15mlの
溶媒だけ減少させた。有機相を飽和NaHCO3(3x12ml)によって、次
にブライン(2x12ml)によって洗浄し、MgSO4上で乾燥させた。溶媒
を真空下、27℃において蒸発させて、油状物を得て、これをCH2Cl2(4m
l)中に溶解し、次に、急激に撹拌したこの溶液に滴下ロートからヘキサン(2
00ml)を徐々に加えて、ワックスを得た。上澄み液をデカントし、ワックス
をヘキサンによって3回洗浄して、洗浄液をデカントした。沈殿をさらに2回繰
り返して、白色ワックスを得て、これを真空下、周囲温度において乾燥させて、
1.09g(91%)の標題化合物を泡状物として得た。
【0180】
【数21】
【0181】 実施例36 5’−O−DMT−2’−O−(2−N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−
アセトアミド)−5−メチルウリジン(55) 無水THF(66ml)中に溶解した化合物1(5.378g,8.50mm
ol)の溶液にN,N−ジメチルエチレンジアミン(18.7ml,170mm
ol)を、周囲温度において6時間撹拌しながら、加えた。トルエン(80ml
)を加え、溶媒を真空下で蒸発させて、6.12g(95%)の標題化合物を白
色泡状物として得た。
【0182】
【数22】
【0183】 実施例37 5’−O−DMT−2’−O−(2−N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−
アセトアミド)−5−メチルウリジン−3’−(2−シアノエチル−N,N−ジ
イソプロピルホスホロアミダイト)(56) CH2Cl2(60ml)中に溶解した、無水ピリジン(2x75ml)との同
時蒸発によって乾燥させた化合物55(5.754g,8.35mmol)の溶
液に、ジイソプロピルアミンテトラゾリド(715mg,4.18mmol)と
2−シアノエチル−N,N,N’,N’−テトライソプロピルホスホロジアミダ
イト(3.18ml,10.02mmol)とを加えた。この反応混合物を13
時間撹拌し、EtOAc(420ml)を加えた。溶媒量を真空下での蒸発によ
って約60mlだけ減少させた。有機相を半飽和NaHCO3(3x80ml)
によって、次にブライン(2x40ml)によって洗浄し、MgSO4上で乾燥
させた。溶媒を真空下、27℃において蒸発させて、油状物を得て、これをトル
エン(2x300ml)と共に同時蒸発させた。得られた泡状物をCH2Cl2
20ml)中に溶解し、次に、急激に撹拌したこの溶液に滴下ロートからヘキサ
ン(1000ml)を徐々に加えて、ワックスを得た。上澄み液をデカントし、
ワックスをヘキサンによって3回洗浄して、洗浄液をデカントした。沈殿をさら
に1回繰り返して、白色ワックスを得て、これを真空下、周囲温度において乾燥
させて、6.60g(89%)の標題化合物を泡状物として得た。31P NMR
(CDCl3):δ151.5,151.0。
【0184】 実施例38 2’−O−(2−N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−アセトアミド)−5
−メチルウリジン(57) 無水DMF(178ml)中に溶解した化合物3(11.46g,34.7m
mol)に、N,N−ジメチルエチレンジアミン(50ml,456mmol)
を、周囲温度において16時間撹拌しながら、加えた。溶媒を真空下で蒸発させ
て、油状物を得て、これにp−キシレン(200ml)を加えた。溶媒を真空下
で蒸発させて、15.64gの標題化合物を泡状物として得た。この粗生成物の
少量(230mg)をEt2O(3x5ml)と共に磨砕して、白色固体を得て
、これを分析データのために用いた。
【0185】
【数23】
【0186】 実施例39 2’−O−2−アセトアミド−5−メチルシチジン(58) 化合物57(13.4g,34.7mmol)を、確立された文献方法に従っ
て、シチジン誘導体に転化させた(Divakar,K.,Reese,C.B
.,J.Chem.Soc.Perk.,Trans I,1982,1171
)。メタノール性アンモニアによる生成物の最終処理は白色沈殿を生じた、これ
を濾過し、MeOHによって洗浄して、2.186gの標題化合物を白色固体と
して得た。
【0187】
【数24】
【0188】 実施例40 2’−O−(2−N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]−アセトアミド)−5
−メチルシチジン(59) 化合物58(314mg,1.0mmol)を熱DMF(4.4ml)に溶解
し、次にN,N−ジメチルエチレンジアミン(4.4ml,40mmol)を、
100℃において16時間撹拌し、加熱しながら加えた。溶媒を真空下で蒸発さ
せて、少量の液体(3ml)を得て、これにEt2O(25ml)を徐々に加え
て、油状物を得た。上澄み液をデカントして、油状物をMeOH(1ml)中に
溶解し、Et2O(50ml)を撹拌しながら徐々に加えて、油状物を得た。上
澄み液をデカントし、生成物を真空下で蒸発させて、328mg(85%)の標
題化合物を泡状物として得た。
【0189】
【数25】
【0190】 実施例41 5−O−DMT−2’−O−[(N,N−ジメチル)アセトアミド]−3’−O
−スクシニル−5−メチルウリジン(60) 化合物53(0.2g,0.3mmol)を無水コハク酸(0.06g,0.
61mmol)及びジメチルアミノピリジン(0.04g,0.38mmol)
と共に混合した。この混合物を真空下でP25上において一晩乾燥させた。ジク
ロロエタン(0.9ml)を加えて、反応混合物を周囲温度において4時間撹拌
した。CH2Cl2(50ml)を加えて、有機層を氷冷クエン酸水溶液(10%
溶液,40ml)とブライン(40ml)とによって洗浄した。有機相を無水N
2SO4上で乾燥させ、濃縮乾燥させて、0.22g(96%)の標題化合物を
泡状物として得た。
【0191】
【数26】
【0192】 実施例42 5−O−DMT−2’−O−[(N,N−ジメチル)アセトアミド]−3’−O
−スクシニル−5−メチルウリジン−3’−O−スクシニル−CPG(61) 真空下で一晩乾燥させた化合物60(0.22g,0.29mmol)に無水
DMF(0.9ml)を加え、続いて2−(1H−ベンゾトリアゾール−1イル
)1,1,3,3−テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(0.1g
,0.3mmol)と4−メチルモルホリン(65μl,0.59mmol)と
を渦流させながら加えて、透明な溶液を得た。CPG(1.28g,118.9
μmol/g,粒度80/120,平均孔径569Å)を加えて、シェーカー上
で周囲温度において18時間振とうさせた。アリコートを取り出し、DMF、C
3CN及びEt2Oによって洗浄して、真空下で乾燥させた。負荷容量(loading
capacity)を下記標準方法によって測定した(58.46μmol/g)。次に
、官能化CPGをDMF、CH3CN及びEt2Oによって洗浄して、真空下で乾
燥させた。CPG上の非官能化部位をTHF中の無水酢酸/コリジン/N−メチ
ルイミダゾール(perspective Biosystems Inc.か
らの2ml Cap Aと2ml Cap B溶液)によってキャップして、シ
ェーカー上で2時間振とうさせた。CPGを濾過し、CH3CNとEt2Oとによ
って洗浄し、真空下で乾燥させた。最終負荷容量は57.89μmol/gであ
ると測定された。
【0193】
【表5】
【0194】 実施例43 2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)修飾を有するヌクレオシドの調製、 5’−O−(4,4’−ジメトキシトリチル)−2’−O−(2−N−メチル
アセトアミド)−5−メチルウリジン(63) THF(8ml)中に溶解した2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)−
5−メチルウリジン(68)の溶液に、40%NH2Me−H2O(2.26ml
,20mmol)を、周囲温度において14時間撹拌しながら、加えた。真空下
、28℃において溶媒を蒸発させて、泡状物を得て、これをフラッシュクロマト
グラフィーによって精製して、599mg(95%)の標題化合物を白色泡状物
として得た。
【0195】
【数27】
【0196】 2−ヒドロキシ−N−メチルアセトアミド(66) マグネチックスターラー、滴下ロート及び温度計を装備した5L三つ口フラス
コ中でテトラヒドロフラン(1L)を氷浴を用いて、10℃に冷却した。メチル
アミン水溶液(40%,825ml,10.63mol)を加え、エチルグリコ
レート(65)(Syntech Labs,500g,4.80mol)を、
15〜20℃の内部温度を維持する速度で撹拌しながら徐々に滴下した(約1時
間)。完了時に、TLCは完成した反応を実証した(出発エステルのRf 0.
80、生成物 0.25、酢酸エチル−メタノール 9:1中、ヨウ素への暴露
時に可視化)。反応を減圧(最後には25mm,50℃において)下で濃縮して
、750gの油状物を得た。この油状物を無水アセトニトリル(1L)と共に同
時蒸発させて、460gの油状物を得た。この油状物にエチルエーテル(1L)
を加えると、白色固体が発熱的に形成された(注意:エーテルの突沸(boiling o
ver)を防ぐために徐々に加える)。撹拌した後に、スラリーを濾過し、得られた
固体をエーテル(500ml)で、次にヘキサン(2x500ml)で洗浄して
から、25℃、1mmにおいて24時間乾燥させて、一定重量の417g(97
%)の白色の不規則な結晶を得た。
【0197】
【数28】
【0198】 2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)−5−メチル−ウリジン(68) 8L Parrステンレス鋼圧力反応器に、テトラヒドロフラン中のボラン(
720ml,1.5M,1.07mol)と、炭酸水素ナトリウム(6.45g
,0.076mol)と、2−ヒドロキシ−N−メチルアセトアミド(400g
,4.49mol)とを加えた。水素ガスの発生が停止するまで(約5分間)、
蓋をとって混合物を撹拌した。2,2’−アンヒドロ−5−メチルウリジン(2
15.9g,0.899mol)を加えて、反応器をシールし、撹拌しながら1
50℃(約110psiの圧力での内部温度)に加熱した。20時間後に、サン
プルを取り出した。TLCは反応の90%完成を実証した(出発アンヒドロのR
f 0.20、生成物 0.25、酢酸エチル−メタノール 4:1中)。この
反応をさらに48時間加熱し、周囲温度に冷却させた。TLCはもはや反応が進
行しないことと、付加的な分解とを実証した。この暗色溶液をデカントし、減圧
下(50℃,20mm)で濃縮して、暗色油状物を得た。水(1L)を加え、混
合物を100℃に30分間加熱して、ボレートエステルを加水分解した。混合物
を前記と同様に濃縮してから、残渣をジクロロメタン−アセトン−メタノールの
混合物(1L,40:10:1)中に溶解し、シリカゲル・カラム(2.5kg
)上に供給した。生成物を同混合物の40:10:1〜6の勾配によって溶出し
た。生成物含有フラクションは出発アミドによって重度に汚染されていた。濃縮
後に、残渣をメタノール(1L)中に溶解して、周囲温度において20時間静置
させた。結晶が形成された。フラスコを−10℃に2時間冷却し、得られた固体
を回収して、白色固体が残留するまでメタノールによって徹底的に洗浄した。こ
の固体を乾燥させ(50℃,1mm,2時間)、51gの第1回収生成物を得た
。母液を再カラム処理し、前記と同様に結晶化させて、アミドによってまだ汚染
されている若干の生成物を含めた、さらなる44.5gを得た。NMRによる約
97%の推定純度を有する、複合収量95.5g(32%)の白色固体。
【0199】 小サンプルをメタノールから再結晶させて、微細な白色針状結晶,mp193
〜194℃を得た。
【0200】
【数29】
【0201】 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)
−5−メチル−ウリジン(69) 2L丸底フラスコにおいて、2’−O−(2−N−メチル−アセトアミド)−
5−メチル−ウリジン(93.0g,0.282mol)を無水ピリジン(50
0ml)と同時蒸発させてから、同無水ピリジン(1L)中に溶解した。ジメト
キシトリチルクロリド(97g,0.286mol)を4回に分けて2時間にわ
たって加えた。1時間後に、TLCは完成した反応を実証した(出発ヌクレオシ
ドのRf 0.25、生成物 0.60、ジクロロメタン−アセトン−メタノー
ル,20:5:3中)。この反応を減圧下で濃縮して、濃厚な油状物を得て、次
に、これを酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(各1L)のミックス中
に再溶解した(非常にゆっくりと)。層が分離した。水層をさらなる酢酸エチル
(200ml)によって抽出し、一緒にした有機層をさらなる炭酸水素塩溶液(
200ml)によって洗浄した。有機層を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮し
、次にジクロロメタン(200ml)中に再溶解した。この溶液をシリカゲル・
カラム(2.5kg)上に供給し、酢酸エチル中メタノール(0〜10%)の勾
配によって溶出した。生成物含有フラクションを2つのプール中に一緒にし、次
に濃縮して、無水アセトニトリルと同時蒸発させ、白色泡状物として乾燥させた
(25℃,1mm,24時間)。第1プール、112.5gは5%の3,5−ビ
ス−DMT生成物によって汚染されていた。第2プール、55gは純粋な生成物
であった。不純物含量の低い90%生成物のさらなる6gも回収された。最初の
2つのフラクションの収量は167.5g(94%)であった。第1フラクショ
ンをそのままC類似体への転化のために用いた。
【0202】
【数30】
【0203】 [5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド
)−5−メチル−ウリジン−3’−O−イル]シアノエチルジイソプロピルホス
ホロアミダイト(70) 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)
−5−メチル−ウリジン(33.6g,0.0532mol)を、使用直前に、
無水アセトニトリル(150ml)と同時蒸発させた。得られた油状物に、無水
ジクロロメタン(200ml)、シアノエチルテトライソプロピルホスホロジア
ミダイト(16.83g,0.0559mol)及びジシアノイミダゾール(1
.9g,0.0160mol)を加えて、この溶液を周囲温度において20時間
撹拌した。TLCは95%完成した反応を実証した(出発物質のRf 0.15
、生成物ジアステレオマー 0.35及び0.30、酢酸エチル)。試薬のH−
ホスホネート副生成物はジアステレオマーの間で溶出する。追加の0.8gのア
ミダイト試薬を加えた。4時間後に、TLCはやや大きく完成した反応を実証し
た。溶液を追加のジクロロメタン(400ml)によって希釈してから、飽和炭
酸水素ナトリウム水溶液(500ml)によって洗浄した。水相を追加の有機溶
媒(100ml)によって逆抽出した。一緒にした有機層を乾燥させ(硫酸ナト
リウム)、約100mlまで濃縮した。ミルキーな懸濁液が形成されるまで、ヘ
キサンを加え(約200ml)、この懸濁液を、生成物がフラスコの側面に粘着
するガムを丁度形成するまで、減圧下で濃縮した。溶媒をデカントし、ガムをヘ
キサン(100ml)と共に磨砕して、再びデカントした。このガムをジクロロ
メタン(100ml)中に再溶解して、シリカゲル・カラム(800g)に供給
した。生成物を酢酸エチル−ヘキサン−トリエチルアミン(80:20:1)か
ら出発する勾配、次にストレート酢酸エチル、次に酢酸エチル−メタノール 9
:1で溶出した。適当な生成物含有フラクションを一緒にして、3つのプールを
得て、これらを次に濃縮して、NMRによって分析した。プール1、13.5g
は3%試薬不純物を含む上部ジアステレオマーを含有した(P−NMR 14p
pm)。プール2、5gは上部スポットと50%試薬不純物を含有した。プール
3、20gはクリーンな下部スポットを含有した。プール2を上述した方法から
処理してガム状物にし、次にプール1と一緒にして、この方法を繰り返した。全
ての生成物フラクションを一緒にして、アセトニトリル(200ml)と同時蒸
発させ、ストリップして、乾燥させて(0.1mm,24時間)、37.0g(
84%)を得た。
【0204】 NMRは約2〜3%の未反応試薬不純物を示した。
【0205】
【数31】
【0206】 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)
−5−メチル−シチジン 10Lジャケット付き反応器にメカニカルスターラー、温度計、Arライン、
滴下ロートを装備して、この反応器を再循環ヒーター/チラー(chiller)に接続
した。5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミ
ド)−5−メチル−ウリジン(69)(112.4g,0.178,約95%純
度)を無水アセトニトリル(1L)と同時蒸発させてから、同無水アセトニトリ
ル(4L)中に再溶解した。トリエチルアミン(396ml,2.85mol)
を加えて、この溶液を−10℃に冷却した(全て温度は内部温度)。トリメチル
シリルクロリド(113ml,0.890mol)を15分間にわたって滴下し
た、ごく軽度の発熱が認められた。この溶液を0℃に温度上昇させ、この温度に
1時間維持した。TLCは完成した反応を実証した(出発物質のRf 0.20
、TMS中間体 0.65、酢酸エチル−メタノール,95:5)。1,2,4
−トリアゾール(123g,1.78mol)を固体として加えた。この反応を
−12℃に冷却し、オキシ塩化リン(49.7ml,0.534mol)を−1
0℃未満の温度を維持するように徐々に滴下した(約30分間)。この反応を2
時間にわたって35℃に温度上昇させ、やや赤色の懸濁液を得た。TLCは約9
5+%完成した反応を実証した(TMS U中間体のRf 0.65、TMSト
リアゾール中間体 0.35、長UV光でのグローによる、酢酸エチル−メタノ
ール,95:5)。水(2L)と酢酸エチル(3L)とを加えた。撹拌し、分離
させた後に、水層を取り出し、有機層をさらなる水(3L)によって前記のよう
に洗浄した。有機層を減圧下で濃縮して、泡状物を得た。この泡状物をジオキサ
ン(1L)中に溶解した。濃水酸化アンモニウム水溶液を2回に分けて(各50
ml)1時間にわたって加えた。(注釈:アミド基転移(transamidation)の可能
性を減ずるために、最少量のアンモニアを用いて、反応の進行をTLCによって
フォローした)。TLCは約95+%完成した反応を実証した(TMSトリアゾ
ール中間体のRf 0.65、非ブロック生成物 0.25、ジクロロメタン−
アセトン−メタノール,20:5:3)。この反応をストリップして、泡状物を
得て、これを最少量のジクロロメタン中に溶解してから、シリカゲル・カラム(
2.5kg)上に供給した。生成物をジクロロメタン−アセトン4:1中の0〜
15%メタノールによって溶出した。適当なフラクションを一緒にして、ストリ
ップして、乾燥させて(0.1mm,25℃,24時間)、77.3gの白色泡
状物(純粋な出発物質を基準にして69%)を得た。
【0207】
【数32】
【0208】 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)
−N4−ベンゾイル−5−メチル−シチジン(71) 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)
−5−メチル−シチジン(77.3g,0.123mol)と無水安息香酸(3
3.25g,0.147)とを無水DMF(350ml)中に溶解し、周囲温度
に20時間静置させた。TLCは完成した反応を実証した(出発物質のRf 0
.15、生成物 0.80、酢酸エチル−メタノール,9:1)。この反応を酢
酸エチル(1.2L)によって希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2L)
によって(注釈:界面には固体炭酸水素塩によるエマルジョンが形成された)及
び水(2x1L)によって洗浄した。有機層を減圧下で濃縮し、白色泡状物を得
て、これを次に最少量のジクロロメタン中に再溶解して、2つのランとしてシリ
カゲル・カラム上に供給し、酢酸エチル−ヘキサン4:1によって溶出した。適
当なフラクションを一緒にして、減圧下で濃縮し、乾燥させて(0.1mm,2
5℃,24時間)、白色泡状物74.8gを得た。カラムをより大きい極性の溶
媒によって洗浄し、5.4gの回収出発物質を得た。有効収率は89.4%であ
った。
【0209】
【数33】
【0210】 [5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド
)−N4−ベンゾイル−5−メチル−シチジン−3’−O−イル]シアノエチル
ジイソプロピル−ホスホロアミダイト(72) 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)
−N4−ベンゾイル−5−メチル−シチジン(38.5g,0.0524mol
)を、使用の直前に、無水アセトニトリル(150ml)と同時蒸発させた。得
られた油状物に、無水ジクロロメタン(150ml)、シアノエチルテトライソ
プロピルホスホロジアミダイト(16.58g,0.0550mol)及びジシ
アノイミダゾール(1.87g,0.0157mol)を加え、この溶液を周囲
温度において4時間撹拌した。TLCは完成した反応を実証した(出発物質のR
f 0.30、生成物ジアステレオマー 0.70と0.75、酢酸エチル)。
この溶液を追加のジクロロメタン(300ml)によって希釈し、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液(500ml)によって洗浄した。水層をさらに有機溶媒(1
00ml)によって逆抽出した。一緒にした有機層を乾燥させ(硫酸ナトリウム
)、約100mlにまで濃縮した。ミルキーな懸濁液が形成されるまでヘキサン
を加え(約200ml)、生成物がフラスコの側面に粘着するガムを丁度形成す
るまで、この懸濁液を減圧下で濃縮した。溶媒をデカントし、ガムをヘキサン(
100ml)と共に磨砕して、再びデカントした。このデカントをストリップし
て、生成物を殆ど含まず、主としてP−5不純物を含む油状物 2gを得た。ガ
ムはワックス状物になった、これをジクロロメタン(100ml)中に徐々に再
溶解し、シリカゲル・カラム(800g)上に供給した。生成物を酢酸エチル−
ヘキサン−トリエチルアミン(60:40:1)から出発し、次に80:20:
1に上昇し、次に酢酸エチル−メタノール 9:1に上昇する勾配で溶出した。
適当な生成物含有フラクションを一緒にし、減圧下で濃縮し、アセトニトリル(
200ml)と同時蒸発させ、ストリップし、乾燥させて(0.1mm,24時
間)、41.6g(85%)の白色泡状物を得た。
【0211】
【数34】
【0212】 2’−O−(2−メチルアセテート)−2−アミノ−アデノシン(74) 2−アミノ−アデノシン(73)(又は2,6−ジアミノプリンリボシド)(
300g,1.06mol)を無水ジメチルスルホキシド(1L)中に懸濁させ
、溶解するまで80℃に、アルゴン雰囲気下で機械的に撹拌しながら加熱した。
周囲温度に冷却した後に、無水ジメチルホルムアミド(2L)を加えてから、水
素化ナトリウム(63.7g,油中60%,1.59mol)を4回に分けて1
時間にわたって加え、混合物をさらに2時間撹拌して、懸濁液を得た。メチル−
2−ブロモアセテート(243.9g,1.59mol)を周囲温度において2
時間にわたって滴下し、反応を18時間撹拌した。TLCは50〜60%完成し
た反応を実証した(所望の2’生成物のRf 約0.35、ジクロロメタン−ア
セトン−メタノール,20:5:3)。注釈:反応をさらに推し進めると、出発
物質よりも除去が困難である2’,3’ビス生成物がより多く生ずる。メタノー
ル(150ml)を加えて、反応をクエンチし、反応を減圧(65℃浴、50〜
10mm)下で濃縮して、濃厚な油状物を得た。この油状物をジクロロメタン(
4L)中に溶解して、16時間撹拌した。沈殿を回収し、ジクロロメタン(3x
200ml)とジクロロメタン−メタノール(1:1,3x100ml)とによ
って洗浄した。この固体と濾液のTLCは、この固体が主として塩、出発物質及
び極性不純物であり、濾液が該ビス生成物と3’生成物と共に、主として生成物
であることを明らかにした。濾液を乾燥するまでストリップし、メタノール(5
00ml)中に再溶解して、次にシリカゲル(800g)を加えた。このミック
スを濃縮し、乾燥させて、自由流動性粉末を得た。この粉末を、シリカゲルを充
填した6L焼結ガラスロートから成るスクラブシリカゲル・カラムの頂部に載せ
た。生成物を最初はエーテル(4L)によって、次にジクロロメタン−アセトン
−メタノール,20:5:3によって、生成物が無くなるまで溶出した。適当な
フラクションを一緒にして、ストリップし、残渣をメタノールから結晶化して、
79.6gの約95%純度の生成物と72.8gの母液(NMRにより約85%
純度)とを得た。両方のフラクションをさらに精製せずに次の工程に用いた。
【0213】 2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)グアノシン 2’−O−(2−N−メチルアセテート)−2−アミノ−アデノシン(74)
(100g,0.28mol,約95%純度)を水(300ml)中に溶解し、
40%メチルアミン水溶液(87.6ml,1.008mol)を機械的に撹拌
しながら周囲温度において1回で加えた。4時間後に、TLCは完成した反応を
実証した(生成物は極性がより大きい)。この反応をストリップしてから、リン
酸塩バッファー(0.1M、1L,pH7.0)中に再溶解した。アデノシンデ
アミナーゼ(1.5g)を加えて、混合物を37℃において18時間非常に緩慢
に機械的に撹拌した。TLCは約60%完成した反応を実証し、pHは8.5に
上昇していた。このpHをリン酸によって7.0に調節し、他の部分の酵素(0
.5g)を加えた。24時間後に、反応は完成し、沈殿が形成された。固体を回
収し、水(3x50ml)によって洗浄し、乾燥させて、60.9g(61%ニ
段階収率)の純粋な2’生成物を得た。
【0214】
【数35】
【0215】 濾液を濃縮したが、二次回収物(second crop)は形成されなかった。クロマトグ
ラフィー後に、さらなる生成物が得られていたと考えられた。 2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)−N2−イソブチリル−グアノシ
ン(75) 2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)グアノシン(55.85g,0.
158mol)を無水ピリジン(2x200ml)と同時蒸発させてから、同無
水ピリジン(700ml)中に再溶解した。フラスコにメカニカルスターラー、
ドライアイス−アセトン浴、温度計、滴下ロート及びアルゴン雰囲気を装備した
。トリメチルシリルクロリド(100ml,0.790mol)を、20〜25
℃の内部温度を維持するような速度で滴下した。この反応を周囲温度において9
0分間撹拌した。この反応を−15℃に冷却し、イソブチリルクロリド(83.
25ml,0.790mol)を−10〜0℃の内部温度を維持するような速度
で加えた。この反応を周囲温度において18時間撹拌した。TLCは完成した反
応を実証した。この反応を、最初に0℃に冷却し、次に水(50ml)を徐々に
加えることによって、クエンチした。10分間後に、溶媒をストリップし、残渣
をジクロロメタン−アセトン−メタノール(500ml,40:10:3)の混
合物中に溶解した。沈殿を回収し、無機塩として同定した。濾液をシリカゲル・
カラム(800g)上に載せ、最初に同じ溶媒比率で、次に極性を4:1:1に
高めて溶出した。適当なフラクションをプールし、濃縮した。主生成物フラクシ
ョンは43.5gの白色固体を生じ、上部不純物によってやや汚染されたフラク
ションは別の10gを生じた(総合収量53.5g,81%)。
【0216】
【数36】
【0217】 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)
−N2−イソブチリル−グアノシン(76) 2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)−N2−イソブチリル−グアノシ
ン(42.5g,0.101mol)を無水ピリジン(2x200ml)と同時
蒸発させてから、同溶媒(500ml)中に再溶解した。ジメトキシトリチルク
ロリド(37.63,1.11mol)を1回で加えて、反応をアルゴン下で1
8時間撹拌した。TLCは完成した反応を実証した。この反応をメタノール(2
0ml)の添加によってクエンチしてから、ストリップして、濃厚な油状物を得
た。この油状物を酢酸エチルと1M炭酸水素ナトリウム溶液(各500ml)と
に分配した。有機層を濃縮してから、シリカゲル・カラム(800g)上に供給
した。生成物を酢酸エチル中メタノールの勾配(0〜10%)によって溶出した
。生成物含有フラクションを一緒にし、ストリップして、乾燥させて(25℃,
0.1mm,24時間)、47g(64%)の生成物を白色泡状物として得た。
【0218】 [5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド
)−N2−イソブチリル−グアノシン−3’−O−イル]シアノエチルジイソプ
ロピルホスホロアミダイト 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)
−N2−イソブチリル−グアノシン(25.0g,0.0345mol)とジイ
ソプロピルアミンテトラゾリド(1.77g,0.010mol)とを、使用直
前に、無水アセトニトリル(150ml)と同時蒸発させた。得られた油状物に
、無水アセトニトリル(170ml)とシアノエチルテトライソプロピルホスホ
ロジアミダイト(11.46g,0.038mol)とを加えて、この溶液を周
囲温度において24時間撹拌した。TLCは完成した反応を実証した。この溶液
を濃縮して、油状物を得て、これをジクロロメタン(300ml)と飽和炭酸水
素ナトリウム水溶液(300ml)とに分配した。水相を追加の有機溶媒(10
0ml)によって逆抽出した。一緒にした有機層を乾燥させ(硫酸ナトリウム)
、濃縮して、油状物を得た。この油状物をシリカゲル・カラム(400g)上に
供給し、酢酸エチル−トリエチルアミン(99:1)中メタノールの勾配(0〜
10%)によって溶出した。適当な生成物含有フラクションを一緒にし、減圧下
で濃縮して、アセトニトリル(200ml)と同時蒸発させ、ストリップして、
微量の不純物によってまだ汚染されている泡状物を得た。この泡状物を酢酸エチ
ル−ジクロロメタンの混合物(1:1,40ml)中に溶解してから、濁りが維
持されるまで、ヘキサンを徐々に加えた。20分間後に、沈殿が形成され、この
沈殿を回収し、ヘキサン−酢酸エチル−ジクロロメタン(8:1:1)によって
洗浄し、乾燥させて、14.46gの白色非晶質固体を得た、これはNMRとT
LCによって約98%純度であった。濾液をストリップして、約90%純度の泡
状生成物 10gを得た。
【0219】
【数37】
【0220】 実施例44 1つ以上の2’−O−{N−[2−(メチルチオ)エチル]アセトアミド}修飾
(オリゴ合成後)を有するオリゴヌクレオチドの一般的合成方法 2’−O−メトキシカルボニルメチレン官能基を有する1つ以上のヌクレオシ
ドを組み入れたオリゴヌクレオチドを既述したような固相方法を用いて調製する
。1つ以上の2’−O−メトキシカルボニルメチレン官能基を有するCPG結合
オリゴヌクレオチドを、メタノール中の50%2−(メチルチオ)エチルアミン
中に懸濁させ、周囲温度に24時間維持する。これらの条件下で、メトキシ基の
求核性置換によってアミン・コンジュゲーションが生ずる。同時に、オリゴヌク
レオチドがCPGから切断されて、環外アミノ及びリン酸基上の保護基も除去さ
れる。混合物を濾過し、蒸発乾燥させて、粗5’−O−DMTオリゴヌクレオチ
ドを得る。この粗オリゴヌクレオチドを次にSephadex G−25カラム
に通して、HPLC(Waters,C−4,7.8x300mm,A=50m
Mトリエチルアンモニウムアセテート,pH=7,B=アセトニトリル5〜60
%B,55分間中,流量2.5ml/分,λ260nm)によって精製した。8
0%酢酸水溶液による脱トリチル及び蒸発と、その後のWatersC−4カラ
ムを用いるHPLCによる脱塩とが、合成後修飾オリゴヌクレオチドを生じる。
【0221】 この方法を用いて調製されるオリゴヌクレオチドを下記表VIに示す。
【0222】
【表6】
【0223】 実施例45 2’−O−アセトアミド修飾を含有するオリゴマー化合物の脱保護 2’−O−アセトアミド・オリゴヌクレオチドを担持するCPGをNH3水溶
液(30%溶液)中に懸濁して、室温に維持した。これらの条件下で、オリゴヌ
クレオチドは脱保護され/CPGから切断された。シチジン・ヌクレオシド上の
保護された環外アミノ基(例えば、ベンゾイル、アセチル等)もこれらの条件下
で同時に脱保護された。得られた混合物に、(生じた量の約10%まで)メチル
アミン水溶液(40%)を加え、混合物を室温に22時間維持して、全ての基(
例えば、グアニジン・ヌクレオシド上のイソブチリル及びアデノシン・ヌクレオ
シド上のベンゾイル)の脱保護を完成させた。
【0224】 1μmol合成のために、CPGに結合したオリゴヌクレオチドをNH3水溶
液(1.8ml,30重量%)中に懸濁させ、室温に2時間維持した。これに、
メチルアミン水溶液(0.2ml,40重量%溶液)を加えて、室温にさらに2
2時間維持して、脱保護を完成させた。
【0225】 この方法を用いて、配列CTC GTA CTC CGG
TCCを有するオリゴヌクレオチド配列番号6を調製した、この場合、Tは2
’−O−CH2C(=O)−N(CH22基を有するTを表す(計算値m+60
99.83、実測値 6098.16)。
【0226】 実施例46 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチル−アセトアミド)
−5−メチル−ウリジン・スクシネート(77)の調製 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)
−5−メチル−ウリジン(5g,7.92mmol)に無水コハク酸(1.58
g,15.8mmol)とDMAP(0.483g,3.95mmol)とを混
合した。この混合物を真空下、40℃においてP25上で一晩乾燥させた。乾燥
した物質をピリジン30ml中に溶解し、撹拌した。2時間後に、TLCは反応
の95%完成を実証した。この反応を一晩進行させた。水(5ml)を加えて、
混合物を150mlのCH2Cl2に移して、20%クエン酸(100ml)によ
って洗浄した。このクエン酸層を20%CH2Cl2によって洗浄した。一緒にし
た有機相をNa2SO4上で乾燥させ、蒸発させて、泡状物を得、これを50ml
のCH3CN及び3mlのトリエチルアミンと共に同時蒸発させて、黄色泡状物
(収量5.79g,97%)を得た。
【0227】 実施例47 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)−
5−メチル−ウリジン−3’O−スクシニルCPG(78)の調製 真空下においてP25上で乾燥させた5’−O−ジメトキシトリチル−2’−
O−(2−N−メチル−アセトアミド)−5−メチル−ウリジン・スクシネート
(1.25g,1.71mmol)に、ジメチルホルムアミド(DMF,6.4
ml)、2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,2,3−テトラメ
チル ウロニウム テトラフルオロボレート(TBTU 8.3g,2.6mm
ol)及び4−メチルモルホリン(5.3g,5.2mmol)を加える。混合
物を渦流させる。無水DMF(20ml)と活性化CPG(10g,115.2
μmol/g)とを加えて、シェーカー上で18時間振とうさせる。この混合物
を濾過し、官能化されたCPGをDMF、ジクロロメタン及びジエチルエーテル
によって徹底的に洗浄する。このCPGを真空下、P25上で乾燥させる。CP
G上の非官能化部位にキャップするために、CPGにCap AとCap B(
Cap A=10ml、Cap B=10ml、Perseptive Bio
systems Inc.)を混合し、シェーカー上で2時間振とうさせる。C
PGを濾過し、アセトニトリルとジエチルエーテルとによって洗浄して、官能化
CPGを得る。真空下で乾燥した後に、負荷容量を測定する。
【0228】 実施例48 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)−
5−メチル−シチジン−3’−O−スクシネート(79)の調製 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)
−N4−ベンゾイル−5−メチル−シチジン(0.25g,0.38mmol)
に、無水コハク酸(0.057g,0.57mmol)とジメチルアミノピリジ
ン(0.023g,0.19mmol)とを混合した。この混合物を真空下、4
0℃においてP25上で一晩乾燥させた。乾燥した物質をジクロロメタン(1m
l)中に溶解し、トリエチルアミン(0.106ml,0.76mmol)をア
ルゴン雰囲気下、周囲温度において4時間撹拌しながら加えた。この反応をジク
ロロメタン(30ml)によって希釈して、10%クエン酸水溶液(氷冷、30
ml)と水(30ml)とによって洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウム上で
乾燥させ、真空下で蒸発させた。得られた泡状物を、溶離剤としてメタノール:
ジクロロメタン:ピリジン(1/8.9/0.1,v/v/v)を用いたシリカ
ゲル・カラムクロマトグラフィーによって精製して、0.2g(71%)の標題
化合物を白色泡状物として得た。
【0229】 実施例49 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)−
5−メチル−シチジン−3’O−スクシニルCPG(80)の調製 真空下においてP25上で予め乾燥させた化合物16(0.25mmol)に
、ジメチルホルムアミド(DMF,0.64ml)、2−(1H−ベンゾトリア
ゾール−1−イル)−1,2,3−テトラメチルウロニウム テトラフルオロボ
レート(TBTU 0.83g,0.26mmol)及び4−メチルモルホリン
(0.53g,0.52mmol)を加える。この混合物が透明な溶液になるま
で、混合物を渦流させる。無水DMF(2.2ml)と活性化CPG(1.13
g,115.2μmol/g)とを加えて、シェーカー上で18時間振とうさせ
る。この混合物を濾過し、官能化されたCPGをDMF、ジクロロメタン及びジ
エチルエーテルによって徹底的に洗浄する。このCPGを真空下、P25上で乾
燥させる。CPG上の非官能化部位にキャップするために、CPGにCap A
とCap B(Cap A=2ml、Cap B=2ml、Perseptiv
e Biosystems Inc.)を混合し、シェーカー上で2時間振とう
させる。CPGを濾過し、アセトニトリルとジエチルエーテルとによって洗浄し
て、官能化CPGを得る。真空下で乾燥した後に、負荷容量を測定する。
【0230】 実施例50 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)−
N2−イソブチリル−グアノシン−3’−O−スクシネート(81)の調製 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)
−N2−イソブチリル−グアノシン(5g,6.9mmol)に、無水コハク酸
(2.76g,27.6mmol)とジメチルアミノピリジン(0.423g,
3.4mmol)とを混合した。この混合物を真空下、40℃においてP25
で一晩乾燥させた。乾燥した物質をピリジン(60ml)中にアルゴン雰囲気下
、周囲温度において4時間撹拌しながら溶解した。この反応をジクロロメタン(
300ml)によって希釈して、20%クエン酸(氷冷、300ml)と水(3
00ml)とによって洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真
空下で蒸発させた。得られた泡状物を、溶離剤としてメタノール:ジクロロメタ
ン:ピリジン(1/8.9/0.1,v/v/v)を用いたシリカゲル・カラム
クロマトグラフィーによって精製して、5.19g(71%)の標題化合物を白
色泡状物として得た。
【0231】 実施例51 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)−
N2−イソブチリル−グアノシン−3’O−スクシニルCPG(81)の調製 真空下においてP25上で乾燥させた5’−O−ジメトキシトリチル−2’−
O−(2−N−メチルアセトアミド)−N2−イソブチリル−グアノシン−3’
−O−スクシネート(1.0g,1.21mmol)に、ジメチルホルムアミド
(DMF,16ml)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル)−N,
N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HAT
U 0.462g,1.21mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(0.
63g,0.81ml,4.84mmol)を加えた。この混合物が透明な溶液
になるまで、混合物を渦流させた。無水DMF(35ml)と活性化CPG(7
.13g,115.2μmol/g)とを加えて、シェーカー上で18時間振と
うさせた。この混合物を濾過し、官能化されたCPGをDMF、ジクロロメタン
及びジエチルエーテルによって徹底的に洗浄した。このCPGを真空下、P25 上で乾燥させた。CPG上の非官能化部位にキャップするために、CPGにCa
p AとCap B(Cap A=20ml、Cap B=20ml、Pers
eptive Biosystems Inc.)を混合し、シェーカー上で2
時間振とうさせた。次に、CPGを濾過し、アセトニトリルとジエチルエーテル
とによって洗浄して、官能化CPGを得た。真空下で乾燥した後に、負荷容量を
測定した(7.20g,60.9mmol/g)。
【0232】 実施例52 5’−O−TBDPSi−2’−O−((N−メチル−アセトアミド)アデノシ
ン(83) 5’−O−TBDPSi−2’−O−メトキシカルボニルメチレンアデノシン
(89.63g,155.15mmol)を無水THF(1.3L)中に溶解し
て、N−メチルアミン(310mmol,水中−40重量%メチルアミン350
ml)を加え、反応混合物を周囲温度において18時間撹拌した。混合物を濃縮
して、油状物を得て、これをEtOAc(420ml)中に溶解した。有機相を
水(3x350ml)、ブライン(1x350ml)によって洗浄して、有機相
を無水MgSO4上で乾燥させた。溶媒を真空下で蒸発させて、84.80g(
95%)の標題化合物を白色固体として得た。
【0233】 実施例53 5’−O−TBDPSi−2’−O−((N−メチル−アセトアミド)−N6−
ベンゾイルアデノシン(84) 5’−O−TBDPSi−2’−O−((N−メチル−アセトアミド)アデノ
シン(84g,146mmol)を乾燥ピリジン(500ml)中に溶解し、氷
浴中で冷却した。クロロトリメチルシラン(70ml,582.6mmol)を
滴加し、反応を30分間撹拌し、この時点でベンゾイルクロリド(68ml,5
82.6mmol)を反応に滴加した。30分間後に氷浴を除去し、反応を3時
間撹拌した。反応をもう一度氷浴中で冷却した。水(100ml)を加えた後に
、30分間後に濃NH4OH(100ml)を加えた。1時間後に、反応を水と
酢酸エチル(600/600ml)とに分配した。水層を酢酸エチル(500m
l)によってさらに2回抽出した。酢酸エチル抽出物を一緒にプールして、ブラ
イン(500ml)によって洗浄し、MgSO4によって乾燥させ、濾過し、真
空下で蒸発させて、油状物を得た。得られた粗物質を、溶離剤としてEt2N:
MeOH:EtOAc:CHCl3(2/5/60/33,v/v/v/v)を
用いるシリカゲル・カラムクロマトグラフィーによって精製した。適当なフラク
ションを回収して、真空下で濃縮して、79.32gの標題化合物を得た。
【0234】 実施例54 2’−O−((N−メチル−アセトアミド)−N6−ベンゾイルアデノシン(8
5) トリエチルアンモニウムトリヒドロフルオリド(45ml,279mmol)
をTHF(280ml)に加えた。この溶液に、トリエチルアミン(19.44
ml,139.5mmol)を加えた。この混合物を5’−O−TBDPSi−
2’−O−((N−メチル−アセトアミド)−N6−ベンゾイルアデノシン(1
9g,27.91mmol)に加えて、室温において18時間撹拌した。tlc
によって実証されるように、反応は完成に達した。溶媒を蒸発させて、黄色を帯
びた橙色油状物を残し、これを、溶離剤としてEt2N:MeOH:CHCl3
3/5/92,v/v/v)を用いるシリカゲル・カラムクロマトグラフィーに
よって精製した。適当なフラクションをプールし、濃縮して、11.11g(9
0%)の標題化合物を得た。
【0235】 実施例55 5’−O−DMT−2’−O−((N−メチル−アセトアミド)−N6−ベンゾ
イルアデノシン(86) 2’−O−((N−メチル−アセトアミド)−N6−ベンゾイルアデノシン(
5.7g,12.9mmol)をピリジンと共に3回同時蒸発させてから、乾燥
ピリジン(129ml)中に溶解し、この反応混合物に4,4’−ジメトキシト
リチルクロリド(5.24g,15.46mmol)を2回に分けて加えた。2
0時間目のTLCは反応が完成したことを示した。真空下での蒸発によって、溶
媒量を半分に減少させた。残渣をEtOAc(200ml)と水(200ml)
とに分配した。水相をEtOAc(2x50ml)によって抽出した。このEt
OAcをプールし、MgSO4上で乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮した。残渣
を、溶離剤としてのMeOH:CHCl3(5/95,v/v)によって溶出す
るシリカゲル・カラムクロマトグラフィーによって精製した。適当なフラクショ
ンを回収し、濃縮して、6.24g(65%)の標題化合物を得た。
【0236】 実施例56 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチル−アセトアミド)
−N6−ベンゾイルアデノシン−3’−(2−シアノエチル−N,N−ジイソプ
ロピルホスホロアミダイト)(87)の調製 CH3CN(25ml)中に溶解した5’−O−DMT−2’−O−((N−
メチル−アセトアミド)−N6−ベンゾイルアデノシン(3.76g,5.06
mmol)の混合物に、2−シアノエチル−N,N,N’,N’−テトライソプ
ロピルホスホロアミダイト(2.41ml,7.59mmol)を滴加した。ジ
イソプロピルアミンテトラゾリド(0.87g,5.06mmol)を加え、混
合物を一晩撹拌した。この反応をEtOAc(200ml)によって希釈し、飽
和NaHCO3(100ml)によって2回抽出し、次にブライン(100ml
)によって1回洗浄した。このEtOAcを次にMgSO4上で乾燥させ、濾過
し、濃縮した。残渣を最少量のCH2Cl2(5ml)中に溶解して、激しく撹拌
した乾燥ヘキサン(250ml)に加えて、標題化合物を沈殿させた。溶媒を沈
殿からデカントし、残渣を真空下で乾燥させた。この沈殿をもう一度繰り返して
、総収量3.34g(70%)の標題化合物を得た。31P NMR(CDCl3
):δ151.08及び151.41。
【0237】 実施例57 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチル−アセトアミド)
−N6−ベンゾイル−アデノシン−3’−O−スクシネート(88)の調製 5’−O−DMT−2’−O−((N−メチル−アセトアミド)−N6−ベン
ゾイルアデノシン(1.5g,2.03mmol)を、無水コハク酸(0.4g
,4.03mmol)及びジメチルアミノピリジン(0.13g,1.04mm
ol)と混合した。この混合物を真空下、40℃においてP25上で一晩乾燥さ
せた。乾燥した物質をジクロロメタン(6ml)中に溶解し、トリエチルアミン
(1.12ml,8.66mmol)をアルゴン雰囲気下、周囲温度において4
時間撹拌しながら加えた。この反応をジクロロメタン(40ml)によって希釈
し、10%クエン酸(氷冷,50ml)によって、次に水(50ml)によって
洗浄した。有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させ、真空下で蒸発させた。得
られた泡状物を溶離剤としてメタノール:ジクロロメタン:ピリジン(1/8.
9/0.1,v/v/v)を用いるシリカゲル・カラムクロマトグラフィーによ
って精製して、1.71g(98%)の標題化合物を白色泡状物として得た。
【0238】 実施例58 5’−O−ジメトキシトリチル−2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)−
N6−ベンゾイル−アデノシン−3’−O−スクシニルCPG(89)の調製 真空下においてP25上で予め乾燥させた5’−O−ジメトキシトリチル−2
’−O−(2−N−メチルアセトアミド)−N2−イソブチリル−グアノシン−
3’−O−スクシネート(1.0g,1.18mmol)に、ジメチルホルムア
ミド(DMF,16ml)、O−(7−アザベンゾトリアゾール−1−イル−N
,N,N’,N’−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロホスフェート(HA
TU 0.45g,1.18mmol)及びジイソプロピルエチルアミン(0.
63g,0.81ml,4.84mmol)を加えた。この混合物が透明な溶液
になるまで、混合物を渦流させた。無水DMF(33ml)と活性化CPG(7
.00g,115.2μmol/g)とを加えて、シェーカー上で18時間振と
うさせた。この混合物を濾過し、官能化されたCPGをDMF、ジクロロメタン
及びジエチルエーテルによって徹底的に洗浄した。このCPGを真空下、P25 上で乾燥させた。非官能化部位にキャップするために、CPGにCap AとC
ap B(Cap A=20ml、Cap B=20ml、Perseptiv
e Biosystems Inc.)を混合し、シェーカー上で2時間振とう
させた。次に、CPGを濾過し、アセトニトリルとジエチルエーテルとによって
洗浄して、官能化CPGを得た。真空下で乾燥した後に、負荷容量を測定した(
7.00g,70.3mmol/g)。
【0239】 実施例59 2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)官能基を有する修飾オリゴヌクレオ
チドの一般的合成方法 A、5meC、G及びTの2’−O−(2−N−メチルアセトアミド)アミダイ
トを無水アセトニトリル中に溶解して、0.1M溶液を得た。A、5meC、G及
びTの2’−デオキシアミダイトはGlen Research、VAから入手
した。これらのアミダイト溶液をExpedite Nucleic Acid
Synthesis系(Millipore)に装填して、所望のオリゴヌク
レオチドを合成した。オリゴヌクレオチド合成は、次の改変を加えた、製造者か
ら提供された合成プロトコールを用いて行なった。合成は1μmol規模で行な
った。カップリング効率は95%より大きかった。2’−O−(2−N−メチル
アセトアミド)アミダイトのカップリングのためには、カップリング時間を10
分間に延長し、この工程を2回行なった。カップリング時間を延長した以外は、
Milliporeから提供されたプロトコールにおける全ての他の工程を用い
た。Beaucage試薬(アセトニトリル中0.1M)を硫化剤として用いた
。アンモニア水溶液(30重量%、2ml)中に懸濁させることによって、オリ
ゴマーを制御多孔質ガラス(CPG)支持体から切断し、室温に2時間維持した
。得られたスラリーにメチルアミン水溶液を室温において24時間加えて(0.
3ml,水中40重量%)、保護基を除去した。得られた溶液を濾過し、スピー
ドバク(speed vac)中で濃縮した。5’−O−DMT含有オリゴマーを次に逆相
高速液体クロマトグラフィー(C−4、Waters,7.8x300mm,A
=50mMトリエチルアンモニウムアセテート,pH=7,B=アセトニトリル
,60分間中に5〜60%B,流量1.5ml/分)によって精製した。80%
酢酸水溶液による脱トリチルと蒸発、続いてのSephadex G−25カラ
ムにおける脱塩によって、2’−修飾オリゴヌクレオチドを得た。オリゴヌクレ
オチドをHPLC、CGE及び質量分析によって分析した。
【0240】
【表7】
【配列表】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のある一定の中間体とある一定の2’−O−基とを示す。
【図2】 図2は化合物72の合成を示す。
【図3】 図3は化合物77の合成を示す。
【図4】 図4は化合物87の合成を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/712 A61K 31/712 38/00 48/00 48/00 A61P 43/00 105 A61P 43/00 105 C07H 19/10 C07H 19/10 19/167 19/167 19/20 19/20 21/00 21/00 C12N 15/00 A C12N 15/09 A61K 37/02 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 カワサキ,アンドリュー・エム アメリカ合衆国カリフォルニア州92009, カールズバッド,パセオ・ジャキータ 6126 (72)発明者 クック,フィリップ・ダン アメリカ合衆国カリフォルニア州92028, フォールブルック,オリーブ・ヒル・ロー ド 5237 (72)発明者 フレイザー,アリスター・エス アメリカ合衆国カリフォルニア州92009, カールズバッド,クアイル・プレイス 6909−エフ (72)発明者 プラカーシュ,サーザ・ピー アメリカ合衆国カリフォルニア州92009, カールズバッド,メラルーカ 961,アパ ートメント・ビー Fターム(参考) 4B024 AA01 CA11 4C057 AA17 AA18 CC03 DD03 LL10 LL14 LL17 LL18 LL23 LL29 LL40 LL41 LL46 MM02 MM05 MM09 4C084 AA02 AA07 AA13 BA01 BA08 BA15 BA16 BA23 BA42 CA62 NA14 ZB212 4C086 AA01 AA03 EA17 EA18 MA01 MA04 NA14 ZB21

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 [式中、Bxは、保護されていてよい複素環式塩基部分であり; T1およびT2は、それぞれ独立して、OH、保護されたヒドロキシルであり;
    または T1およびT2の一方は、OHまたは保護されたヒドロキシルであり、T1およ
    びT2のもう一方は、固体支持体または活性リン含有置換基であり; E1およびE2は、それぞれ独立して、C1−C10アルキルであり、またはE1
    よびE2の一方はHであり、E1およびE2のもう一方は−CH3であり;または E1およびE2は、それぞれ独立して、H;−(CH2m−S−R4(但し、m
    は1〜10である);−{(CH2nn−N(H)}nnn−(CH2nnNH2(但
    し、それぞれnnは2〜4であり、nnnは2〜10である);2〜10個のペ
    プチド結合アミノ酸を有するポリペプチド;葉酸部分であって、該葉酸部分をα
    またはγカルボキシル基から2’−置換基に結合する結合基を有していてよく、
    該結合基が−N(H)−(CH26−であるもの;またはコレステロール部分で
    あって、該コレステロール部分をヒドロキシル基から2’−置換基へ結合する結
    合基を有していてよく、該結合基が−C(=O)−N(H)−(CH26−であ
    るものであり、但し、E1およびE2の一つだけはHであるという条件付きであり
    ;そして R4は、H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル
    、C6−C14アリールまたはチオ保護基である] を有する化合物。
  2. 【請求項2】 E1およびE2がそれぞれC1−C10アルキルである請求項1
    に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 E1がHであり、E2が−(CH2m−S−R4である請求項
    1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 R4がC1−C10アルキルである請求項3に記載の化合物。
  5. 【請求項5】 R4がメチルである請求項4に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 E2が{(CH2nn−N(H)}nnn−(CH2nnNH2
    あり、但し、それぞれnnは2〜4であり、nnnは2〜10である請求項1に
    記載の化合物。
  7. 【請求項7】 E2が−(CH23−N(H)−(CH24−N(H)−(
    CH23−NH2または−(CH24−N(H)−(CH23−NH2である請求
    項6に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 E2が前記ポリペプチドである請求項1に記載の化合物。
  9. 【請求項9】 前記ポリペプチドが、Lys−Tyr−Lys、Lys−T
    rp−LysまたはLys−Lys−Lys−Lysである請求項8に記載の化
    合物。
  10. 【請求項10】 E2が、結合葉酸部分または5−メチルテトラヒドロ葉酸
    部分である請求項1に記載の化合物。
  11. 【請求項11】 E2がコレステロール部分である請求項1に記載の化合物
  12. 【請求項12】 前記複素環式塩基部分が、プリンラジカルまたはピリミジ
    ンラジカルである請求項1に記載の化合物。
  13. 【請求項13】 前記複素環式塩基部分が、アデニニル、シトシニル、5−
    メチルシトシニル、チミニル、ウラシリル、グアニニルまたは2−アミノアデニ
    ニルである請求項12に記載の化合物。
  14. 【請求項14】 T1が保護されたヒドロキシルであり、T2が活性リン含有
    置換基である請求項1に記載の化合物。
  15. 【請求項15】 E1およびE2がCH3である請求項1に記載の化合物。
  16. 【請求項16】 E1がHであり、E2がCH3である請求項1に記載の化合
    物。
  17. 【請求項17】 式 【化2】 [式中、Bxは、保護されていてよい複素環式塩基部分であり; E1およびE2は、それぞれ独立して、C1−C10アルキルであり、またはE1
    よびE2の一方はHであり、E1およびE2のもう一方は−CH3であり;または E1およびE2は、それぞれ独立して、H;−(CH2m−S−R4(但し、m
    は1〜10である);−{(CH2nn−N(H)}nnn−(CH2nnNH2(但
    し、それぞれnnは2〜4であり、nnnは2〜10である);2〜10個のペ
    プチド結合アミノ酸を有するポリペプチド;葉酸部分であって、該葉酸部分をα
    またはγカルボキシル基から2’−置換基に結合する結合基を有していてよく、
    該結合基が−N(H)−(CH26−であるもの;またはコレステロール部分で
    あって、該コレステロール部分をヒドロキシル基から2’−置換基へ結合する結
    合基を有していてよく、該結合基が−C(=O)−N(H)−(CH26−であ
    るものであり、但し、E1およびE2の一つだけはHであるという条件付きであり
    ;そして R4は、H、C1−C10アルキル、C2−C10アルケニル、C2−C10アルキニル
    、C6−C14アリールまたはチオ保護基である] を有する少なくとも1個の部分を含むオリゴマー化合物。
  18. 【請求項18】 E1およびE2がそれぞれC1−C10アルキルである請求項
    17に記載のオリゴマー化合物。
  19. 【請求項19】 E1がHであり、E2が−(CH2m−S−R4である請求
    項17に記載のオリゴマー化合物。
  20. 【請求項20】 R4がC1−C10アルキルである請求項19に記載のオリゴ
    マー化合物。
  21. 【請求項21】 R4がメチルである請求項20に記載のオリゴマー化合物
  22. 【請求項22】 E2が−{(CH2nn−N(H)}nnn−(CH2nnNH 2 であり、但し、それぞれnnは2〜4であり、nnnは2〜10である請求項
    17に記載のオリゴマー化合物。
  23. 【請求項23】 E2が−(CH23−N(H)−(CH24−N(H)−
    (CH23−NH2または−(CH24−N(H)−(CH23−NH2である請
    求項22に記載のオリゴマー化合物。
  24. 【請求項24】 E2が、結合葉酸部分または5−メチルテトラヒドロ葉酸
    部分である請求項19に記載のオリゴマー化合物。
  25. 【請求項25】 E2がコレステロール部分である請求項17に記載のオリ
    ゴマー化合物。
  26. 【請求項26】 E2が前記ポリペプチドである請求項17に記載のオリゴ
    マー化合物。
  27. 【請求項27】 前記ポリペプチドが、Lys−Tyr−Lys、Lys−
    Trp−LysまたはLys−Lys−Lys−Lysである請求項26に記載
    のオリゴマー化合物。
  28. 【請求項28】 前記複素環式塩基部分が、プリンラジカルまたはピリミジ
    ンラジカルである請求項17に記載のオリゴマー化合物。
  29. 【請求項29】 前記複素環式塩基部分が、アデニニル、シトシニル、5−
    メチルシトシニル、チミニル、ウラシリル、グアニニルまたは2−アミノアデニ
    ニルである請求項28に記載のオリゴマー化合物。
  30. 【請求項30】 約5〜約50個のヌクレオシドを含む請求項17に記載の
    オリゴマー化合物。
  31. 【請求項31】 約8〜約30個のヌクレオシドを含む請求項17に記載の
    オリゴマー化合物。
  32. 【請求項32】 約15〜約25個のヌクレオシドを含む請求項17に記載
    のオリゴマー化合物。
  33. 【請求項33】 E1およびE2がCH3である請求項17に記載のオリゴマ
    ー化合物。
  34. 【請求項34】 E1がHであり、E2がCH3である請求項17に記載のオ
    リゴマー化合物。
  35. 【請求項35】 オリゴマー化合物を製造する方法であって、 (a)式 【化3】 [式中、Bxは、保護されていてよい複素環式塩基部分であり; E3およびE4は、それぞれ独立して、H、窒素保護基、置換または非置換のC 1 −C10アルキル、置換または非置換のC2−C10アルケニル、置換または非置換
    のC2−C10アルキニルであり、ここにおいて、該置換は、OR3、SR3、NH3 + 、N(R3)(R4)、グアニジノ、−(CH2nn−C(=O)−OH、−(C
    2nn−C(=O)−NH2または−(CH2nn−C(=O)−O−(CH2 nn −CH3であり、但し、nnはそれぞれ1〜10であり; R3およびR4は、それぞれ独立して、H、C1−C10アルキル、C2−C10アル
    ケニル、C2−C10アルキニル、C6−C14アリール、窒素保護基、チオ保護基で
    あり、またはR3およびR4は一緒に、窒素保護基であり;または R3およびR4は、NおよびOより選択される追加のヘテロ原子を含んでいてよ
    い環構造中で結合している] を有する少なくとも1個の部分を有する、固体支持体に結合したオリゴマー化合
    物を選択し; (b)該固体支持体に結合したオリゴマー化合物と水酸化アンモニウム溶液と
    を周囲温度で接触させて、塩基性混合物を生じ;そして (c)アルキルアミン溶液を該塩基性混合物に周囲温度で加えて、該オリゴマ
    ー化合物を提供する工程を含む方法。
  36. 【請求項36】 前記水酸化アンモニウムとの前記接触が約1時間〜約3時
    間である請求項35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記接触が約2時間である請求項36に記載の方法。
  38. 【請求項38】 前記溶液中の水酸化アンモニウムの濃度が約20%〜飽和
    状態である請求項35に記載の方法。
  39. 【請求項39】 前記溶液中の水酸化アンモニウムの濃度が飽和状態である
    請求項38に記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記周囲温度が約15℃〜約30℃である請求項35に記
    載の方法。
  41. 【請求項41】 前記周囲温度が約20℃〜約25℃である請求項40に記
    載の方法。
  42. 【請求項42】 前記アルキルアミンがメチルアミンである請求項35に記
    載の方法。
  43. 【請求項43】 前記メチルアミンの溶液が、水中に約30%〜約50%メ
    チルアミンである請求項42に記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記メチルアミンの溶液が40%である請求項43に記載
    の方法。
  45. 【請求項45】 工程(c)を約10時間〜約30時間にわたって行う請求
    項35に記載の方法。
  46. 【請求項46】 工程(c)を約26時間にわたって行う請求項44に記載
    の方法。
  47. 【請求項47】 前記固体支持体が制御細孔ガラス(CPG)である請求項
    35に記載の方法。
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