JP2003512930A - プロピレンオキシド製造方法からの工業排水の精製方法 - Google Patents

プロピレンオキシド製造方法からの工業排水の精製方法

Info

Publication number
JP2003512930A
JP2003512930A JP2001534722A JP2001534722A JP2003512930A JP 2003512930 A JP2003512930 A JP 2003512930A JP 2001534722 A JP2001534722 A JP 2001534722A JP 2001534722 A JP2001534722 A JP 2001534722A JP 2003512930 A JP2003512930 A JP 2003512930A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stream
effect
fraction
treatment
top fraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2001534722A
Other languages
English (en)
Inventor
ドウ・ビー,ヨハン・ヘンドリツク
デー,ロベルト・フランク
ユネ,レイモンド・ローレンス
フアン・ズウイーネン,マリヌス
Original Assignee
シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー filed Critical シエル・インターナシヨナル・リサーチ・マートスハツペイ・ベー・ヴエー
Publication of JP2003512930A publication Critical patent/JP2003512930A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F1/00Treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F1/02Treatment of water, waste water, or sewage by heating
    • C02F1/04Treatment of water, waste water, or sewage by heating by distillation or evaporation
    • C02F1/048Purification of waste water by evaporation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D5/00Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation
    • B01D5/0078Condensation of vapours; Recovering volatile solvents by condensation characterised by auxiliary systems or arrangements
    • B01D5/009Collecting, removing and/or treatment of the condensate

Abstract

(57)【要約】 プロピレンオキシドの工業的製造方法からの排水の処理方法であって、(a)前記排水(1)を多重効用蒸発(2,3)処理にかけて蒸気状トップ分画(6,18)及び非揮発性汚染物質を含有する液体ボトム分画を得、(b)前記蒸気状トップ分画(8)の少なくとも一部を液体流(10)に凝縮し、前記液体流(10)をストリッピング処理(12)にかけて揮発性廃有機物質を含有するオーバーヘッド流(15)及び液体ボトム流として精製水(19)を得ることを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、プロピレンオキシドの製造方法に由来する工業排水の精製方法に関
する。
【0002】 プロピレンオキシドの製造方法に由来し、少なくとも炭化水素及び(有機及び
/または無機)塩を含有する排水の処理または精製には、通常比較的費用がかか
る。現在の環境法律は、工業方法からの排水流の精製に対して厳重な要求を課し
ており、精製した排水を環境に放出しようとするときには特にそうである。従っ
て、工業廃水の精製方法は通常実際的、環境的及び経済的要因を考慮して選択さ
れている。
【0003】 比較的大量の排水の生成を伴うプロピレンオキシドの工業的製造方法の1つは
スチレンモノマー/プロピレンオキシド(SM/PO)同時製造方法である。通
常、前記SM/PO方法は、(i)エチルベンゼンを酸素または空気と反応させ
てエチルベンゼンヒドロペルオキシドを形成するステップ、(ii)こうして得
たエチルベンゼンヒドロペルオキシドをエポキシ化触媒の存在下でプロペンと反
応させて、プロピレンオキシド及び1−フェニルエタノールを生成するステップ
、及び(iii)適当な脱水触媒を用いて脱水して1−フェニルエタノールをス
チレンに変換するステップを含む。最後のステップで水が生成する。この反応水
に加えて、脂肪族及び芳香族炭化水素、アルデヒド、ケトン、アルコール、フェ
ノールや有機酸のような有機副生成物が全方法の過程で生成する。前記副生成物
の一部は清浄水により主生成物から分離され、有機酸は塩基性水溶液(例えば、
(重)炭酸ナトリウム及び/または水酸化ナトリウム水溶液)を用いて中和され
る。更に、追加の水を上記方法のステップ(i)において空気と共に、ステップ
(iii)において蒸気として導入する。また、方法の他の部分でも若干の水を
使用し得る。
【0004】 SM/PO製造プラントからの排水は、通常総量で1.0〜3.5重量%の非
塩有機化合物及び3.0〜6.0重量%の有機塩を含む。更に、前記排水は更に
、有機酸の中和の際に使用する塩基性溶液に応じて最高2.0重量%の(重)炭
酸ナトリウム及び/または微量の水酸化ナトリウムを含み得る。
【0005】 SM/POプラントに対して数十〜数千kg/時の清浄水が導入され得、排水
量は通常清浄水の導入量より約50%多い。排水は更に精製処理せずに排出する
ことができない。しかしながら、上記したように、好適な精製処理の選択はあら
ゆる実際的、環境的及び経済的要因を考慮して制限される。
【0006】 同様に大量の排水の生成を伴うプロピレンオキシドを製造するための他の公知
の方法は、イソブタン及びプロペンを出発物質とするプロピレンオキシドとメチ
ル−tert−ブチルエーテル(MTBE)の同時製造である。この方法は当業
界で公知であり、上記のSM/PO方法と同様の反応ステップを含む。エポキシ
化ステップでtert−ブチルヒドロペルオキシドをプロパンと反応させると、
プロピレンオキシド及びtert−ブタノールが形成される。tert−ブタノ
ールはその後メタノールでエーテル化されてMTBEとなり、これは自動車ガソ
リンの添加剤として使用される。
【0007】 SM/PO排水の処理方法の例は米国特許第5,276,235号明細書に記
載されている。この方法では、排水をまず蒸留処理にかけて水及び軽質有機物質
を分離して濃厚水性廃ボトム流を形成し、その後このボトム流を水性酸(好適に
は、硫酸)と混合し、生じた混合物を水性ナトリウム含有相及び有機相に相分離
し、最後に前記相を別々に回収する。米国特許第5,675,055号明細書に
は前記方法の改良方法が記載されており、ここでは蒸留ステップから回収したボ
トム流を水性酸及び水不混和性有機溶媒と混合してから、相分離し、相を回収し
ている。
【0008】 本発明の目的は、方法で再使用するのに適合するかまたはその後生物学的処理
にかけて地表水への排出に関する環境法律で設定されているすべての要件を満た
すように十分純粋な水とすることができる精製水流を生ずる工業排水の処理方法
を提供する。
【0009】 従って、本発明はプロピレンオキシドの工業的製造方法からの排水の処理方法
に関し、その方法は (a)前記排水を多重効用蒸発処理にかけて蒸気状トップ分画及び非揮発性汚染
物質を含有する液体ボトム分画を得るステップ、 (b)前記蒸気状トップ分画の少なくとも一部を液体流に凝縮し、前記液体流を
ストリッピング処理にかけて揮発性廃有機物質を含有するオーバーヘッド流及び
液体ボトム流として精製水を得るステップ を含む。
【0010】 こうして得た精製水は工業的方法において例えば冷却水として再使用するのに
十分純粋であるが、更に生物学的処理にかけると、地表水に排出するのに十分純
粋でなければならない純水流が生ずる。
【0011】 本発明の方法により処理すべき排水は、好ましくは少なくとも500ppm、
より好ましくは少なくとも1,000ppmの化学的酸素要求量を有していなけ
ればならず、通常少なくとも10ppmのフェノール含量を有する。化学的酸素
要求量(COD)は試料中のすべての酸化可能物質を酸化するのに必要な酸素の
尺度である。多くの物質がそれぞれは低量でも総量となると有意な汚染を引き起
こす量で水試料中に存在し得るので、CODは水試料がどの程度汚染されている
かの適正な尺度である。CODは、試料中に存在する化合物を酸化させるために
特定量の酸化剤(例えば、酸素)及び場合により触媒と混合する自動分析装置に
より測定される。こうして生じた二酸化炭素は、しばしば赤外分析装置により測
定され、水1Lあたりの消費酸素(O)のmgの単位で、すなわちppm O で報告される。典型的な排水排出規格は100ppm CODであり、これは
腐敗有機物質からの水中に元々存在する量に近いと見做される。
【0012】 ステップ(a)の多重効用蒸発処理は一般的な多重効用蒸発デバイスを用いて
実施され得る。多重効用蒸発は公知の分離技術である。多重効用蒸発は通常処理
すべき流れを段階的に低い圧力で後続効用缶で一連の蒸発処理にかけることを含
む。後続効用缶間の圧力勾配のために、連続効用缶で沸点が低下する。この勾配
により、1つのセクションからの凝縮蒸気を次の効用缶のための熱媒体として使
用することができる。従って、ここで使用される効用缶は蒸気(通常、水蒸気)
により加熱され、後続セクションに蒸気を放出する多重効用蒸発缶の一部であり
、前記の後続セクションでは蒸気が必要な蒸発熱の少なくとも一部を供給するべ
く使用される。1つの効用缶からの残りの液体(ボトム)生成物が次の効用缶へ
の(より濃縮された)液体供給物となる。
【0013】 本発明で使用される多重効用蒸発デバイスは所謂順流給液モードで操作され得
る。すなわち、原料の供給物を第1効用缶に導入し、その効用缶から蒸気(すな
わち、水蒸気)流に平行な効用缶に流し、液体“生成物”は最終効用缶から引き
抜かれる。また、ブラインを蒸発効用缶を介する蒸気流に対して向流で移動させ
るように蒸発方法を所謂向流モードで操作することが可能である。こうすると、
ブラインは後続の効用缶で段階的に高い温度で沸騰する。この操作モードは、ブ
ラインが濃縮されると塩を沈殿する傾向にあるときに特に有利である。また、多
重効用蒸発は、排水供給物を蒸発トレインの異なる効用缶に分割給液することを
含む所謂並流モードで実施してもよい。
【0014】 本発明の方法では、最終効用缶から得た液体生成物は重質(すなわち、非揮発
性)不純物を含有するブライン流である。適当には、このブライン流を灰化装置
に送り、ここで有機分画を高効率で二酸化炭素に燃焼する。精製した蒸気流を最
終効用缶からのガス状トップ分画として蒸発装置から、好適には凝縮中間体蒸気
流からも回収する。
【0015】 通常、効用缶は蒸気出口、液体出口、及び蒸発熱を供給するための加熱手段を
有する。好適な加熱手段は、例えば効用缶の液体(すなわち、ボトム)部分に配
置したリボイラーの形態であり得る。或いは、加熱手段はチューブやプレートの
ような加熱表面の形態であり得る。前記加熱手段は、その入熱が前の効用缶から
蒸気により供給される点で共通している。多重効用蒸発缶の第1効用缶に対する
熱供給は、通常新しい流れによりまたは適切な温度の熱を与え得る別のプロセス
流により与えられる。好適には、最終効用缶からのトップ分画として回収した水
蒸気を凝縮する。こうして得た凝縮物流を次いで後続のステップ(b)に送るこ
とができ、回収された凝縮熱は方法の他の場所に与えられるかまたは冷却媒体に
より除去され得る。
【0016】 多重効用蒸発缶の連続効用缶はすべて前段で概説した一般要素を有するが、蒸
発缶のタイプは同一でも異なっていてもよい。蒸発缶のタイプの例には、強制循
環型蒸発缶、垂直短管形蒸発缶、垂直長管形蒸発缶、水平管蒸発缶及びぬぐい膜
(wiped film)蒸発缶が含まれる。これらの蒸発缶のタイプ及び多用蒸発の原理は
当業界で公知であり、多くのエンジニアリングハンドブックに記載されている。
これに関連して、例えばPerryの化学エンジニアリングハンドブック(Perry
's Chemical Engineering Handbook)、第7版、p.11−108〜11−10
8,McGraw−Hill(1997年)発行を参照されたい。
【0017】 本発明では、2〜5基(2〜3基が特に好ましい)の効用缶を含む多重効用蒸
発缶において多重効用蒸発処理を実施することが特に有用であることが判明した
【0018】 処理すべき工業排水はSM/MO方法に由来する場合、通常微量のフェノール
を含有している。フェノールは毒性化学物質であり、よって最終精製水中に、特
にこの水を地表水に放出しようとするときには非常に少量しか存在し得ない。通
常、フェノールは精製水流中に1ppm未満の量しか存在すべきではない。本発
明の方法では多くのフェノールが最終的にはブライン流に至る。しかしながら、
排水供給物中のフェノール量に依存して、若干のフェノールは最終的には多重効
用蒸発ユニットから回収される蒸気分画中に至り、よって精製水流に混入する恐
れがある。通常、排水供給物中のフェノール量が30ppm以上であり、地表水
に放出するのに適する程度に排水を精製したいならば、フェノールを除去するた
めに更なる処理が必要であろう。しかしながら、排水供給物中のフェノール量が
30ppm以下であるか及び/または精製した排水を地表水に放出するのではな
くプロセスで再使用するつもりの場合には、フェノールを更に除去しなくてもよ
い。
【0019】 しかしながら、通常排水供給物からフェノールをできるだけ多く除去すること
が好ましい。生物学的処理装置でのフェノール変換を必要とし、低供給物流がこ
の方法を助けるので、本発明の方法で得た水流を更に精製するために生物学的処
理装置を使用する場合には特に好ましい。従って、多重効用蒸発缶の効用缶の少
なくとも1つのトップ分画をアルカリ処理にかけることが好ましいが、より好ま
しい実施態様ではすべての効用缶のトップ分画をアルカリ吸収処理にかける。
【0020】 アルカリ吸収処理は、原則として当業界で公知の方法で実施され得る。しかし
ながら、本発明で好適なアルカリ吸収処理は蒸気状トップ分画をアルカリ水溶液
(好ましくは、水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液)と向流接触させることを
含み、こうすると精製されたトップ分画が生ずる。NaOH溶液は好ましくは1
〜20% NaOH水溶液であり、これを吸収カラムの上部に供給し、効用缶の
蒸気状トップ分画は底部に供給する。吸収カラムから回収したボトム流は、Na
OHとフェノールの反応で形成したナトリウムフェノラートを含有している。好
適には、このボトム流の少なくとも一部を排水供給物タンクに供給する。ナトリ
ウムフェノラートは非揮発性のために最終的にブライン流に至り、このブライン
流は以下により詳細に説明するように通常灰化装置に送られる。
【0021】 ステップ(a)後、場合によりアルカリ処理した蒸気状トップ分画を少なくと
も部分的に凝縮し、こうして得た水凝縮物流をステップ(b)のストリッパーカ
ラムでストリッピング処理にかける。蒸気状トップ分画の好ましくは少なくとも
80容量%、より好ましくは90容量%以上を凝縮させる。しかしながら、最も
好ましくは、本質的にすべての蒸気状トップ分画を凝縮させる。ストリッピング
処理では、水凝縮物流中になお存在する揮発性有機物質はオーバーヘッド流とし
て除去され、精製水流はボトム流として回収される。
【0022】 ストリッパーカラムは、液体流から揮発性成分をストリッピングするのに適し
ていると公知の任意の蒸留カラムであり得る。しかしながら、好適に使用される
ストリッパーは10〜100の実トレー、好ましくは15〜60の実トレーを有
するトレー式またはパック式カラムである。全過程のエネルギー消費を最小限と
するために、ストリッパーカラムを多重効用蒸発缶の第1効用缶を操作する圧力
よりも高い圧力で操作することが好ましい。こうすると、オーバーヘッド流の凝
縮熱を多重効用蒸発処理における第1効用缶への入熱として使用することができ
る。ストリッパーにおける大気トップ圧力で、トップ温度はオーバーヘッドで凝
縮する軽質有機物質の量に応じて通常80〜100℃である。ボトム温度は主に
圧力低下により変動するが、100〜110℃が一般的である。通常、適当な操
作圧力は1〜3bargであり、対応するボトム温度は1bargでの100〜
110℃から3bargでの140〜150℃である。カラムトップの温度は通
常ボトム温度よりも3〜20℃低い。ストリッパー中の還流比は所望のボトム純
度を達成するために変更可能であるが、1/1〜15/1の比を使用すると良い
結果が得られる。本発明の方法によると、ストリッピング処理の効果を大きく低
下させる発泡がストリッパーで実質的に生じないが、発泡を確実に防止するため
にストリッパーに消泡剤を添加してもよい。適当な消泡剤は当業界で公知である
【0023】 従って、ストリッパーカラムのトップ分画を凝縮し、生じた凝縮熱を多重効用
蒸発処理における第1蒸発セクションへの入熱として使用することが好ましい。
ステップ(a)後に得られた水凝縮物中に元々存在する揮発性有機物質を含有す
る凝縮トップ分画を灰化装置に送るかまたは方法に再使用するために再循環させ
ることが好適である。
【0024】 ストリッパーからボトム流として回収した精製水流を工業方法ではプロセス水
として再使用し得るが、汚染物質の量を更に低減させ且つ地表水に排出するのに
適するように生物学的処理にかけることもできる。生物学的処理は、通常生物学
的処理装置において排水を適当な微生物と接触させることを含む。生物学的処理
は当業界で公知の方法で実施し得る。こうして生物学的処理した水は純粋であり
、地表水に排出することができる。前記流れ対して嫌気性または好気性生物学的
処理を処理することができるが、排水中に存在するCODが低いために好気性生
物学的処理が好ましい。生物学的処理は当業界で公知であり、排水取り扱いに関
する一般的なエンジニアリングハンドブックの中に典型的な設計基準を見つける
ことができる。
【0025】 本発明の方法は原則としてプロピレンオキシド製造方法に由来するすべての工
業排水流に適用可能であるが、SM/PO方法(すなわち、プロピレンオキシド
とスチレンを同時に製造する方法)に由来する排水流の処理に特に有用である。
【0026】 図1に、本発明の方法を概略的に示す。図2に、本発明の好ましい実施態様を
示す。図3に、本発明の好ましい方法のより詳細なスキームを示す。
【0027】 図1において、排水供給物1を多重効用蒸発セクション2において蒸発処理に
かける。液体ブライン流3をボトム分画として回収し、多重効用蒸発セクション
2からの蒸気分画4を凝縮ユニット5で凝縮すると、凝縮物流6が生ずる。次い
で、この凝縮物流6をストリッピングユニット7でストリッピング処理すると、
揮発性有機汚染物質を含有するトップ分画8及び精製水流9が生じ、後者は液体
ボトム分画として回収される。ブライン流3及びトップ分画8を別々にまたはト
ップ分画8を凝縮後一緒に灰化装置(図示せず)に送ってもよい。
【0028】 図2には、図1と同じ図番を用いて本発明の好ましい実施態様を示す。多重効
用蒸発セクション2からの蒸気分画4をまずアルカリ吸収ユニット10で苛性吸
収処理にかけ、その後処理した流れ11を凝集ユニット5において凝集する。更
に、精製水流8を生物学的処理装置12において生物学的処理にかけると、純水
流13が生じ、これは地表水に放出され得る。
【0029】 図3は、多重蒸発ユニットを向流モードで操作する本発明のより詳細な実施態
様を示す。ここで使用した図番は図1及び2で使用した図番と対応していない。
従って、図3では、排水供給物1を2基の効用缶(2,3)からなる多重効用蒸
発ユニットの第1効用缶2に送る。実際の蒸発が蒸発セクション2aで起こり、
第1段階ブライン4及び第1段階蒸気分画6が生ずる。第1段階ブライン流4を
第2効用缶3に送り、蒸発セクション3aで蒸発処理を行うとブライン流5及び
第2段階蒸気分画18が生ずる。第1段階蒸気分画6を苛性吸収ユニット7の苛
性吸収装置7aにおいて苛性吸収処理にかける。処理した蒸気流8を凝縮装置9
において凝縮すると第1段階凝縮物流10が生ずる。第2段階蒸気分画18も苛
性吸収ユニット7において、但し苛性吸収装置7bで苛性吸収処理にかける。処
理した蒸気流19を第1効用缶2のリボイラーセクション2bに送り、こうする
と第1効用缶2用蒸発熱を供給するための凝縮熱が放出され、第2段階凝縮物2
0が生ずる。第1段階凝縮物10及び第2段階凝縮物20を合わせて凝縮物流1
1とし、これをストリッパー12に通す。ここで、凝縮物はトップ分画15及び
ボトム流13に分離される。揮発性有機汚染物質を含有するトップ分画15を第
2効用缶3のための蒸発熱を与えるべく第2効用缶3のリボイラーセクション3
bに供給する。得られた凝縮物16の一部をストリッパー12の上部に戻し、凝
縮物流16の残りはブライン流5と合わせて混合ブライン17とし、これは灰化
装置(図示せず)に送ってもよい。ストリッパー12のボトム流13の一部をリ
ボイラー14で再煮沸し、ボトム流13の残りを精製水流として回収し、この精
製水流は生物学的処理装置(図示せず)で更に処理され得る。
【0030】 下記実施例により本発明を更に説明する。本発明の範囲はこの特定実施態様に
限定されない。
【0031】 実施例1 実験室規模で、SM/PO工業プラントからの排水試料を本発明の方法に従っ
て一連のベンチスケール単位操作で処理した。前記排水中の相対不純物の量を表
1に示す。
【0032】 多重効用蒸発ステップをシミュレートするために、実験室用回転蒸発装置を使
用した。前記蒸発装置を真空下70〜80℃の蒸留缶温度で操作した。この蒸発
装置に排水を255g/時の速度で供給した。苛性吸収ステップも実験室用回転
蒸発装置でシミュレートし、一定量(供給試料あたり0.3%)の水酸化ナトリ
ウムを供給試料重量あたり10%の追加の水と共に試料に添加した。追加の水は
苛性吸収実験の偽ボトムを形成した。苛性吸収ステップは蒸発ステップと同様の
温度及び圧力条件で実施した。凝縮蒸気をフェノール、1−フェニルエタノール
(すなわち、メチルフェニルカルビノール、MPC)、メチルフェニルケトン(
MPK)、モノプロピレングリコール(MPG)及び1−フェノキシ−2−プロ
パノール(PPO)についてガスクロマトグラフィーにより分析した。
【0033】 苛性吸収後の排水試料のストリッピングは、直径2.54cm(1インチ)の
35トレーOldershaw蒸留カラムにおいて連続的に実施した。通常85
℃に予熱した供給物をトレー6の上部に添加した。蒸留カラムの上部は大気圧下
で操作した。カラムのヘッドの温度は通常99〜100℃、底部の温度は104
℃ほど高かった。実験では、蒸留カラムのトップ及びボトム間のスプリットはオ
ーバーヘッドに送った供給物の約9%であり、材料の残りはボトム生成物として
回収した。トップ材料は2相水性/有機混合物であり、該混合物は容易に乳化し
、相分離は試みなかった、電子タイマーを用いて還流比を3/1にコントロール
した。ボトム及びトップ材料を上記した不純物についてガスクロマトグラフィー
により分析した。排水供給物(供給物)、蒸発処理から回収した蒸気分画(蒸気
1)、苛性吸収処理後の水蒸気(蒸気2)及び精製水中の上記各種不純物の量を
表1に示す。表中、n.d.は検出せずを意味する。
【0034】
【表1】 表1から、本発明の方法により汚染物質の量が有意に低減されることが分かる
。精製水流を生物学的処理にかけると汚染物質の量は更に低減され得、特にフェ
ノール含量は更に低減され得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法を概略的に示す。
【図2】 本発明の好ましい実施態様を示す。
【図3】 本発明の好ましい方法のより詳細なスキームを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 9/00 502 C02F 9/00 502B 502Z 503 503C 504 504A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,J P,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK, MN,MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ, VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 デー,ロベルト・フランク オランダ国、エヌ・エル−1031・セー・エ ム・アムステルダム、バドハイスウエヒ・ 3 (72)発明者 ユネ,レイモンド・ローレンス オランダ国、エヌ・エル−1031・セー・エ ム・アムステルダム、バドハイスウエヒ・ 3 (72)発明者 フアン・ズウイーネン,マリヌス オランダ国、エヌ・エル−1031・セー・エ ム・アムステルダム、バドハイスウエヒ・ 3 Fターム(参考) 4D027 CA00 4D034 AA26 CA14 4D076 AA24 BA01 BB04 BB05 BB21 BB23 DA36 FA31 FA33 GA04 HA03 HA06 JA04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロピレンオキシドの工業的製造方法からの排水の処理方法
    であって、 (a)前記排水を多重効用蒸発処理にかけて蒸気状トップ分画及び非揮発性汚染
    物質を含有する液体ボトム分画を得るステップ、 (b)前記の蒸気状トップ分画の少なくとも一部を液体流に凝縮し、前記液体流
    をストリッピング処理にかけて揮発性廃有機物質を含有するオーバーヘッド流及
    び液体ボトム流として精製水を得るステップ を含むことを特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】 ステップ(b)で得た精製水をその後生物学的処理にかける
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】 多重効用蒸発処理を2〜5基の効用缶を含む多重効用蒸発缶
    で実施することを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の方法。
  4. 【請求項4】 多重効用蒸発処理を向流モードで操作する多重効用蒸発缶で
    実施することを特徴とする請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 少なくとも1基の効用缶のトップ分画をアルカリ吸収処理に
    かけることを特徴とする請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1項に記載の方法
  6. 【請求項6】 すべての効用缶のトップ分画をアルカリ吸収処理にかけるこ
    とを特徴とする請求の範囲第5項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 アルカリ吸収処理が蒸気状トップ分画をアルカリ水溶液と向
    流接触させて、精製されたトップ分画を得ることを含むことを特徴とする請求の
    範囲第5項または第6項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ストリッピング処理から得たトップ分画を凝縮し、生じた凝
    縮熱を多重効用蒸発処理の第1効用缶への入熱として使用することを特徴とする
    請求の範囲第1項〜第7項のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 排水流がプロピレンオキシドとスチレンの同時製造方法に由
    来することを特徴とする請求の範囲第1項〜第8項のいずれか1項に記載の方法
JP2001534722A 1999-11-02 2000-11-01 プロピレンオキシド製造方法からの工業排水の精製方法 Ceased JP2003512930A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP99203616.0 1999-11-02
EP99203616 1999-11-02
PCT/EP2000/010968 WO2001032561A1 (en) 1999-11-02 2000-11-01 Process for the purification of industrial waste water from a propylene oxide production process

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003512930A true JP2003512930A (ja) 2003-04-08

Family

ID=8240814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001534722A Ceased JP2003512930A (ja) 1999-11-02 2000-11-01 プロピレンオキシド製造方法からの工業排水の精製方法

Country Status (11)

Country Link
US (1) US6712882B1 (ja)
EP (1) EP1230169B1 (ja)
JP (1) JP2003512930A (ja)
KR (1) KR100742017B1 (ja)
CN (1) CN1183041C (ja)
AU (1) AU762776B2 (ja)
BR (1) BR0015207B1 (ja)
DE (1) DE60004258T2 (ja)
ES (1) ES2199183T3 (ja)
RU (1) RU2245847C2 (ja)
WO (1) WO2001032561A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005534469A (ja) * 2002-06-18 2005-11-17 サソール テクノロジー(プロプライエタリー)リミテッド フィッシャー−トロプシュ法由来水の精製方法
JP2011520851A (ja) * 2008-05-14 2011-07-21 レプソル イーペーエフェ ソシエダッド アノニマ 酸化プロピレンとスチレンとを一緒に製造するプロセスにおける廃棄物である水性ストリームの再評価
JP2020522377A (ja) * 2017-06-08 2020-07-30 ライオンデル・ケミー・ネーデルラント・ベスローテン・ヴェンノーツハップ 廃水処理システム

Families Citing this family (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100879549B1 (ko) * 2001-07-14 2009-01-22 롬 앤드 하스 캄파니 개선된 황-함유 잔류물 처리시스템
KR100449417B1 (ko) * 2002-09-12 2004-09-22 주식회사 세화엔스텍 불특정 혼합 폐수로부터 질소제거를 위한 복합처리 방법
KR20070094657A (ko) * 2005-01-14 2007-09-20 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 프로필렌옥시드의 제조 방법
CN1321070C (zh) * 2005-02-03 2007-06-13 刘德沛 环氧丙烷生产废水处理方法及其多效蒸发装置
CN1805904B (zh) * 2005-02-03 2011-01-12 刘德沛 环氧烷类生产废水处理方法及其多效蒸发装置
KR101311136B1 (ko) * 2005-03-29 2013-09-24 스미또모 가가꾸 가부시키가이샤 페놀성 수산기 또는 카르보닐기를 갖는 산소 함유 화합물을함유하는 배수의 처리 방법
JP5064690B2 (ja) * 2006-01-27 2012-10-31 出光興産株式会社 フェノール含有水の処理方法及び処理設備
US8142661B2 (en) * 2008-09-29 2012-03-27 Lyondell Chemical Technology, L.P. Residual stream upgrading in a propylene oxide-styrene monomer process
CN102190383B (zh) * 2010-03-03 2012-10-10 中国石油化工股份有限公司 含氧化合物制烯烃物流中脱除和回收水的方法
US8778037B2 (en) * 2010-05-25 2014-07-15 Veolia Water Solutions & Technologies North America, Inc. Process of scrubbing volatiles from evaporator water vapor
CN101913669B (zh) * 2010-09-06 2012-05-09 济南冶金化工设备有限公司 一种多效节能氨回收工艺及设备
RU2455673C1 (ru) * 2010-12-23 2012-07-10 Закрытое акционерное общество Научно-производственное предприятие "Машпром" (ЗАО НПП "Машпром") Способ управления многокорпусной выпарной установкой с первым корпусом с естественной циркуляцией
CN102689936A (zh) * 2012-05-24 2012-09-26 西安汉术化学工程股份有限公司 以甘油为原料生产环氧氯丙烷的废水的处理方法
CN105102381B (zh) * 2012-07-02 2018-07-03 死海工程有限公司 浸没式板式正渗透系统
CN102992427B (zh) * 2012-12-12 2013-09-04 众和海水淡化工程有限公司 一种矿山矿井废水零排放处理系统
US9783431B2 (en) 2014-05-28 2017-10-10 Katz Water Tech, Llc Apparatus and method to remove contaminates from a fluid
CN104150668B (zh) * 2014-07-30 2016-01-13 常州市康瑞化工有限公司 化学母液废水多效蒸发处理的方法
CA3003111A1 (en) 2016-03-22 2017-09-28 Dead Sea Works Ltd. Spherical fertilizers and process for the production thereof
BR112018073879A2 (pt) 2016-05-25 2019-02-26 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. processos para preparar um catalisador e para tratar água residual, e, catalisador.
KR20220123343A (ko) * 2016-05-25 2022-09-06 쉘 인터내셔날 리써취 마트샤피지 비.브이. 폐수 처리 방법
EP3529226A1 (en) 2016-10-22 2019-08-28 Dead Sea Works Ltd. Binders for the granulation of fertilizers
CN106390497B (zh) * 2016-11-28 2019-01-04 南风化工集团股份有限公司 硫化碱两效蒸发工艺系统
RU2757793C2 (ru) 2016-12-17 2021-10-21 Дед Си Воркс Лтд. Способ получения сульфата калия и сульфата магния из карналлита и сульфата натрия
MX2019009446A (es) 2017-02-10 2019-10-09 Cleveland Potash Ltd Proceso de granulacion de polihalita.
US11034605B2 (en) 2018-03-29 2021-06-15 Katz Water Tech, Llc Apparatus system and method to extract minerals and metals from water
US10864482B2 (en) 2017-08-24 2020-12-15 Katz Water Tech, Llc Apparatus system and method to separate brine from water
US11713258B2 (en) 2017-08-24 2023-08-01 Katz Water Tech, Llc Apparatus system and method to extract minerals and metals from water
EP3713882B1 (en) 2017-11-23 2023-10-25 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Process for the treatment of waste water
KR101956039B1 (ko) 2018-04-23 2019-03-08 주식회사 한독이엔지 산화프로필렌 생산공정에서 발생하는 폐수처리 장치 및 방법
CN116084198A (zh) * 2018-05-28 2023-05-09 皮尔森生物工程技术(北京)有限公司 用于从植物材料的有机酸预处理回收产物的有效方法和组合物
CN112439217A (zh) * 2019-09-05 2021-03-05 中石油吉林化工工程有限公司 一种丙烯腈制备装置的四效蒸发系统
US11746033B2 (en) * 2019-12-19 2023-09-05 Wanhua Chemical Group Co., Ltd. Method for treating production wastewater from the preparation of propylene oxide by co-oxidation
CN111099673A (zh) * 2019-12-25 2020-05-05 聊城鲁西甲胺化工有限公司 一种甲胺催化剂后期废水处理与回用的工艺及装置
CN111559819B (zh) * 2020-04-30 2022-07-12 常州瑞华化工工程技术股份有限公司 一种从丙烯环氧化碱洗废水中回收丙二醇和其它有机物的方法
CN112225402A (zh) * 2020-10-12 2021-01-15 重庆工商大学 一种化学合成制药溶媒回收废水处理方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5323149A (en) * 1976-08-16 1978-03-03 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd Waste water treatment
JPS59115493U (ja) * 1983-01-22 1984-08-04 石川島播磨重工業株式会社 多重効用蒸発装置
JPH04244283A (ja) * 1991-01-30 1992-09-01 Toshiba Corp 高濃度有機性廃水の処理装置
JPH06254535A (ja) * 1993-03-09 1994-09-13 Fuji Photo Film Co Ltd 写真廃液の減圧蒸発処理方法
JPH09132410A (ja) * 1995-10-04 1997-05-20 Arco Chem Technol Lp プロセス流の処理

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2361236C3 (de) * 1973-12-08 1986-02-13 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Vorrichtung zur Entspannungsverdampfung feststoffhaltiger Flüssigkeiten und ihre Verwendung
US4002525A (en) * 1975-03-13 1977-01-11 Flambeau Paper Company Chemical recovery from waste liquors utilizing indirect heat exchangers in multi-stage evaporation plus contact steam stripping
JPS5962396A (ja) * 1982-09-30 1984-04-09 Ebara Infilco Co Ltd アンモニア含有有機性廃水の処理方法
DE4132672C2 (de) * 1991-10-01 1994-08-11 Steinmueller Gmbh L & C Verfahren zum Reinigen einer durch organische Inhaltsstoffe belasteten wäßrigen Flüssigkeit
US5171868A (en) * 1992-04-15 1992-12-15 Arco Chemical Technology, L.P. Epoxidate treatment
US5276235A (en) * 1993-02-19 1994-01-04 Arco Chemical Technology, L.P. Residual stream upgrading in a propylene oxide-styrene monomer process
US5451300A (en) * 1993-06-01 1995-09-19 Monsanto Company Process for stripping a volatile component from a liquid
SE503351C2 (sv) * 1994-09-06 1996-05-28 Ahlstroem Oy Förfarande för rening av sekundära kondensat vid indunstning av avlutar
EP0784721A1 (en) * 1994-10-05 1997-07-23 Eka Chemicals AB A method for treating acid and alkaline waste streams from a bleach plant separately
WO1999067003A1 (en) * 1998-06-23 1999-12-29 Shell Internationale Research Maatschappij B.V. Process for the treatment of waste water

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5323149A (en) * 1976-08-16 1978-03-03 Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd Waste water treatment
JPS59115493U (ja) * 1983-01-22 1984-08-04 石川島播磨重工業株式会社 多重効用蒸発装置
JPH04244283A (ja) * 1991-01-30 1992-09-01 Toshiba Corp 高濃度有機性廃水の処理装置
JPH06254535A (ja) * 1993-03-09 1994-09-13 Fuji Photo Film Co Ltd 写真廃液の減圧蒸発処理方法
JPH09132410A (ja) * 1995-10-04 1997-05-20 Arco Chem Technol Lp プロセス流の処理

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005534469A (ja) * 2002-06-18 2005-11-17 サソール テクノロジー(プロプライエタリー)リミテッド フィッシャー−トロプシュ法由来水の精製方法
JP2011520851A (ja) * 2008-05-14 2011-07-21 レプソル イーペーエフェ ソシエダッド アノニマ 酸化プロピレンとスチレンとを一緒に製造するプロセスにおける廃棄物である水性ストリームの再評価
JP2020522377A (ja) * 2017-06-08 2020-07-30 ライオンデル・ケミー・ネーデルラント・ベスローテン・ヴェンノーツハップ 廃水処理システム
JP7143333B2 (ja) 2017-06-08 2022-09-28 ライオンデル・ケミー・ネーデルラント・ベスローテン・ヴェンノーツハップ 廃水処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
CN1387497A (zh) 2002-12-25
DE60004258T2 (de) 2004-06-03
WO2001032561A1 (en) 2001-05-10
KR20020050250A (ko) 2002-06-26
CN1183041C (zh) 2005-01-05
AU1029301A (en) 2001-05-14
ES2199183T3 (es) 2004-02-16
AU762776B2 (en) 2003-07-03
EP1230169A1 (en) 2002-08-14
BR0015207B1 (pt) 2009-08-11
BR0015207A (pt) 2002-07-09
RU2245847C2 (ru) 2005-02-10
EP1230169B1 (en) 2003-07-30
RU2002114331A (ru) 2004-01-27
KR100742017B1 (ko) 2007-07-23
US6712882B1 (en) 2004-03-30
DE60004258D1 (de) 2003-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003512930A (ja) プロピレンオキシド製造方法からの工業排水の精製方法
US7943047B2 (en) Process for the treatment of wastewater from aldolization processes
CN101312936A (zh) 乙酸脱水系统及其方法
JP7208375B2 (ja) 共酸化法でプロピレンオキシドを調製することによる生産廃水の処理方法
JP2018062512A (ja) 有機カルボン酸水溶液の製造方法および装置
JPH09132410A (ja) プロセス流の処理
CN1304396A (zh) 脱水方法
CN1277818C (zh) 己内酰胺的回收方法
SU1169528A3 (ru) Способ выделени акриловой кислоты
KR100614701B1 (ko) 폐수 처리방법
JP4535543B2 (ja) グリコールの単離
JP2011068699A (ja) エチレングリコールの精製方法
JP2001031606A (ja) エチレングリコールの精製方法
JPH11347536A (ja) フェノール類含有廃水の処理方法
WO2020032279A1 (ja) エチレンオキシドおよびエチレングリコールの製造方法
RU2317970C2 (ru) Очистка 1,3-пропандиола путем перегонки
JPH06228127A (ja) トリオキサンの製造方法
JP3541542B2 (ja) 二量化アルデヒドの製造方法
WO2021037572A1 (en) Process for treating wastewater from an aldolization process
JP3543447B2 (ja) 二量化アルデヒドの製造方法
RU2287518C1 (ru) Способ извлечения уксусной кислоты в способе получения ароматической карбоновой кислоты
JPH0723334B2 (ja) ホルムアルデヒドの精製法
BG60818B1 (bg) метод за разделяне на реакционна смес,получена след разлагане на куменхидропероксид
JP2004002345A (ja) フェノールの製造方法
UA10679U (uk) Процес очищення фенолятів від азотистих основ і нейтральних олій

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100415

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100427

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20100824