JP2003506472A - 安定した、静電スプレー可能な局所用組成物 - Google Patents

安定した、静電スプレー可能な局所用組成物

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JP2003506472A JP2001516486A JP2001516486A JP2003506472A JP 2003506472 A JP2003506472 A JP 2003506472A JP 2001516486 A JP2001516486 A JP 2001516486A JP 2001516486 A JP2001516486 A JP 2001516486A JP 2003506472 A JP2003506472 A JP 2003506472A
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Abstract

(57)【要約】 安定した、静電スプレー可能な局所用組成物及びこのような組成物を静電気的に適用して皮膚を処理する方法を開示する。組成物は、a)約2〜約90%の液体絶縁性物質;b)約2〜約90%の導電性物質;c)組成物に不溶性及び不混和性の約0.1〜約35%の粒状物質;及びd)組成物を安定化する約0.5〜約30%の増粘剤、を含む。組成物に存在する液体絶縁性物質及び導電性物質は、それらが実質的には1相であるように、組成物中で十分に混和性であるか又は可溶性である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 本発明は安定した、静電スプレー可能な局所用組成物及びこのような組成物を
静電気的適用によって皮膚を処理する方法に関する。静電スプレー可能な組成物
の例には、カラー化粧品及びスキンケア剤組成物が含まれる。
【0002】 (発明が解決しようとする課題) 様々な、局所的に適用するスキントリートメント製品が知られている。一般に
、このような製品は、手指又はスポンジタイプのアプリケータで皮膚にマッサー
ジ又は擦り込むことにより適用する。エアゾールスプレー法、非エアゾールポン
プスプレー法及び静電スプレー法を含めたその他の適用法も知られている。例え
ば、スキントリートメント剤の静電気スプレーは、米国特許第5,494,67
4号(バーネット(Barnett)ら、1996年2月27日発行)に開示されてい
る。 局所用物質の静電気スプレーは、より効率的な消費及び製品の活性、適用の制
御、適用の容易性及び清潔さ/衛生並びに一様な適用範囲のための手段として提
案されてきた。 特に、当該分野の技術者は、エタノールのような導電性流体を配合することに
よって、典型的な絶縁性流体の導電性を変更することを含む、静電スプレー可能
な処方について記載してきた。このような系の絶縁及び導電性流体は、組成物の
静電気噴霧適性に貢献する単一の、半導電性相を含んでいる。 複雑な、静電スプレー可能な局所用組成物、例えば色素のような微粒子を含有
する局所用組成物の処方は簡単ではない。着色したカラー化粧品は、一般にオイ
ル、樹脂、溶媒、色素、油分吸収剤、ポリマー、皮膚軟化剤などような多数の構
成成分を含有している。疎水性及び親水性の構成成分の混合物は、しばしば使用
される。これらの系は、例えば、粒状物質が沈殿するというような化学的不相溶
性及び/又は重力の影響のために分離する傾向がある。静電過程において、スプ
レー過程中の流体の帯電が、分離性又は不安定性を増大する傾向があるので、こ
のような分離を防止することがとりわけ難題である。非スプレー製品の場合は、
構成成分の分極のために分離する傾向がある。いずれの場合も、得られる非均一
液体は、静電スプレーしたときに、スプレーの質が不十分である。 既知の技術の限界を認識且つ評価し、多数の実験を行った結果、本発明の発明
者は、静電スプレー可能な改善された組成物及び静電気スプレーにより局所用組
成物を皮膚に適用する改善された方法を明らかにした。特に、本発明の発明者は
、安定性を改善した、それも特に静電気スプレーに必要とされる電場に暴露され
たときの安定性を改善した、静電スプレー可能な局所用組成物を明らかにした。
組成物は、規定量の液体絶縁性物質、導電性物質、不溶性の微粒子及び増粘剤を
含み、その際、液体絶縁性物質及び導電性物質は、実質的に、好ましくは本質的
に1相になるように組成物中で十分に混和性又は可溶性である。 本発明の組成物は、静電気スプレーの条件下で優れたスプレー品質を提供する
傾向がある。
【0003】 (発明の要約) 本発明は、安定性を改善した、それも特に静電気スプレーに必要とされる電場
に暴露されたときの安定性を改善した、静電スプレー可能な局所用組成物に関す
る。
【0004】 1つの側面として、本発明は静電スプレー可能な局所用組成物に関しており、
その組成物は次の、 (a)約2〜約90%の液体絶縁性物質; (b)約2〜約90%の導電性物質; (c)組成物に不溶性及び不混和性の約0.1〜約35%の粒状物質;及び (d)組成物を安定化させるための約0.5〜約30%の増粘剤、を含む。 組成物に存在する液体絶縁性物質及び導電性物質は、好ましくは本質的に1相
であるように、組成物中で十分に混和性であるか又は可溶性である。組成物は、
皮膚に対し何らかの美観又は機能的効果を提供する構成成分を含み、それらは絶
縁性、導電性、粒子状であるか又はその他の物質であり得る。
【0005】 本発明のもう1つの側面として、このような組成物を静電スプレーすることに
より、皮膚を処理する方法を提供する。 静電スプレーしたとき、本発明の組成物は、1つ又はそれより多くの素肌の色
調の改善(きわめて自然な外観ばかりでなく一定の色にするために広く使用し得
る濃淡のパレット)、局所的刺激度合いの抑制、粒子(例えば色素)付着の均一
性の改善及び皮膚の感触の改善(例えば、もちの良い局所用配合)を含め、1つ
又はそれより多くのスキンケア効果を提供し得る。
【0006】 (発明の詳述) 本発明の必須の要素は、本明細書の以下に記載する。更に、本発明の組成物に
有効なさまざまな任意及び好ましい要素の記載が含まれるが、それらに限定され
ない。 本発明は、本明細書に記載した必要な又は任意の構成成分及び/又は限定の構
成成分のうちのいずれかを、含んでいるか、それらからなるか又は本質的にそれ
らからなることができる。 本発明の明細書には、さまざまな実施例及び/又は個々の特色を開示する。当
業者には明らかであるように、このような実施例及び特色のあらゆる組合せが実
施可能であり、好ましい発明の効果を示す結果となる。
【0007】 パーセント及び比率は全て、他に指示しない限り、質量で計算されている。パ
ーセントは全て、他に指示しない限り、総組成物に基づいて計算されている。 構成成分又は組成物の値は全て、その構成成分又は組成物の活性値を参照して
おり、そして不純物、例えば、商業的に入手可能な供給物中に存在している可能
性がある残存溶媒又は副生成物は除外されている。 本明細書に引用するのは、物質の商品名である。本発明者は本明細書では、特
定の商品名の物質に限定することは意図していない。同等の物質(例えば、別の
名称又はカタログ(参照)番号で別の供給源から入手する物質)を、本発明の組
成物に商品名で引用した物質と代えて使用し得る。 本明細書に記載される組成物及び構成成分は局所適用に好適であり、適切な医
学的判断に沿って過度の毒性、不相溶性、不安定性、アレルギー反応などを示す
ことなく、ヒトの皮膚にへの接触使用に好適である。 本明細書で有用な活性物質及びその他の成分は、本明細書に化粧効果、予防的
効果及び/若しくは治療的効果又はそれらの仮定される作用形態によって分類又
は記載される。本明細書で有用な活性物質及びその他の成分は、場合によっては
1つより多い化粧効果、予防的効果及び/若しくは治療的効果を提供し得るか又
は1つより多い作用形態を介して作用し得ると理解される。それ故、本明細書で
の分類は便宜上のことであって、構成成分を特定の適用又は列記された適用に限
定しようとするものではない。 全ての特許、特許出願及び出版物を含めて、本明細書中で参考として引用され
る全ての文書は、その全てを本明細書に組み入れる。
【0008】 本発明の組成物は静電スプレーすることができ、次の、 (a)約2〜約90%の液体絶縁性物質; (b)約2〜約90%の導電性物質; (c)組成物中で不溶性及び不混和性の約0.1〜約35%の粒子状物質;及
び (d)組成物を安定化させるための約0.5〜約30%の増粘剤、 を含む局所用組成物である。 組成物に存在する液体絶縁性物質及び導電性物質は、それらが実質的に、好まし
くは本質的に1相であるように、組成物中で十分に混和性又は可溶性である。 本発明の組成物は、静電スプレーすることができ、静電気スプレー法により皮
膚に適切に直接的に適用する。一般に、本方法は、組成物をスプレーノズル中の
高い電位に対しスプレーさせることや、組成物を帯電した液滴のスプレーとして
霧状にさせることを含む。その帯電した液滴は、所望のスプレー目標になるよう
に配置され得る最も近くの接地した物体を捜し求めてそれらの電荷を放出する。
【0009】 静電スプレーすることのできるようにするために、組成物は、帯電した液滴の
スプレーとして噴霧化可能な固有抵抗をもたなければならない。好ましい組成物
では、組成物の構成成分は、組成物が約0.01〜約5000メガオームcm、
更に好ましくは約0.01〜約2000メガオームcm、最も好ましくは約0.
1〜約500メガオームcmの固有抵抗を有するように選択され、調整される。
固有抵抗は、標準の慣例的な装置及び方法を使用して、通常は25℃で測定する
。固有抵抗は、絶縁性物質及び導電性物質の相対値の変化によって必要に応じて
調整し得る。一般に、固有抵抗は、導電性物質のパーセンテージの上昇及び絶縁
性物質のパーセンテージの低下につれて減少する。
【0010】 組成物は更に、静電スプレーすることが可能な粘度でなければならない。広範
囲の粘度を有する物質が、本発明への使用に好適であり得るが、その粘度は好ま
しくは十分に高く、それらを適用するときに組成物の液滴が毛管現象で吸い取ら
れることを最小限度にする。吸収の傾向は、組成物の表面張力に依存し、希釈液
系の表面張力の減少につれて増加する傾向がある。希釈液をベースにする組成物
では、比較的低い表面張力を示す(すなわち、基材を湿らす傾向がある)。本発
明の増粘剤は、任意にその他の粘度調節剤と組み合わせて、粘度を調節し及び吸
収を最小限度にする。その粘度は、好ましくは約0.1〜約50,000mPa
s、更に好ましくは約0.5〜約20,000mPas、最も好ましくは約5〜
約10,000mPas(25℃で、0.5mmの間隔の60mm平行プレート
を使用して10秒-1の速度において)である。
【0011】液体絶縁性物質 本発明の組成物は、全体の量の約2〜約90%、好ましくは約5〜約85%、
更に好ましくは約10〜約80%の1つ又はそれより多くの液体絶縁性物質を含
む。「絶縁」という用語によって、それ自体では静電気スプレーには好適でない
ことを意味し(すなわち、それはその電場で双極性分子の十分な配列を引き起こ
すことができず、その結果必要な正味の力を生じる)、一般に固有抵抗が約20
00メガオームcmを越え、更に一般に約5000メガオームを越える。好まし
い液体絶縁性物質は揮発性である。本明細書において使用されるように、「揮発
性」という用語は、物質が1気圧において測定可能な蒸気圧を有することをいう
。本発明の組成物は、更に非液体又は非揮発性絶縁性物質を含み得る。
【0012】 好ましい絶縁性物質は、粘度が約10,000mPas又はそれより小さい。
好適な絶縁性物質は、非極性物質、例えば、オイル類及びその他の疎水性の物質
より選択される。好ましい絶縁性物質は、揮発性シリコーン、揮発性炭化水素及
びこれらの混合物からなる群から選択される。
【0013】 好適な揮発性シリコーンには、化学式[SiR2−O]nにより表される環状ポ
リアルキルシロキサンが含まれ、式中、Rは、アルキル基(好ましくはRはメチ
ル又はエチル、更に好ましくはメチル)、そしてnは、約3〜約8の整数、更に
好ましくはnは、約3〜約7の整数及び最も好ましくはnは、約4〜約6の整数
である。Rがメチルであるとき、これらの物質は一般にシクロメチコンと呼ばれ
る。市販のシクロメチコンには、ダウ・コーニング(登録商標)244流体で2
.5センチストークスの粘度及び172℃の沸点を持ち、主としてシクロメチコ
ンテトラマー(すなわちn=4)を含有するもの、ダウ・コーニング(登録商標
)344流体で、2.5センチストークスの粘度及び178℃の沸点を持ち、主
としてシクロメチコンペンタマー(すなわちn=5)を含有するもの、ダウ・コ
ーニング(登録商標)245流体で、4.2センチストークスの粘度及び205
℃の沸点を持ち、主としてシクロメチコンテトラマー及びペンタマーの混合物を
含有するもの(すなわちn=4,5)及びダウ・コーニング(登録商標)345
流体で、4.5センチストークスの粘度及び217℃の沸点を持ち、主としてシ
クロメチコンテトラマー、ペンタマー及びヘキサマー(すなわちn=4,5,6
)の混合物を含有するものが挙げられる。ダウ・コーニング(登録商標)244
流体及びダウ・コーニング(登録商標)344流体は好ましいシクロメチコンで
ある。
【0014】 その他の好適な揮発性シリコーンは、約3〜約9のケイ素原子及び一般式(C
33Si−O−[−Si(CH32−O−]−n−Si(CH33を有する線
状ポリジメチルシロキサンであり、式中、n=0〜7である。これらのシリコー
ンは、ダウ・コーニング・コーポレーション(Dow Corning Corporation)及び
ゼネラル・エレクトリック(ゼネラル・エレクトリック)を含むさまざまな供給
源より入手可能である。
【0015】 好適な揮発性炭化水素には、60〜260℃の範囲の沸点を有する炭化水素、
更に好ましくは約C8〜約C20の鎖長を有する炭化水素、最も好ましくはC8〜C 20 のイソパラフィンが含まれる。好ましいイソパラフィンは、イソドデカン、イ
ソヘキサデカン、イソエイコサン、2,2,4−トリメチルペンタン、2,3−
ジメチルヘキサン及びこれらの混合物である。最も好ましいのはイソドデカンで
あり、例えばパーメチル(Permethyl)99Aとしてパーメチル・コーポレーシ
ョン(Permethyl Corporation)より入手可能である。更に、非揮発性絶縁性物
質には、非揮発性オイル、シリコーン又は炭化水素を基本とする物質が含まれ得
る。これらの物質は、鉱物油及びイソエイコサンのように天然に又は化学合成に
て誘導される。非揮発性炭化水素の鎖長は、C20〜C200であり得る。その
相に使用するとき、非揮発性絶縁溶媒は、その配合において一般に、0.01〜
80%の範囲である。
【0016】 本発明への使用に好適な非揮発性絶縁性物質の例には、米国特許第5,800
,816号及び第5,505,937号に記載開示されるような非揮発性オイル
が含まれる。
【0017】導電性物質 本発明の組成物は、全体の量の約2〜約90%、好ましくは約5〜約80%、
更に好ましくは約7〜約70%の1つ又はそれより多くの導電性物質を含む。導
電性物質は、全体としての組成物が不均一電場の存在で最高電界強度の領域に向
かって組成物を引きつけるために十分に大きな誘電泳動力を確実に発生できるよ
うにする(それ故に静電気スプレーを作る)。導電性物質は、好ましくは500
0メガオームcm未満、更に好ましくは約2000メガオームcm未満、最も好
ましくは約500メガオームcm未満の固有抵抗を有する。この物質は好ましく
は更にスプレーを可能にする十分に長い緩和時間を有し、その際、標準の光学顕
微鏡の方法で測定するとすべての液滴の粒度は300ミクロン未満である。導電
性物質の緩和時間は、好ましくは約1E−7〜1秒、更に好ましくは約1E−6
〜1E−2秒、最も好ましくは約1E−5〜1E−3秒である。
【0018】 好ましい導電性物質は、通常の光学顕微鏡法で容易に決定できるような、実質
的に、好ましくは本質的に1相になるように組成物中で液体絶縁性物質と十分に
混和性又は可溶性を示す導電性物質である。導電性物質は好ましくは、揮発性又
は非揮発性であり得るが好ましくは揮発性である液体である。
【0019】 好適な液体導電性物質には、極性溶媒、極性非プロトン性溶媒、グリコール、
ポリオール及びそれらの混合物が含まれる。好ましい液体導電性物質は、水、ア
ルコール、グリコール、ポリオール、ケトン及びこれらの混合物、更に好ましく
はアルコール、グリコール、ポリオール、(一般に約16又はそれより少ない炭
素原子を含む)ポリオール及びそれらの混合物からなる群から選択される。更に
好ましい導電性物質は、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、フェニルエチルアルコール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール、グリセリン、1,3−ブタンジオール、1,2−プロパンジオール、イソ
プレングリコール、水、アセトン又はそれらの混合物である。特に好ましい導電
性物質は、プロピレングリコール、ブチレングリコール、エタノール、グリセリ
ン、水又はそれらの混合物である。導電性物質は、更に好ましくはプロピレング
リコール、エタノール及びこれらの混合物から選択され、そして最も好ましくは
プロピレングリコールである。
【0020】 本発明の静電スプレー可能な組成物は、更に好ましくは非水性であるか又はご
くわずかな量の水しか含まず、例えば約10質量%未満、好ましくは約5質量%
未満、更に一層好ましくは約1質量%未満の水を含む。このことは、緩和時間(
約7E−6秒)が短く且つ固有抵抗が低いためであり、大量の水を含有する組成
物は、通常は静電気的手段が使用される場合に液滴の大きさ及び間隔の観点から
調節が困難なスプレーを作り出す。
【0021】 本発明の組成物は、非液体又は非揮発性導電性物質を含み得る。その他の導電
性物質には、金属粉末のような固体粒子、金属又はその他の導電性物質でコーテ
ィングした粒子、帯電した化学種(例えば、NaClのような塩又はパーソナル
ケア製品の緩衝液に慣例的に使用される塩)及び親水性のコーティングしたポリ
マー粒子が含まれる。
【0022】 十分な導電性物質が存在する場合に、組成物がスプレー中の電位を実現できる
ように、絶縁性物質及び導電性物質の相対的な総濃度は変化し得る。組成物は、
好ましくは全体で約5〜約85%、更に好ましくは約10〜約80%の絶縁性物
質及び約5〜約80%、更に好ましくは約7〜約70%の導電性物質を含む。一
般に噴霧適性は、通常は導電性物質の濃度を最大限にすると有利になるように、
導電性物質の濃度につれて向上する。好ましい組成物は、絶縁性物質と導電性物
質との質量比が(非導電性の粒子状物質はいずれも無視して)約10:1〜1:
12である。
【0023】粉末構成成分 組成物は更に、全体で約0.1〜約35%の、1つ又はそれより多くの粉末物
質を含み、通常は乾燥した、粒子状物質であると定義され、粒度が0.001〜
150ミクロン、好ましくは0.01〜100ミクロンである。粉末物質は着色
又は非着色(例えば、白色又は本質的に透明)であり、組成物又は皮膚に着色、
光の回折、油分吸収、半透明性、不透明化、真珠の光沢、光沢のない外観、すべ
すべ感、皮膚の被覆などのような1つ又はそれより多くの効果を提供し得る。こ
れらの物質は当該分野では周知であり、市販されている。ある製品において特定
の目的のために、ある粉末物質の特定の種類及び濃度を選択することは、当業者
の技術範囲である。
【0024】 好適な粉末には、組成物又は皮膚を着色する様々な有機色素及び無機色素が含
まれる。有機色素には通常、D&C(医薬品及び化粧品用)及びFD&C(食品
、医薬品、化粧品用)の青色、褐色、緑色、橙色、赤色、黄色などの着色料とし
て指定されるアゾ、インジゴイド、トリフェニルメタン、アントラキノン及びキ
サンチン染料を含むさまざまな種類がある。無機色素は通常、レーキ又は酸化鉄
と呼ばれる、認可された色素添加物の不溶性の金属塩である。好適な色素には、
通常は安全であると認識されるもの及び参考として引用し本明細書に組み入れる
C.T.F.A.コスメティック・イングレディエント・ハンドブック(Cosmet
ic Ingredient Handbook)、1版、ワシントンD.C.(1988)に一覧され
るものが含まれる。具体例は、赤色酸化鉄、黄色酸化鉄、黒色酸化鉄、褐色酸化
鉄、ウルトラマリン、FD&C(食品、医薬品、化粧品用)着色料赤色2号、5
号、6号、7号、10号、11号、12号、13号、30号及び34号;FD&
C黄色5号、赤色3号、21号、27号、28号及び33号アルミニウムレーキ
、黄色5号、6号及び10号アルミニウムレーキ、橙色5号アルミニウムレーキ
、青色1号アルミニウムレーキ、赤色6号バリウムレーキ、赤色7号カルシウム
レーキなどである。
【0025】 その他の有効な粉末物質として、タルク、雲母、チタン酸雲母(二酸化チタン
でコーティングした雲母)、チタン酸雲母酸化鉄、炭酸マグネシウム、炭酸カル
シウム、ケイ酸カルシウム、(球状のシリカ、含水シリカ及びシリカビーズを含
む)シリカ、二酸化チタン、酸化亜鉛、ナイロン粉末、ポリエチレン粉末、エチ
レンアクリレートコポリマー粉末、メタクリレート粉末、ポリスチレン粉末、絹
粉末、結晶性セルロース、デンプン、オキシ塩化ビスマス、グアニン、カオリン
、チョーク、珪藻土、マイクロスポンジ、窒化ホウ素などが挙げられる。更に本
明細書で有用な粉末は、米国特許第5,505,937号(カストロジオバンニ
(Castrogiovanni)ら、1996年4月9日)に記載される。
【0026】 艶消し剤として有効な構成成分のうち、光沢の少ない色素、タルク、ポリエチ
レン、ケイ酸、カオリン、二酸化チタン、チタン酸塩雲母及びこれらの混合物が
好ましい。
【0027】 雲母、窒化ホウ素及びエチレンアクリレートコポリマー(例えば、コボ(Kobo
)より市販されるEA−209)は、光の回折により視覚的にじみ効果を付与す
るために好ましく、例えば、すべすべ感を提供することにより皮膚感触を改善す
る。皮膚感触を改善するもう1つの粒状物質は、SPCAT I2(タルク、ポ
リビニリデンコポリマー及びイソプロピルチタントリイソステアレートの混合物
)である。
【0028】 油分を吸収するために好ましい粉末は、球状、無孔粒子であり、更に好ましく
は粒子サイズが25ミクロン未満である。好ましい油分を吸収する粉末のいくつ
かの例は、コスリン(Coslin)C−100(エングルハード(Englehard)より
市販される球状の油分吸収剤)、トスパール(Tospearl)(コボ・インダストリ
ーズ(Kobo Industries)より市販される球状のシリカ)、上記に指摘したよう
なエチレンアクリレートコポリマー及びSPCAT I2である。
【0029】 粉末は、例えば、レシチン、アミノ酸、鉱物油、シリコーンオイルのような1
つ又はそれより多くの物質又は、例えば、粒子を疎水性の又は親水性にするとい
うように粉末表面をコーティングするさまざまなその他の物質により表面処理を
し得る。このような処理はおそらく処方の容易性及び安定性を向上するために好
ましい。
【0030】増粘剤成分 本発明の組成物には更に、特にスプレー中に適用される電場に暴露される際に
、組成物の安定性を向上させるための、全体で約0.5〜約50%の1つ又はそ
れより多くの増粘剤成分を含む。
【0031】 好適な増粘剤成分は、シリコーン、ワックス、粘土、シリカ、塩、天然及び合
成エステル、脂肪族アルコール及びそれらの混合物からなる群から選択し得る。
これらの増粘剤成分を以下に記載するが、これらに限定されない。
【0032】 好適なシリコーンには、アルキルシロキサンゲル化剤、高分子量ジメチコーン
(1000mPasを越える流体)及び高分子量アルキル、ヒドロキシル、カル
ボキシル、アミノ及び/又はフッ素置換型ジメチコーン(1000mPasを越
える流体)が含まれる。好ましいシリコーンゲル化剤は、米国特許第5,654
,362号及び第5,880,210号に記載されており、シクロメチコン及び
ジメチコーンクロスポリマー(例えば、ダウ・コーニング9040)が含まれる
【0033】 ワックスとは、融点の低い有機混合物又は高分子量の化合物、室温で固体であ
り、グリセリドを含まないことを除いては通常は油脂と組成物が同様であると定
義し得る。あるものは炭化水素であり、その他のものは脂肪酸及びアルコールの
エステルである。好適なワックスは、動物蝋、植物蝋及び鉱蝋を含む天然蝋、並
びに石油蝋、エチレンポリマー、炭化水素蝋(例えば、フィッシャー・トロプシ
ュ(Fischer−Tropsch)ワックス)、エステルワックス、シリコーンワックス及
びそれらの混合物を含む合成蝋からなる群から選択し得る。合成蝋には、ワース
(Warth)著、ワックスの化学と技術(Chemistry and Technology of Waxes)、
2部、レインホールド・パブリッシング(Reinhold Publishing)(1956)
に開示されており、参考として引用し本明細書に組み入れる。
【0034】 ワックスの具体例として、密蝋、ラノリン蝋、セラック蝋、カルナウバ、キャ
ンデリア、ヤマモモ、ホホバエステル、ベヘン酸ワックス(例えば、コンプリト
ル(Compritol)(登録商標)としてガッティフォッセから市販されるグリセリ
ルベヘネート)、地蝋、セレシン、パラフィン、微晶性ワックス、ポリエチレン
ホモポリマー、エチレンオキシド又はエチレンを含むポリマー(例えば、二価ア
ルコールと結合したエチレンオキシドの長鎖ポリマー、すなわちカーバイド&カ
ーボンケミガルズ(Carbide and Carbon Chemicals company)から市販されるカ
ーボワックス(Carbowax)のようなポリオキシエチレングリコール;上記のワー
ス(Warth)著の書籍の465〜469頁に開示されるフィッシャー−トロプシ
ュ(Fischer−Tropsch)ワックスを含めて、そして特にロス・カンパニー(Ross
Company)から市販されるロスワックス(Rosswax)及びアスター・ワックス・
カンパニー(Astor Wax Company)から市販されるPT−0602を含めて、分
枝鎖の末端部にOH又は別の分枝鎖停止グルーピングを有するエチレンの長鎖ポ
リマー)、C24〜45アルキルメチコーン、C8〜C50の炭化水素蝋、アルキル化
ポリビニルピロリドン(例えば、ISPカンパニー(ISP Company)から市販さ
れる「ガネックス(Ganex)」というアルキル化ポリビニルピロリジン)、C2
0〜C60の脂肪アルコール(例えば、ペトロライト・コーポレーション(Petr
olite Corporation)から市販される「ユニリン(Unilins)」)及びそれらの混
合物が挙げられる。
【0035】 好ましい構造剤又は増粘剤は、実質的には流体を介した電荷の分配には不活性
である物質であり、例えば、ワックス及び高分子量シリコーン及び炭化水素であ
る。例えば、ペンレコ(Penreco)から市販されるバーサゲル(Versagel)を使
用することができ、それは高分子量物質である。
【0036】 水分散性粘土及び油分散性粘土は、濃厚化に有効であり得る。好適な粘土は、
例えば、モンモリロナイト、ベントナイト、ヘクトライト、アタパルジャイト、
海泡石、ラポナイト、ケイ酸塩及びこれらの混合物から選択し得る。
【0037】 好適な水分散性粘土には、(レノックス(Rheox)より市販されるベントン(B
entone)EW、LTのような)ベントナイト及びヘクトライト;(バンダービル
ト(Vanderbilt Co.)より市販されるビーガム(Veegum)のような)ケイ酸マグ
ネシウムアルミニウム;(エンゲルハード(Engelhard Inc.)より市販されるア
タソーブ(Attasorb)又はファーマソーブ(Pharamasorb)のような)アタパル
ジャイト;(ECCアメリカ(ECC America)より市販されるゲルホワイト(Gel
white)のような)ラポナイト及びモンモリロナイト;及びそれらの混合物が含
まれる。
【0038】 好適なオイル分散性粘土には、親有機性に修飾したベントナイト、ヘクトライ
ト及びアタパルジャイトが含まれる。これらの粘土の特定の市販例には、ベント
ン(Bentone)34(レオックス(Rheox Corp.))−クアテルニウム−18−ベ
ントナイト;ティクソゲル(Tixogel)VP(ユナイテッド・キャタリスト(Uni
ted Catalysts))−クアテルニウム−18ベントナイト;ベントン38(レオ
ックス)−クアテルニウム−18ヘクトライト;ベントンSD−3(レオックス
)−ジ水素添加タローベンジルモニウムヘクトライト;ベントン27(レオック
ス)−ステアラルコニウムヘクトライト;ティクソゲルLG(ユナイテッド・キ
ャタリスト)−ステアラルコニウムベントナイト;クレイトン(Claytone)34
(サウザーン・クレイ(Southern Clay))クアテルニウム−18ベントナイト
;クレイトン40(サウザーン・クレイ)クアテルニウム−18ベントナイト;
クレイトンAF(サウザーン・クレイ)ステアラルコニウムベントナイト;クレ
イトンAPA(サウザーン・クレイ)ステアラルコニウムベントナイト;クレイ
トンGR(サウザーン・クレイ)クアテルニウム−18/ベンザルコニウムベン
トナイト;クレイトンHT(サウザーン・クレイ)クアテルニウム−18/ベン
ザルコニウムベントナイト;クレイトンPS(サウザーン・クレイ)クアテルニ
ウム−18/ベンザルコニウムベントナイト;クレイトンXL(サウザーン・ク
レイ)クアテルニウム−18ベントナイト;及びヴィストロール(Vistrol)1
265(シンバー(Cimbar))−親有機性アタパルジャイトが含まれる。これら
の親有機性粘土は、オイル又は有機溶媒のいずれかの中の前分散性親有機性粘土
として購入し得る。その物質は、高粘度のペーストという形態で容易に処方中に
分散させることができる。このような物質には、レオックス(Rheox)、ユナイ
テッド・キャタリスト(United Catalysts)及びサウザーン・クレイ(Southern
Clay)のマスターゲル(Mastergels)が含まれる。
【0039】 その他の増粘剤成分には、フュームドシリカ及びアルカリ金属又はアンモニウ
ムハロゲン化物が含まれる。フュームドシリカの例には、エアロジル(Aerosil
)200、エアロジル300及びアルキル置換型フュームドシリカのようなエア
ロジル(Aerosil)R−100、200、800及び900シリーズの物質が含
まれ、すべてがデグサ・コーポレーション(DeGussa Corporation)より市販さ
れている。
【0040】任意成分 本発明の組成物は任意に、外観、香り、又は感触に関連する感覚的効果、治療
的効果若しくは予防的効果のような(上述の必要物質はこのような効果をそれら
自体に提供し得ると理解されている)、例えば、何らかの美的又は機能的効果を
組成物又は皮膚に提供する、局所用製品に慣例的に使用されるような追加の構成
成分を含む。
【0041】 CTFAのコスメティック・イングレディエント・ハンドブック(Cosmetic I
ngredient Handbook)、第2版(1992)には、スキンケアの業界で一般的に
使用される多種多様な化粧用成分や医薬成分が記載されており、これらに限定さ
れるわけではないが、本発明の局所用組成物への使用に好適である。その他のこ
のような物質は、組成物の構成成分の相対的溶解度に応じて、組成物に溶解又は
分散し得る。
【0042】 本発明に使用する送出される組成物は、好ましくは通常、液体の形態である。
存在する何らかの添加物質は、静電気スプレーの組成物として許容されるように
選択されるべきであるが、室温で、液体、固体又は半固体である。静電気スプレ
ーを増強するために、好ましい組成物は、固体含有量が約35質量%又はそれよ
り少ない。その際、「固体」とは、組成物中で可溶性又は混和性ではない粒状物
質のことをいい、微粒子色素及び油分吸収剤を含む。
【0043】 好適な局所用成分の種類の例には:抗ニキビ剤、抗炎症剤、抗セルライト剤、
抗菌剤、抗カビ活性物質、酸化防止剤、ラジカルスカベンジャー、キレート剤、
落屑活性物質、皮膚漂白剤及びライトニング剤、光沢付与剤、光沢調節剤、スキ
ンコンディショニング剤(例えば、種々の閉塞性のものを含めて保湿剤、湿潤剤
)、その他の皮膚感触剤、加湿剤、皮膚の線、しわ又は萎縮の予防剤、遅延剤及
び/又は後退剤を含む皮膚修復成分、皮膚鎮静剤及び/又は皮膚癒合剤、セルフ
日焼け活性物質、日焼け止め剤、日焼け防止剤、ビタミン及びそれらの誘導体、
研磨材、その他の油分吸収剤、収れん剤、皮膚感覚剤、皮膜形成剤又は例えば、
組成物に長期間の磨耗耐性及び/又は転移耐性を付与する物質を含めて、ポリマ
ーのように組成物の皮膜形成特性及び/又は永続性(substantivity)を補助す
る物質、その他の着色剤、色素及び染料、精油、芳香、構造剤、乳化剤、可溶化
剤、固化防止剤、消泡剤、結合剤、緩衝剤、充填剤、変性剤、pH調節剤、噴射
剤、高圧ガス、還元剤、金属イオン封鎖剤、化粧品用殺生剤及び化粧頻用防腐剤
が含まれる。
【0044】 好ましい本発明の組成物は、磨耗耐性及び/又は転移耐性(transfer resista
nt property)を付与する物質からなる群から選択される1つ又はそれより多く
の成分、相互溶解補助剤(co-solubilizer)及びそれらの混合物を含む。これら
の構成成分の非限定的な例には、次のものが含まれる。
【0045】磨耗耐性又は転移耐性を向上する物質 例えば、皮膜形成又は永続性のある(substantive)特性を介して磨耗耐性及
び/又は転移耐性を付与する1つ又はそれより多くの物質は、本発明の組成物に
使用し得る。このような物質は、一般に総計で約0.5〜約20%を使用する。
【0046】 このような物質には、皮膜形成ポリマー物質が含まれる。皮膜形成ポリマー物
質の濃度は変化し得る一方、一般に皮膜形成ポリマー物質は、約0.5〜約20
質量%(例えば、約1〜約15%)、好ましくは約0.5〜約10質量%、更に
好ましくは約1〜約8質量%の濃度で存在する。好ましいポリマーは、石鹸のよ
うな洗剤を使用して水で除去できる非粘着性被膜を形成する。
【0047】 好適な皮膜形成高分子物質の例には: a)AQ29D、AQ35S、AQ38D、AQ38S、AQ48S及びAQ5
5Sのような、AQスルホポリエステル樹脂のようなスルホポリエステル樹脂、
(イーストマン・ケミカルズ(Eastman Chemicals)より市販される); b)バイネックス(Vinex)2034、バイネックス2144及びバイネックス
2019を含め、エア・プロダクツ(Air Products)より市販されるバイネック
ス(Vinex)樹脂のような、ポリビニルアセテート/ポリビニルアルコールポリ
マー; c)ナショナル・スターチ(National Starch)より市販される、ダーマクリル
LTを含めてダーマクリル(Dermacryl)という商標名の、水分散性アクリル樹
脂を含むアクリル樹脂; d)ルビスコル(Luviskol)K17、K30及びK90(BASFより市販され
る)を含むポリビニルピロリデン(PVP)、PVP/VA S−630及びW−
735を含むPVP水溶性コポリマー及びISPより市販されるコポリマー84
5及びコポリマー937のようなPVP/ジメチルアミノエチルメタクリレート
コポリマー、並びにバラバス(E.S.Barabas)著のエンサイクロペディア・オブ
・ポリマーサイエンス・エンド・エンジニアリング(Encyclopedia of Polymer
Science and Engineering)、2版、17巻、198〜257頁に開示されるそ
の他のPVPポリマー; e)ジメチコーン及び有機置換型ジメチコーン、特に約50,000mPasを
越える粘度を示す物質のような高分子量シリコーン; f)約50,000mPasを越える粘度を示す高分子量炭化水素ポリマー; g)オルガノシロキサン樹脂、ジオルガノポリシロキサンポリマー流体及びシリ
コーンエステルワックスを含むオルガノシロキサン、 が挙げられる。
【0048】 それらを含有するこれらのポリマー及び化粧品組成物の例は、PCT公開番号
WO96/33689(1996年10月31日公開);WO97/17058
(1997年5月15日公開);及び米国特許第5,505,937号(カスト
ロジオバンニ(Castrogiovanni)ら、1996年4月9日発行)に見出され、す
べてを参考として引用し本明細書に組み入れる。本発明への使用に好適な追加の
皮膜形成ポリマーには、PCT公開番号WO98/18431(1998年5月
7日公開)に記載される水性エマルジョン中の水不溶性ポリマー物質及び水溶性
皮膜形成ポリマーが含まれ、参考として引用し本明細書に組み入れる。粘度が約
50,000mPasを越える高分子量の炭化水素ポリマーの例には、ポリブテ
ン、ポリブテンテレプタレート、ポリデセン、多環式ペンタジエン及び同様の線
状及び分枝状高分子量炭化水素が含まれる。
【0049】 好ましい皮膜形成ポリマーには、RnSiO(4-n)/2で、式中nは、1.0〜1
.50の値でありRはメチル基である関係を満足するような互いの比率となるR 3 SiO1/2の「M」単位、R2SiOの「D」単位、RSiO3/2の「T」単位、
SiO2の「Q」単位の組合せからなるオルガノシロキサン樹脂を含む。処理の
結果として、5%未満の少量のシラノール又はアルコキシ官能基が更に樹脂構造
中に存在し得ることを注意するべきである。そのオルガノシロキサン樹脂は約2
5℃で固体であり、分子量が約1,000〜約10,000グラム/モルの範囲
でなければならない。樹脂は、トルエン、キシレン、イソパラフィン及びシクロ
シロキサンのような有機溶媒又は揮発性キャリアに可溶性であり、樹脂が揮発性
キャリア中で不溶性であるように、樹脂が十分に架橋していないことを示してい
る。特に好ましいのは、反復する単官能基すなわちR3SiO1/2「M」単位及び
四官能基又はSiO2「Q」単位を含む樹脂であって、別名では「MQ」樹脂と
して知られ、米国特許第5,330,747号(クシストフ(Krzysik)、19
94年7月19日発行)に開示されており、その記載を参考として引用し本明細
書に組み入れる。本発明において、「M」対「Q」の官能基単位の比は好ましく
は約0.7であり、nの値は1.2である。これらのようなオルガノシロキサン
樹脂は、ミシガン州エードリアンのワッカー・シリコーンズ・コーポレーション
(Wacker Silicones Corporation)より市販されるワッカー(Wacker)803及
び804及びゼネラル・エレクトリック(General Electric Company)より市販
されるG.E.1170〜002のように市販されている。
【0050】 磨耗耐性又は転移耐性を高めるその他の物質には、トリメチル化シリカが含ま
れる。それらを含有するこのタイプの好適なシリカ及び化粧品組成物は、米国特
許第5,800,816号(ブリーバ(Brieva)ら)に記載されており、参考と
して引用し本明細書に組み入れる。
【0051】相互溶解補助剤 本発明の組成物は、1つ又はそれより多くの相互溶解補助剤を含有し、例えば
、組成物の構成及び安定性を増強し得る。相互溶解補助剤は、特に通常は不適合
の2つの物質の適合性の橋渡しに有効であり、単一の安定な相を形成する結果と
なる。したがって、相互溶解補助剤は、組成物に存在する液体絶縁性物質及び導
電性物質の混和性又は溶解性を向上するには特に好ましい可能性がある。使用す
る際に、本発明の組成物は、一般に約0.5〜約10%、好ましくは約1〜約5
%、更に好ましくは約1.5〜約3%の相互溶解補助剤を含む。
【0052】 好適な相互溶解補助剤は、溶解度パラメータ尺度を使用して、C.D.ボーン
(C.D. Vaughan)著、「溶解度:製品、容器、浸透及び保存への効果("Solubil
ity: Effects in Product, Package, Penetration, and Preservation")」、コ
スメティクス・エンド・トイレタリー(Cosmetics and Toiletries)、103巻
(1988年10月)に記載されるように最適に選択される。2つの不適合な物
質の溶解度パラメータに基づいて、2つの不適合な物質の間の溶解度パラメータ
を示す第3の物質は、時に2つの不適合な物質と別々に適合し得ることが判明し
ている。それからすべてのこれらの物質を混ぜ合わせて、例えば、光学顕微鏡に
よって視覚的に測定できるような、単一の安定な相の特性を発揮し得る。
【0053】 相互溶解補助剤は、極性流体、非極性流体、極性非プロトン性溶媒又は両親媒
性物質であってよく、これらの広いカテゴリーから選択して、2つの不適合な物
質を単一相にする必要性を満足させる。
【0054】 本発明の組成物に特に有効な相互溶解補助剤には、ポリジオルガノシロキサン
−ポリオキシアルキレンコポリマーが含まれる。このようなポリマーは、米国特
許第4,268,499号に記載されており、参考として引用し本明細書に組み
入れる。この種類の好適なコポリマーは知られており、その多くが市販されてい
る。この種類の好ましい相互溶解補助剤は、CTFAの呼称によるとジメチコー
ンコポリオールとして既知である。好ましい相互溶解補助剤は更に米国特許第5
,143,722号に開示される界面活性剤を含み、その記載を参考として引用
し本明細書に組み入れる。
【0055】製品形態及び特定の組成物 本発明の組成物は、色素及び非色素スキンケア組成物、例えば、ローション、
クリーム、加湿剤、ファンデーション、頬紅、アイシャドウ、セルフ日焼け製品
、タッチアップ製品(例えば、油分/てかり調節用)及びケミカルピール剤を含
めて、さまざまな製品形態に適合し得る。このような組成物は、揮発性絶縁及び
導電性物質、1つ又はそれより多くの粉末及び/又は皮膚治療活性物質及び任意
に1つ又はそれより多くの上述の追加物質を含み得る。ローション、クリーム及
び加湿剤には、一般に1つ又はそれより多くの保湿剤、湿潤剤、非揮発性油、乳
化剤、防腐剤、粉末物質及び構成剤又は増粘剤が含まれる。非揮発性油の例は、
米国特許第5,800,816号に記載されている。このような組成物は更に、
例えば油分/てかり調節活性物質、落屑活性物質、抗ニキビ活性物質、抗炎症活
性物質、皮膚漂白剤又はライトニング活性物質、皮膚感触剤、皮膚修復成分、日
焼け止め剤、日焼け防止剤及びビタミン又はそれらの誘導体から選択される、有
効な量の予防的又は治療的スキンケア成分を含み得る。ファンデーション、頬紅
及びアイシャドウのようなカラー化粧品は、ローション、クリーム及び加湿剤に
ついて1つ又はそれより多くの成分を含有することができ、着色用粉末を含む。
【0056】 好ましい実施例において、組成物は、化粧用ファンデーションの形態である。
以下に使用するように、「ファンデーション」という用語は、液体又は半液体の
皮膚化粧品のことをいい、ローション、クリーム、ジェル、ペーストなどを含む
がこれらに限定されない。一般にファンデーションは、特定の外観を得るために
、顔の上のような皮膚の広い範囲に用いる。本発明のファンデーション組成物は
、一般に次の、 (a)約2〜約90%の液体絶縁性物質; (b)約2〜約90%の導電性物質; (c)組成物に不溶性及び不混和性の約0.1〜約35%の粒状物質;及び (d)組成物を安定化する約0.5〜約30%の増粘剤、 を含む。 本発明のファンデーション組成物は、一般に約2〜約20%の着色用色素を含
み、約2〜約15%の追加の非色素微粒子を含む。
【0057】 使用方法静電気スプレー法 本発明の組成物は適切に、静電気スプレー法によって直接的に皮膚に適用され
る。一般に、本方法は、組成物をスプレーノズル中の高い電位に対しスプレーさ
せることや、組成物を帯電した液滴のスプレーとして霧状にさせることを含む。
その帯電した液滴は、所望のスプレー目標になるように配置され得る最も近くの
接地した物体を捜し求めて、それらの電荷を放出する。
【0058】 本発明への使用するハードウエア及び電気に関する構成成分及び回路構成は、
好適ないかなる構造及びデザインであり得る。本発明に使用し得る静電気スプレ
ー法の技術には、好適な装置の多数の例が含まれ、そのような開示のこのような
装置又はそれらの特定の機能は、単独か又は本発明のスプレーシステムと組み合
わせてのいずれかで適用し得る。好適な静電気スプレー装置の実施例は次の、米
国特許4,549,243号;第4,561,037号;第4,663,639
号;第4,854,506号;第4,846,407号;第5,121,884
号;第5,222,663号;第5,222,664号;第5,221,050
号;第5,290,600号;第5,337,963;第5,292,067号
;第5,490,633号;第5,184,778号;第5,503,335号
;第5,684,666号;及び第4,776,515号;日本特許第1,93
2,551号;JP−A−56−97214号;カナダ特許出願番号20185
51−1号;GB−A−1393333号;GB−A−15697007号;G
B−A−2092025号;GB−A−2061769号;GB−A−2073
052号;台湾特許第NI−64734号;EPO出願番号94924355.
4(公開番号716626)号;EPO出願番号95915955.9(公開番
号748256)号;EPO出願番号95916790.9(公開番号7482
57)号;EPO出願番号94931643.4(公開番号789626)号;
EPO出願番号95932065.6(公開番号776253)号;EPO出願
番号95932063.1(公開番号785823)号;EP−A−02930
1号;EP−A−253539号;EP−A−224352号;EP−A−03
1649号;EP−A−132062号;EP−A−163390号;EP−A
−171184号;EP−A−234842号;EP−A−243031号;E
P−A−368494号;EP−A−441501号;EP−A−468735
号;EP−A−468736号;PCT出願番号GB96/01286(公開番
号096/40441)号;PCT出願番号GB97/00376(公開番号0
97/31718)号;PCT出願番号GB97/02746;及びWO−A−
85/00761号;の公開文書に記載されており、それらのすべてを参考とし
て引用しそれらのすべてを本明細書に組み入れる。好ましい静電気スプレー装置
は、同時係属出願の、米国特許出願代理人整理番号7711、「手持ち式静電気
スプレー装置("Hand-Held Electrostatic Sprayer Apparatus")」という表題
の(チント B.ガウ(Chinto B. Gaw)ら、1999年8月18日出願);及
び代理人整理番号7712、「手持ち式静電気スプレー装置用の使い捨てカート
リッジ("Disposable Cartridge for Use in a Hand-Held Electrostatic Spray
er Apparatus")」という表題の(チント B.ガウ(Chinto B. Gaw)ら、19
99年8月18日出願)開示されており、いずれも参考として引用し本明細書に
組み入れる。
【0059】 好ましい装置には、局所用組成物を含有する容器、例えばノズルのような少な
くとも1つの容器と連絡している送出手段;携帯用又は非携帯用(好ましくは携
帯用)電源より動力を得て1〜26キロボルト(例えば、12〜26キロボルト
)の範囲内で発電する高電圧発生機;及び少なくとも1つの送出手段に対し発生
機から選択的に高電圧を適用する制御手段を有する、小規模の個人的使用に好適
な装置が含まれる。使用中に、その制御手段が作動して、皮膚の目的とする部位
に直接的に送出する少なくとも1つの送出手段から、局所用組成物を静電スプレ
ーさせる。
【0060】 当業者によって正当に評価されるように、このような装置の特定の構造上の特
徴及び設計並びに電気的及びその他の操作上のパラメータは、本発明の状況にお
いて、例えばスプレーされる組成物及び/又はユーザーのニーズや希望によって
影響を受けるような所望の機能性に従って、必要に応じて選択し調整し得る。本
発明の装置の選択及び/又は調整され得る特徴には、例えば、高電圧発生機及び
電源によって発生する電圧、製品送出手段の中又はその領域の電界強度、容器か
ら送出手段へ及び送出手段から外へスプレーされる製品の流速、送出手段自体の
大きさ及び配置並びに容器と送出手段により送出されるものとの間に使用される
何らかの製品送り機構の構造及び特性が含まれる。
【0061】 本発明の装置の1つ又はそれより多くの送出手段の大きさ及び配置は、いずれ
かの好適な形態であり、それは再び静電気スプレー送出システムを適切に機能さ
せるその他のパラメータに従って選択し得る。通常はその送出手段又は各送出手
段はノズルの形態であって、当該分野では周知の好ましくはプラスチック又はさ
まざまなポリマーのような絶縁性物質又は半絶縁性物質である。ノズルの好まし
い形態は、スプレーされる製品を運ぶ導管がノズルの先端の開口部で途切れ、製
品は、例えば当初は管すきまとしてではあるが、開口部から放出され、いずれに
しても最終的には帯電した液滴のスプレーとして拡散する。その開口部は、好ま
しくは直径が約800ミクロン(例えば、508〜762ミクロン又は0.02
0〜0.030インチ)を越えない。更に一層好ましくは、その開口部の直径は
約500〜約750ミクロンである。
【0062】 送出手段には、事前に決定した付着量の物質をその又は各ノズルより都合よく
送出する計量機構を提供する計量手段を含み得る。このような方法は、例えば、
流速を制御するシステムと連動させて有効にし得る。本発明の装置の好ましい実
施例は、その送出手段又は各送出手段は、製品送り手段によってその容器又は(
例えば1つより多い物質又は組成物を、同一の装置又は送出手段さえも同一の装
置よりスプレーすることを望む場合は)複数の容器と連絡して、すなわち好まし
くは流体と連絡している。ある好ましい形態では、このような送り手段は、ノズ
ルと製品容器との間の導流路を有する絶縁体を含み、その際、それを介して液滴
又は粒子の帯電したスプレーとして分散する高い電界強度のポイントに達する前
にスプレーされる製品が流動する。別の好ましい形態では、送り手段は、毛管現
象の効果で組成物が通過する中空の導管を含み得る。
【0063】 当該分野では周知のように、本発明による装置は、好ましくはトリガー(すな
わち、手動制御手段)又はもう一つの選択肢として自動制御手段を含み、選択的
に発生機からの電圧をその送出手段又は各送出手段に適用し、組成物を皮膚に静
電スプレーする。しかしながら、当業者によって正当に評価されるように、その
他の好適な制御手段、例えば自動的にシステムの作動を制御する手段を使用し得
る。
【0064】 本発明の好ましい実施例では、電源につながる高電圧発生機により発生する電
圧は、約1〜約26キロボルト、更に好ましくは約6〜約20キロボルトの範囲
である。特定のシステムに最も好適な電圧は、スプレーされる製品、並びにその
他のパラメータに応じて変更することができ、それらのすべては、通常は全体的
に最適なシステムとなるように選択される。電圧は不変的にプラスの極性又は交
流極性を適用し得るが、プラスの極性が好ましい。
【0065】 静電気装置のスプレー作用を左右する電界強度は、主として適用する電圧に依
存する。しかしながら、電界強度は必要に応じて、例えばノズルの配置又は配列
の変更及び/又は上述の当該分野で周知である電場増強電極の使用によって制御
又調整し得る。
【0066】 組成物の皮膚への付着は、スプレーの液滴の大きさ及び間隔及び皮膚の適用範
囲を含めて、製品のスプレー流速、皮膚への製品の適用速度及び皮膚に適用され
る製品の量によって影響される。一般に、液滴の大きさは、固有抵抗の増加、電
圧の低下及び流速の増大につれて増大し、間隔は電圧の上昇及び付着量の減少に
つれて増大し、そして適用範囲は、流速の増大及び付着量の増加につれて増大す
る。
【0067】 物質をスプレーする場合に最適な流速は、通常、製品自体の組成物に依存し、
好ましくは感覚的な不快さを避けることを基本として、適切に選択される。更に
、スプレー可能な物質に関して触れたように、好適な流速は、特定の送出方法及
び/又は習慣又はユーザーのニーズに依存して選択される。通常、組成物の付着
をより良く調節するためには、濃縮した物質をより低速で使用することが望まれ
る。一例として、本発明の実施例によると、好ましい組成物を送出する流速は、
送出手段当たり、約0.036〜約1800ml/時(0.00001〜約0.
5ml/秒)、更に好ましくは約0.1〜約360ml/時(0.0001〜約
0.1ml/秒)、更に一層好ましくは約0.1〜100ml/時、最も好まし
くは約1〜約30ml/時である。特に好ましい適用では、高速度の流速は約4
〜約18ml/時(好ましくは約9ml/時)及び低速度の流速は約2.4〜約
10.8ml/時(好ましくは約7.2ml/時)を使用し、その際、上記の低
速度は上記の高速度の約0.2〜0.8倍である。
【0068】 一般に、最適な噴霧適性及び小さなスプレー液滴の大きさを提供するために、
流速が上がるにつれて高い電圧を使用することが望まれる。好ましい実施例では
、組成物は約0.1〜約100ml/時の流速でスプレーされ、約1〜約26k
V(好ましくは約1〜約20kV)の電圧であり及び適用量は約0.01〜約1
2mg組成物/cm2皮膚である。ファンデーションのような比較的に固形分の
多い組成物は、一般に約1mg/cm2皮膚の割合で適用し、スキンローション
のような比較的に固形分の少ない組成物は、一般に約5〜6mg/cm2皮膚の
割合で適用する。スキンローションのような比較的に固形分の少ない組成物は、
一般に約50〜約60ml/時の流速で送出される。ファンデーションのような
比較的に固形分の多い組成物は、好ましくは前記の適用量で、約1〜約30ml
/時の流速で及び約6〜約20kVの電圧で静電スプレーする。電圧の範囲は、
約3〜約20kVが好ましい。
【0069】 製品の全体の適用量は、1cm2皮膚あたりの製品のスプレーされる量でいう
と、一般に約6mg/cm2未満である。一般的な適用量は、約0.8mg/c
2であり、それは適用範囲の皮膚の約30〜40%に当たる傾向にある。
【0070】 上記製品は一般に、0.005〜6秒/cm2皮膚領域、更に好ましくは0.
01〜3秒/cm2皮膚領域、最も好ましくは0.05〜2秒/cm2皮膚領域の
速度で適用される。
【0071】静電気適用の好ましい使用説明 静電気組成物は、(ロボット利用手段を含めて)第二者又は組成物のエンドユ
ーザーによって適用し得る。本発明は更に局所用組成物、特にファンデーション
組成物を顔に適用する静電気スプレー装置の使用説明、そして特に第二者の及び
それ自体の適用技術、背景及び自分自身へ適用する練習方法に関する。
【0072】a)適用方法 その装置(特にノズル)の目標とする適用領域(顔)からの距離、(流速及び
装置の設定速度を含む)製品の皮膚への適用速度及び(動作の方向及び動作特性
を含む)適用中の装置の動作に関する何らかの指示を観察することによって改善
された結果が達成されることを見出した。 使用中、その装置を、目標とする顔面領域に、スプレーの障害物を避けて効率
的に送出できるように保持するか又はそうでなければ配置する。 一般に、上記装置は、スプレーパターンが十分に拡がり、そして線を形成する
か又は目標とする基質上でその他の望ましくない濃縮効果を及ぼすという傾向が
ないように目標から十分に離れ、且つスプレーが最適な適用範囲に届きそして均
一に目標とする基質に行き渡るように十分に近い距離に保持又は配置される。一
般に、上記装置はそのノズルが目標とする顔面領域より約3〜4インチ(9〜1
3cm)となるように保持するか又は配置する。 自分で適用する場合に、鼻から下の顔面領域に適用するときは片方又は両方の
目を開けたまま、鼻から上の顔面領域に適用するときは閉じたままにするのが良
い。両眼を閉じて自分で適用するとき、最初に腕を(顔の上にスプレーの霧がか
かるのをはっきりと感じることができなくなるまで)すっかり真っ直ぐ伸ばし、
それから肘を曲げて装置をスプレーの霧が最初にはっきりと感じるまで徐々に近
づけると、装置を保持するべき顔からの距離を適切に判断するために役立つ。こ
のようにすると、一般に適用者の顔から3〜4インチ離して装置を保持すること
になる。 より均一になるように適用するには、装置は、好ましくは適用中は安定した速
さでさっと一掃する動作で、装置を操作している間は決まった位置に止めること
なく、動かし続けるべきである。一般に、好ましい速さとは顔の大きさにもよる
が、1秒間に通常は額を横断するか、片頬を2回通過させるような速さである。
処理された領域は、ザンボニー(Zamboni)製氷機による滑らかな氷に生ずるよ
うに部分的に重なり得る。一般に60〜90秒の適用で、顔面領域を一般に2〜
8回ほど通過する。 好ましい方法では、組成物は、顔の輪郭に従って4つの部分に適用される。第
一に、額を横切って滑らかに水平にスプレーする。製品はそれから顔の各側に前
後に動かして、頬骨の自然な輪郭に沿って半円を描く動作で顎に向かって、顔の
側面から顔の中央に向かってスプレーする。頬に適用する間、4番目の領域、そ
の相対的な高さにより好ましくはスプレーを引きつける傾向があるので好ましく
は最後にスプレーする鼻を避けることが重要である。鼻は、必要であれば上唇の
上の領域に沿ってスプレーする。使用者の顔に目に見えるうぶ毛がある場合は、
うぶ毛を目立たせないようにノズルをわずかに下方に傾けることが好ましいこと
がある。更に、最初に自分で適用するときは、顎のラインから始めて上向きに、
適用する過程に従ってより快適になるまでスプレーすることが好ましい。このよ
うにして使用者は最初は目を開いて、スプレーのかかる顔を見ると、顔から装置
をどのくらい離すかを使用者が判断する助けとなる。 本発明の出願人が製品の適用に上述のような2種類又はそれより多くの流速を
使用すると、結果が改善することが更に判明した。好ましい使用法は、一般に顔
の全体に適用する場合は高速(より速い流速)を使用し、特定領域のしみには低
速を使用する。好ましいのは、比較的に速い流速が約4〜約18ml/時(好ま
しくは約9ml/時)、比較的に遅い流速が約2.4〜約10.8ml/時(好
ましくは約7.2ml/時)であり、その際その遅い方の流速は、高い方の流速
の約0.2〜0.8倍である。低速で適用すると、特定の領域にうっかりと過剰
に使用することなく、適用量を調整することができる。一般に、適用過程は、不
自然な外観及び/又は不均一の適用をまねく過剰の適用を避け、十分な適量を提
供するように設計されている。第二者にとって、最初にユーザーが通常の顔のメ
ークアップをした様子を見ることは、目標領域に望ましい適用量を判断するため
の助けとなり得る。少なくとも一連の全体的な適用及び任意の部分的適用を含め
て、適用者又はユーザーが所望の外観を得るための適当な量を測ることができる
ように、段階的な適用をすることは助けとなり得る。
【0073】 一般に適用過程には、次の、 1)約9ミリリットル/時の速度で製品を適用するようにデザインされた比較
的高速/流速で顔の全体にわたって適用する; 2)更に適用が必要であるか否かを判断し、必要である場合は更にどこにどの
くらいの製品が必要であるかを判断する; 3a)製品を更に「しみ」の領域、例えば加齢によるしみ、にきび、赤色の領
域、色の暗い領域に適用することが所望されるならば、5〜7ミリリットル/時
の速度で製品を適用するようにデザインされた低速/流速で特定領域に追加のス
プレーを適用する; 3b)製品を更に「全体」に適用することが所望されるならば、(1)の段階
を繰り返す; 4)所望の適用量が得られるまで、2及び3の段階を繰り返す、 という段階を含む。 全体の適用時間は、約0.5〜3分(通常、約60〜約90秒)となる傾向が
ある。
【0074】b)説明内容 使用者自信又はその他の人に製品を適用する方法を説明するとき、その説明を
最初に適用又は実演とともに行うことが、エンドユーザーが快適な使用感を得た
り及び適用経験を肯定的に感じたりするためにきわめて重要であることが判明し
ている。説明内容は、好ましくはユーザーに目に見える及び触知できる期待を提
供するようにデザインされている。好ましくは安全性を確認し、スプレーがどの
ように機能しているか説明し、スプレーするところを実演することの段階を含む
。 更に特に、鼻孔よりも上に安全濃度を追加してスプレーするときには一般に目
を閉じているようにという推奨も含めて、組成物、装置及び方法の安全性を確認
する。眼、吸入、接地/電気に関するあらゆる安全性又はその他のユーザーの感
じうる懸念に対処する。 どのようにスプレーが働くかを通常、例えば、製品が適用中に分離したままで
あるように帯電した製品の液滴の細かい霧であって、毛髪、着衣などのような目
標ではない領域に対比して顔だけにスプレーするように、しかも混合する必要の
ないことを明白にすることによって説明する。どのようにスプレーが働くかを実
演することには、通常好ましくは装置をどのように保持するか(例えば、親指と
残りの4本の人さし指の間において)及びどのように装置を作動させるか(例え
ば、オン/オフボタンを自分の人さし指で押すことにより)、好ましくは手指を
ノズルから離しておくことを含む。実際に使用する前に有効な実演には、例えば
、1枚の紙、紙タオル、目標でない皮膚(例えば、手又は腕)などにスプレーす
ることにより、目に見える期待(すなわち、どのように製品が装置から出てくる
か)を提供すること、そして、例えば、目標ではない皮膚にスプレーしてスプレ
ーがその皮膚にどのように感ずるかを見せて、触知できる期待を提供することが
含まれる。そのユーザーは、その製品が皮膚の上で混合する必要のない、きわめ
て軽い感触の、細かい均一なスプレー又は霧として放出されることを理解するべ
きである。そのユーザーは更に好ましくは、その霧が、通常は線状の(噴射)パ
ターンに対して環を形成し、処理された直径は顔から装置までの距離に比例する
ことを理解するべきである。 ユーザーの経験を豊富にするためにその他の手段、例えば、音楽又はその他の
音声効果、花、アロマテラピー、マッサージ又はリラックス状態をもたらすため
のその他の既知の手段を提供し得る。
【0075】c)自分で適用する練習 ユーザーが製品を自分で適用する場合、その組成物を自分で適用する学習曲線
もまた、ユーザーを満足するために重要である。好ましい練習には、少なくとも
1度のユーザー及び第二者の共同による適用の段階を含む。より好ましい練習方
法は、そのユーザーを徐々にその技術に慣れさせ、第二者による適用、ユーザー
と第二者との共同の適用及び第二者又は説明書の任意の補助を伴うユーザーによ
る本格適用を含む一連の段階を含む。それらの段階は好ましくは別の日の、更に
好ましくは連続した日に行う。しかしながら、そうすることが現実的であり、各
段階の間にユーザーの皮膚を洗浄してもマイナスの影響が現れない場合は、それ
らの段階を同一の日及び任意に各段階の直後に行い得る。
【0076】 1つの好ましい練習方法は、ユーザーが徐々に自分で適用することが快適にな
る次の3〜5日の練習期間を含む。 (1)第1日目は、第二者が製品をエンドユーザーに適用する。 (2)第2日目は、第二者が製品をエンドユーザーの顔の半分に適用し、そして
その後、そのエンドユーザーは、第二者による個人的な指針及び/又は使用法を
記したパンフレットのような説明書及び/又はその他の自分で製品を適用するビ
デオの助けにより適用を完了する。その第二者又は説明書の補助は、好ましくは
エンドユーザーに、上述のような適切な装置の距離、速度、目を閉じておくこと
の望ましさ及び上述のような、例えば、顎のラインから始めて、適用の過程がよ
り快適になるまで上向きに顔にスプレーすることのようなその他の役立つ示唆を
気づかせる。 (3)第3日目は、エンドユーザーは、第二者及び/又は説明書の任意の指針に
より、製品を顔全体に適用する。 (4)任意に第4日目及び5日目に、第3日目に行った手順を反復する。 1回の実演で自分で適用する方法を示すことが望まれる場合は、その好ましい
方法は第2日目に上記の説明に従うことである。 その自分で適用する学習曲線は、好ましくは3つの要素である期待又は状況、
技術又は適用及び自信を含む。期待/状況には、安全性への関心を持つこと及び
装置から放出される製品を説明することを含む。技術/適用には、装置の保持方
法/操作方法及び顔からの適切な距離についての説明、製品の適用量、適用時間
、手動速度及び適用速度についての説明を含めた適用方法が含まれる。自信には
、任意に第二者又はその他の説明による補助とともにユーザーに製品の適用を練
習させることが含まれる。これらの要素の好ましい側面は、本明細書において上
述のとおりである。
【0077】その他の局所適用方法 局所用組成物は、もう1つの方法として、シルクスクリーン法などによる不連
続の被膜を皮膚に形成して、更に垂直抗力(すなわち、皮膚表面に対し垂直の力
)を使用することにより製品を付着させる適用方法を使用することにより皮膚に
適用し得る。
【0078】 最初の方法では、均一に間隔をおいた孔/直径が約150ミクロン又はそれよ
り小さな孔を有する一片のプラスチック、金属、布又はその他の(好ましくは顔
の輪郭に適合する)メッシュを皮膚に接触して配置する。それから局所用組成物
、例えば、カラーファンデーションをメッシュの孔を通して押しつけ、メッシュ
の孔に存在する同一パターンの液滴をその皮膚に付着させる。流体をメッシュを
通して加圧する1つの便利な方法は、流体を最初にスポンジ、布又はその他の吸
収材料に吸収させ、その後にメッシュに対して流体のしみ込んだスポンジ又はそ
の他の物質を押しつける。このことを達成する別の手段は、まるで壁にスパック
ルをつけるようなゴム製の水切りのような堅い縁を持つ製品でメッシュを通して
流体を放散又は絞り出すことである。製品をメッシュを通して押しつけた後に、
そのメッシュを除去し、そして再利用を望む場合は洗浄する。その後メッシュを
境界領域、未適用領域に移動させ、目標領域の適用を完了するのに必要な回数ほ
ど適用過程を反復する。皮膚の上の流体が一旦乾いたら、適用可能であれば、そ
のメッシュを製品がすでに付着している領域の上に戻して、液滴の重なりが最小
限になるようにメッシュを異なる角度に傾けて、その過程を反復し得る。この再
適用過程により、好みで粒子間隔を本来メッシュ中に存在するよりも狭めること
が可能となる。
【0079】 本明細書に記載される望ましい孔径及び間隔パターンで粒子を付着させるいか
なる種類のメッシュも使用し得る。このような物質の実施例には、米国特許第4
,342,314号(ラデル(Radel)ら、1982年8月3日発行)及び米国
特許第4,629,643号(キューロ(Curro)ら、1986年12月16日
発行)に記載されるような微小の孔を形成した被膜が含まれ、それらの両方を参
考として引用し、それらのすべてを本明細書に組み入れる。これらの引用文献に
記載されるように、これらの被膜形成に好適な物質は、好ましくはポリオレフィ
ン、例えば、ポリエステルである。好ましいメッシュの孔径及び間隔は、所望の
末端部が不連続の被膜の粒度及び間隔と同等である。
【0080】 あるいは、その不連続の付着パターンはメッシュ又はスクリーンを使用せずに
達成されるが、正確にいえば直径が約150ミクロン未満である孔を有する多孔
質物質の使用により達成される。その多孔質構造には、連続気泡、独立気泡又は
何らかのそれらの組合せを含み得る。本明細書に使用される「気泡」という用語
は、物質中に存在する3次元の孔隙であり、その孔隙には互いに接続する間隙の
開口部がある場合とない場合がある。ある実施例では、流体の局所用皮膚用製品
は多孔質物質に吸収され、その後、皮膚に対して垂直の力を利用して(接線に対
抗して又は剪断力として)皮膚に「押しつけ」られる。この適用方法は、物質の
孔径及び孔の間隔を使用して、不連続の付着パターンを生じる。
【0081】 このような多孔質物質は次のような技術によって製造されるが、製造方法は、
それらに限定されない。 1)物理的物質を取り入れることにより、孔を形成するシード添加機構であり、
その物理的物質は後ほど、構造が形成された後で抽出、破壊、除去されるか又は
崩壊し、このような物質の実施例には、米国特許第3,971,315号及び第
4,824,621号に記載されるポアロン・エンド・マイクロフォーム(Pore
lon and Microfoam)製の物質のような、ポアロン・エンド・マイクロフォーム
・カンパニーズ(Porelon and MicroFoam Companies)によって製造されるような
エラストマーゴム構造が含まれ、それらの両方を参考として引用しそれらのすべ
てを本明細書に組み入れる; 2)機械的剪断力、高圧(例えば、強制空気)などを介してのポリマー物質への
空気混入(すなわち空気又は不活性ガスの混入)であり、実施例には、ラテック
ス・フォーム・プロダクツ(Latex Foam Products, Inc.(LFP)の製造する「N
BR」、「SBR」又は「SK」の種類の物質のような合成ラテックスニトリル
発泡体が含まれる; 3)エマルジョン化学及び孔径及び密度を調節する処理技術の使用であって、こ
のような物質の実施例には、レンダル社(Lendell corporation)によって製造
されるポリウレタン発泡体又は米国特許第5,260,345号及び第4,52
2,953号に記載されるような可撓性の微孔性発泡体が含まれ、それらの両方
を参考として引用しそれらのすべてを本明細書に引用する; 4)所望の孔径及び密度を実現するためのさまざまな大きさの粉末微粒子の焼結
であって、このような物質の実施例では、ポレックス・テクノロジーズ・コーポ
レーション(Porex Technologies Corporation)(例えば、粗めシート又は特注
モデル部品のポレックス(Porex)X4900及びX4800シリーズ)によっ
て製造される高密度のポリエチレン、ポリプロピレン又はナイロンの微粒子を使
用する。
【0082】 不連続パターンを形成する多孔質物質を使用する別の変法では、連続性又は不
連続性の流体被膜を皮膚に適用し、(上述のような)多孔質物質が続いてその連
続性の被膜に押しあて、その流体を上記物質の孔に吸収することによって皮膚表
面から流体を除去する。この場合、不連続パターンは、孔を分離するポリマー物
質の構造パターンによって形成され、その構造パターンに一致する。この実施例
において、孔を分離するポリマー物質の間隔は、有効な直径が150ミクロン未
満である。本明細書に使用される「有効な直径」という語句は、関心のある不規
則な形の面積と等しい面積を有する円の直径のことをいう。
【0083】 更に別の実施例では、不連続パターンは、浮き出した領域の有効な直径が15
0ミクロンを越えない、レリーフ生地を有する無孔性物質を押しつけることによ
り形成される。この実施例では、その無孔性の生地物質は(インクパッドによく
似たような)流体容器に押しつけられ、無孔性基材のその浮き出した生地領域に
その流体製品を付着させる。その基材は、その後皮膚に(皮膚に対し垂直の力を
使用して)押しつけられ、無孔性物質の浮き出した生地パターンは皮膚表面に移
行する。
【0084】 更に別の実施例では、不連続パターンは、生地のレリーフ領域の有効な直径が
150ミクロンを越えないレリーフ生地を有する無孔性物質を押しつけることに
より形成される。本明細書に使用される、レリーフ生地又はレリーフ領域という
語句は、生地表面のくぼんだ領域又はこのようなくぼんだ領域又は範囲によって
形成される生地のことをいう。この実施例において、無孔性の生地物質は、流体
容器に押しつけられ、基材の全表面(浮き出した領域とくぼんだ領域の両方)に
流体製品を付与する。浮き出した領域に付着した流体製品は、その後、拭い取り
、吸収、蒸発などのような第二の過程によって除去される。その基材はその後、
皮膚に(皮膚に対し垂直の力を使用して)押しつけ、そしてその無効性物質のく
ぼんだ生地パターンは皮膚表面に移行する。
【0085】
【実施例】
次の実施例は代表的ではあるが、本発明を限定するものではない。実施例1〜2 化粧用ファンデーションは、次の成分を組み合わせて製造される。
【表1】 1ドライ・フロ(Dry Flo)としてナショナルスターチ(National Starch)より
市販されるアルミニウムデンプンオクテニルコハク酸
【0086】 Aグループの成分を混和し、2000〜4000rpmに設定したホモジナイ
ザーセットで十分に撹拌する。Bグループ成分を加える。他成分を加えている間
は5000〜7500rpmで混合し、添加が完了したら混合速度を8000〜
10000rpmに設定する。撹拌しながら、バッチを75〜85℃に加熱する
。30分の混合後に、粒度をヘグマン・ゲージ(Hegman gauge)又はグラス・ス
ライドで確認する。サンプルの粒度が許容されるサイズであれば(すなわち30
ミクロン未満)、Cグループの成分中で混合速度5000〜7500rpmで混
合する。75〜85℃の窓の温度に維持する。手練りにより補助をする。バッチ
が均一になったようであるなら、混合速度8000〜10000rpmで5分間
ミルにかける。Dグループの成分を加え、5000〜7500rpmの速度で5
〜10分間混合する。手練りにより補助をする。Eグループの成分を加え、50
00〜7500rpmで10分間、撹拌する。50〜65℃の窓の温度に調整す
る。
【0087】 A〜Eグループを処理する間、シクロメチコン245中のトリヒドロキシステ
アリンを、室温で塊がなくなるまで予備混合する。更にラウレス−7中で、プロ
ピルパラベンを室温で塊がなくなるまで予備混合する。バッチ(A〜Eグループ
)が50〜65℃であることを確認し、それからプレミックスを加える。15〜
20分間、5000〜7500rpmで撹拌する。温度を50〜65℃に保つ。
完了したら2000〜4000rpmで撹拌しながら室温まで冷却する。一旦バ
ッチが室温となれば、グループGの成分を加える。最終容器に注ぐ。
【0088】実施例3 化粧用ファンデーションは、次の成分を混和することにより製造される:
【表2】 1EA−209としてコボプロダクト(Kobo Products)より市販されるエチレン
アクリレートコポリマー
【0089】 Aグループの成分を混和し、2000〜4000rpmに設定したホモジナイ
ザーで十分に混合する。Bグループの成分を加える。他成分を加えている間は5
000〜7500rpmで混合し、添加が完了したら混合速度を8000〜10
000rpmに設定する。混合中に温度が40℃を越えないようにする。30分
の混合後に、粒度をヘグマン・ゲージ(Hegman gauge)又はグラス・スライドで
確認する。サンプルの粒度が許容されるサイズであれば(すなわち30ミクロン
未満)、Cグループの成分中で混合速度5000〜7500rpmで混合する。
20〜40℃の窓の温度に維持する。手練りにより補助をする。15分の混合の
後、Dグループの成分を加える準備をする。混合速度を5000〜7500rp
mに上げる。Dグループの成分を徐々に加える。温度が45℃を越えないことが
きわめて重要である。(理想的には20〜40℃の窓の温度に維持する)。Dグ
ループの成分の添加を完了した後、5000rpm〜7500rpmで約10分
間混合する。10分後に周囲条件に放置する。Eグループの成分を加え、500
0〜7500rpmで約15分間混合する。バッチを周囲条件に維持する。完了
後、最終容器に注ぐ。 実施例1〜3の製品を、本明細書の記載に従って、顔に静電スプレーする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 J 7/021 7/021 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 レイブ,トーマス エリオット アメリカ合衆国メリーランド州、ボルティ モア、タイラー、フォールズ、コート 6 −エヌ (72)発明者 エン,ヘレン シュ イン アメリカ合衆国メリーランド州、コッキー スヴィル、ブルック、ヒル、コート 9 (72)発明者 ニコルス,スパイロズ アリストートル アメリカ合衆国メリーランド州、シルヴァ ー、スプリング、イースト、ウエスト、ハ イウェイ 1400、ナンバー 1104 Fターム(参考) 4C083 AA081 AA121 AA161 AB051 AB171 AB172 AB232 AB242 AB331 AB432 AB441 AC011 AC012 AC071 AC101 AC102 AC111 AC211 AC331 AC352 AC482 AD151 AD152 AD162 AD172 AD242 AD572 BB21 BB60 CC12 DD08 EE01 EE03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚に組成物を静電スプレーすることを含む皮膚を処理する
    方法であって、組成物が次の: a)2〜90%の液体絶縁性物質; b)2〜90%の1つ又はそれより多くの導電性物質; c)組成物中で不溶性及び不混和性の0.1〜35%の粒子状物質;及び d)組成物を安定化させるための0.5〜30%の増粘剤; を含み、その際、液体絶縁性物質及び導電性物質は、それらが実質的には1相で
    あるように、組成物中で十分に混和性であるか又は可溶性である方法。
  2. 【請求項2】 絶縁性物質が、揮発性シリコーン、揮発性炭化水素及びこれ
    らの混合物からなる群より選択される、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 導電性物質が、水、アルコール、グリコール、ポリオール、
    ケトン及びこれらの混合物からなる群より選択される、請求項1又は2に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 増粘剤が、シリコーン、ワックス、粘土、シリカ、塩、天然
    及び合成のエステル、脂肪族アルコール並びにそれらの混合物からなる群より選
    択される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 5〜85%の液体絶縁性物質及び5〜80%の導電性物質を
    含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 液体絶縁性物質と液体導電性物質との質量比が、10:1〜
    1:12である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 組成物が更に、0.5〜10%の相互溶解補助剤を含む、請
    求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 組成物が、化粧用ファンデーションである、請求項1〜7の
    いずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 組成物を、0.1〜100ml/時の流速、1kV〜20k
    Vの電圧及び0.01mg〜12mg組成物/cm2皮膚の適用量で、静電スプ
    レーする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
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