JP2003505366A - 2−メトキシ−4−(N−t−ブチルアミノカルボニル)ベンゼンスルホニルクロリドの新規製造方法 - Google Patents

2−メトキシ−4−(N−t−ブチルアミノカルボニル)ベンゼンスルホニルクロリドの新規製造方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、m−ヒドロキシ安息香酸をスルホン化し、生じたスルホン酸またはその塩のヒドロキシ基をメチル化し、カルボン酸基及びスルホン酸基を酸クロリド基に変換し、4−クロロスルホニル−3−メトキシベンゾイルクロリドをt−ブチルアミンと反応させることによる2−メトキシ−4−(N−t−ブチルアミノカルボニル)ベンゼンスルホニルクロリドの製造方法に関し、その方法は一般式(II)を有する3−メトキシ安息香酸を96%硫酸を用いてスルホン化し、こうして生じた式(III)を有する3−ヒドロキシ−4−スルホ安息香酸を一般式(IV)(式中、Zはアルカリ金属またはアンモニウム基である)を有するその塩の形態で分離し、一般式(IV)を有する化合物を相間移動触媒の存在下pH約11.5でメチル化し、一般式(V)(式中、Zは前記と同義である)を有する3−メトキシ−4−スルホ安息香酸モノ塩を一般式VIを有する酸クロリドに変換し、一般式(VI)を有する化合物を等モルもしくは少し過剰量で使用するt−ブチルアミンと酸結合剤の存在下、非プロトン性溶媒中低温で反応させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 2−メトキシ−4−(N−t−ブチルアミノカルボニル)ベンゼンスルホニル
クロリドはアンギオテンシンアンタゴニスト化合物SR 121463に対する
重要な構築ブロックである。その製造は国際特許出願公開第97/15556号
パンフレットに記載されている。使用する物質及び反応のために、上記特許に記
載されている方法は物質を実験室規模で低収率で複数の精製ステップを経て製造
するには適している。前記方法では、3−メトキシ−4−ニトロ安息香酸を出発
物質とし、これを酸クロリドを経てアシルアミドに変換し、次いでニトロ基を還
元し、アミン基を酢酸媒体中大過剰量の二酸化硫黄を用いて実施するサンドマイ
ヤー型反応において交換している。前記合成の最も弱い部分はアミノ基のクロロ
スルホニル基での交換である。反応をコントロールするのが難しく、主反応は一
連の副反応を伴い、よってひどく汚染された生成物が約50%の収率でしか得ら
れない。
【0002】 2−メトキシ−(4−アミノカルボニル)ベンゼンスルホンアミド及び4−ク
ロロスルホニル−3−メトキシベンゾイルクロリドの製造はSHAH(J.Ch
em.Soc.,1293(1930))の文献から公知である。
【0003】 本出願人の新規な方法は1930年の上記科学的研究の基本的要素を用いてい
るが、技術的に実施可能であり、20世紀末の環境的、経済的及び技術的要件を
広く満たす方法に改変している。
【0004】 本出願人の方法は、SHAHの方法に比して以下の知見を含んでいる:m−ヒ
ドロキシ安息香酸のスルホン化を、危険で処理しにくい発煙硫酸の代わりに反応
溶媒としても使用される96%硫酸を用いて実施する。反応混合物を氷に注いだ
後、生成物を濾別され得、異性体を含まない純粋な沈殿として得る。反応の収率
は約90%である。スルホン酸をそのカリウム塩の形態で単離する。
【0005】 文献に記載されている方法では、メチル化反応を18倍過剰の硫酸ジメチルを
用いて実施していた。硫酸ジメチルは少しずつ添加し、その後高量の25%水酸
化カリウムを添加した。しかしながら、本発明者らは、高温を用い、pHを11
.5以上に維持し、相間移動触媒(PTC)を水性媒体または2相混合物中に使
用するならば硫酸ジメチルは少し過剰なだけで十分であることを知見した。生成
物をその塩の形態で更に精製することなく単離すると、分析純度(96〜99%
)を有する生成物を90%ほどの高い収率で得ることができる。
【0006】 3−メトキシ−4−スルホ安息香酸モノカリウム塩を無機酸ハロゲン化物と反
応させると、4−クロロスルホニル−3−メトキシベンゾイルクロリドが得られ
る。
【0007】 驚くことに、本発明者らは、低温、適当な溶媒中でt−ブチルアミンは芳香族
酸クロリドと選択的に反応することを知見した。よって、所望の2−メトキシ−
4−(N−t−ブチルアミノカルボニル)ベンゼンスルホニルクロリドが92%
の収率、96%の純度で得られ、よって薬物合成のために更に精製することなく
使用することができる。
【0008】 上記に従って、本発明の主題は、m−ヒドロキシ安息香酸をスルホン化し、生
じたスルホン酸またはその塩のヒドロキシ基をメチル化し、カルボン酸基及びス
ルホン酸基を酸クロリド基に変換し、4−クロロスルホニル−3−メトキシベン
ゾイルクロリドをt−ブチルアミンと反応させることによる2−メトキシ−4−
(N−t−ブチルアミノカルボニル)ベンゼンスルホニルクロリドの製造方法で
あり、式IIを有する3−メトキシ安息香酸を96%硫酸を用いてスルホン化し
、こうして生じた式IIIを有する3−ヒドロキシ−4−スルホ安息香酸を一般
式IV(式中、Zはアルカリ金属またはアンモニウム基である)を有するその塩
の形態で分離し、一般式IVを有する化合物を相間移動触媒の存在下pH11.
5以上でメチル化し、一般式V(式中、Zは前記と同義である)を有する3−メ
トキシ−4−スルホ安息香酸モノ塩を一般式VIを有する酸クロリドに変換し、
こうして得た一般式VIを有する化合物を等モルもしくは少し過剰量で使用する
t−ブチルアミンと酸結合剤の存在下、非プロトン性溶媒中低温で反応させるこ
とを特徴とする(図1及び2参照)。
【0009】 本発明の好ましい実施態様によれば、スルホン化を過剰量の96%硫酸を用い
て実施し、前記硫酸を反応溶媒としても使用する。反応を60〜120℃の温度
、好ましくは90℃で実施する。式IVを有する化合物をそのナトリウム、カリ
ウムまたはアンモニウム塩の形態、好ましくはカリウム塩の形態で分離する。相
間移動触媒として水酸化テトラブチルアンモニウム(TEBA)、水酸化トリメ
チルベンジルアンモニウムまたはその塩、好ましくは塩化テトラブチルアンモニ
ウムまたは塩化トリメチルベンジルアンモニウムを使用する。一般式IV(式中
、Zは前記と同義である)を有する化合物のメチル化は水または水と水不混和性
溶媒の混合物中で実施する。水不混和性溶媒としてトルエン、キシレンまたはジ
クロロメタンを使用し得る。一般式Vを有する化合物をそのナトリウム、カリウ
ムまたはアンモニウム塩の形態、好ましくはカリウム塩の形態で分離する。酸結
合剤としてトリアルキルアミン、ジアルキルアニリンまたはtert−アルキル
アミン、好ましくはtert−ブチルアミンを使用する。非プロトン性溶媒とし
てジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルムのような塩素化炭化水素、ア
セトニトリルまたはアセトン、好ましくはジクロロメタンまたはアセトンを使用
する。3−メトキシ−4−クロロスルホニルベンゾイルクロリドとt−ブチルア
ミンの反応は−40℃〜室温の温度、好ましくは−5〜−10℃の温度で実施す
る。
【0010】 一般式IV及びV(式中、Zはアルカリ金属またはアンモニウム基である)を
有する化合物は新規化合物である。
【0011】 本発明を下記実施例により更に説明する。これらの実施例は請求の範囲を限定
するものではない。
【0012】 (実施例) 実施例1 96%硫酸(550g,300cm)中に3−ヒドロキシ安息香酸(80g
,0.58モル)を室温で撹拌しながら添加する。生じた褐色溶液を90℃に加
熱し、その温度に保持する。濃厚であるが処理可能な塊を砕いた氷の上に注ぎ、
沈殿を濾別し、氷水で洗浄する。湿った生成物を熱水に溶解し、チャーコールを
用いて清澄化し、そのpHを3〜3.5に調節する。冷却後沈殿した白色結晶を
濾別し、水及びアセトンを用いて順次洗浄し、乾燥する。3−ヒドロキシ−4−
スルホ安息香酸モノカリウム塩一水和物(140g)が得られる。これを精製す
ることなく次ステップのために使用することができる。融点:>300℃、収率
:87.9%。
【0013】 実施例2 蒸留水(50cm)中に水酸化カリウム(11.2g,0.2モル)を含む
溶液に、3−ヒドロキシ−4−スルホ安息香酸カリウム塩一水和物(27.5g
,0.1モル)を添加し、その溶液にTEBA(0.5g)を溶解する。溶液を
50℃に加熱し、激しく撹拌しながら該溶液に硫酸ジメチル(25cm,33
.25g,0.26モル)、水酸化カリウム(17.4g,0.31モル)及び
水(60cm)からなる溶液をpHを11.5〜12.5の間に維持しつつ滴
下する。反応混合物を50℃で維持し、pHを定期的にチェックする。溶液をチ
ャーコールで清澄化し、濾過し、pHを塩酸で2に調節した後冷蔵庫で一晩冷却
する。沈殿した結晶を濾別し、蒸留水で洗浄し、一定重量になるまで乾燥する。
26.7g(92.7%)。
【0014】 実施例3a 塩化ホスホリル(105cm,172.7g,1.128モル)に3−メト
キシ−4−スルホ安息香酸カリウム塩一水和物(57.6g,0.2モル)を撹
拌しながら添加し、反応混合物を油浴において110〜120℃に加熱する。塩
化水素ガスの発生は3時間以内に止まる。反応物を前記温度で更に1時間保持し
た後、砕いた氷(500g)を添加する。沈殿した白色結晶を濾別し、氷水で洗
浄し、真空下で乾燥する。3−メトキシ−4−クロロスルホニルベンゾイルクロ
リド(45〜49g)を得る。融点:86−88℃、収率:84−91%。
【0015】 実施例3b 塩化ホスホリル(105cm,172.7g,1.128モル)に3−メト
キシ−4−スルホ安息香酸カリウム塩一水和物(57.6g,0.2モル)を撹
拌しながら添加し、反応混合物を油浴において110〜120℃に加熱する。塩
化水素ガスの発生は3時間以内に止まる。反応物を前記温度で更に1時間保持し
た後、砕いた氷(500g)を添加する。反応混合物をジクロロメタンで数回抽
出する。合わせた有機相を乾燥する。アッセイ測定後、溶液を直接次ステップに
使用する。
【0016】 実施例3c ジメチルホルムアミド(137g)を−5℃に冷却し、そこに塩化ホスホリル
(235g)を添加する。混合物を加温し、撹拌しながら3−メトキシ−4−ス
ルホ安息香酸(125g)を少しずつ添加する。次いで、40〜45℃に加熱し
、この温度で1時間維持し、次いで砕いた氷(550g)に注ぐ。沈殿を濾別し
、水で十分洗浄し、乾燥する。生成物(110g)が得られる。生成物の品質は
実施例3aで得た生成物と同等である。
【0017】 実施例4 実施例3bに記載されているようにして得た3−メトキシ−4−クロロスルホ
ニルベンゾイルクロリド(49g,0.182モル)のジクロロメタン溶液を−
10℃に冷却し、そこにジクロロメタン(260cm)中にt−ブチルアミン
(26.7g,0.364モル)を含む−10℃溶液を激しく撹拌しながら50
〜60分かけて滴下する。次いで、混合物を1M 塩酸(40cm)を含有す
る氷水(1,000cm)に注ぐ。ジクロロメタン相を分離し、氷水(2×1
,000cm)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、チャーコールで清澄化し
、濾過し、蒸発させる。2−メトキシ−4−(N−t−ブチルアミノカルボニル
)ベンゼンスルホニルクロリド(51.0g)を得る。収率:92%、融点:1
45−149℃、アッセイ:95−96%(HPLC NMRによる)、不純物
:ジ−t−ブチルアミド誘導体1−3%。
【図面の簡単な説明】
【図1】 式I、式II、式III及び式IVの構造式である。
【0018】
【図2】 式V及び式VIの構造式である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年8月30日(2001.8.30)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の名称】 2−メトキシ−4−(N−t−ブチルアミノカルボニル)ベン
ゼンスルホニルクロリドの新規製造方法
【特許請求の範囲】
【化1】 を有する3−ヒドロキシ安息香酸を96%硫酸を用いてスルホン化し、生じた式
III:
【化2】 を有する3−ヒドロキシ−4−スルホ安息香酸を一般式IV:
【化3】 (式中、Zはアルカリ金属またはアンモニウム基である) を有するその塩の形態で分離し、一般式IVを有する化合物を相間移動触媒の存
在下pH約11.5でメチル化し、一般式V:
【化4】 (式中、Zは前記と同義である) を有する3−メトキシ−4−スルホ安息香酸モノ塩を一般式VI:
【化5】 を有する酸クロリドに変換し、一般式VI:
【化6】 を有する化合物を等モルもしくは少し過剰量で使用するt−ブチルアミンと酸結
合剤の存在下、非プロトン性溶媒中低温で反応させることを特徴とする前記方法
【化7】 を有する化合物をそのナトリウム、カリウムまたはアンモニウム塩の形態、好ま
しくはカリウム塩の形態で分離することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の
方法。
【化8】 (式中、Zは請求の範囲第1項に定義した通りである) を有する化合物のメチル化を水または水と水不混和性溶媒の混合物中で実施する
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。
【化9】 を有する化合物をそのナトリウム、カリウムまたはアンモニウム塩の形態、好ま
しくはカリウム塩の形態で分離することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の
方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】 2−メトキシ−4−(N−t−ブチルアミノカルボニル)ベンゼンスルホニル
クロリドはアンギオテンシンアンタゴニスト化合物SR 121463に対する
重要な構築ブロックである。その製造は国際特許出願公開第97/15556号
パンフレットに記載されている。使用する物質及び反応のために、上記特許に記
載されている方法は物質を実験室規模で低収率で複数の精製ステップを経て製造
するには適している。前記方法では、3−メトキシ−4−ニトロ安息香酸を出発
物質とし、これを酸クロリドを経てアシルアミドに変換し、次いでニトロ基を還
元し、アミン基を酢酸媒体中大過剰量の二酸化硫黄を用いて実施するサンドマイ
ヤー型反応において交換している。前記合成の最も弱い部分はアミノ基のクロロ
スルホニル基での交換である。反応をコントロールするのが難しく、主反応は一
連の副反応を伴い、よってひどく汚染された生成物が約50%の収率でしか得ら
れない。
【0002】 2−メトキシ−(4−アミノカルボニル)ベンゼンスルホンアミド及び4−ク
ロロスルホニル−3−メトキシベンゾイルクロリドの製造はSHAH(J.Ch
em.Soc.,1293(1930))の文献から公知である。
【0003】 本出願人の新規な方法は1930年の上記科学的研究の基本的要素を用いてい
るが、技術的に実施可能であり、20世紀末の環境的、経済的及び技術的要件を
広く満たす方法に改変している。
【0004】 本出願人の方法は、SHAHの方法に比して以下の知見を含んでいる:m−ヒ
ドロキシ安息香酸のスルホン化を、危険で処理しにくい発煙硫酸の代わりに反応
溶媒としても使用される96%硫酸を用いて実施する。反応混合物を氷に注いだ
後、生成物を濾別され得、異性体を含まない純粋な沈殿として得る。反応の収率
は約90%である。スルホン酸をそのカリウム塩の形態で単離する。
【0005】 文献に記載されている方法では、メチル化反応を18倍過剰の硫酸ジメチルを
用いて実施していた。硫酸ジメチルは少しずつ添加し、その後高量の25%水酸
化カリウムを添加した。しかしながら、本発明者らは、高温を用い、pHを11
.5以上に維持し、相間移動触媒(PTC)を水性媒体または2相混合物中に使
用するならば硫酸ジメチルは少し過剰なだけで十分であることを知見した。生成
物をその塩の形態で更に精製することなく単離すると、分析純度(96〜99%
)を有する生成物を90%ほどの高い収率で得ることができる。
【0006】 3−メトキシ−4−スルホ安息香酸モノカリウム塩を無機酸ハロゲン化物と反
応させると、4−クロロスルホニル−3−メトキシベンゾイルクロリドが得られ
る。
【0007】 驚くことに、本発明者らは、低温、適当な溶媒中でt−ブチルアミンは芳香族
酸クロリドと選択的に反応することを知見した。よって、所望の2−メトキシ−
4−(N−t−ブチルアミノカルボニル)ベンゼンスルホニルクロリドが92%
の収率、96%の純度で得られ、よって薬物合成のために更に精製することなく
使用することができる。
【0008】 上記に従って、本発明の主題は、m−ヒドロキシ安息香酸をスルホン化し、生
じたスルホン酸またはその塩のヒドロキシ基をメチル化し、カルボン酸基及びス
ルホン酸基を酸クロリド基に変換し、4−クロロスルホニル−3−メトキシベン
ゾイルクロリドをt−ブチルアミンと反応させることによる2−メトキシ−4−
(N−t−ブチルアミノカルボニル)ベンゼンスルホニルクロリドの製造方法で
あり、式II:
【0009】
【化10】
【0010】 を有する3−ヒドロキシ安息香酸を96%硫酸を用いてスルホン化し、生じた式
III:
【0011】
【化11】
【0012】 を有する3−ヒドロキシ−4−スルホ安息香酸を一般式IV:
【0013】
【化12】
【0014】 (式中、Zはアルカリ金属またはアンモニウム基である) を有するその塩の形態で分離し、一般式IV:
【0015】
【化13】
【0016】 を有する化合物を相間移動触媒の存在下pH11.5以上でメチル化し、一般式
V:
【0017】
【化14】
【0018】 (式中、Zは前記と同義である) を有する3−メトキシ−4−スルホ安息香酸モノ塩を一般式VI:
【0019】
【化15】
【0020】 を有する酸クロリドに変換し、こうして得た一般式VIを有する化合物を等モル
もしくは少し過剰量で使用するt−ブチルアミンと酸結合剤の存在下、非プロト
ン性溶媒中低温で反応させることを特徴とする(図1及び2参照)。
【0021】 本発明の好ましい実施態様によれば、スルホン化を過剰量の96%硫酸を用い
て実施し、前記硫酸を反応溶媒としても使用する。反応を60〜120℃の温度
、好ましくは90℃で実施する。式IV:
【0022】
【化16】
【0023】 を有する化合物をそのナトリウム、カリウムまたはアンモニウム塩の形態、好ま
しくはカリウム塩の形態で分離する。相間移動触媒として水酸化テトラブチルア
ンモニウム(TEBA)、水酸化トリメチルベンジルアンモニウムまたはその塩
、好ましくは塩化テトラブチルアンモニウムまたは塩化トリメチルベンジルアン
モニウムを使用する。一般式IV:
【0024】
【化17】
【0025】 (式中、Zは前記と同義である) を有する化合物のメチル化は水または水と水不混和性溶媒の混合物中で実施する
。水不混和性溶媒としてトルエン、キシレンまたはジクロロメタンを使用し得る
。一般式V:
【0026】
【化18】
【0027】 を有する化合物をそのナトリウム、カリウムまたはアンモニウム塩の形態、好ま
しくはカリウム塩の形態で分離する。酸結合剤としてトリアルキルアミン、ジア
ルキルアニリンまたはtert−アルキルアミン、好ましくはtert−ブチル
アミンを使用する。非プロトン性溶媒としてジクロロメタン、ジクロロエタン、
クロロホルムのような塩素化炭化水素、アセトニトリルまたはアセトン、好まし
くはジクロロメタンまたはアセトンを使用する。3−メトキシ−4−クロロスル
ホニルベンゾイルクロリドとt−ブチルアミンの反応は−40℃〜室温の温度、
好ましくは−5〜−10℃で実施する。
【0028】 本発明を下記実施例により更に説明する。これらの実施例は請求の範囲を限定
するものではない。
【0029】 (実施例) 実施例1 96%硫酸(550g,300cm)中に3−ヒドロキシ安息香酸(80g
,0.58モル)を室温で撹拌しながら添加する。生じた褐色溶液を90℃に加
熱し、その温度に保持する。濃厚であるが処理可能な塊を砕いた氷の上に注ぎ、
沈殿を濾別し、氷水で洗浄する。湿った生成物を熱水に溶解し、チャーコールを
用いて清澄化し、そのpHを3〜3.5に調節する。冷却後沈殿した白色結晶を
濾別し、水及びアセトンを用いて順次洗浄し、乾燥する。3−ヒドロキシ−4−
スルホ安息香酸モノカリウム塩一水和物(140g)が得られる。これを精製す
ることなく次ステップのために使用することができる。融点:>300℃、収率
:87.9%。
【0030】 実施例2 蒸留水(50cm)中に水酸化カリウム(11.2g,0.2モル)を含む
溶液に、3−ヒドロキシ−4−スルホ安息香酸カリウム塩一水和物(27.5g
,0.1モル)を添加し、その溶液にTEBA(0.5g)を溶解する。溶液を
50℃に加熱し、激しく撹拌しながら該溶液に硫酸ジメチル(25cm,33
.25g,0.26モル)、水酸化カリウム(17.4g,0.31モル)及び
水(60cm)からなる溶液をpHを11.5〜12.5の間に維持しつつ滴
下する。反応混合物を50℃で維持し、pHを定期的にチェックする。溶液をチ
ャーコールで清澄化し、濾過し、pHを塩酸で2に調節した後冷蔵庫で一晩冷却
する。沈殿した結晶を濾別し、蒸留水で洗浄し、一定重量になるまで乾燥する。
26.7g(92.7%)。
【0031】 実施例3a 塩化ホスホリル(105cm,172.7g,1.128モル)に3−メト
キシ−4−スルホ安息香酸カリウム塩一水和物(57.6g,0.2モル)を撹
拌しながら添加し、反応混合物を油浴において110〜120℃に加熱する。塩
化水素ガスの発生は3時間以内に止まる。反応物を前記温度で更に1時間保持し
た後、砕いた氷(500g)を添加する。沈殿した白色結晶を濾別し、氷水で洗
浄し、真空下で乾燥する。3−メトキシ−4−クロロスルホニルベンゾイルクロ
リド(45〜49g)を得る。融点:86−88℃、収率:84−91%。
【0032】 実施例3b 塩化ホスホリル(105cm,172.7g,1.128モル)に3−メト
キシ−4−スルホ安息香酸カリウム塩一水和物(57.6g,0.2モル)を撹
拌しながら添加し、反応混合物を油浴において110〜120℃に加熱する。塩
化水素ガスの発生は3時間以内に止まる。反応物を前記温度で更に1時間保持し
た後、砕いた氷(500g)を添加する。反応混合物をジクロロメタンで数回抽
出する。合わせた有機相を乾燥する。アッセイ測定後、溶液を直接次ステップに
使用する。
【0033】 実施例3c ジメチルホルムアミド(137g)を−5℃に冷却し、そこに塩化ホスホリル
(235g)を添加する。混合物を加温し、撹拌しながら3−メトキシ−4−ス
ルホ安息香酸(125g)を少しずつ添加する。次いで、40〜45℃に加熱し
、この温度で1時間維持し、次いで砕いた氷(550g)に注ぐ。沈殿を濾別し
、水で十分洗浄し、乾燥する。生成物(110g)が得られる。生成物の品質は
実施例3aで得た生成物と同等である。
【0034】 実施例4 実施例3bに記載されているようにして得た3−メトキシ−4−クロロスルホ
ニルベンゾイルクロリド(49g,0.182モル)のジクロロメタン溶液を−
10℃に冷却し、そこにジクロロメタン(260cm)中にt−ブチルアミン
(26.7g,0.364モル)を含む−10℃溶液を激しく撹拌しながら50
〜60分かけて滴下する。次いで、混合物を1M 塩酸(40cm)を含有す
る氷水(1,000cm)に注ぐ。ジクロロメタン相を分離し、氷水(2×1
,000cm)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、チャーコールで清澄化し
、濾過し、蒸発させる。2−メトキシ−4−(N−t−ブチルアミノカルボニル
)ベンゼンスルホニルクロリド(51.0g)を得る。収率:92%、融点:1
45−149℃、アッセイ:95−96%(HPLC NMRによる)、不純物
:ジ−t−ブチルアミド誘導体1−3%。
【図面の簡単な説明】
【図1】 式I、式II、式III及び式IVの構造式である。
【図2】 式V及び式VIの構造式である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW (72)発明者 ヘルメツ,イシユトバーン ハンガリー国、ハー−1092・ブダペシユ ト、ラーダイ・ウツツア・32 (72)発明者 ヘーヤ,ゲルゲイ ハンガリー国、ハー−1131・ブダペシユ ト、ナースナジイ・ウツツア・27 (72)発明者 ヘーヤ,ゲルゲイネー ハンガリー国、ハー−1131・ブダペシユ ト、ナースナジイ・ウツツア・27 (72)発明者 ナジ,ラヨシユ ハンガリー国、ハー−2000・センテンドウ レ、バーシヤールヘイイ・カー・テール・ 16 (72)発明者 シヤーンターネー・チユトル,アンドレア ハンガリー国、ハー−1023・ブダペシユ ト、フランケル・エル・ウツツア・96 (72)発明者 シモン,カールマーン ハンガリー国、ハー−1118・ブダペシユ ト、ラトクーツ・ウツツア・9 (72)発明者 シユメルコーネー・エシエク,アーゴタ ハンガリー国、ハー−1028・ブダペシユ ト、パタクヘジイ・ウツツア・9/ア (72)発明者 ソモル,テイボルネー ハンガリー国、ハー−1013・ブダペシユ ト、アツテイラ・ウツツア・2 (72)発明者 スボボダ,ジエルジネー ハンガリー国、ハー−2120・ドウナケシ、 バーツイ・エム・ウツツア・21 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AB84 AC43 AC53 AC61 AD33 BA51 BB11 BB12 BB16 BB21 BB31 BB41 BC10 BC16 BE03 BE90 4H039 CA61 CD10

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 m−ヒドロキシ安息香酸をスルホン化し、生じたスルホン酸
    またはその塩のヒドロキシ基をメチル化し、カルボン酸基及びスルホン酸基を酸
    クロリド基に変換し、4−クロロスルホニル−3−メトキシベンゾイルクロリド
    をt−ブチルアミンと反応させることによる2−メトキシ−4−(N−t−ブチ
    ルアミノカルボニル)ベンゼンスルホニルクロリドの製造方法であって、式II
    を有する3−メトキシ安息香酸を96%硫酸を用いてスルホン化し、生じた式I
    IIを有する3−ヒドロキシ−4−スルホ安息香酸を一般式IV(式中、Zはア
    ルカリ金属またはアンモニウム基である)を有するその塩の形態で分離し、一般
    式IVを有する化合物を相間移動触媒の存在下pH約11.5でメチル化し、一
    般式V(式中、Zは前記と同義である)を有する3−メトキシ−4−スルホ安息
    香酸モノ塩を一般式VIを有する酸クロリドに変換し、一般式VIを有する化合
    物を等モルもしくは少し過剰量で使用するt−ブチルアミンと酸結合剤の存在下
    、非プロトン性溶媒中低温で反応させることを特徴とする前記方法。
  2. 【請求項2】 スルホン化を過剰量の96%硫酸を用いて実施し、前記硫酸
    を反応溶媒としても使用することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 【請求項3】 反応を60〜120℃の温度、好ましくは90℃で実施する
    ことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の方法。
  4. 【請求項4】 式IVを有する化合物をそのナトリウム、カリウムまたはア
    ンモニウム塩の形態、好ましくはカリウム塩の形態で分離することを特徴とする
    請求の範囲第1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 相間移動触媒として水酸化テトラブチルアンモニウム、水酸
    化トリメチルベンジルアンモニウムまたはその塩、好ましくは塩化テトラブチル
    アンモニウムまたは塩化トリメチルベンジルアンモニウムを使用することを特徴
    とする請求の範囲第1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 一般式IV(式中、Zは請求の範囲第1項に定義した通りで
    ある)を有する化合物のメチル化を水または水と水不混和性溶媒の混合物中で実
    施することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 水不混和性溶媒としてトルエン、キシレンまたはジクロロメ
    タンを使用することを特徴とする請求の範囲第6項に記載の方法、
  8. 【請求項8】 一般式Vを有する化合物をそのナトリウム、カリウムまたは
    アンモニウム塩の形態、好ましくはカリウム塩の形態で分離することを特徴とす
    る請求の範囲第1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 酸結合剤としてトリアルキルアミン、ジアルキルアニリンま
    たはtert−アルキルアミン、好ましくはtert−ブチルアミンを使用する
    ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 非プロトン性溶媒としてジクロロメタン、ジクロロエタン
    、クロロホルムのような塩素化炭化水素、アセトニトリルまたはアセトン、好ま
    しくはジクロロメタンまたはアセトンを使用することを特徴とする請求の範囲第
    1項に記載の方法。
  11. 【請求項11】 3−メトキシ−4−クロロスルホニルベンゾイルクロリド
    とt−ブチルアミンの反応を−40℃〜室温の温度、好ましくは−5〜−10℃
    の温度で実施することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 一般式IV(式中、Zはアルカリ金属またはアンモニウム
    基である)を有する化合物。
  13. 【請求項13】 一般式V(式中、Zはアルカリ金属またはアンモニウム基
    である)を有する化合物。
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