JP2003327263A - 流動食用包装袋 - Google Patents
流動食用包装袋Info
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Abstract
剤や経管経腸流動食等を収容する包装袋を提供する。 【解決手段】 複数のフィルム片の周辺部をシールし
てなり、1辺に注入口部材を装着し、該注入口部材とは
別に注出口部材を装着してなる包装袋であって、前記注
入口部材が、天面部、および天面部周縁から垂下し、内
面にメネジを備える外周部からなるキャップと、外面に
オネジを備え、注入口を構成する注入口部とからなり、
キャップ内面には、注入口部における先端部の内周面側
および外周面側に密着あるいは嵌合する環状突起部を有
することを特徴とする包装袋。
Description
経腸栄養剤や経管経腸流動食等を収容する包装袋に関す
る。
ともある)や経管経腸流動食(以下流動食と略すること
もある)は、缶、紙容器、パウチ、瓶等種々の包装容器
に収容されて使用されるが、中でもパウチタイプは密封
性や取り扱い性に優れ、多く使用されている。パウチタ
イプとしては、一般に注出口を有し、該注出口にチュー
ブを接続して投与を行うが、特に栄養剤や流動食の場合
は、初期導入時に患者の病態に合わせて希釈して使用
し、安定時には、不足する薬剤や水分を補給するのが一
般的である。注出口のみを有する場合は、このような操
作ができないか、限定的であり、投与を中断して注出口
を補給口として兼用するか、パウチの一部を切り取る等
して開封し、そこから補給を行う必要があった。これ
は、作業が繁雑であり、注出口や開封部が汚染された
り、必要以上に開封する等衛生管理上の問題もあった。
ップ等から構成される注入口を有するものもあるが、使
用時までの密封性を保つため、注入口の密封をフィルム
等からなるインナーシールによって行っている。該イン
ナーシールは、イージーピール仕様となっており、ヒー
トシール強度が1N以下の強度であるため、収容物を充
填後、レトルト処理等の高温高圧殺菌処理を施す際、レ
トルト処理の殺菌時の内圧強度が基準に達しないという
問題があった。
投与等使用前及び使用中に外部より水分等の補給が可能
であって、取り扱い性や衛生管理性に優れ、製造が容易
であり、レトルト処理等の高温処理を施す場合の耐久性
に優れる包装袋の提供を目的とする。
ム片の周辺部をシールしてなり、1辺に注入口部材を装
着し、該注入口部材とは別に注出口部材を装着してなる
包装袋であって、前記注入口部材が、天面部、および天
面部周縁から垂下し、内面にメネジを備える外周部から
なるキャップと、外面にオネジを備え、注入口を構成す
る注入口部とからなり、キャップ内面には、注入口部に
おける先端部の内周面側および外周面側に密着あるいは
嵌合する環状突起部を有することを特徴とする包装袋で
ある。
面にメネジを備える外周部からなるキャップと、外面に
オネジを備え、注入口を構成する注入口部とからなり、
キャップ内面には、注入口部における先端部の内周面側
および外周面側に密着あるいは嵌合する環状突起部を有
する注入口部材を用いることにより、インナーシールを
必要とせず、注入口の密封がキャップのみによって可能
であって、取り扱い性や突起部の開封までの衛生管理性
に優れ、製造が容易であり、レトルト処理等の高温処理
を施す場合の耐久性に優れて完全殺菌が可能であって、
レトルト処理の殺菌時の内圧強度を基準に適合させるこ
とができる。また、密閉性が高いため、注入口の内径を
大きくすることも可能になる。しかも低コストで、容易
に製造することができる。
らに詳細に説明する。図1〜図7に本発明の実施形態の
一例である包装袋を示す。図1は、包装袋の正面図、図
2は、図1の包装袋のA−A断面図、図3は、図1の包
装袋において、注入口部材および注出口部材を開封した
状態を示す図,図4は、図1の包装袋における注入口部
材のキャップの構成の例を示す側部断面図,図5は、図
1の包装袋における注入口部材の注入口部の構成の例を
示す側面図,図6は、図4のキャップと図5の注入口部
を螺合した状態を示す側面図,図7は、図4のキャップ
と図5の注入口部を螺合した状態での密封状態を示す要
部断面図である。図1の包装袋において、包装袋1の本
体部2は、3枚のフィルム片の周辺部をシールしてシー
ル部7(図中、斜線で示される)として形成されてい
る。図2に示すように、本体部の主要部分はフィルム片
2a,2bを対向させて構成され、底面部9のみフィル
ム片2cをフィルム片2a,2b間に介在するよう配置
してガゼット部としてマチ状に形成されている。ガゼッ
ト部を設けることにより、包装袋の自立性が向上し、ま
た収容量も増大する。尚、本発明の包装袋を、経管経腸
栄養剤や経管経腸流動食の収容用とする場合、運搬時や
湯煎時の作業性の点で、ガゼット部を設けることが好ま
しい。収容物の充填は、包装袋の上端部8の一部のみを
未シール部として他の部分を形成した後、未シール部よ
り収容物を充填し、未シール部をシールして行う。な
お、ガゼット部を形成するフィルム片2cの側部には切
り欠き部10,10が、包装袋下部の形態安定化のため
に設けられている。
側へ切り欠いた形状となっており、その切り欠いた部分
の1辺3に注入口部材4が設けられている。注入口部材
4は、開封された状態で注入口11を形成し、該注入口
より、水や薬剤等を包装袋内部へ補給するためのもので
ある。注入口部材4は、図4に示すような天面部40、
および天面部40周縁から垂下し、内面にメネジ42を
備える外周部41からなるキャップ4aと、図5に示す
ような外面にオネジ60を備え、注入口11を構成する
注入口部4bとからなり、さらに包装袋本体に取り付け
るための両端部が薄い舟形形状である取り付け部4cを
備える。注入口部4bと取り付け部4cは一体に成形さ
れており、取り付け部4cは包装袋本体の周辺部のフィ
ルム片(図2中、2a,2b)間に熱接着等により取り
付けられる。キャップ4aは、注入口の保護、衛生管理
及び開封前の密封状態現出のために設けられ、キャップ
4aと注入口部4bはメネジ42とオネジ60の螺合に
より閉栓される。
備える。この環状突起部は、閉栓時に、図7に示すよう
に、注入口部4bの注入口11における先端部の内周面
側、頂部、および外周面側に密着して、密閉状態を現出
する。
のネジ山を螺旋状に成形してなり、ネジ山頂部の注入口
部外周方向の長さは、注入口部外周の1/3〜1/4の
長さに設定される。オネジ60のネジ山頂部の長さを上
記のように設定することにより、オネジ60をメネジ4
2と螺合する際、キャップ4aを注入口部4bに対し
て、50°〜90°回転させることにより、閉栓可能と
なる。
キャップの外周部41下端に、破断可能な接続部によっ
て接続された周状バンド47を備える。周状バンド47
は、内側に突出した舌片を有し、開栓前の密封時には、
舌片が後述の注入口部4bに形成されたフランジ部61
の顎部に係止されているが、キャップの開栓により、接
続部が破断して周状バンド47が分離し、周状バンド4
7のみを注入口部4bに残してキャップ4aが除去可能
になる。周状バンド47が分離することにより、開栓さ
れたことが明示される。なお、収容物の充填後、キャッ
プによる閉栓を行う際に、破断部の破断を防ぐため、ス
トッパー49が設けられている。さらに、キャップ4a
の外面には、開栓時の滑り止めとして、複数のリブ50
が形成されている。
にフランジ部61および収容物のたれ防止のためのベン
ト62が設けられ、開栓時にはフランジ部61とベント
62の間に分離された周状バンド47が残る。
である場合は、注入口部材4のキャップ4aを開栓し
て、開封すると、注入口11が形成され、該注入口11
より包装袋内部へ注入を行う。同時に、キャップの開栓
により、接続部が破断して周状バンドが分離し、周状バ
ンドのみを注入口部に残してキャップが除去可能になっ
て、開封されたことが明示される。
置に注出口部材5が装着されている。注出口部材5は、
開封された状態で注出口となり、該注出口にチューブ等
を接続して収容物を外部へ注出するためのものである。
注出口部材5は、図3に示すように、包装袋本体に取り
付けるための両端部が薄い舟形形状である取り付け部5
cと、注出口となる中空の管5bとを一体に成形した部
材と、それに嵌合するキャップ5aとから構成され、取
り付け部5cが包装袋本体に熱接着等により取り付けら
れる。キャップ5aは、キャップ部保護および衛生管理
上の点から取り付けられている。インジェクション成形
により形成された管5bの先端部は、キャップ5a内部
に嵌合されており、注出のための開封は、キャップ5a
を回転させ、キャップ5aに嵌合している管5bの先端
部がキャップ5aと一体に回転して取り外されることに
より行われる。
のフィルム片の周辺部におけるシール部に、包装袋を吊
り下げ可能な吊り下げ手段として、フィルム片を貫通す
る貫通孔6を有する。貫通孔6に治具を引っかける等し
て包装袋1を懸下することによって、注出口部材5が下
方に配置され、注出口部材5からの収容物の注出と、上
方に配置された注入口部材4の開封により形成された注
入口11からの補給が容易になる。
収容物に影響を及ぼさず、所望の密封性を現出可能であ
れば特に限定されず、例えばポリエチレン系樹脂、ポリ
プロピレン系樹脂等の中密度又は高密度のオレフィン系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂等を使用
できる。また、後述のように、キャップ内面に突起部を
含めてライナーを有する等複数の異なる部材から構成さ
れていても良い。ライナーを構成する材料としては、本
発明の作用を阻害しない範囲で適度なクッション性と柔
軟性を有すればよく、低密度、中高密度、中密度、高密
度のポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂、熱可
塑性エラストマー等を使用しても良い。これらの材料を
インジェクション成形法、射出成形法等により成形す
る。また、ライナーのキャップ内面への形成は、キャッ
プ外側のキャップシェルと別個に成形して取り付ける方
法、キャップシェルにライナー構成材料を供給して成形
する方法、キャップシェルとライナーを同時に成形する
方法のいずれであっても良く、必要に応じて接着剤等を
使用しても良い。
面部、および天面部周縁から垂下し、内面にメネジを備
える外周部からなるキャップと、外面にオネジを備え、
注入口を構成する注入口部とからなり、キャップ内面に
は、注入口部における先端部の内周面側および外周面側
に密着あるいは嵌合する環状突起部を有して、所望の密
封性を現出可能であれば特に限定されない。環状突起部
のサイズ(高さ、幅)や形状、設置数や設置位置等も限
定されないが、上記実施形態の外側環状突起部、頂部環
状突起部、内側環状突起部のように、複数の環状突起部
により、シールを行うようにするのが好ましい。
の下部に包装袋本体への取り付けのための取り付け部を
有するのが好ましい。取り付け部の包装袋本体への取り
付け方法は、包装袋本体におけるフィルム片の周辺部の
シール方法等に合わせて行えば良く、例えば、フィルム
片がシーラント層を有して熱接着によりシールを行う場
合、突起部を構成するフィルム片間の所定位置に取り付
け部を配置し、共に加熱加圧することにより熱接着して
シールすること等により、注入口部が包装袋本体へ取り
付けられる。
上の点から開封され密封状態が解除されたことを明示す
る開封明示機構を備えることが好ましい。開封明示機構
としては、例えば、上記実施形態のようなキャップの外
周部下端に、破断可能な接続部によって接続された周状
バンドを備える構成が挙げられる。この構成において
は、密封時には、周状バンドが注入口部に形成されたフ
ランジ部等に係止されているが、キャップの開栓によ
り、接続部が破断して周状バンドが分離し、周状バンド
のみを注入口部に残してキャップが除去可能になる。
ズは、包装袋に収容する収容物の種類や使用形態に合わ
せて適宜設定すればよいが、注入口部材における注入口
の内径は、12mm〜25mmであるのが好ましい。本
発明の包装袋は、インナーシールによる密閉ではないた
め、開封までの密閉性を保ちながら、注入口の内径を大
きくでき、特に、注入口の内径を上記範囲とすることに
より、外部から包装袋内に薬缶等を用いて補給を行う場
合でも注入しやすくすることができる。
材を取り付ける部分は、注入口を開封した際に、外部か
らの補給のための流路を作り、包装体内部の収容物へ外
部より補給が容易となるよう、押し型等を用いてフィル
ム片が外側へ膨らんだ形状に形成しても良い。
数のフィルム片の構成材料は特に限定されず、従来パウ
チに使用されている材料を使用できる。このような材料
としては、例えば、二軸延伸ポリオレフィン系樹脂フィ
ルム、二軸延伸ポリアミド系樹脂フィルム、二軸延伸ポ
リエステル系樹脂フィルム、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体フィルム等の各種フィルムを基材とし、これ
らの基材に、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエ
チレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレ
ン等のオレフィン系の熱接着樹脂をシーラント層として
積層した複合フィルム等が挙げられる。また、内容物の
保護性を高めるため等の点から、上記複合フィルムに、
さらに単層フィルムや複合フィルムを複数積層したフィ
ルムや、シリカ、酸化アルミニウム等を積層したフィル
ムも使用できる。特に、二軸延伸ポリエチレンテレフタ
レートや二軸延伸ポリアミドの積層フィルムに酸化アル
ミニウム層を積層したフィルムを基材として用いると、
バリアー性や保香性に優れ、充填後のピンホール試験機
又は金属探知機の使用やマイクロ波による加熱も可能に
なる。充填後の厚みは一般的な30〜150μmのもの
を使用でき、全体のサイズも収容量に応じて適宜設定で
きる。包装袋本体の形成は、フィルム片の構成に応じて
シーラント層の熱接着等により周辺部をシールして行
う。
ィルム片の周辺部をシールしてなるのであれば特に限定
されず、上記実施形態のように2枚のフィルム片の周辺
部をシールし、底面部にガゼット部を設け、マチ状にし
た形状の他、2枚のフィルム片の周辺部をシールしたの
みの形状や、一方あるいは両方の側面部、あるいは天面
部にもガゼット部を設け、収容量の増大等を計っても良
い。
ム片の周辺部のシール形状やシール幅も密封可能であれ
ば特に限定されず、上記実施形態のような吊り下げ用の
孔や引っかけ部等を形成可能なように形状や幅を変化さ
せてもよい。
経腸流動食の収容用とする場合、吊り下げて使用するた
め、包装袋に吊り下げ可能な吊り下げ手段を有するのが
好ましい。吊り下げ手段としては、上記実施形態のよう
に、シール部に貫通孔を形成しても良いし、別個に形成
されたフック等の吊り下げ具を取り付ける形態であって
も良い。これらの吊り下げ手段は、複数設けられていて
も良く、その配置も限定されないが、使用時の状態か
ら、注入口部材の近傍に、吊り下げ手段を有し、一方、
注出口部材を注入口部材と対抗する位置に設けるのが好
ましい。このような配置とすることによって、注出口部
材からの収容物の注出と、注入口部材の開封により形成
された注入口からの補給が容易になる。
状や構成材料は特に限定されず、一般に使用されている
ものを使用でき、包装袋本体に取り付ける取り付け部と
注出口となる中空の管とを一体に成形したものが好まし
い。取り付け部は、包装袋本体に熱接着等により取り付
けられるが、両端部が薄い舟形形状であるのが好まし
い。また、注出口は端部を熱で封口する、蓋、キャップ
を嵌合あるいは螺合する、シール材によりシールする等
して密封する。
る。包装袋の上端部の一部のみを未シール部として他の
部分を融着等により形成した後、未シール部より収容物
を充填し、未融着部をシールする。この後、必要に応じ
て、レトルト殺菌処理や高温瞬間殺菌処理等を行う。こ
れらの処理を行う必要がある場合は、それに応じて包装
袋を構成するフィルム片、注入口部材、注出口部材の材
質を予め選択する。収容物の注出時は、上記実施形態1
のように、吊り下げ手段により懸下し、注出口を開封し
てチューブ等を接続し、収容物を抽出する。一方、水、
希釈剤、薬剤等は、注入口部材のキャップを取り外して
開封し、形成された注入口より包装袋内部へ注入され
る。
部から液体等を注入する可能性がある場合に使用する
が、投与中に薬剤や水分を補給する経管経腸流動食用や
経管経腸栄養剤用として特に好適である。
図8及び図9に示すように形成してもよい。図8及び図
9は、本発明の包装袋の別実施形態の一例を示す。図8
は、包装袋の正面図、図9は、図8の包装袋のA−A断
面図である。図8に示すように、注入口部材4と注出口
部材5を共に包装袋1’の上部に装着し、吊り下げ手段
として、包装袋1’の下部のシール幅を大きくした1片
の両端に貫通孔6a及び6bを形成してもよい。2個の
吊り下げ手段6a及び6bを、それぞれ注入口部材4と
対抗する位置及び注出口部材5と対抗する位置に装着す
ることにより、ガゼット部を下方に設置し、注入口部材
4のキャップ4aを開栓して、注入口11を形成し、該
注入口11より包装袋内部へ補給を行った後、再びキャ
ップ4aを閉じて封をし、貫通孔6aに治具を引っかけ
て包装袋1’を懸下し、注出口部材5を開封して収容物
を注出する。収容物注出後、注入口11より包装袋内部
へさらに補給を行った後、貫通孔6bに治具を引っかけ
て包装袋1’を懸下し、接続部材を注入口部4bと螺合
することによって、注入口部材4より、追加補給した収
容物を注出してもよい。すなわち、吊り下げ手段6a及
び6bのいずれに治具を引っかける等して包装袋1’を
懸下しても、それに対抗する注入口部材4及び注出口部
材5のいずれかより、収容物を注出することが可能とな
る。
ィルムと、厚さ15μmのポリアミドフィルムと、耐熱
性を有する酸化アルミニウム(Al3O2)の薄膜と、
ポリプロピレンフィルムとを接着層を介して順次積層し
た積層フィルムを図1の包装袋におけるフィルム片2
a,2bに、シリカ蒸着ポリエステルフィルムと、厚さ
15μmのポリアミドフィルムと、ポリプロピレンフィ
ルムとを接着層を介して順次積層した積層フィルムを図
1の包装袋におけるガゼット部を構成するフィルム片2
cに用いて、ポリプロピレンフィルム側をシーラント層
として周辺部を熱融着し、図1と同様の構成の包装袋1
を製造した。その際、周辺部の1辺に、高密度ポリエチ
レンからなる、図4〜7に示す構成の注入口部材4(注
入口部内径20.7mm)を取り付け部4cをフィルム
片に挟むようにして熱接着し、また、ポリプロピレン系
樹脂からなる注出口部材5を取り付け部5cをフィルム
片に挟むようにして熱接着した。さらに、吊り下げ手段
として、シール幅を大きくした1片に貫通孔6を打ち抜
きにより形成した。包装袋のサイズは、概ね幅180m
m(収容部分の幅は約120mm)、高さ220mm、
ガゼット部の最大高さ40mmで、シール幅は5mm、
貫通孔形成部分のシール幅は35mmとした。貫通孔は
長径24mm、短径18mmの楕円形とした。包装袋の
上部は未シール部とし、収容物を充填後、熱融着により
融着して、密封した。貫通孔6に治具を引っかけて包装
袋1を懸下し、注出口部材5を開封して収容物を注出す
る一方、注入口部材4のキャップ4aを開栓して、注入
口11を形成し、該注入口11より包装袋内部へ補給を
行った。
により、薬剤の投与等使用中に外部より水分等の補給が
可能であって、しかも注入口が特定構造を有するため、
取り扱い性や衛生管理性に優れ、製造が容易であり、レ
トルト処理等の高温処理を施す場合の耐久性に優れる耐
久性に優れて完全殺菌が可能であって、レトルト処理の
殺菌時の内圧強度を基準に適合させることができる。さ
らに製造が容易であり、コスト的に有利である。
の正面図である。
よび注出口部材を開封した状態を示す図である。
ャップの構成の例を示す側部断面図である。
入口部の構成の例を示す側面図である。
合した状態を示す側面図である。
合した状態での密封状態を示す要部断面図である。
袋の正面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 複数のフィルム片の周辺部をシールして
なり、1辺に注入口部材を装着し、該注入口部材とは別
に注出口部材を装着してなる包装袋であって、前記注入
口部材が、天面部、および天面部周縁から垂下し、内面
にメネジを備える外周部からなるキャップと、外面にオ
ネジを備え、注入口を構成する注入口部とからなり、キ
ャップ内面には、注入口部における先端部の内周面側お
よび外周面側に密着あるいは嵌合する環状突起部を有す
ることを特徴とする包装袋。 - 【請求項2】 前記オネジのネジ山頂部の注入口部外周
方向の長さが、注入口部外周長さの1/3〜1/4であ
ることを特徴とする請求項1記載の包装袋。 - 【請求項3】 前記注入口部材の外周部下端に、破断可
能な接続部によって接続された周状バンドによる開封明
示機構を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の
包装袋。 - 【請求項4】 前記注入口部材における注入口部の注入
口内径が12mm〜25mmであることを特徴とする請
求項1乃至3のいずれか一項に記載の包装袋。 - 【請求項5】 底面部にガゼット部を有することを特徴
とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の包装袋。 - 【請求項6】 前記フィルム片の周辺部に、包装袋を吊
り下げ可能な吊り下げ手段を1以上有することを特徴と
する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の包装袋。 - 【請求項7】 前記注入口部材の近傍のフィルム片の周
辺部に、前記吊り下げ手段を有し、前記注出口部材が注
入口部材と対抗する位置に設けられていること特徴とす
る請求項1乃至6のいずれか一項に記載の包装袋。 - 【請求項8】 前記吊り下げ手段を2個設け、該吊下げ
手段がそれぞれ注入口部材と対抗する位置及び注出口部
材と対抗する位置に設けられていること特徴とする請求
項1乃至6のいずれか一項に記載の包装袋。 - 【請求項9】 経管経腸流動食用であること特徴とする
請求項1乃至8のいずれか一項に記載の包装袋。 - 【請求項10】 経管経腸栄養剤用であること特徴とす
る請求項1乃至8のいずれか一項に記載の包装袋。
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