JP2003325902A - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
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Abstract
て、遊技球の流下スペースが狭まると共に、遊技者に圧
迫感や窮屈感を与えていた。 【解決手段】 遊技盤4の盤面には、遊技領域4aから
その周囲の外周領域4bに及んでキャラクタなどのデザ
イン画が描かれており、グラフィック面が形成されてい
る。集光剤が添加された透明部材で成形されたフロント
パネル5は、遊技領域4aの前面を覆うガラス板11を
支持して丸窓を形成しており、外枠2に開閉自在に取り
付けられている。光拡散効果を有するパネル枠3も透明
部材によって形成されており、遊技領域4aの前面がく
り抜かれている。従って、遊技盤4のグラフィック面の
絵柄はガラス板11およびフロントパネル5を通して全
て視認され、遊技盤4の盤面の視認範囲が従来よりも拡
がる。このため、図柄表示装置の拡大に起因して従来遊
技者が感じていた圧迫感や窮屈感は解消される。
Description
た遊技領域の前面を覆うガラス板を支持するフロントパ
ネルを備えた遊技機に関するものである。
ばパチンコ機がある。一般的にパチンコ機は、外枠に開
閉自在に支持された取付基盤に遊技盤が取り付けられて
構成されている。遊技盤の遊技領域の前面は正方形のガ
ラス板に覆われており、このガラス板は外枠に開閉自在
に取り付けられたフロントパネルに組み込まれている。
ガイドレールで仕切られた概円形の遊技領域にはキャラ
クタ等のデザイン画が描かれており、その中央部には図
柄表示装置が設けられている。遊技領域に描かれたデザ
イン画は、フロントパネルのガラス板を通して見ること
ができる。
ス板を遊技領域の形状に合わせて丸窓形状にしているパ
チンコ機も従来あった。このようなタイプのパチンコ機
においては、フロントパネルの丸窓部の外周にランプや
LED(発光ダイオード)等の電飾装置を設け、これら
の発光演出によって、遊技者のみならず周囲の他の者に
対する訴求効果をも図っている。
来の遊技機においては、図柄表示装置による図柄の変動
表示等に遊技の重点が置かれており、図柄表示装置によ
る演出に趣向を凝らすことで他の遊技機との差別化が図
られている。このため、より美麗でインパクトのある画
像演出を表示するため、図柄表示装置は拡大される傾向
にある。図柄表示装置が拡大されると、遊技球が流下す
る遊技領域のスペースが狭まって遊技球の動きが変化に
乏しくなると共に、遊技領域における図柄表示装置の占
める割合が増して遊技者に圧迫感や窮屈な感じを与えて
いた。
盤の大きさだけを拡大したり、遊技機自体の大きさを拡
大して遊技盤の大きさも拡大することが考えられる。し
かしながら、遊技盤の大きさは、風俗営業等の規則およ
び業務の適性化等に関する法律の規定により、所定の大
きさの正方形の枠を超えて拡大することは出来ない。ま
た、遊技盤の拡大に伴って遊技機自体の寸法を拡大する
ことも、遊技機を設置する店舗側の島設備を変更する必
要があるため、難しかった。
増加を狙って内装を清潔で高級感のあるものに改めてい
る店舗も増えている。例えば、照明にブラックライトを
用いて店内の照度を落とすとともに、蛍光顔料入りの壁
紙を用いたりして高級感と共に落ち着いた雰囲気を持た
せ、ラスベガスの高級カジノ風の雰囲気を醸し出してい
る店舗もある。このようなイメージを打ち出している店
舗においては、電飾装置等の派手な発光演出で訴求効果
を高めただけの遊技機はそぐわず、設置し難かった。
を解決するためになされたもので、遊技領域が構成され
た遊技盤と、この遊技盤の遊技領域の前面を覆うガラス
板を支持するフロントパネルとを備えて構成される遊技
機において、フロントパネルが光透過性の透明部材で形
成され、遊技盤が遊技領域の外側にまで及ぶ絵柄が描か
れていることを特徴とする。
側にまで及ぶ絵柄がガラス板およびフロントパネルを通
して視認される。従って、遊技盤の大きさや遊技機自体
の大きさを従来から変えることなく、遊技者が視認でき
る絵柄の領域は拡大する。
る透明部材は集光剤が添加されていることを特徴とす
る。
ルは集光剤の働きによって明るくなり、また、光沢が増
して遊技機の外観に高級感が生まれる。
溝を有することを特徴とする。
分が集光してエッジライト効果により光る。従って、遊
技機はこのエッジライト効果によって華やかになり、高
級感が増す。
ら照明する光源を備えていることを特徴とする。
光はフロントパネルを通して観察されるので、光源を直
接見る場合とは違った間接照明のような発光がなされ
る。
の間に、レンズカットが形成される等して光拡散効果を
発揮する光透過性のパネル枠を備えたことを特徴とす
る。
られた光はパネル枠によって拡散されるので、フロント
パネルに全体的に照射される。
一部に設けられ、レンズカットがパネル枠の光源に近い
部分と遠い部分とで光を均一にするピッチ構造に形成さ
れていることを特徴とする。
られた光は、レンズカットのピッチ構造によってパネル
枠の全体に均一になる。従って、フロントパネルは小さ
な光源で効率よく全体的に照明される。
ンコ機に適用した一実施形態について説明する。
パチンコ機1の構成を示す分解斜視図である。
枠3が合わせられた遊技盤4が組み込まれており、この
遊技盤4およびパネル枠3を覆うかたちでフロントパネ
ル5が設けられている。また、フロントパネル5の下方
には上皿6、外枠2の下方には下皿7が設けられてお
り、下皿7の右方にはハンドル8が設けられている。
4aが構成されており、その中央には図柄表示装置であ
る液晶表示装置9が設けられている。遊技盤4の盤面に
は、遊技領域4aからその周囲の外周領域4bに及んで
キャラクタなどのデザイン画が全体的に描かれた光透過
性のセルシートが貼られており、グラフィック面が形成
されている。また、遊技盤4の遊技領域4aの上方左右
には、フロントパネル5を背後から照明する光源10が
設けられている。この光源10は、概三角形状の基板1
0aにLED10bが複数配設されて構成されており、
同図(b)の断面図に示すように遊技盤4に埋設されて
いる。
を覆うガラス板11を支持して丸窓を形成しており、外
枠2に開閉自在に取り付けられている。このフロントパ
ネル5は、集光剤が添加された光透過性の透明部材、例
えば透明な樹脂等で成形されている。また、フロントパ
ネル5の丸窓の上方の表面には溝5aが形成されてい
る。この溝5aは、矢示A部に断面が拡大して示され、
凹部およびリブ箇所にエッジ部が構成されている。
ル枠3は、透明部材によって遊技盤4とほぼ同寸法の板
状に形成されており、中心部がフロントパネル5のガラ
ス板11によって形成された丸窓と同形状にくり抜かれ
ている。従って、遊技盤4の遊技領域4aの前部はガラ
ス板11まで素通しになっている。また、パネル枠3の
表面には、断面Vの字状の溝が平行に所定のピッチで刻
まれたV字カット構造によるレンズカット3aが全面に
わたって加工されている。レンズカット3aは光拡散効
果を発揮し、そのピッチ構造は、拡散される光がパネル
枠3の全面で均一になるように、光源10に近い部分ほ
どV字状の溝の間隔が狭く、光源10から遠い部分ほど
溝の間隔が広く形成されている。なお、パネル枠3の表
面に形成されるレンズカットは、断面Uの字状の溝が平
行に所定のピッチで刻まれたU字カット構造、または錐
状の突起が所定のピッチで形成されたダイヤカット構
造、あるいはドット状の印刷が所定のピッチで施された
レンズ印刷等の他のレンズカット構造でも構わない。
れ、図2(a)に示すように、グラフィックパネル盤1
2を構成し、外枠2に組み込まれる。そして、同図
(b)に示すように、その前面をフロントパネル5が覆
ってパチンコ機1は構成される。なお、同図において図
1と同一部分には同一符号を付してその説明は省略す
る。
コ球がハンドル8の回転操作によって遊技盤4の遊技領
域4aの盤面に打ち込まれて開始される。遊技領域4a
を流下するパチンコ球が盤面に設けられた所定の始動入
賞口に入賞すると、液晶表示装置9によって図柄の変動
表示が開始され、変動停止時に所定の図柄組合せが揃う
と大当たり入賞が発生する。大当たり入賞等の各種入賞
が発生すると所定数の賞球が上皿6および下皿7に払い
出される。
によれば、遊技領域4aの外側の外周領域4bにまで及
ぶグラフィック面の絵柄が、ガラス板11およびフロン
トパネル5を通して視認される。従って、遊技盤4の大
きさやパチンコ機1自体の大きさを従来から変えること
なく、遊技者が視認できる絵柄の領域は拡大する。この
ため、図3(a)に示すように、従来のパチンコ機21
において、遊技領域22に対する図柄表示装置23の拡
大に起因して従来遊技者が感じていた圧迫感や窮屈感
は、同図(b)に示すように、遊技盤4のグラフィック
面の視認範囲が従来よりも拡がることで解消される。な
お、同図において図1と同一部分には同一符号を付して
その説明は省略する。また、遊技領域4aに描かれた絵
柄と外周領域4bの絵柄とを関連付けて、遊技盤4のグ
ラフィック面全体において一体的なグラフィック表現を
することが可能となり、遊技盤4のデザイン画による演
出の幅は従来よりも広がる。
ル5に集光剤が添加されているため、フロントパネル5
は集光剤の働きによって明るくなり、また、光沢が増し
てパチンコ機1の外観に高級感が生まれる。従って、高
級なイメージを打ち出している店舗に設置しても何ら遜
色はなく、ホールイメージを損ねることはない。
ル5の表面に形成された溝5aのエッジ部分が集光して
エッジライト効果により光る。従って、パチンコ機1は
このエッジライト効果によって華やかになり、高級感が
増す。このため、この構成によっても、高級指向の店舗
イメージを損ねることはない。
る発光はフロントパネル5を通して観察されるので、光
源10を直接見る場合とは違った間接照明のような発光
がなされる。従って、電飾装置等の光源によって発生さ
れた光を直接見る従来の派手な発光演出よりも控え目
な、高級感が漂う間接照明的な発光演出が実現できる。
発せられた光はパネル枠3のレンズカット3aによって
拡散されるので、フロントパネル5に全体的に照射され
る。このため、遊技領域4aの周りの外周領域4bに及
ぶ絵柄は全体的に明るく表現され、視認されやすくな
る。
発せられた光はレンズカット3aのピッチ構造によって
パネル枠3の全体に均一になる。従って、光源10が遊
技盤4の上端部に設けられていても、フロントパネル5
は小さな光源10で効率よく全体的に均一に照明され
る。このため、遊技盤4に描かれた絵柄の視認を光源1
0が大きく妨げることはない。
る遊技機をパチンコ機1に適用した場合について説明し
たが、本発明はこれに限定されることはなく、例えばピ
ンボールマシン等の他の遊技機にも同様に適用すること
が出来る。この場合においても、上記実施形態と同様な
作用・効果が奏される。
技領域の外側にまで及ぶ絵柄がガラス板およびフロント
パネルを通して視認される。従って、遊技盤の大きさや
遊技機自体の大きさを従来から変えることなく、遊技者
が視認できる絵柄の領域は拡大する。このため、図柄表
示装置の拡大に起因して従来遊技者が感じていた圧迫感
や窮屈感は解消される。
に集光剤を添加した場合、フロントパネルは集光剤の働
きによって明るくなり、また、光沢が増して遊技機の外
観に高級感が生まれる。従って、高級なイメージを打ち
出している店舗に設置しても何ら遜色はなく、店舗イメ
ージを損ねることはない。
構成とした場合、溝のエッジ部分が集光してエッジライ
ト効果により光る。従って、遊技機はこのエッジライト
効果によって華やかになり、高級感が増す。このため、
この構成によっても、高級指向の店舗イメージを損ねる
ことはない。
光源を設けた場合、光源による発光はフロントパネルを
通して観察されるので、光源を直接見る場合とは違った
間接照明のような発光がなされる。従って、光源によっ
て発生された光を直接見る従来の派手な発光演出よりも
控え目な、高級感が漂う間接照明的な発光演出が実現で
きる。
ンズカットが形成される等して光拡散効果を発揮する光
透過性のパネル枠を設けた場合、光源から発せられた光
はパネル枠によって拡散されるので、フロントパネルに
全体的に照射される。このため、遊技領域の外側に及ぶ
絵柄は全体的に明るく表現され、視認されやすくなる。
け、レンズカットをパネル枠の光源に近い部分と遠い部
分とで光を均一にするピッチ構造に形成した場合、光源
から発せられた光は、レンズカットのピッチ構造によっ
てパネル枠の全体に均一になる。従って、フロントパネ
ルは小さな光源で効率よく全体的に均一に照明される。
このため、光源をパネル枠の端部に設けることが出来、
遊技盤に描かれた絵柄の視認を光源が大きく妨げること
はない。
の構成を示す分解斜視図であり、(b)はその遊技盤の
断面図である。
のグラフィックパネル盤を示す斜視図であり、(b)は
パチンコ機の構成の概略を示す組立斜視図である。
パチンコ機との遊技盤のグラフィック面の見え方を比較
した正面拡大図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 遊技領域が構成された遊技盤と、この遊
技盤の前記遊技領域の前面を覆うガラス板を支持するフ
ロントパネルとを備えて構成される遊技機において、 前記フロントパネルは光透過性の透明部材で形成され、
前記遊技盤は前記遊技領域の外側にまで及ぶ絵柄が描か
れていることを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 前記フロントパネルを形成する透明部材
は集光剤が添加されていることを特徴とする請求項1に
記載の遊技機。 - 【請求項3】 前記フロントパネルは表面に溝を有する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技
機。 - 【請求項4】 前記フロントパネルを背後から照明する
光源を備えていることを特徴とする請求項1から請求項
3のいずれか1項に記載の遊技機。 - 【請求項5】 前記フロントパネルと前記光源との間に
光拡散効果を有する光透過性のパネル枠を備えたことを
特徴とする請求項4に記載の遊技機。 - 【請求項6】 前記パネル枠はレンズカットが形成され
て前記光拡散効果を発揮することを特徴とする請求項5
に記載の遊技機。 - 【請求項7】 前記光源は前記パネル枠の背後の一部に
設けられ、前記レンズカットは前記パネル枠の前記光源
に近い部分と遠い部分とで光を均一にするピッチ構造に
形成されていることを特徴とする請求項6に記載の遊技
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002142057A JP2003325902A (ja) | 2002-05-16 | 2002-05-16 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002142057A JP2003325902A (ja) | 2002-05-16 | 2002-05-16 | 遊技機 |
Publications (2)
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---|---|
JP2003325902A true JP2003325902A (ja) | 2003-11-18 |
JP2003325902A5 JP2003325902A5 (ja) | 2007-12-13 |
Family
ID=29702469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002142057A Pending JP2003325902A (ja) | 2002-05-16 | 2002-05-16 | 遊技機 |
Country Status (1)
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